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ボクシングニュース

亀田和毅、WBA王座次期挑戦者決定戦へ「ようやくチャンスが巡ってきた」

米ラスベガスのジムで練習する亀田和毅(亀田和毅提供)

元2階級制覇王者の亀田和毅(30)が12月4日(日本時間5日)にメキシコで、WBA世界スーパーバンタム級王座の次期挑戦者決定戦に臨むことが16日、発表された。和毅は日本では兄の元世界3階級制覇王者の興毅が会長の3150ファイトクラブだが、海外での活動はTMKプロモーション所属となる。

試合は同級10位ヨンフレス・バレホ(35=ベネズエラ)との12回戦。勝者が同級王座への挑戦権を得る。現在の同級スーパー王者はムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)、正規王者はブランドン・フィゲロフ(米国)。戦績は和毅が37勝(20KO)3敗、バレホは24勝(12KO)1分け4敗。

和毅はコロナ禍で8月から米ラスベガスに移り、メイウェザージムで練習を行っている。今回のオファーに関し「コロナ禍に振り回されましたが、ようやくチャンスが巡ってきました。勝てばスーパー王者への挑戦になると思いますので、必ず勝って次につなげたいです」とコメントした。

柔道で五輪2連覇の大野将平、大相撲で横綱に昇進した照ノ富士とは同世代で親交が深い。「2人とはすごい仲がよくて、あとは自分だけなんで。自分が世界チャンピオンになって少しでも2人に肩を並べられるよう頑張りたいです」と意気込んだ。

米ラスベガスで練習する亀田和毅(亀田和毅提供)
米ラスベガスのジムで練習の亀田和毅(右)とジェロム・トレーナー(亀田和毅提供)
米ラスベガスのジムで練習する亀田和毅(中央)とジェロム・トレーナー(左)、フロイド・メイウェザー・シニア(亀田和毅提供)

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亀田興毅会長「夢を実現させたい」日本人初の世界ヘビー級王者育成に意欲

12月16日に大阪で開催する興行の発表会見に臨んだ3150ファイトクラブの亀田会長(中央)と参戦するヘビー級の但馬(左端)と元WBA世界ミニマム級王者宮崎

ボクシング元世界3階級制覇王者の315Oファイトクラブ亀田興毅会長(34)が日本人初の世界ヘビー級王者育成に強い意欲を示した。

16日、都内で会見を開き、12月16日にメルパルクホール大阪で3150ファイトVOL・1大会を開催すると発表。緑ジムから移籍してきたアマ5冠の日本ヘビー級ホープ但馬(たじま)ミツロ(26)が同興行でプロデビューを果たすことが決まった。対戦相手は現在調整中だ。

亀田会長は「(但馬は)身体が大きいし非常に身体能力が高い。まずは『但馬改造計画』を進め、少し身体を絞っていきたい。日本人の世界ヘビー級王者という長年の日本ボクシング界の夢を実現させたい」と大きな期待を寄せた。

ヘビー級のマーケットは金銭的なことも含めて世界に広がっている。同会長は「海外でのマーケットは広いので、活躍していけば商品価値はどんどん上がっていくと思います」と強調。WBC世界同級王者タイソン・フューリー(英国)が前王者の同級1位デオンテイ・ワイルダー(米国)との3度目対決で数百万ドルを稼いでいる例を挙げながら「(但馬は)活躍できると思っています。この選手が100億稼ぐぐらいになったら、自分は『かばん持ち』したいと思います」と育成に力を入れる考えだ。

そんな亀田会長の大きな期待を受け、但馬は「これまでの重量級が見せられなかったことをみせようと思います」と気合を入れ直していた。

12月16日に大阪で開催される3150ファイトVOL1大会の会見に臨んだ亀田興毅会長(中央)と参戦するヘビー級の但馬(左)。右は元世界王者の宮崎

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JBC浦谷執行理事に辞職要求へ 井岡一翔ドーピング騒動で管理態勢問われ

JBC浦谷信彰執行理事

日本プロボクシング協会は16日、都内で理事会を開き、日本ボクシングコミッション(JBC)の浦谷信彰執行理事に辞職要求書を提出することを決議した。昨年大みそかのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ(王者井岡一翔-挑戦者田中恒成戦)で起こったドーピング問題に端を発したJBCのガバナンスを問題視し、協会側は「長らくJBCの責任者として采配してきた中で1番責任を追及される人物になる」と指摘。週明け18日にもJBCに浦谷氏の辞職要求書を提出し、月内の回答を求めるという。なお既に浦谷氏はJBCに対して進退伺を提出している。

また国内にボクシング殿堂を設立するための準備委員会を立ち上げることも承認。アマチュアの日本ボクシング連盟やJBCとも協力し、具体的に準備を進めていく見通しだ。

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亀田興毅氏「大成功収めたい」3150ファイトクラブが12・16大阪興行

12・16大阪で開催される3150ファイトVOL.1大会の会見に臨んだ亀田興毅会長(中央)と参戦するヘビー級の但馬(左端)、元世界王者宮崎

ボクシング元世界3階級制覇王者亀田興毅氏(34)が会長を務める315Oファイトクラブは16日、12月16日にメルパルクホール大阪で「3150ファイトVOL・1」大会を開催すると発表した。元WBA世界ミニマム級王者宮崎亮(33)が所属選手として現役復帰戦を予定。今年6月に腰痛でプロデビューが中止となっていたアマ5冠の日本ヘビー級ホープの但馬(たじま)ミツロ(26)が緑ジムから移籍。同興行でプロデビューを予定している。 亀田会長は「まず1回目、大成功を収めたい。見ている人にボクシングが面白いと思ってもらえるように。ボクシング界に自分なりの恩返ししたい」と口にした。5年ぶりの現役復帰戦となる宮崎は「興毅社長に感謝して、しっかり仕上げて試合に立とうと思います」と意気込み十分。但馬は「これまでの重量級が見せられなかったことをみせようと思います」と意気込んだ。

また3150ファイトクラブ所属の船橋真道(25)、佐々木る玖(19)のプロ2戦目、福重浩輝(28)、北田章大(24)、檜皮田知也(26)の3人がそれぞれ4回戦デビューする予定だ。対戦相手は今後発表される。なお興行はABEMAで生中継される。

9月25日、大阪・豊中市で自主興行を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大を受けて断念。今回が仕切り直しの興行となる。

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亀田和毅、12・4メキシコでWBA世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦

12・4メキシコでWBA世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦に臨む同級6位亀田和毅(左)と同級10位ヨンフレス・パレホ(WBA公式サイトより)

ボクシング元2階級制覇王者でWBA世界スーパーバンタム級6位の亀田和毅(30=3150ファイトクラブ)が12月4日(日本時間5日)、メキシコ・エルモシージョで同級10位ヨンフレス・パレホ(35=ベネズエラ)とWBA世界同級挑戦者決定戦に臨むことが内定した。

15日(同16日)、WBA公式サイトで同カードが同決定戦として承認されたと発表された。WBAは「彼らは多くの経験を持ち、世界中で知られている選手同士。両ボクサーにタイトルの機会をもたらすもので試合もエキサイティングになる」と解説した。

19年7月、WBC世界同級暫定王者として、正規王者レイ・バルガス(メキシコ)との王座統一戦に敗れた亀田は今年5月、三宅寛典(ビックアーム)との再起戦に判定勝ち。約7カ月ぶりのリングとなる。一方、パレホは14年にWBA世界バンタム級暫定王座を獲得。19年4月、WBA世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦で、現WBA、WBC世界同級王者ブランドン・フィゲロア(米国)に敗れている。

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”97歳対決”「幸せです」45歳元世界王者・江畑佳代子が引退試合で勝利

引退試合で判定勝利した元WBO女子世界ミニマム級王者江幡佳代子

<プロボクシング:女子48・3キロ契約体重6回戦>◇15日◇東京・後楽園ホール

元WBO女子世界ミニマム級王者江畑佳代子(45=ワタナベ)が元世界王者同士による97歳対決を制し、ラストマッチに花を添えた。

引退試合として元WBO女子世界アトム級王者池山直(52=フュチュール)と48・3キロ契約体重6回戦で拳を交え、3-0(58-55、59-54、59-54)の判定勝利を収めた。

距離を詰める池山に対し、江畑は冷静に対応。ステップを踏みながらワンツーをヒットさせた。3回には右カウンターを強打。最後の力を振り絞り、カウンターを的確にヒットさせ、主導権を握らせなかった。最終6回の終了間際には右ストレートでダウンも奪取し、勝利をつかみ取った。

引退試合を終え、リングで10カウントを耳にした江畑は涙を流した。「(渡辺均)会長、トレーナー、試合を許可していただいた会社のみなさん、ありがとうございます。45歳まで続けられて良かったです。最後の最後まで、打っても打っても前に出る池山さんの闘志は私の背中を押してくれました。幸せです。ありがとうございました」とあいさつ。「これからも一般会員として(ジムに)お邪魔します」と締めくくり、会場をわかせた。

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晝田瑞希ライバル入江聖奈の前でデビュー戦勝利「勝ちきる晝田さんすごい」

プロデビュー戦勝利後、応援に駆けつけた五輪女子フェザー級金メダル入江(左)に祝福された晝田

<プロボクシング:女子スーパーフライ級6回戦>◇15日◇東京・後楽園ホール

アマチュア全日本女子2階級制覇の晝田(ひるた)瑞希(25=三迫)が五輪金メダリストのライバルの前で上々のプロデビューを飾った。日本女子フライ級2位山家七恵(30=中野サイトウ)との女子スーパーフライ級6回戦で拳を交え、3-0の判定勝利。晝田は「女子のアマチュアに入江選手が革命を起こした。プロでは私が革命を起こしたと言われるようになりたい」と目標を掲げた。

東京オリンピック(五輪)の選考試合で五輪切符を争ったライバルで同五輪ボクシング女子フェザー級で金メダルの入江聖奈(21=日体大)もリングサイドで応援。試合後、晝田と対面した入江は「期待される中で勝つことの難しさは私自身も分かります。その中で勝ちきる晝田さんはすごい。アマボクシング界を引っ張ってきた晝田さんあっての私」と絶賛した。

1回に右目上カットに追い込む鋭い左をみせると、右フックでダウンを奪った。晝田は「最初にパンチをもらったのは私で8オンスはすごくてパニックになった。やってきたことの半分も出せなかったと思います」と反省も忘れなかった。一緒に取材対応した入江は「ヘッドギアなし、8オンスは、ちょっと考えられない」と驚きの表情を浮かべていた。

所属ジムの三迫貴志会長は「合格点。フルマークの判定勝ちはKOよりも難しい。チャンスがあれば、すぐにタイトル戦をやらせたい」とマッチメークに力を入れる意向を示した。入場曲には大好きなアニメ「セーラームーン」の主題歌を使い、シルバーのマント風ガウンで登場。ヘア、試合コスチュームともにピンク色で統一し、勝利後にはリングでバック宙まで披露。ド派手なプロデビューを締めくくっていた。

判定勝利でプロデビューを飾った晝田瑞希
プロデビュー戦の勝ち名乗りを受けた晝田瑞希
五輪代表の座を争った晝田のプロデビューを観戦した東京五輪ボクシング女子フェザー級金メダルの入江聖奈(中央)
プロデビューを白星で飾ったアマ全日本女子2階級制覇の晝田(中央)は東京五輪女子フェザー級入江(右端)と所属ジム三迫会長から祝福

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亀田興毅会長、次期興行に関してAbemaTVで生配信「どでかい発表も」

3150ファイトクラブのジム開きで会見に応じる亀田興毅会長(21年3月1日撮影)

元世界3階級制覇王者、3150ファイトクラブの亀田興毅会長(34)が、16日午後2時から次期興行に関してAbema TVで生配信する。

9月25日に大阪・豊中市で自主興行を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を受けて断念。延期開催の興行に関する発表とみられる。興毅会長は「どでかい発表もあるんで、楽しみにしてください」と予告した。

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晝田瑞希が白星デビュー「私はプロで革命」ライバル五輪金の入江聖奈も応援

判定勝利でプロデビューを飾った晝田瑞希

<プロボクシング:女子スーパーフライ級6回戦>◇15日◇東京・後楽園ホール

アマチュア全日本女子で2階級(フライ級、フェザー級)を制覇した晝田(ひるた)瑞希(25=三迫)が上々のプロデビューを飾った。日本女子フライ級2位山家七恵(30=中野サイトウ)との女子スーパーフライ級6回戦で拳を交え、3-0の判定勝ち。東京オリンピック(五輪)の選考試合で五輪切符を争った入江のライバル。同五輪ボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈(21=日体大)もリングサイドで応援。晝田の勝利を見届け、大きな拍手を送った。

1回に右目上カットに追い込む鋭い左をみせると、右フックでダウンも奪取した晝田は「とても緊張してしまっていつもしていることは出せなかった。無事に勝てて良かったです。世界王者になるのはもちろんのこと絶対の目標の1つ。女子のアマチュアに入江選手が革命を起こした。プロでは私が革命を起こしたと言われるようになりたい」と意気込んだ。

19年12月、晝田は東京五輪の開催国枠の候補選手を決める選考試合に出場。入江と代表の座を争って判定負けを喫し、五輪切符を逃した。所属先の自衛隊体育学校を除隊後、ピンク色のヘアに染め、三迫ジムに入門。東京五輪期間は「辛かった。開会式も他競技も見られなかった」ものの「五輪が終わってから全部、乗り越えた気持ちになれました」と振り返る。

自分に勝利したライバル入江が金メダルを獲得し「すごいことを成し遂げて、リスペクトをしている。自分に勝った選手が金メダルを取ったとポジティブに考えられた。1つの負けの重みが自分の体で感じられた。今は負けたくない気持ちが強い」。アマ戦績は29勝(13KO・RSC)16敗。勝利後、リングでバック宙まで披露した晝田が鮮やかなプロデビューを飾ってみせた。

判定勝利でプロデビューを飾った晝田瑞希
五輪代表の座を争ったライバル晝田のプロデビューを観戦した東京五輪ボクシング女子フェザー級金メダルの入江聖奈
五輪代表の座を争った晝田のプロデビューを観戦した東京五輪ボクシング女子フェザー級金メダルの入江聖奈(中央)

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井上岳志WBO1位チューと11・17豪州で対戦「チャンス2度とない」

オンラインで会見するWBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王者井上岳志(右)。左は所属ジムの斎田竜也会長

ボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王者井上岳志(31=ワールドスポーツ)が11月17日、オーストラリア・シドニーでWBO世界同級1位ティム・チュー(オーストラリア)と対戦することが15日、所属ジムから発表された。チューが保持するWBOグローバル同級王座に挑戦する。元世界3団体スーパーライト級王者コンスタンチン・チューを父に持つ世界1位を撃破すれば世界ランキングも一気に上昇する可能性がある。

世界ランキング、知名度を一気に上げられるビッグチャンスとなる。井上は「1年前から(斎田竜也)会長とやれるかもしれないと聞いてチューの動画を見ていた。結構、かみ合う試合にあるかなと。こんなチャンスはめったにないので挑戦しようと思いました」と気合を入れ直した。7月には初めて英国修行を敢行。ロンドン郊外のカンタベリーでWBO世界同級10位アンソニー・ファウラー(30=英国)の練習パートナーとしてスパーリングを重ねてきたという。

チューに勝てば世界挑戦への道が開けそうだ。19年1月、当時のWBO世界同級王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)に挑戦して以来の2度目の世界戦をつかむため、井上は「ティム・チュー選手はすごい選手なので勝ってもう1度(世界挑戦)という、それだけを考えている。こんなチャンス2度とないと思うので全てを出して、前回(のムンギア戦)みたいに善戦で良かったというレベルじゃなく勝って表現したい」と口調を強めた。

当初は11月6日に東洋太平洋同級8位中嶋玲(寝屋川石田)との東洋太平洋同級王座決定戦も兼ねたWBOアジア・パシフィック同級王座の防衛戦に臨む予定となっていたが、斎田会長は「当初は1月、2月と考えていたのが、先方の都合で11月になった。(中嶋陣営から)日本のために頑張ってきてくれと言われた」と試合変更に理解を示してくれた中嶋陣営にも感謝していた。

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日本ウエルター級王者小原佳太、12月9日後楽園で3位玉山将也とV2戦

4月、初防衛に成功した日本ウエルター級王者小原(中央)

ボクシング日本ウエルター級王者小原佳太(34=三迫)が12月9日、東京・後楽園ホールで同級3位玉山将也(27=帝拳)との2度目の防衛戦に臨むことが15日、発表された。

4月に坂井祥紀(横浜光)に判定勝利し初防衛に成功して以来のリングとなる。一方、5月の加藤寿(熊谷コサカ)に2回TKO勝ちして以来の試合となる玉山はタイトル初挑戦だ。

セミファイナルには日本フェザー級11位前田稔輝(25=グリーンツダ)-同級13位木村蓮太朗(24=駿河男児)の新鋭対決が組まれた。前田はデビュー8連勝中で、「ゴールデンルーキー」と呼ばれる木村は9月に日本ランカーの斎藤陽二(角海老宝石)に判定勝ちし、デビュー5連勝を飾っている。また日本女子ミニマム級王座決定6回戦も組まれ、JBC同級2位鈴木なな子(22=三迫)が同級1位瀬川紗代(24=ワタナベ)と王座を懸けて拳を交える。

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王者中嶋一輝、井上兄弟にもまれ成長「手応えある」19日真価問う初防衛戦

19日の初防衛戦に備え、所属ジムでスパーリングに取り組む東洋太平洋バンタム級王者中嶋一輝(左)

ボクシング東洋太平洋バンタム級王者中嶋一輝(28=大橋)が真価を問われる一戦に臨む。19日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル81大会(日刊スポーツ新聞社後援)で、同級2位の元王者栗原慶太(28=一力)との初防衛戦に臨む。お互いに世界ランキングにも入っており、世界へ向けたサバイバル戦とも言える。中嶋は「KOは絶対にしたい。(元王者栗原には)難しいけれど、狙っていきたいです」と3回以内で倒すというハードルを自ら課した。

アマチュアだった芦屋大3年時に国体を制覇。同4年時には関西リーグMVPにも輝き、17年春に大橋ジムに入った。右利きのサウスポーとなったきっかけは同学年で現在は同門の現WBAスーパー、IBF世界同級王者井上尚弥(28)との対戦だった。中学1年時、井上との対戦で負けて「右構えではダメ」とサウスポーに構えを変えた経緯がある。井上とは今春も4回のスパーリングで拳を交え「1番は悔しかったですね。あんなに違うのかと思った」と唇をかんだ。その姿に大橋秀行会長(56)は「尚弥とのスパーであからさまに悔しがる選手は少ない。あの姿勢が中嶋を強くする」と期待を寄せた。

栗原戦に向けた実戦練習は井上の弟で元WBC世界同級王者の拓真(25)がパートナーだった。今年1月に栗原を9回負傷判定で勝利した拓真とのスパーリングも大切な経験になった様子。「僕が前に出て(栗原を)下がらせたいですね」と気合を入れ直した。

王座奪取より難しいとされる初防衛戦となる。今年5月に千葉開(横浜光)との王座決定戦でつかんだ赤い東洋太平洋王座ベルト。同じ階級の井上尚弥、拓真兄弟にもまれてきた中嶋は「(試合への)手応えはある。元王者対新王者ですが、新しい方が強いところをみせたい」。ベルト死守を誓い、19日を待ち構えている。【藤中栄二】

19日に初防衛戦を控える東洋太平洋バンタム級王者中嶋一輝
精力的にスパーリングを消化した東洋太平洋バンタム級王者中嶋一輝
松本好二トレーナー(左)からアドバイスを受ける東洋太平洋バンタム級王者中嶋一輝

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ワイルダー、SNSで王者フューリー祝福 王者も「最高の3部作」と反応

ワイルダーのフューリー勝利を祝福するSNS投稿に対し、公式ツイッターで反応するフューリー(フューリーの公式ツイッターより)

ボクシング前WBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(35=米国)が現王者タイソン・フューリー(33=英国)に向けて勝利祝福の言葉を発信した。9日(日本時間10日)に米ラスベガスで同級王者フューリーとの3度目対決で11回KO負けを喫したワイルダーは14日(日本時間15日)に公式SNSを更新。「最後になりましたが、フューリーの勝利を祝福し、永遠に続く素晴らしい歴史的メモリーに感謝します」とつづった。この投稿に対し、フューリーは公式ツイッターで「最高の3部作だ」と好反応した。

20年2月の2度目対決に敗れた後、フューリーのグローブ不正行為を公言し、契約時の再戦条項で法廷まで持ち込んで3度目対決を迎えていた。当時の3団体(WBAスーパー、IBF、WBO)同級王者アンソニー・ジョシュア(英国)との4団体統一戦を阻まれたフューリーとの関係は悪化。試合前の恒例のフェースオフ(にらみあい)さえできないほどの緊張感があったが、今回のワイルダーは王者に敬意を表した。

入場時の赤いガウンの写真を掲載し「何よりもまず、情熱と決意にかき立てられた私の感情を世界に与えることを許してくれた神に感謝したい。長いプロセスを支えてくれたファンとチームにも感謝したい。結果に失望していなかったと言えばウソになる。だが、この旅を振り返ると、神が私に体験してほしいと望んでいたことは、私の予想をはるかに上回りました」とつづった。

フューリー戦では3度のダウンを喫したが、逆に2度のダウンも奪い、ワイルダーは再評価されている。「勝利できなかったが、かつて賢者は『勝利はレッスンの範囲内である』と言った。勝つためには時々負けなければならないと学んだ。とはいえ、ファンが楽しめる勝利が欲しかった。うまくいけば、この競技で真の戦士、真のキングであることを証明できた。うまくいけば試練や困難にどれほど激しく打たれても、信じるもののために生き、再び戦うために自らを拾い上げることができることを証明できた」とも投稿した。

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WBCライトフライ級王者矢吹正道は現役続行 来年の初防衛戦へ準備

矢吹正道(21年9月撮影)

ボクシングでWBCライトフライ級王者になった後、去就を明らかにしていなかった矢吹正道(緑)が現役を続けることが14日、分かった。緑ジムの松尾敏郎会長によると来年に初防衛戦を迎えられるよう準備する予定だという。

矢吹は9月22日に行われた世界タイトルマッチで、9度目の防衛を狙ったチャンピオンの寺地拳四朗(BMB)に10回TKO勝ち。翌日の記者会見では今後について、引退する可能性も含めて白紙と話していた。

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【こんな人】秒殺デビュー輪島氏孫、高校サッカー強豪校でも「パンチ」武器

デビュー戦を1回TKO勝利で飾り雄たけびを上げる磯谷(撮影・横山健太)

<ボクシング:68・5キロ契約4回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール

輪島家DNA強し!! 元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者輪島功一氏(78)の孫、磯谷大心(たいしん、20=輪島功一スポーツジム)がプロデビュー戦で1回TKO勝ちを飾った。同じくデビュー戦の羽賀彬光(35=DANGAN越谷)と拳を交え、右ストレートで1度目のダウンを奪い、連打の追い打ちでレフェリーストップ。1回1分23秒、TKO勝利。祖父、叔父大千(ひろかず、現ジム会長)、孫の全員が1回KOデビューという記録を打ち立て、孫はKOタイムで2人を超えた。

    ◇    ◇    ◇

磯谷は正智深谷高時代、サッカー部に所属していた。日本代表オナイウ阿道らを輩出し、全国大会にも名を連ねる強豪で、セレクションを経てGKとして入部。小島時和監督は「背が高くて手足が長い。身体能力が高かった」。上下左右の反応は抜群で、特にパンチングが光った。当初はAチームでプレーも、キックやハイボールの処理などに課題があり、3年ではBチームに。だが、腐ることなくまじめに取り組み、小島監督は「AでもBでも一生懸命やることは貫いてくれた。公式戦ではGKのサポートや応援もしっかりやってくれた」と話す。

高校は寮生活。寮には、祖父の輪島功一氏から食料品の荷物がよく届き、寮のスタッフ間では「輪島さんからだ」と話題になったことも。卒業の際、小島監督は「プロになったらデビュー戦、見に行くよ」と磯谷と約束した。今回は全国高校サッカー選手権の県予選前で生観戦はできなかったが「高校時代はグローブをはめて戦うイメージはなかった。TKO勝ちは大したものですね」と教え子の活躍を喜んでいた。【岩田千代巳】

◆磯谷大心(いそたに・たいしん)2001年(平13)7月4日、東京・三鷹市生まれ。幼稚園からサッカーを始める。ポジションはGKで、埼玉・正智深谷高3年まで続けた。19年12月から本格的にボクシングの練習を始め、20年10月にプロテストに合格。身長182センチの右ボクサーファイター。

1回、ダウンを奪う磯谷(撮影・横山健太)

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【2世3世ボクサー】辰吉丈一郎の次男寿以輝 アリの娘レイラは世界王者

辰吉寿以輝(19年4月5日撮影)

◆主な2世、3世ボクサー 元世界王者では輪島功一氏の次男大千氏が08年にプロデビューし、現在はジムを引き継ぎ、会長就任。元WBA世界フライ級王者花形進の長男晋一もプロデビューし、現在ジムのマネジャーを担当。元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎の次男寿以輝(大阪帝拳)や元WBC世界スーパーバンタム級王者畑中清詞氏の長男建人(畑中ジム)が期待のホープとなる。最近では「浪速のロッキー」赤井英和の長男英五郎(帝拳)が9月にプロデビュー(1回TKO負け)。海外では元統一ヘビー級王者ムハマド・アリの娘レイラがWBC女子スーパーミドル級王者を獲得。

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前日本王者の佐川遼がリベンジTKOで再起戦飾る「またタイトル戦線に」

7回、パンチを放つ佐川(左)(撮影・横山健太)

<ボクシング:58・0キロ契約体重8回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール

前日本フェザー級王者佐川遼(27=三迫)がリベンジで再起戦を飾った。17年5月に2回TKO負けを喫していた小坂烈(23=SUN-RISE)と再戦し、最終8回に右ストレートでぐらつかせ、同回1分23秒、レフェリーストップによるTKO勝利。2月に丸田陽七太(森岡)に敗れ、3度目の防衛に失敗して以来の再起戦で白星を挙げた。

左ジャブを軸に右ストレートを打ち抜き、左右の目の周囲をカットに追い込んだ。レフェリーストップ勝ちをつかんだ佐川は「5回から体が動き、結構、このまま自分のペースで進めてTKOになった。2月にタイトルを失い、再起戦とリベンジマッチを組んでいただき、いつも以上の練習してここまでこれました」と手応え十分の笑み。再び日本王座への返り咲きを狙い「またタイトル戦線に復活できるようにチャンスが来るまで頑張りたい」と意気込んだ。

所属ジムの三迫貴志会長は「4年前に(小坂に)初黒星を喫し、そこでボクシングを見直し、想定よりも早く日本王者になった。ここをしっかり倒して勝って欲しかったので、ストップ勝ちしてくれてうれしかった。佐川がいるよ、と示せた」と合格点を出していた。

8回TKOで勝利した佐川(撮影・横山健太)
7回、パンチを放つ佐川(右)(撮影・横山健太)

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輪島功一氏「ベルトを巻くのは当然」孫磯谷大心1回TKOデビューに感激

試合後、笑顔でポーズを決める磯谷(右)と輪島功一氏(撮影・横山健太)

<ボクシング:68・5キロ契約体重4回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール

元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者輪島功一氏(78)の孫、磯谷大心(20=輪島功一スポーツジム)が鮮やかな1回TKOでプロデビュー戦を飾った。同じくデビュー戦の羽賀彬光(35=DANGAN越谷)との68・5キロ契約4回戦に臨み、1回1分23秒、レフェリーストップによるTKO勝利を挙げた。来年は東日本新人王ウエルター級にエントリー予定で将来的に世界王者を目指す。自らと同じく新人王と世界王者を狙う孫に輪島氏は感激した。

白星デビューを飾った孫と歓喜のグータッチを交わした輪島氏は「自然に攻めるところは攻める。(相手パンチを)避けて打つ。今日は本当に良かったと思う。練習は根性、試合は勇気だから」と自らのモットーを交えながら、勝利を手放しで喜んだ。自らと同じ1回で試合決着させたことに「結果良ければ、すべて良し。まずは勝たないといけない」と満面の笑み。世界王座奪取を掲げた孫に向け「(王座)ベルトを巻くのは当然だと思う。あとはどれぐらい早くいけるか。自分は25歳と遅くデビューしたから人の3~4倍練習していたからね」と孫の成長を見守っていく姿勢を示していた。

デビュー戦を勝利で飾り笑顔を見せる磯谷(撮影・横山健太)
1回、ダウンを奪う磯谷(撮影・横山健太)
1回、パンチをヒットさせる磯谷(右)(撮影・横山健太)
デビュー戦を1回TKO勝利で飾り雄たけびを上げる磯谷(撮影・横山健太)
デビュー戦を1回TKO勝利で飾った磯谷(右)に拍手を送る輪島功一氏(左)(撮影・横山健太)

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輪島功一氏「完璧すぎて面白くねえよ」孫・磯谷大心“最速”TKOデビュー

デビュー戦を1回TKO勝利で飾った磯谷(右)に拍手を送る輪島功一氏(左)(撮影・横山健太)

<ボクシング:68・5キロ契約4回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール

輪島家DNA強し!! 元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者輪島功一氏(78)の孫、磯谷大心(たいしん、20=輪島功一スポーツジム)がプロデビュー戦で1回TKO勝ちを飾った。同じくデビュー戦の羽賀彬光(35=DANGAN越谷)と拳を交え、右ストレートで1度目のダウンを奪い、連打の追い打ちでレフェリーストップ。1回1分23秒、TKO勝利。祖父、叔父大千(ひろかず、現ジム会長)、孫の全員が1回KOデビューという記録を打ち立て、孫はKOタイムで2人を超えた。

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輪島氏の愛称「炎の男」の熱いDNAが両拳に宿っていた。祖父とは違い、長いリーチを持つ磯谷は左拳で顔と腹をとらえると、左フックから強烈な右ストレートで打ち抜いた。「右の感触はあった」。何とか立った羽賀を左右の連打で襲い続けてレフェリーストップ勝ち。「勝ててほっとしています」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。祖父、叔父大千氏(現ジム会長)に続き、輪島家3世代で1回KO勝利をつかんだ。

輪島家DNAを引き継いだ自覚がある。「ボクシングを知る自分の親族から言葉があり、1つ1つ受け止めて全部やりました」と振り返った。輪島氏の長女大子(ひろこ)さんと、元日本ランカーで現トレーナーの父和広氏の長男。元統一ヘビー級王者ムハマド・アリの孫ニコ・アリ・ウォルシュが8月に白星デビューした動画を父とチェックしたという。「注目や周りの人の期待もありプレッシャーと緊張はありました。ただダウンを奪い、最初よりも(展開が)見えてきたなと思いました」と大物の片りんも漂わせた。

リングサイド最前席で孫の快勝を見守った輪島氏は「完璧すぎて面白くねえよ。最後は良かった」と独特の表現で喜んだ。報道陣の前で孫との歓喜のグータッチもみせ「攻めるところは攻め、パンチを避けて打てた。すごく良かった。(王座)ベルトを巻くのは当然」と大きな期待を寄せた。ジムに掲げられた同氏の「練習は根性、試合は勇気」のモットー。磯谷は「常に頭にある」とうなずいた。

来年は東日本ウエルター級新人王にエントリー予定。磯谷は「世界王者になりたい。近い目標は祖父も取った新人王です」と力強く言い切った。思わず父和広氏から「調子に乗るなよ」と指摘されるほどの大物感。「炎の男」3世は階級も近い祖父と同じ道を進む1歩を踏み出した。【藤中栄二】

◆磯谷大心(いそたに・たいしん)2001年7月4日、東京・三鷹市生まれ。幼稚園からサッカーを始める。ポジションはGKで、強豪校の埼玉・正智深谷高3年まで続けて最高成績は県2位。中学時代から体力づくりのため、ボクシングジムにも通う。19年12月から本格的にボクシングの練習を開始し、20年10月、プロテストに合格。身長182センチの右ボクサーファイター。血液型はB。

◆輪島3世代のプロデビュー戦 三迫ジム所属の輪島功一は1968年(昭43)6月15日に輪島公一の本名でウエルター級4回戦に出場、竹川彰(笹崎)に1回2分51秒KO勝ちを収めた。功一の次男大千(ひろかず)は2008年(平20)5月27日に65キロ契約4回戦で真神風大谷(全日本パブリック)に1回2分33秒TKO勝ちしたが、王座には届かなかった。孫の磯谷大心のKOタイムは1回1分23秒で祖父と叔父を超えた。会場は3人とも東京・後楽園ホールだった。

◆主な2世、3世ボクサー 元世界王者では輪島功一氏の次男大千氏が08年にプロデビューし、現在はジムを引き継ぎ、会長就任。元WBA世界フライ級王者花形進の長男晋一もプロデビューし、現在ジムのマネジャーを担当。元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎の次男寿以輝(大阪帝拳)や元WBC世界スーパーバンタム級王者畑中清詞氏の長男建人(畑中ジム)が期待のホープとなる。最近では「浪速のロッキー」赤井英和の長男英五郎(帝拳)が9月にプロデビュー(1回TKO負け)。海外では元統一ヘビー級王者ムハマド・アリの娘レイラがWBC女子スーパーミドル級王者を獲得。

1回、パンチをヒットさせる磯谷(右)(撮影・横山健太)
デビュー戦を1回TKO勝利で飾り雄たけびを上げる磯谷(撮影・横山健太)
試合後、笑顔でポーズを決める磯谷(右)と輪島功一氏(撮影・横山健太)
デビュー戦を勝利で飾り笑顔を見せる磯谷(撮影・横山健太)

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デビュー戦を1回TKO勝利で飾り雄たけびを上げる磯谷(撮影・横山健太)

<ボクシング:68・5キロ契約4回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール

元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者輪島功一氏(78)の孫、磯谷大心(20=輪島功一スポーツジム)が鮮やかな1回TKOでプロデビュー戦を飾った。

◆輪島3世代のプロデビュー戦 三迫ジム所属の輪島功一は1968年(昭43)6月15日に輪島公一の本名でウエルター級4回戦に出場、竹川彰(笹崎)に1回2分51秒KO勝ちを収めた。功一の次男大千(ひろかず)は2008年(平20)5月27日に65キロ契約4回戦で真神風大谷(全日本パブリック)に1回2分33秒TKO勝ちしたが、王座には届かなかった。孫の磯谷大心のKOタイムは1回1分23秒で祖父と叔父を超えた。会場は3人とも東京・後楽園ホールだった。

日本ジュニアミドル級選手権 痛烈な右ストレートで岡部をKOし、初防衛した輪島公一(のち功一)(1969年12月18日撮影)
輪島大千(2010年11月3日撮影)

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