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村田諒太が判定対策、打ち返し徹底し当て逃げ許さん

パートナーのガードの上から鋭いパンチを打ち込む村田(左)(撮影・丹羽敏通)


 “当て逃げ”許さん-。ボクシングのロンドン五輪金メダリストでWBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が12日、22日の同級タイトル戦(両国国技館)へ向けた練習を公開。5月の王座決定戦で不可解判定で敗れたアッサン・エンダム(フランス)との再戦への作戦を明かした。要所に連打を集めて逃げる相手に対し、狙うのは打ち終わりの打ち返し。採点でも有利に運ばれないようにリアクションし、必勝を期す。

 70人以上の報道陣に見つめられての2回のスパーリング。村田の左の使い方に、明確な意図があった。外国人パートナーがパンチをまとめて打ち込んできた後に、すかさず左ジャブを返し、数発の切り返しを放つ。これまでは連打を受けた直後は、左腕を伸ばして相手を押し、距離感を作る傾向にあった。それが徹底してジャブに変わっていた。

 「前回は打ってきた後に、僕がいかずに終わった。そうしたら1-0になる。相手が打ち終わったら僕も手を出して、そのポイント分を帳消しにすることを考えないといけない」

 5月の第1戦。不可解な判定だったとはいえ、エンダムの手数を優位と見たジャッジがいたのは事実。角度多彩なパンチを浴びせられ、反撃する前に軽快な足回りで逃げられる場面も多かった。ブロックしきってはいたが、印象は悪い。そこで「1アクション」には1リアクションを重ね、マイナス要素を消す。

 もちろん、手数で勝負するわけではない。前回は2倍以上の手数の差があった相手と同じ土俵で勝負はしない。的中率が高い右ストレートを軸にした強打。手数は劣るも、高い守備力とスタミナで追い詰める基本線は変わらない。「右が当たれば間違いなく倒れる」と自信も深い。「帳消し」戦法は、KOで倒すことを大前提にした上で、さらに勝利をたぐり寄せるため。

 試合には、契約する米プロモート大手トップランク社を率いるボブ・アラム氏が訪れる。王座奪取後に米国での防衛戦プランも口にする大物に、「良い試合を見せたい。でも、先先と考えると僕の気持ちがどっかでぽきっといきそうなんで、終わってから考えましょう」とさわやかに受け流した。先には夢が広がるが、目の前を見る。「終わりがいつ来るか分からない。瞬間瞬間を生きるしかない。悔いがないように戦いたい」。技術だけでなく、メンタルでも水も漏らさない準備を怠らず、決戦を待つ。【阿部健吾】

 ◆ボクシングの採点基準 リングサイドに座った3人のジャッジが、ラウンドごとに10点満点の減点方式で行う。評価の基準は国や地域別、団体別でも統一されていないが、有効打と攻勢が重く見られる傾向にあり、手数は攻勢の一要素とされる。他に防御、リング・ゼネラルシップ(戦術、戦略や巧みな試合運び)の基準がある。

 ◆5月の王座決定戦VTR 村田がガードを固め、前に圧力をかけ、好機に右ストレートを狙った。対するエンダムは周回しながら手数を多く出す展開が初回から続く。4回には村田がカウンターの右ストレートでダウンを奪う。以降も展開は変わらず、村田のパンチにエンダムがぐらつく場面も多かったが、判定は1-2(117-110、111-116、112-115)。手数を優勢とした結果に終わると、国内外で判定への批判が噴出。WBAのメンドサ会長が誤審を認め、後にエンダム指示のジャッジ2人は6カ月の資格停止処分となった。

5月、完全にガードする村田とエンダム

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RIZIN榊原氏、KIDさん追悼セレモニー検討

9月30日のRIZIN13大会に関する会見を開いた榊原信行実行委員長


総合格闘技団体RIZINの榊原信行実行委員長は20日の都内で会見し、10日後に迫ったRIZIN13大会(9月30日、さいたまスーパーアリーナ)で18日に死去した総合格闘家の山本“KID”徳郁さん(享年41)のために何らかの追悼セレモニーを行う考えを明かした。

KIDさん自身は米総合格闘技UFCとの契約があり、RIZINには選手として参戦していないものの、姉美憂や美憂の子供でおいの山本アーセンを指導するトレーナーとしての立場で関係してきた。

榊原実行委員長は「格闘技界の発展に尽力した同志として最大限のことをやりたい。何をやるかはKIDさんのご家族のご意向も踏まえてやれたらと考えている」と説明した。

大会開始前の祈念や10カウントゴング、献花などが考えられ「ファンのメッセージをご家族に届けるとか、ファンと思いと同じ立ち位置で検討していきたい」と話した。 またKIDさんが当初、医師から余命が6月末までと告げられていたことも明かした榊原実行委員長は「父郁栄さんも『3カ月、よく頑張ってくれた。すごく誇れる息子だ』と話していました」と口にした。

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佐山サトル「手震えたり」原因不明の体調不良明かす

リング上のあいさつで復活を宣言した佐山


初代タイガーマスクの佐山サトル(60)が20日、原因不明の体調不良に苦しんでいることを明かした。主宰するリアルジャパン後楽園大会のリングにあいさつに立った後に、現状を説明。

「手が震えたり、足が動かなくなったりして、歩けなくなったりした。心臓のわなわなした感じもあったので」とパーキンソン病を疑い、先々週から先週にかけて複数の医師の診察を受けたという。

心電図ではパーキンソン病の波形が出たケースもあったが、最終的な結論は原因不明。「自律神経の問題だと思っている」「心臓に負荷をかけてみたらどうだろうと言われたので、簡単な練習をしてみようかと思ってます」と説明し、来週から合宿に入る意向も示した。

佐山は15年5月22日に狭心症で心臓カテーテル手術を受け、プロレス活動を休止。その後復帰したが、現在まで長期欠場を続けていた。当初行わない予定だったリング上のあいさつでは「奇跡を起こしてプロレスに戻ってきます。復活します」と宣言していた。

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御嶽海の大関昇進が完全消滅「もうない」阿武松部長

稀勢の里に敗れ引き揚げる御嶽海(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇12日目◇20日◇東京・両国国技館


関脇御嶽海が横綱稀勢の里に寄り切られて、6勝6敗となり場所後の大関昇進が完全に消滅した。

2桁勝利に届かないことが決まり、昇進問題を預かる日本相撲協会審判部の阿武松部長(元関脇益荒雄)は「(昇進は)もうないです」と明言した。

先場所に13勝を挙げて初優勝した御嶽海は、8日目から5連敗と白星を伸ばせなかった。阿武松部長は来場所の大関とり継続について「最後まで見てだが、また一からやり直し。積み重ねていってもらいたい」と振り出しになるとの私見を述べた。

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近藤朱里がUFC北京大会出場、シャオナンと対戦

11月のUFC北京大会出場が発表された近藤朱里


UFCジャパンは20日、女子ストロー級の近藤朱里(29)が11月24日に中国で開催予定のUFC北京大会に出場すると発表した。

対戦相手は地元出身のヤン・シャオナン(29=中国)に決まった。近藤にとっては5月のUFCチリ大会でボテーリョに1回TKO負けし、プロ初黒星を喫して以来の再起戦となる。8月下旬に自らのツイッターで対戦内定を報告していた近藤は「精いっぱい頑張ります!! 応援よろしくお願いします!!」とつづっていた。

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リコシェ、ダンと王者対決もエラ突然乱入し反則裁定

英国王者ピート・ダン(右端)と対戦したNXT北米王者リコシェ(左端) (C) 2018WWE,Inc.AllRightsReserved

<WWE:NXT大会>◇19日(日本時間20日)◇米フロリダ州ウインターパーク・フルセイル大学


ドラゴンゲートや新日本プロレスのジュニア戦線で活躍した現NXT北米王者リコシェ(29)が王者対決に臨んだ。WWE英国王者ピート・ダンと両王座を懸けて激突した。

王者同士の対決はお互いの実力を探りながらスタートし、ダンの得意の関節技で左腕を集中攻撃を受けたリコシェはトペ・スイシーダやシューティングスタープレスで果敢に攻め込んだ。両者いずれも互角の攻防をみせたが、リコシェがリバース式フランケンシュタイナーを決めて勢いづき、DDT、雪崩式フランケンシュタイナー、フェイスバスターと繰り出して追い詰めた。ダンの三角絞めなどでピンチに陥ると、これを強引に外して垂直落下式ブレーンバスターを成功させて両者ともにダウンという見応え十分の展開だった。

しかし抗争中のアンディスピューテッド・エラが突然、乱入して試合をぶち壊した。ウォー・ライダーズが駆けつけたものの、試合は反則裁定となってしまった。

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稀勢の里が日馬富士超え713勝、慌てず御嶽海下す

御嶽海(左)を寄り切って下した稀勢の里(撮影・河野匠)

<大相撲秋場所>◇12日目◇20日◇東京・両国国技館


横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、先場所優勝の関脇御嶽海を破り、9勝目を挙げた。立ち合いは右で張った。だが頭をつけて右上手を引きながら左回りに動き続ける御嶽海に、上体を起こされた。不利な体勢に、稀勢の里は左からのすくい投げを連発。徐々に体勢を整え、勝機を待った。万全の形になるまで27秒3を要した。最後は左を差して右上手を引き、土俵際に追い詰めると、身動きが取れず観念したような御嶽海を、静かに寄り切った。

日馬富士を超える幕内通算713勝目。落ち着いて取れたか問われると「まあそうですね」と静かに語った。2ケタ白星をかけて、13日目は全勝の横綱白鵬と対戦。昨年3月の春場所で稀勢の里が横綱に昇進し、優勝したが、同場所は白鵬が休場。横綱同士で初めて対戦することになる。

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豪栄道10勝、3横綱と3連戦も「1日一番、集中」

豪栄道(右)は阿炎を引き落としで下す(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇12日目◇20日◇両国国技館


大関豪栄道(32=境川)が、西前頭4枚目阿炎(24=錣山)の挑戦を退け、10勝2敗とした。

3度目の立ち合いで、阿炎のもろ手がわずかに上ずり、突っ張って前に出た豪栄道。土俵際で左にいなされ、阿炎の突きに後退したが、左へかわして引き落とし。

何とか勝ちを拾う内容に「立ち合いは悪くなかったけど…。体をつけるのが早すぎた。もう少し落ちついてやれば」と、反省が多い白星となった。

13日目から千秋楽まで、3横綱との3連戦が予想される。得意の秋場所で無敗の横綱白鵬(33=宮城野)に食らいついていけるか。「1日一番、集中してやります」と、表情を崩さず支度部屋を後にした。

阿炎(右)を引き落とす豪栄道(撮影・河野匠)

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村田諒太対ゴロフキン戦可能性残っていると本田会長

ミット打ちで右ストレートを打ち込む村田諒太(撮影・阿部健吾)


ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)の今後について本田明彦会長が20日に取材に応じ、元3団体統一同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との対戦の可能性が残っていると明かした。

15日に米国で行われた2団体統一(WBAスーパー、WBC)世界同級タイトルマッチで、挑戦者の元2階級制覇王者アルバレス(メキシコ)に0-2の判定負けで初黒星を喫したが、以前より両者の間で東京ドームでの興行の交渉が進んでいた。王座陥落したことで消滅と思われたが、「評価は落ちていない。タイトルが無くても戦う価値がある選手」と8年間も王者であり続けた実績を分析。「ゴロフキンの気持ちしだい」と述べた。村田は10月20日に米ラスベガスで同級2位ロブ・ブラント(米国)との2度目の防衛戦を迎えるが、「内容が問われる。圧倒的に勝たないといけない」と見定めた。

村田本人はこの日は都内のジムで調整に励み、「あと1カ月ですね。調子は良い」と強調した。ゴロフキンを含め、今後のマッチメークを円滑に進めるためにも、内容が問われる一戦になる。

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白鵬貫禄12連勝!稀勢の里戦へ「明日は特別だね」

報道陣に囲まれる白鵬(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇12日目◇20日◇東京・両国国技館


横綱白鵬(33=宮城野)が、大関栃ノ心(30=春日野)を下して単独トップを守った。もろ差しを許さないように、両脇をがっちりと締めながら立ち合いでぶつかり、右を差してすくい投げで転がした。

怪力栃ノ心に左上手を許したが「上手が深い分対応できた。流れが良かったというか反応が良かった」と実は好機だった。

13日目は、横綱稀勢の里戦が組まれた。これまで数々の名勝負を繰り広げてきた一番で、稀勢の里の横綱昇進後は初めて本土俵で相まみえることになった。直近の対戦は、負けた昨年初場所で「明日は特別だね。頑張ります」と感慨にふけった。

栃ノ心(手前)をすくい投げで下す白鵬(撮影・河野匠)

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高安V戦線残った「体を開いて振った」1敗鶴竜撃破

鶴竜(右)は上手投げで高安に敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇12日目◇20日◇東京・両国国技館


大関高安(28=田子ノ浦)が、1敗の横綱鶴竜(33=井筒)に土をつけて10勝2敗で優勝戦線に残った。

立ち合いで狙い通り左四つになったが、巻き替えられて左上手になった。

「あそこで黙っていたら中に入られるから、体を開いて振った」

巻き替えた鶴竜が体勢を整える前に、右に振り回して鶴竜を土俵に転がした。

「中途半端にならないように、それだけだった。しっかり体を起こして胸を合わせられた。そこが勝因」

兄弟子の稀勢の里が進退をかけた場所として注目されるが、12日目時点で10勝に到達するのは昨年の夏場所以来と好調。わずかに可能性が残る初優勝へ「しっかり自分のスタイルを貫く。悔いが残らないようにやるだけ」と、自分に言い聞かせるように語った。

支度部屋から引き揚げる高安(撮影・河田真司)

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かど番栃ノ心5敗…因縁の正代戦へ「大事な3日間」

白鵬に敗れた栃ノ心(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇12日目◇20日◇東京・両国国技館


大関栃ノ心(30=春日野)が横綱白鵬にすくい投げで敗れ、7勝5敗。かど番脱出を決められなかった。立ち合いから左でまわしを引いたが、前に出た瞬間を狙われ、土俵に落ちた。

「左でいいとこ、とれたんだけどな」と残念そうだ。

それでも、残り3日で1勝すれば勝ち越しが決まる。13日目は正代戦。因縁の相手だ。合口は5勝4敗1不戦敗とほぼ五分で、昨年初場所は5日目に負け、右膝を痛めて途中休場した。今年も春場所で負け、右肩を負傷。夏場所も負け、右手首を痛めた。「大事な3日間です」。死力を尽くし、白星を取りに行く。

白鵬(左)にすくい投げで敗れる栃ノ心(撮影・河田真司)
栃ノ心(手前)をすくい投げで下す白鵬(撮影・河野匠)

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鶴竜2敗「集中してないんですよね」V争い1歩後退

高安に敗れ土俵から引き揚げる鶴竜(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇12日目◇20日◇両国国技館


横綱鶴竜(33=井筒)が不用意な取り口で、優勝争いから1歩後退した。

大関高安に上手投げで敗れて10勝2敗。立ち合いすぐ、左まわしをとったが切られ、右手はまわしにかかってものの、取り切れず、そこから後手に回った。「いや~当たった感じがないんですよね。何となくふわっと立って、何となく巻き替えにいったところを投げられて…。集中してないんですよね」。前日の11日目に栃ノ心に初黒星を喫し、2連敗となった。高安とは直近5戦で1勝4敗。やりにくさもあったのか、表情は終始さえなかった。

鶴竜(左)は上手投げで高安に敗れる(撮影・小沢裕)
2敗を喫し支度部屋でがっくりする鶴竜(撮影・小沢裕)

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魔裟斗通算64戦で唯一楽しかった「戦友」KID戦

KIDさんの死を惜しんだ魔裟斗(撮影・河合香)


元K-1王者の魔裟斗(39)が20日に都内で、「戦友」と言う山本“KID”徳郁さんの死去を惜しんだ。

夫人の矢沢心とレギュラーパーソナリティーを務めるニッポン放送「笑顔のミナモト」で、24日放送の追悼コメント収録の際に取材に応じた。

最後に会ったのは1月で、仕事で一緒になった。その後にガンとは知ったが、突然の訃報には「マジかと。1月はいつも変わらず、病気の素振りもみせていなかった。3カ月後ぐらいに番組で指導しているのを見た。やせて、全然違って、どうしたのかと。試合のためかの減量かとも思ったが、やせ方が普通じゃなかった」と話した。

04年にKIDさんの挑戦表明から対戦が実現した。「KIDで一番思い出すのはあの試合だと思う。挑戦表明のセリフは鮮明に覚えている。K-1はまだ1戦。いやいや無理無理と思った」と振り返る。

試合では初回には左フックでダウンを喫し、2回に右ハイキックでダウンを奪い返しての3-0判定勝ちだった。通算64戦しているが「楽しかったのはあの試合だけ。全身からアドレナリンが出た」と最高の相手に挙げた。「特別な選手。過去にもいなかった、これからも出てこない。同じ時代に同じ舞台で生きてきた仲間。戦友」と評した。

試合を振り返り「総合格闘技だから、タックルとかもうちょっと違うと思った。戦うと真正面から正々堂々ときた。10キロ違うなんてあり得ないこと。その中で果敢に、臆することなく真正面から戦った」とたたえた。ダウンを喫したことには「遠い距離からの踏み込みがすごい。効いたと言うより、やられた」と今さらながらに脱帽した。

ジムにスパーリングに来たこともあった。「メディアでは強気のイメージ。見た目はああだけど、スポーツマンだった。練習もまじめで、リングに上がるまでは繊細だった」とも話した。対戦前に駒沢公園を走っていて、子どもと遊んでいる時に会った。「子供好きで優しいんだと、イメージが変わった。妻とも笑っている顔しか浮かばないと話した」という。

15年にも復帰して再戦し、判定勝ちで連勝した。KIDさんから「また10年後に」と呼び掛けられた。「子ども同士がいいんじゃないと言った。戦うより一杯行こうと約束したのに。拳を合わすよりも違う形で、昔話をしながらでも楽しく飲みたかった」と残念がった。

プライベートの付き合いはなかったが「一生会うことない。さびしい。いなくなっちゃった。なんと言っていいのか」としんみり。近年見ていた姿を振り返り、「責任を背負っていた。教えた選手がKIDのファイトスタイルを継承していくんだろうと。活躍し続けることで忘れられずにいられる。KIDイズムで活躍するのを願っているはず」とKID2世の活躍、継承を願った。

KIDさんの死を惜しんだ魔裟斗(撮影・河合香)

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山本美憂「勝っていい報告を」弟KIDさん魂で戦う

山本美憂


18日に死去した総合格闘家の山本“KID”徳郁さん(享年41)の姉となる元レスリング世界女王で総合格闘家の山本美憂(44)が20日、主戦場の総合格闘技団体RIZINを通じてコメントを出した。

9月30日のRIZIN13大会(さいたまスーパーアリーナ)で組まれているアンディ・ウィン(米国)戦に予定通り出場し、他界した弟にささげる勝利を誓った。

RIZINから発表された山本美憂のコメントは次の通り

「この度の事で皆様にご心配をお掛けしていますが、私、山本美憂は9月30日のRIZIN13は予定通り出場いたします。

もちろん勝って弟にいい報告をしたいと思いますので応援よろしくお願いします!

皆様、沢山の励ましのメッセージを頂き本当にありがとうございます!

     山本美憂」

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白鵬12連勝、稀勢9勝目/12日目写真ライブ特集

<大相撲秋場所>◇12日目◇20日◇東京・両国国技館

12日目を終え、優勝争いは以下の通り。

【全勝】白鵬

【2敗】鶴竜、豪栄道、高安

稀勢の里(9勝3敗)寄り切り御嶽海(6勝6敗)

御嶽海(左)を寄り切る稀勢の里(撮影・河野匠)

御嶽海(左)を寄り切って下した稀勢の里(撮影・河野匠)


鶴竜(10勝2敗)上手投げ高安(10勝2敗)

鶴竜(左)を上手投げで下す高安(撮影・河田真司)

鶴竜(右)を上手投げで下す高安(撮影・河野匠)

鶴竜(右)を上手投げで下す高安(撮影・河野匠)


栃ノ心(7勝5敗)すくい投げ白鵬(12勝0敗)

栃ノ心(手前)をすくい投げで下す白鵬(撮影・河野匠)

栃ノ心(手前)をすくい投げで下す白鵬(撮影・河野匠)

栃ノ心(手前)をすくい投げで下す白鵬(撮影・河野匠)


豪栄道(10勝2敗)引き落とし阿炎(6勝6敗)

阿炎(右)を引き落とす豪栄道(撮影・河野匠)

阿炎(手前)を引き落とす豪栄道(撮影・河野匠)

阿炎(手前)を引き落とす豪栄道(撮影・河野匠)


魁聖(5勝7敗)上手投げ逸ノ城(5勝7敗)

魁聖(左)を攻める逸ノ城(撮影・河田真司)

魁聖(右)を上手投げで下す逸ノ城(撮影・河野匠)

魁聖(右)を上手投げで下す逸ノ城(撮影・河野匠)


正代(5勝7敗)突き出し貴景勝(6勝6敗)

正代(左)を突き出す貴景勝(撮影・河野匠)

正代(左)を突き出す貴景勝(撮影・河野匠)

正代(左)を突き出す貴景勝(撮影・河野匠)


玉鷲(3勝9敗)引き落とし千代大龍(4勝8敗)

玉鷲(手前)を引き落とす千代大龍(撮影・河野匠)

玉鷲(手前)を引き落とす千代大龍(撮影・河野匠)

玉鷲(手前)を引き落とす千代大龍(撮影・河野匠)


勢(2勝10敗)押し出し遠藤(1勝11敗)

遠藤(右)を押し出す勢(撮影・河野匠)

遠藤(右)を押し出す勢(撮影・河野匠)


豊山(1勝9敗2休)押し出し栃煌山(5勝7敗)

豊山(左)を押し出す栃煌山(撮影・河野匠)


松鳳山(6勝6敗)押し出し貴ノ岩(9勝3敗)

貴ノ岩(奥)を押し出しで下す松鳳山(撮影・河野匠)

貴ノ岩(奥)を押し出しで下す松鳳山(撮影・河野匠)


嘉風(8勝4敗)寄り切り琴奨菊(6勝6敗)

琴奨菊(左)を寄り切る嘉風(撮影・河野匠)


千代翔馬(7勝5敗)押し出し明生(8勝4敗)

千代翔馬(左)を押し出す明生(撮影・河野匠)

千代翔馬(左)を押し出す明生(撮影・河野匠)

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白鵬12連勝、鶴竜2連敗、豪栄道と高安2敗で追走

栃ノ心(手前)をすくい投げで下す白鵬(撮影・河野匠)

<大相撲秋場所>◇12日目◇20日◇東京・両国国技館


昨年11月の九州場所以来、5場所ぶり41度目の賜杯を狙う横綱白鵬(33=宮城野)は、大関栃ノ心(30=春日野)をすくい投げで下し無傷の12連勝とした。かど番の栃ノ心は7勝5敗となった。

11日目に初黒星を喫した横綱鶴竜(33=井筒)は、大関高安(28=田子ノ浦)の上手投げをくらって痛恨の2敗目。高安は10勝2敗。

8場所連続休場からの復活を目指す横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)は、関脇御嶽海(25=出羽海)を寄り切って9勝4敗。稀勢の里は幕内勝利数を713勝とし並んでいた元横綱日馬富士を抜いて単独6位となった。御嶽海は6勝6敗と五分の星となった。

大関豪栄道(32=境川)は、前頭4枚目阿炎(24=錣山)を引き落として10勝2敗とした。阿炎は6勝6敗。

平幕で唯一2敗だった前頭13枚目貴ノ岩(28=貴乃花)は、同7枚目の松鳳山(34=二所ノ関)に押し出され3敗目を喫した。松鳳山は6勝6敗。

12日目を終え全勝は白鵬、2敗で鶴竜、豪栄道、高安が追っている。

鶴竜(右)を上手投げで下す高安(撮影・河野匠)
阿炎(手前)を引き落とす豪栄道(撮影・河野匠)

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山本KIDさんの妹聖子さん「永遠に愛しています」

山本聖子さん


カブスのダルビッシュ有投手の妻でレスリング元世界女王の山本聖子さん(38)が、がんのため亡くなった兄で格闘家の山本“KID”徳郁さん(享年41)についてコメントした。

聖子さんは20日、ツイッターを更新。KIDさんの格闘家としての軌跡をまとめた動画を紹介し、英語で「私はこのファイターを永遠に愛しています」とコメントした。

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K1武居由樹が特別ゲスト、地元足立区で武道フェス

武居由樹(C)M-1 Sports Media


K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹(22)が10月8日、地元の足立区・東京武道館で行われる「武道・スポーツフェスティバル2018」に、特別ゲストとして出演する。

午後0時10分から大武道場特別ステージ、同2時から玄関前広場でミット打ちを披露するもので、同2時30分からは一般来場者を対象としたミット打ち体験も無料で実施される。

武居のほか、アテネ五輪柔道90キロ級銀メダリストの泉浩さん、シドニーパラリンピック800メートル銀メダリストでプロ車いすランナーの広道純さん、全日本少年少女空手道選手権大会6連覇の高野万優、サッカー日本代表本田圭佑のモノマネでおなじみのじゅんいちダビットソンもゲスト出演する。

同イベントの詳しい情報は、https://www.tef.or.jp/tb/topics_01.jsp?id=273685へ。

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田口良一、現役続行表明「あれで終わっていいのか」

現役続行を表明した田口良一(中央)と渡辺均会長(左)、梅津宏治トレーナー


前WBA&IBF世界ライトフライ級王者田口良一(31=ワタナベ)が20日、都内のジムで現役続行を表明した。

5月にヘッキー・ブドラー(30=南アフリカ)に敗れて王座を陥落したが、再戦で雪辱を目標に掲げた。陣営は王座奪回後はフライ級に上げて、2階級制覇を目指すプランも明かした。

ブドラー戦では日本人3人目の統一王者で初防衛に、WBA王座は日本歴代6位に並ぶV8を逃した。「いい引き際」と、家族、友人、先輩の元世界王者内山高志氏らに1度は引退すると伝えた。大半から続行を希望されたが、以前から考えていた飲食店経営の準備にとりかかろうとしていた。

3週間後に体を動かし始めると、悔しさが湧いてきた。「心身ともうまくいかなかった。不完全燃焼でふに落ちない。あれで終わっていいのか」という気持ちが強くなった。「とにかくブドラーにリベンジしたい」と6月中旬には現役続行を決断した。渡辺会長も「オプションもあるのでできると思う」と、即再戦への交渉に入る。

減量苦もあるため、フライ級も視野に入れている。同級では24日にWBO王者木村と3階級制覇を目指す田中が日本人対決する。田口と田中の王座統一戦が注目されていた時期もある。渡辺会長は「勝者とやれるようなら面白い」と話す。

再出発へ「心機一転で変化をつけ、一からスタートしたい」と話す。そこで元日本王者の梅津トレーナーと練習していくことにした。入門時の洪トレーナーと同じ門下生で気心は知れている。9年間ついていた石原トレーナーもサポートしていく。1週間前から本格ジムワークを始め、ブドラー対策にも取り組んでいる。田口は「まだ伸びシロがあり、さらに強くなっていく」と再び世界の舞台を目指す。

現役続行を表明した田口良一(中央)と渡辺均会長(左)、梅津宏治トレーナー

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白鵬全勝、単独トップ「綱総崩れ」阻止

立ち合いで白鵬(右)の指が目に入る高安(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇11日目◇19日◇東京・両国国技館


横綱白鵬(33=宮城野)が、1敗の大関高安を押し倒しで下して全勝を守り、単独トップに立った。前の一番で全勝の鶴竜、2敗の稀勢の里が負けたため、自身が負ければ84年春場所以来となる3横綱総崩れを、結びの一番で阻止。今年初の優勝、残り3勝に迫った幕内1000勝へ突き進む態勢は整った。

異様な雰囲気が結びの一番を包み込んだ。前の取組で2横綱が連敗。負ければ84年春場所以来34年ぶりの3横綱総崩れだっただけに、白鵬にかかる重圧は大きかった。1度目の立ち合いは高安につっかけられて、2度目の立ち合いは呼吸が合わず、互いに手を着けられないでいると自ら嫌った。3度目の立ち合いは成立。右の張り手は高安の顔をかすめたが、動きが止まった相手を両腕でかち上げるようにして一押しで押し倒した。

土俵の上での雰囲気を引きずるかのように、支度部屋では口数が少なかった。質問に対して「そんな感じ」「かなぁ」と相づちを打つ返事ばかり。モヤモヤしたか? と問われると「まぁ、勝ちは勝ちですから」と声を振り絞るように言った。

浮かない白鵬だったが、世界的ストライカーが元気づけてくれた。帰り際、観戦に訪れたサッカーJ1神戸の元ドイツ代表FWポドルスキと談笑した。昨年10月の大阪巡業で初対面して以来2度目の対面で「神戸牛はいっぱい食べた?」などと笑顔で質問するなど、終始穏やかな表情。サイン入りのドイツ代表のセカンドユニホームをもらうと、がっちり握手を交わした。約5分間の談笑後には「(今日は)良いところを見せられたな」と満足感たっぷりの表情だった。

秋場所は15年途中休場、16、17年は全休で「暑いのが苦手」と、名古屋場所での疲れと残暑に毎年苦労した。それでも今場所は「先場所途中休場の勢いがあるから」と力が有り余っているという。それだけに昨年九州場所以来、今年初の優勝へ闘志を燃やす。唯一の全勝横綱は「一番一番、今度は引っ張っていくだけです」と責任感を口にした。【佐々木隆史】

観戦に訪れた神戸FWポドルスキ(右)からユニホームをプレゼントされ笑顔を見せる白鵬(撮影・河野匠)

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那須川「重み違う」山本KIDさんに言われた言葉

強烈な左ミドルキックを披露した那須川天心(左)


キックボクシング界の「神童」那須川天心(20)が、18日に41歳の若さで死去した山本“KID”徳郁さんの激励を胸に秘め、新世代版の「魔裟斗-KID戦」をみせる覚悟を示した。30日のRIZIN13大会(さいたまスーパーアリーナ)でKIDさんの弟子で元UFC戦士の堀口恭司(27)とキックルールで対戦する那須川は、19日に千葉・松戸市のジムで練習を公開。04年大みそかに注目された中量級対決以上のインパクトを残す意欲をみせた。

KIDさん死去の翌日に開かれた公開練習で、那須川は胸に秘めた思いを素直に表現した。KIDさんの弟子でもある堀口との「RIZIN最強対決」直前という時期の早すぎる訃報。「本当にショックです。堀口選手もKIDさんの弟子ですし、自分もこの試合は本当に見てもらいたかったという思いが強いです。昔の魔裟斗さんとKIDさんの試合を新しい世代で同じ形でやるわけですから」。唇をかみ、うつむき、残念そうな表情を浮かべた。

約1年前、共通の知人を通じてプライベートで偶然、KIDさんと対面した時の思い出も吐露した。「フレンドリーに話しかけてくれて(格闘界を)盛り上げてよと言われました。いろいろな人に言われる言葉ですけれど、KIDさんに言われると重みが違いました」。04年大みそかの魔裟斗-KID戦時の那須川は「まだ幼稚園ですね。その時は見てないですけれど、ネットとかで試合は見ました」。当時の盛り上がり、ムードは脳裏に焼き付いている。

デビューから無敗の31連勝を誇り、キック団体RISE初の世界王座を獲得した那須川。対する堀口もUFCで王座挑戦経験があり、昨年のRIZINバンタム級GPも優勝。30日は新世代の魔裟斗-KID戦と言っていい。

「本当に一番旬という盛り上がるカード。昔の魔裟斗さんとKIDさんのような、あのカード以上のインパクトを残したいです」

天国から見守るKIDさんに名勝負を届ける覚悟はできている。【藤中栄二】

山本“KID”徳郁さん

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木村翔V3戦を後押し、中国企業2社がスポンサー

ミット打ちをする木村(撮影・林敏行)


ボクシングWBO世界フライ級王者木村翔(29=青木)を中国マネーが後押しする。24日の名古屋でのV3戦に向け、19日に都内のジムで練習を公開。有吉将之会長が中国企業2社と契約したと明かした。世界三大蒸留酒の1つ「貴州茅台酒(きしゅうまおたいしゅ)」と北京ダックの老舗チェーン「全聚徳(ぜんしゅとく)」。中国が世界に誇る企業で、日本で販売戦略拡大の一環として契約が実現した。

木村は昨年に五輪連続金の鄒市明から王座奪取し、中国で人気者になった。前回も中国でV2を果たして人気は増すばかり。「一緒に練習したい」と現在もジム会員の中国人も20人近い。日本駐在ビジネスマンも多く、今回はその紹介で中国企業との異例のスポンサー契約がまとまった。

今や世界最大のアルコール飲料メーカーの貴州茅台酒は、中国の国酒として政治外交の宴席の乾杯で用いられる。全聚徳の北京本店には世界各国の首脳も訪れ、日本などに海外進出している。今回は2社の名をトランクスのベルトと前面やガウンの背中に入れる。

セコンドにも強力な援軍が加わる。元協栄ジムで数多くの世界王者を育てた大竹トレーナー。木村が6回戦時代から目にかけ、世界挑戦前からアドバイスしてきた。田中の3階級制覇阻止へ、リング内外から強力サポートを受ける木村。「すべて万全でありがたい。今一番脂が乗っていてワクワクする。KO決着したい」と、世界戦4連続KOを狙う。【河合香】

木村のトランクスのデザイン

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山本KIDさん「復帰する」、がん公表拒む

榊原信行実行委員長


RIZINの榊原信行実行委員長(54)が19日、山本“KID”徳郁さんの生前の闘病生活について語った。榊原氏は、事前にKIDさんの父・郁栄氏の了承を得た上で、フジテレビの「ノンストップ!」のインタビューに答えた。KIDさんが2年以上前に胃がんが見つかったことや、病気であることが発覚しないように地方で治療を続けていたことを明かした。

榊原氏は「カミングアウトした方が楽なんじゃないか」とがんの公表を勧めたこともあったという。しかし、KIDさんは「とにかく自分はもう1回リングに復帰するんだから」と公表を拒んだという。今年2月ごろから病状が悪化し、グアムの末期がん治療の病院に移ったこと。その病院に自宅から車いすで通院していたことなどを語った。

榊原氏は、RIZINのサイトで「残された我々はKID選手のファイティングスピリットを継承し、これからも全力で日本の格闘技界の発展の為に精進して参ります」と公式コメントを発表。今日20日に、都内の事務所で会見する。

山本“KID”徳郁さん

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阿武松グループが二所ノ関一門合流へ 今場所後にも

審判長を務める阿武松親方(撮影・河田真司)


2月の役員候補選挙で阿武松親方(元関脇益荒雄)に投票した8人の親方が、二所ノ関一門に移籍の意向であることが19日、分かった。

阿武松親方を含む阿武松部屋の親方衆3人と、千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)大嶽親方(元十両大竜)の旧貴乃花一門5人に加え、無所属の錣山親方(元関脇寺尾)立田川親方(元小結豊真将)湊親方(元前頭湊富士)の3人。計8人は秋場所後にも二所ノ関一門の親方衆と接触し、加入を要請する見通しだ。

相撲協会は7月下旬の理事会で、全ての親方は五つある一門のいずれかに所属することを決めた。旧貴乃花一門は阿武松グループとして活動してきたが、所属するある親方は「グループは認められないので、元々いた二所ノ関一門に戻らせてもらおうとしているが、まだ認められたわけではない」と現状を明かした。時津風一門から無所属となった3人も行動を共にする。

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白鵬全勝で単独トップ、観戦ポドルスキに白星贈る

観戦に訪れた神戸FWポドルスキ(右)からユニホームをプレゼントされ笑顔を見せる白鵬(撮影・河野匠)

<大相撲秋場所>◇11日目◇19日◇東京・両国国技館


横綱白鵬(33=宮城野)が、大関高安(28=田子ノ浦)を下して全勝を守り、単独トップに立った。

全勝の横綱鶴竜、2敗の稀勢の里が負けて、異様な雰囲気となった結びの一番。2度立ち合いが合わず、成立した3度目の立ち合いで右の張り手は高安の顔をかすめたものの、動きが止まった相手を両腕でかちあげるように当たって一押しで押し倒した。「三度目の正直というのがあった」と力が入っていた。

唯一の全勝を守り、昨年九州場所以来となる今年初優勝が見えてきた。それでも「まだ今日が終わったという感じです」と焦る気持ちを抑えた。

帰り際には、観戦に訪れたサッカーJ1神戸の元ドイツ代表FWポドルスキと談笑。「本場所に来てくれてありがたい。(今日は)いいところを見せられたな」と笑顔を浮かべた。

立ち合いで高安(左手前)の顔を右手で張る白鵬(撮影・河野匠)

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拳四朗「外食があんまり…」フィリピン合宿終え帰国

フィリピン合宿中、現地の美女に囲まれてご機嫌の拳四朗(BMBジム提供)


WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(26=BMB)が19日、4度目の防衛戦(10月7日、横浜アリーナ)に向けたフィリピン合宿から成田空港に帰国した。9日から現地でフィリピン人選手と60ラウンドのスパーリングを行った。世界王者として、現地のテレビ、ウェブ媒体などの取材も受けたという。

拳四朗は「すごくいいスパーリングができました。被弾もありましたが、徐々に自分の距離で戦えるようになったと思います。1日だけ、すごくダメな日がありましたけど、次の日には修正もできたのでよかったです!」などとコメントした。

フィリピン合宿は3度目。「前回、前々回みたいに外食があんまりできなかった。おいしい料理をいっぱい食べたかったことだけが、心残りです。次は旅行で行きたいと思います」と食べ歩きが趣味の王者らしい感想も口にした。

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かど番栃ノ心7勝「もう1丁だな」怪力で鶴竜撃破

鶴竜(左)を持ち上げて寄り切る栃ノ心(撮影・河野匠)

<大相撲秋場所>◇11日目◇19日◇両国国技館


大関栃ノ心(30=春日野)が豪快な相撲で、全勝だった鶴竜に土をつけ、かど番脱出に王手をかけた。

過去の対戦2勝22敗という合口最悪の横綱に、得意の右四つを許してもらえず、逆に両差しを許した。

「でも、まわしは取れたからね。もう出るしかないでしょう」

深々と両上手でまわしをつかむと、土俵中央で強引につり上げ、土俵際へ。両腕にこん身の力を込め、左が勇み足になりかけるほど勢いよく、寄り切った。

7勝4敗。残り4日で、1勝すれば、大関残留が決まる。まだ「緊張するよ」と言いつつも「もう1丁だな。あと4番でね」と表情は明るい。

名古屋場所は新大関として5連勝で迎えた6日目、初黒星を喫した玉鷲戦で右脚親指付け根の靱帯(じんたい)を損傷し、休場を余儀なくされた。体調が万全でないまま迎えた今場所も苦しみ抜いてきたが、ようやくトンネルの出口が見えてきた。

鶴竜(左)を寄り切りで破った栃ノ心(撮影・鈴木正人)

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稀勢の里が突き3発に撃沈、逸ノ城に完敗…無言貫く

逸ノ城(右)に押し込まれる稀勢の里(撮影・河野匠)

<大相撲秋場所>◇11日目◇19日◇東京・両国国技館


勝ち越しを決めている横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が、関脇逸ノ城に完敗した。立ち合いから突き3発で、一気に押し出された。

前日10日目の平幕遠藤戦で勝ち越しを決め、この日は7敗と後がない相手だけに、精神面では優位に立てる要素がそろっていた。

だが幕内最重量227キロの相手に、重さを感じる暇もなく土俵を割り、首をかしげた。支度部屋に戻ると、終始無言を貫いた。

12日目は関脇御嶽海の挑戦を受け、その後は鶴竜、白鵬の両横綱との対戦も控えている。

逸ノ城に押し出され首をかしげる稀勢の里(撮影・河野匠)

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WWE中邑真輔US王者防衛 保持期間65日に更新

挑戦者ルセフを丸め込んでフォールする中邑真輔(右)(C)2018WWE,Inc.AllRightsReserved.

<WWE:スマックダウン大会>◇18日(日本時間19日)◇米オクラホマ州タルサ・ボックセンター


US王者中邑真輔(38)が辛くも王座防衛に成功した。

8月19日の真夏の祭典サマースラム(米ブルックリン)以来となる防衛戦で、ルセフと対戦。スピンキックや得意のヒザ攻撃をかわされ、相手打撃に苦戦しながらもエプロンでの攻防を制してコーナーからのジャンピングキンシャサを打ち込んだ。

チャンスとばかりに2発目のキンシャサを狙った際、カウンターで相手必殺のマチカキックを浴びてダウン。ピンチに陥いったが、敵セコンドにいた「空気の読めない男」エイデン・イングリッシュのマイクアピールに気を取られたルセフを背後から捕獲。そのまま丸め込んで3カウントを奪った。

US王座防衛後、中邑は自らのツイッターを更新。「まだオレはナカメリカの大統領だ!」と勝ち誇った。これでUS王座の保持期間も65日に伸ばした。

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石浦「しょっぱい相撲」負け越し決定で十両陥落濃厚

石浦(奥)を寄り切りで下す錦木(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇11日目◇19日◇両国国技館


西前頭16枚目で幕尻の石浦(28=宮城野)が西前頭12枚目錦木に寄り切りで敗れ、負け越しが決定。昨年九州場所以来の十両陥落が濃厚となった。

「立ち合いの当たりも悪くなくて、途中までは良かったのに、中途半端なまま無理に出ようとして…。自分で勝手に相撲をとって、勝手に負けちゃった感じ。しょっぱい相撲です」

173センチ、116キロは幕内で最も小兵。スピードを生かした、躍動感ある取り口で人気を集めるが、これで4場所連続の負け越し。

「もう1回、ちょっと自分の相撲を見つめ直さないとダメですね。全部中途半端。幕内で戦う体の力をつけないと。時間はかかりますけど、目標とする自分の相撲を作っていきたいです」と現実を受け止めていた。

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