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4・12日本ウエルター級タイトル戦の中止発表 王者小原佳太が練習中に右足負傷 興行は開催

小原佳太(2021年12月8日撮影)

4月12日、東京・後楽園ホールで開催予定だったプロボクシング日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦の中止が29日、発表された。同級王者小原佳太(35=三迫)が同級1位永野祐樹(32=帝拳)との3度目防衛戦に臨む予定だったが、小原が練習中に右足を負傷したという。両者は20年2月以来の再戦だった。なお興行自体は開催され、セミファイナルに組まれていた元日本フェザー級王者佐川遼(29=三迫)-元WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼(31=真正)とのフェザー級8回戦がメインイベントになる

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松鳳山、国技館で引退会見「すごいスッキリした」先代師匠と夫人サプライズ演出にも涙こらえ笑顔

サプライズで登場し引退会見を行った松鳳山(左)に激励の花束を贈呈する先代二所ノ関親方(現荒磯、元大関若嶋津)。右はみづえ夫人(撮影・小沢裕)

現役最年長関取として臨んだ5月の大相撲夏場所を最後に現役を引退した元小結の松鳳山(38=放駒、本名・松谷裕也)が28日、東京・両国国技館内で引退会見した。22日に引退届を提出し、日本相撲協会が受理していた。

5月の夏場所は東十両12枚目で3勝12敗と負け越し。7月の大相撲名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)は、11年夏場所以来の幕下となる西幕下5枚目が最終番付となった。

会見の第一声で松鳳山は今の気持ちを問われ「すごいスッキリした気持ちです」と口を開いた。引退を決意したのは、夏場所14日目の千代の国戦。長い相撲の末、突き落としで敗れた一番後に悟った。「スッキリと、やり切ったという気持ちで自分の相撲人生は終わったなと。最後、攻めきれずにコレで終わったなと思った」。千秋楽翌日に松鳳山と今後について話し合った師匠の放駒親方(元関脇玉乃島)は「7月(場所)も(幕下)1ケタの番付で、頑張れば(再十両)という気持ちもあったが、本人が相撲を取るのが怖くなったと。それを聞いて俺もそうだったなと思い出しました。その気持ちで相撲を取らすのはかわいそうだし、本人に失礼だと思った」と明かした。

16年間の現役人生を振り返り「お相撲さんでいるんだと、常に意識しながらの、すごくいい相撲人生、16年間でした。いろいろな人に支えられ、応援してもらい感謝しかありません」と感謝の念を言葉にした。悔いがあるとすれば、35歳ぐらいの時に立てた「40歳まで関取でいる」という目標を果たせなかったこと。「そこを達成できなかったことが心残り。40歳を過ぎて、そこから何年できるかと(いう目標は)なかなか難しかった」と話した。

「丈夫に産んでくれた親に感謝。先代にも」と松鳳山。先代の二所ノ関親方からは、たとえ負けても「前に出れば負けてもいいと言ってくれた。自分の相撲の中心でした」と言われ励みになった。突貫相撲で通した松鳳山らしく、思い出の一番を問われると「大阪で初めて前相撲で土俵に上がった時。相手は相撲経験のない中学生。負けられないという気持ちで一番ドキドキした」。もう一番は「相撲人生終わったなと思える一番が心に残っている」という、あの千代の国戦。金星5つも勲章だが「番付上の人には気持ちで負けない、引かないと思ってやってきた。必死すぎて(金星など)あまり印象に残る相撲はない」と松鳳山らしい言葉を並べた。

自分なりに貫いてきたこと-。それも自信を持って即答した。「継続は力なり、と思っている。稽古もずっと継続してやってきたし、食事もこうと決めたことは、ずっとやってきた。同じことを繰り返し出来る強さ。それが松鳳山です」。

協会に年寄(親方)として残ることは考えていなかったという。「あんまり自分は指導者に向いていないと思うしプレーヤーでいたいと思う。根気強く人に教えるのは、あんまり得意ではない。感覚で分かるでしょう? って思っちゃうタイプなんで、それならこれまで自分が苦労してきたことをサポートできたらと思います。自分がやってきたことを何か形になることはないかなと考えてきていました」と、30歳の頃から思い描いていたという道を歩む。「糖尿病で苦労してきて食事の大切さを勉強しながらやってきたので、そういう人の力になっていけたらなと。お相撲さんのサポート、他競技のアスリートのサポートとか」。具体的には栄養学や運動生理学などを学び資格の取得も視野に入れ「会社にしないといけないのなら、どうやって起業していくとか、これからあいさつ回りが終わって落ち着いたら、勉強しながら考えたい」という。さらに具体的に追及されると「あらためて皆さんに驚いてもらおうと思っているので」と笑みを浮かべながら、サプライズも腹案にあるようだ。

引退会見の最後には、恒例の花束贈呈。さらにサプライズとして、松鳳山には知らせていなかった弟弟子の一山本と島津海の両関取から花束が贈呈された。松鳳山といえば、こわもての顔に浮かぶ涙。ここまで来ても泣かない松鳳山に、司会の西岩親方(元関脇若の里)が「もう1つ、サプライズがあります」と、たたみかけた。入門時から長く師匠として支えてくれた先代二所ノ関親方と、みづえ夫人が花束を持って現れた。「おつかれさま」「ごくろうさん」「ありがとうございました」…。そんな会話が聞こえてきそうな感激のサプライズ演出にも、松鳳山は涙を寸前でこらえながら、笑顔で花束を受け取っていた。

◆松鳳山裕也(しょうほうざん・ゆうや)1984年(昭59)2月9日生まれ、福岡県築上町出身。本名・松谷裕也。駒大卒業後、元大関若嶋津が師匠を務める松ケ根部屋(当時)に入門。06年3月の春場所で初土俵を踏んだ。4年後の10年夏場所で新十両に昇進。11年九州場所では新入幕を果たした。突き、押しの闘志あふれる突貫相撲を身上に幕内上位で活躍。13年初場所では新三役の小結に昇進した。三役在位は5場所(いずれも小結)。各段優勝は序二段1、幕下2、十両で1回。金星は5個、三賞は4回(殊勲賞1、敢闘賞3)受賞した。通算成績は582勝605敗22休。幕内在位51場所。177センチ、132キロ。

引退会見に臨む松鳳山(撮影・小沢裕)
引退会見を行った松鳳山(左から2人目)はサプライズで登場した弟弟子の島津海(左)、一山本(左から3人目)から花束贈呈を受け笑顔を見せる。右は放駒親方(撮影・小沢裕)
サプライズで登場し引退会見を行った松鳳山(左)に花束を贈呈する弟弟子の島津海。右は一山本(撮影・小沢裕)
引退会見に臨む松鳳山。右は師匠の放駒親方(撮影・小沢裕)
サプライズで登場し引退会見を行った松鳳山(左)に激励の花束を贈呈する先代二所ノ関親方(現荒磯、元大関若嶋津)(撮影・小沢裕)
松鳳山引退会見で花束を手にサプライズで登場する先代二所ノ関親方(現荒磯、元大関若嶋津)。左はみづえ夫人(撮影・小沢裕)
サプライズで登場し引退会見を行った松鳳山(左)に激励の花束を贈呈する先代二所ノ関親方(現荒磯、元大関若嶋津)(撮影・小沢裕)
サプライズで登場し引退会見を行った松鳳山(左)に激励の花束を贈呈する先代二所ノ関親方(現荒磯、元大関若嶋津)。右奥はみづえ夫人(撮影・小沢裕)
【イラスト】相撲協会に残らなかった主な三役経験者

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朝倉未来破局告白「ちょっと前に別れちゃった。絶賛フリーなんだよおれ」インスタライブで明かす

朝倉未来(2021年12月9日撮影)

格闘家でユーチューバーとしても人気の朝倉未来(29)が28日、インスタグラムでライブ配信を行い、彼女と少し前に破局したことを明かした。

朝倉はこの日、自身のYouTubeチャンネルメンバーらとトークしつつ近況などについて話した。視聴者から寄せられた「彼女いないんですか?」との質問に対し、「そうなんですよ。最近ね、最近じゃないけど…ちょっと前に別れちゃったんですよね」と交際相手と別れたことを告白。メンバーからライブ配信であることを突っ込まれると「いいんじゃない? 別に、言ってもいいでしょ」と笑顔でリアクションした。そして「絶賛フリーなんだよ、おれ」などと続けた。

メンバーから、破局を明かしたことがニュースになるのでは、などという趣旨のことも突っ込まれたが「まあ、いいんじゃない」などと話した。ただ、別れた相手の素性や実名などには言及しなかった。

朝倉は20年1月、タレント小倉ゆうか(23)との交際を報じられている。

朝倉はRIZINの人気ファイターとして活躍中。今年9月には、プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーと国内で対戦することが発表されている。また、自身のYouTubeチャンネルは28日現在、約244万人の登録者数がいる。

THE MATCHのリングに登場し、ファンにあいさつする朝倉未来(22年6月19日撮影)
THE MATCHのリングに登場し、ファンにあいさつする朝倉未来(22年6月19日撮影)

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アマ10冠の今永虎雅、プロデビューへ計量パス「すごい体だな」大橋秀行会長驚く仕上がり

プロデビュー戦に向けて計量クリアした史上初の高校8冠ボクサー今永虎雅

史上初のボクシング高校8冠を含むアマ10冠の今永虎雅(22=大橋)が29日、東京・後楽園ホールでプロデビューを果たす。所属ジム興行となるフェニックスバトル89大会で浜崎隆広(36=仲里)との62・0キロ契約体重6回戦を控え、28日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、100グラム少ない61・9キロでパス。元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナーのフィジカルトレを受け、3月の入門時よりもビルドアップ。所属ジムの大橋秀行会長(57)からも「すごい体だな」と驚かれる仕上がりぶりだ。

計量クリア後、今永は「今日は冷静ですが、緊張していますね」と率直な心境を明かした。チケットを購入してくれたファンや後援者、スポンサーなどからの激励もあり「ボクシングに集中できる環境の中で結果を出さないといけないので、気持ちはアマチュア時代とは違う」とプロ意識を高めた。

大橋ジム期待の大物ルーキーとして注目も大きい。身長177センチのサウスポースタイルがさらにビルドアップされ、パンチにもキレが増した様子。今永は「今までやってきたことを出し、一方的に自分のボクシングを展開していきたい。そうすればおのずと勝利はやってくる」と静かに燃えていた。

プロデビュー戦の相手浜崎隆広(左)と並ぶ史上初の高校8冠ボクサー今永虎雅
プロデビュー戦の相手・浜崎隆広(左)とフェースオフする史上初の高校8冠ボクサー今永虎雅

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田中恒成、コーンロウヘアで計量パス「差を明らかにみせつけようと思う」世界前哨戦へ自信

世界前哨戦に向けて計量クリアした元世界3階級制覇王者田中恒成

プロボクシング元世界3階級制覇王者田中恒成(27=畑中)が世界前哨戦で「アジア王座」を狙う。29日、東京・後楽園ホールでWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(28=角海老宝石)に挑戦する。

28日に東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミット52・1キロでパスした橋詰に対し、100グラム少ない52・0キロでクリアした。長く伸びたヘアをコーンロウにまとめて登場した田中は「明日の試合が世界戦への最終ステップにするつもり」と試合の意義を設定した。

昨年12月に世界挑戦経験もある石田匠(井岡)に判定勝利し、再起戦を飾った。今春には米国修業し、イスマエル・サラス・トレーナーのもとで練習を重ねてきた。世界4階級制覇を狙う準備を着々と整えてきた自負もある。

日本ボクシングの「聖地」後楽園ホール出陣は14年10月、東洋太平洋ミニマム級王者原隆二(大橋)への挑戦以来約7年8カ月ぶり。田中は「この舞台は俺には似合わない。それを明日のリングで結果として表したいなと思う。KOします。世界王者になりたい人間と、必ず(世界王者に)なる俺のような人間は絶対に違う。その差を実力も、気持ちも、その差を明らかにみせつけようと思う」とハッキリと言い切っていた。

WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(左)とにらみ合う挑戦者の元世界3階級制覇王者田中恒成
WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者橋詰将義(左)と挑戦者の元世界3階級制覇王者田中恒成

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【名古屋場所新番付】朝乃山、三段目で土俵復帰 高砂親方「顔つきも体も変わってきた」

朝乃山の番付変遷

日本相撲協会は27日、大相撲名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表し、新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、6場所出場停止を受けた処分が今場所で解除される朝乃山(28=高砂)は、西三段目22枚目での土俵復帰となった。

朝乃山の近況について師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)は「どんどん動きもよくなってきている」と11日の取材で答えている。さらに出場停止期間について「長かったですけど、復活ということで頑張ってもらいたい」。関取時代の個室から今は2~3人の「幕下部屋」で生活。当初はつらそうだったが「半年ぐらいたって顔つきも体も変わってきた」といい「自分の相撲を忘れるな」というアドバイスも。「初日(1番相撲)に出て、いつもの感覚を戻せばいい」と話した。

11日、稽古に励む朝乃山(奥)
稽古に励む元大関の朝乃山(22年6月11日、代表撮影)

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【K1】武尊「同じ時代に戦いの世界の中にいてくれて感謝しかない」那須川天心に/一問一答

会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)

K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者武尊(30)が27日、無期限休養を宣言した。

都内で緊急記者会見し、19日のRISEフェザー級王者那須川天心(23)との試合に判定負け後、初めて心境を語った。明かしたのは心身の苦悩。特に精神面ではパニック障害、うつ病と診断されていた。王座は返上して休養に入るが、格闘家としての現役続行には前向き。敗北の恐怖から救ってくれたファンへ、復活を誓った。

     ◇     ◇    ◇

<武尊と一問一答>

-那須川への思い

武尊 天心選手がいたから、苦しかったこともたくさんあったんですけど、いなかったらこの年まで格闘技をやれてない。同じ時代に戦いの世界の中にいてくれて感謝しかないです。(2人で会うのは)互いに引退してからじゃないかな。同じ格闘界にいるうちは仲良くはできないかな。(再戦は)直接的な戦いだけじゃない戦いもあると思う。

-症状を公表した理由

武尊 同じように苦しんでいる人はたくさんいる。心の問題だけでなく、ケガもそう。そういう人に、僕が克服して復活する姿をみせることが、まず次の1個目の戦いかなと思っている。

-王座返上

武尊 負けてしまった。僕はK-1を背負う資格はない。けじめとしてこのベルトは返上し、次の世代にバトンタッチしたい。K-1があったから今の僕の人生があるし、なかったら、こんなすてきな人生を歩んでなかった。感謝しているからこそ、中途半端にK-1を背負いたくない。

-今後

武尊 1回、心と体を最高な状態にして、その時に会見をさせていただこうと思う。その時にはまた皆がワクワクしてもらえるような、格闘技界が最高に盛り上がるようなお話ができれば良いなと思います。

◆武尊(たける)1991年(平3)7月29日、鳥取県生まれ。小2で空手を始める。11年9月にプロデビューを果たすと、15年4月に初代K-1スーパーバンタム級王座決定トーナメント、16年11月に初代K-1フェザー級王座決定トーナメント、18年3月に第4代K-1スーパーフェザー級王座決定トーナメントで優勝し、史上初の3階級制覇を達成。プロ通算成績は42戦40勝(24KO)2敗。鳥取県米子市首都圏観光大使、とっとりふるさと大使。20年3月に始めたユーチューブの登録者数は26・3万人。168センチ。

会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)
会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)
会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)
会見を前に手にしていたベルトをそっとテーブルの上に置く武尊(撮影・菅敏)
会見を終え、K-1中村プロデューサー(左)にベルトを返上する武尊(撮影・菅敏)

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矢吹正道、再起戦は9・10三重・四日市市総合体育館に変更 地元から世界王座奪取へ再出発

矢吹正道(2018年9月29日撮影)

ボクシングの緑ジムは27日、前WBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道(29)の再起戦の日程変更を発表した。

当初は8月11日に愛知・刈谷市産業振興あいおいホールで、WBO同級5位タノンサック・シムシー(タイ)と契約体重50キロの10回戦が予定されていた。対戦相手は変わらず、9月10日に三重・四日市市総合体育館に変更となる。地元の三重テレビが中継する。

三重・鈴鹿市出身の矢吹は、高校時代を四日市四郷高で過ごした。やんちゃした時期ではあるが、青春時代の思い出が詰まった地。緑ジムの松尾会長によると「本人も地元でやりたいと言ってきたので、変更することになった」と説明。地元から、世界王座奪取へ再出発することになった。

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無期限休養の武尊が天心戦後初めて明かした心身の苦悩「ありがとう」敗者の花道で変わり始めた道

会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)

K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者武尊(30)が27日、無期限休養を宣言した。都内で緊急記者会見し、19日のRISEフェザー級王者那須川天心(23)との試合に判定負け後、初めて心境を語った。明かしたのは心身の苦悩。特に精神面ではパニック障害、うつ病と診断されていた。王座は返上して休養に入るが、格闘家としての現役続行には前向き。敗北の恐怖から救ってくれたファンへ、復活を誓った。

    ◇    ◇    ◇

武尊が言葉に詰まった。「あの時の『ありがとう』という言葉が、この10年勝ち続けてきて…、勝ち続けてきたんですけど、その時のどんな『おめでとう』よりもうれしくて…」。

会見冒頭からマイクを握り、語り始めた。その途中、「あの時」「その時」の情景が頭に浮かぶと、涙が浮かんだ。

8日前、超満員の東京ドーム。“世紀の一戦”で激突した那須川に敗れた後だった。1回にダウンを喫し、0ー5の判定負け。「敗者はスポットライトを浴びずに、勝者が浴びて、敗者は静かに帰るイメージだった」。負けて歩む花道の実際は、正反対だった。

「ありがとう!」

悔しさから直後の会見はひと言で切り上げた。心配したファンからも、この1週間で激励のメッセージがSNSにあふれた。1万件以上。眠れない日々、1、2時間の睡眠時間以外はずっと目を通した。「勝ち続けてきた中で僕が気づけなかったことや、知れなかった部分を知ることができた」。

10年間負けなし。Kー1の看板も背負った。負けの恐怖心に縛られていった。「これは公表するか悩んだ」と明かしたのは精神障害だった。パニック障害とうつ病。「今回の試合で、決まるまで数年なんですけど、自分の心が耐えれるのか不安もあったし、知らず知らずのうちに自分の心が壊れていっているのを感じて」と吐露した。

試合前は負け=引退と決めていた。それがあの花道で変わり始めた。「恩返しをしたい」。道が決まっていった。

ベルトは返上し、無期限の休養に入る。拳、「分離すべり症」の腰、内側靱帯(じんたい)損傷の膝など肉体も悲鳴を上げていた。心身を回復させるため、海外で療養に入る。ただ、「勝つ姿を見せてから終わりたい」と引退はない。

復活の日に、どのリング、競技に立つのか。総合格闘技転向もうわさされる。UFC参戦を問われ、「僕にはまだ可能性がある」とも返した。1つの敗北が生んだ絆が、格闘家人生の先を照らす。30歳、まだまだ進化できる、勝利を届けられると信じる。もう怖さはない。確信がある。

「これで1つ強くなれた。もっと思い切り戦えるんじゃないかなと思うし、これから、もっと僕は強くなれる」【阿部健吾】

◆世紀の一戦 19日に行われた「THE MATCH 2022」のメインで、天心と武尊は3分3ラウンド、契約体重58キロで対戦。武尊は、1ラウンド終了間際に左カウンターを浴びてダウンするなど終始劣勢に立たされ、0-5の判定負けを喫した。大会は格闘技イベントRIZINを運営するドリームファクトリー・ワールドワイドの榊原信行代表が音頭を取り、キックボクシング主要団体のRISE、K-1が全面協力。東京ドームは5万6339人の観衆で埋まった。テレビの地上波はなく、ABEMAのPPVライブで配信され、視聴数は約50万件。チケット代、スポンサー代も含めると「50億円に及ぶ史上空前の興行」になったと言われている。

会見を前に手にしていたベルトを見つめる武尊(撮影・菅敏)
会見を前に手にしていたベルトをそっとテーブルの上に置く武尊(撮影・菅敏)

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オカダ・カズチカ、IWGP王座返り咲き逃すもAEWスターとの対決に意欲「いろいろ想像して」

4WAY形式IWGP世界ヘビー級王座戦でコール(右端)、ペイジ(中央)とにらみ合うオカダ(新日本プロレス提供)

<プロレス:新日本×AEW合同興行Fobidden Door(禁断の扉)>◇26日(日本時間27日)◇米イリノイ州シカゴ・ユナイテッドセンター

前IWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカは、王座返り咲きを逃した。

王者ジェイ・ホワイトに対し、ハングマン・ペイジ、アダム・コールと挑戦者3人で4WAY形式IWGP世界ヘビー級王座に挑戦したが、ホワイトにコールの3カウントを許し、ベルトを奪うことはできなかった。

12日の大阪城ホール大会でホワイトに敗れて王座陥落したオカダにとって自身初の4WAY形式。「3WAYは昔やったことあるんですが。自分の思うようにいかなかったです」と振り返ったが、コールやホワイトに強烈なエルボーをさく裂させた。さらに強烈なドロップキックで圧倒。ホワイトも場外の鉄柵に貼り付け、強烈なフロントキックも見舞った。

米シカゴのファンから大歓声も浴びながらレインメーカーポーズも披露。コールに対してカウンターのドロップキックを成功させた後、開脚の墓石式脳天くい打ちで追い打ちをかけた。レインメーカーを回避されたところで、ホワイトにブレードランナーを浴びてダウン。動けなくなったコールを先にフォールされてホワイトの初防衛を許した形となった。オカダは「ジェイ・ホワイトにすべてもっていかれたんじゃないかと。ジェイのうまさ、強さが目立った試合だったのかな」と悔しそうに口にした。

既に米国では歓声が鳴り響いている。「これが日本のプロレスが目指していく方向だと思いますし。いろいろ日本はまだ制限が続いていますけれど、そこに向かってしっかりと、日本は日本のやり方があると思います。また声が出せるように、あれだけのお客さんが集まってもらえるように僕たちはしっかりと戦っていくだけかな」と強い責任感を示した。

新日本で名勝負を繰り広げたケニー・オメガをはじめ、元WWEスターのCMパンクやブライアン・ダニエルソンらが在籍する米人気団体AEWとの初めての合同興行だった。AEWトニー・カーン社長と並んだ記者会見ではAEWで対戦したい相手を問われ「トニー・カーン?」と冗談を飛ばして会場をわかせた上でこう言った。「僕が(名前を)出すよりもファンのみなさんにいろいろ想像してもらった方が、プロレスというのは楽しくなると思う。みなさんが何となく『オカダはこの人と闘いたいんじゃないかな』と思ってほしいですね。そっちの方が楽しいと思います」とAEWスター選手たちとの対決に含みを持たせた。

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棚橋弘至がAEW暫定王座を逃す ジョン・モクスリーに敗れCMパンクとの統一戦に進めず

AEWヘビー級暫定王座を争ったジョン・モクスリー(左)に右手を挙げられる棚橋弘至(新日本プロレス提供)

<プロレス:新日本×AEW合同興行Fobidden Door(禁断の扉)>◇26日(日本時間27日)◇米イリノイ州シカゴ・ユナイテッドセンター

新日本のエース棚橋弘至はAEWヘビー級暫定王座獲得を逃した。メインイベントでジョン・モクスリーとの同級暫定王座決定戦に臨んだものの、18分14秒、デスライダー(ダブルアーム式DDT)に沈んだ。手術を受けて休養中となる元WWEスターで現AEW同級正規王者のCMパンクとの王座統一戦に進めなかった。

フライングボディーアタックで先制した棚橋はエルボー合戦で真っ向勝負。低空ドロップキック、ドラゴンスクリューと足殺しを開始。ラリアットを浴びて場外に落ちた棚橋はチョークスラムでテーブルにたたきつけられた。リングに戻ってもキック、腕ひしぎ逆十字固めでピンチに陥ったが、顔面への踏みつけからスリングブレイドで反撃。大流血したモクスリーに対し、ハイフライフロー、ツイスト&シャウトで攻め込んだ。

さらに飯伏幸太の得意技カミゴェも繰り出し、ハイフライフローを連発したが、決定打にはならなかった。するとモクスリーの逆襲を浴び、何度も強烈な裸絞めで捕獲されて苦しめられて体力を消耗。最後にデスライダーで仕留められてしまった。試合後、流血したモクスリーと抱き合った棚橋は右手を挙げられて敬意を表されていた。

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【K1】武尊、無期限休養 天心との再戦は「直接的な戦いだけじゃない」「思ってる目標ある」

会見を前に手にしていたベルトをそっとテーブルの上に置く武尊(撮影・菅敏)

K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者の武尊(30)が、無期限休養を宣言した。

27日、都内で緊急記者会見に臨み「今回、1回、格闘家として1回歩みをストップさせてもらう。この後のことは決め切れていない」と明かした。

19日に行われたRISEフェザー級王者那須川天心(23)との58キロ契約体重3分3回(延長1回)“世紀の一戦”で0-5の判定負けをしていた。

ケガや精神的な負担が大きく、ここで1度回復に努めることを決めた。K-1のベルトも返上する。

会見では那須川との再戦の可能性を問われた。

「この試合をやる時に、『2回やる必要ない』と言いました。だからこそ意味があると。悔しいから、(試合後に)家に帰った時には、試合を見直して対策考えて、何がダメか、弱かったのか、朝まで考えていたんですけど」。

悔しさはいまも残るが、那須川は今後はボクシングに転向する。何より、自身は休養後に決めた道があるという。

「100%、僕もいま気持ちが固まったいるわけではないので、断言はしたくないですけど、天心選手との戦い、直接的な戦いだけじゃないと思う。その意味でも僕の中でも思ってる目標ある。そういう意味での戦いという意味でなら一生続いていくと思います」

そう毅然(きぜん)と話した。

◆武尊(たける)1991年(平3)7月29日、鳥取県生まれ。小2で空手を始める。11年9月にプロデビューを果たすと、15年4月に初代K-1スーパーバンタム級王座決定トーナメント、16年11月に初代K-1フェザー級王座決定トーナメント、18年3月に第4代K-1スーパーフェザー級王座決定トーナメントで優勝し、史上初の3階級制覇を達成。プロ通算成績は42戦40勝(24KO)2敗。鳥取県米子市首都圏観光大使、とっとりふるさと大使。20年3月に始めたユーチューブの登録者数は26・3万人。168センチ。

会見を前に手にしていたベルトを見つめる武尊(撮影・菅敏)
会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)

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【K1】武尊休養も現役続行へ「心の中で目標できて」今後海外で「自分と向き合う時間作りたい」

会見を前に手にしていたベルトを見つめる武尊(撮影・菅敏)

K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者の武尊(30)が、無期限休養を宣言した。

27日、都内で緊急記者会見に臨み「今回、1回、格闘家として1回歩みをストップさせてもらう。この後のことは決め切れていない」と明かした。

武尊は19日に行われたRISEフェザー級王者那須川天心(23)との58キロ契約体重3分3回(延長1回)で0-5の判定負け。1回に左カウンターでダウンを喫するなどした“世紀の一戦”を終えていた。

ケガや精神的な負担が大きく、ここで1度回復に努めることを決めた。K-1のベルトも返上する。今後は海外で「自分と向き合える時間を作りたい」とした。

引退はない。現役は続ける方向で、「新しい目標、目標がないと試合をする意味もない。何か活動するにあたり、何も目標ないなら辞めた方が良い。悩んだんですけど、ちょっと1つ、1週間たって、心の中で目標できて」と明かした。

具体的な内容については「それはまだ、何も形にもなってないですし、まだ何も進んでない話なので、ここではまだ、言いたくはないんですけど」としながらも、すでに決意している次の道がありそうだ。

総合格闘家への転身などの可能性も含め、格闘家としての今後が注目される。

◆武尊(たける)1991年(平3)7月29日、鳥取県生まれ。小2で空手を始める。11年9月にプロデビューを果たすと、15年4月に初代K-1スーパーバンタム級王座決定トーナメント、16年11月に初代K-1フェザー級王座決定トーナメント、18年3月に第4代K-1スーパーフェザー級王座決定トーナメントで優勝し、史上初の3階級制覇を達成。プロ通算成績は42戦40勝(24KO)2敗。鳥取県米子市首都圏観光大使、とっとりふるさと大使。20年3月に始めたユーチューブの登録者数は26・3万人。168センチ。

会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)
会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)
会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)
会見を前に手にしていたベルトをそっとテーブルの上に置く武尊(撮影・菅敏)

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【K1】武尊が無期限休養「パニック障害とうつ病と診断され」 肉体も悲鳴「腰が分離すべり症」

会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)

K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者の武尊(30)が、無期限休養を宣言した。

27日、都内で緊急記者会見に臨み「今回、1回、格闘家として1回歩みをストップさせてもらう。この後のことは決め切れていない」と明かした。

武尊は19日に行われたRISEフェザー級王者那須川天心(23)との58キロ契約体重3分3回(延長1回)で0-5の判定負け。1回に左カウンターでダウンを喫するなどした“世紀の一戦”を終えていた。

理由の1つに挙げたのは心身の状態。「これは公表するか悩んだんですけど、数年前から精神科にも通っている。パニック障害とうつ病と診断をされてて、その部分は昔からでもあったので、自分でもそことうまく付き合いながらできていたんですけど」と説明した。

「今回の試合で1年くらい、決まるまで数年ですけど、そこで、自分の心が耐えれるのか不安もあったし、知らず知らずのうちに自分の心が壊れていっているのを感じて、今回の試合前にちょっと体調が悪くなった時期があって、その時に、いまの格闘家としての人生ではなく、これからの人生を考えた時にいったん治さないと」と語った。

精神面の他に、肉体も悲鳴を上げているという。「公表してない部分のケガが、拳のけがはずっとあったんですけど、拳以外も腰が数年前から分離すべり症になってしまってて、一時期運動も寝ることもできないくらい、下半身のしびれとか、麻痺とかの状態になってて、拳も1回手術したんですけど、そこから完治せず」と満身創痍だったことも明かした。

今後については、新たな目標も誓った。「最高な心と体でまた戻ってくることが、公表する理由としても、同じように苦しんでいる人たくさんいるし、心だけなく、ケガもそうだし、同じケガで苦しんでいる人もたくさんいる。そういう人に、克服して復活する姿をみせることが次の戦いかなと思っているので、まずはその戦いにしっかり勝って、元気な姿。またその戦いをみなで応援してくれたら嬉しいなと思います」と述べた。

◆武尊(たける)1991年(平3)7月29日、鳥取県生まれ。小2で空手を始める。11年9月にプロデビューを果たすと、15年4月に初代K-1スーパーバンタム級王座決定トーナメント、16年11月に初代K-1フェザー級王座決定トーナメント、18年3月に第4代K-1スーパーフェザー級王座決定トーナメントで優勝し、史上初の3階級制覇を達成。プロ通算成績は42戦40勝(24KO)2敗。鳥取県米子市首都圏観光大使、とっとりふるさと大使。20年3月に始めたユーチューブの登録者数は26・3万人。168センチ。

会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)
会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)

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井上尚弥の野望「すごく理想なのかな」階級上げスーパーバンタムでの4団体統一王者同士の夢対決

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が4団体統一後、1階級上のスーパーバンタム級4団体統一王者との夢対決を希望した。

27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見。WBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(33=英国)との年内の4団体統一戦交渉が進んでいることを明かした上で、来年に向けた理想プランを口にした。

井上は近い将来、1階級上のスーパーバンタム級への転級を目指している。同階級では、ムロジョン・アフマダリエフ(27=ウズベキスタン)がWBAスーパー、IBF王座を統一、スティーブ・フルトン(27=米国)がWBC、WBO王座を統一している。この2団体王座統一王者同士による4団体統一戦の待望論が挙がっている。

年内に4団体王座統一することを前提に、井上は「この両選手が(4団体王座)統一戦の流れになるのなら(自身が階級を上げて)4団体王者同士が戦うのがすごく理想なのかなと思います」との野望を口にしていた。

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

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【K1】武尊が休養宣言 緊急会見で涙 恐怖だった敗北で「1つ強くなれた」動かしたファンの声

会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)

K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者の武尊(30)が、涙声でファンに感謝を伝えるとともに、無期限休養を宣言した。27日、都内で緊急記者会見に臨み、ベルトの返上、休養に入る決断を明かした。

「なんかこれで1つ強くなれたんじゃないかな」。

感慨を込めて、心境の変化を語った。

19日に東京ドームで行われたRISEフェザー級王者那須川天心(23)との58キロ契約体重3分3回(延長1回)の“世紀の一戦”。1回にダウンを喫し、0-5の判定負けをした。約10年ぶりの敗戦。学びがあった。

「毎日、負けることが怖くて、この10年間、ずっと恐怖と戦っていたなと。だから格闘技が大好きで、試合の時は笑って楽しんでいるんですけど、それ以外の時間は苦しさと恐怖しかなかった。それは心から格闘技を楽しめてなかった。苦しさ、恐怖に支配されていた自分、それがあったから強くなれたから無駄ではなかったんですけど、今回10年ぶりに負けて、その時に知れたことは、僕の中ですごく大切なものに気づけたし、負けたこと、負けた自分は許せないし、だけど、自分のゆがんでいた部分、負けに対してのネガティブな気持ちは変わったかなと思いました」。

K-1の代表として、負けが許されない立場を背負い続けた。肉体も精神面でも追い詰められていた。パニック障害、うつ病と診断されながら、己とも戦ってきた。そして、負けた。

ただ、敗北で想像していた景色とは、試合後の東京ドームは違った。

「試合が終わった時に花道で帰る時に、僕の中のイメージでは敗者はスポットライトを浴びずに、勝者が浴びて、敗者は静かに帰るイメージだったんですけど。花道にたくさんのファンが集まってきてくれて、信じてついてきてくれている人、みなさんに申し訳ない気持ちで一杯だったんですけど、『ありがとう』という言葉をたくさん頂いて、それがほんとに…、その時の事は一生忘れないなと思う」。

いまも、その時の事を思い返すと、言葉につまる。その後にはSNSで応援の声が届き続けた。1、2時間しか寝れない日々。メッセージが心に響き続けた。試合前は負ければ引退と決めていた心が動いていった。

「負けてしまった僕に、変わらずに応援してくれる人がたくさんいて、毎日のように『やめないで』『引退しないで』『一生応援してます』という言葉をもらったことで勇気を振り絞ることができた」。

休養に入るが、格闘技人生を止めることはない。応援の声に助けられ、誓った。

「ほんとに言葉をかけてくれた人、心の中で思っている人達の気持ちも届いている。感謝したい」。

もう負けを恐れない。そして、決めた。

「わがままですけど、最後、勝つ姿を見せてから、終わりたいなと思ってます」。

◆武尊(たける)1991年(平3)7月29日、鳥取県生まれ。小2で空手を始める。11年9月にプロデビューを果たすと、15年4月に初代K-1スーパーバンタム級王座決定トーナメント、16年11月に初代K-1フェザー級王座決定トーナメント、18年3月に第4代K-1スーパーフェザー級王座決定トーナメントで優勝し、史上初の3階級制覇を達成。プロ通算成績は42戦40勝(24KO)2敗。鳥取県米子市首都圏観光大使、とっとりふるさと大使。20年3月に始めたユーチューブの登録者数は26・3万人。168センチ。

会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)
会見で心境を話す武尊(撮影・菅敏)
会見を前に手にしていたベルトを見つめる武尊(撮影・菅敏)
会見を前に手にしていたベルトをそっとテーブルの上に置く武尊(撮影・菅敏)

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井上尚弥、バトラーと年内4団体統一戦実現へ「流れ的に良いと聞いている」交渉順調と明かす 

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が年内の4団体統一戦に向けて順調に交渉が進んでいることを明かした。

27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見。残り1人の対抗王者となるWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(33=英国)陣営と対戦交渉に入っていると明かした。

井上は「バトラーとの交渉につきましては(所属ジム)大橋(秀行)会長から交渉中で流れ的にはいいと聞いている」と明かした。具体的な日程、開催国については未定としながら「4団体統一戦が実現するなら日本でも米国でも英国でもどこでもいいと思っています」と口調を強めた。

7日にさいたまスーパーアリーナで元5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦を2回TKO撃破で勝利。日本人初の3団体統一王者となった。10日(日本時間11日)に世界的にもっとも権威のある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」が階級を超越した最強ボクサーを決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選定して以来、初の公の場。 井上は「ドネア戦での勝ち方次第と言われていたので、1位になるのかなと(思っていた)。これ以上ない試合内容で終わることができ、PFP1位となり満足する結果でした。PFP1位という立ち位置もあるので、それにふさわしい試合をこなしたい。その上で4団体統一した上でスーパーバンタム級で新たな挑戦したい」と意気込みを示した。

プロボクシングの世界王者では過去にWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)、世界4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)らが日本外国特派員協会で会見している。

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
会見前、ファイティングポーズする井上尚弥(撮影・鈴木正人)
ポール・バトラー(ロイター)

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井上尚弥、那須川天心vs武尊は「見てましたし、刺激を受けることもありました」注目対決に言及

報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が、19日に東京ドームで対戦したキック注目対決、那須川天心-武尊戦について言及した。

27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見。世間的な注目を浴びたキック対決について「もちろん日本人として日本人の最強2人が戦った2人は見てましたし、刺激を受けることもありました」と口にした。

7日にさいたまスーパーアリーナで元5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦を2回TKO撃破で勝利。日本人初の3団体統一王者となったことを受け、会見をオファーを受けていた。10日(日本時間11日)に世界的にもっとも権威のある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」が階級を超越した最強ボクサーを決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選定して以来、初の公の場となった。

プロボクシングの世界王者では過去にWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)、世界4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)らが日本外国特派員協会で会見している。

会見場入りする井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

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井上尚弥、PFP日本人初1位に「メディアの注目を浴びてありがたいこと」外国特派員協会で会見

会見前、ファイティングポーズする井上尚弥(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が「世界最強ボクサー選定」に感謝の言葉を口にした。

27日、東京・千代田区の外国特派員協会で会見に臨んだ。10日(日本時間11日)に世界的にもっとも権威のある米老舗ボクシング専門誌「ザ・リング」が階級を超越した最強ボクサーを決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選定して以来、初の公の場。井上は「ドネア戦が終わって結果的にPFP1位にランク付けされましたし、メディアの注目を浴びてありがたいこと」と感謝した。

7日にさいたまスーパーアリーナで元5階級制覇王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体王座統一戦を2回TKO撃破で勝利。日本人初の3団体統一王者となったことを受け、会見のオファーを受けた。

既に残り1人の対抗王者となるWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(33=英国)陣営とは対戦交渉に入っている。年内の4団体統一戦実現に向けて今月中にはジムワークを再開する予定となっている。

プロボクシングの世界王者では過去にWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)、世界4階級制覇王者のWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成)らが日本外国特派員協会で会見している。

会見場入りする井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)
報道陣の質問に答える井上尚弥(撮影・鈴木正人)

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【名古屋場所新番付】伊勢ケ浜親方「次は三役、鋭い立ち合いができるように」新入幕錦富士に期待

名古屋場所の番付表を持つ錦富士(左)と師匠の伊勢ケ浜親方(日本相撲協会提供)

伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が27日、大相撲名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付発表会見に出席し、新入幕を果たした弟子の錦富士(25)をたたえた。「率直にうれしい。肘をけがしていなかったらもう少し早く上がっていたと思う。やっと上がった」と喜び、名古屋場所について「新入幕でもあんまり緊張しないで、勝ち越しを目指して」とエールを送った。

近大を中退して入門から約6年で幕内に上がった要因について、伊勢ケ浜親方は稽古熱心なことと、自分の型を持っていることを挙げた。「地道な稽古と、体をしっかり作ってきた。自分の形をちゃんと持ってますからね。右でまわしを取っても相撲を取れるし、突き押しもだいぶ強くなってきている」。

体も大きくなってきているといい「やっと幕内で取れそうな体になってきた」と分析。「十両と幕内はスピードと重さが違うけど、もう幕内で取れる状態になっている」と太鼓判を押した。

同部屋はこれで幕内力士が5人となる。「稽古相手がいますから、雰囲気が良いんじゃないですか」と受け止めながら、同じ青森県から幕内力士が出たことにも言及。「同じ故郷の子どもですからね。一時少なかったですけど、また増えてきました」と声を弾ませた。

幕内に上がったが、ここがゴールではない。伊勢ケ浜親方は「とりあえず段階的にいくと、幕内の次は三役。まずそこはしっかり見据えて、もっと体を作ってもっと鋭い立ち合いができるようになってくれればいい」と期待を寄せた。

名古屋場所で新入幕を果たした喜びを語る錦富士(左)と師匠の伊勢ケ浜親方(日本相撲協会提供)

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【名古屋場所新番付】新入幕の錦富士「しっかり当たってスピードのある相撲を」

名古屋場所で新入幕を果たした喜びを語る錦富士(日本相撲協会提供)

日本相撲協会が27日、大相撲名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表し、夏場所で十両優勝した錦富士(25=伊勢ケ浜)が新入幕を果たした。「朝起きて携帯にたくさんの方からお祝いのラインが来ていた」と吉報を知った時の様子を振り返り、「幕内の番付に載っているのを見て実感がわいた」と心境を語った。

東前頭17枚目の座に就いて臨む名古屋場所について「しっかり当たって、スピードのある相撲をとって結果につなげたい。大勝ちを意識すると崩れてしまうので、1日一番だけを意識して、それが三賞とかにつながっていけば」と目標を口にした。

この1カ月間の稽古について「番付も上がるので立ち合いのスピード、そこから前みつを取っての速い相撲を心がけてきた」。横綱照ノ富士ら関取衆、出稽古に訪れた明生と体を合わせ「40~50番。多い時は60番を超えることもあった」と自信をのぞかせた。

名古屋場所で対戦したい力士には同じ青森県出身で、三本木農高時代同期の阿武咲を挙げた。対戦すれば中学生以来で、公式戦では勝ったことがないという難敵だ。「いつも決勝までいくと、阿武咲関に負けて悔しい思いをしてきた。対戦したら勝てるよう、楽しみにしてます」と語った。近大を中退して入門から約6年。一皮むけた伊勢ケ浜部屋のホープが、暑い名古屋をさらに熱く盛り上げる。

名古屋場所で新入幕を果たした喜びを語る錦富士(左)と師匠の伊勢ケ浜親方(日本相撲協会提供)
名古屋場所の番付表を持つ錦富士(左)と師匠の伊勢ケ浜親方(日本相撲協会提供)
名古屋場所で新入幕を果たした喜びを語る錦富士(日本相撲協会提供)
名古屋場所の番付表を持つ錦富士(日本相撲協会提供)
名古屋場所で新入幕を果たし、笑みを浮かべる錦富士(日本相撲協会提供)

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