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ボクシングニュース

王者京口紘人「あの展開に」ロマゴンの域で完勝狙う

トレーニングを公開し、スパーリングする京口(撮影・鈴木みどり)

ボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(25=ワタナベ)が圧倒の凱旋(がいせん)防衛を狙う。10月1日にエディオンアリーナ大阪で同級1位久田哲也(34=ハラダ)とV2戦を控え、19日に都内のジムで公開練習した。

3回のスパーリングでは法大からプロ転向する多田翔真(24)を圧倒し、2回途中でセコンドが1度中断させたほど。京口は「出した力は6割くらい」と、好調ぶりをアピールした。

13勝(9KO)とミニマム級時代から自慢はパワーだったが、「新しい自分を見せたい」と今回は技術をみがいてきた。「防御はいつも以上に意識している。ウィービングやブロッキング。接近戦での技術やいろんな角度からのパンチとか。細かい作業にこだわって、引き出しを増やしてきた」と話す。

久田はたたき上げから16年、46戦目で初挑戦となった。京口とは好対照だ。「国内トップの相手だが、世界は違うところを見せたい。いろんな引き出しで1枚も2枚も上で、すべてに上回る」と圧勝を期す。「プラン通りにいけば、中盤以降には倒せる」と自信満々だ。

理想は中学時代に見た英雄になったローマン・ゴンサレス(ニカラグア)。08年とまだボクシングを始めてまもなくだった新井田豊のV8戦に、4回TKOで完勝した試合を見た。「一発とか豪快ではなく、詰め将棋のよう。見ほれた。あの展開に持っていければ」と完勝を狙う。

大阪では3度目だが、世界戦では初の地元開催となる。応援団も前回の倍となる約700人以上が駆けつける。地元のファンに2階級制覇王者に成長した実力を示すつもりだ。

トレーニングを公開し、ファイティングポーズを取る京口(撮影・鈴木みどり)
トレーニングを公開し、ファイティングポーズを取る京口(中央)。左は渡辺会長、右は井上トレーナー(撮影・鈴木みどり)
公開練習を行った京口(撮影・佐藤勝亮)
トレーニングを公開し、スパーリングする京口(撮影・鈴木みどり)

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村田諒太「男の生き様」「負けの歴史」少年院で熱弁

少年院生の質問に応じるWBA世界ミドル級王者村田諒太

ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が失敗から学び、成功をつかみ取った「男の生き様」を少年院生たちに熱弁した。19日に千葉・八街少年院を訪問。約1時間30分にわたる講演を行った。中学時代に2度もボクシングを辞めてしまったこと、高校、大学ともにデビュー戦とラストマッチで黒星を喫していたことを明かし「負けの歴史なんです。負けという単体は良いことではないが、負けたままで終わらなければいい」と熱い口調で自らの思いを伝えた。

中学3年時に「ボクシングを続けたい」と決断した自らのエピソードを交えながら「人にはうそをつくことができるけれど、自分の心はごまかせない。中学時代、プロの日本ランカーとスパーリングしてボコボコにされたけれど自分で決めたことだから辞めなかった。辞めないで続けたこと。これがボクの人生の誇りです」と強調。自分で決断し、継続することの大切さも訴えた。

12年ロンドン五輪で金メダル獲得し、13年にプロ転向。最初の3年間は勝利しても納得いく内容をみせることができなかった当時の心境も伝えた。「ダサかった内容の試合を良く見ましたね。2分ぐらいで見たくなくなるけれど、嫌な思いをしてみた。自分の弱さと向き合って軌道修正できたし、成長できました。最悪なことが出たら簡単。反対なことをすればいいのだから」と語りかけた。

昨年6月、東京・府中少年院での講演して以来となったこの活動は「HERO’S」と呼ばれる更生支援プロジェクト。村田はアンバサダーとして活動し、2度と非行を繰り返さない強い気持ちを持ってもらうことを目的としている。「大まかな言いたいことは決めていましたが、あとは感情に任せました」と振り返った村田は「ボクの話を聞いてくれたと思います。あとは彼らが行動してくれるかです」と期待。熱心に耳を傾けてくれた少年院生たちと「勇気とは行動である。ボクシングで勇気を見せないといけない」と約束し、年末に予定される初防衛戦に向けて気合を入れ直していた。

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岡沢セオンが準々決勝進出 ボクシング世界選手権

<ボクシング男子:世界選手権>◇17日◇ロシア・エカテリンブルク

ウエルター級で第7シードの岡沢セオン(鹿児島県スポーツ協会)が3回戦でアルジェリア選手に5-0で判定勝ちし、準々決勝に進んだ。

23歳の岡沢は18日の準々決勝で勝てば、日本勢ではミドル級で2011年に準優勝の村田諒太以来となる4人目のメダル獲得が決まる。(共同)

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清田亨が判定負け「チャンスをいただいたのに…」

日本ランカーの三瓶(左手前)とあいさつを交わす清田

<プロボクシング:59・5キロ契約8回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール

大橋ジムのライト級ホープ清田亨(24)は日本ランカーに連敗を喫した。セミファイナルで、日本同級9位三瓶数馬(24=協栄)と拳を交え、1-2の判定負けを喫した。

序盤から手数多く攻め込み、右ストレートや右フックをヒットさせた。終盤には積極的に打ち合ったものの、あと一歩届かなかった。

今年5月に日本ライト級10位粕谷雄一郎(角海老宝石)にも0-2の判定負けを喫しており、またも日本ランク入りのチャンスを逃した。清田は「せっかく(大橋)会長からチャンスをいただいたのに生かせなかった。また次に頑張りたい」と反省していた。

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桑原拓勝利「年内にもう1試合」世界ランク入り濃厚

プロ6戦目でメイン登場し、世界ランカーを下した軽量級ホープの桑原拓

<プロボクシング:51キロ契約体重8回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール

ボクシング「井岡2世」桑原拓(24=大橋)がプロ6戦目で世界ランカーを撃破した。

17日、東京・後楽園ホールでWBC世界ミニマム級13位、IBF同級12位ジョナサン・レフジョ(26=フィリピン)と51キロ契約体重8回戦で拳を交え、3-0の判定勝ちを収めた。メインに抜てきされた重圧の中、7回には右アッパーでダウンも奪った。

4階級制覇王者井岡一翔と同じ興国高-東京農大と進んだ軽量級ホープ。これで世界ランク入りも濃厚となり「あと年内にもう1試合やりたい」と意欲を示した。

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井岡2世・桑原拓「収穫」世界ランカーを初めて撃破

プロ6戦目でメイン登場し、世界ランカーを下した軽量級ホープの桑原拓

<プロボクシング:51キロ契約体重8回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール

軽量級のホープ桑原拓(24=大橋)が世界ランカーを初めて撃破した。WBC世界ミニマム級13位、IBF世界同級12位ジョナサン・レフジョ(26=フィリピン)と拳を交え、3-0の判定勝利で初めて任されたメインを締めくくった。17年に現WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)と東洋太平洋ミニマム級王座を争った経験豊富な世界ランカーに対し、2回以降に5連打、7連打、8連打と猛ラッシュ。7回には右アッパーでダウンを奪った。「世界ランキングに入る選手に完勝できたことは収穫」と口にした。これで通算戦績は7勝(4KO)無敗となった。

4階級制覇王者井岡一翔と同じ興国高-東京農大に進み「井岡2世」と呼ばれる。これで世界ランク入りも濃厚だ。所属ジムの大橋秀行会長は「ディフェンスが良い相手だったので判定でも良いとは話していた。ただこのペースなら7、8回で仕留めないと軽量級では人気が出ないから」と注文も忘れなかった。

12月2日、東京・後楽園ホールに次戦が予定される桑原は「コンビネーション(パンチ)の中で、10の力で倒せるパンチも打っていかないといけない。(同門の)井上尚弥さんの体の強さなどを見て勉強したい」と課題を口にした。大橋会長は「来年には何かしらのタイトルに挑ませたい。日本、東洋太平洋、WBOアジア太平洋のいずれかで」と将来性に期待を寄せていた。

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井上尚弥の弟拓真が過酷合宿「2人に負けられない」

弟拓真(左)と並んでダッシュする井上尚弥

ボクシングWBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(23=大橋)が過酷トレでメンタル強化を図り、王座統一戦に臨む。

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ決勝を控えるWBA・IBF世界バンタム王者井上尚弥(26)とともに11月7日、さいたまスーパーアリーナでWBC正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(33=フランス)との王座統一戦を控えR。17日には長野・軽井沢で兄尚弥、いとこで日本スーパーライト級王者の浩樹(27)と3人で走り込み合宿を開始。「他の2人には負けられないところはあります」と負けず嫌いな一面をのぞかせた上で「今日は最初に5キロを走った後、さらに10キロを走るとは知らなかったので…。これがメンタルトレになると思います。受け入れてやりますよ」と気合を入れ直していた。

軽井沢合宿を開始したWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(左端)、日本スーパーライト級王者井上浩樹(中央)、WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真
いとこ浩樹(右端)、弟拓真(左端)とダッシュメニューをこなす井上尚弥

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辰吉寿以輝、プロ13戦目は12月「倒して勝つ」

プロ13戦目へファイティングポーズの辰吉寿以輝

元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(49)の次男、寿以輝(23=大阪帝拳)のプロ13戦目が17日、大阪市内の所属ジムで発表された。寿以輝はこれまで12戦全勝(8KO)。

12月17日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で日本バンタム級5位の中村誠康(27=TEAM10COUNT)とスーパーバンタム級(リミット55・3キロ)の契約ウエートで8回戦を行う。勝てば日本、東洋太平洋の上位ランク入りは確実。ジムの吉井寛会長も「来年に向けて節目の試合になる」と明言した。

寿以輝は「決まってうれしい。(相手がランク)上でいいです。気持ちで負けない。自分の方がパンチあると思う。必ず倒して勝ちます」。1階級下、父親の代名詞といえるバンタム級でも戦えるとしながら「階級にこだわりは全然」。チャンスがあるところで、世界へのステップを駆け上がっていく。

プロ13戦目の会見に臨む辰吉寿以輝。右は大阪帝拳の吉井会長

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井上尚弥、米トップアマとスパー「五輪いけるかも」

軽井沢合宿を開始したWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(左端)、日本スーパーライト級王者井上浩樹(中央)、WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真

ボクシングWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が20年東京五輪出場に意欲!? WBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)とのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)に備え、17日から長野・軽井沢合宿に入った井上は10日から2度、3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(31=ウクライナ)の練習パートナー、ジャフェスリー・ラミド(19=米国)とスパーリングを消化したことを明かした。

20年東京五輪米国フェザー級代表候補のラミドは10月から国内予選会を控えており、スパーリング内容はハイレベルになっているという。

井上は「海外のトップアマ選手とやるのは18歳の時以来でしたが、追ってもいけるし、ボクシングもいける。差はないですけど、競り勝つところもある」とプロ入り後の自らの成長ぶりを実感した様子。「今年、五輪いけるかも」と冗談交じりに口にした。

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井上尚弥、ドネアとの判定決着も想定し走り込み合宿

弟拓真(左)と並んでダッシュする井上尚弥

ボクシングのWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が判定決着を想定した走り込み合宿に突入した。11月7日、さいたまスーパーアリーナで5階級制覇王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)とのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝を控え、17日には長野・軽井沢でキャンプをスタート。午前練習では15キロを走り、過酷なダッシュメニューを消化した。

今回の合宿テーマについて井上は「ちょっと長いラウンドに備えて長距離のランニングメニューになる。長丁場を想定している」と12回のフルラウンドを意識して走り込むことを明かした。通常の合宿で組み込まれている階段ダッシュなどをしない代わりに「平面を走って心肺機能も上げていきたい」という。

昨年5月、WBA世界バンタム級王座を獲得したマクドネル(英国)戦で1回TKO勝ちを収めたことを皮切りに同級では3試合で計4回(441秒)しか戦っていない。フィジカル面を担当する高村淳也トレーナーは「今回はスタミナ強化になる」と説明。20日までの3日間で1日30キロ、計90キロを走るプランを組んでいるという。

井上は「練習メニューについては話し合って決めています。暑いとトレーニングに集中できないので、こっち(軽井沢)はトレーニングに最高ですね」と過酷な合宿を乗り切る意欲を示していた。

軽井沢合宿を開始したWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(左端)、日本スーパーライト級王者井上浩樹(中央)、WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真

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清田亨「同じ轍踏まない」2度目の日本ランカー挑戦

日本スーパーフェザー級9位三瓶(左)に挑む清田

プロボクシング・ライト級の清田亨(24=大橋)は2度目の日本ランカー挑戦を迎える。

17日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル(日刊スポーツ後援)のセミファイナルで、日本同級9位三瓶数馬(24=協栄)との59・5キロ契約体重8回戦に挑む。16日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、59・3キロでクリア。三瓶は59・4キロでパスした。

今年5月に日本ライト級10位粕谷雄一郎(角海老宝石)に挑んだが、0-2の判定負けを喫した。日本ランク入りへの再挑戦となるため「今回は絶対に勝たないといけないです。状態も今までで一番良いです」と燃える。打ち合いを得意とする三瓶との試合展開をイメージしながら「最後は結局、気持ちだと思う。前回も最後は気持ちの勝負だったので。もう同じ轍は踏まないようにしたい」と集中力を研ぎ澄ませていた。

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井岡2世の桑原拓、世界ランク入り「決めたい」

WBC世界ミニマム級15位レフジョ(左)とメインイベントで拳を交えるホープ桑原

プロボクシング軽量級ホープの桑原拓(24=大橋)がプロ6戦目で世界ランキングの獲得を狙う。

17日に東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル(日刊スポーツ後援)のメインでWBA世界ミニマム級13位ジョナサン・レフジョ(26=フィリピン)との51キロ契約体重8回戦に挑む。16日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、桑原はリミット、レフジョは50・0キロでパスした。

4階級制覇王者井岡一翔(Reason大貴)と同じ興国高-東京農大のルートを進み、「井岡2世」と呼ばれる桑原は初のメインイベント抜てき。「うれしいと同時にプレッシャーも感じましたが、今は気合が入っています」と責任感を口にした。IBFでも12位にも入るレフジョに勝てば、世界ランク入りする可能性は高いだけに「この、いただいたチャンスで決めたい」と意気込んだ。

キャリア32戦でサウスポーのレフジョは17年4月に現WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)と東洋太平洋ミニマム級王座を懸けて対戦した経験もある。テクニック戦の展開が予想されているが、桑原は「キャリアのある相手をペースに乗せず、打たせずに打つボクシングができれば勝てると思います」と気合を入れ直していた。

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タイソン・フューリー、大流血も世界前哨戦に勝利

<プロボクシング:ヘビー級12回戦>◇14日(日本時間15日)◇米ネバダ州ラスベガス・T-モバイルアリーナ

元3団体統一ヘビー級王者タイソン・フューリー(31=英国)が大流血しながら世界前哨戦に勝利した。

WBA同級4位オット・ウォーリン(28=スウェーデン)との世界ランカー対決に臨み、3-0(118-110、117-111、116-112)の判定勝利を収めた。通算戦績でフューリーは29勝(20KO)1分け、ウォーリンは20勝(13KO)1敗となった。

フューリーは3回に相手パンチを浴びた右目上をカットし、右目周囲は流血に覆われた。視界が遮られ、6回終了後にはドクターチェックも入るなどTKO負けの可能性もあった。そのため、中盤以降は積極的な攻撃を続けた。9回以降はパワーで押しまくった展開だった。試合後、治療のために会見を欠席するなど傷口は深かった様子だ。

18年12月、フューリーはWBC同級王者デオンテイ・ワイルダー(米国)に挑戦し、引き分けた。ベルト奪取はならなかったものの、ヘビー級戦線に大きな存在感を示し、ワイルダーとの再戦の機運が高まっていた。これで世界前哨2戦を連勝で終え「デオンテイ・ワイルダー、次はお前と戦いたい」とリマッチを要求。来年2月22日、米ラスベガスで再戦が組まれる可能性があるという。現在、フューリーはWBC2位、IBF6位、WBO2位にランクしている。

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アルバレス3階級同時制覇かけ11月にコバレフ挑戦

ボクシングのWBAスーパー、WBCフランチャイズ世界ミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)が11月2日、米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドで、WBO世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)に挑戦することが決まった。アルバレスが13日(日本時間14日)自らのツイッターで明らかにした。昨年12月にWBA世界スーパーミドル王座も獲得しており、勝てば3階級同時制覇、そしてスーパーウエルター級から4階級制覇となる。

「コバレフは危険なパンチャーであり、当然、大きな選手だが、私が取り組みたいチャレンジとリスクの1つ」と挑戦を決めた経緯を明かしたアルバレスは「私のキャリア第2章は計画通りに進んでいる。だからこそボクシングの歴史の本に入るために素晴らしい戦いを続ける」とコメント。5月のIBF世界ミドル級王者ダニエル・ジェイコブス(米国)を下し、3団体統一に成功して以来の試合に向けて意気込んだ。

アルバレスは当初、9月に元3団体統一ミドル王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との3度目対戦が期待されたが交渉はまとまらず、その後にコバレフへの挑戦も浮上したが破談。8月には指名挑戦者のIBF同級1位セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ロシア)の交渉に入ったものの、期限内に交渉成立せずにIBF王座をはく奪されていた。

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日本フェザー級新王者に佐川遼「信じられない」

9戦目で新王者に両腕を突き上げる佐川遼

<ボクシング日本フェザー級王座決定10回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

日本フェザー級2位佐川遼(25=三迫)が、下馬評を覆して新王者になった。同級1位阿部麗也(26=KG大和)との王座決定戦。長いリーチを生かして、左ジャブ、右ストレートを当ててリード。3-0の判定勝ちで、9戦目にして王座を獲得した。

佐川は勝利の判定の瞬間、両腕を突き上げると顔をくしゃくしゃにした。東農大出身のアマ経験者だが「昔から一番になったことがなくて。ベルトなんて程遠いと思っていた。信じられない」と話した。

世界ランカーで天才を自称した阿部に対して、「相手の距離になるな。前に行かず、待って遠くで当てる。」という指示通りに作戦を遂行した。セコンドからは「お前が天才だ」とハッパを掛けられ「ほめられるとうれしいので」と気持ちも乗った。

プロ2戦目に初黒星も、6連勝して9戦目で初挑戦のチャンスを得た。1年前に世界挑戦経験ある松本亮(大橋)に3回TKOで名を挙げ、5月にはマニラでWBCアジア・シルバー王座も獲得した。ジム5人目の日本王者誕生に三迫会長は「うれしい限り。いろんな経験をしていまだ進化中」とさらなる成長を期待した。

ベルトに加えて世界ランク入りも確実だが、佐川は「考えたこともなった。最終回は巻き込まれて反省。まずはしっかり初防衛したい」と冷静に話した。

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伊藤雅雪、再起戦TKO勝ち「伝説作る」観客に約束

伊藤雅雪(2019年5月31日撮影)

<ボクシング:ノンタイトル・ライト級10回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(28=横浜光)が6回TKOで再起した。インドネシア同級王者ルーベン・マナカネ(26=インドネシア)と階級を上げて対戦。4回に連打でダウンを奪い、6回に3度ダウンを奪ってレフェリーストップ勝ちした。

初回にバッティングで右目周囲を腫らした。「目が開かなかった」と、その後は大振りのフックを再三もらった。4回にロープ際で連打を浴びせて最初のダウンを奪う。6回には3度のダウンで決着をつけた。

5月のV2戦に判定負けで王座を陥落した。幅を広げて世界再挑戦を狙うため、今回はライト級テストマッチも、思うような試合はできなかった。2005人と超満員の観客が詰めかけたが「試したいことがあったし、新しい自分を見せたかった」と悔しそう。それでも「KOできただけだが、移籍1勝して、泥臭くても再出発できた」と安堵(あんど)した。

最後は接近戦で倒したことに手応えもあったが「この顔じゃ説得力ないけど」と苦笑い。控室に2人の娘が駆けつけて「パパ、格好良かった」の声にまた笑顔だった。11月には長男が誕生予定。「息子にベルトを見せたい。また世界王者になって、ボクにしかできない伝説を作る」と宣言。「年末に大きなチャンスの可能性」を期待し、まずは復活ののろしをあげた。

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メイウェザー会見中札束取りだし台風被害者へ寄付

フロイド・メイウェザー

ボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(42=米国)が、支配下選手を日本に参戦させる意向を示した。

13日に都内で会見し、日本窓口のTMT JAPANが協力して10月に開幕する賞金マッチトーナメントの支援を約束した。「うちの選手を2人出す。100%サポートする」と話した。

この大会は元世界王者内山高志氏がアンバサダーを務め、4選手による3階級の組み合わせも発表された。5回戦でKO決着期待の短期決戦で、来年には毎月ワンマッチの賞金大会を開催予定。主催のDANGAN瀬端幸男会長は「今回は難しいが、来年はぜひとも参加してもらいたい」と大歓迎。内山氏は「実現すれば盛り上がる。初対面だが貫禄とオーラがあった」と、無敗王者と握手に感激していた。

今回の来日はトラストライン社とアジア圏のライセンス契約を結び、健康食品販売やアパレル事業の展開を発表のためだった。16日に開く昼食会の売上金の一部を台風被害にあった千葉県に寄付するという。メイウェザーは会見中に突然、推定1万ドルと見られる札束を取り出し、関係者に寄付として手渡した。「これからエキシビションマッチやコンサートなど次のレベルに進んでいく」と話し、メイウェザー・タワーやカジノ建設の構想もぶち上げられた。

内山高志氏(左)とフロイド・メイウェザー
フロイド・メイウェザー(中央)は1万ドルの札束を取り出して台風被害で停電の千葉県に寄付すると約束

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花形冴美リングで絶叫結婚宣言「女としての人生を」

初防衛に成功した王者花形冴美(左)と花形進会長

<ボクシング女子IBF世界アトム級タイトル10回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

IBFアトム級王者花形冴美(34=花形)が三度目の正直で決着をつけ、結婚に花を添えた。

過去2度引き分けた前WBO王者の挑戦者池山直(49=フュチュール)と2年ぶりに対戦。前半は優勢から反撃を浴び、またも接戦となったが、2-1で判定勝ちした。試合後のリング上では、年内に年上男性と結婚を宣言した。

試合はまたもや甲乙つけがたい接戦となった。「明確な勝利のつもりがこんな悪い試合で情けない」と悔やんだが、2度世界挑戦で王座を阻まれた相手にようやく借りを返した。「1つの壁を乗り越えた。結果として勝てた」と安堵(あんど)した。

勝利を後押ししたのは愛の力だった。リング上では「女としての人生を歩みます」と叫んだ。今年になって交際を始めた男性と年内に結婚する。「この力で頑張れた。後輩に希望と勇気も与えたと思う」と胸を張った。「子供のこともあるので、あと2年はやりたい。納得した試合をしたい」とまだまだやる気満々だ。

池山は「当ててるより、当てられている感触の方があった。結果は素直に受け止める」と冷静に話した。「気持ちで負けないようにと。1から10まで弱気にならず満足はしている」とも話した。

18日には50歳となる。「体力的にはやれる。年齢制限ある中でわがままを言ってきた。みんなと相談して」と、進退については明言しなかった。

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宮尾綾香が王座統一失敗、目うるませ「情けない」

王座統一に失敗した宮尾綾香と梅津宏治トレーナー

<ボクシングWBA世界女子アトム級タイトル10回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBA世界女子アトム級暫定王者宮尾綾香(36=ワタナベ)が王座統一に失敗した。正規王者モンセラット・アラルコン(25=メキシコ)に先手をとられ、中盤から反撃も及ばず。1-2の判定負けを喫した。

当初は昨年11月に対戦予定も、王者アラルコンがヒザのケガで中止となった。宮尾は代わりに設定された暫定王座決定戦で、池山との再戦を制してこの一戦を迎えていた。約1年半かけて打倒アラルコンで、4団体統一へのスタートとしていたが、はね返された。

控室では目をうるませて「ごめんなさい。有言実行できなかった」と最初に頭を下げた。「勝ったと思ったが。出来はまだまだ。やってきたコンビネーションもどこまで出せたか。追い切れなかった」と肩を落とした。

「重い負け。応援に来てくれた人に申し訳なく、情けない」。16年には右ひざ前十字靱帯(じんたい)を断裂の苦難も乗り越えたプロ生活は15年を越えた。悔しさは募ったが「目標の4団体統一はやり遂げたい。またやらせてください」と再起を期した。

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元世界王者伊藤雅雪「貪欲にいく」KOで再起宣言

計量をクリアした伊藤雅雪(左)とルーベン・マナカネ

ボクシング前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(28=横浜光)がKOで再起を宣言した。

13日に東京・後楽園ホールで、ルーベン・マナカネ(26=インドネシア)とライト級10回戦で対戦する。12日に都内で前日計量があり、伊藤は60・9キロ、マナカネは59・6キロとともにリミット61・2キロ以下でパスした。

伊藤は5月のV2戦に判定負けで王座を陥落した。幅を広げて世界再挑戦を狙うため、今回はライト級テストマッチとなる。「テストでどれだけできるか。勝つだけでなく、KOしないといけない」と意気込んだ。

今回は恒例の米国ではなくタイで、8月に1週間のジムの合宿に参加した。大半は国内に腰を落ち着けて練習。スパーリングは帝拳ジムへ出稽古、フィジカルやビジョン・トレに、コンディショニングなどのケアで体を鍛え直した。「体が強くなった。一番伸びている感覚で、充実している」と手応え十分だ。

前売りは早々に完売し、当日は自由席約50枚しか残っていない。伊藤も1000枚近くさばいたが「まだ足りない」と笑み。米トップランクと契約しているが「年末にはチャンスをもらえそう。貪欲にいきたい。もう1度スタートを切るにはいい場所」。1年半ぶりの後楽園ホールで、再び世界へのろしを上げる。

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