日本ライト級王者宇津木秀「幅の広い戦い見て」4・26日本王座4大タイトルマッチ大トリ登場

プロボクシング日本ライト級王者宇津木秀(28=ワタナベ)が日本王座4大タイトルマッチの「大トリ」役としての自覚を示した。
4月26日、東京・後楽園ホールで開催される大橋ボクシングジム興行フェニックスバトル99大会の開催発表会見が31日に都内で行われ、メインで同級1位仲里周麿(24=オキナワ)との3度目防衛戦を控え、両者そろって出席。
宇津木は「ボクはメインでなので、前の試合よりも盛り上げるというよりも、僕の幅広い戦い方をみて、こいつの試合が面白いとか、マネしてみたいなと思っていただければ」と意気込んだ。
宇津木の3度目防衛戦のほか、日本ミニマム級王座決定戦として同級1位高田勇仁(24=ライオンズ)-同級3位長谷部守里(27=三迫)戦、日本ウエルター級王座決定戦で同級1位重田祐紀(32=ワタナベ)が同級2位坂井祥紀(32=横浜光)と激突する。また日本スーパーライト級王座決定戦で、同級1位アオキ・クリスチャーノ(34=角海老宝石)が同級2位藤田炎村(28=三迫)と拳を交える。出場選手の主なコメントは次の通り。
★宇津木「近い距離の戦いになると思う。いかに僕がディフェンスを高め、戦い方にアジャストして上回れるかがポイントになる」
★仲里「宇津木選手はディフェンス、攻撃ともに総合力がある。強い王者だと承知している。お互いに戦う距離は近いと思う激しい戦いになると思う」
★アオキ「練習を変え、質も変えた。その変化をみていただきたい。相手はすごく気持ちの強い選手。自分の戦いの中でトップ1、2位の面白い試合になる」
★藤田「(アオキ戦は)日本の攻撃力最強決定戦になると思っている」
★重田「(3度目の坂田戦で)1、2回と勝ちきることができなかった。今回の対決はうれしく思う。相手はタフでやりづらい。1回、2回と対戦経験し、良い練習はできている。良いコンディションをつくってボクシングしたい」
★坂井「今回は勝ちたい気持ちが強い。相手は怖さのあるサウスポーのパンチャー。前回は倒されているので今回は倒されないようにしたい。リングに上がってみてどう感じるかで試合を組み立てたい」
★高田「相手は体幹が強く、カウンターもうまい選手。今、練習で倒しにいくボクシングしている。打ち合い、みんなが盛り上がれる試合ができると思う」
★長谷部「相手は毎試合、毎試合、成長しているし、自信を持ったボクシングをしている。(初王座戦で)人生を変えるつもり。ワンチャンスだと思って、12年間やってきたことをすべてぶつける」
- 日本ミニマム級王座決定戦に臨む同級1位高田勇仁(左)と同級2位長谷部守里
- 日本ウエルター級王座決定戦で激突する同級1位重田裕紀(左)と同級2位坂井祥紀
- 日本スーパーライト級王座決定戦に臨む同級1位アオキ・クリスチャーノ(左)と同級2位藤田炎村
- 日本タイトルマッチ4試合が組まれたフェニックスバトル99大会に出場する選手たち。中央は興行主催する大橋ジムの大橋秀行会長