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田中V2も「持ってない」1回ダウン右目の上カット

ラウンドVTR

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)は2度目の防衛に成功し、WBA同級王者田口良一(ワタナベ)との日本人選手による統一戦に向けて前進した。

 田中が逆転でパランポンに9回1分27秒でTKO勝利し、2度目の防衛を果たした。テレビ中継がこれまでの東海ローカルから全国に「昇格」となった一戦は1回に挑戦者の右ストレートでダウン。さらに右目の上をカット。血を流しながらリングに立ち続けた。試合後は大事をとって病院で検査を受けるほどだったが、最後は9回に右ストレートでダウンを奪い返し、ラッシュで戦闘不能にした。

 試合後は「俺って全然持ってないですね。大事なところでこういう試合。自分にがっかり」と自虐的。田口との統一戦について聞かれると「こういう試合をしていて…なんてことは言いません。やります!」。リングの外で戦況を見守った田口に再び決戦を宣言した。しかし、リングを下りると高らかな声からは一転。試合内容に納得いかないのか足早に控室に入り無言を貫いた。【宮崎えり子】

TKO勝ちを収め、声援に応える田中(撮影・加藤哉)

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井上尚弥が砂浜トレ、マクドネル想定し熱海強化合宿

高村トレーナー(左)を引っ張りながら砂浜を走る井上尚


 早くもマクドネル対策!?

 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、挑戦濃厚なWBA世界バンタム級正規王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)を想定しながら強化合宿に突入した。19日、静岡・熱海市で4日間にわたるキャンプをスタート。15日にマクドネル陣営から対戦交渉していることが明らかになった井上は「決まってくれるといいですね」と前置きした上で「(マクドネルの)身長が175センチ以上あるし、後半勝負になるかもしれない。耐久力、スタミナも必要なので、この合宿は大事」と見据えた。

 順調に交渉が進めば、3階級制覇への挑戦となるマクドネル戦は5~6月ごろ、東京で開催される見通し。井上は「強い王者ですし、決まればファンもワクワクする、自分もワクワクする試合になると思います」と声をはずませた。

 キャンプ第1日は砂浜でのトレーニングで始動した。元東洋太平洋スーパーフライ級王者の弟拓真(22)、日本スーパーライト級2位のいとこ浩樹(25=ともに大橋)とともに持久走やダッシュなどでハードに下半身をいじめ抜くメニューを強化。「徐々に上げていく感じになる。キャンプは気分転換にもなっていい」と明るい表情だった。

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比嘉大吾「問題ない」拳四朗とともに4・15防衛戦

防衛戦が決まりWピースサインのWBC世界フライ級王者の比嘉大吾(左)とWBC世界ライトフライ級王者の拳四朗(撮影・野上伸悟)


 ボクシングのトリプル世界戦の開催が、19日に都内で発表された。4月15日に横浜アリーナで、WBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)とWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)のV3戦が追加発表された。すでに発表済みのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)の初防衛戦がメインとなる。

 比嘉は同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)を迎え撃つ。4日に37年ぶりとなる故郷沖縄での世界戦で、1回KOで日本記録に並ぶ15連続KO勝ちで防衛に成功したばかり。試合間隔2カ月にも「何の問題もない。1回から12回のどこかで必ず倒す」と日本新記録達成を約束した。

 21日には渡米して、24日の「スーパフライ2」を視察する。具志堅会長は「次はWBA王者との統一戦ができれば」と見据える。比嘉も「やりたい」と意欲満々。帰国後は徳之島での走り込みキャンプに突入して本格始動する。

 拳四朗は同級1位ガニガン・ロペス(36=メキシコ)との対戦となった。こちらは昨年12月30日の3度目の世界戦で初のKO勝ち。ロペスとは昨年5月に世界初挑戦で奪取も、小差の判定勝ちだった。「左は多少やりにくいが、防衛するごとに自信はついていっている。8回ぐらいに倒したい」とKOで連破への意欲を示した。村田は欧州王者歴がある同級10位エマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)を迎え撃つ。

4月の防衛戦が決まり16連続KO勝ちの日本記録を誓うWBC世界フライ級王者の比嘉(撮影・野上伸悟)

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王者グローブスが2度目防衛、5月のWBSS決勝へ

<プロボクシング:WBAスーパー世界スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦>◇17日◇英マンチェスター・マンチェスターアリーナ


 スーパー王者ジョージ・グローブス(29=英国)が2度目の防衛に成功した。3-0の判定で同級2位クリス・ユーバンクJr.(28=英国)を下し、賞金トーナメントのワールドボクシングスーパーリーグ(WBSS)準決勝を兼ねたタイトル戦を制した。

 これで24日にドイツ・ニュルンベルクで開催が予定される、もう1つのWBSS準決勝、WBC世界同級1位カラム・スミス(27=英国)-同級8位ユルゲン・ブリーマー(39=ドイツ)の勝者と5月に同決勝を兼ねた3度目の防衛戦に臨むことになった。

ぬきてるみ王座獲得ならず、敵地で0-3判定負け


 女子ボクシングのIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチが17日、アルゼンチン・クトラルコで行われ、同級1位の挑戦者ぬきてるみ(29=井岡弘樹)は王者デボラ・ディオニシウス(アルゼンチン)に判定0-3で敗れ、王座獲得はならなかった。

 ぬきは9勝(6KO)3敗、ディオニシウスは27戦全勝(6KO)。

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ローマン「接近戦大事」井上尚弥との対戦にもやる気

公開練習で、初防衛成功に自信を示したWBA世界スーパーバンタム級王者ローマン


 28日に初防衛戦(東京・後楽園ホール)を控えるプロボクシングWBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(27=米国)が16日、横浜市内で練習を公開した。

 同級11位松本亮(24=大橋)の挑戦を受ける王者は「松本とはリーチ差があるので接近戦が大事になる」と自信の笑み。昨年9月、WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥の米デビュー戦を視察したことを明かし「すごく強い。彼が挑戦したいならボクは戦う」とやる気満々だった。

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マクドネル「恐れない」井上尚弥との防衛戦に前向き


 プロボクシングWBA世界バンタム級正規王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)が16日までにWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)との防衛戦について前向きな姿勢を示した。

 自身のツイッターで、自らのプロモーターとなるエディー・ハーン氏が英メディアにマクドネル-井上戦の交渉をしているという報道内容をリツリート。ファンなどからのさまざまな反応コメントを受け「今日はいろいろな人の意見を見ることができて良かった。しかし自分がベストな選手であることを信じているし、誰も恐れない」など王者らしいコメントをつづった。

 マクドネルは昨年11月、リボリオ・ソリス(ベネズエラ)との負傷引き分けが最新試合で、6度の防衛に成功中。15年5月、同9月には亀田和毅と2度の防衛戦に臨み、ともに勝利をおさめている。

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王者ローマン、松本亮との「イケメン対決」に自信

公開練習で、初防衛成功に自信を示したWBA世界スーパーバンタム級王者ローマン


 プロボクシングWBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(27=米国)が「イケメン対決」を制する自信を示した。

 28日に東京・後楽園ホールで、同級11位松本亮(24=大橋)との初防衛戦を控え、16日に横浜市内のジムで練習を公開。2回のシャドーボクシング、1回のミット打ちなどを披露し「米国でもしっかり練習してきた。コンディションは良いのであとは体重調整していきたい」と余裕の笑みを浮かべた。

 「ジャニーズ系ボクサー」と評される松本に対し、ローマンもベビーフェイス・アサシン(童顔の暗殺者)と言われるイケメン。ルックス対決について「その答えはファンに任せたいと思います」と苦笑したが、試合に関しては真剣そのもの。「松本亮-ダニエル・ローマン戦はファンの期待に応える良い試合になる。初防衛戦は難しいと言われるが、簡単な試合などない。2倍の集中力をもって臨むことが重要」と気合を入れ直していた。

公開練習で、ミット打ちを披露したWBA世界スーパーバンタム級王者ローマン(右)

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チャオズ箕輪が天海ツナミ挑戦 3・8女子W世界戦

チャオズ箕輪(2016年9月21日撮影)


 ボクシングの女子ダブル世界戦が15日に発表された。3月8日に東京・後楽園ホールで、WBOライトフライ級王座決定戦ではチャオズ箕輪(ワタナベ)が6戦目で世界初挑戦し、2階級制覇を狙う天海ツナミ(アルファ)と対戦する。

 5度目の挑戦でWBOミニフライ級王者となった42歳の江畑佳代子(ワタナベ)は、パク・ジヒョン(韓国)との初防衛戦となる。

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井上尚弥と対戦濃厚マクドネル、亀田和毅に2戦2勝

井上尚弥(2017年12月31日撮影)


 3階級制覇を目指すWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、5月にも東京でWBA世界バンタム級正規王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)に挑戦することが濃厚となった。マクドネル陣営のプロモーター、エディー・ハーン氏は14日、米メディアに井上との防衛戦に臨む交渉を進めていることを明かした。同氏は「イノウエはスーパーフライ級ですごい選手。ジェイミーにとって厳しい試合になるが、最高の試合に臨みたいようだ」と意思を代弁。対戦交渉は最終段階に入っており、今週中には合意に達することを期待した。15年にWBO同級王者だった亀田和毅と米国で2戦2勝したマクドネルは6度の防衛に成功中。ボクシング人気の高い英国から初来日し、井上との対戦が実現すれば、注目のビッグマッチとなる。

 昨年12月に7度目防衛に成功した井上も、前哨戦なしで3階級制覇に挑む準備を着々と進める。今月からスパーリングも開始し、来週には合宿にも入る予定。今月9日の年間表彰式では「相手は誰でも。受けてくれる王者がいれば」と試合決定を待ち望んでいた。

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挑戦者の山中慎介「コソコソ動ける」先に入場も歓迎

ミット打ちを行う山中


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が挑戦者の立場を歓迎した。昨年8月にV13を阻まれた王者ルイス・ネリ(メキシコ)との世界戦(3月1日、両国国技館)へ、15日に都内のジムで5回のスパーリングを消化。

 「本当に久々ですよね、先に入場するのは」と切り出した。王者は後のため、先は11年11月の王座決定戦エスキベル戦以来。「でも、先にリングでコソコソ動ける。体も温まると思う。初回に向けて大事。そこは良いなと思っていた」と意外な利点を説いた。減量も順調に進み、残り2週間。「迷いはない」と力強かった。

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井上尚弥3階級制覇へ5月WBAバンタム級王者挑戦

井上尚弥


 3階級制覇を目指すWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、5月にも東京でWBA世界バンタム級正規王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)に挑戦することが濃厚となった。

 マクドネル陣営のプロモーター、エディー・ハーン氏は14日、米メディアに井上との防衛戦に臨む交渉を進めていることを明かした。

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王者ローマンが来日「パワーある」松本亮を警戒

28日の初防衛戦に備え、来日した王者ローマン


 プロボクシングWBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(27=米国)が15日、来日した。

 28日に東京・後楽園ホールで控える初防衛戦で、同級11位松本亮(24=大橋)の挑戦を受ける。防寒用のニット帽姿で登場したローマンにとって昨年9月、久保隼を9回TKOで下して王座奪取した時と同じ2週間前の日本入り。「日本人はメキシコ人と同じでハートが強くてタフ。マツモトは身長も高く、リーチもパワーもある。ハングリーさを持って向かってくるだろう」と警戒した。

 12時間近くの長距離フライトの疲労もみせず「ロサンゼルスで激しい練習をしっかりやってきた。あとは日本で時差調整をしていきたい。5日間ぐらいで本来の調子に戻ると思う」と自信たっぷりの笑みをみせた。世界王座を奪取した日本に愛着があるようで「美しい国。人々も自分をリスペクトしてくれる。まるでファミリーのよう」と強調していた。

トレーナー2人とともに来日したWBA世界スーパーバンタム級王者ローマン(中央)

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山中慎介3・1王者ネリ戦へ対策着々「迷いはない」

ミット打ちを行う山中慎介(撮影・阿部健吾)


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が挑戦者の立場を歓迎した。

 昨年8月にV13を阻まれた王者ルイス・ネリ(メキシコ)との世界戦(3月1日、両国国技館)へ、15日に都内のジムで5回のスパーリングを消化。

 グローブを従来の日本製からメキシコ製に変えることを明言しているが、他の変更点を聞かれると、「最初に入場するくらいですかね。どんな感覚なんですかね。でも、場内が暗くなるじゃないですか、チャンピオンが入ってくるとき。その時にコソコソ動ける。体が暖まると思うんですよ。1ラウンド目に向けて、大事ですよね」と意外な効能を口にした。

 たしかに、長く王者として後からの入場を続けてきた。挑戦者の青コーナーに陣取るのは、11年11月、王座戴冠したエスキベル(メキシコ)との王座決定戦以来、実に6年4カ月ぶりにもなる。違和感はあるだろうが、ウオーミングアップという観点から前向きにとらえていた。

 試合まで2週間となり、減量も順調に進んでいる。「以前は、その前の試合の減量ペースなどもチェックしていたんですが、今はやらなくても大体合っている。2週間前の体重は毎試合変わらなくなってますね」とベテランらしい調整状況を口にした。さらに「今回はやるべき事が決まっている。迷いはないですね」とネリ対策も着々。ぬかりなく、雪辱あるのみだ。

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王者江畑佳代子は初防衛戦、3・8女子ダブル世界戦

江畑佳代子


 ボクシングの女子ダブル世界戦が15日に発表された。3月8日に東京・後楽園ホールで、WBOライトフライ級王座決定戦ではチャオズ箕輪(30=ワタナベ)と天海ツナミ(33=アルファ)が対戦する。WBOミニフライ級王者江畑佳代子(42=ワタナベ)は、パク・ジヒョン(32=韓国)との初防衛戦を迎える。

 チャオズは全日本7連覇の実績があり、16年プロデビューから6戦目での世界挑戦となる。天海は09年にWBAスパーフライ級に次いで階級制覇がかかる。この王座は5階級制覇した藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)が返上したもの。

 メインの江畑は初挑戦から7年目にして、昨年5度目の挑戦で悲願の王座についた。この日は女子のみの興行となり、東洋太平洋1試合と日本王座戦3試合もあり、6大タイトル戦となった。

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松本亮「体が強く」名トレーナーの過酷練習5年完走

公開練習を行った松本(撮影・中島郁夫)


 プロボクシングWBA世界スーパーバンタム級11位松本亮(24=大橋)が名フィジカルトレーナーの過酷練習で、世界ベルト奪取への準備を整えた。28日に同級王者ダニエル・ローマン(27=米国)に挑戦する松本は14日、横浜市の所属ジムで練習を公開。歴代3位の防衛記録11回を誇る元WBA世界スーパーフェザー級王者内山氏、3階級制覇王者八重樫を育成した土居進氏(47)による週4回のフィジカル練習を13日に打ち上げた。

 プロ転向翌年の12年7月から土居氏のジムに通い始めて約5年が経過。世界戦前の内山氏は週3回、八重樫も週2回というフィジカル練習量を上回るメニューに挑んできた松本は「自分の体が強くなっているのが分かる」と手応え十分だ。14日はバレンタインデーだったが「自分のチョコは世界ベルト」と集中した。

 師匠・大橋会長の現役時代の愛称フェニックスになぞらえ、土居氏からは常に「新生フェニックス、2代目フェニックスになるぞ」と猛ゲキを受けて過酷なメニューを乗り越えてきた。同会長と同じ横浜高出身の松本は「必ず勝ってフェニックスに。勝つことしか考えていない」と気合を入れ直した。【藤中栄二】

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井上尚弥、バンタム級王者マクドネルへ挑戦交渉

WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(17年12月撮影)


 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、WBA世界バンタム級正規王者ジェイミー・マクドネル(31=英国)に挑戦する交渉が進んでいることが分かった。14日(日本時間15日)、米メディアが報じた。

 対戦交渉は最終段階に入っており、マクドネル陣営のエディー・ハーンプロモーターは「今週中には交渉がまとまることを期待している」とコメントした。

 さらに同プロモーターは「イノウエはスーパーフライ級ですごい選手だ。ジェイミーにとっては厳しい試合になるが、彼は最高の試合に臨みたいようだ」と説明。5月に東京で井上との防衛戦を行う準備を進めているという。

 井上は昨年12月、WBO世界スーパーフライ級王者として7度目防衛に成功。18年は3階級制覇を目指し、バンタム級への転級を表明していた。またマクドネルは昨年11月、リボリオ・ソリス(ベネズエラ)との引き分けによる防衛成功が最新試合となる。15年5月、同9月には亀田和毅と2度の防衛戦に臨み、連勝している。

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松本亮「ボクシングだけに集中」世界戦へチョコ封印

公開練習を行った松本(撮影・中島郁夫)


 今月28日に世界初挑戦を控えるWBA世界スーパーバンタム級11位のイケメンボクサー松本亮(24=大橋)がバレンタイデー封印で、世界ベルト奪取に集中した。東京・後楽園ホールで同級王者ダニエル・ローマン(27=米国)に挑戦する松本は14日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開した。バレンタインデーには数多くのチョコレートを受けとってきたジャニーズ系ボクサーとも言われる松本は「今回は減量中なのでチョコを受けとっても、母親にプレゼントです。自分にとってのチョコはチャンピオンベルトにしたい」と意欲を示した。

 世界戦まで残り2週間となり、現在は練習前でリミット(55・3キロ)まで残り4キロと減量も順調に進んでいる。「1週間で2キロずつ体重を落とすイメージです」と松本。あえて平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)のテレビ中継などもチェックせず「今はボクシングだけに集中しています」とキッパリ。師匠の大橋秀行会長(52)は「(松本は)格好いいし遊び人だけど、ボクシングには非常にまじめ。自分も2月(7日)に世界王座を奪取したので、同じように2月に世界王座を獲得してくれると信じている」と期待していた。

土居フィジカルトレーナーと笑顔を見せる松本(撮影・中島郁夫)

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山中慎介3・1世界戦で新グローブ「スナップ効く」

「REYES(レジェス社)」のグローブをはめる山中


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)は12日、都内のジムで練習を行い、昨年8月にV13を阻まれたルイス・ネリ(メキシコ)との世界戦(3月1日、両国国技館)で新グローブを着けると明かした。日本製からメキシコ製のREYES(レジェス)社に変える。

 先週から試し「拳が当たる感覚がある」と好感。手首の部分が「柔らかいのでスナップが効く」と、ジャブの威力増にもなりそうだという。ネリも同じ物を使う見込みだが「リスクもありますけど良い感触なんで」と実装する。

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高校6冠の堤ら東京五輪ボクシング除外問題に困惑

日本ボクシング連盟の年間表彰式に出席した(左から)荒本一成、堤駿斗、中垣龍汰朗、今永虎雅(撮影・加藤裕一)


 日本ボクシング連盟は11日、大阪市内で17年度優秀選手の表彰を行い、2年連続最優秀選手賞に輝いた千葉・習志野高の堤駿斗(3年)らが出席。20年東京五輪でボクシングが実施競技から除外される可能性が浮上した問題について、多くの選手が困惑の表情を浮かべた。

 堤はバンタム級で高校6冠に加え、全日本選手権にも優勝するなど「東京五輪金メダル」を狙う。除外問題はツイッターで知ったといい「衝撃的過ぎて、どう言えばいいか…。(東京五輪は)高校に入った時からの目標ですから」と戸惑いを隠せなかった。

 今春から東洋大に進学する。WBA世界ミドル級王者でロンドン五輪金メダリストの村田諒太の母校という事が決め手の1つだった。この日は表彰選手を代表し「東京五輪で金メダルを取れるように頑張ります」と宣言。競技実施を信じて腕を磨いていく。

 また史上初の高校8冠を成し遂げ、技能賞に選ばれたウエルター級荒本一成(奈良・王寺工3年)とライト級今永虎雅(同3年)や、アジアユース選手権優勝などで敢闘賞となったフライ級中垣龍汰朗(宮崎・日章学園高3年)も「話が大きすぎて、あぜんとした」(中垣)など、堤と同じ反応を見せた。荒本は日大、今永は東洋大、中垣は東農大に進学。東京五輪代表の座を狙っていく。

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具志堅会長きびしー 比嘉大吾に恋愛、美食の禁止

WBC世界フライ級王者比嘉大吾(左)と具志堅用高会長(18年2月2日撮影)


 日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が、具志堅用高会長から「恋愛禁止」のルールを課されていることを明かした。

 11日のフジテレビ系「ワイドナショー」に、4日に行われたWBC世界フライ級タイトルマッチで1回KO勝ちを収め、2度目の防衛に成功した比嘉が出演した。ボクシングファンとして知られる松本人志(54)も「比嘉さんはすごい。決してビッグマウスではないのに、特別なチャンピオンになるんだというのがわかって好感が持てる」と絶賛。また、1回2分32秒で勝利したことについて「フジテレビももっと考えなあかんよ。1ラウンドで終わる可能性があるんだから、比嘉君にあと2人くらい用意しとかないと。一挙に防衛戦3回くらいできたよ。できましたよね?」と比嘉に振ると、比嘉も「あの日…できましたね」と答え笑いを誘った。

 つらい減量や食事制限がある中でのモチベーションの上げ方について「勝ったらファイトマネーももらえるし、テレビにも出れるし、有名になれるし…」と言う比嘉に対し、松本が「モテたいんだ。今、彼女はどうなってる?」と聞くと、比嘉は「彼女はいない。会長がすごく女の子に厳しいんですよ」と吐露。さらに「恋愛禁止なんです。3つのことが禁止されていて、『ネオン街に行かない』『女性と手を繋がない』『おいしいものを食べるな』」と具志堅会長の厳しいルールを明かすと、スタジオからは驚きの声が上がった。

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清水聡、さまぁ~ず三村命名の「左」でV2だ

2度目の防衛戦に臨む東洋太平洋フェザー級王者清水(右)。左は再起戦に臨む八重樫


 12年ロンドンオリンピック(五輪)銅メダルで東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(31=大橋)が3月26日、東京・後楽園ホールで同級14位の件景敏(25=韓国)と2度目の防衛戦に臨むことが10日、発表された。

 半年前のテレビ番組出演時にお笑いコンビ、さまぁ~ず三村マサカズから「ダイヤモンドレフト」の愛称をもらったことを明かした清水は「拳が硬いと言われるのでダイヤモンドレフト。いつも右で倒すことが多いですが、次は左で倒したい」と自信を示した。

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八重樫東「楽しみ」4階級制覇へ34歳再びリングへ

元3階級制覇王者の八重樫(左)。右は東洋太平洋フェザー級王者清水(撮影・藤中栄二)


 ボクシングの元世界王者八重樫東(34=大橋)が、4階級制覇へ向けて10カ月ぶりで再起する。大橋ジムが10日に横浜市内のジムで、3月26日に東京・後楽園ホールでフランス・ダムール・パルー(34=インドネシア)との復帰戦を発表した。ミニマム、フライ、ライトフライ級と世界を制し、今度は2階級上のスーパーフライ級10回戦で日本人初へ再スタートを切る。

 八重樫は昨年5月に王座から陥落した。10月に再起を表明し、12月30日に再起予定も延期した。「1年ぐらいスパンをあけ、ダメージの抜け具合を見たかった」と説明。この間に「迷ったり、悩みながら、方向性を決めた」復帰戦となる。

 練習は効率や疲労を考える年齢だが、あえて練習量を増やす考えだ。「体調を見ながらだが、最後は気合と根性。才能もなく、一生懸命やるだけ」と、激闘王らしい言葉を口にした。体重アップも「無理には作らない」と我流でいく。

 大橋会長は「世界は試合内容を見て」と言いつつ「練習を見る限りはいい」と手応えはある。八重樫は「やるからには4階級までいきたい。不安も多いが楽しみ」と復活を期す。世界王者木村をスパーリングパートナーに仕上げていく。【河合香】

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王者清水聡、3・26防衛戦「勝つことは当たり前」

2度目の防衛戦に臨む東洋太平洋フェザー級王者清水(左から3番目)と再起戦に臨む元3階級制覇王者八重樫(同2番目)左端は松本トレーナー、右端は大橋会長


 プロボクシング東洋太平洋フェザー級王者のロンドン五輪バンタム級銅メダリスト清水聡(31=大橋)が3月26日、東京・後楽園ホールで、同級14位の件景敏(25=韓国)と2度目の防衛戦に臨むことが10日、発表された。

 同日に横浜市内の所属ジムで会見に臨んだ清水は「今回は勝つことは当たり前で、ここから世界ランキングを上げて今年中には世界挑戦できたらと思います」と口にした。

 今月4日には20年東京五輪のボクシング除外の可能性が明らかになり、メダリストの清水は「もしそうなったらかなしい。後輩も人生を賭けて頑張っていますから」と厳しい表情。2年後の東京五輪を世界王者として観戦することを楽しみにしていると言い「チャンピオンベルトを持ってボクシングを見に行きたいので外さないでほしい」と訴えていた。

3月26日に後楽園ホールで再起戦に臨む元3階級制覇王者の八重樫(左)と2度目の防衛戦に臨む東洋太平洋フェザー級王者清水

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八重樫東3月に再起戦が決定「不安もありますが」

3月26日に後楽園ホールで再起戦に臨む元3階級制覇王者の八重樫(左)と2度目の防衛戦に臨む東洋太平洋フェザー級王者清水


 プロボクシング元3階級制覇王者の八重樫東(34=大橋)が4階級制覇を見据えて3月26日、東京・後楽園ホールでフランス・ダムール・パルー(34=インドネシア)とのスーパーフライ級10回戦に臨むことが10日、発表された。

 昨年5月、IBF世界ライトフライ級タイトルマッチでミラン・メリンド(フィリピン)に1回KO負けし、3度目の防衛に失敗して以来となる再起戦。同日に横浜市内の所属ジムで会見した八重樫は「10カ月ほど空いて不安もありますが、楽しみです」と声をはずませた。

 同10月、日本男子初の4階級制覇を目指してスーパーフライ級への転級を表明。当初は同12月30日で再起戦を計画されていたものの「ダメージの抜け具合をみたかった。悩んだりしながらも方向性を明確に決めてやってきた。しっかりやっていきたい」と口にした。

 なお同興行のメインでは、12年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(31=大橋)が同級14位権景敏(25=韓国)との2度目の防衛戦に臨む。

2度目の防衛戦に臨む東洋太平洋フェザー級王者清水(左から3番目)と再起戦に臨む元3階級制覇王者八重樫(同2番目)左端は松本トレーナー、右端は大橋会長

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井上尚弥は技能賞 今年は3階級制覇へ「挑戦」

技能賞を受賞した井上(撮影・丹羽敏通)


 プロボクシングの17年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれた。

 2年連続の技能賞に輝いたWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥は3階級制覇を見据えた18年を「挑戦」と位置付けた。5~6月に予定される今年初戦は1階級上となるバンタム級の見通しで、今月中旬から早速、走り込み合宿も予定している。2階級制覇王者は「納得する相手と納得する内容でやれたらうれしい」。

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木村翔が殊勲賞「違うベルト持ってきて怒られた」

殊勲賞を受賞した木村(撮影・丹羽敏通)


 プロボクシングの17年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれた。

 殊勲賞を受賞した木村翔は「この場も初めてで、素直にびっくりでありがたい。誇りに思う。違うベルト持ってきて怒られたけど。防衛していってもっと有名になりたい」とコメントした。

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田口良一が殊勲賞「統一戦で強いと証明でき、自信」

殊勲賞を受賞した田口(撮影・丹羽敏通)


 プロボクシングの17年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれた。

 殊勲賞を受賞した田口良一は「統一戦で強いと証明でき、自信つき、価値ある賞になった。前より堂々とできている。次は10回防衛が目標で、MVPももらいたい」とコメントした。

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村田諒太が初MVP 恩師が今も見守ってくれている

最優秀選手賞を受賞した村田(撮影・丹羽敏通)


 プロボクシングの17年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれ、最優秀選手にWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が初選出された。昨年10月、同級王座戦で再戦となったアッサン・エンダム(フランス)をTKOで下し、オリンピック(五輪)金メダリストとして日本人初の世界王者に。壇上では「今日は高校の恩師の武元先生の命日です。いまも見守ってくれていると思う」と感慨に浸った。

 南京都高(現京都広学館高)で指導を受けた武元前川氏は10年に逝去したが、いまも「人生の師」と仰ぐ。「人と人とのつながりが僕を作ってくれた。それもボクシングをやっていたから」「僕が受けた素晴らしい経験を青年、少年にも受けてほしい」と誓った。伝道師的な役割への使命感。20年東京五輪からボクシングが除外される危機が浮上しているからこそ、言葉を強めたのかもしれない。

 4月15日には同級8位ブランダムラ(イタリア)を迎え初防衛戦(横浜アリーナ)が待つ。「『頑張れ』と肩をたたかれるかな」と恩師に思いをはせ、勝利を誓った。

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井上尚弥2年連続で技能賞「今年は内容にこだわる」

ボクシング年間表彰式で写真に納まる、左から殊勲賞の田口、最優秀MVPの村田、技能賞の井上、殊勲賞の木村(撮影・丹羽敏通)


 ボクシングの2017年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれ、WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)は2年連続で技能賞に輝いた。

 昨年は9月に初めて米デビューを飾り、7度目の防衛成功で締めくくった。「昨年に引き続いての技能賞。今年は挑戦の年なので、内容にこだわっていきたい」と見据えた。14年以来の年間最優秀選手賞には届かなかったものの、ファン投票となるJBCサポーターズクラブ賞も受賞し「ファンの方に認めてもらってうれしい」と笑顔をみせた。

 今年初戦は5~6月ごろを予定し、1階級上のバンタム級での初陣になりそうだ。井上は「次は3階級制覇になるので、記憶に残る試合をしていきたい。今年はバンタム級で米国に行ければ。米国への熱は冷めていない」と口にした。

ボクシング年間表彰式で記念撮影の合間に話をする内山(後列中央)と村田、井上(撮影・丹羽敏通)

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田口良一「もらえると思わなかった」木村と初殊勲賞

ボクシング年間優秀選手表彰式で写真に納まる、前列左から藤本、比嘉、田口、村田、井上、木村、拳四朗、藤岡。後列左から下田、内山、三浦、小関(撮影・丹羽敏通)


 ボクシングの2017年度年間表彰式が9日に都内であり、殊勲賞はWBA&IBF世界ライトフライ級王者田口良一(31=ワタナベ)とWBO世界フライ級王者木村翔(29=青木)の2人が受賞した。ともに初の受賞となった。

 田口は大みそかの2団体統一戦が評価され、年間最高試合賞にも選ばれた。「もらえると思わなかった。びっくりだけど、統一戦で強いと証明でき、自信つき、価値ある賞になった。前より堂々とできている」。今までは控えめだったコメントもしっかりし、貫禄がでてきた。

 「MVPを狙っていた」と聞かれると「ほしいけど、村田さんだと思っていたので」。次の目標には10回防衛を掲げている。「ここまできて、(MVPにも)ノミネートもされ、やるからには狙いたい。3団体統一の可能性もあり、日本人は初めてをやってみたい」とさらなる意欲を口にした。

 木村はインフルエンザにかかって、7日までは自宅療養で始動も延期していた。表彰式出席も初めてだっただけに「この場に出られて誇りに思う。(殊勲賞は)素直にびっくりでありがたい」と感謝した。ただし持参したベルトはWBOアジア・パシフィック王者時代のもの。「開けたら違っていた。会長に怒られた」と苦笑いだった。

 フライ級はWBC王者が比嘉で、統一戦には「時期が来ればレベルアップにもなるが、日本人同士で削り合いしなくても」と否定的だった。3階級制覇を狙う田中が1位にランクインにも「指名試合になれば。また日本人とやるの思うけど」とあまり乗り気ではなかったが「しっかり防衛していって、もっと有名になりたい」と飛躍を期した。今年からトレーナー賞も新設され、有吉将之会長が受賞と二重の喜びとなった。

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村田諒太が恩師命日に初MVP「ミドル級の役割を」

MVPを受賞した村田(撮影・丹羽敏通)


 プロボクシングの17年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれ、最優秀選手にWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が初選出された。

 昨年10月、同級王座戦で同年5月以来の再戦となったアッサン・エンダム(フランス)を7回終了時TKOで下し、五輪金メダリストとして日本人初の世界王者に輝いた。日本人として竹原慎二以来2人目となるミドル級世界王座ともなり、表彰選手を決定するボクシング担当記者の投票で36票中21票を集めた。

 壇上では「恐縮です。こんなに強いチャンピオンがいる中で頂くのは。いろいろな方のおかげです」「個人的な話ですが、今日は高校の恩師の武元先生の命日です。こういう日に賞を頂いた。いまも見守ってくれていると思う」。南京都高(現京都広学館高)で指導を受けた恩師の名前を挙げて感慨に浸った。

 4月15日には同級8位ブランダムラ(イタリア)を迎え初防衛戦(横浜アリーナ)が待つ。壇上に上がった新旧の世界王者たちは軽量級が中心だったが、「ミドル級の役割があると思う。そのあたりをしっかりやっていきたい」と誓った。

 技能賞はWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(大橋)が2年連続2回目、殊勲賞はWBA、IBF統一世界ライトフライ級王者田口良一(ワタナベ)が初、WBO世界フライ級王者木村翔(青木)が初の受賞となった。

ボクシング年間表彰式で写真に納まる、左から殊勲賞の田口、MVPの村田、技能賞の井上、殊勲賞の木村(撮影・丹羽敏通)

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山中慎介「力伝わりやすい」新グローブでリベンジだ

レジェス社のグローブでミット打ちする山中


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が「新グローブ」で雪辱の舞台に臨む見通しとなった。

 8日、都内のジムで従来使用してきた日本製の他、メキシコ、米国製も試し打ち。昨年8月にV13を阻まれた王者ルイス・ネリ(メキシコ)との世界戦(3月1日、両国国技館)へ、「おそらく(メキシコ製の)レジェス(社)になるかな」と言及した。「ナックルの部分がフワフワしていて、拳の力が伝わりやすいかな」と好感触で、今週をめどに最終決断する。

 プロ初黒星は新たな挑戦のきっかけでもあり、「新鮮ではありますね」と続けた。この日の5回のスパーリングでも従来はない至近距離でのブロック、打ち返しを徹底するなど、新境地でベルトを取り戻す。

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王者吉野修一郎1回TKOで初防衛「ここは通過点」

初回TKOで初防衛した吉野

<ボクシング:日本ライト級タイトルマッチ10回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール


 ボクシングの日本ライト級王者吉野修一郎(26=三迫)が初回TKOで初防衛に成功した。

 8日に東京・後楽園ホールで、同級1位斉藤正樹(チーム10カウント)を右でダウンさせ、さらに連打でレフェリーストップ勝ちした。豪快にデビュー7連勝も「ここは通過点もキャリアを積んでいきたい。月間賞とチャンピオンカーニバルのMVPがほしい」と目を細めた。

 WBOアジアパシフィック・バンタム級は王者勅使河原弘晶(輪島功一スポーツ)が3-0判定で初防衛した。

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吉野修一郎「まさか入るとは」初回TKOで初防衛

初回TKOで初防衛した吉野

<ボクシング:日本ライト級タイトルマッチ10回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール


 同級王者吉野修一郎(26=三迫)が初回TKOで初防衛に成功した。初のタイトル戦の同級1位斉藤正樹(32=TEAM10COUNT)を迎え撃ち、30秒過ぎに放った右ストレートがさく裂でダウンを奪った。さらに攻勢をかけてふらつかせ、コーナーで連打を浴びせるとレフェリーストップ。相手陣営からも同時にタオルが入り、2分36秒TKOでデビュー7連勝を飾った。

 斉藤は初のタイトル挑戦も32戦目のベテランだったが、あっという間に料理した。「初回は足を使って外していく」作戦だったが、「右がきれいに入っちゃったんで。まさか入るとは」と本人もびっくりだった。

 吉野は作新学院時代に高校4冠で、東農大をへて15年にプロ入りし、昨年10月に6戦目で王座を獲得した。「ここは通過点の第1関門だが、まだ大きいことは言えない。キャリアを積んで、修正し、レベルを上げていきたい」。三迫会長も「舞い上がらず落ち着いていた。今年は防衛戦でキャリアを積ませていく。海外に練習もいかせたい」と焦らず育てるつもりだ。

 試合前は「2月の月間賞とチャンピオンカーニバルのMVPをとりたい」と話していた。有力候補になり「ここでカーニバルを終わりにしてほしい」と笑みが広がった。

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勅使河原弘晶が判定初防衛「勝って反省できた」

勅使河原(左)は初防衛も苦戦に輪島功一会長からはお叱り(撮影・河合香)

<ボクシング:WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール


 同級王者勅使河原弘晶(27=輪島功一)が初防衛に成功した。同級7位ジェイソン・カノイ(27=フィリピン)との対戦。初回から攻勢を仕掛けるも再三パンチをもらい、互角の展開になった。6回に左ボディーからチャンスをつかむもダウンを奪えず。その後も反撃も浴びて判定となったが、2~4ポイント差の3-0でベルトを守った。

 勅使河原は初回に右ストレートを3発もらい、「1分ぐらい意識もうろうとなった。ボディーも効かされていた。悔しくて悔しくて。自分にカツを入れながら戦っていた」という。カノイは世界王者井上のスパーリング・パートナーを務め、過去36戦で1度もKO負けがない。「ボディワークもいい」と、このタフな相手に苦しめられた。

 前日計量の際に、カノイから食べていたゆで卵を1個もらった。「いいやつだなと。優しさが出てしまった。ゆで卵でやられました」と笑った。昨年10月に29年目でジムにとって初の王者になった。「身に染みたが、勝って反省できたのでよかった」と胸をなで下ろした。輪島会長も「欲がない。相手が怖くてもいかないと。勇気がなかった」と厳しかった。

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粟生隆寛、因縁ディアスとの雪辱戦までの長い道のり

粟生隆寛


 ボクシングの元2階級王者粟生隆寛(33)が因縁ボクサーとの雪辱戦で2年10カ月ぶりのリングに上がる。3月1日に両国国技館で元世界王者のガマリエル・ディアス(メキシコ)と62・0キロ契約8回戦を行う。7日に所属の帝拳ジムが発表した。

 同日は同門の前WBC世界バンタム級王者山中がタイトル戦に臨む。ディアスはWBC世界フェザー級王者だった12年に対戦し、0-3の判定負けで4度目の防衛に失敗した相手。15年11月に再戦予定も、粟生が左足関節腓骨(ひこつ)筋腱(けん)脱臼を負い欠場。その後の手術とリハビリをへて、同年5月以来の復帰戦にたどり着いた。

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粟生隆寛2年10カ月ぶり復帰へ、因縁の相手と対戦

粟生隆寛


 ボクシングの元2階級王者粟生隆寛(33)が因縁ボクサーとの雪辱戦で2年10カ月ぶりのリングに上がる。

 3月1日に両国国技館で元世界王者のガマリエル・ディアス(メキシコ)と62・0キロ契約8回戦を行う。7日に所属の帝拳ジムが発表した。同日は同門の前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35)が現王者ルイス・ネリ(メキシコ)と再戦となるタイトル戦に臨む。

 WBC世界フェザー級王者だった12年に対戦し、0-3の判定負けで4度目の防衛に失敗した相手がディアスだった。その後、15年11月に再戦が組まれたが、粟生が直前に左足関節腓骨(ひこつ)筋腱(けん)脱臼を負って欠場していた。 粟生にとっては無効試合となった15年5月1日のWBO世界ライト級王座決定戦以来の復帰戦となる。足のケガの手術とリハビリの日々を乗り越え、昨年8月、今年1月と同門のWBA世界ミドル級王者村田諒太(32)の国内合宿に同行するなど、再びリングに上がるために努力を続けていた。

 戦績は粟生が27勝(12KO)3敗1分け1無効試合、ディアスが40勝(19KO)18敗3分けとなっている。

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亀田興毅氏、復帰理由は「3人の子供に戦う姿を」

商品を宣伝する亀田興毅氏(左)と弟大毅氏


 ボクシング元世界3階級王者亀田興毅氏(31)が、現役復帰についてのプランを明かした。

 7日に都内で筋肉サプリメント「HMB極ボディサプリ」の発売発表会見に出席し、弟大毅氏(29)とイメージキャラクターに就任した。

 1月1日にインターネットテレビ局の番組で意向を示した現役復帰についても発言。復帰理由について「ボクシングを盛り上げたい。わがままだが、最後は日本で1試合やりたい。3人の子供にも戦う姿を見せておきたい」との理由を挙げた。協栄ジムのトレーナーとして活動していたが、1月1日の興行ではイベントプロデューサーを務めた。「その目線からも興毅を使うのが面白い」との考えになったという。

 対戦相手については「やりたい2人がいる。多少前に進んでいるが、まとまらなければやらない。行ってもできなかったらそれで終わり。想像にお任せする」と名前は明かさなかった。15年10月にシカゴで河野公平に挑戦したが4階級制覇失敗で引退した。2年3カ月の空白をへて、復帰宣言した1月から練習を始めた。「5月を目標にスーパーフライ級ぐらいまで体を作っていきたい」と話した。弟大毅氏は「危険で家族としては反対。やるなら真剣に」と話していた。

筋トレ成果でポーズの亀田興毅氏(左)と弟大毅氏

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ボクシングの東洋太平洋連盟本部、3月から再び日本


 ボクシングで日本が3月から再び東洋太平洋連盟の本部になる。

 日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内本部事務局長が6日に明かした。現在はフィリピンだが会長がずさんな運営責任などで辞任。上部団体WBCの通達で、14年以来7回目の本部国を受け入れた。これを受け、元日本ランカーでベトナムのサムライ・ジム尾島会長が同国の準加盟申請をした。

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日本が東洋太平洋ボクシング連盟本部に、再建へ意欲


 日本が3月から再び東洋太平洋ボクシング連盟の本部になる。日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内本部事務局長が6日に明かした。これまではフィリピンだったが、ミトラ前会長がずさんな運営責任などで辞任した。次期本部は韓国の予定だったが、同国内はコミッションが複数存在するなど混乱が続いている。そこで上部団体WBCの通達により、日本が14年以来7回目となる本部国を受け入れた。

 安河内事務局長は「日本は創設メンバーの責任がある。権威あるものに再建していきたい」と話した。主要国以外はプロモーター優先の運営で、ランキングも「メチャクチャ。王者が不当な扱いを受けている」。王者になれば4団体で世界ランキング入りできるよう働き掛けていくという。

 日本の本部受け入れを受けて、元日本ランカーでベトナムのサムライ・ジム尾島会長がこの日JBCを訪れて、同国の準加盟申請書を提出した。まだプロは確立されていないが、ジムのあるホーチミン市だけでアマ中心も約1000人のボクサーがいる。WBAアジアで同国初の王者が誕生し、帰国時には空港がパニックなったという。尾島氏は「プロをあこがれる選手は多く、チャンスを与えたい。加盟すれば大きな一歩」と話す。認可が下りれば、現地で東洋王座戦開催の窓口からスタートし、同国の組織づくりにも意欲を示した。

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山中慎介「王者に返る」滋賀県知事からカエルの置物

三日月知事(右)の激励に勝利を誓う山中


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が5日、都内ジムで出身の滋賀県の三日月大造知事(46)の激励訪問を受けた。

 王者ルイス・ネリ(メキシコ)と再戦する世界戦(3月1日、両国国技館)に向けて、握手を交わし「うれしいですね」。防衛戦をほぼ現地観戦している同知事から今回はカエルの置物をプレゼントされたといい、山中は「王者に返る、ですね」と感謝していた。

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村田諒太200段の階段トレで下半身強化 沖縄合宿

坂道ダッシュに取り組むWBA世界ミドル級王者村田


 WBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が下半身強化に階段トレを導入した。

 4月15日、同級8位エマヌエール・ブランダムラ(38=イタリア)との初防衛戦(横浜アリーナ)に備えた沖縄合宿を5日、公開。「ボクシング最中のしんどさを再現したかった」と200段ある階段ダッシュを10本消化。2・2キロの坂道ダッシュのタイムも1月の合宿時よりも15秒更新するなどレベル向上に手応えをつかんでいた。

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比嘉大吾ロス合宿へ、具志堅会長「年内に米で試合」

勝利を祝うカクテルを一緒に飲む王者比嘉(左)と具志堅会長


 ボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が米国進出に動きだす。故郷沖縄で日本記録に並ぶ15連続KO勝ちで2度目の防衛に成功した試合から一夜明けた5日、那覇市で会見。今月24日(日本時間25日)にフライ、スーパーフライ両級の世界王者が集まる米国での興行「Superfly2」の視察と自身初の米ロサンゼルス合宿に臨むことが決まった。

 同興行はWBAフライ級王座決定戦(ダラキアン-ビロリア)とIBF同級タイトル戦(ニエテス-レベコ)が組まれる。比嘉は「自分の階級、上の階級の王者をみたかった。2人の王者がいるので、いずれお互いのベルトを懸けて戦えたら」と乗り気。具志堅用高会長(62)も「年内に米国で試合をやらせたい」とサポートを約束していた。

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山中慎介、NHKプロフェッショナルに異例の再登板

GOD`S LEFTと書かれたTシャツを着て左拳を突き出す山中慎介


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が、3月5日午後10時25分から放送のNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で異例の“再登板”をすることになった。

 昨年8月の放送回で、日本記録の13回連続防衛記録に挑む様子が密着された。同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)にプロ初の黒星となる4回TKO負けで偉業を阻まれて王座陥落したが、今回はその雪辱戦までの日々を見つめる。

 3月1日に待つネリとの再戦へ、番組では「ハイリスクを承知で上がる覚悟のリングには、一体なにが待ち受けるのか? 35歳、絶対王者と言われた男の挑戦に、再び密着!」とうたう。

 NHKでも屈指の人気番組だが、これだけ短期間で再登場するのは異例だという。前回の反響も大きく、再びカメラを向けるNHK関係者は、「ひそかに追いかけてきた再起への戦いをお伝えしたい」と述べた。

3月1日のタイトル戦に向けスパーリングを開始した山中慎介(左)(2018年1月23日撮影)

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比嘉大吾の持ち味はコンビネーション/大橋秀行の目

1回、比嘉(右)は右ストレートをヒットさせフエンテスをぐらつかせる(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇沖縄県立武道館


 王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が1回KO撃破で、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った。元2階級制覇王者で挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を左2発からの右ボディーストレートでダウンを奪取。1回2分32秒、KO勝ちで2度目の防衛に成功し、沖縄で日本人初の世界戦勝利を挙げた。

  ◇  ◇  ◇

 比嘉の完璧で理想的なKO防衛だった。最後は左アッパーで上体を起こして、そこへ右ストレートをボディーに打ち込んだ。このパンチをコンビネーションで出すのはなかなか難しい。しかもこれで試合を決めた。言うことのない試合になった。

 比嘉は攻撃的で、分かりやすく、面白い。ただラッシュでなく、コンビネーションにいいものがあり、一戦ごとに成長している。今はたくさんの世界王者がいる中で、いかに個性を出せるか。比嘉には何よりも攻撃という個性がある。

 今回は地元沖縄、KO記録とプレッシャーがかかった。さらに過去2戦は減量でパニックになったりして、試合前はナーバスだった。いつもと違う場所でもあり、心配だった。序盤はプレッシャーをかけられ、右クロスやカウンターをもらったが、すぐに攻勢に転じて吹き飛ばした。

 15連続KO。それも唯一のデビューからで世界戦を3試合含み、すごい記録で価値あるもの。記録を伸ばしてほしいが、次からは逆にKOを意識しないこと。力まずにスピードでいけば、結果もついてくる。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者)

1回、比嘉(左)はフエンテスを優位に攻める(撮影・足立雅史)

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比嘉大吾に敗れたフエンテス「納得がいかない」

1回、比嘉(右)は右ストレートをヒットさせフエンテスをぐらつかせる(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇沖縄県立武道館


 王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が1回KO撃破で、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った。元2階級制覇王者で挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を左2発からの右ボディーストレートでダウンを奪取。1回2分32秒、KO勝ちで2度目の防衛に成功した。

 モイセス・フエンテス 2度と立ち上がれないような倒れ方ではなかった。(負けは)納得がいかない。打ち合いを想定していたが、比嘉は足を使ってきた。世界王者なので確かにハードパンチャーではあった。

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具志堅用高KO動画がきっかけ/比嘉大吾プロフィル

比嘉はフエンテスを破りベルトを首にガッツポーズする(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇沖縄県立武道館


 王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が1回KO撃破で、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った。元2階級制覇王者で挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を左2発からの右ボディーストレートでダウンを奪取。1回2分32秒、KO勝ちで2度目の防衛に成功し、沖縄で日本人初の世界戦勝利を挙げた。

<比嘉大吾(ひが・だいご)>

 ◆生まれ 1995年(平7)8月9日、沖縄・浦添市。

 ◆スポーツ歴 保育園まで水泳と体操の教室に通う。宮城小2年から野球をはじめ、宮城ドリームズに所属。6年で主将を務め、市内大会で創部初の優勝。仲西中でも野球部で主将。

 ◆具志堅に憧れ 中学3年の時、具志堅用高会長の現役時代のKO動画をテレビで見て触発され、宮古工でボクシング部へ。国体8強が最高成績。通算36勝(8KO・RSC)8敗。

 ◆プロ転向 高校卒業後に上京し、白井・具志堅スポーツに入門。14年6月にデビューし1回KO勝ち。

 ◆王座 15年7月にWBCユース・フライ級王座を奪取。16年7月に東洋太平洋フライ級王座も獲得。

 ◆家族 両親と兄。

 ◆スタイル 身長160・8センチの右ファイター。

KO勝ちが決まった瞬間、雄たけびを上げる比嘉(撮影・滝沢徹郎)

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比嘉大吾15連続KO大記録支えるトレーナー鬼指導

野木トレーナー(左)と二人三脚でフィジカルトレに臨む比嘉

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇沖縄県立武道館


 王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が1回KO撃破で、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った。元2階級制覇王者で挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を左2発からの右ボディーストレートでダウンを奪取。1回2分32秒、KO勝ちで2度目の防衛に成功し、沖縄で日本人初の世界戦勝利を挙げた。同郷の元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史らの持つ日本記録に並び、新記録に王手をかけた。

 15連続KO勝利を挙げた比嘉のボクシング練習は週4回と多くない。代わりに筋力とフィジカルを強化する練習が他王者に比べても多い。都内のフィットネスジムに週2回通い、フライ級(50・8キロ)ながら減量中でも110キロのバーベルを上げる。55キロのバーベルを持ちながら、丸い板の裏に1つ木の足がつくバランスボードに乗って体を支える筋肉に刺激を与える。左右に振って腕力も鍛え、パンチ力に必要な体幹、広背筋、僧帽筋を強化する。

 さらに週2回、横浜市内の公園などで数種類の階段ダッシュを敢行し、下半身もいじめる。最長で253段ある階段を、多い時で30本走る。先月の徳之島合宿では約2週間、大学駅伝部の監督が舌を巻くほどのクロカン走を消化。比嘉は「自分だけでやったら戦績は1勝5敗ぐらい。野木さんがいないとダメです」。

 その野木丈司トレーナー(57)は比嘉のボクシングとフィジカルの練習を同時に受け持つ。過去に元WBC世界フライ級王者内藤大助を指導した。元プロボクサーながら千葉・佐倉高時代は陸上部に在籍。女子マラソン高橋尚子らを育てた小出義雄監督の薫陶を受けた同トレーナーのメニューで、オーバーワーク寸前まで追い込まれる。比嘉の生まれながらの頑丈な肉体、野木トレーナーの頭脳がマッチし、パーフェクトレコードは続いている。【藤中栄二】

比嘉(左)は試合前に野木トレーナーと抱き合う(撮影・滝沢徹郎)

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比嘉大吾、V2へブルーシールアイスで師匠の敵討ち

「ブルーシール」アイスをほおばる王者比嘉


 プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が具志堅用高会長(62)から因縁のアイスを託され、師匠のリベンジに燃えた。今日4日、故郷での2度目の防衛戦(沖縄県立武道館)に備え、3日に那覇市内で、同級9位の元2階級制覇王者モイセス・フエンテス(30=メキシコ)と計量に臨んで一発クリア。計量後、同会長に贈られた沖縄名物ブルーシールの紅いもアイスを食べ、減量で疲労した肉体を回復させた。

 沖縄での世界戦は81年3月、具志堅会長が14度目の防衛戦で敗れて以来、37年ぶり。当時、計量後に大好きなアイスを食べられなかったことを敗因に挙げる“具志堅伝説”を知る比嘉は「会長が食べられなくて負けた理由が分かります。最高です。敵討ちで食べました」と笑顔。具志堅会長も「37年前のアイスが昨日のことのように思われます。あの時、アイスを食べていたら20回は防衛できていますから」と思いを託した。

 試合当日、沖縄出身の歴代世界王者6人中、渡嘉敷勝男氏を除く5人が来場予定だ。元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史らの持つ15連続KO勝利に並ぶ大事なV2戦。比嘉は37年分の師匠の思いを胸に沖縄の血をたぎらせてリングに立つ。【藤中栄二】

具志堅会長から贈られたカップアイスを手にする王者比嘉(左)とタコスを持つ挑戦者フエンテス

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比嘉大吾152秒KOに具志堅会長「参りましたよ」

15連続KO勝利を果たした比嘉(左)は具志堅用高会長と抱き合って喜ぶ。比嘉のパンツには沖縄の地図が描かれている(撮影・足立雅史)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇沖縄県立武道館


 王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が1回KO撃破で、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を飾った。元2階級制覇王者で挑戦者の同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)を左2発からの右ボディーストレートでダウンを奪取。1回2分32秒、KO勝ちで2度目の防衛に成功し、沖縄で日本人初の世界戦勝利を挙げた。同郷の元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史らの持つ日本記録に並び、新記録に王手をかけた。

 沖縄の血が、故郷で騒いだ。ゴング直後から凱旋(がいせん)試合の重圧を払いのけるように攻めた。強烈な右ストレートをヒットさせた比嘉は残り1分から左フック、左アッパー、最後は「きれいに入った」という右ボディーストレートをねじ込んだ。前のめりで倒れたフエンテスの口からマウスピースが落ちた。

 セコンドの具志堅会長が「もう終わったの? 参りましたよ、大吾くん」と驚いた、わずか152秒のKO劇。37年前、沖縄での14度目の防衛戦に敗れた師匠のリベンジを果たした比嘉は「倒すと言って臨んでいたので格好いいな、と思いました」と自画自賛した。観客からわき起こった指笛を耳にし「うれしくて涙が出そう」と感慨に浸った。

 具志堅会長らの昭和時代とは違う雰囲気が漂う現在の沖縄。「今の沖縄は何不自由なく、何もかもそろっているので、昔のハングリーさを失っているかも。自分の試合で何か見て感じるものがあれば」。試合3日前、脱水症状寸前で「足がしびれる」と訴えた。野木トレーナーの指示で、紙コップ2杯の水を30分かけて飲んだ。食事はパイン2切れのみ。前夜は一睡もできなかった。過酷な状況を乗り越えた圧勝劇で、ハングリーさも示した。

 これで同じ沖縄の浜田氏らと並ぶ15連続KO勝ちの日本記録をマークした。過去、世界戦を含めて達成した選手はいない。デビューからの全KO勝ちでの達成も比嘉が初めてだ。

 「浜田さんの記録に並べて光栄です。KOがなければ自分はただの世界王者。特別な王者になるために、KOを狙います」

 会場に集結した沖縄出身の世界王者5人に見守られた中、KO新記録に王手をかけた。無傷のため、V3戦は今春にも組まれそうだ。ボクシング王国・沖縄の系譜を継ぐKOキングが、グレートなサクセスストーリーを刻み続ける。【藤中栄二】

比嘉はフエンテスを1回で破り15連続KOの日本記録に並び雄たけびを上げる(撮影・足立雅史)
比嘉のプロ全戦績
試合後の会見前、比嘉(左)は具志堅会長に肩をもまれ気持ちの良さそうな顔をする(撮影・足立雅史)

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