上へ戻る

au版ニッカン★バトル

女子プロレス
『本間のワキ固め』ほか/2022.10.22BIG☆DEKAI興行写真集

新着ニュース

69歳藤波辰爾、14歳中2レスラーと55歳差タッグ結成し躍動「その思いを忘れないように!」

佐藤(左)をねぎらう藤波(撮影・勝部晃多)

<プロレスリングヒートアップ:後楽園大会>◇31日◇東京・後楽園ホール

69歳のプロレスラー藤波辰爾(ドラディション)が、中学2年生プロレスラーと「55歳差コンビ」を結成した。

この日の第3試合となったタッグマッチで、14歳の佐藤大地と合体。出場機会こそ少なかったものの、目の前で華麗なドラゴンスクリューを決めるなど、年の離れたパートナーにプロレスのいろはを伝授した。

バックステージでも金言を授けた。試合は佐藤が3カウントを取られて敗戦。佐藤から「試合の1週間前からずっと緊張していた。レジェンドと同じコーナーに立てると思うと緊張…」と恐縮されたが、怖いもの知らずにぶつかっていく姿勢を評価。「14(歳)か! これからこれから。良い感じだったから」と、体をたたいてねぎらった。

さらに「プロレスの『プロ』という物を教えてください」と目を輝かせる14歳に、「プロレスは好きか?」と笑顔で問いかけた。「大好きです」と即答されると、「それが第一。その思いを忘れないように!」。16歳でプロデビューした自身の若手時代を顧み、アドバイスを送った。

佐藤とは、昨年10月のとどろきアリーナ大会のタッグマッチで対戦経験もある。「これからもタッグを組むこと、戦うことがあるかもしれない。今日の事は忘れない」と話すなど、今後の「歳の差タッグ」結成も示唆していた。

リング上に真剣な視線を送る藤波(撮影・勝部晃多)
ドラゴンスクリューを見舞う藤波(撮影・勝部晃多)
藤波とタッグを組んだ佐藤(左)(撮影・勝部晃多)

関連するニュースを読む

カラオケで千代の富士や貴乃花の名勝負を堪能しよう「JOYSOUND」好取組集を配信

第58代横綱千代の富士はウルフと呼ばれた鋭い眼差しで力強い横綱土俵入り(1989年1月18日撮影)

カラオケで大相撲の名勝負を楽しもう-。通信カラオケ「JOYSOUND」を展開する株式会社エクシングは31日、映像コンテンツを届けるサービス「みるハコ」に、1990年代、2000年代に注目された名力士、個性派力士たちの名勝負の数々を集めた好取組集が登場すると発表した。

2月7日(火)から3月6日(月)までの期間中、最新機種「JOYSOUND MAX GO」をはじめとした対象機種を導入のカラオケルームにて無料(別途室料)で楽しめる。

今回の配信では、第58代横綱・千代の富士が通算勝利1000勝を達成した取組をはじめ、第65代横綱・貴乃花が2001年に右足を負傷しながらも見事優勝を果たした取組など、大相撲の歴史に残る名勝負をたっぷりと収録。さらに、個性派力士として「技のデパート」の異名をとった小兵力士の舞の海や、取り組み前の独特のしぐさで話題となった高見盛の取組など、数々の好取組を厳選した特別編集版。座布団が飛ぶ様子や歓声など、当時の会場の熱気をそのままに、カラオケルームならではの迫力の音と映像で、気迫にあふれる取組を堪能できそうだ。

01年5月、夏場所千秋楽でので武蔵丸(左)を上手投げで破った貴乃花は鬼の形相を見せる

関連するニュースを読む

元SPEED今井絵理子氏長男・礼夢が成長した姿、サムソンクラッチで勝利挙げる

サムソンクラッチでフォールする今井礼夢(撮影・勝部晃多)

<プロレスリングヒートアップ:後楽園大会>◇31日◇東京・後楽園ホール

女性ボーカルグループ「SPEED」の元メンバーで自民党の今井絵理子参院議員(37)の長男、今井礼夢(らいむ、18)が、成長を実感させる勝利を挙げた。

第2試合の6人タッグマッチで師匠のヨシタツ(45=全日本)、“炎の飛龍”藤波辰爾の息子LEONA(29=ドラディション)と組み、翔太、吉野達彦、秦野友貴組と対戦した。金色のコスチューム姿で登場すると、自ら先発を買って出るなどやる気満々。昨年4月にデビューした団体の後輩、秦野を相手にプロの先輩としての自覚を見せ、最後はサムソンクラッチで丸め込んで自ら白星をゲットしてみせた。

ヘッドシザースホイップやダイビングフットスタンプなど、多彩な技を披露。技術の上達を示した。

先天性難聴という障害を抱えながら、20年12月にプロデビュー。21年8月に初勝利後も、毎日1人で川崎市の道場に通って技術を磨いてきた。今月15日には琉球ドラゴンプロレスに参戦するなど、活動の幅を広げている。団体10周年イヤーとなる今年、さらなる飛躍を遂げる。

ポーズを決める今井礼夢(撮影・勝部晃多)
試合に勝利した左からヨシタツ、今井礼夢、LEONA組(撮影・勝部晃多)

関連するニュースを読む

藤波辰爾「総理に匹敵するかどうかという人」師匠アントニオ猪木さんの叙位・叙勲を祝福

リング上に真剣な視線を送る藤波(撮影・勝部晃多)

昨年10月1日に79歳で死去したアントニオ猪木さん(本名猪木寛至)の愛弟子、藤波辰爾(69=ドラディション)が、師匠の叙位・叙勲をお祝いした。

31日、東京・後楽園ホールで開催されたプロレスリングヒートアップの後楽園大会に出場。今月23日に都内で猪木さんに対する「従四位」と「旭日中綬章」の伝達が遺族に行われたことを受け、「おめでとうございますというところ。プロレス界にとって名誉なことです」と喜んだ。

一方で「国民栄誉賞をあげてほしかった」と、正直な思いも吐露。「誰よりも日本人に勇気を与えた。そこに貢献した人だと思うから、本来はそこをね…。総理に匹敵するかどうかという人」と口にした。

猪木さんの人柄については「こういう賞よりは行動で示す人」と振り返り、「猪木さんは本当に頑張ってくれた。これから我々も猪木さんのやられたことを受け継いでいければ」と、自覚を口にしていた。

猪木さんの叙位・叙勲は、亡くなった昨年10月にさかのぼる。日本人プロレスラーとしては初の快挙。政治家としても活躍し、国や公共に対する功績を評価された。

ドラゴンスクリューを見舞う藤波(撮影・勝部晃多)

関連するニュースを読む

寺地拳四朗3団体統一戦が急浮上 4月に東京開催で交渉「普通にやればはつぶせる」自信隠さず

地元京都での祝勝会に出席した王者寺地(撮影・実藤健一)

ボクシングのWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(31=BMB)の祝勝会が1月31日、地元の京都市内のホテルで行われた。

寺地は昨年11月1日、当時のWBA同級スーパー王者京口紘人(29=ワタナベ)との統一戦に臨み快勝した。次戦は当初、WBCから指示された同級1位ヘッキー・ブドラー(34=南アフリカ)との指名試合が最優先だった。しかし、WBO同級王者ジョナサン・ゴンザレス(31=プエルトリコ)との3団体統一戦が急浮上。4月に東京都内で開催の方向で、交渉が進められている。

寺地も統一戦に向けて調整を行っている。「統一戦となれば気持ちも入る。普通にやれば(ゴンザレスは)つぶせると思う。今は体の使い方とか、トレーニングで鍛えてます。2月に入れば、スパーリングも増えてくる。自分でも強くなってきたと思う」とあふれる自信を隠さなかった。

年明けの1月6日に31歳の誕生日を迎えた。30歳を超えた今が、最高の状態を感じているという。「例えれば細い木と太い木。今は多少、無理をしても耐えられる太い木になっている。(だれが相手でも)負ける気はしない。今が一番、強いんじゃないかと感じている」と言い放った。

元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の連続防衛日本記録「13回」更新を果たせず、新たな夢はバンタム級で“モンスター”井上尚弥が成し遂げた主要4団体のベルト統一。「できれば年内に果たしたい。その後は階級を(フライ級に)上げるつもり」。大きな夢に向けた年明けとなった。【実藤健一】

関連するニュースを読む

ランキング

ロンドン五輪ボクシング銅の清水聡、東洋太平洋王座剥奪される 世界挑戦準備で防衛戦行わず

清水聡(2022年12月12日撮影)

12年ロンドン五輪ボクシング男子バンタム級銅メダリストでプロボクシング東洋太平洋フェザー級王者清水聡(36=大橋)が、東洋太平洋同級王座を剥奪された。31日までに同団体の最新ランキングは発表され、同級王座は空位となった。一昨年5月、森武蔵との東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック同級王座統一戦で勝利し、6度目防衛と王座統一に成功した後、防衛戦をしていなかったことで王座剥奪となった。

清水は昨年12月、ランディ・クリスレオン(フィリピン)との58・0キロ級8回戦で2回終了TKO勝利を収めた。現在、WBCフェザー級13位にランク。23年の目標として「狙いは世界戦しかない」と設定しており、今年は世界挑戦に向けての準備に専念することになる。

OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィックフェザー級王座統一王者に輝いた清水(撮影・中島郁夫)

谷口将隆に勝ったミニマム級新王者ジェルサエムに指名試合指令、2位コラーゾと2・14交渉期限

メルビン・ジェルサエム(2023年1月6日)

プロボクシングWBO世界ミニマム級王者メルビン・ジェルサエム(28=フィリピン)が同級2位オスカー・コラーゾ(26=米国)との指名試合を義務づけられた。30日(日本時間31日)に公式サイトで対戦指令の書面を公開され、両陣営に対して2月14日までに対戦交渉が成立を目指すよう指令。もし不成立ならば、最低金額8万ドル(約1040万円)からの入札となる。ジェルサムは1月6日、王者谷口将隆(29=ワタナベ)を2回KOで下し、新王者となっていた。

米メディアによると、ジェルサレム陣営は試合のオプション契約を持つ元世界3階級制覇王者亀田興毅氏のプロモート会社が交渉に参加予定。対戦指令の文書は王者ジェルサエム陣営、亀田プロモーション、ワタナベジム深町信治マネジャー宛てとなっている。

【新日本】海野翔太が決死の覚悟「4日で引退してもいい」内藤哲也との一騎打ちに死力尽くす

<新日本プロレス:船橋大会>◇27日◇千葉・船橋アリーナ◇観衆760人

2月4日の北海道大会(北海きたえーる)で内藤哲也(40)との一騎打ちに挑む次世代のスター候補、海野翔太(25)が、並々ならぬ決意を口にした。

この日のメインイベントでIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカらと組み、内藤率いる「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」と8人タッグマッチで対戦。味方の田口が、15分10秒に高橋ヒロムのタイムボム2で3カウントを奪われ、25日の後楽園ホール大会に続く敗戦を喫した。試合後にも、内藤に足4の字固めで痛みつけられるなど屈辱を重ねた。

バックステージに右足を引きずりながら現れた海野は「チャレンジマッチとかふざけるな!」と、内藤から放たれた言葉に激怒。「確かに(内藤の必殺技の)デスティーノの威力は半端なかったけど、そんなので3カウントとられてたまるかよ。膝の1本や2本くれてやる。なんなら北海道で引退を迎えてやる。もう1度デスライダーをお前に見まい、新時代を作ってやる」と、死力を尽くす覚悟を示した。

24日の後楽園ホール大会では、試合後に必殺のデスライダーで内藤をKOも、“制御不能なカリスマ”の壁は厚い。前哨戦の星も一気にひっくり返された。残す前哨戦は4試合。昨年11月に3年間の英国遠征から帰国した海野にとって、凱旋(がいせん)後初となる長期巡業だが、休んでいる暇はない。

井上尚弥「第1交渉で進めているのでは」2団体統一王者フルトン戦言及 スーパーバンタム級初戦

WOWOWエキサイトマッチSPの収録に参加した前4団体統一バンタム級王者井上

プロボクシング前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が米スポーツ局ESPNで対戦合意と報じられたWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(28=米国)について言及した。

31日、都内のWOWOWで、父真吾トレーナー(51)とともに「エキサイトマッチSP井上尚弥4団体王座統一戦」の収録に参加。昨年12月13日、東京・有明アリーナで開催されたWBAスーパー、WBC、IBF、WBO世界バンタム級王座統一戦となるポール・バトラー(34=英国)戦をあらめて振り返った。

現在、WBO世界スーパーバンタム級1位にランクされる井上は今月18日(日本時間19日)、ESPNでフルトン戦合意が伝えられた。スーパーバンタム級の世界トップ選手を紹介され、井上は「誰でもモチベーションは上がります」と前置きした上でフルトンへの挑戦に触れ「第1交渉で進めているのではないですか」と推測を入れつつ、交渉の進行状況を口にした。

無敗の2団体統一王者フルトンとの対戦が実現した想定で「まずは距離感。自分がどう感じるか、ジャブが当たるか当たらないか。身長もリーチも足も長くて、その距離感が入ってどう感じるのか。準備はするが、当日どうなるかです」と口元を引き締めていた。

2月に放送されるWOWOWエキサイトマッチSPの収録に参加し、2団体統一スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン戦について言及した井上尚弥
2月放送のWOWOWエキサイトマッチSPの収録にゲストで参加し、スーパーバンタム級初戦について語った井上尚弥

寺地拳四朗3団体統一戦が急浮上 4月に東京開催で交渉「普通にやればはつぶせる」自信隠さず

地元京都での祝勝会に出席した王者寺地(撮影・実藤健一)

ボクシングのWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(31=BMB)の祝勝会が1月31日、地元の京都市内のホテルで行われた。

寺地は昨年11月1日、当時のWBA同級スーパー王者京口紘人(29=ワタナベ)との統一戦に臨み快勝した。次戦は当初、WBCから指示された同級1位ヘッキー・ブドラー(34=南アフリカ)との指名試合が最優先だった。しかし、WBO同級王者ジョナサン・ゴンザレス(31=プエルトリコ)との3団体統一戦が急浮上。4月に東京都内で開催の方向で、交渉が進められている。

寺地も統一戦に向けて調整を行っている。「統一戦となれば気持ちも入る。普通にやれば(ゴンザレスは)つぶせると思う。今は体の使い方とか、トレーニングで鍛えてます。2月に入れば、スパーリングも増えてくる。自分でも強くなってきたと思う」とあふれる自信を隠さなかった。

年明けの1月6日に31歳の誕生日を迎えた。30歳を超えた今が、最高の状態を感じているという。「例えれば細い木と太い木。今は多少、無理をしても耐えられる太い木になっている。(だれが相手でも)負ける気はしない。今が一番、強いんじゃないかと感じている」と言い放った。

元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の連続防衛日本記録「13回」更新を果たせず、新たな夢はバンタム級で“モンスター”井上尚弥が成し遂げた主要4団体のベルト統一。「できれば年内に果たしたい。その後は階級を(フライ級に)上げるつもり」。大きな夢に向けた年明けとなった。【実藤健一】

バトルコラム

リングにかける

UFCヘビー級王者ガヌーがUFC離脱 ボクシング王者フューリーと最重量級頂上決戦実現か

カメルーン初のUFCヘビー級王者となったフランシス・ガヌー(36)がUFCとの契約を更新しなかった。

今月中旬の会見で、UFCのデイナ・ホワイト社長から明らかにされ、そのまま王座剥奪となった。現在は前UFCヘビー級王者、そしてフリーエージェントのガヌー。同社長によると、ヘビー級でUFC史上最高額のオファーを提示したものの、契約に至らず。同様の熱烈オファーを断ったのは元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)以来、2人目の選手だったという。

打撃練習に励む写真を自身のSNSに投稿した前UFCヘビー級王者フランシス・ガヌー(左=ガヌーの公式インスタグラムより)

UFCで6連勝中のガヌーは22年1月のUFC270大会で同級暫定王者シリル・ガーヌ(フランス)との王座統一戦を制し、初防衛に成功、総合格闘技界の最重量級の頂点に立った。しかしガーヌ戦前からひざの内側側副靱帯(じんたい)断裂などの重傷を負っていたことに加え、UFCとの契約問題が浮上。ガヌーは最終的に契約しない選択を取った。

注目されるのは今後の進路だ。昨年4月、プロボクシングWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(34=英国)が同級暫定王者ディリアン・ホワイト(34=英国)との王座統一戦で勝利した後、リング上にガヌーの姿があった。両者は将来的に対戦することを熱望した。もともとカメルーンからフランスに移住した際、強い興味があったのはボクシング。貧困から脱出し、稼ぐために勧められた総合格闘技に転向していた経緯もある。

米TMZスポーツに対し、ガヌーは「私は彼(フューリー)のアドバイザーの何人かと話しました」と明かした。今年4月開催を目指し、フューリーがWBA、IBF、WBO世界同級王者オレクサンドル・ウシク(36=ウクライナ)との4団体王座統一戦に向けて交渉中である現状を説明。

「彼らは4月にウシクとの試合に取り組んでいる。それまで彼は自由にはならない。ただ、その試合の前に合意できるかどうか試しているところだ」と明かした。

夏ごろにフューリーとのボクシングマッチが組まれることになれば、ガヌーにとっては準備期間が増える。そのため「私が望んでいるタイムラインに問題はなく、6月か7月になると予想している。これは実行可能だ」とプラス思考でトレーニングを積んでいるようだ。ウシク戦に勝利し、ヘビー級の4団体統一王者となったフューリーと対決することが、ガヌーにとって最高のシナリオだろう。

ガヌーは「結論を出すこと、何かを言うのは時期尚早だと思う。ただ私たちが検討していることは間違いない」と前向きに交渉を続ける姿勢だ。プロボクシングと総合格闘技の最重量級頂上決戦が実現すれば大きな話題になる。フューリーとの交渉は初期段階だが、ガヌーが総合格闘技最強の称号を捨て、フューリー戦に真剣であることは間違いない。【藤中栄二】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「リングにかける」)

原功「BOX!」

ブリッジャー級初代王者オスカル・リバス、網膜剥離で引退の危機 階級新設も世界戦1試合だけ

WBCが2020年11月に新設した18階級目のクラス、ブリッジャー級の初代王者、オスカル・リバス(35=コロンビア)が昨秋に網膜剥離を患い引退の危機にある。WBCは「休養王者」の扱いをしてリバスの状態をみながら去就の意思確認をしていくとしているが、王座が宙に浮いたかたちとなっているのは事実だ。ブリッジャー級新設から2年以上が経ったが、開催された世界戦は決定戦の1試合だけ。リバスの選手生命だけでなく階級の存在そのものが危うくなっている。

ブリッジャー級はWBCが「重量級の体格差を少なくして選手の健康・安全性を担保する」ことを理由にクルーザー級とヘビー級の間につくった階級で、体重の幅は200ポンド(約90.7キロ)以上、224ポンド(約101.6キロ)以下とされる。ただし、「ヘビー級の体重で戦うことも可」とするなど曖昧な部分もある。階級名は、犬に襲われた妹を救うために闘った6歳の男児の名前から付けられた。

ライト(軽量)、ミドル級(中間)、フェザー(羽)、フライ(蠅)など重量に関係のある階級名とかけ離れた名称だけに、それだけで違和感を抱くファンは少なくないだろう。

WBCは毎月、各階級の世界ランキングを40位まで発表しており、2020年12月からブリッジャー級も加わった。6カ月間は猶予期間としてヘビー級やクルーザー級からの転向者を募ったが、2年以上経っても40位まで埋まることはなかった。2022年をみると4月には26位まで選手がリストアップされていたが、5月=25位、6月=21位、7月=20位、8月=20位、9月=18位、10月=21位、11月=20位、今年1月に発表された最新ランキングでも20位までしか埋まっていない。

主要4団体の残り3団体-WBA、IBF、WBOは静観の構えをとっていたが、いまのところ追従する動きは見られない。賢明な判断といえよう。

新階級の苦戦は、この2年の間に開催された世界戦が1度だけだという点にも表れている。ヘビー級で活躍していたリバスと、クルーザー級のライアン・ロジッキ(カナダ)の王座決定戦が行われたのは2021年10月のこと。新設から約1年後のことである。その後、初代王者となったリバスは2022年8月にルーカス・ロザンスキー(ポーランド)と初防衛戦を計画したが、イベントそのものが中止に。今年1月、リバスはヘビー級ランカーと対戦する予定だったが、そのタイミングで網膜剥離が判明している。防衛戦を行わないまま休養状態に入ってしまったわけだ。

こうした事態を受けWBCはリバスを“休養王者”にスライドさせ、1位のアレン・バビッチ(クロアチア)と3位のロザンスキーで王座決定戦を行い、2位のライド・メルヒー(コートジボワール/ベルギー)と4位のケビン・レリーナ(南アフリカ共和国)で次期挑戦者決定戦を行う計画を立てている。ちなみにレリーナは昨年12月、ヘビー級のWBA王座に挑んで3回TKO負けを喫しているが、このときの体重は約104キロだった。

船出から2年2カ月。ブリッジャー級はどこに向かうのだろうか。

リングにかける

ノア清宮海斗、2年越しに己に打ち勝ち王者の自覚 実力でオカダ・カズチカを振り向かせてみせる

22日、ノア東京ドーム大会のカードが決まりオカダ・カズチカ対清宮海斗の対戦が発表される

プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者清宮海斗(26)が、2年越しに己に打ち勝った。1月21日、新日本プロレス横浜アリーナ大会で、新日本のIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(35)とタッグマッチで対戦した。2年連続となる両団体の対抗戦。昨年と同じタッグマッチで、相手も同じオカダ。だが、1年前に敗れて号泣し、もろさを露呈した清宮は、もうそこにはいなかった。

試合開始前から目の色が違った。先発を買って出ると、オカダとの対戦を熱望。相手は「眼中にない」とでも言わんばかりに目を合わせようともせず、試合中には自身に背中を見せる無関心な態度を取った。それでも清宮は、死角からの顔面蹴りで、有無を言わさずに振り向かせた。

額から流血を見せ、激怒したオカダと、場外乱闘。会場全体が自身へのブーイングで包まれる中、最後まで引かずにつかみかかり、マイクでは「シングルで決着付けろ! びびってんのか? だったら帰れよ」と言い切った。昨年はオカダに「調子乗ってんじゃねえぞ!」と厳しい言葉を投げかけられても、泣いて退場するだけしかできなかっただけに、大いに成長を実感させた一幕だった。

昨年9月にN1を制覇し、2度目のGHCヘビー級王座を獲得。師匠の武藤から伝授された秘技を駆使し、ここまで3度の防衛を成功させた。常に口にするのは「新時代」を背負う自覚と自負。元日の日本武道館大会では、因縁の挑戦者拳王を下し「俺を見にノアに来い」と叫んだ。

リングを降りると、心優しき好青年。その真面目さがたたり、1度目にベルトを失った際には自分自身を見失うことがあった。だが、今は違う。謙虚さは変わらずも、王者の自覚が芯を太くさせた。ファンからの信頼も厚い、ノアの顔だ。

新日本との対抗戦は無効試合に終わったが、見据えるのはプロレス界の頂点だ。武藤の引退試合となる2月21日の東京ドーム大会のセミファイナルで、オカダとの王者同士のシングル対決が決定した。オカダは対戦拒否の姿勢を示しているが、関係ない。今度は実力で振り向かせてみせる。【勝部晃多】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「リングにかける」)

大相撲裏話

元隠岐の海の君ケ浜親方と元豪風の押尾川親方 「秋田」つながりの2人が今後の相撲界引っ張る

押尾川部屋“広報部員”のブッチをだっこする押尾川親方(23年1月撮影)

2人にしか分からない絆がある。大相撲初場所の7日目に引退を発表した元関脇隠岐の海改め君ケ浜親方と、元関脇豪風の押尾川親方。押尾川親方の方が6歳上だが、巡業先などで見せた仲むつまじい姿は全く年齢の差を感じさせなかった。相撲ファンの間でもよく知られる存在だった2人の仲について、当人たちから聞いた。

出会いについて、君ケ浜親方の心に深く印象に残っている。若い衆の頃に参加した飲み会。偶然そこに居合わせたのが、当時既に関取だった豪風。父親が同じ秋田出身と伝えると、ひときわうれしそうにしていた。「その場でおやじに連絡したら、電話に代わって話してくれて」。粋な計らいもうれしかった。

押尾川親方は「別にみなさんが思うほど仲良くないですよ」と気恥ずかしそうにしながら、「トレーニングを見たいと言われて、一緒にしたこともありましたね。少しずつ力をつけていった姿を目の当たりにして、こうやって強くなるんだと意識する存在でしたね」。一緒に秋田へ訪れたり、場所後に飲みに行ったりと思い出が絶えない。かわいい後輩の引退会見にもこっそり姿を見せていた。

現役を退いた今、ともに親方として後進の指導に当たる。君ケ浜親方は「どんな稽古をしているのか見てみたいですね」。押尾川親方は「親方として一緒に盛り上げたい」。若い2人の親方が、今後の相撲界を引っ張る。【平山連】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)

引退会見で花束を受け取る隠岐の海(1月14日撮影)
大相撲裏話

元横綱大鵬の三女納谷美絵子さん、亡くなって知る父の偉大さ 海外の人々や若者にも名前浸透

「昭和の大横綱」大鵬の納谷幸喜さん(享年72)が、2013年に亡くなって、命日の19日で10年の節目を迎えた。

第48代横綱大鵬土俵入り

元横綱大鵬の没後10年を前に取材に応じた三女の納谷美絵子さんは「あっという間でした。10年と聞いて、本当に早かったなあと感じます」と振り返った。亡くなってから、父の偉大さを感じることがしばしばあるという。「海外の人たちや、若い方々にも『大鵬』という名を知ってもらっている。うれしいことです」と喜んだ。

生前の父について思い出すのは「子どもの頃にけがをすると、包帯や薬を取り出して何でも治してくれる」という心優しい姿だ。礼儀作法には厳しかったが、「私は末っ子だったので、姉たちと話していると大分甘かったようです」と笑う。長男(プロレスラーの納谷幸男)をのぞく3人(次男・三段目納谷、三男・平幕王鵬、四男・幕下夢道鵬)が角界入り。「大鵬の孫」として注目されながらも、土俵の上で期待に応えようと奮闘している。

大鵬家家系図(敬称略)

本場所の前後で納谷さんは、都内にある父の墓を訪れる。場所前に子どもたちの15日間の活躍を見守ってほしいと伝え、場所後に結果報告を欠かさない。命日の1月19日は初場所と重なるため家族一同で集まることはないが、在りし日の思い出を振り返る機会にしてほしいと願っていた。【平山連】

女子プロレス写真集

本間のワキ固め/2022.10.22BIG☆DEKAI興行

神姫楽のスリーパーホールド/2022.10.22BIG☆DEKAI興行

神姫楽のスリーパーホールド/2022.10.22BIG☆DEKAI興行

大会を成功させたまなせ、トトロ/2022.10.22BIG☆DEKAI興行

大会を成功させたまなせ、トトロ/2022.10.22BIG☆DEKAI興行

当サイトに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。