上へ戻る

au版ニッカン★バトル

新着ニュース

山中の相手ルイス・ネリ「パンチの数と若さで勝つ」

スパーリングで汗を流すルイス・ネリ(撮影・神戸崇利)

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)の標的が強打をアピールした。

 同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)が10日に都内で2回のスパーリングを披露。パートナーが途中から力を入れて攻めると、持ち味の回転力ある連打に得意の左ストレートを打ち返した。2回途中で「手を抜け」の声が掛かるほど。23勝(17KO)のホープは「パンチの数と若さで勝つ。1回から攻め、6回KOで勝つ。記録を止めるためにきた」と豪語。偵察した山中陣営の大和トレーナーは「想定通りと確認できた。山中が切り捨てる」と、日本タイV13を確信していた。

関連するニュースを読む

閉じる

田中恒成、新愛称“ドリームボーイ”に「好きです」

 デビュー8戦で日本最速タイの世界2階級王座を手にしたWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が21日、同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)との2度目の防衛戦(9月13日、エディオンアリーナ大阪)に向け、名古屋市内の同ジムで練習を公開した。

 シャドーボクシングで体をほぐした後、フィリピンから招いたパートナーと4ラウンドのスパーリングを実施。「疲労がたまってくる時期ですが、そうでもない。調整は順調です」と言う通り、軽快な動きを見せた。

 2度目の防衛戦は、その先を見据えたステップボードだ。猛烈アピールしてきたWBA世界ライトフライ級王座田口良一との統一戦。5月20日の初防衛戦後、マイクを握ってリング上に田口をまねき上げて“了承”をもらい、畑中清詞会長からもGOサインを受け取った。それだけに絶対につまずけない戦いになる。

 「油断じゃないけど、オレが勝って当たり前というムードがあって、それに見合った結果を残せるか。そこに意義がある。最低条件がKO。自分の思い通りの試合がしたい」と語った。

 5度目の世界戦にして初めて、TBS系で全国中継される。従来の異名「中京の怪物」も「いいか、嫌かと言えば、嫌。まあ昔はそうでもなかったんですが…」と“卒業”する。ただ、強豪ボクサーにはつきもののキャッチコピーは「あればうれしい」と歓迎で「スピードに関連するようなものがあれば」という。ならばと、畑中清歌会長(50)は「僕は前から言ってるけど“ドリームボーイ”です。夢の5階級制覇を狙うんやからね」。田中は「う~ん、嫌じゃない。好きですよ」。“中京の怪物”あらため“ドリームボーイ田中恒成”が、満を持して全国デビューを飾る。

関連するニュースを読む

閉じる

時差調整OK!亀海喜寛がWBO世界戦へ米国入り

現地入りした亀海はサムアップポーズをみせる(提供=帝拳)

 8月26日(日本時間27日)に米カリフォルニア州でボクシングのWBO世界ウエルター級王座決定戦に臨む同級5位亀海喜寛(34=帝拳)が20日(同21日)、米国入りした。

 元4階級制覇王者の同級1位ミゲル・コット(プエルトリコ)に挑む過去日本人最大級のビッグマッチ。

 海外での豊富な試合経験から時差調整を重要視して渡米したが、「機内では予定通り1時間ほどの仮眠に抑えたので眠気が襲ってきています。今夜は熟睡できそうですし、この調子で徐々に時差も解消できると思います」と計画通りに過ごせた様子。この日は軽く動かし、翌日から現地での最終調整に入る。

関連するニュースを読む

閉じる

亀海喜寛「絶対に超えたい」世界初挑戦は王者コット

成田空港から田中繊大トレーナー(左)と渡米した亀海喜寛(撮影・河合香)

 ボクシングのWBO世界スーパーウエルター級5位亀海喜寛(34=帝拳)が20日、世界初挑戦へ向けて成田空港から渡米した。26日に米カリフォルニア州カーソンで、元4階級制覇王者の同級1位ミゲル・コット(36=プエルトリコ)との王座決定戦に臨む。20歳の頃に、コットが王者になるからあこがれだったヒーローとの激突で、大番狂わせを狙う。

 3月には対戦の話が出たことで「長い時間ハードトレができた。いつもの試合よりもしっかり準備ができた」と話す。日本より遅い時間ゴング予定に、ロードワークは夜にこなし、睡眠も遅くして調整してきた。「前回うまくいった」という時差ぼけ対策もある。機中は寝ずに過ごし、到着後も夜まで寝ないという。「我慢して気合で寝ない」。海外経験も豊富で準備には抜かりないが、試合も我慢と気合の戦いになるはずだ。

 海外で名を上げていった亀海だが、キャリアでは圧倒的に劣る。「フルアクションでプレッシャーをかけ、気持ちを折ることしか考えていない。厳しい試合になる。激しい試合でないと勝ち目はない。ラッキーは当てにしない」と闘志を秘める。

 33戦目で世界初挑戦となるが「ベルトはとったらうれしい。魅力だが、価値観がかわってきた。ビッグネーム、ビッグマッチに勝ちたい。コットに勝つことが大きい。絶対に超えたい」と決意を披露し、田中トレーナーとともに機上の人となった。

関連するニュースを読む

閉じる

村田諒太、山中慎介「進退保留は普通」心情察する

メイウェザーを真似たポーズをする村田(撮影・阿部健吾)

 ボクシングWBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が「山中先輩」の心情を察した。18日、元世界5階級王者フロイド・メイウェザー(40=米国)と総合格闘技団体UFCで2階級を制したコナー・マクレガー(28=アイルランド)がボクシングルールで戦うスーパーウエルター級12回戦(8月26日、米ラスベガス)を独占放映する「DAZN(ダ・ゾーン)」のPRイベントに都内で出席。

 WBC世界バンタム級タイトルマッチでの敗戦から一夜明けた16日に進退保留を宣言した前王者山中慎介(34=帝拳)について、「ゆっくり休んで下さい先輩、という感じです」と述べた。

 南京都高だけでなく、帝拳ジムでも先輩になる。日本記録がかかった13度目の防衛戦でプロ初黒星となったが、「進退保留は普通だと思う。すぐに、はい、やります、やりませんと言える世界ではない。揺れ動く感情があって当然ですよね」と言及した。

 自身は10月22日に、5月のWBAミドル級王座決定戦で判定負けした王者アッサン・エンダム(フランス)との直接再戦が待つ。「走り込みキャンプでいい状態になっている。少し疲れが残っていますが、抜けた後に次のステップにもっていければ」と見据えた。

関連するニュースを読む

閉じる

村田諒太「6回KO」メイウェザー対マクレガー占う

メイウェザーを真似たポーズをする村田

 元世界5階級王者フロイド・メイウェザー(40=米国)と総合格闘技団体UFCで2階級を制したコナー・マクレガー(28=アイルランド)がボクシングルールで戦うスーパーウエルター級12回戦(8月26日、米ラスベガス)を独占放映する「DAZN(ダ・ゾーン)」が18日に都内でPRイベントを開き、ボクシングのWBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が展開を予想した。「格闘技界全体が盛り上がる試合。個人的にはウエルカム、うれしいニュース」と切り出し、超異例の一戦を占った。

 結論は「メイウェザーの中盤KO、もしくはTKO勝ちですね」。ボクシングルールのアドバンテージを重く見て、驚異のディフェンス力を持つ49戦無敗の「マネー(金の亡者)」に軍配を上げた。「ラグビーの選手がバルセロナとサッカーで試合をしろと言っているようなもの」と例えた。

 詳しい攻防予想は…。「序盤はマクレガーがラフなパンチで(見ている人は)『おおー』となるかもしれませが、見切ったメイウェザーがパンチを次々に当て始め、中盤に倒す」と見込んだ。逆にマクレガーから見れば、勝つチャンスは序盤にしかないとも言える。「メイウェザーのブランクが2年間あるので、試合勘の部分でどうか。そこにチャンスはあるかも。いかに勝負をかけられるかだと思う」と見越した。

 メイウェザーに同じボクサーとしての思いもある。「ここで負けてくれるなよと思う。パッキャオ、デラホーヤに勝ってきているわけですから。UFCの選手に負けたら何をやっているんだメイウェザー、となりますよね」と期待した。

 試合は「DAZN」で日本時間27日午前10時から独占生中継される。

関連するニュースを読む

閉じる

井上尚弥、山中V13失敗に決意「自分が引っ張る」

気迫のこもった表情でミットに打ち込む井上

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が日本ボクシング界のけん引役になる覚悟を示した。17日に横浜市内のジムで、6度目の防衛戦(9月9日、米カリフォルニア州)へ練習を公開。同級7位アントニオ・ニエベス(米国)を迎える米国デビュー戦に「重要な一戦だと理解しています」と口元を引き締めた。

 先月長くボクシング界の顔役だった内山、三浦が引退。15日の世界戦では山中が13度目の防衛に失敗した。1つの時代は移り、新世代の若き王者も誕生している。「自分の立ち位置は分かっている。デビューが19歳でいま24歳ですから、自分が引っ張っていく気持ちはある。盛り上げていかないといけない」と自覚を述べた。

 その格好の舞台として米デビュー戦が待つ。本場ファンへの衝撃こそ、日本ボクシング界のPRにもなる。「日本の選手がそのステージに立つことにもつながる」と後進のためにも、圧巻のKO劇を見せる。

関連するニュースを読む

閉じる

井上尚弥、米国でのV6へ早めの減量「不安はない」

取材中にさわやかな笑顔をみせる井上(撮影・阿部健吾)

 世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の24歳、井上尚弥(大橋)が17日、横浜市内の所属ジムで6度目の防衛戦(9月9日・米カリフォルニア州カーソン)に向けた練習を公開し、減量を通常より早いペースで行うことを明らかにした。

 渡米は挑戦者のアントニオ・ニエベス(米国)戦の1週間前を予定。通常はリミットまで3~4キロの時期だが、今回は1キロ強に減らしたいという。「現地は汗が出しづらいと聞いた。米国に行ったら軽い調整だけにしたい」と狙いを語った。

 ミット打ちでは重たい音を響かせ「不安はない」と笑顔。15日には世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチで山中慎介(帝拳)が13度目の防衛に失敗。新たに日本ボクシング界を引っ張る存在として期待される井上は注目の一戦へ「盛り上げていかないといけない。重要な一戦だと理解している」と覚悟をにじませた。

気迫のこもった表情でミットに打ち込む井上(撮影・阿部健吾)

関連するニュースを読む

閉じる

メイウェザーvsマクレガー戦は8オンスグローブに

 8月26日(日本時間27日)に米ネバダ州ラスベガスで開催されるプロボクシング元世界5級制覇王者フロイド・メイウェザー(40=米国)-米総合格闘技UFC2階級制覇王者コナー・マクレガー(29=アイルランド)のボクシングマッチ12回戦が8オンスのグローブで行われることが決まった。

 この「メガファイト」はスーパーウエルター級で開催されるため、米ネバダ州のアスレチックコミッションは当初、通常ルール通りに10オンスのグローブ着用を義務づけていたが、16日(日本時間17日)に開かれた同コミッションのミーティングで8オンスの着用を認めた。

 プロボクシングではミニマム級~スーパーライト級は8オンス、ウエルター級以上は10オンスのルールだったが、メイウェザーとマクレガーが両者ともに8オンスのグローブ使用を求めていた。この裁定を受け、マクレガーは「とてもハッピーだ」と歓迎した。

関連するニュースを読む

閉じる

山中慎介揺れる胸中、「力出し切れていない」の本心

ネリ戦から一夜明け、会見で言葉を詰まらせる山中(撮影・鈴木みどり)

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチで日本記録に並ぶ13度目の防衛に4回TKO負けで失敗した前王者山中慎介(34=帝拳)が16日、京都市内で会見し、進退を保留した。敗戦から一夜明け、勝利した場合でも、満足いく内容であれば引退を考えていたと明かすなど、複雑な胸中を吐露。タオル投入の時期をめぐる議論には自分の責任だとして幕を引いた。今後、本田明彦会長は山中の決定を優先し、現役続行の場合はタイトルを奪われた王者ルイス・ネリ(メキシコ)との次戦での再戦交渉に入る方針を示した。

 5年9カ月守り抜いた緑のベルトが目の前にはなかった。傷のない、きれいな顔で会見場に姿を見せた山中は、言葉を選びながらゆっくりと胸の内を語った。30戦目でのプロ初黒星。34歳。前夜、明け方まで話し合った沙也乃夫人(31)からは「後悔のないようにしてほしい」とだけ言われた。注目の進退について質問が飛ぶと、下を向き、考えをまとめてから答えた。

 「何カ月も引っ張ることはないが、大事なことなので落ち着いて考えたい。長くないうちに決めたい」

 会見の最後には「納得のいく勝ち方が出来れば、それ(引退)でもいいのかなと思っていた」と、勝利しても引退する可能性があったと明かした。強い決意を持って上がったリング。それだけに、燃え尽きたと思えない感情が一夜明けても気持ちを揺るがせた。

 4回。ロープ際で連打を浴びたところでデビュー当時からコンビを組む大和トレーナーがタオルを投げ入れた。陣営から「早すぎる」と疑問の声が上がった場面。山中も「自分は大丈夫と思っていた」と語っていたが、一夜明けても「大和さんを責めることはないし、そう見せてしまったことが原因」とし、「映像を見たら、自分が思っていた以上に危なっかしかった」と自身に責任を求めた。

 だが、正反対の思いも隠さずに続けた。「まだやりたい気持ちもあったし、そこを乗り切っていればというのもあった。力を出し切れていないから悔しいという思いもある。それは確か。それも含めてもう少し考えたい」。行ったり来たりする言葉。それこそが現時点での本心だった。

 本田会長は今後について「やりたいと言えば、直接再戦しかない。向こう陣営も応じると言っているし、メキシコに行ってもいい」と次戦のサポートを約束した。KOを量産し、「神の左」と称された左拳で多くの伝説を作ってきた前王者。その決断に注目が集まる。【奥山将志】

 ◆山中-ネリ戦VTR

 初回は具志堅氏の持つ13度連続防衛の日本記録がかかる山中が優勢。切れのあるジャブでペースをつかみ、ボディーにも得意の左を打ち込む。2回から互いに距離を詰め、3回にネリが大振りのフックからの連打を決めて流れを奪い返した。4回にチャンスとみたネリがロープ際でラッシュ。山中も左を返すが、ダメージが深刻と判断した大和トレーナーがタオルとともにリングに入ったところでTKO負けとなった。

関連するニュースを読む

閉じる

山中慎介「負けて悔しいのは初めて」会見一問一答

15日、4回、ネリ(右)に攻め込まれふらつく山中

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチで日本記録に並ぶ13度目の防衛に4回TKO負けで失敗した前王者山中慎介(34=帝拳)が16日、京都市内で会見し、進退を保留した。

<山中慎介一問一答>

  -現在の気持ちは

 自分自身も悔しかったが、応援してくれた方に申し訳ない気持ちでいっぱい。

 -試合について

 負けて言うのは何だが、ネリはすべて想定内。それでも、荒々しく振ってきた時に焦りがあってガードが甘くなった。

 -試合終了の瞬間は

 映像を確認したら自分では効いている感覚はなかったが、実際ばたついていた。危なっかしく見えた。

 -ベルトを失った

 ベルトがないのは、すごく違和感がある。嫁と話していても、もう前チャンピオンなんだなって。勝って悔しかった経験はあるが、負けてタイトルを奪われて悔しいというのは初めて。昨夜からずっとつらかった。

関連するニュースを読む

閉じる

タオル論争に本田会長「優しさ出たが遅いより良い」

15日、敗れて手で顔を覆う山中(右)。上は歩み寄るネリ(撮影・渦原淳)

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチで日本記録に並ぶ13度目の防衛に4回TKO負けで失敗した前王者山中慎介(34=帝拳)が16日、京都市内で会見し、進退を保留した。敗戦から一夜明け、勝利した場合でも、満足いく内容であれば引退を考えていたと明かすなど、複雑な胸中を吐露。タオル投入の時期をめぐる議論には自分の責任だとして幕を引いた。今後、本田明彦会長は山中の決定を優先し、現役続行の場合はタイトルを奪われた王者ルイス・ネリ(メキシコ)との次戦での再戦交渉に入る方針を示した。

 本田会長は山中の進退について「13回もやってきたし、簡単には結論は出せないだろう。期待をされていたし、ショックも大きい。気持ちを整理するのは大変」と代弁した。大和トレーナーの判断については「止めたのは間違い」としつつも、山中と二人三脚で戦ってきた関係を強調。「大和も山中に謝っていた。トレーナーとして優しい部分が出てしまったが、遅いよりは良い。そこは責められない」とおもんぱかった。

関連するニュースを読む

閉じる

山中慎介が進退保留 トレーナー判断は「責めない」

ルイス・ネリ戦から一夜明け、会見で言葉を詰まらせる山中(撮影・鈴木みどり)

 15日に13度目の防衛に失敗し、王座から陥落した前WBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が16日、京都市内で会見し、進退を保留した。時折目を潤ませつつ、「大事なことなので落ち着いて考えたい。そんなに長くないうちに決めたい」と話した。また、「納得のいく勝ち方が出来れば、それ(引退)でもいいのかなと思っていた」と防衛成功後に引退する可能性があったことも明かした。

 試合は、挑戦者の同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)に4回2分29秒TKO負け。ホテルに戻り試合映像を見たという山中は「自分では効いている感覚はなかったが、映像を見れば実際にばたついていた」。タオルを投入したトレーナーの判断については「責めることはないし、そう見せてしまったことが原因」と悔しさをにじませた。

 会見に同席した帝拳ジム代表の浜田剛史氏は「本人の気持ち次第。それを尊重したい」と話した。

関連するニュースを読む

閉じる

山中30戦目初黒星に涙、苦しみ悩み葛藤の防衛期間

4回、ネリ(左)の左ストレートを浴びる山中(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)が金字塔を前にして散った。挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回2分29秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、世界戦連続防衛は12回でストップ。具志堅用高が80年に樹立した13回の日本記録に並ぶことはできなかった。「神の左」を武器に戦い続けた長い防衛ロードが終わりを告げた。戦績は30戦27勝(19KO)1敗2分けとなった。

 ロープを背負い、上体を必死に動かして、山中は左拳を握った。4回終盤。ネリの連打を浴びながら、1発、2発、3発、左ストレートを打ち返した。ただ、挑戦者を後退させることはなかった。「自分は大丈夫だと思っていたが、セコンドを心配させた。止まってしまった」。15秒もロープ際で耐えて立ち続けたが、赤コーナーからタオルが舞った。

 「いける」。リングで向き合った時、いつも通りの直感は走った。ジャブも切れた。左ストレートも打ち込めた。誤算は4回の一瞬の判断。戦略では足を使い連打をかわすはずが、ヒョウの愛称を持つネリの獲物を捕食するような素早い追い足で詰められた。「もう少し足を使ったら、心配させなかった」と悔やんだ。

 喜怒哀楽が詰まった長い防衛期間だった。「サラダを食べているみたいだ…」。11年11月から王座を保持してきたが、虚無感に襲われたのはV8サンティリャン戦後。格下のアルゼンチン人にKO勝ちも食べ応えがない。試合後のホテルのベッドで膝を抱え、「おれは何をやっているんだ」と深く沈んだこともあった。

 KO防衛を重ね、海外進出を描いた。強い相手、実力に伴うビッグマッチを求めた。ただ、状況が許さない。バンタム級は流動期。他団体にも絶対的王者がいない。「踏み台にできる選手がいなかった」。かつ、KO量産に対戦を避けられた。次戦の相手を聞いて、がっくりと肩を落とすこともあった。その極限がサンティリャン戦だった。

 苦悩の中、救われたのは、応援してくれる仲間がいたから。勝ち続け、故郷の滋賀と東京で後援会は大きくなった。会員は約1500人。日本最大級。「国内でこれだけ多くのお客さんが来てくれて、気持ちよくやらせてもらっている」。今回も約3300人が駆けつけた。ふくらむ期待感と使命感。いつしか海外の希望は消え、声援を背に戦う生きがいが満ちた。

 37年前の記録には届かなかった。涙はリングを下りて30分以上たってもこみ上げた。「多くの方の期待に応えられず…」。会見の最後、そう言うと目頭を押さえた。それだけ思いは大きかった。30戦目での初黒星。今後は分からない。「何も考えられない」とだけ言い、仲間があふれた会場を去った。【阿部健吾】

 ◆山中慎介(やまなか・しんすけ)1982年(昭57)10月11日、滋賀・湖南市生まれ。南京都高1年でボクシングを始め、3年時の国体で優勝。専大ボクシング部で主将。06年1月プロデビュー。10年6月に日本バンタム級王座、11年11月にWBC世界バンタム級王座獲得。家族は妻と1男1女。身長171センチの左ボクサーファイター。

ラウンドVTR

関連するニュースを読む

閉じる

本田会長がタオル投入の判断に「最悪なストップ」

4回、レフェリーが試合を止め、悔しそうな表情を見せる山中(左)(撮影・渦原淳)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)が金字塔を前にして散った。挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回2分29秒、TKO負けでプロ初黒星を喫した。

 帝拳ジムの本田会長は4回のタオル投入について「(トレーナーの)個人的な感情が入った。最悪なストップ。耐える展開は予想通り。トレーナーも分かっていたはず」と述べ、陣営内での判断のズレを認めた。帝拳プロモーションの浜田代表は「俺の指示不足かな。山中は効いてなかった」と複雑な表情だった。また、山中の去就について、本田会長は「分からない。負けたら引退だと思ってやってきた。本人次第」と話すにとどめた。

関連するニュースを読む

閉じる

具志堅用高氏が山中称える「強い相手と戦い続けた」

解説者席から見守った具志堅用高氏(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)が金字塔を前にして散った。挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回2分29秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、世界戦連続防衛は12回でストップ。具志堅用高が80年に樹立した13回の日本記録に並ぶことはできなかった。

 世界タイトル13連続防衛の日本記録を持つ白井・具志堅スポーツの具志堅用高会長(62)が、敗れた山中をたたえた。この日はテレビ中継のゲストでリングサイド観戦。「(13連続防衛まで)あと1つでしたからね~。試合前の控室で『先輩、しっかり見ていてください』と言ってくれた。ボクシングを始めた京都で散った。私も(14度目の防衛戦で故郷の)沖縄で終わった」と残念がった。

 ただ、敗戦の中にも山中の良さがあったと強調した。「ネリのあの重いパンチでダウンしなかった。彼の素晴らしさです。私生活から計算して最高の状態に仕上げる。今の若い子にはない、人間性ですよ」と話した。

 自分同様、2桁を超える連続防衛を重ねた末の敗戦だ。「男らしいよね。強い相手と戦い続けてきた」。山中の今後については「本人次第だけど、きっと僕と同じで精神的にドーンとどん底まで落ちる。しばらくは考えられないでしょう」と心中を思いやった。「ただ、彼の左ストレートはまだNO・1。衰えていない。いつでも使える。あとは気持ちですね。下からはい上がっていけるかだけど、彼は強い人間。できないことはないと思いますよ」とエールを送った。【加藤裕一】

関連するニュースを読む

閉じる

防衛回数並ぶ可能性は低い…「複数階級」が潮流に

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)が金字塔を前にして散った。挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回2分29秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、世界戦連続防衛は12回でストップ。具志堅用高が80年に樹立した13回の日本記録に並ぶことはできなかった。

<解説>

 山中が具志堅氏の日本記録に届かなかったことで、今後13回防衛に並ぶ選手が出てくる可能性は著しく低くなった。

 世界の潮流は防衛回数よりも複数階級制覇に傾いている。高額なファイトマネーやくみしやすい相手を求め階級を変更するのが当たり前。1階級にとどまり続けるのはよほどまれな選択となる。主要4団体の王者で10回以上防衛しているのはWBAミドル級ゴロフキン(17回)のみだ。

 国内の流れも同じだ。山中、内山のような大卒選手ではなく、アマチュア上がりで高校卒業後にプロになる選手が世界王者となった場合、減量苦で階級を上げるケースが多くなるだろう。体ができあがっていない20歳前半で王者となれば、年齢を重ねれば体重管理は難しくなるためだ。

 現在国内所属では12人の世界王者がいるが、最多防衛回数は最年長30歳の田口の6回。年齢的には世代交代の感もあるが、若き王者たちで公に防衛回数へのこだわりを口にするのは、王者になりたての京口のみ。37年前の記録が話題となる機会があったとしても、遠く先になりそうだ。【阿部健吾】

関連するニュースを読む

閉じる

ネリ無敗王者、山中のパンチ「それほど力なかった」

ルイス・ネリ(撮影・上田博志)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)が金字塔を前にして散った。挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回2分29秒、TKO負けでプロ初黒星を喫し、世界戦連続防衛は12回でストップした。

 ネリが山中の防衛記録更新を阻止し、24勝(18KO)無敗で王座を奪取した。2回に左フックを相手の顔面に当て「3回中盤以降の(山中の)パンチは、それほど力がなかった」と勝利へ手応えをつかんだ。4回の連打で仕留め「私の夢がかなった。必ずKOで勝たないといけないと思っていた」と充実感に浸った。前日14日の計量から約5・4キロ増量。山中については「本当に手ごわい相手。キャリアの中で一番タフな相手だった」と評し、再戦の可能性を問われ「プロモーターが全て決める。やるならティフアナ(メキシコ)で戦う」と条件を出した。

関連するニュースを読む

閉じる

村田諒太「集中力切れたところたたみかけられた」

1回、ネリ(右)に左ストレートを打ち込む山中(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)が金字塔を前にして散った。挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回2分29秒、TKO負けでプロ初黒星を喫した。

 ◆WBA世界ミドル級1位村田諒太のコメント 一瞬集中力が切れたところをたたみかけられた。(トレーナーのタオル投入のタイミングについては)デビュー当時からの付き合いという関係もある。「たられば」を言っても誰のためにもならない。記録がかかる試合というのは目に見えない何かがある。

 ◆WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼のコメント (高校の先輩の山中に)クリンチしたら…と思ったけれど、(正面から戦う)芯の強さがあったのかなと思う。憧れの先輩。最後まで戦う姿を見せてもらって、良かったです。

 ◆元世界2階級王者粟生隆寛のコメント 何と言って良いか分からない。山中さんのジャブが当たり過ぎて、逆に距離が近づいてしまったのかもしれない。

 ◆元世界3階級王者の長谷川穂積氏のコメント 残念ですけど、勝者がいて敗者がいるのがボクシング。負けても、山中選手の今までがなくなるわけじゃない。今日もたくさんの感動を与える、素晴らしい試合。紙一重でどっちが勝ってもおかしくなかった。明日の夜にやれば分からない。今日はネリの夜やったということです。

 ◆WBC世界ライトフライ級王者拳四朗のコメント 山中選手に感動しました。相手のラッシュの中で、逃げずに勝負にいきはったと思う。僕やったらクリンチにいくか、引いちゃいます。ジャブは本当によかったし、先に1発当たったら、わからんかったと思います。

 ◆親交のあるレスリング女子の吉田沙保里のコメント どうにか具志堅さんに並んでほしかったが、プレッシャーが大きかったのかな。

関連するニュースを読む

閉じる

最強挑戦者ネリを選んだ山中の心意気立派/大橋の目

4回2分29秒TKO負けを喫し、涙を流しながらリングを下りる山中(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)が金字塔を前にして散った。挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回2分29秒、TKO負けでプロ初黒星を喫した。

<大橋秀行・ピンポイント>

 ハイレベルな試合で緊張感もあった。ネリも評判通りに強かった。日本記録がかかった試合で、山中はもっと楽な相手を選ぶこともできた。それが最強挑戦者と言われたネリを選んだ。偉大な具志堅さんに敬意を表した選択。そこに名門帝拳ジムの心意気を感じ、一番感動させられた。

 山中も力は出し切ったし、負けっぷりにも感動した。今までにないいい出だしで、調子がよかった。上体もよく動いていて、右ジャブもよく、スピードもあった。いつもと違った。左ストレートも強烈なのが入っていた。2回からも左が決まっていた。普通なら倒れている。ネリが強かった。

 最近は危ない場面もあって「もっと右フックを使え」という声が多かった。そうした声でスランプ気味なところがあったと思う。この試合はジャブを突いての左にかけていた。左オンリー。山中の本来の姿での戦いを見せてくれた。

 ストップは早かったが、今までの耐久力の判断もあったのだろう。V13を抜けると思っていたし、抜いてほしかった。帝拳ジムの心意気を見習って、いずれは(井上)尚弥にV13を抜かせてみせます。(元WBA、WBCミニマム級王者)

関連するニュースを読む

閉じる

竹原慎二氏「俺なら納得いかない…スポーツだな」

竹原慎二氏

 元WBAミドル級王者の竹原慎二氏(45)が15日夜、ブログを更新した。

 その中で、WBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が、挑戦者の同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回TKOで敗れ、初黒星を喫したタイトルマッチについて触れ、ストップについて疑問を呈した。

 「今日の一戦 山中残念 俺だったらあんな止められ方は納得いかないな 昔とちがいボクシングはスポーツだな じゃあの。」(コメントは原文のまま)

 山中がロープ際でネリの連打に耐えて立ち続ける中、赤コーナーからタオルが投入され、4回2分29秒で試合が終わったことについて、ボクシングはスポーツ以前に格闘技であると言わんばかりの主張を展開。元世界王者の立場から、山中の心中をおもんぱかった。

関連するニュースを読む

閉じる

山中「効いてなかった」タオル投入に会長「最悪」

4回TKO負けを喫した山中慎介は囲み取材で納得の行かない表情を見せる(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 山中慎介(34=帝拳)が連打を浴びる姿に、長年付き添ってきた大和心トレーナーがタオルを投入してTKO負けとなった。陣営の思いは一致していなかったようだ。

 山中は「自分としては大丈夫だった。効いていなかった」と試合後にダメージを否定し「セコンドを心配させてしまった」と唇をかんだ。

 帝拳ジムの本田明彦会長は「(トレーナーの)個人的な感情が入った。最悪なストップ。耐える展開は予想通り。トレーナーも分かっていたはず」と不満を述べた。帝拳プロモーションの浜田剛史代表は「俺の指示不足かな。山中は効いてなかった」と複雑な表情だった。

ネリのパンチ浴びる山中慎介(撮影・渦原淳)

関連するニュースを読む

閉じる

新王者ネリ「左フックで右脇腹が痛い」無敗で引退を

新王者となり、喜ぶネリ(撮影・渦原淳)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 WBCバンタム級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)が同級王者山中慎介(34=帝拳)を4回TKOで下し、王座を奪取した。

 序盤から左フックなどで確実に相手の顔面を捉え「山中の左を交わすことに成功した」と3回終わりに勝利への手応えをつかんだ。4回の連打で王者を沈め「大変幸せ。世界チャンピオンになる夢がかなった。必ずKOしないといけないと思っていた」と振り返った。

 山中による“神の左”のダメージは確かにあったという。「何発かの本当にいいパンチが私の調子を崩した。4、5回、強いパンチが入った。左フックで(右脇腹が)痛い」。それでも常にプレッシャーをかけ続け、無傷の24連勝(18KO)を飾った。

 今後については「絶対的な強さを持ったチャンピオンになりたい。無敗のまま引退したい」とニッコリ。最後には「また日本で(試合を)したい。日本は衛生的で、食事もおいしかった。日本のメディアのみなさんにも感謝しています」と右手を差し出し、報道陣1人1人と握手をするナイスガイぶりを発揮していた。

3回、山中(右)の顔面にネリの右ストレートがヒット(撮影・鈴木みどり)

関連するニュースを読む

閉じる

山中慎介TKO負けでV13ならず/詳細&写真特集

4回、ロープ際に追い込まれネリ(左)の左ストレートを浴びる山中(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 WBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が挑戦者の同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回TKOで敗れ、初黒星を喫した。

 80年に樹立した具志堅用高氏の日本記録の13度目の防衛に並ぶことが出来なかった。

山中慎介(34=帝拳、王者)4回TKOルイス・ネリ(22=メキシコ、同級1位)

【4回】 ネリの連打を山中は上体を左右に揺らしかわす。中盤、ネリの左フックが山中の顔面にヒット。すかさず連打を放ち山中はクリンチで逃げる。しかし、ネリの左右の連打は止まらず、山中陣営がタオルを投入、レフリーが試合を止め、TKO負けした。すかさずセコンドが山中を抱きかかえた。

 山中は試合後、リング上で涙を見せ、山中コールの中、リングをあとにした。

【3回】 山中の左ストレートがネリの顔面とらえるも、すかさずネリは打ち返してくる。山中は右アッパーもだすが、ネリは3連打などで応戦。

【2回】 山中は左ジャブ。しかし、ネリも左フックで打ち返す展開。終盤、ネリの左フックが山中の顔面にヒット。

【1回】 最初は山中の右ジャブ。山中の左ストレートが当たる。ネリもワンツーで応戦。2分過ぎにネリも右ジャブから左ストレートがヒット。山中の左ストレートをネリは上体をそらしかわす。

1回、ルイス・ネリ(右)に左ストレートを打ち込む山中(撮影・鈴木みどり)

4回、ロープ際でルイス・ネリ(左)からボディーにパンチを受ける山中(撮影・鈴木みどり)

4回、ロープ際に追い込まれネリ(左)の左ストレートを浴びる山中(撮影・鈴木みどり)

4RTKOでルイス・ネリに敗れた山中慎介(撮影・渦原淳)

敗れて手で顔を覆う山中(右手前)に歩み寄るルイス・ネリ(撮影・渦原淳)

4回TKO負けを喫し、涙を流しながらリングを降りる山中(撮影・鈴木みどり)

4回、ロープ際に追い込まれネリ(左)の左ストレートを浴びる山中(撮影・鈴木みどり)

関連するニュースを読む

閉じる

具志堅用高氏「勝ってほしかった…ゆっくり休んで」

山中慎介対ルイス・ネリ 解説者席から見守った具志堅用高氏(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 WBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)がついに陥落した。挑戦者の同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回TKOで敗れ、初黒星を喫した。

 勝てば80年に樹立した具志堅用高氏に37年ぶりに並ぶ、日本記録の13度目の防衛だった。

 具志堅用高氏は「あと一つだから、ぜひ勝ってほしかった。山中選手は素晴らしい人間性があり、いつもいい試合をしてきた。プレッシャーや硬さはなかったと思う。この次の判断は本人次第。まずはゆっくり休んでほしい」と話した。

関連するニュースを読む

閉じる

山中慎介が涙の陥落!初黒星で日本記録V13ならず

4回、ロープ際に追い込まれネリ(左)の左ストレートを浴びる山中(撮影・鈴木みどり)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇15日◇京都・島津アリーナ京都

 WBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)がついに陥落した。挑戦者の同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回TKOで敗れ、初黒星を喫した。

 開始早々から、挑戦者が果敢な攻めを見せた。序盤からネリの左フックが何度も山中の頭を捉えた。4回、ネリの攻撃に山中がふらつき始める。ネリは手を緩めることなく怒濤の攻撃。ついに山中側にレフェリーが止めに入り、TKOで敗れた。

 勝てば80年に樹立した具志堅用高氏に37年ぶりに並ぶ、日本記録の13度目の防衛だった。11年11月から、実に6年ぶりに王座を失った山中はリング上で号泣。しばらくたっても涙は収まらず、関係者に支えられながらリングを後にした。

4RTKOでルイス・ネリに敗れた山中慎介(撮影・渦原淳)

関連するニュースを読む

閉じる

山中「原点回帰」フットワーク使い金字塔打ち立てる

計量を終え、ファイティングポーズをとる王者山中(左)と挑戦者ルイス・ネリ(撮影・梅根麻紀)

 大記録を前に原点に返る。ボクシングのWBC世界バンタム級タイトル戦は今日15日に島津アリーナ京都でゴングが鳴る。王者山中慎介(34=帝拳)は14日、京都市内で前日計量に臨み、挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)とともにリミットの53・5キロで一発クリア。具志堅用高が持つ世界戦13回連続防衛の日本記録に挑む決戦で掲げるのは、フットワークを使う意識。防衛ロードが始まったV1戦のように舞い、かわし、仕留める。

 フラッシュを浴びて、山中の肉体は一層肌つや良く映えた。両拳を胸の前で握る、力こぶを誇示する、人さし指を掲げる。偉業達成前日、約70人の報道陣でごった返すホテルの一室は、生気あふれる絶対王者の撮影会場となった。「状態は文句ない」。前夜にはポークステーキも平らげた。減量苦とは無縁。「計量終わって水分も取って、一気に元気になりましたね。すぐに腕も湿ってきた」。「神の左」の渇きも癒えた。

 11年11月の王座戴冠から5年9カ月が過ぎた。「体格的には6年前に比べて大きくなってますが、14回目の世界戦なので、調整がうまくなっている」。今回はその「6年前」ごろへの回帰を念頭に置く。

 9日の公開練習日、1つの結論を口にした。「自分は足ありきのボクサー。試しながらいろいろ勉強して、いい経験となって、やはりこのスタイルでいこうと定まった」。巧みなステップで、好機に左を打ち込む。理想は元3団体統一世界スーパーフライ級王者ダルチニャン(オーストラリア)を迎えたV1戦。超大物を空転させた。前後だけでなく、左右のフットワークを入れ、最小限の動きでかわし、強烈な左を見舞った。逃げではない。足さばきで空振りさせるボクシングの面白さを体現し、KO寸前に追い込んだ。長期防衛はそこから始まった。

 なぜ回帰するのか。攻撃の幅の広さを求めた結果、足を止めてパンチをもらう場面が増えた。V10のソリス戦では防衛戦で初のダウンを喫し、続くV11のモレノ戦でも。ネリは連打に威力を持つ。同じ轍(てつ)は踏めない。空振りで空転させることが理想。「このスタイル」が最善だった。

 計量後の高揚感があったのだろう。取材の最後、初めて自ら偉業に言及した。「明日は記録のかかる試合ですが、必ず勝ってみなさんに喜んでもらえるようにしますので、期待して下さい」。あのころのように、あのころより強く、金字塔を打ち立てる。【阿部健吾】

 ◆V1戦VTR 11年11月の王座決定戦で世界王者となり、12年4月に初防衛を迎えた。刺客は3階級制覇を狙うビック・ダルチニャン。相手を自由に選べる選択試合で、自らと世界王座の価値を高めるため、あえて最強挑戦者を選んだ。試合ではレイジングブル(怒れる猛牛)の異名を持つ突進に、足を使い強打をかわし、右ジャブをついた。4回までの採点ではリードされたが、5回に左で右まぶたを切り裂いて出血させ、8回でポイントも逆転。10回には左フックをかわしてワンツー、11回にもワンツーで棒立ちにさせた。判定は3-0(117-111、116-112、116-112)の完勝。マタドール(闘牛士)のように試合を制した。

関連するニュースを読む

閉じる

連続防衛達成13回は具志堅用高以来/山中記録メモ

前日計量を一発でパスし笑顔でポーズを決める山中(撮影・梅根麻紀)

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトル戦は今日15日に島津アリーナ京都でゴングが鳴る。王者山中慎介(34=帝拳)は14日、京都市内で前日計量に臨み、挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)とともにリミットの53・5キロで一発クリアした。

<山中にかかる3つの日本記録>

 ◆連続防衛 世界戦連続防衛13回達成なら、80年に樹立した具志堅用高氏に37年ぶりに並ぶ。

 ◆勝利数 世界戦14勝目を挙げれば、国内ジム所属で最多に並ぶ。現在14勝は具志堅用高と、現役では井岡一翔。

 ◆KO 世界戦で積み上げたKO数は9回。10回目となれば、国内ジム所属では内山高志に並び最多。

日本の世界王者の連続防衛記録
国内ジム所属選手の世界戦通算勝利数
国内ジム所属王者の世界戦KO数

関連するニュースを読む

閉じる

挑戦者ルイス・ネリ、試合には8キロ増量して臨む

計量を終え、ファイティングポーズをとる王者山中(左)と挑戦者ルイス・ネリ(撮影・梅根麻紀)

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトル戦は今日15日に島津アリーナ京都でゴングが鳴る。王者山中慎介(34=帝拳)は14日、京都市内で前日計量に臨み、挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)とともにリミットの53・5キロで一発クリアした。

 23戦全勝のネリは体重計から降りながら急いで水分摂取した。スピードある攻撃からパンテラ(ヒョウ)という愛称を持つ22歳は「1時間前まで動いていた。気分は悪くない」と話し、試合には18ポンド(約8キロ)も増量して臨むという。

関連するニュースを読む

閉じる

山中「状態文句ない」減量苦無縁 前夜も豚肉ペロリ

前日計量を1発でパスし笑顔でポーズを決める山中(撮影・梅根麻紀)

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチは15日に島津アリーナ京都で行われる。14日に京都市内のホテルで前日計量があり、13度目の防衛戦となる王者山中慎介(34=帝拳)、挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)ともにリミットの53・5キロでパスした。

 「状態としては文句がない」。肌つやも良い肉体を披露した山中は、そう自信の表情を浮かべた。ボクサーの減量は最後の追い込みが最もきついものだが、前日は夕食も口にしたという。「ポークステーキと、付け合わせの野菜と水分も取りました」。減量苦とは無縁。6年近く王者であり続ける豊富な経験値こそが順調な調整を生む。

 具志堅用高が80年に樹立した世界戦連続防衛の日本記録に挑む大一番。「明日は記録のかかる試合。必ず勝ちます。期待しておいて下さい」ときっぱり言った。

計量を終え、ファイティングポーズをとる王者山中(左)と挑戦者ルイス・ネリ(撮影・梅根麻紀)

関連するニュースを読む

閉じる

山中予告「1回から目を離さず見ておいてください」

ファイティングポーズをするWBC世界バンタム級チャンピオン山中(右)と挑戦者のネリ(撮影・上田博志)

 “突っ張りジャブ”で偉業に並ぶ。ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)は13日、京都市内で13度目の防衛戦(15日、島津アリーナ京都)の調印式と会見に出席。具志堅用高に並ぶ世界戦連続防衛の日本記録を前に、早期KO決着を予見した。挑戦者の同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)対策に用意したのは、体を押すジャブ。至近距離に迫る相手とのスペースを作り、「神の左」の一撃につなげる。

 「後半型」の山中には珍しい予告だった。「しっかり目を離さずに、1回から見ておいて下さい」。その直前に4年前を振り返った。13年、同じ8月開催だったV4戦。ニエベスに1回2分40秒KO勝ちした真夏の衝撃を思い起こし、「そういうことがまたあるかも」と滑らかに口にした。

 序盤に勝負に出るタイプではない。世界戦9度のKOのうち8度は7回以降の後半決着で、例外はニエベス戦のみ。それでも当人が予感するのは、「お互いのパンチが当たるスタイル」だから。連打で前進してくる勇猛なネリ。「神の左」を恐れずに踏み込んでくる。ポイント争いではない倒し合いの気配が色濃い。

 迎撃する武器は用意した。新たな右ジャブ。いなす、はたく、隠すなど多彩な打ち方を仕込んできたが、今回は「押す」。手のひらではなく甲を使うが、相撲の突っ張りのように左胸を押す。至近距離に入りたいネリを押し、空間を作り、左を見舞う。大和トレーナーは「押して体勢を崩し、立て直そうとしてきたところを打つ」と策を説く。

 節目の防衛戦にWBCも動いた。スレイマン会長は「勝利を飾った場合、記念の特製チャンピオンベルトを贈呈いたします」とコメントを寄せた。保持する米専門誌「リング」のベルトも合わせ、勝てば3本のベルトが手中に。「すごくモチベーションになりますね」。押して、殴り、たぐり寄せる。【阿部健吾】

関連するニュースを読む

閉じる

WBC立会人「最高の審判団を用意」村田戦余波か

ファイティングポーズをするWBC世界バンタム級チャンピオン山中(右)と挑戦者のネリ(撮影・上田博志)

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)は13日、京都市内で13度目の防衛戦(15日、島津アリーナ京都)の調印式と会見に出席。

 WBCの立会人のフォード氏が会見の冒頭で、「最高の審判団を用意した」と誇った。あまり言及されない「質」に関しての発言は、村田がエンダムに判定負けして物議を醸した5月のWBAミドル級タイトル戦の余波か。山中とは同じ帝拳ジムの一件だっただけに、浜田代表は「世界中にうわさが広まってるのかな」と苦笑した。ルール会議ではネリ陣営は山中のバンテージチェックをしないと明言。同代表は「あまりない。ちょっと緩いな」とこちらも首をひねった。ネリ自身は会見で「1回から強く出ていく」と宣言した。

関連するニュースを読む

閉じる

山中V13戦へ「最高の状態。1回から見ておいて」

ファイティングポーズをするWBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介(右)と挑戦者の同1位ルイス・ネリ(撮影・上田博志)

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ(8月15日、島津アリーナ京都)の調印式と会見が13日に京都市内のホテルで行われ、13度目の防衛戦を迎える王者山中慎介(34=帝拳)、挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)が出席した。

 具志堅用高氏が80年に樹立した世界戦連続防衛の日本記録13回に手をかける山中にとっては、京都は南京都高時代を過ごした土地になる。「京都にきてさらに(気持ちが)引き締まった。最高の状態にもってこられた」と自信の表情。10度目の防衛を飾った16年3月のソリス(メキシコ)戦以来の思い出の地での一戦に、「また大事な試合を京都で迎えることが、本当にうれしい。これも縁かな」と感慨深げに話した。

 対するネリも、ベルトを前にして気持ちが入った様子。「早く試合を迎えたい。ベルトを見てモチベーションがさらに上がった。大変すてきなベルトを是非手に入れたい」と意気揚々と述べた。

 「神の左」を持つハードパンチャーの山中と、回転力鋭い連打を持つネリ。会見に同席した帝拳ジムの浜田代表は「長い試合にはならないと思っている」と予想する。互いにかみ合えば、KO決着は必至。山中は「4度目の防衛戦(ニエベス戦)も8月でしたけど、1回でKO勝利した。同じ8月。しっかり1回から見ておいて下さい」と予告した。

関連するニュースを読む

閉じる

山中慎介「狙いやすい」標的は挑戦者ネリの濃いヒゲ

予備検診後、ファイティングポーズをとる王者・山中(右)と挑戦者・ネリ(撮影・滝沢徹郎)

 打ち頃のヒゲを射抜く。ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)は12日、都内で13度目の防衛戦(15日、島津アリーナ京都)の予備検診に臨み異常なくパスした。具志堅用高に並ぶ世界戦連続防衛の日本記録がかかる舞台。初対面した挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)の伸びたヒゲに「狙いやすい」と照準を合わせた。

 試合が迫っても、いつも通りのユーモア。山中の性格と豊富な経験値が余裕を漂わす。「僕も濃い方だと思うんですけど、ヒゲは負けましたね。勝負はそこじゃないんですけど」。これまでの挑戦者最長のヒゲを蓄えたネリの姿に“ジャブ”を放ち、続いてが“ストレート”。「濃いのでくっきりしていて目印になる」。頬あたりの境目が明確。アイスピックに例えられる1点で打ち抜く独特の「神の左」には、うってつけの標的と見込んだ。

 「三浦もタトゥーを狙ってましたね」。先月引退した同門の後輩三浦隆司の14年11月、WBCスーパーフェザー級王座3度目の防衛戦。挑戦者プエルタの上半身のタトゥーを的に、6回TKO勝ちを収めた。好例を思い起こした。

 さらに好材料は続く。ネリの身長は165センチ。「ちょうど良い高さ」とうなずく。「バンタム級ではやはり体が大きい。再確認できて自信になった」と170センチの自身の体形を評したが、その“高身長”には5センチ低いくらいが打ち頃。左拳をそのまま伸ばした高さに、ネリのヒゲ面が待つ。過去13回を数える世界戦の相手の平均身長は166・5センチ。自分より大きい相手はV2戦のロハス(172・5センチ)だけで、「ちょうど良い」の根拠も確かだ。

 あとはネリがひげをそらないかが問題だが…。試合もこのままか聞かれると、「si」。スペイン語で「はい」と答えた。日本記録への的はリング上にある。試合まで3日、計量まで2日。減量がきつい最中だが、「(体重の)リミットが近づくと逆に元気になる。まひしてきたのかな」。やはりユーモアな問答に、快挙の予感が色濃く漂った。【阿部健吾】

関連するニュースを読む

閉じる

マクレガーが練習公開、メイウェザー戦へ状態万全

練習を公開したコナー・マクレガー(AP)

 米総合格闘技UFCで2階級制覇を成し遂げた現ライト級王者コナー・マクレガー(29=アイルランド)が11日(日本時間12日)、米ラスベガスでプロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(40=米国)とのボクシングマッチに向けた練習を公開した。8月26日に米ラスベガスで控えるメイウェザーとの「メガファイト」に備え、報道陣の前で力強いサンドバッグ打ちをみせ、プロボクシングのデビュー戦に向けて万全な状態であることを示した。

 UFCでも注目を集めるビッグマウスは健在で、プロボクシングIBF世界スーパーライト級とWBA世界ウエルター級の2階級を制覇した元世界王者ポール・マリナッジ(36=米国)と以前に行ったスパーリング内容について言及し「彼が多くの頭部外傷を負った」と余裕の笑みを浮かべた。その後、UFCデイナ・ホワイト社長が2人のスパーリング動画を公開し、マクレガーが左フックでマリナッジからダウンを奪うシーンを示した。さらにマクレガーは「メイウェザー戦でMMA(総合格闘技)とは何であるかと世界に教えるよ」と力強く宣言していた。

関連するニュースを読む

閉じる

山中慎介「まひしているのか」防衛日本記録へ絶好調

検診中の山中を見つめる挑戦者のルイス(撮影・滝沢徹郎)

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ(8月15日、島津アリーナ京都)の予備検診が12日に都内で行われ、13度目の防衛戦を迎える王者山中慎介(34=帝拳)、挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)ともに異常なく終えた。

 具志堅用高に並ぶ世界戦連続防衛の日本記録に挑む山中は、「良い状態できている。今日も走りたかったくらいですが、完全休養と決めていたので。ウエートもまったく問題ない。(体重の)リミットが近づくにつれて元気になってきて、まひしているのかと」と冗談を交える余裕を見せた。 この日ネリと初対面したが、身長170・0センチの自身より5センチ低い165センチ。「身長はもちろん、体格も大きくない。バンタム級では自分は体が大きいのが再確認できて、また自信になりましたね」と好材料ととらえた。

 検診を終え、この日いよいよ勝負が待つ京都へ向かう。「気持ち的にも京都入りしてさらに引き締まると思う。体の状態は本当にいいので、試合で証明したいですね」と誓った。

関連するニュースを読む

閉じる

メイウェザー復帰戦へ練習40歳と思えぬ軽快な動き

メイウェザー

 プロボクシング元世界5級制覇王者フロイド・メイウェザー(40=米国)が11日(日本時間12日)、米ラスベガスにある自身のジムで現役復帰戦となる「メガファイト」に向けた練習を公開した。

 一昨年に引退したものの、8月26日に米ネバダ州ラスベガスで米総合格闘技UFCの2階級王者コナー・マクレガー(29=アイルランド)とのボクシングマッチで「復帰」する。ジムには大勢の報道陣が詰めかけ、メイウェザーはリズミカルにパンチングボールやサンドバッグを打ち。40歳とは思えない軽快な動きをみせた。

 メイウェザーは、ボクシングデビュー戦となるマクレガーの作戦を分析済みであることを明かし「彼が何をしてくるかは分かっている」と不敵な笑み。マクレガーがサウスポースタイルからタイミングをみて右にスイッチしてくること予測し、既に対策を練っているという。

関連するニュースを読む

閉じる

村田諒太が地獄の走り込み!元王者粟生の同伴に感謝

ゴルフ場でのトレーニングでダッシュする村田(右)と粟生

 ボクシングのWBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が、走り込みキャンプに突入している。

 同級王者アッサン・エンダム(33=フランス)に5月には物議を醸す判定負けとなったが、10月22日に東京両国国技館で直接再戦する。11日には千葉・成田市内で、のキャンプを公開した。

 村田は3日に世界再挑戦を発表後、7日からキャンプに突入している。前回の世界初挑戦時は沖縄の平地だったが、今回はアップダウンの激しいゴルフ場で強度も増している。開始前には中村正彦コーチから「前回勝てなかったのだから、今回はもっと厳しくする」と通告された。村田は「ハイと言うしかない。毎回、あと何回練習と数えてます」と苦笑いする。午前は10キロ走、午後はダッシュ中心とメニューは同じでも、本数やタイム設定が上がった。

 「まずはベースの基礎作り。足腰に負担かけ、心肺機能も高まる。追い込んで乗り切れば、メンタルも鍛えられる。自信を持ってスパーリングにも入れる」と、14日まで走り込む。ジムメイトの元世界2階級制覇王者粟生隆寛(33)が今回のパートナー。5戦目で初めて判定、世界初挑戦はダウン奪うが判定負け、直接再戦で王座奪取と、村田は「同じで聞けることもあり、心強くありがたい」と、先輩の同伴を歓迎した。

関連するニュースを読む

閉じる

20歳のJKボクサー小村楓香、ベルト王手も悔し涙

勝利にも試合後の控室で悔し涙を流す小村(撮影・実藤健一)

<プロボクシング:日本女子ミニフライ級6回戦>◇11日◇大阪・枚方市総合体育館

 20歳の現役女子高生ボクサー小村楓香(グリーンツダ)が、念願のベルトに王手をかけた。

 同級5位の小村は、11月に予定される同級王座決定戦進出をかけて、同級7位一村更紗(21=堺東ミツキ)と対戦。1回にダウンを奪い、3-0の判定で無傷の5連勝(2KO)を飾り、タイトル挑戦に駒を進めた。

 試合後の控室で悔し涙だった。「何度も涙を流しながら練習してきたことが、試合で出せなかった」。1回に右のカウンターでダウンを奪いながら、その後は空振り、クリンチが目立ち、倒しきれなかった。ただ、無敗を守り、念願のタイトル戦に進めた事実は重い。「勝って次に進めるのはうれしいが、課題ばかり。今のままでは次は100%勝てない。ビデオを見て、課題を徹底的に克服していきたい」と誓いを新たにした。

 大阪・門真西高校の3年生。2年を2度留年し今春、ようやく進級。6月5日に20歳の誕生日を迎えた。家出するなどやんちゃな時期を卒業し、今はただボクシングに打ち込む。異色の現役JKボクサーは、高校で5度目の夏休みだが「もういらないです。プールとか海とかもいいです。逆三(逆三角形の体形)で水着、着られないし」と最後に笑顔を取り戻した。【実藤健一】

3-0の判定勝利も悔しそうに振り返る現役JKボクサー小村(撮影・実藤健一)

関連するニュースを読む

閉じる

小原佳太2回TKO勝ち、国内公認後の第1号王者に

WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者になった小原佳太(中央)

 ボクシングで世界再挑戦を狙う小原佳太(30=三迫)がWBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者になった。

 10日に東京・後楽園ホールでの王座決定戦でナロン(タイ)に2回TKO勝ち。国内公認後の第1号王者で、WBOの世界ランク入りも確実に。昨秋にスーパーライト級で世界初挑戦に完敗から再起2戦目。「めちゃ気持ちいい。もう1度世界へ選択肢も広がった」と喜んだ。日本スーパーウエルター級は王者井上岳志が8回TKOで初防衛。

関連するニュースを読む

閉じる

小原佳太2回TKO新王者「めちゃ気持ちよかった」

WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者になった小原佳太(中央)

<ボクシング:WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王座決定12回戦>◇10日◇東京・後楽園ホール

 世界再挑戦を目指す同級1位小原佳太(30=三迫)がWBOアジア・パシフィック・ウエルター級王座に就いた。

 同級5位ナロン・ボーンチャン(34=タイ)との決定戦で、2回2分43秒TKO勝ちを収めた。昨年9月に敵地でIBFスーパーライト級での世界初挑戦も、王者トロヤノフスキー(ウクライナ)に2回TKO負け。今年4月に再起し、2戦目でWBOの世界ランク入りを確実にした。

 初回は相手のプレスに終始サークリングして様子をみた。「ハードルの高い相手。3回までは見る予定だったが、いいパンチが当たった」と2回には攻めた。右ストレートがクリーンヒットしだし、棒立ちにさせる場面も。2分すぎには右ストレートから左フックでダウンを奪う。相手は立ち上がったが、再び右から連打でロープに詰めるとレフェリーストップ勝ち。「焦らずに決められた。めちゃ気持ちよかった」と会心の勝利となった。

 同王座は日本ボクシングコミッションも今月から認定し、小原は公認後第1号王者になった。世界戦から1階級挙げて通算3本目のベルト。「余裕があって調子はよかった。また世界ランク入りし、世界への道を歩める。選択肢が広がるのは大きい」と素直に喜んだ。

 スーパーライト級もIBF12位につけている。三迫会長は「チャンスがあればどちらでもいい。海外の試合でも、世界につながるならどこへでも行く」。小原は「世界戦は予想以上だった。日頃から危機感を持っていきたい」と気を引き締めていた。

関連するニュースを読む

閉じる

井上岳志が初防衛 8回TKO勝ちに「練習の成果」

<ボクシング:日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦>◇10日◇東京・後楽園ホール

 王者井上岳志(27=ワールド)が8回TKOで初防衛に成功した。

 同級1位長浜陸(25=白井・具志堅)の挑戦を受け、初回から強打で先手を取った。5回の公開採点でも1人がフルマークとリード。8回にセコンドがゴーサインを出し、パンチをまとめてロープに追い込むとレフェリーストップ。8回1分52秒TKOとなった。

 4月にタイトル初挑戦で王座を獲得した井上は「相手はタフだったが、落ち着いていけて、相手をよく見ることができた。練習の成果」と満足しながらも「ジャブが少なかった」と反省も忘れなかった。斎田会長は「60点だが成長している。東洋太平洋やWBOアジア・パシフィックと、どんどん上に挑戦させていきたい」。チャンピオンカーニバルのV2戦前に、積極的に2冠目を狙っていくプランだ。

関連するニュースを読む

閉じる

「ヒョウの左」だ!山中に挑戦ルイス・ネリ強打披露

スパーリングで汗を流すルイス・ネリ(撮影・神戸崇利)

 ボクシングで日本記録阻止を狙うWBC世界バンタム級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)が、10日に都内の帝拳ジムで強打をアピールした。

 15日に島津アリーナ京都で、同級王者山中慎介(34=帝拳)が具志堅と並ぶ13度目の防衛戦で世界初挑戦する。試合を5日後に控え、外国人選手では珍しくスパーリングを2回披露した。

 パートナーは山中ともスパー経験のあるスーパーバンタム級の舟山大樹(23)が務めた。最初は軽いジャブでマスボクシングのようだったが、山中につく大和トレーナーは「行け」と指示。舟山が本気で打ち込むと、ネリも本気で打ち返してきた。持ち味である回転力ある連打に、左ストレートも繰り出してきた。2回の終盤にはネリ陣営が「手を抜け」と逆に指示したほどだった。

 ネリはスパー後もミットやサンドバッグ打ちで約1時間きっちり練習した。初の世界戦で初の海外に備え、出発直前まで2カ月高地での走り込みで備えてきた。23戦全勝(17KO)で、山中の防衛戦相手では最年少となる。「1回からプレスをかけて攻めていく。6回KOで勝つ。その前に終わる可能性もある。記録をストップする」と豪語した。ニックネームはスピードある攻撃からパンテラ(ヒョウ)。山中は「神の左」と言われるが「オレはヒョウの左」とうそぶいた。

 舟山は強打者ぶりを認めた。「左で一瞬クラッときた。ボディーもいい一発をもらった。ジャブも強いし、気づいたら次が来る感じで連打がいい」。偵察した大和トレーナーも「最強の相手には違いない。中間距離は向こうが上で、フック、アッパーの回転力がいい」。高評価は変わらなかったが「すべては想定通り。山中が斬り捨てます」とニヤリ。挑戦者を実地に再確認し、V13を確信していた。

ポスターの山中慎介にパンチを浴びせるルイス・ネリ(撮影・神戸崇利)

関連するニュースを読む

閉じる

山中が同世代“戦友”へ「今なお強い姿を見せる」

10キロのダンベルを持ち上げ首の強化をする山中(撮影・横山健太)

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が倒して2つの日本記録に並ぶ。9日、挑戦者の同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)との15日のタイトル戦(島津アリーナ京都)に向けて都内のジムで練習を公開した。V13達成なら世界戦連続防衛の日本記録に並ぶ大一番。KO勝利なら世界戦で10度目となり、内山高志の日本記録にも並ぶ。引退を表明した内山、三浦隆司と同世代の王者として、衰えぬ雄姿を見せる。

 今年一番の暑さ。37度の外気がこもる都内ジムは、一層の熱気を集める。山中が補給する水分は2リットル。それでも約2時間の練習で体重は3キロ減る。大粒の汗が途切れないその口元に、本心を乗せた。「正直ちょっと寂しかったですね、あの2人は」。先月引退を発表した内山、そしてジムの後輩だった三浦。階級は違うスーパーフェザー級だが、世界王者となった同じ30代。「同じ時期にチャンピオンをやらせてもらいましたしね。(自分は)いまなお強い姿を見せられたら」。時代の動きに心を砕きながら、使命感に燃えた。

 記録にはこだわりはない。ただ、健在の証明にはうってつけの機会でもある。具志堅用高に37年ぶりに並ぶ13度目の防衛が注目だが、世界戦で積み上げたKO数はその具志堅と同じ9回。唯一上にいるのが内山だ。「多少こだわってもいい。力みにつながらなければいいんですけど、もともと1発1発力んで打つタイプなので、そんなに影響はない」。“神の左”と称される左拳ならKOへのこだわりも障害にはならない。

 この日から初のテレビCMも放送開始となった。頭皮ケアシャンプー「スカルプD」のCM。「話しているところは棒読みですけど」と苦笑したが、試合では「棒」立ちなしでKOを呼び込む。中間距離から回転力ある連打が威力あるネリに、「足を止めない。要所で自分のタイミングで打ち込む。シンプルです」と青写真を明瞭に描く。

 22歳の挑戦者は13人目で最年少。「勢いか自分の経験か。どちらが勝るのか、試合でお見せしたい」。したたる汗をぬぐい続けた口元を結び、ひとつうなずいた。【阿部健吾】

山中世界戦
日本の世界連続防衛
国内ジム所属王者の世界戦KO数

関連するニュースを読む

閉じる

帝拳ジム浜田代表が覚悟のTシャツ姿、記録へ後押し

山中の公開練習には多くの報道陣が集まる(撮影・横山健太)

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が9日、挑戦者の同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)との15日のタイトル戦(島津アリーナ京都)に向けて都内のジムで練習を公開した。

 練習前の会見冒頭、報道陣がわいた。視線の先には何とTシャツ姿の帝拳ジムの浜田代表がいた。数多くの世界戦会見ではワイシャツ姿が定番。どよめきに照れながら元世界王者は「具志堅さんの記録に並ぶなら、やらんといかんですね」と着席した。おそろいのV13特製Tシャツは、陣営の覚悟と敬意の表れだ。具志堅氏は同じ沖縄出身の大先輩でもあり、「記録は私が現役の時の話。到底破られる記録ではないと思っていた」と述べた。

関連するニュースを読む

閉じる

山中慎介、具志堅並ぶV13へ「自分自身も楽しみ」

GOD`S LEFTと書かれたTシャツを着て左拳を突き出す山中(撮影・横山健太)

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ(15日、島津アリーナ京都)で世界戦連続防衛の日本記録に並ぶ13度目の防衛を目指す王者山中慎介(34=帝拳)が9日、都内のジムで練習を公開した。

 外国人パートナーと2回を終え、合計112回のスパーリング練習を打ち上げ。「全開でスパーというわけではなく、確認も含めてあれぐらいの動き」と言いながらも、足を使いジャブをまとめた。

 同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(22=メキシコ)陣営も偵察に訪れる中での練習。「何を変えるというのは難しい。でも、普段打たないアッパーをちょっと多めにしておきました」とニヤリとした。

 調整期間の中では波もあった。「いまいち調子が上がらないこともあり、自分自身でも不安だった」という。しかし、「なぜか分からないですが10日前くらいにすかっと腰あたりの張りが抜けた感じになった。スムーズに動けるようになった」と上昇カーブを描いた。これまでの長い防衛ロードでも体調の波に苦しむことはあったが、試合ではしっかり結果を残してきた。

 練習開始前に行われた会見では、帝拳ジムの浜田剛史代表がV13戦用の特製Tシャツで出席した。これまで数多くの世界戦を控えた会見があったが、同代表がワイシャツ以外の姿で登場するのは前代未聞。「具志堅さんの記録はちょうど私が現役の時の話。到底破られる記録ではないと思っていた」。陣営も大きな期待と覚悟を持って大一番を迎える。

 「ここで(体調が)上げられてきたというのは、体に染みついているものなのかな。ベストにもってこられて安心している。自分自身も楽しみです」と山中。お盆、暑い京都で熱い試合で偉業に並ぶ。

サンドバックを叩き汗を流す山中(撮影・横山健太)

関連するニュースを読む

閉じる

「神の左」山中慎介に挑むネリの左「神ってるコイ」

シルバー王座のベルトを肩をかけるネリ

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトル戦(15日、島津アリーナ京都)に臨む同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)が7日に来日した。

 13度目の防衛戦の王者山中慎介(34=帝拳)に挑む新鋭は「きれいだし好き。メキシコにはいないけど」と左腕のコイの入れ墨を披露。山中が「神の左」なら、23戦全勝(17KO)の威力満点の左ストレートを持つネリは、プロ野球広島のマスコットと同じで「神ってる左」か…。日本のニシキゴイは海外で人気だが、「コイも持って帰れたら」とベルト以外の目標も口にした。

鯉の入れ墨が彫られたネリの左腕

関連するニュースを読む

閉じる

山中慎介に挑戦のルイス・ネリ来日「6回で倒す」

シルバー王座のベルトを肩をかけるネリ

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ(8月15日、島津アリーナ京都)に臨む挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)が7日、米国経由で成田空港に降り立った。世界戦連続防衛の日本タイ記録がかかる王者山中慎介(34=帝拳)に挑む新鋭は、同級シルバー王座のベルトを大事そうに肩に掛けて登場。「KO決着を期待してほしい。6回で倒す。2人ともハードパンチャーだから長いラウンドにはならないだろう」と予告した。

 23戦全勝(17KO)で、生粋のファイター。回転鋭く、加速していく連打をたたき込むスタイルで、連勝街道を歩んできた。「神の左」の山中の左拳対策として「大変似た選手を選んでやってきた。もらわないようにしたい」と自信を漂わせた。「衝撃が強い試合になる。パンチの応酬がある試合をしたい」と打ち合いを歓迎した。

関連するニュースを読む

閉じる

赤穂亮が初防衛、師匠ドネアの前で冷や汗逆転TKO

<プロボクシング:日本バンタム級タイトルマッチ10回戦>◇5日◇東京・後楽園ホール

 王者赤穂亮(31=横浜光)が逆転TKOの冷や汗初防衛となった。

 タイトル初挑戦の同級1位斉藤裕太(29=花形)を序盤から強打で圧倒も、5回にダウンを喫してリードされた。その後は強打で攻め続けて、レフェリーストップによる9回1分13秒TKO勝ちとなった。

 2度世界挑戦している赤穂が初回から攻勢だった。大振りの強打を打ち込んでリードする。ところが、3回に左フックをアゴにもらってふらついた。5回にはローブローで減点をされるが攻めた。ところが、左フックをもらってダウン。立ち上がったものの、この回での途中公開採点では0-3とリードされた。

 それでも赤穂は6回以降も強打の攻勢は緩めなかった。8回には斉藤の左まぶたの傷も広がった。9回に右ストレートから連打を見舞うと斉藤が前かがみになり、レフェリーがストップした。

 「想定外ばかりのことが起きて、弱気になった。採点でもリードされ、途中で負けるかと思った」と赤穂に笑顔はなかった。6月には親交ある元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)とスパーリングなどで合同練習し、さまざまなアドバイスを受けた。リングサイドで観戦に「ドネアもいたので」と師匠の存在に助けられた。

関連するニュースを読む

閉じる

元5階級王者ドネア「感動」サイン会に長蛇の列

サイン会を待つ長蛇の列に笑顔のドネア(左)

 ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(34=フィリピン)が5日、東京・後楽園ホールでサイン会を行った。

 親交のある日本バンタム級王者赤穂亮(横浜光)が、斉藤裕太(花形)とのタイトルマッチ10回戦に臨む興行の試合開始前に実施されたが、始まる前から長蛇の列ができる盛況ぶり。「多くの日本のファンに会えたことがうれしかった。心から応援してくれている気持ちが伝わり、感動しました」と感謝した。

 「フィリピーノ・フラッシュ」の愛称を持つドネアは大の親日家として知られる。グローブには「閃光」と漢字が刻まれるほど。フライ級からフェザー級までを制した世界的ボクサーは、新たにリングスター・スポーツ社とプロモート契約を交わしたばかりで、次戦は9月に計画されている。

関連するニュースを読む

閉じる