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大森将平発奮!先輩新王者久保から「頑張れ」エール

真剣なまなざしでシャドーボクシングを行う大森(撮影・黒河謙一)

 ボクシングのWBO世界バンタム級6位大森将平(24=ウォズ)が13日、京都市内の所属ジムで練習を公開した。

 23日の王者マーロン・タパレス相手の世界初挑戦へ、スパーリングなどを消化。南京都高(現京都広学館)の2学年先輩で、10日にWBA世界スーパーバンタム級新王者になった久保隼(真正)から「大森も頑張れ。練習してきたことを出せ」とエールを受け、奮い立った。高校時代は“久保マニア”。素足でシューズを履く謎のこだわりまで継承し、仲間から「まねし過ぎやろ」といじられた。久保の戦いでイメージはバッチリ。同校の先輩で5月20日に世界初挑戦する村田諒太(帝拳)へ「プレッシャーをかけたい」と新王者誕生バトンを引き継ぐ。

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村田諒太「ヒーローズ」アンバサダー、社会貢献誓う

プロボクシング村田(右)は「HEROs AWARD2017」授賞式に出席し、中田氏と名刺交換する(撮影・松本俊)


 社会貢献に活躍した日本のスポーツ選手、団体を表彰する第1回「HEROs(ヒーローズ)アワード」の受賞者発表会が都内で行われ、アンバサダーとしてボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(31=帝拳)が出席した。

 「自分も少しですが継続してやっていることがあります。五輪の他競技のネットワークも使って、貢献していきたい」と述べた。大賞に当たる「HEROs of the year」は、元サッカー日本代表宮本恒靖氏がボスニア・ヘルツェゴビナで行うスポーツを通じた民族融和活動「マリモストプロジェクト」が選ばれた。

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船井龍一がTKOでV2「すごくいい年になった」

2回TKOで防衛に成功した船井龍一

<プロボクシング:日本スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦>◇11日◇東京・後楽園ホール


 ボクシングの日本スーパーフライ級王者船井龍一(32=ワタナベ)が、2回TKOでV2に成功した。

 11日に東京・後楽園ホールで同級15位川口(堺東ミツキ)と対戦。2回に右ストレートでヒザを折らせ、さらに2発打ち込んでの勝利。「左ガードが下がるので入ると思っていた。倒したかったので理想の勝ち方」と笑みは広がった。今年は3度目の挑戦で奪取し、王者で年越しに「すごくいい年になった」。すでに世界ランク入りしているが、来年は久高(仲里)とのV3戦後はランクアップで世界挑戦を狙う。

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新王者の尾川堅一が米から帰国 ベルト巻いて登場

IBF世界スーパーフェザー級王者となった尾川は、帰国した羽田空港でベルトを巻きポーズ(撮影・浅見桂子)


 12月9日(日本時間10日)に米ラスベガスで行われたボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦で世界初挑戦で王者となった尾川堅一(29=帝拳)が12日早朝、ロサンゼルスを経由して羽田空港に帰国した。到着ゲートから姿を現すと、その腰にはIBFの赤いベルトが。「期待されているかなと思って」と満面の笑みでおどけて見せた。

 同級5位テビン・ファーマー(米国)を敵地で2-1の判定で下した。人生初海外にも臆することなく、日本人としては81年三原正以来5人目となる米国での王座奪取を成し遂げた。「一方的に殴って勝ちたかったが、プレッシャーをかけて初回から取れて、それが全体的な勝利にもつながった。倒したかったですけどね」と言いながら、帝拳ジムにとっても初となったベルトを抱きかかえた。

 米国で結果を残し、「(日本と米国の)どっちでも戦える」と海外での防衛戦にも意欲をみせた。「強くなるだけ。KOしたい」と気丈に話した。

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船井龍一が2度目防衛「理想の勝ち方」2回で決めた

<プロボクシング:日本スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦>◇11日◇東京・後楽園ホール


 王者船井龍一(32=ワタナベ)が2回TKOで、2度目の防衛に成功した。同級15位で元WBOアジアパシフィック同級暫定王者川口勝太(33=堺東ミツキ)と対戦。2回に右ストレートを打ち込んでヒザを折らせ、ロープに追い込んで連打。再び右ストレート2発を打ち込んで、1度は立ち上がりかけるも倒れてレフェリーストップ。2回3分9秒TKO勝ちとなった。

 初回から左ジャブを突き、右ストレートもヒットさせ、いい立ち上がりだった。バッティングで川口が左まぶたをカット。「傷が深くて、止められそう。早い回に終わらせようと思った」。初防衛戦は負傷判定だったこともあった。言葉通りに2回で仕留めた。「映像を見て、左ガードが下がっていた。右ストレートが入ると思った。倒して勝ちたかった。理想の勝ち方」と笑みが広がった。

 今年は3月に3度目のタイトル挑戦で悲願の王座を獲得した。さらに2度防衛して、王者として年越しに「今年はすごくいい年になった」と振り返った。来年のV3戦の相手は、セミの挑戦者決定戦で負傷引き分けも優勢勝ちした久高寛之(32=仲里)と決まった。「これに満足せずに年内には練習を始めたい」。

 すでにIBFで11位、WBAとWBOで13位にランクされている。ジムには田口と京口という2人の世界王者がいる。「年下だけど刺激になる。尻をたたかれている感じ。先輩らしいところを見せたい」と話す。目指すは世界。渡辺会長も「世界ランクをアップさせたい」と、上位に入れるWBOアジアパシフィック王座を狙わせる考えも示した。

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王者富岡樹、V2へ余裕「圧倒して盛り上がらない」


 ボクシングの日本ユース・ライト級タイトルマッチ8回戦の開催が、11日に都内で発表された。来年2月26日に東京・後楽園ホールで、2度目の防衛戦となる王者富岡樹(20=REBOOT)が湯場海樹(19=都城レオ)の挑戦を受ける。

 富岡はアマ経験者で昨年12月にデビューし、今年8月に初代王者となり、11月に初防衛に成功している。5戦5勝(1KO)でスパーフェザー級では日本ランク5位につけているホープ。湯場はライト、スーパーライト、ウエルター、ミドル、スーパーウエルター級と国内最多の5階級制覇王者湯場忠志氏(40)の長男。日章学園から今年プロ転向し、2月デビューから3戦3勝(2KO)している。

 会見した富岡は「湯場は弱い外国人としかやってない。下の名前も知らないし、試合を見たこともない。圧倒して盛り上がらない試合になる」と、湯場をまったく相手にしていない。1年で順調に日本ランク入りし、来年の日本タイトル挑戦への踏み台にするつもりだ。一方の湯場は富岡のV1戦時に挑戦状を出し、初のタイトル挑戦となる。現在は単身でタイ・バンコクに渡り、スパーリング合宿を張っている。

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尾川堅一36年ぶり快挙 亡き父と鍛えた拳で新王者

新王者の尾川(右)はデラホーヤ氏に祝福される(C)TEIKEN

<プロボクシング:IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦>◇9日(日本時間10日)◇米ネバダ州ラスベガス・マンダレイ・ベイ・リゾート&カジノ


 異色の世界王者が誕生した。IBF世界スーパーフェザー級4位尾川堅一(29=帝拳)が同級5位テビン・ファーマー(米国)を2-1の判定で下して世界初挑戦でベルトを手にした。日本人の米国での王座奪取は81年三原正以来5人目で13連敗を止めた。15年に死去した父雅一さん(享年53)の影響で2歳から明大卒までは日本拳法一筋。厳しい父の元で鍛え上げた拳に自信を持って転向して7年目で、世界の頂を極めた。

 リングを蹴り、一気に間合いを詰め、右拳を直線的軌道で打ち抜く。生粋のボクサーではないからこその遠めから鋭く踏み込んでの右ストレート。人生初海外の米国でも、尾川は愚直に無類の武器を信じ続けた。36分間。決定打は多くはなかったが、ひるまなかった。判定で「オガワ!」の声がこだまするとほえた。「リングの上では信じられなくて。これで人生が変わる」と歓喜に満ちた。

 競技歴は7年にすぎない。父雅一さんの影響で記憶がない2歳で始めたのは日本拳法だった。小柄な少年は体重無差別の格闘技で、異彩を放った。打つ、蹴る、投げる。3本勝負で有効打で一本だが、その勝ち方は「95%が打撃。そんなのは自分だけ」。体重が倍の相手にも勝ち、高校無敗、明大では団体3連覇。卒業後に拳闘の世界に入った。

 「小1からお父さんは厳しかった」。スピードを醸成したのは過酷な特訓。1キロのダンベルを持ち、右、左など計400本の打ち込みが日課で、自宅の廊下で汗だくで何時間もやり続けた。父が怖くてずるはできない。この日の右ストレートにつながる一撃必殺の武器の源泉だ。一番教わった胴打ち=ストレートボディーは、巧みな守備のファーマーを遠方からとらえた。7回、10回には右で顔面を揺らして棒立ちにさせた。

 父は日本王者になる直前の15年に脳出血で死去した。指導の厳しさから小学校では顔面がけいれんすることもあった。熱が出ても、箸を握れないほど手が痛くても、休みは許されなかった。ただ、父は息子が自慢。試合の映像を周囲の人に配ってもいた。「死後に聞いても。最後まで見て、面と向かっておれを褒めろよと。ただ、自分が作られているのは父がいたから。影響が強すぎて悔しい」。複雑な心境はいまもある。

 体重無差別の拳法で無敵だった男の野心は、本場のリングで結実した。日本人として36年ぶりの快挙。「名前を刻むのが最大の目標だし、人生を生きているからには世界一になりたかった」。父の遺産は、息子の拳に宿っていたことだけは確かだ。

<尾川堅一(おがわ・けんいち)アラカルト>

 ◆生まれ 1988年(昭63)2月1日、愛知県豊橋市生まれ。

 ◆拳法一家 父母、姉妹も選手。姉奈緒子さんは高校3冠。愛知・桜丘高から明大に進学した本人は、「いまもボクシングに違和感はある」。

 ◆転向 「階級制、パンチだけなら絶対いける」と明大卒に帝拳ジム入りし、10年にデビュー。15年に日本スーパーフェザー級王座を獲得し、5度防衛。

 ◆黒星 11年に全日本新人王も、12年の9戦目でアゴを粉砕骨折して初黒星。「それまでは拳法だけで勝っていた。ガードの大切さを痛感した」と転機に。

 ◆痛み アゴの手術翌日に退院し、ボルトが20本以上入る状態でしゃぶしゃぶを食べに。「めちゃくちゃ痛かったけど、肉が食べたくて。自分の伝説です」。拳も「病院に行かなかっただけで、きっと何回も折れている。痛みには強い」。

 ◆神話 母明美さんが試合前に新品の下着を送ると無敗。今回は6枚持参。

 ◆家族 梓夫人と3男。長男豹くん(4)の名前は大好きなヒョウ柄から。

 ◆タイプ 身長173センチの右ボクサーファイター。

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村田諒太、王座奪取の尾川を祝福「いい流れ来てる」

勝利後にリング上でベルトを巻く尾川

<プロボクシング:IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦>◇9日(日本時間10日)◇米ネバダ州ラスベガス・マンダレイ・ベイ・リゾート&カジノ


 IBF世界スーパーフェザー級4位尾川堅一(29=帝拳)が同級5位テビン・ファーマー(米国)を2-1の判定で下して世界初挑戦でベルトを手にした。以下は各界からの祝福コメント。

 ◆WBAミドル級王者村田諒太 気持ちが出ていた。人生初の海外で難しい面があったと思うが、リングに上がって強さを見せた。一瞬で踏み込む速さがある。僕も勝って尾川も勝って、いい流れが来ている。

 ◆ジムの先輩で7月に引退した元WBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司 右で活路を開いた。(自身は米国で活躍したが)追い越してどんどん上にいってほしい。

 ◆尾川の明大日本拳法部時代の先輩でノア所属のプロレスラー拳王 本当に良かった。アウェーで判定で勝ったのがすごい。オレも、22日の後楽園大会でGHCヘビー級王座に挑戦するので、尾川と同じように、頑張ってチャンピオンになろうと励みになった。

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五輪連覇対決はロマチェンコ勝利、リゴンドウ初黒星

4度目の防衛に成功したロマチェンコ(AP)


 ボクシングで初の2大会連続五輪金メダリスト対決は、WBO世界スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ)が6回TKO勝ちした。9日に米ニューヨークで、同級1位でWBA世界スーパーバンタム級スーパー王者ギレルモ・リゴンドー(37=キューバ)との対戦。序盤から王者が攻守でペースを握り、6回終了後にリゴンドウが左手のけがで棄権を申し出て、4度目の防衛に成功した。

 2階級の体格差から、初回からリゴンドーがクリンチにホールドでしのぐシーンが目立った。ロマチャンコは右ジャブを何発も突き、手数で上回り、低い姿勢でしのぐ相手にはサイドから打ち下ろしをヒットさせた。パンチは軽めも圧倒し、スピードも徐々に増して、防御でも滑らかなステップでパンチをかわした。

 5回にはレフェリーが時計を止めて、リゴンドーにホールディングを注意した。ゴング間際に2人がもつれて、ロープに押し込まれたリゴンドーが首投げ気味にいく。ここでゴングが鳴ったが、ロマチャンコもパンチを出し、一時にらみあいになった。

 6回にはついにリゴンドーがホールディングで1点減点となった。ここからロマチェンコがパンチに力を込めだした。この回が終了してコーナーに戻ったリゴンドーが、手の痛みを訴えて「グローブを外してくれ」と試合を棄権となった。

 ロマチャンコは08年北京、12年ロンドン、リゴンドウは00年シドニー、04年アテネ大会の金メダリスト。究極のテクニシャン対決と注目された一戦は、突然のフィナーレとなった。ロマチャンコは「リゴンドーはトップファイターだが、彼の階級でキングなだけ。ボクシング界にはニュースだが、ボクには大きな勝利ではない」。完勝に満面の笑みを浮かべて余裕の弁だった。

 通常は58・9キロがリミット。階級差から朝の当日計量でリミット62・5キロが設定され、ロマチェンコが0・6キロ増の62・1キロ、リゴンドーは0・7キロ増の58・9キロだった。リゴンドーはプロ19戦目の初黒星で2階級制覇はならず。「2回で痛みが出てきた。ウエートではなく痛みの問題。王者はテクニックもレベル高く、爆発力があった。カムバックする」と話した。ロマチェンコは10勝(8KO)1敗、リゴンドーは17勝(11KO)1敗1無効試合となった。

6回、リゴンドウ(左)にパンチを浴びせるロマチェンコ(AP)

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尾川堅一が新王者 36年ぶり米国での王座奪取

3日、出国に際し家族から送られた特製ベルトを肩に掛ける尾川


 ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦は9日(日本時間10日)に米ラスベガスのマンダレイ・ベイ・リゾート&カジノで行われ、世界初挑戦となる同級4位尾川堅一(29=帝拳)が同級5位テビン・ファーマー(米国)を2-1(116-112、115-113、1112-116)の判定で破り、新王者となった。

 日本人としては81年の三原正以来36年ぶり5人目の米国での王座奪取となった。

 序盤、守備にたけた技巧派サウスポー相手に、中間距離からの鋭い踏み込みを生かした右ストレートをあてた。カウンターの左フックを顔面に受けて体制を崩す場面もあったが、一切ひるまず持ち前の気持ちの強さが攻勢に出続けた。7回には右ストレートを顔面に打ち込んで、ファーマーを棒立ちにさせるなど、「矛対盾」という形容詞がぴったりくる戦いで、相手の盾を貫いた。

 尾川は15年に死去した父雅一さん(享年53)の指導のもと、2歳で日本拳法を始めた。関西発祥でパンチ、蹴り、投げが認められている格闘技に打ち込み、主将として団体で全国3連覇をとげた明大を卒業するまで20年間活躍した。その後「日本拳法では殴るスタイルで自信があったので、ボクシングの世界で世界一になりたいと思った」と転向し、競技歴7年目となる。異色のキャリアを持つ男が、プロ24戦目で有言実行のベルトを巻いた。

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尾川堅一、母の「不敗トランクス」でベルト奪取だ

尾川は計量を終えてファーマー(左)と向き合う(C)TEIKEN


 ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦は9日(日本時間10日)に米ラスベガスのマンダレイ・ベイ・リゾート&カジノで行われる。世界初挑戦の同級4位尾川堅一(29=帝拳)は8日に試合会場のあるホテルで前日計量に臨み、相手の同級5位テビン・ファーマー(米国)とともに一発でパス。「体も絞れて良い感じだし、いつも通り」と泰然としていた。

 「不敗トランクス神話」がある。10年のプロデビュー後これまで23戦。恒例となっているのは故郷の愛知・豊橋市に住む母明美さんが試合前に送る新品のトランクスをはくこと。明美さんは「今回も6枚送りました。あの1回を後悔していますし…」と振り返るのは、唯一の黒星を喫した12年8月の9戦目。その時だけ送らなかった。以降、験担ぎとして欠かさない。尾川は「結果はなるべくしてなる。悔いない練習、納得の行く練習ができた」。現地へ駆けつける母の神話の“ご加護”も受け、勝負のリングに立つ。

尾川の母明美さんが送ったトランクス

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五輪連覇対決、ロマチェンコとリゴンドウが計量パス


 ボクシングで2大会連続五輪金メダリストの初対決が、9日に米ニューヨークでゴングとなる。WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が8日に現地で行われた。

 V4戦となる王者ワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ)が58・5キロ、挑戦者でWBA世界スーパーバンタム級スーパー王者ギジェルモ・リゴンドウ(37=キューバ)が58・2キロで、リミットの58・9キロをクリアした。

 ロマチャンコは08年北京、12年ロンドン、リゴンドウは00年シドニー、04年アテネ大会の金メダリスト。究極のテクシャン対決とも言われている。リゴンドウはディフェンシブな戦いぶりから「面白くない」と、試合を敬遠された時期もった。今回は2階級差ある相手に挑戦と勝負に出た一戦だ。ロマチャンコは2戦目の世界挑戦は失敗したが、その後はプロ仕様へ改革に取り組んできた。体格差や勢いなどから、オッズではロマチェンコが優位となっている。

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いとこ京之介「亀田戦眠い」興毅トレーナー挑発

左から亀田興毅トレーナー、ジョーブログ、いとこの亀田京之介


 ボクシングの元世界王者亀田3兄弟のいとこの亀田京之介(19)が、元日にプロデビューする。

 協栄ジムが8日に都内のジムで、1月1日に東京・ディファ有明での興行を発表。中卒後に3兄弟の父史郎さんから指導を受けた京之介はフェザー級4回戦で木元(ワタナベ)と対戦する。「今の日本人は亀田兄弟を含めて眠たい試合ばかり。1回から倒しにいく」と豪語。興毅トレーナーの「お前は口だけで強くない」とのツッコミにも「言ったからにはやる」と宣言した。

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尾川堅一 明大先輩でノア活躍の拳王とW冠だ

3日、出国に際し家族から送られた特製ベルトを肩に掛ける尾川


 ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦は9日(日本時間10日)に米ラスベガスのマンダレイ・ベイ・リゾート&カジノでゴングが鳴る。同級4位の尾川堅一(29=帝拳)は「日本から負けに来たわけでも観光に来たわけでもなくて、チャンピオンになって日本に帰りたいと思います」。対戦するファーマー(米国)を横目に、壇上のマイクで力強い声を響かせた。

 日本拳法歴20年の異色の経歴を持つが、明大時に3学年上で主将だったのが、プロレスリングノアで活躍する拳王(32)。「いまでもかわいがってもらってます」と親交は続く。その先輩は22日にGHCヘビー級王座に初挑戦する。

 その拳王は後輩を「何も言わなくても課したダッシュを続けてやっていた。『こいつは心が強い』と思った」と振り返る。明大卒業後に進んだ道は違ったが、目指すのはともにベルト。「土曜日は絶対に倒す、倒してやる」と“共闘”で頂点に立つ。

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尾川堅一「チャンピオンになって日本に帰りたい!」

尾川は会見でファーマー(左)と並び立つ (C) TEIKEN


 ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦は9日(日本時間10日)に米ラスベガスのマンダレイ・ベイ・リゾート&カジノで挙行される。

 世界初挑戦となる同級4位尾川堅一(29=帝拳)が7日(同8日)に公式記者会見に出席し、KO勝利での王座獲得を誓った。

 同級5位テビン・ファーマー(米国)も登壇した会見では、「僕は日本から負けに来たわけでも観光に来たわけでもなくて、チャンピオンになって日本に帰りたいと思います。土曜日は期待して観に来てください、応援よろしくお願いします。Thank you very much!」と語った。米国での王座奪取に成功すれば、81年の三原正以来36年ぶりの快挙となる。

尾川は会見で勝利を誓う (C) TEIKEN

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亀田3兄弟のいとこ亀田京之介、元日にプロデビュー


 ボクシングの元世界王者亀田3兄弟のいとこが、元日にプロデビューする。協栄ジムが8日に都内のジムで、1月1日に東京ディファ有明での興行開催を発表した。

 浪速の狂拳を自称する亀田京之介(19)はフェザー級4回戦で木元紳之輔(20=ワタナベ)と対戦。3兄弟の父史郎さんの兄浩之さんの長男で小1からボクシングを始め、中卒後に史郎さんから指導を受けていた。「今の日本人ボクサーは亀田兄弟を含めて眠たい試合ばかり。まばたきできない試合をする。1ラウンドから倒しにいく」と3兄弟ばりのビッグマウスがさく裂。亀田興毅トレーナー(31)から「お前は口だけやんけ。コイツは強くない。しょーもない試合したら、しばいたる」とのツッコミにも「言ったからにはやる」と豪語した。

 また、AbemaTVの番組企画「亀田興毅に勝ったら1000万円」に出場した人気ユーチューバーのジョー・ブログ(26)も、バンタム級4回戦でデビューする。興毅トレーナーの指導を受け、9月に2度目のプロテストで合格した。ボクシング企画に登場後は約30万人だった登録者が1カ月で約50万人に増え、現在では約95万人に達したという。ジョーは「プロデビュー+引退試合。一発勝負で本気で勝ちにいきたい」。対戦相手は14日締め切りで募集している。

 1カ月前に初代王者に就いた日本女子ミニフライ級王者矢吹純(26)、銀座のホステスを務める元東洋太平洋女子アトム級王者神田桃子(31)らも出場する。午後1時開始でAbemaTVが生放送予定。

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尾川堅一ラスベガスで会場視察「大きくない」

会場で出場選手の看板を見つけた尾川(C)TEIKEN


 ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級4位尾川堅一(29=帝拳)が5日(日本時間6日)、9日(同10日)の同級王座決定戦が行われる米ラスベガスの会場マンダレイ・ベイ・リゾート&カジノを下見した。

 リング設営はまだだったが、「思っていたより大きくない。良いイメージが出来上がりました」。同級5位テビン・ファーマー(米国)との大一番へ気持ちを高ぶらせた。

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田中恒成フライ級転向、田口との統一戦消え直接謝罪

王座返上を説明する田中(撮影・加藤裕一)


 ボクシングのWBO世界ライトフライ級王座を1日付で返上した田中恒成(22=畑中)が6日、名古屋市内で会見した。

 フライ級転級を表明し、WBAライトフライ級王者田口良一に謝罪したことを明かした。田中は田口にラブコールを送り、31日に統一戦を行う約束を取り付けたが、自らが9月の防衛戦で両目の眼窩(がんか)底骨折を負ったことで消滅していた。「どうしても一言謝りたかった」と5日に単身上京。ワタナベジム前で田口が練習を終えるのを待って頭を下げたという。ケジメをつけ、来年中のフライ級王座奪取を目指す。陣営はWBOに来春、フライ級王座挑戦者決定戦を行えるよう要請。現在デビュー10戦。井岡一翔の同18戦をしのぐ世界最速3階級制覇を狙う。

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田中恒成フライ級転向 田口に謝罪したことを明かす

WBO世界ライトフライ級王座返上を説明する田中恒成。左は畑中ジムの畑中清詞会長(撮影・加藤裕一)


 前WBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)が6日、名古屋市内で会見し、フライ級への転級を正式表明した。12月1日付で同王座を返上。陣営はWBOに、来年3、4月に同フライ級王座の挑戦者決定戦を行えるよう要請しており、ミニマム、ライトフライ級に続く、来年中の世界3階級制覇を目指す。田中は現在デビュー10戦、達成すれば、井岡一翔の同18戦を更新する世界最速記録になるのは間違いない。

 同席した畑中清詞会長は「今年の年頭からライトフライは今年いっぱいの予定でした。今の階級では(減量が)健康管理の点でも非常に厳しい」と転級理由を説明した。

 田中はかねてよりWBA世界ライトフライ級王者田口良一との統一戦を熱望し、12月31日の実現に向け、交渉を進めていたが、9月のパランポン戦で両目を眼窩(がんか)底骨折したためにプランが消滅した。「田口選手とお互い本気になっていた。田口選手には『すんません』しかありません」。気持ちの整理をつけるため、前日5日に都内のワタナベジムまで1人で出向き、田口の練習が終わるまでジムの外で待ち、直接謝罪した。「どうしても一言謝りたかった。大人の対応をしてくれました。『フランクにいこうよ』といってもらった。スッキリしました」と話した。

 現在フライ級の世界王座は井岡一翔の返上で空位になったWBAのほか、比嘉大吾が持つWBC、木村翔が持つWBOのベルトなどがある。畑中清詞会長(50)は「誰が、というのはない。挑戦者はやっていただく立場なので」。将来的に、日本ジム所属選手には前人未到の「5階級制覇」の野望がある。田中は「それはデビュー5戦目で(世界)ミニマム級王座を取った時に『5』にひっかけて、適当に言っただけ」としながらも「今となっては5階級制覇することになると思います」と当然のように言い放った。

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尾川堅一ラスベガス入り「時差ぼけ影響は感じない」

練習を行ったジム前でポーズする尾川(C)TEIKEN


 ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級4位尾川堅一(29=帝拳、)が4日(日本時間5日)、9日(同10日)の同級王座決定戦に向けて開催地の米ラスベガスで初練習を行った。

 人生初海外で到着翌日だが、「しっかり睡眠を取れたこともあり時差ぼけの影響は感じない。しっかり汗も出た」と好感触。ジム内に暖房をかけるなど工夫し、同級5位ファーマー(米国)撃破に備えた。

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村中優「やめようかとも」世界戦判定負けから再起戦

再戦する阿知波(左)と村中


 ボクシングの元日本フライ級王者村中優(32=フラッシュ赤羽)が、6日に東京・後楽園ホールでの再起戦に臨む。

 5日に都内での計量を無事クリアした。5月の英国で世界初挑戦は0-3で判定負け。「やめようかとも思ったが悔しかった。嫁にもやめちゃダメと言われた。もう1回やり直し、総合的にレベルを上げたい」と一から再び世界を目指す。13年に判定勝ちした阿知波(ワタナベ)との再戦に「今度は倒したい」とKOで再起を期した。

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山中慎介「やるしかない」ネリ再戦へ村田流地獄トレ

合宿を開始した山中(左)とリナレス


 8月にWBC世界バンタム級王座から陥落した山中慎介(35=帝拳)が5日、千葉県内のゴルフ場で合宿に突入した。来春に見込む王者ルイス・ネリ(メキシコ)との再戦へ下半身強化が目的。「神の左」を打ち込む土台作りのための試合前恒例で、「面白いトレーニングではないが、強くなるために必要」と苦難に向き合うが、今回はさらにきつそう。「それ言うと、火が付きそう」と、メニューを組む中村フィジカルトレーナーに視線を送った。

 「それ」とはジムの後輩でWBA世界ミドル級王者村田の例。5月に敗れたエンダムとの10月の再戦前に同じような強化合宿を張り、同トレーナーから「(前回より)質も量も2~3割増し」と言い渡され、地獄のメニューをこなし、勝利につなげた。山中も同じく再戦。村田の過酷さは聞いており、「同じですけど…、やるしかないですね…」と覚悟を固めた。同トレーナーは「いつもは10キロなどの長い距離は1日1回ですが、様子を見て2回にすることも」と計画した。

 プロ初黒星を味わった悔しさは消えない。「走りできついときも、思い出せば頑張れる」と最高のカンフル剤になる。この日はさっそく、最後は暗くなるまで1時間足を動かし続け、充実の表情で汗をぬぐった。【阿部健吾】

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リナレス「寒い方が走りやすい」来年は3戦を熱望

西日を受けながら走り込む山中(右)とリナレス


 8月にWBC世界バンタム級王座から陥落した山中慎介(35=帝拳)が5日、千葉県内のゴルフ場で合宿に突入した。

 合宿に参加した同門のWBA世界ライト級王者リナレス(ベネズエラ)は1月27日に米国でIBF同級12位へスタ(フィリピン)との防衛戦が控える。前回は5月。「寒い方が走りやすい」と残り2カ月をきっての合宿で鍛え上げる。同級のライバル王者ガルシアとの統一戦はかなわなかったが、「残念だけど仕方がない。来年は3試合したい」と青写真を描いた。

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村中優また計量で冷や汗「前科」よぎり思わず目が点

再戦する阿知波賢(左)と村中優


 ボクシングの元日本フライ級王者村中優(32=フラッシュ赤羽)が、再起戦の計量でまた冷や汗をかいた。

 6日に東京・後楽園ホールで、日本スーパーフライ級10位阿知波賢(31=ワタナベ)とのノンタイトル8回戦に臨む。5日は都内で前日計量があったが、村中が体重計に乗ると52・4キロに「アレッ。ジムで計った時は52・1キロだったのに」。300グラムオーバーに目が点になったが、今回は53・0キロ契約で600グラムアンダーでクリアとなった。

 村中本人はスーパーフライ級契約で、52・1キロがリミットだと思っていたという。これまでに何度か計量に失敗し、15年には6カ月資格停止にもなっている。日本ボクシングコミッション職員に「村中の計量がスムーズに行く方がおかしい」と冗談交じりに言われると、村中も「そうですね」と変に納得していた。

 5月に英国で世界初挑戦し、ダウンも喫して0-3で判定負け以来の再起戦となる。「やめようかとも思ったが、悔しかった。嫁にもまだやめちゃダメと言われた」という。それでも3カ月間は暴飲暴食で63キロまで「ふくらんだ」が、まずは村中には鬼門の計量はクリアした。

 世界戦では見せ場も作れずに完敗した。「行こうとしても行けなかった。試合中から悔しくて、もっと練習しておけばと思った」と振り返る。再起するからには世界再挑戦で奪取が大目標になるが「総合的に一つでも二つでもレベルを上げないといけない。ジャブにしてもスタイルにしても。細かい点からもう1回やり直す」と話した。阿知波とは13年3月に対戦経験があり、この時は3-0の判定勝ちだった。「今度は倒したい」とまずはKOで再起を期した。

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内山高志氏、来年にもジム開設 ただいま物件探し中

乾杯をする、左から石川佳純、八重樫東、内山高志氏、日本ハム中田翔、村田諒太(撮影・中島郁夫)


 ボクシングの元世界WBAスーパーフェザー級スーパー王者内山高志氏(38)が、来年ジムをオープンする。4日に都内のホテルで引退記念パーティーを開き、「教えることが好きだから。できるなら早く、来年には」と明かした。

 7月の引退発表時にも、将来はジム経営の考えを示していた。すでに都内や地元埼玉などで50~60坪程度の物件探しも始めた。「まだプロかアマとか悩んでいる」というが、指導者として第2の人生へと進む。パーティーにはアマ時代からの営業力、V11の実績に人望を示す約1000人が駆け付けた。「声を掛けた9割の人が来てくれた」と感謝。来年には後楽園ホールでの引退式も予定している。

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内山高志氏、具志堅氏ら引退パーティーに1000人

内山高志氏(2017年7月29日撮影)


 ボクシングの元世界WBAスーパーフェザー級スーパー王者内山高志氏(38)の引退記念パーティーが、4日に都内のホテルで開かれた。ボクシングからは具志堅用高、ガッツ石松ら元世界王者の各氏に、卓球の石川佳純、タレントの大林素子ら、約1000人が駆けつけた。内山は当初700人程度を想定していたが、「声を掛けた9割の人が来てくれた。ありがたい」と感謝しきりだった。

 会場には2本のベルトや日本歴代3位となるV11を記す紙面などが飾られた。世界戦で対戦した三浦隆司、金子大樹らのビデオメッセージなども流された。歌手の太田裕美、AK69が歌で花を添えた。

 内山氏は現在も週3、4回のロードワークを欠かさず、2週間に1回程度のジムワークもこなしている。体重は63・5キロを維持。イベントや講演などの仕事をこなしているが、1日何もない日は「プータローになったみたい」と笑っていた。「教えることが好きだから。でもプロとかアマとかも悩んでいる」と話しながら、来年にはジム開設へのプランにとりかかっている。後楽園ホールでの引退式も予定している。

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尾川堅一がラスベガス入り「テンション上がります」

ラスベガスに到着した尾川


 12月9日(日本時間10日)に行われるボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦に出場する同級4位尾川堅一(29=帝拳)が3日(同4日)、開催地の米ネバダ州ラスベガスに到着した。

 現時時間の夕方だったため、そのまま宿舎に入って静養にあて、翌日から最終調整に入る。7月に取り立てのパスポートでの人生初海外だったが、疲れた様子もなく、コンディションは良好。同級5位テビン・ファーマー(米国)撃破に挑む。「ラスベガスにやっと着きました! すぐ近くに(試合会場の)マンダレイベイも見え、テンションも上がります! 明日はメディカルチェックをこなしてジムワークも行います。コンディションをバッチリ整えて、KO勝利間違いなしです! 乞うご期待! 」とコメントを残した。

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尾川堅一、家族のプレゼントに発奮 王座奪取誓う

家族から送られた特製ベルトを肩に掛ける尾川


 IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦で世界初挑戦する同級4位尾川堅一(29=帝拳)が3日、同級5位テビン・ファーマー(米国)との大一番に向けて渡米した。今回が人生初海外だが、ジムの先輩からの金言が多々。WBA世界ミドル級王者村田からは「乾燥しているから到着後2日間は汗が出なくても焦るな」、米国を主戦場にする亀海からは「ベガスは試合の控室で水しか飲めない」などの助言を受けた。「大きいですね」と感謝した。

 「昨晩、贈呈式があったんです。嫁さんが作ってくれて、中には子供からの手紙が入っています」とリュックから取り出したのは、IBFの赤いベルトを模した特注品。長男豹君(4)次男亜陸君(3)から手渡されたという。「泣きそうになった。帰ってきて本物のベルトを渡したい」と、三原正以来36年ぶりとなる日本人の米国での王座奪取を誓った。

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井上尚弥おしゃれ表彰 初ランウエーでV7戦弾み

左からフィギュアスケート無良崇人、陸上藤光謙司、プロ野球ソフトバンク千賀滉大、テニス杉田祐一、プロボクシング井上尚弥(撮影・松本俊)


 雑誌「アスリートサファリ」がおしゃれなスポーツ選手を表彰する「第6回アスリートドレッサーアワード」(阪急メンズ東京、日之出出版主催)が3日に都内で開かれ、プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)ら6選手が受賞した。黄色のチェックシャツに、紺色ジャケットできめた井上は初めてランウエーを歩き、シャドーボクシングを披露。「リングとちょっと違いますね」と照れ笑いを浮かべ「この受賞を励みに7度目の防衛戦(30日、横浜文化体育館)も頑張りたい」と締めくくった。

 来年2月24日、同階級の強豪を集めた興行「Superfly2」はロス郊外のイングルウッドで開催されることが同日に判明。出場意欲のある井上は「年末はケガなく、覚悟を持ち臨みたい」と強調した。ほかにJリーグ浦和の阿部、テニスの杉田、陸上の藤光、プロ野球ソフトバンクの千賀、フィギュアスケートの無良が選ばれた。

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井上尚弥も刺激!2月米で同階級の強豪集結興行決定

「第6回アスリートドレッサーアワード」表彰式に出席したプロボクシング井上尚は笑顔でポーズを決める(撮影・松本俊)


 プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が3日、出場意欲を示す同階級の強豪を集めた興行「Superfly2」の概要判明に気持ちを高ぶらせた。同興行が来年2月24日(日本時間25日)に米カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで開催される、と2日に複数の米メディアが報道。

 井上は「(報道を)見ました。具体的になりましたね」と笑顔。まずは12月30日に同級6位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)との7度目の防衛戦(横浜文化体育館)に集中しており「ケガなく終えたい」と集中力を高めた。

 同日は都内で開かれた雑誌「アスリートサファリ」がおしゃれなスポーツ選手を表彰する「第6回アスリートドレッサーアワード」(阪急メンズ東京、日之出出版主催)に受賞者の1人として主席。黄色のチェックシャツに紺色ジャケット、マフラーを巻き、さっそうとランウェーを歩いた。

 初めてファッションを評価された受賞に「とても光栄です。プロとして人前に出させていただく以上、身だしなみも重要だと普段から意識していたので評価していただき、うれしく思います。30日に7度目の防衛戦が控えているので、良い弾みにして頑張りたい」と口にした。

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尾川堅一「矛と盾」の王座決定戦に自信の渡米

家族から送られた特製ベルトを肩に掛ける尾川


 ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦(9日、米ラスベガス)に出場する同級4位尾川堅一(29=帝拳)が3日に渡米した。

 ベルトを争う同級5位テビン・ファーマー(米国)は柔軟な上半身を生かした守備にたけた技巧派だが、「当てるための工夫というよりは、スピード、勘、パワーを信じてやれば結果はついてくる。当てるために何万発と打ってきたんですから」と積み上げてきた練習に自信の表情。明大卒業までは日本拳法で名をはせ、その攻撃力はボクシングでも結果を残す(22勝17KO1敗)。矛と盾の戦いに例えられる王座決定戦に、「(ベルトを)取って初めてスタートだと思う。そこから偉大な世界王者になりたい」と気持ちを高ぶらせていた。王座奪取なら、81年の三原正以来36年ぶりとなる。

搭乗前に勝利を誓う尾川

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井上尚弥「緊張」も余裕の笑みファン限定スパー公開

スパーリングに臨んだ井上尚弥


 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)がファン対象の公開練習で好調ぶりを示した。2日に横浜市の所属ジムで、自身の後援会とジムファンクラブ会員の計60人が集まったスパーリング見学会に登場。9月にフェザー級で世界挑戦したばかりのセルバニア(フィリピン)と4回のスパーを消化し、最終回には激しい打ち合いまで展開した。

 リングを囲んで見守ったファンが固唾(かたず)をのむほどの激しいスパーリング内容にも「いつもよりも緊張感あるスパーができましたね」と余裕の笑みを浮かべた。30日に7度目の防衛戦(横浜文化体育館)で拳を交える同級6位ヨアン・ボワイヨ(フランス)の動画も2試合分チェックし「(パンチの)タイミングが独特なので、そこだけは気をつけたい。調子は上がっています」と気合のボルテージを上げていた。

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尾川堅一きょう渡米 世界初挑戦も王座奪取に自信

尾川堅一(17年11月9日撮影)


 IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦(9日、米ラスベガス)で世界初挑戦する同級4位尾川堅一(29=帝拳)が2日、日本での練習を打ち上げた。

 4回のスパーリングを行い、総ラウンド数は200回超え。通常の倍をこなし、「今まで一番多い。当たれば戦闘能力を削れる」と対戦する同級5位テビン・ファーマー(米国)攻略に自信をみせた。名門帝拳ジムでは12人の世界王者が誕生しているが、IBF王者はいない。「初ものは好き。気持ち上がりますね」。今日3日に渡米する。

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井上尚弥「いつも通り」公開練習に60人V7戦へ◎

自身の後援会、所属ジムのファンクラブ会員の前でスパーリングに臨んだWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚


 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が2日、横浜市の所属ジムでファンを対象としたスパーリング見学会に臨んだ。

 今回は井上尚弥、拓真後援会と大橋ジムのファンクラブ会員を合わせた計60人を招待。12月30日に7度目の防衛戦(横浜文化体育館)を控えた井上は、9月にWBO世界フェザー級王座に挑戦したばかりのフィリピン人練習パートナー、ジェネシス・カシミ・セルバニア(26=カシミ)とのスパーリングを公開した。

 スピード感あふれる動きと連打で順調な調整ぶりをみせた井上は「(ファンの)人数が多くて、いつもよりも緊張感がありました」とピリピリムードの練習内容に納得の表情。V7戦の挑戦者で同級6位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)のファイトスタイルも試合動画で確認済みで「特に何かを変えることはない。いつも通りのスパーリングで調子を上げていきます」と意気込んでいた。

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田中恒成が王座返上、3階級制覇狙いフライ級へ転向

田中恒成(17年9月7日撮影)


 プロボクシングWBO世界ライトフライ級王者・田中恒成(22=畑中)が同王座を返上したことが1日、分かった。来週以降に名古屋市内で記者会見を行う見通しだという。WBOでミニマム級、ライトフライ級と2階級制覇に成功した田中は1階級上のフライ級へ転向し、3階級制覇を狙う意向。王座返上の連絡を受けたWBOバルカルセル会長は「田中が3本目のWBOのベルトを獲得できるように、フライ級の最新ランクに入ることになるだろう」とコメントした。

 今年9月、同王座の2度目の防衛に成功した田中だが、両目の眼窩(がんか)底を骨折。熱望したWBA王者の田口良一(30=ワタナベ)との団体王座統一戦が白紙となっていた。

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吉川晃司祝福、藤岡奈穂子が世界最多タイ5階級制覇

吉川晃司に担がれながら笑顔を見せる、5階級制覇を達成した藤岡。左は竹原慎二、右は畑山隆則(撮影・鈴木みどり)

<女子プロボクシング:WBO世界ライトフライ級王座決定戦10回戦>◇1日◇東京・後楽園ホール


 ボクシングのWBO世界女子ライトフライ級王座決定戦が1日に東京・後楽園ホールであり、藤岡奈穂子(42=竹原&畑山)が世界最多タイの5階級制覇を達成した。

 IBFアトム級王者バジェ(コスタリカ)に3-0で判定勝ちし、勝者のコールを受けると歌手の吉川晃司と抱き合って喜びを爆発させた。「5階級を宣言してきて、難しいと思ったこともあったが、ホッとした」と胸をなで下ろした。6階級挑戦には「長生きしたい」と笑わせたが「モチベーション次第。海外でも」と意欲は衰えていない。

藤岡奈穂子、世界最多タイ5階級制覇「ホッとした」

藤岡奈穂子対ヨカスタ・バジェ 5階級制覇を達成した藤岡(上)は吉川晃司(右下)に担がれながら笑顔を見せる(撮影・鈴木みどり)

<女子ボクシング:WBO女子世界ライトフライ級王座決定10回戦>◇1日◇東京・後楽園ホール


 WBAフライ級王者藤岡奈穂子(42=竹原&畑山)が世界最多タイの5階級制覇を達成した。2階級制覇を狙うIBFアトム級王者ヨカスタ・バジェ(25=コスタリカ)との対戦。中盤からリズムをつかみ、終盤は倒しにいった。最後までダウンも奪えなかったが、2~8ポイント差の3-0の判定勝ちを収めた。

 藤岡は勝者のコールを受けると、歌手の吉川晃司と抱き合って喜びを爆発させた。「ホッとした。5階級を宣言してきて、難しいと思ったこともあった。2敗して引退も考えたが、大きな経験になってここまで続けられた」と安堵(あんど)した。前世界王者山中慎介も観戦。「男子にも認められてうれしい」と笑みを見せた。

 序盤は「距離が遠く迷った。穴が分からなかった」という。3回に左ボディーが当たりだし、左フックでのけ反らせ、その後は再三右ストレートでぐらつかせた。「ボディーが簡単に入り糸口になった。パターンを探せたのが勝因。引き出しがあった」とキャリアのさがあった。

 試合前はKO宣言したが「タフそうで自分にハッパを掛ける意味で。KOしないと格好悪い」とラッシュしていった。「2、3発目をもらってくれなかった」とKOはならなかったが、竹原会長は絶賛だった。「すごい。僕らの時代ならおばあちゃんの歳」と、42歳の女王をたたえた。

 元世界王者天海ツナミがWBOアジアパシフィック王者になって挑戦を希望し、試合前には東洋太平洋王者チャオズ箕輪から挑戦状も届いた。男子で最多の6階級制覇挑戦の夢も広がるが「長生きしたい」と笑わせた。「今は一段落。あとは気持ち次第。海外のメジャーな場所でもやってみたい」と意欲は衰えていない。

藤岡奈穂子対ヨカスタ・バジェ 8回、バジェ(左)にボディを浴びせる藤岡(撮影・鈴木みどり)

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大橋健典5回KOで新王者「終わった時は夢のよう」

<ボクシング:日本フェザー級タイトル10回戦>◇1日◇東京・後楽園ホール


 同級8位大橋健典(28=角海老宝石)が5回KOで新王者になった。王者坂章典(25=仲里)の初防衛戦で、21戦目にしてタイトル初挑戦。

 初回からいいパンチを当て合って、ともに譲らぬ試合となり、3回に大橋、4回には坂が鼻血を出した。坂がやや攻勢だったが、4回に大橋が右ストレートなどで盛り返した。5回にも攻勢でロープにも詰めたが、残り10秒を知らせる拍子木が鳴らされた。坂はこれをゴングと勘違いして、背を向けてコーナーへ戻ろうとした。そこへ大橋が強烈な右アッパーを見舞ってダウンを奪う。坂は立ち上がることができずに5回3分6秒KOとなった。

 大橋は「終わった時は夢のよう。本当に王者になれるとは思わなかった。ポイントでは負けているかと思ったが、力を出せば勝てると自信はあった」と笑顔が広がった。初防衛戦は来年に同級1位源大輝(27=ワタナベ)との指名試合となる。

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35歳荒川仁人「あっという間」進化し世界再挑戦へ

前日計量をパスした荒川(右)とアゲロ


 ボクシングのWBO世界ライト級4位で同団体アジアパシフィック同級王者荒川仁人(35=ワタナベ)が1日、ノンタイトル62・5キロ契約10回戦(後楽園ホール)の前日計量の臨み、100グラムアンダーの62・4キロでパスした。対戦相手アドニス・アゲロ(フィリピン)は日本で2勝1敗1分けの戦績を残しており、「思ったより体は大きかった。ちゃんと準備をしてきていると感じた。頑張る選手なので、終わる瞬間まで気は抜けないですね」と警戒した。

 13年7月には米国でWBC世界ライト級暫定王者決定戦を戦った。同級3位だったオマール・フィゲロア(米国)に0-3の判定で敗れたが、2回にダウンを奪われながらも気迫あふれる12ラウンドの奮闘を見せた姿は、本場ファンも大いにうならせた。再びの世界挑戦を待ち続けて4年。「20歳を過ぎるとあっという間ですね」とほほ笑みながらも、12月で36歳を目前にした顔つきは生き生きと輝く。「今日の自分より明日の自分が強くなれるように」と日々を過ごし、15年4月に八王子中屋ジムからワタナベジムに移籍して現在は5連勝中。「進化というよりは変化している。意識的に変わり続けたい。対応の幅も広がっている」というベテランが18年へ弾みをつける勝利を誓う。

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田中恒成が王座返上 3階級制覇を目指しフライ級へ

田中恒成


 プロボクシングWBO世界ライトフライ級王者・田中恒成(22=畑中)が王座返上すること決断した。11月30日(日本時間12月1日)、米メディアが報じたもので、3階級制覇を目指し、1階級上のフライ級に転級するという。

 田中陣営から王座返上の通知レターを受けたWBOのフランシスコ・バルカルセル会長は「WBOのミニマム級、ライトフライ級で王座を獲得した田中に感謝を表明する。彼が3本目のWBOベルトを獲得できるように、フライ級の最新ランキングに入ること願っている」とコメントしている。

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藤岡奈穂子「10回かからない」KOで2階級制覇へ


 ボクシングのWBO女子世界ライトフライ級王座決定戦の計量が、30日に都内で行われた。WBAフライ級王者藤岡奈穂子(42=竹原&畑山)が世界最多タイの5階級、IBFアトム級王者ヨカスタ・バジェ(25=コスタリカ)が2階級制覇をかけ、1日に東京・後楽園ホールで対戦する。藤岡は48・7キロ、バジェは48・1キロで、リミット48・9キロをクリアした。

 今回の対戦は二転三転してようやく決まった。藤岡は「やっと決まった。あとはやるだけ。18年間やってきて最終段階にきている。集大成として結果を残したい」との決意を披露した。今回は階級を落としての挑戦だが「久しぶりの減量で、きついかと思ったが、体調はいつもよりいい」と自信を見せる。「倒し合いになり、10回かからないと思う」とKO決着を予告した。

 バジェはアマ経験も豊富で、13勝(6KO)と無敗を誇る。「この階級はベストウエート。激闘になるだろうが勝ちたい」と話した。コスタリカからの来日は過去男子2人が世界挑戦失敗に、陣営は「三度目の正直。ハートは東京ドームより大きい。あした分かる」と強気だった。

 藤岡は11年のWBCアトム級を皮切りに、13年WBAスーパーフライ級、15年WBOバンタム級、今年3月にはWBAフライ級王座を獲得した。国内の男子は5人の3階級制覇が最多で、藤岡が国内初の4階級制覇となった。世界での男子はデラホーヤとパッキャオの6階級制覇が世界最多記録となっている。

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井上尚弥、飛躍の17年「挑戦」を掲げた最後の戦い

「nuroモバイル×Xperia」プレミアム回線開通式に出席した井上尚弥(右端)。左端は片岡鶴太郎、中央は若槻千夏


 WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が「挑戦」を胸に秘め、12月30日の7度目の防衛戦(横浜文化体育館)に臨む。

 28日、都内で開催された「nuroモバイル×Xperia」プレミアム回線開通式に出席。同席したタレント片岡鶴太郎と、ミット打ちも披露した。17年を「挑」と表現し「米挑戦、子供が生まれ家族での挑戦があった。年末も勝って良い1年だったという思いになれるように」とボワイヨ(フランス)とのV7戦を見据えた。

片岡鶴太郎(右)とミット打ちを披露する井上尚弥

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村田諒太、最大の敵「安心感」に特効薬「強い相手」

10キロのダンベルを歯で持ち上げ首を強化する村田(撮影・江口和貴)


 安心感が最大の敵!? ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(31=帝拳)が28日、都内のジムで本格的に練習を再開した。先月22日の同級タイトル戦でアッサン・エンダム(フランス)を7回終了TKOで破ってから1カ月。来年4月に国内で予定される初防衛戦への鍵に心理面を挙げ、王者となってもハングリーさを維持するために、強敵を求めた。

 村田の顔はきれいにひげがそられていた。新王者となった先月の王座戦までは、無精ひげが精悍(せいかん)さを印象づけていたが「今日は練習再開なので」と朝にひげそりを当ててきたという。日本人の五輪金メダリストとして初の世界王者となった。試合直後から「ここからスタート」と言葉にしていたが、その気持ちはこの日も変わらない。だから「やはり安心している自分もいて、僕の中で戦わないといけない感情ですね」と口元を引き締めた。

 13年のプロ転向から14戦目で1つの目標に達した。この1カ月で周囲の称賛、環境の変化を感じる。「五輪金メダリストとして、(プロでも)失敗ではなかった」という心境が自然に湧いたという。そして、防衛とは守ることであり「守りに入るとモチベーションが難しい」と早くも心の戦いのゴングを鳴らした。

 特効薬は本人が最も自覚している。「できるだけ強い選手」だ。帝拳ジム浜田代表は「次の試合は来年4月に国内を予定している」と明言した。初防衛戦の相手は強敵こそ最良。村田は「ハングリーでいるために」守りの感情に陥らない危機感を必要とした。さらに先の標的もいる。5月に再戦がうわさされるWBAスーパー王者ゴロフキンとアルバレス。「その勝者とやりたい」と見定める。

 はた目には緩みは感じられない。祝勝会の誘いなどは多いが、必要最低限以外は断る。4月までは5カ月ほどあり「いろいろできる段階」と伸びしろを模索する姿も、十分にハングリーだ。ヒゲが伸びてきても、その姿勢は変わらないだろう。【阿部健吾】

村田諒太のプロ全戦績
報道陣に練習を公開したWBA世界ミドル級王者の村田(右)(撮影・江口和貴)

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新王者の村田諒太、初防衛戦18年4月に国内で開催

報道陣に練習を公開したWBA世界ミドル級王者の村田(撮影・江口和貴)


 ボクシングのWBA世界ミドル級新王者となった村田諒太(31=帝拳)の初防衛戦が来年4月に国内で行われる見通しとなった。28日に都内ジムで行われた練習再開会見で、帝拳ジムの浜田剛史代表(56)が「次の試合は来年4月ごろに日本を予定しています」と述べた。先月22日の同級タイトル戦で、不可解判定で5月に敗れたアッサン・エンダム(フランス)との再戦を7回終了TKOで飾った。日本人ミドル級王者は竹原慎二に続き2人目となるが、その竹原は初防衛戦で敗れている。日本では誰も成し遂げていないV1戦に、母国で挑む。

 この日に本格的に再開された練習では、さっそく2時間ほど汗を流した。試合日までまだ時間があるため、「いろいろできる段階」と試行錯誤が許される日々に、伸びしろを探す。王座戴冠後には環境の変化も感じるが、「踊らされることなく、自分自身を保ちたい」と浮かれた素振りはなく、引き締まった表情が印象的だった。

 王者となったが挑戦心は消えない。現在のミドル級に君臨する3団体王者ゴロフキンは、元2階級王者で9月の試合で引き分けたアルバレスと来年5月に再戦のうわさもある。WBAでも正規王者の村田の上に位置するのがスーパー王者のゴロフキン。「勝者は気になるが、自分自身が証明しないといけないことは多い。村田と試合をしたら面白いんじゃないかと言われるようにならないと」と述べた。

報道陣に練習を公開するWBA世界ミドル級王者の村田(撮影・江口和貴)
報道陣に練習を公開したWBA世界ミドル級王者の村田(右)(撮影・江口和貴)

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井上尚弥7度目防衛戦「そこで勝って良い1年だと」

「nuroモバイル×Xperia」プレミアム回線開通式に出席したWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥、左は若槻千夏(撮影・藤中栄二)


 ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が28日、都内で開かれたスマートフォン新商品「nuroモバイル×Xperia」プレミアム回線開通式に出席した。タレントの片岡鶴太郎、若槻千夏とともに開通式を記念するテープカットに臨んだ。

 スーパースロー動画の撮影の体験タイムでは、具志堅用高氏(白井・具志堅ジム会長)のモノマネをする片岡の持つミットに力強いワンツーを打ち込んで会場をわかせた。井上は「やっぱりボクシングをやっている人ではないとタイミングとか分からないと思うので」と、ボクシング経験者の片岡のミット技術をたたえた。

 新型スマホを「あなたならどう使う?」と質問された井上は「サクッとKO スーパースローで!!」と、自らの強さを込めた表現を入れて応対。12月30日、横浜文化体育館で、同級7位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)との7度目の防衛戦を控えており「年末に試合があるので、そこで勝って良い1年だと思えます」と気合を入れ直していた。

片岡鶴太郎(右)とミット打ちを披露する井上尚弥(撮影・藤中栄二)

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天海ツナミ、世界挑戦権獲得へ「KOで勝ちたい」

WBOアジア・パシフィック女子ライトフライ級王座決定戦に臨む天海(右)とリバス(撮影・藤中栄二)


 ボクシングの勝又ジム55周年記念興行の記者会見は28日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで開かれた。

 メインイベントとなるWBOアジア・パシフィック女子ライトフライ級王座決定戦に出場する元WBA女子世界スーパーフライ級王者・天海ツナミ(33=アルファ)が対戦相手のカレアン・リバス(28=フィリピン)と同席で会見に臨んだ。

 天海は「これは次の世界挑戦権が懸かっている。その権利を取りたいと思います」と意欲満々。主催者となる勝又洋会長からも、この勝者が12月1日に東京・後楽園ホールで行われるWBO女子世界同級王座決定戦(藤岡奈穂子-ヨカスタ・バレ)で誕生する新王者への指名挑戦権が得られることが報告された。

 会見前の前日計量ではリミットよりも100グラムアンダーの48・8キロでパスした天海は「先のことですけど、自分が(世界戦を)戦うつもりでいる。しっかり勝って終わりたい。インパクトのあるKOで勝ちたい」と強調していた。

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尾川堅一、世界戦へ「いつでも戦える体」一問一答

尾川堅一(17年7月1日撮影)


 ボクシングの前日本スーパーフェザー級王者尾川堅一(29=帝拳)が12月9日(日本時間10日)、米ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターでIBF同級王座決定戦に臨む。

 相手は同級ランクで1つ下の5位テビン・ファーマー(27=米国)。74%のKO率を誇る強打者の尾川(22勝17KO1敗)に対し、ファーマー(25勝5KO4敗1分)はディフェンス力にたけた技巧派サウスポーだ。

 父の指導のもとで2歳のときに日本拳法を始め、大学卒業後にボクシングに転じた異色の経歴を持つ。「せるという自信がある」と言い切る尾川。試合を10日午後0時20分からWOWOWメンバーズ・オンデマンドで先行ライブ配信するWOWOWのインタビューに応じた。

 -小さいときから格闘技を続けているわけですが、尾川選手なりに追求しているものがありますか?

 尾川 いや、追求はないですね。気づいたときには格闘技をやっていたので、自分にはこれしかないと。やって当たり前という感覚ですね。でも、ボクシングを始めて日本一、世界一というものを初めて意識するようになりました。

 -プロ9戦目で敗北を喫したときは、どんな心境でしたか?

 尾川 負けた瞬間、頭が真っ白でした。ノーガードで殴っているところにカウンターをもらってしまったんです。ガードしろと言われてもできず、それでも勝つことができていたので「ボクシングってこんなものか」と思っていたところでした。あの負けがあったからこそ今の自分がある。負けが人を強くするということを実感しました。あのときの気持ちや痛みを覚えているので、その痛み以上のものはないと思ってます。

 -ボクシングの奥深さを知ったわけですね。

 尾川 そこはまだ分かりません。ボクシングは難しいし、まだまだ成長できる部分もあると思っています。たとえばジャブの打ち方や種類など、いまだに分からないことがありますから。でも、そういう点が自分の伸びしろ。ただ、取り組む姿勢の大切さは教わりました。いいかげんに取り組めばいいかげんのまま終わるし、しっかりと向き合えばチャンスは必ずくると。

 -試合が決まり、周囲から激励の言葉をかけてもらいましたか? 

 尾川 「おめでとう」ではなく、「やっと決まったね」という言葉がほとんどでした。みんな待っていてくれたんだなと感じました。拳法のときからそうなんですが、自分が勝つことによって先輩や後輩などまわりの人たちが喜ぶ姿を見るのがうれしいんです。プロになってからもそうです。自分のために戦いなよ、と言ってくれる人もいますが、それだとなぜだか頑張れない。誰かが喜ぶ姿を見るのが幸せなんです。家族ができてからは、子供たちが試合のDVDを見てはしゃいでいるので、それを見ているときが一番幸せですね。今回、玄関に置いてあった日本王者のベルトを返上したので、子供たちは悲しそうでした。だから「次に世界のベルトを持ってくるから」と約束したんです。

 -今回は東京以外で初の試合ですが、不安な点はありますか?

 尾川 コンディションや時差など、すべての点ですね。後楽園ホールの試合だと500人ぐらいが応援に来てくれるけれど、今回は1万人以上入る会場に20人ぐらいなので。もちろん、その声援は大きな力になりますが。完全アウェーのなかで戦うという不安はあります。あとは減量ですね。まったく違う環境で減量するわけですから。でも、海外での試合経験がある亀海(喜寛)選手などからアドバイスをいただくなど環境は整っているので、少しずつ不安は取り除かれてきています。

 -亀海選手からは、どんなアドバイスを?

 尾川 ラスベガスは乾燥がすごいと聞いています。湿気があった方が汗が出るんですが、最後は水分を控えて汗を出すことになるので。何があって何がないのか、分かる限りの情報は聞いて、準備して納得したうえで行った方がいいじゃないですか。

 -米国のファンを取り込むためには、それなりの戦いが必要になってくると思います。

 尾川 アメリカのファンを取り込もうという意識はないけれど、僕が勝つことで観客は熱狂すると思います。僕が勝つ=自然と会場の人たちは「オガワ」という名前を覚えてくれると思うので、意識せずともそうなるんだろうと思います。

 -今回の相手、ファーマはどんな印象ですか?

 尾川 避けるだけの選手、という感じです。僕が常に思っていることなんですが、もちろん避けることは大切なんですが、ボクシングは殴り合う格闘技であって避けるスポーツではないんですよね。だから避けてポイントになるという点は理解できない。殴って殴ってということを36分間(3分×12ラウンド)続ければ、相手は避け続けることは不可能だと思うし、どこかで手を出さなければならないので、そこまで(ファーマーの)スタイルを気にはしていません。避けるなら避けてください、自分はずっと殴り続けますよと。

 -ディフェンス以外で気になる点はありますか?

 尾川 全然ないですね。僕はどんどん自信を深めているんですが、逆にまわりが不安になって緊張していくのを感じて、ちょっと不思議な気分です。僕よりもまわりの人の方が研究してくれています(笑い)。日本王者のときはタイトルを取って当たり前みたいな雰囲気がまわりにありましたが、世界となると何か違うんでしょうね。まわりからも変な緊張感を感じて、それが面白いですね(笑)。

 -ファーマーはサウスポーです。左構えの相手に対する苦手意識は?

 尾川 キャリアの3分の1ぐらいはサウスポーと戦っているので、苦手意識はないですね。特別に得意だとも思っていないけれど、(パンチの当たる距離が)半歩遠くなるので少し疲れるかなという程度です。それにサウスポーの内藤(律樹)選手と2回戦った経験が大きいですね。

 -その内藤戦と似た戦いになりそうですか。

 尾川 そう思っています。(ファーマーは)8割から9割はディフェンスを意識している選手ですよね。自分もそうですが、同じ割合で守りに徹していいと言われれば誰でもあれぐらいはできる。でも、そんな試合をしても面白くないし、そんなことをまわりも求めていないからやらないだけで。だから、特に(ファーマーのことを)すごいとは思いません。みんなは「うまい選手」というけれど、ただ単に攻撃しないだけだと自分は思っているので。

 -自分のストロングポイントは?

 尾川 スピードですかね。まわりはパワーだと言いますが、一瞬のスピードに自信を持っているので。

 -では、自分でこだわっている点は?

 尾川 右のパンチで仕留めたい。最近は相手のレベルも上がってきているので右が当たらず、左でも倒すということはありますが。フックでもストレートでも、右の感触のあるパンチを当てられれば絶対に倒せる自信はあります。

 -調整は順調ですね。

 尾川 自分のなかでは納得した練習ができているし、世界戦が決まる前の9月ごろから準備は始めていたので、いつでも戦える体です。どこかを伸ばそうかという意識はないし、あとはコンディション調整だけですね。短いラウンドでも内容のあるスパーリングをするとか、自分を納得させて毎日を消化していくという段階です。

 -現在のスーパーフェザー級は、WBO王者ロマチェンコ(ウクライナ)やWBC王者ベルチェルト(メキシコ)ら強い選手が数多くいます。

 尾川 三浦(隆司)さんが引退して、自分の番が来たなと感じています。先輩が負けた相手(ベルチェルト)に勝てば評価も一気に上がると思うし、そう考えると自分は運がいい。自分の評価を上げる最大のチャンスですから。今回、ファーマーに勝って次はデービス(前IBF王者)と戦って勝ちたい。それがモチベーションにもなっているし、勝つ自信もあります。そうなればロマチェンコやベルチェルトなど強い相手との対戦の可能性が広がりますよね。

 -遠くに見据えている目標はありますか?

 尾川 チャンピオンにこだわるというよりも大物選手と戦いたいし、自分がそういう選手になりたい。自分の力を試したくてボクシングを始めたので、自分の強さの位置を確かめたいですね。強い人と戦って自分の実力を試したいという気持ちがすごくあります。

 -そのためにも今回の試合は重要ですね。

 尾川 こんなところで立ち止まってはいられない、という気持ちです。いまはベルトを取って当たり前という気持ちになっています。期待はプレッシャーにもなりますが、反面、力になる。今回は通過点だと思っています。勝ってIBFのベルトをコレクションとしてもらい、そこからやっとボクシング人生がスタートするというイメージです。自信満々です。

 -あらためて意気込みを聞かせてください。

 尾川 「尾川堅一」という名を残すためにボクシングをやっているので、負けたら何の意味もない。待ちに待った世界戦、応援してくれた人や日本のボクシングファンのために世界一という称号とベルトを持って日本に帰ってきます。

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福原辰弥が判定負け 鬼門タイで日本男子23敗1分

福原辰弥(17年6月19日撮影)

<ボクシング:WBC世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇25日◇タイ・ナコンラチャシマ


 WBC世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦は25日、タイのナコンラチャシマで行われ、前WBO王者で同級9位の福原辰弥(28=本田フィットネス)は王者ワンへン・ミナヨーティン(32=タイ)に0-3の判定で敗れた。「要所、要所で右ストレートをもらったのが効いて、より踏み込めなかった」と肩を落とした。

 前に出て終始左右のボディーを狙った。王者をロープへ追い込む場面もあった。だが隙を突かれて右の強打を浴びるなど、この一戦で49戦全勝(17KO)で8度目の防衛とした難敵のペースを崩せなかった。

 日本ボクシングコミッション(JBC)公認のタイでの世界戦で、日本男子は23敗1分けとなった。8月の初防衛戦で敗れ、失意の底で得たチャンス。「タイで日本人は勝てていない。最初に(相手に)黒星をつけようというのがモチベーション」と燃えたが、鬼門に屈した。「将来のことはこれからゆっくり考える」とさばさばした表情だった。

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中国では超有名王者・木村翔、大みそか日本で顔売る

大みそかの世界戦が決定し記念撮影するWBO世界フライ級王者の木村(左)と同級1位の五十嵐(撮影・江口和貴)


 ボクシングのWBO世界フライ級王者木村翔(28=青木)の初防衛戦が21日に発表された。12月31日に東京・大田区総合体育館で、元WBC同級王者の同級1位五十嵐俊幸(33=帝拳)との日本人対決。敵地中国で奪取して一気に名を上げたが、今度は全国に顔を売って勝つ。五十嵐は4年半ぶりの世界戦で返り咲きを狙う。同日はWBAライトフライ級王者田口良一(30)、IBFミニマム級王者京口紘人(23)とのトリプル世界戦となる。

 木村は香港で前日まで1週間、1次合宿を行ったが、現地プロモーターの招待だった。日本ボクシングコミッションの安河内事務局長は「日本では無名でも、中国ではサッカーの本田、香川に次ぐ人気」と評した。卓球女子の福原が断トツの人気者だが、木村は「愛ちゃんよりも有名になりたい」と訴えた。

 7月に上海で五輪2大会金メダルの英雄鄒市明から金星奪取した。その後は香港などに3度のイベントで招待され、中国、香港、台湾からの取材もいまだに続く。今度は初のテレビ中継で大みそかに全国ネットと、国内で名を上げる絶好のチャンス。「昨年は友人宅でグダグダとテレビを見ていた。出るなんて想像もできなかった。興奮する」と笑みが広がった。

 世界王者になっても酒を運搬するアルバイトは続けている。その動画が中国で配信されたのも話題になったという。「稼いで時計や車も買いたい。一番の目標はTBSオールスター感謝祭の赤坂マラソンに出場」と真顔で言った。「オリンピアンの元王者に、雑草魂でベルトを守って年を越したい」。2週間の2次合宿でスパー特訓のため、24日にタイへ向かう。【河合香】

 ◆中国で人気の日本人 男優矢野浩二は日本でエキストラから中国に渡ってドラマや映画出演で知られるようになり、バラエティー司会でブレークした。木村拓哉、佐藤隆太らが続き、映画で人気の高倉健、ブルース・リーの盟友倉田保昭らが上位。女性は浜崎あゆみ、藤原紀香に福原愛が続くという。タレントの蒼井そらは中国では女神様とも呼ばれる。トップアイドル時代から酒井法子、歌手の倉木麻衣も根強い人気。スポーツはバスケットボール人気が高く、卓球の福原が断トツもフィギュアスケート羽生結弦の非公認ファンクラブがいくつもある。

会見中に倒れた名札を戻すWBO世界フライ級王者の木村(左)。右はJBC安河内事務局長(撮影・江口和貴)
最近の世界王者経験者の日本人同士による世界戦

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井上尚弥V7へスパーリング本格化 強烈左ボディー

本格的なスパーリングを開始した井上尚弥(左)


 WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が21日、横浜市内の所属ジムで、12月30日の7度目の防衛戦(横浜文化体育館)に向けた本格スパーリングを開始した。

 30連勝中という挑戦者の同級7位ヨアン・ボワイヨ(フランス)を想定し、まず4回を消化。早速、強烈な左ボディーを練習パートナーに食い込ませた。今後は9月にWBOフェザー級王座に挑戦したセルバニアらフィリピン人3選手と拳を交えながら最終調整に入る。「これからどんどん調子を上げていくだけ」と意欲を示した。

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井上尚弥V7へスパー開始「調子を上げていきたい」

本格的なスパーリングを開始した井上尚弥(左)


 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が21日、横浜市内の所属ジムで、7度目の防衛戦に向けた本格的なスパーリングを始めた。

 12月30日に横浜文化体育館で、挑戦者の同級7位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)とのV7戦を控える井上尚は、4回を消化した。フィリピン人の練習パートナーに対し、何度も強烈な左ボディーをヒットさせ、大橋秀行会長からも「ナイスボディー!」の声が飛んだ。

 昨年からスパーリング相手として招請するフィリピン人で、9月に世界王座に挑戦したばかりのゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)ら3選手を練習パートナーに週2、3回のペースでスパーリングを続ける。既に熱海合宿などで下半身や体幹の強化を図っており、スタミナ面に不安はない。1日に消化するスパーリング数も「ケガをしないように」(井上尚)と平均4~6回で調整する方針だという。「熱海合宿の疲れも取れたので、調子を上げていきたい」と口にした。

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