オカダ・カズチカ、NYで躍動もIWGPヘビー級王座への前哨戦で王者ホワイト組に敗戦

<新日本プロレス:ニューヨーク大会>◇28日(日本時間29日)◇米国ニューヨーク・タイムズスクエア
今年のG1覇者で来年1月4日の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座への挑戦が決まっているオカダ・カズチカ(34)が、ニューヨークで躍動も、前哨戦を勝利で飾ることはできなかった。
メインイベントとなった第8試合、地元の人気レスラー、エディ・キングストンとタッグを結成し、現同級王者ジェイ・ホワイト、ジュース・ロビンソン組と対戦した。
前日27日(現地時間)に続く米国での実戦で、仕上がり順調のオカダは、序盤から切れ味抜群。ホワイトとの対戦中に、背後から襲撃してきたジュースの攻撃をエルボーで無効化すると、後半には縦横無尽にリング上を駆け回るなど、存在感を発揮した。だが、試合終盤、ジュースがレフェリーを捕獲している間に、キングストンがホワイトに急所攻撃を見舞われる。そして最後は20分15秒、ホワイトの必殺技ブレードランナーがキングストンを捉え、オカダ組の敗戦となった。
それでも、オカダはホワイトの本気に触発されたようで、「さすがチャンピオン。戦ってスイッチが入ったよ」と、バックステージでも気合十分。「(19年4月に)マディソンスクエアガーデンで俺がジェイ・ホワイトを倒したように、東京ドームでも倒してきます。また会うときはIWGP世界ヘビー級チャンピオンのオカダ・カズチカとしてお会いしましょう」と、ニューヨークのファンへ王座奪還を約束した。
- ホワイト(左)にドロップキックを見舞うオカダ(提供・新日本プロレス)