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格闘技ニュース

元K1王者野杁正明、急きょ大会出場 相手はメヒア

野杁正明とダビド・メヒアの対戦を発表するK-1中村プロデューサー(撮影・吉池彰)

元K-1スーパー・ライト級王者野杁正明(26)が3月22日、ISKA世界ウエルター級王者ダビド・メヒア(24=スペイン)と対戦する。

「ケイズフェスタ3」(さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ、日刊スポーツ新聞社後援)で、ウエルター級スーパーファイトを行うことを、K-1実行委員会が22日、都内で発表した。

当初、野杁は春に海外遠征を予定していたが、最終的な調整がつかなかったため、急きょ今大会への出場が決まった。相手のメヒアは近年、中国のクンルンファイトやWLF武林風でも活躍している。K-1中村プロデューサーは「格闘技ファンに響く、熱いカードだと思う」と話した。これで「ケイズフェスタ3」の全カードが出そろった。

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武尊、K1初の偉業へ気合「ラスト1秒でもKO」

ダブルタイトルマッチの調印式で鋭い眼差しを見せる武尊(左端)と相手のブアフフ(右端)(撮影・吉池彰)

K-1スーパー・フェザー級王者武尊(28)とISKAライト級王者アダム・ブアフフ(29=モロッコ)が22日、東京・渋谷109でダブルタイトルマッチの公開調印式を行った。

3月22日、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで行われる年に一度のK-1ビッグマッチ「ケイズフェスタ3」(日刊スポーツ新聞社後援)で、互いのベルトをかけて拳を交える。39戦38勝(22KO)1敗の武尊に対し、ブアフフは15戦15勝(9KO)無敗。昨年の現役ムエタイ王者にも引けを取らない強豪を迎え撃つ武尊は「K-1の歴史をつくってた人たちが取ってきたISKAのベルトを巻きたい。ダブルタイトルマッチに勝つというK-1初の偉業を成し遂げるのは、僕しかいない。3ラウンド殴り合って、ラスト1秒でもいいのでKOする」と勝利を誓った。

対するブアフフは「日本が大好きで、小さい頃からK-1のファンとして育ってきた。その日本で試合できるのがうれしい。自分の足跡をしっかり残す」とK-1のベルト獲得に向け、闘志をのぞかせていた。

武尊(左)の隣でグローブを付けてポーズを決める安藤美姫(撮影・吉池彰)

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安藤美姫K1参戦?「事務所の許可をもらっている」

武尊(左)の隣でグローブを付けてポーズを決める安藤美姫(撮影・吉池彰)

K-1スーパー・フェザー級王者武尊(28)が22日、フィギュアスケート元世界女王でプロスケーターの安藤美姫(32)とミット打ちを披露した。

武尊は東京・渋谷109で行われたISKAライト級王者アダム・ブアフフ(29=モロッコ)とのダブルタイトルマッチの公開調印式に臨んだ。

3月22日にさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで行われる「ケイズフェスタ3」(日刊スポーツ新聞社後援)での大一番に向け、緊張した面持ちだったが、ゲスト安藤が出てくると、にこやかな表情に一変。初共演したテレビ番組の思い出に触れ、「格闘家なのにチャラチャラしているとか、ボロカスに言われた」と舌も滑らかにトークショーを繰り広げた。

安藤はその共演がきっかけでK-1を観戦するようになり、昨年末の名古屋大会では公式アンバサダーも務めた。今年に入るとK-1流のキックボクシングトレーニングも始め、インスタグラムの動画が話題となっている。「キックボクシングとフィギュアは必要な筋肉が似ている」とのことで、プロスケーターとしてもう少し進化しようと、トレーニングに取り組む。

そんな安藤は武尊の「本当にうまい。上達が早い」という褒め言葉に乗せられると、武尊相手のミット打ちに挑戦した。さらに武尊のキックを見事にミットで受けて見せ、観衆を驚かせた。そして、「ヘッドギアを付けるアマチュアだったら、試合に出て良いと事務所の許可をもらっている」と言って、さらに驚かせていた。

ダブルタイトルマッチの調印式で鋭い眼差しを見せる武尊(左端)と相手のブアフフ(右端)(撮影・吉池彰)

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須貝秋彦「自分売る」本名での初勝利&初代王座狙う

試合に向け、ミット打ちで調整する須貝(左)

総合格闘技「ファイティング・ネクサス」の初代フェザー級王者決定トーナメント1回戦(23日、東京・GENスポーツパレス)に須貝秋彦(31=ピロクテテス新潟)が出場する。

初代王座を約10カ月かけて争うトーナメントの初戦だ。須貝は、昨年獲得したプロ修斗フェザー級新人王に続く、2つ目のタイトルを狙って参戦する。

   ◇   ◇   ◇

「コンディションはすごくいい」。その言葉を裏付けるように須貝は、23日に試合を控え、重量感のあるパンチとスピーディーなキックをミットに打ち込んだ。昨年11、12月に試合があり、試合間隔は約2カ月と短いが、すでに作り上げた体を維持しながら備えられるため「自分はその方がやりやすい」と語った。

初代王座決定トーナメント初戦は当日の抽選で対戦相手と、その後の勝ち上がりが決まる。誰と当たるかわからない不安はあるが、そこは「自分の戦い方に徹すればいい」と割り切っており「もちろん、最後まで行く」と頂点を見据える。

昨年1月にプロ修斗の新人王を獲得したが、その後は「自分を出せていない」と満足いく試合ができなかった。11、12月の試合は判定勝ちと引き分けという結果。連打を武器に乱戦に持ち込む得意な形に持ち込めなかった。

その反省をふまえ原点に戻る。これまでリングネームの「須貝THE YAMANBA」で多く出場していたが、今回は本名の「須貝秋彦」でリングに上がる。だが、17年11月のプロ入り以来、本名で戦った試合では勝ち星がない。「勝って(自分を)売りたい」と、がむしゃらに自分をアピールするつもりだ。

週6日のジム通いをこなしてきた。ピロクテテス新潟の風田陣代表(49)が「とにかく真面目。一生懸命やる」という練習の虫。新人王に輝いたときはメダルをもらった。「でも、ベルトはなかった。このトーナメントは、勝てばベルトが手に入る」。その目標達成のために、まずは初戦に全力を傾ける。

◆須貝秋彦(すがい・あきひこ)1989年(平元)10月26日生まれ、村上市出身。荒川中では野球部、中条高ではラグビー部に所属。22歳のときにピロクテテス新潟に入門。17年9月の全日本アマ修斗ベスト8。同年11月にプロ転向。18年11月、天雷しゅんすけ(UNDER GROUND)に判定勝ちしてプロ初勝利。19年1月、新人王決定トーナメント・フェザー級で優勝。170センチ、普段は70キロ。

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キックボクシング王者・渡辺航己「天心と戦いたい」

チャンピオンベルトを手に今後の活躍を誓う渡辺(JMNジム提供)

ジャパンキックボクシング協会フェザー級タイトルを1月5日に獲得した渡辺航己(23=JMNジム)が3月15日に東京・後楽園ホールでノンタイトル戦(対戦相手未発表)を行う。王座についてから初の試合は、今後、他団体の選手と対戦して名を売っていく足掛かりになる。好素材が、新潟からメジャー選手への1歩を踏み出す。

“チャンピオン”と呼ばれることに少し、慣れてきた。タイトル戦の翌朝、目が覚めると自室の机に置いたチャンピオンベルトが目に入った。「俺、勝ったんだ」。体の痛みとともに実感が湧いた。だが、そんな余韻に浸る期間は終わった。「次は絶対に負けられない」と渡辺は自分に言い聞かせる。3月の対戦相手はムエタイ選手が有力視される。いずれは本場タイのリングに上がる夢がある。将来の試金石になる試合に照準を定めた。

1月5日のジャパンキックボクシング協会フェザー級王座決定戦(東京・後楽園ホール)、櫓木淳平(ビクトリージム)を3-0の5回判定で破り、第2代王座に就いた。これで6連勝。同級では抜けた存在だ。翌6日には佳那夫人(25)と結婚もした。守るべきものを2つ、手に入れた。試合の1週間後からジムワークを開始。「今は基本練習。試合の1カ月前から本格的に実戦練習をする」。喜びもそこそこに、週6日のトレーニングをする普段の生活に戻った。

「名前、実績がある選手とやりたい。そして勝つことが目標」。ベルトを手にして意欲が増した。ジャパンキックボクシング協会は昨年5月に立ち上がった新興団体。キックボクシング界は団体が乱立し、団体間の対戦も行われる。その分、結果を残していけば注目度が高まる。「いずれは戦いたい」という相手はRISE世界フェザー級王者・那須川天心(21)。そこにたどりつくことは、キック界のトップレベルに名を連ねることを意味する。

新潟県央工1年の時にJMNジムに入門した。2年の秋からアマチュアの試合に出場し、3年になると卒業前の1月11日にプロデビュー。ただ、デビュー戦の判定負けから4戦1勝3敗と白星に恵まれなかった。20歳の時、練習中に左手首を骨折。不運が転機になった。

1年間試合に出られず、ジムでも本格的な練習ができなかった。そのためイメージトレーニングに集中。描いた動きをマスボクシング(力を入れないスパーリング)で整理した。「それまでは力に頼った試合だった。ケガの後は力を抜いて、相手を見られるようになった」。骨折後は1敗だけ。冷静に相手に対応するスタイルを身につけた。

計量機器を製作する田中衡機工業所(三条市)に勤務。午前8時30分から午後5時30分まで就業し、ジムに通う。5日の試合には同僚30人がマイクロバスで駆けつけ、横断幕を掲げて応援してくれた。期待の大きさは励みになる。「強い相手に勝っていきたい」。実力アップの本気度を高めながら進化していく。【斎藤慎一郎】

◆渡辺航己(わたなべ・こうき)1996年(平8)10月1日生まれ、三条市出身。幼少時から空手を始め、三条第一中ではサッカー部に所属しながら空手を続けた。新潟県央工では陸上部に入部し、1年の秋にJMNジムに入門。アマ戦績は4戦4勝。3年時の1月にプロデビュー。戦績15戦10勝(1KO)5敗。168センチ、普段は62キロ。

5日の王座決定戦、櫓木をキックで攻める渡辺(右)(JMNジム提供)
那須川天心

朝倉未来がRIZIN21参戦「緊張感を体感して」

朝倉未来

総合格闘技イベントRIZIN21大会(2月22日、浜松アリーナ)の会見が24日に都内で行われ、一部カードが発表された。昨年大ブレークした朝倉兄弟の兄、朝倉未来(みくる、27)が参戦。68キロ総合ルールでダニエル・サラス(32=メキシコ)と戦う。

会見に出席した愛知県豊橋市出身の朝倉は「地元ファンに会場で緊張感や迫力を体感してほしい」と参戦理由を語った。メキシコを主戦場とするサラスは「勝負の運は常に神の導きによるものなので必ず勝つとは言わないが、アサクラは私の執念とメキシコ人のファイティングスピリッツを痛感することになるだろう」とコメントを寄せた。

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RENA「暗闇からやっと少し光が見えた」一問一答

リンジー・ヴァンザント対RENA 試合後、「絶対負けない」とプリントされたTシャツを着て涙ながらにインタビューに応じるRENA(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

RENA(28)が涙のリベンジに成功した。50・8キロ肘ありの総合ルールで、リンジー・ヴァンザント(26=米国)に3回4分42秒でTKO勝利を飾った。昨年6月、米ニューヨークでのベラトール大会では裸絞めで1本負けした因縁の相手。そのリベンジを果たすとともに、試合2日前、がんで亡くなった友人にささげる勝利にもなった。

以下、試合後の主な一問一答

-この再戦について

つらかったが、自分やチームを信じて、絶対負けない気持ちで臨んだ。相手は強くて、根性もあって、また研究して試合に臨んでいると感じた。勝ち逃げしてもおかしくない状況でオファーを受けてくれて感謝の気持ち

-今後について

ずっと暗闇の中にいたのが、今回やっと少し光が見えた、抜け出せた気がする。課題も見つかったので、それを克服して、もっと強くなりたい。

-リング上で話した、亡くなった友人について

年上の友人で、犬のブリーダーさんだった。北斗晶さんが紹介してくれた。全部を吹き飛ばしてくれるような笑い方をされる方。今回勝利を届けたかったのでよかった。

-新RIZIN女子スーパーアトム級王者となったハム・ソヒへの挑戦は

打撃中心の私とハムちゃんはかみ合うと思うが、正直そこまで考えていない。

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那須川、ガキ使にも出演「業界の掟分からなかった」

那須川対江幡 TKO勝ちし雄たけびを上げる那須川(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

キックボクシング界の神童、那須川天心(21)が、最強挑戦者と言われる江幡塁(28)を1回TKOで下し、実力の違いを見せつけた。

試合後に取材に応じた那須川は、フジテレビRIZINの裏番組、日テレの「ガキ使」に出演したことにも言及。「非常に話しづらい」と語り、笑いを誘った。以下、主な一問一答

-試合を振り返って

1回KOしてうれしかったというのもありますし、久々に適正階級に近い体重で試合ができて、非常に調子がよくて、いい結果になってよかったな、って今すごいほっとしてます。

-今年1番の強い天心を見せたのでは

まわりから、負けるんじゃないか、と言われたけど、すべてひっくり返そうと思って臨んだ。テーマはリラックスして、力を抜いて。悪魔的な強さをみせるの2つ。両方達成できた。調整の仕方も変えて、リラックスして戦える練習をしてきた。

-リング上で発言した「五輪よりおもしろいことをする」とは

どうやってやればいいのか分からない。自分が勝ち続けること、輝き続けること。もう誰も勝てないだろ、と思われるぐらいの位置に立ちたい。

-いつになくスピード、キレがあった

試合前から、めちゃめちゃ調子いいなと感じた。(56で)やりたいな。今年一番の動きだった。江幡選手だからこそ、こういう試合ができた。日本でも最強といわれる選手と戦えてうれしいし、そういった選手を1ラウンドで倒せたのもうれしい。

-新技について

フィギュアスケートにちなんで「アクセルキック」。トリプルアクセルみたいなイメージ。今回はあれを狙っていたので、倒せなかったのは残念だった。しっかり当たったので、すごい衝撃だったと思う。

-大みそかにRIZIN、ガキの使い両方出るのは快挙。達成したことについて

いや、達成したというか…。メインはRIZIN、フジテレビを盛り上げる方。なんすかね、非常に話しづらい、というか(苦笑)。自分はテレビ業界の掟、あまり分からなかったので。いろいろ問題はあったかもしれないですけど、フジテレビで結果を残せたのはうれしいですし。大会の中で、1番目立った試合ができたと思う。いい経験になりました。

那須川対江幡 江幡(右)に蹴りを見舞う那須川(撮影・滝沢徹郎)
那須川対江幡 ダウンを奪い拳を突き上げる那須川(右)(撮影・滝沢徹郎)

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白鳥大珠ヒザ蹴りでTKO勝ち、K1との対抗戦熱望

大雅(左)に膝蹴りを見舞う白鳥(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

那須川天心と同じTEPPENジムの白鳥大珠が、元K-1スーパーフェザー級王者大雅を2回TKOで破った。

9月、大阪で行われたRIZIN19大会で、ダウンの奪い合いの末判定勝ちした試合の決着戦。2回に左ヒザ蹴りを浴びせ、出血を誘いレフェリーストップ勝ち。19年はRISEの世界トーナメントを制すなど大躍進で「勝ったが内容は満足していない。来年は世界トーナメント優勝は当たり前。K-1と対抗戦をやりたい」と抱負を語った。

トロフィーを手にポーズを決める白鳥(撮影・滝沢徹郎)

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那須川誓う打倒五輪「面白いことしようじゃねえか」

那須川対江幡 勝ち名乗りを受ける那須川(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

ライバルは東京五輪だ。那須川天心(21)が新日本キックボクシング協会のエース江幡塁(28)と56キロ契約で戦い、1回2分46秒TKO勝利した。

1年前の大みそかにボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとエキシビションマッチで戦い、1回TKO負け。大みそかに借りを返すとともに、20年は五輪を超える活躍をすると宣言した。

   ◇   ◇   ◇

那須川が日本人最強の刺客ともいえる江幡を一蹴した。試合開始早々、前へ突進し、左ハイキック、ワンツーをさく裂。強烈な連打でダウンを2度奪っても手を緩めない。この日のために用意してきた回転回し蹴りを見事に決め、粘り強く立ち上がる相手に再びパンチを連打。予告通りのKO勝利を果たし、「めちゃくちゃ気持ちよかった」と笑顔で叫んだ。

本物の戦いを求めている。1カ月半前の昨年11月7日。さいたまスーパーアリーナでワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)の井上尚弥-ノニト・ドネア戦を生観戦。世界最高峰の攻防に胸を熱くし、嫉妬した。「誰も文句言えない。比べるのは失礼かもしれないけど、格闘技をやっている者として負けたくない」。

キックボクシングは現在日本ではメジャーな競技とはいえない。だからこそ、那須川自身が知名度アップへ先頭に立つ。昨年5月にはAbemaTVの企画「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」に参加。同6月は再びAbemaTV企画で亀田興毅氏と特別ボクシングルールで対戦。この日も、試合直前に裏番組「ガキ使」に出演した。「試合を見たことなくても僕を見たことがある人に『すごい』と思ってほしい」。狙い通り、格闘家としてもすごみを示した。

「2020年は東京五輪がある。五輪より面白いことしようじゃねえか。自分でもどういう風に成長するかわからない。もっと強くなりたい」。現在世界中の格闘技団体からオファーを受けており、20年は世界進出が濃厚。天心の野望は続く。【高場泉穂】

那須川対江幡 江幡(右)に蹴りを見舞う那須川(撮影・滝沢徹郎)

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RENA天国の友人に涙の報告「見てくれてるかな」

リンジー・ヴァンザント対RENA 試合後、「絶対負けない」とプリントされたTシャツを着て涙ながらにインタビューに応じるRENA(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

RENA(28)が涙のリベンジに成功した。50・8キロ肘ありの総合ルールで、リンジー・ヴァンザント(26=米国)に3回4分42秒でTKO勝利を飾った。

昨年6月、米ニューヨークでのベラトール大会では裸絞めで一本負けした因縁の相手。そのリベンジを果たすとともに、試合2日前、がんで亡くなった友人にささげる勝利にもなった。

   ◇   ◇   ◇

強いRENAが帰ってきた。6月に格闘技の聖地マディソン・スクエア・ガーデンで敗れた時は1回ですぐ背後から首をしめ上げられ、レフェリーストップ。何もできないまま終わった。だが、この日は違った。何度もテークダウンを取られるが冷静に処理。「打撃でKOしたい」と宣言していた通り、得意の打撃を貫いた。3回終了間際に馬乗りとなりパンチを連打。レフェリーストップで試合を決めると号泣した。

涙はリベンジとともに亡き友人への思いから来るものだった。リング上でマイクを取ると秘めていた思いを明かした。「29日、お友達ががんの闘病をしていたんですけど亡くなってしまって、今日も告別式に行ってからこの会場に来ました。たぶん見に来てくれていると思うので、絶対負けたくない、絶対に勝ちたいという強い気持ちで臨みました。本当にありがとうございます。見てくれているかな」。天国の友人に手を振って、勝利を報告した。

16歳からプロ格闘家として活動し、今年で12年目。シュートボクシングに土台を置きつつ、15年の大みそかに「1度だけ」と総合格闘技デビューし、いつの間にか4年がたった。6月の試合直後、RENAは自身のツイッターで「すみません。また同じ負け方しました。やっぱり私MMA(総合格闘技)向いてないわ 悲しませてごめんなさい…」とつづったが、勝利でまた自信を取り戻した。「(友人は)笑顔がすてきな方だったので1日でも多く笑って過ごせるように、勝てるように、日々努力していく」と力強く誓った。【高場泉穂】

リンジー・ヴァンザント対RENA うれし涙を流しながら勝ち名乗りを受けるRENA(左)(撮影・滝沢徹郎)

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RENAが号泣リベンジ、亡き友にも勝利届けた

リンジー・ヴァンザント対RENA リンジー・ヴァンザント(下)にパンチを打ち込むRENA(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

RENA(28)がリベンジに成功した。6月の米ニューヨークでのベラトール222大会で裸絞めで1回一本負けしたリンジー・ヴァンザント(26=米国)と、50・8キロ肘ありの総合ルールで戦い、3回TKO勝利した。

1回開始早々、テークダウンを取られるが冷静に処理。残り1分でマウントポジションに転じ、肘を打ち込んだ。2回は得意の立ち技で積極的に攻撃。終盤にコーナーでつかまり、締め技に持ち込まれるが何とかしのぎ、最終3回へ。寝技に持ち込もうとする相手をうまくかわし、馬乗りでパンチを連打。「打撃では私のほうが圧倒的に上」と打撃にこだわり、勝利をつかんだ。勝利が決まると、感極まって号泣した。

リベンジと、もう1つ、亡き友人への思いがあった。「リベンジマッチというのと大みそかにいい結果を出せてなかったのでつらかったんですけど、29日にがんで闘病していた友人の告別式に行ってからこの会場に来ました。たぶん見に来てくれていると思うので、絶対勝ちたいと強い気持ちで臨みました。本当にありがとうございます。見ててくれているかな」。天国の友人に勝利を報告した。

リンジー・ヴァンザント対RENA リンジー・ヴァンザント(左)にパンチを打ち込むRENA(撮影・滝沢徹郎)
リンジー・ヴァンザント対RENA リンジー・ヴァンザント(下)にパンチを打ち込みTKO勝ちしたRENA(撮影・滝沢徹郎)

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ケイプが朝倉海にTKO勝ち 堀口にキスし対戦要求

朝倉海対マネル・ケイプ 試合に勝利したマネル・ケイプ(左)はリングサイドの堀口のおでこにキスをする(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

堀口恭司が故障で返上したバンタム級王座のタイトル戦で、マネル・ケイプ(26=アンゴラ)が、朝倉海(26)を破り、新王者となった。

1回は互角の打ち合いを演じたが、2回に右フックで朝倉のアゴをとらえ倒した。その後も、倒れた朝倉にパンチの連打を浴びせ、レフェリーが試合をストップ。今年、堀口をKOし、一躍RIZINのトップ選手となった朝倉を相手に鮮やかなTKO劇で勝利をつかむと、そのままリングを降り、解説席に座っていた堀口にキス。次の対戦を要求した。

現在故障中の堀口からは「まず、朝倉に勝ってから挑戦したい」と次期挑戦者への指名を拒否された。ケイプは「この日が来ることを信じていた。王座になると信じていた」とマイクをつかみ、ファンにアピールしていた。

朝倉海対マネル・ケイプ 朝倉海(下)にパンチを見舞うマネル・ケイプ(撮影・滝沢徹郎)

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那須川「めちゃめちゃ気持ち良かった」日本最強KO

那須川対江幡 勝ち名乗りを受ける那須川(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

キックボクシング界の神童、那須川天心(21)が、最強挑戦者と言われる江幡塁(28)を1回TKOで下し、実力の違いを見せつけた。

那須川は1回の開始から前に出て、強烈なパンチを江幡に浴びせた。まず、左ストレートでダウンを奪うと、立ち上がったところに畳み掛けて2度目のダウンを奪う。さらに立ち上がったところに、体を横回転させながら回し蹴り。さらに連打でコーナーに追い込み、最後は右フックで3度目のダウンを奪い、1回2分46秒、TKO勝ち。

昨年の大みそか、フロイド・メイウェザーに挑戦して敗れた雪辱を果たした。那須川は「めちゃめちゃ気持ち良かった。絶対KOすると決めて、無事にKOできて良かった。江幡さんは日本人最強と言われていたので、レベルの差を見せられた」と喜びを語った。来年に向けて「RISEの55キロトーナメントに出るんで、江幡さんもそこに出てもらえば、もう1度やれる」と話していた。

那須川対江幡 江幡(右)に蹴りを見舞う那須川(撮影・滝沢徹郎)
那須川対江幡 江幡(左)にパンチを見舞う那須川(撮影・滝沢徹郎)

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那須川天心1回TKO 攻めまくり2度のダウン奪う

那須川対江幡 TKO勝ちし雄たけびを上げる那須川(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

那須川天心が大みそかの借りを大みそかに返した。新日本キックボクシング協会のエース江幡塁と56キロ契約で戦い、1回TKOで勝利した。

序盤からパンチ連打で圧倒。2度ダウンを奪った後も回し蹴りをさく裂するなど攻め続けた。1年前の大みそかはメイウェザーとボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとエキシビションマッチで戦い、1回TKO負け。

2年ぶりのキックでの戦いであらためて世界に強さを示した。

那須川対江幡 ダウンを奪い拳を突き上げる那須川(右)(撮影・滝沢徹郎)

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浜崎朱加が王座陥落 韓国ソヒと3度目対決で初黒星

浜崎対ハム・ソヒ ハム・ソヒ(右)とパンチを交錯させる浜崎(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

女子スーパーアトム級タイトル戦は、挑戦者のハム・ソヒ(32=韓国)が、王者浜崎朱加(37)を破り、新王者となった。

10年12月、11年12月と2度、浜崎に挑戦し敗れているハムは、序盤から浜崎と壮絶な打ち合いを展開。2回にはグラウンドから三角絞めで王者を追い詰めた。3回には浜崎に首投げからグラウンドで攻められたが、最後まで耐え抜いた。

試合は判定になり、ハムは2-1で勝利。第2代王者となった。ハムは「応援してくれたみんなのおかげで、勝つことができました。これからもっともっといい選手になりたい」とファンに誓った。

浜崎対ハム・ソヒ 判定で勝ち名乗りを受けるハム・ソヒ(左)。右はぼう然とする浜崎(撮影・滝沢徹郎)

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朝倉未来が判定勝ち「頑丈でしたね、相手が」

朝倉未来対ジョン・マカパ 判定で勝ち名乗りを受ける朝倉未来(右)(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

RIZIN対ベラトール対抗の大将戦で、朝倉未来(27)が、ジョン・マカパ(33=ブラジル)を破り、世界レベルの実力を証明した。

強打の圧力でプレッシャーをかけてくるマカパに、朝倉未は慎重に対応。相手のパンチにパンチを合わせるカウンターで、的確に左のストレートを顔面に打ち込んだ。立ち技では攻めきれないと見た相手が、タックルを仕掛けてきても、強靱(きょうじん)な体幹で、倒れない。1、2回と緊迫の展開が続き迎えた3回。朝倉未のパンチがマカパの顔面を捉えだし、優位のままゴングが鳴った。

判定は3-0。対抗戦では2-3とベラトールに敗れたもののRIZINの大将としての責任を果たし、この1年を無敗で締めくくった。「結構、いいの(パンチ)を入れたと思ったけど、頑丈でしたね、相手が。でも、全勝でこれたんで良かった」と笑顔で話していた。

朝倉未来対ジョン・マカパ ジョン・マカパ(右)にパンチを見舞う朝倉未来(撮影・滝沢徹郎)
朝倉未来対ジョン・マカパ ジョン・マカパ(左)に飛び膝蹴りを見舞う朝倉未来(撮影・滝沢徹郎)

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リハビリ中の堀口恭司があいさつ「またベルト巻く」

堀口恭司(2019年8月7日撮影)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

前RIZINバンタム級王者で右膝前十字靱帯(じんたい)断裂と半月板損傷でリハビリ中の堀口恭司(28)が前半戦終了後に、リング上であいさつした。

6月に米ニューヨークでベラトールバンタム級王座を奪取した堀口は、凱旋(がいせん)試合となる8月のRIZIN18大会で朝倉海(26)と戦い、まさかのKO負け。大みそかにベルトをかけて再戦する予定だったが、膝を故障し、欠場となった。

堀口は右足全体に補助器具をつけて登場。「自分の試合を楽しみにしていてくれたみなさま、申し訳ありません」と謝罪し、「しっかりけが治して、またベルトを巻くんでよろしくお願いします」と笑顔をみせた。

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“青髪のおばあちゃん”山本美憂が総合10戦目圧勝

山本美憂対アム・ザ・ロケット 試合後、笑顔でポーズを決める山本美憂(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

山本美憂(45)が、ムエタイと柔術の実力者アム・ザ・ロケット(23)との22歳差対決を3-0の判定で制した。18年7月からRIZINで4連勝も昨年10月にTKO負け。ボクシング元世界3階級制覇王者長谷川穂積の指導を受け、この日の復活勝利につなげた。16年9月の総合格闘家デビューから10戦目の節目を圧勝で飾り、さらなる進化を誓った。

   ◇   ◇   ◇

青髪のファンキーおばあちゃん山本が、22歳の年の差対決を制した。1回からタックルで得意なグラウンドの形に持ち込み、相手の上にのりながらパンチや肘を連打。2、3回も何度もテークダウンし、強敵ロケットに何もさせなかった。

レスリングの山本一家に生まれ、英才教育を受けた元世界女王。16年リオ五輪出場を逃したのを機に、格闘家に転向。42歳でデビューした。19年息子アーセンに娘が生まれ、おばあちゃんになったが、衰えるどころか一戦ごとに強さは増している。「試合後には(相手ロケットから)お母さんと呼ばれてほほえましかったです」と苦笑いした。

18年7月からRIZIN4連勝だったが、19年10月、韓国女子格闘技のパイオニア、ハム・ソヒとスーパーアトム級ベルト挑戦権をかけ、TKO負けした。その後、「悔しかった」とすぐに練習再開。ボクシング元世界3階級制覇王者長谷川穂積のもとを訪ね、1週間毎日長谷川からパンチ技術の細かな指導を受けた。この日はグラウンドの場面が多く、打撃の決定的な攻撃はなかったが、レベルアップした姿をみせた。

12月29日には格闘技界のヘビー級レジェンド、43歳のヒョードルが41歳のランペイジと日本ラストマッチを行った。2人とも全盛期とはほど遠い動きだったのに対し、45歳の山本は成長を続ける。2人より年上と指摘されると、「私は彼らより若くみえるってことだよね?」とおどけた。年明けに拠点のグアムに戻る予定だが「言われれば、また飛んでいきます」。20年、さらに強くなった山本がRIZINを盛り上げる。【高場泉穂】

山本美憂対アム・ザ・ロケット アム・ザ・ロケット(下)にパンチを打ち込む山本美憂(撮影・滝沢徹郎)

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山本美憂対アム・ザ・ロケット 勝ち名乗りを受ける山本美憂(右)(撮影・滝沢徹郎)

<RIZIN20>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ

山本美憂(45)が、ムエタイと柔術の実力者アム・ザ・ロケット(23)に3-0で判定勝ち。16年9月の総合格闘家デビューから10戦目の節目を、圧倒的な勝利で飾った。

1回からタックルで得意なグラウンドの形に持ち込み、相手の上にのりながらパンチや肘を連打。2、3回も何度もテークダウンし、相手にまったく攻めさせなかった。

18年7月からRIZINで4連勝していたが、今年10月、韓国女子格闘技のパイオニア、ハム・ソヒとスーパーアトム級ベルト挑戦権をかけ、TKO負けした。その後「悔しかった」とすぐ練習を再開、「打撃に余裕があれば、自分のレスリングが生きる」とボクシング元世界3階級制覇王者長谷川穂積のジムに出稽古。

1週間毎日長谷川からパンチの打ち方、フットワークなど細かな指導を受けた。この日はグラウンドの場面が多かったため、打撃の決定的な攻撃はなかったものの、前の試合よりもレベルアップした姿をみせた。

山本は「前回の負けがとっても悔しくて。ボクシングの長谷川穂積さんらいろんな人にお世話になって、ここまで出来た」と感謝を述べた。

山本美憂対アム・ザ・ロケット 試合後、笑顔でポーズを決める山本美憂(撮影・滝沢徹郎)
山本美憂対アム・ザ・ロケット アム・ザ・ロケット(下)にパンチを打ち込む山本美憂(撮影・滝沢徹郎)

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