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新着ニュース

田中恒成、新愛称“ドリームボーイ”に「好きです」

2度目の防衛戦に向け、練習を公開したWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(撮影・加藤裕一)

 デビュー8戦で日本最速タイの世界2階級王座を手にしたWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が21日、同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)との2度目の防衛戦(9月13日、エディオンアリーナ大阪)に向け、名古屋市内の同ジムで練習を公開した。

 シャドーボクシングで体をほぐした後、フィリピンから招いたパートナーと4ラウンドのスパーリングを実施。「疲労がたまってくる時期ですが、そうでもない。調整は順調です」と言う通り、軽快な動きを見せた。

 2度目の防衛戦は、その先を見据えたステップボードだ。猛烈アピールしてきたWBA世界ライトフライ級王座田口良一との統一戦。5月20日の初防衛戦後、マイクを握ってリング上に田口をまねき上げて“了承”をもらい、畑中清詞会長からもGOサインを受け取った。それだけに絶対につまずけない戦いになる。

 「油断じゃないけど、オレが勝って当たり前というムードがあって、それに見合った結果を残せるか。そこに意義がある。最低条件がKO。自分の思い通りの試合がしたい」と語った。

 5度目の世界戦にして初めて、TBS系で全国中継される。従来の異名「中京の怪物」も「いいか、嫌かと言えば、嫌。まあ昔はそうでもなかったんですが…」と“卒業”する。ただ、強豪ボクサーにはつきもののキャッチコピーは「あればうれしい」と歓迎で「スピードに関連するようなものがあれば」という。

 ならばと、畑中会長は「僕は前から言ってるけど“ドリームボーイ”です。夢の5階級制覇を狙うんやからね」。田中は「う~ん、嫌じゃない。好きですよ」。“中京の怪物”あらため“ドリームボーイ田中恒成”が、満を持して全国デビューを飾る。

畑中清詞会長にグローブをつけてもらうWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(撮影・加藤裕一)

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辰吉寿以輝7・27に初10回戦!“援軍”も呼んだ

プロ9戦目で初の日本ランカークラスと対戦する辰吉寿以輝(右)は、大阪帝拳の六車卓也ヘッドコーチとポーズをとる(撮影・加藤裕一)


 ボクシングの元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(48)の次男、辰吉寿以輝(21=大阪帝拳)が7月27日、エディオンアリーナ大阪第2競技場でインドネシア・フェザー級王者ノルディ・マナカネ(34)とスーパーバンタム級10回戦を行うことが20日、大阪市内の同ジムで発表された。

 8戦全勝(5KO)の寿以輝にとって初の10回戦で、相手も初の日本、東洋太平洋ランカークラスの“強敵”になるが、快勝なら同ランク入りの可能性があり、年内のタイトル挑戦も現実味を増す。寿以輝は「(相手も、10回戦も)全然大丈夫です。前の試合は力みが出たけど、もっとコンパクトを意識して、しっかりKOで勝ちきりたい」と自信満々に語った。

 強力な援軍が加わった。同ジムOBで元WBA世界バンタム級王者六車卓也氏(57)が5月末にジムのヘッドコーチ(HC)に就任。寿以輝を1カ月弱見てきた同HCは父丈一郎とも旧知の間柄だ。「父親が反面教師じゃないけど…ちょっとおとなしい」と笑いながらも「辰吉と一緒で左足を軸にしたターンをする。『教えてもらったんか?』と聞くと、そんなことないみたいです。父親のビデオを見てきたからか…普通教えてもらわんとできんことなんですがね」とセンスにうなった。

 また「パンチ力がある。相手を倒せる点を伸ばしてあげたい」とポテンシャルを評価した。強化ポイントに「ウエートシフト(体重移動)」と「1発1発の踏み込み」を挙げて「今は強く打って、強いパンチを出す形ですが、軽く打っても強いパンチが打てるようになる」と説明した。

 父とはボクシングの話をしない寿以輝だが、同HCに教えは楽しみのようだ。「世界をとってる人ですから、間違いないですよ」と話していた。

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ネリにWBC6カ月資格停止処分、山中戦で体重超過

WBC世界バンタム級タイトルマッチの前日計量で体重オーバーとなり、会場を引き揚げるネリ(18年2月28日、撮影・狩俣裕三)


 世界ボクシング評議会(WBC)は18日、引退した山中慎介氏の現役最後の試合となった3月のバンタム級タイトルマッチで、体重超過のために王座剥奪となったルイス・ネリ(メキシコ)を6カ月の資格停止とすると発表した。期間は9月1日まで。

 日本ボクシングコミッション(JBC)は、既に日本でのボクシング活動を永久に停止させると発表している。WBCはネリを聴取し、最終的な処分を検討していた。

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伊藤雅雪7・28初海外戦で世界挑戦「ワクワク感」

WBOスーパーフェザー級で世界戦への初挑戦が決まった伊藤(撮影・小沢裕)


 ボクシングのWBO世界スーパーフェザー級2位伊藤雅雪(27=伴流)が7月28日(日本時間29日)、米フロリダ州キシミーで同級王座決定戦に臨むことが18日、発表された。同級1位クリストファー・ディアス(23=プエルトリコ)と同王座を争う伊藤は同日、都内で会見。プロ25試合はすべて東京で、初の海外戦が世界初挑戦となるが「自分は『持っている』。自分ならやってしまうのでは。米でディアスを倒したらどうなんだろうとワクワク感がある」と自信を口にした。

 3~4年前から年3回は米ロサンゼルスで合宿しており、現地で世界戦も視察済み。フロリダはプエルトリコ人が多く在住。完全アウェーが予想されるものの「イメージはできています」と気持ちを高揚させた。

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伊藤雅雪「KO決着を」7・28米で王座決定戦

WBO世界スーパーフェザー級王座決定戦に臨む伊藤(撮影・小沢裕)


 プロボクシングWBO世界スーパーフェザー級2位伊藤雅雪(27=伴流)が7月28日(日本時間29日)、米フロリダ州キシミーのキシミー・シビックセンターで同級王座決定戦に臨むことが18日、正式発表された。

 同級1位クリストファー・ディアス(23=プエルトリコ)と同王座を懸けて対戦する伊藤は同日、都内のホテルで会見。「(ディアスは)結構、前から意識してきた相手で映像をみてきた。すごくありがたいタイミングでの世界戦。(米国開催で)率直に不安はありますが『自分なら勝ってしまうのでは』『ディアスを倒したらどうなんだろう』というワクワク感があります」と気持ちを高揚させた。同王座は世界最速の3階級制覇を成し遂げた現WBA世界ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)が返上した王座となる。

 過去プロ23戦(全勝)はすべて都内の会場で戦ってきた伊藤。初めての海外マッチが世界戦となるが、ここ3~4年は1年で3回ほど米ロサンゼルスでトレーニングを積んできた。現地では何度も世界戦に足を運んで視察。米国世界戦の雰囲気も把握している。伊藤は「失うものは何もない。KO決着、KOで勝たないといけないと思います」と気合を入れ直した。

 また伴柳ジム初の世界王者誕生に向け、団太路会長(48)は「今までのボクシングでは厳しいので、伊藤が殻を破って化けてくれるか。その可能性はある」と期待を寄せていた。

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岩佐亮佑、V2戦は8・16 無敗の1位ドヘニー

V2が決まった岩佐亮佑


 ボクシングIBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑(28=セレス)のV2戦が、17日に千葉・柏市内のジムで発表された。

 8月16日に東京・後楽園ホールで、指名挑戦者の同級1位TJ・ドヘニー(31=アイルランド)を迎え撃つ。相手は19勝(14KO)無敗のファイター。岩佐は「2敗した鬼門の左だが、この大きな壁を乗り越えれば、また強くなれる。今回は自信ある」と強気に話した。

 発表会見は16日に移転オープンしたばかりの新ジムで行われた。徒歩6分とより駅近の2階で、約200平方メートルと広くなった。内装などは後援者がすべてサポートしてくれ、リングも5メートル四方と1・5メートル広くなった。今回は相手のパワーをどうかわすかがポイント。小林会長は「岩佐には足も使えてパフォーマンスも上がるはず」と話す。岩佐も「前は3歩で追いかけられたがまだ2歩ある。僕には有利」と目を輝かせた。25日から奄美大島での走り込みキャンプに入る。

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吉野修一郎KOで無敗V2「もっと強くならないと」

挑戦者の前田絃希(右)を多彩なパンチで攻め続けた日本ライト級王者吉野修一郞

<プロボクシング:日本ライト級タイトルマッチ10回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇1276人


 王者吉野修一郎(26=三迫)が、タフな挑戦者を9回に倒し、2度目の防衛に成功した。

 タイトル初挑戦となる同級5位前田絃希(25=グリーンツダ)から3回に右ストレートで1度目のダウンを奪い、試合の主導権を握った。右ストレート、右フック、右ボディー、左アッパーと多彩なパンチで攻め続けて追い詰めるとい、9回終盤、強烈な右ストレートでダウンを奪取し、KO勝ちでメインイベントを締めくくった。

 打たれ強い前田からKO勝利を挙げたが、吉野は「やりにくかった。まだまだです」と反省も忘れなかった。高校4冠、プロデビューから6戦目で同王座を獲得し、無敗のままでV2防衛となったものの「もっと勉強して強くならないと」と向上心をみせていた。

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船井龍一が新王者 8回2分55秒KO勝ち

両目周囲をカットしながらも、WBOアジア・パシフィックスーパーフライ級王座を獲得した船井龍一

<プロボクシング:WBOアジア・パシフィックスーパーフライ級王座決定戦12回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール


 同級1位の船井龍一(32=ワタナベ)が新王者となった。世界挑戦経験もあるフィリピン人の同級3位ワルリト・パレナス(34=森岡)と同王座を争い、8回2分55秒、KO勝ちをおさめた。

 両目周辺のカットで流血するアクシデントも強打ではね返した。6回に相手パンチで右目上、バッティングで左目上をカット。流れる血で視界が狭まりながらも、序盤からコツコツ当ててきたボディーブローでスタミナを失ったパレナスを攻め込み、8回、左右のボディーブローからの右ストレートでダウンを奪取。「カットした瞬間はヤバイと思いました。これは本当に良い経験」と安堵(あんど)の笑み。日本同級王座に続く、2本目のベルトを手にした。

 今年1月に日本王座を返上し「試合が決まらなくてモチベーションを保つのが大変でした」と振り返る。区切りの30勝目を挙げた32歳が掲げる目標=世界王座の奪取だけを頭に浮かべ、パレナス戦に集中したという。渡辺均会長は「大みそかに世界戦を組むことができれば」と期待を寄せていた。

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勅使河原KOでV2防衛「勝って気持ちいいっすね」

5回KO勝ちで2度目の防衛に成功したWBOアジア・パシフィックバンタム級王者勅使河原(右)

<プロボクシング:WBOアジア・パシフックバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール◇1276人


 王者の勅使河原弘晶(28=輪島功一スポーツ)が2度目の防衛に成功した。

 鮮やかなシルバーヘアでリングに上がり、挑戦者の同級4位帝里木下(33=千里馬神戸)に5分41秒、KO勝ちを収めた。

 2度の世界挑戦を経験するサウスポーの帝里に序盤から強打を連発。「すごい選手ですが、自信を持って向かっていった」とガードの上からでも強引に右ストレートを打ち、押しまくった。3回には左ボディーからの右フックでダウンを奪うと、5回には右ボディーを効かせてからの連打。最後は右フックでダウンを奪い、V2防衛を果たした。

 勅使河原は「前半のKOは狙っていなかった。勝って気持ちいいっすね。帝里選手の分も勝って、必ず世界チャンピオンになりたい」と自信を深めた表情。輪島功一会長は「チャンピオンは勝って当たり前だから」と頼もしそうに見つめていた。

輪島会長(左)とともに2度目の防衛を喜ぶWBOアジア・パシフィックバンタム級王者勅使河原

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ゴロフキンがアルバレスと再戦 9・15ラスベガス


 プロボクシングの2団体(WBAスーパー、WBC)統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)が9月15日、米ネバダ州ラスベガスで元2階級制覇王者サウル・アルバレス(27=メキシコ)と再戦することが確実となった。

 13日(日本時間14日)に米メディアが報じたもので、試合会場はT-モバイルアリーナになる見通しだという。ゴロフキンはIBF王座を剥奪されたため、2団体統一戦になる予定。アルバレスをプロモートするゴールデンボーイプロモーションのオスカー・デラホーヤ氏も自らのツイッターで「9月15日、カネロ(アルバレス)-GGG(ゴロフキン)2が決まったことを報告できて幸せ」とつづった。

 当初、昨年9月の対戦で引き分けとなったアルバレスとは5月5日に再戦する予定だったが、アルバレスのドーピング違反のため中止に。同日にはバネス・マルチロシャン(米国)に挑戦者が変更となり、同級王座最多タイとなる20度目の防衛に成功していた。

 4月18日に米ネバダ州のコミッションから6カ月間の資格停止処分を受けているアルバレスは8月中旬には試合可能になる。同級のWBA正規王者には村田諒太(帝拳)がいる。

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王者村田に3位との対戦指令か「調整するだけです」

汗でびっしょりとなった練習着姿でパンチを打ち込む村田


 米スポーツ専門局ESPNが12日(日本時間13日)、ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)に対し、同級3位ロバート・ブラント(27=米国)との対戦指令を出したと報じた。7月15日までに対戦合意に達しない場合は入札となる。ブラントの戦績は23勝(16KO)1敗で、昨年10月にワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)のスーパーミドル級トーナメントに参戦したが初戦敗退。ミドル級に戻り、3月の再起戦で1回KO勝ちしている。

 帝拳ジムの本田会長はこの日、「(米プロモート大手社の)トップランクに任せてあります。(相手は)何人か考えている。やれと言われればやる」と述べた。V2戦は秋に米ラスベガスで開催する見通しだ。村田は都内のジムでの約3時間の練習後、「(次戦の)話題が出ると身が引き締まる。誰とやろうが、どこでやろうが調整するだけですね」と応じた。

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王者勅使河原弘晶、船井龍一とも無事前日計量をパス

計量パスしたWBOアジア・パシフィックバンタム級王者勅使河原(左)と挑戦者の同級7位帝里


 ボクシングWBOアジア・パシフックバンタム級王者勅使河原弘晶(28=輪島功一スポーツ)が2度目の防衛戦を前に、鮮やかなシルバーヘアで前日計量をパスした。13日、都内の日本ボクシングコミッションで、挑戦者の同級4位帝里木下(32=千里馬神戸)とともに計量に臨み、王者は53・5キロ、帝里は53・4キロで一発パスした。

 計量当日朝、染めてきたばかりという銀髪で登場した勅使河原は「明日になればもっといい色になっていますよ」と照れ笑い。減量と調整も順調にやってきた手応えがあり「絶好調ですね。相手は世界戦を2度も経験してきた良い選手なのに、ボクがチャンピオンだったのが運が悪かったですね」と自信に満ちた表情だった。

 また同日にはWBOアジア・パシフィックスーパーフライ級王座決定戦も組まれ、同日の計量には同級1位船井龍一(32=ワタナベ)、同級3位ワルリト・パレナス(34=森岡)も出席。51・8キロでパスしたパレナスを横目に51・1キロでクリアした船井は「身長、体格ともに想像通り。自分のリズムでボクシングがしたい」と日本同級王座に続くタイトル奪取に燃えていた。

WBOアジア・パシフィックスーパーフライ級王座決定戦に臨む同級1位船井(左端)と2位パレナス(右端)

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王者吉野「心折って倒す」スイーツ断ちの成果出す

2度目の防衛戦に向けて計量クリアした日本ライト級王者吉野(左)と挑戦者の同級5位前田


 ボクシング日本ライト級王者吉野修一郎(26=三迫)が「スイーツ断ち」で2度目の防衛成功を狙う。14日、東京・後楽園ホールで同級5位前田絃希(25=グリーンツダ)とのV2戦を控え、13日には都内の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席。吉野は61・2キロ、前田も61・1キロでクリアした。

 両者ともにアマチュア出身ながら高校4冠など実績では吉野が格段に上。「今回は体づくりを意識して負荷をかけて体の強度を上げてきました」と明かし「ボクの中で、ここは中間地点。もっと強くならないといけない。相手の心を折って中盤に倒したいと思う」と意気込んだ。肉体作りの一環で、試合決定から大好きなパンケーキを口にしなかったという。尊敬するジムの先輩、元WBOアジア・パシフィックウエルター級王者小原佳太からも「やめとけ」と指摘されたという。吉野は「試合が終わったら食べたいと思う」と前田撃破後の楽しみを口にしていた。

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王者村田諒太、3位ブラントとV2戦指令と米で報道

WBA世界ミドル級王者村田諒太(18年6月撮影)


 米スポーツ専門局ESPNが12日(日本時間13日)、WBA(世界ボクシング協会)が世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)、同級3位ロバート・ブラント(27=米国)の両陣営に対して対戦指令を出したと報じた。7月15日(同16日)までに対戦合意に達しない場合は入札となるが、ファイトマネーの分配は50%ずつになるとしている。

 村田は4月15日の初防衛戦でエマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)に8回TKO勝ちし、2度目の防衛戦を秋に米ラスベガスで行う見通しとなっている。

 23勝(16KO)1敗のブラントは昨年10月、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)のスーパーミドル級トーナメントに参戦したが、初戦でユルゲン・ブレーマー(ドイツ)に判定負けした。その後はミドル級に戻り、今年3月のコルビー・カーターとの再起戦で1回KO勝ちしていた。

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井上尚弥「次決まっているから」早くもスパー開始

早くもスパーリングを開始し、充実した表情をみせる井上


 ボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が「自己最速」の間隔でスパーリングを開始した。

 12日、横浜市の大橋ジムで、同門となる日本ユース初代フェザー級王者で現日本同級11位溜田剛士(25)と4回のスパーリングを消化した。5月25日に10年間無敗で4年間王座を守ってきたV5王者ジェイミー・マクドネル(英国)を1回TKOで下し、国内最速の3階級制覇を成し遂げてから、わずか18日後となる。井上は「一番オフが短かったかも」と言えば、師匠の大橋秀行会長(53)も「こんなに早くスパーリングを開始するのは異例ですよ」と目を見張るロケットスタートとなった。

 既に参戦を表明する賞金争奪の最強選手決定トーナメント、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)は今秋から開幕予定。井上は「ダメージもないし、次(WBSS)が決まっているから」と早期スパーリング開始の意図を明かした。既に動きのキレが良く、大橋会長は「調子も良いし明日にでも試合ができるよね」と“モンスター”の愛称らしい調整ぶりに驚いていた。

次戦に向けてスパーリングを開始した井上尚弥(左)

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伊藤雅雪、妻子に約束「自分がチャンピオンになる」

伊藤雅雪


 ボクシングWBO世界スーパーフェザー級2位伊藤雅雪(27=伴流)が7月28日(日本時間29日)、米フロリダ州キシミーーのキシミーシビックセンターで同級王座決定戦に臨むことが12日(同11日)、発表された。

 同級1位クリストファー・ディアス(23=プエルトリコ)と同王座を懸けて対戦する。伊藤は、興行を開催する米プロモート大手トップランク社を通じてコメントを出した。

 「WBO王座を懸けてクリストファー・ディアス選手のような偉大なファイターと対戦できることを本当にうれしい。ディアス選手はパワー、スピードを兼ね備えた良い選手。しかし7月28日は自分がチャンピオンになります。負けることなく、日本にベルトを持って帰国します。私の妻と子供にも約束した。人生のすべてを懸けて戦います」。

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伊藤雅雪 ディアスと世界戦決定 米で7月28日

伊藤雅雪


 WBO世界スーパーフェザー級2位伊藤雅雪(27=伴流)が7月28日(日本時間29日)、米フロリダ州キシミーーのキシミーシビックセンターで同級王座決定戦に臨むことが12日(同11日)、正式決定した。

 同級1位クリストファー・ディアス(23=プエルトリコ)と同王座を懸けて対戦することが、米プロモート大手トップランク社から同日発表された。伊藤は世界初挑戦。同王座は世界最速の3階級制覇を成し遂げた現WBA世界ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)が返上した王座となる。

 伊藤は15年10月に東洋太平洋同級王座を獲得し、16年12月には、WBOアジア・パシフィック同級王座との王座統一に成功。今年3月にはベンゲル・プトン(フィリピン)との世界前哨戦に勝利していた。

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村田諒太恐縮「まさか府知事から表彰受けるとは」

村田は西脇府知事から記念品を贈られる


 ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が10日、京都市内で京都府スポーツ特別奨励賞授賞式に出席した。

 同地は南京都高(現京都廣学館高)時代を過ごした思い出の場所。同高のOBが主体となって結成されている後援会による、4月の初防衛戦の祝勝会の場で表彰を受けた。

 西脇府知事から記念品などを贈呈されると、深々と頭を下げながらも、「この会は最初は…」と苦笑いして語り始めた。

 「南京都高のOBがメインで作った会なんですが、軽いノリで始めて。下品で始まり下品で終わる会だったんですが、まさか府知事から表彰を受けるとは」と恐縮して笑いを誘った。この日は400人近い後援者が集まった。「ゴロフキンを倒しにいってきます」と気勢を上げ、しっかりとその期待に応えていた。V2戦は秋に米国で計画されている。

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クロフォードが3階級制覇「オレは強い」33戦無敗

3階級制覇を達成したクロフォード(AP)

<プロボクシング:WBO世界ウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇9日(日本時間10日)◇米ネバダ州ラスベガス・MGMグランド・ガーデン・アリーナ◇8112人


 挑戦者で同級1位のテレンス・クロフォード(30=米国)が9回TKOで王者ジェフ・ホーン(30=オーストラリア)を下し、新王者となった。WBOライト級、4団体統一スーパーライト級王座に続き、3階級制覇を成し遂げた。

 サウスポーのクロフォードは軽快な動きで、右フック、左アッパーを打ち込み、動きの雑なホーンを追い詰めた。8回には左ストレートでぐらつかせ、9回には左、右の連打でダウンを奪取。立ち上がったホーンをロープに追い詰めての連打でレフェリーストップ。9回2分33秒、TKO勝利を飾った。

 勝利インタビューでクロフォードは「前からみんなに言った通り、オレは強いんだ」と胸を張り「彼(ホーン)がどれぐらい強いか教えてくれたけれど、彼よりもオレのが強かったな」と自信たっぷりに口にした。これでクロフォードの通算戦績は33勝(24KO)無敗となった。

3階級制覇を達成したクロフォード(AP)

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クロフォードが3階級制覇へ自信「今の私はピーク」


 プロボクシングのWBO世界ウエルター級タイトルマッチ12回戦は9日(日本時間10日)、米ネバダ州ラスベガスMGMグランドで開催される。

 WBOライト、WBOスーパーライトに続く3階級制覇を狙う挑戦者の同級1位テレンス・クロフォード(30=米国)は146・5ポンド(約66・45キロ)、対する王者ジェフ・ホーン(30=オーストラリア)は1回目の計量で500グラムオーバーも、再計量で147ポンド(66・67キロ)でクリアした。

 昨年7月、元5階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)を下して王者となったホーンにとっては2度目の防衛戦となるが、最強の挑戦者を迎えることになる。下馬評でも挑戦者が優勢だ。3階級制覇を目指すクロフォードは「オレはパッキャオではない。より大きいし、より強い」と豪語。さらに「今の私はピーク。それを土曜日に示すつもりだ。誰が勝ち、誰が陥落しているかを土曜の夜にみることになる」と絶対的な自信を示した。

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村田諒太の今後に影響、ゴロフキンがIBF王座剥奪


 ボクシングの世界3団体(WBAスーパー、WBC、IBF)統一ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)がIBF王座を剥奪された。IBFが6日(日本時間7日)、発表した。5月に米国でマーティロスヤンに2回KO勝ちしたが、同団体から防衛戦として認められず、防衛戦を義務づけられていた。

 15年に当時のIBF同級王者レミューとの団体統一戦に8回TKO勝ちして3団体統一王者となり、4団体統一も視野にしていたが再考必至。ゴロフキンを標的としているWBA同級正規王者村田諒太(帝拳)の今後にも影響がありそうだ。

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井上尚弥 WBSS優勝ならボーナスさらに増額

板東社長(左)と、3本の世界ベルトを肩にかけて記念撮影に応じる井上尚弥


 ボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が、今秋参戦予定の最強選手決定トーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)に備え、高額のスポンサー勝利ボーナスを設定された。6日、横浜市内の所属ジムでメインスポンサーのNTTぷらら板東浩二社長から直々の激励を受けた。先月25日、WBA世界バンタム級タイトル戦前には同社長の発案で急きょ勝利ボーナスが設定されていたことが判明。軽量級世界王者のファイトマネー1試合分にも匹敵するボーナスを手にしたという。

 井上は「本当にモチベーションの1つになりました」と感謝の言葉を口にした。すると同社長は「励みになればと思って。後からボーナスも追加で契約しますよ」とWBSSでも継続することを明言した。さらに「WBSS優勝ならすごい話なので」とボーナス増額も示唆。井上は「このサポートで海外進出できます」と気持ちを高揚させていた。

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ゴロフキン王座剥奪 IBF防衛戦として認められず


 プロボクシングの世界3団体(WBAスーパー、WBC、IBF)統一ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)がIBF王座を剥奪された。

 IBFが6日(日本時間7日)、発表したもの。ゴロフキンは5月5日、米カリフォルニア州カーソンでバネス・マルチロシャン(32=アルメニア・米国)の挑戦を受け、2回1分53秒、KO勝ち。同級最多タイの20連続防衛(WBAスーパー19回、WBC8回)に成功していたが、この試合はIBF防衛戦として認められず、同団体から期限内の防衛戦を義務づけられていた。またIBF同級1位セルギイ・デレビヤチェンコ(32=ロシア)との指名試合も回避していた。

 ゴロフキンは15年10月、当時のIBF同級王者デビッド・レミュー(カナダ)との団体統一戦に8回TKO勝ちし、3団体統一王者となっていた。なおWBA同級正規王者には村田諒太(帝拳)がいる。

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井上尚弥WBSS参戦へ「レッド軍団」が強力後押し

メインスポンサーのNTTぷらら板東社長(左)と、3本の世界ベルトを肩にかけて記念撮影に応じるWBAバンタム級王者井上尚弥


 プロボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が、自らのメインスポンサーとなるNTTぷららの板東浩二社長から全面バックアップを確約された。

 先月25日に国内最速となる世界3階級制覇を成し遂げた井上は今秋からは賞金争奪の最強選手決定トーナメント、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)に参戦予定。日本人初のWBSS参戦を備え、6日には横浜市内の所属ジムで板東社長の激励を受けた。

 10年間無敗で、4年間王座を守ってきた同王者ジェイミー・マクドネル(英国)に挑む3日前、NTTぷららとのメインスポンサー締結が発表された。井上は「いつも以上に重圧ありました。3階級制覇挑戦という試合で、過去最強の相手。そのタイミングでスポンサー契約させていただいた試合だったので、ものすごい重圧でした」と苦笑いで振り返ったが、板東社長は「プレッシャー対応には2種類のタイプがいる。重圧に感じて本来の実力を発揮できない選手。逆にプレッシャーをかかった方が力を出しやすい選手。井上選手は後者ですよ」と頼もしそうに見つめた。

 今秋、井上は初防衛戦としてWBSS1回戦が控える。勝ちあがれば、自然と他世界王者との団体統一戦になる。同社長からは「WBSSで優勝したらもう、とんでもないすごいこと。グローバルな意味で井上尚弥の知名度が上がっていくから」と大きな期待を寄せられた。同社長によれば、今後の井上の世界戦に備え、社内に応援チームを結成。井上の好きなカラーとなる赤いTシャツでそろえた「レッド軍団」が観客席に陣取り、井上を後押しするプランがある。井上は「出るからにはしっかり優勝したいと思います」とWBSS制覇を約束した。

 異例の直々訪問となった板東社長は「(井上は)礼儀正しいし、ボクシング一筋。集中力もすごい。どこまで行くのか分からないポテンシャルがある。しかもイケメン。ボクシング界を変えたり、日本のボクシング市場を拡大していくには女性ファンが必要。イケメンの井上選手はピッタリだと思う」と日本ボクシング界をけん引する存在としてサポートし続ける意向を示していた。

メインスポンサーのNTTぷらら板東社長(左)から激励を受けたWBA世界バンタム級王者井上尚弥

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大橋ジム後援会が一本化で発足「王者を量産」会長

大橋ジム後援会発会記念祝賀会であいさつする大橋ジムの大橋会長。左は三原じゅん子参議院議員(撮影・野上伸悟)


 大橋ジム後援会が正式に発足した。大橋会長やジム後援会など別々に活動していたグループを一本化したもので、発会記念祝賀会が5日、横浜市内のホテルで開かれた。

 三原じゅん子参議院議員ら約500人が出席。世界王者3人を育成した大橋会長は「後援会によって、これからジムはもっと強くなります。世界王者を量産していきたい」と宣言した。

大橋ジム後援会発会記念祝賀会で、記念撮影する左からWBA世界バンタム級王者井上尚、大橋ジム大橋会長、井上尚弥の父真吾トレーナー(撮影・野上伸悟)

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井上尚弥、今秋に元5階級王者ドネアと初防衛戦も

記念撮影する左からWBA世界バンタム級王者井上尚、会長夫人の小百合さん、大橋ジム大橋会長、井上尚の父真吾トレーナー(撮影・野上伸悟)


 ボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が今秋、元世界5階級制覇王者との初防衛戦に臨む可能性が出てきた。

 大橋会長は5日、横浜市内のホテルで開催された大橋ジム後援会発会記念祝賀会後、井上が参戦表明している賞金争奪の最強決定トーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)1回戦の相手に言及。元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)の参戦見通しを明かし「1回戦は王者同士にならないので、ドネアの可能性は十分ある」と明かした。

 WBSSに向け、来週中にもスパーリングを開始する井上は「出場するからには優勝したいと思う」と宣言。優勝した場合には「(ジムに)真夏の練習後にクールダウンできるプールがほしいです」と大橋会長に要望した。すると同会長も「380万円ぐらいでできるよ」と約束していた。

大橋ジム大橋会長(右)の前であいさつし爆笑するWBA世界バンタム級王者井上尚(撮影・野上伸悟)

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大橋ジム後援会が発足 井上尚弥ら豪華ゲスト出席

大橋ジム大橋会長(右)の前であいさつし爆笑するWBA世界バンタム級王者井上尚弥(撮影・野上伸悟)


 プロボクシング元WBA・WBC世界ミニマム級王者大橋秀行氏(53)が会長を務める大橋ボクシングジムの後援会発会記念祝賀会が5日、横浜市内のホテルで開催された。

 これまで会長自らや同ジムの後援会などが別々に活動していたが、個々の後援会の拡大を受けて正式に一本化したもの。三原じゅん子参議院議員ら約500人が出席し、WBA世界バンタム級王者井上尚弥、元3階級制覇王者八重樫東ら現役選手をはじめ、ジム初の世界王者となった元WBC世界スーパーフライ級王者川嶋勝重氏らOBも数多く集結した。

 大橋会長は「この後援会の発会によって、これからジムはもっと強くなると思います。世界王者を量産していきたい」と宣言。OBを代表して川嶋氏があいさつし「大橋ジムは世界1位のジムになると思います。それはみなさんのお力添えがないとできませんのでサポートをよろしくお願いいたします」と祝賀会を締めくくっていた。

大橋ジム後援会発会記念祝賀会で乾杯する左から井上尚弥、八重樫、川島(撮影・野上伸悟)

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井上尚弥、今秋ドネアと初防衛戦か 大橋会長明かす

大橋ジム後援会発会記念祝賀会で、記念撮影する左からWBA世界バンタム級王者井上尚弥、大橋ジム大橋会長、井上尚弥の父真吾トレーナー(撮影・野上伸悟)


 ボクシング世界3階級制覇王者で、現WBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が今秋、元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(35=フィリピン)と初防衛戦に臨む可能性が出てきた。

 5日、横浜市内のホテルで開催された大橋ジム後援会発会記念祝賀会に出席した大橋秀行会長が明かしたもの。井上が今秋から参戦を表明している賞金争奪の最強決定トーナメント、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)について同会長は「ドネアが参戦すると聞いています。1回戦は王者同士にならないと聞いているので、ドネア戦になる可能性はある」と説明した。ドネアはフライ級~フェザー級で5階級を制覇。最近ではバンタム級に復帰し、WBSSに参戦するのではないか-と米メディアに報じられていた。

 祝賀会で井上はバンタム級で奪取したWBA、ライトフライ級で獲得したWBC、スーパーフライ級で巻いたWBOの3本のベルトを両肩と手に持って登場。「WBSSに日本人として初めて出場します。出場するからには優勝したいと思っています」と宣言し、優勝した場合には「真夏の練習後にクールダウンするプールが欲しい」と大橋会長に要望。同会長も「380万円ぐらいでプールはできる」と応じていた。

大橋ジム後援会発会記念祝賀会で、大橋ジム大橋会長(右)の前であいさつし爆笑するWBA世界バンタム級王者井上尚弥(撮影・野上伸悟)

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高山勝成アマ登録へAIBA助言も劇的好転はならず

スイスのAIBA本部訪問から帰国、関西国際空港で取材に応じる高山勝成(撮影・加藤裕一)


 元世界4団体ミニマム級王者で、東京オリンピック(五輪)出場を目指す元プロボクサー高山勝成(35=名古屋産大)が5日、スイスのAIBA(国際ボクシング協会)本部への訪問から、関西国際空港に帰国した。

 高山は5月30日に訪問し、事務局長と1時間に及び、会談。その内容から「僕の挑戦を応援してくれる、力強い言葉をいただいた」と話した。

 高山が、日本ボクシング連盟(JABF)に求めるアマチュア登録について、具体的な助言も得た。それは、<1>JOCからJABFに規約改正を働きかけてもらう<2>AIBA主催のプロ国際大会WSB(ワールド・シリーズ・オブ・ボクシング)に出て、五輪出場権をつかむ-などのアドバイスだったという。

 高山はWSBについて「ビックリした。そういうルートがあるのかと」と話すが、WSB出場にもJABF登録が必要になる。またAIBAは、プロの五輪参加を歓迎しており、高山に好意的な立場を取ってはいるが、各地域団体のガバナンス(統治)を尊重しているため、残念ながらJABFに直接的な働きかけをする予定はない。

 このため、今回のAIBA訪問で、状況が劇的に好転した訳ではなく、従来通り、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に申し立てたスポーツ調停のルートでJOCを通じて、JABFが対応するよう訴えていく。

高山はWBOのベルトを腰に巻いて勝ち名乗りを受ける(2016年8月20日撮影)

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京口紘人が転級視野「ミニマムにこだわる必要ない」

シャドーボクシングを行う京口


 ボクシングのIBF世界ミニマム級王者京口紘人(24=ワタナベ)が階級変更を見据えた。

 先月20日に2度目の防衛に成功。1日、都内のジムで練習を再開し「無理してミニマムにこだわる必要はない。上げるのがベスト」とライトフライ級への転級に言及した。V2戦では人生初めて足がつった。減量の影響で、調整面から判断したという。ジムの先輩の前WBA・IBF世界同級統一王者田口を破ったブドラーとも「やりたいですね」と臨んだ。次戦が統一戦の場合のみミニマム級で戦う。また渡辺会長は田口の今後に触れ、「続行する場合はフライ級に上げると思う」とした。

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井上尚弥5位浮上!全階級を通じての最強選手ランク

井上尚弥


 プロボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が海外サイト「ワールド・ボクシング。・ニュース」選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP=全階級を通じての最強選手)最新ランキングで5位に浮上した。前回の6位から1つ順位を上げた。

 5月25日に東京・大田区総合体育館で同級王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)に挑戦。10年間無敗、4年間王座を守ってきたマクドネルを112秒でTKOで下し、国内最速16戦目での3階級制覇を成し遂げたことが高く評価されたようだ。参戦表明済みとなる今秋開幕のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズを見据え、井上は早くも6月からスパーリング開始を予定となっている。

 なお5月12日、ホルヘ・リナレス(帝拳)を下し、世界最速となる12戦目での3階級制覇を成し遂げたWBA世界ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が2位から1位に浮上。3団体統一ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が1位から2位と順位を下げた。

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末吉大 大差判定でV2 打ち合いは「収穫」

末吉はV2達成に笑顔

<プロボクシング:日本スーパーフェザー級タイトルマッチ>◇30日◇後楽園ホール


 王者末吉大(27=帝拳)が同級1位東上剛司(ドリーム)を3-0の大差判定で下して2度目の防衛を果たした。

 15敗でKO負け1回とタフ自慢の挑戦者から初回に右でダウンを奪ったが、以降は「良い場面も悪い場面もあった」と仕留めきれず。「タフだからこそKOで倒したかった」との後悔はWBO同級ランク7位と世界を目指すからで、最終回は玉砕覚悟の相手と打ち合って会場を沸かせ、「打ち合いしないといけない場面も出てくる。収穫ですね」とまとめた。

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末吉大2度目の防衛戦「もっとボコボコに」意気盛ん

計量を終えた末吉(右)と東上(撮影・阿部健吾)


 ボクシングの日本スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が29日に都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、2度目の防衛戦となる王者末吉大(27=帝拳)が100グラムアンダーの58・8キロ、挑戦者の同級1位東上剛司(37=ドリーム)がリミットちょうどの58・9キロで一発パスした。

 「もっとはっきり勝ちたい」。末吉が期すのは、2月のV1戦での失敗から。不用意にガードをまっすぐ後退したところにパンチをもらい、ダウンを喫した苦い経験がある。結果的には8回TKO勝ちも、「余計なダウン。内容的にもぱっとしなかった。もっともっとボコボコにして勝ちたい」と意気盛ん。

 理想とする打たせずに倒すスタイルは、アマチュアも含めたさまざまなボクサーの要素を盗みつつ、オリジナルなものに昇華する途上で、「頭の中になんとなくこんな感じというのはあるけど、試合には移せていない」と追い求める。WBOの世界ランクでも7位につける新鋭は、試合内容も世界レベルを目指してリングに上がる。

 対する東上は、プロ15年目、35戦目でたどり着いた日本タイトルになる。「夢がかなう。ワクワクしている。チャンピオンになるためにこれだけ負けても続けてきた。目の前、たまらないです」と高揚感一杯。14勝(3KO)15敗5分けの成績に「勝ち負けがトントン。ドラマがあると思う。誰か1人にでも勇気を与えられたら」と期した。

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尾川堅一に1年間停止処分 世界戦前ドーピング違反

尾川堅一(18年4月19日撮影)


 日本ボクシングコミッション(JBC)は28日、昨年12月5日のIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦前の薬物検査で陽性反応が出た尾川堅一(30=帝拳)にプロボクサーライセンスの1年間停止処分(昨年12月5日より起算)を科したと発表した。

 世界戦で初めて日本選手がドーピング違反となった事態を重く見て「ファンの信頼並びに社会的なボクシングに対する信頼を揺るがす結果となった」とした。既に判定勝ちで王座獲得した試合は無効となり、開催地米ネバダ州コミッションから6カ月の資格停止処分とファイトマネーの20%となる罰金1万4000ドル(約150万円)の処分を受けていた。

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清水聡V3自信、村田諒太と世界戦コンビ構想明かす

8月17日の次戦に向けて会見に臨んだ東洋太平洋フェザー級王者清水聡(左)と元3階級制覇王者八重樫東


 12年ロンドンオリンピック、バンタム級銅メダルの東洋太平洋フェザー級王者清水聡(大橋)が8月17日、後楽園ホールで同級10位の河村と3度目の防衛戦を行うことが28日、発表された。

 「いままでの6試合の相手は打たれ強い選手ばかりでしたが、今回もKOで勝ちます」と自信たっぷりの清水にとって大事な世界前哨戦。五輪銅メダリストらしく「(WBA世界ミドル級王者)村田と一緒の舞台で試合ができれば」と声を弾ませた。大橋会長も「村田選手とのメダリストコンビで世界戦を組めたら」との構想を明かした。

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八重樫東、日本初4階級制覇へサバイバル戦「気合」

会見に臨んだ東洋太平洋フェザー級王者清水聡(左)と元3階級制覇王者八重樫東


 プロボクシング元3階級制覇王者八重樫東(35=大橋)が日本初の4階級制覇に向け、サバイバル戦に臨む。8月17日、東京・後楽園ホールでWBOアジア・パシフィック同級王者向井寛史(六島)との10回戦に臨むことが28日、発表された。12年ロンドンオリンピックバンタム級銅メダルの東洋太平洋フェザー級王者清水聡(大橋)の3度目の防衛戦とのダブルメインとなる。

 スーパーフライ級転向2戦目で、2度の世界挑戦経験がある32歳の向井との試合が組まれ「残り少ないボクシング人生。一発一発、命懸けてやりたい。サバイバルマッチ。気合が入る」とやる気十分だ。大橋会長も「勝てば次は4階級制覇を目指す世界戦になる」との見通しを明かした。

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向井寛史「ボクシング人生の集大成」八重樫戦へ気合

向井寛史(左)と八重樫東


 WBOアジア太平洋スーパーフライ級王者の向井寛史(32=六島)が、8月17日に東京・後楽園ホールで、元世界3階級王者の八重樫東(35=大橋)とノンタイトル10回戦で対決すると、所属する六島ボクシングジムが28日、発表した。

 所属ジムで行われた会見で向井は「進退を考えないといけない年齢。ボクシング人生の集大成として勝ちたい」と強い意気込みを見せた。

 会見に同席した武市コーチは現役時代の2010年に八重樫と対決している。当時日本ミニマム級1位だった武市コーチは、同級王者だった八重樫と王座をかけて対戦。八重樫からダウンを奪ったものの、結果は判定負け。この敗北から現役引退を決意した。

 武市コーチは今回の対戦を「何かの縁」と語り「負けた方が引退を考える試合になる。次のステージに上がるのは向井だと証明したい」と過去の自身を振り返るように話し、因縁の相手との対決を楽しみにしていた。

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八重樫東「燃えますね」8月に5年ぶり日本人対決へ

8月17日の次戦に向けて会見に臨んだ東洋太平洋フェザー級王者清水聡(左)と元3階級制覇王者八重樫東


 プロボクシング元3階級制覇王者八重樫東(35)、東洋太平洋フェザー級王者清水聡(32=ともに大橋)が8月17日、東京・後楽園ホールで次戦に臨むことが28日、発表された。

 スーパーフライ級で4階級制覇を狙う八重樫は2度の世界挑戦経験があるWBOアジア・パシフィック同級王者向井寛史(32=六島)とノンタイトル10回戦で対戦が決定。13年4月にWBC世界フライ級王者五十嵐俊幸に挑戦して以来、5年ぶりの日本人と拳を交える。28日に横浜市内の所属ジムで会見した八重樫は「燃えますね。(世界挑戦への)サバイバルマッチだと思うので気合が入ります」と意気込んだ。

 また東洋太平洋フェザー級王者の清水は同級10位河村真吾(27=堺東ミツキ)との3度目の防衛戦が決まった。プロ3戦目となる17年5月の山本拓哉戦以来となる日本人対決。八重樫とともに会見に臨んだ清水は「日本人対決で後楽園ホールも盛り上がると思う。いつも倒しにくい相手ばかりですが、今回もKOで倒したい」と意欲をみせた。

8月17日の次戦に向けて会見に臨んだ清水(左から2人目)と八重樫(同3人目)右端は大橋会長、左端は松本トレーナー

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尾川堅一 ライセンス1年間停止 ドーピング違反

尾川堅一


 日本ボクシングコミッション(JBC)は28日、昨年12月のIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦前の薬物検査で陽性反応が出た尾川堅一(30=帝拳)に対し、1年間のボクサーライセンス停止処分を科すと発表した。今月24日に開催した倫理委員会で処分を決めた。停止期間は昨年12月5日の同王座決定戦翌日から1年間。JBCは世界戦で初めて日本人選手がドーピング検査で陽性反応となった事態を重く見て「ボクシングファンの信頼並びに社会的なボクシングに対する信頼を揺るがす結果となった」としている。

 既に尾川は米ネバダ州コミッションから6カ月間の資格停止処分(試合翌日から起算)、ファイトマネーの20%となる罰金1万4000ドル(約150万円)の処分が科されていた。またテビン・ファーマー(米国)に判定勝ちを収めた同決定戦は無効試合となり、王座も失っていた。

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井上尚弥WBSSに参戦 体重超過ネリとの対戦も

井上はチャンピオンベルトを肩に指で「3」を作ってポーズを決める(撮影・井上学)


 国内最速16戦目での3階級制覇を成し遂げたボクシングWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が日本人初の4団体統一を狙う意欲を示した。10年間無敗で、4年間王座を守ったマクドネルを112秒でTKO撃破してから一夜明けた26日、横浜市の所属ジムで会見。参戦表明した賞金争奪の最強決定トーナメント、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)の優勝を掲げ「ベルト統一できたらうれしい」と声を弾ませた。

 WBSS参戦決定済みのWBO王者テテ(南アフリカ)からツイッターを通じて対戦希望が届いた。大橋会長によると、山中戦の体重オーバーで日本永久追放となった前WBC王者ネリ(メキシコ)もWBSSに参戦見通し。組み合わせ次第では井上-ネリなど1回戦から注目カードになる。井上は「最強を証明し、日本ボクシング界を盛り上げたい」と強調した。

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拳四朗は誰にも気づかれず「心をだいぶやられた」

3度目の防衛に成功した拳四朗は漫画「北斗の拳」3巻を持ち笑顔を見せる(撮影・滝沢徹郎)


 WBC世界ライトフライ級王者拳四朗が3度目の防衛から一夜明け、都内で会見し知名度アップを誓った。

 前日の試合後に祝勝会へ電車移動したが、乗客が誰も自分に気づかなかった。「試合直後でドキドキしてたのに…。心をだいぶやられました」。自分の2回KOより井上の1回TKOがド派手だったことにも「僕、だいぶかすみましたもんね」と苦笑い。「まだまだです」と、4度目の防衛戦でさらにインパクトを与えるつもりだ。

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スマイル・アサシン拳四朗「北斗の拳」ばり秘孔一撃

2回、ロペスからダウンを奪いガッツポーズをする拳四朗(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館


 WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(26=BMB)が、衝撃KOで3度目の防衛に成功した。昨年5月に王座を奪った同級1位ガニガン・ロペスを2回1分58秒、右ボディーストレートでマットに沈めた。みぞおち上の“秘孔(ひこう)”を突くアニメ「北斗の拳」ばりの一発で、連続防衛は日本ジム所属の現役世界王者で最長の「3」へ。テレビ生中継で笑顔を振りまいた“スマイル・アサシン(笑顔の殺し屋)”が存在感を見せつけた。

 あっという間の出来事だった。2回1分58秒。拳四朗の右ストレートが、ロペスのボディーにめり込んだ。体をくの字にして崩れる相手に、勝利を確信。両手を天に突き上げた。「勝者、ケンシロー」。リングアナのコールに合わせ、自分を狙うテレビカメラに顔を近づけ、笑顔でダブル・ピースを決めた。

 2度目の防衛戦は連打の「百烈拳」で決めたが、この日はワンパンチ。リングで「気持ち良すぎて、たまんないです~!」とはしゃいだ拳四朗本人が一番驚いていた。「ビックリした。ズドンって手応えはあったけど、まさか倒れるなんて…」。父の寺地永会長はしゃれっ気交じりに、こう言った。「秘孔を突いたんです。マネされたら困るから、細かい部分は内緒。難しくはない。要は打つ場所です」。

 「北斗の拳」のケンシロウばりの必殺拳だ。初防衛戦前の昨年9月、5日間のロス合宿に出向き、世界的トレーナーのルディ・エルナンデス氏に教わった。今回はルディ氏に来日してもらい、サポートを受けた。前日の夕食で「覚えてる?」と言われ、思い出したパンチだった。

 昨年5月に2-0判定で王座奪取したサウスポーとの再戦を完全決着に導いたのは、攻めだけではない。オーソドックスと違い、てこずった“距離感”を確立しようと3月上旬に10日間、4月下旬に7日間、2度のフィリピン合宿を行った。サウスポーばかりと約150ラウンドものスパーリング。「5センチ離れる。パンチが当たって、パンチをもらわない距離」をものにした。拳四朗は「1発もパンチもらいませんでした。こんなん初めてです」と誇らしげだ。

 世界戦4度目にして、初の生中継だった。関東地区はフジテレビのライブで、地元関西地区は系列のカンテレが「阪神-巨人戦」を中継したが、ダイジェストを放送された。「もちろん、意識しました」と入場からリングインまで笑顔を振りまき、秘孔を突いて勝負を決めた。まさに“スマイル・アサシン”が、一気に全国区にのし上がった。【加藤裕一】

 ◆拳四朗(けん・しろう)本名は寺地拳四朗で、漫画「北斗の拳」の主人公ケンシロウから命名。1992年(平4)1月6日、京都府城陽市生まれ。東城陽中3年時、高校のスポーツ推薦入学のためボクシングを始める。奈良朱雀高3年でインターハイ準優勝、関大4年で国体優勝。一時ボートレース選手を志すが、試験に2度失敗。14年8月プロデビュー。趣味は食べ、飲み歩きで将来の夢は「グルメリポーター」。好きな女性のタイプは女優桐谷美玲。家族は両親、兄。右ボクサーファイター。164センチ。

2回、ボディーでダウンを奪う拳四朗(撮影・横山健太)

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井上尚弥が1回KOで3階級制覇/ダブル世界戦詳細

<プロボクシング:ダブル世界戦>◇25日◇東京・大田区総合体育館

 WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(26=BMB)は、同級1位ガニガン・ロペス(36=メキシコ)を右ボディー1発で仕留め、2回KO勝利で3度目の防衛に成功した。

WBA世界バンタム級2位井上尚弥(25=大橋)が無敵の強さで同級王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)に1回TKO勝利。日本人初の英国人王者撃破に成功し、国内最速16戦目での3階級王座制覇を成し遂げた。

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 拳四朗対ロペス 拳四朗対ガニガン・ロペス 入場時にDJ KOO(手前)とグータッチする拳四朗(撮影・滝沢徹郎)

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦

王者拳四朗(26=BMB)2回KOガニガン・ロペス(36=メキシコ)

【1回】拳四朗、ロペスともに様子見の展開。互いにジャブを打ち合いつつ、距離をはかった。

【2回】1分すぎに拳四朗の右ストレートが決まる。ロペスの大振りの左フックをかわす。拳四朗は1分30秒すぎに強烈な右ボディーをたたき込むとロペスは苦悶の表情でひざまずき、もう立ち上がれなかった。

WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦

王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)1回TKO井上尚弥(25=大橋)

【1回】開始から井上が距離をつめる。50秒あたりで左ボディーからラッシュでコーナーに追い詰める。1分すぎに左フックでマクドネルをふらつかせる。1分20秒すぎにラッシュからの左でダウンを奪う。マクドネルは何とか立ち上がったが、井上は猛ラッシュでロープに追い込む。たまらずレフェリーが試合を止めた。井上は身長差10センチ、(計量後の)体重差5・8キロの相手をものともせず、ほぼパンチをもらわず、圧倒的な強さで3階級制覇を実現した。

◆井上のコメント

「みなさん、これがボクシングです。(試合が終わるのが)早いとのクレームは勘弁してください。(真の世界王者を決める)ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズに出場します。夢に向かって頑張ります」。

1回、マクドネル(左)をコーナーに追い込み、猛攻を仕掛ける井上尚(撮影・狩俣裕三)

WBA世界バンタム級級タイトルマッチ マクドネル対井上 1回、井上(左)は猛烈なラッシュでマクドネルを倒し新王者となる(撮影・滝沢徹郎)

1回、マクドネル(後方)からダウンを奪い、左拳を突き上げる井上尚(撮影・狩俣裕三)

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拳四朗「心やられました」 防衛後に大ショックが…

3度目の防衛に成功した拳四朗はダブルピースで笑顔を見せる(撮影・滝沢徹郎)


 WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(26=BMB)が3度目の防衛成功から一夜明けた26日、都内のホテルで会見を行い、さらなる知名度アップを誓った。“秘孔”を突く右ボディー1発の2回KOとあって当然ご機嫌だったが、同時に「まだまだですね」。前夜、試合後にショックなことがあったようだ。

 大田区総合体育館から祝勝会へ、JR蒲田駅から恵比寿駅まで電車で移動したが、誰も自分に声をかけてくれなかったという。

 「試合直後やし、ちょっとドキドキしてたんですけど」。一緒にいたジムの後輩が、わざとらしく「ボクシングで…」とか「拳四朗が…」とか、周りに聞こえるように声を出しても、周囲のリアクションはなし。とどめは祝勝会後、2次会に行く途中だった。

 某芸能人Aさんと一緒に歩いていると、行き違う人が気に留めるのはAさんばかり。Aさんのは自分の似顔絵入りTシャツを着ているのに、自分が「拳四朗」と気づく人はいなかった。

 「私服の僕は確かに、わかりにくいと思うんですが…。試合で体は傷つかんかったけど、心をだいぶやられました」。試合も2回KOだったが、直後に井上尚弥が1回KOをぶちかました。「本当にすげ~な~と思ったけど…僕、だいぶかすみましたもんね」。

 次戦4度目の防衛戦は時期、相手ともまだ白紙。父の寺地永会長は「できれば、今年中にV5を」と言う。いずれにしても、自分だけでなくダブル世界戦などに組み込まれる予定。会見後には、応援に駆けつけたボートレーサーのいとこ是沢孝宏(32)から「ケンちゃん、もっと(周りを)グッとつかんでいかんと」と励まされ「頑張りますわ」と気を取り直していた。

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ロペスがっくり「ボディー初めて」拳四朗にKO負け

2回、ボディでダウンを奪う拳四朗(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館


 WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(26=BMB)が、衝撃KOで3度目の防衛に成功した。昨年5月に王座を奪った同級1位ガニガン・ロペスを2回1分58秒、右ボディーストレートでマットに沈めた。

 前王者ロペスは、まさかのKO負けにがっくり肩を落とした。「ボディーで負けたのは初めて。その前は1度もなかったのに。ちょっと油断したところに入ってしまった」と小さな声で話した。王座を奪われてから1年ぶりの再戦は完敗。「拳四朗は少しパワーが増した。再戦のチャンスが来るのは難しいが、私は待ちたい」と現役続行の意向を口にした。

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長谷川穂積氏、井上尚弥3階級制覇「圧巻の勝ち方」

1回、井上(左)は猛烈なラッシュでマクドネルを倒す(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:WBA世界バンタム級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館


 モンスターが衝撃の112秒殺!! 同級2位の前WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(25=大橋)が1回TKO勝ちで国内最速16戦目の3階級制覇を成し遂げた。

 ◆元WBC世界バンタム級王者長谷川穂積氏 見たまま。圧巻の勝ち方。今の階級が一番フィットしている。トーナメントにまず優勝して、王座防衛の回数を目指すもよし、もう1階級上でもできると思う。すべてにすごいが、1番は相手のパンチをもらわないこと。ダメージが少なく次の試合に行けるから、何試合でもやっていける。

 ◆元WBCバンタム級王者・山中慎介氏 強すぎる。当てられる技術もあるし、パワーもある。どの階級まで通用するのか見てみたい。

 ◆元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史氏 力の差。最初の左フックで終わっていた。バンタムに上げて、キレ、スピードが増し、パンチも乗っていた。

 ◆元世界3階級王者八重樫東 素晴らしい試合だが、驚きではない。最初のテンプルで完全に効いていた。

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大橋ジム期待の新鋭・桑原拓が1回KOデビュー

1回、左ボディでダウンを奪う桑原(撮影・横山健太)

<プロボクシング>◇25日◇東京・大田区総合体育館


 大橋ジム期待の新鋭がデビュー戦を初回TKO勝利で飾った。興国高で2冠、名門東農大を卒業したばかりの桑原拓(23)が14戦のキャリアを持つソリミン(インドネシア)を一蹴。

 大振りの相手にステップ、小気味よいジャブで応戦し、的確に右をヒットさせ、3回のダウン奪取でけりをつけた。「打たせずに打つのがスタイル。今日は1発だけ触れられた」。トランクスのお尻部分には父誠二さんが大阪市で営む個人商店の名前が入る。「汚すわけにはいかないのでダウンはできないですね」と誓った。

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特注シューズがもたない!井上尚弥の「規格外」脚力

井上尚のリングシューズ(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBA世界バンタム級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館


 モンスターが衝撃の112秒殺!! 同級2位の前WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(25=大橋)が1回TKO勝ちで国内最速16戦目の3階級制覇を成し遂げた。

 井上尚弥(25=大橋)の脚力は、既に階級を超越した「規格外」に仕上がっている。

 昨年12月、WBO世界スーパーフライ級王座の7度目の防衛戦前だった。世界戦仕様で用意されたエナメル素材のリングシューズの足底部分が1カ月半で2度も壊れた。日本人の歴代王者ならば、1足で2カ月以上は使用可能な耐久性があるはずが、井上尚のパワーだけには耐えられなかった。

 井上尚のシューズを担当するミズノ・コンペティションスポーツ事業部事業販促部渉外課の折田恵一課長(51)は「脚力の強さなのだと思います」と明かす。強度などを再チェックした上で、マクドネル戦に向けてエナメル素材に加え、メッシュ素材のリングシューズも製作。2種類を並行して使用してもらったという。「どちらか使い心地の良い方を履いて最高の試合をしてほしい」と折田氏。井上尚はメッシュ素材のリングシューズで戦い、112秒TKO勝利を飾った。

 ミズノでは世界挑戦時のボクサーに対し、サイズ調整のために2種類のシューズを製作することはある。ただし「特注なので防衛戦は通常1種類だけ」(折田課長)と異例の態勢だったという。リングシューズにまつわるエピソードでもポンド・フォー・ポンド(階級を超えての最強選手)ぶりを証明。WBSSでバンタム級の世界最強を示す土台は、既に完成していると言っても過言ではないだろう。【藤中栄二】

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3階級制覇を達成し、ベルトをファンに掲げる井上尚(撮影・狩俣裕三)

<プロボクシング:WBA世界バンタム級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館


 モンスターが衝撃の112秒殺!! 同級2位の前WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(25=大橋)が1回TKO勝ちで国内最速16戦目の3階級制覇を成し遂げた。

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 スタイルは違うが、勢いのある時期のタイソンを思い出した。井上はバンタム級では体が小さい。タイソンも同じだったが、パワーで当たれば倒した。井上も自信満々で、勢いとパワーが違った。

 最初の左ボディーで相手は腰が引け、びびっていた。終わるのが早いか、遅いかだけ。ダウンは左フックが効いた。もう足にきていて、あとの右ストレート、左ボディーはかすった程度。ラッシュの間もいいカウンターをもらったが、向こうの体がもう死んでいて効かず。かまわず打ち込んで決めた。

 当日は5・8キロ差あったが、階級を上げて一層強さが際立った。スーパーバンタム級でも通じるだろうが、ここが適性階級と言える。パワーという武器があれば、相手はまず怖がる。トーナメントもパワーで勝ち抜ける。具志堅さんを超えるV14まで勝ち続けてほしい。(元WBC世界スーパーフライ級王者)

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1回、サブ(右)に強烈なボディーを打ち込む井上拓(撮影・狩俣裕三)

<プロボクシング:井上拓真世界前哨戦54・5キロ契約体重10回戦>◇25日◇東京・大田区総合体育館


 WBC世界バンタム級9位井上拓真(22=大橋)が2年ぶりのKO勝利で、世界挑戦をアピールした。

 ワルド・サブ(29=インドネシア)との54・5キロ契約体重10回戦で、序盤からボディー攻撃で攻め込むと強烈な左ボディーでダウンを奪取。1回2分14秒、KO勝ちで存在感を示した。16年5月のタンボレシ(インドネシア)戦以来のKO撃破。「初めてボディーでKOを奪えました。ぼちぼち世界へ行きたい。兄に少しでも追いつきたいと思います」と約束した。

 この前哨戦に備え、フィリピン、中国、英国、メキシコのボクサーとスパーリングを消化してきた。「世界挑戦の準備はできている」と自信をみなぎらせる。現在、リング上で「モンスターの弟」との愛称で呼ばれることに頭を悩ませ「世界戦までには、ちゃんとした愛称がほしいですね。ファンのみなさんからも募集しています」と笑った。世界主要4団体のランキングに入っている井上拓はスタンバイOKだ。

3本指を立てポーズを決める井上尚(左から2人目)。左から母の美穂さん、1人おいて父の真吾トレーナー、弟の拓真(撮影・横山健太)

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井上尚弥KO記録ずくめの3階級制覇、新たな伝説へ

1回、マクドネルから左ボディでダウンを奪い冷静な表情で見つめる井上尚(撮影・横山健太)

<プロボクシング:WBA世界バンタム級タイトルマッチ>◇25日◇東京・大田区総合体育館


 モンスターが衝撃の112秒殺!! 同級2位の前WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(25=大橋)が1回TKO勝ちで国内最速16戦目の3階級制覇を成し遂げた。王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)を左フックと左ボディーでダウンを奪取。立ち上がった王者に13連打を浴びせ、1回1分52秒、レフェリーストップによるTKO勝利を飾った。今秋に開幕する賞金争奪の最強決定トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」参戦を正式表明した。

 わずか112秒で沈めた。最初の左フックで「(王者の)足元がぐらついた」と確信した井上尚がマクドネルをロープに追い詰めた。開始80秒で敵こめかみに左フックを打ちこみ、左ボディーでダウンを奪った。立ち上がった王者に最後は鬼の13連打の猛ラッシュ。日米英で生中継という注目の一戦で衝撃のTKO勝ちに「みなさん、これがボクシングです。早すぎるというクレームはご勘弁ください。自分もビックリしています」と笑いを誘った。

 井岡の18戦目を抜く国内最速16戦目の3階級制覇にふさわしいスピード勝利。日本人で初めて英国人世界王者を撃破し、具志堅が持つ歴代1位の世界戦6試合連続KO勝ち、内山がマークした歴代1位の世界戦通算KO勝利数も10回で並んだ。記録ずくめの白星に「2階級制覇は早すぎて試合をこなしていた感覚。3階級は重みを感じます」と喜びに浸った。「今までで一番重圧があった」。初めてセコンド陣以外の人間を控室から出てもらい「集中する時間をつくってもらったぐらい。人の声が気になったほど集中していた」。

 先月10日に25歳になった。プロデビューから5年7カ月が経過し、胸に芽生えたのは「選手としての焦り」(井上尚)。選手寿命は延び、30歳以上も世界王者として防衛回数を重ねられる時代になったが「もっとやらないといけない。やっていかなきゃいけない。今が一番のピークと感じるから」。言葉通りの圧倒的な強さを証明した。

 辰吉、長谷川、山中ら幼少時代から見ていた歴代王者が君臨したバンタム級王座を獲得し「夢みたい。本当に偉大な王者ばかりなので。まずはスタートラインに立ててよかった」。賞金争奪の最強決定トーナメントWBSS参戦を正式表明。既に世界主要団体の王者3人が出場決定済みだ。

 大橋会長は「6月にプロモーターが来日するのでそこで話します」と、待望の団体統一戦が実現する見通し。以前から「他の日本人王者とは違うステージに行きたいという思いがある」といった井上尚。その願いがかなう舞台をつかんだ。新たな「モンスター」伝説が幕を開ける。【藤中栄二】

 ◆ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ 昨秋からスーパーミドル級とクルーザー級で初開催中の最強選手を決める賞金争奪トーナメント。リチャード・シェイファー氏、カレ・ザワーランド氏という米独の両プロモーターが企画。今年はシーズン2でバンタム級の開催が発表された。WBAスーパー王者バーネット(英国)、WBO王者テテ(南アフリカ)、IBF王者ロドリゲス(プエルトリコ)の出場決定済み。6月に行われるWBC王座決定戦の勝者らも参戦の可能性あり。今秋から1回戦が開幕。今冬に準決勝、来春に決勝が開催予定。同級優勝者はファイトマネーと賞金を合わせ、推定総額250万ドル(約2億7500万円)を獲得する見通し。

WBSSバンタム級トーナメント組み合わせ
1回、左ボディでダウンを奪う井上尚(撮影・横山健太)

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