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朝乃山 謹慎開始、復帰…節目の名古屋場所で「2桁&優勝争い」20代最後の名古屋への思い

名古屋場所に向けた稽古を開始し、ダンベルを持ち上げて筋力強化に努めた朝乃山

大相撲で大関経験者の朝乃山(29=高砂)が5日、都内の部屋で名古屋場所(7月9日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて稽古を開始した。幕内力士として2年ぶりに土俵に立った5月の夏場所では、東前頭14枚目で12勝3敗の優勝次点という好成績。その千秋楽から1週間の休みを経た、稽古始めのこの日は四股やすり足といった基礎運動、ダンベルを使った筋力強化などに終始し、相撲は取らなかった。

稽古休みの1週間は、主に体のケアなどに充てたという。ただ「3月の大阪場所よりも疲れは出ていないですね。やっぱり幕内は十両とは雰囲気も違った。でも声援をもらえてうれしかったし、そういう声援に乗せられた気がする」と、場所後は疲労感よりも充実感が大きかった様子。終盤戦まで4年ぶり2度目の優勝が期待される活躍を見せたが、優勝の意識は「逆になかったですね。やっぱり12日目、13日目で負けたので、優勝は見えてこなかった」と、全くなかったという。

本来は上位との対戦はない番付だった。だが好成績で終盤戦に入っていたため、12日目に関脇大栄翔、13日目には横綱照ノ富士との割が組まれた。そこで連敗し、自力優勝が消滅。特に照ノ富士戦を振り返り「自分なりに考えて取った。左は下からおっつけるつもりだったけど差してしまい、その左をきめられた。決められたら抜けなかった」と、誘われるように差してしまった左の使い方を課題に挙げた。

新型コロナウイルスのガイドライン違反で6場所の出場停止が始まったのが、21年の名古屋場所だった。本場所には出場しないが、その時も名古屋には同行し、稽古していた。名古屋のファン、後援者に顔を合わせるのは「やっぱり気まずかった」と振り返った。そして1年後、謹慎明けで三段目から復帰したのも、22年の名古屋場所。そこから1年で今度は、幕内上位から中位に番付を戻すことが予想される。

「幕内上位になるかは分からない。でも、あれ(復帰)から1年で、ようやくここまで来ることができた。名古屋は(出身の)富山から車だと来やすいらしく、準ご当所だと思っている。応援に来てくれた人の前で、自分の相撲を取り切って白星を挙げたい。番付的に、今場所よりは厳しくなるけど、2桁白星と優勝争いに絡むことを目標にしたい」。

夏場所前と変わらない目標を立てたのは、大関経験者の意地ではない。今年中に、少しでも早く、三役に戻りたいという挑戦者の気持ちの表れ。今月は茨城県内、静岡県内と、2カ所で行う部屋の合宿で、一段と相撲漬けの生活を送る予定。さまざまなことがあった20代の名古屋場所の最後に、鮮やかな足跡を残す準備を進めている。【高田文太】

名古屋場所に向けた稽古を開始し、ダンベルを使って筋力強化に努めた朝乃山
名古屋場所に向けた稽古を開始し、すり足を繰り返した朝乃山

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新大関霧島、4年ぶりにモンゴルへ凱旋帰国 故郷の村まで首都から車で700キロ移動

4年ぶりにモンゴルへ帰国するため成田空港を出発する新大関霧島(撮影・平山連)

大相撲の新大関霧島(27=陸奥)が5日、新十両昇進以来となる4年ぶりにモンゴルへ帰るため成田空港を出発した。空路で首都ウランバートルへ向かった後、車で約700キロ移動して故郷のドルノドゥに滞在する。地元の村では家族や親戚が集まって祝う催しも行われる予定で、「新大関として4年ぶりに帰れるのは最高です。家族とか親戚とか友達と久しぶりに会える」と待ち切れない様子だった。

今年の初場所を11勝4敗、春場所では12勝3敗で初優勝を飾り、大関とりの夏場所は11勝4敗だった。この3場所で合計34勝を挙げ、大関昇進の目安とされる「三役で直近3場所33勝」を上回った。モンゴル出身力士としては15年の照ノ富士以来6人目となる大関昇進を果たし、師匠の陸奥親方(元大関霧島)のしこ名を受け継ぎ、霧馬山から霧島に変えた。

晴れて昇進をつかみ、師匠からモンゴルへ帰る許可をもらった。この日の搭乗手続きの最中にはファンから「おめでとう」などと声を掛けられ、気さくに対応していた。故郷でしばらく休んだ後、来週中に日本に戻って名古屋場所(7月9日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて調整する。【平山連】

大関昇進伝達式後の記者会見で師匠のしこ名「霧島」への改名を発表し色紙を持つ霧馬山(23年5月31日撮影)

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【新日本】オカダ・カズチカ、海野翔太へ格の違い見せ初防衛「たくさんかみついてこいよ」

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

オカダ・カズチカが、海野翔太に格の違いを見せつけた。オカダは棚橋弘至&石井智宏とNEVER無差別級6人タッグ王者として、ジョン・モクスリー、クラウディオ・カスタニョーリ、海野翔太の挑戦を受けた。試合はオカダが海野からレインメーカーからの体固めで3カウントを奪い、見事に初防衛に成功した。

かねて海野から挑戦を求められていたオカダ。試合終盤で対峙(たいじ)すると、海野を小ばかにするように、ビンタの応酬を食らわせた。すると、海野からオカダの代名詞・ドロップキックを食らわされた。さらにカスタニョーリの人間風車こと、ジャイアントスイングを20回も食らい、フラフラの状態に。ピンチかと思いきや、海野へドロップキックをお返し。そして棚橋&石井と3人で合体式のDDT。最後は伝家の宝刀レインメーカーで沈めた。

試合後、オカダは「(海野)翔太、分かるだろ? テメーだぞ、ダメなところは。でも俺は優しいから、たくさんかみついてこいよ。あんなビッグネーム2人頼らなくていいぐらいのレスラーに俺がしっかりしてやるから、かかってきなさい」と、今後も海野の挑戦を受け止める姿勢を示した。

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(左)(撮影・清水貴仁)
石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)
石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 勝利した左から石井智宏、棚橋弘至、ひとりおいてオカダ・カズチカ組(撮影・清水貴仁)

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【新日本】IWGP世界ヘビー級王者SANADA、謎の男・辻陽太からV2「辻。またやろうぜ」

SANADA対辻陽太 2度目の防衛を果たしたSANADA(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス…「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

IWGP世界ヘビー級王者のJust 5 GuysのSANADAが、2度目の防衛に成功した。

海外遠征から凱旋(がいせん)帰国初戦を迎えた挑戦者・辻陽太(29)に貫禄を見せつけた。試合冒頭に警戒していた辻のスピアーで吹き飛ばされたが、その後は相手の必殺技を見事に封じた。ドロップキックで反撃に転じると、シャイニングウィザードからのデッドフォールで3カウントを奪った。

謎の男に強さを誇示した。SANADAは5・3福岡国際センター大会で、IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロムを下し、IWGP世界ヘビー級王座の初防衛に成功。その試合後に、海外に武者修行中だった辻が電撃登場。アメフト仕込みのスピアーで、SANADAに“奇襲”し、ノックダウンさせた。

ただ、SANADAに焦りはなかった。今回のIWGP世界戦を前に、前哨戦は設けられず、辻の最新情報は秘められたままだったが、前日3日の調印式で「1回も顔を出さなかった方が大物感あっていいのかなと思っております」と意に介すことはなかった。試合後には「辻。また、これから実績を残して、ロスインゴ盛り上げてもらって、いつでも挑戦待ってるよ。またやろうぜ」と余裕さえ感じさせ、見事にV2を達成した。

SANADA対辻陽太 攻撃を決めるSANADA(右)(撮影・清水貴仁)
SANADA対辻陽太 攻撃を決めるSANADA(奥)(撮影・清水貴仁)
SANADA対辻陽太 気合いを入れるSANADA(右)(撮影・清水貴仁)

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【新日本】謎の男・辻陽太、敗戦もインパクト抜群のスピアーにムーンサルトプレスも披露

SANADA対辻陽太 SANADA(左)を攻め立てる辻(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

謎の男・辻陽太(29)が、その怪物ぶりを見せつけた。凱旋(がいせん)帰国直後の試合で、IWGP世界ヘビー級王者のSANADA(35)に挑戦。試合序盤にいきなりのスピアー。アメフト仕込みの強靱(きょうじん)なタックルで、SANADAを吹っ飛ばした。

ムーンサルトプレスも披露するなど、ポテンシャルの高さを見せつけた。試合には敗れたが、インパクトは抜群だった。

異例の挑戦だった。辻は海外に武者修行中だった。帰国直後に、団体の最高峰のベルトに挑むのは12年2月12日のオカダ・カズチカ以来、11年ぶり。オカダが、棚橋弘至に勝利した「レインメーカーショック」ぶりの出来事だった。オカダ以来の戴冠は逃したが、冒頭のスピアーといい、辻のスケールの大きさは本物だった。

辻は19年4月13日の茨城大会で、プロ初勝利。そして21年8月1日に行われた後楽園ホール大会の壮行試合の内藤哲也戦を最後に、海外へと鍛錬の日々に向かった。英国、メキシコで経験地を積み、約2年ぶりに日本へ帰ってきた。

5月3日の福岡国際センター大会で電撃登場。そして、内藤哲也率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)の代名詞・胸を2回たたくポーズを披露した。すると、前日3日の調印式で、SANADAと辻の記者会見後に、LIJの面々が登場し、ここで辻が加入表明。差し出されたLIJのTシャツを受け取り、5人と拳を合わせた。

突然の帰国、そしてLIJへの電撃加入、そして、IWGP世界ヘビー級王座への挑戦…。謎の男の勢いは、止まらなそうだ。

SANADA対辻陽太 SANADA(上)を攻め立てる辻(撮影・清水貴仁)

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【新日本】IWGP世界ヘビー級王者SANADA、謎の男・辻陽太からV2「辻。またやろうぜ」

SANADA対辻陽太 2度目の防衛を果たしたSANADA(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス…「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

IWGP世界ヘビー級王者のJust 5 GuysのSANADAが、2度目の防衛に成功した。

海外遠征から凱旋(がいせん)帰国初戦を迎えた挑戦者・辻陽太(29)に貫禄を見せつけた。試合冒頭に警戒していた辻のスピアーで吹き飛ばされたが、その後は相手の必殺技を見事に封じた。ドロップキックで反撃に転じると、シャイニングウィザードからのデッドフォールで3カウントを奪った。

謎の男に強さを誇示した。SANADAは5・3福岡国際センター大会で、IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロムを下し、IWGP世界ヘビー級王座の初防衛に成功。その試合後に、海外に武者修行中だった辻が電撃登場。アメフト仕込みのスピアーで、SANADAに“奇襲”し、ノックダウンさせた。

ただ、SANADAに焦りはなかった。今回のIWGP世界戦を前に、前哨戦は設けられず、辻の最新情報は秘められたままだったが、前日3日の調印式で「1回も顔を出さなかった方が大物感あっていいのかなと思っております」と意に介すことはなかった。試合後には「辻。また、これから実績を残して、ロスインゴ盛り上げてもらって、いつでも挑戦待ってるよ。またやろうぜ」と余裕さえ感じさせ、見事にV2を達成した。

SANADA対辻陽太 攻撃を決めるSANADA(右)(撮影・清水貴仁)
SANADA対辻陽太 攻撃を決めるSANADA(奥)(撮影・清水貴仁)
SANADA対辻陽太 気合いを入れるSANADA(右)(撮影・清水貴仁)

【新日本】謎の男・辻陽太、敗戦もインパクト抜群のスピアーにムーンサルトプレスも披露

SANADA対辻陽太 SANADA(左)を攻め立てる辻(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

謎の男・辻陽太(29)が、その怪物ぶりを見せつけた。凱旋(がいせん)帰国直後の試合で、IWGP世界ヘビー級王者のSANADA(35)に挑戦。試合序盤にいきなりのスピアー。アメフト仕込みの強靱(きょうじん)なタックルで、SANADAを吹っ飛ばした。

ムーンサルトプレスも披露するなど、ポテンシャルの高さを見せつけた。試合には敗れたが、インパクトは抜群だった。

異例の挑戦だった。辻は海外に武者修行中だった。帰国直後に、団体の最高峰のベルトに挑むのは12年2月12日のオカダ・カズチカ以来、11年ぶり。オカダが、棚橋弘至に勝利した「レインメーカーショック」ぶりの出来事だった。オカダ以来の戴冠は逃したが、冒頭のスピアーといい、辻のスケールの大きさは本物だった。

辻は19年4月13日の茨城大会で、プロ初勝利。そして21年8月1日に行われた後楽園ホール大会の壮行試合の内藤哲也戦を最後に、海外へと鍛錬の日々に向かった。英国、メキシコで経験地を積み、約2年ぶりに日本へ帰ってきた。

5月3日の福岡国際センター大会で電撃登場。そして、内藤哲也率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)の代名詞・胸を2回たたくポーズを披露した。すると、前日3日の調印式で、SANADAと辻の記者会見後に、LIJの面々が登場し、ここで辻が加入表明。差し出されたLIJのTシャツを受け取り、5人と拳を合わせた。

突然の帰国、そしてLIJへの電撃加入、そして、IWGP世界ヘビー級王座への挑戦…。謎の男の勢いは、止まらなそうだ。

SANADA対辻陽太 SANADA(上)を攻め立てる辻(撮影・清水貴仁)

【新日本】オカダ・カズチカ、海野翔太へ格の違い見せ初防衛「たくさんかみついてこいよ」

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

オカダ・カズチカが、海野翔太に格の違いを見せつけた。オカダは棚橋弘至&石井智宏とNEVER無差別級6人タッグ王者として、ジョン・モクスリー、クラウディオ・カスタニョーリ、海野翔太の挑戦を受けた。試合はオカダが海野からレインメーカーからの体固めで3カウントを奪い、見事に初防衛に成功した。

かねて海野から挑戦を求められていたオカダ。試合終盤で対峙(たいじ)すると、海野を小ばかにするように、ビンタの応酬を食らわせた。すると、海野からオカダの代名詞・ドロップキックを食らわされた。さらにカスタニョーリの人間風車こと、ジャイアントスイングを20回も食らい、フラフラの状態に。ピンチかと思いきや、海野へドロップキックをお返し。そして棚橋&石井と3人で合体式のDDT。最後は伝家の宝刀レインメーカーで沈めた。

試合後、オカダは「(海野)翔太、分かるだろ? テメーだぞ、ダメなところは。でも俺は優しいから、たくさんかみついてこいよ。あんなビッグネーム2人頼らなくていいぐらいのレスラーに俺がしっかりしてやるから、かかってきなさい」と、今後も海野の挑戦を受け止める姿勢を示した。

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(左)(撮影・清水貴仁)
石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)
石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 勝利した左から石井智宏、棚橋弘至、ひとりおいてオカダ・カズチカ組(撮影・清水貴仁)

【新日本】AEWブライアン・ダニエルソン、オカダ・カズチカへ「カネの雨はもう降らない」

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 勝利した左から石井智宏、棚橋弘至、ひとりおいてオカダ・カズチカ組(撮影・清水貴仁)

<新日本プロレス:「DOMINION 6・4 in OSAKA JO HALL」>◇4日◇大阪城ホール

オカダ・カズチカが、元WWEヘビー級王者ダニエル・ブライアンことAEW(オール・エリート・レスリング)所属のブライアン・ダニエルソンから対戦を要求された。NEVER無差別級6人タッグ王者のオカダは棚橋弘至&石井智宏と、挑戦者のジョン・モクスリー&クラウディオ・カスタニョーリ&海野翔太に勝利し、初防衛に成功。その試合直後だった。モクスリーがマイクを持つと「この男の声を聞け!」と言い、同時にVTR映像が流れた。

モニターに映し出された映像には、砂漠の中で、怪しげな雰囲気を醸し出す男が…。ブライアン・ダニエルソンの表情がくっきりと、会場からもファンの興奮の声がもれた。「オカダ、俺と戦いたいんだろう? カネの雨はもう降らない」と言うと、さらに会場のボルテージが上がった。オカダは「ダニエルソン、お前と同じリングに上がってやるよ、コノヤロー。砂漠だかなんだか知らないけど、しっかりとカネの雨を降らせて、そのひからびた砂漠に雨を降らせてやる」と受諾したことで、ビッグマッチが決定した。

石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)
石井智宏、棚橋弘至、オカダ・カズチカ組対海野翔太、クラウディオ・カスタニョーリ、ジョン・モクスリー組 レインメーカーを決めるオカダ・カズチカ(右)(撮影・清水貴仁)

上原亜衣がピンクのタンクトップ&黒スパッツ姿をインスタ公開「あいちんしか勝たん」などの声

上原亜衣インスタグラムより

元セクシー女優の上原亜衣(29)が4日までに、自身のインスタグラムを更新。タンクトップショットを公開した。

ピンクのタンクトップに黒いスパッツ姿でタンクトップの絵文字を投稿。

コメント欄には「かわいい」「おきれいです」「あいちんしか勝たん」「超絶色っぽいね」などといった声が集まった。

上原は、11年にAVデビューし、16年に引退。19年にタレント復帰し、YouTubeチャンネルなどを開設して活躍している。

上原亜衣インスタグラムより

バトルコラム

原功「BOX!」

ジョシュ・テイラー対テオフィモ・ロペス 元4団体王者の実力者同士の緊迫した試合に注目

19戦全勝(13KO)の戦績を誇るWBO世界スーパーライト級王者、ジョシュ・テイラー(32=イギリス)が6月10日(日本時間11日)、アメリカのニューヨークで元3団体統一世界ライト級王者で現WBO世界スーパーライト級1位、テオフィモ・ロペス(25=アメリカ)を相手に2度目の防衛戦に臨む。テイラーは1年前まで4団体統一王者だったが、各団体から課された別々の指名試合をクリアできないことから3本のベルトを放棄、現在はWBO王座だけを保持している。下馬評はテイラー有利と出ているが、両者の実力は伯仲しており緊迫した試合になりそうだ。

テイラーは2019年5月にIBF王座を獲得し、5カ月後にWBA王座を吸収。両王座の防衛戦を挟んで2021年5月にはWBC、WBO王者のホセ・カルロス・ラミレス(アメリカ)と対戦し、2度のダウンを奪って12回判定勝ち、4団体の王座統一を果たした。昨年2月にはWBO1位のジャック・カテロール(イギリス)を退けて統一王座の防衛も果たした。カテロール戦は顔面をカットしたりダウンを喫したり、はたまたゴング後の加撃で減点されたりと散々だったが、その試合を含めて5度の世界戦すべてで全勝の相手と戦っているのだから価値がある。

しかし、その後は各団体が異なる相手との防衛戦を指名してきたためテイラーはWBOのベルトだけを手元に置いて3本は放棄。さらに今年3月に計画されたカテロールとの再戦を自身の足の負傷でキャンセルしており、1年4カ月のブランクができてしまった。3対2のオッズで有利とみられてはいるが、ロペスの地元に乗り込んでの試合ということも加わり不安を抱えての試合となる。

ロペスは2019年12月にIBF世界ライト級王座を獲得し、翌2020年10月にWBAスーパー王座、WBCフランチャイズ(特権)王座、WBO王座を持つワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に12回判定勝ちを収め、事実上の4団体王者になった。まさに飛ぶ鳥を落とすほどの勢いで、そのまま一時代を築くかと期待されたものだ。

ところが13カ月後の防衛戦でジョージ・カンボソス(オーストラリア)に12回判定負けを喫し、無冠に逆戻りしてしまった。パワー依存の雑な戦いぶりだったこともあり評価も急降下した。これを機にスーパーライト級に転向して2連勝を収めているが、直近の試合ではダウンを喫するなど内容は芳しいものではない。以前のような勢いが感じられなくなっている点が気になる。戦績は19戦18勝(13KO)1敗。

体格で勝るサウスポーのテイラーがアウトボクシングをベースにして戦い、攻撃型のロペスがプレッシャーをかけながら飛び込む機会をうかがう展開が予想される。王者有利は不動といえるが、テイラーも16カ月前の試合でダウンを喫するなど安定感を欠いており、ロペスが付け入る隙は十分にありそうだ。

大相撲裏話

賛否渦巻く九州場所PRイベント「腹タッチ会」誕生のきっかけはアーティストのハイタッチ会!?

日本相撲協会のホームページから

こっ、こっ、これは一体(汗)-。大相撲夏場所中に発表された九州場所PRイベント「人気力士が集結!みんなで触ろう!腹タッチ会!」について、あまりの斬新な企画に目が点になった。6月11日、福岡市内で幕内力士5人が参加し「握手会ならぬ力士参加イベント、その名も『腹タッチ会』!」が行われ、当日はお笑い芸人の蛍原徹がイベントMCを務めるそうだ。

日本相撲協会のイベント発表直後からツイッター上では話題になり、たちまちトレンド入りした。「ユニークなイベントですね」「国技館でも、お願い致します」「めっちゃ面白そう」「ぶっ飛んだ企画だな笑」と賛同する声がある一方で、「握手会やサイン会でも、人は集まると思うのですが」「力士の身体をなんだと思ってるんでしょう」「お相撲さんって神聖な存在だと思ってたんだけど。腹タッチ会って…」「力士の安全は本当に確保されるのかな?」など反対意見も根強い。

賛否両論が渦巻くイベントについて、九州場所担当の親方に聞いてみた。不知火親方(元小結若荒雄)は、「11月の九州場所が終わった後も、大相撲の盛り上がりを持続するためにどうすればよいか考えてきました。今回のPRイベントはその一環です」と説明。名古屋、大阪といった他の地方場所のように地元の人たちが大相撲を継続的に親しむ土台を作ろうと躍起だが、一体なぜ腹タッチ会なのかという問いには「詳しいことは秘密です」と明言を避けた。そして、「当日ぜひ会場にお越し下さい」とけむに巻かれてしまった。

協会関係者によると、腹タッチ会の企画のきっかけは、福岡で行われたアーティストのハイタッチ会を知ったことだという。推しのアーティストとハイタッチするために会場へ足を運ぶファンの心理を、力士たちのイベントでも応用できないかと考え、ハイタッチ会ならぬ腹タッチ会が生まれたようだ。「SNSで賛否両論があることは承知してますが、まずはやってみて」と実施に向けて着々と準備を進めている。

幕内力士にも聞いてみた。いずれも初めて知った様子で、「腹を触られるためだけに福岡に行くんですか!?」と逆質問されたり、「巡業でも勝手に触ってくるファンの方がいて…」と驚きと同時に戸惑う力士もいた。ある九州出身の力士は「良いと思うんですが、地元なのにお呼びがかからなかったらどうしよう」と別の心配も。多くがイベントについて「ファンが喜ぶなら」と賛同していたが、ある力士は「このイベントに品格はないですよね」という意見もあった。

イベントでは他に「僕らの九州場所」「九州場所差し入れ争奪!歌いっぷり歌謡ショー!」「この際、言わせていただきます!関取!良いとこじゃいけん!?」が実施予定。近く、当日参加する幕内力士5人が発表される。【高田文太、平山連】

大相撲裏話

照ノ富士と親交深いAK-69絶賛「共演直後に優勝。"持ってる"」“ガナ”として歌詞にも登場

横綱照ノ富士(左)とヒップホップ歌手のAK-69(写真提供・Flying B Entertainment)

<大相撲夏場所>◇14日目◇27日◇東京・両国国技館

ヒップホップ歌手のAK-69(44)の約1年ぶりの新曲「Ride Wit Us」が、今場所からABEMAの番組「大相撲LIVE」の公式テーマソングとして採用されている。目標に向かって挑戦を続ける人たちの心を震わせる楽曲に仕上げた。親交の深い横綱照ノ富士が愛称である“ガナ”として歌詞に登場したり、ミュージックビデオにも出演している。

「7回転びゃ8回起きるぞ ガナならマイメン♪」という歌詞には、大関から序二段まで落ちながら復活し、横綱に上り詰めた男の生きざまを感じさせる。ミュージックビデオには露払いの錦富士と太刀持ちの翠富士を従えて、堂々と横綱土俵入りを披露する姿も収録した。

作曲に当たってAK-69は実際に伊勢ケ浜部屋を訪れ、稽古の様子を見学した。間近で感じ取った力士たちの気迫、稽古場の空気感を体感した上で制作に臨んだという。

千秋楽を待たずに8度目の優勝を飾った友へ。AK-69は「横綱ということで、皆から優勝して当たり前と思われる立場だと思います。その中で度重なるケガをおしてでも出場して、横綱としての責務を全うするという不屈の精神力が、今場所は表情にも出ていたし、本当に気合ほとばしる場所だったなと感じましたね。楽曲やMVでの共演直後に優勝という結果をもたらすっていうのは”持ってる”とともに、本当にものすごい努力が生んだ結果なんだろうなって、近くで見てても思わせて貰えた良い場所だったんじゃないかなと思います。本当におめでとうございます」とたたえた。【平山連】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)

霧馬山(左)を寄り切りで破り優勝を決めた照ノ富士(撮影・中島郁夫)
霧馬山(左)を寄り切りで破り優勝を決めた照ノ富士(撮影・中島郁夫)
霧馬山(下)を寄り切りで破り優勝を決めた照ノ富士(撮影・中島郁夫)
霧馬山(下)を寄り切りで破り優勝を決めた照ノ富士(撮影・中島郁夫)
照ノ富士は霧馬山(左)を寄り切りで破り幕内優勝を決める(撮影・小沢裕)
拍手を浴びながら花道を引き揚げる照ノ富士(撮影・中島郁夫)
幕内優勝を決めた横綱照ノ富士は支度部屋の囲み取材で顔の汗をぬぐう
原功「BOX!」

イギリスでフェザー級世界戦が同日2試合 メキシコ人王者がイギリス出身者を迎え撃つ構図

27日(日本時間28日)、イギリスでフェザー級の世界タイトルマッチが2試合行われる。マンチェスターではマウリシオ・ララ(25=メキシコ)対リー・ウッド(34=イギリス)のWBAタイトルマッチが組まれており、北アイルランドのベルファストではルイス・アルベルト・ロペス(29=メキシコ)対マイケル・コンラン(31=イギリス/アイルランド)のIBFタイトルマッチが挙行される。2試合ともメキシコ人王者がイギリス出身者を迎え撃つ構図だ。

ララとウッドは今年2月にノッティンガム(イギリス)で拳を交え、6回までは58対56、58対56、59対55とジャッジ三者ともウッド優勢と採点していた。そんななか7回にララが相打ちの左フックでダウンを奪い、カウント途中でウッド陣営が棄権のタオルを投入したため試合終了となった経緯がある。ダウンから立ち上がって戦闘意欲を見せていたウッドはもちろんのこと、観客も消化不良だったはずだ。

リマッチは初戦から100日足らずで実現するわけだが、今回もララは相手国に乗り込むことになった。それでも初戦で奪った鮮やかなダウンがファンの目に焼き付いているのか、オッズは5対2でララ有利と出ている。中近距離で持ち味を発揮する攻撃型のララ、左で牽制しておいて右に繋げる正統派のウッド。今回も序盤から熾烈な主導権争いが展開されそうだが、パワーで勝るララが打たれ脆い前王者を返り討ちにする可能性が高そうだ。戦績はララが29戦26勝(19KO)2敗1分、ウッドが29戦26勝(16KO)3敗。

ララ対ウッド戦が行われるマンチェスターから北西に300キロほど離れた北アイルランドのベルファストでは、ロペス対コンランのIBF世界フェザー級タイトルマッチが組まれている。昨年12月、イギリスのリーズで地元のジョシュ・ウォーリントン(イギリス)に競り勝って王座を獲得したロペスにとっては初防衛戦となる。こちらも2試合続けてイギリスのリングに上がるわけだ。戦績は29戦27勝(15KO)2敗。

挑戦者のコンランは2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得するなど輝かしいアマチュア実績を誇り、プロでも19戦18勝(9KO)1敗の戦績を残している。唯一の敗北は昨年3月、WBA王者だったウッドに逆転の12回TKO負けを喫したもの。このときは初回にダウンを奪ったものの終盤にガス欠に陥り、最終回にリング外に叩き出されるダウンを喫して敗れている。以後は古豪相手に2連勝を収めている。左右どちらの構えでも戦えるスイッチヒッターで、攻撃的なスタイルだけでなく迎え撃つ戦法もとれるのが強みだ。

ロペスは変則的な動きから振りの大きな左右フックで迫るものと思われるが、これに対しコンランが打撃戦を挑むのか、それとも迎撃スタイルを採るのか注目される。地の利があるコンランが試合10日前の時点のオッズでは20対19の微差で有利と出ている。

ふたりのメキシコ人王者が今回も逞しさを見せつけるのか、それともイギリス出身者が地元のファンの前でベルトを獲得するのか。特にIBFでは阿部麗也(KG大和)が指名挑戦者として控えているだけに気になるところだ。

大相撲裏話

やくみつるさん書き下ろし絵馬が相撲博物館で限定授与中 相撲みくじと並ぶ上々の人気ぶり

やくみつるさんの書き下ろした絵馬(撮影・平山連)

好角家で漫画家のやくみつるさん(64)の書き下ろした絵馬(各1000円)が、夏場所開催期間中に相撲博物館で限定200枚授与されている。

相撲の神様「野見宿禰(のみのすくね)」を祭る野見宿禰神社とのコラボ企画。雲竜型の綱を締めた横綱が神社に向けて土俵入りを披露する様子が描かれており、「絵馬を通じて、地元にある神社へのありがたみを感じてもらえるきっかけになれば」と願っている。

やくさんは過去に絵馬の絵図を手がけた経験を生かしながら、使用されている木材に自分の指定した色がくっきり出るようこだわった。下書き、ペン入れなどを繰り返し3種類のデザイン案を入稿。専門会社が担当した出来栄えはまるで版画のように思い描いた色合いになっていたと仕上がりにも満足。「相撲の歴史を感じられる古風なグッズの制作に携われたことはうれしい。国技館に来たお客さんが記念にと手に取ってくれたら」と期待する。

気になる反応は、というと、相撲協会の担当者は「限定品ですので、千秋楽まで残るように調整しています」と上々の人気ぶり。今年の初場所から始まった相撲みくじ(1回400円)と並んで注目されているという。【平山連】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)

漫画家のやくみつるさんの書き下ろした絵馬などが並ぶ相撲博物館内にある野見宿禰神社の授与所(撮影・平山連)
愛くるしい相撲みくじも授与されている(撮影・平山連)
相撲みくじを引いてみると、「平幕」だった(撮影・平山連)

女子プロレス写真集

松下の鼻フック攻撃/2023.2.23アイスリボン

トトロのダイビングセントーン/2023.2.23アイスリボン

トトロのダイビングセントーン/2023.2.23アイスリボン

トトロ、朝陽の合体攻撃/2023.2.23アイスリボン

トトロ、朝陽の合体攻撃/2023.2.23アイスリボン

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