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田中恒成V2も不満、田口と統一戦は「やります!」

4回、田中の右フックがパランポンの顔面にヒットする(撮影・加藤哉)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇13日◇エディオンアリーナ大阪


 WBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)が逆転で同級13位パランポン・CPフレッシュマート(32=タイ)に9回1分27秒TKO勝利し、2度目の防衛を果たした。

 1回に挑戦者の右ストレートを受け、田中がいきなりダウンを奪われた。右目の上をカットし流血しながら、リングに立ち続けた。8回終盤に左右のコンビネーションでパランポンをふらつかせると、9回にスイッチが入った。序盤に右ストレートを奪い返し、その後連打を仕掛けレフェリーストップとなった。

 V2を達成した田中だが。「俺って全然持ってないですね。大事なところでこういう試合。自分にがっかりです。俺以外がおもしろかったらいいんじゃないですか」と自虐的に振り返った。リング外で戦況を見守ったWBA同級王者田口良一(30=ワタナベ)との統一戦について聞かれると「こういう試合をしていて…なんてことは言いません。やります!」と宣言した。

 試合後は頭痛を訴え、検査のため救急車で大阪市内の病院に向かった。関係者によると、意識ははっきりしており、自力歩行は可能。大事を取っての処置だという。

9回、田中(左)はパランポンから最初のダウンを奪う(撮影・加藤哉)
9回TKO勝ちを収め、ベルトを巻いて写真に納まる王者田中(右)(撮影・加藤 哉)

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春日野広報部長「ビックリ」貴乃花親方が協力拒否

役員室から巡業部に戻る途中、舌を出す貴乃花親方(撮影・菊川光一)


 大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)による平幕貴ノ岩(27=貴乃花)への暴行を受けて、日本相撲協会は22日、貴ノ岩の師匠の貴乃花親方(45=元横綱)を呼び出した。

 協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)から、危機管理委員会による貴ノ岩への事情聴取の協力を要請。だが貴乃花親方から「お断りします」と拒否された。

 同席した春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)は「警察としては貴ノ岩の聴き取りは終わってるんだっけ? こっち(危機管理委員会)もお願いするのは当然。でも『お断りします』ということだった。オレはビックリしたけどね」と説明した。日馬富士は秋巡業中の10月25日夜に鳥取市内で行われた酒席で貴ノ岩を暴行したことは、鳥取県警、危機管理委員会どちらからの事情聴取でも認めている。

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北勝富士が先輩豪栄道から初星!恩師の励ましに感謝

押し出しで大関豪栄道(左)を下す北勝富士(撮影・菊川光一)

<大相撲九州場所>◇11日目◇22日◇福岡国際センター


 平幕の北勝富士(25=八角)が、埼玉栄高相撲部の先輩で大関の豪栄道から3度目の対戦で初白星を挙げた。左下手でまわしを引き、相手の上手を切ると、豪栄道の体を正面に置いて押し倒した。

 「(左下手が)入った時に『もらったな』と思ったけど、やっぱり(豪栄道の)捨て身の首投げがあると思って。あそこでそのまま出て行くと、食らう。いい形になった時こそ、最後に落とし穴があるんです」。対戦前に相手の取り口を必ず研究する男が、会心の一番を冷静に振り返った。

 豪栄道は埼玉栄高相撲部出身では出世頭の大先輩だ。「サカエのOBは全員、沢井豪太郎(豪栄道の本名)という人を、1番強い人を目標にするんです」という。前日夜、同高相撲部の山田監督に電話をかけ、勝ち越しを報告すると、豪栄道戦に向け「遠慮するな。そろそろ、本当に勝てるぞ」とハッパを掛けられた。「いつも、自分が落ち込んでいる時に電話をくださるんです。先場所は左手首を痛めて負けが込んだときに電話をくれて…。その時は泣いちゃいました」。そんな恩師の言葉に背中を押された。

 2敗を守り、勝ち残りで見守った結びの一番で白鵬が敗れた。残り4日でトップと1差。優勝の可能性を質問されると「いやいやいや、全然、全然、全然。僕なんかまだ鼻くそなんで。(その質問は)14日目ぐらいに言ってくださいよ」と、苦笑いで話題を必死でそらした。まずは、あと1番に迫った自己最高勝利、今年の夏場所に並ぶ10勝を目指す。

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御嶽海52勝、年間最多勝トップ白鵬、高安に並んだ

千代大龍(左)を押し出しで破る御嶽海(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇11日目◇22日◇福岡国際センター


 関脇御嶽海(24=出羽海)が年間最多勝レースのトップに並んだ。

 千代大龍を押し出しで下し、7勝目。今年の通算勝利数は52。結びの一番で白鵬が敗れたため、白鵬、高安と方を並べた。

 この日の一番を「読み通り」と満足そうに振り返り、あと1勝に迫った勝ち越しについて「あと一番ね。気を引き締めてやりますよ」。

 最多勝レースのライバル白鵬と12日目に激突する。不戦勝を除き、7月名古屋場所の5度目の対戦では初白星を挙げた。「大丈夫じゃないすか? ま、自分の相撲をとって、勝つだけですよ」と意欲満々だった。

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嘉風に一瞬のひらめき“幻惑”立ち合いで白鵬止めた

白鵬を破り、支度部屋で笑顔を見せる嘉風(撮影・菊川光一)

<大相撲九州場所>◇11日目◇22日◇福岡国際センター


 関脇嘉風(35=尾車)が、全勝の白鵬(32=宮城野)を止めた。15年秋場所以来2度目(15敗)の白星。NHKのインタビューから引き揚げてきた支度部屋では「最強横綱に勝ったのに、記者の方の人数が少ないなぁ」とおどけながら、喜びをかみしめた。

 立ち合いで、決して前に踏み込まなかった。その場で立ち上がるような、フワッとした立ち合い。それは一瞬のひらめきだった。両手をついて先に仕切ったときには、どう立ち合うか、まだ考えがまとまっていなかった。「横綱の正面にいようと思っていた。そうしたら、張ってくるのが見えた。真っすぐ来るなと。横綱は上手を取ってからの攻めがすごく速い。早く立とうと思わず、踏み込まないように。横綱に上手を取らせないように当たっていこうと思った」。

 それが、白鵬を“戸惑わせた”。呼吸が合わなかったと勘違いしたのか、力を抜いた横綱。「明らかに横綱は力を抜いていましたね。力を抜いたから待ったかと思ったら(行司が)『残った』と。これは行っていいんだと、出ました」。2本入った形で走って、寄り切り。白鵬を、土俵下まで転がり落とした。

 ただ、勝ち名乗りを受けるまでは「前代未聞」の間があった。白鵬が土俵に上がらない。「待った」を主張していた。時間にして1分。その間、じっと待っていた嘉風は「もう一丁になったら、絶対に勝ち目はない。それだけはやめてくれと思っていました。全部が良かったんです。全部良くないと、あの方には勝てないです」と喜びに浸っていた。

土俵際で小手投げを打つ白鵬だったが、嘉風に寄られ万事休す(撮影・岡本肇)

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白鵬“61秒抗議”実らず土「呼吸が合わなかった」

納得いかない様子でしばらく土俵に上がらない横綱白鵬(撮影・菊川光一)

<大相撲九州場所>◇11日目◇22日◇福岡国際センター


 唯一全勝だった横綱白鵬(32=宮城野)が、関脇嘉風に負けた。立ち合い不成立と思った白鵬は、立ち合い後に力を抜くと、一気に寄り切られた。土俵下では右手を挙げて、審判員らにアピール。しかし、物言いはつかず、不服と思った白鵬は61秒後にようやく土俵に上がった。嘉風が勝ち名乗りを受けて土俵を降りてからもなかなか降りず、仁王立ちでアピールした。

 「まぁ1回でも見てもらいたかった」とビデオ判定を要求するポーズだったという。「納得いかないはないけど、やっぱり呼吸が合わなかった」と話した。

大勢の報道陣に囲まれ支度部屋で取材に応じる横綱白鵬(撮影・菊川光一)=2017年11月22日、福岡国際センター

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城戸康裕、木村ミノルともにタイトル挑戦に強い意欲

減量で腹ぺこのポーズをする城戸(左)と筋肉をアピールする木村(撮影・吉池彰)


 さいたまスーパーアリーナで23日に行われる「K-1 WGP 2017」(日刊スポーツ新聞社後援)の、ウエルター級スーパーファイトで対戦する城戸康裕(34)と木村”フィリップ”ミノル(24)が22日、都内で公開計量と会見に臨み、ともにタイトル挑戦に強い意欲を見せた。

 6月の第2代スーパー・ウエルター級(70キロ)王座決定トーナメントで決勝進出を果たした城戸は、今大会から階級を下げ、新たな活躍を狙う。一方の木村は9月の初代ウエルター級王座決定トーナメント1回戦で、元同門の久保優太(現王者)に敗れ、今回が再起戦となる。

 ともに67・5キロのリミットいっぱいで計量をパスした2人。会見ではこの試合の位置づけについて、木村が「久保先輩に再挑戦する切符だと思っている」と発言し、注目を浴びた。すると、減量に成功した城戸は「威力、スタミナは落ちていない。城戸はこの階級の方が良かったという試合をしたい」と胸を張り、「(来年)3月に(久保に挑戦して)ベルトを巻く」とまくしたてた。

 K-1の人気者同士の注目の顔合わせが、にわかに挑戦者決定戦の様相を帯びてきた。

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白鵬が初黒星、高安はかど番を脱出 九州場所

<大相撲九州場所>◇11日目◇22日◇福岡国際センター


 40度目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)に土がついた。関脇嘉風(35=尾車)にもろ差しを許して寄り切られ連勝が10で止まった。

 2敗で追う平幕2人は、ともに勝った。前頭3枚目北勝富士(25=八角)は、大関豪栄道(31=境川)を土俵下まで押し倒した。豪栄道は4敗目を喫した。前頭12枚目隠岐の海(32=八角)は、同12枚目輝(23=高田川)を寄りきった。

 3敗の大関高安(27=田子ノ浦)は、前頭4枚目逸ノ城(24=湊)を押し出して勝ち越しを決め、かど番を脱出した。

 39歳で再入幕の前頭13枚目安美錦(伊勢ケ浜)は、同7枚目正代(26=時津風)に引き落とされて7勝4敗となった。人気力士の前頭9枚目遠藤(27=追手風)は同5枚錦木(27=伊勢ノ海)を寄り切って2場所連続勝ち越しを決めた。

 11日目を終わって1敗で白鵬、2敗で北勝富士、隠岐の海が追い、3敗で高安、前頭筆頭の玉鷲(33=片男波)遠藤が続いている。

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K1卜部功也、タイトル挑戦誓う「ベルト欲しい」

試合前日会見で互いに必勝を誓った卜部功也(左)とスペトゥク(撮影・吉池彰)


 さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで23日に行われる「K-1 WGP 2017」(日刊スポーツ新聞社後援)の、ライト級スーパーファイトに出場する卜部功也(27)が22日、都内で会見し、23日の勝利と来年3月の同級タイトル挑戦を誓った。

 23日の対戦相手はクリスチャン・スペトゥク(28=ルーマニア)。2月の初代同級王座決定トーナメント準決勝で、王者ウェイ・ルイ(26=中国)に惜しくも判定負けしたブルファイターで、卜部功にとっては試練の1戦となる。

 初代スーパー・フェザー級王者として2階級制覇を目指す卜部功。この日、リミットを100グラム切る62・4キロで計量をパスすると、会見では「今回は必ず勝って、(ファンの)負けたイメージを強いイメージに変えたい。ベルトが欲しいので、それにつながる試合にしたい」と捲土(けんど)重来を誓った。

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KOICHIとエル・ボウニ、公開計量で乱闘寸前に

公開計量で乱闘寸前となったKOICHI(中央左)と覆面姿のエル・ボウニ(同右)(撮影・吉池彰)


 さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで23日開催の「K-1 WGP 2017」(日刊スポーツ新聞社後援)の公開計量・記者会見が22日に都内で行われ、1回戦で当たるKOICHI(37)とイブラヒム・エル・ボウニ(24、モロッコ)が計量後、乱闘寸前となった。

 会見でも舌戦となり、エル・ボウニは「すでに戦いが始まっている。明日は彼をKOするだけ」と自信満々に、不敵な笑みを漏らした。対するKOICHIは「火をつけてくれたので、明日は良いスタートが切れる」とベテランらしく、落ちついてコメントした。

 そして、エル・ボウニが英語と日本語を交え「トゥモロー、ぶっ倒す」と挑発すると、KOICHIが英語で「ミートゥー」とやり返していた。

 その他の1回戦は上原誠(33)-パコム・アッシ(36、フランス)、K-Jee(けいじ、27)-アントニオ・プラチバット(24、クロアチア)、岩下雅大(33)-ロエル・マナート(23、オランダ)。長身の外国勢に日本人がどう立ち向かうか注目される。

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WWEイタミ、戸沢陽も在籍「205」昇格が決定

クルーザー級選手によるブランド「205 LIVE」に昇格が決まったヒデオ・イタミ(C)2017 WWE, Inc. All Rights Reserved.


 WWEは21日(日本時間22日)、傘下のNXTに所属するヒデオ・イタミ(36=KENTA)がクルーザー級レスラーによるブランド「205 LIVE」に昇格すると発表した。

 WWEネットワークで放送された同ブランドの第1試合終了後、ヒデオ・イタミの映像が流れ「HIDEO ITAMI、COMING SOON」と予告された。デビュー戦の日程などの詳細は後日、明らかになる見通しだ。

 「205 LIVE」は16年11月からWWEネットワークで放送開始となった看板番組。クルーザー級のリミットとなる205ポンド(約93キロ)以下の選手たちが活躍し、元WWEクルーザー級王者の戸沢陽(32)、エンツォ・アモーレ、ネヴィル、カリスト、ブライアン・ケンドリックらが活躍している。ロウ大会のカードに組み込まれることも多く、イタミも同様の形で起用されるとみられる。

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日馬富士、年内にも書類送検 貴ノ岩はスマホ没収か

福岡行きの航空機に搭乗する日馬富士(撮影・野上伸悟)


 大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)が、平幕貴ノ岩(27=貴乃花)に暴行した問題で、鳥取県警が年内にも、傷害容疑で書類送検する方針を固めたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。県警は日馬富士が、逃亡や証拠隠滅の恐れがないことなどから、逮捕はせず捜査を進める判断をしたもよう。実態解明が進む中、日馬富士はこの日、福岡・太宰府市に構える九州場所の伊勢ケ浜部屋に戻った。

 2日ぶりに公の場に姿を見せた日馬富士は、終始無言だった。東京・羽田空港を出発する際はわずかだった報道陣が、福岡空港に到着した際には、あふれ返っていた。暴行問題発覚から1週間。事態は新たな展開を迎えた。日馬富士に対し、鳥取県警は、年内にも傷害容疑で書類送検する方針を固めた。

 10月下旬に鳥取市内のラウンジで起きた暴行について、県警の事情聴取に応じた日馬富士は「素手やカラオケのリモコンで殴った」と説明している。一方の貴ノ岩は事情聴取で殴られた際に「目をつぶっていた」と、当時の様子は全ては分からないと証言している。一部から証言の出ている、日馬富士がビール瓶や、ビール以外のアルコール類の瓶で殴打したかどうか、ラウンジの個室で既に現場検証が実施されたことも判明。今後、聴取を行う横綱白鵬ら同席者の証言、室内にいた9人の座っていた場所などと照らし合わせて検証、分析し、詰めの捜査を進める。

 県警はこの日、福岡市内で現場のラウンジで同席していた横綱鶴竜と関脇照ノ富士を任意で事情聴取した。日本相撲協会の危機管理委員会は一両日中にも、2人を聴取する見通し。また、貴ノ岩については、県警への聴取には応じたが、危機管理委が貴ノ岩の聴取を要請しても、貴乃花親方(元横綱)が応じていないという。福岡・田川市内の部屋に滞在しているとされるが、詳細は不明。力士だけでなく、日本で生活するモンゴル人コミュニティーの関係者も「一切連絡が取れない。スマホを没収されたのかもしれない」と、頻繁に連絡を取り合っていた以前との違いを明かす。一部証言が食い違ったままなら、県警は当事者の日馬富士、貴ノ岩に再聴取する可能性もある。

 ◆書類送検 送検は警察が検察に事件を送致すること。逮捕し、身柄を拘束する必要がある場合は書類、証拠とともに身柄も検察に送られるが(身柄送検)、拘束の必要がない場合、書類、証拠のみが送られる(書類送検)。検察は起訴するかどうか判断するが、書類送検の場合、簡易裁判所が略式命令を出す略式起訴か不起訴のいずれかになる。元検事の大沢孝征弁護士は「鳥取県警は鳥取地検に書類送検するが、(事件関係者は東京に居住するため)鳥取地検は東京地検に移送することになると思う。東京地検が暴行の内容、傷害の程度を調べることになる。普通は略式起訴で10万~20万円の罰金だが、今回の場合、起訴猶予(不起訴)もあり得る」と話している。

午後7時半ごろ、福岡・太宰府市内の伊勢ケ浜部屋に到着した日馬富士(撮影・鈴木正人)

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中国では超有名王者・木村翔、大みそか日本で顔売る

大みそかの世界戦が決定し記念撮影するWBO世界フライ級王者の木村(左)と同級1位の五十嵐(撮影・江口和貴)


 ボクシングのWBO世界フライ級王者木村翔(28=青木)の初防衛戦が21日に発表された。12月31日に東京・大田区総合体育館で、元WBC同級王者の同級1位五十嵐俊幸(33=帝拳)との日本人対決。敵地中国で奪取して一気に名を上げたが、今度は全国に顔を売って勝つ。五十嵐は4年半ぶりの世界戦で返り咲きを狙う。同日はWBAライトフライ級王者田口良一(30)、IBFミニマム級王者京口紘人(23)とのトリプル世界戦となる。

 木村は香港で前日まで1週間、1次合宿を行ったが、現地プロモーターの招待だった。日本ボクシングコミッションの安河内事務局長は「日本では無名でも、中国ではサッカーの本田、香川に次ぐ人気」と評した。卓球女子の福原が断トツの人気者だが、木村は「愛ちゃんよりも有名になりたい」と訴えた。

 7月に上海で五輪2大会金メダルの英雄鄒市明から金星奪取した。その後は香港などに3度のイベントで招待され、中国、香港、台湾からの取材もいまだに続く。今度は初のテレビ中継で大みそかに全国ネットと、国内で名を上げる絶好のチャンス。「昨年は友人宅でグダグダとテレビを見ていた。出るなんて想像もできなかった。興奮する」と笑みが広がった。

 世界王者になっても酒を運搬するアルバイトは続けている。その動画が中国で配信されたのも話題になったという。「稼いで時計や車も買いたい。一番の目標はTBSオールスター感謝祭の赤坂マラソンに出場」と真顔で言った。「オリンピアンの元王者に、雑草魂でベルトを守って年を越したい」。2週間の2次合宿でスパー特訓のため、24日にタイへ向かう。【河合香】

 ◆中国で人気の日本人 男優矢野浩二は日本でエキストラから中国に渡ってドラマや映画出演で知られるようになり、バラエティー司会でブレークした。木村拓哉、佐藤隆太らが続き、映画で人気の高倉健、ブルース・リーの盟友倉田保昭らが上位。女性は浜崎あゆみ、藤原紀香に福原愛が続くという。タレントの蒼井そらは中国では女神様とも呼ばれる。トップアイドル時代から酒井法子、歌手の倉木麻衣も根強い人気。スポーツはバスケットボール人気が高く、卓球の福原が断トツもフィギュアスケート羽生結弦の非公認ファンクラブがいくつもある。

会見中に倒れた名札を戻すWBO世界フライ級王者の木村(左)。右はJBC安河内事務局長(撮影・江口和貴)
最近の世界王者経験者の日本人同士による世界戦

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井上尚弥V7へスパーリング本格化 強烈左ボディー

本格的なスパーリングを開始した井上尚弥(左)


 WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が21日、横浜市内の所属ジムで、12月30日の7度目の防衛戦(横浜文化体育館)に向けた本格スパーリングを開始した。

 30連勝中という挑戦者の同級7位ヨアン・ボワイヨ(フランス)を想定し、まず4回を消化。早速、強烈な左ボディーを練習パートナーに食い込ませた。今後は9月にWBOフェザー級王座に挑戦したセルバニアらフィリピン人3選手と拳を交えながら最終調整に入る。「これからどんどん調子を上げていくだけ」と意欲を示した。

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稀勢の里は休場で背水の陣…来年初場所に進退かける

下手投げで宝富士(後方)に敗れる稀勢の里(17年11月20日撮影)

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が21日、日本相撲協会に「腰部挫傷、左足前距腓靱帯(じんたい)損傷で約1カ月間の安静加療を要す」との診断書を提出して休場した。4場所連続5度目の休場。

 9日目に平幕の宝富士に敗れ、ワースト記録に並ぶ1場所5個の金星を与え、4勝5敗と不振だった。横綱では鶴竜、日馬富士に続く休場で、昭和以降初の2場所連続3横綱不在となった。

 10日目の朝、福岡・大野城市の宿舎で師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)が、稀勢の里の休場を明かした。「(前日20日夜に)『明日から休場してもいいですか』と話してきた。今朝も様子を見て相談した結果、休場せざるを得ないと判断した。足首も腰も、いろいろな所をかばって、痛みが引かずに力が入らない」と休場理由を説明した。

 春場所で負傷した左上腕付近はほぼ回復していたが、名古屋場所で痛めた左足首を場所前に悪化させていた。番付発表翌日の10月31日から2日続けて、大関高安相手に三番稽古を行った。3場所連続休場からの復活を印象づける激しい相撲で、仕上がりは順調そうに見えた。しかし、2日に落とし穴にはまった。突然、高安との三番稽古を中断して左足首にテーピングを施した。土俵に上がる前に外したが、11番取った後すぐに稽古場の裏に姿を消した。5分後には戻ってきたが、裏には大量の氷水が入ったバケツと椅子が用意されていた。アイシングをした後なのか、バケツの周囲はぬれていた。

 7日の二所ノ関一門の連合稽古も途中で切り上げ、翌8日は休んだ。「もともと休むつもりだった」と強がったが、実際は安静をとったとみられる。場所中も朝稽古や支度部屋で、左足首をしきりに自分の手でもんでいた。腰の負傷については左足首をかばううちに悪化した。

 同親方は来年初場所の出場について「それを目指して頑張る」と話したが、全休を含む4場所連続休場で、周囲から厳しい目で見られるのは必至。進退については「今はそんな余裕はない」と多くは語らなかった。ただ、4場所連続休場中の鶴竜、暴行問題で揺れる日馬富士も厳しい立場に立たされており、3横綱そろって進退問題浮上の可能性もある。春場所からの豪華4横綱時代が、早くも終わりの危機を迎えている。【佐々木隆史】

 ◆横綱の連続休場場所 年6場所制となった58年以降、最長は貴乃花が01年名古屋~02年名古屋まで全休した7場所連続休場。続いて6場所連続で柏戸、北の湖、武蔵丸の3人、5場所連続で大鵬がおり、稀勢の里の4場所連続休場は、今場所の鶴竜と並んで8例目(北勝海が2度)。4場所連続以上の休場明けで優勝したのは大鵬、柏戸、北勝海の3例だけで、4人が引退している。昭和以降に区切れば、3代目西ノ海が8場所連続で休場している。

横綱稀勢の里(2017年10月4日撮影)

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高安、かど番脱出に王手「ほめられた相撲ではない」

琴奨菊(左)を破り7勝目を挙げた高安(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 高安は元大関で実力者の琴奨菊を下して、かど番脱出に王手をかけた。

 正面から激しくぶつかってはたき込みを狙うも外れ、懐に入られて一気に土俵際に追い込まれたが、左足1本でこらえてはたき込んだ。「辛くもです。前に出て決めなければいけなかった。苦し紛れでほめられた相撲ではない」と白星にも笑顔はなし。「明日に向けてしっかり切り替えたい」と引き締めた。

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八角部屋コンビ隠岐の海&北勝富士が給金2差追走

引き揚げる八角理事長(撮影・菊川光一)

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 星2つ差で白鵬を八角部屋コンビが追う。

 大翔丸を押し出した隠岐の海は昨年初場所以来の10日目勝ち越しに「これからですよ。千秋楽がマックスなので」と淡々。「一緒に高め合いたい」と言う弟弟子の北勝富士も千代大龍の引きを何度も残して8勝目。相手の引きにも「落ちない自信があった」と胸を張った。自己最速10日目の給金直しに「父(明さん=57)の誕生日に決められて良かった」と喜んだ。

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白鵬10連勝 稀勢には「前半良かったんじゃない」

上手投げで逸ノ城(右)を下す白鵬(撮影・菊川光一)

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 白鵬は巨漢逸ノ城を落ち着いて料理し10連勝。左から張って右四つに組み止め、体を開きながらの上手投げで仕留めた。「いいタイミングだった」と勝負どころに納得顔。

 慣れっこの“1人横綱”も「残り5日間、結びで締めるだけです」と貫禄を漂わせた。平幕2人に2差をつけ40度目Vに視界良好。稀勢の里の休場には「前半は良かったんじゃないかな」と話した。

全勝を守り笑顔の白鵬(撮影・岡本肇)

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休場中サーフィンでお叱り/過去の横綱トラブル一覧

福岡空港に到着した日馬富士


 大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)が、平幕貴ノ岩(27=貴乃花)に暴行した問題で、鳥取県警が年内にも、傷害容疑で書類送検する方針を固めたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。県警は日馬富士が、逃亡や証拠隠滅の恐れがないことなどから、逮捕はせず捜査を進める判断をしたもよう。

<過去の横綱トラブル>

 ◆前田山(39代) 49年10月の大阪場所を休場中、来日中の米プロ野球3Aサンフランシスコ・シールズの試合を観戦。監督と握手する写真が新聞に出て批判された。協会は引退勧告。責任を取り引退。

 ◆柏戸(47代)大鵬(48代) 65年5月、前頭3枚目の北の富士らとともに巡業先の米国から拳銃を密輸入していたことが発覚し、書類送検。ただ、協会からはけん責処分にとどまった。

 ▼北の富士(52代) 72年夏場所9日目から「不眠症」を理由に休場。米ハワイに飛び、サーフィンを楽しむ姿が観光客のカメラに収められた。写真は地元新聞に掲載されて、協会から厳重注意を受けた。

 ◆輪島(54代) 81年に引退して花籠部屋を継承。だが、85年に花籠の年寄名跡を担保に借金したことで、協会から廃業の裁定を下された。

 ◆双羽黒(60代) 87年12月27日、師匠の立浪親方ともめて部屋を飛び出し、後援者やおかみまで巻き込む騒動を起こした。立浪親方は「廃業届」を提出し、同31日に協会も決議。

 ◆朝青龍(68代) 10年初場所中に都内で泥酔して暴れ、警察が出動する騒ぎに。被害者は知人男性。暴行をめぐる供述は二転三転し、示談となったが、協会は引退を勧告。本人も引退届を提出した。警視庁が傷害の疑いで書類送検したが、起訴猶予となった。

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大仁田厚“最後の弟子”佐瀬昌宏に電流爆破を許可

“最後の弟子”佐瀬昌宏(右)に引退試合での電流爆破マッチを認め、有刺鉄線バットを渡す大仁田厚


 10月31日にプロレスラーを引退した大仁田厚(60)が、頸椎(けいつい)の故障で引退を決意した“最後の弟子”佐瀬昌宏(38=フリー)に、引退試合で自らの専売特許とも言える電流爆破マッチを行うことを許可した。

 佐瀬は12月19日に東京・新木場1stRINGで引退興行を開催。引退試合のカードとして、田中将斗(ZERO1)と組み葛西純(FREEDOMS)、NOSAWA論外(フリー)組と戦う、有刺鉄線ボード・ストリートファイト+αデスマッチと発表していたが、+αとして師匠・大仁田が1990年(平2)に開発した、電流爆破を加えたいとひそかに熱望していた。

 大仁田は21日、都内某所で佐瀬と対面。「最後は大仁田さんと対戦したかったんですが、先に引退されて、その夢もかないませんでした。だったら、最後はどうしても、大仁田さんの代名詞でもある電流爆破をやりたいんです。許可してください」と直訴された。

 佐瀬の熱い思いに胸打たれた大仁田は「本当は電流爆破は安易にやってほしくないんだよ。だけど、お前は俺の最後の弟子だし、プロレスと仕事の二足のわらじで一生懸命、頑張っていたのを知ってるよ。『最後は電流爆破で終わりたい』と言うなら、そんなお前に敬意を表して、俺の有刺鉄線バットを進呈する。それに爆弾を付けようが、お前の自由。ただし、ケガするんじゃないぞ。2本の足でリングを降りろよ」と承諾し、佐瀬に自身の有刺鉄線バットを託した。

 大仁田が許可したことにより、佐瀬の引退試合は、有刺鉄線ボード・ストリートファイト電流爆破バット・タッグデスマッチに決定。会場の都合で、ノーロープ有刺鉄線電流爆破(4面爆破)はできないため、会場外の駐車場に3本の電流爆破バットが用意される予定だ。佐瀬は「最後に電流爆破がやれて本望です。託された有刺鉄線を使って、勝って引退試合を終えたい」と意気込んだ。

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橋本大地ヘビー級王座挑戦権を獲得 盟友の神谷破る

ストロングヘビー級王者次期挑戦者決定戦に勝った橋本は、王者鈴木から挑発される

<大日本:後楽園大会>◇21日◇後楽園ホール◇観衆891人


 ストロングヘビー級王座次期挑戦者決定戦は、橋本大地(25)が神谷英慶(25)を破り、挑戦権を獲得した。12月17日の横浜文化体育館大会で王者鈴木秀樹に挑戦する。

 橋本と神谷はタッグチーム「大神」で大日本の最侠タッグリーグ優勝。さらに全日本の最強タッグ出場も決めた盟友だ。その2人が20分を超す激闘を展開。橋本のキックと、神谷のチョップ、頭突き攻撃は、互いの意地がぶつかり壮絶な打撃戦となった。20分を過ぎて、神谷のラリアットからの攻撃に、橋本が浴びせ蹴りで応酬。右ヒザ蹴り、さらにスイングDDTとたたみかけ、最後は、橋本は初めて使った高角度の垂直落下式DDTを決め勝利した。

 試合後、王者鈴木に「今の試合でお客さんの支持は得られたのか?」と挑発されたが「今日は神谷とオレらにしかできないやり方で決着をつけた。それでいいでしょう」と応酬。「今は、神谷との勝負で頭がいっぱい。鈴木のことは、これから考えます」と話していた。

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八角理事長「暴力問題の再発防止」へ28日講話実施

場所後、引き上げる八角理事長(撮影・菊川光一)


 日本相撲協会は21日、九州場所千秋楽2日後の今月28日に福岡市内で「理事長講話」を行うと発表した。八角理事長(元横綱北勝海)が「暴力問題の再発防止について」と題し、すべての幕内、十両力士に話をするというもの。

 八角理事長は「力士たちも浮足立っていると思うから」と、今回の講話を実施することを決めたという。

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白鵬10連勝「結びで締めるだけ」1人横綱動揺なし

全勝を守り笑顔の白鵬(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 40度目の優勝を狙う横綱白鵬(32=宮城野)が、西前頭4枚目逸ノ城(24=湊)を下して、唯一無傷の10連勝した。

 立ち合いで右四つに組むも巨漢の逸ノ城を、簡単には攻め落とすことはできなかった。組み合ったまま土俵中央で静止したが、流れるように差し手を抜いて体を開きながら左上手投げで転がした。「いいタイミングだった」と自画自賛した。

 この日、横綱稀勢の里の休場が決まり、今場所は1人横綱となった。「残り5日間、結びで締めるだけ。初めてやる訳ではない。責任は同じですから」と、いまさら動揺はなかった。

上手投げで逸ノ城を下した白鵬(撮影・菊川光一)

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逸ノ城が白鵬に敗れ3敗目「前より時間はかかった」

白鵬(手前)に足技をかけられる逸ノ城(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 平幕の逸ノ城(24=湊)が、結びの一番で横綱白鵬に敗れ、3敗目を喫した。

 立ち合いからすぐ左上手を許したものの、右下手でまわしを引き、200キロ超の巨体で圧力をかけ続けた。「あそこですぐに(勝負に)いけばよかった」。一瞬左でもまわしをとったが、すぐに切られた局面を残念そうに振り返った。全勝で単独トップの横綱との直接対決、勝てば1差にできる機会を逃した。「前に横綱と戦った時より、勝負がつくまで時間はかかった。それだけでも…」と自分を納得させていた。

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75歳グレート小鹿が勝利、赤ちゃん粉ミルク効いた

今年23試合目の6人タッグで見事勝利を収めた75歳のグレート小鹿(左から2人目)。左は宮本、右は関根。

<大日本:後楽園大会>◇21日◇東京・後楽園ホール


 75歳のグレート小鹿が今季23試合目の6人タッグ戦で、自ら勝利を収めた。

 小鹿は、宮本裕向、関根龍一と組んで伊東竜二、バラモンシュウ、バラモンケイ組と対戦。バラモン兄弟の反則攻撃に何度もやられながら、宮本、関根の援護を受けて反撃。最後は一瞬の隙をつき、バラモンケイを横回転エビ固め、ラ・マヒストラルで丸め込んだ。

 今年の目標は25試合出場という小鹿は「目標は、何とか達成できそう。若いモンに引っ張り回されているが、負けて悔しい気持ちがあるうちはまだまだ大丈夫。来年はどこかのベルトでも狙うか」と全日本のアジアタッグ王座挑戦を口にした。

 75歳という年齢ながら、リング上ではファンの歓声を浴びるほど元気だ。その元気の源を小鹿は「赤ちゃん用の粉ミルクを毎朝カップに1杯飲んでいること。それにオリーブオイル」と話す。

 「人間は20歳を過ぎたら、体の中の細胞が少しずつ死んでいく。赤ちゃんの粉ミルクは、体の細胞をつくる手助けをする成分が入っているというので、少しでも細胞を助けるために飲んでいる。飲み始めてから、肌がすべすべでケガも少なくなった」と話す。

 小鹿が赤ちゃんの粉ミルクを健康法として飲んでいることが広まり、最近大人の粉ミルクが販売されているという話もあるほどだ。「ボクは大人の粉ミルクより、赤ちゃん用の9カ月から3歳用の方が自分には合っていると思うけど」と小鹿は苦笑した。

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豪栄道、はたき込まれ3敗目「集中してやるだけ」

豪栄道(右)をはたき込みで破る御嶽海(撮影・岡本肇)

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 大関豪栄道(31=境川)が3敗目を喫した。関脇御嶽海を立ち合いで押し込みながら、最後にすかされ、はたき込まれた。「立ち合い自体は悪くないと思うけど、しっかり(相手を)つかまえないとダメですね」。

 先場所は1人横綱だった日馬富士で終盤に逆転され、優勝をさらわれた。今場所も横綱は1人になったものの、その白鵬と3差に広がった。「明日からまた集中してやるだけですね」と気持ちを切り替えていた。

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井上尚弥V7へスパー開始「調子を上げていきたい」

本格的なスパーリングを開始した井上尚弥(左)


 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が21日、横浜市内の所属ジムで、7度目の防衛戦に向けた本格的なスパーリングを始めた。

 12月30日に横浜文化体育館で、挑戦者の同級7位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)とのV7戦を控える井上尚は、4回を消化した。フィリピン人の練習パートナーに対し、何度も強烈な左ボディーをヒットさせ、大橋秀行会長からも「ナイスボディー!」の声が飛んだ。

 昨年からスパーリング相手として招請するフィリピン人で、9月に世界王座に挑戦したばかりのゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)ら3選手を練習パートナーに週2、3回のペースでスパーリングを続ける。既に熱海合宿などで下半身や体幹の強化を図っており、スタミナ面に不安はない。1日に消化するスパーリング数も「ケガをしないように」(井上尚)と平均4~6回で調整する方針だという。「熱海合宿の疲れも取れたので、調子を上げていきたい」と口にした。

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白鵬が無傷10連勝、稀勢の里は休場 九州場所

白鵬

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 40度目の優勝を目指す横綱白鵬(32=宮城野)は、前頭4枚目逸ノ城(24=湊)を下し、無傷の10連勝とした。

 横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は、4勝5敗で迎えたこの日から休場となった。

 大関豪栄道(31=境川)は、関脇御嶽海(24=出羽海)に突き落とされ7勝3敗となった。

 かど番の大関高安(27=田子ノ浦)は、小結琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)をはたき込み7勝3敗とした。

 39歳で再入幕の前頭13枚目安美錦(伊勢ケ浜)は、同11枚目碧山(31=春日野)を押し出し7勝3敗。人気力士の前頭9枚目遠藤(27=追手風)は同5枚目荒鷲(31=峰崎)を寄り切り7勝3敗とした。

 10日目を終え勝ちっ放しは白鵬ただ1人、2敗で前頭3枚目北勝富士(25=八角)、同12枚目隠岐の海(32=八角)が続いている。

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戸沢陽8人タッグ奮闘 因縁相手にトペ・スイシーダ

クルーザー級の8人タッグ戦に出場した戸沢(右)(C)2017 WWE, Inc. All Rights Reserved

<WWE:ロウ大会>◇20日(日本時間21日)◇米テキサス州ヒューストン・トヨタセンター


 クルーザー級の8人タッグ戦で、元ドラゴンゲートの戸沢陽(32)が奮闘した。

 セドリック・アレキサンダー、リッチ・スワン、ムスタファ・アリと組み、同級王者エンツォ・アモーレ率いるドリュー・グラック、アリーヤ・デバリ、トニー・ニース、ノーム・ダー組と激突した。

 試合前、アモーレから「オレたちの軍団に入るか。入らないなら立ち去れ」と忠告から、両組の乱闘が始まってゴング。戸澤は因縁の相手となるグラックにトペ・スイシーダを決めてペースをつかんだ。最後はアレキサンダーがニースにランバーチェック、アリがトップロープから054スプラッシュをダーに決めて勝利を飾った。

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アスカ顔面ビンタ受け本気!因縁ブルックを返り討ち

パワーあふれるブルック(右下)を下したアスカ(中央) (C)2017 WWE, Inc. All Rights Reserved

<WWE:ロウ大会>◇20日(日本時間21日)◇米テキサス州ヒューストン・トヨタセンター


 前NXT女子王者アスカ(36=華名)が、因縁のあるデイナ・ブルック(28)を返り討ちにした。

 先週のロウ女子軍5人目を決める決定戦を観戦していた際、突如、殴りつけてきた遺恨のあるブルックが相手。試合前、ブルックから「サバイバー・シリーズの出場機会をお前のせいで失った。だから、お前の無敗記録を私がつぶしてやる」とののしられたが、ゴングが鳴ればアスカペース。獲物を狙うかのような不敵な笑みを浮かべ、ロープ越しの卍(まんじ)固め、ランニングヒップアタックを決めて主導権を握り、時折、余裕の表情を浮かべた。

 この態度に怒り出したブルックから顔面に強烈なビンタを受けたが、逆にアスカが本気モードへ突入。肉体美あふれるブルックのパワーに屈することなく、バックブロー、スピンキックで相手の動きを止め、最後はバズソーキックで仕留めて勝利を飾った。

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豊ノ島が勝ち越しに王手「考えていた通りの相撲」

<大相撲九州場所>◇10日目◇21日◇福岡国際センター


 2勝2敗で5番相撲を迎えた西幕下13枚目の豊ノ島(34=時津風)が、東幕下11枚目の若隆景(22=荒汐)を押し出しで破り、勝ち越しに王手をかけた。

 相手の若隆景は、東洋大で実績をあげ今年3月の春場所、三段目最下位格(100枚目)付け出しデビュー。所要5場所で番付を上げてきた。その若隆景とは先場所で初対戦。仕切り中に「相手の動揺が見えた」と心の揺れを見逃さず、速攻相撲で押し出した。

 この日の相撲も、まさに再現VTRを見ているかのような内容。力強い踏み込みで立ち合いを制すると、左をのぞかせ、右はハズ押しで前に。休まず一気の押しで相手に相撲を取らせなかった。

 白星発進から勝ち負けが交互に続き3勝2敗。6番相撲は、白黒が交互に続く“ヌケヌケ”を脱し1発で勝ち越しを決めたいところ。「思い切って踏み込むという、土俵に上がる前に考えていた通りの相撲が取れました」と会心の一番を振り返り「精いっぱい、頑張りますよ」と悔いなく場所を締めくくる意気込みを口にしていた。

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