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ボクシングニュース

「日頃の行いが良いので小雨でした」村田諒太、王座統一戦備え強化合宿入り

WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(右)(2021年4月2日撮影)

ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(35=帝拳)が26日、千葉・成田市で強化合宿に入った。12月28日、兵庫・神戸市での開催を進めている元3団体統一同級王者で現IBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との王座統一戦に備えての走り込みキャンプとみられる。所属ジム公式サイトによると、今年5月に計画した防衛戦前に取り組んでいた3月以来、約半年ぶりの千葉合宿になるという。

同サイトを通じ、村田は「キャンプ初日、しっかり走れました。今回は下半身だけでなく、身体全体にも目を向けてトレーニングしています。日頃の行いが良いので、初日も難なく走れました。雨も日頃の行いが良いから小雨でした。全ては日頃の行いのおかげです。有り難い環境を会長、マネジャーはじめチーム帝拳に感謝して頑張ります!」とコメントしていた。

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ジョシュア悪夢の王座陥落、遠のいたフューリーとの4団体統一戦

挑戦者ウシクに判定負けし王座陥落したジョシュア(左)(ロイター)

<プロボクシング:WBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦>◇25日(日本時間26日)◇英ロンドン・トットナム・ホットスパー・スタジアム

WBAスーパー、IBF、WBO世界同級王者アンソニー・ジョシュア(31=英国)が、またも悪夢を見た。挑戦者の元4団体統一クルーザー級王者オレクサンドル・ウシク(34=ウクライナ)とのオリンピック(五輪)金メダリスト対決に0-3の判定負けを喫した。

最終12回でウシクの連打に後退し、ロープ際で打ち込まれる姿に強さは感じられず、2度目の防衛に失敗。今夏、1度は決まりかけていたWBC世界同級王者タイソン・フューリー(33=英国)との英国人王者同士による4団体統一戦は遠のいた。

両者の契約には再戦事項が盛り込まれているとされ、来年にもウシクに挑戦することが予想されるが、ここ3年ほど、ジョシュアのもろさも際立つ。19年6月、メキシコ系のぽっちゃりヘビー級ボクサー、アンディ・ルイス(32=米国)に敗れて3団体の王座から陥落。同年12月にサウジアラビアでルイスとの再戦に臨んで判定勝ちして王座を奪い返していた経緯もあり、圧倒的な強さをみせることができていない。

今回のウシク戦で10回に鼻血を出し、右目下を大きく腫らせたジョシュアは試合後のドクターチェックを受け、右目眼窩(がんか)底の精密検査を勧められ、病院に直行したという。英プロモート大手マッチルーム社のエディ・ハーン氏は「AJ(ジョシュア)の眼窩(がんか)底に心配があるので、病院に向かっている」と説明していた。

王座陥落したジョシュア(左)(ロイター)
挑戦者のオレクサンドル・ウシク(左)と対戦するWBAスーパー、IBF、WBO世界同級王者アンソニー・ジョシュア(ロイター)

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ウシク新王者、3団体統一ヘビー級戦で王者ジョシュア撃破 五輪金対決制す

3団体統一ヘビー級王者となったオレクサンドル・ウシク(ロイター)

<プロボクシング:WBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦>◇25日(日本時間26日)◇英ロンドン・トットナム・ホットスパー・スタジアム

挑戦者の元4団体統一クルーザー級王者オレクサンドル・ウシク(34=ウクライナ)がオリンピック(五輪)金メダリスト対決を制し、新たな3団体統一ヘビー級王者となった。

同級でWBA4位、IBF3位、WBO1位のウシクはWBAスーパー、IBF、WBO世界同級王者アンソニー・ジョシュア(31=英国)に挑み、3-0(117-112、116-112、115-113)の判定勝利を収めた。12年ロンドン五輪ボクシング男子ヘビー級金メダリストが、同五輪スーパーヘビー級金メダリストを撃破した。

ほぼマスクを着用していない約6万人の観衆による大歓声を浴びる中、序盤からウシクがペースを握った。3回には強烈な左フックが相手顔面にヒット。7回には強烈な左ストレートでジョシュアを後退させた。先手で攻める王者に対し、コンパクトなカウンター連打で対抗。終盤の11回には左ストレートで追い打ちし、最終12回にはダブルの左フック、左ストレート連打、最後は王者をロープに追い込む連打で締めくくった。

身長、体重ともに劣勢ながらも3団体統一王者を撃破したウシクは「特別なことは何もしてない。ただ、これは私によって大きな意味がある。試合は私が期待した通りに進めることができた」と自信たっぷりに笑った。王座交代を実現した達成感に浸ることなく、ウクライナ国旗をリング上で掲げると「まだ最高のウシクはみせていない。もっと良くなることができる」と向上心をみせ、2階級制覇の達成にも冷静だった。

18年にワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)クルーザー級トーナメントも制しているウシクは19年にヘビー級に転向。20年10月には地域王座となるWBOインターコンチネンタル・ヘビー級王座を獲得し、ジョシュアへの挑戦を待ち望んでいた。史上4人目の4団体統一王者ということもあり、現在も米老舗ボクシング専門誌ザ・リング選定のパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強ボクサー)ランクの4位に入っている。

3団体統一ヘビー級王者となったオレクサンドル・ウシク(ロイター)
WBAスーパー、IBF、WBO世界同級王者アンソニー・ジョシュア(左)と対戦する挑戦者のオレクサンドル・ウシク(ロイター)

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ジョシュアが6万観衆の前での防衛約束 ウシクと金メダリスト対決へ気合

五輪金メダリスト対決に臨む3団体統一ヘビー級王者ジョシュア(左)と挑戦者で元4団体統一クルーザー級王者のウシク(DAZN公式SNSより)

ボクシングWBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(31=英国)が、約6万人の観衆の前でオリンピック(五輪)金メダリスト対決となる2度目の防衛戦の成功を約束した。

25日(日本時間26日)に英ロンドンのトットナム・ホットスパー・スタジアムでWBA4位、IBF3位、WBO1位オレクサンドル・ウシク(34=ウクライナ)との防衛戦を控え、24日(日本時間25日)にはO2アリーナで前日計量に臨み、ジョシュアは240ポンド(約108・8キロ)、ウシクは221・25ポンド(約100・2キロ)でクリア。計量会場に集まった約4000人のファンから大きな拍手を浴びた。

元4団体統一クルーザー級王者ウシクとの五輪金対決は、6万人以上の観衆がスタジアムに集結すると見込まれる。コロナ禍で昨年12月のクラブト・プレフ(ブルガリア)との初防衛戦が約1000人程度の観衆だったこともあり、ジョシュアは「良い試合をみんなに届ける。外に出て、楽しんで素晴らしいショーにしましょう。落ちついてリラックスして、正確無比な戦いをするつもり。待ち切れない気持ちだ」と気合十分。「ファイターとして良くなっている。なぜ興奮してはいけないのか? 私の人生で最高の時期。土曜日の試合は誰もが幸せになるだろう」と気合を入れ直した。

12年ロンドン五輪ボクシング競技では、ジョシュアはスーパーヘビー級で、ウシクがヘビー級で金メダルを獲得。KO率はジョシュアの88%に対し、ウシクも72%とひけをとらない。米老舗ボクシング専門誌ザ・リング選定のパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強ボクサー)ランク4位のウシクは「私はアンソニーと新たな歴史の1歩を踏み出すだろう。人々が話し、記憶し、テレビで語り継ぐことだろう」と王座奪取に自信を示した。

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村田諒太12・28にIBF王者ゴロフキンと統一戦へ 会場はノエスタ有力

19年12月、WBA世界ミドル級の初防衛に成功した村田諒太

ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(35=帝拳)が12月28日、兵庫・神戸市で元3団体統一同級王者で現IBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との王座統一戦に臨むことが濃厚となった。22日(日本時間23日)に米メディアESPNが「12月28日に神戸で村田-ゴロフキン戦」と報じたことを受け、所属ジムの本田明彦会長が24日、交渉を進めていることを明かした。

5月下旬、都内で計画していたV2戦が新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期に。年末でもコロナ禍での国内世界戦となるため、同会長は「コロナの状況によって変わることはある」と慎重な姿勢で前置きした上で「12月28日で進めている」と認めた。ゴロフキン戦が決まれば、村田にとって19年12月のスティーブン・バトラー(カナダ)戦での初防衛成功以来2年ぶりのリング。今年1月にスーパー王者に昇格してからは初の試合となる。

GGGの愛称を持つ世界的スター選手のゴロフキンは3団体統一王者時代にWBA19度、WBC8度、IBF4度の防衛に成功。18年8月の現3団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)に負けた1敗のみで、いまだKO負けがない。昨年12月にはカミル・シェルメタ(ポーランド)を7回終了TKO撃破するなどパンチの破壊力は健在。ミドル級最強の対抗王者となる。

会場は収容人数約3万人となるJリーグ神戸の本拠地ノエビアスタジアム神戸が有力。村田にとって念願のビッグマッチが決まろうとしている。

19年12月WBA世界ミドル級タイトルマッチ、5回にスティーブン・バトラーからダウンを奪いTKO勝ちした村田諒太

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田中恒成12・11復帰戦、井岡戦から1年 拳交えた新王者矢吹からも刺激

オンラインで再起戦の会見に臨む田中(畑中ジム提供)

元世界3階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級9位・田中恒成(26=畑中)の再起戦が24日、発表された。12月11日に名古屋国際会議場で、IBF同級5位の石田匠(30=井岡)と契約体重52・5キロの10回戦で対戦する。

田中は昨年大みそか、4階級制覇をかけてWBO同級王者の井岡一翔(32=志成)に挑むも、8回TKOで初黒星を喫した。時間をかけて上がる再起のリング。畑中清詞会長(54)は「新しい田中恒成が見られると思います」と話し、興行のタイトルを“リボーン”と発表した。

田中も相当の意気込みで臨む。石田を「世界王者を除けばこの階級で1番強い選手と思っている」と評価し、「次の試合で終わってもいいと思えるぐらい、この試合にかけたいと思います」と語気を強めた。

世界初挑戦でWBC世界ライトフライ級王座を獲得した矢吹正道(29=緑)とは、スパーリングで拳を交えた。「(前王者の)拳四朗選手は負けないボクサーだから難しいと思っていた。それが一発勝負でとったんで、純粋にすごい。尊敬します」と刺激を受けた。

勝てばIBFの世界ランクにも入る可能性が高い。ここまで世界戦はWBOひと筋だったが「(団体には)こだわらない」。

対戦する石田もコメントを発表。「自分にとっては3度目のチャンス。世界挑戦、世界挑戦者決定戦、そして今回。ベルトはかけられていませんが、世界戦に匹敵するような試合を用意していただき感謝しています。三度目の正直、ラストチャンスだと思っています。人生かけて1ラウンドからKOを狙う気持ちで思い切りいきます」と熱い意気込みを隠さなかった。【実藤健一】

再起戦の相手、石田の写真を手に気合の田中(畑中ジム提供)

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“元ヤン”新王者矢吹正道引退示唆も村田諒太メイン?年末ビッグマッチ浮上

一夜明け会見に臨む新王者の矢吹(左)と緑ジム松尾会長(緑ジム提供)

“元ヤン”世界王者が一気にスターダムにのし上がるか。世界初挑戦でWBC世界ライトフライ級王座を獲得した矢吹正道(29=緑)が23日、オンラインで一夜明け会見に臨んだ。

同級王座を8度防衛の寺地拳四朗(29=BMB)を10回TKOで下した激闘から一睡もせず、腫れた両まぶたをサングラスで隠した。引退も示唆した新王者だが周囲は次戦へ。ビッグマッチの可能性も出てきた。

    ◇   ◇   ◇

世界を手にしても何も変えない。腫れた両まぶたをサングラスで隠した新王者・矢吹は「今の心境といっても、パッとしないですけどね」とぶっきらぼうに言った。8度防衛の長期政権を築いた安定王者の寺地と壮絶に殴り合い、10回TKOで陥落させた。その歓喜も興奮も漂わせなかった。

試合後の会見では、このまま引退の選択肢も示唆した。この日もあらためて「昨日言った通りですね。一番強い選手とやりましたから」と完全燃焼を口にした。緑ジムの松尾敏郎会長も「彼は自分の意見をしっかり持っている。私はそれを支持するだけ」と話した。

ただ、周囲はざわざわする。過去に50回以上の補導歴。けんかや暴走行為に明け暮れた“元ヤンキー”がボクシングで更生し、世界王者となった。多くの人の心に響くドラマを描いた主人公を軸に、周囲では次戦に向けた動きが出ている。

次戦に関しては、今回世界戦のプロモーターを務めた真正ジムが興行権を持つ。矢吹のけがの具合もあり、期間的には微妙だが、年末に向けた動きも出てきた。矢吹陣営の関係者によると、今回中継した関西テレビ(カンテレドーガ)と同系列のフジテレビであれば、WBA世界ミドル級王者村田諒太(35=帝拳)をメインに、複数世界戦の構想も浮上しているという。

引退の選択肢について、矢吹は「軽量級なんで命をかけるほど稼げない」とも話した。今回のファイトマネーは推定200万円。興行権の問題もあるが全国中継となれば、ファイトマネーは間違いなく上がる。新たに支援するスポンサーの話も出てきている。「自分には家族がいる。今回もへたしたら失明もありえたんで」と家族最優先の矢吹だが、稼げるビッグマッチとなれば「そうなったら考えます」と前向きだ。

令和の「あしたのジョー」が今後に描くシナリオ。「兄弟で王者が自分の目標。自分はかなえたんで、弟をチャンピオンにしてやりたい」。弟は日本ライト級6位の力石政法(27=緑)。松尾会長が「素質は兄以上かも」と評価し、3150ファイトクラブの元世界3階級制覇王者の亀田興毅会長も、その素質を買ってプロモートに乗り出し、年内に試合が予定される。

昔は世間にうとまれた札付きのワルだった「矢吹と力石」兄弟。今はきらびやかな脚光を浴びる。【実藤健一】

寺地にTKO勝ちし歓喜する矢吹正道(右上)(21年9月22日撮影)

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世界初挑戦で王座獲得の矢吹正道「今はゆっくりしたい」一夜明け会見

一夜明け会見に臨む新王者の矢吹(左)と緑ジム松尾会長(緑ジム提供)

世界初挑戦でWBC世界ライトフライ級王座を獲得した矢吹正道(29=緑)が23日、オンラインで一夜明け会見に臨んだ。

【矢吹の一夜明け会見一問一答】

-昨夜、試合後は

矢吹 顔が腫れてるんで寝たらダメと、ずっと起きてました。(試合の映像は)見てません。

-引退も示唆した

矢吹 昨日言った通りですね。

-あらためて拳四朗の印象

矢吹 戦った感じは想定内。(ポイントリードは)ジャッジがクリーンヒットを見てくれていた。だけど、ネットとかでコロナの影響とか、ガタガタ言ってるのはおかしい。拳四朗選手に失礼ですよ。

-ビッグマッチがきたら

矢吹 一番強い選手とやりましたから。今はゆっくりしたい。そうなったら考えます。

-今、何がしたい

矢吹 釣りですかね。海釣りです。ただ投げ込むだけの。

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V9逃した寺地拳四朗は右目上15針縫い休養、今後「本人次第」父の永会長

22日、矢吹正道(手前)の強烈なパンチを浴びる寺地拳四朗

WBC世界ライトフライ級王座の9度目防衛に失敗した寺地拳四朗(29=BMB)は、負傷した右目上を15針縫い、一夜明けた23日は休養に努めた。

挑戦者の同級1位矢吹正道(29=緑)に10回TKO負けで、目標に掲げていた元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の防衛回数13回超えを果たせなかった。父のBMBジム寺地永会長は今後について「吹っ切れてやるのか、本人次第です。年内はないでしょう。しばらく時間をおいてのことになると思います」と話した。

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世界奪取の“元ヤンキー”矢吹正道、寝ずに一夜明け「心境はパッとしない」

9月22日、10回TKOで寺地を破り、新王者になり歓喜する矢吹(右上)

世界初挑戦でWBC世界ライトフライ級王座を獲得した矢吹正道(29=緑)が一夜明けた23日、オンラインで会見に臨んだ。

前王者寺地拳四朗(29=BMB)との激闘で、大きく腫らした両まぶたをサングラスで隠した。「腫れてるんで寝たらダメと、ずっと起きてました」。一睡もせずに喜びをかみしめていたはずだが、「今の心境といってもパッとしないですね」と言った。

「一番強い選手とやりましたから」と試合後に、このまま引退の可能性も示唆した。その考えについても「昨日言った通りですね」と変わりはない。常によぎるのは恭子夫人と1女1男の家族の存在。「自分は家族がいるんでね。今回にしてもへたしたら失明もありえる話なんで」と家族のことを最優先する。

ただ、少年時代に補導歴50回超の“元ヤンキー”が世界王者とキャラクターは抜群で、今後のメディア露出や年末に向けてビッグマッチのオファーが舞い込む可能性もある。「今はゆっくりしたい」と話す矢吹だが、「そうなったら考えます」と前向きな姿勢も示した。

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井上尚弥の統一戦は不透明に 対抗王者カシメロもWBOから指名試合

井上尚弥(19年11月撮影)

ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)の対抗王者となるWBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)がWBOから指名試合を義務づけられた。

22日(日本時間23日)、WBOが公式サイトで発表したもので、カシメロはWBO同級1位ポール・バトラー(32=英国)との統一戦を指示された。20日間の交渉期間が設けられ、両陣営が合意に至らなかった場合には入札となるという。

今月21日(同22日)にはWBC世界同級王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)がWBC暫定王者レイマート・ガバリョ(25=フィリピン)の統一戦を指名試合として指示されたばかりだった。ドネア、カシメロがそれぞれ指名試合を提示されたことで、井上が次戦で他団体王者との統一戦に臨めるかどうかは不透明な状況となった。

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井上尚弥「時期が来るまで気長にね」カシメロ、ドネア指名試合受け反応

井上尚弥

ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が23日、公式SNSを更新し、王座統一戦で拳を交えたい対抗王者2人の動向を受け「時期が来るまで気長に」と思いをつづった。21日(日本時間22日)にWBC世界同級王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)が同暫定王者レイマート・ガバリョ(25=フィリピン)の統一戦、22日(同じ23日)にはWBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)が同級1位ポール・バトラー(32=英国)との統一戦を各団体から指示された。

対抗王者2人が指名試合の指令を受けた後、井上は自らのツイッターを更新。「まぁあくまで今は俺の適性階級はこのバンタム級だから時期が来るまで気長にね、、皆さんも気長にね、、いずれスーパーバンタム級にあげる予定だからその準備もしながらね、、バンタム級で4本のベルトは必ず巻く」(原文ママ)と投稿した。ドネア、カシメロが指名試合になったことで、井上の次戦は不透明な状況となってきた。

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世界奪取の矢吹正道「この試合にかけていた、次はまた考えます」/一問一答

10回、寺地(手前)をコーナーに追いつめて攻める矢吹(撮影・上山淳一)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇22日◇京都市体育館◇観衆2000人

挑戦者の同級1位・矢吹正道(29=緑)が、安定王者の寺地拳四朗(29=BMB)を破り、初挑戦で世界奪取に成功した。試合後の会見は、両方のまぶたを腫らして現れた。

-実感は

矢吹 実感というか拳四朗選手に勝てて「ヤッター!」という感じ。

-ポイントでリードした

矢吹 4ラウンドが終わってリードしていたのはびっくりした。王者がとっていると思っていた。

-途中であきらめかけたと

矢吹 大振りになってスタミナが減った。何ラウンドか覚えていないが途中、あきらめかけたけど、何とか耐えてチャンスを待った。

-今後は

矢吹 この試合にすべてをかけていた。この試合で引退してもいいとも思っている。軽量級なんで、ファイトマネーの額は決まっている。(今後)命をかけるまで稼げるとは思えない。この試合にかけていたんで、次はまた考えます。

矢吹正道の全成績

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【大橋秀行】「ジョー」ほうふつ矢吹、意地と新境地の寺地 年間最高試合だ

WBC世界ライトフライ級戦 寺地拳四朗対矢吹正道 9回、寺地(左)に強烈なパンチを見舞う矢吹(撮影・上山淳一)

<ボクシングWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇22日◇京都市体育館

挑戦者の同級1位矢吹正道(29=緑)が、9度目の防衛を狙った王者寺地拳四朗(29=BMB)を10回TKOで下し、世界王者を奪取した。矢吹は13勝(12KO)3敗、寺地は初黒星で18勝(10KO)1敗となった。

   ◇   ◇   ◇

攻められていても、なぜか余裕があって捨て身のカウンターパンチを打てる。独特な雰囲気を持つ矢吹の持ち味が存分に発揮された試合だった。前に出てきた寺地の右に対して右、左にも右を合わせる徹底したカウンター攻撃が的中した。勝負を決めた10回、カウンターの左ボディーで寺地を後退させた。王者にとって想定外のパンチだったのだろう。相当効いたようで顔をそむけ、体を曲げていた。矢吹の捨て身の打ち合い、持てる力すべて出した最後のラッシュは「あしたのジョー」をほうふつさせた。

一方の寺地は正確無比だったはずの左ジャブが序盤、微妙に外れた。得意のボディー攻撃が少なく、ジャブ一辺倒な部分もありジャッジの支持を得られなかったと感じた。コロナウイルス感染で間違いなく体力は落ちていたはず。本調子でなかったと思う。しかし4回の公開採点で劣勢が分かると、自らのスタイルを変えて攻め続け、盛り返した。寺地の意地、新たな境地を見た。過去の防衛戦で、もっとも面白い内容だったと見ている人は感じたのではないか。今年の年間最高試合と言って良い。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者)

WBC世界ライトフライ級戦 1回、矢吹(右)を攻める寺地(撮影・上山淳一)

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拳四朗止めた矢吹正道、逆文字で胸に刻んだ2つの言葉「自分に訴えるよう」

10回TKOで寺地を破り、新王者になり歓喜する矢吹(右上)(撮影・上山淳一)

<ボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇22日◇京都市体育館

同級1位矢吹正道(29=緑)が王者寺地拳四朗(29=BMB)を10回途中TKOで破り、世界王座を奪取した。

矢吹の両胸には、小さく不思議な形のタトゥーが刻まれている。

右に「下克上」。左に「大和心」。入れた理由を聞くと「同じ時期にアマチュアでやっていた選手がプロでどんどん活躍する姿を見て、歯がゆくて」。当時19歳。世界王者になるためにプロになった男が、その悔しさを忘れないように刻んだ。

珍しいのは2つとも“逆文字”なこと。鏡に映したように逆さになっている。「あえて逆にしました。その言葉が自分に向かって訴えてくるようにって」。10年前、胸に刻んだ誓いを実現させた。

一発で計量を突破した矢吹正道(真正ジム提供)(21年9月21日)
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寺地拳四朗「具志堅超え」夢破れ コロナ感染「塩抜き減量」も大流血初黒星

WBC世界ライトフライ級戦 寺地拳四朗対矢吹正道 9回、寺地(左)に強烈なパンチを見舞う矢吹(撮影・上山淳一)

<ボクシングWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇22日◇京都市体育館

WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(29=BMB)の「具志堅超え」は道半ばでついえた。試合後、元世界3階級制覇王者の長谷川穂積から、ねぎらう声をかけられると、涙がこぼれ落ちた。カットした右目上の治療のため、声は残さず会場を後にした。

厳しい戦いだった。8回終了時点で公表された採点は、最大6ポイント差の0-3。9回は捨て身の打ち合い。距離を詰め、矢吹をボコボコにしてKO寸前まで追い詰めたが、ゴングに阻止された。10回も攻勢に出るが、ラウンド中盤から逆襲を食らって最後はレフェリーに抱きかかえられた。初の屈辱だった。

8月末に新型コロナウイルス感染が判明。10日の試合が、この日に延期された。最後の仕上げを行う時期に約10日間、自宅で隔離。最大の敵が減量だった。この時点で約6キロ。寺地は「塩抜き」を選択した。短期間での効果は見込めるが、逆にリスクもある。「トータルでの苦しみを考え、自分は短期間を選択する」と強い気持ちで臨んだ。

計量は無事にクリアしたが、これまでの調整過程からの狂いは明らかだった。大きな目標を失い、父のBMBジム寺地永会長は今後について「今のところ何も言えない」とした。今後進む道の選択には、時間を要しそうだ。【実藤健一】

矢吹(右後方)に敗れて王座から陥落し、天を見上げる寺地(撮影・上山淳一)

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新王者矢吹正道を支え続けた中学後輩の妻「うれしすぎて涙が出てくる」

10回TKOで寺地を破り、新王者になり歓喜する矢吹(右上)(撮影・上山淳一)

<ボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇22日◇京都市体育館

同級1位矢吹正道(29=緑)が王者寺地拳四朗(29=BMB)を10回途中TKOで破り、世界王座を奪取した。

矢吹の妻恭子さん(28)は長女夢月(ゆづき)ちゃん(11)長男克羽(かつば)君(8)と一緒にその瞬間、リングサイドで両手を突き上げ、絶叫した。恭子さんは「本当に死闘でした」と興奮気味。夫がリング上で「勝っても負けても辞める気でした」と告白したことに「聞いてませんでした~」と笑顔を見せた。

三重県で同じ羽津中に通い、夫は1学年上だった。「ここまで来るの、遅い方じゃないですか? デビューからずっと見てきたんで。練習もずっと見てきたんで。もう、うれしすぎて涙が出てくる…」と声を詰まらせる。夫は大工で生計を立て、ジムに通い、時には徹夜でボクシングに打ち込む。自分も時にはコンビニで働き、家計を一緒に支え続けた。

今年の七夕には短冊に「世界チャンピオンになって」と子どもが書き込んだ。恭子さんは「すみません、ちょっと嫌らしいんですけど」と苦笑いしながら「世界チャンピオンになって、一軒家を買ってね」と書き込んだことを明かす。

夫の世界戦が決まってから、ずっとこの瞬間を夢見てきた。日々の暮らしの中で「正道君がチャンピオンになる姿を想像すると、ウルッとしてしまって」と何度も涙ぐんだ。夫には「やったね」と伝えたい。今はそれ以外の言葉が思いつかないと笑った。

矢吹のベルト奪取に大喜びでポーズを決める、右から妻恭子さん、長男克羽君、長女夢月ちゃん(撮影・加藤裕一)

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補導歴50回超“ヤンキー”矢吹正道、ケンカ上等新王者 拳四朗V9阻止

寺地を破り、新王者となり喜ぶ矢吹(撮影・上山淳一)

<ボクシングWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇22日◇京都市体育館

補導歴50回超の“元ヤンキー”が安定王者からベルトを奪い取った。挑戦者の同級1位矢吹正道(29=緑)が、9度目の防衛を狙った王者寺地拳四朗(29=BMB)を10回TKOで下し、新王者となった。少年時代はやんちゃが過ぎ、50回以上の補導歴がある。ボクシングに出合い、プロ16戦目で世界に初挑戦して頂点に立った。矢吹は13勝(12KO)3敗、初黒星の寺地は18勝(10KO)1敗。矢吹は試合後、王者のまま引退の選択肢も示唆した。

   ◇   ◇   ◇

ケンカ上等!! とばかりに殴り合った。10回、ポイントで劣勢の王者寺地が逆襲に出た。その前の9回から前掛かりで攻めてきた。ケンカ・ファイトに火がついた矢吹も殴りまくる。2分59秒、レフェリーが王者の体を抱きかかえた。壮絶な殴り合いを制した新王者は勢いよく飛びはねた。

「あきらめかけた瞬間もあったが、何とか耐えてチャンスを待った。この試合で死んでもいいと思った」

「この階級で世界で一番強い選手」とリスペクトする寺地との一戦にすべてをぶつけた。試合後の会見には激闘を示すように両方のまぶたを大きくはらして現れた。「この試合にすべてをかけていた。この試合で引退してもいい。(引退の選択肢は)あります」と男らしく言い放った。

試合前の控室で2人の子どもの写真を見て闘志を高めた。リングサイドで見守った家族へ「チャンピオンになることができました! おれが世界一の男やで!!」と絶叫した。

世界一どころか、何も見えない人生だった。荒れた10代。けんか、暴走行為に明け暮れて何度も警察の世話になった。補導歴は「50回を超えとるんじゃないかな」。荒くれた感情は行き場を失っていた。「いろいろなつながりを断ちたかった」と父親に「家を出たい」と告げ、1度は東京に出てから名古屋へ。建築業で家庭を支えながら、プロボクサーの道に進む。荒くれ者をボクシングが救った。

本名は佐藤だが、リングネームは矢吹。不滅のボクシングマンガ「あしたのジョー」のアニメビデオが身近にあった子どもの時に影響を受けた。「自分は実績も何もない。佐藤じゃおもろないでしょ」とリングネームを主人公「矢吹丈」からいただいた。“不良”が世界王者に。マンガのようなストーリーを描いた。

17歳で子どもを授かった。11歳の長女、8歳の長男がリングサイドでおやじのかっこいい姿を見届けた。「トランクスに子どもの名前を入れた。遺言のつもりでしたが、生きて勝つことができました」。

戦う前、拳四朗を「ジャブ、右ストレートとも天下一品」と評価していた。それだけに勝てたことが「ヤッター!」だった。異色の“ヤンキー”王者。これからもわが道を進む。【実藤健一】

▽矢吹正道(やぶき・まさみち)

◆本名は佐藤正道。「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈からリングネームをもらった。ボクサーの弟も同様の理由で力石政法。

◆生まれ 1992年7月9日、三重県鈴鹿市。

◆アマ実績 四日市四郷高でインターハイ出場も、主な実績はない。

◆プロ戦歴 16年3月、1回TKO勝ちでプロデビュー。20年7月、日本ライトフライ級王座を獲得し、1回防衛。

◆家族 恭子夫人(28)と1女1男。

◆仕事 個人で建築業を営み肩書は自称「社長」。

◆タイプ 身長166・4センチの右ボクサーファイター。

◆タトゥー 右胸に「下克上」左胸に「大和心」と刻む。世界王者を目指しプロになった19歳当時、自身を鼓舞すべく入れた。逆文字の理由は「言葉が自分に向かって訴えるように」。

◆緑ジム 元WBA世界スーパーフライ級王者飯田覚士、元2階級制覇王者戸高秀樹以来、3人目。

WBC世界ライトフライ級戦 寺地拳四朗対矢吹正道 10回、寺地(手前)を攻める矢吹(撮影・上山淳一)
チャンピオンベルトを腰に声援に応える矢吹(中央)(撮影・上山淳一)
10回、寺地(右)にボディーを放つ矢吹(撮影・上山淳一)
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チャンピオンベルトを腰に声援に応える矢吹(中央)(撮影・上山淳一)

<ボクシングWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇22日◇京都市体育館

挑戦者の同級1位矢吹正道(29=緑)が、9度目の防衛を狙った王者寺地拳四朗(29=BMB)を10回TKOで下し、世界王者を奪取した。矢吹は13勝(12KO)3敗、寺地は初黒星で18勝(10KO)1敗となった。

▽矢吹正道(やぶき・まさみち)

◆本名は佐藤正道。「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈からリングネームをもらった。ボクサーの弟も同様の理由で力石政法。

◆生まれ 1992年7月9日、三重県鈴鹿市。

◆アマ実績 四日市四郷高でインターハイ出場も、主な実績はない。

◆プロ戦歴 16年3月、1回TKO勝ちでプロデビュー。20年7月、日本ライトフライ級王座を獲得し、1回防衛。

◆家族 恭子夫人(28)と1女1男。

◆仕事 個人で建築業を営み肩書は自称「社長」。

◆タイプ 身長166・4センチの右ボクサーファイター。

◆タトゥー 右胸に「下克上」左胸に「大和心」と刻む。世界王者を目指しプロになった19歳当時、自身を鼓舞すべく入れた。逆文字の理由は「言葉が自分に向かって訴えるように」。

◆緑ジム 元WBA世界スーパーフライ級王者飯田覚士、元2階級制覇王者戸高秀樹以来、3人目。

寺地を破り、新王者となり喜ぶ矢吹(撮影・上山淳一)
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<ボクシングWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇22日◇京都市体育館

挑戦者の同級1位・矢吹正道(29=緑)が、安定王者の寺地拳四朗(29=BMB)を破り、初挑戦で世界奪取に成功した。 当初は9月10日に組まれた試合が、王者の新型コロナウイルス感染により、延期となった。

寺地は18勝(10KO)1敗、矢吹の13勝(12KO)3敗。

◆ボクシングWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦

寺地拳四朗(29=BMB)10回TKO矢吹正道(29=緑)

寺地を破り、新王者となり喜ぶ矢吹(撮影・上山淳一)

【1回】静かな立ち上がり。左ジャブのみでしっかり距離をはかる寺地。矢吹はいきなりの右、左ボディーをしかける。(本社採点 寺地10―9矢吹)

WBC世界ライトフライ級戦 1回、矢吹(右)を攻める寺地(撮影・上山淳一)

【2回】矢吹は飛び込むように右ロングフック、左ジャブを狙うが、寺地がステップで交わす。寺地は左に加え、右も見せ始める。(本社採点 寺地10―9矢吹)

WBC世界ライトフライ級戦 寺地拳四朗対矢吹正道 2回、寺地(左)を攻める矢吹(撮影・上山淳一)

【3回】矢吹の手数が増える。カウンターの左が2発ヒット。寺地は受けに回りながらも右ボディーをヒットさせる。(本社採点 寺地9―10矢吹)

【4回】矢吹の強引な右ロングフックに対し、寺地はガード、ダッキングで対応。距離をしっかり取る。(本社採点 寺地9―10矢吹)。4回までの公開スコアは矢吹40―36寺地

【5回】矢吹が公開スコアでリードの勢いに乗り、強引に手数を増やす。寺地も距離をやや詰め、右アッパーなどで応戦。(本社採点 寺地9―10矢吹)

【6回】矢吹のタイミングのいい左フック。寺地はプレッシャーを強め、冷静に左ジャブ中心に追い詰める。(本社採点 寺地10―9矢吹)

【7回】寺地がワンツー軸に着実に前に出て、有効打を重ねる。矢吹は前に出る勢いがややダウン。(本社採点 寺地10―9矢吹)

【8回】寺地の重圧に矢吹がロープを背負う場面目立つが、強引なパンチで反撃に出る。寺地は地道に有効打を重ねるが、公開ポイントは3者とも矢吹リード。(本社採点 寺地10―9矢吹)

【9回】寺地が右上まぶたから流血したが、左ボディーから反撃。矢吹は連打で棒立ちに。(本社採点 寺地10―9矢吹)

【10回】防戦一方だった矢吹がタイミングよいヒットから前へ。猛烈な連打で寺地をくぎ付けにし2分59秒、レフェリーが試合を止める。TKOで王座を奪取。

WBC世界ライトフライ級戦 寺地拳四朗対矢吹正道 10回、寺地(手前)を攻める矢吹(撮影・上山淳一)

矢吹(右後方)に敗れて王座から陥落し、天を見上げる寺地(撮影・上山淳一)

WBC世界ライトフライ級戦 寺地拳四朗対矢吹正道 寺地(中央)は矢吹に敗れリングを後にする(撮影・上山淳一)

矢吹正道の全成績

WBC世界ライトフライ級戦 入場する王者寺地(撮影・上山淳一)

WBC世界ライトフライ級戦 入場する矢吹正道(撮影・上山淳一)

◇矢吹正道(やぶき・まさみち)

◆本名は佐藤正道。「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈からリングネームをもらった。ボクサーの弟も同様の理由で力石政法。

◆生まれ 1992年7月9日、三重県鈴鹿市。

◆アマ実績 四日市四郷高でインターハイ出場も、主な実績はない。

◆プロ戦歴 16年3月、1回TKO勝ちでプロデビュー。20年7月、日本ライトフライ級王座を獲得し、1回防衛。

◆家族 恭子夫人(28)と1女1男。

◆仕事 個人で建築業を営み肩書は自称「社長」。

◆タイプ 身長166・4センチの右ボクサーファイター。

◆タトゥー 右胸に「下克上」左胸に「大和心」と刻む。世界王者を目指しプロになった19歳当時、自身を鼓舞すべく入れた。逆文字の理由は「言葉が自分に向かって訴えるように」。

◆緑ジム 元WBA世界スーパーフライ級王者飯田覚士、元2階級制覇王者戸高秀樹以来、3人目。

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