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八重樫東「最後の大勝負」日本人初4階級王者狙う

4階級制覇へ4本指でポーズを決める、左から松本トレーナー、八重樫、大橋会長(撮影・阿部健吾)


 脱・激闘王で4階級制覇へ。ボクシングの元3階級王者八重樫東(34=大橋)が11日に横浜市内のジムで会見し、現役続行を宣言した。5月にIBF世界ライトフライ級王座3度目の防衛戦でメリンド(フィリピン)に1回TKO負け後に進退を熟考。「ボクシングへの情熱が残っている」と気持ちを固めた。「階級を上げることでモチベーションも上がる。最後の大勝負」と選んだ舞台はスーパーフライ級。ミニマム→フライ→ライトフライと制し、今後は2階級上げて日本人初の4階級王者を目指す。

 リミット体重は約2キロ増だが、パワー面の違いは大きい。「最近は打ち合いにいきすぎた。力が違うし、それでは勝てない。修正する」と、激闘王と呼ばれるタフファイト返上を宣言。本来の軽快な足さばきを生かすスタイルに変える。復帰戦に向けて大橋会長は「八重樫の 夢の続きは 年末か」と一句詠み、当人は「ぼちぼちやります」と柔和にこたえた。

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元若嶋津の症状「少しずつ快方に」湊川親方語る


 19日に千葉県船橋市の市道で自転車で転倒し、頭部の緊急手術を受けた元大関若嶋津の二所ノ関親方(60=本名・日高六男)について、二所ノ関部屋付きの湊川親方(元小結大徹)が20日、船橋市内の病院前で対応し「眠っているような感じ。小康状態が続いている」としつつも「少しずつ快方に向かっている。医者に聞くと、指先が少し動いたり、少しずつ反応がある」と説明した。

 引き続き、集中治療室(ICU)に入っているが、命に別条がないことは変わりないという。

 病院には、おかみさんのみづえ夫人ら家族や、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)らも訪れた。湊川親方は夫人の様子について「心配で付き添っている。疲れています」と気遣った。また、夫人らを見舞った理事長は帰り際に「本当に、良くなることを願っています」と話した。

 二所ノ関親方は19日、二所ノ関部屋から約750メートル離れた住宅や公園がある地域で倒れているのが発見された。千葉県警船橋署によると、目立った外傷はなく、近くには自転車も倒れていたが、大きな破損はなかった。サウナに行った帰りに転倒したとみられる。車道と歩道の間に段差があり、車道側に体の右側を下にして、横向けに倒れていたという。当時は雨が降っていたとみられ、同署が状況を調べている。

 通行人の女性に発見された当初は話もできる状態だった。だが、意識不明の重体に陥り、船橋市内の病院に搬送されて午後5時20分ごろから開頭手術を受けた。

二所ノ関親方が入院する病院に訪れた日本相撲協会の八角理事長(撮影・鈴木みどり)
元大関若嶋津の二所ノ関親方(2016年3月21日撮影)

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王者比嘉大吾がV1戦で突破を目指す2つのジンクス


 WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)が14連続KO勝利で、2つのジンクスも打ち破る。22日に初防衛戦(両国国技館)を控えた19日、都内のホテルでWBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(25=BMB)とともに調印式に臨んだ。沖縄出身王者による初めてのKO初防衛、日本人のフランス人との世界戦初勝利をダブルで達成する意気込みだ。またトリプル世界戦のメイン、WBA世界ミドル級タイトル戦(エンダム-村田戦)の調印式は今日20日に都内で行われる。

 14連続KO勝利での初防衛だけに照準を合わせる。日本初の13戦全勝全KOで世界王者となった比嘉は「ここまできたら判定までいくのは納得いかない気持ち。12回の間に倒しきって勝ちたい」。パーフェクトレコード更新で2つのジンクスも突破する覚悟だ。

 (1)過去、日本ボクシングコミッション公認の沖縄出身世界王者6人は初防衛戦でKO勝ちしていない。守備重視のマソンに対し、師匠・具志堅会長は「倒しにくい」と警戒。周囲の心配にも、比嘉は「沖縄出身の先輩たちのように攻めるスタイルで、全国に感動を与えたい」と豪語した。

 (2)日本人が過去、フランス人と対戦した世界戦は4戦全敗の嫌なデータがある。その記録を知るマソンに「オレが続けよう。(比嘉の13連続KOに)怖さはない。今までの選手たちとは違う試合をみせる」と挑発された。王者も黙っていられない。「マソン選手も自分みたいなタイプと対戦したことはないでしょう」。

 具志堅会長には「7時からの生中継で早く倒しすぎても。いい回でゴーサインを出す」と7~8回のKO指令を受けた。「何回でもKOできれば」と言う比嘉が、ジンクスも打破で日本記録の15連続KO勝利に王手をかける。【藤中栄二】

沖縄出身世界王者の初防衛戦
日本人の対フランス世界戦

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堅牢無比の村田と不撓不屈のエンダム、どっちが勝つ

アッサン・エンダム(左)と村田諒太


 ボクシングのロンドン五輪金メダリストでWBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が22日、両国国技館で王者アッサン・エンダム(フランス)との同級タイトルマッチに臨む。村田にとって5月の王座決定戦で敗れた相手との直接再戦。物議を醸す判定となった5月の一戦をデータからひもとき、試合の行方を占う。

<村田諒太 堅牢無比>

 村田は、エンダムからの471発を受け止め、許した有効打はわずか18発。多彩なブローの嵐、その約96%をブロックの盾ではじいた。翻り、その拳を矛として的確に敵を射抜いた。ガードをくぐり抜けたパンチは57発。実に5発に1発は強打をフレンチボクサーの体に届かせ、右ストレートでリングにはわせた。「基本的なスタイルは変えない」。厚き壁を築いて、右拳で壁を貫く。

<アッサン・エンダム 不撓不屈>

 エンダムは、4回にダウンした後も空振りを誘発した。村田の284発のうち体に触れさせなかったのは136発。ミドル級では傑出の足さばき、柔軟さで約48%の回避率を生んだ。過去、6度のダウンでも12回を戦い抜いたタフネスは倒れても羽ばたきをやめない。「5月に見られなかった私を見ることができる。前回と同じ展開には絶対にならない」。羽は折れることはない。王者を守るために。

 ◆First Fight(5・20) ガードを堅め、前進で圧力をかけ、手数を絞って好機に右ストレートを狙う村田。対するエンダムは周回しながら手数を多く、短く連打をまとめる展開。4回に村田がカウンターの右ストレートでダウン奪取。影響を最小限に留めたエンダムはふらつく場面もありながら、足を止めずに、手数も落ちず。判定は2-1(116-111、115-112、110-117)でエンダム。

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石井慧が今年3戦目「練習してきたこと出せるか」

オーストリアで今季3戦目に臨む石井は気合十分のファイティングポーズ


 06年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの総合格闘家・石井慧(30)が21日(日本時間22日未明)、オーストリア・リンツで今年3戦目に臨む。欧州の格闘技団体ファイナル・ファイティング・チャンピオンシップ(FFC)が運営するFFC30大会に参戦。メインカードのヘビー級ワンマッチで、ビヨン・シンデベルグ(37=ドイツ)と対戦する。20日には前日計量も控える。

 ミルコ・クロコップが運営する格闘技ジムでシンデベルグ戦に向けた調整を続けてきた。石井は「ヘビー級への肉体改造と練習で毎日、充実した日々を過ごしています」と充実した表情を浮かべた。今回の対戦相手の身長は同じ180センチ。体重は石井が2キロほど少ないことが予想されるが、ほぼサイズ差はないと言っていい。4月にRIZIN横浜アリーナ大会のヒーリング戦で判定勝ち後、アウェーのロシアで臨んだ7月のシュトルコフ戦では2回TKO負けを喫し、今回は再起戦でもある。

 石井は「対戦相手の印象は特にないです。自分が練習してきたこと出せるかが今回のテーマです」と集中力を研ぎ澄ませていた。

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内藤哲也が来年2月に米参戦、ARフォックスと対戦

内藤哲也


 新日本プロレスの内藤哲也(35)が、来年2月18日(日本時間同19日)に米国プロレス団体グローリー・プロに参戦することが19日、分かった。

 内藤は、新日本に参戦のマイケル・エルガン(30=カナダ)が、米イリノイ州に今年設立した同団体1周年記念大会に、特別ゲストとして参戦する。対戦相手は、ドラゴンゲートにも来日したARフォックス。内藤は、来年1月4日の新日本東京ドーム大会で、オカダ・カズチカのIWGPヘビー級王座への挑戦が決まっており、勝てば同王者としての参戦となる。(デーブ・レイブル通信員)

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元若嶋津が開頭手術4時間半昏睡状態、自転車で転倒


 19日午後4時20分すぎ、元大関若嶋津の二所ノ関親方(60=本名・日高六男)が千葉県船橋市行田2丁目の路上で倒れているのを通行人に発見された。自転車で転倒して頭部を強打。船橋市内の病院で4時間半に及ぶ手術を受けて、集中治療室(ICU)に入った。意識不明の重体だったが、手術後に一時意識を回復。関係者によると、医師は命に別条はないと説明しているという。親方は日本相撲協会理事で16年3月から審判部長を務めている。夫人は元歌手の高田みづえさん。

 二所ノ関親方が倒れて発見された現場は、二所ノ関部屋から約750メートル離れた住宅や公園がある地域だった。千葉県警船橋署によると、目立った外傷はなく、近くには自転車も倒れていたが、大きな破損はなかった。車道と歩道の間に段差があり、車道側に体の右側を下にして、横向けに倒れていたという。当時は雨が降っていたとみられ、同署が状況を調べている。

 通行人の女性に発見された当初は話もできる状態だった。だが、意識不明の重体に陥り、船橋市内の病院に搬送されて午後5時20分ごろから開頭手術を受けた。手術は午後10時すぎに終わり、直後に対応した高田みづえ夫人は「意識はまだ回復していません。予断を許さない状況というのは確かです」と説明した。その後、午後11時に対応した部屋付きの湊川親方(元小結大徹)は「無事手術は終わり、ICUに入っている。意識は1度戻った。今は昏睡(こんすい)というか眠っている状況」と話した。命に別条はないという。

 湊川親方によると、二所ノ関親方はこの日も部屋の朝稽古に姿を見せていた。その後はいつも通っている銭湯に向かったそうで、転倒したのは「そのサウナからの部屋に戻る途中だと思う」と説明。持病を耳にしたことはなく「自転車で走り回るぐらい運動し、一生懸命歩いたり、体に気を使っていた」とも話した。

 二所ノ関親方は鹿児島県中種子町に生まれ、鹿児島商工高(現樟南高)を経て「土俵の鬼」で知られる初代横綱若乃花の二子山部屋に入門。75年春場所で初土俵を踏んだ。浅黒い体に俊敏な動きから「南海の黒豹」の異名を取り、82年九州場所後に大関に昇進。84年は春、名古屋場所で優勝。綱とりこそかなわなかったが、71勝19敗とその年の年間最多勝も獲得。翌85年2月には、当時アイドル歌手として絶頂期だった夫人との婚約を発表した。87年名古屋場所途中で引退し、年寄「松ケ根」を襲名。90年2月には独立して松ケ根部屋を興し、14年12月に「二所ノ関」を襲名。現在、部屋には幕内松鳳山ら12人の力士が在籍。また、14年に日本相撲協会理事となり、16年3月からは審判部長を務めている。

 ◆二所ノ関六男(にしょのせき・むつお)元大関若嶋津。本名・日高六男。1957年(昭32)1月12日、鹿児島県中種子町生まれ。鹿児島商工高(現樟南高)相撲部から二子山部屋に入門。75年春場所初土俵。浅黒い体に俊敏な動きから「南海の黒豹(ヒョウ)」の異名を取り、82年九州場所後に大関昇進。84年春、名古屋場所優勝。87年名古屋場所途中で引退し「松ケ根」、14年12月から「二所ノ関」襲名。夫人は元歌手高田みづえさん。通算515勝330敗21休、優勝2回。

86年9月、二子山部屋の若嶋津

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大関陥落の照ノ富士、膝の痛み「休んでも治らない」

奈良・香芝巡業から合流した大関照ノ富士(左)は朝稽古で十両安美錦(右)と談笑する


 1場所で返り咲いてみせる。かど番で迎えた大相撲秋場所で左膝半月板損傷のため6日目から休場(1勝5敗9休)し、九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)で大関から陥落する照ノ富士(25=伊勢ケ浜)が19日、奈良・香芝市で行われた秋巡業に合流した。

 ケガの直後は左膝を完全に伸ばすことが出来ず「トイレにも行けなかった」と悪夢を振り返った。その後は治療とリハビリを続けながら、筋トレなども並行。「トレーニングはガンガンやっていた」という。朝稽古では土俵下や花道で、付け人相手にゴムチューブを使ったトレーニングや立ち合いの当たりで汗をかいた。割(取組)にも入り、関脇御嶽海(出羽海)に二本差され土俵際に詰め寄られたが、最後は両上手で持ち上げて、うっちゃりで“復帰白星”を挙げた。

 在位14場所の大関から陥落して迎える九州場所だが「ケガが治ればいつでも戻れる。新しい、違う部分をケガしてしまったことを考えるとやっぱり“う~ん”というのはあるけど、番付が落ちることは何とも思っていない」と、九州場所で10勝を挙げての大関返り咲きに自信を示した。

 相撲を取る稽古も、20日の大阪・枚方巡業から開始する予定。膝の痛みについては「無いといったらうそになる。休んでも治らないし、付き合っていくしかない」と話した。

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拳四朗が“勝利のルーティン”2つの趣味で験担ぎ


 WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)が“勝利のルーティン”をこなし、トリプル世界戦(22日、東京・両国国技館)の初防衛戦を迎える。19日、都内のホテルで挑戦者の同級1位ペドロ・ゲバラ(28=メキシコ)との調印式に臨み、タイトルを奪取した5月20日のロペス戦前と同様に、2つの趣味で験を担ぐことを明かした。

 まずは映画観賞。前回は試合直前にSF大作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」を見てリラックスしたが、今回も話題のSF大作を見る。「今、あんまりエエのやってないんですよ」とこぼしていたが、公開中の「猿の惑星:聖戦記」をチョイス。シリーズ3作目で、1、2作目は見た。主人公はアライグマから猿になる。自身もリングで“進化”した姿を見せるにはピッタリだ? もう1つは食べ歩き。ひまがあればスマホで評判の店をチェックしており、前回は「勝どき駅」最寄りのベーグル店を見つけ、前日計量日の午前中に買い出しに出かけた。今回も同じ店でベーグルを買い、計量後にパクつく予定だ。

 リラックスムードは相変わらずで、調印式の服装でちょっとしたオシャレを楽しんだ。シャツの第2ボタンに銀色のカフスボタンのようなものをネクタイ代わりに着けた。スポンサーであるネクタイメーカー「成和」が開発したアンルースという商品で、自身のロゴ「鳳凰(ほうおう)」でデザインされている。「これ、めっちゃ楽なんですよ」。初防衛戦を3日後に控えた王者がニコニコ笑っていた。

ネクタイ代わりのアクセサリー「アンルース」(撮影・加藤裕一)

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比嘉大吾と拳四朗会見 ともに自信「倒して勝つ」


 ボクシングのトリプル世界戦(22日、両国国技館)にともに初防衛戦を迎えるWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅)、WBCライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)が19日、都内のホテルで調印式と記者会見に臨んだ。

 挑戦者に同級5位トマ・マソン(フランス)を迎える比嘉は、「調子もよくて後はやるだけだと思っています。12回あるうち、あいだに倒して、絶対に勝ちたい。倒して勝ちます。過去の沖縄の先輩みたいに攻めるスタイルで全国のみなさんに感動を与えるボクシングをしたい」と抱負。マソンは「最終チェックを細かく見ている段階。試合が近づくほどモチベーションは上がっている。良い試合をしたい。非常に体力が問われる試合になると思っている。そのために練習を重ねてきた。試合で出すだけ」と勝負をにらんだ。

 挑戦者に元世界王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)を迎える拳四朗は「体調も万全なので、しっかり練習して、明日はゆっくり映画でも買い物でもしてリラックスしたい」とリラックス感満載のコメント。「前回は挑戦者として戦ったが、今回は王者の自覚をしっかりもって、王者らしく圧勝したい」と誓った。3度目の世界挑戦となるゲバラは「体調は万全です。最高の体調でこの試合に必ず勝ちたい。試合の鍵になるのは意欲。誰にも負けない意欲をもってやってきた」と語った。

 メインカードとなるWBA世界ミドル級タイトルマッチの調印式と記者会見は20日に予定され、王者アッサン・エンダム(フランス)、挑戦者の同級1位村田諒太(帝拳)が出席する。

調印式を終え記念撮影する、左からライトフライ級挑戦者ペドロ・ゲバラ、同チャンピオン拳四朗、フライ級挑戦者トマ・マソン、同チャンピオン比嘉大吾(撮影・酒井清司)

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村田諒太 自宅に設置ビジョントレで得た副産物は


 “目力”見せます-。ボクシングのロンドン五輪金メダリストでWBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)は18日、同級タイトルマッチを含むトリプル世界戦(22日、両国国技館)の都内での予備検診を受診。5月の王座決定戦で物議を醸す判定で敗れた王者アッサン・エンダム(フランス)と直接再戦へ、目の力を鍛えるビジョントレーニング効果を口にした。

 村田には緊張しているかいないかが、目の感覚で分かる。「緊張していると目が固まるので、そのあたりの自分の判断基準にはなっているかな」。エンダムと8月の対戦発表会見以来の対面を果たしたこの日は…。「『ハーイ』くらいですかね。ここまできてピリってもしょうがない」。互いに肩を抱き合うなど、柔らかな言動。目は「固まって」いなかったのだろう。気負い、重圧から離れた笑みも目立った。

 2年前から「ビジョントレーニング」を導入した。光る点を指でタッチしていく器具を使う。3月には約100万円の装置を自宅にも設置して、目を鍛えてきた。反射神経向上などを主眼にしたが、思わぬ効能は精神面にあった。「機械をばばっと押していく時に、力みがあるとできない。力んでいるか、ないかが(感覚的に)分かる」。緊張すれば力む。自分の状態を客観視できるようになったという。「判断材料にしてます」と指標を手にした。

 検診では5月の第1戦から左目の視力が1・0から2・0に変わったが、「トレーニングは視力を上げるためではないんで…」と苦笑。視力が良い方が強いとも一概に言えない。数値は気にしたことはなく、ここでも自然体を感じさせた。エンダムの印象は8月と比較し、「あの時と違ってニコニコしている感じではなく、緊張感も伝わってくる」と見定めた。武器は堅いブロック、右拳だけではない。その目も駆使して雪辱を果たす。【阿部健吾】

自宅に導入したビジョントレーニング機器(村田諒太公式フェイスブックより)

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豪栄道が手応え 正代に5戦全勝「まずまず」

豪栄道(9月23日撮影)


 大相撲の秋巡業は18日、三重・津市で行われ大関豪栄道(31=境川)が平幕の正代と三番稽古を行った。

 ぶつかり稽古で胸を出すことはあったが、取組の稽古は今巡業で初めて。稽古終了まで時間が少なく、次に控える横綱鶴竜も朝乃山と三番稽古を行うため5番だけ(全勝)だった。それでも貴乃花巡業部長(元横綱)の「短くてもいいから気合を入れて」の言葉を受け「もう少しやりたかったけど、まずまず」と手応え。「体もだいぶ、いい感じになってきたしこれから」と徐々にペースを上げる。

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秋巡業、吉田沙保里にちなんだ「サオリーナ」で盛況

三重・津市での巡業会場「サオリーナ」内にある吉田沙保里の偉業をたたえる展示ブース(撮影・渡辺佳彦)


 大相撲の秋巡業が18日、三重県津市の屋内総合施設「サオリーナ」で行われた。

 10月1日に開業したばかりで、その名前は同市出身(旧一志町)で、世界大会16連覇などの偉業を達成した女子レスリング、吉田沙保里(35)の名前にちなんで命名された。館内の一角には、吉田の偉業をたたえるブース「SAORIUM」もある。1日の開業記念イベントに出席した吉田の、この日の来館はなかったが、本格的なこけら落としのイベントとなった巡業は、満員の盛況ぶりだった。

 力士の支度部屋も、横綱から十両力士まで全員が詰めても余裕十分の、サブアリーナ(約1700平米)が充てられた。吉田とは面識がないという横綱鶴竜(井筒)も、自分の名前が施設にネーミングされることに「世界が終わるまで吉田さんの名前が、何年にもわたって知れ渡る。そんな存在になれたら(競技を)やっていて良かったな、と思えるんでしょう。すごいことです」と感心しきりだった。

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王者拳四朗「よりリラックス」初防衛戦もマイペース

予備検診後、ファイティングポーズを取る拳四朗(左)とゲバラ(撮影・滝沢徹郎)


 トリプル世界戦(22日、東京・両国国技館)で初防衛戦に臨むWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)が18日、都内のホテルで挑戦者の同級1位ペドロ・ゲバラ(28)らとともに予備検診を行った。

 拳四朗がキョトンとした。「何ででしょう?」。胸囲83・0センチはマイナス4センチ、リーチ163・5センチは同2・3センチ、視力は右0・7が同0・5、左0・8は同0・4…。タイトル奪取した5月のロペス戦時よりサイズは縮み、視力もダウンした。ゲバラに胸囲で8・5センチ、リーチで6・5センチ下回る。しかし、本人に自覚、劣勢感はない。

 「いや~(周りに)体、大きくなったなと言われるんですよ。僕自身(5月の時より)パワーがついたと感じてます。今までやってきたトレーニングが実になってきた感じがするし。単に測り方の問題ちゃいます?」。不思議な数字には、どこ吹く風だった。

 25歳に見えない童顔、ボクサーらしからぬ脱力感。癒やし系王者はとことんマイペースだ。この日は鮮やかな赤のヨットパーカに短パン。ロペス戦の予備検診と同じ「ユニクロ」だ。「このパーカええでしょ? ええ色でしょ? 着ててもめっちゃ楽ですし」。約1カ月前から都内の三迫ジムで練習しており、急に寒くなったため購入した。「今回は(世界戦)2回目やし(予備検診など行事の)ホテルも同じ。よりリラックスしとるんちゃいますかね」と、父の寺地久会長(53)は言う。これ以上ない自然体で、初防衛戦を迎えそうだ。

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中邑真輔、オートンと豪華コンビもタッグ戦惜敗

<米プロレスWWE:スマックダウン>◇17日(日本時間18日)◇米ワシントン州シアトル・キーアリーナ


 「ロックスター」中邑真輔(37)が、ランディ・オートン(37)との豪華コンビで臨んだタッグ戦に惜敗した。

 ダニエル・ブライアンGM(36)の裁定で、8日(同9日)にPPV大会「ヘル・イン・ア・セル」のメーン勝利で勢いづくケビン・オーエンズ(33)とサミ・ゼイン(33)のタッグコンビと激突。オートンがゼインに仕留められた。

 序盤で中邑はゼインと互角の攻防を展開。オートンがゼインにパワースラムを決め、さらにエレベイテッドDDTを狙った。ところが、場外で中邑を襲撃したオーエンズのリングインをレフェリーが阻止。その死角を突かれ、オートンがゼインのローブローを受け、そのままヘルーバキックも浴びて3カウントを奪われた。

 一方、中邑が挑んできたWWEヘビー級王者ジンダー・マハル(31)は「中邑やオートンを倒し、スマックダウンには倒す価値がある敵がいない」と豪語。ロウを主戦場とするWWEユニバーサル王者ブロック・レスナー(40)と11月19日のPPV大会サバイバー・シリーズでの対戦を要求した。するとリングに入ってきた前US王者のAJスタイルズ(40)に対戦要求を受けるなど、WWE王座戦線が一気に混沌(こんとん)としてきた。

WWEヘビー級王者マハル(中央)に挑戦表明したAJスタイルズ(左端) (C)2017 WWE, Inc. All Rights Reserved

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比嘉大吾の「脅威」の胸囲に具志堅会長「ヤバイよ」

鍛え上げられた上半身を披露する比嘉(中央)。左は具志堅会長、右は写真を撮る野木トレーナー(撮影・滝沢徹郎)


 22日に初防衛戦(東京・両国国技館)を控えるプロボクシングのWBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)が「脅威」の胸囲を披露した。

 18日、都内のホテルで挑戦者の同級5位トマ・マソン(27=フランス)とともに予備検診に臨んだ。5月の世界挑戦時に91センチだった胸囲が、7センチアップの98センチに成長していた。同日に予備検診に臨んだWBA世界ミドル級王者アッサン・エンダム(フランス)と同じ大きさの胸囲と判明した比嘉は「前回の世界戦よりもハードな練習をしてきた成果が出たのだろうと思います」と手応えを口にした。比嘉の師匠・具志堅用高会長(62)は「ミドル級の選手と一緒なんてヤバイよ」と目を丸くしていた。

 一方、挑戦者のマソンは「ボクシングは胸囲でするものではなく、腕でするもの」と反応していた。

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山中慎介、進退は「まだ何も決まっていない」

イクメンオブザイヤーの授賞式に出席し、子供との写真を持って話す山中(中央)


 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が18日、都内で行われた「イクメン オブ ザ イヤー」授賞式に登壇した。

 子育てに積極的に取り組む「イクメン」の認知向上に寄与したアスリート代表として受賞。2児の父ボクサーは、「試合が決まるとなかなか一緒にいるのは難しくなるんですが、日曜日はオフなので、最低でも公園に連れて行くようにしています。そこで自分も楽しめる。試合後は1カ月間は休みなので、そこでも家族といる時間を多く作るようにしています」と語った。

 8月15日に京都で行われた同級タイトル戦で、挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)に4回TKOでプロ初黒星を喫して13度目の防衛に失敗した。その後にネリのドーピング検査での薬物陽性が発覚し、WBCによる処分を待っている状況にある。

 壇上ではイクメンぶりが分かる写真として、勝利後のリングに2人が上がった1枚を見せ、「長男は5歳なんですが、半年の頃から10回リングに上がっているので、慣れすぎている。娘はまだですね」と解説した。

 進退については「まだ何も決まっていない」と述べた。「処分がどうなるかということもある。現役でも引退してもトレーニングは続けようと思うので、自分的に走ったりはしています」と近況を説明した。

 爆笑問題の田中裕二、野球解説者のマック鈴木さん、キャラクター部門でバカボンのパパ、特別部門で群馬県・群馬県保育協議会も受賞した。

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村田諒太「多少の緊張感ある」も自信「早く試合を」

予備検診後、ファイティングポーズを取る村田(右)とエンダム(撮影・滝沢徹郎)


 ボクシングのトリプル世界戦の予備検診が、18日に都内で行われた。メインで直線再戦する王者アッサン・エンダム(33=フランス)と同級1位村田諒太(31=帝拳)はともに異常はなかった。体格も村田が身長180センチで2・5センチ上回ったが、あとは前回同様にほぼ互角だった。

 両者は8月3日の発表会見以来の対面だった。村田は「あの時の少しニコニコから、緊張感が伝わってきた。過度ではないが、ボクも多少の緊張感はある」と落ち着いた表情で話した。視力が前回1・0から右2・0、左1・2と上がった。ビジョントレーニングの成果かと聞かれ、「あれは視力のためでなく、目の動きのもの。難しい質問」と笑った。試合に向けては「すごく順調にきた。早く試合がしたい。楽しみにしてください」と自信を口にした。

 エンダムは久々対面には「同じ人。印象は変わりない」と素っ気なく話した。胸囲が98センチと前回より3センチ大きくなった。これには「しっかりトレーニングしたのが確認できた。体も大きく、強くするようにトレーニングしてきた」とうなずいた。試合まであと4日に「やるべきことはやった。仕事をしにきている。どこにも行かず試合に集中する。1000%の自信は揺るぎない」と豪語した。

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エンダム不気味 サンドバッグに面 練習も独特

練習を公開したエンダムは、マスクを付けたサンドバックを真剣な表情で打ち込む(撮影・浅見桂子)


 ボクシングのWBA世界ミドル級王者アッサン・エンダム(33=フランス)が17日、挑戦者に同級1位村田諒太(31=帝拳)を迎えるタイトルマッチ(22日、両国国技館)へ向けた練習を都内のジムで公開した。不可解判定での勝利が議論を呼んだ5月の王座決定戦からの直接対決。質疑応答では作戦などの質問をはぐらかす場面が散見され、「アフリカン・サムライになる」と宣言した。

 エンダムの煙幕か。練習に先立った会見で、かみ合わない答えを続ける王者がいた。「ディアス・トレーナーに聞いてくれ」。村田対策、警戒するパンチを聞かれると同トレーナーに代弁を願い、その答えも「2人のボクサーが2つの作戦を立てる。その勝負になる」など的を射ないものばかり。5月も同様にけむに巻く場面はあったが、一層徹底された印象。当人が答えたわずかな問答もさらにかみ合わない。

 Q 村田のブロック技術対策は?

 A 村田は大変素晴らしい人物。ハートがある。

 Q 意気込みは?

 A 週末は嵐が起こる。自分に味方してくれる。

 Q 嵐とは?

 A アフリカン・サムライになる。サムライは勝つとバンザイすると聞いた。私もバンザイしたい。

 侍、万歳は日本語。確かにカメルーン出身のフランス人だが…。珍妙な発言が続いた。

 練習も独特だった。サンドバッグに人の顔型のグッズを装着して打ち込んだり、リング上で前転を繰り返してからシャドーを行ったり。5月以上にオリジナル性を発揮して、発言も含めて不気味さを残した。

 第1戦では4回にダウンを喫したが、12回を戦い抜いた。村田は大きく戦い方を変えずにKOでの完全決着を望むが、「自分は倒すつもりはない。12回戦い抜く」という真意は果たして。試合での軽快な足さばき同様、核心をかわし続けた。【阿部健吾】

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エンダム強気、村田に「倒れるとしたらそれはお前」


 ボクシングのWBA世界ミドル級王者アッサン・エンダム(33=フランス)が17日、挑戦者に同級1位村田諒太(31=帝拳)を迎えるタイトルマッチ(22日、両国国技館)へ向けた練習を都内の帝拳ジムで公開した。

 「私にとって再戦はスパーリングを初めてやり、そのパートナーに慣れていく事に似ている。探り探りの状態から、日々会うことで相手のことを理解できる。彼も万全の状態で挑んでほしい。彼の方がプレッシャーはあるのではないか」

 同カードだった5月の王座決定戦(有明コロシアム)では、4回にダウンを喫しながらの2-1の判定勝ちが疑問を生んだ。指示したジャッジが処分を受け、WBAのメンドサ会長も「誤審」を認め、再戦指令を出してダイレクトリマッチが決まった。村田有利の声もある中で、自信をのぞかせた。

 練習では人の顔型のグッズをサンドバッグに装着して打ち込んだり、前転を繰り返した後にシャドーをしたりと、5月同様に独自性あふれるメニューを消化した。

 「倒された経験があるからこそ、倒れない」「どちらかが倒れるとしたら、それはお前だ」と村田にメッセージを残した。

練習を公開したエンダムは、ファイティングポーズ(撮影・浅見桂子)

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YOSHI-HASHI、王座戦オメガ挑戦失敗

YOSHI-HASHI(7月15日撮影)


 新日本プロレスのYOSHI-HASHI(35)が、新日本のIWGPUSヘビー級王座に初挑戦し、王座獲得に失敗した。

 15日(日本時間16日)米シカゴで開催のROH・新日本合同大会で王者ケニー・オメガに挑戦。善戦したものの最後は王者の得意技、片翼の天使を食らいフォール負けした。YOSHI-HASHIはオメガが初防衛した9月24日の新日本・神戸大会で挑戦を表明していた。(デーブ・レイブル通信員)

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初の地上波生放送RIZIN 7・1%と健闘


 初めて地上波(フジテレビ系)で生放送された15日のRIZIN福岡大会の番組視聴率(ビデオリサーチ調べ)は関東地区で平均7・1%と健闘した。

 瞬間最高は那須川天心-藤田大和戦の10・3%。榊原実行委員長は「他の局の強力な番組がそろう激戦区の中で大健闘だとフジテレビさんにも言われた。RENAだけでなく、那須川のようなRIZINの未来を背負う選手が出てきた」と喜んでいた。

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「ようこう、ようこそ」/具志堅会長の偵察メモ

5月、比嘉の対戦相手であるエルナンデス(中央左)陣営に、練習について質問する具志堅会長(同右)


 22日に初防衛戦(両国国技館)を控えるボクシングWBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)の師匠、具志堅用高会長(62)がフランスパン持参で挑戦者を偵察した。16日、東京・新宿区の帝拳ジムで行われた同級5位トマ・マソン(フランス)の公開練習に姿を見せた。練習前の会見で、挑戦者が体重のリミット(50・8キロ)まで残り500グラムと順調な調整ぶりを強調すると、かばんから長い紙袋を取り出し「フランスよりもおいしいフランスパンです。食べてください」と異例のプレゼント攻撃で、プレッシャーをかけた。

<過去の「具志堅」偵察>

 ◆15年11月 弟子の江藤光喜がWBC世界スーパーフライ級王者クアドラス(メキシコ)に挑戦する際に練習を偵察。クアドラスから「姉の名前がグシケン・クアドラス。父(ロサリオ氏)が具志堅会長のファンなんです」と“告白”され、「驚いたね。全然、知らなかった。お姉さんにも会ってみたい」と上機嫌に。

 ◆17年5月 比嘉大吾がWBC世界フライ級王者エルナンデスに挑戦する際には「試合でダウンした経験は?」「うそでもいいけど今の体重は?」と減量を意識させる質問を連発。エルナンデス陣営から「スパイに来たのですか」と強烈なあいさつを受けると「練習を見に来た」と“逆襲”。さらに「ようこそ」と歓迎の言葉を聞くと「ようこう(用高)、ようこそ」とギャグで返した。

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拳四朗の相手ゲバラ「らんま1/2」Tシャツで登場

ゲバラの公開練習を視察する寺地会長(右端)(撮影・山崎哲司)


 WBC世界ライトフライ級王者拳四朗に挑む同級1位ゲバラは、「2つの作戦を用意した」と不敵な笑みを浮かべた。

 お気に入りという日本のアニメ「らんま1/2」がデザインされたTシャツで登場。同作は男性主人公が水をかぶると女性になる設定だが、作戦の二面性はさながら「ゲバラ1/2」か。日本は同タイトルを奪取し、失った場所。「再び日本で世界戦ができることに満足している。このチャンスを生かしたい」と息巻いた。

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村田諒太 スパー計110回超え ブロック確認

練習でサンドバッグをたたく村田(撮影・山崎哲司)


 WBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が16日、22日の同級タイトル戦に向けたスパーリングを打ち上げた。都内のジムで3回を行い、合計で110回超え。「ブロックが緩くならないように確認した。生命線なので」と強固な守備を最後まで確かめた。立ちながら取材を受ける間も、大粒の汗がしたたり落ちた床には水たまり。発汗は順調な調整の証しだ。

 5月に物議を醸す判定で敗れた王者アッサン・エンダム(フランス)との直接再戦で、前日15日の来日時には「触れさせない」と宣戦布告されたが、「気にしてもしょうがない」と泰然。「ブロッキング、プレッシャー、パンチ力。良いところで勝負するだけ」と揺るぎなかった。

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具志堅会長先制パン~チ!比嘉相手に異例プレゼント

記者会見で具志堅会長(右)はマソンにフランスパンをプレゼント(撮影・山崎哲司)


 22日に初防衛戦(両国国技館)を控えるボクシングWBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)の師匠、具志堅用高会長(62)がフランスパン持参で挑戦者を偵察した。16日、東京・新宿区の帝拳ジムで行われた同級5位トマ・マソン(フランス)の公開練習に姿を見せた。練習前の会見で、挑戦者が体重のリミット(50・8キロ)まで残り500グラムと順調な調整ぶりを強調すると、かばんから長い紙袋を取り出し「フランスよりもおいしいフランスパンです。食べてください」と異例のプレゼント攻撃で、プレッシャーをかけた。

 このフランスパンは、具志堅会長の自宅近くのスーパーに入っている「麻布十番モンタボー東京杉並店」の商品。会長一家が日常的に買っているといい、1本302円(税込み)。公式HPでは「日本人に食べやすい食感」と紹介されている。マソンから「必ず食べます。あとフランスではチーズとワインも必要」と軽快な“カウンター攻撃”を受けると「オッケーです。(明日18日の)調印式の時に」と応戦。鮮やかな“ジャブの応酬”もみせた。

 身長161センチの比嘉に対し、170センチのマソンは減量苦が予想される。具志堅会長は「まだ(500グラム以上の)減量があるはず」と鋭い目つきで分析。世界王座13回連続防衛の日本記録を持つ同会長を「日本一有名なボクサーだと知っています」とリスペクトするマソンとの記念撮影にも応じ余裕の援護射撃を成功させた。【藤中栄二】

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具志堅会長が比嘉大吾の対戦相手にパンプレゼント


 プロボクシングのWBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)の師匠、具志堅用高会長(62)が16日、東京・新宿区のジムで比嘉に挑戦者する同級5位トマ・マソン(27=フランス)の公開練習を視察した。22日の初防衛戦(東京・両国国技館)に備えたトレーニング前の会見にも報道陣とともに出席。「日本はフランスよりも寒いですか」などと質疑応答にも参加した。

 現在の体重がリミット(50・8キロ)まで残り500グラムと知ると「減量は楽そうですね。フランスよりもおいしいフランスパンを持ってきました」とプレゼントした。マソンは「(具志堅会長が)日本一有名なボクサーだと知っています。必ず食べます」と笑顔を見せ、トレーナーら陣営も加えて具志堅会長との記念撮影にも応じるなど友好ムードが漂っていた。

記者会見で具志堅会長(右)はマソンにフランスパンをプレゼント(撮影・山崎哲司)

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堀口恭司は第2試合に、相手未定 RIZIN抽選会

バンタム級トーナメント抽選会で、12月29日の準々決勝の対戦が決定した出場者。左から3番目が堀口恭司


 RIZINが12月29日と31日にさいたまスーパーアリーナで開催するバンタム級トーナメントの公開抽選会が16日、都内のホテルで行われた。

 7月と前日15日の福岡大会で行われた1回戦を勝ち進んだ8選手が参加。12月29日に準々決勝4試合が行われ、同31日に準決勝、決勝が行われ初代チャンピオンが決定する。

 29日のトーナメント第1試合は、1番のクジを引いたイアン・マッコール(33=米国)が、第1試合のAを選び、1回戦で山本アーセンを一撃で沈めたマネル・ケイプ(23=アンゴラ)がBを選び対戦が決定。

 第2試合は元UFCで優勝候補NO・1の堀口恭司(27)対ワイルドカード(のちに発表)。第3試合はカリッド・タハ(25=ドイツ)対大塚隆史(31)、第4試合はケビン・ペッシ(27=フランス)対石渡伸太郎(32)となった。

 イアン・マッコールはRIZINが用意したワイルドカードの1人で、元UFCの実力者。第1試合に登場するマッコールとケイプはさっそく壇上で、もみ合い一触即発のムード。マッコールは「対戦相手のよく分からないバカみたいなやつは、とにかく黙れ」とコメント。ケイプは「こいつはびびってる。さっきからずっと震えている。1回戦の山本は1分で終わらせるといって、その通りにした。こいつは3分だ。1回3分で倒してやる。簡単な金儲けだ」と豪語した。

 ただ1人対戦相手が未定となった堀口は「まだ相手が分からないけど、どんな相手になろうがいつも通りしっかり練習してしっかり優勝できるよう頑張ります」とコメント。第3試合のタハは「ベルトを持って帰りたい。私は有言実行するだけ」と話した。対する大塚は「対戦相手が決まって気持ちが高ぶっている。29日は盛り上げる試合をしたい」と話した。

 第4試合に登場するペッシは「29日に向けてこれからしっかり準備する」。対する石渡は「レベルの高いトーナメントだが、きちんと勝って、決勝で堀口と戦いたい」と話した。

 抽選は、まずそれぞれが順番を決めるクジを引き、1番を引いた選手から自分が入りたいカードに入っていく方式。第2試合のCを選んだ堀口は「決勝で日本人対勝つをしたいから」と話した。

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拳四朗の対戦相手ペドロ・ゲバラ「チャンス生かす」

ペドロ・ゲバラ(2015年11月24日撮影)


 プロボクシングのWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(25=BMB)の初防衛戦(22日、東京・両国国技館)の挑戦者で同級1位ペドロ・ゲバラ(28=メキシコ)が16日、東京・新宿区のジムで公開練習に臨んだ。

 お気に入りという日本のアニメ「らんま1/2」がデザインされたTシャツで登場したゲバラは、サンドバッグ打ちなどを入念に取り組み、6日後に控えたタイトル戦に備えた。

 14年12月に八重樫東(大橋)とのWBC世界同級決定戦に競り勝って世界王座奪取に成功し、15年11月に木村悠(帝拳)に敗れて王座陥落するなど日本で天国と地獄を味わっている。ゲバラは「再び日本で世界戦ができることに満足している。私が世界を取った土地。このチャンスを生かしたい」と気合のボルテージを上げていた。

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白鵬、朝乃山を相手に指名「やっと若手が出てきた」

ぶつかり稽古で白鵬に投げられて苦しい表情の朝乃山


 大相撲の秋巡業が15日、京都市で行われ、横綱白鵬(32=宮城野)が平幕の朝乃山を“予告指名”した。新入幕だった秋場所で優勝を争い、敢闘賞受賞の朝乃山をぶつかり稽古の相手に指名。すぐにスタミナ切れしたホープだったが「自分に近い。柔らかさ、重さ、力強さがある」と素質を認めた。

 左膝痛により前日14日の金沢巡業から合流で、相撲を取る稽古は巡業後半から始める予定。「相撲を取ってみたいと思った」と最初の三番稽古の相手に朝乃山を希望した。「やっと若手が出てきた。育てないといけないし、引っ張らないといけない」と若手の活躍に刺激を受けながら、九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)で40度目の優勝を狙う。

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那須川進化の5戦全勝 藤田から“ダウン”も奪う

藤田大和(右)にパンチを見舞う那須川天心(撮影・梅根麻紀)

<RIZIN:福岡大会>◇15日◇マリンメッセ福岡


 RIZINのニュースター、那須川天心(19)が、新人でボクシングアマ5冠の藤田大和(25)に、壮絶な打ち合いの末、判定勝ちした。1回には左ストレートで“ダウン”を奪うなど、終始攻め続け3-0判定で完勝した。

 ボクシングなら完全なダウンだった。1回、那須川の左ストレートが藤田のアゴをとらえた。キックボクシングの試合と勘違いし、左手を上げて喜びかけたが、あわててパンチで追い打ち。2回、3回と藤田にテークダウンで倒されグラウンドの戦いとなったが、最後まで冷静に対処。試合をコントロールした。

 「総合で初めて5分3回を戦って勉強になった。ボクシングで実績ある選手にパンチで上に立てて自信になりました」と振り返った。高校、大学でアマタイトル5冠の藤田と打ち合い、相手に戦略を変えさせた。RIZINデビュー以来初の判定も、19歳の那須川は、また1つ進化をとげた。

 昨年12月29日にRIZINで総合格闘技デビューを果たし、これで5戦5勝。KOか一本勝ちでの連勝は4で止まったが、注目度は今やRIZINでNO・1。今回はフジテレビ系で初の地上波生放送となり、大手ゲームメーカーから個人スポンサーも受ける。本年度で高校を卒業し、学校からはスポーツ推薦でどこでも入れると言われたが断った。「スポーツで認められるのは魅力だけど、とにかく通う時間がない」という。

 11月23日は本業のキックボクシングの試合が待っている。年末は再びRIZIN。キックと総合の二足のわらじで、天才那須川の快進撃はまだまだ続く。【桝田朗】

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