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稀勢の里「左」で復活 阿武咲を瞬殺し幕内700勝

突き落としで阿武咲(下)を下す稀勢の里(撮影・菊川光一)

<大相撲九州場所>◇2日目◇13日◇福岡国際センター


 3場所連続休場からの復活優勝を狙う横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、新小結の阿武咲(21=阿武松)を突き落とし、今場所初白星を挙げた。途中休場した名古屋場所4日目の正代戦以来124日ぶりの白星で、節目の幕内700勝目となった。わずか0秒7で決着したが、春場所で左上腕付近を負傷してから影を潜めていた左からの攻めが決まり、復活が期待できる一番となった。

 伝家の宝刀が、ついに抜かれた。全休明けからの初日黒星の悪い流れを断ち切るのは、稀勢の里自身しかいなかった。押し相撲を武器に三役まで駆け上がってきた阿武咲よりも先に、左足から踏み込んだ。それだけでも十分にかかった圧力。その瞬間、相手の右脇下を強烈に左で突くと、たちまち阿武咲にべったりと両手を土俵の上につかせた。一瞬で決まった勝負。稀勢の里は、何事もなかったかのように涼しい顔で、観客からの拍手を受けた。

 春場所で左上腕付近を負傷して以来、全くと言っていいほどに左からの攻めが影を潜めていた。稽古場では決まっていても本場所に入ると決まらず、歯がゆい思いを3場所連続で味わった。今場所も初日の玉鷲戦では不発。またも駄目かもしれないと思われた直後に、生命線の“左”が帰ってきた。「まぁ良かったんじゃないですか。今日は今日でまた明日」と控えめながらも、自信を取り戻す一番になったのは間違いなかった。

 阿武咲は、期待する若手の1人だった。共に10代で関取になり、誕生日も1日違いの縁があることから、15年の春巡業で稀勢の里から声をかけて初めて稽古した。その後も、阿武松部屋に出稽古に行っては胸を合わせた。当時から「いずれ三役、それ以上にいける存在」と認め、この日も「非常に力のある力士だと思う。良い相手でした」と振り返った。

 名古屋場所以来の白星だが「また明日。しっかりやるだけです」と浮かれることはなく、幕内700勝にも冷静に「まだまだ伸ばせるようにしたい」と話した。武器と自信を取り戻した稀勢の里が、よくやくスタートラインに立った。【佐々木隆史】

阿武咲に勝利しホッと一息ついて土俵を降りる稀勢の里(撮影・岡本肇)

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八角理事長「暴力問題の再発防止」へ28日講話実施

場所後、引き上げる八角理事長(撮影・菊川光一)


 日本相撲協会は21日、九州場所千秋楽2日後の今月28日に福岡市内で「理事長講話」を行うと発表した。八角理事長(元横綱北勝海)が「暴力問題の再発防止について」と題し、すべての幕内、十両力士に話をするというもの。

 八角理事長は「力士たちも浮足立っていると思うから」と、今回の講話を実施することを決めたという。

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白鵬10連勝「結びで締めるだけ」1人横綱動揺なし

全勝を守り笑顔の白鵬(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 40度目の優勝を狙う横綱白鵬(32=宮城野)が、西前頭4枚目逸ノ城(24=湊)を下して、唯一無傷の10連勝した。

 立ち合いで右四つに組むも巨漢の逸ノ城を、簡単には攻め落とすことはできなかった。組み合ったまま土俵中央で静止したが、流れるように差し手を抜いて体を開きながら左上手投げで転がした。「いいタイミングだった」と自画自賛した。

 この日、横綱稀勢の里の休場が決まり、今場所は1人横綱となった。「残り5日間、結びで締めるだけ。初めてやる訳ではない。責任は同じですから」と、いまさら動揺はなかった。

上手投げで逸ノ城を下した白鵬(撮影・菊川光一)

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逸ノ城が白鵬に敗れ3敗目「前より時間はかかった」

白鵬(手前)に足技をかけられる逸ノ城(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 平幕の逸ノ城(24=湊)が、結びの一番で横綱白鵬に敗れ、3敗目を喫した。

 立ち合いからすぐ左上手を許したものの、右下手でまわしを引き、200キロ超の巨体で圧力をかけ続けた。「あそこですぐに(勝負に)いけばよかった」。一瞬左でもまわしをとったが、すぐに切られた局面を残念そうに振り返った。全勝で単独トップの横綱との直接対決、勝てば1差にできる機会を逃した。「前に横綱と戦った時より、勝負がつくまで時間はかかった。それだけでも…」と自分を納得させていた。

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豪栄道、はたき込まれ3敗目「集中してやるだけ」

豪栄道(右)をはたき込みで破る御嶽海(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 大関豪栄道(31=境川)が3敗目を喫した。関脇御嶽海を立ち合いで押し込みながら、最後にすかされ、はたき込まれた。「立ち合い自体は悪くないと思うけど、しっかり(相手を)つかまえないとダメですね」。

 先場所は1人横綱だった日馬富士で終盤に逆転され、優勝をさらわれた。今場所も横綱は1人になったものの、その白鵬と3差に広がった。「明日からまた集中してやるだけですね」と気持ちを切り替えていた。

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白鵬が無傷10連勝、稀勢の里は休場 九州場所

白鵬

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 40度目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)は、前頭4枚目逸ノ城(24=湊)を下し、無傷の10連勝とした。

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、4勝5敗で迎えたこの日から休場となった。

 大関豪栄道(31=境川)は、関脇御嶽海(24=出羽海)に突き落とされ7勝3敗となった。

 かど番の大関高安(27=田子ノ浦)は、小結琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)をはたき込み7勝3敗とした。

 39歳で再入幕の前頭13枚目安美錦(伊勢ケ浜)は、同11枚目碧山(31=春日野)を押し出し7勝3敗。人気力士の前頭9枚目遠藤(27=追手風)は同5枚目荒鷲(31=峰崎)を寄り切り7勝3敗とした。

 10日目を終え勝ちっ放しは白鵬ただ1人、2敗で前頭3枚目北勝富士(25=八角)、同12枚目隠岐の海(32=八角)が続いている。

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豊ノ島が勝ち越しに王手「考えていた通りの相撲」

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 2勝2敗で5番相撲を迎えた西幕下13枚目の豊ノ島(34=時津風)が、東幕下11枚目の若隆景(22=荒汐)を押し出しで破り、勝ち越しに王手をかけた。

 相手の若隆景は、東洋大で実績をあげ今年3月の春場所、三段目最下位格(100枚目)付け出しデビュー。所要5場所で番付を上げてきた。その若隆景とは先場所で初対戦。仕切り中に「相手の動揺が見えた」と心の揺れを見逃さず、速攻相撲で押し出した。

 この日の相撲も、まさに再現VTRを見ているかのような内容。力強い踏み込みで立ち合いを制すると、左をのぞかせ、右はハズ押しで前に。休まず一気の押しで相手に相撲を取らせなかった。

 白星発進から勝ち負けが交互に続き3勝2敗。6番相撲は、白黒が交互に続く“ヌケヌケ”を脱し1発で勝ち越しを決めたいところ。「思い切って踏み込むという、土俵に上がる前に考えていた通りの相撲が取れました」と会心の一番を振り返り「精いっぱい、頑張りますよ」と悔いなく場所を締めくくる意気込みを口にしていた。

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稀勢の里休場「腰部挫傷、左足前距腓靱帯損傷」

横綱稀勢の里の休場について報道陣に話す田子ノ浦親方(撮影・菊川光一)


 大相撲の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が21日、九州場所10日目のこの日から休場することを決めた。師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が明かしたもので「腰部挫傷、左足前距腓靱帯(じんたい)損傷」により、約1カ月間の安静加療を要するという診断書を提出した。

 稀勢の里は前日の9日目に、東前頭5枚目の宝富士(伊勢ケ浜)に敗れて今場所5つ目、3日連続で金星を献上し、4勝5敗と黒星を先行させていた。これで4場所連続休場となる。

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9連勝白鵬、年間最多勝レースも51勝単独トップ

千代の国を上手出し投げで破り9連勝の白鵬(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇9日目◇20日◇福岡国際センター


 横綱白鵬は左で張ってから左に動き、左からの上手出し投げ。流れるように動き一瞬で千代の国を下し、ただ1人の9連勝だ。「元気な相手ですから見ていこうと」。

 3人の1敗力士が負けて後続と2差になり、通算40度目の優勝が接近。年間最多勝レースも御嶽海が敗れ、51勝で単独トップに立った。「(年間最多勝は)記録を初めて意識した思い出の賞ですからね」。しっかり意識して、今年を締めくくるつもりだ。

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宝富士が稀勢の里の異変指摘「仕切りがいつもより」

稀勢の里を下手投げで破り金星ゲットの宝富士(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇9日目◇20日◇福岡国際センター


 宝富士が14連敗中だった稀勢の里から金星を奪った。左下手を引かれたが耐え、土俵際で捨て身の投げを決めた。

 「上手をとられなかったのが大きかった」と言い、不調の横綱を「仕切りがいつもより早かったような…」と振り返る。多くの懸賞に「24本でしょ? 数えました」と“自己申告”。3個目金星は鶴竜、白鵬に続くもので「当たれる横綱全員から取れたのがうれしい」。

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稀勢の里が休場「力入らない」進退問題浮上可能性も

下手投げで宝富士(後方)に敗れる稀勢の里(撮影・栗木一考)


 大相撲の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が九州場所10日目の21日から休場することになった。

 師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)が「左足首と腰を痛め、ほかにもいろいろなところをかばって、痛みが引かずに力が入らない。申し訳ないが休場します」と明かした。稀勢の里の休場は4場所連続5度目となり、次の出場場所で進退問題が浮上する可能性も出てきた。

 稀勢の里は7月の名古屋場所で左足首を負傷して途中休場。9月の秋場所を全休し、今場所で再起を懸けていた。しかし、史上最多タイとなる1場所5個の金星を配給。前日に宝富士に敗れた後、稀勢の里は自ら師匠に「すみません。明日から休場してもいいですか」と申し出たという。

 田子ノ浦親方は「(これまで)3場所休場しているけれども、結果を出したり、努力をしてきたが、思うように回復できていなかった。本人の考えと違う結果が出ている。結果を真摯(しんし)に受け止めて、次の場所につなげたい」とした。九州にとどまって治療を行う方針。

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貴乃花親方が冬巡業不在?関係者「別の理事に指示」

記者の問いかけにも応えず、巡業部に入る貴乃花親方(撮影・岡本肇)


 日馬富士(33)の師匠の伊勢ケ浜親方は打ち出し後、福岡市内で行われた伊勢ケ浜一門会に出席した。同親方は一足早く会を退席後「最初に『お騒がせして申し訳ありません』と謝罪しました」と明かした。

 一方、巡業部長を務める貴乃花親方が、12月の冬巡業に同行しない可能性が浮上。関係者は「別の理事が、冬巡業の準備を指示されたと聞いた」と明かした。

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千秋楽翌日にも白鵬聴取へ「残り集中できる」と歓迎

支度部屋で質問に答える白鵬(撮影・栗木一考)


 大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)による暴行問題で、現在開催中の九州場所千秋楽翌日の27日にも、横綱白鵬(32=宮城野)が事情聴取を受けることが20日、分かった。白鵬は九州場所9日目を終え、唯一の全勝キープで早くも2差をつけて史上初の40度目の優勝に近づいた。喜びもつかの間、節目の優勝の快挙に水を差す事態が起きる可能性が出てきた。

 日本相撲協会の危機管理委員会は前日19日に、休場中の日馬富士に事情聴取を行った。日馬富士が平幕貴ノ岩を暴行した酒席が行われた現場を管轄する鳥取県警による事情聴取は、それに先立って17日に実施。相撲協会は捜査に全面協力の姿勢だけに、今後も県警が先に聴取するスケジュールで進む。県警、相撲協会ともに暴行が起きた酒席への参加全力士から事情を聴く方針で、九州場所出場中の力士については場所後に聴取予定。それを知った白鵬は、19日に「よかったんじゃないですか。残り、集中できる」と歓迎した。

 一方で休場中の力士は千秋楽を待たず、酒席参加者の横綱鶴竜らを今週中に、当事者の両師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)、貴乃花親方(元横綱)は場所後に聴取し、問題の早期決着を目指していることも判明した。協会は30日に外部理事も参加する理事会を予定。それまでに酒席への参加全力士に話を聴き、一定の報告を行いたい意向。白鵬は27日から理事会前日の29日まで、3日間で県警、協会と2度の事情聴取を受ける可能性が高い。また、ビール瓶による殴打かどうかで証言の食い違いが生じ、県警が再聴取の方針を掲げている日馬富士同様、白鵬も複数回の聴取の可能性がある。このまま40度目の優勝を達成しても、余韻に浸る間もない状況になりそうだ。

日馬富士暴行事件の関係図

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稀勢の里ワーストタイ、無念の1場所5個の金星配給

下手投げで宝富士(後方)に敗れる稀勢の里(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇9日目◇20日◇福岡国際センター


 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、東前頭5枚目宝富士に負けて、今場所5個目の金星を配給した。1場所で5個の金星配給は、01年秋場所の武蔵丸に並ぶワースト。秋場所の日馬富士以来となる3日連続の配給で、自身9個目となった。3場所連続休場からの復活どころか、4場所連続休場の可能性も出てきた。横綱白鵬は、平幕の千代の国を下して唯一の全勝キープで、40度目の優勝に前進した。

 前のめりに倒れて両手と両膝を土俵上につけた稀勢の里は、すぐには立ち上がれなかった。3日連続、今場所5個目の金星配給。4勝5敗と黒星が先行した現実を、受け止めるには時間を要した。

 立ち合いで左四つになり、盤石の体勢をつくった。あとは寄り切るだけ。誰もがそう思ったが、ここから寄り切れない。土俵際に追い込もうにも、あと1歩足りない。四つに組んだまま静止すること15秒。先に仕掛けた。土俵際に追い込んだ。しかし、宝富士のまわしをつかんだ左手が、離れた瞬間だった。体を開いた相手の、捨て身の下手投げにもろくも崩れた。

 何をやっても、うまくいかない。宝富士とは過去17番取って、1度しか負けたことがなく、合口は良かった。16勝中14勝は寄り切りで、勝利のイメージは頭の中にあったはずだが、土俵を先に割ったのは自分のほうだった。支度部屋で髪を結ってもらう間、報道陣の質問には「うーん」と答えるのが精いっぱい。表情は険しいままだった。

 稀勢の里と同じ3場所連続休場から、明けた89年初場所で優勝した八角理事長(元横綱北勝海)は「やっぱり焦る。負けるだけに焦る。焦ることは1つもないのに」と横綱の気持ちをくんだ。続けて「明日頑張れる気力を出すのがどれだけ大変か。横綱の責任。苦しいけど頑張るしかない」とエールを送った。

 今日平幕の千代の国に負けて4日連続金星配給となれば、31年春場所の宮城山以来86年半ぶりの不名誉となってしまう。日馬富士の暴行問題で周囲は騒がしい中、相撲に集中できるか。負の連鎖を止められるのは、自分自身しかいない。【佐々木隆史】

 ◆1場所5個の金星配給 優勝制度確立以降、01年秋場所の武蔵丸以来2人目で最多タイ。武蔵丸は4日目に琴光喜、6日目に朝青龍、7日目に海鵬、9日目に玉春日、11日目に栃乃洋に敗れた。ただ貴乃花の全休による1人横綱で、4大関のうち3大関の途中休場もあり皆勤出場。結果、残る大関は同部屋の武双山だったこともあり、横綱、大関戦がないまま9勝6敗で終えた。

1場所4個以上の金星配給

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稀勢の里がワーストタイ1場所5個目の金星配給

下手投げで宝富士に敗れる稀勢の里(撮影・栗木一考)


 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、東前頭5枚目宝富士に負けて、今場所5個目の金星を配給した。1場所で5個の金星配給は、01年秋場所の武蔵丸に並ぶワーストタイ。秋場所の日馬富士以来となる3日連続の配給で、自身9個目となった。3場所連続休場からの復活どころか、4場所連続休場の可能性も出てきた。

 ◆1場所5個の金星配給 優勝制度確立以降、01年秋場所の武蔵丸以来2人目で最多タイ。武蔵丸は4日目に琴光喜、6日目に朝青龍、7日目に海鵬、9日目に玉春日、11日目に栃乃洋に敗れた。ただ、貴乃花の全休による1人横綱で、4大関のうち3大関の途中休場もあって皆勤出場。結果、残る大関は同部屋の武双山だったこともあり、横綱、大関戦がないまま9勝6敗で終えた。

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春日野親方、今日は日馬富士への追加聴取行わず


 日本相撲協会の春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)は20日、現在福岡国際センターで開催されている大相撲九州場所9日目の打ち出し後、報道陣の取材に応じた。

 秋巡業中の酒席での暴行が判明した、横綱日馬富士への事情聴取を前日19日に行った危機管理委員会が、この日は事情聴取を行わなかったと説明した。

 日馬富士への追加の事情聴取も、横綱白鵬、鶴竜ら酒席に同席していた力士らへの聴き取りも行っていないという。

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白鵬無傷9連勝、稀勢の里3連敗で5敗目 九州場所

全勝を守った白鵬

<大相撲九州場所>◇9日目◇20日◇福岡国際センター


 40度目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)は、前頭4枚目千代の国(27=九重)を上手出し投げで下し無傷の9連勝とした。

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、前頭5枚目宝富士(30=伊勢ケ浜)に土俵際で下手投げを食らって4勝5敗と負けが1つ先行した。

 大関豪栄道(31=境川)は、関脇嘉風(35=尾車)を土俵際、逆転で送り出して7勝目、嘉風は4勝5敗。

 かど番の大関高安(27=田子ノ浦)は、関脇御嶽海(24=出羽海)をはたき込んで6勝目、御嶽海は5勝4敗となった。

 再入幕の前頭13枚目安美錦(39=伊勢ケ浜)は、同9枚目大栄翔(24=追手風)に押し出され6勝3敗となった。

 1敗の前頭4枚目逸ノ城(24=湊)は同7枚目大翔丸に押し出しで敗れ、同12枚目隠岐の海(32=八角)も同14枚目琴勇輝(26=佐渡ヶ嶽)に引き落とされ2敗目を喫した。同5枚目荒鷲(31=峰崎)も、同2枚目栃煌山(30=春日野)に肩透かしを食らい、1敗の3力士が全て敗れた。

 9日目を終え勝ちっ放しは白鵬ただ1人、2敗で豪栄道、前頭3枚目北勝富士(25=八角)、前頭筆頭玉鷲(33=片男波)、荒鷲、逸ノ城、隠岐の海が続いている。

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隠岐の海1敗キープに「自信を持ってやれている」

大奄美(左)に寄り切りで勝利する隠岐の海(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇8日目◇19日◇福岡国際センター


 1敗を守った隠岐の海のコメント。

 「勝つことは大事だけど、自信を持ってやれているのがいい」

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豪栄道連敗止め「立ち合い悪かったのでそこ意識」

千代の国(右)を押し出しで破る豪栄道(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇8日目◇19日◇福岡国際センター


 千代の国を押し出し、連敗を2で止めた豪栄道のコメント。

「昨日、一昨日と相手の動きに翻弄(ほんろう)された。立ち合いが悪かったので、そこを意識した。また明日から。集中です」

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白鵬説教中に貴ノ岩メール「誰だ?」に「彼女です」

怒る白鵬の話し中にメールチェック


 日本相撲協会の危機管理委員会は19日、平幕貴ノ岩(27=貴乃花)への暴行問題を起こした横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)に対し、東京・両国国技館で初めて事情聴取を実施した。関係者の話を総合すると、暴行現場はモンゴル人による飲み会ではなく、日本人3人を含む鳥取の相撲関係者による懇親会だったことが判明。日馬富士は、ビール瓶は否定したが、カラオケのリモコンと素手でたたいたことを認めたという。

 日馬富士への聞き取りは約2時間、協会側は危機管理委の高野委員長ら5人が担当した。日本相撲協会は当初、本格的な調査を九州場所後としていたが、当事者の聴取に着手。高野委員長は「彼(日馬富士)は淡々と事実関係に沿って話をした。きちんと粛々とお聞きした」と話した。

 同席した鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は福岡に戻って会見。日馬富士が暴力をふるった事実は認められたが「今後は鳥取県警の捜査に支障をきたさないよう配慮しつつ、関係者の聴取を進めていきますので、本日の日馬富士の供述内容についてはまだ詳しく申し上げられません」とした。

 詳細は明かされなかったが、17日に任意で聴取した鳥取県警の捜査員らによると、10月25日夜の暴行現場に居合わせた顔触れが明らかになってきた。ちゃんこ店で1次会を終え、一行は2次会へ。飲食店の個室には、日馬富士と貴ノ岩のほか、白鵬、鶴竜、照ノ富士、石浦のほか、地元相撲関係者2人(日本人とモンゴル人が1人ずつ)と石浦の後援者が同席していた。個室の外では関取衆の付け人が飲食し、女性店員が接客していたという。

 この会合は、秋巡業が鳥取市で行われるため、地元関係者が力士をもてなした激励会のようなもの。モンゴル人同士の懇親会ではなく、1次会も2次会も地元相撲関係者が飲食代を支払った模様だ。

 協会関係者によれば、日馬富士はこの日の聴取でも暴行は認めたが、ビール瓶で殴ったことは否定。白鵬が説教している時に、貴ノ岩がスマートフォンでメールをいじり始め、「誰とだ?」と聞くと「彼女です」と答えたところでキレた。カラオケのリモコンや素手で頭などを数発たたいたという。

 鏡山部長は、鳥取の酒席に同席した力士のうち、九州場所に出場している力士への聴取は本場所後の27日以降に実施することを明かした。証言者によって食い違いが生じており、詳細な内容を調べる方針だ。これを受けて白鵬は「それができたなら、よかったんじゃないですか。残り、集中できる」と話した。

キレた日馬から数発
貴ノ岩の経過

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白鵬、史上最多更新44度目の中日給金にも涼しい顔

北勝富士(右)を寄り切りで破り8連勝の白鵬(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇8日目◇19日◇福岡国際センター


 白鵬は2日連続の金星を狙う北勝富士を冷静にさばいてただ1人、全勝を守った。

 左へ動いていなし、すぐに得意の右四つに。じっくりと寄り切った。史上最多を更新する44度目の中日8日目での勝ち越しで、年間最多勝争いでも50勝で御嶽海と並んでトップに立った。「壁になるというか、結びで締めて勝ち越すんだという気持ちだけです」と涼しい顔で振り返った。

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稀勢の里、金星4個献上に上の空「あ~そうですね」

逸ノ城(右)に敗れ4敗目、うつむく稀勢の里(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇8日目◇19日◇福岡国際センター


 稀勢の里が逸ノ城に寄り切られ、今場所4個目の金星を許した。立ち合いから本来の力強さが感じられず、圧力負けするようにずるずる力なく後退。そのまま土俵を割った。横綱らしからぬ惨敗に支度部屋でも元気なし。「立ち合いで受けてしまった?」との質問に「あ~、そうですね…」と消え入るような声で答えただけで、後は無言だった。

 この日の朝稽古後は上機嫌だった。大野城市にある宿舎で「まあここからです。初日と思ってやるだけ。本当に今日からという気持ちしかない」と笑顔を絶やさなかったが…。

 横綱が1場所で金星を4個許したのは、先場所の日馬富士に続く17度目の不名誉。朝のご機嫌ぶりがウソのように、取材の輪が解けた後は、何か考え込むようにうつむいたまま座り込んでいた。

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逸ノ城「モンゴルの怪物」が復活、減量や~めたワケ

稀勢の里(手前)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇8日目◇19日◇福岡国際センター


 モンゴルの怪物が戻ってきた。西前頭4枚目の逸ノ城(24=湊)が横綱稀勢の里を寄り切り、昨年夏場所以来4個目の金星を獲得した。中日8日目を1敗で折り返すのは新入幕で優勝争いを演じた14年秋以来の快進撃だ。稀勢の里は今場所4個目の金星配給となる4敗目。横綱白鵬は自身の最多記録を更新する44度目のストレート勝ち越しを果たした。全勝はただ1人で、1敗で逸ノ城ら平幕3人が追う。

 けんか四つ。横綱の左を封じて差し手争いで勝ったのは逸ノ城だった。先に突き放し、もろ差しになったのも逸ノ城だった。体重205キロの体で前に出る。稀勢の里に力なく土俵を割らせた。だから、第一声は「びっくりした。いつもの横綱じゃなかった」。では、金星にも複雑な心境か-。その問いに「勝ちは勝ちなんで」と無邪気に笑った。

 1敗で折り返すのは13勝した新入幕以来。「モンゴルの怪物」と呼ばれた当時は、試みるダイエットになぜか反比例して、体重が214キロまで増えた。その重さが昨年夏、腰に激痛を走らせた。左半身がしびれ、真っすぐに歩けない。痛みで食事どころでなく、体重も本格的に減らした。「昼は茶わん半分。夜は食べない」。大好きな菓子もなし。186キロにまで減った。

 軽ければ動ける-。それは勘違いだった。「やせればいいもんだと思っていた。やせたけど筋肉もなくなった。力が出ない」。思うように勝てず、ストレスもたまる。だから、減量はや~めた。「肉はたくさん食べた。ステーキなら1キロほど。もうちょいいけるけど、これくらいがいい。甘い物も食べたいときは普通に食べる」。ただ、間食はしない。メリハリ重視。だから、体重は変動しない。筋肉のよろいを戻した「この体重がベスト」と言った。

 稀勢の里とは、初優勝を決められた初場所以来の対戦。あれから「自分が一番若いと思っていたら、自分より若手が上で活躍している」。その悔しさを原動力に、年始めの借りを年納めで返した。逸ノ城には、やっぱり200キロ超の体が似合う。【今村健人】

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尾車親方がNHKで暴力問題生謝罪「心よりおわび」

尾車親方


 19日放送のNHK「サンデースポーツ」冒頭で、尾車親方(60=元大関琴風)が横綱日馬富士の暴力問題について謝罪した。

 大相撲九州場所8日目のニュースから始まった同番組。相撲コーナーの解説を務める尾車親方に中継がつながると、尾車親方はあいさつとともに「まず解説の前に一言よろしいでしょうか」と断りを入れた。

 その上で「このたびの暴力問題につきまして、皆様にご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを心よりお詫び申し上げます」と生放送で謝罪。続けて、「土俵上では力士が熱戦を繰り広げております。どうか千秋楽までご声援をよろしくお願いいたします」とファンにメッセージを送った。

 この日は日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)も同問題に関してコメントを発表している。

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勢「めでタイです」タイ茶漬けパワーで琴勇輝下す

<大相撲九州場所>◇8日目◇19日◇福岡国際センター


 西前頭10枚目の勢(31=伊勢ノ海)は、過去5勝5敗と拮抗(きっこう)している東前頭14枚目の琴勇輝(26=佐渡ケ嶽)を突き落として、4勝4敗の五分に戻した。

 2連敗した前夜は、タイ茶漬けを食したという。「タイの力を借りて、英気を養おうと。タイ茶漬けのおかげで、勢いも復活しました。めでタイですね」。

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稀勢の里が4個目金星配給 支度部屋で無言…動けず

逸ノ城(右)に為す術なく敗れ、腰に手を当てうつむく稀勢の里(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇8日目◇19日◇福岡国際センター


 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が今場所4個目の金星を許した。6勝1敗と好調な逸ノ城に立ち合い負けすると、そのまま後退し、力なく土俵を割った。

 横綱の金星配給1場所4個は、先場所の日馬富士以来17度目のケース。不名誉な記録と、最悪の負け方ということもあってか、支度部屋ではほぼ無言。取材陣の輪がとけると、力なくうつむき、しばらく動こうとしなかった。

逸ノ城に寄り切りで敗れた稀勢の里(撮影・栗木一考)

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北勝富士「力負け」白鵬に敗れ2日連続金星ならず

北勝富士(右)を寄り切りで破り8連勝の白鵬(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇8日目◇19日◇福岡国際センター


 西前頭3枚目北勝富士(25=八角)が、横綱白鵬の牙城に跳ね返された。前日18日の稀勢の里戦から2日連続の金星奪取を狙ったが、寄り切りで敗れた。

 立ち合いで左手を前に出しながら、左に動いた横綱についていけず、まわしを許した。「体をズラしてくる当たりは頭にあったけど、本当に…」。今年の名古屋場所に続いて2戦2敗。「自分の当たりを嫌がってくれてのことなら、収穫と考えることもできますが…。力負けですね。これから何十回と対戦できるわけじゃない。何とか勝ちたいですね」と“三度目の正直”目指して切り替えていた。

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白鵬ストレート給金、1敗で逸ノ城ら、稀勢4敗目

4敗目を喫し、首をひねりながら引き揚げる稀勢の里(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇8日目◇19日◇福岡国際センター


 40度目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)が無傷の8連勝で中日を折り返した。1敗の前頭3枚目北勝富士(25=八角)を危なげなく寄り切った。

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、前頭4枚目逸ノ城(24=湊)に寄り切られ4勝4敗。逸ノ城は7勝1敗。

 大関豪栄道(31=境川)は、前頭4枚目千代の国(27=九重)を押し出し6勝2敗。かど番の大関高安(27=田子ノ浦)は、関脇嘉風(35=尾車)に突き落とされ5勝3敗となった。

 前頭13枚目安美錦(39=伊勢ケ浜)は、人気力士の同9枚目遠藤(27=追手風)に押し出され、6勝2敗となった。遠藤は5勝3敗。

 優勝争いは8日目を終え、勝ちっ放しで白鵬、1敗で逸ノ城、前頭5枚目荒鷲(31=峰崎)同12枚目隠岐の海(32=八角)が続いている。

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八角理事長「事実関係を明確にすべく最大限努力を」

場所入りする八角理事長(撮影・栗木一考)


 日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が、19日の九州場所中日打ち出し後に、横綱日馬富士の暴力問題についてコメントを発表した。

 九州場所が開催されている福岡国際センターで、春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)がコメントを記した書面を配布。「このたびは、日馬富士の暴力問題につきまして、相撲ファンの皆さま、関係方面の皆さまに多大なるご迷惑、ご心配をおかけいたしまして、深くおわび申し上げます。(中略)できるだけ早く、事実関係を明確にすべく、最大限の努力をいたします。再発防止の対策につきましても、協会の総力を結集して、講じていく所存です」などとつづった。

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鏡山親方、日馬富士問題「全員の聴取を」会見全文

日馬富士の事情聴取を終え、両国国技館を出る鏡山危機管理部長(右)(撮影・浅見桂子)


 本日、東京の方で危機管理委員会の高野利雄理事、危機管理委員長と数名で、日馬富士から聴取を行いました。

 本日の聴取で、日馬富士は、貴ノ岩に暴力を振るった事実は認めています。なお、今後の鳥取県警の捜査に支障を来さないよう配慮しつつ、関係者の聴取を進めていきますので、本日の日馬富士の供述内容についてはまだ詳しくは申し上げられません。また、本場所中ということもありまして、出場している力士らについては場所後にまた聴取を行います。今後も、皆さんに事実解明をはっきりと説明できますように、真摯(しんし)に調査を行いながら、取り組む方針です。

 また高野先生は、元名古屋高検の検事長で、現在は弁護士の先生です。以上です。

【以下、質疑応答】

 -関係者の証言で違っているのがビール瓶で殴ったという点。ビール瓶で殴ったと言っているか

 鏡山部長 今日の段階で、いろいろはっきりとしない部分があるので、本人だけではなくて、周りにいた人もいるので、とにかく全員の聴取をしたいというのが意向です

 -いつごろ結果は出るか

 鏡山部長 警察が日馬富士だけ聴取が終わっているので、やはり全員の話を聞きながら(警察の捜査を)邪魔しないように、終わった後、終わった後とやっていかないと、どうしても鳥取県警の邪魔をすることになるので、そういう形になると思います県警の後にやっていくので、多少時間がかかると思います

 -立ち合いは鏡山部長と高野委員長のほか弁護士は何人

 鏡山部長 3人ぐらい

 -弁護士の方が3人。計5人でよかったか

 鏡山部長 そうです

 -明日20日以降も、休場している力士から聴取するか

 鏡山部長 今後の日程はまだ、ちょっと分からないですね。高野先生の都合もありますので

 -今後は同席していた力士に聞いていくのか

 鏡山部長 どういう風にやっていくかは、まだはっきりとしたことは分からないですけど。とにかく、はっきりさせようとしています。今後も皆さんに説明できますようにやっていきますので、よろしくお願い致します

 -時間はどのぐらい

 鏡山部長 (会見場から引き揚げながら)1時間半ぐらい…、2時間ぐらいかな

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危機管理委が日馬事情聴取、出場力士は場所後に聴取

鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)(2016年3月30日撮影)


 日本相撲協会の危機管理委員会は19日、東京・両国国技館に大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)を呼び、平幕貴ノ岩(27=貴乃花)への暴行について事情聴取を行った。

 約2時間の聴取に同席した危機管理部長の鏡山親方(元関脇多賀竜)は、九州場所が行われている福岡国際センターに場所を移して会見した。

 鏡山部長は「本日の聴取で、日馬富士は、貴ノ岩に暴力を振るった事実は認めています。なお、今後の鳥取県警の捜査に支障を来さないよう配慮しつつ、関係者の聴取を進めていきますので、本日の日馬富士の供述内容についてはまだ詳しくは申し上げられません。また、本場所中ということもありまして、出場している力士らについては場所後にまた聴取を行います」と話した。

 事情聴取には鏡山部長のほか、日本相撲協会の外部役員で、危機管理委員会の高野利雄委員長(元名古屋高検検事長)、弁護士3人の計5人が立ち会った。

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日馬富士問題「診断書は慎重で厳粛で」医師が警鐘

日本相撲協会の危機管理委員会の聴取を終え、両国国技館を出る日馬富士(中央)(撮影・浅見桂子)


 医師でジャーナリストの森田豊氏(54)がこのほど、自らのブログで「日馬富士事件について」と題する記事を更新した。医師の立場から「診断書は慎重で厳粛であるべき」と警鐘を鳴らした。

 日本相撲協会の危機管理委員会からの発表で診断書を作成した医師から「頭蓋底骨折」と「髄液漏れ」はともに「疑い」と示された。この点に関し同氏は「いずれも危険性の高い病名を“疑い”として記載したのなら、仮に担当医師が述べた『念のために疑う』であっても、少なくても数週間は経過をみるべき」とし、「疑いや懸念が消えてから新たな診断書を作成し完治などに言及し、相撲を取らせることについて考えるべき」と手順にのっとった丁寧な書き方を求めた。

 また「今回の担当医師のいいたいこと、『頭蓋底骨折や髄液漏れを当初は疑ったが、入院観察中に、その所見を認めないことから、退院後すぐに相撲復帰は可能』ときちんと記載すべきです」と、わかりやすい診断書の重要性を強調した。

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豊ノ島「ザンバラに…」スピード出世の炎鵬に敗れる

<大相撲九州場所>◇8日目◇19日◇福岡国際センター


 西幕下13枚目の豊ノ島(34=時津風)が、スピード出世で西幕下14枚目まで番付を上げた炎鵬(23=宮城野)と対戦。押し出しで敗れ、星は2勝2敗の五分となった。

 立ち合いで、いきなり左の突きをのど元に受け「あれでペースを乱された」と豊ノ島。立ち合いで張ってから引っ張り込もうという計算は狂い、瞬時に両前まわしを引かれ守勢一方に。小兵タイプの豊ノ島だが、さらに身長、体重とも小柄な炎鵬に潜り込まれ「本来は自分が(相手の懐に)入る側。入られた時の対処法がない」と攻められ、何とか右に回り込み引いて打開しようとしたが、さらに呼び込む形となり、一方的な相撲で押し出された。

 今年夏場所の初土俵から序ノ口、序二段、三段目と3場所連続7戦全勝優勝の21連勝で番付を上げた炎鵬は、横綱白鵬の内弟子として入門した。まだマゲを結えない、いわゆるザンバラ髪で相撲を取る。「これだけ長く相撲を取っているから、ザンバラに負けるのは悔しいし、先輩の意地を見せようと思ったけどね」と苦笑いしつつ「個人的には、あのような相撲を取る子は好きだし、見てても面白いし、応援したくなる。対戦するのは楽しみだったけど、いざやるとなると、やりずらかったね」と、経験豊富なベテランらしい言葉を口にしていた。

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日馬富士 国技館で相撲協会から初の事情聴取

日本相撲協会の危機管理委員会の聴取を終え、両国国技館を出る日馬富士(中央)(撮影・浅見桂子)


 日本相撲協会の危機管理委は19日、平幕貴ノ岩に暴行した横綱日馬富士(33伊勢ケ浜)を両国国技館に呼び事情聴取した。一連の問題で危機管理委による日馬富士関への聞き取り調査は初めて。

 午前10時ごろに国技館に入り昼過ぎに国技館を後にした。

 日馬富士は17日に国技館で、鳥取県警による任意での事情聴取を受けている。

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稀勢の里「またここから」朝稽古後笑顔で取材応対

前日18日、北勝富士に完敗しぼう然とする稀勢の里


 大相撲の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が19日、福岡・大野城市の部屋で稽古を行った。

 現在、福岡国際センターで行われている九州場所では、4勝3敗と波に乗り切れていない。前日7日目も、西前頭3枚目の北勝富士に寄り切られて敗れたが、稽古後、後援者に調子はどうですかと問われると「まあ、まあ、まあ」と、笑顔で返す場面もあった。

 その後、報道陣の取材にも応対。日馬富士の暴行が発覚以来、朝稽古後は取材に応じていなかったが、この日は笑顔を振りまきながら「またここから、初日と思ってやりたい」などと話した。浴衣を羽織っただけの姿で、屋外で取材対応していただけに、最後は「長くなると風邪ひくから」と自ら切り上げ、最後まで笑顔を見せていた。

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張本氏「貴乃花が一番面白くない」日馬富士暴行問題

場所入りする貴乃花親方(撮影・岡本肇)


 張本勲氏が19日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。大相撲の横綱日馬富士が、10月下旬に鳥取市内で平幕貴ノ岩に暴力を振るった問題についてコメントした。

 「せっかく(大相撲人気が)盛り上がっているじゃないですか。角界の中で解決できなかったのかねえ。やっぱりねえ、手をかけちゃ絶対ダメですよ。今の日本、世の中じゃ」と残念そうに口を開いた。

 そして「ただねえ、弟子(貴ノ岩)が貴乃花親方に報告したんでしょう。その貴乃花が一番面白くないわけですよ。弟子に手をかけたというのは、自分に手をかけてるのと同じだという感覚。収めてもらいたいわね」と続けた。

 ゲスト出演した佐々木主浩氏は「すっきりしてほしいですね」と話していた。

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逸ノ城、アイスたくさん食べなくなって「調子いい」

栃煌山を押し出しで破る逸ノ城(撮影・今浪浩三)

<大相撲九州場所>◇7日目◇18日◇福岡国際センター


 逆転で1敗を守った逸ノ城のコメント

 「相手の調子が良くないので、普通なら負けていたかも。以前はアイスをたくさん食べるとかだったけど、今はご飯と肉、汁ものを食べて調子がいい」。

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栃ノ心愛妻が故郷ジョージアで長女出産 その名は?

結婚披露宴で2人仲良くケーキに入刀する栃ノ心とニノ夫人(2016年1月31日撮影)

<大相撲九州場所>◇7日目◇18日◇福岡国際センター


 栃ノ心は大栄翔を寄り切って白星を先行させた。

 「頑張らなきゃいけないからね」。愛妻ニノさんが8日に故郷ジョージアで長女を出産。名前はアナスタシアで、97年に世界的にヒットしたアニメ映画の主人公にもなった「ジョージアの(昔の)お姫様の名前」という。4200グラムのビッグベビーで「お相撲さんみたい。肌がふわふわしてる」。連日のテレビ電話の映像が励みで、笑みがこぼれっぱなしだった。

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白鵬「7年前のことを思い出した」阿武咲にしみじみ

阿武咲を突き落としで破り7連勝を飾った白鵬(撮影・今浪浩三)

<大相撲九州場所>◇7日目◇18日◇福岡国際センター


 白鵬が“白鵬チルドレン”の挑戦を退けた。

 初顔合わせの阿武咲は10年スタートの少年相撲「白鵬杯」第1回大会優勝の青森県メンバーで、この日は右張りから左に回って突き落とした。自らメダルを首にかけた思い出があり「今朝起きた時、7年前のことを思い出した。1つの夢がかないました」としみじみ。一方の阿武咲は新入幕から4場所連続2桁勝利の可能性が消えた。「明日ッス」と繰り返し、気持ちを切り替えていた。

全勝を守り、笑顔で引き揚げる白鵬(撮影・岡本肇)

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稀勢の里踏ん張れない…7日目の3敗に大きなため息

北勝富士に寄り切られる稀勢の里(撮影・今浪浩三)

<大相撲九州場所>◇7日目◇18日◇福岡国際センター


 稀勢の里は初顔合わせの北勝富士に寄り切られ今場所3個目の金星配給で3敗目を喫した。

 7日目まででの3敗は6日目から途中休場した7月の名古屋場所以来。波に乗れない今場所は上体が起きて腰が高く、踏ん張れない。問いかけに口を開くことはなく、まげを結い直した後に、大きなため息をついただけだった。

北勝富士に完敗しぼう然とする稀勢の里(撮影・岡本肇)

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北勝富士、稀勢に続き白鵬から金星ならV戦線トップ

稀勢の里(右)を寄り切りで破る北勝富士(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇7日目◇18日◇福岡国際センター


 西前頭3枚目北勝富士(25=八角)が、初顔合わせの横綱稀勢の里から金星を奪った。頭をつけ、横綱得意の左からの攻めを封じ、こん身の寄り切り。名古屋場所の鶴竜、秋場所の日馬富士に続く3場所連続3個目の金星だ。幼少時から憧れた「強い人」を破って1敗キープ。今日19日の中日は、ただ1人全勝キープの横綱白鵬が相手。全横綱からの金星を狙う。

 北勝富士が稀勢の里の胸に頭をつけ、離れない。横綱の左差しを懸命に封じ、下から全力で押し続けた。「重かったッス。何回もダメだと思って心が折れそうになって、苦しくて。でも最後に横綱が慌ててくれて…」。寄り切りで手にした金星を、支度部屋で振り返る時も息は上がったままだった。

 「僕は昔から弱かったから、研究を大事にしてきた」。幼少時は親が撮ったビデオを見た。テレビの大相撲中継もいろんな力士を見て、学んだ。「強い人。連勝中の白鵬関に勝ったり、立ちはだかって、肝心なところで場所を面白くしてくれる人」が稀勢の里だった。「どっしり構える、横綱相撲。後の先です」と、映像で教えてもらった。

 前夜は横綱の今場所6番を全部見てイメージを高めた。ただし時間は10分ほど。「あとは切り替えて」。大好きなお笑いコンビ、07年M-1王者サンドウィッチマンのネタをスマホ動画で見て、リフレッシュした。

 名古屋場所で鶴竜を押し出し、秋場所で日馬富士を寄り切り、3場所連続でしかも違う横綱から金星を手にした。「前の2番と違って(力を)出し切ったし、内容も覚えてる。3回目だし(うれし)涙はいいです」。もう偶然じゃない。必然だ。その証拠に7日目を終えての1敗キープは自己最高ペース。今日の中日は白鵬戦。初対戦の名古屋場所では送り出しで屈した。4横綱総なめの4個目金星になれば、北勝富士はV戦線でもトップに並ぶ。【加藤裕一】

 ◆北勝富士大輝(ほくとふじ・だいき)1992年(平4)7月15日生まれ、埼玉・所沢市出身。本名は中村大輝。小4から相撲を始め埼玉栄高3年で高校横綱、日体大2年で学生横綱。八角部屋から15年春場所で初土俵。16年九州場所の新入幕を機にしこ名を大輝から改名。師匠の八角親方(元横綱北勝海)が現役時代の師匠、北の富士勝昭氏(元横綱)にちなむ。家族は両親と兄、姉。185センチ、160キロ。

稀勢の里を破った北勝富士は記者の質問に笑顔を見せる(撮影・今浪浩三)

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日馬富士の暴行影響、力士の年末年始TV出演自粛へ

福岡国際センター入りする八角理事長(撮影・今浪浩三)


 横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)の暴行の影響で、日本相撲協会は年末年始のテレビ番組への力士の出演を縮小する方向で動いていることが分かった。

 すでに出演が内定していた番組もあったが、テレビ局側と交渉し白紙に戻しているケースが続出。今後の出演依頼も、内容を精査して依頼を受けるかどうかを決めるという。春日野広報部長は「番組づくりが始まっていてどうしても断ることができないケースもあるが、チャラチャラした番組には極力出さないようにする」と話した。

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日馬富士の貴ノ岩暴行問題、始まりは錦糸町での口論

日馬富士暴行事件の顛末


 大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)が平幕の貴ノ岩(27=貴乃花)を殴打した問題で、事態の発端が18日までに明らかになってきた。捜査関係者らの話を総合すると、発端は秋場所後に東京・錦糸町のバーで貴ノ岩が元幕内の先輩力士らと口論になったことがきっかけ。これを10月25日に鳥取市内の飲食店で横綱白鵬(32)がたしなめたが、この時の貴ノ岩の態度に日馬富士が激怒し、暴行につながった。貴ノ岩の休場理由など不明点は多く残るが、徐々に当時の状況が分かってきた。

 鳥取で起きた日馬富士の暴行問題は、その約1カ月前に起きた東京・墨田区の錦糸町での貴ノ岩のトラブルが根底にあった。鳥取県警の捜査関係者らの話を総合すると、暴行に至るきっかけや動機が分かってきた。

 9月下旬の錦糸町のバーで、酒に酔った貴ノ岩はモンゴル出身の若い衆を説教していた。声を荒らげるなどヒートアップしたため、同席していたモンゴル出身の元幕内力士、元十両力士(いずれも現在は引退)らが「ほかにお客さんもいる。力士が大声出したら怖がられるからやめなさい」などとなだめようとした。しかし、貴ノ岩はおさまらず、モンゴルから来日した白鵬の友人もいる中「俺は白鵬に勝った」「あなたたちの時代は終わった」「これからは俺たちの時代」などと言い、口論になった。

 同席していた元幕内力士は「注意したつもりが、貴ノ岩はでかい声で返してきた。横綱の友人もいたのに…」と振り返る。白鵬を否定されたように受け止めた白鵬と懇意にしている友人は、気を悪くしていたという。後日、同席者によって、事情は白鵬に伝わった。

 そして迎えた10月25日の夜。ちゃんこ店での1次会を終えた力士ら一行は、2次会に向かった。白鵬は9月の錦糸町での出来事を口にし、貴ノ岩の態度を叱った。先輩力士への口の利き方などをあらためるように言い聞かせた。だが、貴ノ岩は話の最中にテーブルの下でスマートフォンを操作。これを見た日馬富士が「お前、大横綱が話してる時に何してんだ」と頭をたたいたが、反抗的な態度をとったため、さらなる暴行につながったという。

 捜査関係者によれば、日馬富士は聴取に対し、暴行を認めた上で「ビール瓶では殴っていない」とし、止めに入った照ノ富士もたたいたと説明したという。飲食店には3横綱、照ノ富士、貴ノ岩、石浦のほか地元関係者らが同席。ビール瓶については一部出席者による証言の食い違いもある。

 貴ノ岩は負傷したが、診断書によれば本場所前に相撲を取れる状態だったとされている。なぜ休場したのか、鳥取県警に被害届を提出しながら、貴ノ岩の師匠の貴乃花親方(元横綱)は日本相撲協会からの聴取になぜ説明しなかったのか。まだまだ疑問は残るが、暴行に至るまでの全容は判明してきた。

貴ノ岩の経過
場所入りする貴乃花親方(撮影・岡本肇)

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白鵬「夢がかなった」少年相撲時代知る阿武咲に勝利

阿武咲を突き落としで破り7連勝を飾った白鵬(撮影・今浪浩三)

<大相撲九州場所>◇7日目◇18日◇福岡国際センター


 横綱白鵬(32=宮城野)が“白鵬チルドレン”の初挑戦を退け、ただ1人の全勝を守った。

 10年スタートの少年相撲「白鵬杯」第1回の団体優勝メンバー、小結阿武咲を、右張りから右はず押しで勢いを止め、ひらりと左に回って突き落とした。

 「今朝起きた時に7年前を思い出した。不思議な感じですね。(阿武咲は)もう役力士。関取になって花を咲かせて。対戦して、1つの夢がかないました」。当時、阿武咲の首にメダルをかけただけに感慨深げ。「勢いはあるけど、横の動きが鈍い。場所前に稽古して、本人にも伝えたんだけどね」と助言も忘れなかった。

 今年通算49勝、年間最多勝トップの御嶽海がこの日負けて50勝で動かず、その差はわずかに1まで接近。日馬富士の暴行騒動で雑音が多い場所にあって、抜群の安定感を見せる。「まあまだ抑え抑えでね。今から1番1番です」。出場3場所連続Vでの通算40度目の優勝へ。現時点で死角はない。

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北勝富士「慌ててくれて」稀勢の里撃破を振り返る

稀勢の里を破った北勝富士は記者の質問に笑顔を見せる(撮影・今浪浩三)

<大相撲九州場所>◇7日目◇18日◇福岡国際センター


 西前頭3枚目北勝富士(25=八角)が横綱稀勢の里を初顔合わせで破り、1敗を守った。

 「重かったっす。何回もダメだと思って、心が折れそうになって、苦しくて。でも、横綱が最後に慌ててくれて」。横綱得意の左差しを必死で封じながら、頭をつけ続け、寄り切った。

 名古屋場所の鶴竜、秋場所の日馬富士に続き、3場所連続3個目の金星を手にした。「前の2個より(力を)出し切ったし、取り口を覚えています。うれし涙は3個目だから、いいですよ」とニッコリ。19日の中日は白鵬との対戦。勝てば4個目の金星だけでなく、自力で優勝争いのトップに並ぶ。

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白鵬7連勝、稀勢の里は好調北勝富士に敗れ3敗目

白鵬

<大相撲九州場所>◇7日目◇18日◇福岡国際センター


 40度目の優勝を目指し、単独首位に立つ横綱白鵬(32=宮城野)が7連勝を飾った。立ち合いで小結阿武咲(21=阿武松)を張って、最後は突き落とした。

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、前頭3枚目北勝富士(25=八角)に敗れ4勝3敗となった。北勝富士は6勝1敗。

 大関豪栄道(31=境川)は、前頭3枚目松鳳山(33=二所ノ関)に押し出され連敗、5勝2敗となった。かど番大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭4枚目千代の国(27=九重)を押し出し5勝2敗とした。

 39歳で再入幕の前頭13枚目安美錦(伊勢ケ浜)は、38歳の同13枚目豪風(尾車)とのベテラン対決にはたき込みで勝利し、6勝1敗とした。人気力士の前頭9枚目遠藤(27=追手風)は、6枚目千代翔馬(26=九重)を肩透かしで下し、4勝3敗とした。

 7日目を終え勝ちっ放しは白鵬、1敗で北勝富士、前頭4枚目逸ノ城(24=湊)同5枚目荒鷲(31=峰崎)同12枚目隠岐の海(32=八角)、安美錦が続いている。

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御嶽海、阿武咲に対抗心あらわ「負けらんないすよ」

阿武咲をはたき込みで破る御嶽海(撮影・今浪浩三)

<大相撲九州場所>◇6日目◇17日◇福岡国際センター


 24歳の関脇御嶽海が21歳の小結を退けた。阿武咲と激しい突き、押しの応酬となったが、最後はうまくはたき込んだ。

 幕内最年少の阿武咲の存在は意識している。「負けたくない気持ちはあります。まだ負けらんないすよ。まあでも、強いな…」。本音を隠さない若手リーダー格が1敗をキープ。年間最多勝争いのトップも守った。

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安美錦「負ければ悔い残るけど、やることやってる」

朝乃山(左)に上手投げで敗れる安美錦(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇6日目◇17日◇福岡国際センター


 朝乃山の上手投げに屈し、初黒星の安美錦のコメント。

 「振り回されるとね。まあしょうがなかったかな。負ければ悔いは残るんだけど、やることやってるから。こういう相撲を取っていけばいいんじゃないかな」。

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千代大龍「落ちたくない。ブサイクな相撲だけど」

突き出しで豪栄道(右)を破った千代大龍(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇6日目◇17日◇福岡国際センター


 全勝の大関豪栄道を突き出した千代大龍のコメント。

 「引き合いになったが、意地でも落ちたくなかった。ブサイクな相撲だけど、勝てて良かった。調子いい大関に勝てたのは正直、うれしい」。

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豪栄道1敗に「もっと自分から攻めないとあかんね」

千代大龍(左)に突き出され初黒星の豪栄道(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇6日目◇17日◇福岡国際センター


 千代大龍に突き出され、初黒星の大関豪栄道のコメント。

 「相手にうまいこと取られました。もっと自分から攻めないとあかんね」。

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白鵬全勝、土俵外が注目される中「しっかり務める」

懸賞金を握りしめる白鵬(撮影・今浪浩三)

<大相撲九州場所>◇6日目◇17日◇福岡国際センター


 横綱白鵬は松鳳山を下し6連勝。豪栄道、安美錦が初黒星を喫したため、全勝は1人となった。

 白鵬が6連勝で単独トップに立った。立ち合いから難なく左上手を取ると、得意の右四つから松鳳山を一気に土俵際へ。最後は上手投げで仕留めた。5日目まで並んでいた豪栄道、安美錦がそろって敗れ、唯一の無敗となった。「勝負は早かったけど右もいいところに入った。(理想に)近いですね」と納得顔。15日に続き、この日は朝稽古後の取材に応じなかった。土俵外が注目されるが「しっかりと務めていきたい」と土俵を守る決意を語った。

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