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ボクシングニュース

井上拓真「そこは注意します」過酷トレもけがは警戒

17キロの土のうを担いで砂浜を走るWBC世界バンタム級4位井上拓真(左)とWBA世界同級王者の兄尚弥

ボクシングのWBC世界バンタム級4位井上拓真(22=大橋)が、兄弟世界王者に向けて過酷な土のうトレを消化した。

12月30日、東京・大田区総合体育館で控える同級2位ペッチ・CPフレッシュマート(24=タイ)との同暫定王座決定戦に備え、13日から静岡・熱海合宿を開始。WBA世界同級王者の兄尚弥、日本スーパーライト級1位のいとこ浩樹とともに、1つ17キロの土のうを利用した新メニューを初敢行。両肩に土のうを担いで走るなど、右足をつるほどのギリギリまで追い込んだ。気合十分の井上拓は「張り切りすぎですね。ケガしてもいけないので、そこは注意します」と苦笑いした。

17キロの土のうを持ってダッシュする井上拓真(左端)兄尚弥(中央)いとこ浩樹

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和毅、次は王座統一戦 アマで負けた相手にリベンジ

一夜明け、本紙を手に笑顔を見せる亀田和毅(撮影・河野匠)

ボクシングWBC世界スーパーバンタム級暫定王者亀田和毅(27=協栄)が、団体統一を次の目標に挙げた。

2階級制覇から一夜明けた13日、都内のジムで会見。初防衛戦は来年で正規王者バルガス(メキシコ)との王座統一戦が有力になり、亀田は「アマで唯一負けた相手にリベンジしたい」と話した。WBC指令待ちで流動的でもあり、兄2人は団体統一を期待する。長兄興毅トレーナーは「亀田家初の統一を」、次兄大毅トレーナーも「兄2人で4団体とったが、和毅には1人でとってほしい」。亀田も「チャンスがあれば、来年にはお兄ちゃんもできなかったことをやりたい」と意欲を見せた。

一夜明け、2階級制覇を達成した亀田和毅(中央)は興毅氏(左)、大毅氏とともに3兄弟で獲得した7本のベルトを手に記念撮影に納まる(撮影・河野匠)

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井上拓真「1発で世界王者に」兄弟王者へ熱海合宿

17キロの土のうを持ってダッシュする井上拓真(左端)兄尚弥(中央)いとこ浩樹

年末にボクシング世界初挑戦を控えるWBC世界バンタム級4位井上拓真(22=大橋)が気合十分で恒例の静岡・熱海合宿をスタートさせた。

12月30日、東京・大田区総合体育館で同級2位ペッチ・CPフレッシュマート(24=タイ)との同暫定王座決定戦に備え、13日からWBA世界同級王者の兄尚弥(25)、日本スーパーライト級1位のいとこ浩樹(26)とキャンプイン。両足に負荷がかかる砂浜で1個17キロもある土のうを利用した新メニューに取り組んだ。

両肩にそれぞれ土のうを担いでダッシュするなどの過酷なトレーニングを消化。「張り切りすぎて」(井上拓)右足をつるほどギリギリまで追い込んだ。急きょ年内に世界王座に挑む朗報が届き、気合十分の井上拓は「これから追い込んでいかないとダメですね」と極限まで肉体を追い込むつもりだ。父真吾トレーナーは「(井上拓の)気合スイッチが入りっぱなしですよ」と目を細めた。

16日まで3泊4日の熱海合宿終了後、ペッチ対策を入れたスパーリングを開始する。井上拓は「気合が入り過ぎてケガをしてもいけないので、いつも通りにやりたい。1発で世界王者になりたいので」とバンタム級兄弟王者へ、強い意欲を示した。

12月30日の世界初挑戦に向け、熱海合宿をスタートさせたWBC世界バンタム級4位井上拓真(中央)左端は兄尚弥、右端はいとこ浩樹

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井上尚弥らが恒例熱海合宿、拓真に「負けたくない」

17キロの土のうを担いで砂浜を走るWBC世界バンタム級4位井上拓真(左)とWBA世界同級王者の兄尚弥

ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝進出を決めているWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)は恒例の静岡・熱海合宿で本格的な練習を再開した。

先月7日のWBSS1回戦で元スーパー王者フアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を日本人の世界戦最速となる70秒KOで撃破した後、同20日には米オーランドで準決勝の対戦相手に決まったIBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)の初防衛戦を視察。その間、テレビ収録などで多忙な日々を過ごしていた。

既にロードワークなどで体を動かしており、合宿初日から取り組んだ土のう(17キロ)を担いだダッシュも精力的に消化。「全身に(負荷が)きますね」と言いながら、12月30日に世界初挑戦が決まった弟拓真(22)、日本スーパーライト級1位のいとこ浩樹(26)と同じメニューに取り組み「競い合いながらやると楽しくていいですよね。笑いあり、涙ありで。負けたくないですね」と口元を引き締めた。

WBSS準決勝は来年3月に米国で予定されているため、年内は「拓真のサポートに回れたらいいと思います」とキッパリ。ペッチがパヤノと同じサウスポー。まだペッチの試合動画を見ていないものの「これから見ていきたい。同じバンタム級ですし、弟にアドバイスしたいですね」と意欲的だった。

12月30日の世界初挑戦に向け、熱海合宿をスタートさせたWBC世界バンタム級4位井上拓真(中央)左端は兄尚弥、右端はいとこ浩樹

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亀田和毅 王座奪回一夜明け「来年には統一戦を」

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦から一夜明け、本紙を手に笑顔を見せる亀田和(撮影・河野匠)

ボクシングで2階級制覇したWBC世界スーパーバンタム級暫定王者亀田和毅(27=協栄)が13日、都内のジムで一夜明けて会見した。

3年ぶりの世界戦で、同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)を3-0判定で下して王座を奪回した。前半リードも中盤から反撃を浴び、左目の下などにアザも残る。サングラスをかけての会見で「疲れは今までで一、二。今はゆっくりしたい」と激戦だったことを示した。

試合後は一睡もしていないという。メキシコ、米国、フィリピンなど、世界中からもお祝いのメールが届いた。「いつもの試合後の10倍ぐらい」という量で、一晩で読み切れなかった。「試合のビデオも見ていない。今は休んで、奥さんと旅行にでも行きたい」と当分は休養に充てる。

シルセ夫人の故郷で修業先だったメキシコへ行くプランもある。「WBCはボクシングを始めた時から夢だったベルト。縁もあるし、うれしかった」。WBC本部があり、4年前に亡くなったスレイマン会長、息子のスレイマン現会長とも親交がある。世話になったお礼に墓前へ報告もしたい考えだ。

初防衛戦は来年を予定している。正規王者レイ・バルガス(メキシコ)との王座統一戦の可能性が高いが、メキシコでのアマ時代に唯一黒星を喫した相手でもある。「一番やりたかった相手。バシッと決めてリベンジしたい」と雪辱を期した。

さらに亀田は「チャンスがあれば、来年には統一戦をやりたい。お兄ちゃんたちもできなかったことだし」と、3兄弟で初の団体統一戦を熱望した。長兄興毅トレーナーは結局実現せず、次兄大毅トレーナーは13年に実現も判定負けで陥落している。

興毅トレーナーは「この階級があっているし、まだ伸びシロがある。亀田家初の統一でベルトをまとめてもらいたい」と期待する。大毅トレーナーも「兄2人で4団体のベルトはとったが、和毅には1人で4団体をとってもらいたい」。亀田家最後のとりでに大きな夢を託した。

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦から一夜明け、2階級制覇を達成した亀田和(中央)は亀田興(左)、亀田大とともに3兄弟で獲得した7本のベルトを手に記念撮影に納まる(撮影・河野匠)

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和毅、まじめさと兄譲りのトレーニングで王座奪回

記念撮影する亀田和毅(左から4人目)。左から姫月、興毅、シルセ夫人、1人おいて大毅(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

亀田家がベルトを取り戻した。WBC世界スーパーバンタム級2位の三男和毅(ともき、27=協栄)が、3年ぶりの王座奪回で2階級制覇を達成した。同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)に対し、初回から鋭い左ジャブでリード。中盤からは強打に耐えて手数で反撃し、3-0の判定勝ち。兄2人に続く世界に例のない3兄弟2階級制覇で、一家にとって7本目のベルトをつかんだ。来年の初防衛戦は正規王者バルガス(メキシコ)との王座統一戦の予定。

最終ゴングと同時に亀田は両腕を突き上げた。採点は1人が4ポイント、2人が6ポイントと明確な差。15年4月24日にWBOバンタム級王座を返上し、WBA同級王座挑戦に臨むも失敗。あれから3年半、1297日の空白を経て、やっとベルトを取り戻した。

初回からプレスをかけて、力強い左ジャブを打ち込んだ。中盤から強打に鼻血も出したが、小刻みな連打と手数で応酬。見せ場はつくれずともベルトはつかんだ。「内容はよくなかったが素直にうれしい。王者になれたことで満足」と笑みが浮かんだ。

長兄興毅トレーナーが2日前に引退表明し、まさに最後のとりでになった。国内での世界戦は5年ぶりで世界挑戦は初めて。世界上位ランクを維持も、以前のような資金力、交渉力はない。チャンスを待ち続けるしかなかった。

「日本での世界戦ができ、みんなの支えで勝つことができたのもうれしい」。16年に再起から5戦目。一家の大黒柱として、3つ目のギネス記録3兄弟2階級制覇を達成し、亀田家の復活を有言実行してみせた。

兄譲りのフィジカルトレの成果もあった。プロ野球日本ハムにも在籍した多田久剛氏の指導で「体幹を通してエネルギーを下半身から上半身に伝えるトレ」。実は興毅トレーナーが5月の引退試合前に実践していた。

起床後、就寝前にストレッチ30分を欠かさない。このまじめさで、十数種類のメニュー3セットを週2日3カ月。スクワットやベンチプレスの負荷は20キロ増えた。「ジャブもパンチ力が上がってプレッシャーをかけられた。前なら押されていた」と振り返った。

王座空白期に一家へ加わった新たな家族も支えてくれた。16歳で武者修行先のメキシコで知り合った、元ボクサーで4歳年上のシルセ夫人。日本語を勉強して料理学校で和食を習い、減量中は同じ食事と尽くしてくれた。その愛妻にメキシコを本部とする、あこがれのWBCベルトをささげることもできた。【河合香】

◆複数階級制覇 日本のジムからは3階級制覇が最多で、亀田興毅、ホルヘ・リナレス、井岡一翔、八重樫東、長谷川穂積、井上尚弥、田中恒成の7人が達成している。2階級制覇はファイティング原田、柴田国明、井岡弘樹、畑山隆則、戸高秀樹(暫定含む)、粟生隆寛、亀田大毅に亀田和毅で15人目となる。女子では藤岡奈穂子が5階級制覇している。世界最多はデラホーヤとパッキャオの6階級。

◆亀田和毅(かめだ・ともき)1991年(平3)7月12日、大阪市生まれ。8歳でボクシングを始め、中卒後メキシコで武者修行し、08年11月にメキシコでプロデビューして2回KO勝ち。6つの地域王座を獲得。13年8月にフィリピンでWBO世界バンタム級王座獲得。日本人初のWBO王者として3度防衛。15年にWBA世界同級王座に2度挑戦失敗。171センチの右ボクサーファイター。

亀田3兄弟の過去5年
亀田3兄弟の比較
亀田和対アビゲイル・メディナ 4回、メディナ(左)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

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井岡一翔「KOできる勝ち方を」世界戦発表会見

大みそかの世界戦で4階級制覇に挑む井岡(撮影・山崎安昭)

WBO世界スーパーフライ級3位井岡一翔(29=SANKYO)の世界挑戦が12日、東京都内で発表された。大みそかにマカオで同級1位ドニー・ニエテス(36=フィリピン)と王座決定戦を行う。

4階級制覇を成し遂げれば日本人初、そして日本のジムに所属せず世界王座獲得も過去に例がない。通算16度目の世界戦、大みそかは7度目。会見で井岡は「結果、内容にこだわる。簡単に言えばKOできる勝ち方をしたい」と宣言した。

昨年大みそかに電撃的に引退を表明し、今年9月に米国で復帰戦を飾った。「(マカオも)初めて(試合を)やる国で楽しみ。(前回の経験を)プラスにしてリングに上がれると思う」。今回の世界戦へ国内外に練習拠点を置かず、異例の“流浪調整”で臨む。

昨年5月に結婚した谷村が前日、ブログなどで井岡との離婚を連名で公表。まさに一匹おおかみとなってマカオに乗り込む。「2018年は人生の中でもいろいろあった激動の1年。いろんな経験をして最後に4階級制覇を懸けた試合ができる。最高の締めくくりにしたい」。今年の暮れに、日本ボクシングの歴史を動かす。【実藤健一】

大みそかの世界戦発表会見で抱負を語る井岡(撮影・山崎安昭)

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和毅が刺激受けた「神秘の王」/とっておきメモ

WWEの人気レスラー、レイ・ミステリオJr(左)と都内で交流した亀田和(亀田和のインスタグラムより)

<とっておきメモ>

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(ともき、27=協栄)が、3年ぶりの王座奪回で2階級制覇を達成した。同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)に対し、初回から鋭い左ジャブでリード。中盤からは強打に耐えて手数で反撃し、3-0の判定勝ち。兄2人に続く世界に例のない3兄弟2階級制覇で、一家にとって7本目のベルトをつかんだ。

   ◇   ◇

今夏、和毅には「神秘の王」との出会いがあった。知人を通じ、新日本プロレス参戦時に来日していた元WWE世界ヘビー級王者レイ・ミステリオJr(43)と都内の焼き肉店で交流を持った。スペイン語が流ちょうな和毅は、自らと似た境遇の人気レスラーに興味を持ったという。「あの身長(168センチ)で3度もWWEのヘビー級王座を取ったと聞いてビックリした」。

メキシコ生まれのミステリオJrは米国に進出し、WWEで大活躍したことを知り「海外に出て活躍して、少しずつ名前が売れていったと聞いた。米国ですごい活躍して何億も稼いだと。それは英語も話せるから、語学ができるからだと」。自らも15歳でメキシコ修行を始め、スペイン語も堪能。米国で世界戦に臨んだ経験も聞いてもらい「お互いにプロの生き方を話した。共通点も結構多かったから面白かった」と声を弾ませた。今年10月、先に約3年8カ月ぶりのWWE本格復帰を果たしたミステリオJrを追うように、和毅も約3年ぶりの世界戦で王者にカムバックしたのは、決して偶然ではないだろう。【藤中栄二】

亀田和対メディナ 3-0の判定勝ちを収め関係者と記念撮影に臨む亀田和(撮影・小沢裕)

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苦しい試合やったが打ち勝った/次兄大毅氏

亀田和対メディナ 勝利者インタビューに臨む、左から亀田3兄弟の大毅、興毅、和毅(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(ともき、27=協栄)が、3年ぶりの王座奪回で2階級制覇を達成した。同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)に対し、初回から鋭い左ジャブでリード。中盤からは強打に耐えて手数で反撃し、3-0の判定勝ち。兄2人に続く世界に例のない3兄弟2階級制覇で、一家にとって7本目のベルトをつかんだ。

亀田3兄弟の次兄大毅氏のコメント 苦しい3年間、苦しい試合やった。それに打ち勝って100%出せたわけやないけど勝った。相手も強かった。試合前には、和毅の思う通りにやったらいいとアドバイスした。

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦を制した亀田和毅(中央)は、複数階級制覇を達成している兄興毅氏(左)、大毅氏と一緒に記念撮影(撮影・山崎安昭)

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父史郎氏も涙「嫁のサポートと亀田家の結束や」

亀田和対メディナ 判定勝ちを収めた亀田和(右)は父史郎氏の祝福を受ける(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(ともき、27=協栄)が、3年ぶりの王座奪回で2階級制覇を達成した。同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)に対し、初回から鋭い左ジャブでリード。中盤からは強打に耐えて手数で反撃し、3-0の判定勝ち。兄2人に続く世界に例のない3兄弟2階級制覇で、一家にとって7本目のベルトをつかんだ。

亀田家の父史郎氏は、リングサイド最前列で和毅の勝利を見届けた。「3兄弟全員が世界チャンピオンになるんや」という夢をかなえ、今回はさらに全員が2階級制覇の偉業。「3年のブランクはむちゃくちゃ厳しかったけど、全員2階級でうれしい」と目に涙をためた。勝利の要因を聞かれ「嫁のサポートと亀田家の結束や」と胸を張った。

亀田和毅(右から2人目)はシルセ夫人とキスをする。左から興毅、姫月(撮影・山崎安昭)
記念撮影する亀田和毅(左から4人目)。左から姫月、興毅、シルセ夫人、1人おいて大毅(撮影・山崎安昭)

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和毅はパワーの継続が今後の課題/大橋秀行

1回、メディナ(右)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

亀田は1回にゴングと同時に前に出て、プレッシャーをかけにいったのが良かった。予想ではもっと足を使うと思っていたが、従来の持ち味のスピードに加え、1階級上げたパワーを感じられた場面だった。流れをつかみ、前半で大きくポイントをリードできたのが勝因となった。

このままいくかと思われたが、中盤には逆にプレッシャーをかけられ、危ないパンチもあった。亀田が倒すパンチではなく手打ちになってしまい、ぐいぐい出てこられた。パワーが継続できなかったことが今後の課題で、今回はうまく逃げ切ったが、そこは今後は一層つけ込まれてくるだろう。

小学生で初めて見た時に、この選手は世界王者になるなと感じさせる非凡さはあった。個人的にはパワーよりも、武器のスピードを生かしていくようなスタイルを突き詰めるべきだと思う。(元WBA、WBC世界ミニマム級王者)

8回、亀田和毅はメディナにカウンターで右ボディーを打ち込む(撮影・山崎安昭)

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道切り開いてきたから今回も信じていた/興毅氏手記

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦を制した亀田和毅(中央)は、複数階級制覇を達成している兄興毅氏(左)、大毅氏と一緒に記念撮影(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(ともき、27=協栄)が、3年ぶりの王座奪回で2階級制覇を達成した。同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)に対し、初回から鋭い左ジャブでリード。中盤からは強打に耐えて手数で反撃し、3-0の判定勝ち。兄2人に続く世界に例のない3兄弟2階級制覇で、一家にとって7本目のベルトをつかんだ。

   ◇   ◇

メディナ選手は本当に良いボクサーやったし、それを和毅がクリアしてくれた。最後の世界戦から3年ちょっと。よう我慢したと思う。3年は長いですよ。周りが長いと感じているんやから、本人はもっと長いと感じていたと思う。なかなかチャンスをあげられなかったのは、自分の力のなさ。世界戦前に引退を報告して、和毅に託したつもりやった。亀田家大復活を達成してくれて、本当にうれしいな。

思い返せば5年前。大毅の試合を発端に13年12月から、ずっと亀田家は日本で試合ができひんかった。あの時は「なんで、できひんの」と思った。ジム移籍も認めてくれず、新しいジムの会長をお願いしても認めてくれへん。どうすんの、という時に和毅は海外に出ていった。ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナでの指名試合(WBO世界バンタム級タイトルマッチ、初防衛戦)でKO勝ちした。試合視察していた(有名な米プロモーター)アル・ヘイモン氏が「こいつは面白い」と言うて契約を結んでくれた。語学も駆使して和毅はメキシコ、米国で練習や試合をしてきた。いつも自分で道を切り開いてきたから、今回も信じていた。

一方で国内はしんどい時期が続いたね。特にジム(K3 BOX&FIT GYM)経営が大変やったな。三軒茶屋でジムを始めた同じタイミング(14年2月)で国内活動が制限されたから。プロ活動できないジムに会員は集まらない。プロボクサーも育成できないし、興行もできない。ただのフィットネスジムやから大赤字やった。毎月の家賃だけで150万円。2年間、ジム経営だけで億単位を損したな。通帳見たら金ないし。しんどかった。

2年前の8月にジムを閉めた後、協栄ジムの金平会長から連絡があって和毅のために動いてくれた。「大丈夫やで」って言ってくれて選手ライセンスも取れた。自分も大毅もトレーナーライセンスも取れてありがたかったな。前に裁判とか、もめていたジムともう1度再出発というのは、世間にも明るいニュースとして伝わるんじゃないかと思ったし、本当にあれから好転していったな。

老舗、名門の協栄ジムで13人目の世界王者が生まれた。協栄ジムと亀田家が、ようやく日本のボクシング界で活躍できる舞台が整ったと思うよ。和毅にとっては2階級制覇王者になってからが本当のスタートや。このスーパーバンタム級で2、3本のベルトを統一させてあげたい。リング内は和毅に任せて、自分は東京ファイトクラブのプロデューサーをしっかりやるだけ。今は面白いことやるために、手綱を抑えている感じ。来年、乞うご期待。楽しみにしていてください。(亀田興毅)

あいさつで笑顔を見せるTFC亀田興毅プロデューサー(撮影・山崎安昭)

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亀田和毅の2階級制覇、父史郎氏らが一家で歓喜

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦を制して2階級制覇の亀田和毅はシルセ夫人と記念撮影(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

亀田一家も和毅の快挙を喜んだ。父史郎氏は、リングサイド最前列で和毅の勝利を見届けた。「3兄弟全員が世界チャンピオンになるんや」という夢をかなえ、今回はさらに全員が2階級制覇の偉業。末娘でプロボクサーの姫月(ひめき)を「お前も上がれ」とリングに上がらせ、目には涙を浮かべていた。「3年のブランクはむちゃくちゃ厳しかったけど、全員2階級でうれしい。勝因は亀田家の結束と嫁のサポート」と声を震わせた。

同じくリングサイドで勝利を見届けたシルセ夫人は「すごい緊張していたけど、勝ってすごくうれしい。彼の夢は私の夢。すごい、おめでとうございます」と笑顔で話した。メキシコで出合って結婚し、和毅のために日本料理も覚えたという。和毅の体調をみながら「エネルギーを使うところはメキシコ料理」と支えた。

次兄でトレーナーの大毅氏は「苦しい3年間、苦しい試合やった。100%の力を出せたわけやないけど、それに打ち勝ってチャンピオンになったのは、とてもでかいこと」と喜んでいた。また、姫月は「自慢のお兄ちゃん。すごすぎ。お兄ちゃんみたいなボクサーになりたい」と喜んでいた。

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興毅氏託した「和毅よ亀田家最後のとりでになれ」

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦を制した亀田和毅(中央)は、複数階級制覇を達成している兄興毅氏(左)、大毅氏と一緒に記念撮影(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位亀田和毅(27=協栄)が同暫定王座奪取し、トレーナーを務める長兄の興毅氏(31)は「素晴らしい試合だった。(同級1位)メディナ選手が強くて、パンチがあって。中盤でペースを握られそうになったけれど、和毅は持ち直した」と成長を評価した。15年にWBA世界バンタム級王者マクドネル(英国)と2度対戦した際、終盤で失速した苦い経験が今、生きていると強調し「あれから和毅はフィジカルもパワーもついて、最後の4ラウンドだって2、3ラウンドはポイントを取っていた。まだまだ伸びしろはある」と手応えを口にした。

亀田家に15年以来、3年ぶりに世界王座が戻ってきた。興毅氏は「オレが3兄弟の長男として引っ張ってきたように、和毅には亀田家最後のとりでとして(いとこ)京之介、(妹)姫月を引っ張る立場になってほしい」とエールを送っていた。

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亀田和毅王座で協栄ジム国内最多13人目の世界王者

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦を制して2階級制覇の亀田和毅はガッツポーズ(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(27=協栄)が同暫定王座を獲得したことで、所属先の協栄ジムにとって13人目の世界王者誕生となった。

12人で帝拳ジムと並んでいたが、再び国内ジム最多の世界王者輩出となり、金平桂一郎会長は「単独1位に返り咲きました。和毅君、ありがとう」と試合後の会見で並んだ和毅に感謝の気持ちを口にした。

同ジムではWBC世界スーパーフライ級王者佐藤洋太が王座陥落した13年以降、世界王者が誕生していなかった。また国内での世界戦開催も12年12月以来、遠ざかっていた。久しぶりの世界王座奪取で興奮したのか、金平会長は会場でスマホを紛失したといい「テンパッています」と慌てていた。

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和毅「亀田家背負う」大黒柱で興毅氏夢叶え王座奪取

記念撮影する亀田和毅(左から4人目)。左から姫月、興毅、シルセ夫人、1人おいて大毅(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(27=協栄)が13年12月以来、約5年ぶりの国内世界戦で、同級1位のアビゲイル・メディナ(30=スペイン)に12回3-0で判定勝ちし、13年8月に獲得したWBOバンタム級王座に続く、史上初の3兄弟2階級制覇を達成した。

和毅は亀田家の大黒柱として、この日のリングに立っていた。次兄大毅氏(29)は、15年11月に左目の網膜剥離で現役を引退。長兄の興毅トレーナー(31)も、試合2日前の10日にブログで「私、亀田興毅は現役を退き、プロボクサーを引退することにしました」と引退を表明した。15年10月16日(日本時間17日)に米シカゴで4階級制覇を目指し、WBA世界スーパーフライ級王者の河野公平に挑戦も判定負け後に引退を表明し、5月5日に1試合限定で復帰し引退試合をしてから2度目の引退表明だった。

2人の兄はもうリングに上がることはない。文字通り亀田家最後のとりでだった。和毅は13年8月に獲得したWBOバンタム級王座戦を振り返りつつ「初挑戦はすごい重圧だった。今回は経験も自信もある。亀田家を背負っていく」と自身の成長と亀田家を背負う覚悟を口にしていた。

そんな和毅の姿に、興毅氏も亀田家の未来を託す覚悟を決めていた。「新しい夢ができました。夢というより元より強く思っていた事。それが弟・亀田和毅が再び世界チャンピオンになる事。3兄弟でそろって二階級制覇という大記録を達成する事です。実力、センス、努力。どこをとっても亀田和毅にはその可能性は十分にある。しかしここまで試合を実現するのが遠くなってしまったのは俺の責任でもあるし、だからこそ総力を上げて応援したい。今は和毅のためであれば何でもやりたいと思う」とブログに思いをつづった。

和毅は、そんな長兄が「世界ボクシングタイトルを獲得したもっとも多い兄弟」「メジャー・ボクシング・タイトルを同時に獲得している最も多くの兄弟」に続く3つ目のギネス記録申請を狙った、史上初となる3兄弟2階級制覇を達成し、その期待に応えた。

和毅にとって、4度目で国内で初の世界挑戦で、世界戦は5年ぶり2度目だった。16年に再起から5試合目になる。世界上位ランクを維持も、以前のような資金力、交渉力はない。チャンスを待ち続けるしかなかった。「ずっと応援してくれた人に日本で王座に返り咲いて恩返ししたかった」願いもかなえた。

兄譲りのフィジカルトレの成果も発揮した。プロ野球日本ハムにも在籍した多田久剛氏に指導を受けた。「体幹を通して、地球のエネルギーを下半身から上半身に伝える」。腹筋だけで1日5種類に強化メニュー9種類。負荷を増やしながら3セットこなす。走り込みも毎日メニューを変えた。

起床後、就寝前に30分のストレッチを欠かさない。このまじめさで週2日を3カ月で、スクワットやベンチプレスの負荷は20キロアップ。元々「3兄弟で才能は1番」と言われる。メキシコで単身修行に耐え、スピードとテクニックを身につけた。そこに「弱点」と言えたパワーをアップさせた。体に芯ができ、パンチだけなく、バランス、防御の対応にも効果があった。

実は興毅トレーナーが、5月の引退試合前に実践したトレーニングだった。「いい実験になった。おやじの根性論に最先端トレの合体。今回はお試しでまだ30%伸びる。ピークは30歳」とさらに期待する。

今回は陣営のチームウエアに始まり、ガウン、トランクスにシューズも白地にした。「おしゃれに」と言ったが「もちろん白星に新たな出発」の意味を込めていた。

王者レイ・バルガス(メキシコ)が肩の故障で手術のために設定された暫定王座戦だった。来年の初防衛戦では王座統一戦となる予定。「いつかは井上尚弥ともやってみたい」。新たな野望へ向けて亀田一家が再スタートを切った。

8回、亀田和毅はメディナにカウンターで右ボディーを打ち込む(撮影・山崎安昭)
WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦を制して2階級制覇の亀田和毅はガッツポーズ(撮影・山崎安昭)

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亀田和毅判定勝ち世界奪取 史上初3兄弟2階級制覇

1回、メディナ(右)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(27=協栄)が13年12月以来、約5年ぶりの国内世界戦で、同級1位のアビゲイル・メディナ(30=スペイン)に12回3-0で判定勝ちし、13年8月に獲得したWBOバンタム級王座に続く、史上初の3兄弟2階級制覇を達成した。

和毅は開始早々、シャープな左ジャブでペースを握ると、2、3回と強烈な左ボディーを決め主導権を握った。6回以降、メディナの左右フック攻撃に苦しめられたが逃げ切った。

和毅は15年4月24日にWBOバンタム級王座を返上し、WBA同級王座挑戦に臨むも失敗した。あれから3年半、1296日の空白を経て、やっと世界チャンピオンベルトを取り戻した。亀田家復活の日になった。

4度目で国内で初の世界挑戦で、世界戦は5年ぶり2度目だった。16年に再起から5試合目になる。世界上位ランクを維持も、以前のような資金力、交渉力はない。チャンスを待ち続けるしかなかった。「ずっと応援してくれた人に日本で王座に返り咲いて恩返ししたかった」と語った願いもかなえた。

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亀田和毅「オヤジのおかげ」父史郎氏に涙声で感謝

1回、メディナ(右)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

WBC世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(27=協栄)が13年12月以来、約5年ぶりの国内世界戦で、同級1位のアビゲイル・メディナ(30=スペイン)に3-0で判定勝ちし、13年8月に獲得したWBOバンタム級王座に続く、2階級制覇を達成した。

和毅は開始早々、シャープな左ジャブでペースを握ると、2、3回と強烈な左ボディーを決め主導権を握った。6回以降、メディナの左右フック攻撃に苦しめられたが逃げ切った。

和毅は「相手も1位。パンチ力もあって勇敢に前に来てすごくいい選手。後半戦、負けてると相手が出てきて、きついときにオヤジの声、兄ちゃんの声、家族の声で乗り越えることが出来た」と家族の声援が勝利の原動力だったと強調した。

15年4月24日にWBOバンタム級王座を返上し、WBA同級王座に挑戦も失敗してから3年半、1296日の空白を経て、やっと世界チャンピオンベルトを取り戻し、安堵(あんど)の笑みを浮かべた。「世界戦のチャンスが来ない中、日本で、皆さんの応援が支えになって勝つことが出来ました。ありがとうございます。長かったですけど…最後、ベルトを巻けてうれしい。内容が良くなかったのは次の課題。チャンピオンに慣れたのが満足」とかみしめるように言った。

そして「3兄弟、複数階級制覇を出来たのはオヤジのおかげ…ありがとう」と父史郎氏に涙声で感謝した。

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亀田和毅が判定勝ちで3兄弟2階級制覇/世界戦詳細

<プロボクシング:WBA世界バンタム級暫定王座決定戦12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級2位亀田和毅(27=協栄)が東京・後楽園ホールで、同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)と同級暫定王座決定戦に臨み、3-0の判定で勝利。2階級制覇を達成した。

◆WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦

同級2位亀田和毅(27=協栄)判定3-0同級1位メディナ(30=スペイン)

亀田和対メディナ 3-0の判定勝ちを収め関係者と記念撮影に臨む亀田和(撮影・小沢裕)

【12回】 互いに開始から打ち合う。亀田はスピードを使う。メディナはプレッシャーをかけて前に出てパンチを出す。試合終了すると同時に亀田は両手をあげて勝利をアピールした。採点は3-0で亀田。亀田が2階級制覇達成。

亀田和対メディナ 11回、メディナ(左)に右パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

【11回】 亀田は開始から左ジャブ、連打を繰り出す。メディナはプレッシャーをかけながら上下にパンチを出した。メディナの手数は減らない。足を使う亀田を追いかけてパンチを繰り出した。終了間際、亀田を体を入れ替えてパンチを決めた。

【10回】 メディナはプレッシャーをかけて亀田をコーナーに追い込んだが、亀田はスピードで対抗。体を入れ替えて連打で対抗した。1分すぎメディナは右ストレート、ボディー攻撃を決める。亀田はクリンチで対抗。亀田の顔面も腫れ始める。

【9回】 メディナはプレッシャーをかけ自分の距離にしていく。亀田は足を使いながら自分の距離をつくろうとした。亀田は軽い連打を顔面に。メディナは終盤右ストレートを決める。

【8回】 メディナは荒々しいスタイルで前にでてプレッシャーをかける。。亀田はスピードを使ってヒットアンドアウェー。メディナは連打を放つ。亀田も負けじと連打で対抗した。8回までの採点は78-74で亀田優勢。

【7回】 メディナが反撃を開始。右ストレート決める。続けて右ボディーも入った。大振りで荒々しいスタイル。右アッパーも繰り出す。亀田はスピードを使いながら左ボディー、ジャブを繰り出した。メディナが右まゆを出血。

【6回】 メディナはボディー攻撃で活路を見いだそうとするが、亀田にかわされる。1分すぎからは強引に大振りのパンチを繰り出すが、有効打は決まらない。亀田は足を使いながらメディナの攻撃をかわす。メディアは残り30秒で右ボディーを決めた。

【5回】 亀田はメディナの右ストレートをかわす。1分すぎには左フックを決める。メディナは亀田を警戒するせいか、手数が少ない。亀田は終盤にも左ボディーを決めた。

亀田和対アビゲイル・メディナ 4回、メディナ(左)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

【4回】 亀田は50秒すぎに左ジャブ、ボディーから右ストレートを決める。1分すぎにも強烈な左ボディーをたたき込む。メディナもパンチを出すが、亀田にガードされた。4回までの公開採点は40-36で亀田優勢。

亀田和対アビゲイル・メディナ 3回、メディナ(右)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

【3回】 メディナが前に出てパンチを出し始める。左ジャブ単発で有効打はない。亀田は変わらず積極的で、左ジャブ、飛び込んでの左ボディーを決める。

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦 回、亀田和はメディナにパンチを打ち込む(撮影・山崎安昭)

【2回】 亀田は1回に続き積極的に前に出てパンチも出す。左ジャブを何度も顔面に放つ。ガードの上だが強烈な右ストレートも。メディナは手数が少ない。

1回、メディナ(右)に左パンチを放つ亀田和(撮影・小沢裕)

【1回】 亀田はゴング直後からメディナにプレッシャーをかけるように前に出る。積極的にパンチも出す。左ジャブ、左ボディーを決める。メディナは慎重に相手を見る。

計量にパスし、絞り上げたボディを見せつける亀田(右)。左はメディナ(2018年11月11日撮影)

計量にパスし、絞り上げたボディを見せつける亀田和毅。右は亀田興毅(2018年11月11日撮影)

リングサイドで観戦する亀田史郎氏(撮影・山崎安昭)

あいさつでリングに上がるTFC亀田興毅プロデューサー(撮影・山崎安昭)

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亀田3兄弟いとこ亀田京之介判定圧勝も「謝りたい」

フェザー級4回戦 3回、右ストレートを打ち込む亀田京(右)(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:フェザー級4回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール

亀田3兄弟のいとこで「浪速の狂拳」の愛称を持つ亀田京之介(20=協栄)がプロ3戦目で初連勝を飾った。2勝(2KO)1分無敗の溝越斗夢(19=緑)とフェザー級4回戦に臨み、3-0の判定勝利を挙げた。

試合開始からピリピリムードが漂う打ち合いになると亀田京は1回に左フック、2回終了間際にはワンツーをクリーンヒットさせた。最終4回には激しい打ち合いも展開。判定結果も39-37、40-37、40-36と最大4ポイント差がつく圧勝だった。

判定勝利にガッツポーズをみせた亀田京は「相手が強く、警戒して出が出せなかった。練習不足ですね。でも勝てて良かったです」とほっとした表情。SNS上で対戦相手を募集した際、挑発してきた溝越との対戦が決まり、試合中継したAbema TVの企画で両者がそろった時には乱闘劇も繰り広げていた。

今年1月のプロデビューから2勝1敗と勝ち越したものの「自分でも納得した試合内容ではない。高いチケットを買って来てくれたみんなには謝りたい。もっと頑張ってレベルアップしていきたい」と決意を新たにしていた。

亀田京対溝越 4回、溝越(右)にパンチを放つ亀田京(撮影・小沢裕)
フェザー級4回戦 判定勝ちで勝ち名乗りを受ける亀田京(右)(撮影・山崎安昭)

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