K1不可思「楽しい1年の始まりに」王者狩りに意欲

K-1スーパーライト級の不可思(29)が、年間最大の祭典で“王者狩り”を狙う。21日、東京ガーデンシアターで開催されるケイズフェスタ4大会Day1(日刊スポーツ新聞社後援)で、K-1同級王者山崎秀晃(34)との同級3分3回に臨む。ノンタイトル戦ながらも、山崎に勝てば王座挑戦を主張できる立場になる。
「形としてベルトを取りたいですけど、それは先のこと」と前置きした上で「とりあえず目の前の試合に勝つ。勝って、楽しい1年の始まりにしたいですね」と王者を倒すことに集中している。公開練習では鋭いミット打ちもみせ「コンディションはいい感じですね。体の調子もいいし、メンタル的にもいい感じに持ってこれてます」との手応えを口にした。
19年からK-1に参戦。昨年3月のケイズフェスタ3大会では、当時の同級王者安保瑠輝也に挑戦も敗れた。試行錯誤していた時期もあったK-1ルールへの適応にも「自分の良さというか、元々持っているものをいかに出すかっていうことが一番大事」と気づき、昨年12月のK-1両国大会では、鈴木勇人との打ち合いを制してKO勝利を挙げている。不可思は「僕が勝った方が面白くて盛り上がる。今はマジで自分が勝つと思ってます。(山崎が)倒すか倒されるかの熱い試合をする選手だなというのは昔からあって、そのイメージは変わらないです。もちろんすごい楽しみ」と気持ちを高揚させていた。
- 21日のケイズフェスタ4大会Day1に出場する不可思は軽快にミット打ち(C)K-1
- 公開練習でミドルキックを披露した不可思(C)K-1