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大相撲ニュース

元横綱琴櫻の孫・琴鎌谷5勝、来場所は新十両目前

湘南乃海(右)を寄り切る琴鎌谷(撮影・渦原淳)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

元横綱琴櫻の孫、西幕下5枚目琴鎌谷(21=佐渡ケ嶽)が7番相撲で湘南乃海に勝って5勝2敗とした。

押し込まれる場面もあったが、相手が巻き返したタイミングで前に出た。立ち合いが2度合わず「気持ちが切れないように気をつけた」といい「短時間で気持ちが整えられた。低く入れたし、後ろには余裕があった」と話した。

来場所はさらに番付が上がり、新十両は目前だ。しかし「上の人と当たるとか考えて、自分の型がバラバラになったらいけない。今場所、負けた相撲は受け身になっている。自分の型にならなくて、相手の型にさせないとか、細かいことも来場所までに修正したい」と冷静に自己分析。

今後、上を目指すために重要なポイントを「相撲のうまい。下手でなく、気持ちの強い人が上に行くと思う。精神面を大事にしたい」。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)、先輩力士の助言にしっかり耳を傾けて、来場所に備えていく。

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阿武松審判部長「いろんな意見」貴景勝昇進見てから

記者会見する阿武松審判部長

<大相撲初場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

大相撲で昇進問題を預かる審判部の阿武松部長(元関脇益荒雄)が、大関とりの関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)について「今日の相撲を見ないわけにはいかない」と、大関昇進は千秋楽の取組後に明言するとした。

春場所千秋楽の24日、三賞選考委員会に出席。昇進か、見送りか。審判部での議論では「いろんな意見が出ている」と、満場一致の結論は出なかったという。

10勝以上が昇進目安となる中、千秋楽で大関栃ノ心に勝てば10勝に到達する貴景勝を「いい相撲は取っている」と、改めて評価。14日目は平幕逸ノ城にあっけなく敗れるなど「緊張感が後半になって出ている」とも話した。

すでに9勝を挙げ昇進目安の「三役で3場所33勝」としているが、阿武松部長は星勘定と内容では「両方(が大事)です」と、慎重に語った。

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貴景勝が技能賞 逸ノ城は殊勲賞、碧山が敢闘賞

栃ノ心に勝ち支度部屋に引き揚げる貴景勝(撮影・奥田泰也)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

日本相撲協会は、大相撲春場所千秋楽の24日、本場所会場のエディオンアリーナ大阪内で三賞選考委員会を開き、各賞が決まった。

殊勲賞は、千秋楽結びの一番まで優勝の可能性を残し、14勝1敗の好成績を挙げた西前頭4枚目の逸ノ城(25=湊)が受賞した。新入幕で13勝を挙げた14年秋場所以来、2度目の殊勲賞(三賞は同じ場所でダブル受賞した敢闘賞と合わせ3度目)となった。

敢闘賞も1人。この日の直接対決で勝った方が受賞という一番で、新入幕2ケタ勝利を目指した東前頭13枚目の友風(24=尾車)を突き倒しで破り、12勝目を挙げた東前頭7枚目の碧山(32=春日野)が3度目の敢闘賞(三賞通算も3度目)を獲得した。やはり勝てば12勝で受賞の条件付きだった西前頭8枚目の琴奨菊(35=佐渡ケ嶽)は、竜電(28=高田川)に寄り切りで敗れ受賞を逃した。

技能賞は、千秋楽の栃ノ心戦で勝った場合の条件付きだった関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が、2場所連続2度目の技能賞(三賞通算は7度目)を決めた。

逸ノ城

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栃ノ心、千秋楽は貴景勝と絶対に負けられない“大関戦”

栃ノ心(右)は玉鷲を押し出しで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

負ければ大関陥落の土俵で、栃ノ心が息を吹き返した。玉鷲の剛腕をぬって右が入ると寄った。最後は赤鬼の形相。右手で胸を殴るようにして押し出した。

「おい、レヴァニ」。この日の朝稽古後、師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)に本名で呼びつけられた。「負けてもいい! 思い切っていけ!」-。そのハッパで「楽になった。思い切りやろう、とだけ考えられた」という。

焦りばかりが先立った場所で、7勝7敗。千秋楽は皮肉にも大関昇進を狙う貴景勝戦だ。「多分、緊張すると思うけど、勝っても負けてもいいから、思い切りいく。こんな気持ちで毎日やれればいいのに」と、吹っ切れたような笑みを浮かべた。

支度を整え、引き揚げる栃ノ心(撮影・上田博志)

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後がない貴景勝「切り替えて」大関とりの大一番へ

逸ノ城(手前)にはたき込みで敗れる貴景勝(撮影・上田博志)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

大関の座をめぐる“入れ替え戦”の様相を呈してきた。関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が5敗目を喫し、10勝以上が目安とされる大関昇進へ後がなくなった。鋭い出足が影を潜め、平幕逸ノ城にはたき込まれた。千秋楽は、かど番脱出へあと1勝としている大関栃ノ心との顔合わせ。勝てば昇進へ前進し、負ければ2場所連続で見送られる可能性が高い。栃ノ心は敗れると大関から陥落する。

生命線の低く鋭い出足は見られなかった。貴景勝は頭からぶつからず、もろ手で押し込むことを選択したが、下半身は置いてけぼり。幕内最重量で226キロの逸ノ城に当たりを受け止められ、前傾の貴景勝はたちまちはたき込まれた。立ち合いで先に手をつかれたのは、7日目の大栄翔戦以来今場所4回目。立ち合いのタイミングが合わなかったように見えたが「悪くはなかったと思う」と、言葉少なに語った。

千秋楽は大関の座を懸けた一番となる。相手はかど番脱出へ、あと1勝としている栃ノ心。昇進目安が10勝以上とされる中、貴景勝は勝てば2桁白星に到達する。星勘定はあくまで目安だが、平成に大関昇進した25人のうち、1桁白星で昇進直前の場所を終えた力士はいない。勝利が絶対条件だ。

崖っぷちに立たされたが淡々と前を向いた。「切り替えて、明日集中していきます」。感情を起伏させない姿は、しこ名を体現する。前師匠の元貴乃花親方が尊敬する上杉謙信の後継者で、武将の上杉景勝(かげかつ)が由来。山形県米沢市にある上杉記念館の担当者は、景勝の人物像を「無口で一喜一憂しないところがある」と説明する。貴景勝は17年初場所で新入幕を果たし、しこ名を佐藤から改めた時に「感情を表に出さない人というのは知っている。日本人の国技らしく勝っても負けても(感情を表に出さない)という精神が合っている」と好感を抱き、大関とりの重圧の中でもそれを貫いている。大一番へ、武士道を重んじる22歳の真価が問われる。【佐藤礼征】

貴景勝(左)ははたき込みで逸ノ城に敗れ5敗目を喫した(撮影・小沢裕)

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貴景勝「はたかれるかも」で負け/大ちゃん大分析

逸ノ城(奥)にはたき込みで敗れた貴景勝(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が5敗目を喫し、10勝以上が目安とされる大関昇進へ後がなくなった。鋭い出足が影を潜め、平幕逸ノ城にはたき込まれた。千秋楽は、かど番脱出へあと1勝としている大関栃ノ心との顔合わせ。勝てば昇進へ前進し、負ければ2場所連続で見送られる可能性が高い。栃ノ心は敗れると大関から陥落する。

  ◇   ◇   ◇  

はたかれるかもしれない-。そんな気持ちで立ったのだろう。その時点で貴景勝は負けていた。前日の高安戦はもちろん、ここまでどんな相撲を取って番付を上げてきたのか。その自分の相撲を大事な一番を前に見失い、もろ手突きでフワッと立ってしまった。確かに今場所の逸ノ城は、今までと違う。だから、ここまで7勝2敗の合口の良さは頭から外したとしても、1発でとは言わないまでも当たって2発、3発で持っていくぐらいの気概がほしかった。勝って2ケタにという星勘定が頭にチラついても、おかしくない精神状態だと思うが、そう簡単に上がれないのが大関の重みなんだ。千秋楽は大関の看板を守れるか崖っぷちの栃ノ心戦だ。栃ノ心が「オレは大関、相手はまだ関脇だ」というプライドを持って戦えるか。はね返された時、貴景勝は大関の重みを思い知らされる。栃ノ心は相撲人生の縮図の一番。看板をかけた大一番になる。(日刊スポーツ評論家・高砂浦五郎=元大関朝潮)

逸ノ城に敗れ花道を引き揚げる貴景勝(撮影・上田博志)

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「おい、レヴァニ」かど番栃ノ心再生させた親方の檄

栃ノ心(右)は玉鷲を押し出しで下し星を7勝7敗の五分に戻した(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

負ければ大関陥落の土俵で、栃ノ心が息を吹き返した。

玉鷲の豪腕をぬって右が入ると寄った。最後は赤鬼の形相。右手で胸を殴るようにして押し出した。

「おい、レヴァニ」。この日の朝稽古後、師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)に本名で呼びつけられた。「負けてもいい! 思い切っていけ!」-。そのハッパで「楽になった。思い切りやろう、とだけ考えられた」という。

焦りばかりが先立った場所で、7勝7敗。千秋楽は皮肉にも大関昇進を狙う貴景勝戦だ。「多分、緊張すると思うけど、勝っても負けてもいいから、思い切りいく。こんな気持ちで毎日やれればいいのに」と、吹っ切れたような笑みを浮かべた。

支度を整えエディオンアリーナ大阪を引き揚げる栃ノ心(撮影・上田博志)

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大関取るか取られるか!貴景勝と栃ノ心が千秋楽決戦

逸ノ城にはたき込みで敗れ呆然とする貴景勝(撮影・上田博志)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

大関の座をめぐる“入れ替え戦”の様相を呈してきた。関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が5敗目を喫し、10勝以上が目安とされる大関昇進へ後がなくなった。鋭い出足が影を潜め、平幕逸ノ城にはたき込まれた。千秋楽は、かど番脱出へあと1勝としている大関栃ノ心との顔合わせ。勝てば昇進へ前進し、負ければ2場所連続で見送られる可能性が高い。栃ノ心は敗れると大関から陥落する。横綱白鵬は、無傷の14連勝で42度目の優勝へ王手。1敗の逸ノ城が追走する。

   ◇   ◇   ◇   

生命線の低く鋭い出足は見られなかった。貴景勝は頭からぶつからず、もろ手で押し込むことを選択したが、下半身は置いてけぼり。幕内最重量で226キロの逸ノ城に当たりを受け止められ、前傾の貴景勝はたちまちはたき込まれた。立ち合いで先に手をつかれたのは、7日目の大栄翔戦以来今場所4回目。立ち合いのタイミングが合わなかったように見えたが「悪くはなかったと思う」と、言葉少なに語った。

千秋楽は大関の座を懸けた一番となる。相手はかど番脱出へ、あと1勝としている栃ノ心。昇進目安が10勝以上とされる中、貴景勝は勝てば2桁白星に到達する。星勘定はあくまで目安だが、平成に大関昇進した25人のうち、1桁白星で昇進直前の場所を終えた力士はいない。勝利が絶対条件だ。

崖っぷちに立たされたが淡々と前を向いた。「切り替えて、明日集中していきます」。感情を起伏させない姿は、しこ名を体現する。前師匠の元貴乃花親方が尊敬する上杉謙信の後継者で、武将の上杉景勝(かげかつ)が由来。山形県米沢市にある上杉記念館の担当者は、景勝の人物像を「無口で一喜一憂しないところがある」と説明する。貴景勝は17年初場所で新入幕を果たし、しこ名を佐藤から改めた時に「感情を表に出さない人というのは知っている。日本人の国技らしく勝っても負けても(感情を表に出さない)という精神が合っている」と好感を抱き、大関とりの重圧の中でもそれを貫いている。大一番へ、武士道を重んじる22歳の真価が問われる。【佐藤礼征】

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天鎧鵬が引退「やり切った」と涙、年寄秀ノ山を襲名

引退会見で涙ぐむ天鎧鵬(撮影・渦原淳)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

最高位前頭8枚目で、西幕下52枚目の天鎧鵬(34=尾上)が14日目の23日、春場所会場内で、現役引退と年寄秀ノ山の襲名を発表する会見を行った。

日大から07年初場所で初土俵。元大関把瑠都の付け人を務めつつ、十両昇進に4年半を要した下積み時代を思い出し「日大の同期3人が(関取に)上がって、自分は上がれないと思っていた。やり切ったという気持ち」と涙を流した。関取は5年近く務めたが、最近2年半は幕下。大けがもあり先場所前に引退を決断、今場所は4勝3敗と勝ち越していた。今後は部屋付き親方として後進を指導。断髪式は6月8日に両国国技館で行う。

引退会見を終えた天鎧鵬(右)は花束を受け取る(撮影・渦原淳)

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白鵬42度目V王手「頭にあった」相手の捨て身投げ

白鵬は高安(下)を浴びせ倒しで下し全勝を守った(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

白鵬が42度目の優勝に王手をかけた。

呼吸が合わず、高安と2度目の立ち合い。にらみ合いの末に、けんか四つの相手にすぐに差し勝った。右四つから、もろ差しになって寄ると、投げを打ってきた高安を浴びせ倒し。全勝を守った。相手の捨て身の投げは「来るだろうな、と頭にあった」とうなずいた。

優勝がかかる平成最後の一番には「まだそれは言わないで」と余韻に浸っていた。

全勝を守った白鵬は支度部屋で栄養補助食品を口にしながら目をつぶり、髪を整える(撮影・小沢裕)

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逸ノ城が1年ぶり貴景勝撃破、優勝の可能性残す

逸ノ城(奥)ははたき込みで貴景勝を破り1敗を死守した(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

逸ノ城が苦手の貴景勝を1年ぶりに破って1敗を守り、優勝の可能性を残した。

取組前まで2勝7敗で4連敗中だけに、場所前は3度も出稽古した。苦手意識軽減で圧力のある相手の立ち合いを冷静に対処し、はたき込んだ。新入幕の14年秋場所以来、2度目の13勝も「あの時と違う」と、4年半の経験に自信。

帰り際、この日の夕食を問われ「ヤキニク~。ハラミとタンが好き」と笑顔だった。

白鵬に1勝差で千秋楽に持ち込んだ逸ノ城は笑顔で会場を出る(撮影・小沢裕)

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豊ノ島連敗3で止める、迷い消え3年半ぶり肩透かし

宝富士に肩すかしで勝利する豊ノ島(撮影・上田博志)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

16場所ぶりに復帰した幕内の土俵で既に負け越しが決まり、来場所の十両陥落が濃厚な西前頭14枚目の豊ノ島(35=豊ノ島)が、気持ちを入れ替えて連敗を3で止めた。

左の相四つの西前頭7枚目・宝富士(32=伊勢ケ浜)と対戦。思い通りに左を入れ、右もねじ込みながら前に。動きの中で1度、ふりほどかれ正対した後、再び四つに組み、左を差し込んだ。右も入った瞬間、見透かしたように、その右から鮮やかに肩透かしで、宝富士を土俵にはわせた。

不本意ではあるが、千秋楽を前に4勝目(10敗)。相撲巧者らしく、肩透かしでの勝利は、豊ノ島にとって3番目に多い決まり手。ただ「ケガをする前から、引き技でもあるから自分の中で封印していた」という。その言葉どおり、以前に幕内にいた15年秋場所4日目の臥牙丸戦以来、3年半ぶりに抜いた“伝家の宝刀”で、自重していたものの「体が反応したしタイミングも良かったから」と納得の表情だった。

ここまで、立ち合いの迷いも何番かあったが、この日は「部屋を出る前から『これでいこう』と決めていた」。今場所これまで何人かの“未知の相手”でなく、幕内上位で過去に8度対戦し、勝手知ったる相手だったことも、迷いを消してくれた。「迷いなく思い切って踏み込んで、後はそのときの流れに任せよう」とスムーズに体が動いた。苦しかった場所も、あと1番を残すのみだ。

宝富士に肩すかしで勝利する豊ノ島(撮影・上田博志)

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満身創痍の勢が連敗12で止める「本来なら入院」

豊山に寄り切りで勝利する勢(撮影・上田博志)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

西前頭9枚目勢(32=伊勢ノ海)が12連敗でストップした。

立ち合いで豊山の当たりを受け止め、前に出た。左脚膝下に蜂窩(ほうか)織炎を抱える下半身で、いなしにもついていき、最後は体を預けて押し出した。

「毎日精いっぱいやってます」。病院で連日、抗生物質の点滴をうってもらい、患部から膿(うみ)を抜く。「本来なら入院する症状だそうです。相撲を取れていることが不思議」(勢)という状態で土俵に上がっている。

地元大阪で、必死の思いで2勝12敗とした。最近はTUBEの「終わらない夢に」が応援歌。「最後まで頑張ります」。05年夏場所の序ノ口デビューから休場なしで土俵に上がり続ける男が、千秋楽も力を振り絞る。

豊山に寄り切りで勝利する勢(撮影・上田博志)

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白鵬無傷14連勝、貴景勝5敗目/14日目写真特集

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

「平成最後の場所」で42度目の賜杯を狙う横綱白鵬(34=宮城野)は、大関高安(29=田子ノ浦)を浴びせ倒して無傷の14連勝と星を伸ばした。大関昇進を狙う関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)は、前頭4枚目逸ノ城(25=湊)のはたき込みを食らって5敗目。逸ノ城は1敗を守り13勝目。初優勝へ望みをつないだ。

14日目の取組模様を写真で振り返ります。


豪栄道(11勝3敗)寄り切り鶴竜(10勝4敗)

鶴竜(右)に寄り切りで勝利する豪栄道(撮影・上田博志)

豪栄道(手前)は鶴竜を押し出す(撮影・渦原淳)

鶴竜に寄り切りで勝利する豪栄道(右)(撮影・上田博志)=


白鵬(14勝0敗)浴びせ倒し高安(10勝4敗)

白鵬は浴びせ倒しで高安を破る(撮影・渦原淳)

高安に浴びせ倒しで勝利する白鵬(撮影・上田博志)


栃ノ心(7勝7敗)押し出し玉鷲(5勝9敗)

栃ノ心(右)は玉鷲を押し出す(撮影・渦原淳)

玉鷲(右)に押し出しで勝利する栃ノ心(撮影・上田博志)

玉鷲(右)に押し出しで勝利する栃ノ心(撮影・上田博志)


貴景勝(9勝5敗) 逸ノ城(13勝1敗)

貴景勝(左)をはたき込みで破る逸ノ城(撮影・渦原淳)

貴景勝にはたき込みで勝利する逸ノ城(撮影・上田博志)

貴景勝にはたき込みで勝利する逸ノ城(撮影・上田博志)


御嶽海(6勝8敗)寄り切り千代大龍(7勝7敗)

御嶽海(左)は千代大龍を寄り切る(撮影・渦原淳)

千代翔馬を寄り切りで勝利する御嶽海(撮影・上田博志)


錦木(4勝10敗)突き落とし遠藤(6勝8敗)

錦木を突き落としで勝利する遠藤(撮影・上田博志)

錦木(左)を突き落としで破る遠藤(撮影・渦原淳)


豊ノ島(4勝10敗)肩すかし宝富士(7勝7敗)

豊ノ島(左)は肩すかしで宝富士を破る(撮影・渦原淳)

宝富士に肩すかしで勝利する豊ノ島(撮影・上田博志)


碧山(11勝3敗)はたき込み明生(9勝5敗)

碧山(左)ははたき込みで明生を破る(撮影・渦原淳)

明生にはたき込みで勝利する碧山(撮影・上田博志)


嘉風(10勝4敗)押し出し琴奨菊(11勝3敗)

嘉風(右)に押し出しで勝利する琴奨菊(撮影・上田博志)

嘉風(左)を押し出す琴奨菊(撮影・渦原淳)

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白鵬14連勝「平成最後の場所」42度目賜杯へ王手

高安に浴びせ倒しで勝利する白鵬(撮影・上田博志)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

「平成最後の場所」で42度目の賜杯を狙う横綱白鵬(34=宮城野)は、大関高安(29=田子ノ浦)を浴びせ倒して無傷の14連勝と星を伸ばした。高安は10勝4敗となった。白鵬は千秋楽で鶴竜と対戦する。

横綱鶴竜(33=井筒)は、大関豪栄道(32=境川)に寄り切られ4敗目。豪栄道は11勝3敗となった。

大関栃ノ心(31=春日野)は、先場所初優勝の関脇玉鷲(34=片男波)を押し出して7勝7敗と五分の星に戻し、千秋楽に勝ち越しとかど番脱出を懸ける。玉鷲は5勝9敗。

大関昇進を狙う関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)は、前頭4枚目逸ノ城(25=湊)のはたき込みを食らって5敗目。今場所の大関昇進目安となる10勝以上は、千秋楽に持ち越し。千秋楽は栃ノ心と対戦する。逸ノ城は1敗を守り13勝目。初優勝へ望みをつないだ。

小結御嶽海(26=出羽海)は、前頭5枚目の千代大龍(30=九重)を寄り切って6勝8敗。千代大龍は7勝7敗。

人気力士の前頭筆頭遠藤(28=追手風)は、前頭3枚目錦木(28=伊勢ノ海)を突き落として6勝8敗。錦木は4勝10敗。

白鵬は浴びせ倒しで高安を破る(撮影・渦原淳)
貴景勝にはたき込みで勝利する逸ノ城(撮影・上田博志)
千代翔馬を寄り切りで勝利する御嶽海(撮影・上田博志)
錦木(左)を突き落としで破る遠藤(撮影・渦原淳)
栃ノ心(右)は玉鷲を押し出す(撮影・渦原淳)

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志摩ノ海2場所連続十両V 栃ノ心に続き平成9人目

千代の海(右)に押しだしで勝利する志摩ノ海(撮影・上田博志)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

既に来場所の新入幕を決定的にしている東十両筆頭の志摩ノ海(29=木瀬)が、2場所連続の十両優勝を決めた。

2敗の志摩ノ海は西十両8枚目の千代の海(九重)と対戦。激しい突き押しの応酬で途中、左目に相手が突いた指が当たるアクシデント。志摩ノ海も指が千代の海のマゲにかかるなど、激しい攻防で最後は土俵際、体を投げ出すように押し込んだ。相手も逆転の突きで微妙な勝負だったが、物言いは付かず押し出しで12勝目(2敗)をマーク。後続の隆の勝(千賀ノ浦)に2差をつけたまま、千秋楽を待たずに優勝を決めた。

2場所連続の十両優勝は、14年名古屋場所-秋場所の栃ノ心(現大関)に続き平成で9人目。「なかなか光栄なこと。いい相撲で優勝を決められて良かった。頭を上げずに押し相撲に徹したのが今場所は良かった」と喜びとともに、今場所を振り返った。

先場所も東十両11枚目で13勝を挙げて優勝。番付運に恵まれれば、新入幕の可能性もあった。そこは期待していたというが「東筆頭ということで勝ち越せば上がれる。大阪で、しっかり勝ち越して決めてやると、逆にモチベーションになりました。早い段階で勝ち越して確定しても、残りをしっかり取ろうと。気持ちがブレなかった」と気を緩めることなく全うした。近大出身で大阪は「地元みたいなもの」と、声援も力に変えた。

近大から入門し、4年をかけて関取の座を確保。だが4勝11敗ではね返され、膝のケガもあり陥落後は幕下で9場所を過ごした。ちょうど1年前の春場所が再十両で、2度の十両優勝を自信に、来場所は待望の幕内の土俵が待っている。

関取寸前から序ノ口へ、関取から幕下へと、2度のケガによる挫折も「親方や周りの人に支えられて、腐らずにやってきたのが良かった。遅咲きといっても安美関(安美錦)や30代後半まで頑張っている尊敬できる人もいる。そこは見習いたい」と飛躍を誓う。場所後の春巡業は、地元の三重・伊勢神宮の奉納相撲から始まる。「少年相撲で稽古した懐かしい場所。そこに凱旋(がいせん)できるのがうれしいです」と言って目を細めた。

千代の海(右)に押しだしで勝利した志摩ノ海(撮影・上田博志)

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炎鵬が6敗「足が1歩…」新入幕へ気持ち切り替え

炎鵬

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

人気小兵力士の西十両2枚目炎鵬(24=宮城野)が旭秀鵬にはたき込みで負けて、8勝6敗となった。立ち合いで上体を起こされ、思い切りの良い引き技を食って、前に落ちた。

「足が1歩出なかったですね」。前日に勝ち越しを決め、新入幕に大きく前進した。「昨日より思い切りいける状況でしたけど…」。気持ちがやや前がかりになったのか「そうですね。それもあると思います」と話す。

新入幕には幕内からの陥落力士との兼ね合いもある。千秋楽の残り1番。「しっかり勝って確実にしたいですね」と気持ちを切り替えた。

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豊昇龍7場所連続勝ち越し、おじ朝青龍の激励で発奮

魁勝にはたき込みで勝利する豊昇龍(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇14日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪

元横綱朝青龍のおい、西幕下7枚目豊昇龍(19=立浪)が、7番相撲で東4枚目魁勝にはたき込みで勝って4勝3敗とし、序ノ口デビューからの連続勝ち越しを7場所に伸ばした。

相手の圧力を両手で受け止め、体重がかかってくるタイミングを見計らって、右からはたいた。「おかげさんで勝てました。体が軽くなりましたね」と重圧から解放されてホッとして笑った。一時は1勝3敗と黒星が先行。「あと1番だ、どうしようと思っていたら、おじさんから(電話が来て)『これ以上負けられないぞ。頑張れ』と言われて。気持ちを入れ替えて、テンションが上がりました」と話した。

おじが5場所で止まった“連続勝ち越し記録”をさらに更新した。素直に「うれしいです」という。初の幕下上位の戦いで「違いましたね」と相手のレベルが高かったことを実感した。序ノ口デビューから8場所目の夏場所はさらに番付が上がる。新十両を決めれば、おじと並ぶハイスピード。「体を大きくして、いい相撲をとりたい」。今場所の反省を糧にレベルアップを期す。

魁勝をはたき込みで破る豊昇龍(撮影・渦原淳)

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貴景勝よチャレンジ精神貫け/大ちゃん大分析

貴景勝(右)は押し出しで高安を下す(撮影・奥田泰也)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

勝てば優勝争いは逸ノ城と2人に絞られる一番で、白鵬が余裕の相撲を取ったな。豪栄道は大きい相手ではないから慌てる必要はない。左上手を取らせたり、中に入られることに注意すればいい。流れの中で突き押しの展開になったが、回り込むような円の動きで豪栄道に的を絞らせず、先手先手の動きで差し手争いでも優位に立った。こうなれば危なげない。

逸ノ城は体力で勝っているような相撲が多いが、それは自分が持っている特性なのだから生かさない手はない。自力Vはないが優勝決定戦まで取ってやろう、ぐらいの気楽さで取ればいい。14日目に当たる貴景勝は、ギリギリまで自分を追い込んだ中での相撲で連敗を止めた。チャレンジできるのはありがたいこと、というコメントがあったが、その姿勢は褒めたい。残り2番も貫いてほしい。(日刊スポーツ評論家・高砂浦五郎=元大関朝潮)

豪栄道(左)に寄り切りで勝利する白鵬(撮影・上田博志)
逸ノ城(右)ははたき込みで御嶽海を破る(撮影・小沢裕)

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白鵬全勝42度目V視野も「記録は抜かれるために」

支度部屋で笑顔を見せる白鵬(撮影・上田博志)

<大相撲春場所>◇13日目◇22日◇エディオンアリーナ大阪

白鵬が全勝を守り、14日目に1敗の逸ノ城が敗れて自身が勝てば優勝が決まる。大阪出身の豪栄道への声援も「気持ちよかった」と、自身への応援と思い込んで寄り切った。

21日のイチローの引退会見は途中まで生中継で見た。会食もした仲だが「はじめまして」とあいさつしたが、実は2度目だった逸話などを明かした。共に数々の記録を持つだけに「記録は抜かれるためにある」と、歴代最多42度目の優勝を見据えた。

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