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栃煌山、イタリア料理で「リラックス」勝ち越し

<大相撲春場所>◇9日目◇20日◇エディオンアリーナ大阪

 栃煌山が徳勝龍をはたき込みで下し、昨年名古屋場所以来の勝ち越しを決めた。

 前夜は師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)と部屋の関取衆と一緒にイタリア料理を食べ「リラックスできた」と英気を養った。入門以来、12度の春場所で10度目の勝ち越しと相性抜群。1敗を守り優勝争いも見えてきたが「一番一番」と謙虚だった。

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中村K太郎、組み技得意な相手に打撃で敗れ連勝逃す

マーティン(左端)に判定負けを喫した中村K太郎 Photo by Patrick Smith/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images 

<UFC:ファイトナイト128大会>◇21日(日本時間22日)◇米ニュージャージー州アトランティックシティー・アトランティックシティー・ボードウオーク・ホール


 中村K太郎(33=和術慧舟會K太郎道場)が自身初のUFC連勝を逃した。ウエルター級5分3回で、トニー・マーティン(28=米国)と対戦し、0-3の判定負けを喫した。

 ワンツーを浴びた後に右の強打も受けてヒザをついた。続いて右ストレートをもろに食らうなど劣勢が続いた。終盤にテークダウンで反撃に転じたものの、グラウンドを得意とするマーティンを最後まで捕まえることはできなかった。

 昨年9月のUFC日本大会でアレックス・モレノ(27=米国)に判定勝ちして以来、7カ月ぶりの試合で連勝を逃した中村。これで15年から2度目のUFC参戦で、戦績は3勝3敗となった。

マーティン(左)と打撃戦を展開する中村 Photo by Patrick Smith/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images 

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エドガー、スワンソンとの上位ランカー対決制す

スワンソン(左)に右ストレートをヒットさせるエドガー

<UFCファイトナイト128大会>◇21日(日本時間22日)◇米ニュージャージー州アトランティックシティー・アトランティックシティー・ボードウオーク・ホール


 元ライト級王者のフェザー級3位フランキー・エドガー(36=米国)が上位ランカー対決で判定勝利をおさめた。

 同級4位のカブ・スワンソン(34=米国)と同級5分3回で激突。無尽蔵のスタミナを生かし、何度もテークダウンを試みるエドガーは終盤には激しく打ち合ってフルラウンドを戦い抜き、ジャッジ3人の支持を得て。3-0の判定で白星を挙げた。

 地元凱旋(がいせん)勝利を飾ったエドガーは「カブは最高の仕事をした。もっと圧倒的なパフォーマンスを見せたかったけど、カブに脱帽さ。今回はオレが向こうを追いかけさせられた」と相手にエールを送った。打撃技術に定評のあるスワンソンと互角に殴り合えたことで「カブがストライカーでこっちがグラップラーのはずだったんだけど、立ち技で彼を打ち負かした」と自信ものぞかせた。

 今大会中には、7月7日のUFC226大会(米ラスベガス)で王者マックス・ホロウェイ-挑戦者ブライアン・オルテガというUFCフェザー級タイトル戦開催が発表された。エドガーは「ホロウェイとオルテガの勝者と対戦したい。どうなるかは見てみないと分からないけど。2人の試合でどうなるかを見て、そこから進もう」と意欲的だった。

強敵スワンソンを下し、勝ち名乗りを受けるエドガー

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リーがバルボーザにTKO勝利「やり遂げた」UFC

TKO勝利を飾ったケビン・リー(左)Photo by Patrick Smith/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

<UFCファイトナイト128大会>◇21日(日本時間22日)◇米ニュージャージー州アトランティックシティー・アトランティックシティー・ボードウオーク・ホール


 タイトル戦線の生き残りをかけたライト級ランカー対決は、同級6位ケビン・リー(25=米国)が制した。メインイベントで同級5位エドソン・バルボーザ(32=ブラジル)と同級5分5回で対戦。5回2分18秒、TKO勝ちをおさめた。

 序盤こそリーがペースをつかんだものの、3回には回し蹴りを食らって倒れるシーンもあった。最終5回にはリーの攻撃によってバルボーザの右目周辺の腫れがひどくなり、多量の出血もあったことで、ドクターストップ。リーのTKO勝ちが決まった。

 試合前からメンタルの強さを勝敗のカギに挙げていたリーは「5ラウンドすべてを戦って、試合をちゃんと終えられるところを見せたかった。やり遂げたと思っている。この階級では俺が1番完成されたファイターだと思っている」と満足顔。対戦したバルボーザがライト級で最強の打撃テクニックの持ち主であること認めた上で「オレは自分が何でもやれるってことを見せたと思っている。どんな逆境だってはねのけられる。オレたち2人はこの階級でベストなファイター。オレがその2人の中で上だってことを示せた」と喜びを表現していた。

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中村K太郎、自身初の連勝ならず 0-3の判定負け

<UFCファイトナイト128大会>◇21日(日本時間22日)◇米ニュージャージー州アトランティックシティー・アトランティックシティー・ボードウオーク・ホール


 中村K太郎(33)が自身初のUFC連勝を逃した。ウエルター級5分3回で、トニー・マーティン(28=米国)と対戦し、0-3の判定負けを喫した。

 右ストレートをもろに浴びるなど打撃で上回ることができず、1回にはテークダウンを奪った後に攻防の中で左目上をカットした。タックルで局面打開を狙うものの、グラウンドを得意とするマーティンを最後まで追い詰めることはできなかった。

 昨年9月のUFC日本大会に続く連勝を逃し、15年のUFC復帰後の戦績は3勝3敗となった。

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亀田和毅「勝って2階級制覇へ」興毅引退試合に華を

左から亀田3兄弟の長男興毅氏、三男和毅、次男大毅氏(2017年7月10日撮影)


 元WBOバンタム級王者の亀田和毅(26=協栄)が、兄興毅(31)が5月5日に東京・後楽園ホールで行う現役復帰&引退試合の前座でダニエル・ノリエガ(メキシコ)と世界前哨戦を行うことが21日、決まった。

 ノリエガは、和毅の標的WBAスーパーバンタム級王者ローマンと15年に北米スーパーバンタム級王座決定戦で対戦し判定負けと粘っている。和毅は「勝って今年の2階級制覇に向けて頑張ります。これが最後のノンタイトル戦や」と意気込んだ。

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中村K太郎、初の「連勝したい」マーティン倒すぞ

中村K太郎Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images


 UFCファイター中村K太郎(33)がオクタゴンで自身初の2連勝を狙う。21日(日本時間22日)に米アトランティックシティーで開催されるUFCファイトナイト128大会で、トニー・マーティン(28=米国)とウエルター級5分3回で対戦。20日に同地で前日計量に臨み、ともに170・6ポンド(約77・3キロ)でパスした。

 UFC戦績は3勝2敗ながらも連勝がない中村は「とにかく、まずは連勝したいですね」と意欲を示した。またフライ級5分3回で出場予定だった佐々木憂流迦(28)は対戦する同級15位マゴメド・ビブラトフ(ロシア)の体調不良で試合中止となった。

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井上尚弥2年ぶり8回スパー「ケガなくいい感じ」

30人の後援会メンバーが見守る中で、激しいスパーリングを公開した井上尚弥


 3階級制覇を狙うプロボクシングWBA世界バンタム級2位井上尚弥(25=大橋)がファンが見守る中、約2年ぶりとなる8回にわたるロングスパーリングに臨んだ。5月25日に同級正規王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)への挑戦(東京・大田区総合体育館)を控え、21日に所属ジムで英国から招いた3階級上のリー・ウッド、2階級上のラザ・ハムザと4回ずつ拳を交えた。

 後援会員30人を招待した見学会で、16年以来という8ラウンドを消化した井上は「ケガなくいい感じで調整できた」と満足そうな表情を浮かべた。前半はパワー十分の身長173センチのウッド、後半に王者と同じ身長178センチのハムザと激しい打ち合いを展開。「(マクドネルが)後半に粘る選手なので、長いラウンドをやっておきたかった」と意図を説明した。父の真吾トレーナーも「調子もいいし長身選手と長いラウンドができて良かった」と収穫を口にしていた。

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遠藤に早くも新三役祝い!?特等床山が大銀杏結う

支度部屋で床蜂(後方)に髪を結ってもらい、笑顔を見せる遠藤


 大相撲の春巡業は21日、東京・八王子市で行われ、幕内遠藤(27=追手風)が一足早い新三役昇進祝い? を受けた。先場所は東前頭筆頭で9勝を挙げ、夏場所(5月13日初日、両国国技館)での新三役は確実。

 普段は横綱白鵬の髪を結っている、現在2人しかいない特等床山の床蜂から、初めてこの日の取組前に大銀杏(おおいちょう)を結ってもらった。白鵬が発熱で休場していることもあったが「やっぱり違いますね。毎日『結ってほしい』と言い続けてよかった」と、北の湖、千代の富士ら名横綱のまげも任された軽やかな手さばきに感動していた。

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西武線沿線に所沢に初、14年ぶり復活の二子山部屋

土俵開きを終え写真に納まる二子山親方(前列中央)、侑加夫人(同右から2人目)、長男雅功くん(同左から2人目)と力士ら


 大相撲の二子山部屋が、14年ぶりに復活した。今月1日付で藤島部屋から独立し、埼玉・所沢市にできた部屋で21日、土俵開きが行われた。出席者は二子山親方(40=元大関雅山)と家族、研修生を含む力士7人と関係者数人。倉庫を整備した広い稽古場は、農地に囲まれた自然豊かな場所というアットホームな雰囲気の中、土俵の安全が祈願された。二子山部屋といえば若乃花、貴乃花の2横綱を輩出して若貴ブームを起こすなど名門で知られる。二子山親方は「二子山部屋の名前を復活できたことはうれしい」と笑顔で話した。

 二子山部屋は、一代年寄となった貴乃花親方(元横綱)が、04年に父の11代二子山親方(元大関貴ノ花)から部屋を継承して以降、存在していなかった。当時は二所ノ関一門で、現在の14代二子山親方は出羽海一門。何よりも若貴ブームのころ、横綱武蔵丸、大関出島、武双山らとともに対抗していた武蔵川部屋の一員だった。二子山親方は「まさかライバルの部屋の名前を継いで独立することになるとは思わなかった。一世を風靡(ふうび)した二子山部屋の名前は記憶に残りやすい。新しい二子山も覚えてもらいたい」と、当時を思い出しながら話した。

 現在はすでに三段目まで番付を上げた弟子もいる。さらに昨年の全国高校総体個人戦決勝で、朝青龍のおいの豊昇龍を破って高校横綱となったモンゴル出身のアマルトゥブシン・アマルサナー(鳥取城北高卒)も、後に部屋所属となる予定で研修生として籍を置く。今日22日からは完成したばかりの土俵で稽古を開始。「二子山部屋の力士はちゃんとしていると思ってもらえるよう人間性も教育したい」。所沢市としても西武線沿線としても初の相撲部屋が始動した。【高田文太】

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亀田和毅が世界前哨戦、兄興毅の復帰&引退戦の前座

左から亀田3兄弟の長男興毅氏、三男和毅、次男大毅氏


 元WBOバンタム級王者の亀田和毅(26=協栄)が、兄興毅(31)の現役復帰&引退試合(5月5日、東京・後楽園ホール)の前座で、ダニエル・ノリエガ(32=メキシコ)と世界前哨戦を行うことが21日、決まった。

 インターネットテレビ局AbemaTVで21日夜、放送された「ラスト亀田興毅~最後の現役復帰~」(土曜午後11時)の中で発表された。和毅は「勝って今年の2階級制覇に向けて頑張ります。これが最後のノンタイトル戦や」と年内の世界戦の実現に強い意欲を見せた。

 ノリエガは30勝(15KO)11敗1分けの右ボクサーファイターで、和毅が2階級制覇のターゲットとして見据えるWBAスーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(27=米国)と、15年7月に北米スーパーバンタム級王座決定戦で対戦し、10回判定負けと粘っている。17年5月に4回TKO負けして以来、リングから遠ざかっているが、その試合でノリエガを下したロニー・リオス(米国)も、同7月にWBC同級王者レイ・バルガス(メキシコ)に挑戦し判定負けと、世界でしのぎを削っている。攻撃的でテクニックがあり、亀田陣営は“仮想ローマン”としてノリエガを前哨戦の相手に選んだという。

 和毅が興毅と同じリングに立つのは14年11月に米シカゴで行われた試合以来、3年6カ月ぶり。「お兄ちゃんの復帰戦に刺激を受けて、俺も参戦します!今回の試合はノンタイトル戦やけど、いい試合をしたい」と気合を入れた。

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井上尚弥公開スパー「良い」3階級制覇へ猛者呼んだ

30人の後援会メンバーが見守る中で、激しいスパーリングを公開した井上尚弥


 3階級制覇を狙うWBA世界バンタム級2位井上尚弥(25=大橋)が21日、横浜市内の所属ジムで後援会メンバー30人を招いたスパーリングに臨んだ。5月25日に同級正規王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)への挑戦(東京・大田区総合体育館)を控え、英国から招いた10戦無敗となるフェザー級のラザ・ハムザ(25)、スーパーフェザー級のリー・ウッド(29)を相手に8回にわたるスパーリングを披露した。

 身長178センチと長身の王者マクドネル対策のため、17日から2週間の予定で、同じ身長のハムザを軸に拳を交えている。この日は緊張感あふれる打ち合いを展開し、スパーリング終了後には大きな拍手も起こるほどだった。練習前には弟拓真も交えて一緒に記念撮影にも応じた井上は「ケガもなく、良い感じで調整できてよかったです」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。大橋秀行会長(53)は「新しい階級なので、1回は長いラウンドをやっておきたかった」と収穫あるスパーリング内容に納得した表情だった。

30人の後援会メンバーが見学する中でスパーリングを消化した井上尚弥(右)
後援会の会員30人を集めたスパーリングに臨んだ井上尚弥(最前列右)と弟拓真(同左)

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中村K太郎、組み技得意な相手との対戦「楽しみ」

中村K太郎


 米総合格闘技のUFCファイトナイト128大会は21日(日本時間22日)、米ニュージャージー州アトランティックシティーのアトランティックシティー・ボードウオーク・ホールで開催される。

 ウエルター級5分3回に出場する中村K太郎(33)は20日(同21日)、対戦相手となるトニー・マーティン(28=米国)とともに同地での前日計量に臨み、両者ともにともに170・6ポンド(約77・3キロ)でクリアした。

 昨年9月のUFC日本大会以来、約7カ月ぶりのオクタゴンとなる中村が対戦するマーティンはライト級から1階級上のウエルター級初戦。寝技、関節技が得意で通算12勝のうち、8勝が一本勝ちをおさめる。減量から解放され、米国の名門アメリカン・トップ・チームに移籍してレスリング特訓を積んでおり、侮れない相手となる。

 中村は「もともと3ラウンドを通じてずっとテークダウンを狙い続けるような戦い方をする選手。そこからさらにレスリングを強化することで、得意の寝技に持ち込みたいのだろうと思います。そこは要警戒ですね」と分析。その上で「相手のテークダウンをしっかり切って、打撃で勝負をしたり、逆に自分がテークダウンしたりする展開を作りたいと考えています」とイメージを膨らませた。

 これまで打撃を得意とする相手との対戦が多かったという中村は「ストライカーとの対戦の方が慣れていてやりやすいように感じますが、純粋なグラップラーと戦うのは初めてなので、それはそれで楽しみです」と気合を入れ直した。

 またフライ級5分3回で出場予定だった佐々木憂流迦(28)は対戦する同級15位マゴメド・ビブラトフ(ロシア)の体調不良で試合中止となった。

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二子山部屋14年ぶり復活 若貴ブーム築いた名門

土俵開きに臨んだ二子山親方(右手前から3人目)(撮影・高田文太)


 大相撲の二子山部屋が21日、埼玉・所沢市の部屋で土俵開きを行った。農地に囲まれた静かな場所に、倉庫を整備した広い稽古場で、木村勘九郎を祭主に土俵の安全を祈願する土俵祭りが行われた。

 22日から稽古を始める土俵を見ながら、二子山親方(40=元大関雅山)は「力士を強くすることと同時に、礼儀なども指導して『二子山部屋の力士はちゃんとしている』と人間性を成長させていきたい」と、目標を語った。

 二子山部屋といえば、2人の横綱を輩出して若貴ブームを築いた名門で、14年ぶりに復活することになった。現在の二子山親方は、現役時代はむしろライバルの武蔵川部屋の一員として切磋琢磨(せっさたくま)していた。一門も当時の二所ノ関一門から出羽海一門に変わっている。それだけに当時を振り返り「まさかライバルだった部屋の名前を引き継いで独立することになるとは思わなかった。二子山部屋を復活できることになって光栄。一世を風靡(ふうび)した二子山部屋という部屋の名前は記憶に残りやすいと思う。皆さんに新しい二子山も覚えてもらいたいし、相撲協会やファンに恩返ししたい」と、感慨深そうに話した。

 所沢市としても、西武線沿線としても初の部屋とあって、地域の農家からすでに農産物の差し入れが届けられるなど、周囲の期待は大きい。

土俵開きを終え写真に納まる二子山親方(前列中央)、侑加夫人(同右から2人目)、長男雅功くん(同左から2人目)と力士ら(撮影・高田文太)

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馬場、猪木と対戦 牧童コンビPジョーンズ氏が死去


 ジャイアント馬場、アントニオ猪木と戦ったポール・ジョーンズ氏が今月初めに米アトランタで亡くなった。死因は不明。75歳だった。

 19日(日本時間20日)、WWEが遺族に哀悼の意を示した。ボクシングで鍛え、TV局のカメラマンから65年にプロレス入り。ネルソン・ロイヤルと牧童コンビを結成。69年には日本プロレスに2人で初来日し、アジア・タッグ王者に挑戦するなど計3回日本で戦った。米国でも多くのタッグ王座を獲得するなど、タッグの名手として人気、実力を博した。(デーブ・レイブル通信員)

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ボブ・バックランド、盟友サンマルチノ氏に捧ぐ勝利

勝利した、左から藤波、ボブ・バックランド、長州(撮影・酒井清司)


 「ニューヨークの帝王」が17年ぶりに日本に降臨した。

 プロレスラー藤波辰爾(64)主宰のドラディション後楽園大会が20日に行われ、元WWF(現WWE)世界ヘビー級王者ボブ・バックランド(68)が6人タッグ戦に登場。藤波、長州と組み、一気に3人をぶちのめす場面も。最後はSAKAMOTOを高々と持ち上げる得意技アトミックドロップから、10分37秒にチキンウイングフェースロックでギブアップを奪った。01年以来の日本。40年来の盟友サンマルチノ氏が18日に亡くなり、「ささげる勝利だ」と感慨に浸った。

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若隆景に化粧まわし「3兄弟での関取が今後の夢」

化粧まわし贈呈式に出席した若隆景


 夏場所で新十両昇進する若隆景(23=荒汐)が20日、都内の母校・東洋大で行われた化粧まわし贈呈式に出席した。

 大学の校章があしらわれた化粧まわしと明け荷を見て「プロになった実感が出てきました」とほおを緩めた。同部屋の幕下の兄2人よりも先に関取の座を射止めて「3兄弟での関取が今後の夢」と抱負。夏場所までの課題は120キロの体重をあと5キロ増やすことで、目標は「まずは勝ち越し」と意気込んだ。同席した荒汐親方(元小結大豊)は「この化粧まわしをずっとつけられるように精進すると思う」と期待した。

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稀勢の里三番稽古6勝5敗「受け攻め両方」狙いあり

栃煌山と三番稽古をする稀勢の里


 大相撲春巡業が20日、東京・町田市で行われた。

 6場所連続休場中の横綱稀勢の里が、平幕の栃煌山と三番稽古を行い6勝5敗だったが数字は気にしなかった。左脇を差されて一方的に寄り切られた場面もあったが「受けても攻めても両方稽古していく」と狙いがあった。夏場所の出場は明言していないが「しっかり課題を持ってやっていく。1日1日充実して次につなげたい」と残り1週間を切った巡業に励む。

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栃ノ心、大関とり「やるしかない」申し合い15連勝

申し合い稽古に参加する関脇栃ノ心


 大相撲春巡業が20日、東京・町田市で行われ、関脇栃ノ心(30=春日野)が今巡業初めて関取衆との申し合い稽古に参加した。

 右肩痛などで回避していたが、巡業部長でもある春日野親方(元関脇栃乃和歌)と相談して土俵に上がり、平幕の遠藤、松鳳山らと15番取って全勝。自慢の怪力でつり出す一番もあり、調子の良さを見せつけた。稽古で相撲を取ったのは3月の春場所前以来1カ月半ぶりで「ドキドキした」と不安もあったという。夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)の大関とりに向けて「やるしかないという気持ち」と意気込んだ。

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NYの帝王、ボブ・バックランドに大歓声!動き軽快

KAZMA SAKAMOTO(左)をチキンウイングフェースロックで仕留めたボブ・バックランド(撮影・酒井清司)


 「ニューヨークの帝王」が17年ぶりに日本に降臨した。

 プロレスラー藤波辰爾(64)主宰する「ドラディション」後楽園ホール大会が20日に行われ、元WWF(現WWE)世界ヘビー級王者ボブ・バックランド(68)が6人タッグ戦に登場し、往年の雄姿をほうふつとさせる軽快な動きで大歓声を受けた。

 藤波、長州力と組みリングに上がると、ゴング開始前から68歳とは思えない足運び。試合開始直後に新崎人生と真っ向から組み合うと、関節技から脱出し、一気に相手3人をぶちのめす場面も見せた。

 「非常に満足する声援をもらった」

 01年以来の日本のリングで「ボブ!ボブ!」の大声援を受けて加速すると、最後もしっかりと見せ場を作る。味方のTAJIRIの毒霧を誤爆したSAKAMOTOが混乱するすきを見逃さずに背後に回ると、高々と持ち上げる得意技アトミックドロップ。一気にリングにたたきつけて大ダメージを与えると、素早くチキンウイングフェースロックに持ち込んで、10分37秒にギブアップを奪った。

 「非常にショックを受けて試合ができるかどうか分からなかった。藤波に励まされたね。自分の動きにブレーキがかかる場面もあったかもしれないが、この勝利をささげたい」

 試合後に哀悼の意を示したのは、18日に亡くなった「人間発電所」ブルーノ・サンマルチノ氏。77年に知り合ってから40年来の友人で、「彼のおかげでいまの私がある。もう1回ビールを一緒に飲みたいね」と感謝の言葉が続いた。

勝利した、左から藤波、ボブ・バックランド、長州(撮影・酒井清司)

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新十両若隆景に母校が化粧まわし「新たな気持ちで」

化粧まわし贈呈式に出席した若隆景。右は師匠の荒汐親方


 大相撲夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)での新十両昇進が決まっている若隆景(23=荒汐)が20日、都内の母校・東洋大で行われた化粧まわしの贈呈式に出席した。

 化粧まわしには大学の校章があしらわれており「かっこいいですね」と目を輝かせ、「新たな気持ちで頑張ろうと思う。プロになった実感が出てきました」と気合を入れた。

 夏場所の目標を問われると「まずは勝ち越し」と意気込み、将来の目標を問われると「3兄弟の関取が今後の夢」と抱負を語った。同じ部屋に所属している長男の幕下若隆元(26)、次男の幕下若元春(24)は来場所は幕下上位が濃厚で実力的にも将来、十両昇進の可能性はある。「兄2人と切磋琢磨して頑張りたい」と胸を張った。

 課題の体重増量に向けて「1日4食」で、夏場所までに120キロの体重をあと5キロ増やすという。場所前には地元・福島で行われる昇進パーティーに参加するために帰郷するなど、新十両らしく多忙を極めるが「少しでも体を大きくして頑張りたい」と意気込んだ。

化粧まわし贈呈式に出席した若隆景

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稀勢の里が栃煌山と11番、夏場所へ「充実してる」

栃煌山と三番稽古をする稀勢の里


 大相撲春巡業が20日、東京・町田市で行われ、6場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が朝稽古で、18日の千葉・柏市以来となる相撲を取った。この日は平幕の栃煌山を指名。11番取って6勝5敗だったが、数字は気にしなかった。

 甘い左の脇を差されて一方的に寄り切られた一番もあれば、しっかりと受け止めてじっくりと攻め勝った一番もあった。また、寄り切られた際に悔しそうな表情を浮かべる時もあれば、納得のいく相撲だった時には充実した表情を浮かべた。

 勝ち負けは安定しなかったが「栃煌山も地力あるからね。体力もあるし。受けても攻めても両方稽古していく。当たりも強いし、残すのもね。攻めるにも申し分ない」と、いろいろと試していた。

 巡業も残り1週間となり、夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)まで1カ月を切っている。「またしっかり課題を持ってやりたい。1日1日充実している。しっかりとつなげたい」と意気込んだ。

三番稽古で栃煌山に寄り切られて悔しそうな表情をする稀勢の里

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元女子プロレスラーの渡辺えりかさんが死去、39歳


 JWPで活躍した元女子プロレスラーの渡辺えりかさんが20日早朝、東京都内の病院で死去した。PURE-J女子プロレスが発表した。39歳だった。

 13年に胃がんと診断され、闘病生活を送っていた。告別式は25日午前10時、宝亀閣斎場(東京都練馬区石神井台1の2の13)で行われる。

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白鵬発熱で春巡業途中離脱「肺炎になりかけだった」

横綱白鵬(17年12月27日撮影)


 大相撲の横綱白鵬(33=宮城野)が20日、発熱などを理由に春巡業から途中離脱した。

 この日、東京・町田市で行われた巡業に参加していたが、朝稽古時は土俵下にいた春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)へあいさつだけして、町田市の病院に行き受診。「発熱、咽頭炎により2、3日の休養が必要」などと書かれた診断書を提出し、横綱土俵入りや取組などを行わずに興行途中で会場を後にした。

 白鵬いわく「3年ぶり」という発熱に見舞われた19日は微熱だったが、関係者によるとこの日は熱が39度あったという。父ジジド・ムンフバトさんの葬儀に参列するために11日に故郷モンゴルに帰国して15日に再来日。強行日程、心労が影響しているようだ。

 またツイッターに「今日から2~3日、休養する事になりました。熱が下がらなかった原因は、肺炎になりかけだったからだそうです。早く治してまた頑張ります」と掲載した。

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馬場のライバル“人間発電所”サンマルチノさん死去

72年10月、全日本プロレス旗揚げ興行でジャイアント馬場(中央)と戦うブルーノ・サンマルチノ(左)。右はレフェリーのジョー樋口


 WWE殿堂入りで故ジャイアント馬場氏の最大のライバルだったブルーノ・サンマルチノ氏が18日(日本時間19日)、米ピッツバーグで亡くなった。WWEが公式サイトで発表した。82歳だった。死因は不明。

 イタリア生まれで59年に米国でデビュー。63年5月、米ニューヨークのマディソンスクエアガーデン(MSG)でバディ・ロジャースをわずか48秒で下し、第2代WWWF(現WWE)王座を獲得した。無類の怪力とタフネスを誇り「人間発電所」の異名で快進撃を続け、大人気となった。同会場で防衛戦を重ねたことから「MSGの帝王」とも呼ばれ、在位期間は7年8カ月にも及んだ。

 馬場とは若手時代から交流があり、64年2月、米国で王座挑戦を受けた。67年3月、日本プロレス参戦のために初来日。馬場の保持するインターナショナル・ヘビー級王座に挑戦した。73年からは全日本プロレスにも参戦し、名勝負を繰り広げた。馬場の乗る車が狭いと知ると、愛車キャデラックを船便で贈り、以降は馬場は買い替えでも同色、同車種に乗り続けたことは有名。99年5月には全日本プロレスの東京ドーム大会に来日し、同年1月に死去したジャイアント馬場「引退試合」にも出席した。

 事実上の引退は81年だが、85年からWWF(現WWE)で現役復帰し、86年のレッスルマニア2大会のバトルロイヤルなどにも出場。また13年にはWWE殿堂入りを果たし、MSGで開催された殿堂入り式典に出席していた。(デーブ・レイブル通信員)

ジャイアント馬場さんの愛車キャデラック
72年10月、全日本プロレス旗揚げ大会でジャイアント馬場(右)と戦うブルーノ・サンマルチノ

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尾川堅一処分軽減も資格停止6カ月、現役続行を希望

会見を終え深々と頭を下げる、手前から帝拳ジム浜田代表、尾川(撮影・足立雅史)


 昨年12月に米ラスベガスで行われたボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦で新王者となった尾川堅一(30=帝拳)が、米ネバダ州コミッションから6カ月間の資格停止処分を受けた。19日に帝拳ジムが記者会見を開き、発表した。1月、試合前の薬物検査で2種類の合成テストステロンに陽性反応を示していたことが判明していた。無効試合となり、王座獲得の事実がなくなる。

 尾川は「プロとしての自覚のなさでご迷惑をおかけしました。すみませんでした」と深く頭を下げた。故意ではないと主張も、摂取経路を明確に示せなかった。当初はアトピー性皮膚炎を抑える塗り薬が該当薬ではないかと考えてきたが、証明できなかった。

 米国滞在中の12月5日の検査で陽性反応だったが、テビン・ファーマー(米国)に判定勝ちした同9日の試合後の検査では陰性だった。調査に全面的に協力した経緯なども考慮され、通常1年間の停止処分が半年に軽減され、6月9日に解除される。通常30%の罰金もファイトマネーの20%1万4000ドル(約154万円)に減額された。同州で再び試合を行うには追加の薬物検査は求められる。

 IBF、JBC(日本ボクシングコミッション)からの処分通知は今後となる。尾川は現役続行を望み、「リングに戻りたい。しっかり反省して、2度と起こさないようにする」と険しい表情で決意を述べた。

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白鵬「熱なんか3年ぶりかな」強行日程、心労が影響

横綱白鵬(17年12月27日撮影)


 横綱白鵬(33=宮城野)が「3年ぶり」という発熱に見舞われた。春巡業は19日、千葉・柏市で2日間興行の最終日が行われ、白鵬は稽古場に姿を見せたが20分ほどで退場。前日は稽古場に姿を見せなかった。

 今巡業は横綱土俵入りや取組は続けているが、支度部屋で静養に努める日が続く。11日に故郷モンゴルで父ジジド・ムンフバトさんの葬儀に参列し15日に再来日。葬儀の日は大雪で気候変動、強行日程、そして心労が影響しているようだ。「いろいろあったからね。(身内を)亡くすというのは、こういうことなんだろうなと。(気候も)寒くなったり暑くなったり。熱なんか出なかったのに3年ぶりかな」と白鵬。気力と責任感で乗り切る。

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貴源治「師匠についていくだけ」厳しい道にも前向き

貴源治(2018年1月14日撮影)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、貴乃花一門の名称変更を願い出たことを認めた。同一門の阿武松親方(元関脇益荒雄)ら複数の親方が明かしてから一夜明けた19日、都内の部屋で報道陣に対応。

 春巡業に4人いる貴乃花部屋の関取衆の中で、ただ1人参加している十両貴源治は「師匠についていくだけ。今後も(師匠と弟子が)しっかり向き合えると思います」と前向きにとらえた。この日の千葉・柏巡業の朝稽古後、部屋関係者と電話で話している時に知らされたという。「厳しい道だけど大丈夫です」と気丈に話していた。

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貴乃花親方「早い段階で考えていた」一門の消滅明言

テレビ局の取材に「協会の許可は取っていますか?」と確認する貴乃花親方(撮影・高田文太)


 大相撲の貴乃花親方(45=元横綱)が、貴乃花一門の名称変更を願い出たことを認めた。同一門の阿武松親方(元関脇益荒雄)ら複数の親方が明かしてから一夜明けた19日、都内の部屋で報道陣に対応。自身を含む一門の7人の親方衆が参加して約1週間前に行われた一門の会合を振り返り「私の名前のある一門は返上しますので、ご検討くださいと伝えました。受け入れていただいた」と明言した。変更後の名称は未定だが、一門の名称変更の申し出は了承されたと説明した。

 貴乃花親方は3月の春場所中に、弟子の十両貴公俊が暴力問題を起こし、場所後に監督責任などを問われて親方衆の階級で最も低い「年寄」に降格した。迷惑をかけた思いから、会合では「おわびの気持ちを一門の皆さまにお伝えしたかった」と謝罪を繰り返した。暴力問題発生後は「ゼロからのスタート」と繰り返し話し、名称変更は「早い段階で考えていた」という。

 今後については「私個人で明言できる立場にない。決して上から目線ではなく下からやらせていただきますということです。微力ながら力になれるよう努力するとしか言えない。他の親方の意向もあるので」と話した。一門を離れて無所属となる可能性もある一方で、一門の親方衆に協力していく姿勢も示していた。

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グレート小鹿サンマルチノさん悼む「雲の上の存在」

グレート小鹿(2017年5月10日撮影)


 ジャイアント馬場さん(故人)のライバルで知られたブルーノ・サンマルチノ氏の死去を受け、親交があったプロレスラーが19日、故人をしのんだ。

 「人間発電所」の異名をとったサンマルチノ氏は1967年に初来日し、馬場さんと名勝負を繰り広げた。米国ではWWWF(現WWE)のヘビー級王者として、人気を博していた。

 現在、大日本プロレスの会長を務めるグレート小鹿(75)は「1967年ごろ、米国のナッシュビルでサンマルチノさんに声を掛けられたんだよ。『ハイ、ジャパニーズボーイ、ニューヨークに来ないか』。武者修行に行った米国で各地を回っている時で、こちらはまだ若手だったけど、当時、米国での人気はすさまじく、雲の上の存在だったから、声をかけられてビックリしたよ」と振り返る。穏和な素顔とは対照的に、レスラーとしてはカリスマ性があった。「ニコニコしていたけど、リングに向ける目は厳しかった。選手をスカウトするときの目は怖かったのを覚えていますよ」と話した。

 全日本プロレスの渕正信(64)は「馬場さんの大親友で、1990年5月の馬場さんの追悼大会に来日したのが最後だったかな。馬場さんが亡くなる前に、サンマルチノからキャデラックをプレゼントされて、馬場さんは新車を買っても、そのキャデラックを友情の証しとしてずっと所有していた」と思い出を語った。

 渕はサンマルチノ氏の息子デビッドのデビュー戦の相手も務めた。「外国人の中でも、ルー・テーズと並ぶ紳士だった。いつも笑顔を絶やさなかった。1975年だったか、オレが若手のころに、一緒に麻布十番のジムに行ったんだ。そこで、ベンチプレスをいきなり100キロから挙げた。オレらは20キロか30キロぐらいから始めていたのに。最後は200キロを挙げて、見物に来ていた人たちがビックリしてね。そのときもニコニコしながらバーベルを挙げていたね」と故人をしのんだ。

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尾川堅一に6カ月資格停止処分、昨冬世界戦無効試合

会見を終え深々と頭を下げる、手前から帝拳ジム浜田代表、尾川(撮影・足立雅史)


 昨年12月に米ラスベガスで行われたボクシングのIBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチで新王者となった尾川堅一(30=帝拳)が、米ネバダ州コミッションから6カ月間の資格停止処分を受けることになった。19日に帝拳ジムが記者会見を開き、発表した。

 尾川は今年1月、試合前の薬物検査で2種類の合成テストステロンに陽性反応を示していたこと判明した。ラスベガス滞在中の12月5日に行われた検査で陽性反応を示していた。テビン・ファーマー(米国)に2-1の判定勝ちを収めた王座決定戦(12月9日)の試合後の検査では陰性だったが、処分が下された。 試合結果は無効となり、タイトル獲得の事実も消える。同州コミッションは試合日から出場停止期間を6カ月としたため、処分は6月9日に解除される。本来は1年の停止だが、調査に全面協力したことなどが考慮されたという。また、ファイトマネーの20%となる罰金1万4000ドル(約150万円)も科せられ、同州で再び試合を行うには追加の薬物検査が求められた。

 会見で尾川は「このたびは自分のプロとしての自覚のなさでご迷惑をおかけしました。重く受け止め、今後このようなことがないようにします。すみませんでした」と深く頭を下げた。陽性発覚後の聞き取り調査などでも故意に摂取したものではないと主張してきたが、最終的には禁止薬物の摂取経路を明確に示すことができなかった。当初はアトピー性皮膚炎を抑える塗り薬が該当薬ではないかと考えてきたが、証明することができなかったという。

 IBFからの通知はこれからで、JBC(日本ボクシングコミッション)も今後処分が下る見込み。尾川は現役続行を望み、「リングに戻りたい。しっかり反省して、2度と起こさないようにしなければ」と険しい表情で決意を述べた。

 IBFは既に暫定王座決定戦として、尾川に敗れたファーマーと同級4位ビリー・ディブ(32=オーストラリア)に対戦交渉を指令していたが、今回の処分を受けて正規王座決定戦になる見込みだ。

厳しい表情で会見に臨む尾川(後方)。手前は帝拳ジム浜田代表(撮影・足立雅史)
記者からの質問に答える帝拳ジム浜田代表(手前)の横で厳しい表情を見せる尾川(撮影・足立雅史)

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