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大相撲ニュース

阿武咲、稀勢に黒星も土俵であらたな教え受け笑顔

突き落としで稀勢の里(左)に敗れた阿武咲(撮影・菊川光一)

<大相撲九州場所>◇2日目◇13日◇福岡国際センター

 念願の初顔合わせは一瞬で終わった。

 阿武咲は立ち合いで、稀勢の里得意の左四つを封じるため、右を固めて頭からぶつかった。だが、おっつけから体勢を崩し、両手を土俵についた。「考えていた立ち合いではなかった。右を固めたところ、おっつけられた。相手が全然上ということ」と、足が滑ったように見えた一番にも力の差を痛感していた。八角理事長(元横綱北勝海)も「滑ったのではなくて気負いから。足が動かなかったということ」と、心身ともに稀勢の里が一枚上手だったと解説した。

 それでもあこがれの存在との一番を終え「すごいうれしかった」と、笑顔を見せる場面もあった。幕下に陥落した昨年、当時大関だった稀勢の里に巡業や出稽古で胸を借りた。「相撲は下半身で取るものと教わった」と、先場所まで新入幕から3場所連続2桁白星という初の快挙につなげた。

 十両から陥落した当時を「1度は終わったと思われた人間」と評する。そこから「テレビの中の世界の人」と思っていた稀勢の里がつくってくれた再起への道筋。176センチの新小結は、11センチも大きな恩人と土俵上で向き合うところまでたどり着いた。「いろいろ足りないと思った。やるべきことを毎日一生懸命やるだけ」。土俵でまた新たな教えを受けた阿武咲は、すがすがしい表情だった。【高田文太】

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元貴乃花親方に退職金、功労金で2000万円程度か

元貴乃花親方(元横綱)(18年5月13日撮影)

日本相撲協会の評議員会が11日、東京・両国国技館で行われ、10月1日付で退職した元貴乃花親方(元横綱)の退職金、功労金について決議した。すでに11月29日に行われた理事会で算出されていた金額について議論されたが、海老沢勝二議長(元NHK会長)は「淡々と済みました」と、特に異論は出なかったという。理事会の時点で金額については「規定通り」と、芝田山広報部長(元横綱大乃国)が説明。この日、同部長は「個人情報なので」と、金額は公表しなかったが、過去の例と照らし合わせると、退職金は約1000万円、功労金も同等で、計2000万円程度が支払われるとみられる。

その元貴乃花親方が入門当時から指導し、今月7日に引退した元前頭貴ノ岩が起こした暴力問題を受け、19日に全関取衆を対象とした研修が開催されることも、この日の評議員会では報告された。今年、再三にわって元貴乃花親方に苦言を呈してきた池坊保子委員(元文部科学副大臣)は、師弟ともに相撲界を去ることになり「残念よね」と話した。続けて「残念に思いますが、八角理事長(元横綱北勝海)以下、本当に誠実に真摯(しんし)に対応している。協会のあり方を大変、心強く思っています。皆さまにそれを発信したいなと思っているのね。大切なのは、どういう風に対処するか」と、今回の対応について評価した。

また、元貴乃花親方に苦言を呈した際には、自身も批判にさらされることになったが「まあ、皆さまに支えられてね、それなりに楽しい1年でした、フフフッ。『理解しているよ』と言ってくださる方もいましてね。うれしいですね」と、笑顔で帰途に就いていた。

日本相撲協会の評議員会に出席した池坊保子氏

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白鵬からかわいがられて高安「初心に帰るのが大事」

巡業で白鵬(左)からかわいがりを受ける高安(撮影・佐藤礼征)

大相撲の冬巡業が11日、鹿児島・日置市で行われ、大関高安(28=田子ノ浦)が横綱白鵬(33=宮城野)から約6分間、“かわいがり”を受けた。

ぶつかりで胸を出した白鵬は、高安を何度も土俵に転がし「すぐ立て!」とあおった。高安の体は砂で覆われ、体は真っ茶色に。「なかなかぶつかりを厳しくやってくれる相手はいない」と高安。「(自分の)基礎をつくったのがぶつかり。初心に帰るのが大事なので」。

この日の稽古は東前頭2枚目栃煌山(31=春日野)と9番取って5勝。千秋楽まで優勝争いに絡んだ先場所は、小結貴景勝(22=千賀ノ浦)に初優勝を譲った。この1年間6場所で3度の優勝次点。名古屋場所ではかど番を経験するなど「大事なところを落としていた。15日間通して良いパフォーマンスをとるのは難しい」と実感した。貴景勝ら若い力士の成長ぶりがめざましいが「伸び盛りですね。負けないように頑張ります」とクールに語った。

巡業で白鵬(左)に水をつける高安(撮影・佐藤礼征)

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貴景勝Vパレード17日開催、母校・埼玉栄高に凱旋

優勝賜杯を手にする貴景勝。右はバンザイする父佐藤一哉さん(18年11月25日撮影)

大相撲九州場所で初優勝を果たした小結貴景勝(22=千賀ノ浦)を祝う優勝パレードと報告会を17日に行うと、貴景勝の母校・埼玉栄高が11日に発表した。

当初は19日に予定していたが2日早めて実施する。日本相撲協会が19日に全関取衆を対象に「付け人に関する特別研修」を行うため、日程変更を余儀なくされていた。

優勝パレードは17日午前11時に開始。JR西大宮駅から埼玉栄高がコースになる。優勝報告会は同日正午から埼玉栄中高総合体育館で実施する。

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正代が「毎日神様に祈っている」祖母正代さんに感謝

巡業を観覧した平幕正代(左)の祖母正代正代さん(撮影・佐藤礼征)

大相撲の冬巡業が10日、熊本・宇土市で行われ、地元出身の平幕正代(27=時津風)が凱旋(がいせん)した。

会場には孫の元気な姿をひと目見ようと、祖母の正代正代(しょうだい・まさよ)さん(89)も駆けつけた。正代家に嫁ぎ、偶然にも同じ姓名となった祖母の正代さんは「よく頑張っていました」と目を細めた。けがは付きものだけに、場所中は「毎日神様に祈っている」という。14年3月の初土俵以来、いまだ休場がない正代は「15日間相撲を取りきることが大事」と、祖母の祈りに感謝していた。

朝稽古のぶつかり稽古では、胸を出した大関栃ノ心から“かわいがり”を受け、体は土俵の砂でまみれた。「濃い内容だった。お客さんに元気な姿を見せられて良かった」とうなずいた。地元出身の力士として、会場では人気者。九州場所は福岡で開催されるが「熊本でも負けないくらい、相撲に興味を持ってもらいたい」と胸を張った。

巡業のぶつかり稽古で栃ノ心(右)の胸を借りた正代(撮影・佐藤礼征)

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貴ノ岩が引退手続き 本人がやるべきことは完了

7日、引退会見で思い出話をする貴ノ岩

付け人に暴力を振るって7日に引退した大相撲の元前頭貴ノ岩(28)が10日、東京・両国国技館を訪れ、引退に必要な各種手続きを行った。

協会関係者が明かしたもので、この日の昼すぎ、師匠だった千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)に付き添われ、日本相撲協会の事務所を訪れたという。協会関係者によると、これで元貴ノ岩がやるべきことは完了。千賀ノ浦親方は両国国技館で元貴ノ岩の断髪式を希望しているが、その手続きは今後、基本的に同親方が対応することになる。

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稀勢の里非公開稽古で汗、初場所へ「しっかり調整」

稀勢の里

右膝痛で大相撲九州場所を途中休場した横綱稀勢の里は10日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋での稽古を非公開で行い、部屋関係者によると四股などで汗を流したという。

東京での稽古再開から1週間が経過した稀勢の里は帰り際に「悪いところ、いいところがある。しっかり調整していく」と話した。進退が懸かる初場所(来年1月13日初日・両国国技館)まで残り約1カ月。右膝の痛みについては「違うところとか、いろいろ出てくる」と、まだ万全には遠い様子をうかがわせた。22日までの冬巡業合流については未定。「しっかり最後に出たい気持ちはあるけどね。頑張る」と述べるにとどめた。

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正代「ブルーシート減ってきた」地元熊本復旧手応え

巡業のぶつかり稽古で栃ノ心(右)の胸を借りた正代(撮影・佐藤礼征)

大相撲の冬巡業が10日、熊本・宇土市で行われ、地元出身の平幕正代(27=時津風)が凱旋(がいせん)した。

地元出身の力士として、握手や写真撮影では列を成した。「他の巡業よりも注目されている。身近で相撲を見せるのが1番伝わるので、これをきっかけに興味を持っていただければ」。16年4月の熊本地震から2年8カ月。「ブルーシートの数も減ってきた」と。故郷の復旧ぶりも感じた。

朝稽古では大関栃ノ心(31=春日野)らと8番取って2勝と振るわなかったが、会場から拍手と大きな歓声を浴びた。ぶつかり稽古では、胸を出した栃ノ心から“かわいがり”を受けた。土俵では苦悶(くもん)の表情を浮かべたが「内容は濃かった。自分から希望してできることじゃない。お客さんに元気な姿を見せることができた」とうなずいた。

巡業を観覧した平幕正代(左)の祖母正代正代(しょうだい・まさよ)さん(撮影・佐藤礼征)

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貴景勝Vパレード延期、貴ノ岩の暴行問題で日程変更

優勝賜杯を手にする貴景勝。右はバンザイする父佐藤一哉さん(18年11月25日撮影)

埼玉栄高校は10日、卒業生で大相撲の小結貴景勝(22=千賀ノ浦)の初優勝を祝うパレードを、当初予定していた今月19日(午前11時)から、日程を変更すると発表した。新たな日時は未定。

貴景勝が11月の九州場所で初優勝したことを受けて、同校はさいたま市のJR西大宮駅から埼玉栄高までパレードを行い、その後、優勝報告会も行うと、すでに5日に発表していた。だが貴景勝の兄弟子でもある、元前頭貴ノ岩が付け人に暴力を振るい、7日に引退したことに伴い、日本相撲協会は19日午後1時から全関取衆を対象に「付け人に関する特別研修」を行うと発表。貴ノ岩と同部屋の貴景勝は当然、例外ではなく、日程変更を余儀なくされた。

埼玉栄高は、パレードや優勝報告会が中止になったわけではなく「日程が決まり次第、再度ご連絡致します」と、調整中であることを報道陣に発表した。

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全関取に緊急指導実施へ「付け人に感謝の気持ちを」

7日、引退会見で思い出話をする貴ノ岩

日本相撲協会は8日、大相撲の冬巡業先で元幕内貴ノ岩が付け人を暴行した問題を受け、各部屋の師匠全員を通じて全関取に、付け人についての緊急指導を行うと発表した。「付け人は関取の小間使いではない」「絶対に暴力を振るってはならず、互いに感謝の気持ちをもって接する」などの内容を指導する。

19日には関取対象の特別研修を東京都墨田区の両国国技館で実施し、同日の理事会では力士が暴力を振るった場合、番付に応じてどのような懲戒処分とするか一定の基準を定める。

元貴ノ岩の問題についても師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)の監督責任を含め、審議内容を発表する。既に原案を審議した暴力禁止規定も理事会で審議後に承認し、公表する。元貴ノ岩は暴行の責任を取り、7日に引退した。

日本相撲協会八角理事長(18年2月撮影)

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張本勲氏「因果はめぐる」貴ノ岩引退にコメント

張本勲氏(2017年1月14日撮影)

張本勲氏が9日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。付け人に暴力を振るい責任を取って現役を引退した元貴ノ岩(28)について「因果はめぐってきますねえ」と話した。

「まだ人生半分だから。失敗や間違いは若いときは誰でもありますから。心を入れ替えてね、どこにいくか分かりませんよ。格闘技にいくか分かりませんけども、力士だから。部屋で若い者に胸をかしたり、そういう仕事に就いてもらいたいわね」とコメント。さらには「もう一つお願いしたいのは断髪式とか引退相撲をやってあげてほしいね」と話していた。

7日、引退会見で思い出話をする貴ノ岩

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貴景勝は元貴ノ岩に感謝「いろんなことを学んだ」

7日、巡業の稽古場に向かう貴景勝

元貴ノ岩の引退を受け、千賀ノ浦部屋で弟弟子だった小結貴景勝が8日、熊本県高森町での巡業先で「残念としか言えない」と心境を語った。貴景勝は、十両昇進前の貴乃花部屋時代に元貴ノ岩の付け人を務めていた。

「相撲以外のことでも、いろんなことを学んだ」と懐かしみながら感謝の言葉を口にした。11月の九州場所で初優勝し、これまで以上に部屋を引っ張っていく立場となることに「自分は自分のことをするだけです」と淡々と話した。

7日、引退会見を行った貴ノ岩(撮影・山崎安昭)

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暴力被害の貴大将「普段通り、全然変わらない」

貴ノ岩の引退会見から一夜明けた千賀ノ浦部屋で朝稽古に参加した貴大将(撮影・佐藤礼征)

元幕内貴ノ岩(28)に暴力を振るわれた三段目貴大将(23)は8日、同部屋力士と同じように四股やすり足、ぶつかり稽古を行った。稽古後は周囲と談笑。顔の腫れも目立たなかった。

7日夜の引退会見後は元貴ノ岩と会話も交わしたという。「普段通りです。全然変わらない」と一連の騒動から切り替えていた。

7日、引退会見を行った貴ノ岩(撮影・山崎安昭)

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元貴ノ岩に千賀ノ浦親方「最後の花道」断髪式実施へ

貴ノ岩の引退会見から一夜明けた千賀ノ浦部屋の朝稽古(撮影・佐藤礼征)

大相撲の巡業先で付け人に暴力を振るった責任を取り、現役を引退した元幕内貴ノ岩(28)について、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が8日、断髪式を行いたい意向を示した。初場所後の来年2月中旬に東京・両国国技館での実施を視野に入れる。この日の稽古後「幕内で相撲を取った男だからね。最後の花道としてやってあげたい」とした。引退相撲で国技館の土俵を使用できるのは、関取として通算30場所以上の在位が条件。元貴ノ岩はそれを満たしている。

元貴ノ岩は4日午後11時ごろ、冬巡業で滞在していた福岡・行橋市のホテルで付け人の三段目貴大将(23)を4、5発殴った。翌5日に事態が判明。帰京して事情聴取を受けると、6日には千賀ノ浦親方に引退の意向を伝え、7日に引退会見も行った。一夜明けたこの日は姿を見せず、当面は都内の自宅で過ごすという。今後、協会には足を運び、退職金などの手続きを済ませる見込みだ。

引退後の活動は未定。関係者などと話し合いを重ねていくようだ。同親方は「今のところ全く決まっていない。日本にとどまるのか、モンゴルに帰るのかも。ただ『部屋を応援できるようになりたい』と言っていた。個人的には、日本とモンゴルを行き来できるようになれれば」と話し、角界を去った弟子の身を案じていた。引退会見の舞台となった同部屋では5日の事態発覚後、初めて朝稽古を公開。日常を取り戻しつつある。同親方は「淡々と変わりなくやれた」と普段通りを強調した。【佐藤礼征】

7日、引退会見で思い出話をする貴ノ岩

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相撲協会が暴力対策4カ条発表 全関取へ緊急指導へ

日本相撲協会八角理事長(18年2月撮影)

日本相撲協会は8日、元貴ノ岩が付け人に暴行した問題を受け、暴力問題に対する当面の対策を発表した。今回の事態を重く受け止め、各部屋の全師匠を通じて全関取へ緊急指導を行う。指導の内容は、以下の4点。

(1)付け人は師匠の弟子であり、関取は、師匠から付け人への指導を任されているのであって、付け人は決して関取の小間使いではないこと。

(2)付け人に対して絶対に暴力を振るってはならず、関取と付け人は互いに感謝の気持ちをもって接すること。

(3)付け人を夜遅くまで連れ回すことなどはしないようにし、付け人の翌日の稽古に影響を与えることがないように気を付けること。

(4)関取は、付け人の模範となる言動を行わなければならないこと。

来年2月に予定していた関取対象の研修は前倒しし、今月19日午後1時から両国国技館で「付け人に関する特別研修」として実施する。すでに原案が審議されている「暴力禁止規定」は、同日の理事会で承認、施行し、規定全文を理事会後に公表する。また、設置が決まっていた外部有識者3人を含むコンプライアンス(法令順守)委員会や、教育研修担当顧問の人選も公表する。

同日の理事会では、力士が暴力を振るった場合、番付に応じてどのような懲戒処分とするかについて検討し、一定の基準を定める。

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白鵬が手術後初の取組「少しずつ」高安寄り切り歓声

白鵬(17年10月4日撮影)

大相撲の横綱白鵬が8日、熊本県高森町で行われた冬巡業で、10月中旬に受けた右膝、右足首の手術後、初めて取組に入った。

大関高安を寄り切ると、会場は歓声と拍手に包まれ「久しぶりだね」とほほ笑んだ。

11月の九州場所は全休したが、数日前の稽古で「そろそろいいかなと思った」と、この日の取組に入ることを決めたそうだ。

「少しずつ稽古ができればいい」と見通しを話した。

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元貴ノ岩、初場所後に国技館で断髪式「最後の花道」

貴ノ岩の引退会見から一夜明けた千賀ノ浦部屋の朝稽古の様子(撮影・佐藤礼征)

大相撲の巡業先で付け人に暴力を振るった責任を取り現役を引退した元幕内貴ノ岩(28)の所属した千賀ノ浦部屋の力士たちが8日、都内で朝稽古を行った。

稽古後、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が、東京・両国国技館で行われる初場所後の2月中旬にも、元貴ノ岩の断髪式を行う意向を示した。引退相撲で国技館の土俵を使用できるのは、関取として通算30場所以上在位していることが条件で、元貴ノ岩はそれを満たしている。千賀ノ浦親方は「最後の花道を用意してあげたい」と話した。

貴ノ岩は7日の引退会見後、都内の自宅に戻ったとみられる。今後は協会に何度か赴き、退職金などの手続きを済ませる予定だという。

この日の朝稽古では、被害を受けた貴大将も参加。四股やぶつかり稽古などで汗を流し、稽古の合間には同部屋の力士と笑顔を交えながら会話する場面もあった。千賀ノ浦親方は「稽古も変わりなくいつも通りやれた。変わりはないです」と語った。

貴ノ岩の引退会見から一夜明けた千賀ノ浦部屋で朝稽古に参加した貴大将(撮影・佐藤礼征)

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暴力受けた貴大将「もう謝ってもらっているので」

千賀ノ浦部屋に戻った貴大将(撮影・鈴木正人)

付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。

暴力を振るわれた貴大将は、インフルエンザの予防接種を受けるために、東京・両国国技館内の相撲診療所に姿を現した。別の部屋の若い衆と談笑するなど明るい表情を見せた。貴ノ岩からの謝罪の有無を問われると「自分はもう謝ってもらっているので」と話し「相撲に集中するだけか」と問われると「貴ノ岩関もそう思ってくれていると思います」としみじみとした。

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千賀ノ浦親方、貴ノ岩の第2の人生にエール

引退会見で頭を下げる貴ノ岩(右)と千賀ノ浦親方(撮影・山崎安昭)

付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。

引退会見に同席した師匠の千賀ノ浦親方は、貴ノ岩に対し「気持ちは強い男。何事に対しても一生懸命やっていける社会人になってほしい」と、第2の人生にエールを送った。昨日は貴ノ岩と2人きりで話し合い「まだまだ頑張れる。やれるんじゃないか。頑張ろう」と激励し、現役続行を説得。しかし貴ノ岩の意思は固く、翻意はならなかった。協会が暴力根絶を掲げる中、師匠として責任を感じている。「今後、二度と起こらないように弟子を指導したい」と誓った。

引退会見に臨んだ貴ノ岩。右手の甲に青あざのようなものが見えた(撮影・山崎安昭)

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貴ノ岩「いろんな思い出があります」/一問一答

引退会見で思い出話をする貴ノ岩(撮影・山崎安昭)

付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。

-今の心境は

貴ノ岩 また上を目指して頑張っていくという気持ちで精進していたが、自分のやったことに深く責任を感じている。

-どの段階で引退を決めたか

貴ノ岩 昨日決めました。

-引退以外の方法は考えなかったのか

貴ノ岩 相撲を続ける気持ちは今でもありますけど、やっぱり引退して責任を取る気持ちの方が強かった。

-番付が下がってから幕内に戻ってきた。迷いはなかったのか

貴ノ岩 迷いはありません。

-1年前は暴力を受ける立場、今回は程度の違いはあれ、暴力を振るう立場になった。なぜそうなったのか

貴ノ岩 自分の気持ちの弱さ、自覚が足りなかった。そういう気持ちと反省の気持ちしかありません。

-付け人と話は

貴ノ岩 話をして謝罪をしました。

-相撲をやってきたことで学んだこと

貴ノ岩 一生懸命、無我夢中で努力することを学びました。

-一番思い出に残っている場面は

貴ノ岩 いろんな思い出がありますけど、仲間と稽古して一緒に汗を流して、日々ぶつかり合ったのが思い出です。

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弟弟子沈痛…貴景勝「残念」貴源治「肩持てない」

巡業の稽古場に向かう貴景勝

付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。

旧貴乃花部屋時代からの貴ノ岩の弟弟子で、冬巡業に参加している小結貴景勝(22)と十両貴源治(21=ともに千賀ノ浦)は、そろって沈痛な面持ちで取材に応じた。宮崎・延岡市で行われた7日の巡業は午後3時まで開催。すでに貴ノ岩の引退の意向は、報道を通じて知っていた貴景勝だったが「まだ正式に決まったわけではないので」と前置きしたものの「残念」と、絞り出すように話した。

11月の九州場所で初優勝した際は、一緒に万歳して喜んでくれただけに「自分は相撲を頑張るしかないから」と、引退を覚悟したように話していた。貴源治は「一番稽古をつけてもらった」と、長い日は1時間もぶつかり稽古で胸を出してもらったことを明かした。「岩関のおかげで強くなれた。でもそれとこれとは別。肩を持つわけにはいかない。世間の風当たりは強くなると思うけど、一生、それを背負っていくしかない」と、第2の人生に期待していた。

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どの伝統を守るのか、迫られる覚悟/記者の目

引退会見で神妙な面持ちの貴ノ岩(撮影・山崎安昭)

付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。

<記者の目>

暴力=引退。この公式が今後も成立してしまうことには、賛成とは言い切れない。相撲協会は10月に、暴力決別宣言と暴力問題再発防止策の方針を発表。八角理事長(元横綱北勝海)が会見し、暴力根絶への強い姿勢を示した。暴力を振るった者には厳罰を科すと表明した。それから1カ月半で、発表後、最初に暴力が判明したのが今回の貴ノ岩だった。今後の「厳罰」の指標となる事例だったが、自ら引退の道を選んだ。

暴力に対して厳しく取り締まるのは、非常に良い姿勢と感じる。その第1号の処分が決まる前に、加害者が引退を決断したことで、暴力を振るった協会員、特に幕内格なら引退しなければいけない風潮ができる。ある協会員は「何をしても殴られないとなれば、付け人が増長して秩序が乱れる可能性がある」と話す。良くも悪くも、体一つで成り上がることができる世界。腕力がものを言う世界でもあり、暴力で上下関係を形成してきた過去もある。

そんな風習から脱却する1つの方策として稽古と生活を分ける、相撲部屋という制度を、見直す時期に差し掛かっているのではないかと、前日7日付日刊スポーツ紙面で記者は書いた。同日、ある親方から「相撲そのものが崩壊する」と指摘された。

現在は部屋別総当たり制で、同部屋の力士同士は対戦しない。だが、その親方は「個人総当たり制になれば全員が敵になる。敵に自分の技術を教えることも、強くさせよう、育てようとすることもなくなる。親方衆も誰に教えていいか分からない」と続けた。相撲部屋という文化は、親子や兄弟のような絆を生み、それが魅力であると同時に、技術の継承もなされ、競技力の発展につながっていた。暴力という側面だけでとらえれば、稽古と生活を切り離すのも1つの手段かもしれない。だが伝統に裏付けられ、発展してきた競技レベルまで下げる可能性もある。貴ノ岩の引退は、相撲界にとって、どこが譲れないものなのか、どの伝統を守り続ける覚悟なのかを迫る、難題を突きつけるものでもあった。【高田文太】

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貴ノ岩引退、協会「3段階」の意思確認で届け受理

千賀ノ浦親方(左)の運転する車に乗り両国国技館を後にする貴ノ岩(撮影・小沢裕)

付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。

貴ノ岩の引退届を受理した日本相撲協会はこの日夕方、芝田山広報部長(元横綱大乃国)が報道対応し、正式発表した。それによると、午後1時前に師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と両国国技館内の同協会を訪れた貴ノ岩の意思確認は「3段階にわたって聞いた上で受理した」という。まず師匠に、そして今回の件で事情聴取を担った危機管理部の鏡山部長(元関脇多賀竜)と、危機管理委員会の高野委員長。その上で、最後に八角理事長(元横綱北勝海)の元に足を運んで、引退の意思を伝えた。「理事長からは再三にわたり『それでいいのか』という確認があったが、本人の意思が固く、受理しました」と同広報部長。「(昨秋の元横綱日馬富士の暴行事件の)被害者でありながら、なぜこんなことを起こしたのかという後悔の念があるのでは、と推測します」と察した。

また協会としての処分が下されるのかについては「理事会で(貴ノ岩の引退の)意向が(この日)伝えられたと報告されるのでは、と推測する」と現状での明言は避けた。

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貴ノ岩引退「新弟子になりたい」心残りも暴力の責任

引退会見で頭を下げる貴ノ岩(右)。左は千賀ノ浦親方(撮影・山崎安昭)

付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。貴ノ岩は昨年10月の元横綱日馬富士による傷害事件の被害者で、一連の騒動により師匠だった元貴乃花親方(元横綱)が今年10月に退職。部屋を移籍して第2の相撲人生を歩み出した直後に加害者となり、引退を余儀なくされた。

協会から引退受理の発表が行われた3時間後。貴ノ岩は都内の部屋で行われた引退会見場に、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)とともに現れた。両者潤んだ目をして立ったまま、報道陣に対して約10秒間深く頭を下げた。「弟弟子に手をあげてしまい、大変つらい思いをさせたことを深く反省し、責任を取って本日をもって貴ノ岩義司、現役を引退させていただきます」と言い、また頭を下げた。

早い決断だった。貴ノ岩は4日午後11時ごろ、冬巡業で滞在していた福岡・行橋市のホテルで付け人の三段目貴大将を4、5発殴った。夕食時にはビールを1杯飲んだといい、付け人が風邪薬を忘れ、言い訳をしたことに腹を立て暴行。翌5日に事態が判明し、帰京して相撲協会から事情聴取を受けると、6日夜には千賀ノ浦親方に引退の意向を示した。引き留められた。「相撲を続ける気持ちは今もありますけど、やっぱり引退して責任取るという気持ちの方が強かったです」と、揺らぐことはなかった。

昨年10月の秋巡業中に元日馬富士から暴行を受けた被害者で、一連の騒動で元日馬富士、元貴乃花親方が角界を去った。それだけに今回の件に関して、背負った罪の大きさは計り知れない。「自分の気持ちの弱さ、自覚のなさ。反省しかない」と決断した。

9月まで苦楽をともにしてきた、元貴乃花親方の花田氏と連絡を取ったことを明かした。だが内容を問われると「そこは…すみません…」と明かさず。花田氏への思いを問われると「育ててくれた感謝と、迷惑かけて申し訳ないという気持ちが両方あります」と神妙に話した。

10年間過ごした角界を、思いも寄らぬ形で去ることとなった。今後の人生については「今のところは考えておりません」とした。会見最後に「もし相撲の神様がいて時間を戻してくれるならいつに戻りたいですか」と問われた。ひと呼吸置き「また、新弟子になりたいです」と言った声がむなしく響いた。

◆貴ノ岩(たかのいわ)本名アディヤ・バーサンドルジ。1990年2月26日生まれ、モンゴル・ウランバートル出身。モンゴルでは柔道、レスリングの経験を生かし鳥取城北高へ相撲留学。卒業後に貴乃花部屋に入門し09年初場所初土俵。12年名古屋場所新十両、14年初場所新入幕。元貴乃花親方が育てた最初の関取だった。得意は右四つ、寄り、投げ。182センチ、150キロ。血液型O。通算成績は371勝303敗44休。三賞は殊勲、敢闘が各1回、金星1個。独身。8歳で母、来日直後には父を病気で亡くし、きょうだいは兄3人、姉1人。愛称はバスカ。

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千賀ノ浦親方 貴ノ岩へ「できることをやって」

貴ノ岩(右)の引退会見で騒動を謝罪する千賀ノ浦親方(撮影・山崎安昭)

大相撲の平幕貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、都内の部屋で引退会見を開き、同席した師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は「暴力という形で引退するのは本当に残念。(暴力根絶を掲げる)日本相撲協会に対しても申し訳ない」と話した。その上で現役を退く貴ノ岩へ「(本来は)気持ちは強い男。今後は落ちついて、できることをやってほしい」と第2の人生へエールを送った。

10月に旧貴乃花部屋から力士、床山を受け入れた当時を振り返り「最初は不安はあったが、日に日に全員がうち解けて安心していた」と話した。先月の九州場所では貴ノ岩と同じく旧貴乃花部屋から移った小結貴景勝(22=千賀ノ浦)が初優勝。激動の2カ月を過ごした。

昨日は貴ノ岩と2人きりで現役を続行するか話し合った。「まだまだ頑張れる。やれるんじゃないか。頑張ろう」と励まし、現役続行を説得。しかし「貴ノ岩の意思は固く、責任を取ろうという意識が強かった」と説明した。

貴ノ岩は4日午後11時ごろ、冬巡業で滞在していた福岡・行橋市のホテルで付け人の三段目貴大将(23)を4、5発殴打。翌5日に事態が判明し、日本相撲協会の事情聴取を受けた。暫定処置として、部屋で謹慎していた。今後は日本相撲協会の理事会で処分が決まる見通しだったが、処分を待たずに自ら引退を決断した。

引退会見で神妙な面持ちの貴ノ岩(撮影・山崎安昭)

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貴ノ岩、前師匠の元貴乃花親方に「申し訳ない…」

引退会見で思い出話をする貴ノ岩(撮影・山崎安昭)

大相撲の平幕貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、東京・台東区の部屋で引退会見を開いた。

テレビカメラ6台、報道陣約60人が集まる中、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)も同席。貴ノ岩は会見冒頭で約10秒間、頭を下げた。その後「(付け人に)大変つらい思いをさせてしまった」と一言。師匠や部屋関係者、相撲協会、ファンの名前も挙げて「迷惑をかけてしまい本当に申し訳ございません」と謝罪した。「深く反省し、責任を取り、今日をもって現役を引退させていただきます」と語った。

前師匠の元貴乃花親方には「育ててくれて感謝の気持ちと、迷惑をかけて申し訳ない気持ちです」と神妙な面持ちで語った。

貴ノ岩は4日午後11時ごろ、冬巡業で滞在していた福岡・行橋市のホテルで付け人の三段目貴大将(23)を4、5発殴打。翌5日に事態が判明し、日本相撲協会の事情聴取を受けた。暫定処置として、部屋で謹慎していた。今後は日本相撲協会の理事会で処分が決まる見通しだったが、処分を待たずに自ら引退を決断した。

引退会見に臨んだ貴ノ岩。右手の甲に青あざのようなものが見えた(撮影・山崎安昭)

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貴ノ岩の意思固く…千賀ノ浦親方「まだやれるが」

引退会見で謝罪する貴ノ岩(右)。左は千賀ノ浦親方(撮影・山崎安昭)

大相撲の平幕貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、東京・台東区の部屋で引退会見を開いた。テレビカメラ6台、報道陣約60人が集まる中、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)も同席。貴ノ岩は会見冒頭で約10秒間、頭を下げた。その後「(付け人に)大変つらい思いをさせてしまった」と一言。師匠や部屋関係者、相撲協会、ファンの名前も挙げて「迷惑をかけてしまい本当に申し訳ございません」と謝罪した。「深く反省し、責任を取り、今日をもって現役を引退させていただきます」と語った。

付け人を殴ってしまったことについて「自分の弱さ」と声を小さくした。昨日6日は千賀ノ浦親方と話し合い「まだまだ頑張れる。まだやれるんじゃないか。頑張ろう」と声を掛けられたが、貴ノ岩の意思は固かった。

前師匠の元貴乃花親方には「育ててくれて感謝の気持ちと、迷惑をかけて申し訳ない気持ちです」と神妙な面持ちで語った。

貴ノ岩は4日午後11時ごろ、冬巡業で滞在していた福岡・行橋市のホテルで付け人の三段目貴大将(23)を4、5発殴打。翌5日に事態が判明し、日本相撲協会の事情聴取を受けた。暫定処置として、部屋で謹慎していた。今後は日本相撲協会の理事会で処分が決まる見通しだったが、処分を待たずに自ら引退を決断した。

引退会見で頭を下げる貴ノ岩(右)と千賀ノ浦親方(撮影・山崎安昭)

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貴ノ岩引退は「本人の意思が固い…」芝田山広報部長

芝田山親方(2018年3月29日撮影)

付け人を暴行した責任を取り現役引退を決めた幕内力士、貴ノ岩(28=千賀ノ浦)の引退届を受理した日本相撲協会は7日、芝田山広報部長(元横綱大乃国)が経緯を説明した。

それによると、この日午後1時前に師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が運転する車で、日本相撲協会がある両国国技館入りした貴ノ岩の引退の意思確認は「3段階にわたってしっかり確認した上で」(同広報部長)行ったという。最初は師匠の千賀ノ浦親方、次にこの日、協会内で接見した鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)と危機管理委員会の高野委員長。その上で最後に八角理事長(元横綱北勝海)の元に足を運び、意思を表明したという。「理事長からは再三にわたり『それでいいのか』という確認があったが、本人の意思が固く受理しました」と同広報部長。貴ノ岩の心中を「(昨秋の元横綱日馬富士による暴行事件の)被害者でありながら、なぜこんなことを起こしたのかという後悔の念があるのでは、と推測します」と察した。

また日本相撲協会として、根絶を目指していた暴力をふるったことによる理事会処分などが下されるかについては「それは分からないが、本人の意思が理事長に伝えられたので、その報告が(理事会で理事長から)あるだけではないか」と見通しを話した。昨年11月に元横綱日馬富士が引退した際は、刑事事件にも発展しただけに、昨年12月の臨時理事会で「引退勧告相当」が決議されていた。

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暴行の貴ノ岩「引退して責任を取ろうと」一問一答

引退会見で思い出話をする貴ノ岩(撮影・山崎安昭)

大相撲の平幕貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、都内の部屋で引退会見を開いた。テレビカメラ6台、報道陣約60人が集まる中、師匠の千賀ノ浦親方も同席。貴ノ岩は会見冒頭で「ご迷惑をかけてしまい申し訳ございません」と、謝罪の言葉を口にした。さらに「深く反省し、責任を取って、今日をもって現役を引退させていただきます」と続けた。

貴ノ岩は4日午後11時ごろ、冬巡業で滞在していた福岡・行橋市のホテルで付け人の三段目貴大将(23)を4、5発殴打。翌5日に事態が判明し、日本相撲協会の事情聴取を受けた。暫定処置として、部屋で謹慎していた。今後は日本相撲協会の理事会で処分が決まる見通しだったが、処分を待たずに自ら引退を決断した。

主な一問一答は以下の通り。

-今の心境は

貴ノ岩 自分のやってしまったことに深く責任を感じている。

-暴力を振るった直前、酒が入っていたという話だが

貴ノ岩 居酒屋でビールを1杯飲んだ。

-引退を決めたのは

貴ノ岩 昨日です。

-付け人と話はしたか

貴ノ岩 はい、しました。

-引退せずに現役として続ける選択肢をあったと思うが

貴ノ岩 引退して責任を取ろうという気持ちの方が強かった。

-1年前は自身が被害者の立場だったが

貴ノ岩 自分の気持ちの弱さです。

-相撲を通じて学んだこと

貴ノ岩 一生懸命、努力することを学んだ。

-相撲生活の中で1番の思い出

貴ノ岩 いろんな思い出があるけど、仲間と稽古で一緒に汗を流したこと。

-もし相撲の神様が時間を戻すなら、いつに戻りたいか

貴ノ岩 新弟子の頃です。

引退会見で頭を下げる貴ノ岩(右)と千賀ノ浦親方(撮影・山崎安昭)

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相撲協会、貴ノ岩の引退届受理 19時半から会見

千賀ノ浦部屋に戻る貴ノ岩(中央)(撮影・山崎安昭)

日本相撲協会は7日、付け人に暴力を振るった平幕貴ノ岩(28=千賀ノ浦)の引退届を受理したと発表した。午後7時半から、貴ノ岩が記者会見を行い、引退に至った心境などを話す見込み。貴ノ岩は日本国籍も年寄名跡も取得していないため、日本相撲協会に残ることはできない。

貴ノ岩は4日午後11時ごろ、冬巡業で滞在していた福岡・行橋市のホテルで付け人の三段目貴大将(23)を4、5発殴った。忘れ物をした付け人が言い訳をしたことに腹を立てて、暴行した。翌5日に事態が判明し、日本相撲協会の事情聴取を受けた。暫定処置として、部屋で謹慎していた。今後は日本相撲協会の理事会で処分が決まる見通しだったが、処分を待たずに自ら引退を決断した。前師匠の元貴乃花親方(元横綱)は「言語道断でしょ」と厳しく指摘していた。

貴ノ岩は昨年10月の秋巡業中に元横綱日馬富士から暴行を受けた被害者だったが、今回は一転して加害者になった。引責引退した日馬富士に続いて、今度は自身が角界から身を引く事態を招いてしまった。

暴行事件を発端に協会側と対立を深めた元貴乃花親方は10月1日付で日本相撲協会を退職。昨年10月以降、暴力問題にかかわった当時の日馬富士、貴ノ岩に加え、貴ノ岩の師匠だった貴乃花親方も含め、3人が角界を去るという異常事態に発展してしまった。

国技館に向け部屋を出る貴ノ岩(撮影・鈴木正人)
千賀ノ浦親方(左)の運転する車に乗り両国国技館を後にする貴ノ岩(撮影・小沢裕)

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暴力問題の貴ノ岩が引退決意

国技館に向け部屋を出る貴ノ岩(撮影・鈴木正人)

付け人で三段目力士の貴大将(23)に暴力を振るった大相撲の前頭貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が、7日までに引退を決意した。

貴ノ岩は4日夜に巡業先の福岡・行橋市で付け人を務める同部屋の弟弟子の貴大将に暴力を振るった。

日本相撲協会は6日には被害者の貴大将から事情聴取し、今後の理事会で貴ノ岩の処分を検討する予定だった。

貴ノ岩は鳥取城北高への相撲留学のため来日。元貴乃花親方(元横綱)が師匠を務めた貴乃花部屋に入門し、09年初場所で初土俵を踏んだ。12年名古屋場所で新十両、14年初場所で新入幕を果たした。

昨年の元横綱日馬富士による傷害事件では被害者になった。加害者の元日馬富士は事件の引責のため引退。

今年10月には、元貴乃花親方の日本相撲協会退職に伴い、千賀ノ浦部屋に移籍していた。

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白鵬、貴ノ岩の暴力問題は取材拒否宣言

巡業のぶつかり稽古で貴景勝(下)に胸を出した白鵬

横綱白鵬(33=宮城野)は6日、冬巡業5日目にして初めて朝稽古の土俵に入り、ぶつかり稽古で貴景勝に胸を出した。10月に右膝と右足首を手術し、九州場所は全休とあって、関取衆と胸を合わせるのは秋場所以来、約2カ月半ぶり。突然、土俵に上がって貴景勝を指名し、約6分間、稽古をつけた。途中「優勝したんだから、ホラッ」と、疲れ果てて肩で息をする貴景勝にハッパを掛けた。

昨年10月の元日馬富士の暴力事件の際は現場となった酒席にいた。それだけに貴ノ岩の暴力問題については付け人を介し、取材に応じないと宣言。それでも貴景勝を指名したことについては「今後の経験につながる」と話した。

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千賀ノ浦親方「お答えできることはない」一問一答

国技館に向かうため部屋を出る千賀ノ浦親方(撮影・鈴木正人)

大相撲の前頭貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が、付け人で三段目力士の貴大将(23)に暴力を振るった問題で発覚から一夜明けた6日、師匠の千賀ノ浦親方は悲痛の表情を浮かべた。早朝から都内の部屋を囲んだ約40人の報道陣を前に、力ない声で謝罪した。

-貴ノ岩とどんな話を

千賀ノ浦親方(以下千賀) (5日の)協会からの事情聴取からそれっきり。

-暴行を受けた付け人の今の表情や様子は

千賀 淡々として楽しくやっている。(6日朝の)稽古も体を動かした。激しくはやっていないけど。

-付け人の顔の腫れは

千賀 いや、ほとんどない。

-貴ノ岩の今後の処分について

千賀 お答えできることはない。

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やくみつるさん痛烈「さっさと荷物まとめろ」

やくみつる氏

幕内力士・貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が付け人の力士を暴行した事件に関して、大相撲に造詣が深い漫画家のやくみつるさんも今回の事態に痛烈だった。「ケガの程度が軽かろうが斟酌(しんしゃく)する材料にもならない」と貴ノ岩の暴力行為を電車道で押し出した。「モンゴルに『合わせる顔がない』という言葉があるのかどうか分かりませんが」と前置きした上で貴ノ岩の大黒星を徹底批判した。「今の師匠、元師匠の貴乃花、被害者となった時にお世話になったたくさんの方々、そして被害者の立場を理解して復帰を1場所猶予してもらった日本相撲協会に対しても合わせる顔がない。さっさと荷物をまとめた方がいい」。

繰り返される角界の暴力問題を「いくら訓示をたれてもしょうがない。現在進行形(の暴力)もあるかも知れない」と一刀両断。「すべての力士に対して暴力を振るった時はマゲを切ります、と宣誓させた手形を両国国技館の入り口に掲げるぐらいじゃないとダメ。実効性のある手段をとるしかない」と突き放した。

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元貴闘力が怒りの喝「付け人制度の即刻廃止」

角界へ「喝」を入れた元貴闘力の鎌苅忠茂氏

幕内力士・貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が付け人の力士を暴行した事件に関して元関脇貴闘力の鎌苅忠茂氏(51)が大激白した。昨年10月には元横綱日馬富士から暴行を受けた貴ノ岩が加害者となった事態に対して「自覚不足、時代錯誤、付け人制度の即刻廃止」の持論を展開した。

またも角界を揺るがす暴力事件に元貴闘力が怒りの「喝」を下した。被害者が今度は加害者という異常事態に「自覚がない。それに尽きる。理由は何だろうが付け人だろうが、たたいたら問題になる。許される時代じゃないんだよ」。貴ノ岩の自覚欠如、時代錯誤を強い口調で一喝した。

元貴闘力が激白したのは角界引退後、東京都江東区清澄にオープンした焼き肉店「ドラゴ横綱通り店」だった。イタリア語で竜を意味する店名の命名は弟弟子の元横綱貴乃花。今も親交ある弟弟子の愛弟子は昨年10月の巡業中に元横綱日馬富士から暴行を受けた。師匠の貴乃花親方が日本相撲協会と対立。この暴力事件を引き金に貴乃花親方の角界引退という事態にまで発展した。

自身も波瀾(はらん)万丈だ。引退後は大嶽親方を襲名も現役時代から型破りなギャンブルマニア。それが災いし、野球賭博問題で日本相撲協会を解雇、昭和の大横綱・故大鵬親方の三女とも離婚、プロレス転向も不調に終わった。「そんなおれが言うのもなんだけどね。現役の時はたたかれても愛のむち、自分のためだと思っていた。今は時代が違う。協会からも親方衆からも厳しく言われているわけじゃないの。やったらどんなことになるのか、まるで分かってないよ」。

今も相撲界に育ててもらった感謝は尽きず、愛情をもって土俵の外から見つめ、応援している。「付け人も協会から預かっている力士なんだということが分かっていない。付け人制度をやめた方がいい」。現役時代は豪快な張り手で魅了。激震の角界に持論の張り手を放った。【大上悟】

◆鎌苅忠茂(かまかり・ただしげ)大相撲の元関脇貴闘力。1967年(昭42)9月28日、兵庫県神戸市出身。元大関初代貴ノ花の藤島部屋に入門、83年春場所初土俵。90年秋場所で新入幕。00年春場所で幕内初優勝。通算754勝703敗。180センチ、148キロ(現役当時)。

<スポーツ界の暴力アラカルト>

◆角界 昨年9月下旬から今年1月にかけて峰崎部屋で兄弟子が弟弟子に対して4回にわたり素手で殴るなどの暴力を振るった。

◆競泳 競泳男子で20年東京オリンピックのメダル候補の小関也朱篤(26=ミキハウス)が、昨年11月からのスペイン合宿中に同じ所属の男子選手(23)に暴力を振るったことが判明。

◆アメフト 5月に日本大対関西学院大の定期戦で日大守備選手が悪質なタックルをして相手クオーターバック(QB)を負傷させた。

◆高校野球 愛知・豊田大谷高校の野球部監督川上貴史容疑者(33=同県日進市)が7月31日、傷害の疑いで逮捕された。昨年7月、練習中に当時1年の男子部員の頭と頬を殴った上、肋骨(ろっこつ)を折る重傷を負わせた疑い。

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暴行被害の貴大将ケガ「大丈夫」聴取内容は伏せる

国技館に向かうため部屋を出る貴大将(撮影・鈴木正人)

日本相撲協会は6日、貴ノ岩から暴行を受けた貴大将から約1時間にわたり、両国国技館内で事情聴取した。

暴行を受けた貴大将は、事情聴取の内容について「それは協会が話すことです」と話すにとどめたが、自分に悪い部分があったかとの問いに「そうですね」と答えた。前日は腫れて見えた頬も、ほとんど腫れが引いているように見えた。「ケガはどう」の問いかけにも「大丈夫です」と気丈に答えていた。

◆今回の暴行経緯 冬巡業中だった貴ノ岩が4日午後11時ごろ、宿泊先の福岡・行橋市のホテルで、貴大将の顔を平手と拳で4、5回殴ったという。忘れ物について言い訳したことが理由だった。翌5日朝、貴大将は支度部屋に荷物を残して逃亡したが、仲間の連絡を受けて翻意。戻ってきたところ騒動になっており、協会の事情聴取によって暴力行為が発覚した。

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相撲協会、被害者貴大将に60分聴取 親方別室待機

国技館に向かうため部屋を出る貴大将(撮影・鈴木正人)

日本相撲協会は6日、貴ノ岩から暴行を受けた貴大将から約1時間にわたり、両国国技館内で事情聴取した。協会からは、鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)と危機管理委員会の高野委員長が出席。前日、貴ノ岩の聴取で同席した師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は別室に待機させ、単独で行った。

聴取内容について芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「まだ私には伝わっていないので何も言えません。(処分も含め)今後のこともです」と説明。聴取終了直後から同部長は他の会議に入ったため、関係者とは接触できず内容を把握する時間がなかったという。

ただ、前日までの流れから暴行の経緯など貴ノ岩の発言との、すり合わせを行ったと思われる。仮に双方の話の内容に食い違いがあれば「また(貴ノ岩に)話を聞くだろう」と再聴取の可能性に言及。その上で「ただ早く(この一件が)収束してほしいという願いは協会一同にある」との認識を示した。暴行発覚から間を置かずの公表には「再発防止委員会の提言を受けた上で粛々とお伝えしている」と話した。

貴大将らの事情聴取を終え、両国国技館を後にする危機管理委員会の高野委員長(撮影・小沢裕)

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暴力根絶…共同生活から見直し必要か/記者の目

車で部屋に戻った貴ノ岩(撮影・河野匠)

大相撲の前頭貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が、付け人で三段目力士の貴大将(23)に暴力を振るった問題で発覚から一夜明けた6日、師匠の千賀ノ浦親方は悲痛の表情を浮かべた。貴ノ岩の暴行問題に「とにかく驚きで、残念の言葉しか出てこない。残念なのと情けないのと、両方です。すみません」と言及。早朝から都内の部屋を囲んだ約40人の報道陣を前に、力ない声で謝罪した。

  ◇   ◇   ◇  

<記者の目>日本中から、ため息が漏れている気がした。「やっぱり」や「結局」。そんな言葉しか思い浮かばないほど、貴ノ岩の暴力には落胆させられた。相撲界は何も変わっていない-。そう世間に思わせたに違いない。貴乃花と日馬富士という2人の横綱が、相撲界を去るきっかけとなった力士による愚行では、その2人も浮かばれないというものだ。

被害者が加害者になる。その傾向はすでに発見されていた。親方や力士はもちろん、行司や呼び出しら、全相撲協会員に聞き取り調査し、元協会員からもアンケートを募る膨大な仕事量をこなした、暴力問題再発防止検討委員会の調査結果に明記されていた。それでも、ある協会員が言った。「どこまでいっても暴力はなくならないと思う。風習として残っているから」。

稽古場では顔を張ることを良しとされ、土俵を離れれば暴力となる。頭で分かっていても、カッとなったら思わず手が出る。その繰り返しだ。それが風習というなら、相撲部屋という共同生活から見直し、稽古と生活を切り分けるしかない。一方で、共同生活を送るからこそ生まれる絆なども希薄になる。親子や兄弟を見るような、大きな魅力をそぎ落とすほどの覚悟で「風習」を変えていかなければいけない、分岐点に差しかかっているのかもしれない。【高田文太】

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千賀ノ浦親方「考えが甘い」協会から貴ノ岩監視命令

報道陣に囲まれる千賀ノ浦親方(撮影・河野匠)

大相撲の前頭貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が、付け人で三段目力士の貴大将(23)に暴力を振るった問題で発覚から一夜明けた6日、師匠の千賀ノ浦親方は悲痛の表情を浮かべた。貴ノ岩の暴行問題に「とにかく驚きで、残念の言葉しか出てこない。残念なのと情けないのと、両方です。すみません」と言及。早朝から都内の部屋を囲んだ約40人の報道陣を前に、力ない声で謝罪した。現役時代は「ドラえもん」の愛称で親しまれ、温厚な性格で知られる同親方だが、暴力根絶を掲げる角界を大きく裏切った貴ノ岩に対し「考えが甘い。自覚が足りないということ」と一刀両断した。

「どんな内容か分からないので、私にはお答えしようがありません」。この日午後1時過ぎから約1時間行われた協会からの事情聴取は、暴行を受けた貴大将だけが参加。千賀ノ浦親方は同席せず別室で待機した。その後の貴大将との会話の中では、警察に被害届を提出する話はあがらなかったという。

謹慎処分を受けた貴ノ岩は、当面は自身の監視下に置く。聴取後は貴大将を先に部屋へ帰し、午後4時過ぎに東京・両国国技館を離れた。午後5時30分に自身が運転する車に貴ノ岩を同乗させ部屋へ帰宅。貴ノ岩は無言だった。部屋付近の自宅ではなく「僕がずっと見ておかないといけないので」と、部屋で同居する形で謹慎させる。協会からは「とにかく厳しく監督するように」と注意を受けた。貴大将の携帯電話も師匠が預かっているという。

先月の九州場所ではいきなり貴景勝の初優勝を見届けたが、喜びもつかの間、想定外の事態に終始、困惑気味だった。【佐藤礼征】

千賀ノ浦親方(左)とともに車で部屋に戻る貴ノ岩(撮影・河野匠)

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元貴乃花親方怒り激白「言語道断」弟子の裏切り無念

帰京した元貴乃花親方の花田光司氏(撮影・河野匠)

大相撲の前頭貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が、付け人で三段目力士の貴大将(23)に暴力を振るった問題で、入門から今年9月の秋場所まで指導した元貴乃花親方の花田光司氏(46=元横綱)は「言語道断」と、かつての弟子を一刀両断した。問題発覚から一夜明けた6日、都内で日刊スポーツの取材に答えた。また11月の九州場所で初優勝した小結貴景勝(22=千賀ノ浦)ら、旧貴乃花部屋の力士からも「残念」などの声が相次いだ。

   ◇   ◇   ◇

貴ノ岩の育ての親は口調こそ落ち着いていたが、それとは対照的な言葉を発した。元貴乃花親方の花田氏は、新幹線で都内に戻ったところで歩きながら質問に答えた。貴ノ岩が起こした暴力については、開口一番「あんなことをしちゃったらね…」と、残念そうに話した。さらに「言語道断でしょ」と続けた。昨年10月に元横綱日馬富士による暴力事件で貴ノ岩は被害者となり、自身も暴力根絶を訴えてきた。その思いが届いていなかったことへの、歯がゆさを飲み込むように後は「予定があるから」などと多くは語らなかった。

今年10月に、日本相撲協会が暴力決別宣言と、暴力問題再発防止策の方針を発表した。それは貴ノ岩のようなケースが再び起こらないよう、花田氏が愛弟子を守ろうとしたのが発端ともいえる。皮肉にも協会の宣言などを受け、暴力の加害者は厳罰に処する方針が適用される第1号も貴ノ岩となった。そんな状況を招いた貴ノ岩の軽率な行動と、かつての弟子が再び暴力の被害者となった貴大将への思いやりが混在し「口では言い表せないこと」の意味の「言語道断」という言葉となったのかもしれない。

この日、大分・別府市で行われた冬巡業に参加した、旧貴乃花部屋時代から弟弟子の貴景勝、貴源治は、ともに真っ先に「残念です」と語り、視線を落とした。暴力については「顔が腫れていたので分かった」(貴景勝)「顔を見れば分かる」(貴源治)と、頬が腫れた翌朝の貴大将を見て察知したという。初優勝からわずか10日後の出来事だが、貴景勝は「僕のことはどうでもいい。自分は相撲を取ることしかできない」と気丈に話した。苦楽を共にしてきた兄弟子と再び相撲を取りたいか問われると「付け人の立場もあるし、2人の関係もある。ただ、早く解決してほしい」と、一段と深刻な顔で話した。

貴源治は「この件に関しては『言い訳なし』じゃないですか。言葉はないですよね。これが貴ノ岩関の人生なんだな」と厳しい言葉も述べた。貴源治は、双子の兄の貴公俊も暴力を振るって謹慎処分を受けた。一時の感情で暴力へと発展する愚かさを人一倍感じている。常に暴力問題の渦中にさらされてきた旧貴乃花部屋。育ての親にも、弟弟子にも、暗い影を落とすことになった。

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貴ノ岩、千賀ノ浦親方の車で帰宅 質問には終始無言

千賀ノ浦親方の車で部屋に戻る貴ノ岩(撮影・河野匠)

大相撲の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が6日午後5時30分、冬巡業中の4日夜に付け人に対して暴行した平幕貴ノ岩(28=千賀ノ浦)を自身が運転する自家用車に同乗させ、都内の部屋に帰宅した。

降車して部屋に入るまでに、無数のフラッシュと質問を浴びた貴ノ岩だったが、終始無言。貴ノ岩の様子について師匠の千賀ノ浦親方は「もう後悔ですよ、後悔」と、反省の色を示していると明かした。車中での会話はほぼなく、部屋の中で今後の話を進めるという。

この日は午後1時過ぎから約1時間、暴行被害の三段目貴大将が日本相撲協会から事情聴取を受けた。千賀ノ浦親方は同席せず、別室で待機。「僕は何も話していないので」と、感想は語らなかった。

暴行被害を受けてからの貴ノ岩と貴大将の関係性について、千賀ノ浦親方は「(会話をしたのか)ちょっと分からないけど、同じ部屋にいるからね」と、対面で話す可能性を否定しなかった。

車で部屋に戻った貴ノ岩(撮影・河野匠)

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暴行受けた貴大将に聴取、貴ノ岩は謝罪し部屋で謹慎

貴大将(2018年10月2日撮影) 

日本相撲協会は6日、平幕力士の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が4日夜、巡業先の福岡県内で付け人である同部屋の弟弟子の三段目力士、貴大将(23)に暴力を振るった問題について、被害者の付け人から事情聴取した。

貴ノ岩に対する事情聴取は既に前日5日に済ませており、貴ノ岩は謝罪した上で、この日夜から暫定処置として、東京・台東区内の部屋で謹慎している。

聴取は午後1時過ぎから約1時間、両国国技館で行われた。前日の貴ノ岩の聴取の際に同席した千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は、この日は別室で待機し、貴大将だけが聴取に臨んだもようだ。

同協会側は鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)と、危機管理委員会の高野委員長が対応。午後4時過ぎに両国国技館を後にする際、千賀ノ浦親方は「(貴ノ岩は暫定的に)謹慎処分ですから。とにかく厳しく監督するようにということです」と話した。

貴大将(2018年10月2日撮影)

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貴ノ岩の暴行問題に芝田山広報部長「早く収束して」

貴ノ岩(2018年9月17日撮影)

日本相撲協会は6日、平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が4日夜、巡業先の福岡県内で付け人である同部屋の弟弟子の三段目貴大将に暴力を振るった問題について、被害者の付け人から事情聴取を行った。

報道陣から事情聴取の内容を聞かれた芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「今日は特に報告を受けていません。内容は私には伝わってきていません」と話し、鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)と危機管理委員会の高野利雄委員長が被害者から事情を聴取したと明かした。

10月には日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が、暴力決別宣言と暴力問題再発防止策の方針を発表したばかり。それだけに芝田山広報部長は「早く収束して欲しいという願いは協会一同ある。協会がどんな思いをしてこの事案に立ち向かっているのか分かっているのか、というその一言です」と語気を強めた。

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貴景勝、貴ノ岩に「弟弟子からは、残念ですとしか」

巡業の土俵下で、稽古の様子を見守る貴景勝(中央)

大相撲の冬巡業は6日、大分・別府市で行われ、付け人への暴行が発覚した前頭貴ノ岩と、以前は貴乃花部屋で、現在は千賀ノ浦部屋で弟弟子として過ごした小結貴景勝(22)は、終始神妙な表情で取材に応じた。

暴行については「(付け人の)顔が腫れていたので(暴行があったと)分かった」と話し、暴行については「弟弟子からは、残念ですとしか言えない」と語った。

貴乃花部屋から所属先が変更されて最初の本場所となった、11月の九州場所で初優勝。一丸となって、千賀ノ浦部屋を盛り上げるべき時期に起きた問題だが「僕のことはどうでもいい。早く解決してほしい。自分は相撲を取ることしかできない」と話した。

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千賀ノ浦親方、貴ノ岩暴行に「残念と情けない」

国技館に向かうため部屋を出る千賀ノ浦親方(撮影・鈴木正人)

大相撲の平幕貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が冬巡業中の4日に付け人に対して暴行したことを受け、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が6日、都内の部屋の前で報道陣に対応し「(貴ノ岩は)考えが甘い。とにかく残念の一言。残念と情けない、両方です」と話した。

貴ノ岩は都内の自宅で謹慎している。

この日、非公開で行われた朝稽古では、暴行被害を受けた貴大将(23)も参加し、軽く汗を流したという。千賀ノ浦親方は「淡々と楽しくやっている」と様子を語った。

千賀ノ浦親方は日本相撲協会から事情聴取を受けるため、午後1時すぎに貴大将とともに東京・両国国技館に向かった。

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貴ノ岩暴行の被害者の付け人に約1時間の事情聴取

協会からの事情聴取を受けて両国国技館を後にする千賀ノ浦親方(撮影・小沢裕)

日本相撲協会は6日、平幕力士の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が4日夜、巡業先の福岡県内で付け人である同部屋の弟弟子の三段目力士に暴力を振るった問題について、被害者の付け人から事情聴取した。貴ノ岩に対する事情聴取は既に前日5日に済ませており、貴ノ岩は謝罪した上で現在は暫定処置として、東京・台東区内の部屋で謹慎している。

聴取は午後1時過ぎから約1時間、両国国技館で行われた。前日の貴ノ岩の聴取の際に同席した千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は、この日は別室で待機し、三段目力士だけが聴取に臨んだ。同協会側は鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)らが対応したもよう。午後4時過ぎに両国国技館を後にする際、千賀ノ浦親方は「(貴ノ岩は暫定的に)謹慎処分ですから。とにかく厳しく監督するようにということです」と話した。

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貴ノ岩が暴行 泥塗る行為で協会内に厳罰求める声

2日の長崎巡業で、稽古場に現れた白鵬(右端)のもとに、あいさつに訪れた貴ノ岩(左)。手前は春日野巡業部長

日本相撲協会は5日、東京・両国国技館で、幕内力士の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が4日夜に巡業先の福岡・行橋市で付け人を務める同部屋の弟弟子(23)に暴力を振るったため、謹慎させたことを発表した。同日、冬巡業に参加していた貴ノ岩を帰京させ、都内で師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)同席のもと鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)と宮田主事が事情を聴取。今日6日に付け人から事情聴取し、今後の理事会で貴ノ岩の処分を検討する。

またも相撲界で暴力問題が起きた。4日午後11時ごろ、宿泊先の福岡・行橋市のホテルで、貴ノ岩が付け人に暴力を振るった。翌朝、関係者から報告を受けた春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)が付け人と貴ノ岩から別々に事情を聴き、暴力行為が明らかになった。

春日野巡業部長は、在京の鏡山危機管理部長に報告し、巡業先の行橋市市民体育館入りしていた貴ノ岩を帰京させた。付け人は行橋市の病院で診察を受けた。目立った外傷はないが、殴られたほおは腫れているという。警察への被害届は出していない。4日午後10時ごろには、行橋市の路上で貴ノ岩を目撃した関係者もいた。外食していたとみられる。

貴ノ岩は午後2時ごろ都内で、鏡山危機管理部長らから事情聴取を受けた。暴行の原因は、忘れ物をした付け人が言い訳をしたためで、平手と拳で4、5回殴ったという。

貴ノ岩は巡業を休場して、暫定処置として都内の千賀ノ浦部屋で謹慎する。今日6日は、鏡山危機管理部長らが都内で付け人から事情を聴く予定。双方の話を聞いた上で、今後の理事会で貴ノ岩の処分を決定する。この日対応した芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「協会の一員としての自覚が足りない。だからこういうことになる。関取として指導する立場なのに」と怒りをにじませながら、残念そうにした。

貴ノ岩は昨年10月の秋巡業中に、元横綱日馬富士から暴力行為を受けた被害者でもある。被害者が一転して加害者となったことに、芝田山広報部長は「自分も被害を受けた立場のはずなのに」とぼやいた。10月には日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が、暴力決別宣言と暴力問題再発防止策の方針を発表したばかりだった。

11月の九州場所では、師匠だった貴乃花親方(元横綱)の退職に伴い、ともに千賀ノ浦部屋に転籍した弟弟子の小結貴景勝が初優勝。身の回りに少しずつ明るい話題が出てきた直後に、自らの手で部屋にも相撲界にも泥を塗った。協会内には早くも、厳罰案が浮上している。

貴乃花部屋をめぐる1年

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貴景勝19日Vパレード、西大宮駅から埼玉栄高まで

優勝賜杯を手にする貴景勝。右はバンザイする父佐藤一哉さん(18年11月25日撮影)

埼玉栄高校は5日、卒業生で大相撲の小結貴景勝(22=千賀ノ浦)が、11月の九州場所で初優勝を飾ったことに伴い、今月19日午前11時から、優勝パレードを開催すると発表した。

場所はさいたま市のJR西大宮駅から埼玉栄高までで、雨天の場合は中止。その後、同高と付属中学校の生徒らの前で、優勝報告会が予定されている。

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貴ノ岩師匠の千賀ノ浦親方「ご帰宅下さい」直筆コメ

千賀ノ浦親方が報道陣へ向けて書いた書面(撮影・滝沢徹郎)

暴行が明らかになった貴ノ岩の師匠、千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は5日、東京・台東区の千賀ノ浦部屋で文書によるコメントを発表した。

部屋の前に集まった報道陣に対し、若い衆が師匠直筆のコメントが書かれた紙を公表。コメントは以下の通り。

「皆様へ 私は今日はこのまま外出することはありません。この後、誰も来る予定はありません。寒いのでどうか無事にご帰宅下さい。千賀ノ浦太一」

千賀ノ浦親方の書いた書面を手にする力士(撮影・滝沢徹郎)

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貴ノ岩が巡業中付け人殴って謹慎 事情聴取後処分も

貴ノ岩(2018年9月17日撮影)

日本相撲協会は5日、幕内力士の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が冬巡業中に付け人に暴力を振るったため、謹慎させたことを発表した。

日本相撲協会は同日、冬巡業が行われた福岡・行橋市市民体育館から貴ノ岩を東京・両国国技館に呼び、千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)同席のもと事情を聴取。鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)と宮田主事が事情を聴いたところによると、貴ノ岩は4日午後11時ごろ、宿泊先のホテルで付け人に対し、平手と拳で4、5回殴った。きっかけは、忘れ物をした付け人が言い訳をしたことだという。付け人は大きな外傷はないものの、ほおがはれており、病院で診察を受けた。

日本相撲協会は貴ノ岩に対し、今後の冬巡業を休場させ、所属の千賀ノ浦部屋で謹慎させる。今後は付け人らから事情を聴き、処分などを検討する可能性がある。

貴ノ岩は昨年11月の秋巡業中、元横綱日馬富士から暴行された。日本相撲協会は10月に暴力決別宣言と暴力問題再発防止策を発表したばかりだった。

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八角理事長らが北海道へ支援金約600万円を寄付

北海道の高橋はるみ知事に支援金の目録を渡す八角理事長(左)(撮影・永野高輔)

日本相撲協会の八角理事長(55=元横綱北勝海)が5日、北海道庁を訪れ、9月に発生した北海道胆振東部地震の支援金として、日本相撲協会から500万円と、巡業などで集まった募金101万4584円の計601万4584円を寄付した。

同理事長は北海道広尾町出身で、帯広市出身の伊勢ノ海親方(52=元前頭北勝鬨)とともに来庁。北海道の高橋はるみ知事(64)に「心よりお見舞い申し上げます」と伝え、目録を手渡した。

高橋知事は「八角親方は北海道の英雄。本当にありがとうございます。この気持ちをしっかり使わせていただき、復興を加速させたい」と話した。

同理事長は最後に「来年は札幌で巡業があるので、よろしくお願いします」とPRしていた。

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