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ボクシングニュース

中谷潤人延期の世界初挑戦は8・1 後楽園で無観客

中谷潤人(20年2月撮影)

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)の世界初挑戦が、8月1日に東京・後楽園ホールで開催される。WBOが24日にSNSを通じて明らかにした。

同級1位ジーメル・マグラモ(25=フィリピン)との王座決定戦で、当初は4月4日に開催がウイルスの影響で延期されていた。

当初と同じ聖地と言える会場で、無観客試合となる見通し。国内では3月27日を最後に興行を自粛し、7月から再開を目指して準備に入っている。陣営は6月、7月にも日時を再設定したが、緊急事態宣言下のために延びていた。

中谷は3月には米ロサンゼルスで、今年2度目のスパーリング・キャンプを張っていた。感染拡大のために途中帰国したが、その後も朝のロードワーク、夕方のジムワークを続け、試合に備えていた。この王座は4階級制覇を狙う前王者田中恒成(24=畑中)が返上したもの。国内で今年初の世界戦で、今最も期待されるホープが世界に挑む。

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山中慎介氏「プレッシャーに打ち勝つ」特別レッスン

山中慎介氏と東京五輪代表内定選手らによるオンライン講座の様子。2段目左から2人目が山中氏

ボクシングの東京五輪日本代表らが23日、元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏(37)から特別講義を受けた。「プレッシャーに打ち勝つ」をテーマにしたオンライン講座で、経験を基にしたトップ選手ならではの試合への心身の臨み方、独自のコンディションの計り方などが語られた。

同氏は日本歴代2位の12連続防衛記録を持ち、「神の左」と呼ばれた左ストレートでもリングで光り輝いた。アマチュア時代は専大で突出した結果は残せなかったが、プロ入り後に類い希なストレート系のパンチに威力を発揮し、数々のKOシーンを生んできた。講座ではその技術についても触れられるなど、選手にとってはかけがいのない時間となった。

ウエルター級の岡沢セオンは「名チャンピオンからのとても貴重なお話を聞くことができて勉強になりました。特に、良いイメージだけでなく悪いイメージもしておくことが平常心につながると言うお話を聞き、自分も取り入れようと思いました」、女子フライ級の並木月海は「1人1人戦い方も違ければ試合前のメンタルも違う。でも、なにより自分のルーティンや、やって来た事。周りで応援してくれている方々への感謝などでプレッシャーに打ち勝つ事は出来るという事が分かりました」と感謝した。

オンライン講義はコロナウイルスによる自粛期間に日本ボクシング連盟が企画し、今回が6回目。先月の初回ではWBA世界ミドル級王者の村田諒太が講師を務めた。

ワタナベボクシングジム支援金が目標600万円到達

ワタナベボクシングジム所属の京口紘人(2019年9月30日)

ワタナベボクシングジムが支援金を募ったクラウドファンディングが、22日に目標額600万円をクリアした。

試合が中止、延期になり、ジムも休業中で存続危機。損害と運営費を補うために、4月27日から募集を開始していた。29日が募集終了日だったが、7日前にして400人を超える支援で目標を達成した。

返礼として主催試合コーナーポスト広告の50万円に2人、世界王者京口らに指導を受けられる3万円に20人、サイン入りグローブの1万2000円に150人以上などの支援が集まった。

渡辺会長は「みんなが苦しい時にありがたい限り」と感謝した。試合予定だった京口らの選手には「生活もあるから」とファイトマネーの一部を支給した。政府による補助金なども申請済み。8月には興行を予定しているが「まだまだ先が見えない。不安ばかり」とも話した。

同ジム初の世界王者の内山氏も、クラウドファンディングを開始している。東京・四谷と埼玉・春日部市で、アマジムのKOD LABを経営も休館している。インストラクターの現役や引退したボクサーの報酬、家賃などの支援を募っている。

こちらは6月22日までに目標500万円も、すでに700万円以上が集まった。100万円は永久会員権、10万円は内山氏と食事会、5万円は内山氏とマスボクシングなどが返礼となっている。【河合香】

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辰吉も会場も泣いた激闘/記者が振り返るあの瞬間

辰吉丈一郎(2018年4月30日撮影)

<スポーツ担当記者 マイメモリーズ>(34)

政府の緊急事態宣言が延長され、スポーツ界も「自粛」状態が続いている。

日刊スポーツの記者が自らの目で見て、耳で聞き、肌で感じた瞬間を紹介する「マイメモリーズ」。サッカー編に続いてオリンピック(五輪)、相撲、バトルなどを担当した記者がお届けする。

  ◇  ◇  ◇

殺されるんちゃうか。リングに立った両者を並び見て、身震いした。

97年11月22日、大阪城ホール。辰吉丈一郎(当時27=大阪帝拳)は、挑戦者として戦場に向かった。相手は20歳の王者シリモンコン・ナコントンパークビュー。当時16戦無敗、「翡翠(ひすい)の顔」と呼ばれた男前でもあり、タイの若い女性の間で人気急上昇でモデルの仕事の依頼もあった、若き英雄だった。

一方の辰吉は左目網膜裂孔、同剥離と2度の眼疾による引退危機を乗り越えるも、薬師寺との世紀の統一戦に敗れ、その後もスーパーバンタム級に上げてサラゴサに連敗と世界戦3連敗を喫していた。試合前、世界初奪取時から子どものようにかわいがってきたWBCのホセ・スライマン会長が「これ以上誇りを傷つけるな」と最後通告。大阪帝拳の吉井清会長も「負ければ次はない、最後の花道」と腹をくくっていた。

事実、辰吉の勝つイメージはわかなかった。シリモンコンはムエタイでも60戦のキャリアを誇り、辰吉を「年をとって前よりスピードがない」と年寄り扱いするなど、発言も自信に満ちていた。可能性は海外での試合キャリアと減量苦。その兆候が前日に見えた。

前日計量前の健診でシリモンコンの体温は38・2度。吉井会長は「熱が出るほどだから、胃を荒らしてるんでしょうな」と冷静に言った。陣営によると、一日中サウナにこもり、計量当日だけで1キロ近く落としたという。それまでの自信に満ちた王者の顔はどこえやら。やつれきった顔から精気は失われていた。

ところが。試合当日のシリモンコンは精気に満ちた顔に、はちきれんばかりのボディーだった。バンタム級のリミットは55・3キロだが、一晩で10キロ近く戻してきた。一方の辰吉は2キロ程度の回復で、比べて見れば、失礼を承知でいえば貧弱でしかなかった。辰吉ものちに「『でかっ』と思って二度見した」と語っている。圧倒的な体格差に「殺される」を予感した。

そんな序章から幕を開けた試合はドラマだった。「作戦通り。上を意識させてボディーを狙った」と試合後。5回に強烈な左ボディーでもん絶させてからの右ストレートでダウンを奪う。その後はシリモンコンの猛打に足がもつれる場面もあったが7回、右フックから左ボディーで再びダウン。立ち上がったところに猛ラッシュでレフェリーのリチャード・スティールが試合を止めた。辰吉が泣き、会場全体が感動で泣いた。

スポーツ記者として、その場に立ち会えて幸せと思える瞬間は少なくない。ただ、記者の立場も忘れ、涙を流すほどの場面にはそうそう出会えない。そんな経験ができた喜びは、20年以上たった今も体に刻まれている。「人生に不可能はない」と教えられた。だから辰吉というボクサーはずっと愛されている。【実藤健一】

◆試合VTR 辰吉が壮絶な打撃戦を制した。序盤から左ジャブでけん制。シリモンコンのガードが高くなって、ガラ空きになったボディーを狙い打った。5回、強烈な左ボディーがヒット。過酷な減量で動きの悪い相手に、続けざまに放った右ストレートで最初のダウンを奪った。6回に王座防衛に必死の相手に反撃されたが、ガードを下げて応戦。7回、右フックから左ボディーで2度目のダウンを奪い一気にラッシュ。1分54秒TKO勝ちした。

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村田諒太が講師、インターハイ中止受け高校生へ授業

村田諒太(19年12月撮影)

ボクシングWBA世界ミドル級王者の村田諒太(34=帝拳)が、高校生選手にオンライン授業でエールを送る。全国高等学校体育連盟とインハイ.tvは22日、夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)中止を受け、30競技でアスリートらがエールを届ける「明日へのエールプロジェクト」を発表。高校生の支援が狙いで、第1弾としてアスリートから高校生や部活指導者に向けた「オンラインエール授業」を実施。26日の第1回は村田が講師を務める。

アスリートからは競技人生の中で困難を乗り越えた出来事や前を向いて進んできた経験をまじえ、今だからこそ伝えたい未来に向けてのメッセージを送る。参加する高校生、指導者は今の想いや悩みをアスリートたちと話し合う。

村田は「いまとこれから」をテーマに、全国のボクシング部主将約40人に授業する。村田は「多くの挫折を経験してきた自分だからこそ共感できる部分があり、自分の経験を伝えることで少しでも出来ることがあればと思い、賛同させて頂きました」とコメントした。

27日の2回目以降はサッカー元日本代表GK川口能活さん、元女子バレーボール日本代表大山加奈さん、元サッカー日本女子代表監督の佐々木則夫さん、元女子プロテニスプレーヤーの杉山愛さんらが登場する。授業の様子は全国同時生配信され、第4回以降は参加者を公募する。

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ボクシング興行再開時は抗体検査実施、前日含め2回

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会による新型コロナウイルス対策連絡協議会が21日にオンラインで開かれ、7月から興行再開時には抗体検査を実施することを決めた。

選手、セコンド、試合役員を対象に、試合3週間前と前日に2回検査する。JBC安河内事務局長は「民間でできる最大限の努力を示していく」と話した。

各自治体のスポーツ観戦解除は条件が厳しいため、原則として無観客開催を再確認した。再開後に予定する興行では、19日の沖縄開催のみ観客入場を可能とした。ジム営業も解除の最終ステップとされたが、ボクシングジムと他のスポーツジムは状況が違うことから、業界として統一ガイドラインを作成し、自治体へ理解を求めていくことになった。

他にもさまざまなガイドラインを協議したが、レフェリーのフェイスシールド着用は、動きが制限されるために取りやめた。

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ボクシング再開を計画 6月ラスベガスで米興行大手

ボクシングの米興行大手トップランク社が、新型コロナウイルスの感染拡大で中断していた試合を6月9日にネバダ州ラスベガスで再開予定だと21日、AP通信が報じた。

開催地のコミッションの承認と、会場となるホテルの再開が条件となる。出場選手は明らかになっていない。同社はバンタム級王者の井上尚弥(大橋)とも契約している。

9日は無観客で、テレビで放送される。その後も7月まで週2回の実施が計画されている。選手と関係者は試合前に最低2度は新型コロナウイルスの検査を受けるという。(共同)

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タイソン氏、宿敵ホリフィールド氏と3度目対決検討

マイク・タイソン氏

エキシビション戦でのリング復帰を目指すボクシングの元世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏(53)が因縁のライバル、イベンダー・ホリフィールド氏(57)との「3度目対決」を真剣に検討していることを明かした。

21日に米情報サイト「TMZライブ」のインタビューに応じ、チャリティー事業を目的としたリング復帰について言及。現役時代に2度対戦し、タイソン氏と同じくエキシビション戦でのリング復帰を目指すホリフィールド氏(57)との対戦について「それは慈善事業にとって素晴らしいだろう」と口にした。

さらに「私と彼(ホリフィールド)が一緒にリングに立つ姿を想像できますか? 今は体調も気分もいいし、何でも可能です。楽しんで、見栄えの良くなった私の肉体を自慢してみせているんだ」と続けた。

タイソン氏によると、3~4ラウンド程度のエキシビション戦で寄付金を集め、ホームレスや薬物依存の人々を支援する意向だ。「助けが必要とする人はたくさんいるし、(リング復帰が)たくさんの人を助けられるかもしれない」とホリフィールド氏と「対戦」する意味を強調した。

ホリフィールド氏もタイソン氏とのエキシビション戦に前向きだ。21日の英紙サンによると、同氏は「マイクと私は、これについて1度話した。周囲の人間も話をした。合意に達している段階ではないが、会話はありました」と接触したことも認めている。

タイソン氏は05年6月、ケビン・マクブライド戦で棄権による6回終了TKO負けを喫した後に現役を引退。その後、グローブを装着してリングに上がっていないものの、ここ最近の練習動画などの投稿で動向が注目されつつある。

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感染のプロボクシング2選手とトレーナーら陰性退院

愛知県のボクシングジムに所属し、4月下旬に新型コロナウイルス感染が発表されたプロ選手2人とトレーナー2人が陰性となったことが21日、日本ボクシングコミッション(JBC)関係者への取材で分かった。入院していた選手、トレーナーは退院した。

JBCによると国内のプロ選手で感染が確認されたのは初めてで、当該ジムには消毒などの措置がとられた。

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タイソン氏「毛沢東の精神で戦う」復帰へ筋骨隆々

マイク・タイソン氏

エキシビション戦でのリング復帰を目指しているとされるボクシングの元世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏(53)が中国版ツイッターの「微博(ウェイボ)」を更新し、鍛えた上半身の肉体を公開した。

現在、約140万人のフォロワーがいるアカウントに動画を投稿。これまでTシャツ姿でミット打ちしている動画を自らのインスタグラムで公開していたが、今回は上半身裸のままでシャドーボクシングを披露。腹筋もみえていた。中国ファンに向けて「こんにちはマイク・タイソンです。リングに戻ってくる可能性をお知らせします。その時には毛沢東の精神で戦います」とリップサービスした。

タイソン氏は05年6月、ケビン・マクブライド戦で棄権による6回終了TKO負けを喫した後に現役を引退。その後、グローブを装着してリングに上がっていないものの、ここ最近の練習動画の投稿で動向が注目されつつある。英紙サンなどでは、エキシビション戦の相手として2度の対戦経験があるイベンダー・ホリフィールド氏(57)が挙がっているとも報じた。今回の動画投稿を通じ、タイソン氏は本気で戦う準備をしている姿勢を伝えたかったようだ。

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重傷克服の薬師寺愛弟子…森武蔵が来春世界初挑戦へ

森武蔵

WBO世界フェザー級5位で同アジアパシフィック同級王者森武蔵(20=薬師寺)が来春にも世界初挑戦を計画していることが19日、分かった。実現すれば元WBC世界バンタム級王者薬師寺保栄会長(51)の愛弟子で初の世界戦となる。

森は13歳の時、交通事故で両足と腰の骨を折る重傷を負うも、そこから奇跡の再起を遂げた。“モンスター”井上尚弥らを輩出した全国U-15ジュニア大会で優勝した実力者。素質を買う薬師寺会長が「チャンスを与えたい」と、WBO同級王者シャクール・スティーブンソン(22=米国)陣営と交渉している。

王者はリオデジャネイロ五輪銀メダリストで13勝(7KO)無敗の超難敵。計画では7月にノンタイトル戦を行い、年内にアジアパシフィック王座の防衛戦を行った後に返上し、世界戦に向かう。

森は薬師寺会長に素質を見いだされ、「プロ以外に興味ない」と複数の高校の誘いを断り、プロ入りした。王者スティーブンソンとは同じサウスポーで、「最近はファイタースタイルに近づいている」という攻撃型。勢いに乗って成長をとげている時に新型コロナウイルスの影響を受けた。4月に地元の熊本でアジアパシフィック王座の防衛戦も中止となり、現在は熊本の実家でトレーニングを積んでいる。

「とにかく早く試合がしたい」と願うが、7月の試合も世間の情勢で流動的ではある。とはいえ、未知の、そして大きな可能性を秘めた若武者。その未来を開く夢舞台が実現するか。コロナ終息後の楽しみは間違いない。【実藤健一】

◆森武蔵(もり・むさし)1999年(平11)11月27日、熊本県菊池市生まれ。幼稚園から小学5年まで空手、その後にボクシング。16年12月にプロデビュー。17年度フェザー級の全日本新人王。18年11月にWBOアジアパシフィック同級王座を獲得し、2度防衛中。戦績は11勝(6KO)無敗。身長170センチの左ファイター。

森武蔵と薬師寺会長(右)(2017年12月23日)

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井上尚弥「共に歩む」SIXPADとパートナー契約

WBSS世界バンタム級トーナメント決勝でノニト・ドネアと対戦した井上尚弥(2019年11月7日撮影)

ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)が「35歳現役」へ、強力なパートナーを手に入れた。18日、トレーニング・ブランド「SIXPAD(シックスパッド)」のアスリートサポートパートナーに就任することが、MTG社から発表された。

昨年11月にバンタム級最強を決める「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」で優勝した井上が、さらなる高みを目指して新たなトレーニング方法を模索している中で、「SIXPAD」に興味を持ち、トレーニングに本格的に取り入れることが決まったという。

井上は「『SIXPAD』からサポートをいただくことになり、世界ナンバーワンを目指すという共通の夢に向かって、共に歩んでいくことを楽しみにしています。僕の自宅やジムにも、『SIXPAD』を導入していただいたので、オフの時間での『家トレ』もはかどると思います。ここまで、幸いなことに世界王者のタイトルを獲得してきましたが、僕の夢はまだまだこれからで、道はどんどん険しくなってくると思っています。さらに良いボクサーになるために、より効率的なトレーニングを追求していきます」とコメント発表した。

契約に合わせて、「SIXPAD」の開発パートナーである森谷敏夫京都大学名誉教授との対談も実施。「筋電気刺激」という、通常脳からの電気信号で筋肉を動かすところを、筋肉に直接電気を流して動かす技術により、短時間で大きな負荷をかけずに速筋を鍛えることができると説明を受けた。

井上は「今まで、筋肉を電気で刺激するということは聞いたことはありましたが、正直に言うとボクシングとはあまり関係ないと思っていたんです。でも今日こうしてお話を聴いて、35歳まで現役を続けるという僕の目標に必要なものだと感じました。ぜひ取り入れていきたいです」と話した。

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世界戦流れた中谷潤人「本職で恩返し」飲食店を閉店

中谷潤人(2020年2月14日撮影)

ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M・T)が16日、オーナーの神奈川・相模原市内にある飲食店「とん丸」を閉店すると明かした。4月から営業自粛していたが、SNSを通じてご報告と題して「再開することなく5月末で閉店する」と発表した。昨年8月に出身の三重・四日市市の名物トンテキをメインに、弟龍人さん(20)を店長に一家で切り盛りしていた。

中谷は4月4日に後楽園ホールで、同級1位ジーメル・マグラモ(25=フィリピン)との王座決定戦で世界初挑戦が決まっていた。3月には米ロサンゼルスでスパーリング・キャンプも張っていたが、中止となって帰国していた。

「本職のボクシングにさらに重点を置き、目標、目的を果たして恩返ししたい」とも記した。世界戦の日程はなかなか定まらないが、ジムワークは欠かさずに体力、体調、モチベーションを維持している。決戦の決定を待ち望み、世界奪取への意欲は衰えていない。

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東京Dより広い英国庭園でボクシング興行プラン浮上

英国で庭園でのボクシング興行プランが浮上した。マッチルーム社のエディ・ハーン・プロモーターが15日に英メディアに明かしている。

ロンドン近郊ブレントウッドにある本社敷地内の庭園でファイト・キャンプと題し、7月中旬から4週連続で開催するという。

この敷地はハーン氏の生家で、15エーカー(約6万平方メートル)と東京ドームよりも広い。その屋敷の庭園にテントを張ったリング、控室、スタジオを設置するという。観客は入れない。

8月にはWBC世界ヘビー級暫定王者ディリアン・ホワイト(英国)に、元WBA世界同級王者アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)が挑むタイトル戦が計画されている。

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ボクシング興行再開にハードル「やるのが怖く」

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションによる新型ウイルス対策連絡協議会が、15日にオンラインで行われた。7月の興行再開に向けたガイドラインが協議され、さまざまな案が出されたが、そのハードルは低くない。

正常化への前進だが、関西のあるジムの会長は「逆に(興行を)やるのが怖くなった」と話す。ボクシングは世界戦でもない限り、テレビなどの映像収益は臨めず、入場料に頼らざるをえないことからも、無観客は現実的でない。しかしいざ観客を入れての開催となれば、リングから観客席、観客席同士のソーシャルディスタンス、室内で行う試合会場だけに換気、その他レフェリージャッジ、セコンド、選手への安全管理など、課題はいとまない。

先述の会長は「いろいろシミュレーションはしています。そのたびに問題がわき起こってくる。これは(再開へ)そう簡単にいかない。時間をかけて、何回も協議していくしかないと思います」。39県で緊急事態宣言が解除され、休業自粛も緩和されてきている。一方でボクシングなど、試合会場で感染者が出れば、一気にクラスター化する恐ろしさがぬぐえない。

ファンが、何より選手が戦いが戻る日を待ちわび、じっと耐えている。出口の光はかすかに見えてきた。しかしまだ、遠い。【実藤健一】

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コロナ禍でもぶれず、50歳辰吉丈一郎が貫く現役道

息子寿以輝の試合の観戦に訪れた丈一郎氏(2019年12月17日撮影)

元WBC世界バンタム級王者の“カリスマ”辰吉丈一郎が15日、50歳の誕生日を迎えた。09年3月にタイで試合を行ったのを最後に11年。現実的に試合を行う可能性がない今でも現役を続け、父粂二さん(享年52)と約束した「世界王者で引退」を追い求める。世間が新型コロナウイルスに苦しむ中、どんな苦境にもぶれない「浪速のジョー」の生き様は励みになる。

電話取材で辰吉は「50やからな。年とったなぁ思うし。世間的にいうたら若いかもしれんけど」。誕生日祝いについては「もう50やで。楽しみなわけないやん」と穏やかに語った。

節目を迎えても変わらない。「練習はずっとやってるよ。絶え間なく。意地を張ってるわけやなく、自分のしたいことをやってるだけ。好きやからやってるんや」。国内外を問わず今後、辰吉が試合を行える可能性はほぼない。それでも辰吉は戦い続ける。「自分の目標に向かってやっている。その答えは自分にしか分からん。自分の人生は自分のためにあるんやから」。

男手ひとつで育ててくれた父の年齢に近づいてきた。「父ちゃんとは違うしな」。ただ、粂二さんとの約束は心に刻まれたままだ。

亡くなる前の粂二さんから「(最初に当時最速の8戦目で世界王座を奪取した)リチャードソンに勝って、辞めてたらよかったんや」と何度も聞いた。決められたルール、周囲の視線や声などかまわず、己を貫く。ジョーの生き様はやはり格好いい。【実藤健一】

◆辰吉丈一郎(たつよし・じょういちろう)1970年(昭45)5月15日、岡山県倉敷市生まれ。4戦目で日本バンタム級王者、8戦目で当時日本選手最速の世界王座獲得。引退危機を乗り越えるも薬師寺との世紀の王座統一戦で判定負け。スーパーバンタム級に上げるも連敗で迎えた97年11月、バンタム級に戻してのシリモンコン戦で劇的勝利。2度防衛後、ウィラポンに敗れて陥落。1度は引退表明も撤回し、タイで2戦。戦績は20勝(14KO)7敗1分け。次男寿以輝は13勝(9KO)無敗で日本スーパーバンタム級8位。

09年3月、ノンタイトル10回戦でサーカイ(右)の右フックを顔面に浴びる辰吉丈一郎(2009年3月8日撮影)

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プロボクシング興行7月再開へガイドライン協議

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションによる新型コロナウイルス対策連絡協議会が15日にオンライン会議を開かれ、7月から興行再開へ向けたガイドラインを協議した。

岡山大神田公衆衛生学教授もオブザーバー参加し、マウスピースの取り扱いなどが注意喚起された。ミット打ちではマスクやフェースガード着用、スパーリング量削減なども求めていく。

興行は8試合まででそれ以上は2部制とし、セコンドや試合役員はマスクや手袋着用、救急車配備、観客を入れる場合は前後左右を空けた全席指定、飲食禁止、メールアドレス回収などが提案された。

レフェリーもフェースガード着用案もあるが、視野が狭くなり、集中力を欠くなど抵抗感があり、義務化は検討課題とした。今後も協議を続けて今月中に策定する。

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辰吉丈一郎50歳「世界王座とって引退」練習は継続

息子寿以輝の試合の観戦に訪れた辰吉丈一郎氏(2019年12月17日)

ボクシングの元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎が15日、50歳の誕生日を迎えた。電話取材に応じた辰吉は「50やからな。年とったなぁ思うし。世間的にいうたら若いかもしれんけど」。誕生日祝いについては「もう50やで。楽しみなわけないやん」と和やかに話した。

50歳の節目を迎えても「世界王座をとって引退」の思いは変わらず、練習を続けているという。「練習はずっとやってるよ、絶え間なく。意地を張ってるわけやなく、自分のやりたいことをやってるだけ。好きやからやっている。自分の目標に向かっている」と人生の目標はぶれていない。

54キロ契約ノンタイトル戦10回戦 辰吉丈一郎対パランチャイ・チュワタナ 勝ち名乗りを受ける辰吉丈一郎(2008年10月26日撮影)

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寺地会長が拳四朗の年内「0防衛」覚悟「動けない」

寺地拳四朗(中央)。左は父の永会長、右は加藤トレーナー(2019年12月24日撮影)

WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(28=BMB)の父で、所属ジムの寺地永会長(56)は、年内「0防衛」も覚悟した。

政府は14日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発令されていた緊急事態宣言を解除する方向を示した。当初は、BMBジムがある京都府も含まれる見通しもあったが、見送られていた。

寺地会長は、解除の時期にかかわらず「今月いっぱいは休業」と決めていた。一方で、王者の8度目防衛戦のマッチメークについては「全くですわ。動けない」と現状を説明した。

7月から、ボクシング興行再開の動きはあるが、世界戦で海外から挑戦者を呼ぶとなれば、相手国の事情も絡んでくる。当初の計画は今年、3回の防衛で2桁「V10」を遂げ、元WBA同級王者具志堅用高氏の日本記録、13回連続防衛に迫るものだった。

しかし、現状を冷静に見据え、寺地会長は「年内に1試合できるか。試合できないことも頭に入れている」と語った。

勢いがあり、脂が乗りきった1年を棒に振るのは苦渋の選択。拳四朗は年明け1月6日には29歳の誕生日で、寺地会長も「この先は年齢との戦いになる」と話す。

新型コロナウイルス禍の出口は、ようやく見えつつある。だが、ボクサー、特に世界王者レベルはまだまだ闇の道を進んでいる。【実藤健一】

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東日本ボクシング協会、プロモーターに補助追加決定

東日本ボクシング協会の理事会が13日、オンライン会議で開催された。3月以降に中止となった後楽園ホールでの興行に限り、プロモーターに対してキャンセル料補助の追加を決めた。日本プロボクシング協会から最大15万円補助が決まっていたが、不足分を補てんする。

また、7月から興行を再開予定だが、新たに日本王座戦の2興行の開催が申請された。東日本に限ると、16日に大橋ジムの東洋太平洋フェザー級清水と日本スパーライト級井上のダブル王座戦を皮切りに、新人王予選を含めて4興行となる。

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