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アマ10冠藤田健児TKOデビュー格闘一家の最終兵器

5回、木村(左)にパンチを浴びせる藤田(撮影・野上伸悟)

<プロボクシング:フェザー級6回戦>◇25日◇東京・後楽園ホール

アマ10冠ボクサー藤田健児(27=帝拳)が鮮やかな6回TKOでプロデビューを飾った。

木村元祐(34=JM加古川)とフェザー級6回戦で拳を交え、6回2分38秒、レフェリーストップによるTKO勝利を収めた。左右にスイッチし、ディフェンシブな木村に対し、サウスポースタイルから的確な左ボディーストレートをヒット。3回には強烈な左ストレートを打ち込むと、相手の左目下は内出血で大きく腫れた。4回には右フックでダウンも奪取。最終6回にコーナーへと追い込み、連打を続けてレフェリーストップ勝ちとなった。

高校総体3連覇、全日本選手権3度Vなどアマ10冠、海外でもアジア選手権銅メダルと実績十分の藤田は19年に東京オリンピック(五輪)出場の目標が断たれ、昨年9月、プロテストに合格した。所属ジムでは高校6冠で元世界2階級制覇王者の粟生隆寛トレーナー(36)との指導でレベルアップを図ってきた。

格闘一家で育った。ボクシングでアマ5冠の次兄大和は格闘家に転身し、現在は総合格闘技団体DEEPのフライ級暫定王者に就く。RIZINにも参戦し、キックボクシング界の「神童」那須川天心とも対戦している。次姉翔子はDEEPに参戦し、今月初勝利を挙げたばかり。長兄和典氏は元東洋太平洋フェザー級暫定王者で故郷岡山県内でジムを経営し、長姉典子さんは極真空手世界3位の実績を持つスポーツインストラクターだ。その兄姉たちから藤田は「藤田家の最終兵器」と呼ばれている。会場に駆けつけた大和、翔子の目前で白星プロデビューを挙げた。

プロデビュー戦で6回TKO勝ちし、喜ぶ藤田(撮影・野上伸悟
6回、木村(左)にパンチを浴びせる藤田(撮影・野上伸悟)

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新横綱V照ノ富士に「土俵を締めてくれたのは大きい」八角理事長が満点評価

幕内優勝を決め、八角理事長(右)から内閣総理大臣杯を受け取る横綱照ノ富士(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇両国国技館

優勝争いで1差で追う平幕の妙義龍(34=境川)が敗れ、土俵に上がる前に照ノ富士(29=伊勢ケ浜)の新横綱Vが決まった。場所を締める千秋楽結びの一番も、大関正代(29=時津風)をアッサリと寄り切りで破り、有終の美を飾る13勝目を挙げた。

報道陣の電話取材に応じた日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は、妙義龍が敗れ優勝決定の直後に「立派な横綱、横綱相撲だった。8連勝して堂々としたもの。ここ2、3日は膝に力が入っていない気がしたけど、両大関が序盤からふがいない中、柱としてよくやってくれた。(横綱を)1場所やって優勝したことは大きい。自信にもなるし来場所はまた、落ち着いた相撲を取れるでしょう」と評した。

圧倒的な強さでねじ伏せた正代との一番の後にも「余裕があった。正代が出てくるのは分かった上でガッチリと受け止めて、押させない、(土俵際の)いなしに気をつければ、というところだったろう。新横綱としても横綱としても立派な場所だった」と満点の評価をした。

先場所優勝の白鵬(36=宮城野)休場で迎えた新横綱場所。ましてや大関や三役の上位陣が、優勝争いに加われなかっただけに、余計に存在感を示した照ノ富士に「2横綱が1横綱になって(ましてや横綱の重責で)プレッシャーもあっただろう。(そんな中で連日)最後に相撲を取って土俵を締めてくれたのは大きい」と、横綱としての重責を務め上げたことに、協会トップとしても称賛の言葉を惜しまなかった。

照ノ富士(手前)に優勝賜杯を渡す八角理事長(撮影・鈴木正人)

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妙義龍「こういう緊張感の中でとれたのはよかった」V逸も6度目技能賞

妙義龍(左)を肩すかしで破る明生(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

ただ1人逆転優勝の可能性を持った西前頭10枚目の妙義龍(34=境川)はさすがに硬くなったか、明生の肩すかしにばったり土俵に両手をついた。

悔しさもある中に満足感も漂う。「こういう緊張感の中でとれたのはよかった。(千秋楽まで優勝争いは)初めてだったし、緊張はあった。いろいろ考えもしたが、精いっぱいやった結果です」と胸を張った。

11勝4敗の好成績で、自身6度目の技能賞を獲得した。14日目、大関正代を一気に持っていったように、技術は高く評価される。今場所は西前頭10枚目。「番付が落ちて不安になることもあるけど、前向いてやってます」と言った。

来場所、幕内上位は確実。「まだまだやれると分かった。しっかり体のケアをして来場所に備えます」と気持ちを新たにした。

明生に肩すかしで敗れ悔しそうな表情を見せる妙義龍(左)。後方は照ノ富士(撮影・鈴木正人)
技能賞の表彰を受ける妙義龍(撮影・河田真司)

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元アイドルななみにこ「2・5次元女子プロレス」合格 半年後デビューへ

元アイドル・ななみにこ(左)はプロレスのオーディションに合格。右はスペル・デルフィン

人気覆面レスラーのスペル・デルフィン(54)が設立したYouTube専門の女子プロレス団体「2・5次元女子プロレス」(仮称)が26日、大阪市の心斎橋角座で入団オーディションを開き、9人の合格が発表された。

合格者の中には、過去にアイドルグループ「スカイループ」のセンターを務めた、ななみにこ(31)がいた。今夏放送の日本テレビ系ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」に出演。女優、グラビアなどマルチタレントとして活動中だ。

ななみは「ボクシングもやっているので、その経験を生かしたい。体力には自信があります。キューティーハニーのようになりたい」と意気込んだ。かつてプロレスなどに進出した女優インリン・オブ・ジョイトイも目標の1人だ。

その他の合格者には、松竹芸能のお笑いコンビ「ドキドキ☆純情ガールズ」のぽっぽ、高知県在住のバーの店長、元柔道日本一の経験がある総合格闘家、3人の子どもを持つラジオパーソナリティーら個性派がそろった。10月から大阪市内で合同練習を始め、半年後のデビューを目指す。

「2・5次元女子プロレス」は、まだ旗揚げされていないが、松竹芸能所属のお笑いコンビ「シンデレラエキスプレス」渡辺裕薫(53)も参画し、当面はYouTube専門でバーチャルプロレスに特化し、映像に効果音や文字入れをし、演出面で勝負していく。将来的には観客を入れた興行も視野に入れる。

デルフィンは「まずは練習でけがをしない体力づくりが目標。みなさんでプロレスという、1つの作品を手がけていきたい」と満足そうだった。【横田和幸】

先代時津風親方が総合格闘家デビュー戦で黒星 パンクラスの元王者に判定で

先代時津風親方の坂本正博(2019年9月撮影)

<総合格闘技:Breaking Down(ブレイキングダウン)第2回大会>◇26日◇全試合1分1回◇26試合

2月に退職した大相撲の先代時津風親方こと坂本正博(47、元前頭時津海)は総合格闘家デビュー戦でほろ苦い黒星を喫した。RIZINを主戦場とする総合格闘家・朝倉未来がスペシャルアドバイザーを務める1分1回の格闘技大会ブレイキングダウンに初参戦。ボクシング元日本スーパーミドル級1位でパンクラスの元ウエルター級王者三浦広光(40)と無差別級スペシャルワンマッチで対戦し、0-2の判定で敗れた。

体重で約40キロ以上重い坂本は体格を生かして開始からタックル、組み技で突進。ケージ際に追い込んで倒そうとしたが、三浦に回避された。突進ミスして倒れた際にはパンチも浴びたものの、試合終了間際まで攻め続けたが、判定負けとなった。

試合前のインタビューで坂本は「怖さはあまりないけどね。34歳になるちょっと前に引退したが、まだまだ不完全燃焼というところもある。1回、チャレンジしてみようという気持ちになった」と参戦への思いを口した。出場オファーを受けた際には「2、3日考えさせてくれ」と即答しなかったが、力士になった序二段の木竜皇(18)、春雷(16)の息子2人の後押しで参戦を決断。対戦相手が決まれば、7月の第1回大会から参戦していたという。

パンチ、キックなどは初体験でもあり「ぶちかますだけじゃないですし。ボクは殴ったり、蹴ったりしたことがない。イメージがわかないんです」と打撃への戸惑いも明かしながら、ケージ(金網)に入り、オープンフィンガーグローブを装着。新たな勝負の世界へと足を踏み込んでいた。

坂本は親方でありながら初場所中にマージャン店に出入りするなど不要不急の外出をし、退職勧告処分が2月の臨時理事会で決定していた。

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貴景勝8勝7敗で完走「毎場所何か経験、いいものをつかめていると思う」

御嶽海(右)は貴景勝を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

かど番を脱出した大関貴景勝(25=常盤山)は、8勝7敗で15日間を終えた。

立ち合いは頭から当たらずもろ手突きを選択したが、関脇御嶽海の出足を止められず一気に押し出された。休場明けの場所で先場所痛めた首の影響も懸念され、初日から3連敗を喫するなど不振だった序盤戦。中盤戦から立て直してきたが、優勝争いには絡めなかった。「勝たないとダメ。来場所まで一生懸命稽古したい」。

それでも、苦しいかど番場所を何とか乗り切った。「今は何とも言えないけど、また来場所どうしていくか考えていきたい。毎場所何か経験、いいものをつかめていると思うので、それを生かしていきたい」と前を向いた。

協会あいさつする八角理事長(右)、中列手前から御嶽海、正代、照ノ富士、貴景勝、左列手前から明生、逸ノ城(撮影・鈴木正人)

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大栄翔2桁白星で4度目殊勲賞に花添える「全体的に自分の相撲が取れた」

大栄翔(右)は逸ノ城を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

西前頭4枚目大栄翔(27=追手風)が、小結逸ノ城(28=湊)を押し出しで破って10勝目を挙げ、殊勲賞獲得に花を添えた。巨漢の相手を得意の突き押しで圧倒。初優勝した1月の初場所以来の2桁白星で締め「全体的に自分の相撲が取れた」と今場所を振り返った。

9日目に新横綱の照ノ富士の初日からの連勝を止める金星などが評価されて、自身4度目の殊勲賞を獲得した。「本当に光栄なこと。横綱に勝って自信になった一番。これからもそういう相撲を取ろうと思います」と声を弾ませた。

逸ノ城(右)を押し出しで破る大栄翔(撮影・河田真司)

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照ノ富士2場所ぶり5度目V 新横綱の優勝は9人目/秋場所千秋楽写真特集

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

新横綱の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が2場所ぶり5度目の優勝を果たした。1差で追走していた3敗の妙義龍が敗れたため、自身の取組を前に優勝が決定。結びの一番は大関正代を下し、13勝2敗で花を添えた。新横綱場所での優勝は1場所15日制が定着した1949年(昭24)夏場所年以降では5人目、優勝制度が制定された1909年(明42)以降では史上9人目の快挙となった。

リモート取材に対応したものの、トラブルで自身の肌が青ざめてしまった一山本

報道陣のリモート取材に対応したものの、トラブルで自身の肌が青ざめてしまった一山本

幕内

魁聖(6勝9敗)寄り切り大奄美(7勝8敗)

☆魁聖「今場所やっと自分の右四つがとれた。(振り返ると)疲れたっすね。全然星が伸びずに。何とか最後に勝って幕内に残れる…のかな」

魁聖(左)は寄り切りで大奄美を破る(撮影・小沢裕)


松鳳山(10勝5敗)上手投げ剣翔(5勝10敗)

剣翔(左)を上手投げで破る松鳳山(撮影・河田真司)


千代大龍(7勝8敗)上手投げ豊山(8勝7敗)

☆豊山「(再入幕で勝ち越し)全部出し切るつもりで土俵に臨んだ。いい結果になって良かった。土俵際のはたきが頭にちらついたが、いい突きだった。去年の3月勝ち越してから幕内で全然自分の思うように相撲が取れなかった。応援してくださる方の期待に応えられなかったのが苦しかった。自分にとっても意味のある勝ち越しになった」

豊山(右)は千代大龍を上手投げで破る(撮影・小沢裕)


碧山(7勝8敗)押し出し琴恵光(8勝7敗)

碧山(右)を押し出しで破る琴恵光(撮影・河田真司)


千代ノ皇(4勝11敗)寄り切り翔猿(7勝8敗)

★千代ノ皇「思うような相撲がとれなかった。自分のいいところが出せなかった場所でしたね。また来場所、けがを治して頑張ります」

千代ノ皇(後方)を寄り切りで破る翔猿(撮影・鈴木正人)


隠岐の海(10勝5敗)上手投げ遠藤(11勝4敗)

隠岐の海(左)を上手投げで破る遠藤(撮影・河田真司)


輝(7勝8敗)寄り倒し照強(5勝10敗)

☆輝「最後の1番に勝つ負けるで大きく違う。最後を締めることができてよかった。(6場所連続負け越し)内容はよくても負けている相撲が何番もある。それをどうやってなくしていくか考えないと、ズルズルいってしまう」

輝(左)は照強を寄り倒しで破る(撮影・小沢裕)


宇良(7勝8敗)突き出し一山本(4勝11敗)

☆宇良「(負け越してから3連勝も)トータルなんで。3連勝とか関係ないです。(横綱とも対戦したが)前の番付とか意識してないんで。振り返っても仕方ない部分もある。(十分戦えたが)戦えなかったんじゃないですか」

★一山本「(4勝11敗の成績に)こういう場所もあるのかなと思うしかない。全体的に膝が曲がっていない。途中で膝を痛めた部分もあるけど、経験不足と思ってしっかり受け止めて来場所頑張りたい」

一山本(右)を突き出しで破る宇良(撮影・鈴木正人)


栃ノ心(7勝8敗)寄り切り宝富士(8勝7敗)

☆宝富士「私事ではあるんですが、8月25日に(第3子となる)長女が生まれました。今場所は絶対に勝ち越したいと思っていた。(5人家族で)にぎやかすぎて大変だけど、癒やされるので、家族が多いと。元気をもらっています」

栃ノ心(右)を寄り切りで破る宝富士(撮影・鈴木正人)


千代翔馬(5勝10敗)上手投げ徳勝龍(4勝11敗)

千代翔馬(手前)に上手投げで敗れる徳勝龍(撮影・河田真司)


玉鷲(6勝9敗)突き出し阿武咲(10勝5敗)

★阿武咲「先に手を伸ばされた。しっかり前に出ようという意識だった。負けたので自分が弱いだけです。(2桁白星について)納得いっていない部分もあるので、切り替えて頑張ります。(来場所に向けて)三役に戻りたいし、それ以上にいきたい。(勝てば敢闘賞だったが)特に意識していない。来場所に切り替えて頑張る」

阿武咲(右)を突き出しで破る玉鷲(撮影・鈴木正人)


若隆景(9勝6敗)突き落とし千代の国(9勝6敗)

千代の国(右)を突き落としで破る若隆景(撮影・鈴木正人)


千代丸(8勝7敗)つり出し霧馬山(9勝6敗)

☆霧馬山「しっかりまわしを取って頭をつけた。良かったと思う。(来場所は新三役の可能性)上がりたいです」

千代丸(左)をつり出しで破る霧馬山(撮影・鈴木正人)


志摩ノ海(8勝7敗)押し出し隆の勝(7勝8敗)

隆の勝(下)を押し出しで破った志摩ノ海(撮影・鈴木正人)


豊昇龍(5勝8敗2休)巻き落とし英乃海(7勝8敗)

☆英乃海「体調もあまり良くなかったし、精いっぱいできることをやろうと思っていた。腰とか膝とか、下半身が限界にきていた。その中で7番勝てたのが良かった。(豊昇龍とは)合い口がいいですね。感覚的に取りやすい。どこがとかはない」

英乃海は豊昇龍(左)を巻き落としで破る(撮影・小沢裕)


大栄翔(10勝5敗)押し出し逸ノ城(8勝7敗)

☆大栄翔「今場所は全体的に自分の相撲が取れた。(殊勲賞を獲得し)本当に光栄なこと。横綱に勝って自信になった一番。これからもそういう相撲を取ろうと思います」

逸ノ城(右)を押し出しで破る大栄翔(撮影・河田真司)


妙義龍(11勝4敗)肩すかし明生(8勝7敗)

妙義龍(左)を肩すかしで破る明生(撮影・河田真司)

明生(右)は妙義龍を肩すかしで破る(撮影・小沢裕)

明生に肩すかしで敗れた妙義龍(左)。後方は優勝した照ノ富士(撮影・鈴木正人)

明生に肩すかしで敗れ、土俵から引き揚げる妙義龍(撮影・河田真司)


御嶽海(9勝6敗)押し出し貴景勝(8勝7敗)

★貴景勝「一生懸命準備してやりました。勝たないとダメ。来場所まで一生懸命稽古したい。(15日間を振り返って)今は何とも言えないけど、また来場所どうしていくか考えていきたい。毎場所何か経験、いいものをつかめていると思うので、それを生かしていきたい」

御嶽海(右)は貴景勝を押し出しで破る(撮影・小沢裕)


正代(8勝7敗)寄り切り照ノ富士(13勝2敗)

正代(手前)を攻める照ノ富士(撮影・鈴木正人)

正代(左)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)

正代(左)を寄り切りで破った照ノ富士(撮影・鈴木正人)

幕内優勝を決め、八角理事長(右)から内閣総理大臣杯を受け取る横綱照ノ富士(撮影・河田真司)

幕内優勝を決め、内閣総理大臣杯を手にする横綱照ノ富士(撮影・河田真司)

幕内優勝を決め、賜杯を手にする照ノ富士(撮影・河田真司)

優勝力士インタビューを受ける照ノ富士(撮影・鈴木正人)

幕内土俵入りする妙義龍(撮影・河田真司)

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新横綱の照ノ富士2場所ぶり5度目V「最悪3番でも相撲とる気持ちでいた」

優勝力士インタビューを受ける照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

新横綱の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、2場所ぶり5度目の優勝を飾った。取組前、1差で追っていた妙義龍が明生に敗れた時点で優勝が決定。結びでは大関正代を厳しい攻めで寄り切り、13勝目で1人横綱を務めた激闘の15日間を締めくくった。

-今の気持ちは

照ノ富士(以下照) 一生懸命やってよかったなと思います。

-重圧もあったのでは

照 そういうの感じてもしょうがないんで。その日の一番に全力をかけて、一生懸命やっている姿を見せればいいかな。

-今日の相撲は

照 さっき言った通り一生懸命やるだけ。

-妙義龍が敗れた時は

照 最悪3番でも相撲とる気持ちでいました。できることをやったと思います。

-新横綱の15日間は

照 考えても仕方ないこと。土俵に上がれば一生懸命やるだけ。土俵の上で一生懸命やる姿を見せるのはお相撲さんの仕事かなと。(土俵入りは)うまくできたか不安もありますけど。

-膝への不安は

照 いや、大丈夫です。

-新横綱の優勝は

照 本当に優勝することが難しいと感じてきた。優勝すること自体がありがたいこと。(今年3回)自分1人ではこんなに活躍できない。親方、おかみさんはじめ、後援者の方、家族、ここに来てくれたみなさんのおかげ。来場所も頑張りたいと思う。

-九州場所へ

照 土俵の上ではいつ何が起こるか分からない。上がっている以上は、精いっぱいやっていきたい。

幕内優勝を決め、八角理事長(右)から内閣総理大臣杯を受け取る横綱照ノ富士(撮影・河田真司)
照ノ富士(左)は正代を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)

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霧馬山、176キロ千代丸つり出し9勝目「上がりたい」来場所新三役へ前進

千代丸をつり出しで破り、勝ち名乗りを受ける霧馬山(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

西前頭2枚目霧馬山(25=陸奥)が、176キロの巨体を持ち上げて、来場所の新三役に前進した。

千代丸を破って9勝目。右四つで相手に上手を与えず、最後は豪快につり出しを決めた。「しっかりまわしを取って頭をつけた。良かったと思う」と振り返った。

2大関、2関脇を破る活躍で、自身にとって前頭4枚目以内では初めての勝ち越しとなり、飛躍の場所となった。来場所は新三役に昇進する可能性もあり「上がりたいです」と意欲を示した。

千代丸(左)をつり出しで破る霧馬山(撮影・鈴木正人)

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「負けすぎてこんな色に…」一山本がリモート取材の画面で“青ざめる”珍事

報道陣のリモート取材に対応したものの、トラブルで自身の肌が青ざめてしまった一山本

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

4勝11敗で今場所を終えた東前頭15枚目の一山本(27=二所ノ関)が、トラブル発生により“青ざめる”事態が起こった。

宇良に敗れて支度部屋で帰りの準備を整え、西のリモート取材の画面に現れたときのことだった。その前に取材対応した翔猿まで異変はなかったが、画面では一山本の肌が青くなっていた。困惑する一山本は、すぐに日本相撲協会職員に異変を報告。「負けすぎてこんな色になっちゃったんですかね」と、苦笑いを浮かべた。

幕内2場所目の今場所は、磨いてきた突き押しの威力を発揮できなかった。「こういう場所もあるのかなと思うしかない。全体的に膝が曲がっていない。途中で膝を痛めた部分もあるけど、経験不足と思ってしっかり受け止めて来場所頑張りたい」と巻き返しを誓った。

なお、次に取材対応した宝富士のときには、画面は元通りとなっていた。

宇良(右)は突き出しで一山本を破る(撮影・小沢裕)

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阿武咲が敢闘賞を逃す「負けたので自分が弱いだけです」勝利条件も黒星

玉鷲に突き出しで敗れる阿武咲(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

西前頭6枚目阿武咲(25=阿武松)が、敢闘賞を逃した。

受賞に勝利が条件付けられた玉鷲戦で、相手のリーチある突きに後退して一気に突き出され、10勝5敗で終えた。「先に手を伸ばされた。しっかり前に出ようという意識だった。負けたので自分が弱いだけです」。三賞が懸かっていたことについては「特に意識していない」と話した。

それでも、昨年秋場所以来となる2桁白星を挙げて、終盤戦まで優勝争いに絡むなど存在感を示した。「納得いっていない部分もある」と満足せず、返り三役への意欲も口にする。「三役に戻りたいし、それ以上(大関)にいきたい」と力強く語った。

玉鷲(右)から突き押しで攻め込まれる阿武咲(撮影・小沢裕)

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照ノ富士が新横綱場所V史上9人目 苦しんだ後半戦乗り切り13勝2敗

照ノ富士(2021年9月24日撮影)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

新横綱の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が2場所ぶり5度目の優勝を果たした。1差で追走していた3敗の妙義龍が敗れたため、自身の取組を前に優勝が決定。結びの一番は大関正代を下し、13勝2敗で花を添えた。新横綱場所での優勝は1場所15日制が定着した1949年(昭24)夏場所年以降では5人目、優勝制度が制定された1909年(明42)以降では史上9人目の快挙となった。

独走ムードから一転、苦しんだ後半戦を乗り切った。今場所は初日から破竹の8連勝。新横綱の中日勝ち越しは1場所15日制以降では6人目の快挙だったが、9日目には大栄翔に初めての金星を献上。10日目、11日目は連勝したものの1分超の相撲となり、12日目には関脇明生に2敗目を喫した中で立て直した。

自身にとっては日本人となって初めての場所だった。場所前の8月4日に日本国籍の取得が官報で告示され、引退後に親方として協会に残る資格を得た。国籍変更を考え始めたのは、序二段まで番付が転がり落ちていたころだったという。「(前回大関だった)一番いいときはそういうのも考えたこともなかった。若かったもので。その中でどん底に落ちて、落ちたときでも支えてくれた方々と相談した」。決断を後押ししたのは、復活を支えた周囲への感謝。「新たに今、この自分の相撲人生の中で学んできたことをまた次に伝えていけるチャンス」と将来を描いてきた。

両膝のケガや病気に苦しんで大関から序二段まで番付を落としながら、不屈の精神で横綱昇進を射止めた。この日も両膝には厳重にテーピングを施した。明生に敗れた12日目の取組では、土俵下に落ちた際に左膝を気にするそぶりを見せるなど、試練が続いた中での賜杯獲得となった。

幕内優勝は今年3度目で通算5度目となり、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の優勝回数(4度)を超えた。初の年間最多勝獲得もすでに決定。令和初の横綱が、最高位の責任を果たした。

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宝富士が長女誕生を報告「今場所は絶対に勝ち越したいと思っていた」

栃ノ心(手前)を寄り切りで破った宝富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

千秋楽で勝ち越しを決めた西前頭5枚目宝富士(34=伊勢ケ浜)が、第3子となる長女が誕生したことを明かした。

栃ノ心を下して8勝7敗を決めた後のリモート取材で「私事ではあるんですが、8月25日に長女が生まれました。今場所は絶対に勝ち越したいと思っていた」と報告。並々ならぬ思いで今場所に臨んでいた。

名前は「七凪(なな)」。「字画を見たのと、夏生まれなのでそういう名前がいいのかなと」。5人家族となり「にぎやかすぎて大変だけど、癒やされるので、家族が多いと。元気をもらっています」と話した。

今場所は同じ部屋の新横綱照ノ富士が、優勝に向けて単独首位で千秋楽を迎えた。1差で追う妙義龍が負けるか、照ノ富士が結びで大関正代に勝てば、照ノ富士の2場所ぶり5度目の優勝が決まる。「これで横綱も優勝したら(部屋も)盛り上がる」とエールを送った。

栃ノ心(手前)を寄り切りで破る宝富士(撮影・河田真司)

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十両松鳳山10勝、2年ぶりご当地の九州場所で再入幕濃厚に「最高」

剣翔(左)を上手投げで破る松鳳山(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

東十両4枚目の松鳳山(37=二所ノ関)が、剣翔を下手投げで10勝目をあげ、九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)での再入幕を濃厚にした。

「(再入幕確実に)本当ですか? そうなって九州に行けたら最高ですけどね」と福岡県出身のご当地場所、しかも2年ぶりの開催となるだけに喜びは大きい。

来年2月に38歳となるが、「自分はベテランとは思ってないですよ。安美関(安美錦=安治川親方)は40歳(39歳6カ月)で(幕内に)戻ってますから」。まだまだ元気いっぱい、土俵をわかせる意欲をたぎらせた。

剣翔(右)を上手投げで破る松鳳山(撮影・鈴木正人)
剣翔を上手投げで破った松鳳山(撮影・鈴木正人)

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十両阿炎4日目から12連勝で13勝「新しい1歩」7場所ぶり帰り入幕確実

十両以下格段優勝表彰式に臨む十両優勝の阿炎(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

東十両5枚目の阿炎(27=錣山)が、錦富士をはたき込んで4日目から12連勝、13勝2敗で終えた。前日14日目に十両優勝を決めており来場所、7場所ぶりの帰り入幕を確実とした。

「いい結果を残せてうれしいです」。昨年名古屋場所中、日本相撲協会のガイドラインに違反する形で3場所出場停止などの処分を受けた。今年春場所、幕下下位から復帰し、順調に番付を戻してきた。

この1年を振り返り、「変われたとは思っていないが、変わっていかなければならない状況での自分も見てくれたら。自分は1人でできているわけじゃない。1人で相撲はとれない。まわりの感謝に気づきました」。今場所中も「戻った」ではなく、「新しい自分」を強調してきた。来場所に向け、「新しい1歩だと思って進んでいこうと思います」と熱く語った。

錦富士(左)をはたき込みで破る阿炎(撮影・鈴木正人)
十両以下格段優勝表彰式に臨む十両優勝の阿炎(撮影・河田真司)

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北の富士氏が解説を遅刻「はあ…」とひと息「ちょっとやぼ用で…」と謝罪

北の富士勝昭氏(2019年5月6日撮影)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

相撲解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)は秋場所千秋楽の26日、NHK大相撲中継の正面解説を“遅刻”した。

午後3時28分ごろに横綱土俵入りが終わると、実況の佐藤洋之アナウンサーが「北の富士さんの到着が少し遅れています」と説明した。向正面の解説を務める舞の海秀平氏(元小結)に話を振って千秋楽の展望を話し合うこと約1分30秒後に、北の富士氏が到着した模様。北の富士氏は「はあ…」とひと息つくと「ちょっとやぼ用で…」と謝罪した。佐藤アナウンサーが「お忙しいですね」とフォローを入れたが「いや、別に」と“言い訳”はしなかった。

秋場所の賜杯争いは2敗で横綱照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が単独先頭、3敗の妙義龍(34=境川)が1差で追っており、優勝の可能性は2人に絞られている。本割で妙義龍が負けるか、照ノ富士が勝てば、照ノ富士の優勝が決定。妙義龍が勝って照ノ富士が敗れれば、2人による優勝決定戦にもつれ込む。

北の富士氏は千秋楽までの展開について「結構なことじゃないですか。もっと早く決着がつくと思っていた」と、照ノ富士に食らいつく妙義龍を称賛した。

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【全文】八角理事長「心のこもった応援いただき深く感謝」/千秋楽あいさつ

協会あいさつに臨む、前列左から御嶽海、正代、八角理事長、照ノ富士、貴景勝、後列左から明生、逸ノ城(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

八角理事長(元横綱北勝海)が秋場所千秋楽の協会あいさつに臨み「今場所も多くのお客さまに大相撲をご観戦いただき、心のこもった応援をいただいたことに協会員一同深く感謝しております」と、感謝の気持ちを語った。

あいさつの全文は以下の通り。

千秋楽にあたり、謹んでごあいさつを申し上げます。はじめに新型コロナウイルスに感染された方々にお見舞いを申し上げ、1日も早いご回復をお祈り申し上げます。そして長期間にわたり懸命にコロナウイルスと闘っておられる医療従事者の皆さま、最前線で尽力されている全ての皆さま、そのご家族の皆さまには心から敬意を表し、深く感謝を申し上げます。

本日千秋楽を迎えることができました。これもひとえに今場所の感染対策にご対応いただきましたお客さまのご協力のたまものと厚く御礼を申し上げます。また、協会員の検査などで尽力を賜りました医療従事者の皆さまにもこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。

今場所も多くのお客さまに大相撲をご観戦いただき、心のこもった応援をいただいたことに協会員一同深く感謝しております。

今後も日本古来よりの伝統文化である大相撲の継承、発展、土俵の充実に一層の努力をしてまいります。何とぞなお一層のご指導ご鞭撻(べんたつ)を賜りますようお願いを申し上げ、ごあいさつといたします。

令和3年9月26日、公益財団法人日本相撲協会理事長、八角信芳

協会あいさつに臨む八角理事長(撮影・河田真司)
協会あいさつする八角理事長(右)、中列手前から御嶽海、正代、照ノ富士、貴景勝、左列手前から明生、逸ノ城(撮影・鈴木正人)

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大鵬の孫・王鵬は千秋楽黒星で負け越し「当たりが思ったより強くて後手に」

大翔鵬(右)にはたき込みで敗れる王鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

大横綱大鵬の孫、東十両6枚目の王鵬(21=大嶽)は7勝7敗で迎えた千秋楽、大翔鵬にはたき込まれて負け越しとなった。

「もう少し前に攻めたかった。背中を丸めていきたかったが(相手の)当たりが思ったより強くて起こされて後手に回ってしまった」と悔しがった。

今場所は自己最高位だった。成績次第で幕内の座も視界に入っていたが、壁を感じた。ただ、これも経験と前向きにとらえる。「7勝7敗で弱いところが出てしまった。ただ早めに7勝7敗を経験できたことはよかった」と話す。今後に向け、「突き押しを磨いてきたが、これからも磨いていきます」と明確な課題を掲げた。

王鵬(右)ははたき込みで大翔鵬に敗れる(撮影・小沢裕)
大翔鵬にはたき込みで敗れた王鵬(撮影・鈴木正人)

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寺沢「今日は呼び込んで悪い体勢」2敗目も新十両確実 来場所への課題口に

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

東幕下筆頭の寺沢(26=高砂)は、最後の7番相撲で対馬洋に押し出されて2敗目を喫した。

すでに5勝をあげて、新十両昇進を確実にしていた。「今日は呼び込んで悪い体勢になってしまった。直していきたい」と来場所への課題を口にした。

東洋大相撲出身の期待された逸材は、初めて番付に載った18年夏場所で腰を痛めて途中休場し、場所後に椎間板ヘルニアの手術で番付外まで落ちた。そこから必死にはい上がり、1年前の秋場所で幕下優勝。ゲンのいい場所で、ひとつの目標をかなえようとしている。

来場所に向けて「体を少し大きくして、稽古もしっかりして勝ち越せるようにしたい。(目標体重は)140キロはほしいです」。また新たな勝負が始まる。

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UFCフェザー級王者ボルカノフスキー2度目の防衛 総合格闘技20連勝

<総合格闘技:UFC266大会>◇25日(日本時間26日)◇米ネバダ州ラスベガス・T-モバイル・アリーナ

UFCフェザー級王者アレキサンダー・ボルカノフスキー(32=オーストラリア)が2度目の防衛に成功した。挑戦者の同級2位ブライアン・オルテガ(30=米国)とのフェザー級タイトル戦5分5回に臨み、3-0(49-46、50-45、50-44)の判定勝ち。

メインを締めくくったボルカノフスキーは「すべて準備を整えてきた。自分は普通の人間。ハードワークしているが、誰でもできることだ。今は(コロナ禍で)厳しい期間だが、チームのため、みんなのために試合した」と集結した1万人以上のファンに勝利を報告した。

身長で7センチ上の挑戦者に対し、王者は打撃戦を徹底。1回から右オーバーハンド、左フックを武器に攻め続けた。3回には左右構えにスイッチしながら強烈な右フックも打ち込んだが、柔術を得意とするオルテガの裸絞め、三角絞めで追い詰められた。大ピンチに見舞われたものの、何とか回避して上に乗って拳を振り下ろして形勢逆転した。

これで総合格闘技20連勝、UFCでも10連勝となった。ボルカノフスキーは「オレのことを疑っている人は、それが間違っているということを何度だって証明し続けるつもりだ」とUFCベルトを巻いて宣言した。ラグビーのプロリーグでもプレーし、11年から格闘技のトレーニングを開始。12年に格闘家デビューし、持ち前のフィジカルと打撃力で勝ち星を重ね、19年12月にはマックス・ホロウェイ(米国)を判定で撃破し、同級王者に就いた。V2防衛成功で、ボルカノフスキーの強さが際立ってきた。

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