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新着ニュース

王鵬と大翔鵬が十両復帰 番付編成会議

王鵬(2021年1月21日撮影)

日本相撲協会は3月31日、大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、十両昇進力士2人を発表した。ともに再十両の王鵬(21=大嶽)と大翔鵬(26=追手風)で、新たに関取の座を射止めた新十両はいなかった。

昭和の大横綱・大鵬の孫にあたる王鵬は、今年1月の初場所で待望の新十両昇進を果たしたが、5勝10敗で負け越し1場所で幕下に陥落。だが、3月の春場所は東幕下2枚目で4勝3敗と勝ち越し。1場所での十両復帰を決めた。

モンゴル出身の大翔鵬は、19年3月の春場所では新入幕も果たし、5場所連続で幕内の座にいたが、昨年初場所から十両、さらに同11月場所で幕下に陥落。陥落後、3場所目の幕下となった3月の春場所は、西幕下2枚目で5勝2敗の成績を収め、4場所ぶりに関取復帰となる再十両を決めた。

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春場所の新弟子検査合格者31人新序出世披露、コロナの影響で今場所に延期

夏場所初日の9日、今場所からしこ名が番付に載った3月の春場所の新弟子検査合格者31人が新序出世披露を行った。

春場所は多くの新弟子が卒業式に出席するため、新型コロナ感染対策として前相撲は中止。通常は前相撲を取った場所で新序出世披露を行うが、今場所初日に延期となっていた。

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新弟子検査合格者に先代時津風親方の長男、次男ら11人、3日目から前相撲

日本相撲協会は夏場所初日の9日、先代時津風親方(元前頭時津海)の長男坂本博一(18)、次男正真(16=ともに立浪)ら今場所の新弟子検査合格者11人を発表した。

3日目の11日から前相撲を取る。

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碧山は急性腰痛症で2週間安静加療、翠富士は腰椎ヘルニア手術で全治2カ月

碧山(2020年3月12日撮影)

日本相撲協会は夏場所初日の9日、東前頭3枚目碧山(34=春日野)の「急性腰痛症により約2週間の安静加療を要する見込み」、西前頭15枚目翠富士(24=伊勢ケ浜)の「腰椎椎間板ヘルニアにより手術を要する見込みで全治2カ月を要する見込み」との診断書を公表した。

翠富士(21年1月撮影)

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才賀紀左衛門「どんな形にせよ娘に出逢わせてくれてありがとう」感謝の言葉

才賀紀左衛門(2019年5月1日撮影)

格闘家の才賀紀左衛門(32)が、母の日に「どんな形にせよ娘に出逢わせてくれてありがとう」と感謝の言葉をつづった。

才賀は9日、ブログを更新。15年5月に元妻のタレントあびる優との間に生まれた愛娘とともに、自身の母と一緒に撮した写真をアップし、「母の日は家族で大切な思い出を形に残す作品を作りました 成長の記録は大切 そして自分の母親に産んでくれてありがとう そしてどんな形にせよ娘に出逢わせてくれてありがとう 女性は強いね」とつづった。

才賀は19年12月にあびると離婚したが、昨年の母の日にもブログで「今は別れてしまったけど子供と出会えたのは元奥さんに出会えたおかげです。ありがとう」と元妻への感謝をつづっていた。

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高山勝成「次戦につなげたい」現役続行示唆、不可解TKO負けで不完全燃焼

不可解なTKO負けを喫した高山勝成は観客に手を振る(AP)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇8日(日本時間9日)◇米国テキサス州アーリントン

挑戦者の同級11位高山勝成(37=寝屋川石田)が不可解なストップ負けで2階級制覇を逃した。

同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)に挑戦。9回、大きなダメージも見られない中、レフェリーが突然ストップをかけTKO負けとなった。高山は試合続行可能をアピールするようにシャドーボクシングを披露。「驚きました」と話し、今後の現役続行を示唆した。

   ◇   ◇   ◇

謎のストップだった。9回、挑戦者の高山は王者ソトと打ち合った。それまでもダウンはない。大きなダメージは見られなかったがレフェリーが突然、高山を抱きかかえて試合を止めた。「スタミナも十分残し、ダメージも少ない中、思わぬところでレフェリーストップとなり驚きました」。試合後、高山のコメントがすべてを表現していた。

確かに試合の流れは王者だった。高山は1回から強打でグラつかされたが、手数で抵抗。最後の勝負をかけるところで、予想さえしないレフェリーストップ。ダメージのなさ、まだ戦える意思表示のように激しいシャドーボクシングを披露。「ソト選手のパンチは芯を外していました。そのことを示すために行った試合終了後のシャドーボクシングに対する観客の大声援に感謝します」と言った。

ミニマム級で主要4団体を制した。日本ボクシングコミッション(JBC)を脱退し、当時非公認だったIBFの世界タイトルに挑み、アマチュアに転向。かなわなかったが、東京五輪を目指した。根底には常に反骨と改革がある。昨年、37歳の誕生日を迎えた際も「年齢の壁を越えてもやれることを証明したいとか、そういう思いはあまりない。ただ自分が成し遂げたい。あと1、2年と思っているので、たどり着けるところまでやっていきたい」と言った。限界を設けない。自分への挑戦だった。

今月12日に38歳となる。2階級制覇の目標を遂げて引退も示唆していたが、この日の試合後は「次戦につなげたい」。不完全燃焼の挑戦失敗を次の戦いへの闘志に変えた。【実藤健一】

◆高山勝成(たかやま・かつなり) 1983年(昭58)5月12日、大阪市生まれ。00年10月プロデビュー。05年4月、WBC世界ミニマム級王座獲得。06年11月、WBA世界同級暫定王座。10年9月にIBF、16年8月にWBO王座を獲得し、同級主要4団体を制す。17年4月にプロを引退し、アマチュアで東京五輪を目指す。19年8月、予選で敗れて五輪の夢が断たれる。20年3月にプロ復帰を表明し、同年12月に再起戦で勝利。身長158センチの右ボクサーファイター。32勝(12KO)9敗1無効試合。

試合を止められ、不満げな表情を見せる高山(ロイター)

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高山撃破しV3王者ソト、京口との統一戦希望「7月にも」プロモーター意向

高山(右)を攻めるソト(AP)

<プロボクシング:WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇8日(日本時間9日)◇米国テキサス州アーリントン

挑戦者の同級11位高山勝成(37=寝屋川石田)が不可解なストップ負けで2階級制覇を逃した。 同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)に挑戦。9回、大きなダメージも見られない中、レフェリーが突然ストップをかけTKO負けとなった。高山は試合続行可能をアピールするようにシャドーボクシングを披露。「驚きました」と話し、今後の現役続行を示唆した。

   ◇   ◇   ◇

高山を9回TKOで撃破し、3度目の防衛に成功したWBO世界ライトフライ級王者ソトは、WBAスーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)との2団体統一戦を希望している。4月9日に京口と同じ英プロモート大手マッチルーム社と契約したばかり。両陣営ともに統一戦を熱望していることもあり、同社のハーン代表は「7月にもできれば」と意向を示した。

試合を止められ、不満げな表情を見せる高山(ロイター)
不可解なTKO負けを喫した高山勝成は観客に手を振る(AP)

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【大ちゃん大分析】危なげなかった照ノ富士、大事に大事に休まず前への圧力

明生(右)を攻める照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

二本差されても照ノ富士は全く危なげなかった。

差されることを望んではいないだろうが、たとえ差されても抱えればいいと決めているような流れだ。危なげないと言ったのは、その後の攻め。相手が軽いからと安易に振ったり、小手投げにいかなかったことだ。振ったりすれば逆に食い付かれるだけ。そこを休まず前に圧力をかけ続けたのが良かった。それは膝への負担を軽減することにもなる。両膝をがっちりテープで固めている姿を見ると、状態は決して良くないと思う。膝に爆弾を抱えているのは本人も重々、承知のこと。強引な相撲を取って再発すれば力士生命が終わることもだ。だから大事に大事に取ることを肝に銘じているはずだ。そうするうちに、右を入れて左上手を取る万全の相撲も戻ってくるはずだ。4大関安泰でスタートした今場所、その中心に照ノ富士がいる。(元大関朝潮・日刊スポーツ評論家)

明生(手前)を攻める照ノ富士(撮影・鈴木正人)
明生(後方)を豪快に土俵下へ落とした照ノ富士(撮影・河野匠)

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正代が白星発進「かど番脱出したい」立ち合いに手応え「圧力かけられたら」

北勝富士(手前)を攻める正代(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

かど番の大関正代(29=時津風)が、西前頭筆頭北勝富士を突き落としで下して、白星発進した。北勝富士の強烈な立ち合いを受け止めると、得意のもろ差しに。すぐには勝負を決められずにもろ差しをほどかれたが、タイミングよく体を開いて突き落とした。

先場所は15日間を通して立ち合いがかみ合わず、7勝8敗と負け越した。場所前の稽古では立ち合いを徹底的に磨き臨んだ今場所。「まだ初日なので何とも言えないけど、今日のように圧力をかけられたらいい」と一定の手応えを実感した。場所前に行われた合同稽古には参加しており「いい方向に影響している。早い段階でかど番を脱出したい」と意気込んだ。

正代(手前)は北勝富士を突き落としで破る(撮影・小沢裕)

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隆の勝「2桁狙って1日一番集中」4場所連続の勝ち越しへ初日白星飾る

隆の勝(右)は千代の国を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

新関脇から4場所連続の勝ち越しを目指す関脇隆の勝(26=常盤山)が、西前頭3枚目千代の国(30=九重)を押し出し、初日白星を飾った。

立ち合いはやや押し込まれたが、体勢は崩れず一気に逆襲。「立ち合いちょっと起こされたんですけど、そこからの攻めが良かったと思う」と振り返った。

昨年春場所以来の無観客開催。4日目以降は観客を入れるとはいえ「寂しいし、お客さんが盛り上がっていないと物足りない気持ちもある。いつも通りになってくれればいい」と望んだ。

三役で2桁白星に到達したことはない。次期大関候補は「2桁狙って1日一番集中していきます」と明確に目標を掲げた。

千代の国(右)を押し出しで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

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高安が白星発進「考えていた攻めできた」翔猿に隙見せず突き出し

翔猿(手前)を激しく攻める高安(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

関脇高安(31=田子ノ浦)が、西前頭2枚目翔猿を下して白星発進した。立ち合いは踏み込み過ぎず、翔猿の出方をうかがうように下から突いていった。中に張り込もうとする相手をじっくり見ながら、常に体の正面に置いて対応。隙を一切見せずに突き出しで下した。「自分の考えていた攻めができました」と納得の一番だった。

場所前に行われた、関取衆が集まった合同稽古には参加しなかった。その分、自身の部屋で、部屋付きの荒磯親方(元横綱稀勢の里)との三番稽古で調整を進めてきたという。先場所は序盤戦まで優勝争いを単独で引っ張るも、終盤戦に3連敗するなどして初優勝を逃した。「ふがいない相撲が終盤戦にあった。しっかりと反省して次に生かしたい」と意気込んだ。

翔猿(右)を突き押しで攻める高安(撮影・小沢裕)

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貴景勝「集中してやれた」先場所苦杯なめた若隆景を会心の相撲で圧倒

貴景勝(右)は若隆景を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

大関貴景勝(24=常盤山)が、先場所苦杯をなめた相手に会心の相撲を見せた。

東前頭筆頭若隆景を鋭い出足から圧倒。回り込む時間すら与えず、一気に押し出した。

春場所では3日目に対戦して敗れていた相手。「(内容は)あまり覚えてないですけど、集中してやれたと思う。稽古場でやっていることしかできない。あまり考えず、集中してやりました」と振り返った。

大関に返り咲いた照ノ富士を含めて、出場最高位の4大関が安泰となった。「毎日一生懸命やり切ること。実力で負けるのはしょうがないので。とにかく自分の持っている力を全部出し切りたい」と力を込めた。

若隆景(右)を押し出しで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

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「大関照ノ富士」21場所ぶりに響く 史上初“復帰V”へ期待の白星発進

明生(右)を攻める照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

大関に返り咲いた春場所覇者の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、東前頭2枚目明生をきめ出しで下して白星発進した。2場所連続、昭和以降では初の大関復帰場所での優勝に向けて、17年秋場所3日目以来1355日ぶりの大関白星を挙げた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止。2年ぶりの夏場所は3日目まで無観客で開催される中、16年九州場所5日目以来の4大関安泰で幕を開けた。

   ◇   ◇   ◇

照ノ富士が3年半ぶりに大関として勝った。2度目の立ち合いで、明生の両腕を抱え込むと、じわじわと体を寄せて、焦らず料理。危なげない一番に「(相手が立ち合いの呼吸を)合わせてくれなかったが、前に足が出たので良かった」と納得するようにうなずいた。

不安を抱えながら臨んだ場所だった。場所前の調整について、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「膝の調子があんまりよくない。稽古はちょっと足りてない」と、古傷の両膝の状態を懸念。「出るからには、大関としての責任を果たせるように頑張ってもらいたい」と求めている。

昭和以降、大関復帰場所で優勝した例はない。現行のかど番制度となった69年名古屋場所以降では、7人8例が大関に返り咲いたが、復帰場所での最多白星は05年春場所での栃東の10勝。データ上では優勝争いに絡んだケースすらない中で、史上初の“復帰V”が期待される。

無観客開催で国技館内は静寂に包まれる。場内アナウンスなどで「大関照ノ富士」のしこ名が17年秋場所以来、21場所ぶりに響くが本人は「特に(感想は)ありません」と感慨にふける様子はない。4日目の12日から上限約5000人で観客が入る。「やることは変わらないが、身近で見て盛り上がってくれればいいこと」。照ノ富士の白星が号砲となるように、4大関全員が白星。出場最高位として土俵を引っ張っていく。【佐藤礼征】

▼八角理事長(元横綱北勝海) 照ノ富士からすれば差されたら(相手の腕を)きめるのはいつものこと。先に動いたのが良かった。相撲が安定していて優勝争いの中心になるでしょう。(4大関安泰に)勝つべく人が勝って盛り上がる場所になりそうな感じがする。

照ノ富士(左)はきめ出しで明生を破る(撮影・小沢裕)
照ノ富士(左)はきめ出しで明生を破る(撮影・小沢裕)

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朝乃山「自分も勝たないと」他の3大関白星に発奮 結びの一番で大栄翔下す

大栄翔(左)の攻めに耐える朝乃山(撮影・河野匠)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

結びの一番に臨んだ大関朝乃山(27=高砂)が、小結大栄翔を下して4大関安泰を演出した。立ち合いは大栄翔ののど輪を受けて押し込まれたが、俵に足をかけて耐えた。上体をのけ反らせながらも、左が深く差さると体をうまく入れ替えて送り出した。「しっかり足が俵にかかったので残れたけど相撲はよろしくない」と反省した。

自身の取組の前に、照ノ富士、正代、貴景勝の3大関が白星を挙げていた。それだけに「気にはしました。目の前で勝つと自分も勝たないといけないと思った。そういう気持ちがありました」と力が入った。重圧がかかる中で白星を挙げて「初日に勝つのと負けるのでは違う。勝てて良かったです」と安堵(あんど)した。

昨年の春場所後に新大関に昇進してから1年がたった。同年7月場所での12勝が大関としての自己最多だが、大関として優勝はまだ経験していない。場所前には優勝を目標に掲げ、この日も「出る力士の最高位として優勝が求められる。それが結果です」と、あらためて優勝への思いを口にした。

大栄翔(手前)と攻め合う朝乃山(撮影・鈴木正人)
大栄翔(左)を送り出しで破る朝乃山(撮影・鈴木正人)

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大関復帰の照ノ富士が白星発進「V争いの中心でしょう」八角理事長も期待

明生(手前)の腕をきめる照ノ富士(撮影・河野匠)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

大関復帰の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が、力強い相撲で白星発進。組んで良し離れて良しの明生(25=立浪)に二本差されたが、慌てず両腕をきめると休まず前に出て、最後は左から振り下ろすようにきめだした。

報道陣の電話取材に対応した日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は、この一番を「照ノ富士からすれば差されたら(相手の肘を)きめるのは、いつものこと。(その後の攻めも)先に動いていた」と、休まず前に出たことを勝因に挙げた。

大関復帰の心情を「(緊張感は)感じられなかった。大関は2回目だから、プレッシャーよりやる気の方が大きいんじゃないかな」と察し、白星スタートを切ったことで「いい流れで行けると思う」と今後を見通した。優勝争いについても「こうゆういい相撲で安定してくる。(優勝争いの)中心でしょうね」と、出場する力士の番付最上位として期待を寄せた。

照ノ富士(左)はきめ出しで明生を破る(撮影・小沢裕)
照ノ富士(左)はきめ出しで明生を破る(撮影・小沢裕)

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4大関安泰に八角理事長も安堵「勝つべく人が初日に勝って流れが良くなる」

協会あいさつに臨む、前列左から正代、朝乃山、八角理事長、貴景勝、照ノ富士、後列左から御嶽海、高安、隆の勝、大栄翔(撮影・小沢裕)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

一人横綱白鵬(36=宮城野)の休場で、出場する番付最上位の大関4人がそろって白星発進。唯一の役力士同士の対戦で、小結大栄翔(27=追手風)が大関朝乃山(27=高砂)に敗れた以外、役力士全員も白星を連ねた。

波乱の場所が長く続き、たとえ上位陣が敗れても、波乱とも思えないほど不安定には慣れっこ? の状況だったが、4大関安泰に協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)も「勝つべく人が初日に勝って(場所の)流れが良くなる。千秋楽まで4人とも全勝というわけにはいかないが、いい流れの盛り上がる場所になりそうな感じがする」と両国国技館では初の無観客開催のスタートで安堵(あんど)のコメントを残した。

大阪で開催された昨年3月の春場所以来の無観客開催。それでも興行が成立し4日目から観客を入れての開催となることに「ありがたい。力士の気持ちの持ちようというか、気合の入れようは大変だろうが、頑張ってほしい。(無観客は一度)経験しているけど(館内が)応援がなくシーンとしているとね」と力士の心情を、おもんぱかりつつ奮起を求めた。

明生(手前)の腕をきめる照ノ富士(撮影・河野匠)
北勝富士(右)を突き落としで破る正代(撮影・鈴木正人)
貴景勝(右)は若隆景を押し出しで破る(撮影・小沢裕)
大栄翔(左)を送り出しで破る朝乃山(撮影・鈴木正人)

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4大関揃って白星発進 照ノ富士は大関復帰初日を飾る/夏場所初日写真特集

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となった場所が、無観客で幕を開けた。場所前に横綱鶴竜が引退し、白鵬は休場。横綱不在で初日を迎えた。

大関に復帰の照ノ富士は明生にもろ差しを許しながら、かまわず圧力をかけてきめ出した。豪快な相撲で大関復帰初日を白星で飾った。

2度目のかど番となる大関正代は、北勝富士を突き落として白星発進。貴景勝は若隆景を一方的に押し出した。

結びの一番では朝乃山が大栄翔を送り出し。番付上、実質的な最高位となる4大関がそろって白星のスタートとなった。

初日の取組を写真で振り返ります。

白鵬は6場所連続の休場となった(撮影・河野匠)

協会あいさつに臨む、前列左から正代、朝乃山、八角理事長、貴景勝、照ノ富士、後列左から御嶽海、高安、隆の勝、大栄翔(撮影・小沢裕)

幕内

天空海引き落とし千代丸

天空海(左)を引き落としで破る千代丸(撮影・鈴木正人)

▼天空海 立ち合いが高かった。引いてくるのは分かっていたが、足が出なかった。明日から脇を締めて前に出たい。

魁聖寄り切り石浦

石浦(左)を寄り切る魁聖(撮影・河野匠)

▽魁聖 立ち合いから膝が曲がって足も出た。右を差せたのがよかった。

千代大龍突き出し大奄美

大奄美(左)を突き出す千代大龍(撮影・河野匠)

明瀬山寄り切り隠岐の海

明瀬山(後方)を寄り切りで破る隠岐の海(撮影・鈴木正人)

▼明瀬山 (隠岐の海とは)高校の時に1回当たったぐらい。やっぱり上手ですね。

琴恵光小手投げ千代翔馬

千代翔馬(左)を小手投げで破る琴恵光(撮影・鈴木正人)

千代翔馬(下)を小手投げで破る琴恵光(撮影・鈴木正人)

琴ノ若足取り照強

琴ノ若(左)を足取りで下す照強(撮影・河野匠)

琴ノ若(左)を足取りで下す照強(撮影・河野匠)

▼琴ノ若 自分が思っている以上に意識してしまった。切り替えて思い切っていきたい。

玉鷲押し出し

輝(左)を押し出す玉鷲(撮影・河野匠)

志摩ノ海送り出し遠藤

志摩ノ海(手前)を送り出しで破る遠藤(撮影・鈴木正人)

剣翔寄り切り宝富士

剣翔(右)を寄り切りで破る宝富士(撮影・鈴木正人)

▽宝富士 立ち合いから流れが良かったと思う。(3日目まで無観客開催だが)静かな方が僕は合っていると思う。

▼剣翔 思い切り当たって突き放してもろ差しを狙った。入ったは入ったが、中途半端だった。

栃ノ心寄り切り逸ノ城

栃ノ心(右)を寄り切る逸ノ城(撮影・河野匠)

▽逸ノ城 右四つになって、自分の形になったので寄るしかないと。先に攻めたのが良かった。(3日目まで無観客開催だが)今はしょうがない。

英乃海押し出し阿武咲

英乃海(左)を押し出しで破る阿武咲(撮影・鈴木正人)

豊昇龍寄り切り妙義龍

妙義龍(左)を寄り切る豊昇龍(撮影・河野匠)

▽豊昇龍 先場所終わった瞬間に自分の相撲を変えないといけないと思って前に出る相撲を磨いてきた。明生関、天空海関ともいい稽古ができた。太ったからいい感じで動けているし、最後までいきたい。

御嶽海押し出し霧馬山

立ち合いで力いっぱいぶつかる御嶽海(右)と霧馬山(撮影・河野匠)

霧馬山(左)を押し出しで破る御嶽海(撮影・鈴木正人)

▽御嶽海 決めきれなかったのは反省点だけど、相手の動きを見て足を動かすことができたのは良かった。(4大関時代は)悔しいのもあるけど自分のペースでやるだけ。

千代の国押し出し隆の勝

千代の国(右)を押し出しで破る隆の勝(撮影・鈴木正人)

▽隆の勝 立ち合いちょっと起こされたけど、そこからの攻めが良かった。(3日目まで無観客開催)寂しいし、お客さんが盛り上がっていないと物足りない気持ちもある。いつも通りになってくれればいい。

高安突き出し翔猿

翔猿(右)を突き出しで破る高安(撮影・鈴木正人)

▽高安 自分の考えていた攻めがしっかりできた。先場所はふがいない相撲が終盤にあったので、しっかりと次に生かしたい。

明生極め出し照ノ富士

明生(右)を攻める照ノ富士(撮影・鈴木正人)

照ノ富士(左)はきめ出しで明生を破る(撮影・小沢裕)

照ノ富士(左)はきめ出しで明生を破る(撮影・小沢裕)

▽照ノ富士 前に足出たので良かったです。(3日目まで無観客開催)テレビの前で見て応援してくれていると思っている。全力を出して頑張りたいと思います。

正代突き落とし北勝富士

北勝富士(右)を突き落としで破る正代(撮影・鈴木正人)

若隆景押し出し貴景勝

貴景勝(右)は若隆景を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

朝乃山送り出し大栄翔

大栄翔(左)の攻めに耐える朝乃山(撮影・河野匠)

大栄翔(手前)と攻め合う朝乃山(撮影・鈴木正人)

大栄翔(左)を送り出しで破る朝乃山(撮影・鈴木正人)

大相撲夏場所初日、弓取式に臨む将豊竜(撮影・小沢裕)

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復帰の照ノ富士、かど番正代ら4大関そろって白星発進 夏場所

明生(手前)の腕をきめる照ノ富士(撮影・河野匠)

<大相撲夏場所>◇初日◇9日◇東京・両国国技館

昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となった場所が、無観客で幕を開けた。場所前に横綱鶴竜が引退し、白鵬は休場。横綱不在で初日を迎えた。

大関に復帰の照ノ富士は明生にもろ差しを許しながら、かまわず圧力をかけてきめ出した。豪快な相撲で大関復帰初日を白星で飾った。

2度目のかど番となる大関正代は、北勝富士を突き落として白星発進。貴景勝は若隆景を一方的に押し出した。

結びの一番では朝乃山が大栄翔を送り出し。番付上、実質的な最高位となる4大関がそろって白星のスタートとなった。

北勝富士(右)を突き落としで破る正代(撮影・鈴木正人)

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元関脇の琴勇輝「安堵感ある」リモート引退会見 君ケ浜親方として後進指導

引退会見に臨む元関脇琴勇輝の君ケ浜親方(日本相撲協会提供)

4月に引退した元関脇琴勇輝の君ケ浜親方(30=佐渡ケ嶽)が9日、リモートでの会見に臨み「張り詰めて土俵に上がり続けたので、安堵(あんど)感がある」と心境を語った。左膝の大けがを乗り越え、突き押し相撲を武器に幕内在位は33場所。直近1年では両肘のけがにも苦しみ、春場所で幕下に陥落していた。「土俵に上がるのが怖いなとなってきた。勝負師として、力士として終わり」と決断の理由を説明した。引退後は部屋付きの親方として後進の指導に当たっており「けがしない体作りを伝えていけたら」と話した。

引退会見に臨む元関脇琴勇輝の君ケ浜親方(右)と同席した師匠の佐渡ケ嶽親方(日本相撲協会提供)

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3団体統一王者アルバレス、次の野望はIBF無敗王者プラント 9月目指す

WBA、WBC、WBO3団体のベルトを手にするアルバレス(AP)

<ボクシング:WBAスーパー、WBC、WBO世界スーパーミドル級王座統一12回戦>◇8日(日本時間9日)◇米テキサス州アーリントン・AT&Tスタジアム

「カネロ」の愛称を持つWBAスーパー、WBC世界スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)がWBA、WBC、WBOの3団体統一に成功した。

30戦全勝のWBO世界同級王者ビリー・ジョー・サンダース(31=英国)に8回終了TKO勝ち。WBAは3度目、WBCは2度目の防衛となった。次戦は9月、4団体統一戦の実現を希望した。

 ◇   ◇   ◇

試合後の会見場で、アルバレスは、ほぼダメージのない表情だった。「試合は8回前後に動くと思っていた」と涼しい顔。苦手とされていたサウスポーのWBO王者をプラン通りに攻略したことを明かした。「思ったよりも難しくなかった。準備は整っていた。日々、向上している手応えもあった」と振り返った。

5回にサンダースの左ストレート、左ショートを浴びた以外、アルバレスはほぼ完璧に防御していた。常に圧力をかけ、左ボディーブローをねじ込み、WBO王者のスタミナを削っていった。ほぼ勝負を決めたと言っていい8回、カウンターでの右アッパー強打でサンダースの右目下カットに追い込み、試合続行不可能にさせてしまった。

サンダースの棄権でTKO勝ちしたアルバレスは「ラウンドごとに私が勝っていた。これが最終的な結果になると知っていたし、私は彼の頬骨を折り、コーナーから出てこないことも分かっていた」と手応え十分のパンチだったようだ。

3団体統一王者の野望は、もちろん残りIBF王座の獲得にある。21戦全勝のIBF王者ケイレブ・プラント(28=米国)との対戦に向け、アルバレスは「それが次の計画です。(IBF)ベルトにいきます。その戦いを欲している。ファンに最高のファイトを与えてほしい」と4団体統一戦を希望した。契約を結ぶ英プロモート大手マッチルーム社のエディ・ハーン代表は「その戦いを実現するだけ。次戦組まれる唯一の試合で、プラントが同じように感じていることを願っている。彼が先日のインタビューでカネロに言及していなかったことを知っているが、9月には実現させたい」と言葉に力を込めた。

サンダース(右)にTKO勝ちし3団体統一王者となったアルバレス(AP)

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夏場所休場の白鵬は約3週間の加療「右膝蓋大腿関節軟骨損傷」と診断

横綱白鵬(21年3月撮影)

日本相撲協会は夏場所初日の9日、6場所連続休場となった横綱白鵬(36=宮城野)の「右膝蓋大腿(しつがいだいたい)関節軟骨損傷にて約3週間の加療を要する見込み」との診断書を公表した。

白鵬は3月の春場所を途中休場して右膝を手術。春場所休場当時に師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)は、白鵬が7月の名古屋場所で進退を懸ける意向を示していることを明かした。

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