亀田興毅氏のKWORLD3ジム主催で初興行開催 8・14エディオンアリーナ大阪

プロボクシングで、3150ファイトクラブあらためKWORLD3ジム主催初の興行について、元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(35)が15日、大阪市内のジムで会見した。「3150FIGHT vol.3」として8月14日にエディオンアリーナ大阪のメイン競技場で開催する。
興毅会長はプロモーターライセンスを取得。この興行からプロモート業に専念するため、肩書も「創立者」を意味するファウンダーに変える。
世界戦が行える大規模な会場で、ボクシング界の未来を見据えた改革を打ち出す。そのひとつが「プラットフォーム構想」。これまではジム主体で行ってきた興行の垣根をなくし、地方で埋もれている好選手の発掘などを目的に全国規模で出場選手を募る。
「現状はボクシングだけで食えている選手は少ない。それを打破したいんで、破格のファイトマネーとかいろいろやっていきたい」と興毅会長。多くの選手が集うイメージを「シン亀田駅」と話し、来年には東京進出のプランも明かした。
メインは但馬ミツロ(27)の日本ヘビー級タイトルマッチを予定。史上最短2戦目でのタイトル奪取をかけて、韓国同級王者のイ・ソンミン(31)と対戦する。但馬は「これ(日本タイトル)をとってこそのスタート。勝って、海外の強いやつと戦っていくイメージ」。目標は日本人初の世界ヘビー級王者。壮大な夢に向かい、興毅会長とともにスタートを切る。
- 8・14に日本タイトルに挑む但馬ミツロ(右)と亀田興毅会長(撮影・実藤健一)
- 8・14に日本タイトルに挑む但馬ミツロ(中央)と亀田興毅会長(左)、大毅副会長( 撮影・実藤健一)