平岡アンディがWBOアジアパシフィック王座V3防衛成功「練習の通りできた」2回TKO勝ち

<プロボクシング:フェニックスバトル92大会>◇13日◇東京・後楽園ホール
日本、WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王者平岡アンディ(26=大橋)がWBOアジア・パシフィック同級王座の3度目防衛に成功した。
同級4位アルビン・ラガンベイ(27=フィリピン)の挑戦を受け、2回2分27秒、レフェリーストップによるTKO勝ちを収めた。「本当に緊張感を持てるような試合をしたかった。良かったです」と安堵(あんど)の笑みを浮かべながらベルトを肩にかけた。
挑戦者は1階級上となるウエルター級でWBOアジア・パシフィック王座を獲得。同団体王座の2階級制覇を狙っている強敵だったが、1回から右フックでぐらつかせ、2回には左ストレート、右フックなどの連打で攻め続けると、ロープ際に追い込んで左強打でとどめを刺した。「練習の通りできた。フィニッシュは良かったかなと。満足しているというと、『あの人』に怒られるかもしれないけれど」と苦笑い。セコンドにいた父ジャスティス・コジョ・トレーナーをみつめた。
現在、世界ランキングではIBF9位と世界挑戦可能な段階に入っている。所属ジムの大橋秀行会長は「来年には勝負」と世界戦にゴーサインを出す意向を示している。世界ベルトに向け、また一歩前進する快勝劇となった。米プロモート大手トップランク社とも契約する平岡は「2度ラスベガスで試合していますが、またラスベガスで試合したい。それまでに自分の力を底上げしていきたい」と再び海外マッチに臨むことにも興味をみせていた。
- WBOアジアパシフィックスーパー・ライト級タイトルマッチ 1回、ラガンベイ(左)にパンチを見舞う平岡(撮影・野上伸悟)
- WBOアジアパシフィックスーパー・ライト級タイトルマッチ 1回、ラガンベイ(左)にパンチを見舞う平岡(撮影・野上伸悟)
- WBOアジアパシフィックスーパー・ライト級タイトルマッチ 1回、ラガンベイ(左)にパンチを見舞う平岡(撮影・野上伸悟)
- WBOアジアパシフィックスーパー・ライト級タイトルマッチ 2回、TKO勝ちでタイトルを防衛し喜ぶ平岡(撮影・野上伸悟)