「亀田3兄弟」三男和毅、自身オーナーのジム設立を発表 生まれ育った大阪市西成区で始動

ボクシングの元2階級制覇王者で「亀田3兄弟」の三男、亀田和毅(31)が27日、新たに設立されたジムへの移籍を発表した。
生まれ育った大阪市西成区で「TMK GYM」がスタート。和毅は長男の興毅氏(36)が設立し、現在は次男の大毅(33)が会長を務めるKWORLD3ジム(当時は3150FIGHTクラブ)と今年3月に所属契約解消。TRYBOX平成西山ジムへ移籍していた。今回は、元協栄ジムの会長だった金平桂一郎氏(57)を会長としたジムを興し「自分がやりたいことを突き詰めたい」と移籍することになった。KWORLD3ジムと同じ地区での始動となる。
当面、所属選手は和毅1人だけ。かつて拠点を置いていたメキシコと連携し、現地の選手を所属にする計画はあるという。和毅は「チームとして新しい体制を作って、ボクシング業界を盛り上げたい」と語った。
最大のターゲットはバンタム級で世界主要4団体を統一した“モンスター”井上尚弥(29=大橋)。階級を上げて新たに挑戦するとみられるスーパーバンタム級は、和毅も主戦場としている。「井上チャンピオンと対戦する可能性が1%でもあればと思って(フェザー級から)階級を下げてきた。あとは団体が決めることだが、(対戦が)実現すれば勝つ自信はある」。
今後の具体的な試合日程は未定だが、自身の中ではビッグマッチの構想が描かれている。
- 愛息の望有くんを抱く亀田和毅(左から2人目)。右から2人目は金平会長(撮影・実藤健一)
- 新ジム設立会見に臨んだ亀田和毅
- 新ジム設立の会見に臨んだ亀田和毅(左)と金平会長(撮影・実藤健一)