上へ戻る

au版ニッカン★バトル

新着ニュース

白鵬無敗に「当然でしょ」がん公表の獅童にV届ける

16年11月、中村獅童(右)や市川海老蔵、勸玄君と笑顔を見せる白鵬

<大相撲夏場所>◇6日目◇19日◇東京・両国国技館

 横綱白鵬(32=宮城野)が、西前頭筆頭の遠藤を下して全勝をキープした。昨年九州場所で黒星を喫して以来の対戦だったが、激しい攻めで退けた。前日18日に親友で歌舞伎俳優の中村獅童(44)が、肺腺がんと診断されたことが発表された。闘病生活が始まる友を勇気づける1勝になった。大関とりの関脇高安が、関脇玉鷲に敗れて初黒星。横綱日馬富士は平幕碧山を下して、白鵬と2人だけの全勝を守った。

 白鵬は右のかち上げで突き放すと、徹底した突き押しで攻め続けた。遠藤の胸元を突きを打ち込み、顔を張り、15発以上を浴びせた。最後はいなして体を泳がせて押し出し「立ち合いが良かった。その流れで勢いがついて最後までいった感じかな」と気合の一番だった。昨年の九州場所。この日と同じ全勝で迎えた6日目に遠藤と対戦。寄り切りで敗れると、さらに3敗して優勝を逃した。その鬱憤(うっぷん)を晴らすかのような激しい攻めだった。

 友へ贈る1勝になった。この日の朝稽古後、肺腺がんと診断された友人の獅童について「早く見つかって良かったです。結婚したばかりだからね。まぁ早く治してもらいたいね」と心配した。しかし、連絡は取っていない。「いろいろ忙しいだろうから。良くなってまた話したいね」と気遣った。

 通算1001勝を挙げた昨年の九州場所4日目に獅童と市川海老蔵が祝福に訪れた。場所前には博多座の公演を見に行った。4月下旬、インターネット動画サイト「ニコニコ動画」と連動した超会議場所の際には、同じ会場で行われた獅童の公演に姿を見せるなど、親密な仲だ。場所前には「頑張りましょうね」とメールで互いの活躍を祈った。

 優勝から遠ざかること丸1年。昨年の秋場所は、右足親指の手術で全休。九州場所は調子が上がらず、今年の初場所と春場所は、新横綱稀勢の里に主役の座を奪われた。その稀勢の里も2敗。日馬富士と2人だけの全勝に「当然でしょ」。強い横綱が帰ってきた。【佐々木隆史】

遠藤(左)を激しく攻める白鵬(撮影・神戸崇利)

関連するニュースを読む

白鵬「熱なんか3年ぶりかな」強行日程、心労が影響

横綱白鵬(17年12月27日撮影)


 横綱白鵬(33=宮城野)が「3年ぶり」という発熱に見舞われた。春巡業は19日、千葉・柏市で2日間興行の最終日が行われ、白鵬は稽古場に姿を見せたが20分ほどで退場。前日は稽古場に姿を見せなかった。

 今巡業は横綱土俵入りや取組は続けているが、支度部屋で静養に努める日が続く。11日に故郷モンゴルで父ジジド・ムンフバトさんの葬儀に参列し15日に再来日。葬儀の日は大雪で気候変動、強行日程、そして心労が影響しているようだ。「いろいろあったからね。(身内を)亡くすというのは、こういうことなんだろうなと。(気候も)寒くなったり暑くなったり。熱なんか出なかったのに3年ぶりかな」と白鵬。気力と責任感で乗り切る。

関連するニュースを読む

貴源治「師匠についていくだけ」厳しい道にも前向き

貴源治(2018年1月14日撮影)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、貴乃花一門の名称変更を願い出たことを認めた。同一門の阿武松親方(元関脇益荒雄)ら複数の親方が明かしてから一夜明けた19日、都内の部屋で報道陣に対応。

 春巡業に4人いる貴乃花部屋の関取衆の中で、ただ1人参加している十両貴源治は「師匠についていくだけ。今後も(師匠と弟子が)しっかり向き合えると思います」と前向きにとらえた。この日の千葉・柏巡業の朝稽古後、部屋関係者と電話で話している時に知らされたという。「厳しい道だけど大丈夫です」と気丈に話していた。

関連するニュースを読む

貴乃花親方「早い段階で考えていた」一門の消滅明言

テレビ局の取材に「協会の許可は取っていますか?」と確認する貴乃花親方(撮影・高田文太)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、貴乃花一門の名称変更を願い出たことを認めた。同一門の阿武松親方(元関脇益荒雄)ら複数の親方が明かしてから一夜明けた19日、都内の部屋で報道陣に対応。自身を含む一門の7人の親方衆が参加して約1週間前に行われた一門の会合を振り返り「私の名前のある一門は返上しますので、ご検討くださいと伝えました。受け入れていただいた」と明言した。変更後の名称は未定だが、一門の名称変更の申し出は了承されたと説明した。

 貴乃花親方は3月の春場所中に、弟子の十両貴公俊が暴力問題を起こし、場所後に監督責任などを問われて親方衆の階級で最も低い「年寄」に降格した。迷惑をかけた思いから、会合では「おわびの気持ちを一門の皆さまにお伝えしたかった」と謝罪を繰り返した。暴力問題発生後は「ゼロからのスタート」と繰り返し話し、名称変更は「早い段階で考えていた」という。

 今後については「私個人で明言できる立場にない。決して上から目線ではなく下からやらせていただきますということです。微力ながら力になれるよう努力するとしか言えない。他の親方の意向もあるので」と話した。一門を離れて無所属となる可能性もある一方で、一門の親方衆に協力していく姿勢も示していた。

関連するニュースを読む

宝塚市長が公費で要望書提出 土俵の女人禁制に異議

日本相撲協会に要望書を提出後、両国国技館を後にする兵庫・宝塚市の中川智子市長(撮影・高田文太)


 大相撲に伝わる土俵の女人禁制を、女性差別と訴えている兵庫県宝塚市の中川智子市長(70)が19日、都内の日本相撲協会とスポーツ庁を相次いで訪問し、要望書を手渡した。

 相撲協会では芝田山広報部長(元横綱大乃国)と面会。中川市長は、今月6日に同市で行われた春巡業でのあいさつの際に、女性の自身が土俵に立てないことを問題視。この日、芝田山親方と対話する中で、中川市長は「理事会などで議論を始めると明言していただいた」と明かした。

 また、スポーツ庁では今里次長と対面した。中川市長によると、女性を土俵に上げられるかどうかの議論については「相撲協会の自主性」と回答されたという。だが続けて「スポーツ庁から指導することはできないけど、助言することはできるので、助言していく」との約束を交わしたと説明した。女性を土俵に上げても良いという結論に至るかどうかについては「厳しいと思う」と、否定的に話した。それでも、土俵の女人禁制問題が進まなければ「半年後に必ず参ります」と誓った。

 この日は宝塚市の職員2人を伴って上京したが、費用については「公費です」と税金を使っての移動と明かした。また公休を利用したわけではなく、業務だとも付け加えた。現在は市議会が行われていないことを強調しつつ「議長と副議長に『行ってきまーす』と言って来ました」と続けた。「一部ではパフォーマンスではないかとか言われましたが、なぜパフォーマンスをしないといけないのですか」と、厳しい質問を続ける報道陣をけん制する場面もあった。

日本相撲協会の後にスポーツ庁を訪れ、今里次長(右)に要望書を提出した兵庫・宝塚市の中川市長(撮影・高田文太)

関連するニュースを読む

10年に形成、14年から助成金受ける/貴乃花一門

報道陣の取材に対応する貴乃花親方


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が19日、都内の部屋で取材に応じ、貴乃花一門の名称変更を願い出ていたことを認めた。貴乃花一門詳細などは以下の通り。

 ◆貴乃花一門 10年の理事選で、二所ノ関一門に所属していた貴乃花親方は一門の意向に反して立候補。これを支持した4部屋の親方6人が二所ノ関一門を離脱し、「貴乃花グループ」を形成した。12年の理事選では、立浪一門の立浪親方(元小結旭豊)も貴乃花親方に投票し、同年5月に貴乃花グループに合流。14年には、当時の北の湖理事長に「一門」として認められ、日本相撲協会から助成金が支払われるようになった。

 ◆一門とは 連合稽古、冠婚葬祭などで協力関係にある複数の部屋の総称で、現在は6つの一門がある。もともと分家独立などで縁がつながっている場合が多い。1964年(昭39)までは、本場所で同じ一門の力士は対戦しない「一門別総当たり制」だった。協会全体でなく一門ごとに巡業を行うこともあった。脱退や移籍もある。最大派閥は出羽海一門で、力士出身の現職理事10人のうち4人を輩出している。


貴乃花一門相関図
テレビ局の取材に「協会の許可は取っていますか」と確認する貴乃花親方

関連するニュースを読む

貴乃花親方一門返上認める「受け入れていただいた」

報道陣の取材に対応する貴乃花親方


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が19日、都内の部屋で取材に応じ、貴乃花一門の名称変更を願い出ていたことを認めた。

 貴乃花親方によると、今月上旬に貴乃花一門の親方衆が集まった会合で「私の名前のある一門は返上しますので、ご検討くださいと伝えました」と切り出したという。会合での親方衆の反応については「受け入れていただいたと思う。師弟ともども、足腰を強くして、一部屋としてやっていこうという決断です。前向きにやっていこうということ」と話した。今後の名称は未定という。

 自身が一門に残るかどうかについては「本当にゼロからなので、私個人で明言できる立場にない。けっして上から目線ではなく、下からやらせていただきますということです。他の親方の意向もあるので」と話した。自身は特別に一門と距離を置く考えはないが、今後の立場は他の一門の親方衆の意向に従う考えだ。

 貴乃花親方は3月の春場所中に弟子の貴公俊が暴行問題を起こし、監督責任などを問われて、親方衆の階級で最も低い「年寄」に降格している。それだけに「(会合で)謝罪をさせていただきました。(貴乃花)一門だった皆さんに、微力ながら力になれるよう努力するとしか言えない」と話していた。

関連するニュースを読む

稀勢の里「やるべきことを」170キロ超相手に圧勝

柏巡業の土俵下で準備運動する稀勢の里


 大相撲の春巡業は18日、千葉・柏市で行われ横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が稽古土俵に上がった。

 途中合流した12日の埼玉・草加巡業で十両佐田の海と10番取ったが、この日は初めて幕内の豊山を指名。左四つの体勢づくりは当然、まわしにこだわらず下から突き上げるような押し相撲も含め10番とも圧勝した。夏場所(5月13日初日、両国国技館)で平幕上位に上がる170キロ超の24歳を相手に重さも確認。「久々の幕内との相撲で良かったと思う。動きも良くなってきたし、やるべきことをしっかり続けていきたい」と話した。

豊山(右)との稽古で左四つに組み止める稀勢の里

関連するニュースを読む

貴乃花親方「看板下ろしたい」阿武松一門に名称変更

貴乃花親方(2018年3月25日撮影)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、自らが立ち上げた貴乃花一門について「看板を下ろしたい」と願い出ていたことが18日、分かった。同一門の複数の親方が明かしたもので、現在は一門から唯一、日本相撲協会の理事に名を連ねる阿武松親方(56=元関脇益荒雄)も了承。当面、解散には至らないが、近いうちに名称を変更する予定だ。今後、どのような形態を取るかは協議を重ねるという。

 約1週間前、都内で行われた一門の会合で、貴乃花親方は「貴乃花一門の看板を下ろしたい」と切り出していた。会合は急きょ開催が決まったこともあり、立浪親方(元小結旭豊)が所用で出席できなかったものの、残る7人の親方が出席し、30分近く話し合われた。現在、一門内で唯一、理事に名を連ねる阿武松親方が「分かりました」と了承して閉会。今後は貴乃花一門に変わる名称に変更することだけが決まった。

 阿武松親方は「本人の意向をくんで取り下げることになった。一門の新たな名称は何も決まっていないが、協会執行部とも相談していきたい」と明かした。貴乃花親方は3月の春場所中に、弟子の十両貴公俊が起こした暴力問題の監督責任などを問われ、親方衆の階級では最も低い「年寄」に降格。会合での様子について、別の親方は「何度も『今回の件でご迷惑をおかけしました』と謝っていた。貴公俊の暴力問題が起きて『ゼロからスタート』と言っていたので、自分の名前が入った一門があることも良しとせず『ゼロ』にしたいという思いなのでは」と推し量った。

 1月に理事を解任されてから計5階級降格した貴乃花親方は、2月の役員候補選挙でも落選し、入れ替わる形で阿武松親方が理事となった。その役員候補選挙で協力関係だった無所属の錣山親方(元関脇寺尾)ら3人の親方は、今回の会合には出席していない。選挙後に立浪親方は、一門とは一定の距離を置くことを明言。何よりも貴乃花親方が責任を感じて、一門から離れる可能性もある。この日更新された部屋のウェブサイトでは「永遠の風を吹かせようと貴乃花部屋は奮闘いたします」などとコメント。一門としての発展を願っていた従来よりも、部屋に特化した表現が目立った。

 一門の中心だった貴乃花親方が自ら看板を取り下げるものの、阿武松親方は「解散ではありません」とした。関係者によると、当面は「阿武松一門」という仮称で活動する可能性がある。貴乃花親方は将来的に、復権を目指すのか。ゼロからどこへ向かうのか。まだ示していない。

 ◆一門とは 連合稽古、冠婚葬祭などで協力関係にある複数の部屋の総称で、現在は6つの一門がある。もともと分家独立などで縁がつながっている場合が多い。1964年(昭39)までは、本場所で同じ一門の力士は対戦しない「一門別総当たり制」だった。協会全体でなく一門ごとに巡業を行うこともあった。脱退や移籍もある。最大派閥は出羽海一門で、力士出身の現職理事10人のうち4人を輩出している。

 ◆貴乃花一門 10年の理事選で、二所ノ関一門に所属していた貴乃花親方は一門の意向に反して立候補。これを支持した4部屋の親方6人が二所ノ関一門を離脱し、「貴乃花グループ」を形成した。12年の理事選では、立浪一門の立浪親方(元小結旭豊)も貴乃花親方に投票し、同年5月に貴乃花グループに合流。14年には、当時の北の湖理事長に「一門」として認められ、日本相撲協会から助成金が支払われるようになった。

関連するニュースを読む

栃ノ心「こんなチャンスは来ない」大関とりに前向き

十両相手の稽古で相手の押しを受け止める栃ノ心


 大相撲の春巡業は18日、千葉・柏市で初日の興行が行われた。

 大相撲夏場所(5月13日初日、両国国技館)で大関とりを目指す関脇栃ノ心(春日野)は、十両の5人を相手に約20分間、土俵を独占した。通常の仕切りから立ち合って、四つに組んだり押し合う、いわゆる取組の稽古でなかった。片方の足を前に出し受けの形を作ってから相手の突進を受け止め、左右に突き落としたり、押させてから組み止め前に出る「部屋では申し合いが出来なければ、よく30~40番はやっている稽古」(栃ノ心)で、この日は30番をこなした。

 数日前に「柏巡業あたりから申し合いができれば」と話していたが、自分の体と相談しての判断だったようだ。右肩や脚を痛めていることもあり「師匠と相談しながら」(栃ノ心)の稽古となった。

 大関とりについては「考えたくないけど、考えてしまうね。いつも通り、普通にやればいいんだけどね」と徐々にプレッシャーも感じてきている様子。それでも「なかなか3場所続けて(好成績)というのは厳しいけど、でもこんなチャンスは(もう)来ないかもしれないから、しっかりやらないとね」と努めて前向きな姿勢を崩さなかった。平幕上位だった1月の初場所は14勝1敗で初優勝。3月の春場所は2桁10勝(5敗)に乗せ、文句なしの“有資格者”として臨む夏場所。「ケガをしないように体を作って精いっぱいやりますよ。暑いのは好きで5月はちょうどいい」と、新緑の5月に実を結ばせたいところだ。

柏巡業の土俵下で準備運動する栃ノ心

関連するニュースを読む

稀勢の里再起へ豊山と三番稽古「良くなってきた」

柏巡業の土俵下で準備運動する稀勢の里


 大相撲の春巡業は18日、千葉・柏市で初日の興行が行われた。19日も同所で最終日が行われる。

 この日の稽古土俵には、横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が上がった。6場所連続休場から再起を目指す稀勢の里は、今巡業には12日の埼玉・草加市から途中参加。その日は早速、十両佐田の海を相手に10番の三番稽古(同じ相手と何番も取る)を行った。この日は初めて、幕内力士として豊山(24=時津風)を直々に指名。連続10番の三番稽古を行った。

 休場原因でもある左前胸部に不安を抱えるが、全く気にするそぶりはなし。左四つ、右上手の体勢作りはもちろん、まわしにこだわらずに下から突き上げるような押し相撲も含め全勝で圧倒した。

 相手の豊山は、夏場所(5月13日初日、両国国技館)で平幕上位に番付を上げるのが確実。170キロ超の重さと、24歳という若さの勢いがあり、“試運転”の現状では、うってつけの相手と言えそうだ。昨年10月の秋巡業でも連日、若さの勢いで番付を上げた朝乃山(高砂)を指名した経緯がある。稀勢の里なりに、稽古相手の指名には狙いがあると思われるが、本人は「う~ん、そうね…」と考えながら言葉を探す様子だったが「(狙いは)ない」と煙に巻いていた。

 手探りの状態ではあるが、この日の稽古には「久々の幕内との相撲で良かったと思います。(左上半身の)動きも良くなってきたし、やるべきことをしっかり続けていきたい」と満足そうな様子。「朝からしっかり体を作って、また明日に向けてやっていきたい」と前向きに話していた。

豊山との稽古で左四つに組み止める稀勢の里

関連するニュースを読む

嘉風なら「オールブラックスにも勝てる」転向の勧め

ラグビーの日本-イタリア戦をPRする嘉風(左)と今泉氏(撮影・高田文太)


 大相撲の前頭嘉風(36=尾車)が、同じ大分県出身でラグビー元日本代表の今泉清氏(50)と、ラグビー国際親善試合の日本-イタリア戦(6月9日、大分・大銀ドーム)をPRした。

 来年、日本で開催されるW杯で、嘉風が大分の開催都市特別サポーターを務める関係で17日、都内の部屋で初対面。写真撮影などを行った。「生まれ変わって相撲をやっていなければラグビーをやっている」と話すほどラグビーファン。「会場では握手でも何でもやる」と、当日の来場とファンサービスを約束。また今泉氏は「局地戦ならオールブラックスにも勝てるのでは」と、当たりの強い力士のラグビー転向を勧めていた。

関連するニュースを読む

癒やし系千代丸「相撲も強いと言われたい」飛躍誓う

27歳の誕生日を迎え、好物のモンブランケーキをほおばる千代丸


 人気上昇中の前頭千代丸が27歳の誕生日を迎え、飛躍を誓った。

 春巡業移動日の17日、好物のモンブランケーキを贈られ、満面の笑み。ファンから「かわいい」と、癒やし系力士として確立しているが「相撲も強いと言われたい。かわいいだけじゃないというところを」と力説した。「自己最高位(東前頭5枚目)にいければ」と今後1年の目標を語った。

27歳の誕生日を迎え、好物のモンブランケーキを手に満面の笑みを見せる千代丸

関連するニュースを読む

今泉清氏、ラグビーで世界に勝つには力士を選手に?

6月9日に大分で行われるラグビー国際親善試合日本対イタリア戦をPRする嘉風(左)と今泉氏


 大相撲の前頭嘉風(36=尾車)が17日、都内の部屋でラグビー元日本代表の今泉清氏(50)と初対面した。ともに大分県出身で、6月9日に大分・大銀ドームで行われるラグビー国際親善試合「リポビタンDチャレンジカップ2018」の日本-イタリア戦をPRするため、この日、ポスターの写真撮影、ウェブサイトの動画撮影などを行った。

 嘉風は日本で開催される、来年のラグビーW杯の開催都市特別サポーターを務めている。「見どころがたくさんあるスポーツ。生まれ変わって相撲をやっていなかったら、ラグビーをやっている」と話すほどのラグビーファン。この日の撮影も、ラグビー日本代表を象徴する桜をイメージして、ピンクの着物で臨んだ。6月9日の試合も、ちょうどその時期に地元の依頼で、故郷の大分・佐伯市で合宿を行っている予定だけに「試合も見に行きたい。多くの人にラグビーを見てほしいので、会場では握手でも何でもやりますよ」と、ファンサービスを約束した。

 現在も107キロあるという今泉氏は「ラグビー界のお相撲さんと呼ばれていたし、初めて念願の土俵に足を踏み入れることができてうれしい。ラグビーで世界に勝てる(FW)8人を選ぶなら、絶対にお相撲さんを入れた方がいい。タックル、突っ張り。局地戦ならオールブラックス(ニュージーランド代表)にも勝てるのでは」と話し、相撲とラグビーには通じるところがあると力説していた。

関連するニュースを読む

千代丸「自己最高位にいければ」27歳の目標語った

27歳の誕生日を迎え、好物のモンブランケーキを手に満面の笑みを見せる千代丸


 大相撲の前頭千代丸(九重)が17日、27歳の誕生日を迎え、飛躍の1年とすることを誓った。

 現在は春巡業中だが、この日は東京・両国国技館から18日に巡業を行う千葉・柏市への移動日。巡業参加者が計10台のバスに分かれて移動する前に、報道陣から好物のモンブランケーキをプレゼントされ、テレビのバラエティー番組やCMで人気を集める、トレードマークの満面の笑みを見せた。

 千代丸は27歳の目標を問われ「去年(26歳の)1年間は良かったので、自己最高位にいければうれしい」と語った。丸いおなかと愛らしい笑顔で、ファンからは「かわいい」と評判。この1年で知名度も人気もうなぎ上りとなったが「相撲も強いと言われたい。かわいいだけじゃないというところを」と話しつつも、目を細くさせる、かわいい笑顔を隠せなかった。

 「かわいい」と言われることについては「生まれ持ったものじゃないですか」と、最初はドヤ顔で話したが、すぐに吹き出してしまい、2枚目キャラにはなりきれず。自身の魅力は「おなかじゃないですか。よく会場でも『おなかを触らせてください』と言われるので。こっちとしてはウエルカムですよ」と語った。終始、笑顔で対応し、最後はうれしそうにモンブランケーキをほおばっていた。

27歳の誕生日を迎え、好物のモンブランケーキをほおばる千代丸

関連するニュースを読む

夏場所日程発表、番付発表は30日初日は5月13日


 日本相撲協会は17日、大相撲夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)の御免祝いを開き、主な日程を発表した。5月2日には両国国技館で、暴力問題の再発防止に伴う研修会を開催する。また同3日に両国国技館の本土俵で行われる、横綱審議委員会稽古総見は一般公開される。主な日程は以下の通り。

 ▽4月30日=番付発表

 ▽5月1日=力士会

 ▽8日=新弟子検査

 ▽11日=取組編成会議、野見宿禰(のみのすくね)神社例祭

 ▽12日=土俵祭り

 ▽13日=初日

 ▽27日=千秋楽

 ▽28日=横綱審議委員会定期委員会

 ▽30日=大相撲名古屋場所番付編成会議

 ▽31日=相撲教習所卒業式、入所式

関連するニュースを読む

川淵氏が相撲の女人禁制に直言、協会改革求める声も

川淵三郎氏


 日本サッカー協会(JFA)相談役で、元キャプテンの川淵三郎氏(81)が小休止していたツイッターを再開し、16日、世間で大きな議論となった大相撲の女人禁制問題や「ちびっこ相撲」に女子児童の参加が認められなかったことに関する一連の問題について持論を展開し、一般から日本相撲協会の改革をリクエストするツイートが寄せられた。

 川淵氏は「相撲協会寄りのコメンテーターが女の子を土俵にあげたのは貴乃花親方が巡業部長の時だと批判していた。相撲の普及振興のために子供の頃から慣れ親しんでもらおうと言う趣旨が理解されてない」とツイート。詳細はつづられていないが、8日に静岡市で開催された大相撲春巡業「富士山静岡場所」で、力士が土俵上で小学生らに稽古を付ける「ちびっこ相撲」に女子児童の参加が認められなかったことが各メディアで報じられており、その件に関する何らかの報道を指したものとみられる。

 その上で、川淵氏は「女性禁制は、本場所などの公式の場でのこと、何か協会ぐるみで貴乃花親方を悪者にしようとしているかの様」ともツイート。4日に京都・舞鶴文化公園体育館で行われた春巡業で、多々見良三舞鶴市長(67)があいさつ中に倒れ、複数の人が土俵上で救命措置を施した際、日本相撲協会側が「女性の方は土俵から下りてください」とアナウンスした問題と、相撲の普及のために女児を土俵に上げて稽古を付けることは次元が違うと示唆した上で、相撲の普及に尽力した貴乃花親方が不当に批判されていると指摘した。

 川淵氏は15年1月に国際バスケットボール連盟(FIBA)が立ち上げたタスクフォース(特別チーム)のチェアマンに就任し、2つのリーグがあったバスケットボールを「Bリーグ」として、1つのリーグに統合。同年5月には日本バスケットボール連盟の会長に就任しバスケット界の改革を進めた。またサッカー、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、ラグビーなどのボールゲーム9競技を束ね、日本最高峰の13リーグの競技力向上と運営の活性化を目指す日本トップリーグ連携機構の会長にも就任。日本バスケットボール連盟の会長は16年6月に退任したが、その後も精力的に活動、提言を続けている。

 貴乃花親方とは力士時代から親交が深く、17年12月には貴乃花一門総会にも出席した。その川淵氏の今回のツイートに対し「次は日本相撲協会を改革して欲しい」「日本相撲協会をよろしくお願いします」など、相撲界の改革への着手を期待する声が相次いだ。

 川淵氏は9日にJFAの、田嶋幸三会長(60)がサッカーW杯ロシア大会に出場する日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の電撃解任を決断したことに対し「監督更迭。遅きに失したと言われるだろうけどまだ時間がある。どん底からのスタートだから上昇あるのみ」「正直、このタイミングで解任を決断したことに敬意を表したい。数%の奇跡を求めて、批判されることは覚悟の上とは言え中々出来ることではない。本人に告げる時の心境は胃が痛いどころの話ではない」などとツイートした。

 翌10日にも「僕が言えるのは余程のことがない限りこの種の決断は出来ません。だから説明出来ない余程のことがあったのでしょう」などとツイートした。それに対し、賛否両論のツイートが寄せられ、同氏は「良くも悪くも僕は会長経験者としての感想をツイートしているわけでサポーターの皆さんとの感想の相違は当然のことでしょう」と、反論とも取れるツイートをしたが、その後「我ながら、ちょっと突っ走り感あり。スマホ病にかかりそう。いや、もうかかっているのかな? 少し小休止します!」(コメントは全て原文のまま)とツイートし、その後10日間、ツイッターを休止していた。

関連するニュースを読む

白鵬、父の死乗り越え夏場所出場へ「心と体を一致」

靖国神社奉納大相撲で土俵入りを行う白鵬(撮影・野上伸悟)


 大相撲春巡業を途中休場していた横綱白鵬(33=宮城野)が16日、東京・靖国神社で行われた奉納大相撲で巡業に合流した。9日に76歳で死去した父ジジド・ムンフバトさんの葬儀に参列するために、11日にモンゴルに帰国して15日に再来日。久々の巡業に「帰ってきた感じ。居場所はここだなと。仕事をしないといけない」と悲しみを引きずらず気を引き締めた。

 両足親指負傷により自身初の2場所連続休場中だが「春巡業を精進して夏場所に出場しないといけない。心と体を一致させる」と気合十分。約7000人の観衆の前で横綱土俵入りや取組を行い、多くの歓声を浴びた。張り手やかち上げをする立ち合いの改善など、壁は高いが、夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)で天国から見守る父に勇姿を届けるためにも下を向いている時間はない。

関連するニュースを読む

稀勢の里「いつも以上に安定」も夏場所出場明言せず

横綱土俵入りを行う稀勢の里(撮影・野上伸悟)


 稀勢の里が16日、横綱昇進後初めて靖国神社の巡業に参加して「新しい気持ちでやります」と初々しい気持ちを持った。

 6場所連続の休場中で夏場所への出場は明言していないが、休場中に一から体作りをして自信を持っているという。「しっかりと下地を作ったからいつも以上に安定している感じがある。またしっかり稽古していきたい」と、終始明るい表情で意気込みを語った。

関連するニュースを読む

白鵬の父葬儀に縁起良い雪が降る 1500人が参列

父ムンフバトさんの葬儀に参列するため帰国していたモンゴルから再来日した白鵬(撮影・渡辺佳彦)


 横綱白鵬(33=宮城野)が15日、さる9日に肝臓がんのため76歳で死去した父ジジド・ムンフバトさんの葬儀に参列していた故郷のモンゴル・ウランバートルから日本に戻った。

 到着の成田空港で取材に応じた白鵬は「無事、最後までお見送りしました」と自ら切り出すように話した。葬儀が行われた13日は、その日だけ大雪が降ったという。「足元は悪かったけど、逆に雨降って地固まるという、ことわざもある。雨や雪は、モンゴルでは縁起が良いもの。最後の最後も、自然も味方して(亡き父を)包んでくれた」と感慨深げに話した。

 葬儀は早朝の6時半から執り行われ、レスリングでモンゴル初の五輪メダリストとなった国民的英雄を見送ろうと、国内の政財界、スポーツ界はじめ約1500人が参列したという。葬儀会場は、ムンフバトさんがモンゴル相撲やレスリングで活躍した旧スポーツ宮殿。新しい相撲宮殿で営まれる計画もあったようだが、白鵬たっての希望で“旧国技館”での葬儀となった。2020年東京五輪に「また(亡き父と)一緒に見たかったな、という目標は失ったけど、今後、どのような形で戦うのか、努力するのかは、自分次第になる」と悲しみを胸に、決意を新たにした。

 11日から休場していた春巡業も、16日の東京・靖国神社奉納大相撲から合流する。帰国を許可してくれた日本相撲協会に「配慮してくれた協会には感謝の気持ちでいっぱい」と謝意を示しつつ「明日から仕事を全うします。精いっぱい、春巡業を務めて、心と体を整理して夏場所に臨みたい」と横綱の重責を口にしていた。

関連するニュースを読む

豊山が「初体験」正代の代役で横綱土俵入り太刀持ち

正代に代わって太刀持ちを務める豊山


 大相撲春巡業が15日、群馬・高崎市で行われ、平幕の豊山(24=時津風)が人生初体験をした。

 この日、兄弟子の正代が会場まで来るも、右足の蜂窩(ほうか)織炎により休場となった。正代は、鶴竜の横綱土俵入りで太刀持ちを務めていたため、朝稽古後に急きょ同部屋の豊山が代役を務めることになった。

 少し緊張した表情ながらも無難にこなしたように見えたが「かなり緊張しました。太刀を持つ手もプルプルした。点数は30点」と苦笑い。西の花道から幕内土俵入りを行った後に、鶴竜のいる東の花道まで走って移動したといい「久しぶりに走った。まだ意外と走れるんだなと思った」とニヤリとした。

関連するニュースを読む

正代誓った「少しでも手助けに」地元熊本に希望を

幕内トーナメントに出場した正代


 大相撲春巡業は14日、神奈川・藤沢市で行われ、平幕の正代(26=時津風)が地元熊本に希望を与えることを誓った。16年の熊本地震からこの日で丸2年となり「まだ復興が進んでいないところがある。その人たちが1日でも早く家に戻れればいいなと思う」と思いやった。

 昨年11月の九州場所後には帰省して「有名な人がまだ誰も行っていない」という仮設住宅10軒ほどの小さな集落を慰問した。サイン会や握手会で住民らと触れ合い「あまり背負って相撲を取るタイプではないけど、少しでも元気づける手助けになればいい」と土俵上でも奮闘する。

関連するニュースを読む

稀勢の里が幕内力士トーナメントで優勝、復調手応え

幕内トーナメント決勝の舞台に上がった稀勢の里(左)と高安


 大相撲春巡業が14日、神奈川・藤沢市で行われ、6場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、幕内力士トーナメントで優勝を果たして復活のきっかけをつかんだ。

 12日の埼玉・草加市で行われた巡業から途中合流して以降、2日続けて朝稽古で相撲を取っていたがこの日は回避。花道で四股やゴムチューブを使ったトレーニングなどで汗を流した。幕内力士16人によるトーナメントでは、平幕の玉鷲、正代、魁聖を下して決勝では同部屋の大関高安を下して優勝。全ての取組で、立ち合いで左を差して自分の形を作った。

 夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)出場の明言はまだしていないが、充実した表情からは好感触をつかんだのは間違いなさそうだった。

関連するニュースを読む

鶴竜全勝も調整段階「動き確かめ、巡業まだ半分」

稽古で遠藤(左)を圧倒した鶴竜


 大相撲の春巡業は13日、神奈川・川崎市で行われ、稀勢の里(31=田子ノ浦)と鶴竜(32=井筒)の両横綱が、稽古でそろって全勝と存在感を発揮した。

 稀勢の里は、巡業合流初日となった前日12日に続き十両を指名。明生を得意の左四つに組み止めて9連勝した。稽古後も土俵下で四股やすり足を続けながら「土俵に尻を向けないのは意味がある。参考にしているところもある」と、幕内下位の申し合いなどにも目を光らせた。鶴竜は来場所新三役が確実な遠藤に13連勝。「自分の動きを確かめながら。巡業もまだ半分」と、あくまで調整段階と強調した。

関連するニュースを読む

稀勢の里、左四つ「こだわって」十両明生に9戦全勝

明生(左)を難なく押し出す稀勢の里(撮影・高田文太)


 大相撲の春巡業は13日、神奈川・川崎市で行われ、横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、十両明生(22=立浪)を稽古で指名し、9番取って全勝した。

 得意の左四つに組み止めると、相手に何もさせずに寄り切り、すくい投げなどで地力の差を見せつけた。巡業合流初日となった前日12日は、先場所十両優勝の佐田の海に8勝2敗。差し手争いで譲る場面もあっただけに「昨日の反省を生かす。しっかりと形にこだわっていく」と、左四つからの攻めというテーマを持って臨んでいた。

 稀勢の里は現在、6場所連続休場中で、1月の初場所を途中休場して以来、本場所から遠ざかっている。全休した3月の春場所中には稽古を再開しており、四股やすり足などの基礎運動、若い衆との申し合いなどで調整。関取衆との稽古は前日に再開したばかりとあって、実際に本場所で対戦する幕内上位ではなく、2日続けて十両を指名。その中でも明生を指名したのは「一番いい稽古をしていたから。低いしね」と答えた。若手の勢いを肌で感じたかったのと、低い姿勢から鋭い立ち合いを披露する相手への対応など、相撲勘を取り戻したい考えが根底にある様子だった。

 前日は自身の稽古が終わると、土俵周辺から会場裏手へ引き揚げたが、この日は土俵下に残って四股やすり足を繰り返した。「土俵に尻を向けないのは意味がある。若い衆のころは(土俵脇に立つ)塩持ちするのが、一番いいところで見られるし、強くなると言われていた。(若手の相撲を)参考にしているところもある」と、本場所では対戦しない十両や幕内下位の力士の稽古にも目を光らせていた。

ぶつかり稽古で栃ノ心(左)に胸を出す稀勢の里(撮影・高田文太)

関連するニュースを読む

鶴竜が遠藤に土つかず13連勝、ケガ体験談も助言

稽古で遠藤(左)を圧倒した鶴竜


 大相撲の春巡業は13日、神奈川・川崎市で行われ、横綱鶴竜(32=井筒)は、遠藤(27=追手風)を相手に土つかずの13連勝を飾った。夏場所(5月13日初日、両国国技館)で新三役が確実な相手を圧倒したが「自分の動きを確かめながら。体をつくりながらやっていきたい」と、あくまで調整段階であると強調した。

 稽古後には遠藤に声をかける場面もあった。「彼も脚を痛めていたこともあったので、ケガの話とか。こういう時に痛くなる、寒いと痛くなる、今はこういう状態とか」と、自身の体験談を交えてアドバイスを送っていたことを明かした。

 鶴竜は右手の中指、薬指、小指を痛めながら3月の春場所で優勝したが、現在も完治はしていないという。この日もがっぷり四つに組んでまわしを引きつける場面もあったが「(まわしを)取っている時は気にならない。ただ、グッと力を入れた後、まわしを離した時に多少痛みがある。痛くて相撲を取れないわけではないけど」と、万全ではないことを打ち明けた。それでも「やっと今日で半分だから」と、1日から始まり27日まで続く巡業が折り返しを迎え、焦らず2場所連続優勝のかかる夏場所に向けて調整していくつもりだ。

三番稽古の立ち合いに臨む鶴竜(右)と遠藤

関連するニュースを読む

稀勢の里が春巡業に合流、夏場所へ「心と体を鍛練」

佐田の海(手前)と三番稽古を行う稀勢の里


 6場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、約3カ月ぶりに観客の前で相撲を取った。

 12日、埼玉・草加市で行われた春巡業に合流し、稽古では先場所十両優勝の佐田の海を8勝2敗と圧倒した。取組は先場所優勝の横綱鶴竜に敗れたが、途中休場した1月の初場所以来、観客の前で相撲を取り「気持ちよかった」と笑顔。夏場所(5月13日初日、両国国技館)の出場は明言せず「15日間しっかり戦えるように、心と体を鍛錬していきたい」と、慎重に話した。

関連するニュースを読む

女の子を土俵に上げない問題、理由は「安全第一」

芝田山親方(2018年3月29日撮影)


 静岡市で8日に開催された大相撲春巡業「富士山静岡場所」で力士が土俵上で小学生らに稽古を付ける「ちびっ子相撲」に、女子児童の参加が認められなかったことが明らかとなった12日、日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が東京・両国国技館で説明し、「昨年の9、10月ごろの話し合いで決まっていた。安全第一ですから」と既に決まっていたことだと明かした。

 これまで「ちびっ子相撲」には、女子児童が参加する場合が多々あった。それは「私が巡業副部長の時もやっていた」と重々承知。ただ「男の子でもケガをする時がある。つまずいて泣く子もいる。その中で女の子もやっていいのかと。万が一、顔とかをケガしたり、乗っかられてしまったら。何かが起きてしまってからでは遅い」と決断。「男の子と同じように接したい気持ちは十分あるけれども」と悩みに悩んだという。

 同場所の実行委員会には、同場所担当の荒磯親方(元前頭玉飛鳥)が4日に、女子児童を参加させないように電話で連絡した。その日は京都・舞鶴市で行われた春巡業で、土俵上で倒れた舞鶴市長の救命措置に当たった女性らに対し、土俵から下りるよう場内放送が流れて問題となっていた。だが「あくまでも土俵を女性に上げる、上げないという問題ではない。それは全然違うと私は強く言います」と、土俵上での女人禁制とは関係ないことを強調した。

 ただ、各巡業先への連絡は広報部ではなく、各担当の親方が口頭ですることになっているだけに「言葉が足りない部分はあったかもしれない」と反省した。

関連するニュースを読む

稀勢の里が巡業合流「心と体を鍛錬していきたい」

佐田の海(手前)と三番稽古を行う稀勢の里


 大相撲の春巡業は12日、埼玉・草加市で行われ、6場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が合流した。

 稀勢の里の巡業参加は昨年10月以来、約半年ぶりとなったが、稽古では早速、先場所十両優勝の佐田の海を指名して10番。8勝2敗と地力の差を見せつけた。

 取組では3月の春場所優勝の横綱鶴竜に敗れたが「(観客に)温かく迎えてもらって、ありがたかった。この巡業で、しっかりと体をつくっていきたい。15日間しっかり戦えるように心と体を鍛錬していきたい」と、本場所復帰への意欲を見せていた。

 観客の前で相撲を取るのも、途中休場した1月の初場所以来、約3カ月ぶりとなった。「脚は元気だから」と、全休した春場所中には四股やすり足など、基礎運動で稽古を再開していたという。それでも「部屋では若い衆とやっていたけど関取衆は圧力も全然違う」と、相撲勘に徐々に取り戻していくつもりだ。

 胸を借りた佐田の海は「重かった。いい形をつくることができたと思っても動かなかった」と証言した。稀勢の里が昨年初場所後に横綱に昇進してからは、初めて胸を借りたというが「なかなか差し勝てなかった。左を差されると何もできなかった」と、稀勢の里が得意とする左四つに組み止められると、勝機を見いだすのは難しかったと語った。

 稀勢の里は出場については明言しなかったが「まだ5月13日の初日までは時間はある」と、夏場所(両国国技館)での復帰を視野に入れている様子だった。

横綱土俵入りを行う稀勢の里

関連するニュースを読む

白鵬、父他界のため帰国「整理してまた巡業に」

父ムンフバトさんの葬儀に参列するため成田空港から帰国の途に就く白鵬


 悲しみを胸に、横綱白鵬(33=宮城野)が帰国の途に就いた。9日に父ジジド・ムンフバトさん(享年76)を病気で亡くした白鵬が11日午後、故郷のモンゴル・ウランバートルで13日に営まれる葬儀に参列するため、成田空港から帰国した。

 成田空港で取材対応した白鵬は、国民的英雄でもあった父を脳裏に思い浮かべるように「感謝の気持ちがありました。飛行機の中でも感慨深いものがあるかもしれない。父親だけど、それ以上のものを、周りの人に与え、引っ張っていった」と、しみじみとした口調で話した。

 当初の予定は1日延ばされ、15日に再来日する。春巡業は15日の高崎市まで休場し、16日の東京・靖国神社から合流する。「心と体を整理して、また巡業に参加したい」と横綱としての責任感を口にする一方で、故郷では「お母さんを、しっかり支えたいなと思ってます」と親への愛情の念を胸に込めて話していた。

関連するニュースを読む

白鵬、父に「見せてあげたかった」東京五輪土俵入り

巡業で土俵入りを披露した白鵬


 大相撲の横綱白鵬(33=宮城野)が、悲しみを乗り越えて横綱の責任を果たした。春巡業は10日、長野・伊那市で行われた。前日9日に父ジジド・ムンフバトさんが76歳で死去したが、ぶつかり稽古で地元長野県出身の関脇御嶽海に胸を出し、土俵入りと横綱鶴竜をつり出して破った取組では観衆を沸かせた。元気な姿を見せたが「自分の与えられた仕事をまっとうするつもりで土俵に上がった。親を超える子どもはいない。あらためて偉大さを感じた」と、しみじみと話した。

 夢があった。「あと2年半頑張ることができて、東京オリンピックの開会式で土俵入りすることができたら、見せてあげたかった」。98年長野五輪で、当時横綱の曙が開会式で土俵入りする姿はテレビで見ていた。ムンフバトさんはレスリング選手として、銀メダルに輝いた68年メキシコ五輪でモンゴル人初の五輪メダリストとなった。五輪には64年東京大会から5大会連続で出場し、年に1度のスポーツの祭典「ナーダム」では、6度もモンゴル相撲で優勝した国民的英雄。白鵬は「64年の東京五輪に出て、東京五輪に縁がある人だと思っていた」と肩を落とした。

 白鵬によると、昨年10月に肝臓がんが見つかり、11月の九州場所後に日本に呼んで治療していた。今年1月まで日本に滞在後に帰国したが「この1週間で急に弱り、昨日旅立ちました」と、静かに説明した。巡業部の花籠副部長(元関脇太寿山)は帰国と巡業離脱について「問題ない。親御さんだから。八角理事長(元横綱北勝海)にも報告している」と説明。今日11日に帰国し13日の葬儀に出席。4日間休場後の15日から再合流する。【高田文太】

白鵬の父ジジド・ムンフバトさん
15年1月、優勝祝勝会でタイを持つ白鵬に拍手を送る父ムンフバトさん(前列右端)

関連するニュースを読む

白鵬は「頑張るでしょう」宮城野親方神妙な面持ち

06年5月、初優勝した白鵬の横で万歳する父ムンフバトさん(右)


 大相撲の横綱白鵬(33=宮城野)が、悲しみを乗り越えて横綱の責任を果たした。春巡業は10日、長野・伊那市で行われた。前日9日に父ジジド・ムンフバトさんが76歳で死去したが、ぶつかり稽古で地元長野県出身の関脇御嶽海に胸を出し、土俵入りと横綱鶴竜をつり出して破った取組では観衆を沸かせた。

 宮城野親方(元前頭竹葉山)が、父を亡くした弟子の白鵬の心中をおもんぱかった。この日朝に電話で話したといい「いろいろあるけれども頑張らないといけない、頑張るでしょう」と神妙な面持ちで話した。また「(闘病で)日本にいた父を『帰らせたい、帰らせたい』と言っていた。直接は言っていないけども、せめて死に場所はモンゴルで、という意味だったと思う」と明かした。

巡業で土俵入りを披露した白鵬

関連するニュースを読む

御嶽海、地元での春巡業で大声援も「緊張した」

土俵入りで声援に手を挙げて応える御嶽海(右)。左は高安


 大相撲の春巡業は10日、長野・伊那市で行われ、地元長野県出身の関脇御嶽海(25=出羽海)が、終始会場を盛り上げた。

 稽古では大関高安から指名を受けて4勝5敗と意地を見せ、直後には横綱白鵬に胸を借りてぶつかった。逆に地元の子どもを相手に稽古で胸を出したり、髪結い実演で、大銀杏(おおいちょう)ができあがるまでを披露したりと、土俵に上がり続けた。最後は取組で関脇栃ノ心をつり出して破り、大きな拍手を浴びていた。御嶽海は地元の声援に「うれしいけど緊張した」と振り返った。高安に指名され、白鵬に胸を出してもらったことには「光栄です。自信になった。いい稽古をつけてもらったし、結果を出さないといけない」と感謝した。

 3月の春場所では7勝8敗と、一昨年11月の九州場所以来、実に1年4カ月ぶりに負け越した。だが「悔しいというより、どこかホッとした。負け越した原因はあまりない。試練だと思う。気持ちを入れ替えて、勝ち越しを目指してやりたい」と、ショックなどはなく、心身ともに再出発と位置づけられる好機ととらえている。夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)に向けて「先場所みたいなことがないように、勝ち越して、いい場所にしたい」と力を込めていた。

子どもの稽古に胸を出した御嶽海(後方)

関連するニュースを読む

白鵬悲痛、尊敬する父の死「親を超える子はいない」

白鵬(右)と父ムンフバトさん(2006年3月撮影)


 大相撲の横綱白鵬(33=宮城野)が10日、長野・伊那市巡業に参加し、9日に76歳で死去した父ジジド・ムンフバト氏についてコメントした。

 白鵬は神妙な面持ちで「自分の与えられた仕事をまっとうするつもりで土俵に上がった。この一週間で急に弱って旅立ってしまいました」と話した。

 昨年10月に肝臓がんが見つかり、11月の九州場所後に日本に呼んで治療した。今年1月まで日本に滞在。母からは「いい親孝行をしてくれた」と感謝されたという。

 ムンフバトさんはレスリング選手として1964年(昭39)年東京大会から五輪に5大会連続出場。68年メキシコ大会では87キロ級で銀メダルを獲得した。同国初の五輪メダリストで、年に1度開催されるスポーツの祭典「ナーダム」では、モンゴル相撲で6度の優勝を果たした国民的英雄。07年に日本と同国の国交樹立35周年を記念して東京都で講演するなど、たびたび来日していた。白鵬が20回目の優勝を飾った11年秋場所では初めてパレードの車に一緒に乗り「おやじに認めてもらえた」と語るなど常に尊敬し、目標とする人だった。

 白鵬は悲しそうに「親を超える子はいないと思います。自分にとっては父親だけど、世界の若いレスリング選手にとっては師匠であり先生だった」と悼んだ。

 白鵬は11日に故郷モンゴルへ帰国。(長野県東御市)から14日(神奈川県藤沢市)までの春巡業4日間を休場した後、15日に再合流する。

関連するニュースを読む

「男性の医師が近くにいます」松井市長が発言釈明


 春巡業が9日、静岡・掛川市で行われた。掛川市の松井三郎市長は巡業のあいさつで「(土俵に)立たせていただいて大変感激している。倒れないように。万が一の時も男性のお医者さんが近くにいます」と発言した。

 来場者から「失言だ」という声も出るなど、不謹慎とも取れる発言に、松井市長は「本当に緊張していて足が震えていた。全く舞鶴市のことは意識になかった。後から言われれば(不謹慎と)受け取られるかもしれない」と釈明した。4日の春巡業で京都府舞鶴市の多々見良三市長が土俵上でくも膜下出血によって倒れ、救命処置をしていた女性に土俵から下りるよう促す場内放送が問題となっていた。

関連するニュースを読む

鶴竜が本格稽古再開「動きの確認」15番で全勝

巡業の稽古で正代(左)を圧倒した鶴竜


 春巡業が9日、静岡・掛川市で行われ、横綱鶴竜(32=井筒)が本格的な稽古を再開した。相撲を取るのは春場所千秋楽以来、約2週間ぶりだが、同じ時津風一門の前頭正代と10番、豊山と5番の計15番で全勝。「動きの確認。申し合いはしていないけど体は動かしていたから」と疲れを見せなかった。

 サッカー好きで知られるが「実際にやるのは選手で、監督の力は半分にも満たない」との持論を展開。急な監督交代となったが、変わらず日本代表のワールドカップ(W杯)本番での活躍を期待していた。

関連するニュースを読む

白鵬が尊敬し目標だった、モンゴルの英雄の父死去

11年9月、20度目の優勝を飾った白鵬は、父ムンフバトさん(中央)、母タミルさん(右)と祝杯を挙げる


 大相撲の横綱白鵬(33=宮城野)の父ジジド・ムンフバトさんが9日、肝臓の病気などのためモンゴル・ウランバートルの自宅で死去した。76歳。白鵬の母タミルさんが明かした。関係者によると、昨年6月ごろには体調を悪化させた姿が目撃され、最近はほとんど話せなかったという。数日前に放送されたテレビ番組には夫婦で出演したが、質問にはタミルさんが受け答えしていた。

 ムンフバトさんは41年、モンゴル・トブ県エルデネサント生まれ。レスリングでは64年東京大会から五輪に5大会連続出場。68年メキシコ大会では87キロ級で銀メダルを獲得した。同国初の五輪メダリストで、年に1度開催されるスポーツの祭典「ナーダム」では、モンゴル相撲で6度の優勝を果たした国民的英雄。07年に日本と同国の国交樹立35周年を記念して東京都で講演するなど、たびたび来日。20回目の優勝を飾った11年秋場所では初めてパレードの車に一緒に乗り、白鵬が「おやじに認めてもらえた」と語るなど常に尊敬し、目標とする人だった。

 親方になるには日本国籍が必要だが、国民的英雄の息子の国籍変更となれば、母国が騒然となることは必至。だからこそ白鵬は数年前から思案しているこの問題など、人生の大きな決断は父の判断を仰ぐことを第一としていた。

関連するニュースを読む

白鵬の父ムンフバトさん死去 メキシコ五輪銀メダル

白鵬(右)と父ムンフバトさん(2006年3月撮影)


 大相撲の横綱白鵬(33=宮城野)の母タミルさんによると、父ジジド・ムンフバトさんが9日、肝臓の病気などのためモンゴル・ウランバートルの自宅で死去した。76歳だった。

 ムンフバトさんはレスリングの選手として64年東京大会から五輪に4大会連続出場。68年メキシコ大会では87キロ級で銀メダルを獲得した。モンゴル初の五輪メダリストになった。年に1度開催されるスポーツの祭典「ナーダム」では、モンゴル相撲で6度の優勝を果たすなど、国民的英雄として知られていた。

関連するニュースを読む

鶴竜、2週間ぶり本格稽古で15番全勝「まだ調整」

巡業の稽古で正代(左)を圧倒した鶴竜(撮影・高田文太)


 大相撲の春巡業は9日、静岡・掛川市で行われ、春場所優勝の横綱鶴竜(32=井筒)が本格的な稽古を再開し、15番で全勝だった。ともに前頭の正代と10番、豊山と5番取り、鋭い踏み込みから一気に押し出すなど、付け入る隙を与えなかった。

 相撲を取るのは春場所千秋楽以来、約2週間ぶりとなったが疲れた様子も見せず「ボチボチというところ。動きの確認。まだ調整、調整でやっていきたいなと思っている」と、夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)を見据える段階ではないと強調。この日、胸を出した2人には「同じ(時津風)一門の若手に頑張ってほしいから。若手を育てるのも大事」と、今後に期待していた。

関連するニュースを読む

鶴竜「まさかいるとは…」元朝青龍の両親対面し活力

巡業のぶつかり稽古で隆の勝(左)に胸を出す鶴竜


 大相撲の春巡業は8日、静岡市で行われ、横綱鶴竜(32=井筒)が、今日9日から本格的に稽古を再開すると明言した。

 この日は十両隆の勝に胸を出すにとどまったが「この1週間は体のケアに集中しようと思っていた。明日(9日)からは土俵の中でやる」と話した。7日は静岡市内に約50人が集まり、3月の春場所優勝の祝勝会が行われた。来日中の元横綱朝青龍の両親とも対面し「まさかいるとは思わなかったけど『おめでとう』と言ってくれた」と活力にしていた。

関連するニュースを読む

男性市長からも女性を土俵にの声 静岡市長変革願う

巡業終了後、報道陣の質問に答える静岡市の田辺市長


 大相撲の春巡業が8日、静岡市で行われ、静岡市の田辺信宏市長が、女性も土俵に上がれるよう変革を願った。

 あいさつで「兵庫の宝塚市長が女性という理由で、土俵の下であいさつさせられました」と、土俵を女人禁制とする相撲界の伝統に触れた。4日に京都・舞鶴市で男性市長があいさつ中の土俵で倒れ、救命処置で駆け寄った女性に土俵から下りるよう場内放送が流れた。6日には兵庫・宝塚市で、女性市長が土俵上でのあいさつを断られており「一石を投じたかった。同じ市長仲間の思いを代弁させていただいた」と語った。

関連するニュースを読む

白鵬笑顔トロけた 支度部屋で板前直接すし振る舞う

巡業の支度部屋に職人を招き、握ったばかりのすしを差し出された、中列右から白鵬、琴奨菊ら


 大相撲の春巡業は8日、静岡市で行われ、横綱白鵬(33=宮城野)が招いた板前が、握ったばかりのすしを支度部屋で振る舞う、珍しい光景が展開された。市内にある旧知のすし店に、白鵬が依頼して15人前を用意。当初は通常の出前と思っていただけに「まさか握ってくれるとは思わなかった。最高!」と、地元清水港の新鮮なトロなどに笑顔を見せた。付け人や関取衆にも振る舞った。

 支度部屋で板前にすしを握ってもらうのは、14年8月の新潟市巡業以来2度目で、当時は前代未聞の出来事だった。「本場所も大事だけど、それ以外の時も緊張感を持って意識を高めないと。その中で食が一番大事」。2場所連続休場中で、まだ本格的に稽古を再開していないが「焦らずに」とまずは英気を養った。

関連するニュースを読む

高安「いい稽古になった」三番稽古で遠藤を圧倒

巡業で三番稽古を行った高安(右)と遠藤


 大相撲の春巡業は8日、静岡市で行われ、大関高安(28=田子ノ浦)が、遠藤との三番稽古を9勝1敗と圧倒した。

 今回の巡業ではここまで、横綱、大関陣では唯一、本格的に稽古をしており、7日も前頭の輝き、北勝富士を相手に8勝5敗と、精力的に土俵に立っている。遠藤は夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)で新三役となることが確実視されているだけに、稽古後の高安は「いい稽古になった。三役でやると、自分も最初の時はなかなか結果を出せなかった。今思えば、もっと稽古をすればよかったと思うので(遠藤が)結果が出るようになればいいですね」と、自身の経験もふまえ、今後に期待を込めて胸を出したことをほのめかした。

巡業で三番稽古を行った高安(後方)と遠藤

関連するニュースを読む

静岡市長が土俵上で改革訴え「21世紀中に変えて」

巡業終了後、報道陣の質問に答える静岡市の田辺市長


 大相撲の春巡業が8日、静岡市で行われ、田辺信宏市長が女性も土俵に上がることができるよう求めた。幕内取組前の土俵上でのあいさつで「私は男性だから土俵上でごあいさつさせていただいていますが、先日、兵庫の宝塚市長が女性だからという理由で、土俵の下であいさつさせられました。全国の市長が土俵の上であいさつできるよう、21世紀の中で変えていただきたい」と訴えた。

 今回の春巡業では、4日に京都・舞鶴市で多々見良三市長が土俵でのあいさつ中に倒れ、救命処置で駆け寄った医療関係者の女性に対して、土俵から下りるよう場内放送が流れた。6日の兵庫・宝塚市では女性の中川智子市長が土俵に上がることができずに「悔しいです」などと、あいさつで訴えていた。

 巡業後、報道陣に対応した田辺市長は「一石を投じたかった。伝統は大切。しかし長く続くには、その時代、時代に対応できるようにしなくてはならない。これから(2020年東京)オリンピック、パラリンピックを控える中で、国際的に発展していくためにも見直しの議論をする時期だと思う。同じ市長仲間の思いを代弁させていただいた」と力説した。

関連するニュースを読む

春日野親方ネット画像認める、救命場面は土俵後方で

巡業先の土俵下で稽古を見守る春日野部長(右)と花籠副部長


 京都府舞鶴市で4日に行われた大相撲春巡業の土俵上で、多々見良三市長があいさつ中に倒れた際、救命処置をしていた女性に土俵から下りるよう場内放送で促された問題で、春日野巡業部長(55=元関脇栃乃和歌)が7日、巡業先の愛知・刈谷市で当時の状況を説明した。

 当初は場内放送中はトイレに行っていたとだけ説明したが、この日までにインターネット上に、騒然となる土俵の後方に立つ同親方の画像が出回った。この場面について同親方は「花籠副部長(元関脇太寿山)が土俵近くにいたのを確認した」と、目撃したと認めた。一方で「直前まで移動や幕内の取組を見に行く準備をしていた。担架で運ばれる時は付き添った」と、トイレを含めて会場裏にいた際に市長が倒れたと説明。緊急事態への対応を優先し、問題の場内放送は後で報告を受けたという。 緊急事態での対応について誤解を招きかねない修正。尾車事業部長(元大関琴風)は「言葉が足りなかったということだと思う。今日(7日)春日野部長が話したことが全てではないか」との見解を示した。

関連するニュースを読む

白鵬が大谷3戦連発に「すごいね」考えてやっている

隠岐の海(右)を相手に立ち合いの確認を繰り返した白鵬(撮影・高田文太)


 横綱白鵬が7日、エンゼルス大谷を絶賛した。巡業中とあって3戦連続本塁打の活躍は映像で確認していなかったが、報道陣から伝え聞くと「すごいね」と、声を弾ませた。

 自身は取組前の準備を含めて、考えることや精神面の重要性を感じているだけに「ちゃんと考えてやっているんだろうね。これからも活躍してくれると思うよ」と期待した。

関連するニュースを読む

逸ノ城が大関昇進へ意欲 215キロも動きにキレ

25歳の誕生日を迎え笑顔でケーキを手にする逸ノ城(撮影・高田文太)


 大相撲春巡業は7日、愛知・刈谷市で行われ、25歳の誕生日を迎えた小結逸ノ城(湊)が、大関昇進を目標に掲げた。この1年間を振り返り「1度やせて、筋肉をつけて体重が戻ったので、今が1番いいと思う」と、幕内最重量215キロながら、以前よりも動きにキレがあると実感している。

 それだけに「25歳は大関を目指します。頑張ります」と、高らかに宣言。報道陣から贈られたケーキを手に笑顔を見せつつ、9勝6敗だった3月の春場所を振り返り「2ケタ勝ちたかった。もったいない相撲もあった。次は絶対に2ケタ勝ちたい」と、大関とりの第1歩への意欲を隠さなかった。

関連するニュースを読む

春日野巡業部長が当初と違う説明、市長搬送見守る

巡業先の土俵下で力士の稽古を見守る巡業部の春日野部長(右)と花籠副部長(撮影・高田文太)


 大相撲春巡業は7日、愛知・刈谷市で行われた。4日に京都・舞鶴市で行われた巡業の際には、多々見良三市長が土俵であいさつ中に倒れ、救命処置を施していた女性に土俵から下りるよう場内放送で促される問題が起きたが、その時の状況について春日野巡業部長(55=元関脇栃乃和歌)が説明した。

 当初、この場面の自身の行動について同部長は、トイレに行っていたとだけ説明していた。だがこの日までにインターネット上に、騒動が起きた土俵の後方に同部長と見られる人物が写り込んでいる画像が出回った。画像の人物が自身であることをあっさりと認めた同部長は「花籠副部長(元関脇太寿山)が土俵近くにいたのを確認した。心配していた」と話した。

 この日、補足された説明によると、春日野部長は市長が倒れた時は「移動や幕内の取組を見に行く準備をしていた」と、トイレを含めて会場裏にいたという。その後、会場内で騒然となっている土俵を見た際に、花籠副部長が土俵近くにいることを確認。「担架で運ばれる時は付き添った」と、その後の行動を説明した。問題となった場内放送については、緊急事態への対応を優先した後に報告を受けたという。

関連するニュースを読む

小池知事、相撲協会対応に疑問も土俵上がる気はなし

都庁で定例会見を行った小池都知事


 東京都の小池百合子知事は6日の定例会見で大相撲春巡業で救命処置に当たった女性に対し、日本相撲協会側が土俵から下りるよう場内放送を流した問題に言及した。「救助した人は素晴らしい。命を守ることを優先した。そこにあまり議論の余地はないのでは」と、協会側の対応に疑問を呈した。

 これまで東京開催場所で優勝力士に授与される都知事賞を、男性の副知事が手渡してきた。小池知事は「土俵に上がって、賞をお渡しすることにチャレンジするためのエネルギーをそそぐつもりは、あまりございません」とした。

関連するニュースを読む

芝田山広報部長「かけらもない」女性差別論調に困惑

芝田山親方


 日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は、女性差別とする論調を否定した。「スー女」と呼ばれる女性ファンが増えている現状を踏まえ「女性には感謝しかない。差別のかけらもない」と力説。

 「今回も女性の方々の対応には感謝しています。ただ女性を土俵に上げる、上げないの話とは別」。相撲界に女性差別があるという論調への変化には、困惑の様子も見せた。

関連するニュースを読む

女性市長「悔しい」土俵下あいさつ、男性からヤジも

春日野巡業部長


 大相撲の春巡業が6日、兵庫・宝塚市で行われ、同市の中川智子市長(70)が土俵下からあいさつを行い「女性であるという理由で、市長でありながら土俵の上であいさつできないのは、悔しいです。つらいです」などと訴えた。昨年4月の巡業でもあいさつしたが、それも土俵下。「女性の知事、市長も増えて、総理大臣が現れるかもしれない。その時に女性は絶対土俵に上がってはいけないんでしょうか」と問い掛けた。場内から拍手を浴びる一方、男性の「いけない!」というヤジも浴びた。

 同市長はあいさつ後、市役所で会見。4日の舞鶴巡業の「女性は土俵から下りて」というアナウンスが流れた件を引用し「けがれを払うように塩をたくさんまいた。女性として侮辱されたような気がしました」。来年の宝塚開催には意欲的で「土俵上でも下でもいいので(男性と)平等に扱ってほしい。女性だから土俵に上げないというのは差別。議論してほしい」とする文書を日本相撲協会へ提出する意向を明かした。

 日本相撲協会の春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)はこの日、同市長のあいさつを前に「女性を蔑視しているわけではない。歴代の方々がやってきたことを守っています」と、土俵上のあいさつを断った理由を説明した。【加藤裕一】

関連するニュースを読む