中邑真輔、統一王者レインズにリベンジ宣言もゼインに邪魔され痛恨のリングアウト負け

<WWE:スマックダウン大会>◇6日(日本時間8日配信)◇米ニューヨーク州ユニオンデール・ナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアム
「キング・オブ・ストロング・スタイル」中邑真輔がWWEヘビー、ユニバーサル統一王者ローマン・レインズへの報復を宣言した。
4月のレッスルマニア38大会では、レインズのいとこでスマックダウン・タッグ王者ウーソズ(ジェイ、ジミーのウーソ兄弟)によって仲間のリック・ブーグスが右ひざ負傷に追い込まれた。さらに翌週大会ではレインズに“悪意”の抱擁とウーソズのダブル・スーパーキックに沈められるなど屈辱を味わってきた。
バックステージでインタビューに応じた中邑はレインズ一派について「ヤツらにやられたことは決して忘れてない。いつかその時が来たら、ローマン・レインズとやってやる」とリベンジを宣言した。レインズへの怒りを抑えながら話す中邑の背後には、レインズ一派にすり寄るサミ・ゼインの姿があった。
レインズ一派のポール・ヘイマンに近づいたゼインに「中邑が報復を狙っているが、俺が代わりに相手をするから心配しなくていい」と告げ口され、さらにWWEオフィシャルのアダム・ピアースの提案で急きょ中邑-ゼインのシングル戦が決定した。
延髄切り、スライディング式ジャーマンスなどで攻め込んだ中邑はゼインのみちのくドライバーなどで反撃されると、エルボーとミドルキックを打ち合った。華麗な腕ひしぎ逆十字固めやスピンキックでゼインを追い詰め、とどめのキンシャサを狙おうとすると、ゼインの場外回避に見舞われた。
好機を逃した中邑は場外までゼインを追いかけ、ライダーキックを放ったものの、逆に防護壁へとたたきつけられた後、ヘルヴァキックを浴びて大ダメージ。そのまま場外リングアウト負けとなってしまった。
大喜びでリングを駆け回るゼインを横目に、中邑は場外で悔しそうな表情を浮かべていた。
- サミ・ゼイン(下)にニードロップを浴びせた中邑真輔(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.