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木村ミノル自信たっぷり「秘策用意した方がいい」

木村”フィリップ”ミノル(左)とMIKE・JOE(撮影・吉池彰)

K-1スーパー・ウエルター級王者の木村”フィリップ”ミノル(27)が、ムエタイ系ファイター、MIKE・JOE(33=フィリピン)と対戦する。3月28日、日本武道館で開催の日刊スポーツ新聞社後援「ケイズフェスタ4」Day2でノンタイトルのスーパー・ファイトを行う。主催のK-1実行委員会が5日、都内で発表した。

木村は一昨年3月10日の「ケイズフェスタ2」の68キロ契約戦で和島大海(25)にKO勝ちした。そこから昨年12月まで10試合KO勝利を継続中。今回はその記録を11に伸ばせるか、注目が集まる。

相手のJOEはBigbangの第4代同級王者。昨年8月、Krushに初参戦し、藤村大輔から勝利を収めている。身長は172センチの木村より12センチ高い184センチ。長身から打ち下ろすパンチには威力がある。

前回の相手、185センチのアビラル・ヒマラヤン・チーター(21=ネパール)から、最初にダウンを奪われるなど、長身選手に手を焼いた木村。その悪いイメージはすでになく、「普通にやったら相手にならない。何か秘策を用意しておいた方がいい」と自信たっぷりに笑ってみせた。

対するJOEは「中途半端にはぶつかれない。それなりに考えている」と大番狂わせに闘志を燃やした。

昨年の王座決定トーナメントで優勝し、雄叫びを上げる木村”フィリップ”ミノル(2020年3月撮影)

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パッキャオ笑顔絶やさず「将来の子たち支援」栃木と銀座でチャリティーイベント“ハシゴ”参加

「ONE ASIA未来チャリティプロジェクト発表記念イベント」に登壇したパッキャオ(撮影・勝部晃多)

フィリピンのボクシング元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(43)が22日、都内で行われた「ONE ASIA未来チャリティープロジェクト発表記念イベント」に出席した。

この日、栃木市で行われたチャリティーマラソンイベントに参加後、都内に移動。夜のイベントでも、笑顔を絶やさなかった。

現代アーティスト、池内信介氏とのコラボ作品の製作ムービーなどを披露。また、スポーツや芸術分野などで活躍する子供たちの発掘や支援を目的としたチャリティーオークションを実施した。

自身もボクシンググローブなどの記念品を出品。「子供のころに何も持っていなくて、非常に貧しい生活をしていた。将来の子たちに支援したいと思っています」と思いを語った。

ONE ASIA未来チャリティプロジェクト発表記念イベントで自身のグローブを出品するパッキャオ(撮影・勝部晃多)

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ドネア来日「今までのキャリアで1番大きな試合」6・7モンスター井上尚弥と再戦/一問一答

来日したドネア(右から3人目)は居合わせたファンに拳を見せ応える(撮影・垰建太)

プロボクシングWBC世界バンタム級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)が22日、羽田空港着の航空便で来日した。

6月7日、さいたまスーパーアリーナでWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)との3団体王座統一戦を控え、約2週間前の日本到着となった。マネジャーを兼務する妻レイチェル夫人ら計4人で到着ロビーに姿をみせ、報道陣に笑顔で対応した。ドネアとの書面による質疑応答は次の通り。

   ◇   ◇   ◇

-現在のコンディションと心境

ドネア「前回(19年11月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ決勝)の試合した時よりもコンディションは良く感じているし、調子はいいと思っている」

-いつキャンプを始め、どこで行ってきたか。スパーリングは何ラウンド消化してきたか。

ドネア「スパーリングは140ラウンドぐらいしてきた。(井上戦に向けた)キャンプは3カ月前から米ラスベガスで始めていた」

-井上との2年7カ月ぶりの再戦。どのような展開をイメージしている。

ドネア「今回は前回と違い、井上は全く別人のドネアと戦うことになるだろう。パンチは右でも、左でも、どんな展開でも、パンチを打ち込めると思っている。

-前回のWBSS決勝の動画は何度かみたのか?その後の井上選手の3試合はチェックしたか。

ドネア「WBSS決勝、その後の井上の3試合はところどころは映像で見ている。その後の井上の3試合は妻であるレイチェルがしっかり確認して、私に内容を伝えている。今回は前回と違った戦い方をする。井上も変わっているかもしれないが、同じドネアがくると思ったら間違いだ」

-井上との再戦はドネア選手のキャリアにとってどんな意味があるか

ドネア「今までのキャリアで1番大きな試合になるのは間違いない。年齢、キャリアを重ねてきたが、ボクシングへの情熱、技術は向上していると感じている」

来日したドネアはファイティングポーズで写真に納まる(撮影・垰建太)

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ドネア来日「同じドネアが来ると思ったら大間違いだ」6・7モンスター井上尚弥と3団体統一戦

来日したドネア(右から3人目)は居合わせたファンに拳を見せ応える(撮影・垰建太)

プロボクシングWBC世界バンタム級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)が22日、羽田空港着の航空便で来日した。6月7日、さいたまスーパーアリーナでWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)との3団体王座統一戦を控え、約2週間前の日本到着となった。

マネジャーを兼務する妻レイチェル夫人ら計4人で到着ロビーに姿をみせ、報道陣に笑顔で対応した。ドネアは「今までのキャリアで1番大きな試合になるのは間違いない。年齢、キャリアを積んできたが、ボクシングへの情熱、技術は向上していると感じている」と自信を示した。

19年11月、階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝で井上と激闘を繰り広げて以来、2年7カ月ぶりに再戦する。前回はWBA世界同級スーパー王者として対戦。今回はWBC世界同級王者として3団体統一戦に臨む。約3カ月前から米ラスベガスを拠点で練習し、スパーリングは計140ラウンドほど消化してきたという。

ドネアは「WBSS決勝の映像はところどころみてきた。今回は前回と違い、井上は全く別人のドネアと戦うことになるだろう。キーとなるパンチは右でも、左でも、どんな展開でもパンチを打ち込めると思っている。今回は前回とは違った戦い方をする。井上も変わっているかもしれないが、同じドネアがくると思ったら間違いだ」と自信に満ちあふれていた。

来日したドネアはファイティングポーズで写真に納まる(撮影・垰建太)

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“おにぎり君”隆の勝 悲願初Vならず「後半戦は精神的に削られる相撲に」13日目以降1勝2敗

佐田の海(右)にすくい投げで敗れた隆の勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館

「おにぎり君」の悲願は、あと1歩のところで届かなかった。西前頭4枚目の隆の勝(27=常盤山)が平幕の佐田の海(35=境川)のすくい投げに屈し、4敗に後退した。3敗を守った横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が3場所ぶり7度目の賜杯を手にした。

トレードマークの笑顔は消え、険しい表情が広がった。隆の勝は「落ち着いて前にいきたかったけど、(得意の右を差せず)少し慌てた」と振り返った。逆に佐田の海にもろ差しを許し、土俵際で鮮やかなすくい投げを決められた。4敗に後退し「自分らしい相撲が取れなかったのが一番悔しい」と実力を発揮しきれなかった自分を責めた。

千葉県柏市出身。同県出身者としては1991年名古屋場所で平幕優勝を飾った元関脇琴富士以来の賜杯獲得を目指した。今場所では鋭い立ち合いから自慢の押し相撲を展開し、4日目から自己最長の9連勝。12目目まで単独トップに立っていた。

終盤戦にかけて、初めて加わった優勝争いの重圧がのしかかった。13日目以降は1勝2敗(●=関脇若隆景、〇=霧馬山、●=佐田の海)。「後半戦は精神的に削られる相撲になった」と正直に明かし、「緊張している中でも自分の相撲を取りきる」ことを課題に挙げた。

それでも横綱・大関総なめ(同部屋の貴景勝は対戦なし)を達成するなど快進撃を続け、混戦の夏場所を大いに盛り上げた。初の殊勲賞にも輝き「自信になる。部屋ではいつも大関(貴景勝)と稽古していますが、これまでの稽古は間違ってないと感じた」と力強く言った。既に視界は2か月後の名古屋場所に向く。心身をさらに磨きをかけ「名古屋場所でリベンジをしたい」。今後こそ、とびきりの笑顔を待ちわびるファンに届ける。【平山連】

佐田の海(右)はすくい投げで隆の勝を破る(撮影・小沢裕)

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照ノ富士V 兄弟子最後の晴れ舞台に「優勝して花を添えたいと言っていた」29日安美錦引退相撲

撮影を終え一息つく横綱照ノ富士(代表撮影)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が「戦国場所」を制した。3敗で並んでいた隆の勝が敗れて後退。照ノ富士は結びで大関御嶽海を圧倒して寄り切り、3場所ぶり7度目の優勝を飾った。横綱昇進後、初の休場明けで初日に黒星。中日までに3敗と苦しんだが、終わってみれば見事に横綱の責務を果たした。

兄弟子の最後の晴れ舞台に、花を添える優勝となった。安治川親方(元関脇安美錦)の引退相撲が、場所後の29日に国技館で開催される。同親方は「場所前に(照ノ富士が)『優勝して花を添えたい』と言っていた。そんなこと考えなくていいんだけどね。そういう気持ちが、冗談でもうれしい」と柔和な笑みを見せた。くしくもこの日、伊勢ケ浜部屋の関取衆6人全員が勝った。錦富士は十両優勝で照ノ富士とアベックV。“チーム伊勢ケ浜”がもり立てた。

中日までに3敗を喫した横綱だったが、稽古場では常にリラックスした雰囲気を保っていたという。「(前半戦は)本人も『体が伸び上がっちゃう』と言っていたが、立て直したのはさすが」。休場した春場所後も休みなく稽古に励んできたという「そんな優しい部屋じゃないですからね」。古傷の両膝や、右かかとの治療に取り組む姿を、間近で見てきた。同親方は「苦しい経験を乗り越えてきた。その積み重ねだと思う」と敬意を示した。

元安美錦の安治川親方(22年5月9日撮影)
【イラスト】現役力士の幕内優勝回数
幕内優勝した照ノ富士(右)は、旗手の照強とオープンカーから笑顔で手を振る(撮影・河田真司)
優勝し、笑顔でインタビューを受ける横綱照ノ富士(代表撮影)
幕内優勝し、ファンの声援に応える照ノ富士(撮影・河田真司)
優勝し、八角理事長(右)から賜杯を受ける照ノ富士(代表撮影)
八角理事長(右)から優勝賜杯を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
協会あいさつ、前列左から貴景勝、照ノ富士、八角理事長、御嶽海、正代、後列左から豊昇龍、若隆景、阿炎、大栄翔(撮影・鈴木正人)
御嶽海を寄り切りで破り勝ち名乗りを受ける照ノ富士(撮影・鈴木正人)
照ノ富士(右)は御嶽海を寄り切りで破り幕内優勝を決める(撮影・小沢裕)

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照ノ富士「戦国場所」制し7度目V「一緒に優勝するぞ」声かけた弟弟子錦富士十両Vで闘志に火

幕内優勝した照ノ富士(右)は、旗手の照強とオープンカーから笑顔で手を振る(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が「戦国場所」を制した。3敗で並んでいた隆の勝が敗れて後退。照ノ富士は結びで大関御嶽海を圧倒して寄り切り、3場所ぶり7度目の優勝を飾った。横綱昇進後、初の休場明けで初日に黒星。中日までに3敗と苦しんだが、終わってみれば見事に横綱の責務を果たした。

    ◇    ◇    ◇

鬼のような形相、そして厳しい攻めだった。御嶽海の左前まわしを取って起こすと、右も差し込み一気に走る。一分の隙もない完璧な相撲で荒れた場所の最後の相撲を締めくくった。

「うーんまぁ、やっと終わったなという感じですね。(休場明けで)いつもより長く感じたのはある。ただ結果はどうあれ15日間、全部取りきろうと。結果に表れてよかったと思う」

3敗で並んでいた隆の勝が4敗に後退した。勝てば優勝の一番でより厳しさを見せつけた。「(負ければ優勝決定戦など)次のことを考えてもしょうがないんで。今まで準備してきたことを全力で出すだけ。でなければ土俵に上がるのは失礼。それだけ自信を持っている」と言った。

先場所は右かかと、左膝の負傷で途中休場した。復帰した今場所も初日に黒星、中日までに3敗を喫した。「(休場明けで)場所前にあせりもあった。筋トレとか稽古、体調の面でとばしすぎた」。修正能力の高さも武器。9日目から7連勝で賜杯を手にした。

星が上がらない中日の朝、稽古場で十両の錦富士に「一緒に優勝するぞ」と声をかけた。「毎場所のように言っているけど、なかなか実現しなかった」。その弟弟子が先に優勝決定戦を制して十両優勝を飾った。「うれしかったです」。自身も闘志に火をつけた。

両膝の大けが、内臓疾患で序二段まで落ちて、再び横綱まで上り詰めた。地獄を見ているから強い。「土俵に上がっている以上は真剣に戦わないといけない。その思いで毎日、繰り返している」。役力士で2桁勝利は照ノ富士と大栄翔だけ。「(横綱として)もちろん、やらなきゃいけないという思いはあったが、みんな頑張ってますから。いい時も悪い時もありますからね」と責任を背負って戦い抜いた。

両肘、両膝、両足首を分厚いサポーターが支える。傷を負ってきた体の不安が消えることはない。サポーター以上に支えるのが、横綱としての責任感。「また来場所も頑張ります」。館内に戻ってきた満員に近い相撲ファンを喜ばせた。【実藤健一】

【イラスト】現役力士の幕内優勝回数
優勝インタビューで笑顔を見せる照ノ富士(撮影・小沢裕)
内閣総理大臣杯を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
優勝し、八角理事長(右)から賜杯を受ける照ノ富士(代表撮影)
十両優勝決定戦で大奄美(右)を突き落としで破り優勝した錦富士(撮影・小沢裕)
十両優勝決定戦で大奄美(手前左)を突き落としで破り優勝した錦富士(撮影・小沢裕)
御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
八角理事長(右)から優勝賜杯を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
伊勢ケ浜審判部長(右)から優勝旗を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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佐田の海 自己最多11勝で敢闘賞に花添え「V争いはしていたけど他人事という感覚」平常心貫く

佐田の海(右)にすくい投げで敗れる隆の勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

佐田の海は自己最多の11勝で、14年夏場所の新入幕以来となる敢闘賞に花を添えた。

隆の勝を相手にあっさり二本差すと、攻め込まれながら土俵際で逆転のすくい投げ。優勝の可能性を残した白星に「優勝争いはしていたけど、本当に意識がなくて他人事という感覚。あまり緊張することもなかった」と平常心を貫いた。

佐田の海(上)にすくい投げで敗れる隆の勝(撮影・河田真司)
佐田の海(上)にすくい投げで敗れ下敷きになる隆の勝(撮影・河田真司)

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八角理事長「感極まった」2年前は中止になった夏場所、盛況のうちに終了し感慨「あの時忘れず」

協会あいさつに臨む八角理事長(右)。前列奥から正代、御嶽海、照ノ富士、貴景勝、後列左から大栄翔、阿炎、若隆景、豊昇龍(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

コロナ禍で入場制限が続いていた本場所だが、今場所から上限を定員の87%に上げての開催となり、盛況に終わった。芝田山広報部長(元横綱大乃国)によれば「平均して87%の60%以上が入った」そうで、約6000人平均での興行が盛況のうちに終了した。

日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)も思わず「感極まった」という。十両の取組途中に行われる恒例の協会あいさつを振り返り「お客さんが本当にいっぱい入っていて、本当にありがたいなと、感慨深いところがあった。2年半前ぐらいの、コロナ前に戻ったかなと(感覚的に)思いましたよ」と話した。さらに、あいさつも「本当に、お客さんにはありがたいと思って深々と頭を下げました。本当にありがたい、という思いで頭を下げました」と胸中を明かした。今後も「あの時(中止になった2年前の夏場所)のたいへんさを、力士も相撲協会としても忘れずに、今後もやっていく」と引き締めるような口調で語った。

協会あいさつが執り行われる両国国技館(撮影・河田真司)
八角理事長(右)から優勝賜杯を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
協会あいさつ、前列左から貴景勝、照ノ富士、八角理事長、御嶽海、正代、後列左から豊昇龍、若隆景、阿炎、大栄翔(撮影・鈴木正人)
内閣総理大臣杯を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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八角理事長「この場所が横綱になって一番、苦しかっただろう」V照ノ富士を称賛

御嶽海は照ノ富士(右)に寄り切りで敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

序盤はつまずいたものの、最後は横綱の威厳を守る照ノ富士(30=伊勢ケ浜)の優勝だった。手取り159万円となる53本の懸賞がかかった、今場所最後の結びの一番。不振の大関御嶽海(29=出羽海)に少しばかり抵抗されたものの、両前まわしをグッと引きつけてからの盤石の寄り。3場所ぶり7度目の優勝を決めた。

「体調が万全でない中、大関が不振の中、よく精神的に頑張った。(7度の中で)一番、たいへんな優勝だったんじゃないかな。苦しかった優勝。それだけに価値がある」。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は優勝が決まった直後、報道陣の電話取材にこう答えた。取組前にも、ここまでの横綱について「この場所が横綱になって一番、苦しかっただろう。大関が不振の中、横綱を務め上げた価値ある場所だった。本調子では全然、ないはず。本当に、さすが横綱、ということ」と賛辞の言葉を惜しまなかった。

御嶽海を寄り切りで破り勝ち名乗りを受ける照ノ富士(撮影・鈴木正人)
御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

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大関陣“最後のとりで”貴景勝千秋楽で勝ち越し8勝7敗 大関全員皆勤しての負け越し回避

正代(右)を攻める貴景勝(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

大関陣で“最後のとりで”だった貴景勝(25=常盤山)が、千秋楽で勝ち越しを決めた。

正代との大関対決を制して8勝7敗とした。

すでに御嶽海、正代の負け越しが決定していた中での一番。仮に番付上の大関全員が皆勤して負け越せば、現行のかど番制度となった1969年(昭44)名古屋場所以降では初めてだったが、回避した。

貴景勝は正代(左)を突き落としで破る。右は御嶽海(撮影・小沢裕)
正代を突き落としで破った貴景勝(撮影・鈴木正人)

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横綱照ノ富士3場所ぶり7度目優勝、12勝3敗 貴景勝勝ち越し3大関全員の負け越し防ぐ

御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

横綱照ノ富士が12勝3敗で3場所ぶり7度目の優勝を飾った。

3敗で並んでいた隆の勝が、佐田の海に敗れて後退。照ノ富士は結びで大関御嶽海を圧倒して寄り切った。先場所は右かかと、左膝の負傷で途中休場。復帰した今場所だが初日に黒星、大関陣も不振と荒れた場所となったが、終わってみれば横綱が責任を果たした。

大関貴景勝は大関正代を物言いがつく激しい相撲の末に突き落としで破り、千秋楽に勝ち越しを決めた。負ければ3大関が皆勤で負け越していた。現行のかど番制以降、初の屈辱は何とかまぬがれた。

照ノ富士(右)は御嶽海を寄り切りで破り幕内優勝を決める(撮影・小沢裕)
貴景勝は正代(左)を突き落としで破る。右は御嶽海(撮影・小沢裕)
【イラスト】現役力士の幕内優勝回数

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照ノ富士3場所ぶり優勝!歴代20位タイ7度目 1人横綱の務め果たす「やっと終わったなと」

御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が3場所ぶり7度目の優勝を飾った。優勝7回は歴代20位タイとなり、今年の目標に掲げる2桁優勝10回へ前進した。

同じ3敗で並んでいた隆の勝が敗れ、4敗に後退した。照ノ富士は結びで大関御嶽海を圧倒。もろ差しから力強く寄り切った。

優勝インタビューでは「やっと終わったなという思いですね」と本音がもれた。

3大関が早々と優勝争いから脱落する荒れた土俵を鎮めた。先場所は右かかと、左膝の負傷で途中休場した。両膝の負傷、内臓の疾患などで大関から序二段まで落ちながら、気力で横綱の地位を極めた。歴史的な復活ロードに初めて訪れた試練となった。

復帰した今場所も初日に大栄翔に完敗。中日までに3敗を喫し、2場所連続の途中休場も危ぶまれた。しかし、綱の重みを背負って後半戦から鬼迫の復活。今年初の賜杯を手にした。

「しっくりこなかった」という立ち合いを修正していった。それ以上に横綱としての責任感が、体を突き動かした。

「(休場明けで)いつもより長く感じたのはある。ただ結果がどうであれ、15日間全部取りきるつもりでした。こうやって結果に表れたのはよかったと思います」

1人横綱として、見事に務めを果たした。コロナ禍から戻ってきた観客の前での優勝セレモニー。「少ないお客さんでもテレビの前で見てくれいる思っていたけど、たくさんのお客さんの前だと気持ちも燃える。来場所も頑張っていきたい」と力強く誓った。

照ノ富士(右)は御嶽海を寄り切りで破り幕内優勝を決める(撮影・小沢裕)
御嶽海(右)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
御嶽海は照ノ富士(右)に寄り切りで敗れる(撮影・小沢裕)
御嶽海を寄り切りで破り勝ち名乗りを受ける照ノ富士(撮影・鈴木正人)
御嶽海を寄り切りで破り幕内優勝を決めた照ノ富士は、懸賞金の束を手に土俵から引き揚げる(撮影・河田真司)
八角理事長(右)から優勝賜杯を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
伊勢ケ浜審判部長(右)から優勝旗を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
内閣総理大臣杯を受け取る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
優勝インタビューで笑顔を見せる照ノ富士(撮影・小沢裕)
優勝インタビューで館内の声援にこたえ四方に向かって頭を下げる照ノ富士(撮影・小沢裕)
協会あいさつ、前列左から貴景勝、照ノ富士、八角理事長、御嶽海、正代、後列左から豊昇龍、若隆景、阿炎、大栄翔(撮影・鈴木正人)
【イラスト】現役力士の幕内優勝回数
優勝し、八角理事長(右)から賜杯を受ける照ノ富士(代表撮影)
幕内優勝した照ノ富士(右)は、旗手の照強とオープンカーから笑顔で手を振る(撮影・河田真司)

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幕下千代栄、新十両へ前進5勝目「当たって前に出ろ」師匠の助言実行し貴健斗を突き落とし

千代栄(5月21日撮影)

<大相撲夏場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館

東幕下3枚目の千代栄(31=九重)が十両の貴健斗(26=常盤山)を突き落としで下して5勝目を挙げ、新十両に大きく前進した。 師匠の九重親方(元大関千代大海)の「当たって前に出ろ」とのアドバイスを忠実に実行し、頭と頭をぶつける激しい立ち合いを見せた。圧力に押されて土俵際まで下がるも、冷静にはたいて逆転。今場所の取組を終えてプレッシャーから解放され「やっと終わったという気持ちです」と実感を込めた。

京都・福知山市出身。初土俵を踏んだのは09年初場所。昨夜はよく寝付けず午後10時半の部屋の消灯時間を過ぎても「眠れたのは(午前)1時、2時くらいだった」。動画投稿サイトのユーチューブから眠れる音楽を選んで試してみても思うような効果は得られなかったが、土俵の上ではそんな弱みは一切見せなかった。自ら果敢に攻めて白星を手繰り寄せた。「やめたいと思った時もあったけど、頑張ってきてよかった」と感慨に浸った。

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十両松鳳山3勝止まり、関取転落は確実「体と相談しながらゆっくり考えます」進退明言せず

対馬洋(右)に上手出し投げで敗れる松鳳山(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

東十両12枚目の松鳳山(38=放駒)は、対馬洋の上手出し投げに敗れ、3勝12敗で場所を終えた。

11年名古屋場所から12年、守ってきた関取の座から転落は確実。来場所に向けて「どうですかね。まだ分からない。体と相談しながらゆっくり考えます」と進退の明言は避けた。

最高位小結で三賞4回、金星5個の実力者。明るいキャラクターで人気力士でもある。今後については時間をかけて、結論を出すことを決めた。

対馬洋(右)に鋭い立ち合いで攻める松鳳山(撮影・鈴木正人)
対馬洋に上手出し投げで敗れ土俵を引き揚げる松鳳山(撮影・鈴木正人)

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錦富士、大奄美との優勝決定戦制し十両V「うれしいのとやっと終わったという思い」

大奄美(左)を突き落としで破る錦富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

十両は西6枚目の錦富士(25=伊勢ケ浜)が、11勝4敗で並んだ大奄美との優勝決定戦を制した。来場所の新入幕に向けても、可能性を広げた。

大奄美と激しい攻防の末、最後は引き落とした。「うれしいのとやっと終わったという思いです。緊張はなく思い切っていけた」。11日目までに4敗を喫していたが、そこから4連勝と勢いをつけて、決定戦も勝利した。

新入幕もかかるが「いろんなことを考えると体が動かなくなる」と無心で臨んだ。場所には同じ青森出身、元関脇安美錦の安治川親方の断髪式が行われる。「親方の最後の大銀杏(おおいちょう)の場所で優勝できてよかった」と表情をほころばせた。

十両優勝した錦富士(撮影・鈴木正人)

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琴手計が序二段V「小さい頃からずっとやっている」同学年のライバル花房との決定戦制す

花房(左)を突き落としで破る琴手計(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

東序二段21枚目の琴手計(18=佐渡ケ嶽)が、同学年のライバルを倒して2場所連続の各段優勝を飾った。

アマチュア時代から対戦経験がある東序二段72枚目の花房(19=二所ノ関)と、7戦全勝同士の優勝決定戦。右前まわしを取ったものの小手投げで揺さぶられ、攻め返された土俵際。執念の突き落としで逆転した。

先場所の序ノ口優勝に続いて決定戦を制し「うれしいです。先場所は緊張していたけど、今場所は気持ちを楽に取れたと思う。(花房とは)小さい頃からずっとやっているので、負けたくない気持ちが強かった」と振り返った。「立ち合い右差すことを意識しすぎて、左を使えていなかった。残せたのは勝利への執念だと思うのでそこは大事にしたい」。

柏市の少年相撲クラブで先輩の隆の勝が、幕内で優勝争いのトップを走っている。「相撲を見て勇気をもらっている。自分が(クラブに)いたころは(隆の勝が)幕下で、胸を出してもらったりしていた。(将来的に)戦ってみたい」と話した。

序二段優勝した琴手計(撮影・鈴木正人)

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序ノ口Vは風賢央「意地でも勝ちたかった」6勝1敗で並んだ4人の優勝決定戦制す

山藤(手前)を突き落としで破り、序ノ口優勝を決める風賢央(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

序ノ口は東22枚目の風賢央(かぜけんおう、22=押尾川)が6勝1敗で並んだ4人の優勝決定戦を制した。

トーナメント方式で行われ、風賢央は最初に15歳の丹治を押し倒し、決定戦では本割で敗れた山藤に雪辱を果たした。

「優勝できてホッとしています。6番相撲で敗れた相手。意地でも勝ちたかった。勝ちたい意識はもちろんあったが、自分の相撲をとろうと思いました」と振り返った。

中央大相撲部で主将を務めた。付け出し資格は得られず、序ノ口からのスタートとなった。

「同世代は三段目、幕下、関取もいる。自分は付け出し資格がなく入門したので時間がない。しっかり勝って番付を上げていかないといけない」と力をこめた。

序ノ口優勝した風賢央(撮影・小沢裕)

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元十両の2人が引退届 東幕下55枚目錦戸部屋の極芯道、西三段目18枚目錣山の彩

土俵入りする極芯道(18年11月17日撮影)

<大相撲夏場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

日本相撲協会は23日、関取経験者2人から引退届が提出されたことを発表した。東幕下55枚目の極芯道(25=錦戸)と、西三段目18枚目の彩(30=錣山)の2人。

極芯道は18年九州場所で新十両昇進を果たしたが1場所で幕下に陥落。序二段まで落ちた後、幕下まで番付を上げていた。彩は19年夏場所で新十両昇進を果たした。負け越して幕下に陥落したが、1場所で十両に復帰。十両を通算4場所務めた後、幕下と三段目を昇降していた。

土俵入りする彩(19年5月14日撮影)

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WWE女子タッグ王者サーシャ・バンクス、ナオミが無期限出場停止 大会ボイコット受けて

<WWE:スマックダウン大会>◇20日(日本時間22日配信)◇米ミシガン州グランドラピッズ・ヴァン・アンデル・アリーナ

男子のロウ、スマックダウン・タッグ王座はジェイ、ジミーのウーソ兄弟が統一に成功したが、WWE女子タッグ王座戦線は波乱が起こっている。

WWE女子タッグ王者サーシャ・バンクス、ナオミが無期限出場停止処分、同王座が空位になったとスマックダウン大会を実況するマイケル・コール氏によって発表された。今後、新たなWWE女子タッグ王者を決めるためのトーナメントが開催される見通しとなっている。

バンクスとナオミは16日のロウ大会前、女子タッグ王座ベルトをWWE首脳陣の机に置き、会場から立ち去ったという。女子タッグ王者にも関わらず、当初は同大会で6WAY形式ロウ女子王座次期挑戦者決定戦にエントリーされたことに両者ともに不満を示した。さらに当面、WWE女子タッグ王座の防衛戦が組まれないとの方針を知り、同王座を軽視していると判断。出場「ボイコット」に発展したようだ。

ナオミはタッグ統一王者となったジミー・ウーソの妻であり、夫婦にとっては対照的な事態となっている。

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WWE SDタッグ王者ウーソズがロウ・タッグ王座も獲得 王座統一に成功

SDタッグ王座、ロウ・タッグ王座のベルトを両肩にかけて喜ぶウーソズ(左端がジェイ、右端がジミー)。中央はヘイマン(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

<WWE:スマックダウン大会>◇20日(日本時間22日配信)◇米ミシガン州グランドラピッズ・ヴァン・アンデル・アリーナ

スマックダウン(SD)タッグ王者ウーソズ(ジェイ、ジミーのウーソ兄弟)がロウ・タッグ王座とのタッグ王座統一に成功した。

ロウ・タッグ王者ランディ・オートン、リドル組との王座統一戦に臨み、ジェイがウーソスプラッシュをリドルを沈め、タッグ王座2本を手にした。

WWEヘビー、ユニバーサル統一王者ローマン・レインズ一派となるユニット「ブラッドライン」としてウーソズが大会オープニングに登場。スポークスマンのポール・ヘイマンから「ウーソズがオートン、リドル組を倒して史上最高のタッグチームになる。これは予想じゃなくてネタバレだぞ」と後押しの激励を受ければ、レインズにも「俺の望みは分かっているな。愛しているぞ」とハグされて送り出された。

メインイベントで組まれたロウ、SDタッグ王座統一戦は、先にジミーが踏みつけやスープレックスで背中にダメージを負ったリドルを集中攻撃。オートンにRKOを決められてピンチとなると、すかさずジェイがフォールをカットして連係の良さをみせた。ジェイがリドルにスーパーRKOを狙われるピンチに陥ると、レフェリーの死角で、突然現れたレインズによるリドル妨害で形成逆転。続けてコーナートップに残ったジェイが倒れ込んだリドルにウーソプラッシュをたたき込み、そのまま3カウントを奪取した。

試合後、レインズがリドルに暴行を加えると、ウーソズもオートンにダブルスーパーキックをたたき込んだ。さらにジェイがコーナートップから解説席ごと破壊するウーソスプラッシュでリドルのKOに成功。レインズはスタッフの制止を振り切り、オートンをギロチン(前方首絞め)で仕留めた。会場からの大ブーイングの中、シングルの統一王者レインズ、タッグの統一王者ウーソズがベルトを掲げ、WWEのタイトル独占を誇っていた。

ロウ・タッグ王者リドル(手前下)に向けてウーソスプラッシュを仕掛けたジェイ・ウーソ(上)(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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