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新王者の吉田実代 昨夜は愛娘と風呂「成長してた」

一夜明け会見でベルトを手に記念撮影に臨むWBO女子世界スーパーフライ級王座の吉田(撮影・小沢裕)

ボクシングWBO女子世界スーパーフライ級王者となった吉田実代(31=EBISU K’s BOX)が20日、一夜明けて都内で会見した。闘うシングルマザーは長女実衣菜ちゃん(4)を鹿児島の実家に1カ月半預けての世界初挑戦。ケーシー・モートン(35=米国)に判定勝ち。「率直にうれしい。世界王者になる約束を実現してホッとした」と笑顔を見せた。

前夜は一緒に風呂に入り、久しぶりに母子水入らずで過ごした。「すごく成長していて、言葉とか走り方も変わってお姉さんになっていた。娘も頑張っていた」と感心。朝には保育園へ送っていくと「勝ったよ、凱旋(がいせん)してました」と笑った。

20歳で単身ハワイに渡って格闘技を始め、その後ボクシングに転向し、結婚、出産、離婚も経験した。「自分の人生の中でも一つのけじめをつけられた。自分をほめてあげたいし、少しだけ自信もついた」と振り返った。

この一戦に備えて、5階級制覇王者の藤岡奈穂子(竹原&畑山)を追いかけ回してスパーリングをこなした。藤岡は7月に天海ツナミ(山木)との国内最強女王決定戦を控える。吉田は休みは2日だけで、藤岡の相手をして恩返しするという。

一夜明け会見の席で記念撮影に臨む井岡(左)と吉田(撮影・小沢裕)

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“おにぎり君”で人気の隆の勝「右を差されないように」左四つの展開制す

妙義龍(左)を攻める隆の勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

「おにぎり君」で人気の隆の勝(26=常盤山)が、左四つの展開を制した。

左下手を取って組み止めると、右はおっつけて寄り立てた。左を差す相撲は珍しいが「落ち着いて相手を見ながら前に出られた。とにかく右を差されないように意識して相撲を取れた」と納得顔。この日から観客も入り「拍手もある分やる気も違う」と気持ちを高ぶらせた。

妙義龍(下)を寄り切りで破った隆の勝(撮影・鈴木正人)

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天龍源一郎が退院後初めて公の場、杖つき登場し越中詩郎と記念撮影

退院後、初めてファンの前に姿を見せつえを持ち上げあいさつする天龍源一郎(撮影・中島郁夫)

<天龍プロジェクト SURVIVE THE REVOLUTION>◇12日◇新木場1stRING

4月28日に退院した元プロレスラー、天龍源一郎(71)が、退院後初めて公の場に姿を見せた。

つえをつきながら、ゆっくりと歩を進め、解説席に向かうと、隣に座っていた越中詩郎と並び、記念撮影に応じた。その後は「リラックスできて、見ているうちに楽しくなった」と、時折笑みを見せながら若手選手の試合を見守った。

試合後には選手に支えられながらリングに上がった。マイクを取り、ファンに向けて「40日間も入院していて、こんなぶざまな格好ですが、いつかはアントニオ猪木さんのように元気ですかー、と言いたいので、みなさん、もう少し我慢してください」とメッセージを届けた。全快でリングに上がることができず「不本意だった」と言いながらも、すべてをさらけ出したことで「吹っ切れた」と力強く言い放った。

天龍の復帰を選手たちも待ち望んでいた。第1試合で勝利した河野真幸は「リング下から見られていたので、緊張感があった。いつかは挑戦者に指名するので、頑張って復帰してください」とエールを送った。また藤波辰彌の息子、LEONAは「小さいころはよく見ていたけど、天龍さんの前でやるのは初めて。泥臭く行けと言われ、心に染みた」と愛のあるアドバイスに気を引き締めた。盟友である父も天龍復帰を自分のことのように喜んでいたという。

天龍は3月19日に動悸(どうき)、息切れなどの体調不良で入院した。その後の小橋建太とのトークバトルや、日本プロレス殿堂会設立1周年記念イベントも欠席していたが、順調に回復し、先月28日に退院。「長い入院生活でしたけど、ちょっとずつ調子を上げて、気候も良くなったことだし、元気いっぱいに無理せずやっていきます!」とリング復帰を心待ちにしていた。

この日、天龍プロジェクトは再始動後、初の有観客での試合を行った。今後も7月末までに5大会が決定。同団体代表で、天龍の娘でもある嶋田紋奈氏は「ご心配をおかけしましたが、病状は心配なく、ご覧の通り、元気いっぱい。これから天龍とともにどんな状況でも希望を持って進んでいきたい」と決意を見せた。慣れ親しんだリングに上がり「もう怖いものはない」という天龍。自分の居場所を再認識したレジェンドは、これからも歩みを止めずに進み続ける。【松熊洋介】

解説者席で越中詩郎(右)とポーズを決める天龍源一郎(撮影・中島郁夫)

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照ノ富士4連勝 天空海は取り直しで大銀杏ほどける熱戦/4日目写真特集

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

東前頭筆頭の若隆景が勢いに乗って、初日から3連勝だった高安も撃破した。低い立ち合いで右からおっつけ、最後は両はずで前に出て押し出した。大関連破に続き、大関経験の実力者にも完勝し、2日目から3連勝と今場所の主役候補に躍り出た。

4大関は初日以来のそろっての白星となった。照ノ富士は御嶽海との“全勝対決”。立ち合いで左上手を引いた照ノ富士が、一気に圧力をかけて、相手に何もさせずに寄り切った。 

連敗中だった朝乃山は、北勝富士に攻め込まれながら、差した右からすくって体勢を逆転して寄り切り、星を五分に戻した。かど番の大関正代は、翔猿を寄り切った。貴景勝は明生を立ち合いから圧倒して、ともに3勝1敗とした。

4日目の取組を写真で振り返ります。

幕内

魁聖寄り切り千代大龍

千代大龍(右)を寄り切りで破る魁聖(撮影・鈴木正人)

☆魁聖 お客さんがいるのは全然違う。拍手があるだけでうれしい。土俵入りの時に(観客席に)知り合いがいるのが見えると気合が入る。今日はいませんでしたけど。

明瀬山下手投げ石浦

明瀬山(手前)を下手投げで破る石浦(撮影・河田真司)

天空海肩透かし大奄美

大奄美(左)と天空海の取り組みは同体となり取り直しとなる(撮影・滝沢徹郎) 

天空海(右)を肩透かしで破る大奄美(撮影・滝沢徹郎) 

大奄美に敗れた天空海(撮影・滝沢徹郎) 

取り直しの一番で大奄美に肩すかしで敗れ、大銀杏が崩れた状態で引き揚げる天空海(撮影・河田真司)

琴恵光突き落とし千代丸

琴恵光(右)を突き落としで破る千代丸(撮影・鈴木正人)

千代丸(右)に突き落としで敗れる琴恵光(撮影・河田真司)

☆千代丸 立ち合いから攻めきれなかったが、右がいいところに入った。お客さん入った方が気合入ります。調子いい感じです。

隠岐の海上手投げ千代翔馬

隠岐の海(右)を上手投げで破る千代翔馬(撮影・滝沢徹郎) 

☆千代翔馬 立ち合いは一番ダメ。当たれなかった。

玉鷲押し出し琴ノ若

玉鷲(右)を押し出しで破る琴ノ若(撮影・滝沢徹郎) 

☆琴ノ若 昨日1つ勝ったが内容はよくなかった。お客さんが入ってくれて、そこを自分の流れになればと思います。

照強突き落とし

照強(下)を突き落としで破る輝(撮影・鈴木正人)

☆輝 しっかり我慢できて、いい流れになったと思う。体がちゃんと動いてくれた。

剣翔突き落とし志摩ノ海

剣翔(右)を突き落としで破る志摩ノ海(撮影・鈴木正人)

☆志摩ノ海 張り差しにいって(相手の)右が入ったんで、反応で突き落としにいったと思う。体は反応できている。もっと前に出る相撲がとれれば。

遠藤寄り切り宝富士

遠藤(手前)に寄り切りで敗れる宝富士(撮影・滝沢徹郎) 

英乃海寄り切り栃ノ心

栃ノ心(右)を寄り切りで破る英乃海(撮影・河田真司)

逸ノ城はたき込み阿武咲

阿武咲(左)をはたき込みで破る逸ノ城(撮影・鈴木正人)

霧馬山上手出し投げ豊昇龍

豊昇龍(左)を上手出し投げで破る霧馬山(撮影・河田真司)

千代の国不戦大栄翔

千代の国が欠場のため大栄翔の不戦勝となる(撮影・滝沢徹郎) 

高安押し出し若隆景

高安(左)を押し出しで破る若隆景(撮影・滝沢徹郎) 

☆若隆景 下から前に出られたのが良かった。下から差されないように攻められた。

妙義龍寄り切り隆の勝

妙義龍(左)を寄り切りで破る隆の勝(撮影・滝沢徹郎) 

☆隆の勝 落ち着いて相手を見ながら前に出られたので良かった。とにかく右を差されないように意識して相撲を取れたのかなと思う。

正代押し出し翔猿

翔猿(手前)を押し出しで破る正代(撮影・滝沢徹郎) 

明生押し倒し貴景勝

明生(手前)を押し倒しで破る貴景勝(撮影・滝沢徹郎) 

☆貴景勝 (この日から観客が入る)お客さんがいる方が盛り上がる。どっちにしろ力を出すことを最初にやっていかないといけない。拍手いただけるのはありがたいこと。プラスにして明日もやっていきたい。

朝乃山寄り切り北勝富士

北勝富士(手前)の攻めを土俵際で耐える朝乃山(撮影・滝沢徹郎) 

北勝富士(右)を寄り切りで破る朝乃山(撮影・河田真司)

御嶽海寄り切り照ノ富士

御嶽海(左)を攻める照ノ富士(撮影・河田真司)

御嶽海(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

御嶽海(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

御嶽海を寄り切りで破り、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる照ノ富士(撮影・河田真司)

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連勝の貴景勝「自分にとってありがたい」国技館に熱気戻りファンへ感謝

明生を破り懸賞を手に引き揚げる貴景勝(撮影・滝沢徹郎) 

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

国技館に熱気が戻ってきた。この日から上限5000人で観客を入れて開催。大関貴景勝(24=常盤山)がファンの見守る中、今場所初の連勝を飾った。先場所に敗れた東前頭2枚目明生を押し出して3勝目。入場制限が緩和された昨年11月場所では、大関として初優勝を果たした。ファンへの感謝を胸に、残り11日間を戦う。勝ちっ放しは大関照ノ富士ただ1人となった。

   ◇   ◇   ◇

番付の違いを見せつけた。明生のかち上げをはじき返すと、利き手の左から強烈なおっつけを見舞う。横向きにさせて一押し。今場所初めて訪れた観客に、持ち味の突き押し相撲を存分に見せつけた。

春場所で黒星を喫した相手に何もさせなかった。「集中して明日もやりたい」と淡々と振り返る。土俵下で取組を見守った幕内後半戦の高田川審判長(元関脇安芸乃島)は「当たりがいい。だから自分のリズムで相撲が運べている」と称賛。「4大関が引っ張っていってほしい」と話す同審判長の期待に応えるように、初日以来、今場所2度目の4大関安泰に貢献した。

会場の“温度”からファンのありがたみを感じ取っている。前場所から観客の上限が2500人から5000人に緩和された昨年11月場所では、初日の取組を終えて「花道より土俵の方が温かくなる。2500人のときには感じられなかった。自分にとってありがたい」と話した。同場所では大関として初めての優勝。観客の存在が励みになった。

「拍手をいただけるのはありがたいこと」とこの日も感謝。ファンを大事にするからこそ、テレビ越しに応援するファンにも力強い相撲を届ける。「(有観客と無観客)どっちも均等に力を出さないといけない」と決意を新たにした。昨年は協会公式アプリの有料会員が選ぶ「敢闘精神あふれる力士」で、最多12回の1位を獲得。人気、実力を兼ね備える24歳は期待を力に変えていく。【佐藤礼征】

○…夏場所4日目から有観客開催となった。日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「拍手だけの応援かもしれないが力士には励みになる」と感謝した。緊急事態宣言を受け、同場所の入場券販売を4月27日で売り止めにして以降、再販売や当日券の販売はない。販売当初から1日あたりの観客数は5000人が上限。4日目から千秋楽までの12日間分で売れた入場券は約3万枚と春場所よりも少ないが「お客さんがいるのといないのでは違う」と話した。

明生(右)を押し倒しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

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国技館に観客戻る「拍手あるのとないので違う」理事長感謝 夏場所

有観客での幕内土俵入り(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

4日目から館内にファンが戻ってきた。新型コロナウイルスの感染防止策として、この日から緊急事態宣言が延長されたが、東京都のイベント緩和策により、集客が可能となった。

日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は、あらためてファンに感謝の意を示した。報道陣の電話取材に応じ「こうやって(国技館に)来ていただけるのは、本当にありがたいです」と話した。

声援は自粛を求めるが拍手が力士の背中を後押しする。「拍手があるのと、ないのとでは違います。力士も、シーンとした中で相撲を取るのとでは全然、違います」と心情を察した上で「気合のこもった相撲を取ってほしい」と期待した。

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照ノ富士完勝、169キロ御嶽海浮かせた「逆に踏み込み押し込んだ」理事長

御嶽海(左)を攻める照ノ富士(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

初日に続き4大関安泰の一日となった。注目は結びの一番の全勝対決。熱戦が期待されたが、大関照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、優勝2回の実力者で小結の御嶽海(28=出羽海)に完勝し、早くも4日目にして単独トップに立った。

報道陣の電話取材に応じた協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)は、取組前に「御嶽海に勝機があるとすれば」と問われ「いい当たりをして距離を保つこと。(照ノ富士に)押し込まれて(そこから)押し返すには馬力不足だから、いい当たりをすること。御嶽海には『勝機は逃さない』という攻めの厳しさがある」と見通しを語っていた。

だが勝負は、あっけないほど照ノ富士が実力差を示した。立ち合いから押し込んだのは照ノ富士。下がりながら御嶽海も浅い二本差しとなったが、いかんせん窮屈な体勢に。御嶽海の両腕を挟み付けるように絞りながら、両前まわしを引きつけると、169キロの御嶽海がフワリと浮くほどの強烈な引きつけだった。盤石の相撲で寄り切り。同理事長も「立ち合いから押し込まれない。逆に踏み込んで押し込んだから、まわしも取れる。御嶽海には反撃する力がなかった」と照ノ富士の強さを説いていた。

御嶽海(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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照ノ富士、御嶽海との“全勝対決”圧勝で4連勝 取組後取材応じず謎の沈黙

御嶽海(左)を攻める照ノ富士(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

4大関は初日以来のそろっての白星となった。照ノ富士は御嶽海との“全勝対決”。立ち合いで左上手を引いた照ノ富士が、一気に圧力をかけて、相手に何もさせずに寄り切った。

   ◇   ◇   ◇

照ノ富士は御嶽海との“全勝対決”を問題にせず、圧勝で初日から4連勝を飾った。21場所ぶりに大関復帰も、番付通りの力強い相撲を続けている。ただ、取組後は、大関で優勝争いに絡む存在でありながら取材に応じなかった。その理由は謎ながら順調に勝ち星を重ねている。

御嶽海(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
御嶽海(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
御嶽海を寄り切りで破り、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる照ノ富士(撮影・河田真司)

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若隆景、大関連破に続き高安にも完勝「自分の相撲を」5日目は照ノ富士戦

高安(左)を押し出しで破る若隆景(撮影・滝沢徹郎) 

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

東前頭筆頭の若隆景が現役大関連破に続き、大関経験者の高安にも完勝した。

低い立ち合いから右おっつけで前に出て、最後はもろはずで押し出した。「落ち着いて相手を見ながら前に出られたのがよかった。右を差されないように、意識して相撲をとれたかなと思います」と言った。

祖父が元小結若葉山で父は元幕下、3兄弟の2人の兄も現役力士という相撲一家に育った。体重127キロと角界では小柄だが、それを補う技術がある。下半身をしっかり決めて、下からの攻めで大型力士を打ち破る。「自分の相撲を取りきるだけです」の言葉にも自信がみなぎってきた。

5日目は、勝ちっぱなしの大関照ノ富士に挑む。優勝争いの鍵を握る存在になってきた。この日から有観客となり、「声援は力になります」。夏場所の主役に躍り出るか。その可能性は十分に示している。

高安(右)を押し出しで破る若隆景(撮影・鈴木正人)

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貴景勝が今場所初の連勝「拍手プラスに」先場所敗れた明生にリベンジ果たす

北勝富士(左)を攻める貴景勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

大関貴景勝(24=常盤山)が今場所初めての連勝を飾って3勝1敗とした。

先場所敗れた平幕の明生にリベンジ。立ち合いから突き放し、強烈な左おっつけで横向きにさせ、一気に押し出した。

3日目まで無観客だったが、この日から観客を入れての開催となった。「お客さんいる方が盛り上がる。どっちにしろ力を出すことを最初にやっていかないといけない。拍手いただけるのはありがたいこと。プラスにして明日もやっていきたい」と意気込んだ。

かど番の先場所は10勝5敗で千秋楽まで優勝争いに絡んだ。4大関では唯一の大関優勝経験者。昨年11月場所以来の優勝を目指す。

明生(手前)を押し倒しで破る貴景勝(撮影・滝沢徹郎) 

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大関連破の若隆景、好調高安も撃破 4大関はそろって白星 夏場所

高安(左)を押し出しで破る若隆景(撮影・滝沢徹郎) 

<大相撲夏場所>◇4日日◇12日◇東京・両国国技館

東前頭筆頭の若隆景が勢いに乗って、初日から3連勝だった高安も撃破した。低い立ち合いで右からおっつけ、最後は両はずで前に出て押し出した。大関連破に続き、大関経験の実力者にも完勝し、2日目から3連勝と今場所の主役候補に躍り出た。

4大関は初日以来のそろっての白星となった。照ノ富士は御嶽海との“全勝対決”。立ち合いで左上手を引いた照ノ富士が、一気に圧力をかけて、相手に何もさせずに寄り切った。

連敗中だった朝乃山は、北勝富士に攻め込まれながら、差した右からすくって体勢を逆転して寄り切り、星を五分に戻した。かど番の大関正代は、翔猿を寄り切った。貴景勝は明生を立ち合いから圧倒して、ともに3勝1敗とした。

高安(右)を押し出しで破る若隆景(撮影・鈴木正人)

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K1、23日東京開催大会→30日横浜で開催「1週間の延期で良かった」

対戦の場が横浜に代わったMIO(左)と菅原美優(2021年4月17日撮影)

23日に東京・大田区総合体育館で予定されていた「K-1 WGP 2021」(日刊スポーツ新聞社後援)は30日、横浜武道館で延期開催される。主催のK-1実行委員会が12日、発表した。

コロナ禍での緊急事態宣言延長に伴って東京会場が使用不可となり、同実行委が近郊での早期延期開催で緊急調整した結果、昨夏開館したばかりの横浜武道館での実施が決まった。入場者は収容人数3000人の50%以下となる最大1500人を予定している。

K-1グループでは、同日午後6時から東京・後楽園ホールで「Krush・125」を行うため、横浜での試合は午前11時本戦開始、夕刻終了予定に変更される。

K-1バンタム級日本最強決定トーナメント、MIO(26)-菅原美優(21)のK-1女子アトム級スーパー・ファイトなどの対戦カードは、そのまま行われる。中村拓己K-1プロデューサーは「1週間の延期で良かった。ファンの皆さんにはご迷惑をおかけして申し訳ないが、引き続き応援いただきたい」と話した。

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宇良が豊山に敗れ初黒星 取組後の取材対応なし

豊山に敗れ悔しげな表情の宇良(撮影・滝沢徹郎) 

<大相撲夏場所>◇4日日◇12日◇東京・両国国技館

西十両2枚目の宇良(28=木瀬)が、初黒星を喫した。幕内上位経験者の豊山と対戦。突き放す相手に食らいつこうとしたが、最後は押し倒された。

取組後の取材対応はなかった。3勝1敗と勝ち星は先行しており、今後につなげていく。

豊山(上)に押し倒しで敗れる宇良(撮影・滝沢徹郎) 

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K1、横浜武道館で30日延期開催 収容人数3000→1500人を予定

対戦の場が横浜に代わったMIO(左)と菅原美優(2021年4月17日撮影)

23日に東京・大田区総合体育館で予定されていた「K-1 WGP 2021」は30日、横浜武道館で延期開催される。主催のK-1実行委員会が12日、発表した。

コロナ禍での緊急事態宣言延長に伴って東京会場が11日に使用不可となり、同実行委が近郊での早期延期開催で緊急調整した。入場者は収容人数3000人の50%以下となる最大1500人を予定している。

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井上尚弥「美しいボクサーでありたい」MEN’S TBCのイメージキャラ

MEN′S TBCのイメージキャラクターに起用された井上尚弥(右)左はローラ(提供写真)

ボクシングのWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が国内エステティックサロン大手TBCグループの男性専用ブランド「MEN’S TBC」のイメージキャラクターに起用されることが12日、発表された。テレビCMは5月14日からオンエアされる。また15日からは関東、関西、名古屋、札幌、仙台、広島、福岡の全国主要駅でも大型の広告が掲示される予定となっている。

同ブランドのイメージキャラクターにはサッカーではMFデービッド・ベッカム、中田英寿、本田圭佑、K-1の魔裟斗、水泳の北島康介らが起用されてきた。井上は「今回広告オファーをいただいたことを大変光栄に感じています。自分は打たれないボクシングを心掛けて、なるべくなら美しいボクサーでありたいと思っています。スタイリッシュでカッコいいイメージを持っていたMEN’S TBCにサポートしてもらえることをうれしく思います。これまで以上に強く美しい井上尚弥を目指しますので、皆さんご声援をよろしくお願いいたします」とコメントした。

また同社は起用理由として「強さと美しさを兼ね備え人々を魅了する最強チャンピオン井上選手。理想の自分に向かって今なお進化を求める姿勢は、まさにMEN’S TBCの理念を体現するにふさわしい存在です。井上選手は、普段から美容に対し関心が高く、我々MEN’S TBCの『美への追求』に共感いただき、この度、美容面での全面的なサポートも含めMEN’S TBCのイメージキャラクターを務めていただくことになりました」と明かしている。

MEN′TBCのイメージキャラクターに起用された井上尚弥(提供写真)

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【藤波辰爾50周年連載6】67歳引退はしない 受け継いだ魂を残していく

9日にデビュー50周年を迎えた藤波辰爾(撮影・松熊洋介)

<藤波辰爾のプロレス人生50年(6)>

プロレスラーの藤波辰爾(67)はリングに上がり続ける。9日にデビュー50周年を迎えたが、引退の2文字はない。「体が動く限りリングに上がりたい」と情熱は衰えない。連載最終回は「生涯現役」【取材・構成=松熊洋介】

50年を振り返った藤波は「いろんな人と話をするとよみがえってくるので年月は感じる。いろんな状況を見てきて、いい経験をさせてもらっている」と語る。89年のベイダー戦で腰を痛め長期離脱を強いられた。歩くのも困難で「選手生命が終わった」と引退もよぎったが、奇跡的に回復した。1年半後に復帰し、痛み止めを飲みながら二十数年戦い続けた。恐怖から手術をためらってきたが、6年前にメスを入れ、ようやく不安を取り除いた。

藤波 試合中はアドレナリンが出ていたので、分からなかったが、終わってからは痛みが出ていた。レントゲンでは首の骨とか頸椎(けいつい)がゆがんでいる。正常な状態で(リングに)上がっている人はいないのかなと。

それでも戦い続けるのは「プロレスが好きだから」。コロナ禍で試合の機会が減り、物足りなさを感じている。全盛期のパフォーマンスを披露するのは難しいが、気持ちだけは当時と変わっていない。

藤波 いい時を記憶しているから、思うように体が反応しないのがもどかしい。若い時は体が反応していたけど、今は「せーの」って言わないと体が付いてこないのが情けないなあ。

リングに上がることが健康のバローメーター。今でも週の半分以上はジムに通い、体を維持している。息子でプロレスラーの怜於南(れおな)とトレーニングをすることもあり、若い人を見ると張り合いたくなるという。

藤波 恥ずかしい姿ではリングに上がれない。負けてられないと意地を張ってしまう。息子は肌つやが違うし、うらやましい。風呂上がりでも水がはじくけど、自分は染み込んでいく感じ(笑い)。周りからは「もう60歳過ぎてるし、若い人と同じことやってたら化け物ですよ」と言われる。でももっと動けると思っているし、オファーがあればいつでも準備できている。

4月には久しぶりにドラディションを開催。人数制限こそあったが、コミュニケーションを大事にしてきた昔からの手法で自らもお客さんに声を掛け、ほとんど手売りでチケットを完売させた。10月からは50周年ツアーで全国を回る。

藤波 各地に思い出がある。レジェンドバスツアーとかいいね。つえをつきながらでもやってみたい。リングに上がったらあちこちばんそうこう貼って出てくるみたいな。それぐらいになるまで上がってみたい。

67歳。引退は考えていない。「リングに上がれば勝負ですから」と対抗心を燃やす息子との対戦は最後まで取っておくつもりだ。

藤波 70歳では間違いなくリングに立っている。(息子とは)今だったら負けない。知らない間にすごい差がついてたらどうしようと思うことはあるけどね。

最後に夢を聞いてみた。

藤波 昔、力道山先生が作ったリキ・スポーツパレスというのがあったが、そんなプロレスの歴史が全部詰まった会場を作って、そこでみんなを集めて試合をしたい。力道山先生が亡くなった後に猪木さん、馬場さんが魂を受け継いだ。馬場さんが亡くなり、プロレスラーのトーンが下がった部分もあった。これからは僕らがそれを後世に残していかないといけない。

藤波はこれからもリングに上で躍動し続け、レジェンドたちから受け継いだ魂を残していく。(おわり)

◆藤波辰爾(ふじなみ・たつみ) 1953年(昭28)12月28日、大分県生まれ。中学卒業後、70年に日本プロレスに入団。猪木の付き人をしながら、71年5月9日、北沢戦でデビュー。71年猪木らとともに新日本プロレス移籍し、旗揚げより参戦。75年に欧州、米国遠征し、76年NWAデビュー。78年WWWFジュニアヘビー級王座を獲得(その後防衛計52回)し、帰国。81年ヘビー級転向。88年にIWGPヘビー級王者に輝く。89年に腰痛を患い、1年3カ月休養。99年に新日本プロレス社長就任、03年に辞任。07年無我(後のドラディション)の代表取締役に就任。15年3月WWE殿堂入り。183センチ、105キロ。

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阿炎2連勝「思ったより体が動いているので順調」観客から拍手に感謝

北はり磨を破った阿炎(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

東幕下7枚目阿炎(27=錣山)が、西幕下5枚目北はり磨を押し出しで破って、2連勝した。立ち合いは中に入らせまいともろ手突きで攻め、引いた相手を一気に押し出した。「思ったより体が動いているので順調です」と2番終えての感触を口にした。

この日から有観客開催となり、取組後には観客から拍手が送られた。取組前には緊張感があったといい「緊張するということはまだ集中力が足りていないこと」と反省。それでも「拍手があるだけで全然違う。力にしていきたい」とありがたがった。

場所前には、ファンからさまざまなメッセージをもらったという。幕内にいた頃とは受け止め方が変わったといい「また違った意味で心にくるというか」。昨年7月場所前と場所中に新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反し、3場所出場停止の処分を受けた。幕内から幕下まで陥落。それでも応援してくれる人への感謝の思いを胸に土俵に上がっている。

北はり磨(左)を押し出しで破る阿炎(撮影・鈴木正人)

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17歳吉井が初黒星「勝負どころ何個も見逃した」

一木(左)に攻められる吉井(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

元中学横綱の17歳、西幕下37枚目吉井(時津風)が今場所初黒星を喫した。

東幕下36枚目一木にはたき込まれて1勝1敗となった。攻め込まれる場面はなかったが、相手の引きを警戒して出足が鈍くなり、最後は両足がそろってしまったところを狙われた。

取組を振り返り「見ていきすぎた。勝負どころ、出られるところはたくさんあったけど、何個も見逃してしまった」と悔しさをにじませた。

序ノ口デビューとなった19年夏場所から10場所連続で勝ち越し、先場所は初めての負け越しを経験した。残り5番に向けて「守りに入っている。負けてもいいけど、攻めるような相撲を取りたい」と修正を誓った。

一木(右)にはたき込みで敗れる吉井(撮影・鈴木正人)

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RIZIN29が6・27に延期 榊原CEO「観客を入れて行いたい」

榊原信行CEO(2021年3月撮影)

格闘技イベントRIZINの榊原信行CEO(57)は12日、オンラインで会見を開き、5月30日のRIZIN29大会(大阪・丸善インテリックアリーナ)を6月27日(同)に延期することを発表した。大阪府の緊急事態宣言が31日まで延長となったことにより、有観客での開催を考え、決断した。榊原氏は「大阪府やいろんな関係者のご尽力によって、6月27日の同じ会場を押さえてもらった。本来であれば、選手は月末に戦う準備をしてきたが、コンディションの管理や、トレーニングの難しさもある中、全選手がスライドすることを快く受け入れてくれた」と明かした。

新型コロナウイルス感染拡大が収まらない中、苦渋の決断となったが「気付けばもう1年こんな状態。ファンと一緒に生き残っていきたいと思っている。非難や批判をするのではなく、この状況の中でどうルールを守って生き続けていくか。厳しい環境の中で未来を築いていけたら」と前を向いた。収容人数は現時点で当初の予定通り5000人とする。「何としても無観客でなくて観客を入れて行いたい」と力強く語った。調整が難しくなる選手たちには「1カ月伸びたことをプラスに替えられるように精進してもらいたい」とエールを送った。

すでに今月23日に開催予定だったRIZIN28大会(東京ドーム)は6月13日に延期が決まっている。また、大阪大会のチケットはそのまま有効で、払い戻しは18~24日に行う。追加カードや、再販売の案内は数日中に発表される予定。

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千代の国が左膝半月板損傷、骨挫傷により休場 3日目の御嶽海戦で負傷

千代の国(21年3月撮影)

西前頭3枚目千代の国(30=九重)が夏場所4日目の12日、日本相撲協会に「左膝半月板損傷、骨挫傷により約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。3日目の小結御嶽海戦で、取組後に土俵を下りる直前、左足を気にする様子を見せていた。付け人の肩は借りず、ゆっくりとした足取りではあったが、自力で花道を引き揚げていた。

休場は新型コロナウイルスの影響で九重部屋の力士全員が全休した初場所から3場所連続22度目。4日目の対戦相手、小結大栄翔は不戦勝となる。

今場所の十両以上の休場者は初日から休場している横綱白鵬、碧山らを含めて5人目となった。

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現役最年長50歳華吹、初黒星で1勝1敗

風武(手前)に寄り切りで敗れる華吹(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇4日目◇12日◇東京・両国国技館

現役最年長、50歳の西序二段94枚目華吹(はなかぜ、立浪)が、2番相撲で東序二段94枚目風武(22=武蔵川)に寄り切られて、今場所初黒星を喫した。

左四つに組み止めたがまわしに手が届かず、力なく土俵を割った。1勝1敗で星が五分となった。

初場所では東序ノ口9枚目で勝ち越し、50歳以上で勝ち越しは116年ぶりという偉業を成し遂げた。先場所は2勝5敗。86年春場所で初土俵を踏み、今場所は歴代最多を更新する通算210場所目。5月28日に51歳の誕生日を迎える。

風武(手前)の攻めを耐える華吹(撮影・鈴木正人)

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