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永田裕志「栄冠を」YOSHI-HASHIに敗戦も

YOSHI-HASHIに敗れ、リングの下でアイシングを受ける永田(撮影・河野匠)

<新日本:札幌大会>◇17日◇北海きたえーる

 新日本プロレスの真夏の最強王者決定戦「G1クライマックス27」が札幌で開幕。19年連続19度目の出場で、今大会を限りにG1卒業を宣言している永田裕志(49)が、Aブロック初戦でYOSHI-HASHIに敗れた。

 永田は、相手の逆水平チョップを何発も食らいながらエルボーやキックで反撃。パワーボムで窮地に陥るも、腕を取って白目式腕固めを見せるなど、激闘を演じた。しかし、粘るYOSHI-HASHIに最後はカルマを決められ3カウントを聞いた。

 永田は「世の中、うまくいかないことばかり。1戦目こけても、2戦目、3戦目と勝ち続けて、最初に言った通り、必ず栄冠をつかんでみせますよ」と気持ちを切り替えていた。

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北勝富士、阿武咲、嘉風 三賞逃した涙の3力士

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 入幕2場所目で連続2桁勝利の阿武咲と自己最高位の西前頭2枚目で1横綱2大関を撃破した北勝富士は敢闘賞を、1横綱2大関(不戦勝を除く)を倒した小結嘉風は技能賞を、いずれも千秋楽に勝てば受賞となったが、3人とも敗れて逃した。

 ◆勝てば自身初の敢闘賞受賞だった北勝富士の話 意識しない方がおかしい。嫌でも耳に入りますよ。緊張がすごかった。

 ◆御嶽海に負けて2場所連続の敢闘賞を逃した阿武咲の話 弱いから負けた。三賞のためにやっているわけじゃない。

 ◆碧山に敗れて2場所連続の技能賞を逃した嘉風の話 いろんなものが懸かっていたので(体が)動かなかったかもしれない。

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十両Vは大奄美「これで奄美を知ってもらえれば」

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 十両優勝は大奄美、11勝4敗。

 本割で1差で追う朝乃山を寄り切り、4敗で並んだ豊山を加えた優勝決定ともえ戦に。最初に豊山を、続いて朝乃山を下手投げで破り初の各段優勝。幕下付け出しデビューから4勝3敗を繰り返したが「自信になる。これで奄美を知ってもらえたら」と出身地のアピールも忘れなかった。

 ◆大奄美(だいあまみ、24=追手風)本名・坂元元規。鹿児島県龍郷町出身。16年初場所初土俵。185センチ、181キロ。得意は右四つ、寄り。

 序二段優勝は炎鵬、7戦全勝。

 全勝同士による決定戦で元幕内舛乃山(千賀ノ浦)を下手投げで破る。体重差82キロも内弟子として白鵬に鍛えられた稽古が実り業師ぶりを発揮。「今場所は我慢出来た」。序ノ口に続く連続Vで小兵旋風を締める。

 ◆炎鵬(えんほう、22=宮城野)本名・中村友哉。金沢市出身。17年春場所初土俵。169センチ、95キロ。左四つ、下手投げ。

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白鵬V一夜明け「3横綱と土俵入り」東京五輪へ思い

一夜明け会見で次の目標を語る白鵬(撮影・岡本肇)

 23日の大相撲名古屋場所千秋楽で、自身が持つ史上最多記録を更新する39度目の優勝を決めた横綱白鵬(32=宮城野)が、一夜明けた24日、名古屋市内で一夜明け会見し、報道陣の取材に応じた。

 今場所は2場所連続優勝に加え、史上最多の通算勝利記録もかかるなど、モチベーションに欠かなかった場所だった。昨年のこの名古屋場所は右足親指を負傷し、苦しい1年の始まりだっただけに、美酒に酔いしれて一夜明けても感無量の様子だった。

 また、現役続行のモチベーションの1つでもある東京五輪まで、この日で残りちょうど3年に迫っていることに触れられると「心と体をしっかりかみ合わせて準備したい。(他の)3横綱と土俵入りしたい」と語った。

  ◇    ◇

 ☆一問一答

 Q一夜明けて

 白鵬 去年は名古屋で優勝できなかったし、久しぶりに名古屋で盛り上がったな、という感じ。大記録、優勝したんだなという思いでいっぱいです。

 Q昨日はおいしいお酒を飲めたか。ずいぶん遅かったのでは

 白鵬 はい、飲めました。でも5時間ぐらいは寝られました。

 Q「名古屋のみなさん、サンキュー」という優勝インタビューの言葉が話題になっている

 白鵬 へぇ~、そうですか。いや~、天才だね(笑い)。たまたま(会場のファンが掲げる)「V39おめでとう」の文字が目に入ったので使ってしまいました。

 Q14日目の伊勢ケ浜親方の(NHK)解説に共感されたそうだが

 白鵬 右四つをベースに、いろいろなことをやっていくというのは今場所の流れだったように思うし、自分が目指す形にこだわらないというスタイルに近づいたのかな、という感じがします。

 Q相撲は奥が深いという話もしているがあらためて

 白鵬 負けた相撲(御嶽海戦)は、立ち合いで勝ったと思った、オレって天才だなと。その瞬間に逆転負けしたということは、やっぱり相撲は奥が深いなと、あらためて感じた。

 Q子どもたちの目標になりたいという思いは

 白鵬 1つ目は自分自身にある。どれだけいじめて鍛えて追い込んで、そして本番で結果を残す。あと何年やれるか分からないけど、第2の人生がアスリートは長いから、そこにぶつけて生かしたい。2つ目は、大鵬関の32回(最多優勝記録を更新して)から目標を失ったという寂しい思いがあったので、これから大相撲を目指す子どもたちに、少なからず寂しい思いをさせないように今後、修行を積み重ねて頑張っていきたいなという思いでいる。

 Qいよいよ優勝40回が見えてきた

 白鵬 人の言葉の鋭さを思い出すね。春場所で休場した時、「30回以上、優勝した横綱は(白鵬を含め)3人いるけど、大台40回は誰もいないぞ」と言われた時、体が熱くなった。今場所は大記録、1045(3位=千代の富士)、1047(2位=魁皇、ともに通算勝利記録)、そして優勝と、次から次に(話題が)15日間、来るという、こんな場所はなかったような気がする。そういった意味で疲れたな、と思う。

 Q通算勝利記録は並んだ時、乗り越えた時の喜びは、それぞれ違ったか

 白鵬 並んだ時にうれしさがあったけど、超えた時も意外とうれしさがあった。相手が新大関高安で、いちばん勢いがあるお相撲さんだったし、そこでいい相撲が取れたことで喜びが倍増した。その前に1回、(タイ記録がかかった御嶽海戦で負けて)待ったがかかりましたからね。その分、良かったのかなと。

 Q待ったがかかった一番(御嶽海戦)を振り返って

 白鵬 右で張って、すぐ右上手取れた瞬間、ちょっと笑ってしまったかな。

 Qこの後は(夏巡業開始まで)少し休めるか

 白鵬 今日からふるさとに帰って、新大統領も誕生しましたし、家族を両親と会わせて、子どもたちをおじいちゃん、おばあちゃんのそばに置きたいな、という思いで帰ります。

 Q優勝回数はこの先、どれぐらいが見えるか

 白鵬 先場所は優勝が14日目だった。今回は最後の最後まで分からなかった。今まで通りに努力していけば、優勝というのは、まだまだ私にほほ笑んでいるのかなと思う。何より名古屋で優勝39回という、大台40回への大きな足固めができたなという思いです。

 Q引退も近いのではという声もある中での優勝。

 白鵬 この名古屋で足を痛めたから、その借りを名古屋でキッチリ返すことが出来た。その名古屋で応援してくれた方々、そして全国、世界中の相撲ファンに大記録を見せることが出来たことは、忘れられない思い出深い15日間、名古屋場所になり、満足感でいっぱいです。

 Q横綱を奮い立たせたものは

 白鵬 横綱である限り目標、モチベーションが自分を奮い立たせてくれた。今回、1048勝目した時、優勝したかのようだった。テレビを観れば自分、新聞を見れば自分。終わったような感じだった。だから14日目に朝起きて、豪栄道戦の前かな、気持ちが入ってこないというね。ギリギリまで自分と闘って、やっと制限時間いっぱいになって気持ちが入ってきた。あんなのは初めてですね。それほどの大記録だったんだなと14日目、しみじみとかみしめながら土俵に上がって仕切ってましたね。(後で映像で)取組を見れば(落ち着かずに)下を見たり上を見たり、自分に「いつもと一緒だ」と言い聞かせながらやりきりました。

 Q今場所も4横綱が最後までそろって15日間を全うできなかった

 白鵬 4人で千秋楽を迎えるのが最高の形。それを達成したという思いはあるし、それは何よりファンの方々が臨んでいるもの。ただケガというのは小さいの大きいのに関係なく、本人にしか分からない痛みがある。しっかり治して万全な体勢で、いつかその日が来ることを願うし、自分自身もしっかりしなければならない、というのはある。

 Q東京五輪まで今日で残り3年。常々、東京五輪への思いを語っている

 白鵬 そうですね…。いよいよ、もう3年か。5年、6年とか言っていたのがね。その東京五輪のために、心と体をしっかりかみ合わせるような努力と、準備をしたい。

 Qどんな形でかかわりたいか

 白鵬 やっぱり土俵入りですよ。4横綱いますからね。横綱4人で。露払い、太刀持ちと3人で土俵入りしたいね。

一夜明け会見で穏やかな笑顔をみせる白鵬(撮影・岡本肇)
一夜明け会見で次の目標を語る白鵬(撮影・岡本肇)

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白鵬少年がモンゴルで食べた「うまい棒」/一問一答

白鵬は日馬富士(右)を寄り倒しで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 横綱白鵬(32=宮城野)が、2場所連続39度目の優勝を決めた。1差に迫っていた平幕碧山が勝ったため、結びの一番で横綱日馬富士に敗れれば優勝決定戦にもつれ込むところだったが、1分9秒5の長い相撲を制して賜杯を手にした。

 -どんな思いで土俵に上がったのか

 11日目で負けたけど良い流れでこれた。もう一番あるという気持ちで上がりました。

 -15日間を振り返って

 名古屋場所が今回、60回記念大会ということもありまして、実は、昭和33年にここで初代若乃花が優勝しました。若乃花さんと私、実は縁がありまして。26年前に、相撲のルーツということでモンゴルを訪ねられたんですね。私の父と対談しまして。その頃私は6歳で、若乃花関からお菓子をいただいたんです。それがなんと「うまい棒」だったという。その記念すべき名古屋で大記録を達成できて、縁を感じております。

 -魁皇の1047勝を超えた

 魁皇関の1047勝というのがありましたけど、同じ横綱として千代の富士関の1045勝というのは、名古屋場所前から目標にしていた。その両方を達成できて、本当に、みなさんにお見せすることができて幸せだと思ってます。

 -今場所は若手の活躍があった

 ようやく出てきたかな。ようやく、ですよ。もっと早く出てきてもおかしくなかった。

 -今後の目標は

 ふるさとに帰って休みたいと思うけど、今頭にあるのは幕内1000勝で頑張りたいと思います。

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田中恒成が田口を「最強の相手」、統一戦機運高まる

6度目の防衛に成功した田口はラウンドガールとの記念撮影で目いっぱい背伸びして身長を合わせる(撮影・松本俊)

 WBA世界ライトフライ級王者田口良一(30=ワタナベ)が、3試合ぶりのTKOで6度目の防衛に成功した。初回から左ボディーを軸に、指名挑戦者の同級1位ロベルト・バレラ(24=コロンビア)を攻め続けて圧倒。ダウンは奪えなかったが、レフェリーストップで9回24秒TKO勝ち。

 リングサイドで観戦したWBO世界ライトフライ級王者の田中は、田口を同級で「最強」と称賛した。以前から田中との統一戦を希望しており、「口に出してきたことで『やらざるを得ない』雰囲気をつくってきた。機運が高まったのは思惑通りだけど、統一戦の実現と、その勝利までが思惑。最強の相手」と話した。9月13日に2度目の防衛戦が予定されるが「間違いなく負けない」と自信たっぷり。畑中会長も「ぜひ年内に、統一戦を」と後押しする構えだ。

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河野再起戦KO勝利、復活一歩「娘に早く会いたい」

<プロボクシング:ノンタイトル8回戦>◇23日◇東京・大田区総合体育館

 元WBA世界スーパーフライ級王者河野公平(ワタナベ)が再起戦をKO勝利で飾った。 53キロ契約8回戦で、ラムボー(タイ)に5回1分35秒TKO。昨年末にWBO同級王者井上尚弥(大橋)にKO負けし引退も考えたが、復活への1歩を刻んだ。入場時に会場の画面に先月誕生した長女小百合ちゃんの映像が流れた話題を振られ「娘と2週間、会ってないから早く会いたい」と笑った。10月7日にはWBO同級1位のレックス・ツォー(中国)と敵地香港で対戦する予定。

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壮絶ビンタ応酬、棚橋が永田に「1割だけの感傷も」

<新日本G1クライマックス27:町田大会>◇23日◇町田市総合体育館◇観衆4598人(札止め)

 Aブロックの第3戦が行われ、棚橋弘至(40)が、永田裕志を下し、天山広吉と並ぶG1通算最多勝利66勝を記録。今大会でG1を卒業する永田との新旧エース対決は大熱戦。去りゆく先輩をハイフライフロー2発で沈め、2勝1敗とした。内藤がファレに敗れ、開幕からの連勝が2で止まった。

 リング中央で、新日本を背負ってきた両雄が足を止めて殴り合った。ビンタの応酬で、棚橋は永田をはり倒した。最後はこん身のハイフライフロー2発。勝利後、コーナーに登り右手を突き上げた。「永田さんの最後のG1でオレの中に1割だけ感傷もあったが、そんなものは全く必要なかった。ほかの選手にとっての永田とオレにとっての永田はやっぱり違う」。ベルト戦線、G1と永田を超えてきた歴史をかみしめた。

 これでG1通算最多タイの66勝。IWGPヘビー級王座の連続防衛記録で上回った永田と同じ世代の天山を乗り越えようとしている。「記録という記録は全部塗り替えるつもり。次は(記録を)取る」。力強く宣言した。

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碧山は妻に励まされて13勝「優勝の成績でしょう」

碧山(右)ははたき込みで嘉風を下す(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 碧山(31=春日野)が優勝決定戦進出を逃した。千秋楽は自分が勝って13勝とし、白鵬が負けて初めてVに挑めた。本割は今場所初の三役との取組で小結嘉風をはたき込みで撃破。結びの一番を支度部屋でテレビ観戦し、白鵬の勝ちを見届けた。

 「残念です。ここまで来たから、もう一番取りたかった」と言いつつも、表情に暗さはなかった。「13勝は優勝の成績でしょう? 後は運ですね」。前夜は東京にいるビオレタ夫人に、恒例のテレビ電話をかけて「アドレナリンが出過ぎるだろうけど、自分の相撲をとれば大丈夫よ!」と言われたとか。相撲をあまり知らないはずの夫人のハッパに「ビックリしたよ」とおどけた。

 新入幕だった11年九州場所以来2度目の敢闘賞を獲得。来場所は横綱、大関と当たる平幕上位まで番付が上がる。左膝などに不安を抱える31歳だが「大丈夫です。ガーンと行って、突っ張って、前に出て。後は集中すればいい」。元関脇が自信を取り戻した。【加藤裕一】

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新関脇御嶽海が殊勲賞、2横綱撃破「自信になった」

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 御嶽海が4学年下の阿武咲に立ち合いで当たり勝ち、一気に押し出した。

 「負けられないです。下から上がってきていて、強いと思ってる。でも、今日は緊張してるのが分かった」。新関脇の今場所は9勝6敗。優勝した白鵬に唯一の黒星をつけ、殊勲賞を手にして「横綱2人に勝てたのは自信になったかな」一方で「物足りない部分もある」。次世代のリーダー格だけに、満足していられない。

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宇良負け越し「全力でぶつかってはじき飛ばされた」

宇良(2017年3月21日撮影)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 宇良が千代の国にはたき込みで勝ち、連敗を5で止めた。

 自己最高位の東前頭4枚目で臨んだ幕内3場所目は7勝8敗。「初めに予想していたより…実力以上…」。日馬富士から初金星を奪うなど2横綱1大関が途中休場した場所を盛り上げた。それでも「押す力が全然です。全力でぶつかってはじき飛ばされたので」と満足しなかった。

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稀勢の里が夏巡業休場、師匠が「結果を出さねば」

横綱稀勢の里(2017年6月29日撮影)

 左足首の負傷で6日目から休場した横綱稀勢の里が、7月30日から始まる夏巡業を当面、休場することになった。

 師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)が明かした。休場発表した日に既に帰京、治療にあたっているという。全休するかは、師匠は「本人と話してから決めたい。もし(部屋で)土俵を使いたいなら使わせる。場所にはただ出るだけじゃなく、結果を出さないといけないから」と慎重に見極める考えを示した。

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京口最速王者、体小さく弱かった「劣等感強くした」

IBF世界ミニマム級タイトルマッチ ホセ・アルグメドに判定勝ちし、新チャピオンに輝いた京口(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:IBF世界ミニマム級選手権>◇23日◇東京・大田区総合体育館◇3500人

 IBF世界ミニマム級9位の京口紘人(23=ワタナベ)が4度目の防衛を狙った王者ホセ・アルグメド(28=メキシコ)を3-0の判定で下し、世界初挑戦で王座獲得した。9回にダウンを奪い、接戦をものにした。デビュー1年3カ月での王者誕生は、日本最速記録。小6でボクシングに転向した空手一家の末っ子。元世界王者の辰吉丈一郎にも指導を受けた「ダイナマイト・ボーイ」が頂点に駆け上がった。今回はダブル世界戦で、WBA世界ライトフライ級王者田口良一(30)は6度目の防衛に成功した。

 京口が京口らしい一言を放ったのは、勝利の会見の終わりだった。「いや~、鼻くそでしたね。全然満足できない!」。自分は強いと思えるかと聞かれると、大きく腫れた右頬を緩め、笑った。関西出身のしゃべり好きは、最短の階段を駆け上がった感想を、そう締めた。

 激しい接近戦だった。中1から2年間、大阪帝拳ジムで教えを受けた辰吉丈一郎の左ボディー。上体を少し左に倒して角度をつける武器。これまでのプロ7戦と同じくアルグメドに打ち込み続けたが、頭から突っ込んでくる王者に手を焼いた。仕留められない。中盤には右拳も痛めた。

 一進一退の攻防を破ったのは9回だった。ボディーを警戒させ続け、空いた顔面に左フック。「がむしゃらだった」。ぐらつかせ、最後は右でダウンを奪った。辰吉直伝ボディーが布石となり、決定打となった。

 辰吉と出会う前、弱さに向き合う日々だった。父寛さん(49)は空手の師範。兄、姉に続いて3歳で空手を始めたが、「強くなかった」。自身の初優勝は小3。「2人は20回以上。比べられない」。体が小さく、「保育園では親がいじめの心配をしていた」。小学校低学年の時には「ちび」という言葉に過敏に反応した。周囲は「一番センスがある」と評価してくれたが、体重が倍もある相手に勝てないのは無理もなかった。

 小6の冬、出合ったのがボクシングだった。階級制。「体のハンディがない」。のめり込んだ。「小4で自分が弱いと分かった。今も強いと思ったことはない。でも、弱いのを知っているから努力できる。劣等感が僕を強くしてくれた」。プロ入り後は、あえて重いグローブをつけて鍛えた。1日4回の計量も毎日。KO量産にも「僕はおごらない」と励んできた。

 愛称「ダイナマイト・ボーイ」は、ジムの先輩内山高志の「KOダイナマイト」から拝命した。この日は判定。試合後に先輩からねぎらわれると「鎮火しないように頑張ります」と誓った。辰吉と同じ8戦目で世界王者となったが、「今日みたいな試合をしてたら怒られる」と反省しきり。

 まだ「鼻くそ」。そう思えることも強さの源。「次戦、初防衛戦で(今日の気持ちを)しっかりぶつけます!」。ベルトを巻き、強さを追う。【阿部健吾】

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辰吉丈一郎からも指導「チャンプになる」/京口メモ

新王者になった京口はベルトを肩にポーズ(撮影・松本俊)

<プロボクシング:IBF世界ミニマム級選手権>◇23日◇東京・大田区総合体育館◇3500人

 IBF世界ミニマム級9位の京口紘人(23=ワタナベ)が4度目の防衛を狙った王者ホセ・アルグメド(28=メキシコ)を3-0の判定で下し、世界初挑戦で王座獲得した。9回にダウンを奪い、接戦をものにした。

 ◆誕生 1993年(平5)11月27日、大阪府生まれ。父寛さんは空手師範。兄竜人、姉真琴さんの夫の池水達也もプロボクサー。

 ◆格闘技歴 父が師範代の道場「聖心会」で3歳から空手を始める。12歳でボクシングに転向。伯太高卒業後プロに進む予定も、3年の国体1回戦で現WBO世界ライトフライ級王者田中恒成に完敗し、大商大へ進学し4年時は主将。14年国体優勝。アマ52勝(8KO)14敗。

 ◆ジョーちゃん 辰吉丈一郎に、京口が大阪帝拳に所属していた中学1、2年時の2年間教えを受けた。「世界王者になりたいではなく、なると思わなあかん」と説かれる。試合4日前には「ジョーちゃんみたいにKOで勝ってチャンプになります」と誓っていた。

 ◆おしゃべり 関西出身らしく? とにかくしゃべる。「しゃべり続けるとエネルギー使うんですよ、一石二鳥でしょ」が弁。ジムの仲間からは「おしゃべりクソ野郎」を拝命も。

 ◆色 オレンジが「ソウルカラー」。大商大のメインカラーでお気に入りに。「誕生日の色も同じ」とシューズ、グローブも同色。

 ◆サイズ 161センチ、リーチは162・0センチ。予備検診の胸囲は88・8センチで、普段は90センチ以上。背筋の大きさは父譲り。

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京口が釈明!酒気帯び運転逮捕の兄に「説教します」

新王者になった京口はベルトを肩にポーズ(撮影・松本俊)

<プロボクシング:IBF世界ミニマム級選手権>◇23日◇東京・大田区総合体育館◇3500人

 IBF世界ミニマム級9位の京口紘人(23=ワタナベ)が4度目の防衛を狙った王者ホセ・アルグメド(28=メキシコ)を3-0の判定で下し、世界初挑戦で王座獲得した。9回にダウンを奪い、接戦をものにした。

 試合後、京口は12日に道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕された兄で、プロボクサーの竜人について「本当に申し訳ないと思っています。兄ですから。王者になって謝りたかった。会って説教します」と話した。世界戦前の逮捕を心配した家族には「大丈夫」と伝えていた。

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V6田口が異変乗り越え作戦敢行、年末の統一戦前進

6度目の防衛に成功した田口はラウンドガールとの記念撮影で目いっぱい背伸びして身長を合わせる(撮影・松本俊)

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級選手権>◇23日◇東京・大田区総合体育館

 WBA世界ライトフライ級王者田口良一(30=ワタナベ)が、3試合ぶりのTKOで6度目の防衛に成功した。初回から左ボディーを軸に、指名挑戦者の同級1位ロベルト・バレラ(24=コロンビア)を攻め続けて圧倒。ダウンは奪えなかったが、レフェリーストップで9回24秒TKO勝ち。9月にWBO世界同級王者田中恒成(22)が2度目の防衛に成功すれば、いよいよ年末には王座統一戦に挑む。

 田口が初回のゴングから攻めた。スロースターターが「最初から行こう。8回までにスタミナを使い切る。あとは気持ちで」という作戦で飛ばした。何度も何度もロープに、コーナーにと追い込み、「初回から効いていた」という得意の左ボディーをねじ込んだ。

 7回から相手はクリンチ、ホールドに逃げ回り、ロープに座り込むようなシーンもあった。ついに9回に連打を見舞うとレフェリーストップの快勝だった。

 毎試合のように体調を崩したが、今回は万全だった。ところが、試合前に両足ふくらはぎがつるような異変を感じた。減量による水分不足のようだが、作戦は変えなかった。前回は足を使われてボディーも不発で引き分け。「後手後手でみなさんに無駄な時間を使わせた」。おわびも込めた4度目のTKO防衛だった。

 リングインすると、テレビ中継ゲストのWBO王者田中と目があった。この時は会釈。試合後はリング上で握手を交わした。田中が9月にV2すれば、いよいよ団体統一戦だ。「願ってもない。名古屋でもどこでも。勝てばまた自信になる」。田中も「応援していた。今は横並び。必ず勝って向き合いたい」と応じた。

 日本の世界王者のV6は15人目で大場政夫、ガッツ石松らを抜き、輪島功一、川島郭志らに並んだ。誇れる歴代11位も、この階級はWBC拳四朗と日本人王者が3人並ぶ。「王者でも最強と言えない。勝ち抜きたい」。今度は田中を応援し年末決戦の決定を待つ。【河合香】

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若返りの白鵬39度目V、故障からはい上がった理由

名古屋場所で優勝した白鵬は後援会関係者から祝福され杯に注がれたお酒を飲む(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 横綱白鵬(32=宮城野)が、2場所連続39度目の優勝を決めた。1差に迫っていた平幕碧山が勝ったため、結びの一番で横綱日馬富士に敗れれば優勝決定戦にもつれ込むところだったが、1分9秒5の長い相撲を制して賜杯を手にした。昨年名古屋場所で負傷した右足親指を手術し、翌秋場所を全休。先場所で1年ぶり優勝を果たし、今場所は13日目に通算勝利数歴代1位を達成した。その裏には「断食パワー」があった。秋場所は9月10日に東京・両国国技館で始まる。

 2場所連続の優勝インタビューで、ちゃめっ気たっぷりに答えた。「名古屋のみなさん。サン・キュー」。自身が持つ最多優勝記録を更新する39度目の優勝。「39」と書かれたうちわを持ったファンを見つけてひらめいた。「天才だね」。自画自賛するほど、気持ちは舞い上がっていた。

 勝てば無条件で優勝が決まる一番。左に動いて左上手を取り、すかさず右を差した。盤石の体勢。ただ「投げが強いからね。よく見ていた」と互いに四つに組んだまま、土俵中央で動きが止まった。先に仕掛けたのは日馬富士。強引な寄りをこらえて、体勢を入れ替えて寄り倒した。

 苦しい1年だった。昨年名古屋場所の勢戦で、右足親指を負傷して手術に追い込まれ、翌秋場所を全休。復帰した去年の九州場所は11勝止まりで、春場所は右足親指を再び痛めて途中休場した。1年間、賜杯から遠ざかったのは自身最長ブランク。悪夢のきっかけとなった名古屋で、完全復活とも言える2場所連続優勝。その裏には、昨年秋場所を全休した間に行った断食の存在があった。

 サポートしたのは、杏林予防医学研究所の山田豊文所長だ。12年から白鵬の食生活を含めたコンディショニングづくりを支えている。断食の効果を「我々が物を食べていない時に細胞が体内の不要な物を食べる。だから若返る」と説いた。山田氏の断食法は、準備期間を含め約1カ月を要する。秋場所の全休で1カ月が生まれた白鵬には、うってつけのタイミングだった。

 断食期の3日間で口にできたのは水と、酵素の働きをサポートするマグネシウム入りのドリンクのみだった。そんな断食を終えた横綱について、山田氏は「明らかに体も心も若返ってきている。普通なら晩年なのに」と驚き、白鵬自身も先場所の優勝後に「検査したら血管年齢が25歳だった」と明かしたように、肉体の復活を感じ取っていた。

 前人未到の優勝40回に王手をかけ、通算勝利数も歴代1位になった。「15日間大きなケガなく全うできた。大満足ですよ」とやり切った表情。そして「とりあえずゆっくり休みたい」。また1つ歴史に名を刻んだ大横綱。来場所に向けて、今は羽を休める。【佐々木隆史】

 八角理事長(元横綱北勝海) 決して慌てない白鵬に対し、日馬富士はしがみつくのがやっとだった。今場所の白鵬は落ち着いて気力も充実していた。勝負どころで集中力を出して勝ち方も知っている。常に先手先手を取っていた。(大台の優勝40回は)今年中にと思っているだろう。

白鵬の16年名古屋場所以降

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新大関の重圧か、高安9勝に反省「稽古が足りない」

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 高安が豪栄道をはたき込みで退けて連敗を4で止めた。

 「勝って終われて良かった」とひとまず胸をなで下ろした。前半戦を7勝1敗で折り返しながら、結果は9勝。「疲れたとは言えない」と言うも、新大関場所ならではの疲労はあった。「また課題ができた。稽古が足りない。現状維持ではこの地位は甘くない。1つ上を目指すために、また気持ちを入れ直して心と体を鍛えたい」と誓った。

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京口、最速で世界王者に 田口はTKOで6度目防衛

判定で新王者になった京口ははれた右ほおながら笑顔でベルトを肩にポーズを決める(撮影・松本俊)

<プロボクシング:ダブル世界戦>◇23日◇東京・大田区総合体育館

 IBFミニマム級タイトルマッチ12回戦で同級9位の京口紘人(ワタナベ)が王者のホセ・アルグメド(メキシコ)に3-0で判定勝ちし、世界初挑戦で新王者となった。プロデビューから1年3カ月での世界王座奪取は、日本選手の最速記録。

 23歳の京口は序盤から激しく打ち合い、9回にダウンを奪った。戦績は8戦全勝(6KO)。

 WBAライトフライ級タイトルマッチ12回戦では王者の田口良一(ワタナベ)が同級1位のロベルト・バレラ(コロンビア)に9回TKO勝ちし、6度目の防衛に成功した。

 30歳の田口は接近戦で優位に進め、9回に主審が試合を止めた。戦績は30戦26勝(12KO)2敗2分け。

 日本のジム所属の男子世界王者は史上最多に並ぶ12人となった。

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飯伏幸太「全開」2勝、石井とのケンカファイト制す

<新日本G1クライマックス27:町田大会>◇23日◇町田市総合体育館◇観衆4598人(札止め)

 Aブロック第3戦が行われ、飯伏幸太が石井智宏に勝って、2勝1敗の勝ち点4とした。

 ケンカファイトを得意とする石井に合わせるように、飯伏も1歩も引かずエルボー、キックで応酬。これに石井が逆水平チョップを見舞うと、会場は大歓声。最後は石井のラリアットを、ショートレンジのラリアットで返した飯伏が、ヒザ蹴りからシットダウン式ラストライドを決め、2勝目を奪った。

 飯伏は「3年前のG1と変わらずゴツゴツとした展開だったが、自分も全力でぶつかれた。2勝目で、このままいけばもしかしたら、というのを少しだけ感じることができた。(前回のG1と)気持ち的に全く違う。前回は記憶があまりなかったが、今回はすごくはっきりしている。今は自分の全開を出せているので」と笑顔で話していた。

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内藤哲也、初黒星に無言 ファレは「安らかに眠れ」

<新日本G1クライマックス27:町田大会>◇23日◇町田市総合体育館◇観衆4598人(札止め)

 Aブロック第3戦が行われ、2連勝と好スタートを切った内藤哲也が、バッドラック・ファレに敗れ、今大会初黒星を喫した。

 内藤は、先制攻撃で試合の主導権を握ろうとしたが、徐々にファレのパワーに押し込まれていく。最後は、デスティーノを2度も返され、バッドラックフォールに沈んだ。

 試合後、内藤はノーコメント。ファレは「見たか、内藤。勝ったぞ。昨日のダリルと同じようにバラバラにしてやったぞ。内藤、バラバラなまま、安らかに眠れ」とコメントした。

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棚橋弘至が永田撃破!G1最多66勝、天山に並んだ

棚橋(右)は永田に強烈な張り手を決める(撮影・滝沢徹郎)

<新日本G1クライマックス27:町田大会>◇23日◇町田市総合体育館◇観衆4598人(札止め)

 Aブロックの第3戦が行われ、棚橋弘至(40)が、永田裕志を下し、2勝目を挙げた。また、G1通算勝利数を66勝とし、天山広吉が持つG1通算最多勝利記録に並んだ。

 今大会でG1を卒業する永田との新旧エース対決。観客の永田コールを受け奮闘する相手の粘りに苦しんだ。試合中はリング中央で張り手の応酬。永田が継承してきたストロングスタイルにストロングスタイルで応える戦いで、観客を大いに沸かせた。最後は、コーナーで最後の執念を見せた永田を、頭突きでマットにたたき落とし、ハイフライフロー2連発で仕留めた。棚橋は「永田さんが最後のG1ということで、オレの中に1割だけ感傷があったが、そんなもの全く必要なかった。ほかの選手の中にもその選手にとっての永田がいるが、オレにとっての永田はやっぱり違う。永田が上位でオレがチャレンジャーという構図をひっくり返そうとやってきたが、今もそのまま」と去りゆく先輩を惜しんだ。

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真壁刀義が地元で初白星「町田のヒーローだよ」

<新日本G1クライマックス27:町田大会>◇23日◇町田市総合体育館◇観衆4598人(札止め)

 Aブロック第3戦が行われ、真壁刀義が、後藤洋央紀を破り、今大会初白星を挙げた。

 真壁は、2連勝と好調の後藤に何度もつかまりかけたが、地元の声援を受け逆襲。最後はスパイダージャーマンから、トップコーナーからのキングコング・ニードロップを後藤に突き刺し勝負を決めた。

 真壁は試合後「町田のヒーローだよ。去年は連敗からの連勝。今年は、これから連勝街道いってやるよ。やっとここでエンジンがかかってきた」と満足そうに話していた。

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内山高志、保留中の進退は週内表明「固まっている」

内山高志

 前世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)が23日、保留している進退について週内に発表することを明らかにした。

 東京・大田区総合体育館で行われたダブル世界戦の後に取材に応じ「(気持ちは)固まっている。僕としては6年間、11回の防衛はよくできた方だと思う」と話した。

 37歳の内山は2010年から王座を11連続防衛したが、昨年4月にジェスレル・コラレス(パナマ)にKO負けし、12月の再戦も判定で敗れた。

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田口良一V6「勝てば自信に」田中恒成と統一戦希望

田口(右)は積極果敢に攻め、バレラを9回TKOで下す(撮影・松本俊)

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇東京・大田区総合体育館

 王者田口良一(30=ワタナベ)が、3試合ぶりのTKOでV6に成功した。指名挑戦者の同級1位ロベルト・バレラ(24=コロンビア)を初回から左ボディーを軸に攻め続けた。ダウンは奪えなかったが圧倒し、レフェリーストップで9回24秒TKO勝ち。WBO世界同級王者田中恒成(22=畑中)が9月13日に大阪でV2に成功すれば、いよいよ年末には2団体統一戦に挑む。

 スロースターターの田口が、初回から得意の左ボディーを軸に攻めた。「最初から行こう。8回までにスタミナを使い切る。あとは気持ちで」と飛ばした。何度も何度もロープにコーナーに追い込み、9回に連打でレフェリーストップの快勝。前回は足を使われてボディーも不発で引き分けに「後手後手でみなさんに無駄な時間を使わせた。下げてしまった評価をふっしょくしたかった」。雪辱となる4度目のTKO防衛だった。

 次はいよいよ2団体統一戦が見込まれる。田口はリングインするとテレビ中継ゲストの田中と目があい、この時は会釈、試合後はリング上で握手をかわした。「願ってもない。名古屋でもどこでも。正直100%ではないが、どちらが勝つか分からないような試合をしたい。勝てば100%自信になる」。田中は「応援してました」と言ったが、田口も「ボクも勝つと信じてます」。今度は応援して決戦決定を待ち望む。

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京口紘人が日本選手最速で世界王座に 判定で下す

IBF世界ミニマム級タイトルマッチ 3回、ホセ・アルグメド(左)を攻める京口(撮影・たえ見朱実)

<プロボクシング:IBFミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇東京・大田区総合体育館

 同級9位の京口紘人(23=ワタナベ)が、王者ホセ・アルグメド(メキシコ)に判定勝ちを収め、プロ8戦目で日本選手最速となるデビュー1年3カ月での世界王座を獲得した。

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稀勢の里、巡業は当面不参加 田子ノ浦親方が明かす

名古屋場所5日目、稀勢の里は勢に敗れ風呂場へ向かう(2017年7月11日撮影)

 大相撲名古屋場所を途中休場した横綱稀勢の里の師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は23日、岐阜市で30日に始まる夏巡業に、稀勢の里が当面は参加しないことを明らかにした。「本人とは話していないが、当面は。ただ場所に出るだけでなく、結果を出さないといけないので」と話した。

 稀勢の里は春場所で痛めた左上腕付近の回復が遅れていることに加え、名古屋場所5日目の勢戦で左足首を痛めた。田子ノ浦親方によると、稀勢の里は休場後すぐに部屋の宿舎を離れ、治療に専念している。

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碧山が自己最高の13勝 前夜ビオレタ夫人から激励

敢闘賞の碧山(左)と技能賞の御嶽海(撮影・岡本肇)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 碧山(31=春日野)の平幕優勝はならなかった。白鵬を星1つ差で追い、本割では嘉風をはたき込みで破った。今場所初となる三役を相手に力感ある立ち合いで体を起こした後、両手で強引に頭を押さえつけた。

 しかし、結びの一番で白鵬が日馬富士に勝ったため、優勝決定戦進出を逃した。

 「残念です。ここまで来たから、もう一番とりたかったけど」と心境を口にしたが、後悔はなさそう。「緊張したけど、土俵に上がったらなくなった。大事なところで集中できた」。自己最高の13勝2敗に「優勝の成績でしょう。後は運ですね」と言い、満足感を漂わせた。

 前夜、東京にいるビオレタ夫人に恒例のテレビ電話をかけると「アドレナリンが出過ぎるかもしれないけど、自分の相撲をとれば大丈夫よ」と励まされた。まるで師匠のような言葉に「ビックリしたよ」と笑う。

 場所中、同じ部屋の栃ノ心、栃煌山と連日朝稽古で相撲を取り、調子を上げた。古傷の腰、左膝との付き合い方も分かっている。「今のような相撲をとっていれば、体の痛みもない。大丈夫。ガーンと行って、突っ張って、前に出る。あとは集中するだけ」。元関脇の31歳は、来場所以降の活躍にも自信を見せた。

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王者田口良一6度目防衛、バレラを9回TKOで下す

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇東京・大田区総合体育館

 王者の田口良一(30=ワタナベ)が、同級1位のロベルト・バレラ(コロンビア)を9回TKOで下し、6度目の防衛を果たした。

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豪栄道千秋楽で負け越し…来場所かど番「稽古しか」

高安のはたき込みに敗れた豪栄道(撮影・渦原淳)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 7勝7敗で迎えた大関豪栄道(31=境川)は、大関高安(27=田子ノ浦)に敗れて負け越した。

 立ち合いで相手の強烈なかち上げに体が起きて、最後ははたき込みに落ちた。「食いつきたかったけど…」と悔しそうに唇をかみしめた。

 千秋楽を7勝7敗で迎えるのは昨年の名古屋以来。当時は稀勢の里に敗れて負け越した。今年は同じ田子ノ浦部屋の弟弟子に屈した。9月の秋場所は、夏場所に続いて自身6度目のかど番となるが、昨年の秋場所はかど番優勝を果たしただけに「稽古しかないですね」と言葉少なに決意した。

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白鵬39度目優勝!御嶽海が殊勲賞、碧山は敢闘賞

白鵬は優勝インタビューでファンの声援に応える(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇23日◇愛知県体育館

 横綱白鵬(32=宮城野)が、横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)を寄り倒して14勝1敗、2場所連続39度目の優勝を飾った。13日目には通算勝利数で魁皇を抜き歴代単独1位に立った場所で花を添え、1050勝で締めた。

 星1つの差で白鵬を追っていた前頭8枚目碧山(31=春日野)は、小結嘉風(35=尾車)をはたき込んで13勝2敗。新入幕以来となる敢闘賞を受賞した。嘉風は9勝6敗。

 大関豪栄道(31=境川)は、新大関高安(27=田子ノ浦)にはたき込まれ、無念の負け越し。来場所かど番となった。高安は9勝6敗。

 関脇玉鷲(32=片男波)は、前頭5枚目栃煌山(30=春日野)に押し出され、負け越しとなった。栃煌山は12勝3敗。

 新関脇御嶽海(24=出羽海)は、前頭6枚目阿武咲(21=阿武松)を押し出して9勝目。11日目には横綱白鵬を破り2場所連続2度目の殊勲賞を受賞した。阿武咲は10勝5敗。

 十両は大奄美(24=追手風)が11勝4敗で優勝した。

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