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新着ニュース

稀勢の里 左腕動き快調 周囲も「強くなっている」

連合稽古で嘉風(左)を圧倒し笑顔の稀勢の里(撮影・菊川光一)


 大相撲で3場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が6日、九州場所(12日初日、福岡国際センター)に向けた“出稽古”で復活の兆しを見せた。福岡県春日市の尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加し、関脇嘉風と10番連続で取って8勝2敗。春場所で負傷してから思うように動かなかった左上腕の動きが快調で、見守った親方衆や力士らからは復調を期待する声が上がった。

 稽古を終えた稀勢の里は、笑顔を浮かべていた。「悪くはない。いいんじゃないかな」。三番稽古の相手に指名したのは、名古屋場所前の連合稽古で、2日合わせて11勝19敗だった嘉風だった。苦杯を喫した相手にやり返し、言葉以上に手応えを感じていた。

 得意の“左”で不安を一掃した。最初の2番は、嘉風に左腕を封じられて連敗。嫌な空気が流れたが、次の一番で断ち切った。警戒されていた左はずが決まると、左腕一本で嘉風の体勢を崩して寄り切った。その後も、強烈な左はず押しで突き落とすなど、力強さを見せた。負傷後、最も良い動きを見せた左腕の復活に「なかなか良かったと思う」とうなずいた。

 周囲も復調を確信した。前日に胸を合わせた琴奨菊は「戻っているどころか強くなっている」と驚き、嘉風は「名古屋の時と全然違う。左が使えるようになって当たりの圧力も違う」と体感した。師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)からは「勝負勘も戻っている。(先場所前に比べて)全然いい」と太鼓判を押されるほど仕上がっている。

 本場所まで残り1週間を切った。横綱昇進後、初めて秋巡業を完走して、順調に調整を進めてきた。しかし「納得を求めたら時間がかかる。少しでも理想に近づけるように」とさらなる進化を目指していく。今日7日も連合稽古が行われる予定で、春場所以来の優勝へ向けギリギリまで追い込んでいく。【佐々木隆史】

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応援会HPに「長らく貴乃花を応援してくださり…」

貴乃花親方(18年7月9日撮影)


秋場所千秋楽から一夜明けた24日、貴乃花親方(46=元横綱)が「貴乃花応援会」のホームページにコメントを投稿した。「千秋楽迎え、貴乃花部屋を支えて下さる皆様へ」と題し、冒頭は勝ち越した同部屋の関取衆3人への応援の感謝などを記した。

審判部の一員として千秋楽の職務後の写真と共に、最後に「皆様長らく貴乃花を応援してくださりありがとうございました。厚く御礼を申し上げるとともに、弟子たちを今後、末永く応援賜りますように何卒宜しくお願い申し上げます」とコメント(原文まま)。27日の理事会までに、全ての親方が5つある一門のいずれかに所属しなければ厳罰の可能性がある中、無所属の貴乃花親方は方向性を示していない。

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横審「全員がホッと」進退かけた稀勢の里に合格点

記者会見に臨む北村横綱審議委員会委員長(左)と芝田山親方(撮影・河田真司)


横綱審議委員会(横審)の定例会が24日、都内のホテルで開かれた。前日23日まで行われた大相撲秋場所に進退を懸けて出場し、9場所ぶりに皆勤して10勝5敗だった横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)については、合格点が与えられた。

会見した北村正任委員長は「心配して見ていた委員全員がホッとしたということ。これだけ勝って、来場所以降に向けて復活の足場ができた。今の段階でやめた方がいいという意見はまったくない」と語った。

一方で10勝したものの、相撲内容については「もろい」「弱いなという場面もいくつかあった」と、厳しい見方も示した。11月の九州場所に向けて「来場所、また前半戦で負けが込んで休場ということになれば、やっぱり考えなければいけない」と、進退問題が完全に消滅したわけではない状態であることも明かした。

また、全勝優勝の横綱白鵬について、北村委員長は「ある委員は『頭2つ抜けている強さ』と言っていた。ケガをしていたけど、きちっと管理して、条件を整えて出てくる能力はすごいなと、みんな感心していた」と語った。

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白鵬「眠ったもの起こさせてくれた」稀勢の里に感謝

笑顔で今場所を振り返る白鵬(撮影・河田真司)


大相撲の横綱白鵬(33=宮城野)が全勝優勝を果たした秋場所千秋楽翌日の24日、都内で一夜明け会見を行った。前夜は祝杯を挙げたが「全然酔わなかったし気持ちよく寝られた」と表情は晴れやかだった。

今場所のターニングポイントに5日目の小結貴景勝(22=貴乃花)戦を挙げた。痛めた右足で土俵際に残り、逆転の白星。9日目に対戦した関脇御嶽海(25=出羽海)を含めて「彼らは今後の大相撲を間違いなく引っ張る存在」とし、「彼らに勝って今場所いけるんじゃないかと思った」と優勝を予感したという。先場所は右膝を痛めて途中休場。左足首には夏巡業の最終日までテーピングを施していた。「場所前から考えてみれば全勝は夢のまた夢」。稽古と並行してけがを治療し、本場所では初日から快調な滑り出し。不安を取り除き、徐々に自信を深めていき、横綱800勝と幕内通算1000勝を達成した。

復活したライバルへの思いも口にした。8場所連続休場から復帰し、今場所2桁勝利を挙げた横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)について「8場所休場は、私には想像できない。どんな相撲を取るのかと思ったけど、本当に見事な相撲だった」と称賛を惜しまなかった。「稀勢関が私を磨いてくれた。眠ったものを起こさせてくれた」と、改めて感謝した。

次なる目標は、2年後の東京五輪・パラリンピックまで土俵に上がり続けること。4月に死去した父ジジド・ムンフバトさんが64年の東京五輪にレスリング選手として出場し、特別な思いがある。「親は子どもの頑張りが一番うれしいもの。いなくなってもどこかで見ている、そう思って頑張れば結果も出る。何とか現役で東京オリンピックを迎えて、相撲協会ととも活動できれば」。数々の記録を打ち立てた横綱は、2020年へ再スタートを切った。

一夜明け会見に臨む白鵬(撮影・河田真司)

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懸賞最多更新の2160本 17年の夏場所上回る

懸賞金獲得5傑(千秋楽)


日本相撲協会は秋場所千秋楽の23日、今場所の懸賞総数が2160本となり、17年夏場所の2153本を上回り1場所最多を更新したと発表した。千秋楽の本数は1日分で最多に並ぶ175本だった。場所前には2273本の申し込みがあったが、休場者数が少なく取りやめがほとんどなかったという。

客足は15日間全てで入場券完売を意味する「満員札止め」を記録した。東京開催場所では16年秋場所から7場所連続。今年は1月の初場所から5場所連続の全日程札止めとなった。

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御嶽海「2桁が遠いね」九州場所で大関とりに可能性

阿炎(下)をはたき込みで破る御嶽海(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇23日◇東京・両国国技館


御嶽海は今場所での大関とりはすでに消滅したが、阿炎を下して3連勝で場所を締めた。

9勝を挙げるも「2桁が遠いね。10勝できるように体力と地力をつけないとね」と反省。昇進を預かる審判部の阿武松審判部長(元関脇益荒雄)は「全員で話し合ったわけではないけど、成績次第では声が出るでしょう」とハードルは高いが、九州場所での大関とりの可能性を残した。

千秋楽を白星で飾り笑顔を見せる御嶽海(撮影・小沢裕)

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貴ノ岩30日の元日馬富士断髪式の出欠明言避ける

隠岐の海(右)を上手出し投げで破る貴ノ岩(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇23日◇東京・両国国技館


貴ノ岩が返り入幕場所で隠岐の海を破って10勝目を挙げた。「2桁勝てて良かったです。達成したという感じではないけど、目指していたので」と笑顔を見せた。ここ3日間は体調を崩していたといい「力が出なかった。気をつけないといけないのに」と反省した。

昨年10月の元横綱日馬富士関による傷害事件の被害の影響で、一時は十両まで番付を落とした。奮起して昨年九州場所以来5場所ぶり幕内で結果を出した。30日に両国国技館で元日馬富士関の断髪式が行われるが、参加については「それはまだ分かりません」と明言を避けた。

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稀勢の里 来場所は「優勝争いに絡みいい報告を」

稀勢の里(手前)は豪栄道に突き落としで敗れる(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇23日◇東京・両国国技館


横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、優勝した昨年3月の春場所以来、9場所ぶりに15日間を戦い抜いた。大関豪栄道に突き落とされて、横綱として2場所目の皆勤場所は10勝5敗。八角理事長(元横綱北勝海)、阿武松審判部長(元関脇益荒雄)ら親方衆からは、来場所以降の優勝争いを期待する声が相次いだ。場所前からの進退問題は、実質的に解消された形となった。

1年半ぶりに15日間を取り終えた直後は、充実感よりも悔しさが上回った。稀勢の里は立ち合いから左を差せず、豪栄道に押し込まれてから、あっさりと突き落とされる完敗。支度部屋では、今場所4度目の無言を貫いた。2敗目を喫した小結玉鷲戦以降、黒星を喫した際のパターン。それほど勝負へのこだわりの強さをにじませていた。場所を移して都内のホテルで行われた、千秋楽パーティーでは高らかに復活を誓った。

稀勢の里 優勝争いはかなわなかったですが、また来場所、もっともっと強くなって優勝争いに絡み、また、いい報告をできるように一生懸命頑張ります。

部屋の後援者らを前に、自ら「優勝争い」を目標として掲げた。進退を懸けて臨んだ場所で10勝し、横綱審議委員会(横審)をはじめ、周囲から引退を勧告される可能性を限りなくゼロに近づけた。実質的に進退は自身の決断一つに委ねられる中、来場所の雪辱、何より現役続行を宣言した。

親方衆からも優勝争いを期待する声が相次いだ。八角理事長は「下半身をしっかり鍛え、立ち合い当たってからの圧力を戻したいところ」、阿武松審判部長は「横綱戦に勝っての10番は来場所につながると思う。左を封じられた相撲は、来場所までの課題」と、進退問題を超越し、来場所以降も現役を続ける前提で助言を送った。貴乃花親方(元横綱)は「出たことに意味がある」と、7場所連続休場から12勝して復活した経験を踏まえて語っていた。

兄弟子西岩親方(元関脇若の里)は、本人の思いを代弁した。「優勝して本当の復活といえる。いつか、そういう日が来ると信じている」。稀勢の里伝説第2章「復活編」は、始まったばかりだ。【高田文太】

田子ノ浦部屋千秋楽パーティーで乾杯する稀勢の里(左)と高安(撮影・佐藤礼征)

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父死去、休場…白鵬苦難の幕内1000勝は「最高」

沿道の観客に手を振る白鵬(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇23日◇東京・両国国技館


14日目に優勝を決めた横綱白鵬(33=宮城野)が、横綱鶴竜(33=井筒)を破って14度目の全勝優勝を果たした。

立ち合いから右四つがっぷりに組むと、得意な形だったが押し込まれた。それでも、組んだまま土俵際で右に回り込み、体勢を整えて反撃。最後は左上手を振って、腕が極まるようにして背を向けた鶴竜を送り出しで破った。

昨年九州場所以来に天皇賜杯を抱き「久しぶりに相撲の神様が私にほほ笑んでくれた」と感慨にふけった。今年は4月に父ジジド・ムンフバトさんが死去や、初めて1年間で3場所休場するなど苦労が多かった。先場所も右膝負傷で途中休場。そんな状況でも今場所は横綱800勝、幕内通算1000勝を達成して「(新入幕に昇進した)19歳から積み上げた白星が1000勝、(横綱に昇進した)22歳からの白星800勝。こんなに早く達成できるとは信じられない。最高です」とかみしめた。

全勝優勝した白鵬は菅内閣官房長官(右)から内閣総理大臣杯を受け取る(撮影・河田真司)

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稀勢の里9場所ぶり皆勤、千秋楽は豪栄道に完敗

豪栄道(左)に突き落としで敗れ花道を引き揚げる稀勢の里(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇23日◇東京・両国国技館


横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)は、大関豪栄道に敗れて10勝5敗で今場所を終えた。

立ち合いから左を差せずに押し込まれ、あっさりと突き落とされる完敗。9場所ぶりに皆勤したが、2敗目を喫した小結玉鷲戦から、黒星を喫している際のパターンと化した、支度部屋での無言を貫いた。

田子ノ浦部屋千秋楽パーティーで乾杯する稀勢の里(左)と高安(撮影・佐藤礼征)

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矢後、新入幕遠のく悔しい黒星「まだだめっす」

矢後(左)を引っかけで破る照強(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇23日◇東京・両国国技館


西十両2枚目矢後(24=尾車)が、西十両8枚目照強(23=伊勢ケ浜)に決まり手「引っかけ」で敗れ、8勝7敗で今場所を終えた。

勝てば新入幕が大きく近づいただけに、悔しい千秋楽の一番となった。「詰めが甘いっすね。まだ(新入幕は)だめっす」。1度突っかけられ、2度目も合わず3度目の立ち合い。突っ張りにのど輪を織り交ぜ、小兵の照強を後退させた。生命線の左四つに頼らず、そのまま突き押しで攻めきろうとしたが、土俵際で両手で腕を抱えながら、左にヒラリとかわされ倒された。

自己最高位の今場所。最低限の勝ち越しを決めたが「それくらいは勝てると思っているけど、まだまだ未熟」と納得はいかなかった。中大時代はアマチュア横綱に輝き、幕下15枚目格付け出しの資格を得た。昨年夏場所の初土俵から、所要9場所で幕内を目前としていた。来場所での新入幕の可能性をわずかに残すが「そこ(新入幕は)あまり意識しないようにして、また次、頑張ります」と切り替えに努めた。

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白鵬全勝で41度目の優勝/千秋楽写真ライブ特集

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇23日◇東京・両国国技館

白鵬全勝優勝、鶴竜と稀勢の里は10勝5敗

賜杯を受け取る白鵬

全勝優勝した白鵬は菅内閣官房長官(右)から内閣総理大臣杯を受け取る(撮影・河田真司)

全勝優勝した白鵬は八角理事長(右)から賜杯を受け取る(撮影・河田真司)

インタビューに応える白鵬

優勝者インタビューを受ける白鵬(撮影・鈴木正人)

白鵬、全勝優勝

鶴竜(10勝5敗)送り出し白鵬(15勝)

白鵬(後方)に極められ表情を崩す鶴竜(撮影・鈴木正人)

鶴竜(手前)を送り出しで破る白鵬(撮影・鈴木正人)

鶴竜(手前)を送り出しで破った白鵬(撮影・鈴木正人)


稀勢の里(10勝5敗)突き落とし豪栄道(12勝3敗)

稀勢の里(下)を突き落としで破る豪栄道(撮影・鈴木正人)

稀勢の里(下)を突き落としで破る豪栄道(撮影・鈴木正人)


栃ノ心(9勝6敗)送り出し高安(11勝4敗)

高安(後方)を送り出しで破る栃ノ心(撮影・鈴木正人)

高安(右)を送り出しで破った栃ノ心(撮影・鈴木正人)


御嶽海(9勝6敗)はたき込み阿炎(6勝9敗)

阿炎(下)をはたき込みで破る御嶽海(撮影・鈴木正人)


妙義龍(8勝7敗)突き落とし逸ノ城(8勝7敗)

妙義龍(右)を突き落としで破る逸ノ城(撮影・鈴木正人)


玉鷲(4勝11敗)押し出し遠藤(3勝12敗)

遠藤(右)を押し出しで破る玉鷲(撮影・鈴木正人)


朝乃山(7勝8敗)押し出し貴景勝(9勝6敗)

朝乃山(右)に激しく攻める貴景勝(撮影・鈴木正人)


勢(3勝12敗)押し出し千代大龍(5勝10敗)

勢(後方)を押し出しで破る千代大龍(撮影・鈴木正人)

今日のベストショット

豊山(3勝10敗2休)はたき込み千代の国(4勝11敗)

千代の国(右)をはたき込みで破る豊山(撮影・鈴木正人)

千代の国(右)をはたき込みで破る豊山(撮影・鈴木正人)

千代の国(右)をはたき込みで破る豊山(撮影・鈴木正人)

千代の国(右)をはたき込みで破る豊山(撮影・鈴木正人)

千代の国(右)をはたき込みで破る豊山(撮影・鈴木正人)

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白鵬14度目全勝V「相撲の神様が微笑んでくれた」

優勝者インタビューを受ける白鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇23日◇東京・両国国技館


14日目に41度目の優勝を決めていた横綱白鵬(宮城野)が14度目の全勝優勝を飾った。

千秋楽では横綱鶴竜(井筒)を送り出した。今場所は横綱800勝、幕内通算1000勝、そして14度目の全勝と記録ずくめの優勝となった。

取り組み後の優勝インタビューは以下の通り。

-全勝で41回目の優勝

白鵬 ありがとうございます

-優勝して久しぶりの風景

白鵬 相撲の神様が微笑んでくれた。最高です。

-けがの間、弱気には

白鵬 今年はけがに泣き、4月には親父が天国に旅立って、自分なりにさみしい思いしたが、これで無事にいい報告ができるのかと思います。

-膝や足首のけがの具合は

白鵬 場所直前まで違和感がありましたけど、短時間で体を作って、本当に良かったかなと思います。

-全勝で終えて

白鵬 場所前の稽古、初日の流れが、千秋楽までそのまま続いた内容だった。

-20代の相撲と変わったことは

白鵬 20代と全く違うものですね。けがとどううまく付き合っていくか、今後の土俵人生にかかってくると思います。

-今場所、横綱、大関そろっての千秋楽

白鵬 3横綱が久しぶりに土俵を全うしましたし、その中で一生懸命、目いっぱい自分の相撲を考えて戦った。

-1000勝達成して次の目標は

白鵬 19歳から積み上げた白星が1000勝。そして22歳から積み上げた横綱800勝。場所前から目標をたてましたけど、こんなに早く達成するとは信じられない。最高です。

-次は

白鵬 次はどうこうより、平成で最後の秋場所を全勝。賜杯を抱いたことは光栄に思います。

鶴竜(手前)を送り出しで破る白鵬(撮影・鈴木正人)

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白鵬14度目の全勝優勝 稀勢の里は10勝止まり 

稀勢の里(下)を突き落としで破る豪栄道(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇23日◇東京・両国国技館


41度目の優勝を決めていた横綱白鵬(33=宮城野)は横綱鶴竜(33=井筒)を送り出して14度目の全勝優勝を飾った。鶴竜は10勝。

8場所連続休場から、進退を懸けて出場している稀勢の里(32=田子の浦)は、大関豪栄道(32=境川)に突き落とされて5敗目。豪栄道は12勝。

大関栃ノ心(30=春日野)は大関高安(28=田子ノ浦)を送り出して9勝目。高安は11勝。関脇御嶽海(25=出羽海)は前頭4枚目阿炎(24=錣山)をはたき込んで9勝目を挙げた。

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八角理事長「ご期待にお応え」横綱、大関陣のV争い

協会あいさつ、前列左から稀勢の里、鶴竜、八角理事長、白鵬、豪栄道、中列左から御嶽海、栃ノ心、高安、逸ノ城、後列左から玉鷲、貴景勝(撮影・鈴木正人)


日本相撲協会の八角理事長(55=元横綱北勝海)が、秋場所千秋楽の23日、土俵上で恒例の協会あいさつを行った。

今場所は好調の横綱、大関陣による優勝争いが展開されただけに「横綱、大関をはじめ、各力士は、日ごろの研さんの成果を余すところなく発揮し、皆さまのご期待にお応えできたことと思います」と話した。

先場所まで8場所連続休場の横綱稀勢の里をはじめ、最近は上位陣に休場者が多かった。その際には、休場力士の名を挙げて「誠に遺憾」と話すことも多かっただけに、この日は、恒例となりつつあった、その言葉を入れずにあいさつを終え、観衆から大きなを浴びていた。

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大相撲三賞 横綱、大関好調で史上初の該当者なし


大相撲秋場所の三賞選考委員会が23日、両国国技館内で開かれ、殊勲、敢闘、技能の各賞で、いずれも該当者なしに終わった。三賞制度は1947年(昭22)秋場所から始まったが、史上初めて、該当者なしに終わった。

これまでの最少は、63年春場所(敢闘賞の麒麟児のみ)など1人受賞が12例あった。今場所は横綱、大関陣が好調。14日目終了時点で、横綱が三役以下に敗れたのは稀勢の里が喫した3敗だけ。大関陣の平幕への取りこぼしも3つと、安定した成績を残してきた。

この日の三賞選考委員会では、候補として敢闘賞に小結貴景勝(22=貴乃花)と東前頭13枚目の竜電(27=高田川)、技能賞に西前頭15枚目の嘉風(36=尾車)の名前が挙がったが、いずれも表決で出席者の過半数に満たず、71年の歴史ある制度で初の受賞者なしが決まった。

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千代丸が6度目の休場、水戸龍は春場所以来2度目

千代丸


大相撲の西前頭14枚目の千代丸(27=九重)が秋場所千秋楽の23日、日本相撲協会に「左第2中足骨骨折で約1カ月半の安静加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。14日目の栃煌山戦で負傷し、6勝8敗となっていた。休場は2016年初場所以来6度目で千秋楽の対戦相手だった安美錦は不戦勝。

西十両10枚目の水戸龍(24=錦戸)も「左膝内側側副靱帯(じんたい)損傷」で休場した。診断書によると、約1カ月半の「安静加療を要する見込み」。今年の春場所以来2度目で、14日目まで7勝7敗だったため、負け越しが決まった。

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御嶽海8勝は「最低目標なので」先場所優勝の意地

高安(左)を突き落としで破る御嶽海(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館


御嶽海は勝ち越しで先場所優勝の意地を見せた。

2敗と好調の高安との立ち合い。かち上げに負けず左を差した。右をおっつけながら土俵際へ押し込まれたが、左へ逆転の突き落とし。御嶽海に軍配が上がるも、土俵外に出た御嶽海の足と高安の体が同体と物言いがついたが、軍配通りだった。大関とりを期待された今場所。8勝は「最低目標なので」と静かに語った。

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貴景勝、三役初の勝ち越し 来場所新関脇の可能性も

妙義龍(下)を引き落としで下す貴景勝(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館


貴景勝が1月の初場所に続く2度目の小結で、三役初の勝ち越しを決めた。

立ち合いで妙義龍にぶつかり、すかさず引き落とし。わずか1秒4で、5戦4敗の序盤戦から巻き返す8勝目を奪った。「腐らずに積み上げてきた結果。(土俵下の)控えに座ってから1日15分、集中力を切らさずにやってきた」。千秋楽で逸ノ城が敗れた場合、入れ替わりで来場所は新関脇となる可能性も出てきた。

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元横綱朝青龍「これで俺問題に」フットサル対決

試合前に握手する、元横綱朝青龍(左)とデルピエロ氏(撮影・村上幸将)


元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(37)が22日、都内で行われた小児がんの子どもを支援するチャリティーフットサルで、元イタリア代表アレッサンドロ・デルピエロ氏(43)と対決した。

元朝青龍は、横綱時代の07年7月に腰を疲労骨折したとする診断書を日本相撲協会に提出し、モンゴルに帰国しながらサッカーに興じて大問題となった経緯が…。試合中にアシストを決めると「これで俺、問題になったんだ」と漏らし、試合後には「今は問題なし。サッカーを問題にしないで下さい」と苦笑いした。デルピエロ氏は「横綱が素早いことに驚き、サッカーがちゃんと出来ることに非常に感銘を受けた。ぜひイタリアでサッカーが出来れば」と“再戦”を希望した。

デルピエロ氏(右)にボールを奪われ、悔しがる元横綱朝青龍(撮影・村上幸将)

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貴乃花親方 所属先は「答えられない」厳罰可能性も

貴乃花親方


全ての親方が、5つある一門のいずれかに所属しなければならなくなったことを受け、唯一、所属先が未定の貴乃花親方(46=元横綱)は22日、報道陣の質問に「それは答えられないです」と、態度を明かさなかった。

同親方は6つ目の一門として貴乃花一門を立ち上げて活動してきたが、自身が離脱したことで同一門が消滅。旧貴乃花一門と無所属の親方衆は、前日21日までに出羽海一門と二所ノ関一門への加入が承認された。関係者によると、27日の理事会までに所属先が決まらなければ、部屋取りつぶしなどの厳罰の可能性もあるという。現在無所属の貴乃花親方は「答えにくいですね」などを繰り返し、質問をかわしていた。

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稀勢の里「明日まだある」初の横綱戦白星も貪欲に

鶴竜(右)を寄り切りで下す稀勢の里(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館


8場所連続休場から、進退を懸けて出場している稀勢の里が、横綱昇進後、初の横綱戦白星で10勝目を挙げた。立ち合いで右から張って左を差し、鶴竜を止めたが、上体を起こされて苦しい体勢。約25秒も両者の動きが止まった後、強引に左からすくって土俵際に追い込むと、休まず攻めて寄り切った。新横綱だった昨年3月の春場所は優勝したが日馬富士、鶴竜との横綱戦は2連敗。その後、1年半も休場が続いた。鶴竜からの白星は一昨年九州場所以来、約2年ぶりだった。

前日13日目は白鵬に完敗したが、この日は我慢の相撲で鶴竜を退けた。横綱撃破で2ケタ白星到達に、阿武松審判部長(元関脇益荒雄)は「意味ある一番だ。四つになれば(横綱相手でも)やれるというのが分かったのでは」と、復活と進退問題解消に近づいた印象を受けた様子だった。それでも本人は「明日まだありますから」と11勝目へ貪欲。「連敗なし」と「横綱、大関戦連勝」を手土産に、来場所に向かうつもりだ。

稀勢の里は寄り切りで鶴竜を下し懸賞の束を手に引き揚げる(撮影・小沢裕)

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栃ノ心 鬼気迫る表情一変かど番脱しようやく笑み

阿炎(下)を下手投げで下す栃ノ心(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館


栃ノ心がかど番を脱出した。阿炎のもろ手突きを受け止め、長いリーチで下手をつかんだ。次いで右も入ってもろ差し。粘る相手を下手投げで仕留めた。

「足の状態も悪いし調子は良くなかった」。場所前の申し合い稽古で勝てず、自信をなくした。6勝4敗で迎えた11日目の朝には「こんなに勝ち越しを気にするのは初めて」と不安を吐露していた。この日、支度部屋に戻ると「良かったね。ほっとしたよ」と口を開いた。2連敗中だった前日までの鬼気迫る表情は一変、満面の笑みが広がった。

かど番脱出を決めた栃ノ心は照明を背に受けながら花道を引き揚げる(撮影・小沢裕)

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白鵬、天国の父にささげた優勝 大鵬超え13年連続

白鵬(右)は豪栄道を上手投げで下し41度目の優勝を決めた(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館


横綱白鵬(33=宮城野)が、今年初めてとなる41度目の優勝を達成した。大関豪栄道を下して、同時に史上初の幕内通算1000勝も達成。4月に死去して天国で見守る、父ジジド・ムンフバトさんにささげる記録的な優勝となった。さらに、初優勝した06年夏場所から13年連続での優勝となり、12年連続で優勝した大鵬を抜いて史上最長となった。

今年初めての優勝をかけて臨んだ結びの一番。数々の記録を打ち立ててきた白鵬にとっても重圧はかかった。

1度目の立ち合いはつっかけて、2度目の立ち合いでは先に手を着いた豪栄道を前に、自ら嫌って立った。3度目の立ち合い。左前みつに手がかかるも外れて左上手を取ったが、その一瞬の隙を豪栄道に突かれた。前に出られて土俵際へ追い込まれたが慌てず、上手投げで勝負あり。優勝をかみしめるかのように、左腕を軽く一振りした。

支度部屋では無数のカメラのフラッシュを浴びた。「あー、目が痛い」。言葉とは裏腹に笑みを浮かべた。昨年の九州場所以来5場所ぶりの優勝。白鵬にとっては久しぶりの優勝に「んー、話せば終わらない」とあえて多くは語らずに喜びを表現した。

4月に最愛の父ムンフバトさんが、肝臓の病気などで亡くなった。1968年(昭43)のメキシコ・オリンピック・レスリング銀メダリストで、モンゴル相撲の元横綱。そんな偉大な父の背中を追って、幼少期にモンゴル相撲を始めようとした。しかし「まだ早い。骨ができていない」と止められた。適齢期の16歳をまだ迎えておらず、バスケット少年になった。それでも夢を捨てきれず、16歳になる01年に海を渡って大相撲の扉をたたいた。

父のDNAを引き継いだ白鵬は、すぐに頭角を現した。新十両昇進を決めた18歳の03年九州場所では、1場所だけで体重が15キロも増加。師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)も「あんなに小さい体の子がここまでこれるとは思ってなかった」と目を丸くした。父の一言が、白鵬をここまで大きくした。

今場所は8日目に横綱800勝を達成。そしてこの日、41度目の優勝と幕内通算1000勝を達成。次はどんな大記録を狙うのか-。「目指せ1001勝」。まずは今日の一番に集中する。【佐々木隆史】

▼幕内後半戦の阿武松審判長(元関脇益荒雄)のコメント 白鵬の、あの待ったはいただけない。これだけ優勝している横綱。きちっと合わせることはできるはず。相撲自体はさすがです。ここという時の集中力と、今場所は気迫があった。やはり第一人者。全ての記録が通過点なのでは。

幕内通算1000勝と通算41回目の優勝を飾った白鵬は「HAKUHO-METER」を掲げる(撮影・小沢裕)

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稀勢の里、横綱対決制し10勝目も千秋楽へ引き締め

支度部屋から引き揚げる稀勢の里(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館


進退を懸けて出場している稀勢の里(32=田子ノ浦)が、鶴竜との横綱対決を制し、2ケタ白星を挙げた。

立ち合いで右から張って左を差したが、上体を起こされる苦しい体勢。一時、両者の動きが止まったが、稀勢の里が左からのすくい投げを打つと、鶴竜を土俵際に追い詰め、最後は休まず攻めて寄り切った。

新横綱だった昨年3月の春場所で横綱戦2連敗後、8場所連続休場を経て、前日13日目の白鵬戦でも敗れており、この日の鶴竜戦が横綱昇進後、初の横綱戦白星となった。

横綱を破っての10勝目で、進退問題解消に大きく前進。それでも、支度部屋では「明日(23日=千秋楽)まだありますから」と、気を引き締めていた。

鶴竜(右)を寄り切りで下す稀勢の里(撮影・河田真司)

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御嶽海意地の勝ち越し、優勝争いの高安を逆転で下す

御嶽海(左)は突き落としで高安を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館


関脇御嶽海(25=出羽海)が勝ち越しを決め、先場所優勝の意地を見せた。8勝6敗で千秋楽を迎える。

2敗で優勝戦線に生き残っていた大関高安(28=田子ノ浦)を逆転で退けた。立ち合いのかち上げをこらえて浅く左差し。右でおっつけるも土俵際に押し込まれたが「相手が見えていた」と落ちついていた。右足を軸に1回転しながら、左へ突き落とし。軍配は御嶽海に上がり、土俵外へ出た御嶽海の足と高安の体が同体と物言いがついたが、協議の結果、行司軍配通り。待望の8勝目に「最低目標なので」と話した。

大関とりが期待された今場所。昇進目安の三役で3場所33勝は、11日目に5敗を喫した時点で絶望的になっていた。千秋楽へ「しっかり白星で終わりたい」と、勝って来場所につなげたい。

高安(左)を突き落としで下す御嶽海(撮影・河田真司)

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栃ノ心かど番脱出で重圧解放「やっと勝ちました」

栃ノ心(左)は下手投げで阿炎を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館


大関栃ノ心(30=春日野)が千秋楽を残して、ようやくかど番脱出を果たした。西前頭阿炎(24=錣山)を下手投げで下し、8勝6敗とした。

阿炎のもろ手突きを受け止め、下から押し上げてまわしへ手を伸ばした。左下手で背中越しの深い位置。右も入ってもろ差しになった。もがく阿炎を豪快に下手投げ。支度部屋に戻ると、部屋付きの岩友親方(元前頭木村山)と右手でがっちり握手を交わした。「良かったね。やっと勝ちました」と、安堵(あんど)の表情を見せた。

失った自信を必死に取り戻そうとした。新大関として迎えた先場所6日目、右足親指付け根靱帯(じんたい)損傷で途中休場。けがの影響で、下半身の筋力が低下したまま今場所を迎えた。同部屋の西前頭7枚目栃煌山(31)、東前頭10枚目碧山(32)に対し、鬼気迫る表情で三番稽古に臨んだが、押し込まれて土俵を割る場面が目立った。

「場所前の稽古で自信をなくした。(負けが込んだ場所中も)勝たないといけない、勝たないといけない、という感じだったから良くなかった」

3日目に黒星を喫した翌日の4日目朝と、2連敗で大関陥落が現実味を帯びてきたこの日の朝は、取材対応なし。6勝4敗で迎えた11日目の朝には「やばいね。やばいよ。気持ちが変なんだよ。“負けたら、落ちる”とばかり考えちゃう」と不安を吐露。弱気は色濃く出ていた。

支度部屋では今場所一番の笑顔。ようやく重圧から解き放たれ「ほっとしたね、ほっとした」と繰り返した。

かど番脱出を決めた栃ノ心は照明を背に受けながら花道を引き揚げる(撮影・小沢裕)

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白鵬幕内1000勝で優勝/14日目写真ライブ特集

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館

白鵬が、今年初となる41度目の優勝と前人未踏の幕内1000勝達成

豪栄道(11勝3敗)上手投げ白鵬(14勝0敗)

豪栄道(左)を上手投げで下す白鵬(撮影・河田真司)

豪栄道(奥)を上手投げで下す白鵬(撮影・河田真司)

豪栄道(中央)を上手投げで下す白鵬(撮影・河田真司)

白鵬(左)に敗れ悔しい表情を浮かべる豪栄道(撮影・河田真司)

稀勢の里(左)は土俵下で白鵬の優勝を見届け花道へ引き揚げる(撮影・小沢裕)

優勝を決めた白鵬は懸賞の束を手に土俵を引き揚げる(撮影・小沢裕)


鶴竜(10勝4敗)寄り切り稀勢の里(10勝4敗)

鶴竜(右)を寄り切りで下す稀勢の里(撮影・河田真司)

鶴竜(右)を寄り切りで下す稀勢の里(撮影・河田真司)

鶴竜(右)を寄り切りで下す稀勢の里(撮影・河田真司)


御嶽海(8勝6敗)突き落とし高安(11勝3敗)

高安(左)を突き落としで下す御嶽海(撮影・河田真司)


阿炎(6勝8敗)下手投げ栃ノ心(8勝6敗)

阿炎(下)を下手投げで下す栃ノ心(撮影・河田真司)


正代(6勝8敗)はたき込み逸ノ城(7勝7敗)

正代(右)をはたき込みで下す逸ノ城(撮影・河田真司)

正代(右)をはたき込みで下す逸ノ城(撮影・河田真司)


妙義龍(8勝6敗)引き落とし貴景勝(8勝6敗)

妙義龍(右)に激しく攻める貴景勝(撮影・鈴木正人)

妙義龍(下)を引き落としで下す貴景勝(撮影・河田真司)


玉鷲(3勝11敗)突き出し千代の国(4勝10敗)

玉鷲(手前)を突き出しで下す千代の国(撮影・河田真司)

玉鷲(左)を突き出しで下す千代の国(撮影・河田真司)


豊山(2勝10敗2休)突き出し遠藤(3勝11敗)

豊山(右)に激しく攻める遠藤(撮影・鈴木正人)

豊山(右)を突き出しで下す遠藤(撮影・河田真司)

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横綱白鵬「価値ある優勝」1000勝&41度目V

白鵬(左)に敗れ悔しい表情を浮かべる豪栄道(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館


強い白鵬が復活-。横綱白鵬(33=宮城野)が、史上初の幕内1000勝&41度目優勝を同時達成した。

2敗の大関豪栄道(32=境川)を上手投げで下して、昨年九州以来、5場所ぶりに賜杯を勝ち取った。

横綱になって12年目。苦闘の年だった。初場所では左足親指を痛め、春場所も連続休場。2場所連続休場は初土俵から18年目で初だった。夏場所は皆勤も名古屋場所は4日目から途中休場。今度は右膝を痛めた。1年で3度休場するのも自身初だった。

テレビインタビューでは「無事に終えて優勝できてホッとしています。(今年初の優勝は)うれしいです。年とともにね、ケガも増えましたから。時間かかりましたけど、価値ある優勝だったのかな」と笑顔をみせた。

復活優勝にかけた今場所は8日目に、前人未踏となる横綱800勝、そしてこの日は幕内1000勝と、さまざまな記録で歴代1位を更新した。「場所前から(横綱)800勝、(幕内)1000勝を目標にのぞんだ。上出来。唯一1人の人間になったのだから」と満足げに続けた。

豪栄道(中央)を上手投げで下す白鵬(撮影・河田真司)

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横綱白鵬復活 幕内1000勝&41度目V同時達成

白鵬(左)に敗れ悔しい表情を浮かべる豪栄道(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館


強い白鵬が復活-。横綱白鵬(33=宮城野)が、史上初の幕内1000勝&41度目優勝を同時達成した。

2敗の大関豪栄道(32=境川)を上手投げで下して、昨年九州以来、5場所ぶりに賜杯を勝ち取った。

横綱になって12年目。苦闘の年だった。初場所では左足親指を痛め、春場所も連続休場。2場所連続休場は初土俵から18年目で初だった。夏場所は皆勤も名古屋場所は4日目から途中休場。今度は右膝を痛めた。1年で3度休場するのも自身初だった。

ケガの苦しみだけではない。

4月には最愛の父ジジド・ムンフバトさん(享年76)が死去した。レスリング選手として64年東京大会からオリンピック(五輪)に5大会連続出場。68年メキシコ大会では87キロ級で銀メダルを獲得し、同国初の五輪メダリストになった。年に1度開催されるスポーツの祭典「ナーダム」では、モンゴル相撲で6度の優勝するなど、国民的英雄。尊敬する父だっただけにショックは大きかった。

苦しみを乗り越えて復活優勝にかけた今場所は8日目に、前人未踏となる横綱800勝、そしてこの日は幕内1000勝と、さまざまな記録で歴代1位を更新し、健在ぶりを示した。目標は20年東京五輪まで現役を続けること。5場所ぶりの復活優勝。まだまだ白鵬時代は続きそうだ。


豪栄道(中央)を上手投げで下す白鵬(撮影・河田真司)

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元関脇・豊ノ島7番相撲で6勝、関取復帰へ有終の美

鏡桜(手前)に激しく攻める豊ノ島(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇14日目◇22日◇両国国技館


13場所ぶりの関取復帰を確実にしている、関脇経験者で西幕下筆頭の豊ノ島(35=時津風)が、今場所最後の7番相撲に登場。5勝1敗同士の対戦で、やはり幕内経験者で東幕下12枚目の鏡桜(30=鏡山)と対戦。豪快なすくい投げで投げ飛ばし、6勝1敗で有終の美を飾った。

左を差し押し込んだ東土俵で、上手からの出し投げで崩され後ろ向きに。逆に押し込まれ劣勢に立たされたが、再び差した左のかいなを返すように、豪快に投げ飛ばした。

最近の勝つ相撲は「自分らしくない」という、前に出る相撲が多かった。劣勢に立たされた一番を「クルクル回りながら、逆に最後は自分らしい相撲だったかな。牛若丸みたいなね」と照れくさそうに振り返った。16年九州場所の陥落から、土俵に上がった77番目の取組を白星で飾った。もちろん再び戻る気はない。

勝負をかけ緊張度MAXで臨んだ今場所も、終わってみれば6勝1敗。4連勝した時は「7番勝ちたかった」と、あえて欲を出した。ここまでの土俵人生を振り返り、しこ名が初めての番付に載った最初の序ノ口、序二段と連続優勝。三段目も優勝決定戦があり、十両でも優勝。幕内でも10年九州場所で優勝決定戦に臨んでいる(横綱白鵬に敗れ優勝同点)。各段で優勝もしくは優勝決定戦に進んだ中、無縁だったのが幕下。「幕下だけ優勝に絡んだことがなかったから狙ったんだけどね。まあ(優勝に)準ずる成績ということで」と納得した。

秋場所後の26日に開かれる大相撲九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)の番付編成会議で正式に関取復帰が決まる。番付上は、全休した16年秋場所以来、13場所ぶりの再十両。実際に十両の土俵で取るとなると、05年秋場所以来、約13年ぶりになる。それまで5場所の十両では2度優勝。「十両では負け越しがないし、目標はケガした時の番付(東前頭11枚目)に戻ること。ここからがスタートだし、意味あるケガだったと、引退した時に言えるように、駆け上がりたい」と、早期の幕内復帰を見据えていた。

豊ノ島(左)はすくい投げで鏡桜を下す(撮影・小沢裕)

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元貴一門親方が二所ノ関一門へ 阿武松親方ら

阿武松親方(2018年9月19日撮影)


大相撲の二所ノ関一門に、6月に消滅した貴乃花一門に所属していた阿武松親方(元関脇益荒雄)や無所属だった錣山親方(元関脇寺尾)ら9人が加入することが21日、日本相撲協会関係者の話で分かった。

同日、東京都内で開いた二所ノ関一門会で承認したという。他に千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)、大嶽親方(元十両大竜)、湊親方(元幕内湊富士)、立田川親方(元小結豊真将)らが加わる。30人近い大所帯となり、最大派閥の出羽海一門に迫る人数となる。

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逆転のすくい投げ/白鵬vs稀勢の里名勝負

10年11月、九州場所2日目 白鵬は稀勢の里に寄り切りで敗れる

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館


横綱対決は白鵬(33=宮城野)に軍配が上がった。稀勢の里を寄り切って13戦全勝とした。昨年初場所で敗れて以来の対戦で、力の差を見せつけた。14日目に白鵬が大関豪栄道に勝てば、5場所ぶり41度目の優勝と史上初の幕内通算1000勝が決まる。

<白鵬vs稀勢の里名勝負>

◆10年九州場所

東前頭筆頭の稀勢の里と、63連勝中の白鵬が対決。稀勢の里は立ち合いで右から張り手を浴びてもひるまず、突き放しで横綱を慌てさせ、寄り切って大金星。双葉山が持つ69連勝の記録に迫っていた白鵬の夢を打ち砕いた。

◆15年初場所

白鵬は勝てば史上最多33度目の優勝が決まる一番。土俵際で小手投げを食らい、ほぼ同時に倒れた。軍配は白鵬に上がったが物言いが付き、協議の末「両者落ちるのが同時とみて取り直し」。取り直しの一番で勝って優勝を決めたが「子どもが見ても分かる相撲」と審判部を批判。北の湖理事長(元横綱)と伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)から師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)を通じて厳重注意を受けた。

◆17年初場所

千秋楽結びの一番で、すでに14日目に初優勝を達成した稀勢の里に対して、白鵬は立ち合い右で張って左を差して一気に土俵際まで寄る厳しい攻めを見せた。しかし土俵際でこらえた稀勢の里が、逆転のすくい投げで白鵬を破る。98年の3代目若乃花以来、日本出身力士19年ぶりの横綱昇進を確実にした。


15年1月、初場所13日目、取り直しの末、稀勢の里(手前)を破った白鵬
17年1月、初場所千秋楽、白鵬(右)をすくい投げで破る稀勢の里

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白鵬、稀勢の里破る 昨年初場所負けた「形」再び

稀勢の里(右)を寄り切りで破る白鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館


横綱対決は白鵬(33=宮城野)に軍配が上がった。稀勢の里を寄り切って13戦全勝とした。昨年初場所で敗れて以来の対戦で、力の差を見せつけた。14日目に白鵬が大関豪栄道に勝てば、5場所ぶり41度目の優勝と史上初の幕内通算1000勝が決まる。

もろ差しになって寄り切った白鵬は、右手で稀勢の里の腰辺りをぽん、とたたいた。横綱同士での待ちに待った取組は、7秒5での決着だったが濃密な時間だった。「これまでよく戦ったと思いますよ」。同じ横綱としての苦労を知っているからこそ、右手がとっさに出た。

負けた昨年初場所の悔しさが、ずっと心に残っていた。だから立ち合いで、その時と同じように左差しを狙った。右で張って左を差すと、前に出ながら右も差した。頭を抱えられたが腰を落として一気に前へ。今回は逆転を許さず、全勝を守った。「あの形で1年前に負けてますからね。それにもう1回チャレンジしたいという感じですね」と雪辱した。

数々の名勝負を繰り広げた2人だからこそ、館内の興奮は最高潮だった。同時に、異様な雰囲気も流れた。圧倒的に稀勢の里への声援が大きく「白鵬負けてやれ」とヤジが飛ぶほどだった。それでもぶれないのが、横綱12年目の強さ。「何だろうね。お互い休場明けだしね。来てるお客さんも分かっているという感じだった」と寛大な心を持って臨んだ一番。幕内初対戦の06年夏場所から始まった60回目の対戦を44勝(16敗)で終えて「気持ち良かったです」としみじみとした。

単独首位を守り、今日の豪栄道との結びの一番に勝てば、41度目の優勝と幕内1000勝を同時に達成する。ようやく目の前にまできた賜杯をつかむために、ここまで3日連続で朝稽古を非公開にするなどして、集中力を高めている。「頑張ります」と多くは語らなかったが、表情に緩みはない。もう1つ、稀勢の里に横綱の威厳を見せる時がきた。【佐々木隆史】


敗れた稀勢の里(左)の腰に手を当てる白鵬(撮影・河田真司)

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白鵬「気持ちよかった」稀勢の里との横綱初対決制す

全勝を守り支度部屋で笑顔を見せる白鵬(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館


横綱白鵬(33=宮城野)が、横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)を寄り切りで下して全勝を守り、41度目の優勝と幕内1000勝に王手をかけた。

立ち合いで右で張って左を差して一気に前に出て、最後はもろ差しになって寄り切った。

対戦は負けた昨年初場所以来だが、稀勢の里が昨年春場所に横綱昇進してからは初めて。初めての綱横綱同士の対決を制して「いい緊張感で土俵を務めました。気持ちよかったです」と話した。

稀勢の里(右)を寄り切りで破る白鵬(撮影・鈴木正人)

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稀勢の里、悔しい…10場所ぶり白鵬との対戦は完敗

支度部屋で悔しそうな表情を見せる稀勢の里(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館


稀勢の里(32=田子ノ浦)は、白鵬との横綱昇進後、初対戦で完敗した。

立ち合いで張られると、すぐに相手に左を差された。けんか四つの相手に、左は固めて差し手争いを展開したがねじ込まれ、もろ差しを許して寄り切られた。

昨年1月の初場所以来、1年8カ月、10場所ぶりの対戦。稀勢の里が横綱に昇進した昨年3月の春場所は、白鵬が休場しており、その後は稀勢の里が8場所連続休場。横綱同士としては初対戦となったが、見せ場なく7秒5で敗れた。支度部屋では、報道陣の質問に終始無言だった。

稀勢の里(左)を寄り切りで下す白鵬(撮影・河田真司)

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豪栄道が鶴竜撃破2敗死守「最後まで何が起こるか」

鶴竜(右)を押し出しで下す豪栄道(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館


大関豪栄道(32=境川)が2敗を守り、2度目の優勝へ可能性を残した。

2敗同士の横綱鶴竜(33=井筒)を破った。鶴竜がつっかけて2度目の立ち合い。鋭い踏み込みから、張り手を食らわせた左を差した。引き技で対応しようと後退する横綱を逃さず、一気に前へ出て押し出した。「(立ち合いは)体が自然に反応した。集中できていた? いつも集中してるよ」。

2016年秋場所以来、2度目の優勝へわずかに可能性を残す。無敗で独走する横綱白鵬(33=宮城野)を、大関高安(28=田子ノ浦)とともに星の差2つで追う。

「(優勝は)厳しいかもしれないけど、最後まで何が起こるか分からない」。明日14日目はその白鵬に挑む。現在10連敗中と分が悪いが「集中して、明日は攻めきりたい」と言った。全勝優勝した2年前、11勝で優勝次点だった昨年と「げんがいい」秋場所。残り2日で逆転劇を目指す。

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高安、通算500勝達成 2敗死守し横綱白鵬に追走

阿炎(奥)に突き出しを仕掛ける高安(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館


大関高安(28=田子ノ浦)が通算500勝を挙げ、2敗を守って独走の横綱に食らいついた。

西前頭4枚目阿炎(24=錣山)を突き出した。もろ手突きに動きを止められ押し込まれたが、右へ巧みにいなして体勢を整えた。激しい突っ張りで土俵外へ。「しっかり集中できた。どっしり構えてできた」と鮮やかな白星に胸を張った。

横綱白鵬(33=宮城野)が初日から13連勝と、今場所初優勝へ突っ走っている。自身の初優勝は「ないでしょう」と高安。ただ「(残り2日は)次の場所に向けて大きな二番。しっかりやります」と、千秋楽まで手を緩めないつもりだ。

懸賞金の束を手に土俵を引き揚げる高安(撮影・鈴木正人)

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鶴竜3連敗V消滅「自分自身にがっかりしちゃった」

鶴竜(左)は押し出しで豪栄道に敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇両国国技館


横綱鶴竜(33=井筒)の優勝の可能性が消滅した。立ち合いで立ち遅れ、豪栄道に一方的に押し出された。

「まあ集中力がないですね。ああいう立ち合いのつもりはないのに、ああなっちゃうのは、どっかで集中してないんでしょう」。

白鵬以上に安定した内容で10連勝しながら、11日目に栃ノ心に敗れてから、まさかの3連敗。「もう優勝がないかな、という感じになってしまったのか…。目標は優勝しかないですから。ちょっと自分自身にがっかりしちゃった」。残り2日、横綱の意地を見せられるか。「そうですね。後はそういう気持ちでやるしかないですね」と話すのが精いっぱいだった。

支度部屋を引き揚げる鶴竜(撮影・鈴木正人)

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栃ノ心が敗北「クソッ」ジョージア語わめき怒り爆発

正代にすくい投げで敗れ悔しそうな表情を見せる栃ノ心(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇両国国技館


大関栃ノ心(30=春日野)が追い込まれた。かど番脱出にあと1勝で迎えた正代戦。

昨年初場所は5日目に負け、右膝を痛めて途中休場し、今年も春場所で負け、右肩を負傷、夏場所も負け、右手首を痛めた因縁の相手にすくい投げを食った。怪力を生かした右四つが得意だが、右下手を2度切られ、右を深く差されて、左上手をとらせてもらえず、最後は体が伸びて、土俵に落ちた。

自分への怒りからか、支度部屋に戻るや「クソーッ!」と絶叫。風呂場でも、ジョージア語らしき言葉でわめき、物がぶつかる音が聞こえた。かど番脱出へのプレッシャーに「ダメですね。もうダメですね」と弱音をはく。残り2番。14日目の阿炎戦、千秋楽で有力な高安戦。どちらかに勝てば、かど番脱出だが「やれるかどうかわからんよ」と、最後まで景気のいい言葉はなかった。

栃ノ心(左)はすくい投げで正代に敗れる(撮影・小沢裕)

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安美錦7敗、幕内復帰は「考えていても仕方がない」

上手投げで翔猿に敗れ花道を引き揚げる安美錦(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館


西十両筆頭の安美錦(39=伊勢ケ浜)が、東十両10枚目の翔猿(26=追手風)に上手投げで敗れた。

頭から思い切り立ち合ったが、相手の変化に屈し「跳んでくるかなと思ったが、ついていけない自分が悪い」。勝ち越して九州場所での幕内復帰を決めれば、史上初となる40歳での再入幕となるが「そんなことを考えていても、仕方がない。あと2日間しっかりやるだけ」と、6勝7敗からの残り2番に気持ちを切り替えた。

安美錦(右)を上手投げで下す翔猿

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白鵬13勝 豪栄道、高安11勝/13日目写真ライブ特集

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館

13日目を終え、優勝争いは以下の通り。

【全勝】白鵬

【2敗】豪栄道、高安

鶴竜(10勝3敗)押し出し豪栄道(11勝2敗)

鶴竜(右)を押し出しで下す豪栄道(撮影・河田真司)

鶴竜(左)は押し出しで豪栄道に敗れる(撮影・小沢裕)

鶴竜(左)は押し出しで豪栄道に敗れる(撮影・小沢裕)


稀勢の里(9勝4敗)寄り切り白鵬(13勝0敗)

稀勢の里(奥)は白鵬に寄り切りで敗れる(撮影・河田真司)

稀勢の里(奥)を寄り切りで下す白鵬(撮影・河田真司)

全勝を守った白鵬は懸賞を手にする(撮影・小沢裕)

全勝を守った白鵬は懸賞を手にする(撮影・小沢裕)


阿炎(6勝7敗)突き出し高安(11勝2敗)

阿炎(奥)を突き出しで下す高安(撮影・河田真司)

高安(右)は突き出しで阿炎を下す(撮影・小沢裕)


正代(6勝7敗)すくい投げ栃ノ心(7勝6敗)

栃ノ心(左)をすくい投げで下す正代(撮影・河田真司)

栃ノ心(下)をすくい投げで下す正代(撮影・河田真司)

正代(左)はすくい投げで栃ノ心を下す(撮影・小沢裕)

栃ノ心(左)はすくい投げで正代に敗れる(撮影・小沢裕)


御嶽海(7勝6敗)押し出し妙義龍(8勝5敗)

妙義龍(左)を押し出しで下す御嶽海(撮影・河田真司)

妙義龍(右)を押し出しで下す御嶽海(撮影・河田真司)


千代大龍(4勝9敗)押し出し逸ノ城(6勝7敗)

千代大龍(左)を押し出しで下す逸ノ城(撮影・河田真司)

千代大龍(左)を押し出しで下す逸ノ城(撮影・河田真司)


玉鷲(3勝10敗)突き出し貴景勝(7勝6敗)

玉鷲(左)を突き出しで下す貴景勝(撮影・河田真司)

玉鷲(左)を突き出しで下す貴景勝(撮影・河田真司)


阿武咲(3勝10敗)はたき込み遠藤(2勝11敗)

阿武咲(下)をはたき込みで下す遠藤(撮影・河田真司)

歴代最重量292キロ大露羅引退、最後の取組は白星

樹龍(0勝7敗)寄り切り大露羅(1勝6敗)

現役最後の取組で樹龍(右)を寄り切りで下す大露羅(撮影・小沢裕)

仲間たちから花束が贈られ記念撮影をする大露羅(左から2人目)(撮影・河田真司)

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白鵬13連勝で41度目優勝&幕内1000勝に王手

全勝を守った白鵬は懸賞を手にする(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館


横綱白鵬(33=宮城野)が横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)をあっさり寄り切って初日から13連勝とし、今年初となる41度目の優勝と前人未踏の幕内1000勝に王手をかけた。14日目の大関豪栄道(32=境川)戦に勝てば優勝が決まる。稀勢の里は4敗目を喫した。

豪栄道は横綱鶴竜(33=井筒)との2敗対決を押し出しで制した。

大関高安(28=田子ノ浦)は前頭4枚目阿炎(24=錣山)を突き出して2敗を守った。

大関栃ノ心(30=春日野)は前頭3枚目正代(26=時津風)にすくい投げで敗れて7勝6敗となり、かど番脱出はお預けとなった。

稀勢の里(奥)は白鵬に寄り切りで敗れる(撮影・河田真司)
阿炎(奥)を突き出しで下す高安(撮影・河田真司)
栃ノ心(左)はすくい投げで正代に敗れる(撮影・小沢裕)

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稀勢の里、横綱同士で初対戦の白鵬に完敗

稀勢の里(奥)を寄り切りで下す白鵬(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館


9場所ぶりの皆勤を目指す横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、横綱白鵬(33=宮城野)に寄り切られ、10勝目到達はお預けとなった。横綱に昇進した昨年3月の春場所から1年半、両者の対戦はなかった。横綱同士として初対戦。白鵬に貫禄を見せられた。

白鵬は13戦全勝と今年初となる41度目の優勝に前進した。

全勝を守った白鵬は懸賞を手にする(撮影・小沢裕)

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極芯道、初の各段Vで新十両昇進「攻める相撲を」

幕下優勝の極芯道(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇両国国技館


6戦全勝同士による、勝った方が幕下優勝という一番は、東5枚目の極芯道(22=錦戸)が西43枚目の対馬洋(25=境川)を突き倒しで破り、初の各段優勝を飾るとともに、11月の九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)での、待望の新十両昇進を決めた。

元々、相撲が遅くジックリと相手の出方を見極めて、勝機とみるや一気に攻める相撲が持ち味。この日も立ち合いからの攻防の後、土俵中央で頭を付け合う手四つの体勢で1分半近い長い相撲に。対馬洋が、いなしや手繰っても無理して出ず、相手が根負けしたかのように手繰って離れたスキを見逃さず、前に出て突き倒した。

待ちに待った関取の座を確実にし「うれしいです」と話した後、すぐに「慎重すぎたかな」と、長い相撲になった一番を振り返った。前夜は、さすがに寝付けず「眠れなかった」という。勝負が遅いことには「(今場所は)攻めどころは、しっかり攻められた。しっかり出る時は出ようと思って、今日も“ここしかない”と思って出た」と納得ずくだった。

もっとも十両力士として臨む来場所は、これまでの1場所7番から15番に増える。当然、スタミナ消耗も考えなければならない。そんなことも考え「自分より大きい人との対戦が増えてくる。今の相撲を15日間となると、大変なことになるので、もっと攻める相撲を。腰が重いという自分のいいところを生かしながら攻めようと思います」と来場所を見据えた。

相撲そのものというより、人間性も含め目標とする力士は横綱鶴竜(33=井筒)。2年前の11月から鶴竜の付け人を務め、健康管理や集中力など、力士としてあるべき姿を学んだという。「相撲に対する、向き合う姿勢」を学び、また付け人についたことで巡業も参加し、力のある他部屋の力士との稽古も積んで、力をつけてきた。元関脇水戸泉が率いる現在の錦戸部屋からは、十両水戸龍(24)に続く2人目の関取誕生となった。

幕下優勝を決め笑顔を見せる極芯道(撮影・小沢裕)
對馬洋(左)を突き倒しで下す極芯道(撮影・河田真司)

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納谷「横綱DNA対決」に敗れ三段目陥落決定的

報道陣の質問に答える納谷(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇東京・両国国技館


元横綱大鵬の孫で、東幕下60枚目納谷(18=大嶽)が、東幕下56枚目豊昇龍(19=立浪)との「横綱DNA対決」に敗れた。3勝4敗で負け越しが決まり、来場所での三段目陥落が決定的となった。

初場所の前相撲を含めて2連勝中だったが、初めて土をつけられた。突き放して前に出る相撲が持ち味の納谷が、立ち合いでぶつかるとすぐに左を差した。しかし豊昇龍に左へ体を開かれ、首投げを食らい1回転。土俵に背中を打ちつけた。

「前に出ようと思ったけど上体だけで攻めようとしてしまった」と肩を落とした納谷。豊昇龍への意識を問われると「それはない」ときっぱり答えた。

「(今場所は)勝たなきゃいけないところで勝てなかった。しっかり自分の体をいかして前に出る相撲を磨いていきたい」

現在の番付は幕下最下位の60枚目で、来場所は三段目からの再スタートが濃厚。「ちゃんと自分で(結果を)受け止めて、負け越すことがないようにしたい」と、今場所の結果を糧とすることを誓った。

納谷(左)をくび投げで下す豊昇龍(撮影・河田真司)
納谷(右)を首投げで破る豊昇龍(撮影・鈴木正人)

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元横綱朝青龍のおい豊昇龍 大鵬孫納谷破り勝ち越し

納谷(左)をくび投げで下す豊昇龍(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇両国国技館


元横綱朝青龍のおい、東幕下56枚目豊昇龍(19=立浪)が元横綱大鵬の孫、東下60枚目納谷から初白星を挙げ、7番相撲で勝ち越しを決めた。

「やっと勝ち越せました。うれしかった」と同学年のライバルには、初場所の前相撲、春場所の序ノ口と2戦2敗。3度目の“横綱DNA対決”も立ち合いから押し込まれたが、逆転の首投げで、納谷を豪快にひっくり返した。「下まわしをとろうと思ってとれなくて…。(首投げは)迷わずいきました。(危なかったけど)勝つという気持ちが強かったので」。

11日目に3連敗を喫し、3勝3敗で納谷と星が並んで時点で、この日の対決を予想していた。「場所でまだ勝ったことがないので、絶対に勝とうと思った。前相撲の時は『次は勝ちます』と言って、前負けた時は『次は絶対に勝ちます』と言いましたよね?」。予告通りの三度目の正直に声が弾む。来場所は幕下でさらに番付が上がる。「とりあえず、もうちょっと体をでかくして、がんばります」。115キロから増量し、持ち前のスピードに加え、パワーアップを目指す。

納谷にはじめて勝った豊昇龍は報道陣に囲まれて笑顔を見せる(撮影・小沢裕)

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三段目V争い 全勝の栃幸大と朝興貴が千秋楽決戦へ

千秋楽に行われる三段目の優勝決定戦に進んだ朝興貴(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇両国国技館


6戦全勝で3人が並んでいた三段目の優勝争いは、千秋楽の優勝決定戦に持ち越された。

まず最初に登場したのは東63枚目の栃幸大(19=春日野)。序二段の陽翔山(20=時津風)を難なく押し出しで破り、7戦全勝とした。

残る2人は直接対決。西3枚目の朝興貴(27=高砂)が、東46枚目の塚原(18=春日野)を突き落としで下し、全勝をキープ。千秋楽の優勝決定戦へと進んだ。

今年1月の初場所でも、7戦全勝で三段目の優勝決定戦に進んだが魁勝(23=浅香山)に敗れ、優勝を逃している。「8カ月ぶりに優勝のチャンスがきましたからね。前回は、あっけなく負けたので、気合が入った相撲で優勝したい」と意気込みを口にした。3勝3敗で臨んだ7番相撲で敗れ、負け越した先場所の悔しさを胸に今場所の土俵に上がった。「春日野部屋同士でやりたい。関取衆からも見たい、と言われているので」という、塚原との同部屋優勝決定戦こそ実現しないが「次の幕下では自分の相撲を取れるようにしたい」と抱負を語った。

一方の朝興貴は、12年九州場所で序二段、16年名古屋場所では三段目で優勝した経験がある。「また三段目か…という感じです」と、幕下中位からなかなか番付を上げられない、もどかしさを感じながらも、これで来場所は1場所での幕下復帰は確実で、3枚目の番付から上位進出も望める。優勝決定戦も「とりあえずケガをしないように」と控えめながら「変化も出来ないし、自分の相撲をいつも通りに取りたい」と、突き押しの一本気な相撲で3度目の各段優勝を目指す。

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292・6キロの大露羅引退 思い出の一番は白鵬戦

笑顔で締めくくる大露羅(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇12日目◇21日◇東京・両国国技館


秋場所限りで引退する歴代最重量力士の西序二段12枚目大露羅(35=山響)が、東三段87枚目樹龍を寄り切りで破って、相撲人生最後の一番を白星で締めくくった。

ロシアから来日し、00年春場所で初土俵を踏んでから18年。角界一の大食漢として知られ、体重で注目を浴びた。17年8月には、元大関小錦の255キロを超える288キロを計測して史上最重量力士となり、今年8月には自身の記録を更新する292・6キロを計測した。現在は、場所前に少し落としたといい「288キロぐらい。おにぎり食べなかったらすぐやせました」と言って報道陣を笑わせた。

最高位は11年の東幕下43枚目ながらも、先代師匠の故北の湖親方(元横綱)の付け人を務めた。入門当初は「『北の湖って誰?』って思っていた」という。ただ時間の経過とともに「こんなにすごい人なんだなと思った」と驚いた。そして「かわいがってもらった。どこに行くにも自分を連れて行ってくれた。お父さんみたいだった。自分が若い時に父を亡くして、その時に『おやじって呼んでいいですか』って聞いたら、小さい声で『いいぞ』って言ってくれて泣きそうになった」と思い出を明かした。

思い出の一番は、01年秋場所での白鵬戦だ。史上最多の幕内優勝40回を誇る白鵬も当時はまだ序二段で、小さかった白鵬を浴びせ倒しで下した。「あれは忘れない。細い体だったけど目は光っていた。細い体だったけど、何でこんなに力があるんだろうと思った。そしたら一瞬で力つけていきましたね」と振り返った。

引退後は、ロシアに帰国する。それでも「35歳までやって日本は第2の故郷。また来ます」と宣言。「日本人の若い人は、何で相撲をやらないんだろう。日本の文化なのに」と少し寂しそうに言った。

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史上最重量292・6キロ ロシア出身大露羅が引退

仲間たちから花束が贈られる大露羅(左)(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇両国国技館


大相撲史上最重量292・6キロを記録したロシア出身の大露羅(35=山響)が、今場所限りで引退することが分かった。

最高位は幕下43枚目で、今場所は西序二段12枚目。6連敗で迎えた最後の相撲は、樹龍(宮城野)を寄り切りで下した。

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朝倉が序二段“待機V”理想のタイプは御嶽海

佐田の豪を押し出しで破った朝倉(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇13日目◇21日◇両国国技館


序二段は西90枚目の朝倉(20=時津風)が“待機V”を決めた。

今場所の7番相撲は、全勝同士で佐田の豪(19=境川)と対戦。一方的に押し込む相撲で押し出した。それから約1時間後。もう1人の6戦全勝だった陽翔山(20==時津風)が、三段目の土俵で、やはり全勝だった栃幸大(19=春日野)に押し出しで敗れ、優勝が決まった。

7月の名古屋場所前の稽古で、倒された際に左手を巻き込まれる形となり、甲を骨折。3日後に手術を受け、名古屋場所は全休した。「休場明けで不安いっぱいだったけど、思いの外しっかり動けました」と笑顔で振り返った。

元横綱朝青龍のおいで、幕下の豊昇龍(立浪)は日体大柏高時代、1年後輩だった。「稽古では全然、勝てなかった」と言うが、いつまでも後塵(こうじん)を拝するわけにはいかない。「立ち合いから頭で行って思いきって持って行く相撲」を目指し、理想のタイプは「御嶽海関のような相撲を目指したい」と話した。

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