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ゴロフキン「ボクシングファンなら誰が真の王者か知っている」アルバレスと45秒にらみあい

計量クリアし、フェースオフするサウル・アルバレス(左端)とゲンナジー・ゴロフキン(右端)(マッチルーム社公式インスタグラムより)

プロボクシングWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)がライバルとファンに向けて強烈なメッセージを送った。17日(日本時間18日)、米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催される4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(32=メキシコ)との3度目対決に向け、16日(同17日)に同地の野外会場で前日計量に臨み、先に体重計に乗って167・8ポンド(約76・11キロ)でクリア。スーパーミドル級(168ポンド=約76・2キロ)初戦ながら、アルバレスがパスした体重167・4ポンド(約75・93キロ)よりも重いウエートだった。

公式計量終了後、英プロモート大手マッチルーム社のエディ・ハーン社長を挟み、アルバレスと実に45秒間のフェースオフ(にらみ合い)を展開。1階級上の挑戦となる計量を終え「それは新しいものではない、いつもと同じだ」と言い切ったゴロフキンは「本当のボクシングファンなら、誰が真のチャンピオンかを知っているでしょう」とアルバレスとファンに向けて「本音」のメッセージを送った。

アルバレスを応援するメキシコのファンが多かったこともあり「すべてのメキシコ人にとって最大の日、独立記念日(9月16日)でした。みんなおめでとう。私のファンだけでなく、ボクシングのファンのみんな、見に来てください」と自信の表情を浮かべた。

両者の初対決は17年9月で引き分け、2度目は18年9月で0-2の僅差判定負けを喫した。あえて「真のチャンピオン」と表現したのは、ゴロフキン自らが2試合とも勝利したと確信していることを意味するものだろう。9回TKO勝ちを収めた今年4月の村田諒太(帝拳)とのWBAスーパー、IBF世界ミドル級王座統一戦以来のリング。過去2度のアルバレス戦とは違い、キャリアで最も重いウエートという“未知”の領域でのファイトとなるものの、運命のゴングに向けてゴロフキンの自信は揺るぎないようだ。

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【WWE】「ザ・マン」ベッキー・リンチ、23年の野望はレッスルマニアで2度目のメイン出場

ザ・マン(超雄)と言われるベッキー・リンチ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

米プロレスWWEのスター選手で「ザ・マン(超雄)」ことベッキー・リンチが来年4月に控える年間最大の祭典に向けて大きな野望を口にした。

7月のサマースラム大会で肩を痛めて長期離脱。11月のサバイバーシリーズ大会の5対5チーム戦「女子ウォーゲームズ戦」で復帰したばかり。22年を振り返りつつ、来年1月開催のロイヤルランブル大会に向けてインタビューに応じた。主な一問一答は次の通り。

-女子ウォーゲームズ戦前にリング復帰し、チームに勝利をもたらした

「ウォーゲームズ戦のような大きな会場の中で、再び観客の前に出ることができて刺激的だったし、とてもうれしかった。これまでやったことのない試合形式でとても厳しい試合になった。リングが2つで巨大なケージ(に囲われ)、そして(反則OK)何でもあり。正直、まだ肩の調子が良くない。だから私が緊張していたと言うのは少し控えめな表現だったけど、観客の前に登場してそのエネルギーを感じたら、他のすべてを忘れてしまうわ」

-ケージ上から飛び降りたのは怖かったか

「怖かったし、痛みもあった。緊張しながらも『この試合で記憶に残る何かを残したい』と思っていた。復帰したら身を危険にさらさなければならないし、中途半端なことはできない。『ザ・マン』でも、お金を払って見る価値のあるベッキー・リンチでもなくなってしまう。私は試合中に誰かをつぶしてやりたい、ばかヤツらをレッグドロップでテーブル葬にしたいと思っていた。チャンスが訪れた時、技を繰り出す以外にやることはなかったけど、ケージ上でためらう瞬間があったと思う。着地した時はもちろん痛かったが、ダコタ・カイの方がもう少し痛かったかもしれないね」

-「ザ・マン」と呼ばれてから4年が経過。この愛称は何を意味する

「何ごとにも全力で取り組むということよ。それが何であれ、障害が何であれ、肩の骨折であろうが、本を書いたり演技プロジェクトをしたりしながら、外出先で育児をなんとかしていることでもね。今やっていることに全力を注ぐこと。『ザ・マン』であるとは何を意味するか、これは私の中で長年にわたって進化してきたし、今たどり着いた場所でこれ以上ないほどの幸せを感じている」

-WWEが9月、実に30年ぶりの英国スタジアムショー、クラッシュ・アット・ザ・キャッスルを開催したが、アイルランド出身のリンチは欠場した

「ああ思い出させないで…。私にとってあのイベントを見るのも、出場機会を逃して観客がどれほど素晴らしかったかを聞くのもとてもきつかった。将来、もっと出場機会があると信じている。スタジアムショーをどこで開催したいかって? アイルランドのクローク・パークで100%。ためらう必要はないでしょ」

-来年1月末には伝統のロイヤルランブル大会がある

「みんなはいつも勝つことを望んでいる。もし(女子)ロイヤルランブル(30人出場の時差式バトルロイヤル)に参加するのであれば、勝ちたいでしょ。それが計画。ロイヤルランブルで優勝し、レッスルマニアのメインに2回目の出場を果たすことが目標よ」

-リア・リプリーはあなたとのビッグマッチを望んでいます

「リアは、これまでに見た中でも偉大な女性アスリートの1人だと思う。彼女は素晴らしいし、とても若いので可能性に満ちている。私は彼女を見て『WWEの未来であり、WWEは安泰だ』と言ったわ。彼女は将来、有望だけど、私が今のWWEの顔よ。その場所にいることができるのは1人だけ。さらに彼女は私がよく知っている人とつるんでいる。彼女のコーナーには(アイルランド出身)フィン・ベイラーがいるから、そこには興味深い力強さがある。私はフィンのことを20年以上知っているから、いざとなったらどちら側につくかを見るのは興味深いわね」

-リンチはどうクリスマスを過ごすのか

「クリスマスが大好き。クリスマスには陽気で小さなエルフに仮装するの。家はデコレーションされていて、クリスマスの買い物はもう全部終わったし、1人分しか買わなくていいのよ。それは娘のルーのことね。クリスマスがとても楽しみだわ」

-リンチへのプレゼントは何を買うべきか

「クリスマスにプレゼントを求めてないわ。私たちは何も必要ないからクリスマスプレゼントはしないのよ。何か欲しいものがあれば、買うことができて幸運だと思うし、理想の夫(セス・ロリンズ)と赤ちゃんがいて理想の仕事をしている。プレゼントをするのは好きだけど、プレゼントは必要ないのよ」

-23年の目標は立てたか

「いいえ、立てないけど、いつも目標を設定している。いつも年末にメモ帳を用意してたくさんの目標を書くの。私はゴールチェッカーだから目標を紙の上で見たり、チェックできるのが大好き。本当にすごくて、私たちはいつも何かを追いかけているから、目標設定することでたくさんの感謝や視点を得ることができる。座ってどれだけ達成したかを実感するのは素晴らしいことよ」

-世界中のファンにメッセージはあるか

「22年は浮き沈みだらけだった。悪い部分では明らかに長期間のけがで精神的な影響があった。復帰の際は不安でいっぱいだったけど、ファンは両手を広げて迎え入れてくれて、こんなに素晴らしいことは他にないことを思い出させてくれた。彼らを楽しませるために身を危険にさらすことは特権だし、それだけの価値があること。彼らを楽しませることができることに大きな感謝をしているし、23年にもっとたくさんのことをするのが待ちきれない」

(おわり)

23年に向けた野望を明かしたザ・マン(超雄)ことベッキー・リンチ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.
11月のサバイバー・シリーズ大会の女子ウォーゲームス戦に出場したベッキー・リンチ(C)2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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三笘薫から助言で勇気 元年俸120円Jリーガー格闘家安彦考真、スイス選手リターン戦KO勝利

「EXECUTIVE FIGHT 武士道」の前日会見に出席した安彦考真

元年俸120円Jリーガーで、20年末から格闘家へ転身した安彦考真(44)が9日、東京・八芳園で行われたアマチュア格闘技イベント「EXECUTIVE FIGHT BUSHIDO~皇~」でスイスのパトリック・カバシ(28)と67キロ契約3分3ラウンドで戦い、KO勝ちした。

カバシとは10月に相手の母国スイス・チューリヒで開催された格闘技大会「ノックアウト・ファイトナイト8」でも対戦し、互いにダウンを奪い合った末に引き分け。相手が来日して実現したリターンマッチで「タフな選手ですが、今回でちゃんと決着をつけたい」と意気込んでいた通り、しっかりと勝利を収めた。

元Jリーガーらしく、この試合は「僕の中でのW杯」と位置づけていた。10月は他の国内大会からのオファーもあったが、「あえて過酷な方を選ぶ。それが挑戦者」と迷わずスイスへと飛んだ。「スイスにはFIFAの本部もある」とし「熱いファイトで、見る人の心が動かされるものをみせたい」と語っていた。

サッカーW杯での日本の戦いから多くの勇気ももらった。出場選手にも知り合いは多く、MF三笘薫にはスイスでの試合が決まった際に連絡を入れた。相手と相まみえる際のマインドについて聞き、自分の得意な形を出すこと、苦手な部分なるべく見せないことの重要性を教えられた。「いけると思ったら勝負をする。『練習中のイメージを忘れないことが大事で、僕はウオーミングアップではそのことを意識しています』と言われて、これは自分にとって大事なことだなと思いました」。

目標は大みそかの格闘技イベント「RIZIN」出場。これでデビューから格闘家としては8戦7勝1分の無敗。「W杯のスペイン戦のように、1ミリの可能性を全員が持っている。それを忘れないことが重要だと思います」。夢を諦めることなく、安彦は挑戦を続けていく。【松尾幸之介】

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2年以上実戦がない辰吉丈一郎の次男・寿以輝は、どうしているのか? 今の心境を語った

飛躍へ意気込む辰吉寿以輝(撮影・実藤健一)

元WBC世界バンタム級世界王者・辰吉丈一郎(52)の次男、寿以輝(26=大阪帝拳)が9日、大阪市内の大阪帝拳ジムで取材に応じ、2年以上遠ざかる実戦を熱望した。

寿以輝は、20年11月6日に今村和寛(本田F)とのスーパーバンタム級8回戦で負傷引き分け。その後は昨年9月に後楽園ホールで同級8回戦が組まれたが、寿以輝の負傷のため中止。以降、試合が組まれていない。

ジムの方針で寿以輝の負傷に関する具体的な情報は明かされていないが、「タイミングだと思う。自分としてはいつでも試合ができる状況にある」と言った。

当面の目標は長期休養で失った日本ランキングへの復帰。「あせりはあるけど、デビューするまでに18年のブランクがあったから。それを考えたら何てことはない。気持ちは全然、折れていないから」と言った。

現状、具体的な試合予定は見えない。コロナ禍で興行的に苦心が続く状況で、先は見えない。それでも寿以輝は前向き。

「(負傷前は)もう少しで日本タイトルに届くところだった。まず日本ランクに戻して、来年はタイトル戦を狙えるところまでいきたい」

大きな期待を背負う「辰吉Jr.」。プレッシャーも力に変えて、再び世界の山を目指していく。【実藤健一】

スーパーバンタム級8回戦での辰吉寿以輝の勝利に笑顔を見せる辰吉丈一郎(2018年4月30日撮影)
辰吉寿以輝(2019年12月17日撮影)

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小川直也がプロレスラーへ怒りの呼びかけ「早くしないと」猪木さん追悼大会いまだ参戦発表なし

のぼりを掲げる小川(撮影・勝部晃多)

10月1日に心不全のため79歳で死去した元プロレスラー、政治家のアントニオ猪木さんの弟子にあたる元プロレスラーで、格闘家としても活躍したバルセロナオリンピック(五輪)柔道男子95キロ超級銀メダリストの小川直也氏(54)が、プロレスラーへ怒りの呼びかけを行った。

9日、今月28日に東京・両国国技館で開催する「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」の第2弾対戦カード会見に「令和猪木軍」の総監督として登場。猪木さんの追悼イベントとして行われる同大会に、いまだにプロレスラーの参戦発表がないことに対して感情をむき出しにした。

先月の記者会見でも、RIZINファイターやプロレスラー参戦の発表がなかったことに立腹だった小川はこの日、RIZINファイターの矢地祐介、貴賢神の参戦に「感謝しかないです」と喜びを示した。

だが、会見後の囲み取材では、プロレスラーに対し「本当におかしい。早くしないと(枠が)なくなっちゃうよ。心配じゃないのかな。どんどん言ってきてほしい。なんかおかしいぞ、プロレスラーは」と、首をかしげた。そして「これは『協力』じゃなくて『お勤め』。そこだけははき違えないで欲しい」と強調。語気を荒らげて、早期の参戦表明を呼びかけていた。

同大会は元K-1プロデューサーの谷川貞治氏がプロデュース。スーパーバイザーをRIZINの榊原信行CEOが務めている。

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RIZIN矢地祐介ら参戦決定「INOKI BOM-BA-YE×巌流島」第2弾3カードを発表

矢地祐介(2021年12月9日撮影)

格闘技イベント「INOKI BOM-BA-YE巌流島事務局」は9日、都内で記者会見を開き、今月28日に東京・両国国技館で開催する「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」の第2弾対戦カード3試合を正式に発表した。

RIZINから矢地祐介(32)の参戦が決定。ルール未決定ながら元K-1王者木村“フィリップ”ミノル(29)と対戦する。初代KNOCK OUTフェザー級王者でキック13戦全勝の龍聖(21)はダウサコン・モータッサナイ(32)と、岩崎大河(25)は元ベラトール世界王者のラファエル・ロバト・ジュニア(39)との対戦が決まった。

また、大相撲の元幕内で、昨年7月の名古屋場所中に大麻たばこを使用して日本相撲協会から解雇処分を受けた元貴源治こと貴賢神(25)の緊急参戦が決定。その他、オープニングファイトで猪木さんの愛弟子・中谷優我の参戦、リングアナウンサー田中ケロ氏の登場も決まった。

この日発表されたカードは以下の通り。

◆木村“フィリップ”ミノル-矢地祐介(ルール調整中)

◆ラファエル・ロバト・ジュニア-岩崎大河(MMAルール5分3回 88・5キロ)

◆龍聖-ダウサコン・モータッサナイ(巌流島ルール3分3回 58キロ)

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バトラーはロッキー?「井上に勝ったらロッキーの物語になる」下馬評覆す井上尚弥撃破に自信

サンドバッグ打ちするバトラー(大橋ジム提供)

ボクシングWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(34=英国)が「ロッキー魂」で番狂わせを起こす。

8日、13日に東京・有明アリーナで行われるWBAスーパー、WBC、IBF世界同級王者井上尚弥(29=大橋)との4団体王座統一戦に向け、横浜市内で練習を公開。戦前予想の不利を覆す姿勢をみせた。同陣営のマネジャー兼トレーナーのジョー・ギャラガー氏は映画「ロッキー」の主人公ロッキー・バルボアや登場人物を挙げ、井上撃破に自信をみせた。

    ◇    ◇    ◇

海外ブックメーカー(賭け屋)の井上有利の戦前予想にも、バトラーは自信に満ちた顔をみせた。英大手ウィリアムヒルで井上の勝利に1・02倍、バトラーは15倍という大差オッズになっていることを問われても、「ブックメーカーが設定していること。前試合も予想は相手が有利だったが、私が勝った」と涼しい表情だった。

井上には敬意を表している。19年5月に英グラスゴーで行われた井上-ロドリゲス戦の興行に自らも出場。同戦を生観戦しており「本当に素晴らしい。(最強選手ランク)パウンド・フォー・パウンド1~2位で世界王者」と同級最強と認めた。その上で、自身の最大の強みも強調。「私の武器はボクシング脳。4団体統一王者は一生の目標。井上より上回る点? 非常に難しい質問だが、試合がその結果をみせてくれる」と静かに燃えていた。

多くの世界王者を育成してきた名指導者ギャラガー氏の言葉は熱かった。バトラー不利の戦前予想に対し、まず英地元紙でコメント。映画「ロッキー」で、主人公が下馬評を覆して世界王者アポロを倒したことになぞらえ、「井上に勝ったらロッキーの物語になる」とした。この日はさらに、「ポールは世界王者。彼はアポロだと思うし、今度は(ロッキー4の敵)ドラゴのような選手になるかも。見ている人たちに衝撃を与えるような試合になる」と太鼓判を押した。井上には隙があるとし「守りに弱点があると思う。ミスは逃さないように突きたい」と手応えを口にした。【藤中栄二】

◆ポール・バトラー 1988年11月11日、英エルズミアポート生まれ。アマ時代には英国選手権フライ級優勝。10年12月、アルファドリ(英国)戦に4回判定勝ちでプロデビュー。14年6月、IBF世界バンタム級王座を獲得。14年10月に同王座返上。スーパーフライ級に転向し、15年に当時のIBF王者テテ(南アフリカ)に挑戦も8回KO負け。16年10月からバンタム級復帰。同年にIBF同級王座決定戦でロドリゲス(プエルトリコ)に敗退。22年4月、WBO同級暫定王座決定戦でスルタン(フィリピン)に判定勝ち。後に正規王者昇格。身長168センチの右ボクサー。

〇…井上陣営の大橋会長、父真吾トレーナーがバトラーの練習を視察した。上半身裸の姿、この日で55・8キロと減量も順調だと確認。練習で右構えからサウスポーに替えるシーンがあり、大橋会長は「すごく小刻みに動いて、タイミング良くパンチが強い。左が特に強い。強く打ってくるパンチは『ある』と思うので気をつけたい」と警戒。真吾氏は「基本に忠実でガードもしっかりしている。崩すのは難しいとは思う。バトラーが出てきてくれれば流れが変わる」とした。

比較表
練習を公開したバトラー(大橋ジム提供)
公開練習前、取材に応じたWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(大橋ジム提供)
マネジャー兼トレーナーのジョー・ギャラガー氏(右)とWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(大橋ジム提供)
一緒に来日した陣営と写真撮影に応じたWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(左から4番目))(大橋ジム提供)
バトラー(手前)の公開練習を視察した井上の父真吾トレーナー(大橋ジム提供)

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元年俸120円Jリーガーで格闘家の安彦考真「今回でちゃんと決着」引き分けた相手とリターン戦

「EXECUTIVE FIGHT 武士道」の前日会見に出席した安彦考真

元年俸120円Jリーガーで、20年末から格闘家へ転身した安彦考真(44)が8日、都内で行われたアマチュア格闘技イベント「EXECUTIVE FIGHT BUSHIDO~皇~」(東京・八芳園)の前日会見に出席し、意気込みを語った。

対戦するのは、10月に相手の母国スイス・チューリヒで開催された格闘技大会「ノックアウト・ファイトナイト8」で相まみえたパトリック・カバシ(28)。互いにダウンを奪い合って引き分けに終わった相手が急きょ来日し、リターンマッチを行う。安彦は「相手も不完全燃焼で、またやりたいということで。また対戦できることを楽しみにしています。アンディ・フグさんの母国スイスで、あの試合は僕の経験値になった。タフな選手ですが、今回でちゃんと決着をつけたい」と力を込めた。

カバシも「前回の試合はとても厳しいものだったが、今回のためにトレーニングを積んできました。いい戦いになると思う」と不敵に笑った。

試合は大会唯一のプロ戦として、67キロ契約の3分3Rで行う。安彦は「今はサッカーW杯もやっているし、試合前に国歌を流せたらいいなと思っています。スイスにはFIFAの本部もあるし、これが僕の中でのW杯。熱いファイトで、見る人の心が動かされるものをみせたい」と意気込んだ。

格闘家に転身し、まもなく丸2年が経つ。目標に掲げた大みそかの格闘技イベント「RIZIN」出場はまだかなっていないが、諦めてもいない。「この年末がどうかなという思いもあるけど、それでもやり続けることが大事」と語り「目指す舞台をつかむためにもしっかり勝って、次のステージにいきたい。W杯のスペイン戦のように、1ミリの可能性を全員が持っている。それを忘れないことが重要だと思います」と説いた。思わぬ形で実現したホーム&アウェーの決戦。ここまで格闘家としてはプロアマ含め、7戦6勝1分の無敗。異国の難敵もしっかりと撃破し、信じる道を進んでいく。【松尾幸之介】

◆安彦考真(あびこ・たかまさ)1978年(昭53)2月1日、神奈川県生まれ。高校3年時に単身ブラジルへ渡り、19歳で地元クラブとプロ契約を結んだが開幕直前のけがもあり、帰国。03年に引退するも17年夏に39歳で再びプロ入りを志し、18年3月に練習生を経てJ2水戸と40歳でプロ契約。出場機会を得られず19年にJ3YS横浜に移籍。同年開幕戦の鳥取戦に41歳1カ月9日で途中出場し、ジーコの持つJリーグ最年長初出場記録(40歳2カ月13日)を更新。20年限りで現役を引退し、格闘家転向を表明。同年12月には初の著書「おっさんJリーガーが年俸120円でも最高に幸福なわけ」(小学館)を出版。オンラインサロン「Team ABIKO」も開設。21年4月にアマチュア格闘技イベント「EXECUTIVE FIGHT 武士道」で格闘家デビュー。22年8月に同大会75キロ以下級の王者に輝いた。プロとしては22年2月16日にRISEでデビュー。同6月24日のRISE159にも出場し、プロ2連勝中。175センチ、74キロ。

「EXECUTIVE FIGHT 武士道」の前日会見に出席した、左からパトリック・カバシ、主宰の小比類巻貴之、安彦考真
「EXECUTIVE FIGHT 武士道」の前日会見に出席した出場者たち
「EXECUTIVE FIGHT 武士道」の前日会見に出席した安彦考真
「EXECUTIVE FIGHT 武士道」の前日会見に出席した安彦考真

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バトラー最大の武器「ボクシングの脳」13日井上尚弥と激突「試合が結果をみせてくれる」一問一答

サンドバッグ打ちするバトラー(大橋ジム提供)

プロボクシングWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(34=英国)が13日に東京・有明アリーナで控えるWBAスーパー、WBC、IBF世界同級王者井上尚弥(29=大橋)との4団体王座統一戦に向け、8日に横浜市内で練習を公開した。井上と4本のベルトを懸けて戦うバトラーの主な一問一答は次の通り。

    ◇    ◇    ◇

-観光したそうだが

「新幹線に乗ったり。あとは浅草に行きました」

-日本の印象は

「本当に素晴らしい国。みなさんが敬意を持って接してくれています。もちろんボクシングの試合のために来日したので、合間に散歩はしたい」

-英国から何か持ち込んだグッズは

「特にない。洋服、練習着など。必要なものは日本で調達している」

-現在のウエートは

「55・8キロです」

-ブックメーカーのオッズでは、井上が圧倒的有利となっているが

「ブックメーカーが設定していること。前回の試合も戦前予想は相手の方が有利だったが、私が勝ちました」

-井上選手の印象は?

「本当に素晴らしい選手。(階級超越した最強ボクサーランク)パウンド・フォー・パウンド1~2位。世界王者です」

-19年5月、英グラスゴーで井上選手と同じ興行に出場した。井上-ロドリゲス戦を見たか

「実際に座ってみました。第1ラウンドは相手が優勢だったが、第2ラウンドはうまく、井上のゲームプラン通りにできたのでは」

-最大の武器は

「ボクシングの脳だ」

-4団体統一王者とは?

「一生の目標であり、4団体統一王者になるというのは素晴らしいこと。それを目指している」

-4団体統一後のプランは「特に先は見ていない。この試合に集中している」

-スパーリングはどんな選手を相手にしてきたのか

「当然、井上のような選手を見つけるのは大変難しいこと。速いジャブを持つなど似た特徴を持った選手と実戦練習を重ねた」

-井上より優れている点

「非常に難しい質問だが、試合がその結果をみせてくれるでしょう。私にはゲームプランがあり、相手にもゲームプランがあると思う。その結果次第だ」

-カシメロ戦は相手の不手際が原因で2度中止となった。カシメロと戦いたいか

「ノー、対戦相手に値しない」(おわり)

バトラー(手前)の公開練習を視察した井上の父真吾トレーナー(大橋ジム提供)
練習を公開したバトラー(大橋ジム提供)
公開練習前、取材に応じたWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(大橋ジム提供)
マネジャー兼トレーナーのジョー・ギャラガー氏(右)とWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(大橋ジム提供)
一緒に来日した陣営と写真撮影に応じたWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(左から4番目))(大橋ジム提供)

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井上尚弥の父・真吾トレーナー「油断できないが想定内。うまいと思う」バトラー公開トレ視察

サンドバッグ打ちするバトラー(大橋ジム提供)

プロボクシングWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(34=英国)が13日に東京・有明アリーナで控えるWBAスーパー、WBC、IBF世界同級王者井上尚弥(29=大橋)との4団体王座統一戦に向け、8日に横浜市内で練習を公開した。

公開練習には井上陣営から大橋秀行会長(57)、父真吾トレーナー(51)が視察。リミット(53・5キロ)に向け、公開練習時点で55・8キロというウエートでの動き、シャドーボクシング、ミット打ちをなどをチェックした。

真吾トレーナーは数種類のサンドバッグを使って動いたバトラーを凝視。ある時間帯には右構えからサウスポースタイルに変えたスタイルに「フットワークはよく使っている。サンドバッグでは右のオーバーハンドやスイッチしたところから左のオーバーハンドを打ってきていた。油断はできないですが、想定内。うまいと思う」と率直な感想を口にした。またガードが良いことも指摘し「基本に忠実でしっかりしているので、なかなか崩すのは難しいと思う。けれどバトラーが(攻めに)きてくれれば流れがしっかり変わっていく」と分析していた。

バトラー(手前)の公開練習を視察した井上の父真吾トレーナー(大橋ジム提供)
練習を公開したバトラー(大橋ジム提供)
一緒に来日した陣営と写真撮影に応じたWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(左から4番目))(大橋ジム提供)
公開練習前、取材に応じたWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(大橋ジム提供)
マネジャー兼トレーナーのジョー・ギャラガー氏(右)とWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(大橋ジム提供)

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大橋会長、バトラーの公開練習視察「パンチが強い。左が特に強い」左のオーバーハンド警戒

バトラー(手前)の公開練習を視察した井上の父真吾トレーナー(大橋ジム提供)

ボクシングWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(34=英国)が13日に東京・有明アリーナで控えるWBAスーパー、WBC、IBF世界同級王者井上尚弥(29=大橋)との4団体王座統一戦に向け、8日に横浜市内で練習を公開した。公開練習には井上陣営から大橋秀行会長(57)、父真吾トレーナー(51)が視察。リミット(53・5キロ)に向け、公開練習時点で55・8キロというウエートでの動き、シャドーボクシング、ミット打ちをなどをチェックした。

大橋会長は「大きく動かないが、すごく小刻みに動いて、タイミング良くパンチが強い。左が特に強いです」と解説。サンドバッグ打ちで右のオーバーハンドを打った後、右構えからサウスポーに変更し、左のオーバーハンドパンチを打っていたことに注目。「試合ではあんなに打ってこないけれど、強く打ってくるパンチは(破壊力が)あると思うので気をつけたい」と警戒した。またウエート面について「55キロ台ならば、試合を逆算しても全然、大丈夫なので。順調にきているなと思う」と口にした。

サンドバッグ打ちするバトラー(大橋ジム提供)
練習を公開したバトラー(大橋ジム提供)
公開練習前、取材に応じたWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(大橋ジム提供)
一緒に来日した陣営と写真撮影に応じたWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(左から4番目))(大橋ジム提供)

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【全日本】TAJIRI「新たな旅にでる」ジェイク・リー、イザナギ3人が契約満了のため退団

TAJIRI(2021年1月24日撮影)

全日本プロレスは8日、所属選手のジェイク・リー、TAJIRI、イザナギが契約満了のため12月31日付で退団すると発表した。

イザナギは21日の新木場大会、ジェイクとTAJIRIは25日後楽園大会が全日本ラストマッチとなる。

TAJIRIは団体を通じてコメントを発表。全文は以下の通り。

「本年度の契約満了を持ちまして、私TAJIRIは長年お世話になった全日本プロレスを離れ新たな旅にでることにいたしました。人生はすべて死ぬまでの途中経過です。そして人生はまだ続きそうです。そして、プロレス界はめぐりめぐります。またいつかどこかできっとめぐり会うこともあるかと。それでは皆さん、年内のあと2試合どうぞよろしくお付き合いくださいませ。ありがとうございます」

ジェイク・リー(2021年1月3日撮影)

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竹原慎二氏「クズだね」ぱんちゃん璃奈容疑者非難「生活費のためだったら働けよ。バイトしろよ」

竹原慎二氏(2022年11月11日撮影)

元プロボクサーで第20代WBA世界ミドル級王者の竹原慎二氏(50)が8日までにYouTubeチャンネルを更新。

「ぱんちゃん璃奈」のリングネームで活動する人気キックボクサー岡本璃奈容疑者(28)が詐欺容疑で逮捕されたことについて、「クズだね」と厳しく非難した。

竹原氏は、自身も駅などでよくサインを求められることがあり、そのサインが転売されているのを見つけたことがあるという。「こういう悪いことをするやつがいるんだと思ったら、もう書けないよね」と、転売目的でサインを要求する人がいることを嘆いた。

一方、人気格闘家の那須川天心と武尊のサイン入りポスターを偽造して、インターネットオークションで落札者から現金約9万をだまし取った疑いで兵庫県警に逮捕された岡本容疑者については「それ(転売する人)以下のクズだね。だめだよね、なんでわからないんだろうね、たとえ売れたとしたってバレたら逮捕されるってわからないのかね」とバッサリ。「生活費のためだったら働けよ。バイトしろよ。コンビニで働けよ」と切り捨てた。

また「今は格闘家にしてもスポンサーを見つけて楽してやりたいっていうやつが多い」とし、「でも、そういう楽してやるやつ、応援したい?」と疑問を投げかけた竹原氏。自身の下積み時代は生活費を稼ぐために練習の合間に肉体労働などに明け暮れたと振り返り「今はSNSが盛んだから、ちょっとカッコよかったりかわいかったり、キャラクターのある子たちはスポンサーが付きやすいけど、やっぱり一番は頑張ってる子を応援したい」と自身の思いを語った。

ぱんちゃん璃奈

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関根シュレック秀樹、ぱんちゃん璃奈容疑者寄り添う声に異議「被害者感情に寄り添うべき」

ぱんちゃん璃奈

元刑事という異色の経歴を持ち、RIZINなどで活躍する格闘家、関根シュレック秀樹(48)が8日、ツイッターを更新。詐欺の疑いで逮捕された「ぱんちゃん璃奈」のリングネームで活動する人気キックボクサー岡本璃奈容疑者(28)に寄り添うような一部SNS上の声に異議を唱え、「先ずは被害者感情に寄り添うべきだろう」などと指摘した。

関根は岡本容疑者の逮捕が報じられた5日、「これはキツイ」とツイート。「ファンを裏切るというか騙す行為ですからね。自分もショックを受けました」と思いをつづり、岡本容疑者の今後については「初犯だと思われるので刑務所は行く可能性低いと思われます。余罪の数と金額によりますね」などと元警察官ならではの推測をしていた。

一方、ネット上では岡本容疑者を擁護する声や、救いの手を差し伸べたいとするユーチューバーらもおり、逮捕をめぐっては格闘家らからもさまざまな意見が出ている。

こうした状況を受け、関根は「犯罪とは犯意を持って行為したものでミスとは明らかに違う 犯意がないものは基本的に犯罪にならない」とした上で、「仲間として被疑者に寄り添うのも大事だが、先ずは被害者感情に寄り添うべきだろう」と私見を述べた。そして「今まさに被害者が傷つき苦しんでいる最中に罪を償い終わってもいない加害者に寄り添うのは立場上どうなのと思う」と疑問を呈した。

岡本容疑者は、人気格闘家の那須川天心と武尊のサイン入りポスターを偽造して、インターネットオークションで落札者から現金約9万をだまし取ったなどとしてで兵庫県警垂水署に5日、詐欺の疑いで逮捕された。

関根シュレック秀樹=2022年6月24日

矢吹正道、再起2戦目は世界王座挑戦決定戦に 1・28名古屋でノンタイトルでは異例の12回戦

世界王座挑戦者決定戦に挑む矢吹のポスター(緑ジム提供)

ボクシングの前WBC世界ライトフライ級王者でIBF同級8位矢吹正道(30=緑)の次戦が、世界王座挑戦決定戦になることが8日、所属する緑ジムから発表された。

矢吹は来年1月28日に名古屋国際会議場で再起2戦目に臨む。相手は28勝(20KO)1敗1分けと豊富なキャリアを誇る同級のWBA6位、IBF7位のロナルド・チャコン(31=ベネズエラ)でノンタイトル戦では異例の12回戦となる。この試合の勝者がIBF同級王者シベナティ・ノンティンガ(南アフリカ)への挑戦権を得られることが承認された。

矢吹は王座陥落後、9月10日に約6カ月ぶりとなる再起戦で24戦無敗(22KO)だったタノンサック・シムシー(タイ)と対戦。3度のダウンを奪って7回1分19秒TKO勝ちした。しかし試合後に外腹斜筋損傷で全治4週間の診断を受けたことが判明も、順調に回復して試合に備えている。

電話取材に応じた矢吹は「この試合に勝てば世界王者への具体的な道ができる。何がなんでも勝ちます」と決意表明。相手については「映像が10年以上前しかないんですが、キャリアは豊富だし、過去には(五輪)金メダリストとも対戦しているそう。技術が高く、カウンターパンチャーと聞いています」と話した。

自身は「前回の試合は距離が遠かった」とあらためて距離感を再生しているという。IBFのベルトをとればWBAスーパー、WBC統一王者寺地拳四朗(BMB)と3度目対戦で3団体統一戦という夢マッチも妄想が膨らむが、「まずは次の試合に勝たないことには何も生まれない。すべてをかけるつもりで、全力でいきます」と気合をみなぎらせた。【実藤健一】

世界王座挑戦決定戦を発表した前WBC世界ライトフライ級王者矢吹正道(提供写真)
矢吹正道(2022年9月10日撮影)

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井上尚弥と対戦、ポール・バトラーに「ロッキーになれ」トレーナーが鼓舞 現地紙報道

ポール・バトラー(22年12月撮影)

プロボクシングWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(34=英国)陣営のジョー・ギャラガー・トレーナーが、まな弟子に「ロッキーになれ」と指令を出した。7日(日本時間8日)の地元紙リバプール・エコーは「ギャラガー氏はバトラーが井上と向き合った時、自分のロッキー・ストーリーを描くよう呼びかけた」との見出しで同氏のインタビューを掲載した。

同紙の中で、ギャラガー氏はWBO世界バンタム級王座を獲得した経緯について言及。前WBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)の不手際で昨年12月(UAEドバイ)、今年4月(英リバプール)の王座挑戦が中止となりながらも、最終的に暫定王座を獲得。現在は正規王者に昇格したことについて人気ボクシング映画「ロッキー」になぞらえた。

同氏は「ドバイで世界戦が実現せず、1度仕切り直さなければならなかったが、最終的には世界王座獲得に成功したのだ。ロッキーが言うように、最初に成功しなかったら、また立ち上がればいいんだ」とバトラーを鼓舞した。

戦前予想ではバトラーが不利とされているが、ギャラガー氏は「ポールが今、世界王座を手に入れることができたのはフェアプレーをしているから。井上に勝ったならば、それはロッキーの1つの物語になるだろう」と期待を寄せていた。

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井上尚弥に英ブックメーカー1・02倍“鉄板オッズ“、KOラウンド予想は1~3回が1番人気

井上尚弥(2022年10月13日)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)-WBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(34=英国)戦は13日に迫った。東京・有明アリーナで約1万5000人を集めるビッグマッチで、世界で9人目となる4団体統一王者が誕生する。井上は日本初、アジア初、バンタム級初の記録を狙う。現役王者をすべてKOで倒し、ベルト4本を獲得できるかにも注目が集まる。

海外のブックメーカー(賭け屋)のオッズでは、井上が有利となっている。英大手ウィリアムヒルは、井上の勝利に1・02倍がつけられ、バトラーは15倍と大きな差がつく「鉄板オッズ」となっている。なお引き分けは26倍がつけられた。また井上のKOラウンド予想は1~3回が1・5倍で1番人気、4~6回が3・75倍で2番人気で推移。7~9回は13倍、10~12回が21倍とはね上がっており、9回までには試合決着するだろうとの予想が中心だ。

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井上尚弥父・真吾トレーナー 試合展開は「バトラー次第。出てくれば早いラウンドの展開に」

引き締まった表情で公開練習に臨んだ井上尚弥(大橋ジム提供)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が13日のWBO世界同級王者ポール・バトラー(34=英国)との4団体王座統一戦(東京・有明アリーナ)に向け、7日に横浜市の所属ジムで練習を公開した。父の真吾トレーナーは試合展開について「バトラー次第だと思います。バトラーが出てくれば早いラウンドの展開になるかもしれない。足を使ってくるボクシングをしてくるなら長引くこともある。そこは尚弥がどこまで追い詰めることができるのか。どちらにいってもいいように調整してきました」と手応えを示した。

真吾トレーナーによれば井上はバンタム級転向後、最高数となるスパーリングを消化。通常は80ラウンド前後で打ち上げるが、今回は110ラウンドまで到達したそうだ。数多くの実戦トレを積んできたことで真吾トレーナーは「バッチリです。10ラウンドやった時もパートナーを2人入れて5ラウンドずつやりましたが、本当まるで落ちることなく、最後まで良かったです。交代した2人目の選手の方が失速するぐらいだった。スタミナは何の問題も心配もないです」と説明した。

鏡でフォームを確認しながらシャドーボクシングを繰り返す井上尚弥(大橋ジム提供)
フォームを確認しながらシャドーボクシングするWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)
シャドーボクシングで汗を流すWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)
両腕を伸ばしながらジムワークに取り組む井上尚弥(大橋ジム提供)
真剣な表情でロープを跳んだ井上尚弥(大橋ジム提供)
ロープを跳び、汗を流すWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)
公開練習でサンドバック打ちを消化した井上尚(大橋ジム提供)
サンドバッグ打ちで気合の入った表情を浮かべた井上尚(大橋ジム提供)
公開練習で報道陣に対応した井上尚(中央)。右は大橋会長、左端は父真吾トレーナー(大橋ジム提供)
13日の4団体王座統一戦に向け、練習を公開したWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)

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大橋会長「侍のよう」バトラー警戒も井上尚弥の変化強調「ドネア戦より確実に強くなっている」

公開練習でサンドバック打ちを消化した井上尚(大橋ジム提供)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が13日のWBO世界同級王者ポール・バトラー(34=英国)との4団体王座統一戦(東京・有明アリーナ)に向け、7日に横浜市の所属ジムで練習を公開した。

6日に来日したバトラーをホテルで出迎えた大橋秀行会長(57)は、その印象を口にした。

同会長は「昨日、バトラー選手に会いましたが、侍のような雰囲気を感じました」と率直なイメージを口にした。スーパーライト級のジョシュ・テイラーに続く英国2人目の4団体統一王者を目指す意欲が伝わってきたとし「バトラー選手も勝てば、一気に3団体取って4団体を取れる。本当に気合が入っていた」と警戒した。

一方で、9月の米ロサンゼルス合宿を皮切りにバトラー戦に向けて調整してきた井上の変化を強調し「米国のスパーリング合宿から戻ってきた時にまた一段強くなっているなというのが素直な印象。6月にドネアと試合してから半年近くになりますが、確実に強くなっていると思います」とキッパリ。4団体王座統一戦に向けて残り1週間を切ったが「今は最高のコンディションになっています。これを維持して試合に向けていきたいと思います」と言葉に力を込めた。

サンドバッグ打ちで気合の入った表情を浮かべた井上尚(大橋ジム提供)
フォームを確認しながらシャドーボクシングするWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)
シャドーボクシングで汗を流すWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)
ロープを跳び、汗を流すWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)
13日の4団体王座統一戦に向け、練習を公開したWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)
公開練習で報道陣に対応した井上尚(中央)。右は大橋会長、左端は父真吾トレーナー(大橋ジム提供)

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バトラー陣営「むしろプレッシャーは井上の方があるのでは」井上尚弥公開トレ視察し自信の笑み

フォームを確認しながらシャドーボクシングするWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が、13日のWBO世界同級王者ポール・バトラー(34=英国)との4団体王座統一戦(東京・有明アリーナ)に向けて7日、横浜市の所属ジムで練習を公開した。

バトラーを担当するジョー・ギャラガー・トレーナーは、陣営として一緒に来日していた同門の元WBA世界スーパーバンタム級王者スコット・クイッグ氏らと井上のシャドーボクシング、サンドバッグ打ちなどをチェック。14年9月に英リバプールで大竹秀典(金子)の挑戦を受けたことがあるクイッグ氏と言葉を交わしながら井上の動きを確認した。

19年5月、英グラスゴーで開催された井上-エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦を現地で見ているギャラガー氏は「前回会った時より、体がよく大きくなっているという印象です。バトラーもスピードはありますが、井上選手もかなりのスピードがあります。良い試合になると思います」と静かな口調で印象を口にした。

さらに「前回見た時よりも今回の方がうまくなっていますね。誰もが少なからずミスや欠点はありますが、井上選手はさらにうまくなっている。率直に見るとパワーよりもスピードの方が警戒すべきポイントだと思います」と明かした。

6日朝に来日し、昨日のトレーニング後には、日本を観光したという。「バトラーは、とてもリラックスしています。むしろプレッシャーは井上選手の方があるのではないかな」と自信の笑みを浮かべた。4団体王座統一戦まで1週間を切っている。既に英国で実戦的なメニューを打ち上げてきたとしたギャラガー氏は「これからは微調整になります。あとは過去の井上選手の過去の動画を見て隙を探す作業をします」と対策を練る意向を示していた。

シャドーボクシングで汗を流すWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)
サンドバッグ打ちで気合の入った表情を浮かべた井上尚(大橋ジム提供)
公開練習でサンドバック打ちを消化した井上尚(大橋ジム提供)
ロープを跳び、汗を流すWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)
13日の4団体王座統一戦に向け、練習を公開したWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)
公開練習で報道陣に対応した井上尚(中央)。右は大橋会長、左端は父真吾トレーナー(大橋ジム提供)

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井上尚弥、世界9人目4団体統一王者へ「この試合はバンタム級の最終章という位置付け」一問一答

13日の4団体王座統一戦に向け、練習を公開したWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)

プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が来週の大一番に向けて練習を公開した。

東京・有明アリーナでWBO世界同級王者ポール・バトラー(34=英国)との4団体王座統一戦を13日に控え、7日に横浜市の所属ジムで練習を公開。日本人初、アジア初、バンタム級初、世界で9人目となる4団体統一王者を目指す。井上の主な一問一答は次の通り。

◇  ◇  ◇  ◇

-6日にバトラーが来日した。現在の心境は

「来日していよいよだなと気が引き締まりましたし、写真を見る限り、体調とコンディションがよさそうなので、あと1週間、しっかりとお互いに仕上げて試合当日を迎えたいと思います」

-バトラー戦のイメージは完成しましたが

「どう闘うのかは何となく想定できています。試合当日のリングで向かい合って、あとは駆け引き、自分の直感で闘っていこうと思っています」

-11月28日のスパーリング打ち上げ以降、マスボクシングなど実戦に近い練習はしましたか?

「マスボクシング、昨日は(元WBC世界バンタム級暫定王者の弟)拓真とスパーリングに近い、ほぼスパーリングを8ラウンドやりましたね。(パンチを)当ててます。今回はかなり最後まで動いて仕上げています」

-減量面は

「順調に進んでいます。あと1週間切っているので、微調整の段階にきています」

-9月の米ロサンゼルス合宿で大橋会長が「さらに強くなった」という話をしている。本人としては思い当たる部分はあるか

「やっぱり環境を変えてトレーニングしたのが1番大きいです。その中での自分の感覚だったり、ボクシングに対する、本当に『感覚』です。そのあたりがすごく伸びたなと思います」

-長いラウンドのスパーを続け、何か新たなボクシングはみせられそうか

「前回のドネア戦というのは、KO決着という強さだけが際立った試合になりましたけれど、今回のバトラー戦は高い技術を持った選手なので、技術戦など最近みせられていないテクニックの高い試合を見せられるのではないかなと思います」

-4団体統一を成し遂げたらご褒美は

「ないですね。ここはあくまでも通過点として考えているので、勝ったらどうとか考えていないです。すぐに、その先の試合に向けて出発していきたいと思います」

-八重樫トレーナーのもとメニューの変化、井上選手自らメニューについて要望することは

「昨年11月からスタートした(八重樫氏との)フィジカルというのは、このバンタム級で闘うためのフィジカルトレーニングなので変えることないです」

-4団体統一は日本初、アジア初、バンタム級初、4本のベルト全KO奪取など数多くの記録がかかっている。意気込みは

「この試合というのはそういう意味を持つ、いろいろな記録もかかる試合になると思いますが、それはあくまでも記録であって、ここが自分のゴールではないです。この試合はバンタム級の最終章という位置付けであり、スーパーバンタム級で闘う上でのスタートになると思います。危なげなくしっかりと圧倒するパフォーマンスで勝ちたいと思います」

-4団体統一へ、今までと違う高揚感はあるか

「バンタム級で4年間闘い、バンタム級で闘うのが最後なのかなと思うと今まで以上に気持ちも乗ります。またスーパーバンタム級に転向していくというアピールをしていかなくてはいけない試合だと思います。より一層、気合は入ります」

-サッカーW杯で日本代表が躍進した。試合を見て刺激はあるのか

「そうですね、全試合をフルでみられたわけではないですが、報道であったり、ハイライトだったりを目にして、スポーツというものがファンに与える力はすごいなと思いました。自分自身、刺激を受けた試合になりました。これに続いて、自分も、この日本中を盛り上げられたらと思います」

-今回のサッカーW杯日本代表の記憶に残る「このシーン」というのはあるのか

「最後の試合ではPK戦で負けましたけれど、そこの勝負の、本当に1ミリ単位の世界で闘っているのだなというところに刺激を受けました」

公開練習で報道陣に対応した井上尚(中央)。右は大橋会長、左端は父真吾トレーナー(大橋ジム提供)
サンドバッグ打ちで気合の入った表情を浮かべた井上尚(大橋ジム提供)
公開練習でサンドバック打ちを消化した井上尚(大橋ジム提供)
シャドーボクシングで汗を流すWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)
ロープを跳び、汗を流すWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)
フォームを確認しながらシャドーボクシングするWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚(大橋ジム提供)

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