東大出身の須山、勝ち越し目前で連敗「油断とかはなかったのに」土俵際で体入れ替えられ悔し

<大相撲初場所>◇9日目◇16日◇東京・両国国技館
大相撲史上初の東大相撲部出身で西序二段45枚目の須山(25=木瀬)が、連敗を喫した。先場所に勝った東序二段49枚目の安西(21=陸奥)に寄り倒された。
立ち合いから力強く当たって安西の体を起こし、もろ手突きを浴びせて主導権を握ったが、土俵際で体を入れ替えられた。「流れは良かったけど、土俵際ですかね。先場所当たったのはもちろん覚えているけど、油断とかはなかったのに」と悔しさをかみしめた。勝ち越しまで、あと1勝に迫りながら足踏みが続くが、「1日一番」と切り替える。
初めての弟弟子もでき、刺激を受ける。静岡・飛龍高3年の長村(18)が木瀬部屋に入門し、今場所に初土俵を踏んだ。「今まで教えられる立場だったけど、部屋の仕事とか教えています。すごい強い子だと思うんですけど、負けないように一緒に強くなれたら」と誓った。
- 須山(右)は寄り倒しで安西に敗れる(撮影・宮地輝)
- 須山(右)は寄り倒しで安西に敗れる(撮影・宮地輝)