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亀田和毅、国内復帰第2戦向けスパー「まだ10%」

スパーリングで右ストレートを打ち込む亀田

 ボクシングの元WBO世界バンタム級王者亀田和毅(25=協栄)が16日、国内復帰第2戦(7月10日、東京・後楽園ホール)へ向けた公開スパーリングを行った。

 都内のジムにフェザー級で2勝(2KO)の佐々木蓮(22=ワタナベ)を招き、4回を消化。ボディーを中心に至近距離、近距離を制圧し、「今日の課題はボディーを入れることで、スムーズに打てるように心がけた。効いたらまとめる練習ですね」と手応えありの顔で振り返った。

 試合は世界挑戦の経験があるイバン・モラレス(25=メキシコ)とのノンタイトル10回戦となる。久々のサウスポーだけに、「今回はいろいろな相手とやっている。良い感じですね」。試合前は通常40~50回のスパーリング回数を最終的には「倍くらい」にして、対策を練っていくという。「まだまだですよ。おれのパーセンテージは高い。まだ10%超えたくらい。まだまだやることいっぱいなので、今回は間に合わない」と高い目標を見定めた。世界戦経験者の和気慎吾、岩佐亮佑ともスパーリングを敢行しており、「いろいろな選手とやって、(パンチを)もらいながらも勉強している」とした。

 国内復帰戦となった3月のタワッチャイ戦では3-0の判定勝ちで圧勝したが、「冷静すぎた」と反省もある。「今回は気合も入っているので、意地でも倒しきる」と誓いを立てた。

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中国では超有名王者・木村翔、大みそか日本で顔売る

大みそかの世界戦が決定し記念撮影するWBO世界フライ級王者の木村(左)と同級1位の五十嵐(撮影・江口和貴)


 ボクシングのWBO世界フライ級王者木村翔(28=青木)の初防衛戦が21日に発表された。12月31日に東京・大田区総合体育館で、元WBC同級王者の同級1位五十嵐俊幸(33=帝拳)との日本人対決。敵地中国で奪取して一気に名を上げたが、今度は全国に顔を売って勝つ。五十嵐は4年半ぶりの世界戦で返り咲きを狙う。同日はWBAライトフライ級王者田口良一(30)、IBFミニマム級王者京口紘人(23)とのトリプル世界戦となる。

 木村は香港で前日まで1週間、1次合宿を行ったが、現地プロモーターの招待だった。日本ボクシングコミッションの安河内事務局長は「日本では無名でも、中国ではサッカーの本田、香川に次ぐ人気」と評した。卓球女子の福原が断トツの人気者だが、木村は「愛ちゃんよりも有名になりたい」と訴えた。

 7月に上海で五輪2大会金メダルの英雄鄒市明から金星奪取した。その後は香港などに3度のイベントで招待され、中国、香港、台湾からの取材もいまだに続く。今度は初のテレビ中継で大みそかに全国ネットと、国内で名を上げる絶好のチャンス。「昨年は友人宅でグダグダとテレビを見ていた。出るなんて想像もできなかった。興奮する」と笑みが広がった。

 世界王者になっても酒を運搬するアルバイトは続けている。その動画が中国で配信されたのも話題になったという。「稼いで時計や車も買いたい。一番の目標はTBSオールスター感謝祭の赤坂マラソンに出場」と真顔で言った。「オリンピアンの元王者に、雑草魂でベルトを守って年を越したい」。2週間の2次合宿でスパー特訓のため、24日にタイへ向かう。【河合香】

 ◆中国で人気の日本人 男優矢野浩二は日本でエキストラから中国に渡ってドラマや映画出演で知られるようになり、バラエティー司会でブレークした。木村拓哉、佐藤隆太らが続き、映画で人気の高倉健、ブルース・リーの盟友倉田保昭らが上位。女性は浜崎あゆみ、藤原紀香に福原愛が続くという。タレントの蒼井そらは中国では女神様とも呼ばれる。トップアイドル時代から酒井法子、歌手の倉木麻衣も根強い人気。スポーツはバスケットボール人気が高く、卓球の福原が断トツもフィギュアスケート羽生結弦の非公認ファンクラブがいくつもある。

会見中に倒れた名札を戻すWBO世界フライ級王者の木村(左)。右はJBC安河内事務局長(撮影・江口和貴)
最近の世界王者経験者の日本人同士による世界戦

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井上尚弥V7へスパーリング本格化 強烈左ボディー

本格的なスパーリングを開始した井上尚弥(左)


 WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が21日、横浜市内の所属ジムで、12月30日の7度目の防衛戦(横浜文化体育館)に向けた本格スパーリングを開始した。

 30連勝中という挑戦者の同級7位ヨアン・ボワイヨ(フランス)を想定し、まず4回を消化。早速、強烈な左ボディーを練習パートナーに食い込ませた。今後は9月にWBOフェザー級王座に挑戦したセルバニアらフィリピン人3選手と拳を交えながら最終調整に入る。「これからどんどん調子を上げていくだけ」と意欲を示した。

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井上尚弥V7へスパー開始「調子を上げていきたい」

本格的なスパーリングを開始した井上尚弥(左)


 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が21日、横浜市内の所属ジムで、7度目の防衛戦に向けた本格的なスパーリングを始めた。

 12月30日に横浜文化体育館で、挑戦者の同級7位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)とのV7戦を控える井上尚は、4回を消化した。フィリピン人の練習パートナーに対し、何度も強烈な左ボディーをヒットさせ、大橋秀行会長からも「ナイスボディー!」の声が飛んだ。

 昨年からスパーリング相手として招請するフィリピン人で、9月に世界王座に挑戦したばかりのゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)ら3選手を練習パートナーに週2、3回のペースでスパーリングを続ける。既に熱海合宿などで下半身や体幹の強化を図っており、スタミナ面に不安はない。1日に消化するスパーリング数も「ケガをしないように」(井上尚)と平均4~6回で調整する方針だという。「熱海合宿の疲れも取れたので、調子を上げていきたい」と口にした。

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木村翔が元王者の五十嵐俊幸と大みそかに初防衛戦

都内のホテルで記者会見に臨んだWBO世界フライ級王者・木村翔


 プロボクシングWBO世界フライ級王者・木村翔(28=青木)が12月31日に東京・大田区総合体育館で、元WBC同級王者の同級1位・五十嵐俊幸(33=帝拳)と初防衛戦に臨むことが21日、発表された。

 同日に都内のホテルで会見した木村にとって、7月に同級王者・鄒市明(中国)を11回TKO勝ちして以来の世界戦。「格で言ったら五十嵐選手が上。ボクのパンチもしっかり当たればKO決着になるかなと思う。ボクが王者ですが、挑戦者の気持ちで初防衛に成功したい」と口調を強めた。

 五十嵐は13年8月に八重樫東(大橋)に判定負けし、世界王座を失って以来の世界戦。「大舞台は4年半ぶり。すごく興奮していますし、楽しみにしています」と意気込んだ。

 なお同日同会場では、WBA世界ライトフライ級王者・田口良一(30=ワタナベ)-IBF世界同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)の団体王座統一戦、IBF世界ミニマム級王者・京口紘人(23)-同級3位カルロス・ブイトラゴ(25=ニカラグア)も行われる。

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矢吹純が初代王者、20歳のJKボクサー泣かせた

初代女子日本ミニフライ級王者に輝いた矢吹(撮影・柴田隆二)

<プロボクシング:女子日本ミニフライ級王座決定6回戦>◇20日◇東京・後楽園ホール


 矢吹純(26=協栄)が3-0判定で初代王者になった。20歳の高校生、小村楓香(グリーンツダ)を相手に、3回にダウンを奪うも4回にスリップ気味もダウンしてヒヤ汗をかいた。

 2年前に亡くした父寿美さんの遺影を見つけると感極まった。「合格点。世界のベルトをとりたい」と話した。JK初の王者を逃した小村は「勝つことしか考えてなかった」と、判定の瞬間から泣きじゃくった。

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しずちゃん弟合格歓喜「身体能力の向上認められた」

19日、プロテストに臨んだしずちゃんの弟山崎晴信


 お笑いコンビ南海キャンディーズ・しずちゃん(38)の弟、山崎晴信(34=エディタウンゼント)が20日、ボクシングのプロテスト合格の吉報を受けた。

 前日19日が2度目の受検だった山崎は「(不合格だった)前回より、身体能力の向上が認められたと思う。姉にはこれから報告します」。ロンドン五輪出場を目指したしずちゃんの影響もあり今春、ジムに入門。受検の年齢制限ぎりぎりで「プロのリングに」という夢をかなえた。ジムの村田会長は「6、7月ごろデビュー戦が組めれば」と話している。

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小村楓香が初のJK王者逃し号泣、矢吹純が判定勝利

5回、矢吹(右)は小村にパンチを浴びせる(撮影・柴田隆二)

<プロボクシング:女子日本ミニフライ級王座決定6回戦>◇20日◇東京・後楽園ホール


 矢吹純(26=協栄)が初代王者になり、初のJK王者誕生はならなかった。

 今年新設された日本所タイトル戦で、バンタム級に続く王座決定戦で20歳の高校3年生小村楓香(グリーンツダ)と対戦。ともに1度ダウンしたが、矢吹がリーチ差を生かしてリード。判定では2~4ポイント差をつけた。

 矢吹は163センチに対して、小村は151センチと12センチ差があった。このサイズを生かして矢吹がジャブにストレートでペースをつくったが、小村も積極的に飛び込んで振り回して応戦した。3回に矢吹の左ストレートに、小村がグローブをマットにつけてダウン。4回には小村がコーナーに詰めて左ボディーに矢吹がダウンすると、足を滑らせたスリップかと思われたがダウンとされた。終盤2回は矢吹が的確にパンチを当てた。

 矢吹はリング上から2年前に亡くした父寿美さんの遺影を見つけると感極まった。ボクシングは父の格闘技好きの影響もあって始めた。「見ていてくれたと思うが、まだまだと言っているはず」と話した。「テーマの平常心で冷静にいけた。合格点。違う色の世界のベルトをとりたい」と日本王座を通過点にするつもりだ。

 JK初の王者を逃した小村は、判定の瞬間から控室にも戻っても泣きじゃくった。「勝つことしか考えてなかった。これに懸けていた。1回はすごくよかったのに」とポツリポツリ。本石会長は「1回は向こうもびっくりしたはず。終盤2回をとりたかった。向こうが一枚上手だった」と振り返った。中学からボクシングを始めたが夜遊びが過ぎて留年を繰り返した。「今年ダメだと卒業できない」と試合翌日には始発の新幹線で大阪へ戻って登校する。ベルトを肩に凱旋(がいせん)の願いはかなわなかった。

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しずちゃん弟がプロボクサー合格「姉に報告します」

南海キャンディーズ・しずちゃんの弟、山崎晴信


 お笑いコンビ南海キャンディーズ・しずちゃん(38)の弟、山崎晴信(34=エディタウンゼント)が20日、プロボクシングテスト2度目の挑戦で合格した。

 19日に大阪市内の井岡弘樹ジムで行われたプロテストで2ラウンドのスパーリングを行い、この日に日本ボクシングコミッション(JBC)関西事務局から吉報が届いた。山崎は「うれしいです。(不合格だった)前回より、身体能力の向上が認められたと思う。姉(しずちゃん)にはこれから報告します」。

 現在84キロ台だが、プロではリミット72・5キロのミドル級まで視野。ジムの村田英次郎会長(60)は「6、7月ごろにデビュー戦が組めれば」と話している。

 ◆山崎晴信(やまさき・はるのぶ)1983年(昭58)2月4日、大阪・茨木市生まれ。高校時代は大阪の北陽(現関大北陽)でサッカー部に所属し控えのDF。追手門学院大を経て、現在は介護関係の仕事に従事。身長181センチの右ボクサーファイター。


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しずちゃん弟「本気でやりや」の姉のハッパも弱気

2度目のプロテストに挑んだ南海キャンディーズ・しずちゃんの弟、山崎晴信(撮影・実藤健一)


 ボクシングのプロテストが19日、大阪市内の井岡弘樹ジムで行われ、お笑いコンビ南海キャンディーズ・しずちゃん(38)の弟、山崎晴信(34)が2度目の受検に挑んだ。

 4月の初挑戦ではダウンを奪いながら、スタミナ不足を露呈して不合格。当時の89キロ台から5キロ絞ったが「最初よりは動けたが、緊張からか、地に足がついていなかった」。しずちゃんに「本気でやりや」とハッパをかけられていたが「(今回も)ダメじゃないかと…」と弱気。プロテスト受検の年齢制限は34歳だが、申し込み可能の1カ月前まで認められる可能性があり、2月4日が誕生日の山崎は「来年3月なら」と今日20日の合否発表前に再々挑戦を示唆した。

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ゾラニ・テテ11秒でKO勝ち!世界戦史上最短記録

ゾラニ・テテ(2014年7月15日撮影)

<プロボクシング:WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇18日(日本時間19日未明)◇英・北アイルランド・ベルファスト・SSEアリーナ


 同級王者ゾラニ・テテ(29=南アフリカ)が世界戦史上最短記録となる11秒でKO勝利した。挑戦者となる同級3位シボニソ・ゴニャ(南アフリカ)に対し、1回早々に右フックでダウンを奪取。カウントを数え始めたレフェリーが試合をストップし、11秒KO勝ちが成立し、初防衛に成功した。

 過去の世界戦では94年9月にオーストラリアで開かれたWBOスーパーバンタム級タイトルマッチで、王者ヒメネス(プエルトリコ)が17秒KOでゲイアー(オーストラリア)を倒した試合が最短KO記録とされていた。また96年1月にはIBF世界ミドル級王者ホプキンス(米国)が24秒TKOでフランク(ガイアナ)に勝利している。

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しずちゃん弟・山崎晴信が2度目のプロテスト受検

2度目のプロテストに挑んだ南海キャンディーズ・しずちゃんの弟山崎晴信(撮影・実藤健一)


 ボクシングのプロテストが19日、大阪市内の井岡弘樹ジムで行われ、お笑いコンビ南海キャンディーズ・しずちゃんの弟、山崎晴信(34)が2度目の受検に挑んだ。

 4月の初挑戦ではダウンを奪いながら、スタミナ不足を露呈して不合格。当時の89キロ台から5キロ絞っての挑戦。「最初(のプロテスト)よりは動けたが、緊張からか、地に足がついていなかった」とスパーリングの2ラウンド目は息があがり、ばてばてで「(今回も)ダメじゃないかと…」と弱気だった。

 合否は20日に発表される。

2度目のプロテストに挑んだ南海キャンデーズ・しずちゃんの弟山崎晴信(撮影・実藤健一)

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王者アンカハス6回KO勝ちで3度目防衛に成功

<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇18日(日本時間19日未明)◇英・北アイルランド・ベルファスト・SSEアリーナ


 同級王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)が3度目の防衛に成功した。

 敵地で同級4位ジェイミー・コンラン(31=英国)の挑戦を受け、右フックでダウンを奪取して6回52秒、KO勝利をおさめた。コンランに初黒星をつけたアンカハスの戦績は27勝(19KO)1敗1分けとなった。

 強打のサウスポーとなるアンカハスはWBO世界同級王者・井上尚弥(24=大橋)が団体統一戦の相手として希望する注目のターゲット。来年2月に米国で開催予定となるスーパーフライ級の強豪が集う「Superfly2」で激突する可能性がある。

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田口良一「攻守ともに一流の相手」V7統一戦に意欲

肩を組み記念撮影する田口(左)と京口(撮影・狩俣裕三)


 プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(30=ワタナベ)が12月31日に東京・大田区総合体育館で、IBF同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)と団体王座統一戦に臨むことが17日、発表された。7度目の防衛戦で王座統一できれば、WBO同級王者・田中恒成(22=畑中)と日本初の3団体統一戦の夢も広がる大一番だ。IBF世界ミニマム級王者・京口紘人(23)も同日、同級3位カルロス・ブイトラゴ(25=ニカラグア)と初防衛戦に臨む。

 日本人3人目の2団体統一王者を目指す田口が拳を交えるのは、5月に3階級制覇王者・八重樫東を下したメリンドとなる。田口は「攻守ともに一流の相手。激闘して勝ちたい」と声をはずませた。今回から中継局がテレビ東京からTBSに変更。中継局問題もクリアされ、田中との王座統一戦も現実的になった。田口は「勝ち続けて田中君と試合をやりたい」と2団体王座統一だけに集中する。

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王者アンカハス計量パス、井上尚弥と来年2月激突も


 プロボクシングIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は18日(日本時間19日未明)、英・北アイルランドのベルファストで開催される。

 同級王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)、挑戦者の同級4位ジェイミー・コンラン(31=英国)は17日、同地で前日計量に臨み、両者ともに115ポンド(約52・1キロ)のリミットでクリアした。

 強打のサウスポーとなる王者アンカハスは3度目の防衛戦となる。WBO世界同級王者・井上尚弥(24=大橋)が団体統一戦の相手として希望する注目のターゲット。来年2月に米国で開催予定となるスーパーフライ級の強豪ばかりが集う「Superfly2」で激突する可能性がある。

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京口紘人「相手は見えない」消えるパンチで初防衛だ

大みそかに行われるダブル世界戦の会見で自身のボードを背にポーズを決める京口(撮影・狩俣裕三)


 プロボクシングの大みそかのダブル世界戦が、17日に都内で発表された。

 12月31日に東京・大田区総合体育館で、IBF世界ミニマム級王者京口紘人(23=ワタナベ)は、同級3位カルロス・ブイトラゴ(23=ニカラグア)と指名試合での初防衛戦となる。メインはWBA世界ライトフライ級王者田口良一(30=ワタナベ)がIBF世界同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)と団体王座統一戦となった。

 大みそかの試合は京口にとって2年連続だが、昨年はまだ6回戦だった。初の世界戦に「特別な人間しか立てない舞台で光栄なこと。楽しみであり、怖さもあるが、勝つことに変わりない」と意欲を口にした。7月に8戦目で世界初挑戦し、国内最短の1年3カ月で世界王座を手にした。「王者になって成長できていると自覚があり、伸びている自信もある」と話す。

 その中で秘策パンチにも磨きをかけている最中だ。「練習の中で試行錯誤して、最近使い出した。当たれば確実に倒れるパンチで、相手は見えないはず。一発で倒すイメージ。新しい自分を見せたい。注目して楽しみにして」。中身は当日お披露目と明かさなかったが、KO防衛に自信満々だ。

 挑戦者ブイトラゴは4度目の世界挑戦で悲願がかかる。戦績は30勝(17KO)2敗1分け1無効。「2敗1分けはどれも世界戦。今度こそと取りに来る相手にしっかり打ち勝つ」。同じニカラグアの英雄ロマゴンことゴンサレスの後継者とも呼ばれる。京口は「スケール小さい。オレの方がロマゴンより」と豪語する。京口は小6で辰吉に指導を受け、今も「丈ちゃん」呼ぶ。王座について「初めてほめられた」という辰吉イズムの後継者のプライドもある。

 最近、上京した母に築地で高級すしを振る舞った。「もっと親孝行するために王者で年を越す」と誓った。

大みそかに行われるダブル世界戦の会見で、記者の質問に答える京口(撮影・狩俣裕三)

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田口良一V7達成で3団体統一戦へ「すごいカード」

大みそかに行われるダブル世界戦の会見で相手のミラン・メリンドボードにこぶしを出す田口(撮影・狩俣裕三)


 プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(30=ワタナベ)が12月31日、東京・大田区総合体育館で、IBF世界同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)と団体王座統一戦に臨むことが17日、発表された。

 田口にとって7度目の防衛戦で、ビッグマッチを迎え「今の気持ちは意外に落ち着いている。これから不安も出るかと思いますが、絶対の自信を持ちたいと思います」と決意を新たにした。

 過去、日本人出場の2団体王座統一戦は4試合あり、井岡一翔、高山勝成がミニマム級で2団体統一王者となっている。田口は「勝つことが第1でKO勝ちできれば。こういったチャンスはめったにない。さらにすごいカードを実現したいので絶対に勝ちたい」と口調を務めた。

 本来ならばWBO王者・田中恒成(畑中)との王座統一戦になるはずが、田中の両目負傷の影響で、メリンドとの王座統一戦に方向転換されていた。田口は「お互いが勝ち続ければ試合はやれると思うのでメリンド戦を考えています」と気持ちを切り替えている。

 今回から中継局がテレビ東京からTBSに変更された。これでネックとなっていた中継局の問題も解消。WBAとIBFの王座統一に成功すれば、田中との3団体王座統一戦も現実味を帯び「すごいカード」になる。2017年最後のボクシング世界戦という大トリを務める田口は「強い相手に勝って評価してもらいたい。王座統一、7度目の防衛という目標ができたので頑張りたい」と責任感もにじませた。

大みそかに行われるダブル世界戦の会見で相手のミラン・メリンドボードを背に記者の質問に答える田口(撮影・狩俣裕三)

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田口良一、12月31日にメリンドと団体王座統一戦

田口良一(17年7月22日撮影)


 プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(30=ワタナベ)が12月31日、東京・大田区体育館で、IBF世界同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)と団体王座統一戦に臨むことが17日、発表された。田口にとって7度目の防衛戦で、ビッグマッチを迎える。日本人では4団体(WBA、WBC、IBF、IBF)承認後、過去4試合しかない団体王座統一戦となる。

 またIBF世界ミニマム級王者・京口紘人(23=ワタナベ)も同日、同級3位カルロス・ブイトラゴ(23=ニカラグア)と初衛戦に臨むことが発表された。

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井上尚弥「30連勝男」倒し2月米国統一戦でV8だ

写真に納まる、左から井上拓、井上尚、拳四朗、清水(撮影・丹羽敏通)


 モンスターVS30連勝男!! ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が12月30日に横浜文化体育館で、同級7位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)と7度目の防衛戦に臨むことが16日、発表された。13年から30連勝を誇る挑戦者を返り討ちにし、来年2月の米国再上陸に弾みをつける。興行は、WBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(25)の2度目の防衛戦とのダブル世界戦となる。

 圧倒的な強さゆえに挑戦者選びが難航し、数日前に決まった相手は国外戦の経験が豊富な30連勝中のフランス人だ。「映像をみていない」と前置きした上で、井上は「いい戦績を残している。気を抜かないでしっかりとやりたい」と、KOで仕留める意識を高めた。

 15日の熱海合宿終了時、来年2月24日に米国で開催される同階級の強豪が集う「Superfly2」参戦を希望した。この日も「その(階級の)くくりならしっかり入れろ、と」とあらためて強調。希望する相手には、2度の対戦交渉が決裂したIBF王者アンカハス(フィリピン)の名を挙げ「決まれば、気持ちよくバンタム級にいける」と団体統一戦の実現を熱望した。

 2カ月弱の連戦になるが、父真吾トレーナーは「年末の延長線でやれれば」と太鼓判を押し、大橋会長も「今は2月に出る方向です」と明言した。その前に4年連続となる年末恒例マッチ。「井上尚弥らしい試合をみせたい」。最高の形で17年を締めくくり、18年の米再上陸へとつなげていく。【藤中栄二】

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井上尚弥「12月30日も…」7度目防衛へ意気込み

「FUJI BOXING2017 井上尚弥・拳四朗ダブル世界戦」を発表して写真に納まる、左から井上拓、井上尚、拳四朗、清水(撮影・丹羽敏通)


 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が12月30日に横浜文化体育館で、同級7位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)と7度目の防衛戦に臨むことが16日、発表された。同日に都内のホテルで会見に出席した井上は4年連続となる年末恒例の世界戦に向け「17年はいい試合が続いているので、12月30日も井上尚弥らしい試合をみせたいと思います」と抱負を口にした。

 対戦相手のボワイヨは現在30連勝中で、攻撃的な右ボクサーファイター。「また(来年)2月に米国で(試合)という話もあるので、そこに向けてという意味でも、またいい試合を見せられたらいいなと思います」と口にした。

 9月9日に米カリフォルニア州で開催された同じ階級の強豪が集う「Superfly」に参戦。アントニオ・ニエベス(米国)に6回終了KOで下して以来の防衛戦となる。井上が出場意欲を示す米国での2月24日の興行は「Superfly2」という同じシリーズの興行となる。わずか2カ月弱での連戦の防衛戦となるが、大橋秀行会長は「尚弥本人がぜひ出たいと。その意向は向こうのプロモーターに伝えてある」とサポートを約束した。

 井上は「今は12月30日の試合のことだけを考えている。試合が待ち遠しいです」と、気持ちを高揚させていた。

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拳四朗「名前知ってもらいたい」世界戦初KOに意欲

「FUJI BOXING2017 井上尚弥・拳四朗ダブル世界戦」を発表して写真に納まる、左から井上拓、井上尚、拳四朗、清水(撮影・丹羽敏通)


 WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)の2度目の防衛戦が16日に発表された。12月30日に横浜文化体育館で、同級8位ヒルベルト・ペドロサ(25=パナマ)を迎え撃つ。WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)のV7戦と、ダブル世界戦でのセミファイナルとなった。

 V1に成功した10月22日から、約2カ月での試合となる。話が来たのは10日前で、試合まで2カ月を切っていた。当初は来年2月ごろを予定していた。ロードワークや軽いジムワークは始めていたが「ちょっと複雑。祝勝会続きの最中だったし、体重も戻っちゃったし」と拳四朗は顔を曇らせた。

 ただし、最大のチャンスでもあった。「名前を知ってもらって有名になりたい」と常々言ってきた。過去世界戦2試合はトリプルの第1試合で、テレビの生中継がなかった。「三度目の正直。年末でテレビが生中継なのが最大のモチベーション。たくさんの人に見てもらえるのでワクワクする」と目を細めた。寺地会長も「ゆっくり年を越したかった」が本音も「前回12回戦ってもダメージはなかった。チャンスはチャンス」と即決した。

 相手は右のファイターに、拳四朗は「来てくれれば当てやすい」と歓迎する。これまで2カ月間隔での試合も3度こなしている。過去世界戦2試合はいずれも12回判定勝ち。「KOはこの時にとっておいた。KOで勝ってインパクト与え、名前を知ってもらいたい」。12月は京都から上京して本格スパーリングに入り、世界戦初のKOへパンチに磨きをかける。

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井上尚弥&拳四朗 12月30日にダブル世界戦

「FUJI BOXING2017 井上尚弥・拳四朗ダブル世界戦」を発表して写真に納まる、左から井上拓、井上尚、拳四朗、清水(撮影・丹羽敏通)


 大橋ボクシングジムは16日、12月30日に横浜文化体育館で行われるダブル世界戦(日刊スポーツ新聞社後援)の発表会見を行った。

 WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)は、同級7位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)と7度目の防衛戦を行う。井上は米国デビュー戦となった9月以来の試合で、戦績は14戦全勝(12KO)。ボワイヨは41勝(26KO)4敗1無効試合となっている。

 WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)は同級8位ヒルベルト・ペドロサ(26=パナマ)と2度目の防衛戦に挑む。初防衛戦に成功した10月20日以来の試合で、戦績は11戦全勝(5KO)。ペドロサは18勝(8KO)3敗2分となっている。

 他に東洋太平洋フェザー級王者清水聡(31=大橋)が挑戦者に同級14位エドワード・マンシト(25=フィリピン)を迎える初防衛戦。WBCバンタム級9位井上拓真(21=大橋)と元日本バンタム級王者益田健太郎(34=新日本木村)の54・0キロ契約10回戦も組まれた。

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井上尚弥、異例の連戦プラン 中2カ月弱でV8へ

早朝の砂浜トレーニング中に鋭い視線を送る井上


 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、異例の連戦希望を明かした。

 15日、静岡・熱海での合宿を打ち上げ。冬の砂浜での練習を終えると、寒さの中で言葉がひときわ熱さを帯びた。「新しい挑戦になりますが、チャンスですし、出たい」。話題は今後の試合日程。希望したのは、来年2月24日に米国で計画される興行「Superfly2」出場だった。年末には国内で7度目の防衛戦が控え、近日中に発表見込み。試合間隔は2カ月弱になるが、「挑戦」ととらえた。

 米国での興行は、スーパーフライ級の一線級が会した今年9月の「Superfly」の第2弾になる。井上はその舞台で米国デビューを飾り、6回終了時の相手棄権による圧勝で「モンスター」のすごみを見せつけた。本場ファン、関係者に鮮烈な印象を残したからこそ、「もう1回あそこで戦いたい」。

 本場の興行主も参戦を熱望していたが、問題は日程だった。12年にプロデビューしてから14戦し、試合間隔はデビュー戦から第2戦までの95日が最短。そもそも、世界王者が2カ月で2試合を行うこと自体があまりない。ただ、「期間は短いですけど、問題ない」。減量開始時期など、短期間仕様に合わせていく。年末の試合でもダメージがない勝利が求められるが、「それはモチベーションにもなる」と気概を感じさせた。

 この日、恒例の肉体強化合宿を終えた。4日間で体をいじめ抜き、「試合に向けての気持ちのスイッチが入った」とすがすがしい顔をのぞかせていた。また新たな壁を越えるため、オン状態で突っ走る。【阿部健吾】

 ◆「Superfly」(9月9日、米カリフォルニア州カーソン) スーパーフライ級の強豪が集結。重量級が人気の米国では近年は軽量級への関心が高く、象徴的な興行となった。井上はオファーを受け、いきなりのセミファイナルで登場し、挑戦者の同級7位アントニオ・ニエベス(米国)と対戦。ダウン経験のない相手から5回にダウンを奪い、6回終了時に棄権に追い込んでV6を達成した。他にWBC王者シーサケット、元4階級王者ゴンサレス、元WBC王者クアドラス、元WBA、WBOフライ級王者エストラーダが参戦した。

9月、ニエベスを下し防衛に成功した井上(中央)はチャンピオンベルトを腰に笑顔を見せる。右は大橋ジムの大橋会長、左は父の真吾トレーナー

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八重樫東4階級制覇へ「骨格のフレームから変える」

ボクシングジムに通う小学6年の佐藤仁くん(右)にサイン色紙をプレゼントする元世界3階級制覇王者・八重樫


 プロボクシング元世界3階級制覇王者の八重樫東(34=大橋)が14日、埼玉・春日部市の児童養護施設「子供の町」を訪問し、子どもたちを対象とした講演とボクシングの実技を披露した。

 八重樫が交流を持つ同市のアマチュアジム「佐藤ボクシングフィットネスジム」佐藤賢治代表の橋渡しで実現したもので、小、中、高校生の計25人を対象に夢の持ち方などを熱く指南した。

 自らが野球やバスケットボールを経てボクシングに転向し、世界王者に上りつめた経歴を明かし「夢は何度変わってもいい。1つダメになっても別の夢がかなうかもしれないから」と優しい口調で語った。

 講演後には持参したWBCベルトも公開し、グローブを装着し、軽めのボクシング体験にも応じた。もっぱら殴られ役だった八重樫は「子供は体を動かすことが仕事ですから。講演よりも一緒に動く時間が長い方がいい」と気持ちよさそうに汗を流した。

 今年5月にIBF世界ライトフライ級王座から陥落し、先月にはスーパーフライ級での4階級制覇に挑むことを表明したばかり。八重樫は「これまでとは骨格のフレームからボクシングにやり方を変えないといけない。パワーも違うし、根性比べではしのげないと思うので」と意欲的だった。

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小浦翼12戦無敗で王座初防衛 世界王者宣言でた

小浦翼(2017年11月10日撮影)

<プロボクシング:東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇11日◇東京・後楽園ホール


 ボクシングの東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチが11日に後楽園ホールで行われ、王者小浦翼(23=E&Jカシアス)が挑戦者の同級1位谷口将隆(23=ワタナベ)を2-0(115-114、115-113、114-114)の判定で下して初防衛を果たした。

 似たタイプの一戦は、押し相撲のように絡み合う場面が目立ち、互いに離れ際に有効打を狙う展開。極真空手歴10年の経験を生かした小浦が12戦無敗で王座を守り、「谷口選手の分まで背負って世界王者になる」と宣言した。

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3冠王者井上岳志、世界挑戦へ「準備していく」

日本に加えて2本のベルトを手にした井上岳志

<プロボクシング:東洋太平洋スーパーウエルター級タイトルマッチ&WBOアジアパシフィック同級王座決定12回戦>◇10日◇東京・後楽園ホール


 ボクシングの日本スーパーウエルター級王者井上岳志(27=ワールド)が3冠王者になった。

 10日に東京・後楽園ホールで、WBOアジアパシフィック王座決定戦を兼ねて東洋太平洋同級王者ラーチャシー(タイ)に挑戦。8回に2度ダウンを奪ってTKO勝ちした。初回から左ボディーを中心に攻勢で「長引いて楽ではなかったがベルト3本はうれしい」。来年4月に日本王座V2戦後は「チャンスがあれば世界をやれるよう準備していく」と宣言した。日本フライ級は王者黒田(川崎新田)が7回TKOでV2に成功した。

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王者黒田雅之、7回TKOでV2「もっと強くなる」

<ボクシング:日本フライ級タイトルマッチ10回戦>◇10日◇東京・後楽園ホール


 王者黒田雅之(31=川崎新田)が7回TKOで2度目の防衛に成功した。同級6位松山真虎(28=ワタナベ)を迎え撃ったが終始攻勢で、相手陣営のタオル投入により、7回2分25秒TKO勝ちした。

 初回から頭をつけあって、接近戦での攻防になったが、黒田がボディーなど有効打で終始攻勢だった。5回には左ストレートを見舞ってロープまで飛ばし、公開採点ではジャッジ3人とも減点なしのワンサイドになった。6回は松山は逃げるのが精いっぱいとなり、7回に連打を見舞うとタオルが投げ入れられた。

 接近戦での戦いに「気持ちで出てくる相手と分かったので」と、13年にも世界挑戦経験あるベテランらしく対応し、初の日本王座挑戦の松山を一蹴した。来年3月3日に同級1位長嶺克則(26=マナベ)との指名挑戦者と対戦する。「30過ぎたボクサーですが、もっと強くなっていきます」とまだまだやる気満々だ。

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井上岳志KOで3冠王者「いい準備を」世界挑戦狙う

<ボクシング:東洋太平洋スーパーウエルター級タイトルマッチ&WBOアジアパシフィック同級王座決定12回戦>◇10日◇東京・後楽園ホール


 日本スーパーウエルター級王者井上岳志(27=ワールド)がTKOで3冠王者になった。ステップアップを期した東洋太平洋同級王者ラーチャシー・シットサイトーン(32=タイ)との2冠戦。初回から攻勢で8回に2度ダウンを奪うとレフェリーストップ。8回2分51秒TKO勝ちした。

 井上は試合前に話していた左ボディーで初回から攻めていった。くっついてのボディーに右アッパーなど攻勢が続いた。いい右をもらう場面もあったが、中盤からは再三ロープを背負わせた。ボディーから大振りの右フックも決まる。8回に右フックで王者がリング中央でダウン。立ち上がってきたがコーナーに詰めて連打に再びうずくまり、レフェリーが止めた。

 井上は腰に日本王座のベルトを巻き、両肩に新たなベルト2本を担いで誇らしげに「3つのベルトはうれしい」。終始攻勢にも「ボディーが効いているのは分かったが、相手の上体が柔らかく、長引いてしまった。危ないところもあり、楽ではなかった」と振り返った。

 今後は来年4月に日本王座のV2戦を予定している。WBOはすでに世界15位でランク入りしているが、これも一気にアップするはず。IBFでも15位。「4月の防衛後は、チャンスがあれば世界をやりたい。いつでもいい準備をして、常に戦える心を持っていたい」。来年には世界挑戦プランを披露した。

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多田悦子が判定勝ち 王者江畑佳代子との対戦熱望

<ボクシング:WBO女子アジアパシフィック・ミニフライ級王座決定8回戦>◇10日◇東京・後楽園ホール


 日本人女子の元世界王者対決は、元WBA世界ミニマム級王者多田悦子(36=真正)が制した。

 12年にも対戦した元IBF世界ライトフライ級王者柴田直子(36=ワールド)を相手に3-0で判定勝ちした。

 初回から練習したというカウンターの左ストレートに、ボディーがよく決まった。中盤に右ストレートをもらってのけ反るなど反撃を受けたが、終盤に上下に打ち分けなどで攻勢だった。5年前は王者時代でV8成功に続いて連勝となった。多田は「久しぶりの後楽園ホールで、お客さんの顔がよく見えて、ええでんな」とおどけた。これでWBO世界ランク入りとなり、王者江畑佳代子(41=ワタナベ)に挑戦を熱望。「大先輩と対戦が決まれば、きちんと仕上げていきますので」と、視察した江畑に向かってリングから頭を下げた。

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小浦翼、最強挑戦者とV1戦も「通過点」と自信

前日計量を終え並び立つ小浦(左)と谷口


 東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ(11月11日、後楽園ホール)の前日計量が10日に水道橋・MLBカフェで公開で行われ、初防衛戦の王者小浦翼(23=E&Jカシアス)、挑戦者の同級1位谷口将隆(23=ワタナベ)ともにパスした。

 14年全日本新人王の小浦は、極真空手歴10年のキャリアを生かして、順調に階段を上がってきた。7月の王座決定戦に勝利してプロ11戦目で初タイトルを手にし、最強挑戦者を迎えるV1戦になる。「うまいボクシングをする」と谷口の実力を認めながら、「やりやすいし、かみ合うと思う。ここは通過点。しっかりクリアして、自分の成長につなげたい」と自信をのぞかせた。

 大卒2年目の谷口は4月の日本ミニマム級王座決定戦で僅差判定負けし、プロ7戦目で初黒星を喫した。その後にフィリピンでの試合も含めて2連勝し、再びタイトルに挑む。再び巡ってきたチャンスに「明日の主役は僕です。きっちり勝つ」と宣言。「小浦はうまくて強いが、僕のほうが強い。冷静に戦いたい」と述べた。

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亀田史郎氏、永久追放処分を反省「つらかった」

亀田史郎氏


 ボクシングの亀田3兄弟の父史郎氏(52)が、国内でのセコンドライセンス無期限停止に至った度重なる騒動を振り返り、現在の心境を語った。

 史郎氏は9日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」に出演。トレーナーとして3人の息子を世界王者に育て上げたが、次男の大毅が王者(当時)の内藤大助に挑戦した07年10月11日のWBC世界フライ級タイトルマッチで、大毅に反則を促す指示をした責任などを問われ、無期限のセコンドライセンス停止処分を受けた。

 事実上の永久追放となったことに、史郎氏は「それはもう自分のやったことやから仕方ないと思ってます」と反省。セコンドライセンスを剥奪されたことに「やっぱり一番悔しいのはそこですね。横に今までおったのにおられへんという辛さ。子どもらは36分の戦いで、俺は12分の戦いやから、セコンドは。そこに戻ってきたときの言葉って、遠い所からしか声かけられへんから、それはやっぱり辛かったですよ」と語った。

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井岡王座返上、引退も 会長の父が明かした理由

井岡一翔の王座返上を発表する井岡ジムの井岡一法会長(撮影・加藤裕一)


 ボクシング世界3階級を制したWBA世界フライ級王者の井岡一翔(28=井岡)が王座を返上したと9日、父の井岡一法会長(50)が大阪市内のジムで発表した。同級1位アルテム・ダラキアン(30=ウクライナ)と12月31日に6度目の防衛戦を行う予定だったが、同会長は「準備が間に合わないので、いったん(ベルトを)返上しようということになった」と説明。11年から6年連続で行ってきた“大みそかのファイト”は途切れる。

 一翔は4月23日に5度目の防衛に成功し、元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高の「世界戦14勝」の日本記録に並んだ。その後、5月17日に歌手の谷村奈南と結婚し、9月にハワイで挙式。現在は都内で暮らしている。夏場以降話し合いを重ねてきたという同会長は「新婚やし、いろいろ生活の準備があるようです。プライベートのこと、夫婦のことに口は出せない」と、一翔が私生活に時間を割いていることを明かした。

 一翔も28歳。ブランクが長引けば選手生命に影響を及ぼす。同会長は「2つに1つやから。本人にスイッチが入れば、3カ月あれば試合の準備はできる。モチベーションがないなら、引退せな仕方がない。仮に身を引くなら、引退式もやる」と引退の可能性もにおわせた。その一方で「でも、やる気はあると思いますよ。週に3、4日走ってると言うてるし、体重もキープしてる。やる気がなければ、しませんよ」と弟子であり息子の“復活”に期待をかけた。【加藤裕一】

 ◆井岡一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日、大阪・堺市生まれ。元世界2階級王者井岡弘樹氏のおい。興国で高校6冠。08年に東農大を中退しプロ転向。11年2月に当時国内最速の7戦目で世界王座獲得。12年6月にWBA、WBCミニマム級王座統一。同12月にWBA世界ライトフライ級王者となり2階級制覇。15年4月に同フライ級王座も獲得し、世界最速18戦目で3階級制覇。身長165センチの右ボクサーファイター。22勝(13KO)1敗。

4月、5度目の防衛に成功し「5」のポーズをとる井岡一翔

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尾川堅一 勝利の鍵は「単発で終わらないこと」

右ストレートをミットに打ち込む尾川


 IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦(12月9日、米ラスベガス)で世界初挑戦する同級4位尾川堅一(29=帝拳)は9日、「試合まで1カ月ですけど、焦りもない。それが一番の強み」と都内ジムで約2時間汗を流した。

 対戦する同級5位テビン・ファーマー(米国)は守備に定評がある。柔軟な上半身でパンチをかわすが、「足は動かない。下からのパンチで2段、3段と打っていければ」と策を練る。2歳から明大卒までは日本拳法で名をはせた。鋭い踏み込みが武器で、「単発で終わらないこと」と勝利の鍵をあげた。

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井岡が調整できず王座返上!会長は引退可能性も示唆

4月、5度目の防衛に成功し「5」のポーズをとる井岡一翔


 ボクシング世界3階級を制したWBA世界フライ級王者の井岡一翔(28=井岡)の王座返上が9日、同ジムから発表された。

 12月31日に同級1位アルテム・ダラキアン(ウクライナ)と6度目の防衛戦を行う予定だったが、父の井岡一法会長(50)が「調整が間に合わない」と説明。

 井岡は今年5月に歌手の谷村奈南(30)と結婚。プライベートに時間を割かれたことがを理由の1つだという。

 同会長は今後に関して、本人のモチベーション次第であることを力説。「2つに1つやから。試合をするなら3カ月あれば、準備はできる。仮に身を引くというのであれば引退式もやる。本人がきっちり決めるはず」と引退の可能性もにおわせた。

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井上岳志2冠戦へ「上に進むため」世界挑戦プランも


 ボクシングの日本スーパーウエルター級王者井上岳志(27=ワールド)が、ステップアップを期した2冠戦に挑む。

 10日に東京・後楽園ホールで、東洋太平洋同級王者ラーチャシー・シットサイトーン(32=タイ)と、同王座とWBOアジアパシフィック王座決定12回戦を争う。9日には都内で前日計量があり、井上がリミットの69・8キロ、王者が69・2キロでパスした。

 井上は32歳までに世界挑戦のプランを描いている。「アジアをとってこそ上に行ける。上に進むために絶対落とせない。ベルトも2本を目にしてほしくなった」と笑みを見せた。相手はリミットを600グラムも下回り、元々は下のウエルター級と体格差がある。「体のハンディがあるのに、日本人2人にも勝っている。すごい」と警戒を緩めていない。

 今回は初めて12回スパーリングもこなすなど、準備も調整も順調だった。「体格以外にもいい距離で引き出しを見せたい。左ボディー、コンビネーションやトリッキーな動きも」と意欲満々だった。

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王者黒田雅之V2戦に自信「伸びている感がある」


 日本フライ級タイトルマッチ10回戦の前日計量が、9日に都内で行われた。

 V2戦となる王者黒田雅之(31=川崎新田)は50・7キロ、同級6位松山真虎(31=ワタナベ)はリミットの50・8キロでクリアした。試合は10日に東京・後楽園ホールで行われる。

 黒田は前回暫定王者だったが、正規王者粉川拓也(宮田)に判定勝ちで王座を統一した。4団体すべてで世界ランク入りも「肩書で強くなるわけでない。課題をクリアして勝ち続けていくだけ」。13年に世界挑戦経験あるベテランらしく落ち着いた表情。「今は毎日楽しく、伸びている感がある。前回より強くなったところを見せたい」と自信を見せた。

 松山は初のタイトル挑戦となる。水道橋の居酒屋「もつ焼きでん」で働くが、8月に試合が決定後は仕事を休んで備えてきた。「計量をパスできて安心した。どこまで通用するかだが、やることはやってきた。それを出せれば勝てる」と控えめに話した。

 前座では36歳の女子日本人元世界王者対決もある。WBOアジアパシフィック・ミニフライ級王座決定8回戦で、WBC世界同級4位多田悦子(真正)とWBC世界ライトフライ級10位柴田直子(ワールド)が対戦する。2人は12年にWBAミニマム級で対戦し、王者多田が柴田に判定勝ちしている。多田は「やっと日本人とできるので楽しみ。左カウンターを練習してきた。チョウのように舞い、蜂のように刺す」と豪語。柴田は「タイトルよりこの一戦に勝つこと。5年前と違うところを見せ、通過点にしたい」と世界王座奪回へのステップを期した。

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有川稔男がV2 坂本大輔と3年ぶり再戦で雪辱

V2に成功で王座統一の有川稔男(左)と川島郭志会長

<ボクシング:日本ウエルター級王座統一戦10回戦>◇7日◇東京・後楽園ホール


 ボクシングの日本ウエルター級王座統一戦で、正規王者有川稔男(32=川島)がV2に成功した。

 7日に東京・後楽園ホールで暫定王者坂本大輔(36=角海老宝石)と3年ぶりに再戦。5回に右ストレートでカットさせ、レフェリーストップのTKOで雪辱した。過去には何度も拳を痛め、今回はスパーでアゴの骨折で1年ブランクも成長を見せた。「最後は切り裂く感じ。どこもケガなく終われたのが一番。時を置かずに進みたい」と、V3後は次のステップを狙っていくプランだ。

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有川稔男リベンジV2、3年前KO負け坂本をTKO

V2に成功で王座統一の有川稔男(左)と川島郭志会長

<ボクシング:日本ウエルター級王座統一10回戦>◇7日◇東京・後楽園ホール


 正規王者有川稔男(32=川島)が王座統一でV2に成功した。

 3年前にKO負けした暫定王者坂本大輔(36=角海老宝石)との再戦。

 初回から右ストレートをクリーンヒットさせ、何度もぐらつかせた。5回にも右ストレートを見舞って左まぶたをカットさせ、傷も深くレフェリーストップ。5回1分42秒TKOで雪辱した。

 初回から右がさく裂し、ダウンを奪った。これはスリップと判定されたが、パンチ力の差で時間の問題とも言えた。5回にも打ち込むと坂本の左まぶたから血が噴き出した。「切り裂く感じ。今までで一番の出血量だった」と一瞬動きを止めてドクターチェックをアピール。直後にチェックが入ってTKO勝ちとなった。

 坂本とは当初4月に対戦予定も、有川がスパーでアゴを骨折して延期になった。これを受けて坂本が暫定王座についていた。14年には1回KO負けしたが、初防衛戦からこの1年間、坂本のことだけを研究してきた成果を見せた。過去4敗も、すでに引退した1人を除く3人にきっちり雪辱を果たした。「思ったより出てこず、距離が遠かった。2、3回は強引にいったが、あとは焦らずにいった」。拳を横にして上から打ち込むように改造した左フックも有効だった。

 次戦は指名挑戦で矢田良太(グリーンツダ)との防衛戦となる。川島会長は「吸収力があり、進化が早い。今回はすごいと思った」とベタほめした。さらに「すべて借りは返した。その後は東洋や世界ランカーとやらせたい」と先を見据える。

 過去に何度も拳も痛めた経験もあるが鉄骨をたたいて強化し、「拳はもう大丈夫。最近鉄骨が柔らなくなった気がする」とまで言った。「どこもケガなく終われたのが一番。時を置かずに進みたい」と、来年はステップアップを期した。

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有川稔男が計量パス、骨折で4月対戦流れ坂本へ謝罪


 ボクシングの日本ウエルター級王座統一戦の前日計量が6日に都内であり、同級王者有川稔男(32=川島)が66・5キロ、暫定王者坂本大輔(36=角海老宝石)がリミットの66・6キロでパスした。

 試合は7日に東京・後楽園ホールで行われる。両者は4月に対戦予定も有川がスパーリングでアゴを骨折し、これを受けて坂本が6月の暫定王座決定戦に勝利していた。

 試合の3週間前に骨折した有川は「病院のベッドで申し訳なく、情けなく、一瞬引退もよぎった」と吐露した。9月にプレートを摘出してスパーを始めると「何かが変わって、レベルアップが加速し、総合的に一段上がった」という。坂本には14年に初回TKO負けした。「あれから映像はよく見ていて、この1年もずっとイメージしてきた。最終的に倒すのが自分のボクシング」とKO初防衛を誓った。

 坂本は有川から「4月はすいませんでした」と頭を下げられたが「おかげで王者になれた」と笑顔だった。「王者になってレベルアップし、20年目にしてボクシングができるようになってきた。判定で勝ちたい」。アマ時代に初戦にKO勝ちも再戦で負けた経験もあり、SNSでその相手と交流して「いろいろ分かって、いい練習もできた」と話す。「冷静に熱く」をテーマに「見たことのない坂本を見せます」と自信たっぷりだった。

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近藤明広 判定負けも「強くなって」再起を期す

近藤明広(右)はセルゲイ・リピネッツに0-3で判定負けした(AP)

<ボクシング:IBF世界スーパーライト級王座決定12回戦>◇4日◇米ニューヨーク・バークレイズ・センター


 ボクシングのIBF世界スーパーライト級3位近藤明広(32=一力)が、海外での世界初挑戦で王座奪取に失敗した。4日に米ニューヨークで同級1位リピネッツ(ロシア)との王座決定戦。多彩なパンチで先手をとられ、0-3で判定負け。日本人4人目の同級世界王者はならなかった。

 序盤は左ボディーで攻めたが、下から突き上げる力強い左ジャブでペースを握られた。5回に右ストレートで下がらせたが、6回に相手が額を切って流血すると足を使われた。手数も少なく、採点は6~8ポイント差も「公平なジャッジ。たくさんのパンチをもらっていた」と認めた。

 東洋大を2年で中退。同期だったWBA世界ミドル級王者村田から刺激と助言を受け、37戦目で初の世界戦のチャンスをつかんだ。中2で畑山の2階級制覇を見て、花咲徳栄から誘われていた野球を捨てて17年目。「強くなってリングに戻ってきたい」と再起を期した。

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ワイルダー6度目防衛、スタイバーンを初回壮絶KO

壮絶な初回KOで6度目の防衛に成功したデオンテイ・ワイルダー(AP)

<ボクシング:WBC世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦>4日◇米ニューヨーク・バークレイズ・センター


 王者デオンテイ・ワイルダー(32=米国)が壮絶な初回KOで、6度目の防衛に成功した。前王者の同級1位バーメイン・スタイバーン(39=ハイチ)との再戦。初回に3度のダウンを奪って圧倒し、2分59秒TKO勝ちした。15年1月に王座奪取も、過去38戦で唯一判定に終わった相手をぶちのめした。

 まずは力強いジャブを突いていった。2分を過ぎて、ガードの間に右ストレートを打ち込んで最初のダウンを奪う。立ち上がってくると右、左、右の3発で2度目。さらに右からの連打で3度目のダウンに沈めて仕留めた。

 スタイバーンは王座陥落の10カ月後に再起も、初回ダウンしながら判定勝ち。その後は2年のブランクがあった。それ以上にワイルダーの破壊力がすごかった。

 次は10月に防衛したWBAスーパー&IBF王者アンソニー・ジョシュア(28=英国)との統一戦実現に一層の期待が集まる。「私は長い間待っている。私も世界も望んでいる」と最強決定戦の決定を待ち望んでいた。

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近藤明広0-3判定負け、常時先手取られ攻め込めず

近藤明広(右)はセルゲイ・リピネッツに0-3で判定負けした(AP)

<ボクシング:IBF世界スーパーライト級王座決定12回戦>4日◇米ニューヨーク・バークレイズ・センター


 同級3位近藤明広(32=一力)の海外で世界初挑戦での王座奪取はならなかった。同級1位セルゲイ・リピネッツ(28=ロシア)との王座決定戦に、0-3で判定負けした。採点は118-110が1人、117-111が2人と差がついた。

 序盤は左ボディーがよかったが、下から突き上げる力強い左ジャブでペースを握られた。常に先手をとられ、足も使われ、攻め込めない。5回に右ストレートでロープに下がらせるなどしたが、攻めも単調であとが続かない。12戦全勝(10KO)の相手に決定打をもらうことはなかったが、相手のリズムに手数も少なく、ポイントを引き離されていった。

 近藤は必勝の文字が入った鉢巻きを締めてリングインした。37戦目で初めての海外での試合で、ニューヨークでの世界戦も日本人として初めてだった。東洋大2年中退もWBA世界ミドル級王者村田と同期で、大きな刺激とアドバイスをもらっていた。中2の時に畑山隆則が2階級制覇した試合を見て、花咲徳栄からも誘われていた野球をスッパリと捨て、プロボクサーを目指した。あれから17年目にして「後半勝負で番狂わせを起こす」と臨んだが、同級で日本人4人目の世界王者はならなかった。

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藤本京太郎、世界戦へ熱い訴え 問題は「資金」

5回、レイモントをKOで倒し、WBOアジアパシフィック・ヘビー級王座を防衛した藤本京太郎(撮影・酒井清司)

<プロボクシング:東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・ヘビー級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇東京・後楽園ホール


 ボクシングの東洋太平洋とWBOアジアパシフィックのヘビー級王者藤本京太郎(31=角海老宝石)が、KO防衛で世界挑戦をアピールした。

 4日に東京・後楽園ホールで、挑戦者レイモント(オーストラリア)に右ストレート連発で5回KO勝ちした。東洋太平洋は2度目、WBOは初防衛。WBO王者パーカー(ニュージーランド)に挑戦が浮上しているが「やるべきことはやった。人生の目標と決めた世界戦のリングに上がりたい」と熱い訴え。萩森マネジャーは「向こうは日本でやりたがっている。問題は資金」と話した。

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藤本京太郎KO防衛で世界挑戦へ「人生の目標」

5回、レイモントをKOで倒し、WBOアジアパシフィック・ヘビー級王座を防衛した藤本京太郎(撮影・酒井清司)

<ボクシング:東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ヘビー級タイトル12回戦>◇4日◇東京・後楽園ホール


 王者藤本京太郎(31=角海老宝石)がKO防衛で世界挑戦をアピールした。

 挑戦者のランドール・レイモント(22=オーストラリア)に対し、初回から足を使いながら、ボディー攻撃などでペースをつかんだ。5回に右ストレートで鼻血を出させ、さらに右ストレートでぐらつかせた。そこへ再び右ストレートをアゴに見舞い、5回2分50秒KO勝ちを収めた。東洋太平洋は2度目、WBOは初防衛となった。

 計量で予告していた6回KOを上回る快勝だった。相手は9戦目で総合格闘技の経験者。「調子が悪く、体が動かず、やりづらい相手だった。パンチも思った以上にあったが、カウンターがよく、最後を締められてよかった」と振り返った。

 あとは世界挑戦への思いを熱く訴えた。ここまでにもWBO王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)に挑戦が浮上している。「やるべきことはやった。まだまだ弱いかもしれないが、人生の目標と決めた世界戦のリングに上がりたい。30歳までとK-1から転向して、1年半伸びているのも世界戦のため」と話した。

 鈴木会長は10月のWBO総会にも出席したが「みんな日本でやると思っていた。びっくりした」と、周囲の機運は上がっているようだ。萩森マネジャーは「向こうは日本でやりたがっている。次は20戦目の節目にもなる。来年3月ごろにできれば。問題は理解と資金。ファイトマネーは最低100万ドルは必要では」と、周囲の協力、支援を期待した。

5回、レイモントに右フックを浴びせるチャンピオン藤本(右)(撮影・酒井清司)

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ジロリアンが敢闘賞 減量中はラーメン二郎ガマン

ダウンを奪うスーパーフェザー級のジロリアン陸(撮影・横山健太)

<ボクシング東日本新人王決定戦:スーパーフェザー級決勝>◇3日◇東京・後楽園ホール


 スーパーフェザー級のジロリアン(フラッシュ赤羽)が敢闘賞を獲得した。12人の勝者は12月23日に西軍代表と全日本新人王を争う。

 ◆敢闘賞のジロリアンのコメント KOにこだわったが、最後はなんか当たったが覚えてない。減量中はラーメン二郎に行きたくて頭が変になった。本店に認められるよう頑張りたい。

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飯見嵐「全日本も取る」東日本新人王決定戦MVP

MVPの賞状を手に笑顔を見せる飯見嵐(中央)。左は技能賞薮崎賢人、右は敢闘賞のジロリアン陸(撮影・横山健太)

<ボクシング東日本新人王決定戦:スーパーバンタム級決勝>◇3日◇東京・後楽園ホール


 スーパーバンタム級飯見嵐(21=ワタナベ)が、1回TKO勝ちでMVPを獲得した。1月に愛知・岡崎市から上京し、ジムの先輩の世界王者京口を手本に4戦全勝オールKOを飾った。12人の勝者は12月23日に西軍代表と全日本新人王を争う。

 飯見が名前の嵐のようにゴングと同時に攻め立て、右のオーバーハンドで仕留めた。「パンチも作戦も練習通り。2回までは譲らずにいこうと。根性と気合」と、7勝(6KO)の相手に宣言通り初黒星をつけた。16歳まで地元ジムに通った。1度辞めて復帰したが「やるなら東京に出よう」と1月にワタナベジムを見学。内山と京口の練習に衝撃を受けて、寮もあるため入門した。京口も弟子を「鳥肌が立った」と絶賛。「名前負けしないよう全日本もとる」と誓った。

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飯見嵐1回TKO勝利「根性と気合」でMVP獲得

MVPの賞状を手に笑顔を見せるS・バンタム級で優勝した飯見嵐(中央)。左は技能賞のフライ級で優勝した藪崎賢人、右は敢闘賞のS・フェザー級で優勝したジロリアン陸(撮影・横山健太)

<ボクシング東日本:スーパーバンタム級決勝4回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール


 スーパーバンタム級を制した飯見嵐(21=ワタナベ)がMVPを獲得した。

 5月のデビューから3勝(3KO)で、7勝(6KO)の浜田力(21=本多)との全勝対決。

 飯見は名前の嵐のようにゴングと同時に攻め立てていった。この突進に相手はいやがってクリンチにもかまわず攻めた。2分すぎに右のオーバーハンドの打ち下ろしでダウンを奪うとレフェリーがストップ。1回2分15秒TKOで仕留めた。

 飯見は「パンチも作戦も練習通り。2回までは譲らずにいこうと思った。あとは根性と気合」と、宣言通り相手に初黒星をつけた。小6の時に叔父が通っていた地元のジムに連れて行かれ、「練習を見て、格好いいし、ケンカも強くなりたい」と通い始めた。練習生が1人のこともあり、16歳でジムを離れた。高校中退でとび職などに就いたが、18歳で再び通い始めた。

 「いまのままでいいのか」と自問自答するようになり、「常に頭にあった」というプロボクサーになることを決意した。地元では本気になれないと東京に行き、ワタナベジムを見学した。そこで新旧世界王者の内山と京口の練習に衝撃を受けて、寮もあるため1月に入門した。京口も「弟子」とかわいがり、「練習通りでよかった。鳥肌が立った」と絶賛した。飯見は「名前負けしないよう全日本もとる」と誓った。

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ジロリアン陸が8連続KO勝利、こだわりの敢闘賞

MVPの賞状を手に笑顔を見せるS・バンタム級で優勝した飯見嵐(中央)。左は技能賞のフライ級で優勝した藪崎賢人、右は敢闘賞のS・フェザー級で優勝したジロリアン陸(撮影・横山健太)

<ボクシング東日本:新人王決勝>◇3日◇東京・後楽園ホール


 スーパーフェザー級ジロリアン陸(29=フラッシュ赤羽)が敢闘賞を受賞した。

 今井健裕(24=ワールド)に力強く的確なパンチでリード。3回に右フックでダウンを奪った。

 反撃されて左目上もカットしたが、再び左フックでダウンを奪うとレフェリーストップ。3回2分59秒TKOで、デビューで初黒星後は8連続KO勝ちとした。

 渋谷の路上で営業するマジシャン。リングイン前にはカードを吐き出して、花道に噴水のようにまき散らして喝采を浴びた。試合直前に1万5000円で買ったパフォーマンスだった。リングネームはラーメン二郎好きからで、チャリティーで買ったTシャツに、千住大橋の店長に借りたジャンパーを羽織って入場した。

 「最後はなんか当たったが覚えてない。1回で疲れてしまった。最初のダウンで休もうと思って甘かった」と苦笑いした。減量中はラーメン断ちし、「行きたくて夢に出てきた。動画や画像を見ていて、頭が変になった。夢にも計量後に食べに行ったがさすが面少なめにした」そうだ。12月の全日本も「KOにこだわっていきたい。本店に認められるよう頑張りたい」。

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元ヨネクラジム有岡康輔が父と兄王者の内藤未来破る

東日本新人王決勝戦の優勝選手たち。前列左からミニマム級の赤羽根、Lフライ級の佐藤、フライ級の藪崎、S.フライ級の今川、バンタム級の富施、S.バンタム級の飯見。後列左からフェザー級の佐々木、S.フェザー級のジロリアン、ライト級の有岡、S.ライト級の木原、ウェルター級の重田、ミドル級の加藤(撮影・横山健太)

<ボクシング東日本新人王決勝:ライト級5回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール


 ライト級は元ヨネクラジムの有岡康輔(23=三迫)が、父と兄が元王者の内藤未来(25=E&Jカシアス)を破った。初回は内藤にペースをつかまれていたが、2回に有岡が右と左で2度ダウンを奪った。激しい打ち合いになったが、5回に有岡が連打を浴びせるとレフェリーストップ。5戦全勝(2KO)だった相手に5回1分3秒TKO勝ちした。

 トーナメント途中の8月で、名門ヨネクラジムが閉鎖となった。父の薦めで16歳で入門したが「びっくりだった」という。横井トレーナーととも同じ名門三迫ジムに移籍して新人王獲得となった。ヨネクラジムの後輩富施はワタナベジムに移籍し、先にバンタム級を制していた。「オレも負けられない」と一層気合が入った。準決勝で右目上をカットし、決勝に向けてのスパーリングは5回しかできなかった。「内容は納得できず、めちゃ悔しい。相手も強く何度も切れかけた。全日本では勝って笑いたい」と話した。

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ヘビー級藤本京太郎101キロでパス「6回で倒す」


 ボクシングの東洋太平洋とWBOアジアパシフィックのヘビー級2冠戦の前日計量が3日に都内で行われた。王者藤本京太郎(31=角海老宝石)は101キロ、挑戦者のランドール・レイモント(オーストラリア)は106キロでパスした。

 藤本は計量前にうどんを食べ、洋服を着たまま計量した。「今回は1度100キロを切った。いい練習ができて体重がうまく落ち、動きがいい。最後は右ストレートで6回に倒したい」とKOラウンドまで予告した。陣営では以前からWBO王者パーカー(ニュージーランド)に挑戦へ交渉を続けている。「世界へのステップになるようにしたい」と自信を口にした。

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内藤、有岡ら前日計量クリア 東日本新人王決勝

ライト級で対戦する内藤未来(左)と有岡康輔


 ボクシングの東日本新人王決勝が3日に東京・後楽園ホールで行われる。11階級が4、5回戦で争われ、2日の都内での前日計量では出場する22人全員がクリアした。ライト級では内藤未来(25=E&Jカシアス)と有岡康輔(23=三迫)が対戦する。

 内藤は親子で3人目の王者を目指し、デビューから5連勝(2KO)している。5年前には125キロから大減量して元日本王者の兄律樹に続いてプロ入りした。「減量の大きさなら世界ランカー」と軽口をたたいたが「新人王は通過点ではない。1歩1歩勝っていくことで兄に追いつきたい」と話した。

 有岡は名門ヨネクラジムが8月で閉鎖し、横井トレーとともに移籍2戦目となる。小学生時代に知り合いの試合を見てプロボクサーにあこがれ、16歳で父の勧めで入門した。私語禁止から和気あいあいのジムへと代わり、雰囲気はまったく違うという。「僕らが活躍することで名門の名を受け継いでいきたい。自信しかない」と勝利を確信していた。相手棄権ですでに確定したミニマム級赤羽根(宇都宮金田)ら12人の東日本新人王は、12月23日に西軍代表との全日本新人王決勝に臨む。

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