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大相撲ニュース

幕下元林「優勝で恩返しを」急逝近大監督に涙で献花

元林(2020年1月18日撮影)

近大相撲部監督で1月18日に急逝した伊東勝人氏(享年55)のお別れの会が22日、大阪市内のホテルで約400人が出席して行われた。同大OBの幕下元林(23=鳴戸)は号泣しながら献花を終えた。

昨春に近大を卒業した元林はまだまげも結っておらず、ざんばら髪で「大学時代のことをいろいろ考えて…」と話した。昨年12月、伊東さんが全日本相撲選手権で東京に来た時、食事をともにした。「最低でも1年半で(十両に)上がらないとな」と言われた言葉が最後になった。

昨年名古屋場所の序ノ口デビューから破竹の3場所連続全勝で各段優勝を飾り、初場所は東幕下14枚目で4勝3敗と勝ち越した。「監督にいつも言われていたのは“基礎をしっかり”“膝を曲げて前に出ろ”“自信を持って行け”でした。厳しくて、優しくて、お父さんのような人。優勝して、恩返しをしたいです」。大阪出身。ご当地となる春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)で全勝優勝となれば、恩師が望んだ1年半より早く、新十両に手が届く。

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徳勝龍が涙浮かべ献花「感謝」近大伊東監督お別れ会

近畿大学相撲部伊東勝人監督お別れの会に参列した徳勝龍は思い出を語る(撮影・宮崎幸一)

近大相撲部監督で1月18日に急死した伊東勝人氏(享年55)のお別れの会が22日、大阪市内のホテルで約400人が出席して行われた。角界からは初場所で平幕優勝を飾った同大OBの徳勝龍(33=木瀬)や、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)鳴戸親方(元大関琴欧洲)相撲解説者の舞の海秀平氏らが出席、故人に別れを告げた。

優しく笑う伊東さんの遺影を前に、徳勝龍は涙を浮かべて献花した。「いろんな思いがこみ上げてきて…。お通夜もお葬式も場所中で行けず、本当は監督の顔を見て、しっかり話をしたかったですけど…ここに来られて良かったです」。

明徳義塾高3年の時、真っ先に声を掛けてくれたのが伊東さん。「自分でも必要としてくれる人がいる。この人のために4年間頑張ろう」と決意し、近大で力をつけ、プロの世界に飛び込んだ。強く覚えているのは、卒業前の進路相談などで伊東さんが「俺もプロに行きたかったなあ」とぼそっとつぶやく姿だ。

しこ名の徳勝龍の「勝」は、木瀬親方(元前頭)が命名時に伊東さんの名前をもらって入れてくれた。「僕が勝手に思っていたことですが(伊東さんが)自分のおやじならいいなと。何でも話せて、監督と生徒なのに、僕を一社会人として見てくれていた。本当に感謝しかないし、監督がいなかったら今の僕はないです」。初場所は天国から背中を押してもらい、初優勝した。迫り来る春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)へ。「天国でゆっくり寝ながら見ていてください」。あらためて「勝」の字に恥じない奮闘を誓った。

近畿大学相撲部伊東勝人監督お別れの会に参列し、献花する徳勝龍ら(撮影・宮崎幸一)
近畿大学相撲部伊東勝人監督お別れの会に飾られた遺影(撮影・宮崎幸一)

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大相撲春場所前の「赤ちゃん抱っこ」コロナで中止

赤ちゃん抱っこ撮影会で、泣き出した子どもをあやす白鵬=2019年2月26日

日本相撲協会は21日、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)前のファンサービス企画として25日に同所で開催を予定していた「赤ちゃん抱っこ撮影会」の中止を発表した。同協会の公式HPによると、新型コロナウイルス感染拡大への対策としている。

通常は力士が赤ちゃんを抱っこして撮影会を行う同企画。今回は新型コロナウイルス感染拡大への対策として、力士ではなく保護者らが赤ちゃんを抱いたまま記念撮影をする予定だったが、再検討の末、開催中止に至った。

赤ちゃん抱っこ撮影会に臨む貴景勝=2019年5月1日

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朝乃山の富山凱旋に4000人集結 大関とりへ活力

地元でトークショーを行う関脇朝乃山

大相撲の関脇朝乃山(25=高砂)が15日、地元・富山に凱旋(がいせん)して、大関とりが懸かる春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けて活力を得た。

富山市の商業施設で行われたトークショーには、約4000人のファンが集結。その後、同市で行われた後援会によるパーティーには、師匠の高砂親方(元大関朝潮)や森市長ら約500人が参加した。満員となった両会場では大関、横綱昇進の期待をかけられるなど地元は熱気を帯びている。そんな中でも「プレッシャーはあるが力に変えて自分の相撲を取りきりたい。地元の声援が一番の力になる」と胸を張った。

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大関とりに挑む朝乃山が爆笑呼ぶ凱旋トークショー

地元でトークショーを行う関脇朝乃山

大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)で大関とりに挑む関脇朝乃山(25=高砂)が15日、地元・富山市で、凱旋(がいせん)トークショーを行った。

初場所で2桁勝利を挙げた地元のヒーロー見たさに、会場には大勢のファンがびっしり。「お忙しい中、大したトークショーではないですけど、足を運んでくださってありがとうございます」と自虐的なあいさつで笑いを誘うなど、つかみはバッチリだった。

話題は初場所が中心に。まずは全体を振り返り「目標だった2桁勝利を達成することができてよかったです」と話すと、会場から拍手が湧き起こった。初場所中には、母校・近大相撲部の伊東勝人監督が急逝。「場所中だったから引きずるわけにはいかなかった」と当時の心境を語ると、さらに大きな拍手が湧き起こった。

富山県民にとって関心が高かったのが、隣県の石川出身で人気小兵力士、炎鵬との一番。司会者から相撲内容を振られると「負けました。一発勝負だから何をしてくるか分からなかった」とやりにくさがあったという。しかし「来場所は勝ちます」と堂々宣言。加えて「負けたら、もうここでトークショーはしません」と言って、また笑いを誘った。

前日14日はバレンタインデー。もらったチョコの数を聞かれると「付け人から電話があって、段ボール2個分が届いたそうです。人生で初めてです」と大量のチョコに仰天。来年のバレンタインデーに向けては「プロテインが欲しいですね。『MUSASHI』っていうやつ。少し高いんですけどね」と会場の女性ファンにおねだりした。

小結だった昨年九州場所は11勝で、関脇だった初場所は10勝だったため、ここまで合計21勝。春場所で12勝を挙げれば、大関昇進の目安「三役で3場所33勝」に到達する。「もちろん簡単に取れる場所ではない。プレッシャーもあると思うが、地元の声援を力に変えて、自分の相撲を取りきりたい」と力強く話した。

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朝乃山「一番気合が入る」第2の故郷大阪で大関とり

大相撲春場所(3月8日初日・エディオンアリーナ大阪)で大関昇進を懸ける関脇朝乃山が14日、東京都墨田区の高砂部屋で、若手力士にぶつかり稽古で胸を出すなどして東京での稽古を打ち上げた。

近大出身の大器は「“第2の故郷”でチャンスが巡ってきた。(大阪は)地方場所では一番気合が入る」と大関とりへ意欲をにじませた。15日から地元富山でのトークショーでファンと交流するなどして英気を養う。「3月場所は期待に応えたい。あいさつ回りをしたりして、エールをもらって大阪入りしたい」と声援を力に変える心構えを示した。

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海洋・深沢、目標横綱も「早く関取に」鳴戸部屋入門

ガッチリ握手する深沢と鳴戸親方

海洋高相撲部の深沢成矢(3年)が14日、同校で大相撲・鳴戸部屋への入門会見を開いた。元大関琴欧洲の鳴戸親方も同席した。

海洋高同学年からの角界入りは、初場所で前相撲デビューした竹岡勇人(尾車部屋)に次いで2人目。鳴戸部屋には昨年入門した三段目の丸勝(丸山竜也)以来、2人目になる。

   ◇   ◇   ◇

183センチ、130キロの恵まれた深沢の体には夢がたっぷり詰まっていた。「1日でも早く関取になりたい」と抱負を話す深沢に鳴戸親方が問い掛けた。「関取とはどれだけのイメージなの?」。18歳は力強く「目標は横綱」と答えて、もう1度、「まずは1日でも早く関取になること」と繰り返した。向上心とともに、あわせ持つ堅実さが言葉に表れていた。

海洋高入学時から団体戦のメンバー入り。ポイントゲッターとして活躍した。昨年7月の全国高校総体は先鋒(せんぽう)として予選リーグ3戦全勝。決勝トーナメント2回戦は準優勝した鳥取城北に敗れたものの16強入りに貢献した。同年8月の全国高校相撲十和田大会は団体準優勝だ。村山智明監督(40)は「体幹が強く、土俵際は粘り強い」と教え子を評した。

もっとも高校の3年間はケガにも泣かされた。昨年12月には左膝半月板の手術を受けた。鳴戸親方は「ケガをしにくい体をつくること。稽古、体のケア。24時間、相撲のことを考えて過ごせば番付は上がる」とアドバイスした。海洋高の同学年・竹岡はひと足先に春場所場所の序ノ口デビューを決めている。鳴戸部屋には1年先輩の三段目丸勝が4場所連続勝ち越しで奮闘中だ。深沢は「ワクワクした気持ち」と大相撲の土俵へ意欲を見せた。29日の新弟子検査を経て、春場所で前相撲デビューする。【涌井幹雄】

◆深沢成矢(ふかさわ・せいや)2001年(平13)5月12日生まれ、石川県津幡町出身。相撲は小学1年で始め、津幡中では全中団体2位。高校1年で選抜宇佐大会団体2位にも。好きな関取は鳴戸親方の現役時代の琴欧洲。183センチ、130キロ。血液型A。

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16年休場なし玉鷲が献血「毎年楽しみにしている」

献血を終えた玉鷲

日本相撲協会は12日、東京・両国国技館で東京都赤十字センターの要請による力士らを対象とした献血を実施した。

98人(400CC=97人、200CC=1人)が協力し、関取衆では前頭玉鷲(35=片男波)ら4人が参加。肝機能数値などの基準を満たさないと参加できず、この日も半数以上の関取衆が帰宅する中、玉鷲は通算「8、9回目」の参加という健康体。初土俵から約16年休場のない鉄人は「毎年楽しみにしている。14回参加している若い衆もいるらしいので、そこを目指したい」と頬を緩めた。

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霧馬山、献血でまさかのO型判明に驚き『えー!』

献血に参加し、日本相撲協会が用意したチョコレートをボランティアの女子高生から手渡される霧馬山

新入幕だった大相撲初場所で11勝を挙げ、敢闘賞を受賞したホープの前頭霧馬山(23=陸奥)が12日、東京・両国国技館で行われた、力士や行司を対象とした献血に参加した。

2年ぶり2度目の参加だったが、この日初めて自身の血液型がO型と判明。「(出身のモンゴル在住時は)知らなかった。『えー!』ってびっくりした」と目を丸くしていた。

肝機能数値などの基準を満たさないと参加できず、この日も半数以上の関取衆が数値をクリアできずに帰宅する中で「(体に)悪いところはありません」と胸を張った。

部屋での合同の稽古は前日11日に終了。番付のさらなる上昇が見込まれる春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けて「大きな目標は言わない。けがしないように一番一番頑張る」と、地に足をつけた。

関取衆は霧馬山の他に前頭玉鷲、十両旭大星、矢後の4人が参加した。初参加の矢後は「1度は参加してみようと思っていた。大学にも献血のバスが止まっていたことを思い出した」と振り返った。

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徳勝龍が爆笑逸話「小4でランドセルが背負えない」

インタビューに答える徳勝龍(撮影・鈴木正人)

大相撲初場所で幕尻優勝を果たした徳勝龍(33=木瀬)が4222人の観客を前に爆笑トークを披露した。

11日、東京・両国国技館で行われたNHK福祉大相撲に参加。「インタビューコーナー あの人にききたい!」で壇上に立ち、初場所を回想した。

自身にまつわる4つの数字からトークを展開。「小学校を卒業するときには(体重が)100キロ近かった」「小4でランドセルが背負えなくなった」など、幼少期のエピソードで観客の笑いを誘った。一方で初場所中に亡くなった母校近大相撲部の恩師、伊東勝人さんの話題に及ぶと「監督に出会っていなかったら近大、大相撲の世界にもいっていない。自分を強くしてくれた監督」と話し、万雷の拍手を浴びた。

上位総当たりが予想される春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)への意気込みを問われると「自分はいいので朝乃山に注目してください」。春場所で大関とりに挑戦する近大相撲部の後輩の名前を挙げ、この日一番の爆笑を巻き起こした。21日に大阪入りして、毎年恒例の近大相撲部OBによる合同稽古にも参加する予定。真価が問われる“準ご当所”の春場所へ「自分らしい気合の入った相撲で頑張りたい」と意気込んだ。

インタビュー時、笑顔を見せる徳勝龍(撮影・鈴木正人)
近大相撲部伊東勝人監督(左)の事を語る徳勝龍(撮影・鈴木正人)

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北勝富士がSMAPの「世界にひとつだけの花」熱唱

お楽しみ歌くらべで、おかゆ(右)と「世界にひとつだけの花」を歌う北勝富士(撮影・鈴木正人)

大相撲の前頭北勝富士(27=八角)が11日、東京・両国国技館で行われたNHK福祉大相撲で熱唱した。阿武咲、竜電らと「お楽しみ歌くらべ」のコーナーに出演。歌手のおかゆとのデュエットではSMAPの「世界にひとつだけの花」を、ソロでは尾崎豊の「I LOVE YOU」を歌い上げた。

東前頭2枚目だった初場所で11勝を挙げ、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)では三役復帰が濃厚の27歳は「歌い始めるまでは緊張した。あれだけの人数の前で歌うことは少ないので」と振り返った。MCでは趣味の劇団四季鑑賞について話した。ソロ曲として、大好きな「ライオンキング」を選曲する可能性があったか問われると「ライオンキングは“神聖”なので」と一線を画した。

プロポーズした時の事を聞かれ汗を拭く北勝富士(撮影・鈴木正人)

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元豪栄道の武隈親方が初仕事「こんなんなってんや」

打ち出し後、土俵を警備する元大関豪栄道の武隈親方(撮影・鈴木正人)

大相撲初場所で引退した元大関豪栄道の武隈親方(33)が、親方として初めて日本相撲協会の仕事をこなした。

11日、東京・両国国技館で行われたNHK福祉大相撲で、警備などの業務を担当。協会支給の紺色のジャンパー姿を初披露した。イベント開始3時間半前の午前9時30分に出勤し、安全確認のため2階席を巡回。「新鮮だった。売店とか『こんなんなってんや』とか」。前日10日には母校、埼玉栄高OBの関取衆に「豪栄道関現役お疲れさま会」を開いてもらった。同親方は「ありがたかった」と感謝した。

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白鵬「人見抜く力ある」ファン公言の野村克也氏悼む

白鵬(2019年11月30日撮影)

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が11日、元プロ野球選手、監督の野村克也さんの急逝を悼んだ。この日、白鵬は東京・両国国技館で行われたNHK福祉大相撲に参加。野村さんの死去について「(国技館に)来るまでにSNSで知った。賢い人で人を見抜く力があると思う」と話した。

野村さんは過去に白鵬ファンを公言したことがあり、10年初場所でNHK大相撲中継のゲスト解説を務めた際には支度部屋へ足を運び、白鵬とあいさつを交わした。当時野村さんは「仕切りの前に作戦の変更はあるのかな。でも、そんな迷いがあったときは負ける。野球と相撲は似ている」と話し、野球での経験を重ね合わせていた。

この日、野村さんが過去に白鵬ファンを公言していたことについて、当の白鵬は「それはうれしい。プロの世界で生きている上で大先輩。(天国で)休んでもらいたい」と話した。

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春場所御免札設置 38年ぶり「横綱大関」番付表に

大相撲春場所(3月8日初日)の開催を知らせる「御免札」が10日、会場のエディオンアリーナ大阪(大阪市浪速区)の正面に立てられた。春場所は貴景勝の1大関となるため、38年ぶりに横綱が大関を兼ねる「横綱大関」が番付表に記載される。

春場所担当部長の高島親方(元関脇高望山)は、近大出身で大関昇進を目指す関脇朝乃山に「東西に大関がいて番付が成り立つ。頑張ってもらいたい」と大きな期待を寄せた。1月の初場所は、幕尻だった奈良出身の徳勝龍が初優勝を飾った。同親方は「優勝した勢いで乗り込んでくると思う。盛り上げてもらいたい」と話した。

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元関脇貴闘力の次男も角界挑戦「プロで勝負したい」

大嶽部屋に入門する元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の次男、納谷幸林(撮影・佐藤礼征)

大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の新弟子検査を受検する中大4年の納谷幸林(たかもり、22)が10日、入門予定の都内の大嶽部屋で行われた稽古に参加した。元横綱大鵬の孫で、元関脇貴闘力の次男。長男でプロレスラーの幸男をのぞいて、三男の幕下納谷(幸之介)と四男の序ノ口夢道鵬(幸成)に続く角界挑戦となる。

大学時代から約2年間愛用している白まわしを締めた幸林は「顔じゃないですよね」と照れくさそうだった。稽古場で幕下以下が締める黒まわしは、まだ手元に届いていない。東京・日野市の大学寮から引っ越したのは7日。部屋の稽古に参加するのはこの日で3日目だった。申し合いには参加せず、四股、すり足、テッポウの基礎運動に終始。「(兄弟子は)スタミナがあって、しっかり稽古についていきたい」と汗をぬぐった。

プロ入りを諦めきれなかった。昨年10月の全日本学生選手権では「いろいろ考えているところ」と進路について明言しなかったが、心の底では決まっていたという。大学では団体戦のレギュラーではなく、個人戦でも目立った成績を残せなかったため大学関係者から「(活躍は)難しいからやめておけ」と反対を受けていた。それでも「アマチュアで悔いが残っている。プロで勝負してみたい」と決心した。

“弟の弟弟子”になる。大学に進学しなかった三男の納谷は18年初場所で、四男の夢道鵬は昨年九州場所で初土俵を踏んだ。相撲界では入門が早い方が兄弟子にあたるが、三男の納谷から「敬語じゃなくていい」と言われているため、弟2人を「幸之介」「幸成」と下の名前で呼んでいる。師匠の大嶽親方(元十両大竜)は「(上下関係は)とやかく言うことじゃない。お互いが了承していればいい」と話した。

大横綱の遺伝子を継ぐ22歳は「祖父は本当に尊敬できる」と目を輝かせた。大鵬に負けない184センチ、150キロの堂々とした体格で、師匠も「見た目は岩みたい」と目を丸くする。得意は押し相撲。「一番一番集中していって番付を少しずつ上げたい」と、意気込みを語った。

部屋で稽古を行う三男の納谷(左)と次男の幸林(撮影・佐藤礼征)

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炎鵬初対戦で白鵬撃破!兄弟子も「一生忘れない」

炎鵬は白鵬(右)を下手投げで破る(撮影・小沢裕)

<第44回日本大相撲トーナメント>◇9日◇東京・両国国技館

大相撲の人気小兵、前頭炎鵬(25=宮城野)が“師弟対決”を制した。9日、東京・両国国技館で行われた幕内力士40人によるトーナメントに参加。3回戦で兄弟子の横綱白鵬を下手投げで破った。

立ち合い互いに踏み込まず距離を取り合う展開から、白鵬の左をたぐって右を深く差し、兄弟子を豪快に転がした。「こういう機会はなかなかない。楽しく相撲が取れた。(白鵬も)笑っていましたね。オーラがすごかった」。同部屋の2人は本場所での対戦がなく、花相撲、巡業を含めて本土俵で初対戦。続く4回戦で敗退したが、貴重な一番をかみしめた。

新入幕を果たした昨年から、たびたび「横綱と優勝決定戦がしたい」と話している。春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)で自己最高位を更新する見込みの25歳は「次は本場所で対戦できるように頑張る」と意欲を見せた。

▽弟弟子に敗れた白鵬 (炎鵬の成長を)日々実感している。2月9日は炎鵬も私も一生忘れない、思い出の一番になったかな。(次は優勝決定戦で?)それを願うことが大事。

白鵬(右)は炎鵬に下手投げで敗れ悔しそうな表情を見せる(撮影・小沢裕)
白鵬を破った炎鵬はインタビューで笑顔を見せる(撮影・小沢裕)

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元豪栄道が解説デビュー「マナーも含めて大事です」

元大関豪栄道の武隈親方(20年1月撮影)

<第44回日本大相撲トーナメント>◇9日◇東京・両国国技館

大相撲初場所後に引退した元大関豪栄道の武隈親方が9日、東京・両国国技館で行われた大相撲トーナメントで解説者デビューを果たした。

幕内力士によるトーナメントの地上波放送で、向正面から解説。冒頭では「少し前まで本土俵で戦っていたので不思議な感じ」と心境を明かした。

同学年の荒磯親方(元横綱稀勢の里)とのダブル解説だった。決勝では互いの弟弟子、関脇高安と前頭妙義龍が対戦。埼玉栄高の同級生でもある妙義龍は惜しくも敗れ「優勝すると思ったんやけどな~」と残念がっていた。

初めての解説は「自分が感じたことを説明するのは簡単じゃない。難しい」と苦戦した様子だったが「勉強ですね。これからは伝えることも大事。社会人のマナーも含めて大事ですね」と充実した表情を見せた。

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元安美錦の安治川親方がOB戦出場「体が動かない」

<第44回日本大相撲トーナメント>◇9日◇東京・両国国技館

OB戦に出場した元関脇安美錦の安治川親方が引退後初めて相撲を取った。

出場した親方6人で唯一のまげ姿。両膝にサポーターをして、元前頭里山の佐ノ山親方と対戦した。差し手争いから左四つになり、右上手で投げを打ったが決まらず、寄り切られた。

取組後の支度部屋では肩で息をしながら、第一声は「体が動かないね」。この日のために2、3日前から稽古で若い衆に胸を出すなどして調整してきたが「逆に背中が痛くなっちゃったよ」と苦笑いを浮かべた。

10月に同所で断髪式を行う。

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高安がトーナメント連覇、春場所での巻き返し誓う

トーナメント2連覇を達成し優勝杯を手にする高安(撮影・小沢裕)

<第44回日本大相撲トーナメント>◇9日◇東京・両国国技館

関脇高安(29=田子ノ浦)がトーナメント2連覇を達成した。初場所で幕尻優勝した徳勝龍らを破って決勝に駒を進め、最後は妙義龍を突き出した。連覇は12年前の元横綱朝青龍以来6人目。

「しっかり腰を落として踏み込めた」と好感触を抱いた。28日で30歳になる。大関返り咲きを目指した初場所は5勝10敗と負け越し。「もう1つ意欲を持つ。悔いのない相撲人生にしたい」と巻き返しを誓った。

トーナメント優勝を果たし笑顔でインタビューに臨む高安(撮影・小沢裕)

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遠藤が右変形性肘関節症で手術へ トーナメント休場

遠藤(2020年1月12日)

前頭遠藤(29=追手風)が9日、日本相撲協会に「右変形性肘関節症」との診断書を提出して、東京・両国国技館で行われた大相撲トーナメントを休場した。

9日から入院しており、10日に手術を行う。協会の発表によると、術後約3週間の加療が必要。師匠の追手風親方(元前頭大翔山)は「内視鏡で骨片を除去する。たいした話ではない。入院は2、3泊」と説明した。初場所8日目前後から違和感を訴えていたという。師匠は「四股くらいなら来週、再来週からできるんじゃないか。どうなるかまだ分からない」と話した。

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