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K1・53キロ王者武居「全試合KOで」世界王座を

1回戦の相手アントニオ・オルデン(右)に闘志を燃やした武居由樹(撮影・吉池彰)

 20歳のKrush53キロ王者・武居由樹が21日、K-1世界王座獲得を宣言した。

 22日開催の「K-1 WGP 2017」(東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)で、第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントに出場する武居は21日、都内で行われた公開計量、記者会見で決意を新たにした。

 3月11日のファン集会で、優勝候補のKrush55キロ王者・寺戸伸近(36)から決勝の対戦相手に指名された武居。あれから1カ月余りで仕上がった体を見せた。

 リミットいっぱいの55キロで計量をパスすると「減量もきつくなかったし、パワーでも負けない。全試合KOで勝つ」と気合を入れた。そして「明日はきついと思うので、今日は早めに寝ます」と言って会場を笑わせた。同トーナメントでは、1回戦でアントニオ・オルデン(25=スペイン)と対戦する。

 その他の1回戦カードは石田圭祐(21)-チャールズ・ボンジョバーニ(30=フランス)、寺戸伸近(36)-ジェイミー・ウィーラン(22=英国)、久保賢司(28)-ソン・ダーチェン(21=中国)。リザーブファイトとして、伊沢波人(24)-鈴木優也(29)が組まれている。

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井岡一翔の次戦、統一戦実現か日本人初4階級制覇か

11回、ノクノイ(左)の顔面に強烈なパンチを放つ井岡(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 ダブル世界戦が行われ、井岡一翔(28=井岡)が5度目の防衛に成功した。自身初の4連続KOこそ逃したが、同級2位ノクノイ・シットプラサート(30)に3-0の大差判定勝ち。元同ライトフライ級王者具志堅用高の持つ「世界戦14勝」の日本記録に並んだ。今後は他団体王者との統一戦実現か、スーパーフライ級で日本初の4階級制覇を視野に入れる。井岡の戦績は22勝(13KO)1敗。

 井岡勝利の流れが決まった終盤は、コンビネーションの雨あられだった。ダブル、トリプル、フォースまで及ぶ左の連打。右も織り交ぜ、ジャブ、アッパー、ストレートをボディー、顔面へ。11回にノクノイをぐらつかせた。12回もあと1歩だった。

 「KOで仕留めたかったけど、ダメでした。勝ったけど、すごく悔しい」。具志堅の世界戦14勝に並んだが「正直、内容に全然満足できないし恐縮です」。日本の世界戦13連続防衛記録も持つレジェンドに敬意を表しつつ、悔しすぎる完勝を振り返った。

 誤算があったとすれば、タイ国内で61連勝を誇ったノクノイのタフさ。それと挑戦者の急所を守るファウルカップの位置が5センチほど高く、通常ならボディーの範囲まで及んでいたこと。「あんなに上げるなんて…」と父の一法会長(49)。その影響で3回にローブローで減点1を食らった。ボディーを有効に使う勝利の方程式が微妙にズレた。それでも8000人の観衆は沸き、格の違いは見せた。

 試合のポスターに書かれたキャッチフレーズは「THE ONE AND ONLY 唯一無二の存在へ」。現在、国内ジム所属の世界王者は10人いるが、絶対の存在になりたい。「ボクシングという枠を超えて伝えられるものがあると思う」と、ジャンルにとらわれたくもない。例えば、野球のイチロー。「他にも数多くの選手、スラッガーがいるけど、誰もが(イチローだけは)違う目で見ている」。前人未到の領域に踏み込みたい。

 今年の大目標は他団体王者との統一戦。WBO同級王者で中国の鄒市明(ゾウ・シミン)らを候補に「プロモーターとして、いいマッチメークをしていく」という一法会長は、一方で「スーパーフライなら王座を狙える」と、本人次第で日本初の4階級制覇も視野に入れている。

 試合後のマイクパフォーマンスで王者は「具志堅さんの記録に並べたのは、支えてくれるみなさん、ファン、そしてフィアンセである彼女のおかげです」とコメント。婚約者の歌手谷村奈南の話題を持ち出す余裕もあった。唯一無二の存在へ。井岡は確かに歩を進めている。【加藤裕一】

<他団体フライ級王者>

 ★WBC ファン・エルナンデス(30=メキシコ) 11年8月にWBC世界ミニマム級王者井岡(当時)の初防衛戦で0-3判定負け。5月20日に比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)と初防衛戦を行う。

 ★WBO 鄒市明(ゾウ・シミン、35=中国) 北京、ロンドン五輪のライトフライ級(48キロ)で2大会連続金メダル。

 ★IBF 現在空位。昨年12月に元WBO世界ライトフライ級王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)が王座返上。

 ◆井岡一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日、堺市生まれ。元世界2階級王者井岡弘樹氏のおい。大阪・興国高で史上3人目の高校6冠。08年東農大中退でプロ転向。7戦目での世界王座獲得は当時の国内最速記録。165センチ、右ボクサーファイター。

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井岡一翔「唯一無二になれるよう頑張る」/一問一答

5度目の防衛に成功した井岡はベルトを肩に「5」(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 ダブル世界戦が行われ、井岡一翔(28=井岡)が5度目の防衛に成功した。自身初の4連続KOこそ逃したが、同級2位ノクノイ・シットプラサート(30)に3-0の大差判定勝ち。元同ライトフライ級王者具志堅用高の持つ「世界戦14勝」の日本記録に並んだ。

<井岡一問一答>

 -KOできなかったが挑戦者はタフだったか

 井岡 キャリアがある分、上体が軟らかくて老練。ガードを固められると、打ち崩すのが難しかった。

 -こうすればよかった点は

 井岡 打ちたいパンチを打った後、相手はリターンしてきた。(KOを)狙えるとすれば、そのタイミングでもう1、2発入れられたら…。でも“たられば”ですね。

 -次に向けて反省は

 井岡 まだまだ強くなれると、感じている。唯一無二になれるよう、「ああいうボクサーはいないな」と言ってもらえるよう頑張りたい。

 -統一戦については

 井岡 僕が王者でいるなら、世界戦が続く。それを1つ1つ、覚悟と感謝の気持ちで戦っていくだけ。その世界戦が統一戦になれば、気持ちが“倍”になるという感じ。

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体重差4キロ…大森将平が計量失敗前王者に敗れる

10回、マーロン・タパレスのパンチにダウンする大森(撮影・奥田泰也)

<プロボクシング:WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 世界初挑戦の大森将平(24=ウォズ)が宿敵に屈した。前日22日に体重超過でベルトを剥奪された、前王者タパレスに11回TKO負け。キャリア唯一の黒星を喫した15年12月のリベンジを狙ったが、京都のジムから初となる世界王座を逃した。大森の敗戦により、王座は空位となった。

 満身創痍(そうい)の11回、大森に戦う力は残っていなかった。コーナーで棒立ちになると、16秒でTKO負けを告げるゴングが鳴った。10回の終盤には左アッパーからの右フックでダウン。口から血があふれ、試合後は病院に直行した。

 6回に受けた左アッパーが効いた。右のあごと奥歯を折られ劣勢に陥った。相手は前日計量で制限体重53・5キロを0・9キロオーバー。この日の試合前、61キロに達したタパレスと大森の体重差は約4キロ。敗戦直後に右の奥歯を抜いた教え子を見て、大森昌治会長(56)は「スカッと勝ちたかった。(相手は)よく喜べるよな。意味が分からんわ」と、行き場のないもどかしさを口にした。

 昨年の大みそかにはIBFバンタム級王者ハスキンス(英国)との世界戦が決定しながら、王者のケガで実現せず。ジム創設20年目で何とか初の世界戦にこぎ着けたが、今回も試合前から振り回された。大森会長は「練習が足りていないということですわ」とした上で「運が悪いのか、タイミングなのか…」とポツリ。南京都(現京都広学館)高の先輩山中慎介に続けと磨き上げた「魔の左」。その代名詞でも、苦境は切り開けなかった。【松本航】

 ◆大森将平(おおもり・しょうへい)。1993年(平5)2月2日、仙台市生まれ。2歳で京都に転居。南京都高3年時に国体バンタム級準優勝。11年4月にプロデビュー。「魔の左」の異名を持つ172センチの左ボクサーファイター。

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減量失敗の前王者「食べて寝て回復」終盤猛攻で勝利

大森に勝ったマーロン・タパレス(撮影・奥田泰也)

<プロボクシング:WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 計量失敗で王座を剥奪されたタパレスが大森を沈めた。

 ボディー攻めに膝が落ちかける場面もあったが、10回に右フックから強烈な左ストレートでダウンを奪う。11回開始からラッシュをかけ、16秒でレフェリーがストップした。前日は涙で謝罪も「食べて、ゆっくり寝て回復した。大森はパワーや動きが成長した」と余裕で振り返った。今後は階級を上げる意向だ。

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白鵬が20歳貴景勝指名 正代、宇良に続き若手指名

 大相撲の春巡業は23日、東京・町田市で行われ、横綱白鵬(32=宮城野)が、朝稽古でまたも若手を指名した。

 小結正代(25)と前頭宇良(24)に続き、春場所で敢闘賞の20歳の貴景勝を指名。勢いのある若手を物ともせず14番取って全勝。力の差は歴然にも見えたが「三賞取ったしどんなものなのかなと。土俵際で押し込む力があった。勢い、実力を発揮していた」と褒め言葉がこぼれた。6場所ぶり38度目の優勝へ調整は順調ながら「コツコツとね。飛ばしすぎずに」と高ぶる気持ちを抑えた。

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山本隆寛が再起戦TKO勝ち!目標は世界ランク戻る

山本隆寛(2015年12月31日撮影)

<プロボクシング:ノンタイトル8回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 前戦で東洋太平洋バンタム級王座から陥落した山本隆寛(26=井岡)が再起戦を2回TKO勝利で飾った。

 バンタム級8回戦でペットインシー・ローンリアンギーラーコラート(タイ)と戦い、圧倒。最後はワンツーの連続で追い詰め、試合終了のゴングを響かせた。

 山本は昨年11月、挑戦者のマーク・ジョン・ヤップ(六島)に5回TKO負けを喫し、東洋太平洋王座を手渡した。

 約5カ月ぶりの一戦に「緊張とかはなく、しっかり地に足は付いていた。でも、パンチをもらっている。課題ですね…。そこを無くしていかないと」と渋い表情を見せた。念願の世界戦への道は遠回りとなったが「とりあえず世界ランクに戻ってこられるように」と目標を定めた。

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完敗ノクノイは言い訳、井岡は「超一流じゃない!」

判定勝ちし、ノクノイ(左)に手をとられ祝福される井岡(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 WBAフライ級王者の井岡一翔(28=井岡)に0-3の判定で敗れたノクノイ・シットプラサート(30=タイ)が試合後、“独演会”を開いた。多くの有効打を受けて、判定は110-117、111-116、110-117と完敗。それでも控室では元気いっぱいだった。

 試合前までは61連勝中で約12年間負け知らず。まずは「12ラウンドを10年ぐらいやっていない。長いラウンドを戦ってこなかったから、慣れておらず、体力が無くなってしまった」と敗因を分析した。タイからの出国前には地元ファンに「3ラウンドしかもたない」と言われていたといい「ボクサーの中には30秒や40秒で負ける人もいる。KO負けじゃなかったことは、勝ちに等しい」と笑った。

 井岡については「一流の技術は持っているが、超一流ではない。ジャブが良かったが、ジャブが無かったら、そんなにすごい選手じゃない」とバッサリ。最後には判定負けについて「KO勝ちを自分がしない限り、なかなか勝つチャンスがない。アウェーだと、判定で勝つのは難しい。日本人がタイで戦っても、判定負けしやすいでしょう」と持論を展開し、最後まで前向きだった。

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井岡V5で具志堅と並ぶ世界戦14勝/W世界戦詳細

10Rマーロン・タパレス(右)のパンチにダウンする大森将平(撮影・奥田泰也)

<プロボクシング:ダブル世界戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 WBAフライ級王者の井岡一翔(28=井岡)は、同級2位のノクノイ・シットプラサート(タイ)に3-0で判定勝ちを収め5度目の防衛に成功した。世界戦通算勝利数が「14」となり、具志堅用高の日本記録に並んだ。

 世界初挑戦のWBOバンタム級6位の大森将平(24=ウォズ)は、体重超過で王座を剝奪されたマーロン・タパレス(フィリピン)相手に無念の11回TKO負けとなった。

ノクノイ・シットプラサートに判定勝ちした井岡一翔は肩車され喜ぶ(撮影・奥田泰也)

◆WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦

井岡一翔(28=井岡、王者)判定ノクノイ・シットプラサート(30=タイ、同級2位)

<井岡コメント>

「最後、倒しきって4連続KOで防衛したかったんですけど、相手の選手もしぶとかった。今後の課題として、そこは悔しいところです。(世界戦14勝は)この記録はぼくだけの記録ではなくて、応援していただいている方々、支えていただいている方々、フィアンセの彼女(歌手の谷村奈南)との記録だと思うので、感謝したい。勝ちにこだわって、これからも突き進んでいきたいと思います」

3R左ストレートを出す井岡一翔(左)(撮影・奥田泰也)

井岡一翔対ノクノイ・シットプラサート 6R、ノクノイ(左)に右フックを浴びせる井岡(撮影・加藤哉)

11R右ストレートを出す井岡一翔(左)(撮影・奥田泰也)

12R、ノクノイ(左)の顔面にパンチを浴びせる井岡(撮影・加藤哉)

【1回】左ジャブで相手の様子を見る井岡。左ボディーからコンビネーションでワンツーの右が顔面をとらえる。2分50秒すぎ、井岡の左ボデイーがヒット

【2回】50秒すぎ、ノクノイの左フックを井岡は顔面に食らう。井岡の右フックに相手もカウンター気味に左フックを合わせる。井岡は冷静に相手との間合いを計る

【3回】井岡の左ジャブに相手も左ジャブのカウンターで応戦。残り1分、井岡の左右ボディーがヒット。残り10秒、井岡はローブローの反則をとられ1点減点される

【4回】井岡は左ジャブを見せながら左ボディーを効果的にヒットさせる。終了間際には右から左のボディーをコンビネーションで放つ

【5回】井岡は左ジャブ、左ボディー、左アッパーの連続攻撃が徐々に当たり出す。終了間際にはカウンターの左ボディーがクリーンヒット

【6回】2分すぎ、ノクノイが左右の4連続コンビネーショで攻撃も井岡はバックステップでかわす。残り1分すぎ、井岡の右、左、右のボディーがヒット

【7回】残り1分、井岡の右フックがヒット。相手も右ボディーを多めに繰り出す

【8回】残り1分、井岡は接近戦から左右のボディー。残り40秒、左ボディーがクリーンヒット。終了間際に井岡はボディーから右ストレートがヒット

【9回】井岡は相手の左ジャブをかわして左フックをヒットさせる。終了間際、井岡は相手の左ジャブに右ストレートを合わせる

【10回】右フックをガードされた井岡はコンビネーションで左フックをヒットさせる。徐々に相手の足が止まりだした。終了間際、井岡は左右のボディーから右のフックを当てる

【11回】井岡がラッシュ。1分、左右のフックで相手のガードが上がれば左右のボディー。コンビネーションで相手を攻め続ける井岡だが、相手も最後の力を振り絞る

【12回】井岡が右フックで活路。1分20秒すぎ、左右のボディー、右アッパーをヒット。しかし相手も倒れない。接近戦で打ち合いとなり、そのまま試合終了

【判定】117-110、116-111、117-110でジャッジ全員井岡

◆WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦

マーロン・タパレス(25=フィリピン、前王者)11回TKO大森将平(24=ウォズ、同級6位)

【10回】残り1分、タパレスの左アッパー、右フックが大森をとらえダウンを奪われる。フラフラになりながらも立ち上がった大森だが、タパレスの左からの怒とうの攻め。何とかゴングに救われる。

【11回】ゴングと同時にタパレスの左右のラッシュ。大森は防戦一方でコーナーに追い詰められる。ガードを上げたまま攻撃を繰り出せない大森。レフェリーがストップをかけ、大森はTKO負け

10Rマーロン・タパレス(右)のパンチにダウンする大森将平(撮影・奥田泰也)

11Rマーロン・タパレス(右)にテクニカル・ノックアウト負けする大森将平(撮影・奥田泰也)

11回、TKO負けを喫した大森は、客席に向かって謝るように手を合わせる(撮影・加藤哉)

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井岡V5「勝ちにこだわる」減点1も大差判定3-0

ノクノイに3―0で判定勝ちし、5度目の防衛に成功した井岡はベルトを肩に勝ち名乗りを受ける(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 王者井岡一翔(28=井岡)が大差判定でV5を飾り、元WBAライトフライ級王者具志堅用高の世界戦「14勝」の日本記録に並んだ。

 3回にローブローで減点されるなど序盤は慎重に相手の出方をうかがったが、中盤以降は圧倒。スピードで上回り、多彩なコンビネーションと手数で挑戦者の同級2位ノクノイ・シットプラサート(30=タイ)を防戦一方にさせた。

 減点がありながらジャッジ2人が117-110、1人が116-111の3-0判定勝利。戦績を22勝(13KO)1敗とした井岡は試合後、「これからも勝ちにこだわっていきます」と宣言した。

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井岡一翔「フィアンセに感謝」国内最多の世界14勝

1R、ノクノイ(左)にパンチを浴びせる井岡(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 WBAフライ級王者の井岡一翔(28=井岡)が同級2位のノクノイ・シットプラサート(タイ)に3-0で判定勝ちし、5度目の防衛に成功した。井岡はこれで世界戦14勝となり、80年10月に具志堅用高が達成した国内最多記録に並んだ。

 井岡は「最後、倒しきって4連続KOで防衛したかったんですけど、相手の選手もしぶとかった。今後の課題として、そこは悔しいところです。(世界戦14勝は)この記録はぼくだけの記録ではなくて、応援していただいている方々、支えていただいている方々、フィアンセの彼女(歌手の谷村奈南)との記録だと思うので、感謝したい。勝ちにこだわって、これからも突き進んでいきたいと思います」と話した。

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井岡一翔5度目防衛!具志堅氏並ぶ世界戦最多14勝

3R左ストレートを出す井岡一翔(左)(撮影・奥田泰也)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 WBAフライ級王者の井岡一翔(28=井岡)が同級2位のノクノイ・シットプラサート(タイ)に3-0で判定勝ちし、5度目の防衛に成功した。

 過去12年間無敗、61連勝中のノクノイに対し、井岡は序盤、様子を見るような立ち上がり。3回に井岡がローブローの反則をとられ、1点減点された。中盤からは井岡が攻撃のペースを上げる。10回、井岡の猛攻にノクノイがよろめきはじめる。終盤、捨て身で反撃を狙うノクノイの攻撃を、井岡はうまくいなしカウンターで的確にダメージを与え続けた。

 井岡はこれで世界戦14勝となり、80年10月に具志堅用高が達成した国内最多記録に並んだ。

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大森将平TKO、奥歯抜き病院直行…練習不足ですわ

10Rマーロン・タパレス(右)のパンチにダウンする大森将平(撮影・奥田泰也)

<プロボクシング:WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 世界初挑戦のWBO世界バンタム級6位大森将平(24=ウォズ)が、前王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)に11回TKOで敗れた。

 前日にはタパレスが調印式を欠席。直前まで減量に努めて臨んだ計量で体重オーバーし、王座を剥奪されていた。大森が敗れたため王座は空位のままとなる。

 タパレスのパンチを右あごに受けた大森は、試合後に右奥歯を抜いた。言葉は出せず、そのまま病院へ直行。大森昌治会長(56)は「スカッと勝ちたかった。練習が足りていないということですわ」とした上で「(相手の失態は)運が悪かったのか、タイミングなのか…。ちゃんとした試合をしたかった」ともどかしさを募らせた。

 大森は昨年12月、タパレスと対戦し無残な2回TKO負けを喫した。「魔の左」と称される強力な左ストレートを武器に、リベンジを狙ったが因縁の相手に再び敗れた。

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大森将平TKO負け!タパレス計量失敗で王座は空位

マーロン・タパレスに右ストレートを出す大森将平(撮影・奥田泰也)

<プロボクシング:WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 世界初挑戦のWBO世界バンタム級6位大森将平(24=ウォズ)が、前王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)に11回TKOで敗れた。

 前日にはタパレスが調印式を欠席。直前まで減量に努めて臨んだ計量で体重オーバーし、王座を剥奪されていた。大森が敗れたため王座は空位のままとなる。

 大森は昨年12月、タパレスと対戦し無残な2回TKO負けを喫した。「魔の左」と称される強力な左ストレートを武器に、リベンジを狙ったが因縁の相手に再び敗れた。

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石田匠デビュー24連勝、待望の世界初挑戦へ意欲

<プロボクシング:ノンタイトル8回戦>◇23日◇エディオンアリーナ大阪

 日本スーパーフライ級王者石田匠(しょう、25=井岡)が圧勝でデビューから24連勝を飾った。タイのパティポーン・サイトーンジムから2回に1度、3回に2度ダウンを奪い、3回1分41秒KO勝ちした。

 「格下なんで勝って当たり前ですが、勝ってなんぼですからね」。3度のダウンは全部左ボディーで奪った。「世界をとるには顔面だけじゃ無理です。(同門の井岡)一翔君を見習って、最近はボディーを練習しています」と強化中の武器をフル回転。「頭で考えず、自然に打てた。そこはよかったですね」と笑顔を見せた。

 世界ランクはWBAの1位を筆頭にWBO5位、WBC6位、IBF12位。主要4団体全部で世界王座の“射程圏内”にいる。「この1、2戦で(自分を取り巻く状況が)大きく変化すると思っています。ほんまに自分が世界に通用するんか、早く挑戦して証明したいですね」。待望の世界初挑戦へ、意欲満々だった。

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武尊「守るより挑戦」スーパーフェザー級転向も視野

ビクトー・サラビアにKO勝ちした武尊

 K-1フェザー級世界王者・武尊(25)が23日、都内で会見し、22日の復帰戦のビクトー・サラビア(23=米国)とのスーパー・ファイトを振り返った。

 「K-1 WGP 2017」(東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)で行われた同試合では、3回にサラビアの後ろ回し蹴りが金的となり、激痛と吐き気に襲われたが、武尊は「久々の試合がこんな形で終わったら白けちゃう」と気力で試合に戻った。結果は連打で3回2分23秒に鮮やかなKO勝ち。「スター武尊」の真骨頂を見せた。

 「K-1 WGP」は6月以降、さいたまスーパーアリーナで開催されるが、この日、すっかりリラックスした様子の武尊は「さいたまは、たまの調子次第で出る」と言って笑わせる一幕も。そして、今後の構想を明かした。

 「今の自分はこの階級がベストなので、防衛したい」と前置きしながら、「守るより挑戦の方が僕に合っていて、モチベーションが上がる。上に挑戦していきたいと思う」と、60キロのスーパーフェザー級への近い将来の転向も視野に入れていた。

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前夜搬送の大石豊、救急車内で意識戻る 現役引退へ

初防衛戦へ気合十分の東洋太平洋スーパーウエルター級王者大石豊(右)と井岡弘樹会長(2017年4月12日撮影)

 東洋太平洋スーパーウエルター級前王者大石豊選手(32=井岡弘樹)は搬送中の救急車内で意識を取り戻したことが23日、分かった。

 22日にエディオンアリーナ大阪第2で行われた初防衛戦で、同級9位ラーチャシー・シットサイトーン(31=タイ)に12回TKO負け。キャンバス上で意識を失い、その後に救急搬送されていた。開頭手術などは行われなかったが、脳内に出血がみられ、ライセンスの失効に該当するため、現役は引退の方向となる。

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北太樹が現役40年目標!角界20年も「まだ半分」

 大相撲の春巡業は23日、東京・町田市で行われ、地元出身の十両北太樹(34=山響)が“現役40年”を目標にした。

 2年連続で地元で巡業が行われ、朝の握手会、子供との稽古や髪結い実演と大忙し。場内アナウンスで名前を読み上げられるたびに大きな拍手が起きて「お客さんもたくさん入っていいですね。ありがたいです」と感謝した。

 報道陣から目標を聞かれると「来年の3月で(角界入りして)丸20年たつ。まだ半分っすね」と冗談めかして話すなど上機嫌。1歳の長男英慶(えいけい)くんを抱いて十両土俵入りすると「2カ月ぶりぐらいに会った。でかくなった。身長が伸びたなって感じます」と子どもの成長に驚いていた。

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王者ゲーオ「自分と戦いたい選手がいる」大和を意識

王者の風格を漂わせたゲーオ・ウィラサクレック

 K-1スーパー・ライト級世界王者ゲーオ・ウィラサクレック(32=タイ)が23日、都内で公開会見し、今後のさらなるベルト保持を誓った。

 ゲーオは22日、東京・代々木第2体育館で行われた「K-1 WGP 2017」(日刊スポーツ新聞社後援)の、同級タイトルマッチで山崎秀晃(30)の挑戦を退けた。内容は得意の跳び膝蹴りも交えた攻撃で圧倒し、フルマークの勝利。「山崎選手がうまくてKOできなかったが、楽しい試合だった」とあらためて勝利の味をかみしめた。

 今後については「できるだけ長くチャンピオンの座を維持していきたい」というゲーオ。「自分と戦いたい選手がいるので、自分を次に向けた練習をしていくだけ」と、新たな挑戦者として名乗りを上げた大和哲也(29)を意識した発言で、ファンに期待を抱かせていた。

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武居由樹「楽しくて記憶ない」足立区パレード熱望

リラックスした服装で優勝会見に臨んだ武居由樹

 「K-1 WGP 2017」(22日、東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)の、第2代スーパー・バンタム級(55キロ)王座決定トーナメントで優勝した武居由樹(20)が23日、都内で公開会見に臨み、ファンに笑顔を見せた。

 大会前日会見で宣言した3試合KO勝ちこそ逃したが、2KOとフルマークの判定勝ちは文句の付けようがない内容。しかし、武居は「1回戦は緊張の上、相手オルデンの圧力を感じてやりにくかった。会長に怒られた」と反省した。その一方で「昨日は夢の中で戦っている感じだった。楽しくて各試合の記憶がない」と笑った。

 今回の戴冠で、Krush53キロと併せ、2つの王座に就いた武居。「両方防衛できればと思う。(試合が)決まった方の体重に合わせられるよう、普段からコントロールしていきたい」とさらなる精進を誓った。

 「初代(武尊)がすごいチャンピオンだったので、このベルトの価値を下げないように努力したい」という武居。最後に自分への今回のご褒美について聞かれると、冗談めかして「(地元の)足立区でパレードでもやってもらえたら」と、武尊も考えつかないアイデアで、ファンを笑わせていた。

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K-1ヘビー級トーナメント実施へ ファンの声反映

11月のヘビー級トーナメント出場が有力視されるKOICHI

 K-1実行委員会は23日、11月23日の「K-1 WGP 2017」さいたまスーパーアリーナ大会(日刊スポーツ新聞社後援)で、初代ヘビー級王座決定トーナメントを行うことを発表した。

 この日、都内で行われた「4・22代々木大会」一夜明け会見の冒頭、宮田充プロデューサーが明かしたもの。「ヘビー級がないとK-1じゃない」というファンの声などに動かされた形で開催の運びとなった。

 同プロデューサーが出場候補としたは、4・22大会でKO勝ちしたKOICHI、上原誠、イブラヒム・エル・ボウニの3人。そして、「(初代K-1GP王者)ブランコ・シカティック氏が推薦するクロアチアの良いファイターもいる。今のK-1が成し得る最高のメンバーをそろえたい」と話した。

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武居由樹が久保破り頂点「自分が疲れる試合をした」

鋭いキックで試合の主導権を握った武居由樹(左)。右は久保賢司

<K-1:WGP 2017>◇22日◇東京・代々木第2体育館

 「K-1 WGP 2017」が22日、東京・代々木第2体育館で行われ、武尊が返上したベルトを争う第2代スーパーバンタム級王座決定トーナメントで武居由樹(20)が優勝した。決勝で久保賢司(28)に3-0で判定勝ちした。

 武居は1回戦でオルデンに3回2分31秒KO勝ち、準決勝で石田に1回1分32秒KO勝ちして勢いに乗った。決勝はKOこそ逃したが、得意のワンツーにキックを加えた攻撃で終始圧倒。ジャッジ3人とも30-27のフルマークで完勝した。

 「1回戦は自分の思った通りに動けなかった」と言う。しかし、準決勝以降は本来の動きを取り戻した。「会長から『楽しんでやれ』と言われた。いっぱい動いて自分が疲れるような試合をした」といつものユニークコメント。それでいて「今ダメージはない」と言い報道陣をけむに巻いた。

 55キロのスーパー・バンタム級王者となり、Krush53キロ王者と併せ、体重の違う2つの王座に就いた。「今後はジムのみんなと相談してやっていく」と、ともに防衛していく構想も明かした。「K-1チャンピオンらしい選手になっていきます」。新生K-1に、また若いスター候補が現れた。

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武尊、金的にもめげずKO「つまらない時間あった」

ハプニング後にKO勝利し、バック宙を見せる武尊

<K-1:WGP 2017>◇22日◇東京・代々木第2体育館

 K-1フェザー級世界王者・武尊(25)が、ノンタイトル戦でビクトー・サラビア(23=米国)に3回2分23秒、KO勝ちした。

 同回にサラビアの後ろ回し蹴りが金的となり5分以上の中断があったが、戦いに戻ると武尊はいつもの笑顔で前進。右と左のストレートで相手を沈めたが「ストップしてつまらない時間あった。許してほしい」とファンに頭を下げた。昨年11月にK-1初代同級王座決定トーナメントで優勝も、右拳を痛めて全治2カ月と診断されていた。この日の勝利で改めてスター性を証明した。

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大森将平、王者体重オーバーに「怒りと悲しいのと」

1回で計量をクリアした大森はガッツポーズ(撮影・渦原淳)

 今日23日のWBO世界バンタム級タイトルマッチに臨む同級6位大森将平(24=ウォズ)が、王者の大失態に怒った。22日、大阪市内での前日計量で王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)が制限体重の53・5キロを0・9キロオーバー。この日の調印式を欠席する異例の行動をとりながら大失態を犯し、王座を剥奪された。試合は予定通り実施されるが、大森陣営はプロ失格の行為に怒りが収まらなかった。世界初挑戦の大森が勝てば新王者、負けか引き分けの場合は空位となる。

 拍子抜けな決意表明の場になった。大森の隣に“標的”がいない。華やかな調印式の時間帯に、主役となるタパレスは大阪市内を走っていた。王者の行動に「怒りと悲しいのと残念な気持ち」。国際的マッチメーカーのジョー小泉氏が「調印式を丸ごと欠席のケースは記憶にない」と話した直後、王者がやって来た。

 多くの視線が注がれた計量。王者は下着を脱ぎ、全裸になったが0・8キロオーバーを告げられた。約1時間20分前、非公式の事前計量では0・55キロオーバー。調印式欠席を経て、なぜか増えていた。マイナス0・2キロでクリアした大森を尻目に次はサウナへ。約2時間の猶予が与えられ、その再計量でも下着を履いた状態とはいえ、さらに増えて0・9キロオーバー。ギブアップを表明すると「大森に申し訳ない」と涙ながらにベルトを返上した。

 大森にとっては裏切られた格好だ。15年12月に唯一の黒星をつけられ「世界に行くのに必要なものを全て持っている」と尊敬してきた。だからこそ体重超過を知り「イラッとした」。その上で「勝負事では怒りだったり、熱くなったら負け。タパレスにリベンジする」と自らに言い聞かせた。

 大森昌治会長も「あきれた。調印式を欠席したのに、なんで増えんねん」と怒りを隠さない。両者1・1キロ差で決行される世界戦。公平な条件とはいえないが、同会長は「怒りを込めて勝たないといけない」。大森が愚行のタパレスをリングで打ち砕く。【松本航】

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王者タパレスの体重オーバー騒動/ドキュメント

下着を着け臨んだ事前計量で0・55キロオーバーだったマーロン・タパレス(撮影・渦原淳)

 今日23日のWBO世界バンタム級タイトルマッチに臨む王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)が22日、大阪市内での前日計量で制限体重の53・5キロを0・9キロオーバー。この日の調印式を欠席する異例の行動をとりながら大失態を犯し、王座を剥奪された。世界初挑戦の同級6位大森将平(24=ウォズ)が勝てば新王者、負けか引き分けの場合は空位となる。

<タパレスの体重オーバー騒動>

 11時40分 調印式を行うホテルで、非公式の事前計量。タパレスはリミット(53・5キロ)から0・55キロオーバーが発覚。すぐにサウナスーツ姿で会場周辺をランニングへ。

 12時23分 ダブル世界戦調印式が23分遅れでタパレス不在のまま開始。

 12時56分 タパレスが1時間以上走った後に会見場入り。

 13時00分 前日計量開始。WBA戦の両者はパス。WBO戦は大森はマイナス0・2キロでパス。タパレスは全裸で量り54・3キロ(さらに0・25キロ増の0・8キロオーバー)。

 13時15分 タパレスがガムをかみ、サウナへ。

 14時44分 タパレス再計量。パンツを履いたまま54・4キロの0・9キロオーバー。ギブアップを表明し、王座剥奪が決まる。

2回目の計量のタパレス。走って全裸なのに0・8キロオーバー(撮影・渦原淳)
計量するたびに体重が増え、ギブアップ。ついに王者剥奪が決まった(撮影・渦原淳)

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井岡一翔もタパレスに不快感「プロとしてダメ」

計量をクリアしファイティングポーズをとる井岡(撮影・渦原淳)

 今日23日のWBO世界バンタム級タイトルマッチに臨む王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)が22日、大阪市内での前日計量で制限体重の53・5キロを0・9キロオーバー。この日の調印式を欠席する異例の行動をとりながら大失態を犯し、王座を剥奪された。

 ダブル世界戦に臨むWBA世界フライ級王者井岡一翔がタパレスに苦言を呈した。自分の対戦相手ではないものの、調印式開始が23分も遅れた。「こういうことに巻き込まれたくない。(体重オーバーは)プロとしてダメ。挑戦者を迎える世界王者としてもダメでしょう」と不快感を示した。一方、自身を含めてリミットの50・8キロで一発パスした挑戦者ノクノイについて「あらためて小さいなと感じた」。KO勝ちで具志堅用高氏の持つ世界戦14勝の日本記録に並ぶことに自信を見せた。

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亀田大毅戦でも…世界戦における過去の体重オーバー

 今日23日のWBO世界バンタム級タイトルマッチに臨む王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)が22日、大阪市内での前日計量で制限体重の53・5キロを0・9キロオーバー。この日の調印式を欠席する異例の行動をとりながら大失態を犯し、王座を剥奪された。世界初挑戦の同級6位大森将平(24=ウォズ)が勝てば新王者、負けか引き分けの場合は空位となる。

 ◆世界戦における過去の体重超過 日本人選手が絡んだのは今回で7例目。有名なのは13年12月、IBF世界スーパーフライ級王座決定戦で王者亀田大毅と戦ったWBA同級王者ソリス(ベネズエラ)が再計量でも規定に届かず。翌日、亀田が1-2の判定負けを喫したが、IBFの公式ルールで防衛が認められた。

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宇良、白鵬と稽古「オーラだけでスタミナ削られた」

ぶつかり稽古で白鵬(右)に胸を借りる宇良

 大相撲の春巡業は22日、東京都八王子市で行われ、前頭宇良(24=木瀬)が横綱白鵬に初めて胸を借りた。幕内力士によるぶつかり稽古で、白鵬に指名されて土俵に上がった。精いっぱい押したが、何度も転がされて体は土だらけ。時間にして約5分だったが、表情はゆがみっぱなしだった。

 支度部屋に戻ると白鵬の元へお礼を言いに行き「ありがたいです。手を抜くのは絶対にアカン。精いっぱい力を出しました」と感謝。大横綱と同じ土俵に立ち「オーラだけでスタミナが削られました。終わった後は歩くので精いっぱいでした」と心も体もへとへとだった。白鵬は「もう少し強く当たれれば彼のやりたいことを磨けると思う」と業師の進化を期待していた。

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国籍取得の朝赤龍、進退について「師匠と相談して」

ちゃんこに舌鼓を打つ朝赤龍

 21日付の官報で日本国籍取得を公告された元関脇でモンゴル出身の幕下朝赤龍(35)が22日の朝稽古前、師匠の高砂親方(元大関朝潮)に取得の報告をした。

 引退しても親方として日本相撲協会に残れる年寄名跡取得が可能になったが、戸籍作成の諸手続きや名跡取得の折衝を控えるため「今は何も考えていません。全てが終わり師匠と相談してから決める」と進退に関する明言を避けた。法務局への申請から約9カ月での認可に「(国籍変更は)協会に残りたかったので迷いはなかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

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ゲーオが山崎秀晃下し2度目防衛「技術で上回った」

フルマークでの判定勝利を喜ぶ王者ゲーオ(左)。右は敗れた山崎

<K-1:WGP 2017>◇22日◇東京・代々木第2体育館

 スーパーライト級タイトル戦は王者ゲーオ・ウィラサクレック(32=タイ)が山崎秀晃(30)を下し、2度目の防衛に成功した。

 試合巧者ゲーオが山崎の剛腕と蹴りを封じた。立ち上がりこそ、互いに出方をうかがう展開だったが、1回中盤からゲーオにスイッチが入った。ワンツーから左ミドルキックで前進、山崎をコーナーに詰めた。2、3回には得意の跳び膝蹴りも交えて攻撃。手数で大きく上回り、フルマークの勝利を飾った。「山崎選手には技術で上回ることができた。今日は防衛できてうれしい。皆さんへの感謝しかない」とリング上で笑顔を見せた。「次はさいたま(スーパーアリーナ)で会いましょう」と、3度目の防衛戦に照準を合わせた。

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武居由樹がバンタム級王座に K-1WGP結果

K-1ガールズに囲まれ照れる武居由樹(中央)

 「K-1 WGP 2017」(日刊スポーツ新聞社後援)は22日、東京・代々木第2体育館で行われ、武尊(25)が返上したベルトを争う第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントで武居由樹(20)が優勝した。武居は決勝で久保賢司(28)に3-0で判定勝ちした。

 王者ゲーオ・ウィラサクレック(32=タイ)に山崎秀晃(30)が挑んだスーパー・ライト級タイトルマッチは、ゲーオが2度目の防衛に成功した。

◆プレリミナリーファイト第1試合

 K-1 スーパー・フェザー級 3分3ラウンド

 ○西京佑馬 KO(1回2分48秒) ×小久保裕気

◆プレリミナリーファイト第2試合

 K-1 ライト級 3分3ラウンド

 ○上田誠也 判定(3-0) ×将~masa~

◆プレリミナリーファイト第3試合

 K-1 スーパー・ウエルター級 3分3ラウンド

 ○和島大海 TKO(1回1分13秒) ×記村一成

◆第1試合

 K-1 WGP 第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・リザーブファイト

 3分3ラウンド、延長1ラウンド

 ○伊沢波人 判定(延長2-1) ×鈴木優也

◆第2試合

 K-1 WGP 第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・1回戦(1)

 3分3ラウンド、延長1ラウンド

 ○石田圭祐 KO(2回1分43秒) ×チャールズ・ボンジョバーニ

◆第3試合

 K-1 WGP 第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・1回戦(2)

 3分3ラウンド、延長1ラウンド

 ○武居由樹 KO(3回2分31秒) ×アントニオ・オルデン

◆第4試合

 K-1 WGP 第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・1回戦(3)

 3分3ラウンド、延長1ラウンド

 ○寺戸伸近 判定(延長2-1) ×ジェイミー・ウィーラン

◆第5試合

 K-1 WGP 第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・1回戦(4)

 3分3ラウンド、延長1ラウンド

 ○久保賢司 判定(3-0) ×ソン・ダーチェン

◆第6試合

 K-1 ヘビー級スーパーファイト

 3分3ラウンド、延長1ラウンド

 ○KOICHI KO(3回38秒) ×K-Jee

◆第7試合

 K-1 スーパー・ライト級スーパーファイト

 3分3ラウンド、延長1ラウンド

 ○大和哲也 KO(2回58秒) ×HIROYA

◆第8試合

 K-1 WGP 第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・準決勝(1)

 3分3ラウンド、延長1ラウンド

 ○武居由樹 KO(1回1分32秒) ×石田圭祐

◆第9試合

 K-1 WGP 第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・準決勝(2)

 3分3ラウンド、延長1ラウンド

 ○久保賢司 TKO(2回3分6秒) ×寺戸伸近

◆第10試合

 K-1 フェザー級スーパーファイト

 3分3ラウンド、延長1ラウンド

 ○武尊 KO(3回2分23秒) ×ビクトー・サラビア

◆第11試合

 K-1 スーパー・ライト級タイトルマッチ

 3分3ラウンド、延長1ラウンド

 ○(王者)ゲーオ・ウィラサクレック 判定(3-0) ×(挑戦者)山崎秀晃

◆第12試合

 K-1 WGP 第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・決勝

 3分3ラウンド、延長1ラウンド

 ○武居由樹 判定(3-0) ×久保賢司

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