中谷潤人が待望のゴルフ場走り込み「肉体的だけではなく、精神的にもくる」

プロボクシングWBO世界フライ級王者中谷潤人(24=M.T)が30日、相模湖CCで走り込みトレを敢行した。
4月9日に2度目の防衛に成功。まだ次戦は決まっていないが、来月からの米国トレーニングを見据え「準備をスイッチを入れるのが目的」(中谷)と同門となる藤崎光志、斎藤哲平、神足茂利と4人で起伏のあるゴルフコースを走り込んだ。
中谷は「以前からゴルフ場で走ってみたいとずっと思っていたところ、よかったら走ってみませんか? というお誘いをいただき、トレーニングできる環境も作っていただきました」と待望のゴルフ場トレだったことを明かした。早朝にアウトコースの計9ホールを走りきり「とてもいい走り込みができました。アップダウンがあって、肉体的だけではなく、精神的にもくるな、という感じで」と振り返った。
最終9番ではダッシュメニューにも取り組み、両足は限界に達するほどの下半身強化となったようだ。中谷は「ずっと走ってきたから乳酸もたまっていたし、結構きつかったです。1時間半ほどでしたが、すごくいいトレーニングができたと思います」と心身ともに充実した様子だった。6月5日から渡米し、現地到着後にスパーリングなどの練習メニューを決めていく方針。また6月25日に米サンアントニオで予定されるWBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(米国)-同級2位シーサケット・ソールンピンサイ(タイ)戦なども視察する見通しだという。
- 相模湖GCで走り込みをしたWBO世界フライ級王者中谷(左から2番目)、神足(左端)、藤崎(同3番目)、斎藤らM.Tジム勢(M.Tジム提供)