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炎鵬ようやく初日「相手に勝つ前に自分に勝てるように」天空海突き落とす

天空海(左)を突き落としで破る炎鵬(撮影・滝沢徹郎)

<大相撲夏場所>◇5日目◇13日◇東京・両国国技館

人気小兵の東十両筆頭炎鵬(26=宮城野)にようやく初日が出た。

懸命の相撲だった。初日から4連敗で迎えた天空海戦。得意の左を差して回り込みながら勝機をうかがい、最後は右に開いて突き落とし。「とにかく必死に相撲を取りました」と汗をぬぐった。

2日目の宇良戦で右肘を痛め、サポーターを着用して取組に臨んでいる。「土俵に上がっている以上は自分のできることを。相手に勝つ前に、自分に勝てるようにやっていければ」と覚悟を持って土俵に上がっている。

昨年11月場所後に十両陥落。「早くまた幕内の土俵に戻れたら」と幕内復帰を誓う。

この日の朝は稽古場で横綱白鵬から「頑張れよ」と言葉をかけてもらったという。休場中の兄弟子の分も土俵で存在感を示したい。

炎鵬(上)は天空海を突き落としで破る(撮影・柴田隆二)
炎鵬は天空海を突き落としで破り懸賞金を受け取る(撮影・柴田隆二)

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井上尚弥11月に2年ぶり国内凱旋へ 4団体統一戦「ダブルミリオン」も

3回TKOでダスマリナスを倒した井上尚弥(AP)

WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が、11月に首都圏で約2年ぶりの国内凱旋(がいせん)となる防衛戦に臨む可能性が高まった。IBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)を3回TKO撃破したことを受け、井上陣営は20日、年末に次期防衛戦を設定。交渉が順調に進めば、ノニト・ドネア(38)とジョンリール・カシメロ(31=ともにフィリピン)の勝者との4団体統一戦になる可能性も出てきた。

   ◇   ◇   ◇

19年11月のWBSS決勝以来、国内リングから遠ざかる井上が、2年ぶりの国内凱旋(がいせん)マッチに臨む計画が本格スタートした。井上陣営によると11月に首都圏での開催に向け、会場探しに入るという。以前から所属ジムの大橋秀行会長(56)は「コロナ禍のため、どうなるか」と慎重な姿勢を崩していないが、2戦連続聖地防衛を成功させたことで、久しぶりに国内リングにカムバックする可能性を否定しなかった。

対戦相手は未定だが、早くも同陣営は他団体王者との王座統一戦を想定している。今回の井上のファイトマネーは2戦連続で100万ドル(約1億1000万円)となったが「対戦する王者も同じ程度のファイトマネーにならなければ日本開催はできないだろう」(同陣営)と説明。バンタム級では破格の両王者ともに100万ドル超えという「ダブルミリオン」マッチになると明かした。

8月14日(日本時間15日)のドネア-カシメロ戦の結果や、勝者の体調の懸念は残るものの、ドネアは米メディアのインタビューで「井上と年末にやろう。彼はそれを望んでいるし。私も望んでいる」と年内中の対戦を希望。ドネアがカシメロを下し、WBC、WBO統一王者になった場合、交渉はさらにスムーズに進みそうだ。

ドネア-カシメロ戦の勝者との対戦を待つことができるかを問われた井上は「順調にやれるのであれば待ってもいいかな。WBO、WBCのベルトに焦点を合わせたい」と統一戦にこだわる姿勢を示した。8月に誕生するであろうWBC、WBO統一王者の動向次第では、2年ぶりの国内マッチが4団体統一戦になる可能性も十分にありそうだ。井上が日本人初、史上7人目となる4団体統一王者になる瞬間が、日本で見られるかもしれない。

◆世界主要4団体統一王者 過去6人誕生している。世界主要4団体となって以降、04年にバーナード・ホプキンズ(ミドル級)、05年にジャーメイン・テイラー(ミドル級)、17年にテレンス・クロフォード(スーパーライト級=すべて米国)、18年にオレクサンドル・ウシク(クルーザー級=ウクライナ)、20年にテオフィモ・ロペス(ライト級=米国)が達成。そして、階級最強トーナメントのWBSSスーパーライト級覇者ジョシュ・テイラー(英国)が5月23日、ホセ・カルロス・ラミレス(米国)との4団体統一戦を制し、史上6人目の統一王者になった。

3回TKOで防衛に成功した井上尚弥(AP)
WBAスーパー、IBF、WBC、WBOの4団体王座統一トーナメント表

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【名古屋場所新番付】昨年ガイドライン違反の阿炎、幕下陥落も関取復帰

夏場所13日目、幕下全勝優勝を果たした阿炎82021年5月21日撮影)

日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。名古屋場所は2年ぶりの開催で、地方場所は昨年3月の春場所(大阪)以来の本場所となる。

日本相撲協会が定めた新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、出場停止処分を受けた力士の番付はどうなったか-。

大関朝乃山(27=高砂)は6場所休場処分の起点が今場所からだが、5月の夏場所は12日目から休場し、7勝5敗3休。負け越し扱いとなり、夏場所の東から西の序列2番目となり、今場所はかど番。今場所までは大関の地位に座るが、来場所は大関から陥落する。

夏場所から3場所休場処分の竜電(30=高田川)は、その夏場所の東前頭14枚目から今場所は、東十両9枚目と番付を12枚下げた。処分最後となる9月の秋場所は幕下陥落が確実となる。

一方、捲土(けんど)重来を果たしたのが阿炎(27=錣山)だ。ちょうど1年前の名古屋場所で違反が発覚し、9月の秋場所から今年1月の初場所まで3場所休場。復帰した3月の春場所は西幕下56枚目まで番付を落としたが、2場所連続7戦全勝優勝を果たし、今場所は東十両14枚目で関取復帰。1年ぶりの大銀杏(おおいちょう)で土俵に上がる。

朝乃山(2021年5月19日撮影)

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【名古屋場所新番付】進退かかる白鵬が一人横綱、綱とりの照ノ富士は東大関

新調された綱を締める横綱白鵬(2021年6月12日)

日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。名古屋場所は2年ぶりの開催で、地方場所は昨年3月の春場所(大阪)以来の本場所となる。

横綱は、今場所も一人横綱の白鵬(36=宮城野)が東に就いた。3月の春場所2日目以来、111日ぶりの本土俵でどんな相撲を取るか。師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)によれば進退のかかる場所となるだけに大いに注目される。

大関は、先場所に続き4大関がそろった。先場所優勝で、今場所は綱とりのかかる照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が東、優勝同点の貴景勝(24=常盤山)は西に就いた。先場所、かど番を脱出した正代(29=時津風)が東の序列2番目に、新型コロナウイルスの感染対策ガイドラインに違反し、出場停止6場所の最初の場所になる朝乃山(27=高砂)は、西の同2番目に位置する。

三役陣は4人。先場所に続く東関脇の高安(30=田子ノ浦)は、三役で2場所連続2ケタ10勝を挙げており、好成績を収めれば19年九州場所以来の大関復帰の可能性が高まる。西は御嶽海(28=出羽海)が4場所ぶりの関脇復帰(三役は7場所連続)。関脇在位15場所は昭和以降、名寄岩、貴闘力、豪栄道に並ぶ8位(1位は琴光喜の22場所)。三役在位25場所は昭和以降、栃煌山に並ぶ10位の記録(1位は琴錦の34場所)となった。

東西の小結は、ともに新三役のフレッシュな顔触れとなった。東は小兵ながら正統派の押し相撲で急成長の若隆景(26=荒汐)で、荒汐部屋からは、前の師匠(元小結大豊)が02年6月1日に部屋を創設してから初めての新小結。福島県からは01年秋場所の玉乃島以来、戦後5人目の新小結で、東洋大からは16年九州場所の御嶽海以来3人目、学生相撲出身では19年九州場所の朝乃山以来、48人目となった。西は明生(25=立浪)で、立浪部屋からは現師匠(元小結旭豊)が99年2月22日に部屋を継承してからは初めての小結誕生。立浪部屋としては94年初場所の智乃花以来で、鹿児島からは14年夏場所の千代鳳以来、戦後9人目の新小結となった。なお新三役は、昨年11月場所の隆の勝以来で、同一場所で新三役2人が出るのは19年名古屋場所の阿炎、竜電以来2年ぶりとなった。

大相撲名古屋場所は、7月2日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。4日の初日を迎える。

夏場所を制し、優勝インタビューに答える照ノ富士(2021年5月23日撮影)

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【名古屋場所新番付】元高見盛の東関親方が改名「大五郎」から「精彦」に

東関親方(2021年5月21日撮影)

日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。名古屋場所は2年ぶりの開催で、地方場所は昨年3月の春場所(大阪)以来の本場所となる。

現役時代に“ロボコップ”の愛称で人気を博した、元関脇高見盛で八角部屋付きの東関親方(45)が、「東関大五郎」から「東関精彦(せいけん)」に改名した。

東関部屋は、ハワイ出身で高砂部屋付き親方だった12代東関親方(元関脇高見山)が、86年2月に高砂部屋から分家独立して東京・東駒形に再興。本名の渡辺大五郎から「東関大五郎」として師匠を務めた。部屋を継いだ13代(元前頭潮丸)も東関大五郎として師匠を務めた。19年12月の死去後、14代を継いだ現親方も本名(加藤精彦)から付けた「振分精彦」から「東関大五郎」を襲名した。だが3月の春場所を最後に部屋を閉鎖。力士とともに移籍した八角部屋の部屋付き親方を務めている。

物言いの後、なんともいえない表情でアナウンスをする東関親方(2021年3月23日撮影)

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【名古屋場所新番付】一山本が新入幕、業師・宇良は21場所ぶり返り入幕

新入幕の一山本(左)と返り入幕の宇良

日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。名古屋場所は2年ぶりの開催で、地方場所は昨年3月の春場所(大阪)以来の本場所となる。

入幕力士は4人で、初めて幕内力士として土俵に立つ新入幕は、一山本(27=二所ノ関)。旧松ケ根部屋を含む二所ノ関部屋からは、11年九州場所の松鳳山以来の新入幕となった。北海道出身では19年初場所の矢後以来、戦後53人目で、中大からもその矢後以来、7人目の幕内力士となった。新弟子検査受検の年齢規定は23歳未満だが、16年9月に日本相撲協会は、相撲など各競技で実績のある者は理事会承認で、25歳未満まで受検可能と決定。この制度の適用第1号で入門し、当時23歳2カ月で17年初場所、初土俵を踏んだ。先場所は東十両8枚目で臨み10勝5敗。番付運も生かしての新入幕となった。

うれしい幕内復帰は屈指の業師・宇良(28=木瀬)だ。最高位は前頭4枚目で金星も1つある宇良だが、膝の大けがに泣いた。17年九州場所以来、21場所ぶりの返り入幕で、幕内から西序二段106枚目まで陥落後に幕内復帰を果たしたのは、戦後1位の番付下位からの復帰となった(2位は西序二段48枚目から復帰の照ノ富士)。

同じく再入幕の千代ノ皇(30=九重)は17年春場所以来、25場所ぶりの幕内復帰で、これは大飛、大善に並ぶ史上5位のスロー復帰(1位は里山の38場所)となった。昨年初場所優勝の徳勝龍(34=木瀬)は3場所ぶりの再入幕となった。

新十両は荒篤山(27=荒汐)。荒汐部屋からは、現師匠(元前頭蒼国来)が昨年3月26日に部屋継承後、初めての関取誕生。荒汐部屋としては19年春場所の若元春以来で、神奈川県からは18年九州場所の友風以来、戦後19人目の新十両となった。

再十両の魁勝(26=浅香山)は9場所ぶりの関取復帰。新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、3場所休場処分の後、幕下で2場所連続7戦全勝優勝した阿炎(27=錣山)は4場所ぶりの十両復帰を果たし、矢後(26=尾車)も2場所ぶりの再十両となった。

大相撲名古屋場所は、7月2日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。4日の初日を迎える。

再入幕の千代ノ皇(2021年5月13日撮影)

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【名古屋場所新番付】元小結の常幸龍、千代鳳らが十両から幕下に陥落

常幸龍(2021年5月13日)

日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。名古屋場所は2年ぶりの開催で、地方場所は昨年3月の春場所(大阪)以来の本場所となる。

番付降下、改名、引退などの力士、年寄など協会関係者は以下の通り。

【降下】

<三役から平幕>

大栄翔(27=追手風)西小結→西前頭筆頭

隆の勝(26=常盤山)西関脇→東前頭2枚目

<幕内から十両>

天空海(30=立浪)東前頭17枚目→西十両2枚目

明瀬山(35=木瀬)東前頭13枚目→東十両7枚目

竜電(30=高田川)東前頭14枚目→東十両9枚目

翠富士(24=伊勢ケ浜)西前頭15枚目→西十両9枚目

<十両から幕下>

常幸龍(32=木瀬)東十両7枚目→東幕下筆頭

千代の海(28=九重)東十両12枚目→東幕下3枚目

美ノ海(28=木瀬)西十両9枚目→西幕下3枚目

千代鳳(28=九重)東十両10枚目→東幕下7枚目

【改名<1>】(しこ名の上の部分)

<幕下>

大葉山→大畑(おおはた=時津風)

欧深沢→欧勝海(おうしょううみ=鳴戸)

<三段目>

棚橋→日向龍(ひなたりゅう=武蔵川)

魁勇大→小原(おばら=浅香山)

若洸闘→新隆山(あらたかやま=常盤山)

流武→流武丸(りゅうぶまる=武蔵川)

<序二段>

魁當真→魁狼(かいろう=浅香山)

大永谷→春永海(しゅんえいかい=錣山)

西村→堅昇丸(けんしょうまる=武蔵川)

加藤桜→荒剛丸(こうごうまる=式秀)

<序ノ口>

田口→玉の寅(たまのとら=片男波)

千代泉志→千代福(ちよふく=九重)

沢田翔→日翔志(ひとし=追手風)

服部→玉天翔(たまてんしょう=片男波)

【改名<2>】(しこ名の下の部分も含める)

流武貴→流武丸貴光(りゅうぶまる・たかみつ=武蔵川)

魁當真亜侖→魁狼亜龍(かいろう・あろん=浅香山)

若洸闘新太→新隆山洸斗(あらたかやま・ひろと=常盤山)

田口義明→玉の寅麿(たまのとら・まろ=片男波)

大永谷航大→春永海由宇斗(しゅんえいかい・ゆうと=錣山)

将豊竜光→将豊竜将太(しょうほうりゅう・しょうた=時津風)

【改名(年寄)】

東関大五郎→東関精彦(あずまぜき・せいけん)

【出身地変更】

藤青雲(藤島)埼玉県朝霞市→熊本市西区

【引退】琴紺野、琴全翔、琴ノ海、琴欣旺(以上、佐渡ケ嶽)魁ノ隆(友綱)藤佐藤(藤島)高立、大志龍(以上、木瀬)宝龍山、唐津海、天ノ東(以上、玉ノ井)大翔龍、大翔洸(以上、追手風)華の富士、響龍(以上、境川)雅隆(二子山)舛ノ山(常盤山)越乃花(立浪)吉村(出羽海)千代鷹(九重)紫龍(湊)

【停年退職(年寄)】

峰崎修豪(元前頭三杉磯)

【退職=契約満了(年寄)】

待乳山孝晴(元小結播竜山)

出来山双一(元関脇出羽の花)

桐山国由(元小結黒瀬川)

まわしをたたき気合を入れる千代鳳(2021年5月13日撮影)

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【名古屋場所新番付】出場停止朝乃山は西大関に、関脇高安は大関復帰狙う

朝乃山(2021年5月19日撮影)

日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。名古屋場所は2年ぶりの開催で、地方場所は昨年3月の春場所(大阪)以来の本場所となる。十両以上の番付は以下の通り。

<東>  <西> 

 【横  綱】   

白  鵬        

 【大  関】

照ノ富士    貴景勝 

正  代    朝乃山 

 【関  脇】   

高  安    御嶽海 

 【小  結】

若隆景     明  生

 【前  頭】   

遠  藤 <1>  大栄翔 

隆の勝  <2>  逸ノ城 

北勝富士 <3>  翔  猿

琴恵光  <4>  千代大龍

隠岐の海 <5>  豊昇龍 

阿武咲  <6>  霧馬山 

妙義龍  <7>  千代翔馬

宝富士  <8>  碧  山

英乃海  <9>  志摩ノ海

玉  鷲 <10>  照  強

魁  聖 <11>  琴ノ若 

栃ノ心  <12>  輝   

千代丸  <13>  宇  良

大奄美  <14>  千代ノ皇

剣  翔 <15>  徳勝龍 

千代の国 <16>  石  浦

一山本  <17>

 【十  両】   

豊  山 <1>  松鳳山 

旭大星  <2>  天空海 

若元春  <3>  白鷹山 

東白龍  <4>  貴健斗 

炎  鵬 <5>  琴勝峰 

貴源治  <6>  水戸龍 

明瀬山  <7>  東  龍

武将山  <8>  佐田の海

竜  電 <9>  翠富士 

錦  木 <10>  旭秀鵬 

錦富士  <11>  大翔丸 

大翔鵬  <12>  王  鵬

魁  勝 <13>  荒篤山 

阿  炎 <14>  矢  後

名古屋場所に向けて稽古に励む高安(左)(2021年6月4日撮影)

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【名古屋場所新番付】36歳「皆勤」玉鷲、通算連続出場歴代7位1346回

夏場所千秋楽で北勝富士を破った玉鷲(2021年5月23日撮影)

日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。名古屋場所は2年ぶりの開催で、地方場所は昨年3月の春場所(大阪)以来の本場所となる。現役力士の今場所達成可能な歴代10傑入りなどの記録は以下の通り(在位したことで達成済みも含む)。

【通算勝利数】

3月の春場所2日目の白星を最後に休場している横綱白鵬(36=宮城野)が、1172勝で歴代トップに君臨。今場所初日に、111日ぶりの出場&白星なるか。現役2位は玉鷲(36=片男波)の680勝。歴代10位で860勝の元関脇寺尾(現錣山親方)までは、あと180勝で、歴代10傑入りは苦しいか…。ちなみに現役3位は、西序二段94枚目の51歳力士・華吹(立浪)の673勝。単純比較は出来ないが、元横綱朝青龍の669勝を4つ上回る立派な記録だ。

【幕内在位場所数】

白鵬が歴代単独2位の102場所目。歴代1位の元大関魁皇(現浅香山親方)の107場所まで、あと1年足らずの5場所で並ぶ。なお、新入幕からの幕内連続在位は先々場所、史上初の100場所となり、これも102場所に更新した。

【幕内出場回数】

白鵬が歴代8位の1267回で現役トップ。今場所、皆勤すれば9月の秋場所初日に、歴代7位の安芸乃島(元関脇=現高田川親方)の1283回に並ぶ。歴代1位は、元関脇旭天鵬(現友綱親方)の1470回。

【幕内勝利数】

白鵬が1078勝で、2位の魁皇に199勝もの差をつけ歴代トップ。現役2位は玉鷲の497勝、3位は栃ノ心(33=春日野)の493勝。

【通算連続出場】

初土俵以来、無休の「鉄人記録」。歴代7位に1346回の玉鷲が入っている。04年春場所の序ノ口デビューから足かけ18年の「皆勤賞」だ。今場所13日目に歴代6位の寺尾に並び、秋場所6日目には同5位の大竜川に並ぶ。ちなみに1位は元関脇青葉城の1630回。

【金星獲得】

現役力士で歴代10傑(10位は9個で三根山ら5人)入りは不在だが、ただ一人、現在8個で西前頭2枚目の逸ノ城(28=湊)に10傑入りのチャンスがある。番付から前半戦に当たる可能性が高く、19年名古屋場所9日目の白鵬戦以来、丸2年ぶりの金星奪取なるか。乞うご期待の一番になりそうだ。7個の北勝富士(28=八角)や遠藤(30=追手風)にも今後、10傑入りのチャンスがありそうだ。

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【名古屋場所新番付】八角部屋が所属力士トップ、佐渡ケ嶽部屋は2位→7位

夏場所千秋楽で協会あいさつに臨む八角理事長(2021年5月23日撮影)

日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。名古屋場所は2年ぶりの開催で、地方場所は昨年3月の春場所(大阪)以来の本場所となる。

新番付にしこ名が載った力士総数は、全42部屋に夏場所から11人減って659人。部屋別、出身地別のナンバーワンはどこか…。データを紹介します。

【部屋別力士数】

長らく最多を誇った佐渡ケ嶽部屋が先場所、1位の座を譲った。先場所前に閉鎖された東関部屋から力士を受け入れた八角部屋が、今場所も30人でトップを維持した。先場所2位だった佐渡ケ嶽部屋は引退力士が多かったため24人で7位に下がった。2位は九重部屋の28人、3位は木瀬部屋と高砂部屋の26人。5位は境川部屋と玉ノ井部屋が25人で並ぶ。以下、8位高田川部屋(22人)、9位追手風部屋(20人)と続き、ここまでが20人以上の部屋。トップ10の最後は19人の式秀部屋と立浪部屋が並ぶ。

関取輩出では、追手風部屋(幕内5人、十両2人)が7人を擁してトップ。九重部屋(幕内5人)、木瀬部屋(幕内4人、十両1人)、伊勢ケ浜部屋(幕内3人、十両2人)が5人で、常盤山部屋(幕内2人、十両2位)が4人で続く。

力士数の最少は鏡山部屋の2人で、錦戸部屋(4人)、片男波部屋(5人)も“少数精鋭”で臨む。

【出身地別力士数】

ここ数年の傾向で、日本全国の人口比率に準じている順位に、ほとんど変動はない。1位は東京都の54人。以下<2>大阪府36人<3>愛知県と兵庫県が33人と、本場所開催3都府県が上位3傑に入る。以下<5>千葉県、神奈川県=30人<7>埼玉県28人<8>福岡県、熊本県、鹿児島県=26人と、ここまでがベスト10入り。

幾多の横綱を輩出した“相撲どころ”の北海道が21人で続く。幕内7人、十両4人とも出身地別で最多のモンゴルは20人で、ここまでが20人超え。北海道同様、やはり多くの名力士を輩出した相撲どころの青森県は11人(17位タイ)となっている。なお47都道府県の最少は鳥取県と滋賀県の1人。福井県が2人、香川県と徳島県が3人となっている。

国別ではモンゴルの20人がダントツで、ブラジル、ロシア、ジョージア、ブルガリア、フィリピン、ウクライナが各1人となっている。

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細田めぐみ新型コロナ感染で試合中止 前日計量時のPCRで陽性

日本ボクシングコミッションは20日、新型コロナウイルス感染による21日の試合中止を発表した。

東京・後楽園ホールで出場予定だった細田めぐみ(38=SRS)が、都内での前日計量時のPCR検査で陽性と判定された。予定されていた狩野ほのか(26=世田谷オークラ)との女子アトム級6回戦は中止となった。細田は無症状で計量後に宿泊しているホテルで隔離中。興行自体は予定通りに開催される。

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井上尚弥「希望希望希望!!!」ツイッターで4団体統一戦を猛アピール

3回TKOで防衛に成功した井上尚弥(AP)

<ボクシング:WBAスーパー、IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇19日(日本時間20日)◇米ネバダ州ラスベガス

WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が防衛(WBA5度目、IBF3度目)に成功した。

IBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)を3回2分45秒、TKOで倒した。日本人初となる2戦連続の「聖地」防衛に成功した。

   ◇   ◇   ◇

試合後、自身のSNSを更新し、日本人初となる4団体統一に意欲を見せた。

「皆さん、応援ありがとうございました 2度目のラスベガスで2度目メインイベント、かなりリラックスして挑む事ができました 今回は指名試合でしたが次が本当の勝負。ドネアvsカシメロの勝者と4団体統一戦を希望希望希望!!!」

◆世界主要4団体統一王者 過去6人誕生している。世界主要4団体となって以降、04年にバーナード・ホプキンズ(ミドル級)、05年にジャーメイン・テイラー(ミドル級)、17年にテレンス・クロフォード(スーパーライト級=すべて米国)、18年にオレクサンドル・ウシク(クルーザー級=ウクライナ)、20年にテオフィモ・ロペス(ライト級=米国)が達成。そして、階級最強トーナメントのWBSSスーパーライト級覇者ジョシュ・テイラー(英国)が5月23日、ホセ・カルロス・ラミレス(米国)との4団体統一戦を制し、史上6人目の統一王者になった。

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聖地でTKO井上尚弥「早い段階でいける」4団体統一へ“おごり”なき進化

ベルトを肩に巻く井上尚弥(AP)

<ボクシング:WBAスーパー、IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇19日(日本時間20日)◇米ネバダ州ラスベガス

再び聖地で圧巻KO劇!! WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が挑戦者のIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)を3回2分45秒、TKO撃破。WBA5度目、IBF3度目の防衛、そして日本人初となるラスベガス連続防衛を成功させた。2回に左ボディーでダウンを奪取。3回にも左ボディーで2度ダウンを奪い、サウスポーを左で料理。他団体対抗王者が見守る中で完璧な勝利をみせつけ、目標の同級4団体統一へ、大きなステップを踏んだ。

    ◇    ◇    ◇

試合後、ラスベガスの会場で日本生まれの怪獣ゴジラの曲が鳴り響いた。そして本場のファンからの声援と惜しみない拍手。全米生中継興行を3回TKO勝ちで締めた井上にふさわしいBGMだった。自身初となる聖地での有観客試合は「日本と違って歓声がよりお祭り感覚。すごく気持ち良かった」。リングでは、そのさわやかな笑みから破壊的なモンスターに変貌した。

1回、挑戦者の右ジャブに左フックを合わせた。「1発目を合わせた瞬間にダスマリナスの表情も引けたような感じがあった。早い段階でいけると」。2回には左ジャブで距離を測りながら左ボディーでダウンを奪った。「顔(の強打)のKOには少し時間がかかる。最初にボディーでダウンを取った段階でボディーで」。3回に左ボディーでダウンを追加し、さらに左ボディーでレフェリーストップ。腰を引き、もん絶し、リングに転げた挑戦者を横目に「左殺しの左」で仕留めた感触を味わった。

19年に階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)制覇後、知名度、注目度ともアップ。エステティック、飲料水、スポーツ器具の大手メーカーのCMに登場した。渡米前の3週間、大橋会長の計らいで高級ホテルのスイートルーム(1泊最低価格約15万円)で生活。しかし井上に「おごり」はない。トレーナーの父真吾氏にたたきこまれた「教え」を忠実に守っている。

真吾氏は「もしナオの人柄が変化したら、それは一番嫌いなこと。真っ先に自分が(担当トレーナーから)引く。それを分かってくれている」と明かした。謙虚であり続ける理由。「志、欲、向上心がある」と強調した父は「金や名声のためじゃない。ボクシングへの欲。ナオが求めているのは強くなりたい、うまくないたいという欲だけ」。29歳までに4団体統一という目標だけを見据え、自らを見失うことはない。

リングサイドでWBO王者カシメロ、WBC王者ドネアが視察した。「このぐらいやらないと。そこへのアピール(意識)はすごくあった」と振り返った井上の頭には統一戦しかない。「NO・1を目指すには4団体統一が必要。すごく(その流れが)動きだしているので、あと少し」。日本人初の偉業へ、モンスターは進化を続ける。【藤中栄二】

◆井上尚弥(いのうえ・なおや)1993年(平5)4月10日、神奈川・座間市生まれ。元アマ選手の父真吾さんの影響で小学1年から競技を開始。相模原青陵高時代にアマ7冠。12年7月にプロ転向。国内最速(当時)6戦目で世界王座(WBC世界ライトフライ級)奪取。14年12月にWBO世界スーパーフライ級王座を獲得し、史上最速(当時)の8戦目で2階級制覇。18年5月にWBA世界バンタム級王座を獲得し、国内最速(当時)の16戦目で3階級制覇。19年5月にWBA、IBF世界バンタム級王者に。同年11月、WBSSバンタム級トーナメント優勝。家族は夫人と1男2女。164・5センチの右ボクサーファイター。

◆世界主要4団体統一王者 過去6人誕生している。世界主要4団体となって以降、04年にバーナード・ホプキンズ(ミドル級)、05年にジャーメイン・テイラー(ミドル級)、17年にテレンス・クロフォード(スーパーライト級=すべて米国)、18年にオレクサンドル・ウシク(クルーザー級=ウクライナ)、20年にテオフィモ・ロペス(ライト級=米国)が達成。そして、階級最強トーナメントのWBSSスーパーライト級覇者ジョシュ・テイラー(英国)が5月23日、ホセ・カルロス・ラミレス(米国)との4団体統一戦を制し、史上6人目の統一王者になった。

3回TKOでダスマリナスを倒した井上尚弥(AP)

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井上尚弥TKO勝ち、大橋会長の予想通りの展開「何も言うことはない」

ダスマリナス(後方)を3回TKOで倒した井上(AP)

<ボクシング:WBAスーパー、IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇19日(日本時間20日)◇米ネバダ州ラスベガス

WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が防衛(WBA5度目、IBF3度目)に成功した。 IBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)を3回TKOで倒し、日本人初となる2戦連続の「聖地」防衛に成功した。

井上が所属するジムの大橋会長は予想通りの展開で勝利し、納得の表情だった。試合前に前半KO決着を予想し「内容は何も言うことはない。とても落ちついていた」とうなずいた。必殺の左ボディーで仕留めたことに「相手は相当警戒していたが、同じ角度から打つ顔面への左アッパーが効いてノーマークでボディーが突き刺さった。耐えられなかったと思う」と口にした。

3回TKOで勝利し、大橋会長(左手前)に笑顔を見せる井上(AP)

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日本歴代1位16連勝、KO数、最短70秒など/井上世界戦記録アラカルト

ダスマリナスを攻める井上尚弥(AP)

<ボクシング:WBAスーパー、IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇19日(日本時間20日)◇米ネバダ州ラスベガス

WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が防衛(WBA5度目、IBF3度目)に成功した。 IBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)を3回TKOで倒し、日本人初となる2戦連続の「聖地」防衛に成功した。

★井上尚弥の世界戦記録アラカルト★

◆連勝 16連勝中で日本歴代1位。2位は具志堅用高の14連勝、3位は山中慎介の13連勝と続く。

◆KO数 14KO(16試合)で日本歴代1位。2位は10KOで内山高志(14試合)、井岡一翔(19試合)。3位は9KOで具志堅用高(15試合)、山中慎介(15試合)と続く。

◆海外防衛 4度成功は日本歴代1位。2位は2度の西岡利晃、亀田和毅

◆勝利数 16勝は歴代2位。1位は井岡一翔の持つ17勝。

◆最短KO 18年10月のパヤノ戦でマークした70秒(1分10秒)は日本歴代1位。2位は平仲明信が92年4月にマークした92秒(1分32秒)。

★井上尚弥の全階級通じての強さは…★

◆パウンド・フォー・パウンド(PFP) 全階級を通じた最強王者を示す称号。ボクシングは17階級(WBCのみ18階級)あり、世界主要の認定王座も4団体に分かれる。団体によって1階級にフランチャイズ、スーパー、暫定など王座そのものも増加しているため、最強ボクサーを示す意味で用いられ、米老舗誌ザ・リングのPFPが有名。世界ミドル級、世界ウエルター級両王座を獲得したシュガー・レイ・ロビンソンが最初にPFPと呼ばれたとされる。過去にはマイク・タイソン、ロイ・ジョーンズもPFPと呼ばれ、マニー・パッキャオ、フロイド・メイウェザー、ワシル・ロマチェンコ、現在はサウル・アルバレスがPFPとの評価を受ける。またキックボクシングや総合格闘技でも、同じく最強王者の称号として使われる。

▽「ザ・リング」誌のPFP10傑

順 選手名  (国  名) 階級

<1>アルバレス (メキシコ) ミドル

<2>井上 尚弥 (日  本) バンタム

<3>クロフォード(米  国) ウエルター

<4>ウシク   (ウクライナ)ヘビー

<5>テイラー  (英  国) Sライト

<6>スペンスJr (米  国) ウエルター

<7>ロペス   (米  国) ライト

<8>エストラーダ(メキシコ) Sフライ

<9>ロマチェンコ(ウクライナ)ライト

<10>井岡 一翔 (日  本) Sフライ

19年11月、WBSS世界バンタム級トーナメント決勝 5回、ドネア(左)を激しく攻める井上尚弥(2019年11月7日撮影)

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スーパーフライ級王者の福永亮次、挑戦者の藤井貴博ともに軽量クリア

福永亮次(2016年12月23日撮影)

ボクシングのスーパーフライ級2冠戦の前日計量が20日に都内で行われた。

WBOアジア太平洋&日本同級王者福永亮次(34=角海老宝石)はリミットの52・1キロ、挑戦者の藤井貴博(32=金子)は50・9キロでクリアした。

福永は昨年2月にWBOアジア太平洋王者となり、12月に日本同級王者中川健太(三迫)との空位だった東洋太平洋王座を含めた3冠統一戦に勝利した。今回は東洋太平洋を除く2冠をかけての防衛戦となる。藤井は20戦目で初のタイトル挑戦となる。

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8・15ドネア対カシメロ2団体統一戦発表、勝者が井上尚弥と対戦へ

ノニト・ドネア(2019年11月5日撮影)

WBC世界バンタム級王者ノニト・ドネア(38)とWBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(31=ともにフィリピン)が8月14日(日本時間15日)、米カリフォルニア州カーソンで2団体王座統一戦を行うと19日(同20日)、両陣営が発表した。当初、カシメロの相手はWBA正規王者ギジェルモ・リゴンドー(40=キューバ)だったが、ドネアがWBC王者となったことで急きょフィリピン人王者対決に変わった。

同日の井上-ダスマリナス戦を視察したドネアは「8月14日にやります」とキッパリ。カシメロとの2団体統一戦への覚悟を示した。さらに19年11月のWBSSバンタム級決勝を思い出しながら「(井上は)強い。彼のパワーは健在。私と戦った時よりも強くなりました。もっと自分も強くならなければならない。向上心を持てた。次に対戦することがあったら100%勝ちます」と気合を入れ直した。

一方、同じく試合視察していたカシメロも「素晴らしいパフォーマンスだった。ドネアを倒して、井上を倒す。楽勝だ」とドネアとの2団体統一戦を認めた。コロナ禍で20年4月に1度延期された井上との対決を踏まえつつ「昨年からチャンスを待っている。できるだけ早くやりたい。誰が1番強いのかみせたい」と、ドネア、井上を連続で撃破する野望を口にした。ドネア-カシメロ戦の勝者が統一した2本のベルトを懸け、井上と4団体統一戦で対決する流れとなりそうだ。

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ダスマリナス「ボディーでダウンは初めて」井上の強打に脱帽

3回、ダウンし、苦しい表情を見せるダスマリナス(AP)

<ボクシング:WBAスーパー、IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇19日(日本時間20日)◇米ネバダ州ラスベガス

WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が防衛(WBA5度目、IBF3度目)に成功した。

IBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)を3回2分45秒、TKOで倒し、日本人初となる2戦連続の「聖地」防衛に成功した。

   ◇   ◇   ◇

左ボディー被弾で3度ダウンを喫して敗れたマイケル・ダスマリナスは「スピード、パワー、技術すべてが良い選手だった。ボディーブローは良いパンチ」と肩を落とした。

わざとスリップしながら井上の左拳を回避するプランだったとし「インパクトがハードすぎて防御できなかった。ボディーでダウンしたのは初めて」と脱帽。コロナ禍で2年近く待った指名試合の好機を生かせず「フィリピンにベルトを持ち帰ることができなくて申し訳ない。必ず再起する」と口にした。

井上の強烈なボディーブローを浴びるダスマリナス(AP)

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【川島郭志】井上尚弥、この階級で負け想像できない さらにモンスター化

3回TKOで防衛に成功した井上尚弥(AP)

<ボクシング:WBAスーパー、IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇19日(日本時間20日)◇米ネバダ州ラスベガス

WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が防衛(WBA5度目、IBF3度目)に成功した。

IBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)を3回2分45秒、TKOで倒し、日本人初となる2戦連続の「聖地」防衛に成功した。

   ◇   ◇   ◇

井上はよりモンスターになった。ダスマリナスもランク1位の指名挑戦者で決して弱くない。その相手に勝って当たり前の評判で、いとも簡単に倒した。圧勝。より強さが増したとしか言いようがない。

最初に左フックを引っかけ、懐の深さ、距離、感触をつかんだ。サウスポーは右回りが基本で、ダスマリナスも動きながらワンツー狙いだったはず。あそこからはそれができなくなった。というよりも、井上にそう動かされたと言える。

恐怖を感じて、強いプレッシャーもあり、すでに腰も引けていた。もう井上がいつ決めるかという展開。ダウンはいずれも左ボディー。最後は左アッパーを打ち込んで、サイドから角度を変えての左ボディー。より一層の強さをアピールするフィニッシュだった。

カシメロは井上へ挑発が続くが、本当に初回からどんどん来るのか。ドネアは1度負けたが、左フックをしっかり当てた手応えが残る。リゴンドーも衰えたが名がある。ファンとすれば、誰かでなく一人ずつをどう倒していくかを見たい。この階級での負けはもう想像できない。(元WBC世界スーパーフライ級王者)

ダスマリナス(後方)を3回TKOで倒した井上(AP)

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ミドル級ジャモール・チャーロV5、他団体統一を目指す

チャーロ(右)はモンティエルに強烈なパンチを見舞う (AP)

<ボクシングWBC世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇19日◇米ヒューストン

WBC世界ミドル級王者ジャモール・チャーロ(31=米国)が、地元で5度目の防衛に成功した。

同級4位フェルナンド・モンティエル(27=メキシコ)と対戦し、1人のジャッジがフルマークの大差で、3-0での判定勝ちを収めた。これで32戦全勝(22KO)とした。他団体統一を目指しているが、WBA世界同級スーパー王者には村田諒太(35=帝拳)がいる。

モンティエルを下しWBC世界ミドル級王座5度目の防衛に成功したチャーロ(AP)

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亀田和毅が井上TKO現地で見届け「自分の階級きた時に拳交える立場に」

亀田和毅(2021年4月6日撮影)

<ボクシング:WBAスーパー、IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇19日(日本時間20日)◇米ネバダ州ラスベガス

元2階級制覇王者の亀田和毅(29=3150ファイトクラブ)が、現地で井上尚弥(28=大橋)の衝撃的な3回TKO勝ちを見届けた。

所属ジムを通じて「井上選手はバンタム級で間違いなく最強です。今の自分には発言権がないのですが、いずれ彼が自分の階級(スーパーバンタム級)にまで侵略の手を伸ばしてきた時に拳を交える立場にいられるように強く意識したいと思います」とコメント。将来的な対戦も望んでいる。

和毅は22日に大阪で約1年9カ月ぶりの再起戦に臨み、判定勝ちした。今後は未定だが、世界戦を見据えている。

▽元世界3階級制覇王者の3150ファイトクラブ亀田興毅会長 ジム会長1年生の自分にとってチャンピオンメーカーの大橋会長には尊敬の念をおいています。

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