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ボクシングニュース

亀田和毅「ボクシング界を盛り上げたい」アローズエンタテインメントと業務提携発表

アローズエンタテインメント社とマネジメント契約を結んだプロボクシング元世界2階級制覇王者亀田和毅

ボクシング元世界2階級制覇王者亀田和毅(30=TRY BOX平成西山)がマネジメント会社アローズエンタテイメントと業務提携を結んだと16日、発表された。この業務提携を通じ、和毅は世界王座返り咲きへの後押しを受けるとともに、社会貢献活動、世界王者を目指す若年層のサポートなど多方面にわたって活動の幅を広げていくという。なお同社はRIZINバンタム級王者堀口恭司(31=アメリカン・トップチーム)らと業務提携している。

アローズエンタテイメント社を通じ、和毅は「自分にできること、自分にしかできないことを多方面にわたってやっていきたいと思っております。日本に元気を届け、そして、自分がお世話になっているボクシング界を盛り上げたいです」と意気込みを示した。主戦場となるスーパーバンタム級での世界王座返り咲きを直近の目標に掲げた上で「その後の夢はフェザー級に階級を上げて3階級制覇をすることです! 必ずチャンピオンになります!」などと意気込みを示した。

なお和毅と業務提携を結んだアローズエンタテイメントは「このたび亀田和毅と提携をさせて頂き、マネジメントさせて頂くことになりました。亀田和毅と一枚岩になり、頑張って参ります。ファンのみなさま、関係者のみなさま引き続きご支援の程、よろしくお願いいたします」とコメントしていた。

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力石政法、初タイトル奪取もベルト巻かず「目標は兄弟同時で世界王者」兄矢吹正道の名を挙げ決意

初タイトルとなる東洋太平洋スーパーフェザー級王座を獲得した力石政法(左)

<プロボクシング:東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定12回戦>◇15日◇東京・墨田区総合体育館

東洋太平洋スーパーフェザー級6位力石政法(27=緑)がタイトル初挑戦でプロ初ベルトを獲得した。同級3位で元WBOアジア・パシフィック同級王者渡辺卓也(33=DANGAN AOKI)と王座を懸けて拳を交え、3-0(120-108×3)のフルマークの判定勝利。空位だった同王座を手にした。

東洋太平洋ベルトを腰に巻かなかった力石は「世界ベルト以外は腰に巻かないと思った」と初タイトル奪取も通過点であることを強調。セコンドにもついてくれた前WBC世界ライトフライ級王者の兄矢吹正道(緑)の名を挙げ「自分の目標は兄弟同時で世界王者になること。兄はあと2~3戦すれば世界挑戦できると思うが、自分の階級はそうもいかない。しっかり経験を積んで世界王者になれるように頑張ります」と強い決意を口にした。

序盤1回は、渡辺のカウンターパンチを受ける危険なシーンもあった力石も2回以降は落ち着いて自らの距離感をつかみ、左ストレート、右ボディープロー、左ボディーストレートなどを的確に打ち込み、最後まで試合の主導権を譲ることはなかった。

元WBOアジア・パシフィック同級王者を一方的な形で下した力石は「対戦相手は渡辺選手だったから12ラウンドまでもつ練習ができました。感謝したいと思います」と敬意を表していた。

21年9月22日、チャンピオンベルトを腰に声援に応える矢吹正道

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3度目王座挑戦の阿部麗也が2冠獲得「ボクシング始めた時の最低ラインの目標。満足してない」

リング上で日本、WBOアジア・パシフィック・フェザー級王座ベルトを肩にかける新王者の阿部麗也

<日本フェザー級タイトルマッチ、WBOアジア・パシフィック同級王座決定12回戦>◇15日◇東京・後楽園ホール

3度目のタイトル挑戦となった日本フェザー1位阿部麗也(29=KG大和)が一気に2本のベルトを獲得した。

日本同級王者丸田陽七太(25=森岡)に挑戦。WBOアジア・パシフィック同級王座も懸かった2冠戦で3-0(115-112、116-111、118-109)の判定勝利を収め、2冠王者となった。

4回に丸田の右拳で右目上をカットして流血したが、冷静に対処。サウスポースタイルからノーモーションの左で何度も相手顔面を貫いた。7回にはスピード感十分の左ストレートでダウンを奪取し、展開を支配した。阿部は「ベルトを巻けてほっとしました。でもボクシング始めた時の最低ラインの目標。まだ先を見ているし、満足はしていない」と感慨深げ。リングから下りると長男洸空くん(4)次男璃空叶くん(2)を抱きかかえ、達成感に浸った。

創設15年目でジム初の王者誕生となったKG大和ジムの片渕剛太会長は「正直、泣くほどうれしいかなと思っていたけれど、ヨッシャーというほどではない」と苦笑い。阿部は「1つ形にできて結果が出た。ジム初の期待もある中で取れて良かった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべていた。

日本、WBOアジア・パシフィック・フェザー級王座を手にした阿部麗也(右)。左は所属ジムの片渕剛太会長

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東洋太平洋女子ミニマム級王者千本瑞規が初防衛成功「必ず世界王者に」長井香織に3-0判定勝利

初防衛に成功した東洋太平洋女子ミニマム級王者千本瑞規(左)

<プロボクシング:東洋太平洋女子ミニマム級タイトルマッチ8回戦>

東洋太平洋女子ミニマム級王者千本瑞規(28=ワタナベ)が初防衛に成功した。前日本アトム級王者長井香織(32=真正)の挑戦を受け、3-0(78-74×2、77-75)の判定勝利を飾った。接近戦を仕掛けた挑戦者に対し、左ジャブ、左ボディーで対応。最終8回までペースを崩すことなく、右アッパーやワンツーを打ち込み、ジャッジ3人の支持を得た。

昨年6月、プロ3戦目で東洋太平洋王座を獲得し、安定感ある試合運びでベルトを守った千本は「試合に勝ったことが良かったこと」と安堵(あんど)の表情をみせつつ「ボクシングは難しい。まだまだ課題だらけ。練習と試合をリンクさせるのは難しい」と反省も忘れなかった。

目標は世界王座の獲得を掲げていることもあり「もっと実力を上げて必ず世界王者になりたいと思います」と言葉に力を込めていた。

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【ボクシング】寺地拳四朗「ゼロではない」中谷潤人と対戦の可能性語る「判定かな」

「すみだボクシング祭」のトークショーで共演した中谷(左)と寺地(撮影・首藤正徳)

ボクシングWBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(30=BMB)とWBO世界フライ級王者中谷潤人(24=M.T)が、共演したイベントで将来的な対戦の可能性を口にした。

15日、東京・墨田区総合体育館で開催されたイベント「すみだボクシング祭」でそろってトークショーに出席。スパーリングで何度も拳を交えているという両者は、MCから将来的な対戦を問われるとリップサービス気味に前向きな姿勢をみせた。

他団体との統一戦やフライ級転向による複数階級制覇に興味があるという寺地は「(対戦の)可能性はゼロではない」と言うと、中谷もうなずいた。さらに寺地は「(中谷とは)スパーリングしているので戦った時に想像はついていますね。距離感がいいのでプレスをかけて距離をつぶした方が勝てるかな」とイメージを膨らませた。

試合決着について、寺地が「判定の可能性が高いかな」と付け加えると、中谷は「探る時間は長そうですね。判定かな」と苦笑しながら反応。さらに「僕の優位な身長を生かしていきたい」と寺地戦となった場合の戦略について明かした。1階級違いの世界王者による言葉による拳の応酬に集まったファンも熱心に耳を傾けていた。

寺地は今年3月に矢吹正道(緑)との再戦を制し、世界王座返り咲きに成功。14日には試合後初めてスパーリングも消化したという、また中谷は今年4月、山内涼太(角海老宝石)との2度目の防衛戦で8回TKO撃破し、WBOフライ級王座ベルトを守り、同下旬からジムワークを再開している。

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日本初の世界王者・白井義男さんの貴重な品々展示「すみだボクシング祭」で王座奪取70年記念

「すみだボクシング祭」で日本人初のボクシング世界王者となった元世界フライ級王者の白井義男氏の世界王座奪取70年記念展示が行われ、現役時代に着用したトランクスやリングシューズ、ガウンなどが展示された(撮影・首藤正徳)

「すみだボクシング祭」が15日、東京・墨田区総合体育館で行われ、日本初のボクシング世界王者となった元世界フライ級王者の白井義男さん(享年80)の、「世界王座奪取70年」を記念して、現役時代の貴重な品々が展示された。

白井さんは1952年(昭27)5月19日に東京・後楽園球場で日本人として世界王座に初挑戦。4万人超の大観衆が詰め掛けた中、世界フライ級王者ダド・マリノ(米国)に3-0の判定勝ちを収めて、日本の世界王者第1号になった。

この日は70年にわたり白井家で大切に保管されていた世界戦で着用したトランクスやシューズ、特製ガウン、練習で使用していたグローブ、さらに当時の写真やポスターなどなどが一般公開され、午前10時の開場とともに、大勢の来場者が興味深く鑑賞していた。記念の品々は世界王座を奪取した記念日の19日に“ボクシングの聖地”東京・後楽園ホールでも展示される予定。

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和田まどか2回戦敗退0-5判定負け 減点でリズムつかめず ボクシング女子世界選手権

和田まどか(2022年4月14日撮影)

ボクシングの女子世界選手権は14日(日本時間15日)、トルコ・イスタンブールで行われ、ミニマム級(48キロ以下)2回戦で和田まどか(27=SEBE)が、英国の選手と対戦した

2回にホールディングで減点されるなど、リズムがつかめずに、0-5で判定負けとなった。

和田は14、18年に世界選手権銅メダルを獲得。東京五輪出場を逃して一時は進退を保留していたが、24年パリ五輪を目指して再起。10日(同11日)の1回戦ではイタリアの選手を相手に、左構えから繰り出す右ジャブと左ストレートをヒットして、3-2の判定勝ち。8強進出をかけて今大会2試合目に臨んでいた。

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チャーロが4団体統一「年間最高試合だ」スーパーウエルター級統一戦でカスターニョを10回KO

カスターニョ(左)の顔面にパンチを放つチャーロ(AP)

<プロボクシング:スーパーウエルター級4団体統一12回戦>◇14日(日本時間15日)◇米カリフォルニア州カーソン

WBAスーパー、WBC、IBF世界スーパーウエルター級王者ジャーメル・チャーロ(31=米国)が同階級初、史上8人目の4団体統一に成功した。WBO世界同級王者ブライアン・カスターニョ(32=アルゼンチン)と4本のベルトを懸けて拳を交え、10回2分33秒、KO勝利を飾った。

序盤からカスターニョの圧力に押されていたものの、足を使いながら右強打を確実にヒットさせて中盤まで競り合うと、10回に勝負を決めた。左フックで1度目のダウンを奪ったチャーロは、立ち上がったWBO王者に右強打、左フック、左ボディーで追撃し、最後にキャンバスに沈めた。

昨年、激闘の末に引き分けとなったカスターニョとの再戦をKOで制したチャーロは「素晴らしいショーをみせることができた。すべてを出し切れた。ついに4本のベルトを統一したぞ。神のおかげ、感謝している。本物のボクシングをみせられた」と満足げ。カスターニョから「彼の右拳にやられた。彼こそ王者だ」と認められると、チャーロは「これが年間最高試合だ」と感慨に浸っていた。

同階級では初の4団体統一王者の誕生となる。過去、世界主要4団体となって以降、04年にバーナード・ホプキンズ(ミドル級)、05年にジャーメイン・テイラー(ミドル級)、17年にテレンス・クロフォード(スーパーライト級=すべて米国)、18年にオレクサンドル・ウシク(クルーザー級=ウクライナ)、20年にテオフィモ・ロペス(ライト級=米国)、21年5月にジョシュ・テイラー(スーパーライト級=英国)が達成。同11月には世界的人気スターのサウル・アルバレス(スーパーミドル級=メキシコ)が4団体統一を達成している。

カスターニョ(右)に左を決めるチャーロ(AP)
チャーロ(左)にボディブローを決めるカスターニョ(AP)

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亀田興毅会長が仕掛けた「3150FIGHT」出場へ若手サバイバル戦「選手1人1人が主役」

3150ファイトクラブの亀田興毅会長

<ボクシング:ノンタイトル戦>◇14日◇大阪・豊中市の176BOX

元世界3階級制覇王者で3150ファイトクラブの亀田興毅会長(35)が新たに仕掛けた興行が行われた。

「3150FIGHT~SURVIVAL~VOL.0」と銘打たれた。若手ボクサーが、大きな舞台に立つためのサバイバル戦。8月14日にエディオンアリーナ大阪のメインアリーナで予定する「3150FIGHT」の出場権をかけて戦う、実験的でもある興行だった。

興毅会長は「今、選手のリングがない状態。この大会はみんなに見てもらいたい。選手1人1人が主役」と力説する。メインの竹嶋宏心(3150ファイトクラブ)と山崎海斗(六島)の契約58・0キロ8回戦は、山崎の判定勝ち。勝者の山崎は「長所の右ストレートやフックの返しなどが出せた」と振り返った。

興毅会長は「3150FIGHTは(今回より)華やかな大きい舞台。どれだけのことをするか見ていてほしい」。コロナ禍にあっても負けず、ボクシング界の発展のためにいろいろと仕掛けていく。その第1弾で手応えを得た。次回大会からは「会長」ではなく「創立者」を意味する「ファウンダー」と肩書を変える。興毅ファウンダーは今後も「パイオニア」であり続ける。【波部俊之介】

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力石政法と渡辺卓也が共に前日計量クリア 力石勝てば初タイトルに「渡辺選手に勝つことに価値」

東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦に向けた計量クリアした力石(左)と渡辺

プロボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級6位力石政法(27=緑)がタイトルに初挑戦する。15日、東京・墨田区総合体育館で同級3位渡辺卓也(33=DANGAN AOKI)との同級王座決定戦に備え、14日には都内で前日計量に出席。リミット(58.9キロ)よりも100グラム少ない58.8キロでパス。渡辺はリミットでクリアした。

勝てば初タイトルとなる力石だが「王座決定戦なので、価値はそんなに感じてない。それよりも国内トップで(プロ50戦目と)実績ある渡辺選手に勝つことに価値があると思っています。明日は圧倒して勝ちます」と集中力を研ぎ澄ませた。

今回もセコンドには、現役続行を表明したばかりの前WBC世界ライトフライ級王者の兄矢吹正道(緑)が加わるという心強いサポートがある。力石は「かなり刺激されるし。兄なので安心感もある」と感謝しながらリングに立つ。

一方、渡辺にとってはプロ50戦目、所属ジム主催興行DANGAN250大会と区切りの多いタイトル戦となる。元WBOアジア・パシフィック同級王者でもある実績十分の渡辺は「節目の50戦目なので勝ちたいし、区切りの多いタイトル戦になり、きりがいいなと思っています。気持ちは高まります」と口調を強めていた。

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フェザー級王者丸田陽七太「自分のボクシングをすればいい」V2戦&2本目ベルトへ計量パス

日本、WBOアジア・パシフィック・フェザー級タイトルマッチに向けて計量パスした日本王者丸田(左)と挑戦者の同級1位阿部

プロボクシング日本フェザー級王者丸田陽七太(25=森岡)がV2防衛成功と2冠目を狙う。

15日、東京・墨田区総合体育館でWBOアジア・パシフィック同級王座決定戦も兼ねた日本同級1位阿部麗也(29=KG大和)との2度目の防衛戦を控える。14日には都内で前日計量に臨み、リミット(57・1キロ)よりも300グラム少ない56・8キロでクリア。阿部は57・0キロでパスした。勝てば2冠王者となる丸田は「自分のボクシングをすればいい。力まず、1発狙いになりすぎず、本来のボクシングをしたい」と平常心を貫いた。

支援者から届いた高知県のかつお「竜馬のたたき」を2週間前に口にしたとし「おいしかったですね。体重調整でもみなさんに協力していただいている」と感謝。メインを務める興行DANGAN250大会はABEMA格闘チャンネルで生配信開始され、240人ほどの応援も会場に駆けつける予定で「丸田陽七太がボクシングを楽しんでくださっている姿を見に来てくれると思う。自分も楽しみたい」とリラックスした表情を浮かべた。

一方、3度目のタイトル挑戦となる阿部はボクシング専門サイトなどによる戦前予想が4対6、あるいは3対7と劣勢であることを明かし「予想が不利なのが燃える。周囲の期待を覆し、丸(田)ちゃんには負けてもらう。阿部政権にします。阿部劇場をみせたい」と気合十分だった。

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日本人初のボクシング世界チャンピオン 白井義男さんの世界奪取70周年を記念した特別展示開催

14回、白井義男さん(右)の右ショートストレートがマリノのアゴにヒット(1952年5月19日撮影)

1952年5月19日、日本人初のボクシング世界王者となった白井義男さんの世界奪取から70周年を記念した特別展示が開催される。

15日、東京・墨田区総合体育館で行われるボクシング興行DANGAN250大会と同時開催の「すみだボクシング祭り2022」で、白井さんが使用した世界戦用ガウン、トランクス、練習用のグローブ、シューズのほか、タイトル獲得時のポスター、写真などが公開される。時間は午前10時~午後4時まで墨田区総合体育館3Fサブアリーナで、入場料は無料となる。

また19日、東京・後楽園ホールで開催されるボクシング興行DANGANオール4回戦(東日本新人王予選)でも特別展示が決定。午後5時30分からの開場に合わせ、後楽園ホールロビー殿堂コーナーで公開される。興行の観戦チケット(VIP8000円、指定A席5000円)が必要となる。

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ボクシング中谷正義が6・13に約1年ぶり再起戦 「久々の日本での試合なのでうれしい」

約1年ぶりの再起戦に臨むことが決まった元東洋太平洋ライト級王者中谷正義(帝拳ジム提供)

プロボクシング元OPBF東洋太平洋ライト級王者の中谷正義(33=帝拳)が6月13日、東京・後楽園ホールで開催される第613回ダイナミックグローブで約1年ぶりの再起戦に臨むことが13日、発表された。

メインイベントの137ポンド(約62・14キロ)契約10回戦で、フィリピン・ライト級2位ハルモニート・デラ・トーレ(フィリピン)と拳を交える。WBC世界同級13位でもある中谷にとって、昨年6月に米ラスベガスで元3団体統一同級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)とのライト級10回戦で9回TKO負けを喫して以来のリングとなる。

国内試合が18年12月以来となる中谷は所属ジムを通じ「久々の日本での試合なのでとてもうれしいです」と歓迎。再起戦の相手トーレに対し「試合映像は見ましたが、フィリピンに多いガンガン前に出てくるファイタータイプではなく、割ときれいなボクシングをしていると感じましたが思い切ったパンチも振ってくるタイプとも感じたので前半は特に集中していかないといけないと感じています」と警戒している。

19年7月にIBF世界同級挑戦者決定戦、20年12月にWBOインターコンチネンタル同級王座決定戦、21年6月のロマチェンコ戦と米国で3連戦を経験したことを受け「大きな試合が続いたあとの復帰戦ですが日本のリングに上がるチャンスを頂きました。こういう試合の時にポカをする、もしくはふがいない試合をする選手も見てきているのでしっかりと丁寧な試合をしたいと考えています。次の試合につながらない、チャンスが遠のくような試合にせず、自分の力を証明しながらしっかりと勝てるボクシングをしたいと思います」などと気持ちを引き締めていた。

また同興行セミファイナルには日本ウエルター級王者小原佳太(三迫)の負傷により承認された日本同級暫定王座決定戦に元王者の永野祐樹が出場し、小畑武尊(ダッシュ東保)と対戦する。若手ホープの中野幹士、福井勝也、ラスベガス・デビュー戦をクリアした村田昴、B級プロテストを合格した金子虎旦(すべて帝拳)が6回戦デビューに臨むなど次世代ボクサーたちの試合が組まれている。なお全カードは次の通り。

★第613回ダイナミックグローブ★

◇メインイベント:137ポンド契約10回戦=元東洋太平洋ライト級王者中谷正義(帝拳)-ハルモニート・デラ・トーレ(フィリピン)

◇セミファイナル:日本ウエルター級暫定王座決定戦=同級1位永野祐樹(帝拳)-同級2位小畑武尊(ダッシュ東保)

◇第5試合:フェザー級8回戦=東洋太平洋同級9位中野幹士(帝拳)-フィリピン・フェザー級5位ファニト・パレデス(フィリピン)

◇第4試合:スーパーバンタム級8回戦=日本同級18位福井勝也(帝拳)-フィリピン・バンタム級5位ジェイソン・ブエナオブラ(フィリピン)

◇第3試合:バンタム級6回戦=村田昴(帝拳)-ジョン・マーク・ティフ(フィリピン)

◇第2試合:フェザー級6回戦=金子虎旦(帝拳)-タイ・スーパーバンタム級9位パシス・ウィセッソ(タイ)

◇第1試合:東日本新人王予選スーパーフライ級4回戦=高橋秀太(角海老宝石)-宇野楓麻(花形)

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井上尚弥、アルバレスの試合見ず「特別な存在とも思っていない。ああ負けたんだぐらい」一問一答

山川健太(左)とのスパーリングに取り組むWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥

プロボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が12日、横浜市内の所属ジムで8回のロングスパーリングを消化した。6月7日、さいたまスーパーアリーナでWBC世界同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦に備え、「ミライモンスター」松本圭佑、高校総体覇者のルーキー山川健太の同門2人とそれぞれ4回、拳を交えた。

ドネア戦まで残り1カ月を切った現在の調整状況、元WBC世界バンタム級暫定王者の弟拓真との2年7カ月ぶりの興行同時出場、1階級上の王者ビボル(ロシア)に敗れた4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)について、4団体王座統一に向けた意識などを語った。主な一問一答は次の通り。

    ◇    ◇    ◇

-試合まで1カ月を切りました

井上「心境は変わらず、いつも通りです」

-海外勢とのスパーリングも1週間経過しました

井上「タイミングが違うし、いいものがありますね。こうやってフィリピンから来てもらってスパーリングするのは、19年11月のドネア戦以来ですから。2年半ぶりになりますか。日本人にはないようなタイミングを持っているのでいいです。同じ日本人同士だと慣れてしまうこともあるので。今は思い切りやれることもいいです」

-弟拓真選手とも2年7カ月ぶりの同じ興行出場

井上「もちろん試合は結果がつきものなので、何とも言えないですが、試合までに一緒の気持ちでトレーニングしていけるのは、すごくプラス面になっています。何か一緒に話すことはないですが、やはり普段のトレーニングの熱量が違います。切磋琢磨というか、拓真の試合に向けて、自分の試合に向けて活性化するという感じがします。もちろん刺激もあるし、相乗効果はあります」

-いとこ浩樹選手の復帰も刺激

井上「幼少期から一緒にやってきたので、違った良いものがありますね。やはり頼れる存在が身近にいて一緒にやれることが自分には大きなプラス面になっています。3人で練習して試合するのは久しぶりなので」

-アルバレスの試合は見ましたか

井上「見ていないです。階級も違いますし、あまりカネロ選手に注目はしていないので。特別な存在とも思っていないです。ああ負けたんだ、というぐらいです。階級を上げていけば、階級の壁はあると思います」

-自分自身の階級アップについては

井上「もともと自分は階級を上げるのは難しいことだと思ってやってきました。自分自身、慎重に階級を上げてきた部分がある。ただカネロ選手が言っていた『みんなが恐れることをやりたい。挑戦したい』という言葉は、自分も今後、限界に挑んでいくということも踏まえると、すごい良い言葉だなと思いました。階級を上げるというのは、どうしても骨格とかサイズの差は出てきてしまう。その問題をクリアできるか、できないか。自分のやれる範囲内で挑戦していきたいと思っています」

-現在の調整は

井上「モチベーションが高い中でのバンタム級の調整はすごくうまくいっている。モチベーションさえあれば、自分にはバンタム級が一番適正階級だなと思う。その中でスーパーバンタム級も無理な階級ではないので、いつか挑戦したいなと。それがいつになるかは…」

-減量は

井上「はい、順調です。いつも通りにやっています。先の話になりますが、もしドネア戦をクリアすれば(WBO世界同級王者)バトラー戦など、そこは選択肢は広がると思っています。今はドネア戦に集中して、その先に進めればと思っています」

-WBO王者が変わった

井上「試合が組めれば、自分は誰でも良いと思っています」

-最近はスーパーバンタム級転級の話が多かった

井上「もともと4団体王座統一戦は選択肢として外していないです。4団体王座統一戦はやれるものならやりたいと思っていますから。やれる可能性も高いと思っています。(大橋秀行)会長とも話していますが、イギリスに行ってもいいと思っています」

松本圭佑(左)とのスパーリングを消化したWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥
太田光亮トレーナー(右)とのミット打ちに取り組むWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥
上半身裸になってシャドーボクシングに取り組むWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥

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井上尚弥、ドネア戦後のプラン語る「英国に行ってもいい」年内4団体統一戦へ敵地乗り込む姿勢も

上半身裸になってシャドーボクシングに取り組むWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥

プロボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が年内の4団体王座統一戦実現へ、WBO世界同級王者ポール・バトラー(33=英国)の本拠地に乗り込む姿勢を示した。

6月7日、さいたまスーパーアリーナで、WBC世界同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦に備え、12日に所属ジムで練習し、8回のスパーリングなどを消化。ドネア戦クリア後、WBO新王者バトラー(33=英国)の本拠地で4本のベルトを統一することも視野に入れていることを明かした。

「先の話になりますが」と前置きしながら、井上はドネア戦後のプランを口にした。2度の失態で王座剥奪されたジョンリール・カシメロ(フィリピン)に代わり、WBO王者がバトラーに代わったことを受け「ドネア戦をクリアすれば、バトラー戦など選択肢は広がると思っています。今はドネア戦に集中して、その先に進めればと思っています」と目を輝かせた。

既に所属ジムの大橋秀行会長(57)とも4団体王座統一戦について話し合っているという。約2年1カ月ぶりの国内世界戦となった昨年12月のアラン・ディパエン(タイ)戦の勝利後、スーパーバンタム級への転級に関する発言が多かった。「そもそも4団体王座統一戦は選択肢として外していないです。やれるものならやりたいと思っています」と強調した。

バトラーは昨秋、米プロモートのプロベラム社と契約を結んだ。ドネアと同じプロモート会社となるため、井上は「やれる可能性も高いと思っています。(大橋秀行)会長とも話していますが、英国に行ってもいいと思っています」とやる気満々。井上の発言を受け、大橋会長も「次の次の話になりますが、もしドネア戦をクリアすれば(4団体王座統一戦を)日本でも海外でもやりたいと思っています」と付け加えた。

約2年7カ月ぶりとなるドネアとの再戦まで1カ月を切った。日本人初の3団体王座統一戦に向け、平常心を貫きつつ「モチベーションが高い中、バンタム級の調整はうまくいっている。モチベーションさえあれば、バンタム級が1番の適正階級だなと思う」とうなづいた。バトラーからも4団体統一戦のラブコールがある。年内の4団体王座統一戦を意識しつつ、井上はドネアとの再戦を制することに集中している。

【イラスト】WBAスーパー、IBF、WBC、WBO、4団体王座統一
松本圭佑(左)とのスパーリングを消化したWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥
山川健太(左)とのスパーリングに取り組むWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥
太田光亮トレーナー(右)とのミット打ちに取り組むWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥

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元世界王者の奥田朋子ら堺春木ジムの選手、会長が永藤英機市長を表敬訪問「今後は海外を視野に」

堺市役所を訪問した元女子世界王者の奥田(左)と堺市の永藤市長(堺春木ジム提供)

元WBO女子世界スーパーフライ級王者の奥田朋子(39)ら堺春木ジムの選手、春木博志会長が12日、大阪・堺市役所を訪れ、永藤英機市長を表敬訪問した。

20年12月に奥田が世界タイトルをとった際に「堺市栄誉賞」を受賞も、その後のコロナ禍で訪問がかなわなかった。

奥田は「今後は海外を視野に入れて試合を考えていきたいです」と語った。

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ボクシング2王座戦はABEMA生配信 格闘チャンネルで午後0時45分開始、大会全試合無料

15日のDANGAN250大会のPR画像(DANGAN提供)

15日のプロボクシングWBOアジア・パシフィック、日本フェザー級タイトルマッチ12回戦、東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦(東京・墨田区総合体育館)がABEMAでライブ配信されることが12日、発表された。2カードはいずれもボクシング興行DANGAN250記念大会として開催され、ABEMA格闘チャンネルで午後0時45分から生配信開始、全試合無料となる。

メインでは日本フェザー級王者丸田陽七太(25=森岡)が阿部麗也(29=KG大和)との2度目の防衛戦を迎え、WBOアジア・パシフィック王座も懸けられる。セミファイナルでは、前WBC世界ライトフライ級王者矢吹正道の弟で力石政法(27=緑)が渡辺卓也(33=DANGAN AOKI)との東洋太平洋スーパーフェザー級王座を懸けて拳を交える。力石は同級6位、渡辺は同級3位にランクされている。

また同会場に隣接するサブアリーナでは墨田区主催の「すみだボクシング祭り2022」が午前10時より開催される。イベントには東京オリンピック(五輪)女子フライ級銅メダルの並木月海をはじめ、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(三迫)、WBO世界フライ級王者中谷潤(M.T)らが登場する。

15日のすみだボクシング祭のPR画像(DANGAN提供)

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元世界3階級制覇の田中恒成「早く世界戦のリングに戻りたい」久々の後楽園に

田中恒成(2020年9月11日撮影)

元世界3階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級3位の田中恒成(26=畑中)が12日、名古屋市内のジムからオンラインで会見した。

20年12月に4階級制覇をかけた同級王者の井岡一翔(志成)との一戦で初黒星を喫した。昨年12月に再起を果たし、6月29日に後楽園ホールでWBOアジアパシフィック同級王者の橋詰将義(28=角海老宝石)と同タイトルをかけて対戦する。

まずはジムの畑中清詞会長が会見に応じた。

-試合が決まった経緯は

畑中会長 (プロモーターの)大橋会長からオファーを先月に受けた。そのとき、田中は米国に行っていた。ラインで送ったら「了解しました」とのことで決定しました。今の状態は肝も据わって無事に帰国したのでやってくれると思う。ラインで「度肝を抜く試合を」と打ったら「任してください」と返ってきた。

-今後の展望

畑中会長 この階級は選手がそろっている。WBOは(王者が)井岡くんなので動向を見ながら。WBA、WBCはなかなかビッグなネーム。(IB)Fと(WB)Oで考えてます。

◆世界スーパーフライ級王座の現状 WBO=井岡一翔(志成)、WBAスーパー王者=ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、正規=ジョシュア・フランコ(米国)、WBCフランチャイズ=エストラーダ、正規=ジェシー・ロドリゲス(米国)、IBF=フェルナンド・マルチネス(アルゼンチン)

◇ ◇ ◇ ◇

続いて田中

-現状について

田中 これから緊張感が高まっていくと思う。心身ともに調整していきたい。

-橋詰選手の印象は

田中 正統派のサウスポーと思う。ここまで20戦近く(19勝=11KO=2分け)負けていないのも魅力。

-米国では

田中 3月上旬から4月にラスベガスへ。(指導はトレーナーの)イスマエル・サラスの言うことだけ。バランスです。自分のよさを取り戻そうとしている。スパーリングでも変化あり、よかったと思う。いろんな国の人が集まり、本当に多国籍。刺激は受けました。向こうでの練習は持ち帰りました。

-サラス・トレーナーから感じたことは

田中 どんなことを聞けるかと思って行ったのと、強い選手がたくさん集まるので刺激を受けに行った。モチベーションは高まったんで、それで動きはかなり変わった。(井岡のトレーナーでもあるが)その点においては自分も考えたけど、望んで行きました。自分が強くなるためだけに行った。今後どうなるかは考えていないです。最終的にはエストラーダにたどり着きたいのでどの団体でも、早く世界王者になりたい。

-会長へ気合のラインを

田中 会長が望む、それ以上に圧倒して勝ちたい。今回は世界戦に向けて大切な試合。無敗のアジアのチャンピオンを倒せば、自分の力の証明にもなるはず。

-久々の後楽園となるが

田中 懐かしい思いはある。ただこの舞台は自分にふさわしくない。早く世界戦のリングに戻りたいと思っている。

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世界ランカー三代大訓が初海外戦で判定勝利 豪メディア高評価「なんというパフォーマンス」

11日のオーストラリアでライト級8回戦に臨むIBF世界同級13位三代は現地で写真撮影(ワタナベジム提供)

<プロボクシング:ライト級7回戦>◇11日◇オーストラリア・ニューカッスル

IBF世界ライト級13位三代大訓(27=ワタナベ)が初海外マッチで勝利を飾った。フランシス・チュア(オーストラリア)との同級7回戦に臨み、2-1の判定勝利を収めた。現地オーストラリアのメディアからも「ワールドクラスの選手。なんというパフォーマンスだろう」などと評価されていた。

また日本バンタム級ユース王者富施郁哉(23=ワタナベ)は、日本未公認となるWBOスーパーバンタム級オリエンタル王者サム・グッドマン(オーストラリア)に挑んだが、逆転の判定負け。IBFインターコチネンタル同級王座決定戦も懸かったメインイベントのリングに上がり、3回にダウンを奪ったものの、0-3(91-98×3)の判定負けで、接戦を制することはできなかった。

11日にオーストラリアで日本未公認の地域タイトル2冠戦に臨む日本バンタム級ユース王者富施は現地で写真撮影(ワタナベジム提供)

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井上尚弥6・7ドネア戦チケット一般販売は14日スタート 大橋ジム公式サイトより購入可能

WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋ジム提供)

ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が6月7日、さいたまスーパーアリーナで臨むWBC世界同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体統一戦のチケット一般販売は14日スタートと11日、発表された。大橋ジム公式サイトより購入可能。

19年11月の階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ・バンタム級決勝以来の再戦となる井上-ドネア戦がメインとなり、セミファイナルでは元WBC世界同級暫定王者の弟拓真(26=大橋)がWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王者として日本同級王者古橋岳也(34=川崎新田)との王座統一戦に臨む。井上兄弟そろい踏み興行も2年7カ月ぶりとなる。

また同興行ではWBOアジア・パシフィック王座も保持する日本スーパーライト級王者平岡アンディ(25=大橋)が同級8位赤石俊(29=マナベ)との2度目の防衛戦を控えている。

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