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大森将平発奮!先輩新王者久保から「頑張れ」エール

真剣なまなざしでシャドーボクシングを行う大森(撮影・黒河謙一)

 ボクシングのWBO世界バンタム級6位大森将平(24=ウォズ)が13日、京都市内の所属ジムで練習を公開した。

 23日の王者マーロン・タパレス相手の世界初挑戦へ、スパーリングなどを消化。南京都高(現京都広学館)の2学年先輩で、10日にWBA世界スーパーバンタム級新王者になった久保隼(真正)から「大森も頑張れ。練習してきたことを出せ」とエールを受け、奮い立った。高校時代は“久保マニア”。素足でシューズを履く謎のこだわりまで継承し、仲間から「まねし過ぎやろ」といじられた。久保の戦いでイメージはバッチリ。同校の先輩で5月20日に世界初挑戦する村田諒太(帝拳)へ「プレッシャーをかけたい」と新王者誕生バトンを引き継ぐ。

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井岡一翔の次戦、統一戦実現か日本人初4階級制覇か

11回、ノクノイ(左)の顔面に強烈なパンチを放つ井岡(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 ダブル世界戦が行われ、井岡一翔(28=井岡)が5度目の防衛に成功した。自身初の4連続KOこそ逃したが、同級2位ノクノイ・シットプラサート(30)に3-0の大差判定勝ち。元同ライトフライ級王者具志堅用高の持つ「世界戦14勝」の日本記録に並んだ。今後は他団体王者との統一戦実現か、スーパーフライ級で日本初の4階級制覇を視野に入れる。井岡の戦績は22勝(13KO)1敗。

 井岡勝利の流れが決まった終盤は、コンビネーションの雨あられだった。ダブル、トリプル、フォースまで及ぶ左の連打。右も織り交ぜ、ジャブ、アッパー、ストレートをボディー、顔面へ。11回にノクノイをぐらつかせた。12回もあと1歩だった。

 「KOで仕留めたかったけど、ダメでした。勝ったけど、すごく悔しい」。具志堅の世界戦14勝に並んだが「正直、内容に全然満足できないし恐縮です」。日本の世界戦13連続防衛記録も持つレジェンドに敬意を表しつつ、悔しすぎる完勝を振り返った。

 誤算があったとすれば、タイ国内で61連勝を誇ったノクノイのタフさ。それと挑戦者の急所を守るファウルカップの位置が5センチほど高く、通常ならボディーの範囲まで及んでいたこと。「あんなに上げるなんて…」と父の一法会長(49)。その影響で3回にローブローで減点1を食らった。ボディーを有効に使う勝利の方程式が微妙にズレた。それでも8000人の観衆は沸き、格の違いは見せた。

 試合のポスターに書かれたキャッチフレーズは「THE ONE AND ONLY 唯一無二の存在へ」。現在、国内ジム所属の世界王者は10人いるが、絶対の存在になりたい。「ボクシングという枠を超えて伝えられるものがあると思う」と、ジャンルにとらわれたくもない。例えば、野球のイチロー。「他にも数多くの選手、スラッガーがいるけど、誰もが(イチローだけは)違う目で見ている」。前人未到の領域に踏み込みたい。

 今年の大目標は他団体王者との統一戦。WBO同級王者で中国の鄒市明(ゾウ・シミン)らを候補に「プロモーターとして、いいマッチメークをしていく」という一法会長は、一方で「スーパーフライなら王座を狙える」と、本人次第で日本初の4階級制覇も視野に入れている。

 試合後のマイクパフォーマンスで王者は「具志堅さんの記録に並べたのは、支えてくれるみなさん、ファン、そしてフィアンセである彼女のおかげです」とコメント。婚約者の歌手谷村奈南の話題を持ち出す余裕もあった。唯一無二の存在へ。井岡は確かに歩を進めている。【加藤裕一】

<他団体フライ級王者>

 ★WBC ファン・エルナンデス(30=メキシコ) 11年8月にWBC世界ミニマム級王者井岡(当時)の初防衛戦で0-3判定負け。5月20日に比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)と初防衛戦を行う。

 ★WBO 鄒市明(ゾウ・シミン、35=中国) 北京、ロンドン五輪のライトフライ級(48キロ)で2大会連続金メダル。

 ★IBF 現在空位。昨年12月に元WBO世界ライトフライ級王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)が王座返上。

 ◆井岡一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日、堺市生まれ。元世界2階級王者井岡弘樹氏のおい。大阪・興国高で史上3人目の高校6冠。08年東農大中退でプロ転向。7戦目での世界王座獲得は当時の国内最速記録。165センチ、右ボクサーファイター。

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井岡一翔「唯一無二になれるよう頑張る」/一問一答

5度目の防衛に成功した井岡はベルトを肩に「5」(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 ダブル世界戦が行われ、井岡一翔(28=井岡)が5度目の防衛に成功した。自身初の4連続KOこそ逃したが、同級2位ノクノイ・シットプラサート(30)に3-0の大差判定勝ち。元同ライトフライ級王者具志堅用高の持つ「世界戦14勝」の日本記録に並んだ。

<井岡一問一答>

 -KOできなかったが挑戦者はタフだったか

 井岡 キャリアがある分、上体が軟らかくて老練。ガードを固められると、打ち崩すのが難しかった。

 -こうすればよかった点は

 井岡 打ちたいパンチを打った後、相手はリターンしてきた。(KOを)狙えるとすれば、そのタイミングでもう1、2発入れられたら…。でも“たられば”ですね。

 -次に向けて反省は

 井岡 まだまだ強くなれると、感じている。唯一無二になれるよう、「ああいうボクサーはいないな」と言ってもらえるよう頑張りたい。

 -統一戦については

 井岡 僕が王者でいるなら、世界戦が続く。それを1つ1つ、覚悟と感謝の気持ちで戦っていくだけ。その世界戦が統一戦になれば、気持ちが“倍”になるという感じ。

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体重差4キロ…大森将平が計量失敗前王者に敗れる

10回、マーロン・タパレスのパンチにダウンする大森(撮影・奥田泰也)

<プロボクシング:WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 世界初挑戦の大森将平(24=ウォズ)が宿敵に屈した。前日22日に体重超過でベルトを剥奪された、前王者タパレスに11回TKO負け。キャリア唯一の黒星を喫した15年12月のリベンジを狙ったが、京都のジムから初となる世界王座を逃した。大森の敗戦により、王座は空位となった。

 満身創痍(そうい)の11回、大森に戦う力は残っていなかった。コーナーで棒立ちになると、16秒でTKO負けを告げるゴングが鳴った。10回の終盤には左アッパーからの右フックでダウン。口から血があふれ、試合後は病院に直行した。

 6回に受けた左アッパーが効いた。右のあごと奥歯を折られ劣勢に陥った。相手は前日計量で制限体重53・5キロを0・9キロオーバー。この日の試合前、61キロに達したタパレスと大森の体重差は約4キロ。敗戦直後に右の奥歯を抜いた教え子を見て、大森昌治会長(56)は「スカッと勝ちたかった。(相手は)よく喜べるよな。意味が分からんわ」と、行き場のないもどかしさを口にした。

 昨年の大みそかにはIBFバンタム級王者ハスキンス(英国)との世界戦が決定しながら、王者のケガで実現せず。ジム創設20年目で何とか初の世界戦にこぎ着けたが、今回も試合前から振り回された。大森会長は「練習が足りていないということですわ」とした上で「運が悪いのか、タイミングなのか…」とポツリ。南京都(現京都広学館)高の先輩山中慎介に続けと磨き上げた「魔の左」。その代名詞でも、苦境は切り開けなかった。【松本航】

 ◆大森将平(おおもり・しょうへい)。1993年(平5)2月2日、仙台市生まれ。2歳で京都に転居。南京都高3年時に国体バンタム級準優勝。11年4月にプロデビュー。「魔の左」の異名を持つ172センチの左ボクサーファイター。

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減量失敗の前王者「食べて寝て回復」終盤猛攻で勝利

大森に勝ったマーロン・タパレス(撮影・奥田泰也)

<プロボクシング:WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 計量失敗で王座を剥奪されたタパレスが大森を沈めた。

 ボディー攻めに膝が落ちかける場面もあったが、10回に右フックから強烈な左ストレートでダウンを奪う。11回開始からラッシュをかけ、16秒でレフェリーがストップした。前日は涙で謝罪も「食べて、ゆっくり寝て回復した。大森はパワーや動きが成長した」と余裕で振り返った。今後は階級を上げる意向だ。

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山本隆寛が再起戦TKO勝ち!目標は世界ランク戻る

山本隆寛(2015年12月31日撮影)

<プロボクシング:ノンタイトル8回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 前戦で東洋太平洋バンタム級王座から陥落した山本隆寛(26=井岡)が再起戦を2回TKO勝利で飾った。

 バンタム級8回戦でペットインシー・ローンリアンギーラーコラート(タイ)と戦い、圧倒。最後はワンツーの連続で追い詰め、試合終了のゴングを響かせた。

 山本は昨年11月、挑戦者のマーク・ジョン・ヤップ(六島)に5回TKO負けを喫し、東洋太平洋王座を手渡した。

 約5カ月ぶりの一戦に「緊張とかはなく、しっかり地に足は付いていた。でも、パンチをもらっている。課題ですね…。そこを無くしていかないと」と渋い表情を見せた。念願の世界戦への道は遠回りとなったが「とりあえず世界ランクに戻ってこられるように」と目標を定めた。

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完敗ノクノイは言い訳、井岡は「超一流じゃない!」

判定勝ちし、ノクノイ(左)に手をとられ祝福される井岡(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 WBAフライ級王者の井岡一翔(28=井岡)に0-3の判定で敗れたノクノイ・シットプラサート(30=タイ)が試合後、“独演会”を開いた。多くの有効打を受けて、判定は110-117、111-116、110-117と完敗。それでも控室では元気いっぱいだった。

 試合前までは61連勝中で約12年間負け知らず。まずは「12ラウンドを10年ぐらいやっていない。長いラウンドを戦ってこなかったから、慣れておらず、体力が無くなってしまった」と敗因を分析した。タイからの出国前には地元ファンに「3ラウンドしかもたない」と言われていたといい「ボクサーの中には30秒や40秒で負ける人もいる。KO負けじゃなかったことは、勝ちに等しい」と笑った。

 井岡については「一流の技術は持っているが、超一流ではない。ジャブが良かったが、ジャブが無かったら、そんなにすごい選手じゃない」とバッサリ。最後には判定負けについて「KO勝ちを自分がしない限り、なかなか勝つチャンスがない。アウェーだと、判定で勝つのは難しい。日本人がタイで戦っても、判定負けしやすいでしょう」と持論を展開し、最後まで前向きだった。

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井岡V5で具志堅と並ぶ世界戦14勝/W世界戦詳細

10Rマーロン・タパレス(右)のパンチにダウンする大森将平(撮影・奥田泰也)

<プロボクシング:ダブル世界戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 WBAフライ級王者の井岡一翔(28=井岡)は、同級2位のノクノイ・シットプラサート(タイ)に3-0で判定勝ちを収め5度目の防衛に成功した。世界戦通算勝利数が「14」となり、具志堅用高の日本記録に並んだ。

 世界初挑戦のWBOバンタム級6位の大森将平(24=ウォズ)は、体重超過で王座を剝奪されたマーロン・タパレス(フィリピン)相手に無念の11回TKO負けとなった。

ノクノイ・シットプラサートに判定勝ちした井岡一翔は肩車され喜ぶ(撮影・奥田泰也)

◆WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦

井岡一翔(28=井岡、王者)判定ノクノイ・シットプラサート(30=タイ、同級2位)

<井岡コメント>

「最後、倒しきって4連続KOで防衛したかったんですけど、相手の選手もしぶとかった。今後の課題として、そこは悔しいところです。(世界戦14勝は)この記録はぼくだけの記録ではなくて、応援していただいている方々、支えていただいている方々、フィアンセの彼女(歌手の谷村奈南)との記録だと思うので、感謝したい。勝ちにこだわって、これからも突き進んでいきたいと思います」

3R左ストレートを出す井岡一翔(左)(撮影・奥田泰也)

井岡一翔対ノクノイ・シットプラサート 6R、ノクノイ(左)に右フックを浴びせる井岡(撮影・加藤哉)

11R右ストレートを出す井岡一翔(左)(撮影・奥田泰也)

12R、ノクノイ(左)の顔面にパンチを浴びせる井岡(撮影・加藤哉)

【1回】左ジャブで相手の様子を見る井岡。左ボディーからコンビネーションでワンツーの右が顔面をとらえる。2分50秒すぎ、井岡の左ボデイーがヒット

【2回】50秒すぎ、ノクノイの左フックを井岡は顔面に食らう。井岡の右フックに相手もカウンター気味に左フックを合わせる。井岡は冷静に相手との間合いを計る

【3回】井岡の左ジャブに相手も左ジャブのカウンターで応戦。残り1分、井岡の左右ボディーがヒット。残り10秒、井岡はローブローの反則をとられ1点減点される

【4回】井岡は左ジャブを見せながら左ボディーを効果的にヒットさせる。終了間際には右から左のボディーをコンビネーションで放つ

【5回】井岡は左ジャブ、左ボディー、左アッパーの連続攻撃が徐々に当たり出す。終了間際にはカウンターの左ボディーがクリーンヒット

【6回】2分すぎ、ノクノイが左右の4連続コンビネーショで攻撃も井岡はバックステップでかわす。残り1分すぎ、井岡の右、左、右のボディーがヒット

【7回】残り1分、井岡の右フックがヒット。相手も右ボディーを多めに繰り出す

【8回】残り1分、井岡は接近戦から左右のボディー。残り40秒、左ボディーがクリーンヒット。終了間際に井岡はボディーから右ストレートがヒット

【9回】井岡は相手の左ジャブをかわして左フックをヒットさせる。終了間際、井岡は相手の左ジャブに右ストレートを合わせる

【10回】右フックをガードされた井岡はコンビネーションで左フックをヒットさせる。徐々に相手の足が止まりだした。終了間際、井岡は左右のボディーから右のフックを当てる

【11回】井岡がラッシュ。1分、左右のフックで相手のガードが上がれば左右のボディー。コンビネーションで相手を攻め続ける井岡だが、相手も最後の力を振り絞る

【12回】井岡が右フックで活路。1分20秒すぎ、左右のボディー、右アッパーをヒット。しかし相手も倒れない。接近戦で打ち合いとなり、そのまま試合終了

【判定】117-110、116-111、117-110でジャッジ全員井岡

◆WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦

マーロン・タパレス(25=フィリピン、前王者)11回TKO大森将平(24=ウォズ、同級6位)

【10回】残り1分、タパレスの左アッパー、右フックが大森をとらえダウンを奪われる。フラフラになりながらも立ち上がった大森だが、タパレスの左からの怒とうの攻め。何とかゴングに救われる。

【11回】ゴングと同時にタパレスの左右のラッシュ。大森は防戦一方でコーナーに追い詰められる。ガードを上げたまま攻撃を繰り出せない大森。レフェリーがストップをかけ、大森はTKO負け

10Rマーロン・タパレス(右)のパンチにダウンする大森将平(撮影・奥田泰也)

11Rマーロン・タパレス(右)にテクニカル・ノックアウト負けする大森将平(撮影・奥田泰也)

11回、TKO負けを喫した大森は、客席に向かって謝るように手を合わせる(撮影・加藤哉)

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井岡V5「勝ちにこだわる」減点1も大差判定3-0

ノクノイに3―0で判定勝ちし、5度目の防衛に成功した井岡はベルトを肩に勝ち名乗りを受ける(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 王者井岡一翔(28=井岡)が大差判定でV5を飾り、元WBAライトフライ級王者具志堅用高の世界戦「14勝」の日本記録に並んだ。

 3回にローブローで減点されるなど序盤は慎重に相手の出方をうかがったが、中盤以降は圧倒。スピードで上回り、多彩なコンビネーションと手数で挑戦者の同級2位ノクノイ・シットプラサート(30=タイ)を防戦一方にさせた。

 減点がありながらジャッジ2人が117-110、1人が116-111の3-0判定勝利。戦績を22勝(13KO)1敗とした井岡は試合後、「これからも勝ちにこだわっていきます」と宣言した。

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井岡一翔「フィアンセに感謝」国内最多の世界14勝

1R、ノクノイ(左)にパンチを浴びせる井岡(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 WBAフライ級王者の井岡一翔(28=井岡)が同級2位のノクノイ・シットプラサート(タイ)に3-0で判定勝ちし、5度目の防衛に成功した。井岡はこれで世界戦14勝となり、80年10月に具志堅用高が達成した国内最多記録に並んだ。

 井岡は「最後、倒しきって4連続KOで防衛したかったんですけど、相手の選手もしぶとかった。今後の課題として、そこは悔しいところです。(世界戦14勝は)この記録はぼくだけの記録ではなくて、応援していただいている方々、支えていただいている方々、フィアンセの彼女(歌手の谷村奈南)との記録だと思うので、感謝したい。勝ちにこだわって、これからも突き進んでいきたいと思います」と話した。

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井岡一翔5度目防衛!具志堅氏並ぶ世界戦最多14勝

3R左ストレートを出す井岡一翔(左)(撮影・奥田泰也)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 WBAフライ級王者の井岡一翔(28=井岡)が同級2位のノクノイ・シットプラサート(タイ)に3-0で判定勝ちし、5度目の防衛に成功した。

 過去12年間無敗、61連勝中のノクノイに対し、井岡は序盤、様子を見るような立ち上がり。3回に井岡がローブローの反則をとられ、1点減点された。中盤からは井岡が攻撃のペースを上げる。10回、井岡の猛攻にノクノイがよろめきはじめる。終盤、捨て身で反撃を狙うノクノイの攻撃を、井岡はうまくいなしカウンターで的確にダメージを与え続けた。

 井岡はこれで世界戦14勝となり、80年10月に具志堅用高が達成した国内最多記録に並んだ。

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大森将平TKO、奥歯抜き病院直行…練習不足ですわ

10Rマーロン・タパレス(右)のパンチにダウンする大森将平(撮影・奥田泰也)

<プロボクシング:WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 世界初挑戦のWBO世界バンタム級6位大森将平(24=ウォズ)が、前王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)に11回TKOで敗れた。

 前日にはタパレスが調印式を欠席。直前まで減量に努めて臨んだ計量で体重オーバーし、王座を剥奪されていた。大森が敗れたため王座は空位のままとなる。

 タパレスのパンチを右あごに受けた大森は、試合後に右奥歯を抜いた。言葉は出せず、そのまま病院へ直行。大森昌治会長(56)は「スカッと勝ちたかった。練習が足りていないということですわ」とした上で「(相手の失態は)運が悪かったのか、タイミングなのか…。ちゃんとした試合をしたかった」ともどかしさを募らせた。

 大森は昨年12月、タパレスと対戦し無残な2回TKO負けを喫した。「魔の左」と称される強力な左ストレートを武器に、リベンジを狙ったが因縁の相手に再び敗れた。

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大森将平TKO負け!タパレス計量失敗で王座は空位

マーロン・タパレスに右ストレートを出す大森将平(撮影・奥田泰也)

<プロボクシング:WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 世界初挑戦のWBO世界バンタム級6位大森将平(24=ウォズ)が、前王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)に11回TKOで敗れた。

 前日にはタパレスが調印式を欠席。直前まで減量に努めて臨んだ計量で体重オーバーし、王座を剥奪されていた。大森が敗れたため王座は空位のままとなる。

 大森は昨年12月、タパレスと対戦し無残な2回TKO負けを喫した。「魔の左」と称される強力な左ストレートを武器に、リベンジを狙ったが因縁の相手に再び敗れた。

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石田匠デビュー24連勝、待望の世界初挑戦へ意欲

<プロボクシング:ノンタイトル8回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 日本スーパーフライ級王者石田匠(しょう、25=井岡)が圧勝でデビューから24連勝を飾った。タイのパティポーン・サイトーンジムから2回に1度、3回に2度ダウンを奪い、3回1分41秒KO勝ちした。

 「格下なんで勝って当たり前ですが、勝ってなんぼですからね」。3度のダウンは全部左ボディーで奪った。「世界をとるには顔面だけじゃ無理です。(同門の井岡)一翔君を見習って、最近はボディーを練習しています」と強化中の武器をフル回転。「頭で考えず、自然に打てた。そこはよかったですね」と笑顔を見せた。

 世界ランクはWBAの1位を筆頭にWBO5位、WBC6位、IBF12位。主要4団体全部で世界王座の“射程圏内”にいる。「この1、2戦で(自分を取り巻く状況が)大きく変化すると思っています。ほんまに自分が世界に通用するんか、早く挑戦して証明したいですね」。待望の世界初挑戦へ、意欲満々だった。

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前夜搬送の大石豊、救急車内で意識戻る 現役引退へ

初防衛戦へ気合十分の東洋太平洋スーパーウエルター級王者大石豊(右)と井岡弘樹会長(2017年4月12日撮影)

 東洋太平洋スーパーウエルター級前王者大石豊選手(32=井岡弘樹)は搬送中の救急車内で意識を取り戻したことが23日、分かった。

 22日にエディオンアリーナ大阪第2で行われた初防衛戦で、同級9位ラーチャシー・シットサイトーン(31=タイ)に12回TKO負け。キャンバス上で意識を失い、その後に救急搬送されていた。開頭手術などは行われなかったが、脳内に出血がみられ、ライセンスの失効に該当するため、現役は引退の方向となる。

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大森将平、王者体重オーバーに「怒りと悲しいのと」

1回で計量をクリアした大森はガッツポーズ(撮影・渦原淳)

 今日23日のWBO世界バンタム級タイトルマッチに臨む同級6位大森将平(24=ウォズ)が、王者の大失態に怒った。22日、大阪市内での前日計量で王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)が制限体重の53・5キロを0・9キロオーバー。この日の調印式を欠席する異例の行動をとりながら大失態を犯し、王座を剥奪された。試合は予定通り実施されるが、大森陣営はプロ失格の行為に怒りが収まらなかった。世界初挑戦の大森が勝てば新王者、負けか引き分けの場合は空位となる。

 拍子抜けな決意表明の場になった。大森の隣に“標的”がいない。華やかな調印式の時間帯に、主役となるタパレスは大阪市内を走っていた。王者の行動に「怒りと悲しいのと残念な気持ち」。国際的マッチメーカーのジョー小泉氏が「調印式を丸ごと欠席のケースは記憶にない」と話した直後、王者がやって来た。

 多くの視線が注がれた計量。王者は下着を脱ぎ、全裸になったが0・8キロオーバーを告げられた。約1時間20分前、非公式の事前計量では0・55キロオーバー。調印式欠席を経て、なぜか増えていた。マイナス0・2キロでクリアした大森を尻目に次はサウナへ。約2時間の猶予が与えられ、その再計量でも下着を履いた状態とはいえ、さらに増えて0・9キロオーバー。ギブアップを表明すると「大森に申し訳ない」と涙ながらにベルトを返上した。

 大森にとっては裏切られた格好だ。15年12月に唯一の黒星をつけられ「世界に行くのに必要なものを全て持っている」と尊敬してきた。だからこそ体重超過を知り「イラッとした」。その上で「勝負事では怒りだったり、熱くなったら負け。タパレスにリベンジする」と自らに言い聞かせた。

 大森昌治会長も「あきれた。調印式を欠席したのに、なんで増えんねん」と怒りを隠さない。両者1・1キロ差で決行される世界戦。公平な条件とはいえないが、同会長は「怒りを込めて勝たないといけない」。大森が愚行のタパレスをリングで打ち砕く。【松本航】

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王者タパレスの体重オーバー騒動/ドキュメント

下着を着け臨んだ事前計量で0・55キロオーバーだったマーロン・タパレス(撮影・渦原淳)

 今日23日のWBO世界バンタム級タイトルマッチに臨む王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)が22日、大阪市内での前日計量で制限体重の53・5キロを0・9キロオーバー。この日の調印式を欠席する異例の行動をとりながら大失態を犯し、王座を剥奪された。世界初挑戦の同級6位大森将平(24=ウォズ)が勝てば新王者、負けか引き分けの場合は空位となる。

<タパレスの体重オーバー騒動>

 11時40分 調印式を行うホテルで、非公式の事前計量。タパレスはリミット(53・5キロ)から0・55キロオーバーが発覚。すぐにサウナスーツ姿で会場周辺をランニングへ。

 12時23分 ダブル世界戦調印式が23分遅れでタパレス不在のまま開始。

 12時56分 タパレスが1時間以上走った後に会見場入り。

 13時00分 前日計量開始。WBA戦の両者はパス。WBO戦は大森はマイナス0・2キロでパス。タパレスは全裸で量り54・3キロ(さらに0・25キロ増の0・8キロオーバー)。

 13時15分 タパレスがガムをかみ、サウナへ。

 14時44分 タパレス再計量。パンツを履いたまま54・4キロの0・9キロオーバー。ギブアップを表明し、王座剥奪が決まる。

2回目の計量のタパレス。走って全裸なのに0・8キロオーバー(撮影・渦原淳)
計量するたびに体重が増え、ギブアップ。ついに王者剥奪が決まった(撮影・渦原淳)

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井岡一翔もタパレスに不快感「プロとしてダメ」

計量をクリアしファイティングポーズをとる井岡(撮影・渦原淳)

 今日23日のWBO世界バンタム級タイトルマッチに臨む王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)が22日、大阪市内での前日計量で制限体重の53・5キロを0・9キロオーバー。この日の調印式を欠席する異例の行動をとりながら大失態を犯し、王座を剥奪された。

 ダブル世界戦に臨むWBA世界フライ級王者井岡一翔がタパレスに苦言を呈した。自分の対戦相手ではないものの、調印式開始が23分も遅れた。「こういうことに巻き込まれたくない。(体重オーバーは)プロとしてダメ。挑戦者を迎える世界王者としてもダメでしょう」と不快感を示した。一方、自身を含めてリミットの50・8キロで一発パスした挑戦者ノクノイについて「あらためて小さいなと感じた」。KO勝ちで具志堅用高氏の持つ世界戦14勝の日本記録に並ぶことに自信を見せた。

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亀田大毅戦でも…世界戦における過去の体重オーバー

 今日23日のWBO世界バンタム級タイトルマッチに臨む王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)が22日、大阪市内での前日計量で制限体重の53・5キロを0・9キロオーバー。この日の調印式を欠席する異例の行動をとりながら大失態を犯し、王座を剥奪された。世界初挑戦の同級6位大森将平(24=ウォズ)が勝てば新王者、負けか引き分けの場合は空位となる。

 ◆世界戦における過去の体重超過 日本人選手が絡んだのは今回で7例目。有名なのは13年12月、IBF世界スーパーフライ級王座決定戦で王者亀田大毅と戦ったWBA同級王者ソリス(ベネズエラ)が再計量でも規定に届かず。翌日、亀田が1-2の判定負けを喫したが、IBFの公式ルールで防衛が認められた。

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王者大石豊KO負け キャンバス上で意識失い搬送 

初防衛戦へ気合十分の東洋太平洋スーパーウエルター級王者大石豊(右)と井岡弘樹会長(2017年4月12日撮影)

 東洋太平洋スーパーウエルター級タイトル戦が22日、エディオンアリーナ大阪第2で行われ、12回TKO負けを喫した王者大石豊(32=井岡弘樹)が、意識を失った状態で、大阪市内の病院へ救急搬送された。

 同級9位ラーチャシー・シットサイトーン(31=タイ)との初防衛戦だった。試合は2回に大石がダウンを奪うなど、ポイントを大きくリードして最終12回を迎えた。左ストレートでダウンを奪われ、その後もロープ際で連打を浴びて1分36秒、レフェリーが試合を止めた。

 大石はキャンバス上で意識を失った状態で、控室で状態をみられた後、救急車で搬送された。

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王者タパレス王座剥奪 再計量にも失敗し王座空位

再計量でも減らずマーロン・タパレスはギブアップ(撮影・渦原淳)

 23日にエディオンアリーナ大阪でWBO世界バンタム級6位大森将平(24=ウォズ)の挑戦を受ける王者マーロン・タパレス(26=フィリピン)が計量に失敗し、王座を剥奪された。

 同タイトル戦とWBA世界フライ級タイトル戦の調印式と前日計量が22日、大阪市内のホテルで行われた。タパレスは1回目の計量で800グラムオーバー(リミット53・5キロ)。その後、2時間の猶予が与えられるが、大阪市内のサウナに急行し、時間制限の15分前に戻り再計量。しかし、まさかの900グラムオーバーとさらに増えており、陣営はWBO側にギブアップを告げた。

 王座は空位となり、大森が勝てばタイトルを獲得。タパレスが勝っても、空位のままとなる。

 タパレスは予備計量で550グラムオーバー。体重を落とすため、そのまま走りに出て、正午からの調印式を欠席する前代未聞のハプニングも起こしていた。それでも量るたびに体重が増えていった。ただ、最後の計量は1回目と違って下着を着用したままだった。王者は「申し訳ない」とひと言。挑戦者の大森は53・3キロできっちりクリアし「怒りというか、悲しいというか。王者として、プロとしてきっちり(体重を)調整してほしかった」と嘆いていた。

 WBAフライ級の王者井岡一翔(27=井岡)、挑戦者の同級2位ノクノイ・シットプラサート(30=タイ)は、ともにリミット50・8キロで一発パスした。

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剥奪か 王者タパレス計量失敗タクシーでサウナ急行

会見前の計量で550グラムオーバーだったマーロン・タパレス(撮影・渦原淳)

 23日にエディオンアリーナ大阪でWBO世界バンタム級6位大森将平(24=ウォズ)の挑戦を受ける王者マーロン・タパレス(26=フィリピン)が、1回目の計量で800グラムオーバーと失敗した(リミット53・5キロ)。

 同タイトル戦とWBA世界フライ級タイトル戦の調印式と前日計量が22日、大阪市内のホテルで行われた。タパレスは予備計量で550グラムオーバー。体重を落とすため、そのまま走りに出て、正午からの調印式を欠席する前代未聞のハプニングも起こしていた。午後1時からの計量にはギリギリ間に合ったが、まさかの体重増となった。

 1回目の計量に失敗しても、計量開始時間から2時間の猶予が与えられ、その間にパスすれば問題ないが、クリアできなければ王座を剥奪される。タパネスは大阪市内のサウナへタクシーで急行。挑戦者の大森は「怒りというか、悲しいというか。王者として、プロとしてきっちり(体重を)調整してほしかった」と嘆いた。

 WBAフライ級の王者井岡一翔(27=井岡)、挑戦者の同級2位ノクノイ・シットプラサート(30=タイ)は、ともにリミット50・8キロで一発パスした。

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世界初挑戦の村田諒太に超異例4人パートナー態勢

来日したパートナーと笑顔の村田。左がマルティネス、右がデイ

 5月20日にボクシングのWBA世界ミドル級王座決定戦(有明コロシアム)で世界初挑戦する同級2位村田諒太(31=帝拳)に、強力シフトが整った。21日に都内のジムでここまで最長8回のスパーリングを行ったが、パートナーが代わること3人。3回、3回、2回と細かく分けて実戦経験を積んだ。

 今週から米国人とプエルトリコ人が加わり、先月来日していたメキシコ人2人と合わせ、4人の練習相手がそろい踏み。同級1位アッサン・エンダム(フランス)との大一番へ「すごく助かっている」と喜んだ。帝拳ジムの本田会長は「4人はジムでも初めて」と話す。多くても2人が主流の国内環境では豪華布陣となった。

 村田いわく、体格が良いメキシコ人は「もみ合いながら打つことでスタミナがつく」、後続組の2人は「横に動くスピードがあるので、サイドに動かされた時の対策になる」。相手ごとに強化点を詰められる。

 プロ4年目、13戦目での世界挑戦。「なんだかんだで考えます。国歌演奏の時の待ち時間に何を考えるのかな、とか」。1カ月後の決戦を頭に浮かべ、拳を磨く。【阿部健吾】

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亀田興毅氏がモデルボクサー高野人母美トレーナーに

亀田興毅氏

 ボクシングの東洋太平洋女子スーパーバンタム級王座に就いた経験を持ち、モデルとしても活動する高野人母美(協栄)が21日、東京都内で記者会見し、元世界3階級王者の亀田興毅氏のトレーナー就任を発表した。5月26日に東京・後楽園ホールで6回戦を闘う。

 亀田氏に指導を願い出た高野は「もともと尊敬していた。新しいスタート。トレーニングも変わってボクシングを楽しめている」と語った。亀田氏は「一から体をつくり直していきたい。世界チャンピオンまでいければいい」と意欲的だった。

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王者久保隼、京都市から特別賞「次の試合楽しみ」

京都の門川市長(右)から祝福されるWBA世界スーパーバンタム級王者久保(撮影・実藤健一)

 ボクシングのWBA世界スーパーバンタム級王者久保隼(27=真正)が21日、故郷の京都市から「京都市プロスポーツ特別賞」の表彰を受けた。

 門川市長から賞状と記念品を贈呈され、「感動をありがとうございました。(ベルトを)守り続けるのは大変なことと思いますが、ますますの活躍を期待しています」とねぎらわれた久保は「すてきな賞をありがとうございました。今後も京都市民として頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」と語った。

 山下会長は初防衛戦について言及した。WBAから指名試合の指示があったとし、8月に同級2位ダニエル・ローマン(26=米国)との試合を調整していくと明かした。ローマンは17勝(5KO)2敗1分けで、山下会長によるとオーソドックスなボクサータイプという。久保は「次の試合を楽しみにしている」。ただ、スケジュールの都合で5月にも予定していたメキシコ旅行は、断念することになった。

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井岡一翔V5へ「大事な試合に」予備検診異常なし

予備検診を行った井岡一翔(右)とノクノイ・シットプラサート(撮影・宮崎幸一)

 ボクシングのWBA世界フライ級王者井岡一翔(28=井岡)が23日、エディオンアリーナ大阪で同級2位ノクノイ・シットプラサート(30=タイ)相手に5度目の防衛戦を行う。21日は大阪市内で予備検診が行われ、両者とも異常はなかった。

 井岡はこの日、ノクノイと初対面だった。現在61連勝中の挑戦者を「あまりちゃんと見てないんですが、向こうもベルトを狙ってくるわけなんで、ベストコンディションなのは間違いないでしょう」と持ち上げながらも、表情は終始涼しげ。検査結果では身長で7・3センチ、リーチで3・3センチ上回った上で、胸囲も6・1センチ上回る。高さ、分厚さともにサイズで相手を圧倒した。

 井岡の敵は、自分の中にある。具志堅用高氏の持つ日本記録の世界戦勝利数14に、自身初の4連続KOで並ぶのは最低の目標だ。現在11人いる日本ジム所属の世界王者の中で、誰が一番の存在か-。それを示していく戦いの通過点と位置づける。「自分の“これから”を考える上で、23日は大事な試合になります」と自信満々に言い放った。

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大森将平、予備検診異常なし タパレスにリベンジだ

予備検診を行った大森将平(左)とマーロン・タパレス(撮影・宮崎幸一)

 ボクシングのWBO世界バンタム級6位大森将平(24=ウォズ)が21日、王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)相手の世界初挑戦(23日、エディオンアリーナ大阪)に向けて大阪市内で予備検診に臨んだ。結果に異常はなく「数値はあまり見たことないので、こんな感じなんだと。『チャンピオン』というより『タパレスだ』と思いました」とワクワク感を口にした。

 タパレスとは15年12月に同王座への指名挑戦者決定戦で対戦し、2回TKO負けしている。大森は世界初挑戦ということより、リベンジを強く意識している。リーチは大森が173・5センチ、タパレスが164センチ。9・5センチ上回ったが「僕の方が長いけれど、相手はスピードでそれを補ってくる。リーチは有利だけれど、気にせずにやりたい」と慢心はなかった。

 一方のタパレスも異常はなく、リーチに関しても「全く問題ない」。初の防衛戦に向け「イージーファイトになればいいね」と笑顔で言い切った。

予備検診を行った大森将平(中央)とマーロン・タパレス(撮影・宮崎幸一)

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井上尚弥が「秘境」階段トレ、恒例熱海合宿打ち上げ

トレーニングを行った階段を背にする井上尚弥

 プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24)が20日、弟で前東洋太平洋同級王者拓真(21)、いとこの日本スーパーライト級8位浩樹(24=いずれも大橋)と静岡・熱海で行った4日間の合宿を打ち上げた。

 恒例の合宿地だが、今回加わったのは“秘境”の階段上り。山中の宿舎のさらに奥に、300段弱、普段は使う人がいないように両端がこけむす特訓スポットが見つかり、前日19日、この日と合計3000段以上を上った。井上尚は「きっついですね。ふくらはぎにきている」としながら、「試合で成果が出れば」とニヤリ。5月21日に控える同級2位リカルド・ロドリゲス(米国)とのV5戦(有明コロシアム)を楽しみにしていた。

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江畑佳代子「説得力ある立場ほしい」5・19世界戦

初王座をかけて対戦する江畑佳代子(左)と塙英理加

 ボクシングの女子世界戦で初王座をかけた日本人対決が19日に都内で発表された。

 WBO世界ミニフライ級王座決定戦で、江畑佳代子(41=ワタナベ)と塙英理加(26=UNITED)が、5月19日に東京・後楽園ホールで対戦する。江畑は男子含めて国内最多6度目の挑戦で、プロ2年目の塙は7戦全勝で初挑戦。江畑は「説得力ある立場がほしくなり、わがままを聞いてもらった。意地と執念で勝つ」と決意を披露。塙は結婚で上京を機にプロ転向し「江畑さんには指導を受けたこともあるが、チャンスを生かしたい」と恩返しを期した。

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大森将平の相手タパレス、前回のTKO勝ち再現予告

練習を公開した、WBO世界バンタム級チャンピオンのマーロン・タパレス(撮影・宮崎幸一)

 ボクシングWBO世界バンタム級王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)が結束で初防衛を狙う。

 同級6位大森将平(24=ウォズ)との世界戦を4日後に控えた19日、大阪市内で軽快なミット打ちなどを披露。「大森は強くなっていると思うが、俺よりは強くない」と15年12月の2回TKO勝ち再現を予告した。前回は4人で来日したが、今回は地元メディアを含む30人規模で当日を迎える。

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王者タパレス「強くない」ミット打ちなど練習公開

練習を公開した、WBO世界バンタム級チャンピオンのマーロン・タパレス(撮影・宮崎幸一)

 23日にボクシングWBO世界バンタム級タイトルマッチを戦う王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)が19日、大阪市のグリーンツダジムで練習を公開した。

 同級6位の挑戦者・大森将平(24=ウォズ)相手の初の防衛戦(エディオンアリーナ大阪)を4日後に控え、軽めのミット打ちなどを披露。ウォズジムの大森昌治会長が見守る前で「十分に体は出来上がっている。問題ない。大森は強くなってきていると思うが、俺よりは強くない」と力強く言い切った。

 2人は15年12月にWBO世界バンタム級指名挑戦者決定戦で対戦。大森が2回TKOで敗れ、プロ16戦目で初黒星を喫した。現在19戦18勝(13KO)1敗の大森にとって、唯一のダウンを喫した天敵だ。大森陣営はリベンジに執念を燃やすが、タパレスは「今回の方がイージーと思っている」と意に介していなかった。

 練習を見届けた大森会長は「(動きが)速いね。軽く打っているだけだったけれど、出来上がっている。秘策…。“魔の左”しかないでしょうね」とニヤリ。それでも王者の仕上がりを無料通信アプリLINE(ライン)で教え子に伝えると「それは良かったですね」と返信があったという。大森も状態良好の王者を大歓迎。いずれにせよ、力を出し切る好勝負が期待できそうだ。

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江畑佳代子6度目の女子世界戦「本当に最後の挑戦」

初王座をかけて対戦する江畑佳代子(左)と塙英理加

 ボクシングの日本人同士による女子世界戦が、19日に都内で発表された。WBO世界女子ミニフライ級王座決定戦で、江畑佳代子(41=ワタナベ)と塙英理加(26=UNITED)がともに初の王座をかけて、5月19日に東京・後楽園ホールで対戦する。江畑は国内最多の6度目の挑戦となるアウトボクサーのベテランで、塙はプロ2年目も攻撃的で7戦全勝での初挑戦という新旧対決となる。

 江畑は昨年9月の世界戦で負け、引退も考えて1カ月ジムを離れた。その後に入門の若手に「待っている」と言われて練習を再開。後輩を指導もしているが「説得力ある立場がほしくなり、わがままを聞いてもらった。本当に最後の挑戦。意地と執念で勝ちたい」と決意を披露した。

 塙は長崎大時代にボクシングを始め、地元愛媛に戻ってもジムに通っていた。アマのキックボクサーと結婚して上京を機にプロへ転向した。「江畑さんには的確な指導もしてもらったこともある。2年足らずでまだまたもチャンスを生かしたい」と、勝利で恩返しを期した。

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“JKボクサー”小村楓香、初の後楽園でKO宣言

試合決定を発表する小村楓香(撮影・宮崎幸一)

 “JKボクサー”が後楽園デビューだ。大阪・門真西高に通うプロボクサー小村楓香(19=グリーンツダ)が19日、大阪市内の所属ジムで試合発表会見に臨んだ。

 現在3戦3勝(2KO)で、次戦は5月19日に6戦2勝4敗の武藤美希子(27=角海老宝石)と後楽園ホールでミニフライ級4回戦を戦うことに決定。「初めての後楽園で、決まってからは緊張とドキドキの戦いだった。1ラウンドでKOします」と力強く意気込んだ。

 制服姿で会見に出席した小村は、この春から3年生に進級。2年生で2年留年したが、卒業に1歩近づいた。新設予定の「日本女子タイトル」への挑戦を視野に入れ、プロ4戦目は重要なステップの位置づけ。本石昌也会長も「史上初の現役女子高生日本チャンピオンを目指します」とサポートを誓った。

 会見では5月26日に後楽園ホールで行われる2カードも発表された。メインイベントは68・8キロ契約8回戦のWBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王者松永宏信(29=横浜光)-日本ウエルター級4位矢田良太(27=グリーンツダ)。松永は「終わった後に『通過点』と言えるようにしたい」とKOを予告し、矢田も「松永選手をKOして、世界ランクをいただきます」と格上撃破を誓った。

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井岡一翔、相手の参謀は“勇利を破った男”だった

練習を公開した挑戦者ノクノイ・シットプラサート(撮影・加藤裕一)

 WBA世界フライ級王者井岡一翔(28=井岡)に挑む同級2位ノクノイ・シットプラサート(30=タイ)の参謀が“勇利アルバチャコフを破った男”であることが18日、判明した。

 チャッチャイ・サーサクン・トレーナー(47)で23日の世界戦当日は、セコンドにつく。同トレーナーは97年にWBCフライ級王者だった勇利氏を判定で破り、98年に王座を陥落した際は、マニー・パッキャオと拳を交えた。今回の挑戦で「2カ月前からノクノイを教えている。私は彼がベルトを奪うと思っている」と断言。ノクノイも「井岡がKO勝ちすると言っているようだが、私が逆にKOで勝つ」と自信を見せた。

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比嘉大吾、ロングスパー消化に「いつもより早い」

気合の表情でパンチ打ち込む比嘉

 ボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチ(5月20日、有明コロシアム)で世界初挑戦する同級1位比嘉大吾(21=白井・具志堅スポーツ)が18日、都内の所属ジムで10回のスパーリングを行った。

 先月までの千葉県内でのフィジカル合宿を終え、「まだ疲れは抜けていない」としながら「いつもより早い」というロングスパーを消化。対戦相手の同級王者エルナンデス(メキシコ)をイメージしてジャブも多めに繰り出し「パンチ力だけと思われているかもしれないが、全てを上回りたい」と士気を高めていた。

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比嘉大吾が勝利へ自信「王者を上回る」フライ級王座

気合の表情でパンチ打ち込む比嘉(撮影・阿部健吾)

 5月20日、東京・有明コロシアムでWBC世界フライ級王座に挑む同級1位の比嘉大吾(21=白井・具志堅スポーツ)が18日、東京・杉並区の所属ジムで10回のスパーリングに臨んだ。

 練習パートナーに迎えた日本フライ級暫定王者の黒田雅之(30=川崎新田)とは6回を消化。先週まで取り組んだ千葉合宿での疲労もみせず、激しい打ち合いを展開し、精力的に試合感覚を養った。

 同級王者ファン・エルナンデス(30=メキシコ)への挑戦を控え、比嘉は「スピードでも何でも、すべてでエルナンデスを上回って勝ちたい」と自信をみなぎらせていた。

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井岡一翔の挑戦者に強力トレーナー「100%勝つ」

井岡一翔との世界戦を前に練習を公開した挑戦者ノクノイ・シットプラサート(撮影・加藤裕一)

 WBA世界フライ級王者井岡一翔(28=井岡)のV5戦(23日、エディオンアリーナ大阪)の相手、同級2位ノクノイ・シットプラサート(30=タイ)が18日、大阪市浪速区の井岡ジムで練習を公開した。

 現在61連勝中で、世界初挑戦となるノクノイは「王座奪取に100%以上の自信がある」。井岡が14度行った世界戦の映像をほとんど見たといい「大変リズムが速く、ジャブを絡ませたスタイル。ボディー打ちがうまい」と井岡の印象を語る一方で「私は右のパンチに自信がある。井岡を必ずKOするつもりだ」と語った。

 タイから連れてきたトレーナーはチャッチャイ・サーサクン氏(47)で、97年に元WBC世界フライ級王者勇利アルバチャコフ氏のV10を阻んだ男。98年の防衛戦では、現WBO世界ウエルター級王者で“6階級王者”のマニー・パッキャオに敗れ、パッキャオが最初の世界タイトルを手にした時の相手でもある。

 チャッチャイ氏は指導者としてもすでに2人の世界王者を育て、ノクノイは2カ月前から指導している。「ノクノイが井岡に勝つと、私は自信を持って言える」と断言。世界戦当日もセコンドに入り、教え子の世界初挑戦をサポートする。

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井上尚弥、V5へ「貯筋」増やし試合で引き出す作戦

綱トレーニングする井上尚

 新しい調整で貯金を-。プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24)が17日、弟で前東洋太平洋同級王者拓真(21)、いとこの日本スーパーライト級8位浩樹(24=いずれも大橋)と静岡・熱海で合宿に突入した。

 同級2位リカルド・ロドリゲス(米国)との5月21日の5度目の防衛戦(有明コロシアム)へ向けた20日までの短期集中だが、試合の約1カ月前にボクシング技術ではなく、体を鍛えるキャンプを組むのは初の試み。室内での約2時間の体幹メニューを終えると、「合宿後の動きがすごく調子が良い。今回は良い状態で試合を迎えるためです」と説明した。合宿後、「体のパワー的なものがだんだん抜けていく感じ」がするという。通常は2カ月以上前が慣例の合宿を1カ月前にも入れ、「抜け」をなくす。いわば貯金で、「試合では目に見えて変わることはないかも」としながらも、楽しみなように微笑した。

 この日はあいにくの雨で取りやめとなったが、海岸の砂浜での瞬発系トレーニングなどにも励む。9月には米国進出のオファーも届いており、負けられないV5戦だが、「いろいろ試していこうかな」という意欲は変わることはない。しっかりと「預金残高」を増やして、試合で引き出すのみだ。【阿部健吾】

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井上尚弥V5へ弟拓真らと短期合宿 体幹中心に強化

綱を使ったトレーニングで顔をしかめる井上尚弥

 プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24)が17日、弟で前東洋太平洋同級王者拓真(21)、いとこの日本スーパーライト級8位浩樹(24=いずれも大橋)と静岡・熱海で合宿に突入した。

 同級2位リカルド・ロドリゲス(米国)とのV5戦(5月21日、有明コロシアム)へ向けた20日までの短期合宿で、「ケガをしないように、強化していきたい」と、体幹を中心に鍛え上げる。

 この日はあいにくの雨で、予定された砂浜から室内での調整に変更を余儀なくされたが、時折顔をしかめながらも、約2時間体を痛め抜いた。チューブ、綱などの多様なメニューに、「普段は週3回ですが、連チャンでやることで強化につながる。午前午後と詰めてやります」と説明。「合宿終わってちょうど1カ月前。いつもそのくらいから体重調整も始まるので問題ないです」と続けた。

ボールを使ったトレーニングに励む3人。左から拓真、浩樹、尚弥

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八重樫東のカフェバー「COUNT8」プレオープン

カフェバーをオープンした八重樫東(右)と彩夫人(撮影・河合香)

 ボクシングの3階級制覇王者八重樫東(34=大橋)のカフェバー「COUNT8」が、16日に横浜市瀬谷の同店でプレオープンした。店名は「まだ立ち上がれる意味で、お客さんにも明るくなってもらいたい。8は名字からと末広がりで、いい縁も生まれれば」と、彩夫人が挙げた候補から選んだ。開店も元飲食店主と知り合った縁が始まりだった。

 世界3本に東洋太平洋のベルトも飾られ、これから日本王座分も作成して5本を並べるという。オーナーは彩夫人で、八重樫はこの日はウエイター役だったが「ボクは広報担当のようなもの。足を運んでもらえるように。手伝いは今日だけです」。店は相鉄線南口駅前で営業時間は午前11時から午後11時まで。スコーンが売り物でランチなどはイタリアン中心。「今後は復興のためにも、岩手の魚などの食材も採り入れていければ」という。

 正式オープンは18日。八重樫は「これで下手な試合できないし、店のせいとかにされるのが一番嫌。試合に向けて一生懸命練習したい」と、5月21日のV3戦へ向けて一層気を引き締めた。

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井岡一翔5度目の防衛戦、KOで具志堅氏14勝並ぶ

世界戦の相手を想定してミット打ちを行う井岡一翔(撮影・伊藤航)

 WBA世界フライ級王者井岡一翔(27=井岡)が14日、同級2位ノクノイ・シットプラサート(30=タイ)との5度目の防衛戦(23日、エディオンアリーナ大阪)に向けて大阪市内のジムで練習を公開した。

 挑戦者は世界初挑戦も、61連勝中という脅威の戦績。「(相手は)ガンガン前に出てくるスタイル。KO防衛できれば」と相手のボクシングスタイルを逆に利用して打ちのめすイメージを描いた。KOへのこだわりを聞かれ「やるからには見てくれるみなさんに衝撃を与えたい。僕の試合から何か伝えられるものがあれば。印象に残る試合をしたい」と語った。

 勝てば世界戦14勝目となり、元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏(61)の日本記録に並ぶ。「尊敬しています。でも並ぶだけでは意味がない。並んで超えられるようにしたい」と意気込んだ。

5度目の防衛戦に挑む井岡一翔(撮影・伊藤航)

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井上尚弥がV5戦へ本格スパー「腰は問題なく順調」

 WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、5月のV5戦へ本格スパーリングに突入した。

 13日は横浜市内のジムで、フィリピン人と4回。右ストレートをズバズバ打ち込んで何度もぐらつかせた。「後半は足を使ったりと、いろいろ試し、全体のレベルを上げていきたい。腰も問題なく順調です」。パートナー招請は恒例だが、強打に終盤は疲弊してしまうのが悩みの種。そのため、陣営では今回2人を2回に分けて呼んでバックアップする。

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村田諒太「刺激入れるため」ウズベキスタン相撲トレ

ウズベキスタン流相撲を行う村田(左)

 WBA世界ミドル級2位村田諒太(31=帝拳)が「相撲」に励んだ。同級1位エンダム(フランス)との王座決定戦(5月20日、有明コロシアム)へ8回のスパーリングを終えると、後輩とがっちりと上半身を組み、押し合った。

 「アマの時はウオーミングアップで毎日やっていた」というウズベキスタン流相撲で、狙いは攻防時の重心の確認。「同じことを毎日ではなく、刺激を入れるため」と説明した。

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具志堅氏「100%いける」山中慎介V13に太鼓判 

具志堅用高氏(右)と初共演した山中慎介

 元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏(61)が持つ13連続防衛の日本記録に王手をかけているWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が13日、大阪市内で、MBSテレビ「戦え!スポーツ内閣」(関西ローカル、19日放送分)の収録に参加し、具志堅氏と初共演した。

 具志堅氏は「記録を塗り替えてほしい。強い。100%いける。次を超えればV15までいける」と太鼓判。往年の軽いステップも披露した。山中は「あらためて具志堅さんは軽やかでかっこいいと思った。もっと足を使い、フットワークを軽くしたい。課題に気付かせてもらった」と感謝していた。

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前王者の内山高志、保留中の進退は今月中に結論へ

内山高志(写真は2016年12月31日)

 前世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級スーパー王者の37歳、内山高志(ワタナベ)が保留している進退について所属ジムの渡辺均会長は13日、今月中に結論を出すことを明らかにした。

 13日に内山と協議した同会長は「ジムの功労者。再起をするとなったら(世界戦の実現に向け)最大限の努力をする」と述べた。内山からは体力面などを考慮したうえで、結論を出すことを伝えられたという。2010年から王座を11連続防衛したが、昨年4月にジェスレル・コラレス(パナマ)にKO負けし、12月の再戦も判定で敗れた。

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大森将平励み「負けて良かった」長谷川穂積氏の言葉

公開練習を終え、真剣な表情でポーズを取る将平(撮影・黒河謙一)

 プロボクシングのWBO世界バンタム級6位大森将平(24=ウォズ)が「長谷川パワー」で世界をつかむ。13日は京都市内の所属ジムで練習を公開。23日に控える同級王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)相手の世界初挑戦(エディオンアリーナ大阪)に向け「練習してきたことを、最後の残り10日間で高めたい。ディフェンスを磨いてきた。ここからさらに研ぎ澄ましたい」とスパーリングなどで汗を流した。

 大森の背中を力強く押すのは、昨年現役引退した元3階級世界王者長谷川穂積氏(36)の存在だ。前日12日も元チャンピオンは自身の練習を視察。15年12月、今回戦うタパレスに2回TKO負け(WBO指名挑戦者決定戦)を喫した後には「世界を取る前に負けて良かった」と予想外の言葉をかけられたという。

 プロ初黒星で落ち込んだ時に「そう言えるのは穂積さんだけ。励みになった」と救われた。長谷川もプロデビュー5戦で2敗。そこから日本を代表する名ボクサーになった。大森は「長谷川さんがスパーリングを見に来てくれるだけで、モチベーションが上がる」と感謝を口にする。

 だからこそ、苦杯をなめさせられたタパレスを倒し、成長を示さなければならない。大森の覚悟は言葉ににじむ。「ベルトというより、リベンジ。そのおまけにベルトがついてくる感じ。タパレスを倒す。そのおまけに、世界チャンピオンがある」。相手は31戦29勝(12KO)2敗の強者。プロボクシング人生唯一の黒星、唯一のダウンを喫した相手に、一泡吹かせる時がやってくる。

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大森将平「ベルトよりもリベンジ」世界初挑戦へ意欲

公開練習を終え、真剣な表情でポーズを取る将平(撮影・黒河謙一)

 世界ボクシング機構(WBO)バンタム級タイトルマッチ(23日・エディオンアリーナ大阪)で世界初挑戦する同級6位の大森将平(ウォズ)が13日、京都市内の所属ジムで練習を公開し「世界戦をやるんだと実感する。自分がやるべきことに全力を尽くす」と強い意欲を口にした。

 王者のマーロン・タパレス(フィリピン)とは2015年12月に一度対戦し、2回TKOで敗れている。その際は開始早々に左のオーバーハンドをもらったのが致命的で、スパーリングでは防御面の確認に時間を割いてきた。挑戦者は「ベルトよりもリベンジ」と並々ならぬ覚悟を示す。

 9日には南京都高(現京都広学館高)の先輩、久保隼(真正)が世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級王者に就いた。大きな発奮材料で「すごく力になった」と表情を引き締めた。

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大石豊が初防衛戦へ練習「世界タイトル挑戦したい」

初防衛戦へ気合十分の東洋太平洋スーパーウェルター級王者大石豊と井岡弘樹会長(撮影・実藤健一)

 元不良少年が「世界」への布石を打つ。東洋太平洋スーパーウエルター級王者大石豊(32=井岡弘樹)が12日、大阪市内のジムで初防衛戦(22日、エディオンアリーナ大阪第2)に向け、練習を公開し会見に臨んだ。

 同級9位ラーチャシー・シットサイトーン(31=タイ)と対戦する。「プレッシャーはかなりある。(タイトルをとった試合で)『まぐれ勝ち』の声もちらほら聞いた。今回負けたら、その通りになる。しっかり防衛したい」と意気込みを語った。

 すさまじい“経歴”だ。少年時代は筋金入りの不良。暴走行為、傷害、恐喝などあらゆる“ワル”を繰り返し、鑑別所に5回、少年院へ2回送られた。成人式も少年院で迎えたという。「自分の心の弱さ。悪友と遊ぶことが楽しく、そっちに流されやすかった」。23歳の時、ボクシングジムに入門したのも、目的はケンカのレベルアップ。しかし、次第に魅力にのめり込んでいったという。

 更正のきっかけは家族にもあった。25歳の時に結婚して、2人の娘を授かった。守るべきものができ、ボクシングに打ち込むことを決意した。「(それまでの仲間、生活から)抜け出るのは大変でした。たばこをやめることからがスタートでした」。地道に戦績を重ね昨年11月、ついにタイトルを手にした。

 IBF同級5位にランクされ、世界挑戦の夢もふくらむ。だが、紆余(うよ)曲折をへてきた32歳にあせりはない。「1回は世界タイトルに挑戦したい。でもまだまだ実力は足元にも及ばない。一戦一戦しっかり勝ってレベルを上げて、会長に認めてもらいたい」。その熱い思いを聞いた井岡会長は「新世界?」とボケた。

 ◆大石豊(おおいし・ゆたか) 1985年(昭60)3月9日生まれ、大阪市出身。大阪・日本橋中を卒業後は職を転々。23歳からボクシングを始め、昨年11月23日に東洋太平洋スーパーウェルター級王座を獲得。戦績は14勝(8KO)5敗。身長182センチの右ボクサーファイター。

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久保隼お祝い殺到「携帯見るの怖い」前歯は即日復活

王座奪取を報じる新聞を手にする久保(撮影・実藤健一)

 WBA世界スーパーバンタム級新王者となった久保隼(27=真正)が10日、神戸市内のジムで一夜明け会見に臨んだ。

 「まだ実感は湧かない。(お祝いの連絡は)携帯を見るのが怖いぐらいの数がきてましたね」と笑顔を見せる口元には、前夜の試合で折られたはずの前歯が。「この会見があるんで」。歯が抜けたまま新王者として姿を見せるわけにはいかないと、早朝に歯医者に駆け込み、仮歯を入れてもらったという。初防衛戦は指名試合が濃厚だが未定。「どっか行きたいですね」とメキシコ旅行を計画している。

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新王者の久保隼「どっか行きたい」メキシコ旅行計画

王座奪取を報じる新聞を手にする久保(撮影・実藤健一)

 WBA世界スーパーバンタム級新王者となった久保隼(27=真正)が10日、神戸市内のジムで一夜明け会見に臨んだ。

 明け方5時半ごろまで眠れなかったといい「怖いぐらいの数が来ていた(お祝いの)連絡に返信してました」。試合のビデオも見て「練習していた通りにできた部分と、そうでない部分があった」と振り返った。初防衛戦については、指名試合が濃厚だが未定。「どっか行きたいですね」とメキシコ旅行を計画している。

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