東大相撲部出身の須山が勝ち越し「本当に苦しかった」3連勝の後、3連敗も兄弟子の言葉で奮起

<大相撲初場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館
大相撲史上初の東大相撲部出身で西序二段45枚目の須山(25=木瀬)が、勝ち越しを決めた。
七番相撲で西序二段51枚目の大志松(19=阿武松)を押し倒して4勝目を挙げた。「しっかり踏み込んで押し込んでいけたので、良かったです」と振り返った。
今場所は3連勝の後、3連敗。「本当に苦しかった」という中で、兄弟子の言葉で奮起した。「幕下の大成龍さんも3連勝した後に3連敗と同じ状況で、きょうの朝稽古が終わった後の風呂場で『あと一番、やるだけ。集中するだけだよ』と言われました。大成龍さんの言葉で持ち直しました」と感謝した。来場所に向けて「3月まで稽古をして、次こそ三段目目指してやりたいです」と意気込んだ。
- 大志松(左)を攻める須山(撮影・鈴木正人)
- 大志松(左)の攻めを耐える須山(撮影・鈴木正人)
- 大志松(後方)を押し倒しで破る須山(撮影・鈴木正人)
- 大志松を押し倒しで破り勝ち名乗りを受ける須山(撮影・鈴木正人)