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大相撲ニュース

御嶽海「前に出るしかない」幕下らと約20番相撲

7月場所に向けて稽古に励む御嶽海(左から2番目)

大相撲の関脇御嶽海(27=出羽海)が10日、7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて「前に出るしかない。『あれ、御嶽海、前の速い相撲に戻ったんじゃないか』と思われる相撲を見せたい」と誓った。代表取材に応じ、この日は部屋の幕下と三段目を相手に約20番相撲を取ったことを明かした。

本来なら、出稽古で春日野部屋の関取を相手に調整するだけに「やっぱり(相手の)重みとか感じられない。踏み込みの圧が感じられない」と懸念。それでも若い衆を相手にした申し合いでは勝ち続けなければいけない立場。「春日野に行くと1番取って休憩、1番取って休憩ですけど、部屋では20番ぶっ続けでやって、それも勝たないといけないから、そういう体力というのはつく」とメリットも強調した。

他競技では10日からプロ野球とJリーグが観客を入れての公式戦を再開する。

土俵では大歓声を浴びる御嶽海は「やっぱり、アマチュアじゃないので。それでも(アマチュアでも)、100人、200人いるわけですから。それがゼロっていうのは、気合も入りにくくなるし、やっぱり生で見てもらいたいっていうのはあります」と観客の声援が恋しい様子。

3場所ぶりに関脇復帰を果たした7月場所。「僕たちのやることは1つなので、精いっぱいやるしかない」。全国の大相撲ファンへ活躍を届ける。

7月場所に向けてぶつかり稽古に励む御嶽海(左)

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再入幕の元大関照ノ富士「我慢を相撲で伝えたい」

照ノ富士(2019年3月13日撮影)

大相撲で序二段から史上初の再入幕を果たした大関経験者の東前頭17枚目照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が9日、報道陣の電話取材に応じた。

開催を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて「(夏)場所がない分、暴れてやろうという気持ち」と待ち切れない様子だった。この日は、都内の部屋で平幕の宝富士と十両翠富士を相手に20番ほど相撲を取ったという。序二段陥落の引き金となった両膝の負傷や内臓疾患の影響により、ここ最近までは20番も相撲を取れなかった。しかし「ちょっとずつそういう稽古が出来るような体にしていかないといけない」と、稽古に熱が入るようになった。

初優勝した15年夏場所後に大関に昇進。綱取りを期待されながらも簡単には届かず、負傷や病気により番付を落とした。引退も考えたが、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)からの懸命な説得に奮起。4場所連続全休明けとなった19年春場所から土俵に上がり、東十両3枚目だった今年の春場所で10勝を挙げて再入幕を決めた。苦労人は「こういう時期だからこそ、乗り越えてきた自分だから言えることもある。みんなに我慢ということを相撲でちょっとずつ伝えていきたい」と言葉に力を込めた。【佐々木隆史】

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再入幕の照ノ富士、7月場所へ「暴れてやろうと」

照ノ富士(2020年1月21日撮影)

大相撲で序二段から史上初の再入幕を果たした大関経験者で東前頭17枚目の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が9日、報道陣の電話取材に応じた。初日まで10日後に迫った開催を目指す7月場所(東京・両国国技館)に向けて「(5月)場所がない分、暴れてやろうという気持ち」と待ち切れない様子だった。

この日は都内の部屋で、平幕の宝富士と十両翠富士を相手に20番ほど相撲を取ったという。「最近の中では多い方かな。基本的には復活してからは10番以上はあんまり取っていない」と負傷した両膝などの影響から稽古量を抑えてきたというが、「ちょっとずつそういう稽古が出来るような体にしていかないといけない」と、この日は稽古に熱が入った。

自粛期間中は、自身の過去の取組映像などを見て過ごしてきたという。「何回も見た。見飽きたというか。たまに優勝してイケイケだった時期のビデオを見たりしてモチベーションを高めたりする時もある」という。外出はできないがストレスはたまっていない。

「(外に)出たりして(新型コロナが)うつったら、それこそ周りにも迷惑なるし、自分としてもやっとここまで来られたのに、何でこんなばかことしたんだろうって後悔すると思う。だからこそ、しっかり前向きにとらえてやっていこうと思う」と話した。

15年夏場所後に新大関に昇進した。5年間で幕内優勝を経験しながらも、両膝の負傷や内臓疾患などで序二段まで番付を落とすなど、波瀾(はらん)万丈の相撲人生を送ってきた。酸いも甘いも知る照ノ富士は「いい経験もできて、きつい記事もあって。いろいろ勉強した時かなと思う」と振り返った。

19年春場所で序二段まで陥落した時には「その時はやめようと思ってましたから。その時っていうか、大関から落ちた瞬間にやめようと思ってましたから。(伊勢ケ浜)親方にも何回も『やめさせて下さい』って言いに行ったし、そういう時期があって、相撲もまったく見ないで2年間住んでましたから。完全にここから離れて、生活しようと思っていましたからね」と角界を去るつもりだったと明かした。

それでも伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)からの懸命な説得などもあり「とりあえずは体を治してから話しようと親方に言われた。相撲から1回離れて、自分の体と向き合って、治せるものであれば治したいと思ってやっていた。自分と今の事実を受け入れて、それでやりきろうと思ってました」と奮起。4場所連続全休明けとなった19年春場所から土俵に上がると、東十両3枚目だった今年3月の春場所で10勝を挙げて再入幕した。

今年開催予定だった東京五輪開催までに、幕内に復帰することを目標にしていた。次の目標に向けては「(東京)五輪が7月だし、7月場所で幕内にいっておきたいと目標を立てて頑張りました。次の目標は、とりあえずは上位と対戦したいというのをね」と横綱、大関陣との対戦を掲げた。7月場所は開催したとしても無観客が濃厚だ。

「こういう時期だからこそ、やっぱり色々あったから、乗り越えてきて自分だから言えることもあると思う。そういった、みんなに我慢ということを相撲でちょっとずつ伝えていきたいなと思っている」

テレビの前で応援してくれるであろうファンに向けて、今の自分の全てを見せる。【佐々木隆史】

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朝乃山、地元の思い背に7月場所へ「ポジティブに」

朝乃山(2020年3月20日撮影)

大相撲春場所後に大関昇進を果たした朝乃山(26=高砂)が9日、報道陣の電話取材に応じた。

10日後に迫った開催を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて「気持ち、心の面でもポジティブに考えを持って、あまりネガティブにならないように、出来るだけプラスのことを考えて初日まで稽古をし、しっかりと体をケアしてケガしないように初日までいきたい」と意気込んだ。

この日も都内の部屋で、幕下相手に相撲を10番ほど取ったという。最近は場所前に出稽古で調整するが、現在は新型コロナウイルスの影響により禁止となっている。しかし、「十両の時とか幕内に上がった最初の方はやってなかった」と場所前に出稽古しないのは初めての経験ではない。「(部屋の)幕下にも今後のホープがいる。いい稽古が出来ていると思う」と手応えは十分にある。

厚いサポートを受けて本場所に臨む。この日までに、全国の関係者から部屋に食材などが届いたという。「名古屋のお客さんだったら食材とか肉、野菜とか飲み物、カップラーメンなど送って頂きました。名古屋の方以外からも、いろんな地方から送って頂きました」と有り難がった。

また同じ富山出身の柴田理恵(タレント)、室井滋(女優)ら、著名人からも支援を受けたことを明かした。「柴田理恵さんからは結構いいお肉。室井滋さんからもお肉とかウインナーを。今は僕らは何もできないので、電話をして『ありがとうございます』って。お礼の電話はさせて頂きました」と感謝した。

4月には富山市の住民らが作成した、自分のしこ名が入った反物を使用したマスクが部屋に届いた。7月場所で会場入りの際に着用するかを問われると「自分の反物なのでね。自分好きすぎ感が、何かちょっと…」と恥ずかしそうにしたが「若い衆がしてくれるのはうれしいですね。作った方もそれを見たらうれしいでしょうし」と地元ファンを思いやった。

ここまでリラックスした状態で、取材に応じている新大関。開催したとしても無観客が濃厚な7月場所へ「(春場所で)1回経験していますから」とどっしりと構えた。

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鶴竜が霧馬山と三番稽古「伸びしろはたくさんある」

横綱鶴竜(右)と三番稽古する霧馬山

大相撲の横綱鶴竜(34=陸奥)が8日、報道陣の電話取材に応じ、無観客開催を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて相撲を取る稽古を開始したことを明かした。部屋の平幕の霧馬山と三番稽古を行ったといい「今日から相撲を取る稽古を始めた。2カ月ぶりくらい。体はいい感じ」と久しぶりながらも手応えがあったという。

同郷のモンゴル出身で、7月場所を自己最高位で迎える霧馬山。24歳と若くて勢いがあり「力強さがある。これからもっと良くなってくれば上位にずっと居続けられると思う。技術はまだまだもっと覚えていくことあるけど、これから稽古していけばもっとよくなる。稽古してても力を抜かずに精いっぱいやるところがいいなと思う。体勢が悪いと諦める人もいるけど、力を抜かないことが大事。まだまだ伸びしろはたくさんある」と評価。出稽古が禁止の状況で、貴重な稽古相手となっているようだ。

それでも出稽古禁止の状況に戸惑いはある。本場所前は、出稽古でさまざまな力士を相手に相撲を取って仕上げる。「出稽古をやらないというのは1回もない」と未知の経験。ゆえに「ケガすることが1番じゃないかな。後はやっぱりいい相撲を取れるかどうか。部屋だけの稽古で本場所に臨むことが一回もないので。それが難しいところかな」と横綱とは言え、心配事は多い。予定している初日まであと11日。「それでも精いっぱい、ベストを尽くすしかない」と言い訳はしない。

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御嶽海が稽古状況へ複雑な思い、土俵外で様々挑戦も

御嶽海(20年3月撮影)

大相撲の関脇御嶽海(27=出羽海)が8日、報道陣の電話取材に応じ、現在の稽古状況への複雑な思いを語った。無観客開催を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて、部屋の幕下以下の若い衆相手に申し合い稽古を重ねる日々だが「幕下では調子が良いのか悪いのか分からないのはありますね。まぁ、体は鈍いですね」と手応えをつかめていない。さらに「モチベーション上がらないですよね。保つので精いっぱい」とエンジンもなかなか温まらない様子だった。

本来なら場所前は、都内の部屋近くの春日野部屋の関取衆相手に相撲を取るが、いまだ出稽古は禁止の状況で、今後も解禁の見込みはない。「それはちょっと想定外でしたね。出稽古は出来るかなと思っていたので。関取衆と肌を合わせられないというのは不安ですよね」とコメント。「親方もできないかもしれないと言っていた。申し合いの回数も来週から、『今は20番ちょっと取ってるけど、30番ぐらいに増やせよ』みたいに」と関取衆相手に稽古ができない分は、量で補うつもりだ。

そんな中、土俵外でさまざまなことに挑戦している。まずは縄跳び。「1分間ずっと跳ぶ。それを何セットか。休まずに跳べる。100回以上は跳んでいる。縄跳びが一番しんどいかな」と普段使わない筋肉を刺激しているという。また部屋屋上では野菜を栽培。「トマト、キュウリ、ナス、オクラ。トマトはいい感じです」と自粛期間中のいい気分転換になっている。

それでも先の見えない不安に襲われることもある。「2週間切ったけど、もう相撲取るの? って。あれだけ取りたいなと思ったんですけど、実際近づくと」と今まで感じたことなかった感情が芽生える時があるという。しかし、弱音を吐いてばかりではいられない。「付け人と(相撲を)取るしかないので、しっかり確かめながら。後は体重の維持。ここを気をつければ大丈夫かなと思います」と自分に言い聞かせるように気合を入れた。

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霧馬山「夢みたい」白鵬や朝乃山との相撲に胸躍る

横綱鶴竜(右)と三番稽古する霧馬山

新入幕から3場所目で番付を西前頭3枚目まで上げた霧馬山(24=陸奥)が8日、報道陣の電話取材に対応し、近況や開催を目指す7月場所(19日初日、両国国技館)への思いなどを語った。

これまで稽古は横綱鶴竜(34)との、ぶつかり稽古などを行っていたが、この日初めて、連続して相撲を取る三番稽古を、10番ほど取ったという。全敗だったといい「さすが、すごい横綱だなと思いました。立ち合いで前みつを取る自分の相撲が、さすがに取れなかった」と脱帽した。横綱からの指名だったそうで「横綱が(陸奥)部屋に来て良かった」。昨秋、鶴竜から井筒部屋から陸奥部屋へ転籍以降、ぶつかり稽古を除けば、初めて胸を合わせたという。

これまでは「自分の弱い筋肉とかを鍛えてきた。もっと強くしたいなと思って毎日やっています」と振り返り、四股は1日200~300回、踏んだという。体重は現在、140キロ。食事については鶴竜から、かねて「ちゃんと食べるように」と指導されており、今も「いつも横綱の隣で2杯、3杯とか」食べているという。おかげで135キロまで落ちた体重も戻った。理想は150キロだという。

モンゴルの家族とは、頻繁に連絡を取り合っているようで「東京、日本どうなっている? 気をつけてって言われている」。モンゴルでは現在、新型コロナウイルスの感染者は出ていないという。

感染防止には、当然のように外出の際は「ちゃんとマスクして、帰ってきても手洗いうがい、それもちゃんとやって、あんまり外に出られないですね。出ると怖いので、部屋でもゲームとか映画見たりとかして」気分転換を図っている。普段より自分の時間ができることで「日本語を覚えるチャンスですから」とプラスにとらえる。

平幕上位で、横綱や大関と上位総当たりが予想される。「ちょっと緊張していますね。やっぱり横綱、大関と当たるので、自分の中で緊張しているんですけど、すごい楽しみにしています」とし「誰とやるのが一番楽しみか」という問い掛けには「やっぱり白鵬関とか、大関朝乃山関とか。夢みたい」と楽しみにしている。

その7月場所は「とりあえず勝ち越しですね」と目標を設定。金星も熱望する。鶴竜の転籍で本割での対戦はないが「同じ部屋になって今、胸を合わすのは、場所よりも稽古する方がすごいうれしい」と精進の糧にする。一方で、解禁されないまま本場所を迎える可能性がある出稽古については「できれば行きたかった。時津風部屋に行くと、いろんな人いるので」と「しょうがないですね、協会で決まっているので」と割り切りつつ残念そう。その分は、部屋での鶴竜との稽古を「出来ることが最高。今は1番(でも)勝ちたいです。1番勝てれば自分で自信になります」とモチベーションにする。

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炎鵬、初代貴ノ花の粘り腰を「まねしてやっている」

若い衆を相手に相撲を取る炎鵬(右)

大相撲の人気小兵、東前頭6枚目炎鵬(25=宮城野)が7日、自粛期間中に初代貴ノ花の粘り腰に感銘を受けたことを明かした。

代表取材に応じ「(相撲が取れない期間で)相撲の知識がついた。動画で勉強してそれをイメージしたことを稽古で出してみるという感じ」と、約2週間前から再開した相撲を取る稽古で実践しているという。特に印象に残ったのは初代貴ノ花。「足腰の強さは本当にすごい。独学なので正解が分からないが、まねしてやってみたりしている。相撲の取り口は全然違いますけど、足腰が生命線なので足腰の強さを見習うところはあります」。他にも元関脇鷲羽山(先代出羽海親方)や元関脇琴錦(現朝日山親方)の動画を参考にしていることを明かした。

7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて、出稽古はできないが「部屋でやれることをやれればと思っている」と淡々としていた。稽古では下半身に重点を置いたトレーニングで、瞬発力を意識。「体はほぼほぼ良くなってきた。あとはそれをどう自信につなげていくか」と仕上がりは順調だ。

無観客開催で困惑した春場所では5場所ぶりに負け越した。「1回先場所大阪で経験したので自分の気持ちの作り方はもうしっかり学習済みというか、イメージはできていると思います。(無観客で)もちろん寂しさはありますが、それは同じ状況でそれは仕方ないことなので。どんな環境でも自分の力を発揮できるようにイメージしてやっています」。経験を生かして、静寂の土俵に臨む。

兄弟子の横綱白鵬には「根性的なところを鍛えてもらっています」と、厳しい稽古で追い込んでもらっているようだ。七夕に、部屋で短冊に「何事もないように」と願いごとを書いた。7月場所の目標は「15日間けがなく取ること」。169センチ、98キロの体で熱戦を繰り広げる25歳は、幕内2年目の1年に向けて平穏を祈った。【佐藤礼征】

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昇進で昇給の朝乃山 3万円「ヨギボー」にダイブ

リモート会見で取材に応じる朝乃山(2020年7月6日撮影)

大相撲の大関朝乃山(26=高砂)が七夕の7日、願い事に2度目の優勝と“打倒コロナ”を挙げた。

通常ならこの時期は、ファンサービスの一環として協会などが用意した短冊に願い事を書く。稽古後、電話取材に応じ「今日七夕なんですね。全然知らなかった。(今年書く機会があれば)優勝と書いていましたね。あとは体調管理をしっかりしてコロナに負けないと」と話した。

大関として初めて臨む7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて、準備を整えている。大関用に化粧まわしを2本新調。1本は昨年12月に発足した朝乃山東京後援会から贈られた。「(色は)白ですね。龍の絵が描いてある。すごくいいデザインかなと思っている」。稽古も順調で、6月から毎日10番以上取っており「(7月は)6月の稽古よりも一段階気合が入ります」。相撲を取る相手は部屋の幕下。「幕下のホープが何人かいる。そういう人を関取にあげるのも自分の役目」と、大関としての責任感も強まっている。

地位も上がって4月から月給も上がり「やったーという感じですね。子どもみたいな反応でしたね」とおどけてみせた。給料が増えたこともあり人気ソファ「ヨギボー」のダブルを3万円で購入。「人を駄目にするソファ。人を駄目にするクッションですね。買ったときは布団にダイビングするんじゃなくてヨギボーにダイビングしてました」と、納得のいく買い物だったようだ。

昨年12月に冬巡業で訪れた熊本県人吉市が豪雨に見舞われている。「巡業開催したところがこういう被害があったのは心配ですね。自分らが何かできればやりたいですね」と憂慮した。【佐藤礼征】

19年夏場所で優勝し、笑顔でパレードに出発する朝乃山(右)(19年5月26日撮影)

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八角理事長が明言 7月場所後も抗体検査を実施へ

八角理事長(2020年4月3日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が報道陣の電話取材に応じ、7月場所の開催可否について、13日に理事会を開いて判断すると明かした。

協会は無観客開催を目指している中「13日に理事会が開催される。そこで正式決定する」と明言。新型コロナの感染予防ガイドラインについても「ある程度固まっていないことには場所に臨めない」と理事会で協議して決めるという。

また、協会員の希望者を対象とした、抗体検査の結果も発表した。複数の感染者が発生した高田川部屋を除く、44部屋に所属する協会員891人中、抗体陽性者は5人(0・56%)。その内、PCR検査を受けた4人全員が陰性で、残り1人も5月以前の感染とみられ、現在は治癒しているとみなされるとの結果が出た。八角理事長(元横綱北勝海)は協会を通じ「7月場所に向けて稽古に専念できる準備が整いました。3月場所後の感染により1人の力士が亡くなったことは痛恨の極みであり、今後、絶対にそのような事態に陥らないよう、7月場所後にも抗体検査を実施し、協会員の健康管理・感染防止を徹底する所存です」とコメントした。

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伊勢ケ浜親方が誕生日 還暦土俵入り見通し立たず

伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)(2019年4月24日撮影)

大相撲の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が6日、60歳の誕生日を迎えた。5月30日に東京・両国国技館で予定していた還暦土俵入りは延期となっており、代表取材で日程について「予想では来年になるんじゃないかと思ってる。12月にできればいいかなと。この状態でまた増えてますからね。ちょっと考えないといけない」と、見通しが立っていないことを明かした。

現役を退いて30年近く経つが、日々の運動を欠かさない。夕食後には毎日1時間以上の散歩で汗を流し、「週に5、6回」は約1時間の筋トレに励み、健康を維持する。「(トレーニングでは)あまり重いのをやらないようにしている。けがしちゃいけないから。でもやっちゃうんだよね。(ベンチプレスも)何キロでも挙げようと思えば。100以上も上がる」。還暦土俵入りに向けて、体を仕上げる狙いもあるという。

師匠定年まであと5年となった。「今までやってきたことをそのまま継続して最後まで頑張ってやりたい」。部屋には幕内の宝富士、照強、序二段から再入幕を果たした照ノ富士らが所属。部屋付きの安治川親方(元関脇安美錦)や楯山親方(元前頭誉富士)らが熱のこもった指導で力士を引っ張り上げているという。「とにかく一丸となってやっていく。60歳になったからといってあと5年と思うんじゃなくて、最後まできっちっとみんなの面倒を見て、力士も育てて、今まで通りにやっていく」と話した。【佐藤礼征】

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白鵬「1週間前に出稽古はあっても」7月場所へ不安

横綱土俵入りに臨む横綱白鵬(2019年7月18日撮影) 

大相撲の横綱白鵬(35=宮城野)が6日、初日まで2週間を切った7月場所(19日初日、東京・両国国技館)に向けて、出稽古ができない現状に不安を募らせた。

電話取材に応じ「普段であれば来週辺りは出稽古ですからね。そこがどうか。ちょっと難しいけどね。今までないからね。そのまま場所を迎えるのはちょっと想像できないね」と心境を明かした。部屋には炎鵬、石浦の幕内力士2人がいるが、ともに170センチ前後の小兵。さまざまなタイプの関取を相手に調整を重ねたい意向もあってか「うちの部屋は関取は2人小兵ですからね。重さというのは…。でも場所があると協会が頑張っていると思うし、場所があるときはみんな支度部屋に集まるわけだからね。それを考えると1週間前に出稽古はあってもいいのではと思う」と話した。

自粛期間中は心身の回復に努めてきた。「4月から5月に入るまで約1カ月ほとんど動いてないですね。そういった意味で3月の古傷というのが良くなったし、逆に相撲が取りたいという気持ちになった」。相撲を取る実践的な稽古も徐々に再開。本場所に向けて気持ちは高まっている。

07年名古屋場所が新横綱で、今年の7月場所で横綱14年目になる。「今、現役横綱2人ですから。やっぱり土俵にいることが意味がある、この相撲というものに感謝したい」。史上初の無観客開催となった春場所では13勝2敗で44度目の優勝を果たし、綱の責任を果たした。「3月場所の経験があるので、経験を生かしていければ」と、異例続きの場所でも堂々と構えた。【佐藤礼征】

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朝乃山「大関は常に優勝争い」7月場所への自覚十分

リモート会見で取材に応じる朝乃山

4カ月ぶりの本土俵でも焦りはない。新大関朝乃山(26=高砂)が6日、リモート会見に臨んだ。本来ならこの日は、無観客開催を目指す7月場所(19日初日、東京・両国国技館)の番付発表日。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で5月の夏場所が中止となり、番付は据え置きとなったため、番付発表は見送られた。そんな中、2週間後に迫った7月場所に向け、新大関が抱負や心境を語った。

   ◇   ◇   ◇

画面を通して報道陣の前に姿を現した朝乃山は、慣れない取材対応でも丁寧に自分の思いを口にした。3月の春場所以降、新型コロナの影響で自粛生活が続き、夏場所は中止に。6月に入り、ようやくぶつかり稽古や申し合い稽古を再開した。新大関として迎える場所が待ち遠しいはずだが「焦らずに本場所の土俵に立てればいい。とにかく焦らずにいこうという気持ちを持っています」とどっしりと構えた。

長く続く自粛生活の中で、ストレスをためないことは重要だ。アクション映画好きの朝乃山は、最近見た映画を問われ「『ジョン・ウィック』です」と即答。キアヌ・リーブス主演の殺し屋の復讐(ふくしゅう)劇が描かれた作品などを観賞し「気持ちを切らさずに高めている」という。

また大鵬や千代の富士、師匠(高砂親方)の朝潮ら歴代横綱、大関の現役時代の動画もチェックしている。「どうやったら右四つになれるか、右四つになれなかったらどうやって対処するのか」と、満足に稽古ができない状況下でも工夫を凝らしている。

大関に昇進して3カ月がたったが、土俵に立つ姿をまだお披露目できていない。満員の観客からの大関コールが待ち遠しいはずが「それはお客さんが一番望んでいる。僕は土俵の上から白星を届けるのが恩返しだと思う」と自覚は十分だ。さらに「大関という地位は常に優勝争いをしないといけない地位」。自分に言い聞かせるように決意を語った。【佐々木隆史】

角界初のリモート会見を行う新大関朝乃山

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両横綱が心境吐露、出稽古できない現状に不安募る

白鵬(2019年7月19日撮影)

白鵬、鶴竜の両横綱が6日、出稽古ができない現状に不安を募らせた。

2場所連続の優勝を目指す白鵬は、電話取材で「普段であれば来週辺りは出稽古。そこがどうか」と心境を吐露。一方で4月から約1カ月間を休養に充てたといい「古傷が良くなったし、逆に相撲が取りたい」と気持ちは高まっている。鶴竜も「当たり前にやってきたもの(出稽古)がないというのは、ちょっと不安がある」としつつ「ベストを尽くしてやるしかない」と気を引き締めた。

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7月場所の開催可否は13日判断「緊張感を持って」

芝田山広報部長(2020年4月3日撮影)

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は6日、7月場所(19日初日、東京・両国国技館)の開催可否について、今月13日に行われる理事会で判断することを明かした。

電話取材に応じ「13日に理事会が開催される。そこでいろいろ正式決定する」と明言。新型コロナウイルスの感染予防ガイドラインについても「そこではある程度固まっていないことには場所に臨めない。そういったことが伝えてきた中で協議がなされると思います」と説明した。

協会員の希望者を対象とした抗体検査の結果も発表され、複数の感染者が発生した高田川部屋を除いた、44部屋に所属する協会員891人のうち、抗体陽性者は5人で、比率にして0・56%だった。「こういう結果が出ることでそれぞれの協会員がほっと胸をなで下ろせるというか、とはいえ、引き続き緊張感を持っていかないと。世間では毎日(都内で)100人越えの陽性者が出ているわけだから。引き続き当協会としても感染予防策の徹底を心がけて2週間後の場所に向かうということ」と芝田山広報部長。今後、全協会員にPCR検査を受けさせる予定はなく「何か調子が悪かったりしたら、きちっとした対策をとっていく」とした。出稽古については「許可になっていない。まだここで申し上げる状況にない。やっと皆さんがお尻をつついてくる結果が出たわけだから。先、先、先というわけにはいかない」と、解除を見送る方針を示した。

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相撲協会が抗体検査結果を発表「全員の陰性を確認」

八角理事長(2020年4月3日撮影)

日本相撲協会は6日、協会員を対象とした新型コロナウイルスの抗体検査の結果について発表した。

複数の感染者が発生した高田川部屋を除いた、44部屋に所属する協会員891人のうち、抗体陽性者は5人で、比率にして0・56%だった。

5名の抗体検査陽性者のうち承諾を得られた4人はPCR検査を実施したが、全員陰性だった。残りの1名は抗体の力価が高く、5月以前に感染していたものと思われ、協会は書面にて「現時点では治癒しているとみなすことができる」とした。

八角理事長(元横綱北勝海)も書面でコメントを発表し「このたび抗体検査で、協会員が自発的に検査を受け、全員の陰性が確認できたことは意義がありました。7月場所に向けて稽古に専念できる環境が整いました。また、3月場所中には感染がなかったことも確認できました。3月場所後の感染により、1人の力士が亡くなったことは痛恨の極みであり、今後、絶対にそのような事態に陥らないよう、7月場所後にも抗体検査を実施し、協会員の健康管理、感染防止を徹底する所存です」と述べた。

抗体検査は協会員のうち希望者を対象に、5月下旬から6月中旬にかけて行われた。7月場所は19日に初日を迎える。

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琴勝峰、7月場所幕内デビューへ「勝ち越し目指す」

ぶつかり稽古を行う琴勝峰(右)

大相撲7月場所(19日初日、東京・両国国技館)を約2週間後に控えた6日、東前頭15枚目の琴勝峰(20=佐渡ケ嶽)がリモートでの会見に臨んだ。

本来なら番付発表、会見が行われる日程だが、新型コロナウイルス感染の影響で中止となった夏場所の番付のまま。琴勝峰も夏場所が新入幕場所だったが、改めて「幕内デビュー」に向けた決意を語った。

「場所に向けての最終調整でやってます。やれることはやってきた」と話し、夏場所の中止については「準備する時間が増えたとプラスに考えてやってきた」と前向きに捉えた。稽古は四股、すり足の基礎中心にやってきたが、本人いわく「1週間ちょっと前から」関取衆との申し合いも開始。「最初は感覚がつかめなかったが、体が動くようになっていい感触で相撲がとれている」と手ごたえを語った。出稽古もできない状況だが、琴勝峰が幕内力士5人目と活気ある部屋で、充実の稽古を積んできた。

「立ち合い強く当たって自分から前に出る相撲を磨きたい。これといった型は見つかっていないが、押すにしろ組むにしろ、自分から攻めていきたい。とりあえず勝ち越しを目指したい」と目標を掲げる。191センチ、165キロの恵まれた体。先に春場所で新入幕を果たして勝ち越した埼玉栄高の2学年先輩、琴ノ若(22)の存在にも刺激を受けながら、順調に番付を上げてきた。

幕内を「みんなでかくて強いイメージ」と話し、「(稽古場で)いい時はいい相撲がとれている。万全に持っていけたら(幕内でも)相撲はとれると思う」。無観客が濃厚な7月場所だが、好角家をワクワクさせる旋風を巻き起こせるか。【実藤健一】

ぶつかり稽古を行う琴勝峰(左)

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新大関朝乃山7月場所へ「体を作るだけ、気合を」

角界初のリモート会見を行う新大関朝乃山

新大関の朝乃山(26=高砂)が6日、オンライン会議システム「Zoom」による、報道陣とのリモート取材に応じた。

本来なら、この日は開催を目指す大相撲7月場所(19日初日、両国国技館)の番付発表日。だが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け5月の夏場所が中止されたため、番付は据え置きのまま。7月場所の新番付は作られず、番付発表は見送られた。

無観客開催だった3月の春場所で大関昇進を決め、お披露目するはずだった5月の夏場所は中止。仕切り直しとなる7月場所に向けての抱負や近況などを語った。

約2週間後に控えた初日に向けては「あとは初日に向け体を作るだけ。あと2週間、気合を入れます」と語った。6月に入り申し合いや、ぶつかり稽古を再開。当初は「立ち合いの動作とか鈍かったけど、修正してだいぶ戻りました」と回復。部屋の関取は朝乃山以外に再十両の朝弁慶しかいないが、幕下に力のある力士がおり、稽古には不自由していないようだ。出稽古で他の部屋の関取衆と申し合いなどで力を付けるのが、最近の調整法だった。それも出来ないが「不安はありません。大丈夫」と頼もしく語った。

自粛生活が続くが「ストレスをためるのは体によくない」と、映画観賞などでストレスを発散。キアヌ・リーヴス主演のアクション映画「ジョン・ウィック」などを鑑賞し「気持ちを切らさず高めている」という。また大鵬、北の湖、北天佑、師匠の朝潮ら歴代横綱、大関のビデオも見て「どうやったら右四つになれるか、右四つになれなかったらどうやって対処するか」と研究にも余念がなかったという。そんな中でも最も「すごいな」と印象に残っているのは「千代の富士さん」という。

Zoomによる会見形式の取材対応は「ひじょうにやりにくいです」と苦笑いしながらも、約30分にわたり1つ1つの質問に丁寧に対応。本場所で「大関朝乃山」とコールされることを熱望しているのでは…という問い掛けに「それを一番、望んでいるのはお客さん。土俵の上から白星を届けるのが恩返しだと思っています」とファンへのメッセージも忘れなかった。

朝乃山(2020年3月16日撮影)

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阿武咲24歳迎え危機感「若くない」現状打破誓う

千葉県内の部屋で汗を流す阿武咲

大相撲の西前頭2枚目阿武咲(24=阿武松)が4日、24歳の誕生日を迎えた。千葉・習志野市内の部屋での稽古後、代表取材に応じ「16、17で(相撲界に)入って、これからの相撲人生は長いなと思っていたが、一瞬で24になっていつまでも若くないと思った。23と24では(年齢の)重みが違う。危機感を持たないと」と自らに言い聞かせた。

17年九州場所に21歳の若さで新三役となったが、右膝の負傷で一時は十両に転落。23歳の1年は、幕内下位で戦う場所も多く「苦しかった。けがをしてからなかなか勝てないし、思うような相撲を取れなかった」と振り返った。

現状を打破するため、尊敬する元横綱から助言を求めた。初場所後、2月の押尾川親方(元関脇豪風)の断髪式で、荒磯親方(元横綱稀勢の里)に教えを請うた。

「相撲の技術、気持ちの臨み方の面で自分がいま思っていることを確認させていただいた」

直後の3月に行われた春場所では、優勝した横綱白鵬から金星を挙げ、9勝6敗で殊勲賞を獲得。「23歳終わりがけで少しずつ形になってきた。悔しい部分もあったが、プラスになっている部分もあると感じられた」と、手応えを感じた。

7月場所(19日初日、東京・両国国技館)では、小結だった18年初場所以来の上位総当たりとなる。成績によっては返り三役も見えてくるが「細かいことは考えず、自分と向き合ってやるべきことをやれればいい」と冷静に話した。

約4カ月ぶりの本場所へ、徐々に調整のペースを上げている。この日は若い衆を相手に約30番。「今のところ順調にこれているし、感覚はものすごく良くなっている」。相撲を取れない期間は、自重トレーニングに重点的に軸に取り組んできた。

「軸を意識してやった。相撲は一瞬で勝負が決まってしまうが、(それに生かす)爆発力を鍛えるためにウエートトレーニングにだけ頼ってしまうと、(体の)軸が安定せず、その効果が(十分に)出ないと思う。自分の力を100%出せるようにするための体づくりをやっていました」

7月場所で成果を発揮する。【佐藤礼征】

千葉県内の部屋で稽古をする阿武咲

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荒磯親方複雑「2度とないよう」東京で迎える誕生日

荒磯親方(2019年9月29日撮影)

大相撲の荒磯親方(元横綱稀勢の里)が3日、34歳の誕生日を迎えた。本来なら7月場所(19日初日)開催地の名古屋市で迎えるはずが、新型コロナウイルスの影響で開催地が両国国技館に変更となり、角界入り後では初めて都内で迎えた。

報道陣の電話取材に応じ「相撲界で生きている人間として(誕生日を)東京で迎えることが2度とないようにと思っています」と複雑な心境を明かした。所属する都内の田子ノ浦部屋では、稽古まわしを締めて土俵に下りているという。春場所で左大腿(だいたい)二頭筋を痛めた弟子で平幕の高安について「問題ないと思う。少しずつ良くなっている」と明かした。

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