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格闘技ニュース

【K-1】3年ぶり復帰ハッサン・トイが松倉信太郎を42秒殺 初代ミドル級王座トーナメントV

ハッサン・トイ(2019年12月27日撮影)

<K-1:横浜大会>◇3日◇神奈川・横浜武道館

K-1初代ミドル級(75キロ以下)王座決定トーナメントが行われ、ハッサン・トイ(29=トルコ)が優勝し、初代王者となった。V候補だった松倉信太郎(31)を開始42秒殺という圧巻のKO勝ち。左フックで松倉の側頭部を打ち抜き、沈めた。

約3年ぶりのリングで初代ミドル級王座ベルトを巻いたトイは「最高のカムバックになったと思う。ここに立つことが小さい頃からの夢で、今の気持ちをどう表して良いか分からない」と感慨に浸った。

1回戦はダニロ・ザノリニ(ブラジル)に1回KO勝ちし、準決勝はリー・ホイ(中国)に3-0の判定勝ちで決勝へ駒を進めた。1日3戦の過酷なトーナメントを制し「トレーナー、チャンスをくれたK-1に感謝する。これを見てくれている恋人に愛していると言いたい」と感極まった。

オランダ在住のトルコファイターで、欧州だけでなく、中国でもキャリアを積んできた。欧州では圧倒的な試合運びから「ザ・ドミネーター(支配者)」と呼ばれてきた。19年12月のK-1名古屋大会で野杁正明に敗退後、コロナ禍でマッチメークに恵まれず「1度は辞めようと思った」という中、再びK-1からオファーを受け、約3年半ぶりの復帰を決断していた。また今年2月に起こったトルコ大地震で、故郷カイセリは震源地に近くだった。被災で苦しむ母国を勇気づけるK-1王座獲得だったに違いない。

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【RIZIN】皇治「右膝に60人の女の生き霊が…排除したので試合は面白いと」恐怖体験明かす

引退撤回を発表した皇治(撮影・丹羽敏通)

皇治(34=TEAM ONE)が、“恐怖体験”を明かした。2日、都内ホテルでRIZINの会見に出席。引退撤回を発表後、霊媒師に告げられた話を始めた。

皇治 この間、霊媒師の方に見てもらったら、右の膝に、60人の女の生き霊が乗っていると言われまして。イナバの物置は100人か…(笑い)。俺は、膝に60人乗せているのでね。でも、それもとってもらったので、排除したので、次の試合は面白いと思う。

皇治は地元大阪で行われた4月1日のRIZIN41大会で、RIZIN初参戦だった芦沢竜誠(27=Battle-Box)に判定負け。この試合限りでの引退を宣言していたが、当時から右膝を故障していた。新たに挑戦を始めているMMAの参戦時期については、榊原CEOは「可能性あると思います」と7、9月での出場を示唆した。

引退撤回を発表した皇治(手前)。奥はRIZINの榊原信行CEO(撮影・丹羽敏通)
引退撤回を発表した皇治(手前)。奥はRIZINの榊原信行CEO(撮影・丹羽敏通)
記者会見を終えて写真に納まる榊原信行CEO(左)と皇治(撮影・丹羽敏通)

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【RIZIN】7・30超RIZIN2の最前列は100万円 チケット価格が決定

真駒内大会の追加カードが発表されて写真に納まる、左から久保優太、RIZINの榊原信行CEO、木村“フィリップ”ミノル(撮影・丹羽敏通)

超(スーパー)RIZIN2大会(7月30日、さいたまスーパーアリーナ)のチケット価格が決まった。VVIP1列目は、驚きの100万円。VVIP2、3列目は30万円に決まった。VIP席は、10万円。一番安い席で2万円で、全て税込みとなっている。

22年9月以来2度目の開催となる超RIZIN。今回の大会では、フェザー級ワンマッチで朝倉未来(30=トライフォース赤坂)-ヴガール・ケラモフ(31=アゼルバイジャン)戦、元RIZINバンタム級王者朝倉海(29=トライフォース赤坂)-元ベラトール同級王者フアン・アーチュレッタ(35=米国)とのRIZIN同級王座決定戦が決まっている。

また今回の超RIZIN2はベラトールと「合体興行」となる。前RIZINバンタム級王者堀口恭司(32=アメリカントップチーム)は、ベラトール・フライ級王座決定戦に出場し、DEEP同級王者の神龍誠(22=神龍ワールドジム)と同王座を懸けて激突する。

さらにベラトール・ライト級GP1回戦として元ベラトール・フェザー級王者AJマッキー(28=米国)-元ベラトール・ライト級王者パトリッキー・フレイレ(37=ブラジル)戦も行われる。前半の試合はベラトールの試合がケージ(金網)が行われ、その後、リングに変更。RIZINのカードが行われる。

朝倉未来(2023年5月20日撮影)

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【RIZIN】木村“フィリップ”ミノルへ、榊原CEO「守れないことがあると継続参戦は…」

木村“フィリップ”ミノル(22年12月撮影)

格闘技イベントのRIZINは2日、都内ホテルで記者会見を開き、「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)の追加対戦カードを発表した。

久保優太-木下カラテ(MMAルール/5分3回/66・0キロ)、木村“フィリップ”ミノル-ロクク・ダリ(キックボクシングルール/3分3回/73・0キロ)が新たに決まった。

木村は3月5日の「KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT BLAZE」で計量に失敗。体重超過の上でKO勝ちしていた。さらには試合後にマニー・パッキャオとの対戦を希望。この姿に、RIZINの榊原CEOは「失礼だと思う。その前にウェイトを守れよ」とくぎを刺していた。この日、そのことを聞かれた同CEOは「(今後)守れないことがあると、継続参戦は難しい」と、改めて警告。木村はコンゴ出身のダリとの一戦に向けて「木村やべーなってところを見せたい」と気合の入った表情を見せた。

対戦相手のロクク・ダリのパネルを手にポーズを決める木村“フィリップ”ミノル(撮影・丹羽敏通)
真駒内大会の追加カードが発表されて写真に納まる、左から久保優太、RIZINの榊原信行CEO、木村“フィリップ”ミノル(撮影・丹羽敏通)

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【RIZIN】6・24北海道大会は無料放送、YouTube登録者数100万人超でファン還元

RIZIN榊原CEO(2023年2月1日撮影)

格闘技イベントのRIZINは2日、都内ホテルで記者会見を開き、「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)の無料放送を発表した。

榊原CEOは「YouTubeの登録者数が100万人超えたこともあり、何かしらの形でファンのみなさんに還元したいと思い、今回の大会を無料放送します」と説明。PPVではなく、多くのファンに届けることを約束した。同CEOは「どの形で、放送するかは今後詰めていく」と話した。

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【RIZIN】皇治「自分は構ってちゃん」引退回避「男とイチャイチャするのもいい」

皇治(2023年2月16日撮影)

皇治(34=TEAM ONE)が、引退撤回を発表した。2日、都内ホテルでRIZINの会見に出席。「引退します、と言いたいところですけど。アンチどもは引退させろって思っているかもしれないけど(笑い)、自分は構ってちゃんなので、引退しますと言いましたが、悔しくて、悔しくて、試合終わって1週間たたないぐらいから格闘技の練習しています。MMAの練習も始めています。白旗振っていません」と新たにMMAに挑戦することを明かした。「男とイチャイチャするのもいいかなと思って」と、笑った。

皇治は地元大阪で行われた4月1日のRIZIN41大会で、RIZIN初参戦だった芦沢竜誠(27=Battle-Box)に判定負け。この試合限りでの引退を宣言していた。その日は、エープリルフール。多くのファンは「冗談でしょ」「皇治劇場」と本気と受け止めていなかった。榊原信行CEOも、当時は「(引退)しないんじゃないですかあ? 僕は全力で止めますけどね」と話していた。この日、皇治と同席した同CEOは「全力で止めると話したんですが、何とか全力で止めました」と笑顔で話した。

芦澤竜誠(左)に判定で敗れた皇治(2023年4月1日撮影)

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武尊「負け=死と思っていた」1年ぶりの再起戦へ「今回は格闘技を楽しいと思ってやっている」

公開練習で初代タイガーマスクの代名詞ローリングソバットを披露する7代目タイガーマスクの武尊

K-1の元3階級制覇王者・武尊(31)が勝利で、生きている実感を得る。

1日、都内のALONZA FITNESS&KICKBOXINGで、復帰戦のImpact in Paris(24日、フランス・パリのゼニスアリーナ)へ向けた練習を公開。昨年6月の「THE MATCH 2022」で那須川天心に敗北を喫し、約1年ぶりの再起戦。「これまでは、負けることへの恐怖で練習を頑張っていたし、その恐怖との戦いだった。でも今回は格闘技を楽しいと思ってやっているし、負けたくないじゃなくて勝ちたいという気持ちで臨めている。どちらも同じように思うかもしれないが、僕の中ですごく意味合いが違う」と生き生きとしている。

「これまでは負け=死だと思っていた」と極限の心理状態でリングに上がっていた。ただ、そこで終われなかった。ファンや、サポートしてくれる人たち、家族など、周囲の人たちの存在が前を向かせてくれた。「負けた後も応援してくれている人がいることが分かって、考え方が変わり、プラスの感情で格闘技を楽しめていると思います」と笑顔を見せた。

公開練習を終えてガッツポーズで写真撮影に応じる武尊
公開練習でスパーリングで、ボディーを打ち込むる武尊(右)
公開練習でウォーミングアップで足を上げる武尊

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7代目タイガーマスク武尊、初代の代名詞ローリングソバット継承誓う「次の試合で見せられたら」

公開練習で初代タイガーマスクの代名詞ローリングソバットを披露する7代目タイガーマスクの武尊

血は脈々と受け継がれている。7代目タイガーマスクのK-1の元3階級制覇王者・武尊(31)が、初代タイガーマスクの代名詞「ローリングソバット」を引き継ぐことを誓った。

1日、復帰戦のImpact in Paris(6月24日、フランス・パリのゼニスアリーナ)へ向けて、都内のALONZA FITNESS&KICKBOXINGで練習を公開。これまでの試合では、ほとんど見せていないバックキックを披露した。「最近タイガーマスクを襲名したので、それもあってやりました」とうなずいた。「もともとやってはいたんですけど、空手やっていたので。でも試合で見せてない技もいっぱいあるので、次の試合で新しく見せられたらいいかな」と胸を張った。

5月24日に、7代目タイガーマスク襲名が発表された。社会貢献活動など自身に課された役目はもちろん理解しているが、その上で技も伝承していく。前夜には、初代タイガーマスクの試合映像を研究。「佐山さんは実戦で使えるような攻撃を意識してやっていたんで、この攻撃使えるんじゃないかなと」と虎の血を絶やさない。襲名会見でも初代の佐山聡氏からエールを送られた。世界の地で、タイガーマスクの強さを届ける。

公開練習でスパーリングで、ボディーを打ち込むる武尊(右)
公開練習を終えてガッツポーズで写真撮影に応じる武尊
公開練習でウォーミングアップで足を上げる武尊

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キックボクシング「RISE」石月祐作が「TEAM GROW」立ち上げ選手兼指導者として活動

ミットで練習生のキックを受ける石月

キックボクシング「RISE」のスーパーフェザー級3位石月祐作(32)が「TEAM GROW」を立ち上げ、選手兼指導者として活動を始めている。昨年12月の試合であごを骨折し、リングから遠ざかるが復帰までの間に自身のチームを育てていく。

練習生を相手にミットを持ち、アドバイス。「意識が高い人ばかりです」と石月。チーム立ち上げは4月30日。SNSで募ったメンバーは格闘技未経験者から経験者まで12人。練習は週3回で新潟・三条市内の公共施設を借り歩く。

選手としては長期休養中だ。昨年12月の笠原友希(21)に判定負けした際のあご骨折は完治に1年以上かかることが判明し、ドクターストップがかかった。昨年7月には「RIZIN37」に出場。豪快な打撃戦で会場を沸かせる戦いぶりに、敗れてもオファーが続いたが、体にはダメージが蓄積されていた。

休養がチーム結成のきっかけになった。後進を指導する夢もある。「キックをやりたいという声が結構あった。自分の練習相手になる選手が育ってくれればとも思った」。休養期間をプラスに捉え、競技普及と自らの復帰後を見据える。

3月に約8年在籍したKAGAYAKIジムから円満に独立。伊達皇輝代表(47)に練習環境を変えながら力を磨きたい意思を伝えた。「選手でいられる期間は限りがある。好きなことをやればいい」と背中を押された。だからこのままでは終われない。「あと最低2試合はする。1年後がダメでも2、3年かけてリングに戻る」。成長を求めて再スタートを切った。【斎藤慎一郎】

◆石月祐作(いしづき・ゆうさく)1990年(平2)10月9日生まれ、新潟・三条市出身。三条一中から加茂農林高へ。高校中退後、15年に「KAGAYAKI」入門。16年アマチュアの全日本トーナメントで優勝。17年8月に「RISE」でプロデビューし、18年にスーパーフェザー級新人王獲得。20年8月にDBS日本ムエタイスーパーフェザー級、同年10月にKROSS×OVER同級のタイトルを獲得した。戦績18戦12勝(7KO)6敗。170センチ。血液型B。

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RIZIN三浦孝太7・1タイでジョーカーとキック特別ルールで対戦「スターvsストリート」

7月1日、タイでジョーカー・ファイトクラブ(右)とのキックボクシング特別ルールで対戦する三浦孝太(ラジャダムナムスタジアム公式インスタグラムから)

サッカー元日本代表FWのカズこと三浦知良(56)の次男で、総合格闘家の三浦孝太(21)が、7月1日にタイのムエタイの殿堂、ラジャダムナン・スタジアムでジョーカー・ファイトクラブと対戦することが31日までに決まった。

ラジャダムナン・スタジアムの公式インスタグラムで対戦カードが発表され、キックボクシング特別ルールでの対戦だという。公式戦となれば、三浦は5月6日のRIZIN42大会でYA-MANに1回TKO負けでプロ初黒星を喫して以来の再起戦となる。

相手のジョーカーはストリートファイターと表現され、タイで人気のファイターだという。ラジャダムナン・スタジアムの公式インスタグラムでは「日本のライジングスター、コウタとストリートファイター、ジョーカーが対決するキックボクシング特別ルール」「スターVSストリート」「まったく違う世界から来た2人の戦士」「1人は失うものは何もない。もう1人は失うものをすべて持っている」と両者の対決を説明した。

三浦は22年8月、ラジャダムナン・スタジアムで行われた元K-1MAX世界王者のブアカーオ・バンチャメーク(タイ)とのキックボクシングのエキシビション戦(3分3回)に出場している。前回のタイ遠征時には女性を中心に人気を誇っていることが話題となっていた。

三浦孝太(2023年4月21日撮影)

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【K1】女子フライ級王者KANA-4冠王パーニーのV3戦キャンセル 条件面で合意至らず

KANA(2023年3月12日撮影)

K-1女子フライ級王者KANA(30=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が7月17日、東京・両国国技館で開催されるK-1両国大会で臨む予定だったエイミー・パーニー(30=英国)との3度目防衛戦はキャンセルになったと30日、発表された。

25日に発表されたばかりのカードだったが、条件面に合意に至らなかったという。なおKANAの対戦相手については現在、調整中。決定次第、後日発表される見通しだ。

同日、K-1は「K-1からパー二ー選手陣営に試合オファーし、試合出場の意思を確認したうえで、来日に関する手続きを進めており、5月25日の記者会見にて決定カードとして発表しました。しかし、最終的に契約内容についてパー二ー選手陣営と合意に至らず、この試合はキャンセルとなりました。このカードを楽しみにされていた皆さまには深くおわび申し上げます」と経緯を説明し、謝罪した。

パーニーはWBCムエタイ・インターナショナル女子フライ級王座やISKA世界女子フライ級王座など計4本のベルトを獲得してきた「4冠王」。25日のカード発表会見でKANAは「過去に対戦するかも知れないという選手でお互いに存在は知っている。本当に自分のキャリアで過去最高のテクニシャンかなと思います。めちゃくちゃテクニックがある選手。ムエタイスタイルではあるが、K-1ルールでどうスタイルを合わせてくれるかが分析の1つ。このベルトを懸けて試合する価値のある選手」と敬意を表していた。

KANA(右)はフンダ・アルカイエスにラッシュしKO勝ちする(2023年3月12日 撮影)

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【ROAD TO UFC】フライ級鶴屋伶が一本勝ちで初戦突破 佐須KO負け、神田は判定勝ち

ロナル・シアハーン(下)にパウンド攻撃する鶴屋伶(C)Zuffa LLC/UFC

<米総合格闘技:ROAD TO UFC第1日>◇27日◇中国・UFCパフォーマンス・インスティチュート上海

UFCとの契約を懸けてアジアの有力ファイターたちが競い合うROAD TO UFCが開幕、パンクラス・フライ級王者の鶴屋怜(パラエストラ松戸)が一本勝ちで初戦突破を果たした。ロナル・シアハーン(インドネシア)との同級5分3回に臨み、2回1分19秒、一本勝ちを収めた。

1回からテークダウンを成功させてマウントの状態で攻めるなど優位に試合を進めた鶴屋は2回、首投げでテークダウンを奪取。けさ固めからVクロスアームロック(腕ひしぎヒザ固め)でギブアップに追い込んだ。鶴屋は「1回でフィニッシュしたかったですが、相手がタフでなかなか一本を取りづらかった。次(準決勝)と決勝はちゃんと一本で決めてフィニッシュして勝ちたいと思う」と意気込みを示した。

20歳の鶴屋はRIZINを主戦場とする扇久保博正、浅倉カンナらを育成したパラエストラ千葉の鶴屋浩代表の次男。幼少からレスリングと柔術を学び、21年に総合格闘家としてデビュー。22年12月にはパンクラス同級王者猿飛流に2回、裸絞めで一本勝ちし、新王者となっていた。

昨年に続きROAD TO UFCに参戦した修斗フェザー級王者の佐須啓祐(マスタージャパン)はキム・サンウォン(韓国)との5分3回に臨んだが、2回1分42秒、KO負け。右ストレートを浴び、ダウンを喫するとパウンド連打を浴びてレフェリーストップ。2年連続の初戦敗退となってしまった。

またDEEP同級暫定王者・神田コウヤ(パラエストラ柏)は、伊布格勒(イーブーゲラ=中国)との同級5分3回で3-0の判定勝利。2回に相手打撃を受けて左目下をカットして出血しながらもテークダウンを奪うなど粘り強くタックル、打撃で攻め続け、最後にジャッジの支持を得た形となった。神田は「おかげさまで勝つことができた。次も頑張ります」と安堵(あんど)の笑みを浮かべていた。

ROAD TO UFCフライ級初戦を突破した鶴屋伶(C)Zuffa LLC/UFC
キム・サンウォン(右)の右ストレートを浴びる佐須啓祐(C)Zuffa LLC/UFC

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【RIZIN】堀口恭司がベラトール2階級制覇挑戦 7・30神龍誠と初代フライ級王座決定戦

超RIZIN2大会の発表会見にオンラインで登場した前RIZINバンタム級王者堀口恭司

総合格闘技の超(スーパー)RIZIN2大会が7月30日、さいたまスーパーアリーナで開催されることが27日、発表された。超RIZINは22年9月以来2度目の開催となる。同日、東京・新宿区で記者会見が行われ、米人気団体ベラトールのスコット・コーカー代表も出席。RIZINとベラトールの「合体」興行になることが発表された。

ベラトール提供の注目は前RIZINバンタム級王者堀口恭司(32=アメリカントップチーム)がベラトール・フライ級王座決定戦に出場し、DEEP同級王者・神龍誠(22=神龍ワールドジム)と同王座を懸けて激突するカードとなる。堀口は19年6月、RIZIN、ベラトールのバンタム級王座を統一しており、初代フライ級王座を獲得すれば同団体での2階級制覇となる。会見にオンライン登場した堀口は「神龍選手、良い選手なのですけど、当日ぶっ飛ばすのでみていてください」と意気込んだ。

一方、記者会見に出席した神龍は「フライ級最強の神龍誠です。堀口選手の時代は終わりです。ぶっ倒して3本目のベルトを獲得します」と強気の姿勢だった。

7・30超RIZIN2大会で堀口恭司とベラトール初代フライ級決定戦に臨むDEEP同級王者神龍誠

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【RIZIN】朝倉未来「険しい道いく」難敵ケラモフと激突。7・30超RIZIN2大会

ファン公開となる超RIZIN2大会の記者会見に臨んだ朝倉未来

超(スーパー)RIZIN2大会が7月30日、さいたまスーパーアリーナで開催されることが27日、発表された。超RIZINは22年9月以来2度目開催。同日、東京・新宿区で記者会見が行われ、フェザー級ワンマッチで、朝倉未来(30=トライフォース赤坂)がヴガール・ケラモフ(31=アゼルバイジャン)と対戦することが決定した。

同日、東京・新宿歌舞伎町タワーで開かれた発表会見に出席した朝倉は「ケラモフ選手はRIZINのコアなファン以外はあんまり知られていないかもしれないが、フェザー級で1番強いという呼び声もあるので、俺から指名しました。ケラモフ選手を倒して、今年中に(RIZINフェザー級王者)クレベル(・コイケ)選手も倒します」とキッパリ。難敵撃破で21年6月に敗れた王者コイケへのリベンジにつなげる姿勢を示した。

6月24日にはコイケがRIZIN5連勝中で勢い十分の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)との防衛戦を控えている。朝倉は「フェザー級の試合でいうと斉藤(裕)選手、牛久(絢太郎)選手を続けざまに倒し、RIZIN王者の初代と2代目を倒した。クレベルとやったのはもう2年前でかなり強くなったことは証明していたのでタイトル戦ができると思ったが。クレベルが中堅選手と遊んでいるので、俺は険しい道を行ってやるよという試合として選びました」と口にした。

4月のRIZINランドマーク5大会で牛久戦から約3カ月の試合間隔となるものの「ケガはまったくなかったので。追い込んでいるまま継続できるので良かった。(榊原信行)社長が超RIZINを立ち上げたので、俺が出ないといけないかなと思って出てきました」と笑顔。現在3連勝中の勢いあるケラモフとの対戦に向け「気持ちも強いし、体強いしレスリング力も高い。俺の腰が重いのでテークダウンに入ればはいるほど疲れて、後半、俺が打撃でプレッシャーをかけて倒すんじゃないかと思う」と攻略のプランも明かしていた。

また榊原CEOは朝倉がケラモフに勝った場合、王座挑戦のチャンスを与えることを明言した。

ファンの声援に応える朝倉未来
7・30超RIZIN2大会でヴガール・ケラモフ(左端)と対戦することが決まった朝倉未来(右端)中央は榊原信行CEO
7・30超RIZIN2大会でヴガール・ケラモフ(左)と対戦する朝倉未来
7・30超RIZIN2大会で対戦するヴガール・ケラモフ(左)とにらみ合う朝倉未来

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朝倉未来-ケラモフ戦、堀口恭司-神龍誠戦など超RIZIN2が7・30さいたま開催

ファン公開となる超RIZIN2大会の記者会見に臨んだ朝倉未来

超(スーパー)RIZIN2大会が7月30日、さいたまスーパーアリーナで開催されることが27日、発表された。超RIZINは22年9月以来2度目開催となる。同日、東京・新宿区で記者会見が行われ、フェザー級ワンマッチで朝倉未来(30=トライフォース赤坂)-ヴガール・ケラモフ(31=アゼルバイジャン)戦、元RIZINバンタム級王者朝倉海(29=トライフォース赤坂)-元ベラトール同級王者フアン・アーチュレッタ(35=米国)とのRIZIN同級王座決定戦が発表された。

この日の会見には、米人気団体ベラトールのスコット・コーカー代表も出席。超RIZIN2大会で、前RIZINバンタム級王者堀口恭司(32=アメリカントップチーム)がベラトール・フライ級王座決定戦に出場し、DEEP同級王者・神龍誠(22=神龍ワールドジム)と同王座を懸けて激突することも発表された。さらにベラトール・ライト級GP1回戦として元ベラトール・フェザー級王者AJマッキー(28=米国)-元ベラトール・ライト級王者パトリッキー・フレイレ(37=ブラジル)戦が行われることも決まった。

なおベラトールを主戦場としている女子フライ級の渡辺華奈(34=FIGHT,S FLOW)、トフィック・ムサエフ(32=アゼルバイジャン)の参戦も発表された。

今回の超RIZINはベラトールと「合体興行」となる。前半の試合はベラトールの試合がケージ(金網)が行われ、その後、リングに変更。RIZINのカードが行われるという。RIZINの榊原信行CEOは「真夏の格闘技の祭典としてしっかり盛り上げたい。ケージとリングの試合が同じ日にある。1粒で2度おいしいと思う」と言葉に力を込めた。コーカー代表は「2つの団体が1つのものをつくる努力の結晶が作り上げられると思う」と強調した。

昨年の超RIZIN1大会ではメインで朝倉未来とプロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)によるボクシングに準じたステンディングバウト形式エキシビション戦が開催されていた。

ファンの声援に応える朝倉未来

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【UFC】ROAD TO UFCの日本勢4選手が計量クリア 上久保周哉「人生が楽しくなる」

計量クリアし、ポーズを取るバンタム級の上久保周哉(C)Zuffa LLC/UFC

UFCとの契約を懸けてアジアの有力ファイターたちが競い合うROAD TO UFC(RTU)第2日に出場する日本勢4選手が計量クリアした。

27日、開催地の中国・上海のUFCパフォーマンス・インスティチュート上海で行われた前日計量では、バンタム級5分3回に出場する上久保周哉(30=頂柔術)が対戦相手のバーエゴン・ジェライスー(中国)とともに135・51ポンド(約61・46キロ)でクリアした。

アジアを拠点とするONEチャンピオンシップで6戦全勝と実績を残し、UFCとの契約を狙ってRTUに初出場する。主催者を通じ、上久保は「自分の人生がとても楽しくなると思う」と初戦を待ち構える。

また同級5分3回を控える野瀬翔平(25=マスタージャパン福岡)は136ポンド(約61・69キロ)、対するシャオ・ロン(中国)は135・5ポンド(約61・46キロ)でパス。昨年に続くRTU出場となる。

ライト級5分3回に出場する丸山数馬(30=Tri.H studio)は、対戦するキム・サンウクとともに156ポンド(約70・76キロ)で計量パス。同級5分3回を控えるGRACHAN同級王者・原口伸(24=BRAVE)は対戦相手のウィンドリ・パティリマ(インドネシア)とともに155ポンド(約70・31キロ)で計量クリアした。

計量パスし、ガッツポーズするバンタム級の野瀬翔平(C)Zuffa LLC/UFC
ROAD TO UFCのライト級にエントリーした丸山数馬が計量パス(C)Zuffa LLC/UFC
ROAD TO UFCのライト級に出場する原口伸が計量クリア(C)Zuffa LLC/UFC

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【K-1】熊田曜子、円満離婚後初の公の場 2年3か月ぶり2度目スペシャルラウンドガール 

2度目のK-1スペシャルラウンドガール挑戦が発表されたタレントの熊田曜子

人気タレントの熊田曜子(41)が6月3日、横浜武道館で開催されるK-1横浜大会でスペシャルラウンドガールを担当すると26日、発表された。

K-1スペシャルラウンドガールの第1弾として21年3月に登場して以来、約2年3カ月ぶり2度目の挑戦となる。また円満離婚後初の公の場としても注目される。

同団体を通じ、熊田は「2度目のK-1スペシャルラウンドガールを務めさせて頂くことになり光栄です。K-1が大好きで、試合はもちろん、選手やサポートされている皆さんの日々の生活をSNSで見て元気と勇気をもらっています。横浜大会ではK-1ファミリーに認めて頂けるよう頑張ります」とコメントしていた。

また横浜大会のメインがミドル級初代王座決定トーナメントが組まれていることもあり、プロボクシング元WBA世界同級王者竹原慎二氏(T&Hジム会長)がスペシャルゲストとして登場。同団体を通じ「この30周年のメモリアルイヤーに相応しい戦いが繰り広げられることを楽しみにしています。そして解説も盛り上げられたらと思っています。メインのK-1ミドル級初代王座をかけたトーナメントは、神保克哉や松倉信太郎をはじめとする精鋭選手たちが激闘を繰り広げて新たな歴史の幕開けとなることでしょうし、新たな王者が誕生する瞬間を一緒に見守りましょう!」とコメントしていた。

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【UFC】27日上海で開幕ROAD TO UFC出場の鶴屋伶ら日本勢3選手が計量クリア

ROAD TO UFCフライ級5分3回に向け、計量パスした鶴屋怜(C)Zuffa LLC/UFC

UFCとの契約を懸けてアジアの有力ファイターたちが競い合うROAD TO UFCが27日から中国・上海のUFCパフォーマンス・インスティチュート上海で開幕する。27日に初戦を控える日本勢3選手が26日、同地で計量に臨み、そろってクリアした。フライ級5分3回に臨むパンクラス・フライ級王者・鶴屋怜(パラエストラ松戸)は、対戦相手のロナル・シアハーン(インドネシア)とともに126ポンド(約57・15キロ)でクリアした。

20歳の鶴屋はRIZINを主戦場とする扇久保博正、浅倉カンナらを育成したパラエストラ千葉の鶴屋浩代表の次男。幼少からレスリングと柔術を学び、21年に総合格闘家としてデビュー。22年12月にはパンクラス・フライ級王者猿飛流に2回、裸絞めで一本勝ちし、新王者となっていた。

昨年に続きROAD TO UFCに参戦する修斗フェザー級王者・佐須啓祐(マスタージャパン)は同級5分3回に向け、146ポンド(約66・22キロ)でパス。対するキム・サンウォン(韓国)は145・5ポンド(約66・0キロ)でクリアした。また同じくフェザー級5分3回を控えるDEEP同級暫定王者・神田コウヤ(パラエストラ柏)は145ポンド(約65・77キロ)、対戦相手の伊布格勒(イーブーゲラ=中国)は145ポンド(約66・0キロ)でそれぞれパスした。

今年のROAD TO UFCは初戦を勝ち上がった選手たちが夏に準決勝を控え、10~12月のアジア開催のUFCファイトナイト大会で決勝が予定されている。なお昨年初開催されたROAD TO UFCでは中村倫也がバンタム級優勝を飾り、UFCとの契約権を奪った。また決勝で中村に敗れた風間敏臣もUFCと契約を結んでいた。

計量クリアし、対戦相手のロナル・シアハーン(右端)とフェースオフする鶴屋怜(左端)(C)Zuffa LLC/UFC
ROAD TO UFCフェザー級5分3回に向けて計量クリアした佐須啓祐(C)Zuffa LLC/UFC
ROAD TO UFCフェザー級5分3回に向け、計量パスした神田コウヤ(C)Zuffa LLC/UFC

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K-1ガールズ最後の4人発表 オーディショングランプリの水神ききら新メンバーも

今年のK-1ガールズ8人。左から安藤京香、波北里穂、水神さき、うらら、宮野真菜、まえだまはる、波北果穂、一ノ瀬のこ、名取くるみ

今年のK-1ガールズ最後の4人が発表された。

モデルプレスとK-1がタッグを組んで実施したオーディションのグランプリに輝いた「クール・ビューティー・アズ・アイス」水神ききが新メンバー入りを果たした。さらに「褐色のスマイリー」安藤京香、昨年、K-1傘下Krushガールズを務めていた「笑顔の愛嬌モンスター」名取くるみが新たに加入。昨年からメンバー入りしていた「ハッピーメイカー」うららが続投することが決まった。

これで既に発表されている宮野真菜、波北果穂、まえだまはる、一ノ瀬のこと合わせ、計8人が今年のK-1リングに花を添えることになった。なお今年のキャプテンは宮野、副キャプテンにはうららが務めるという。

K-1ガールズの新メンバー、名取くるみ
モデルプレスとK-1がタッグを組んで実施したオーディションでグランプリに輝いてK-1ガールズとなった水神きき
今年からK-1ガールズとなった安藤京香
K-1ガールズを続投するうらら

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【K-1】女子フライ級王者KANAが4冠王パーニーと3度目防衛戦発表 7・17両国大会

7月17日の両国大会で「4冠王}エイミー・パーニー(右)との3度目防衛戦が」発表されたK-1女子フライ級王者KANA(C)K-1

K-1女子フライ級王者KANA(30=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が7月17日、東京・両国国技館で開催されるK-1両国大会でエイミー・パーニー(30=英国)との3度目防衛戦に臨むと25日、発表された。WBCムエタイ・インターナショナル女子フライ級王座やISKA世界女子フライ級王座など計4本のベルトを獲得してきた「4冠王」の挑戦を受ける。

同日、都内のホテルで記者会見に臨んだKANAは「過去に対戦するかも知れないという選手でお互いに存在は知っている。本当に自分のキャリアで過去最高のテクニシャンかなと思います。めちゃくちゃテクニックがある選手。ムエタイスタイルではあるが、K-1ルールでどうスタイルを合わせてくれるかが分析の1つ。このベルトを懸けて試合する価値のある選手」と敬意を表した。

KANAが2度対戦しているヨセフィン・ノットソン(スウェーデン)にも勝利を収めている強敵となる。現在4連勝中で、外国人相手に3連続KO勝利しているKANAだけに「ムエタイのトップで戦っている。蹴りの間合い、タイミングや試合の作り方は技術が1つ抜けている。蹴り合いの中で試合をつくる空間でさえも勝負。ハイレベルな試合になる」と警戒。さらに「世界的にも名前のある、米国に練習に行ってもみんな知っている選手。しっかりパーニー選手をKOして自分の価値も上げたい」と強調した。

一方、パーニーはスコットランド・グラスゴー出身でK-1初参戦となる。ムエタイ、キックボクシングでファイトしてビッグイベントにも継続参戦している。ONEチャンピオンシップにも参戦した経験のある女子フライ級の強豪パーニーは「今回、K-1でタイトル戦が決まってうれしく思う。KANAは間違いなく、世界トップの選手だと思うが、私も世界のトップレベルで戦い、そして勝ってきた。5本目のベルトを取ってスコットランドに持って帰る」とK-1を通じてコメントした。

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