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稀勢の里、前へ意識「いい稽古に」豊山に11勝圧倒

稀勢の里(後方)は三番稽古で豊山を圧倒した


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)に向けて調整のペースを上げた。

 16日、青森・八戸市で行われた夏巡業の朝稽古で「当たりが強いし、力をつけているから」と前頭豊山を指名。秋場所に出場すれば序盤で対戦が想定される、本場所で対戦がない24歳の新鋭と三番稽古を行い11勝1敗と圧倒した。胸を合わせるのは10戦全勝だった4月の春巡業以来2度目。夏巡業では関脇御嶽海と6番取った以外、相撲は幕内下位としか取っていなかっただけに「いい稽古になった。前へ前へ、という意識で」とうなずいた。

雨の中、離れた支度部屋から土俵入りに向かう稀勢の里

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阿武咲が地元青森で砂まみれ稽古 観衆大声援に感謝

ぶつかり稽古で阿武咲(下)に胸を出した高安


 大相撲の夏巡業は16日、青森・八戸市で行われ、古くから相撲どころとして知られる、青森県出身力士が会場を盛り上げた。

 同県中泊町出身の前頭阿武咲(22=阿武松)は、朝稽古の最後にぶつかり稽古で大関高安に胸を借りた。約7分間、胸を借りる間に砂まみれになり、観衆から大声援が起きた。「やっている最中は全然聞こえなかった。でも、ありがたいですね」と感謝した。

 高安には、今回の巡業中に三番稽古に何度も指名されており「(1月の初場所で)ケガをしてから全体的に力が落ちている中で、大関のおかげでだいぶ戻ってきた実感がある。ケガをしたら、という恐怖もなくなってきた」と、再び感謝した。また、中退した三本木農高相撲部時代は、この日の会場となった八戸市体育館に隣接する土俵で夏合宿を行っていたことも明かし「懐かしいですね」と、笑顔で話した。

 深浦町出身の十両安美錦(39=伊勢ケ浜)は、家族が見守る前で、同県鰺ケ沢町出身で弟弟子の誉富士にぶつかり稽古で胸を出したり、申し合いで名乗りを上げたりと、精力的に汗を流した。また、片道4時間かけて実家にも寄るなど親孝行もした後の巡業参加となったが「毎年、こうして青森に巡業で来ることができて、大勢の人が集まってくれてありがたいよ」と、集まった約2500人の観衆らに感謝していた。

ぶつかり稽古で汗を流す、ともに青森県出身でご当所の安美錦(手前左)と誉富士(同右)

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名古屋場所Vの御嶽海「ありがたい」高安と三番稽古

三番稽古を行った高安(左)と御嶽海


 7月の名古屋場所で初優勝した、大相撲の関脇御嶽海(25=出羽海)が16日、青森・八戸市で行われた夏巡業で大関高安と三番稽古を行った。

 1勝9敗の計10番に「10番しか取ってないの? もっとやっているかと思った」と、番数以上の充実感と疲労度があることを口にした。左四つに組まれて寄り切られる取り口が多く「重たいし、懐が深かった。(高安には)目をかけてもらっているので、ありがたいですね」と振り返った。

 今回の巡業中にファンの期待も感じているという。「声をかけられることが多くなった。注目されることはうれしいけど、自分のペースを崩さず、やることをやって、体をつくっていきたい」。期待に応えたい思いが強いからこそ、大関とりの秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)を見据えていた。

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稀勢の里、豊山との三番稽古で11連勝「いい稽古」

稀勢の里(右)は三番稽古で豊山を圧倒した


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が16日、青森・八戸市で行われた夏巡業で、前頭豊山と三番稽古を行い、計12番で11勝1敗と大きく勝ち越した。最初の一番こそ押し出されたが、その後は突き、押し、得意の左四つからの寄りなどで寄せ付けず11連勝。「いい稽古になった。とにかく前へ前へ、という意識で(取った)」と、収穫を口にした。

 7月の名古屋場所で12勝を挙げて優勝争いに加わり、敢闘賞も獲得した24歳の豊山とは本場所での対戦経験がない。稽古で胸を合わせるのも、10番取って全勝だった4月の春巡業以来2度目。豊山とは、出場すれば秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)の序盤戦での対戦が想定されるだけに、まわしを取ることができても、できなくても、厳しい攻めを見せるなど、熱のこもった稽古を披露した。

 白鵬、鶴竜の両横綱も、初顔合わせが想定される相手のもとには、本場所前に出稽古して感覚をつかむことが多い。左足裏にできた傷の影響もあって、夏巡業ではこれまで、関脇御嶽海と6番取った以外、秋場所での対戦の可能性が低い幕内下位と相撲を取っていた。だが成長著しい若手有望株を「当たりが強いし、力をつけているから」と認め、本場所を想定した稽古へと調整のペースを上げた。

 豊山も稀勢の里について「右上手が速い。それが生命線だと思うから、どれだけ取らせないか考えたけど、うまさと包み込むような体の大きさで、思うようにできなかった。やっぱり、まわしを取ったら強い。引きつけられたら離れられない。少しでも上体が起きるとやられてしまうので、前傾姿勢でやったつもりだったけど…」と脱帽した。三番稽古の終盤の立ち合いの際に稀勢の里の頭がぶつかり、右目上の腫らしながら悔しさをにじませていた。

 一方で、本場所での稀勢の里との初顔合わせは心待ちにしている。「稀勢の里関の取組は独特の雰囲気になる。(観衆が)『ワーッ』となった中でやりたい。その中で何かできれば、自信になる。4月の巡業で稽古をつけてもらった時は、漠然と取って負けてしまったけど、今日(16日)は違う」と、本場所は一発勝負だけに、最初の一番に勝ったことに収穫と光明を見いだしていた。

稀勢の里(上)は三番稽古で豊山を圧倒した

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白鵬、終戦と震災「2つの意味」陸前高田で土俵入り

土俵入りを終えた白鵬


 大相撲の横綱白鵬(33=宮城野)が、7年ぶりに訪れた岩手・陸前高田市で、2つの思いを込めて土俵入りした。15日、同市で行われた夏巡業に参加。朝稽古は右膝痛のため、土俵下での四股などで入念に汗をかいた。正午に親方衆や他の幕内力士らとともに黙とうすると、午後には土俵入りも行い「7年ぶりか。当時は1人横綱で1日2回土俵入りしていたからね。終戦記念日でもあるし、2つの意味で土俵入りした」と、戦争と東日本大震災で亡くなった人々を思いやった。

 7年前に訪れたのは相撲協会の被災地巡回慰問で、1日2カ所ずつ5日間、計10市町を回った。東北地方を北から南下する中、2日目に訪れた陸前高田市の壮絶な光景は「今でも覚えている」と、特に印象に残っている。だからこそ復興が進む町並みに「未来に向けて進んでいると思った。7年ぶりに会いに来てくれた人もいたし、7年前に来たことがつながった」と喜んでいた。

11年6月5日、岩手・陸前高田市で、がれきの山をバックに神妙な表情を見せる白鵬

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稀勢の里、アクシデントも「やります、頑張ります」

終戦記念日に際し、黙とうする白鵬(前列右端)、鶴竜(同左から2人目)、稀勢の里(同左端)の3横綱ら


 大相撲の夏巡業は15日、岩手・陸前高田市で行われた。

 終戦記念日のこの日は、巡業に参加している親方衆、幕内力士らが土俵回りに集まり、正午から黙とう。また11年の東日本大震災では、大きな被害に遭った地域でもあり、春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)は「相撲で元気になるのであれば、いくらでもやる。率先して復興の力になりたい」と話した。

 また、この日の朝稽古では横綱稀勢の里、大関豪栄道、高安らが精力的に相撲を取った。前頭佐田の海を相手に9勝1敗だった稀勢の里について同部長は「(今回の巡業途中で)足に傷ができて稽古できないというアクシデントは仕方ない。それでも『やります』『頑張ります』と言ってくれている。徐々に仕上げていって、最終的には(巡業中に)横綱同士や横綱と大関の稽古も見たい」と、期待していた。

 また、同部長が「1番充実している」と話す豪栄道は、この日は前頭豊山に5戦全勝の後、先場所優勝の関脇御嶽海を指名して5勝1敗。計10勝1敗だった。

終戦記念日に際し、黙とうする巡業参加の親方衆と幕内力士ら
佐田の海(右)と三番稽古を行った稀勢の里

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独り暮らし蛇口から水…元小結板井さん急死だったか

大相撲の元小結板井の板井圭介さん


 大相撲の元小結で、引退後に八百長の存在を明言した板井圭介さんが14日、死去した。62歳だった。都内の自宅で倒れているところを発見され、その後、死亡が確認された。現在はない大鳴戸部屋で同部屋だった、元十両のプロレスラー維新力によると、第一発見者は板井さんの現役時代の付け人。維新力は「元付け人は引退後もずっと板井さんと交流があった。体を壊して働くことができず、独り暮らしだった板井さんの世話をしていて、病院に来るはずの時間に来なかったので、おかしいと思って見に行ったら、自宅で息を引き取っていたそうです」と説明した。

 死因は14日現在まで特定されておらず、元付け人が発見した時は、蛇口から水が出続けている状態で、急死の可能性が高いとみられる。板井さんは近年、糖尿病などで定期的に病院に通い、心臓にはペースメーカーも埋め込んでいた。一方で現役時代から膝を痛めていたが、愛犬の散歩が日課で自力で歩いていたという。維新力は「いろいろ言われた方ですが、稽古場では本当に強いし、自分が付け人をしていた時も偉そうにすることもなく、人格者だった」と話した。

 板井さんは78年秋場所で初土俵を踏むと、序ノ口から三段目まで3場所連続で優勝し、当時最多の26連勝を記録した。突き、押しを武器に、金星3個すべてを大乃国から獲得し「大乃国キラー」として知られた。東前頭14枚目だった91年名古屋場所で幕内4人目の15戦全敗。翌秋場所中に引退した。引退に際して「春日山」の年寄名跡を借りて相撲協会に残る話も出ていたが、立ち消えになった。00年に日本外国特派員協会の講演で、自らの体験を挙げて八百長を告発。同年、八百長の暴露本を出版した。08年には記事を巡る裁判に証人として出廷し、自らの八百長への関与を認めた。

 ◆板井圭介(いたい・けいすけ)1956年(昭31)3月21日、大分県臼杵市生まれ。大分水産高(現海洋科学高)から実業団の黒崎窯業を経て大鳴戸部屋入門。同年秋場所に前相撲で初土俵。序ノ口、序二段、三段目と3場所連続で優勝。序ノ口からの26連勝は当時最多。幕下も2場所で通過し、79年秋場所新十両、80年秋場所新入幕。89年夏場所で自己最高位となる小結に昇進。幕内に54場所在位し、通算成績は496勝515敗(前相撲3勝、不戦敗5含む)98休。金星3個。殊勲賞、技能賞各1回。91年秋場所限りで引退。

87年11月、新横綱大乃国(右)を破り初金星の板井

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栃ノ心「まだ少し痛い。体重10キロぐらい落ちた」

巡業に合流し、若い衆のぶつかり稽古に胸を出す栃ノ心(撮影・高田文太)


 栃ノ心が14日、大関として巡業に初参加した。新大関だった名古屋場所は右足親指の負傷で途中休場。今回の巡業も初日から休場していたが、この日から合流し、早速ぶつかり稽古で大関豪栄道らに胸を出した。

 栃木県内での部屋の合宿から直接来たが、胸を出したのは右足親指を負傷後初。「まだ少し痛いし、体重も10キロぐらい落ちた。少しずつ体をつくっていきたい」と話し、この日外れた取組への早期復帰も見据えていた。

若い衆の稽古中に土俵下で話す栃ノ心(右)と御嶽海

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逸ノ城の腰痛原因は増量…でも北海道で食べたいもの

巡業に合流した逸ノ城


 夏巡業初日から腰痛で休場していた関脇逸ノ城が合流した。14日の稽古では土俵下での基礎運動などに終始したが、早速取組も行った。

 「前にも痛めていたところ。部屋でリハビリして、だいぶ戻ってきた」と、痛みも和らいだ。名古屋場所直前に、230キロへ約10キロ増量したことが原因と分析。「220キロに抑えるようにしたい。でも北海道ではジンギスカンも食べたいし…」と悩んでいた。

逸ノ城

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稀勢の里に復活の兆し、先場所優勝の御嶽海に5勝

激しい稽古を繰り返した稀勢の里(右)と御嶽海


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、先場所優勝の関脇御嶽海と稽古し、復活の兆しを見せた。

 14日、岩手・奥州市で行われた夏巡業の朝稽古で、幕内2人を指名して11番。佐田の海に4勝1敗、7月の名古屋場所で初優勝した御嶽海には5勝1敗で、計9勝2敗と大きく勝ち越した。左足裏にできた傷の影響で土俵上の稽古は7日以降、できていなかったが1週間ぶりに再開。「内容はよかった」と、手応えを口にした。

 御嶽海を相手に低く鋭い立ち合いから、まわしにこだわらずに前へ出続けた。2人が胸を合わせたのは、途中休場した昨年名古屋場所以来、1年1カ月ぶり。「力はつけているし、前にやった時とは全然違う」と成長を認めた。強い相手に立ち合い負けしなかったからこそ「日に日によくなっている。体はつくってきたから」と復調を実感した。足裏の傷も快方に向かい、今日15日には6日ぶりに巡業の取組も行う予定だ。

佐田の海(手前)と稽古を繰り返した稀勢の里(中央)。左は御嶽海(撮影・高田文太)

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元小結板井の板井圭介さん死去、八百長告発暴露本も

大相撲の元小結板井の板井圭介さん


 大相撲の元小結板井の板井圭介さんが14日に亡くなった。62歳だった。大分県出身で、大分水産高(現海洋科学高)から実業団を経て角界入り。78年に大鳴戸部屋に入門し、同年秋場所で初土俵を踏んだ。序ノ口から三段目まで3場所連続で優勝し、当時最多の26連勝を記録した。80年秋場所で新入幕を果たし、突き押しを武器に最高位小結まで出世した。

 前頭14枚目だった91年名古屋場所で15戦全敗を喫し、同年の秋場所途中で廃業。その後、00年に日本外国特派員協会の講演で自らの体験を挙げて八百長を告発した。同年、八百長のことを書いた暴露本を出版した。

87年11月、新横綱大乃国(右)を破り初金星の板井

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錦木に3000人拍手、地元岩手で鶴竜のかわいがり

稽古後、地元岩手県の観衆から盛大な拍手を送られながら引き揚げる錦木


 大相撲の前頭錦木(27=伊勢ノ海)が14日、岩手・奥州市で行われた夏巡業で、横綱鶴竜の“かわいがり”を受けた。

 岩手県出身とあって、同じ時津風一門の鶴竜に約5分間、ぶつかり稽古で胸を借りた。何度も転がされるたびに、場内の歓声が大きくなり、稽古後、引き揚げる際には約3000人の観衆から大きな拍手が起きた。錦木は「関取として岩手に戻ってくることができてよかった。小さい子どもも、僕のことを覚えてくれて、『誰だ?』ってことにならずによかった」と、笑顔で話した。

ぶつかり稽古で鶴竜(上)に胸を借りて転がる錦木

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中耳炎癒えた豪栄道が稽古を本格再開、豊山に9連勝

豊山(左)を相手に低い立ち合いの稽古を繰り返した豪栄道


 大相撲の大関豪栄道(32=境川)が14日、本格的な稽古を再開した。岩手・奥州市で行われた夏巡業の朝稽古で、前頭豊山を指名し、9番取って全勝。立ち合い一気の寄り切り、押し出しという取り口が目立った。

 左耳の中耳炎にかかり、本格的な稽古の再開は当初の予定よりも1週間ほど遅かったという。「先週から中耳炎に初めてかかって、耳も聞こえづらくて、ずっと水が入っているような違和感があったから、相撲を取るのを控えた。だいぶよくなって(この日)相撲を取ったり、胸を出したりというのに問題はなかった。炎症も治まっているし、体は調子いい」と、好感触を得た様子だった。

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負傷明け栃ノ心が夏巡業合流「少しずつ体を作って」

巡業に合流し、若い衆のぶつかり稽古に胸を出す栃ノ心(撮影・高田文太)


 大相撲の大関栃ノ心(30=春日野)が14日、岩手・奥州市で行われた夏巡業に合流した。右足親指の負傷で、7月の名古屋場所を途中休場。その後、部屋の稽古では四股など基礎運動しかできていなかったが、この日の朝稽古では大関豪栄道、十両翔猿、若い衆に、ぶつかり稽古で胸を出した。患部は「まだ少し痛い」(栃ノ心)とあって、割(取組)は外れているが「(巡業の)残り2週間が大事。少しずつ体をつくっていきたい」と、冷静に話した。

 負傷後は「体重が10キロぐらい落ちた」と明かした。だが合流直前まで栃木県内で行われていた、部屋の合宿に参加し「気温が14度とか15度しかなかったから、いっぱい食べることができた。久しぶりにご飯3杯ぐらい食べたよ。(27日の)番付発表までに5、6キロ戻せれば」と、稽古に加えて食事でも体づくりを進めていくつもりだ。

 新大関だった名古屋場所で途中休場し、秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)は、いきなりのかど番となるが「そういうことを考えると緊張する。1つずつ頑張っていきたい」と、焦らずに治療と調整を進める考えだ。

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稀勢の里1週間ぶりに本格稽古「内容はよかった」

佐田の海(手前)と稽古を繰り返した稀勢の里(中央)。左は御嶽海(撮影・高田文太)


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が14日、岩手・奥州市で行われた夏巡業の朝稽古で、1週間ぶりに本格的な稽古を行った。

 左足裏にできた傷の影響で、ペースダウンを余儀なくされていたが、最初に前頭佐田の海を指名して4勝1敗。1週間前まで2日間行った本格的な稽古で、両日とも指名していた相手を圧倒すると、次に指名したのは7月の名古屋場所で初優勝した関脇御嶽海だった。得意の左四つにこだわらず突き、押しなども織り交ぜて5勝1敗と大きく勝ち越した。

 低く鋭い立ち合いで、互いに頭からぶつかるなど、本場所さながらの稽古を披露した。2人が胸を合わせるのは、稽古を含めても、昨年7月の名古屋場所初日以来、約1年1カ月ぶりとなった。その時、御嶽海には6度目の対戦で初黒星を喫したが、この日の稽古後は「力はつけているし、前にやった時とは全然違う」と、さらなる成長を認めた。だからこそ、強くなった相手を何度も土俵外に追いやり「内容はよかった」と、復調を口にした。

 秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)に出場した場合、対戦が予想される幕内上位と相撲を取ったのは、御嶽海が初めて。左足裏の傷については「だいぶいい」と、快方に向かっているという。15日に岩手・陸前高田市で行われる巡業からは、9日に地元茨城県で行われた巡業以来、6日ぶりに取組にも復帰する予定だ。

 一方の御嶽海も「(稀勢の里が)重たいから体力負けしたけど、立ち合いは踏み込めた」と、一定の手応えをつかんだ様子だった。

互いに低く鋭い立ち合いで頭からぶつかる稀勢の里(右)と御嶽海

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稀勢の里「頑張らなければ…」被災地で復興土俵入り

復興横綱土俵入りする稀勢の里


 8場所連続休場中の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が被災地で活力を得た。

 大相撲夏巡業の移動日となった13日、稀勢の里は横綱鶴竜(33=井筒)らとともに東日本大震災の被災地となった仙台市若林区を訪問。荒浜祈りの塔での献花、震災遺構になっている旧荒浜小訪問の後、被災者ら約300世帯が入居する復興公営住宅の荒井東市営住宅で横綱土俵入りを披露した。集まった約550人のファンから熱烈な声援を受けて「応援されて頑張らなければいけないと温かい気持ちになれた。本当にありがたい」と感激の面持ち。鶴竜も「この地域に2度と地震が来ないようにという思いで土俵入りをした」と話した。復興土俵入りは8年連続の実施となった。

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稀勢の里、仙台市で復興土俵入り「温かい気持ちに」

太刀持ち輝(左)、露払い竜電(右)を従え復興横綱土俵入りする稀勢の里(撮影・渡辺佳彦)


 日本相撲協会の春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)、鶴竜(33=井筒)稀勢の里(32=田子ノ浦)の両横綱らが、大相撲夏巡業の移動日となった13日、東日本大震災の被災地となった仙台市若林区を訪れ、復興横綱土俵入りなどを行った。

 一行はこの日午前、海岸近くにある「荒浜祈りの塔」を訪れ慰霊碑に献花。続いて、津波で被災し震災遺構になっている旧仙台市立荒浜小学校も訪れた。

 正午すぎには、同区内にある復興公営住宅の荒井東市営住宅を訪問。津波などで自宅を失った被災者を中心に、約300世帯が入居する住宅で、一行は黙とうした後、相撲甚句の披露や呼び出しによる、やぐら太鼓の打ちわけ実演を披露。その後、鶴竜と稀勢の里が、東日本大震災からの復興を祈願しての横綱土俵入りを披露した。

 その後も、土俵入りで両横綱の太刀持ち、露払いを務めた関取衆による握手会で被災地の市民らと交流。集まった約550人のファンも感激の様子だった。東日本大震災の復興土俵入りは、大震災があった2011年から8年連続の実施となった。

 新横綱だった4年前に、福島県いわき市で復興土俵入りした鶴竜は「(旧荒浜)小学校を見て、あらためて地震、津波の怖さを感じた。2度と、この地域に地震が来ないようにという思いで土俵入りをした。ここにいる皆さんが、少しでも元気になれば」と話した。稀勢の里も「少しでも元気になってもらえれば、と思ったけど逆に応援されて、頑張らなければいけないと温かい気持ちになれた。大歓迎されて、本当にありがたかった」と、しみじみとした口調で話した。

仙台市若林区荒浜の被災地で献花した日本相撲協会の一行(撮影・渡辺佳彦)

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稀勢の里3日連続取組せず「様子見ながら」足裏に傷

仙台巡業の稽古場で松鳳山(左)からあいさつを受ける稀勢の里(撮影・渡辺佳彦)


 大相撲の夏巡業が12日、仙台市太白区のカメイアリーナ仙台(仙台市体育館)で行われ、横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)は、3日連続で割(取組)に入らなかった。

 1週間ほど前から、左足のかかとに近い足裏左側に傷ができ、大事をとって取組は回避している。「龍ケ崎の時が一番ひどかった」と話すように、茨城・龍ケ崎市で行われた9日の巡業では、多少の無理はあっても地元とあってファンの前で勇姿を披露していた。

 痛みがピークに達したため翌10日の福島・白河市巡業では取組はもちろん、稽古場にも姿を見せず、横綱土俵入りも回避。11日の山形・南陽市巡業では稽古場に姿を見せ、横綱土俵入りも行ったが、取組は避けた。

 この日も、朝の稽古場に来て四股やすり足など、軽く体を動かした。帰り際には「だいぶ良くなってきた。(取組は)様子を見ながら」と短めながら、歩きながらの問いかけに応じていた。8場所連続休場の原因となっている左胸、腕の負傷ほど重傷ではなく、大事には至っていないようだ。

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白鵬、右膝手術回避も「爆弾」抱え手放しでは喜べず

稽古土俵から引き揚げる際、ファンが求めるサインに応じる白鵬(撮影・渡辺佳彦)


 大相撲の夏巡業が12日、仙台市太白区のカメイアリーナ仙台(仙台市体育館)で行われ、今巡業に再合流した横綱白鵬(33=宮城野)が、久々に報道対応した。

 白鵬は、以前から痛めている右膝を都内の病院で検査するため、8日午後から巡業を離脱。9日(茨城・龍ケ崎市)と10日(福島・白河市)と2日間、休場し前日11日の山形・南陽市巡業から復帰していた。

 8日の巡業離脱時に「最新の治療をした方がいいのか、ひどかった場合はするかもしれない」と話していた手術という最悪の事態は避けられた。それでも「爆弾を持っているのは間違いない」と手放しでは喜べない様子。手術回避も「あの痛みは二度と経験したくない。あとは痛み止めをのんでいかないといけない」という。

 病院での検査では「5月に左(の膝)もずれたので両方やって(検査して)もらった」。右膝の炎症は依然として残るそうで「軟骨でなく筋というか、柔らかい部分に(炎症の)かたまりがある。いまのところ(動かすのに)邪魔はしていないけど」という。

 治療の効果が出るまで数日かかるらしく「きのうより今日、今日より明日、という感じでね」と白鵬。この日も割(取組)には入らなかったが、前日に続き朝の稽古場には姿を見せ、横綱土俵入りも披露。「頑張りますよ」の言葉で取材を締めくくった。

仙台巡業で土俵入りに備える白鵬(撮影・渡辺佳彦)

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横綱白鵬が右膝の手術回避、巡業合流し再始動

大雨の中、巡業会場の福島・白河市中央体育館に到着した白鵬(左)=2018年8月10日


 横綱白鵬(33=宮城野)が早期復帰を果たす。大相撲の夏巡業は10日、福島・白河市で行われ、一時離脱していた白鵬は興行終了間際に都内から到着。バス移動する巡業本隊に合流し、今日11日の山形・南陽市巡業から再始動する。

 都内の病院で右膝を検査するため8日午後から離脱。9日の茨城・龍ケ崎市とこの日の2日間、休場していた。離脱時に「最新の治療をした方がいいのか、ひどかった場合は手術をするかもしれない」と話していただけに最悪の事態は避けられたもよう。ただ常時、違和感を訴えており慎重に回復具合を見極めることになる。

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若隆景巡業でハプニング、親方衆が「無理するな」

巡業で地元・福島に凱旋(がいせん)しインタビューを受ける若隆景


 十両力士の若隆景(23=荒汐)が10日、故郷の福島県に関取として凱旋(がいせん)した。

 大相撲の夏巡業は10日、福島県白河市で行われた。会場で一番の拍手を集めたのが、福島市出身の若隆景だった。関取衆の稽古で場内に響く「福島市出身、若隆景」のアナウンス、そして取組で巨漢の臥牙丸を寄り切ると、館内がわいた。

 朝稽古では申し合いの輪に加わり2番(1勝1敗)取り、しばらくして名古屋場所で初優勝した関脇御嶽海に胸を借りようとした。ところが、ここで土俵下の親方衆が“待った”。実は「(初めて参加した)巡業の疲れなのか、ここに…」と若隆景が指さした左のおでこに、腫れ物が…。「今朝、起きたらヘルペスができていて」。これに気付いた親方衆が「無理するな」とストップをかけた。

 そんなハプニングも、凱旋巡業に水を差されることはなく、取組後の花道奥ではサインや記念撮影に、気さくに応じていた。

 「やっぱり地元の声援を受けると、より一層、頑張ろうという気持ちになります。福島のなまりを聞いたら、懐かしい気持ちになりました」と若隆景。新十両だった5月の夏場所から2場所連続で勝ち越し中。着実にステップアップする。

巡業で地元・福島に凱旋(がいせん)し笑顔で花道を引き揚げる若隆景
巡業で地元・福島に凱旋(がいせん)した若隆景

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復調高安「自分のため」阿武咲を指名し8勝2敗圧倒

稽古で阿武咲(右)を圧倒した高安


 大関高安が劇的に復調した。9日、稽古で幕内阿武咲、朝乃山、栃煌山を指名し、計16番で14勝2敗だった。

 特に前日8日は3勝12敗だった阿武咲を、この日は8勝2敗と圧倒。今回の巡業は初日から休場し、前日が合流初日だったとはいえ、修正能力の高さを見せつけた。阿武咲との連日の稽古は「自分のためでもある」と話し「キップのいい相撲を取っていきたい」と、攻め続ける取り口を目指す。

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稀勢の里「嫌だった」地元の141段階段に復活誓う

朝稽古の途中で西岩親方(右)からアドバイスを受ける稀勢の里


 8場所連続休場中の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、相撲を始めた茨城・龍ケ崎市の思い出の地で、秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)の復活を誓った。

 9日、同市で行われた夏巡業に参加。土俵下で基礎運動を繰り返した朝稽古後、会場のたつのこアリーナに隣接する、たつのこ山での思い出を語った。人工的につくられた標高41メートルの山にある141段の階段を上り下りして体を鍛え、ふもとで小学2年時に行われた大会で相撲デビュー。5人抜きを果たし、金メダルをもらったと明かした。

 小学2年時の大会は近隣施設の落成を記念し、特設の土俵で行われたものだった。「あれがなかったら相撲をやっていなかった。写真を見たら左ハズ押しだった」と、相撲に楽しさを見いだしたのも、現在の生命線となっている左の攻めも当時からだった。階段の上り下りは「嫌だったけど、しっかりと体をつくることができた」という。2歳から角界入門目前の中学3年途中まで、約13年間過ごした龍ケ崎市が原点だった。

 夢をふくらませた思い出の地に戻ったからこそ、現状に「ふがいない成績が続いている」と唇をかんだ。続けて「9月場所で活躍できるよう、しっかり頑張りたい」と力説。不言実行の男の精いっぱいの所信表明に、復活への強い思いがにじんでいた。【高田文太】

稀勢の里が少年時代にトレーニングで駆け上がった、たつのこ山の141段の階段

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高安が劇的復調、前日完敗の阿武咲に雪辱8勝2敗

稽古で阿武咲(右)を圧倒した高安


 大相撲の大関高安(28=田子ノ浦)が9日、茨城・龍ケ崎市で行われた夏巡業で、2日連続となる本格的な稽古を行った。

 幕内阿武咲に8勝2敗、朝乃山と栃煌山にそれぞれ3戦全勝。計16番で14勝2敗だった。夏巡業は7月末の初日から休場しており、合流初日の前日8日に早速、本格的な稽古を再開。だが阿武咲に3勝12敗と大きく負け越すなど不調だったが、一夜にして劇的に復調した。

 前日に勝てなかった阿武咲を2日続けて指名したことについて、高安は「自分のためでもある。(阿武咲は)キップのいい相撲を取る力士で、低くて圧力のある力士。その相手に押し込めるようにならないといけない。若手と稽古しないとダメですね」と、22歳の思い切りの良い突き、押しを跳ね返したことで自信を深めていた。

 また、この日は出身の茨城県での巡業とあって、大きな声援で迎えられた。そのことには「たくさんの方に応援していただける、地元に帰ってこられるのはうれしく思う」と、感謝していた。

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白鵬右膝検査で9日は休場「ずっと違和感がある」

土俵下から関取衆の稽古を見つめる白鵬


 横綱白鵬(33=宮城野)が、今日9日に茨城・龍ケ崎市で行われる夏巡業を休場することが決まった。

 7月の名古屋場所中に痛めた右膝を都内の病院で検査するためで、検査の結果次第では10日以降も休場する可能性がある。夏巡業は初日から参加しているものの、8日までに取組も土俵上の稽古も1度も行っておらず、土俵下での基礎運動と土俵入りにとどまっていた。白鵬は「最新の治療をした方がいいのか、手術をするかどうか。今は何ともいえない」と慎重な姿勢。現在は痛み止めを服用中だが「ずっと違和感がある」と話していた。

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10日33歳の鶴竜サッカーボールケーキに笑顔

サッカーボールをイメージしたケーキと、33歳を示すロウソクが立てられたケーキを手に笑顔を見せる鶴竜(撮影・高田文太)


 横綱鶴竜が8日、33歳となる明日10日を前に、関係者らから誕生日ケーキを手渡され、祝福された。

 角界屈指のサッカー通とあって、サッカーボールをイメージしたケーキを見ると「ヘディングした方がいいの?」と、ジョークを飛ばすなど笑顔を見せた。「(32歳の)後半は結果を残すことができてよかった。ケガなく、また1年やっていきたい」と話し、近日中に本格的な稽古再開を予定している。

サッカー好きとあってサッカーボールをイメージしたものなど2種類の誕生日ケーキのロウソクの火を消す鶴竜

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高安「前に出る圧力まだまだ」阿武咲に3勝12敗

阿武咲(右)の激しい突き、押しに顔をしかめる高安


 大相撲の大関高安(28=田子ノ浦)が、プライドを捨てて合流初日から全力で稽古した。

 8日、東京・渋谷区の青学大で行われた夏巡業に参加。7月末に始まった今回の巡業は、初日から右膝蓋腱炎(けんえん)で休場していたものの、この日から合流し、朝稽古でいきなり幕内朝乃山、阿武咲と計20番取った。朝乃山には4勝1敗だったが阿武咲には3勝12敗。立ち合いから阿武咲の突き、押しに圧倒されるなど、途中7連敗も喫し、大きく負け越した。

 休場の間、部屋で若い衆と相撲を取るなど「下地はつくってきた」という。それでもこの日の稽古後、頭はぐしゃぐしゃ、体は砂まみれ。「前に出る圧力がまだまだ。踏み込みの力が相手に劣っていたということ。勝ちたいけど目標を持って前に出る相撲を取りたかった。何もかっこつける必要はない」。約4000人の観衆の前で、ボロボロになるまで稽古したことで現状を把握し、課題をいち早く認識していた。

阿武咲(右)ののど輪に上体を起こされる高安

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鶴竜「あえて抑えて順調に」秋場所初日を照準に

サッカー好きとあってサッカーボールをイメージしたケーキと、33歳を示すロウソクが立てられたケーキを手に笑顔を見せる鶴竜(撮影・高田文太)


 大相撲の横綱鶴竜(井筒)が、33歳の誕生日を2日後に控えた8日、夏巡業が行われた東京・渋谷区の青学大で、一足早く関係者らに祝福された。

 角界屈指のサッカー通とあって、サッカーボールをイメージしたケーキを贈られると「ヘディングした方がいいの?」と、ジョークを交えて笑顔を見せた。誕生日を迎える喜びを問われると「もう、そういう年齢じゃないよ」と、目を細めてまた笑った。

 夏巡業には7月29日の初日から参加しているが、この日まで朝稽古では相撲は取らず、関取衆のぶつかり稽古に胸を出す段階にとどまっている。

 「(相撲を)取ってもいいけど、あえて抑えている。順調にきている。ここから第2段階」と、あくまでも9月9日の秋場所(東京・両国国技館)初日を照準にしていることを強調していた。

サッカー好きとあってサッカーボールをイメージしたものなど2種類の誕生日ケーキのロウソクの火を消す鶴竜
土俵下から関取衆の稽古を見つめる白鵬

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負傷明け高安、青学大巡業から合流「厳しい稽古を」

阿武咲(右)の激しい突き、押しに顔をしかめる高安


 大相撲の夏巡業は8日、東京・渋谷区の青学大で行われた。7月29日の夏巡業初日から右膝蓋腱炎(けんえん)で休場していた大関高安(28=田子ノ浦)は、この日から合流。早速、幕内朝乃山、阿武咲と20番取った。朝乃山には4勝1敗だったが、阿武咲には3勝12敗と大きく負け越した。

 立ち合いから阿武咲にのど輪で上体を起こされ、一気に押し出される取り口が目立った。高安は「阿武咲がすごくいい相撲を取っていた。踏み込みの力が相手に劣っていたということ。まだ(相撲を)取り切れていない。前に出る圧力もまだまだ。厳しい稽古をしていきたい」と、今後の課題を挙げた。

 一方の阿武咲は「大関が土俵に上がるだけで雰囲気が変わる。ものすごく、いい緊張感の中で達成感もあって楽しかった」と、充実感を口にしていた。

阿武咲(右)ののど輪に上体を起こされる高安

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負傷で夏巡業休場中の高安と栃ノ心が合流へ

高安


 夏巡業を初日から休場中の高安と栃ノ心の両大関が、同巡業に合流する見込みとなった。関係者が明かしたもので、高安は今日8日の東京・青学大、栃ノ心は14日の岩手・奥州市での巡業から同行予定。

 ともに負傷が原因で、栃ノ心は新大関だった、7月の名古屋場所6日目に右足親指を痛めて以来、約1カ月ぶりに公の場に現れることになる。

栃ノ心(18年7月11日撮影)

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稀勢の里「上積みあった」西岩親方からアドバイスも

巡業の稽古で大栄翔(右)を圧倒した稀勢の里


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、2日連続で幕内力士と本格的な稽古を行った。

 7日、埼玉・所沢市で行われた夏巡業の朝稽古で大栄翔、佐田の海と計14番で12勝2敗。約1カ月ぶりに関取衆と相撲を取った前日6日と番数、勝敗とも同じだったが「前日よりも上積みはあったか」という報道陣の質問に「体的にはいいんじゃないかな」と、復調を感じた様子だった。

 稽古後は、稀勢の里が若い衆のころに付け人を務めた、西岩親方(元関脇若の里)からアドバイスを受けた。西岩親方は「兄弟子として新弟子の時からずっと見ている。誰よりも稀勢の里に復活してほしいから」と話した。稽古中は横綱白鵬も土俵下から声をかけるなど、復活を望む周囲の動きも活発になってきた。

稽古後に西岩親方(右)からアドバイスを受ける稀勢の里

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北勝富士、夏巡業で横綱鶴竜の“かわいがり”に感謝

ぶつかり稽古で鶴竜(上)に胸を借り、転がされる北勝富士(撮影・高田文太)


 大相撲の前頭北勝富士(26=八角)が、出身の埼玉・所沢市で行われた夏巡業の朝稽古で、横綱鶴竜から“かわいがり”を受けた。

 ぶつかり稽古で約8分間、胸を借り、何度も土俵を転がされた。最後は息も絶え絶えとなったが、それまで静まっていた場内が「北勝富士頑張れ!」という大声援に包まれた。稽古終了後には「鶴竜ありがとう」という声援も飛んだ。

 北勝富士は「きつかったですね。土ぼこりが鼻や口に入って、くしゃみが止まらない」と苦笑いを浮かべたが「横綱に胸を出してもらえてよかった。スタミナと押す力がつく。ぶつかり稽古は、きついけど効率のいい稽古でもあると思う」と、感謝しつつ、今後に生きると確信した様子だった。鶴竜も「地元の力士がいれば、最後にぶつかり稽古で胸を出すのが巡業の盛り上がるところ。お客さんに喜んでほしいし(北勝富士に)強くなってほしいからね」と話し、北勝富士の頑張りを認めていた。

 今回の巡業中に、北勝富士は同じ学生出身力士で同期でもある、関脇御嶽海らと一緒に食事に出掛けたことを明かした。御嶽海は7月の名古屋場所で初優勝を飾っただけに「自分も優勝できるという希望を、彼のおかげで持つことができた」と、遠かった優勝という大きな目標が、具体的にイメージできるようになったという。また、名古屋場所では最後まで豊山、朝乃山という学生出身の若手が優勝を争う展開となった。「この波に置いていかれないよう、また、引っ張っていけるよう頑張らないといけない。学生出身は寿命が短い。どれだけ短期間に上がっていけるか、力をつけられるか」と、活力にしていた。

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稀勢の里、連日の幕内力士と本格稽古で12勝2敗

巡業の稽古で大栄翔(右)を圧倒した稀勢の里


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が7日、埼玉・所沢市で行われた夏巡業の朝稽古で、2日連続となる幕内力士との本格的な稽古を行った。

 大栄翔と11番で10勝1敗、佐田の海と3番で2勝1敗。計14番で12勝2敗と、約1カ月ぶりに関取衆と相撲を取った前日6日と、番数、勝敗ともに同じだった。指名した力士も、前日は1番だけ取って勝った正代と、この日は取らなかったものの、大栄翔、佐田の海は変わらなかった。

 前日、稀勢の里は徐々に調子を上げていきたい意向を示していた。番数、勝敗、胸を出した相手も同じとあって、前日と比較しやすい状況だけに、この日「前日よりも上積みはあったか」と報道陣に質問されると「体的にはいいんじゃないかな」と、調子が上向いている実感があることを口にした。

 胸を借りた大栄翔も「強いですね」と脱帽だった。「(稀勢の里に得意の)左を差されないようにした」と話した通り、大栄翔が差し手争いで勝っても、左から上手投げで仕留められる場面もあった。大栄翔はその一番を振り返り「それだけ横綱は余裕があったということ」と、完敗を認めていた。

稽古後に西岩親方(右)からアドバイスを受ける稀勢の里

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稀勢の里が本格稽古再開で9連勝締め「1日ずつ」

巡業の稽古で佐田の海(右)を圧倒した稀勢の里


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、本格的な稽古を再開した。6日、長野・下諏訪町で行われた夏巡業の朝稽古で大栄翔、正代、佐田の海の順に幕内力士3人と計14番で12勝2敗。2敗した大栄翔にも4勝を挙げて勝ち越し、最後は9連勝で締めた。動きについては「いいと思いますよ。1週間、体をつくってきたから」と手応えを口にした。

 関取衆と相撲を取るのは7月4日に九重部屋に出稽古して以来、約1カ月ぶりだった。その出稽古の翌日に名古屋場所休場を表明し「来場所、全てを懸けて頑張っていきたい」と、秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)への強い思いを語っていた。白鵬と鶴竜がスロー調整の中、常時気温35度前後の屋外巡業で、横綱一番乗りで本格始動した。「まだ始まったばかりだから。また明日、1日ずつ。(相撲を取る稽古は引き続き)やっていくと思う」。徐々に状態を上げて復活を目指していく。

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御嶽海は長野の誇り!連日満員1万人が巡業来た

サインを求めるファンの要望に応える御嶽海


 名古屋場所で初優勝した大相撲の関脇御嶽海(25=出羽海)が、2日連続で地元の大声援を受けた。

 6日、長野・下諏訪町で行われた夏巡業に参加。長野市で行われた前日5日は約6000人、この日は約3900人と、ともに満員で、出身の長野県内での巡業2日間で、1万人近い集客の原動力となった。

 随所でファンからサインや記念撮影を求められたが、時間の許す限り対応し続けた。抱っこした赤ちゃんにキスしたり、支度部屋に1度戻った後も、車いすの子どもが観戦に訪れていると知って再び外に出向いたりと、終始笑顔を振りまいた。「優勝して帰ってくるのは思っていなかったので、おみやげを持って帰ってくることができた。(声援が)めちゃくちゃ熱烈でうれしい」と、笑顔で話した。

 この日は朝から初めて訪れたという諏訪大社を参拝し、その後の朝稽古では、同じ出羽海一門の大関豪栄道に、ぶつかり稽古で約7分間も胸を借りるなど大忙しだった。屋外での巡業とあって、暑さに苦しむ他の力士らを横目に「風も良くて、長野ならでは」と、疲れた表情を見せず、涼しげに話していた。

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稀勢の里が本格稽古で12勝2敗「いいと思います」

巡業の稽古で佐田の海(手前右)を圧倒した稀勢の里(同左)


 8場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が6日、長野・下諏訪町で行われた夏巡業で、本格的な稽古を再開した。幕内力士3人を相手に計14番で12勝2敗。大栄翔に4勝2敗で、正代とは1番、佐田の海とは7番取って全勝だった。最後は9連勝で締めた。夏巡業は7月29日の初日から参加しており、これまでは関取衆のぶつかり稽古に胸を出してはいたが、相撲は取っていなかった。

 体の動きについて稀勢の里は「いいと思いますよ。(夏巡業初日から)1週間、体をつくってきたから」と、手応えを感じた様子だった。稀勢の里の左を封じ、ともに押し出しで2勝を挙げた大栄翔も「やっぱり重かった。(稀勢の里の)左が入ると何もできなかった」と、敗れた4番は完敗だったと認めていた。

 秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)までは1カ月以上、今回の巡業も最終日の今月26日まで20日間と期間があるだけに「まだ始まったばかりだから。また明日、1日ずつやっていく」と、徐々に仕上げていくつもりだという。相撲を取る稽古についても「やっていくと思うよ」と、継続していく考えを示していた。

巡業の稽古で佐田の海(手前左)を圧倒した稀勢の里(同右)。右端は御嶽海

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稀勢の里3日ぶり土俵で胸出す「だいぶ動いてきた」

巡業の稽古で千代の海(手前)に胸を出した稀勢の里(撮影・高田文太)


 8場所連続休場中の横綱稀勢の里が、十両志摩ノ海と千代の海に約20分、胸を出した。土俵中央で受け止める形のぶつかり稽古で両力士を何度も転がし「もう終わりか」などとハッパを掛けた。

 今回の巡業中は相撲を取っていないが、3日ぶりに土俵に上がって胸を出した。会場を去る際に「だいぶ動いてきました」と、状態が上向いている実感があることを明かした。

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御嶽海が長野凱旋で盛り上がり「すごくうれしい」

応援に駆けつけた母マルガリータさん(後列右から2人目)ら関係者と記念撮影に納まる御嶽海(同右端)(撮影・高田文太)


 大相撲名古屋場所で初優勝した関脇御嶽海(25=出羽海)が、地元長野県に凱旋(がいせん)し、約6000人の観衆から盛大に迎えられた。

 5日、長野市で行われた夏巡業に参加。満員の会場内で観衆が一体となって万歳三唱したり、寄り切りで大関豪栄道を破った取組では、地元企業や団体などから懸賞が30本かけられたりと盛り上がった。御嶽海は「今まで回ってきた巡業の中でも一番盛り上がってくれているので、すごくうれしい」と喜んだ。

 長野県出身初の優勝という快挙に沸く、地元の後押しを受ける形で本格的な稽古も再開した。幕内力士の申し合いに今回の巡業で初めて参加して5勝3敗。大関とりとなる秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)に向け、マイペース調整の普段よりも早い始動。「ちょっと早いけど地元だから。まだ動きに硬さはある」。課題を感じつつ、地元の声援から、それ以上のパワーを得た様子だった。

巡業の稽古で若い衆に胸を出す御嶽海(手前右)

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御嶽海が長野凱旋「ちょっと恥ずかしいですね」

応援に駆けつけた母マルガリータさん(後列右から2人目)ら関係者と記念撮影に納まる御嶽海(同右端)(撮影・高田文太)


 大相撲の夏巡業は5日、長野市で行われた。長野県上松町出身で、7月の名古屋場所で長野県出身力士として初めて優勝した関脇御嶽海(25=出羽海)にとっては凱旋(がいせん)となった。

 満員の約6000人の観衆に迎えられ「今まで回ってきた巡業の中でも1番盛り上がってくれているので、すごくうれしい」と喜んだ。一方でこの日「優勝おめでとう」という声援が相次いだことについては「大勢に言われると、ちょっと恥ずかしいですね」と照れていた。

 この日から今回の巡業では初めて、申し合いにも参加した。5勝3敗ながら、秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)に向けて、従来よりも早めの始動となった。「ちょっと早いけど地元だから。体と相談しながらやっていきたい」と話した。

申し合いに参加し、本格的な稽古を再開した御嶽海(手前右)(撮影・高田文太)

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ガブっ!貴景勝が22歳誕生日で頬と夢ふくらませる

22歳の誕生日を迎え、長野の山々を背に豪快にケーキを食べる貴景勝(撮影・高田文太)


 大相撲の前頭貴景勝(貴乃花)が5日、22歳の誕生日を迎えた。

 この日、巡業先の長野市で報道陣から送られたケーキを手に笑顔を見せると、さらには、ケーキにかぶりつくサービスまで披露した。「ちょっと前まで22歳なんて、まだまだ先だと思っていた。あっという間に時間が過ぎて27歳、28歳となってしまう。全盛期は限られている。頑張っていかないといけない」と、力強く話した。

 今後1年間、22歳の目標として「早くても遅くても関脇に上がる」と誓った。

 7月の名古屋場所では西前頭3枚目で10勝5敗と好成績を残し、秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)では、新三役だった今年1月の初場所以来、2度目の小結が濃厚。

 「新三役の時は5勝10敗。まだ弱い、通用しないということ。中盤から体力的にもきつかった。(来場所は)ひと味違った自分を出したい。もしも負け越したとしても、それはまだ実力が足りないということ。負けるにしても、実力を出し切れるようにしたい」と力説。

 何度跳ね返されたとしても、1年以内に関脇へ。さらには三役定着、大関へと夢をふくらませていた。

22歳の誕生日を迎え、笑顔でケーキを手にする貴景勝(左)。右は本人に代わって22歳を両手で表現する埼玉栄高の先輩の大栄翔(撮影・高田文太)

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豊山、尊敬する鶴竜にたっぷり7分間胸借り「光栄」

ぶつかり稽古で鶴竜(上)にかわいがられる豊山


 大相撲の夏巡業は4日、新潟市で行われた。

 前頭豊山が地元で、同じ時津風一門の横綱鶴竜から7分間、たっぷり“かわいがり”を受けた。ぶつかり稽古で胸を借り「尊敬する横綱に稽古をつけてもらえて光栄」と感謝した。前日3日に新潟県湯沢町で行われた巡業でも4分間、鶴竜に胸を借りたが、この日は出身の新潟市での開催。2倍近く時間が延び「しんどかった。最後は覚えてないし体中がパンパン」と、苦笑いするしかなかった。

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白鵬が“すし職人”デビュー「昔から料理は好き」

巡業の稽古が行われている土俵下で体を動かす白鵬。手前は稽古を見つめる貴乃花親方


 大相撲の夏巡業は4日、新潟市で行われた。

 横綱白鵬が“すし職人デビュー”した。支度部屋に約5年前から交流のある、新潟・新発田市のすし店「鮨 登喜和」の職人を招き、500人前を関取衆や関係者らに振る舞った。途中、自ら大トロ、中トロを握る場面も。「初めて握った。最初は手に米がついてしまったけど、餅つきと同じで水をつけるといいね」と、コツをつかんだ様子。「昔から料理は好き」と終始笑顔だった。

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勢、婚約者比嘉と「言わなくても分かり合っている」

取組直前でも気さくにファンにサインする勢


 大相撲の前頭勢(31=伊勢ノ海)が、婚約者の比嘉真美子に、日本から愛のメッセージを送った。4日、新潟市で行われた夏巡業に参加。比嘉の成績は当然気になっているが「試合中は集中してほしいから連絡は(メールで)一言、二言ぐらい。お互いプロスポーツの世界にいるので、言わなくても分かり合っている。それも愛情」と明かした。

 比嘉については「出会うべくして出会った」という運命の人と自任する。だからこそ婚約者や妻という意識よりも「親心みたいなものがある。ただ、けがなく無事に帰ってきてほしい」と話した。勢は右足親指と足首の痛みから精力的に稽古はできないが「今できることを」と、積極的なファンとの交流などで盛り上げた。

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勢、全英で奮闘中の婚約者比嘉へ「集中してほしい」

取組直前でも気さくにファンにサインする勢


 大相撲の夏巡業は4日、新潟市で行われた。前頭勢(31=伊勢ノ海)は、ファンとの交流などで巡業を盛り上げた。

 右足の親指と足首を痛めているため、今回の夏巡業では申し合いには参加できていないが、若い衆らに胸を出したり、土俵下で基礎運動を繰り返したりと、精力的に体を動かしている。この日は「1人でも多くの人にサインしたいから」と、取組直前まで自ら用意したペンを手に、積極的にサインや記念撮影などファンの要望に応じていた。

 この日の巡業前までに、婚約者で女子プロゴルファーの比嘉真美子が、全英リコー女子オープンで2位につけている。比嘉の活躍は当然確認しているが「試合中は集中してほしいから連絡は(メールで)一言、二言ぐらい」と、余計な重圧をかけないことを心がけているという。比嘉については「身近で見ていても、ストイックで本当にすごい人。ゴルフ場にいるか寝ているかというような、日々の頑張りを見ている。いい時も悪い時もある世界なので、ただ、けがなく無事に帰ってきてほしい」と続けた。

 この日は、右足の痛みのからほとんど稽古できなかったが「今できることをやりたいから」と、終始笑顔でファンと接していた。サインをもらったファンからは「いい人だね」という声が相次いでいた。

ファンとの記念撮影に気さくに応じる勢

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朝乃山、富山の「スーパースターに」切手セット授与

発売された朝乃山のオリジナルフレーム切手セット(撮影・佐々木隆史)


 大相撲名古屋場所で三賞を受賞した平幕の朝乃山(24=高砂)が、オリンピック(五輪)メダリストに肩を並べた。夏巡業が2日、地元富山・魚津市で行われ、この日から発売となった自身のオリジナルフレーム切手セットを授与された。富山県の郵便局と朝乃山の後援会が協力して作り、県内の郵便局で3000部の限定発売商品。担当者によると同県の著名人が切手になるのは、16年リオデジャネイロ五輪レスリング女子48キロ級金メダリストの登坂絵莉以来だという。「ただただうれしいです」と声を弾ませた。

 ひとたび稽古場に現れると、大勢の地元ファンがサイン欲しさに押し寄せた。人気は既に高いが、地元メディアから「将来富山県でどんな存在になりたいか」と問われると「スーパースターになりたい」と宣言。スーパースター級の声援を受けながら、ぶつかり稽古で横綱稀勢の里の胸を借りて「ありがたかった」と感謝した。

 秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)では幕内上位が濃厚。初の三役力士との対戦もあり得るが「しっかり勝ち越して2桁目指したい。地元から応援に来てくれる方を喜ばせたい」と地元を背負い、強気に意気込んだ。【佐々木隆史】

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朝乃山が地元富山凱旋「スーパースターになりたい」

ぶつかり稽古で稀勢の里(右)の胸を借りる朝乃山


 大相撲夏巡業が2日、富山・魚津市で行われ、平幕の朝乃山(24=高砂)の凱旋(がいせん)に地元が沸いた。

 地元富山県で行われた巡業に参加するのは、昨年8月の夏巡業以来1年ぶり。当時は十両だったが今回は幕内に上がり、さらに名古屋場所で三賞を受賞したことで「前回より声援がすごかった」と驚いた。

 稽古場に現れると大勢の地元ファンがサイン欲しさに押し寄せ、稽古場に上がれば大歓声を受けた。横綱稀勢の里からぶつかり稽古で胸を借りて何度も転がされたが、その度に観客から拍手や声援でエールを受け取った。地元メディアから「将来富山県でどんな存在になりたいか」と問われると「スーパースターになりたいです」と堂々と宣言した。

この日から発売された朝乃山のオリジナルフレーム切手セット
郵便局局員から自分のオリジナルフレーム切手セットを受け取る朝乃山

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稀勢の里「筋トレ」長丁場の巡業と体調を考慮し休養

朝稽古から引き揚げる際にファンにサインする稀勢の里


 大相撲夏巡業は1日、石川・小松市で行われたが、8場所連続休場中の横綱稀勢の里は休養日に充てた。

 稽古場に姿を現したものの、ここまで毎日踏んでいた四股も踏まず約20分で稽古場を後にした。長丁場の巡業と体調を考慮して、稽古をする予定はなかったという。「今日は筋トレ中心でやると決めていたので」と、普段あまりやらない「筋トレ」の言葉を使った。

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遠藤、凱旋で大忙し「懐かしかった」歓声は横綱並み

ぶつかり稽古で豊山に胸を借りる遠藤


 大相撲夏巡業は1日、石川・小松市で行われ、ご当地力士の遠藤は、大勢のファンからのサイン攻めや髪結い実演などで大忙しの1日となった。

 歓声も横綱、大関陣並みの人気。久しぶりの凱旋(がいせん)だったようで「飛び交う方言が懐かしかった」と笑顔を見せた。夏場所で痛めた右腕は完全には回復しておらず「もっとよくなってくれればと日々思っている。その延長で結果がついてくれれば」と願った。

囲み取材を受ける石川出身3人組。左から遠藤、輝、炎鵬

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豪栄道、験いい秋場所へ気合「いい状態で臨みたい」

ぶつかり稽古で翔猿(左)に胸を出す豪栄道


 大相撲夏巡業は1日、石川・小松市で行われ、大関豪栄道(32=境川)が、相性の良い秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)に意気込んだ。

 巡業初日から精力的に稽古土俵に上がっており、この日も十両美ノ海、翔猿相手にぶつかり稽古で胸を出した。「自分からやるつもりだった」と、誰からも言われることなく当然のように稽古場に上がり続けている。

 原動力となっているのは、3横綱が休場した名古屋場所での悔しさだ。上位陣の休場で優勝のチャンスだったが逃し「名古屋は調子が良かった。きっちりとっていれば、という相撲が何番かあった」。しかし、次の秋場所は07年に新入幕に昇進した場所でもあり、十両だった10年を除いては2桁白星が7場所、16年は全勝優勝するなど相性が良い。「秋場所は験がいい。やるべきことをやっていい状態で臨みたい」と2度目の賜杯を狙う。

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栃ノ心は再始動「少しずつ良くなってきた」


 新大関で臨んだ名古屋場所を右足親指負傷で途中休場した栃ノ心が7月31日、都内の春日野部屋で稽古を再開した。

 ゆっくりと四股を踏み、患部の感覚を確かめるように土俵の中を歩いた。腫れは引いてきており「力を入れるとまだ痛みはあるけど、少しずつ良くなってきた。稽古からやり直す」と明るい表情。夏巡業に8月中旬ごろの合流を目指しており「土俵入りだけでもできればいい。まずはけがを治すことだ」と意欲を示した。

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