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大相撲ニュース

大鵬孫の納谷と元横綱朝青龍のおい豊昇龍が白星

宇瑠寅(左)を押し倒しで破る納谷(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇2日目◇12日◇エディオンアリーナ大阪

 元横綱大鵬(故人)の孫、東18枚目納谷(本名納谷幸之介、18=大嶽)と元横綱朝青龍のおい、西19枚目豊昇龍(18=立浪)がそろって序ノ口で白星デビューを果たした。

 納谷は西16枚目の宇瑠寅(うるとら)を突き2発で押し倒し、豊昇龍は西18枚目中西に下手投げを決めた。ともに「緊張しました」とホッとした様子だった。

中西(左)と激しい取組をする豊昇龍(撮影・鈴木正人)

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元貴乃花親方に退職金、功労金で2000万円程度か

元貴乃花親方(元横綱)(18年5月13日撮影)

日本相撲協会の評議員会が11日、東京・両国国技館で行われ、10月1日付で退職した元貴乃花親方(元横綱)の退職金、功労金について決議した。すでに11月29日に行われた理事会で算出されていた金額について議論されたが、海老沢勝二議長(元NHK会長)は「淡々と済みました」と、特に異論は出なかったという。理事会の時点で金額については「規定通り」と、芝田山広報部長(元横綱大乃国)が説明。この日、同部長は「個人情報なので」と、金額は公表しなかったが、過去の例と照らし合わせると、退職金は約1000万円、功労金も同等で、計2000万円程度が支払われるとみられる。

その元貴乃花親方が入門当時から指導し、今月7日に引退した元前頭貴ノ岩が起こした暴力問題を受け、19日に全関取衆を対象とした研修が開催されることも、この日の評議員会では報告された。今年、再三にわって元貴乃花親方に苦言を呈してきた池坊保子委員(元文部科学副大臣)は、師弟ともに相撲界を去ることになり「残念よね」と話した。続けて「残念に思いますが、八角理事長(元横綱北勝海)以下、本当に誠実に真摯(しんし)に対応している。協会のあり方を大変、心強く思っています。皆さまにそれを発信したいなと思っているのね。大切なのは、どういう風に対処するか」と、今回の対応について評価した。

また、元貴乃花親方に苦言を呈した際には、自身も批判にさらされることになったが「まあ、皆さまに支えられてね、それなりに楽しい1年でした、フフフッ。『理解しているよ』と言ってくださる方もいましてね。うれしいですね」と、笑顔で帰途に就いていた。

日本相撲協会の評議員会に出席した池坊保子氏

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白鵬からかわいがられて高安「初心に帰るのが大事」

巡業で白鵬(左)からかわいがりを受ける高安(撮影・佐藤礼征)

大相撲の冬巡業が11日、鹿児島・日置市で行われ、大関高安(28=田子ノ浦)が横綱白鵬(33=宮城野)から約6分間、“かわいがり”を受けた。

ぶつかりで胸を出した白鵬は、高安を何度も土俵に転がし「すぐ立て!」とあおった。高安の体は砂で覆われ、体は真っ茶色に。「なかなかぶつかりを厳しくやってくれる相手はいない」と高安。「(自分の)基礎をつくったのがぶつかり。初心に帰るのが大事なので」。

この日の稽古は東前頭2枚目栃煌山(31=春日野)と9番取って5勝。千秋楽まで優勝争いに絡んだ先場所は、小結貴景勝(22=千賀ノ浦)に初優勝を譲った。この1年間6場所で3度の優勝次点。名古屋場所ではかど番を経験するなど「大事なところを落としていた。15日間通して良いパフォーマンスをとるのは難しい」と実感した。貴景勝ら若い力士の成長ぶりがめざましいが「伸び盛りですね。負けないように頑張ります」とクールに語った。

巡業で白鵬(左)に水をつける高安(撮影・佐藤礼征)

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貴景勝Vパレード17日開催、母校・埼玉栄高に凱旋

優勝賜杯を手にする貴景勝。右はバンザイする父佐藤一哉さん(18年11月25日撮影)

大相撲九州場所で初優勝を果たした小結貴景勝(22=千賀ノ浦)を祝う優勝パレードと報告会を17日に行うと、貴景勝の母校・埼玉栄高が11日に発表した。

当初は19日に予定していたが2日早めて実施する。日本相撲協会が19日に全関取衆を対象に「付け人に関する特別研修」を行うため、日程変更を余儀なくされていた。

優勝パレードは17日午前11時に開始。JR西大宮駅から埼玉栄高がコースになる。優勝報告会は同日正午から埼玉栄中高総合体育館で実施する。

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正代が「毎日神様に祈っている」祖母正代さんに感謝

巡業を観覧した平幕正代(左)の祖母正代正代さん(撮影・佐藤礼征)

大相撲の冬巡業が10日、熊本・宇土市で行われ、地元出身の平幕正代(27=時津風)が凱旋(がいせん)した。

会場には孫の元気な姿をひと目見ようと、祖母の正代正代(しょうだい・まさよ)さん(89)も駆けつけた。正代家に嫁ぎ、偶然にも同じ姓名となった祖母の正代さんは「よく頑張っていました」と目を細めた。けがは付きものだけに、場所中は「毎日神様に祈っている」という。14年3月の初土俵以来、いまだ休場がない正代は「15日間相撲を取りきることが大事」と、祖母の祈りに感謝していた。

朝稽古のぶつかり稽古では、胸を出した大関栃ノ心から“かわいがり”を受け、体は土俵の砂でまみれた。「濃い内容だった。お客さんに元気な姿を見せられて良かった」とうなずいた。地元出身の力士として、会場では人気者。九州場所は福岡で開催されるが「熊本でも負けないくらい、相撲に興味を持ってもらいたい」と胸を張った。

巡業のぶつかり稽古で栃ノ心(右)の胸を借りた正代(撮影・佐藤礼征)

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貴ノ岩が引退手続き 本人がやるべきことは完了

7日、引退会見で思い出話をする貴ノ岩

付け人に暴力を振るって7日に引退した大相撲の元前頭貴ノ岩(28)が10日、東京・両国国技館を訪れ、引退に必要な各種手続きを行った。

協会関係者が明かしたもので、この日の昼すぎ、師匠だった千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)に付き添われ、日本相撲協会の事務所を訪れたという。協会関係者によると、これで元貴ノ岩がやるべきことは完了。千賀ノ浦親方は両国国技館で元貴ノ岩の断髪式を希望しているが、その手続きは今後、基本的に同親方が対応することになる。

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稀勢の里非公開稽古で汗、初場所へ「しっかり調整」

稀勢の里

右膝痛で大相撲九州場所を途中休場した横綱稀勢の里は10日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋での稽古を非公開で行い、部屋関係者によると四股などで汗を流したという。

東京での稽古再開から1週間が経過した稀勢の里は帰り際に「悪いところ、いいところがある。しっかり調整していく」と話した。進退が懸かる初場所(来年1月13日初日・両国国技館)まで残り約1カ月。右膝の痛みについては「違うところとか、いろいろ出てくる」と、まだ万全には遠い様子をうかがわせた。22日までの冬巡業合流については未定。「しっかり最後に出たい気持ちはあるけどね。頑張る」と述べるにとどめた。

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正代「ブルーシート減ってきた」地元熊本復旧手応え

巡業のぶつかり稽古で栃ノ心(右)の胸を借りた正代(撮影・佐藤礼征)

大相撲の冬巡業が10日、熊本・宇土市で行われ、地元出身の平幕正代(27=時津風)が凱旋(がいせん)した。

地元出身の力士として、握手や写真撮影では列を成した。「他の巡業よりも注目されている。身近で相撲を見せるのが1番伝わるので、これをきっかけに興味を持っていただければ」。16年4月の熊本地震から2年8カ月。「ブルーシートの数も減ってきた」と。故郷の復旧ぶりも感じた。

朝稽古では大関栃ノ心(31=春日野)らと8番取って2勝と振るわなかったが、会場から拍手と大きな歓声を浴びた。ぶつかり稽古では、胸を出した栃ノ心から“かわいがり”を受けた。土俵では苦悶(くもん)の表情を浮かべたが「内容は濃かった。自分から希望してできることじゃない。お客さんに元気な姿を見せることができた」とうなずいた。

巡業を観覧した平幕正代(左)の祖母正代正代(しょうだい・まさよ)さん(撮影・佐藤礼征)

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貴景勝Vパレード延期、貴ノ岩の暴行問題で日程変更

優勝賜杯を手にする貴景勝。右はバンザイする父佐藤一哉さん(18年11月25日撮影)

埼玉栄高校は10日、卒業生で大相撲の小結貴景勝(22=千賀ノ浦)の初優勝を祝うパレードを、当初予定していた今月19日(午前11時)から、日程を変更すると発表した。新たな日時は未定。

貴景勝が11月の九州場所で初優勝したことを受けて、同校はさいたま市のJR西大宮駅から埼玉栄高までパレードを行い、その後、優勝報告会も行うと、すでに5日に発表していた。だが貴景勝の兄弟子でもある、元前頭貴ノ岩が付け人に暴力を振るい、7日に引退したことに伴い、日本相撲協会は19日午後1時から全関取衆を対象に「付け人に関する特別研修」を行うと発表。貴ノ岩と同部屋の貴景勝は当然、例外ではなく、日程変更を余儀なくされた。

埼玉栄高は、パレードや優勝報告会が中止になったわけではなく「日程が決まり次第、再度ご連絡致します」と、調整中であることを報道陣に発表した。

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全関取に緊急指導実施へ「付け人に感謝の気持ちを」

7日、引退会見で思い出話をする貴ノ岩

日本相撲協会は8日、大相撲の冬巡業先で元幕内貴ノ岩が付け人を暴行した問題を受け、各部屋の師匠全員を通じて全関取に、付け人についての緊急指導を行うと発表した。「付け人は関取の小間使いではない」「絶対に暴力を振るってはならず、互いに感謝の気持ちをもって接する」などの内容を指導する。

19日には関取対象の特別研修を東京都墨田区の両国国技館で実施し、同日の理事会では力士が暴力を振るった場合、番付に応じてどのような懲戒処分とするか一定の基準を定める。

元貴ノ岩の問題についても師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)の監督責任を含め、審議内容を発表する。既に原案を審議した暴力禁止規定も理事会で審議後に承認し、公表する。元貴ノ岩は暴行の責任を取り、7日に引退した。

日本相撲協会八角理事長(18年2月撮影)

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張本勲氏「因果はめぐる」貴ノ岩引退にコメント

張本勲氏(2017年1月14日撮影)

張本勲氏が9日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。付け人に暴力を振るい責任を取って現役を引退した元貴ノ岩(28)について「因果はめぐってきますねえ」と話した。

「まだ人生半分だから。失敗や間違いは若いときは誰でもありますから。心を入れ替えてね、どこにいくか分かりませんよ。格闘技にいくか分かりませんけども、力士だから。部屋で若い者に胸をかしたり、そういう仕事に就いてもらいたいわね」とコメント。さらには「もう一つお願いしたいのは断髪式とか引退相撲をやってあげてほしいね」と話していた。

7日、引退会見で思い出話をする貴ノ岩

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貴景勝は元貴ノ岩に感謝「いろんなことを学んだ」

7日、巡業の稽古場に向かう貴景勝

元貴ノ岩の引退を受け、千賀ノ浦部屋で弟弟子だった小結貴景勝が8日、熊本県高森町での巡業先で「残念としか言えない」と心境を語った。貴景勝は、十両昇進前の貴乃花部屋時代に元貴ノ岩の付け人を務めていた。

「相撲以外のことでも、いろんなことを学んだ」と懐かしみながら感謝の言葉を口にした。11月の九州場所で初優勝し、これまで以上に部屋を引っ張っていく立場となることに「自分は自分のことをするだけです」と淡々と話した。

7日、引退会見を行った貴ノ岩(撮影・山崎安昭)

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暴力被害の貴大将「普段通り、全然変わらない」

貴ノ岩の引退会見から一夜明けた千賀ノ浦部屋で朝稽古に参加した貴大将(撮影・佐藤礼征)

元幕内貴ノ岩(28)に暴力を振るわれた三段目貴大将(23)は8日、同部屋力士と同じように四股やすり足、ぶつかり稽古を行った。稽古後は周囲と談笑。顔の腫れも目立たなかった。

7日夜の引退会見後は元貴ノ岩と会話も交わしたという。「普段通りです。全然変わらない」と一連の騒動から切り替えていた。

7日、引退会見を行った貴ノ岩(撮影・山崎安昭)

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元貴ノ岩に千賀ノ浦親方「最後の花道」断髪式実施へ

貴ノ岩の引退会見から一夜明けた千賀ノ浦部屋の朝稽古(撮影・佐藤礼征)

大相撲の巡業先で付け人に暴力を振るった責任を取り、現役を引退した元幕内貴ノ岩(28)について、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が8日、断髪式を行いたい意向を示した。初場所後の来年2月中旬に東京・両国国技館での実施を視野に入れる。この日の稽古後「幕内で相撲を取った男だからね。最後の花道としてやってあげたい」とした。引退相撲で国技館の土俵を使用できるのは、関取として通算30場所以上の在位が条件。元貴ノ岩はそれを満たしている。

元貴ノ岩は4日午後11時ごろ、冬巡業で滞在していた福岡・行橋市のホテルで付け人の三段目貴大将(23)を4、5発殴った。翌5日に事態が判明。帰京して事情聴取を受けると、6日には千賀ノ浦親方に引退の意向を伝え、7日に引退会見も行った。一夜明けたこの日は姿を見せず、当面は都内の自宅で過ごすという。今後、協会には足を運び、退職金などの手続きを済ませる見込みだ。

引退後の活動は未定。関係者などと話し合いを重ねていくようだ。同親方は「今のところ全く決まっていない。日本にとどまるのか、モンゴルに帰るのかも。ただ『部屋を応援できるようになりたい』と言っていた。個人的には、日本とモンゴルを行き来できるようになれれば」と話し、角界を去った弟子の身を案じていた。引退会見の舞台となった同部屋では5日の事態発覚後、初めて朝稽古を公開。日常を取り戻しつつある。同親方は「淡々と変わりなくやれた」と普段通りを強調した。【佐藤礼征】

7日、引退会見で思い出話をする貴ノ岩

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相撲協会が暴力対策4カ条発表 全関取へ緊急指導へ

日本相撲協会八角理事長(18年2月撮影)

日本相撲協会は8日、元貴ノ岩が付け人に暴行した問題を受け、暴力問題に対する当面の対策を発表した。今回の事態を重く受け止め、各部屋の全師匠を通じて全関取へ緊急指導を行う。指導の内容は、以下の4点。

(1)付け人は師匠の弟子であり、関取は、師匠から付け人への指導を任されているのであって、付け人は決して関取の小間使いではないこと。

(2)付け人に対して絶対に暴力を振るってはならず、関取と付け人は互いに感謝の気持ちをもって接すること。

(3)付け人を夜遅くまで連れ回すことなどはしないようにし、付け人の翌日の稽古に影響を与えることがないように気を付けること。

(4)関取は、付け人の模範となる言動を行わなければならないこと。

来年2月に予定していた関取対象の研修は前倒しし、今月19日午後1時から両国国技館で「付け人に関する特別研修」として実施する。すでに原案が審議されている「暴力禁止規定」は、同日の理事会で承認、施行し、規定全文を理事会後に公表する。また、設置が決まっていた外部有識者3人を含むコンプライアンス(法令順守)委員会や、教育研修担当顧問の人選も公表する。

同日の理事会では、力士が暴力を振るった場合、番付に応じてどのような懲戒処分とするかについて検討し、一定の基準を定める。

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白鵬が手術後初の取組「少しずつ」高安寄り切り歓声

白鵬(17年10月4日撮影)

大相撲の横綱白鵬が8日、熊本県高森町で行われた冬巡業で、10月中旬に受けた右膝、右足首の手術後、初めて取組に入った。

大関高安を寄り切ると、会場は歓声と拍手に包まれ「久しぶりだね」とほほ笑んだ。

11月の九州場所は全休したが、数日前の稽古で「そろそろいいかなと思った」と、この日の取組に入ることを決めたそうだ。

「少しずつ稽古ができればいい」と見通しを話した。

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元貴ノ岩、初場所後に国技館で断髪式「最後の花道」

貴ノ岩の引退会見から一夜明けた千賀ノ浦部屋の朝稽古の様子(撮影・佐藤礼征)

大相撲の巡業先で付け人に暴力を振るった責任を取り現役を引退した元幕内貴ノ岩(28)の所属した千賀ノ浦部屋の力士たちが8日、都内で朝稽古を行った。

稽古後、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)が、東京・両国国技館で行われる初場所後の2月中旬にも、元貴ノ岩の断髪式を行う意向を示した。引退相撲で国技館の土俵を使用できるのは、関取として通算30場所以上在位していることが条件で、元貴ノ岩はそれを満たしている。千賀ノ浦親方は「最後の花道を用意してあげたい」と話した。

貴ノ岩は7日の引退会見後、都内の自宅に戻ったとみられる。今後は協会に何度か赴き、退職金などの手続きを済ませる予定だという。

この日の朝稽古では、被害を受けた貴大将も参加。四股やぶつかり稽古などで汗を流し、稽古の合間には同部屋の力士と笑顔を交えながら会話する場面もあった。千賀ノ浦親方は「稽古も変わりなくいつも通りやれた。変わりはないです」と語った。

貴ノ岩の引退会見から一夜明けた千賀ノ浦部屋で朝稽古に参加した貴大将(撮影・佐藤礼征)

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暴力受けた貴大将「もう謝ってもらっているので」

千賀ノ浦部屋に戻った貴大将(撮影・鈴木正人)

付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。

暴力を振るわれた貴大将は、インフルエンザの予防接種を受けるために、東京・両国国技館内の相撲診療所に姿を現した。別の部屋の若い衆と談笑するなど明るい表情を見せた。貴ノ岩からの謝罪の有無を問われると「自分はもう謝ってもらっているので」と話し「相撲に集中するだけか」と問われると「貴ノ岩関もそう思ってくれていると思います」としみじみとした。

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千賀ノ浦親方、貴ノ岩の第2の人生にエール

引退会見で頭を下げる貴ノ岩(右)と千賀ノ浦親方(撮影・山崎安昭)

付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。

引退会見に同席した師匠の千賀ノ浦親方は、貴ノ岩に対し「気持ちは強い男。何事に対しても一生懸命やっていける社会人になってほしい」と、第2の人生にエールを送った。昨日は貴ノ岩と2人きりで話し合い「まだまだ頑張れる。やれるんじゃないか。頑張ろう」と激励し、現役続行を説得。しかし貴ノ岩の意思は固く、翻意はならなかった。協会が暴力根絶を掲げる中、師匠として責任を感じている。「今後、二度と起こらないように弟子を指導したい」と誓った。

引退会見に臨んだ貴ノ岩。右手の甲に青あざのようなものが見えた(撮影・山崎安昭)

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貴ノ岩「いろんな思い出があります」/一問一答

引退会見で思い出話をする貴ノ岩(撮影・山崎安昭)

付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。

-今の心境は

貴ノ岩 また上を目指して頑張っていくという気持ちで精進していたが、自分のやったことに深く責任を感じている。

-どの段階で引退を決めたか

貴ノ岩 昨日決めました。

-引退以外の方法は考えなかったのか

貴ノ岩 相撲を続ける気持ちは今でもありますけど、やっぱり引退して責任を取る気持ちの方が強かった。

-番付が下がってから幕内に戻ってきた。迷いはなかったのか

貴ノ岩 迷いはありません。

-1年前は暴力を受ける立場、今回は程度の違いはあれ、暴力を振るう立場になった。なぜそうなったのか

貴ノ岩 自分の気持ちの弱さ、自覚が足りなかった。そういう気持ちと反省の気持ちしかありません。

-付け人と話は

貴ノ岩 話をして謝罪をしました。

-相撲をやってきたことで学んだこと

貴ノ岩 一生懸命、無我夢中で努力することを学びました。

-一番思い出に残っている場面は

貴ノ岩 いろんな思い出がありますけど、仲間と稽古して一緒に汗を流して、日々ぶつかり合ったのが思い出です。

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弟弟子沈痛…貴景勝「残念」貴源治「肩持てない」

巡業の稽古場に向かう貴景勝

付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。

旧貴乃花部屋時代からの貴ノ岩の弟弟子で、冬巡業に参加している小結貴景勝(22)と十両貴源治(21=ともに千賀ノ浦)は、そろって沈痛な面持ちで取材に応じた。宮崎・延岡市で行われた7日の巡業は午後3時まで開催。すでに貴ノ岩の引退の意向は、報道を通じて知っていた貴景勝だったが「まだ正式に決まったわけではないので」と前置きしたものの「残念」と、絞り出すように話した。

11月の九州場所で初優勝した際は、一緒に万歳して喜んでくれただけに「自分は相撲を頑張るしかないから」と、引退を覚悟したように話していた。貴源治は「一番稽古をつけてもらった」と、長い日は1時間もぶつかり稽古で胸を出してもらったことを明かした。「岩関のおかげで強くなれた。でもそれとこれとは別。肩を持つわけにはいかない。世間の風当たりは強くなると思うけど、一生、それを背負っていくしかない」と、第2の人生に期待していた。

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