元WBA王者宮崎亮が100万円マッチ、栄拓海とフライ級8回戦で対戦 3150ファイトクラブ

3150ファイトクラブは9日、元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮(33)の次戦、対戦相手を大阪市内のジムで発表した。4月に大阪府内で行われる興行で、日本ミニマム級6位の栄拓海(28=折尾)とフライ級(リミット50・8キロ)8回戦で対戦する。
新型コロナウイルスの影響で海外から選手を招く道が断たれている現状で、元世界王者のマッチメークに大苦戦。亀田興毅会長(35)は通常のファイトマネー60万円を最低保障した上で「宮崎に勝てば100万円」のニンジンを掲げて、対戦相手を募った。
その結果、日本ランカー2人、ノーランカー2人、51歳の素人1人の計5人から「挑戦状」が届いた。その中でランク、キャリア的に上位の栄を選んだ。
宮崎は「ボクサーなので強い相手とやりたい。必ず勝ちます」と自信を示した。前回の試合を観戦した大阪で内装業を営む高橋保明社長(38)がスポンサーとなり、100万円を出す。当初は挑戦者が宮崎に勝てばの「ボーナス」だったが、宮崎も「KOで勝てば」で100万円チャンスが提示された。
3150ファイトクラブは年内に3興行を計画。12月には宮崎に日本か東洋太平洋タイトル戦を組み、世界ランカー入りが具体的なプラン。会見に同席した同クラブの元世界2階級制覇王者の亀田大毅副会長(33)は「もう1度世界王者へ(段階を)クリアしていってほしい」と期待をこめた。
- KO勝利のボーナス100万円に笑顔の元世界王者の宮崎(中央)。右は元世界王者の亀田大毅3150FC副会長(撮影・実藤健一)