日本人初世界王者白井義男氏の「秘蔵映像」初公開 トランクスや愛用ガウンなども展示

プロボクシングのWBC(世界ボクシング評議会)の社会貢献イベント「WBC CARES」が11日、埼玉・草加市で開催され、70年前の1952年(昭27)5月19日に日本人初の世界王者になった元世界フライ級王者の白井義男氏(享年80)の「タイトルマッチ秘蔵映像」(産経映画社)が初公開された。
王座を奪取したダド・マリノ(米国)との世界戦の「試合ドキュメント映像」で、15回に及ぶ試合のハイライトに加えて、王者マリノの来日やオープンカーに乗って都心をパレードする両選手の様子や、会場となった後楽園球場の設営風景など貴重な映像の数々が収められていた。
白井氏の記念品展示コーナーも設けられ、試合で着用したトランクスやリングシューズ、愛用のガウン、練習用グローブに加えて、マリノ戦のポスターや当時の貴重な写真も展示された。
イベントには元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏、元WBC女子世界ライトフライ級王者の富樫直美氏、元東洋太平洋ライト級王者の坂本博之氏らも参加。約500の観客が詰め掛けた。