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時津風親方に退職勧告の懲戒処分 退職金30%減額

元時津海の時津風親方(2018年2月2日撮影)

日本相撲協会は22日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、1月の大相撲初場所中にマージャン店に出入りするなど、日本相撲協会が作成した新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した、時津風親方(47=元前頭時津海)の処分を協議し、退職勧告の懲戒処分を決めた。

日本相撲協会の懲戒処分は7項目ある。重い順に解雇、引退勧告、降格、業務停止(協会事業への従事停止)、出場停止、報酬減額、けん責と続く。今回、同親方の処分を「退職勧告」としたことについて、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「(一番上の)解雇とは違い、その次の重い処分。引退勧告は力士に該当するもので、それと同じ」と事実上、2番目に重い処分であることを説明。同親方から提出されていた退職届は受理され、解雇では支払われない退職金は、30%減額で支給される。また、時津風部屋付き年寄の間垣親方(元前頭土佐豊)が年寄時津風と部屋を継承することも決定した。

事案が表面化後、八角理事長(元横綱北勝海)は同協会コンプライアンス委員会に事実関係の調査と処分意見の答申を委嘱。同委員会の答申によると、昨年12月25日以降、原則として外出禁止の状況下、同親方は年が明けた1月の初場所中の18日からの5日間、東京・赤坂のマージャン店に出入りし、20日には新橋の風俗店、また23日からの2日間は赤坂のマッサージ店に出入りしていた。

時津風親方は昨年夏にも、友人と宮城県に不要不急の旅行をしてゴルフコンペにも参加。ガイドライン違反となり10月の理事会で「委員」から「年寄」への2階級降格処分を受けた。その後、体調を崩し入院したが、退院後の11月には八角理事長から、同様の違反を繰り返した場合、さらに厳しい処分となることを諭されていた。それにもかかわらず、今回の行動には「反省の態度や師匠としての自覚などみじんも見て取れることはできず、厳しい非難に値する」と断じた。

同親方や部屋にも感染はなく、約13年にわたり部屋を維持し、反省から退職届を提出している事情などは「最大限に考慮」しても「そのあまりにも身勝手な行動は、深刻な状況の中で、懸命に一月場所を開催した全ての相撲協会関係者の思いを踏みにじるものであって、時津風親方には、師匠としての自覚どころか、相撲協会の一員としての自覚すらもないのではないかの思いすら禁じ得ない」と断じた上で「もはや同親方を相撲協会に在籍させ続けることは相当とはいい難く、協会の賞罰規定に基づき、退職勧告の懲戒処分とするのが相当と判断した」とした。

理事会には時津風親方も姿を見せ、八角理事長が決議内容を言い渡した。同理事長が「何か言うことはないか」と発言の機会を与えたが、芝田山広報部長によると同親方は「ご迷惑をおかけしました」「すみませんでした」という内容の返事があったという。同理事長は「引き継ぎも迷惑なくやってください」「一般人になっても厳しい目で見られるから気をつけてください」という言葉があったという。

◆時津風正博(ときつかぜ・まさひろ)元前頭時津海。本名・坂本正博。1973年(昭48)11月8日、長崎県五島市生まれ。東農大から96年春場所で幕下付け出しデビュー。97年夏場所で新十両。98年秋場所で新入幕。07年秋場所後に序ノ口力士暴行死事件発覚で当時の師匠が日本相撲協会を解雇され、現役引退と同時に「時津風」襲名で部屋を継承。最高位は東前頭3枚目。通算466勝485敗43休。技能賞4回。

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否定どこへ…時津風親方マージャン認め「クビ覚悟」

時津風親方の違反行為と処分までの流れ

大相撲初場所中にマージャン店に出入りするなど、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した時津風親方(47=元前頭時津海)が、親しい知人らにマージャンに興じていたことを認め「クビになることを覚悟している」と打ち明けたことが28日、分かった。日本相撲協会は同日に東京・両国国技館で理事会を開いたが、処分は決めなかった。また理事会では、3月14日初日の春場所の会場をエディオンアリーナ大阪から両国国技館に変更することを決めた。

   ◇   ◇   ◇

土俵際に立たされている覚悟があるようだ。時津風親方の知人らによると「本人は落ち込んでいてクビになることを覚悟している。(理事長の)八角親方と仲がいいそうだけど、コンプライアンス委員会が入るからクビは免れないのではないか」と周囲に打ち明けているという。27日に日刊スポーツの電話取材に応じた時津風親方は「マージャンはしてないよ」と、初場所中の疑惑について一部否定。しかし、知人らにはマージャンを打っていたことを認めたという。

この日に行われた理事会では、同親方の処分は決まらなかった。芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、八角理事長(元横綱北勝海)から初場所開催へのねぎらいの言葉とともに、「1人だけ(規則を)守れなかった者がいる」という話があったという。一部報道の内容を説明するだけにとどめ、処分内容については話し合わず。また、協会が発表した2月1日付の職務分掌には「年寄 時津風 指導普及部」と明記されていた。

今後は、事実関係を調査したコンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=弁護士)が、検討した処分案を理事会に答申し、これを受けて理事会が処分を決める。処分は軽い順にけん責、報酬減額、出場停止、業務停止(協会事業への従事を停止)、降格、引退勧告、解雇の7項目。時津風親方は昨年9月、友人と宮城県に旅行してゴルフコンペに参加。ガイドライン違反となり、「委員」から「年寄」への2階級降格処分を協会から科されている。

知人らによると、時津風親方は猛省しつつも「国会議員は外食しているのに何も処分なく、なぜこっちはクビになってしまうのか」とも漏らしているという。とは言え、協会が一丸となって感染対策に細心の注意を払っている最中の規則違反。厳罰は免れない。

日本相撲協会の親方衆の階級と人数 時津風親方は秋場所後に2階級降格
元前頭時津海の時津風親方(2019年1月17日撮影)

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時津風親方「雀荘は行ったがマージャン打ってない」

元前頭時津海の時津風親方(2019年1月17日撮影)

日本相撲協会が、コンプライアンス違反の疑いがある時津風親方(47=元前頭時津海)への調査を始めていたことが27日、分かった。初場所中にマージャン店に出入りするなど、協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した同親方に対し、26日に聴取していた。同親方は日刊スポーツの取材に対し、雀荘を訪れたことは認めたが、マージャンを打っていないと否定した。

時津風親方は27日、当社の電話取材に応じた。

-初場所中、マージャン店に出入りしていたか

時津風 チケットを届けに行ったりはしたけどね。どっからそういう情報が出たの?

-雀荘に行って、マージャンはしなかったのか

時津風 マージャンはしてないよ。

-マージャンをしていないなら、協会にもそう言った方がいいのでは

時津風 言いましたよ。昨日、協会で聞かれたので言いました。

-場所中、風俗店に行っていたとの情報もある

行ってない。マッサージには行ってた。

時津風親方によると、26日のうちに協会に呼び出された。ガイドライン違反の真偽を聞かれ、否定した。だが複数の関係者によれば、初場所中に限らず、雀荘に出入りしていたという。

平時なら問題のない行動だが、日本相撲協会は昨年から新型コロナウイルス対策のガイドラインを作成し、不要不急の外出を禁じている。協会員の感染は本場所の中止にもつながりかねないため、力士、親方らは細心の注意を払ってきた。後援者らへのチケット受け渡しも対面でなく、郵送に切り替えた親方も多い。ウイルスを持ち込めば、優勝争いをしていた弟子の正代ら力士の健康面にも影響しかねなかった。

時津風親方は昨年9月、友人と宮城県に旅行してゴルフコンペに参加。ガイドライン違反となり、「委員」から「年寄」への2階級降格処分を協会から科されていた。この経緯があるため、今回のようなマージャン店に行きながらマージャンをしていないという説明について「そんなの通じるわけない」と指摘する親方もいる。

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「調査はするという話を聞いた」としながら、コンプライアンス委員会による調査については「コンプライアンス(委員会)の事案になるのかどうか、本人がどこまで、認めたのかどうか、ということもあるから」と慎重に話した。感染予防対策はどこまで本気なのか。協会の組織力が問われる問題に直面した。

◆今後どうなる まずは日本相撲協会のコンプライアンス委員会(青柳隆三委員長=弁護士)が事実関係を調査する見通し。時津風親方には弁明の機会も与えられる。コンプラ委は検討した処分案を日本相撲協会理事会に答申。これを受けて理事会が処分を決める。協会員への処分は軽い順にけん責、報酬減額、出場停止、業務停止(協会事業への従事を停止)、降格、引退勧告、解雇の7項目。

◆時津風正博(ときつかぜ・まさひろ)本名は坂本正博。元前頭時津海で、最高位は東前頭3枚目。1973年(昭48)11月8日、長崎県五島市生まれ。東農大を卒業後、96年春場所で幕下付け出しデビュー。翌97年夏場所で新十両。98年秋場所新入幕。幕内在位50場所で幕内通算322勝385敗43休場。07年秋場所後、序ノ口力士暴行死事件発覚で、当時の師匠が日本相撲協会を解雇。現役引退し、時津風部屋を継承した。

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時津風親方の今後は? 協会員への処分は7項目

元時津海の時津風親方(2018年2月2日撮影)

大相撲の時津風親方(47=元前頭時津海)が初場所中、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反したことが26日、分かった。関係者によると、同親方はマージャン店のほか歓楽街に出向いていたという。協会は近日中に理事会を開き、処分を決める方針。同親方は昨年9月にもゴルフコンペに参加していたことが判明して2階級降格処分を受けており、違反は2度目になる。解雇を含めた厳罰は避けられない見通しだ。

◆今後どうなる まずは日本相撲協会のコンプライアンス委員会(青柳隆三委員長=弁護士)が事実関係を調査する。時津風親方には弁明の機会も与えられる。コンプラ委は検討した処分案を日本相撲協会理事会に答申。これを受けて理事会が処分を決める。協会員への処分は軽い順にけん責、報酬減額、出場停止、業務停止(協会事業への従事を停止)、降格、引退勧告、解雇の7項目。

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時津風親方は昨年9月にゴルフ旅行で2階級降格処分

元時津海の時津風親方(2018年2月2日撮影)

大相撲の時津風親方(47=元前頭時津海)が初場所中、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反したことが26日、分かった。

◆角界の主な新型コロナガイドラインの違反者 20年7月場所前と場所中に、当時平幕だった阿炎と当時幕下だった極芯道のキャバクラ通いが発覚。同場所後の理事会で阿炎は出場停止3場所と5カ月の報酬減額50%、極芯道は2場所出場停止の処分が決定。

20年9月には、不要不急の外出が禁止されている状況下で、時津風親方が他県を訪れて、秋場所の休場、謹慎が決定。同じく不要不急の外出を行った松ケ根親方(元前頭玉力道)は、同場所を謹慎した。同場所後の理事会で、時津風親方は「委員」から「年寄」への2階級降格、松ケ根親方はけん責処分が下された。

阿炎(2020年3月18日撮影)

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時津風親方また違反で解雇も 場所中にマージャン店

元前頭時津海の時津風親方(2019年1月17日撮影)

大相撲の時津風親方(47=元前頭時津海)が初場所中、日本相撲協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反したことが26日、分かった。

関係者によると、同親方はマージャン店のほか歓楽街に出向いていたという。協会は近日中に理事会を開き、処分を決める方針。同親方は昨年9月にもゴルフコンペに参加していたことが判明して2階級降格処分を受けており、違反は2度目になる。解雇を含めた厳罰は避けられない見通しだ。

   ◇   ◇   ◇

大栄翔の初優勝などで初場所が盛り上がった直後、水を差すような行為が判明した。時津風親方が本場所中にもかかわらず複数回、雀荘でマージャンに興じていたことが分かった。また、マージャンだけでなく、歓楽街にも繰り出していた。関係者によれば、同親方は今場所に限らず、雀荘に出入りしていたという。

日本相撲協会は、新型コロナウイルス感染拡大を予防するためのガイドラインを作成し、力士、親方らに不要不急の外出を禁じている。初場所前に協会員878人全員がPCR検査を受け、力士5人が陽性となった。このほか直近で力士らの感染が判明した計5部屋に所属する親方や力士らの全休を決定。力士65人が休場して、初場所を実施した。

多くの協会員は、感染予防を徹底しながら15日間を過ごした。その結果、出場した力士らに感染者は1人も出ず、無事に完走。八角理事長(元横綱北勝海)は観客に感謝しつつ「外出できない中、力士も行司も呼出も床山も、そして親方衆も、その家族もよく頑張ってくれた。医療従事者にも感謝」と話したばかりだった。

時津風親方は昨年9月、友人に誘われて宮城県に旅行し、ゴルフコンペに参加。さらに、密状態ながら居酒屋にて会食していた。これが発覚して秋場所を謹慎し、場所後に「委員」から「年寄」への2階級降格処分を科された。出直しを期したはずが、違反を繰り返す事態になった。

手本を示すはずの親方の2度目の行為に対してあきれる親方は多く「クビは避けられないでしょう」と指摘する声もある。時津風部屋は今場所、正代が優勝争いに加わり、弓取りの幕下将豊竜が新十両に迫るなど、最後まで出場した15人中12人が勝ち越し。同じ屋根の下に暮らす親方の行為は、彼らの頑張りを台なしにしかねなかった。千秋楽からわずか数日、熱戦の余韻が消えていく。

◆時津風正博(ときつかぜ・まさひろ)本名は坂本正博。元前頭時津海で、最高位は東前頭3枚目。1973年(昭48)11月8日、長崎県五島市生まれ。東農大を卒業後、96年春で幕下付け出しデビュー。翌97年夏場所で新十両。98年秋場所新入幕。通算466勝485敗43休、幕内通算322勝385敗43休。07年10月に現役引退し、時津風部屋を継承。昨年9月、日本相撲協会のガイドライン違反で秋場所を謹慎。委員から年寄に2階級降格処分を受けていた。

◆時津風部屋 1941年(昭16)10月に、不滅の69連勝を記録した横綱双葉山が立浪部屋から独立し「双葉山道場」を設立。45年11月の引退後に年寄時津風を襲名した。68年12月の死去後は一時、立田川(元横綱鏡里)が引き継ぎ、69年2月に元大関豊山が継承。98年には理事長に就任。02年8月、元大関豊山の定年に伴い元小結双津竜が継承。07年10月、新弟子死亡問題から先代時津風親方が日本相撲協会を解雇。前頭の時津海が現役を引退して名跡と部屋を継承した。横綱鏡里や大内山、北葉山、豊山の3大関を輩出した名門。昨年は秋場所で優勝した正代が大関に昇進したばかりだった。

◆日本協会のコロナ対策ガイドライン 「日常生活における感染予防」の項目の1つに「外出の自粛」がある。「不要不急の外出を自粛する。近隣以外への緊急な外出や必要な外出は、師匠が協会に相談した上で行う」と書かれている。また「協会員の移動」の項目の中にも「基本的に外出禁止とし、不要不急の外出をしない」「人との接触の機会を減らす」とある。なお外出する場合は「マスクを着用し『いつ、だれと、どこに』を明確にし、師匠に報告する」と明記している。

◆今後どうなる まずは日本相撲協会のコンプライアンス委員会(青柳隆三委員長=弁護士)が事実関係を調査する。時津風親方には弁明の機会も与えられる。コンプラ委は検討した処分案を日本相撲協会理事会に答申。これを受けて理事会が処分を決める。協会員への処分は軽い順にけん責、報酬減額、出場停止、業務停止(協会事業への従事を停止)、降格、引退勧告、解雇の7項目。

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不要不急外出で親方処分 時津風降格、松ケ根けん責

時津風親方(2019年1月17日撮影)

日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で理事会を開き、新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反する、不要不急の外出をする行為があった時津風親方(46=元前頭時津海)と二所ノ関部屋付きの松ケ根親方(46=元前頭玉力道)について処分を決めた。時津風親方は委員から年寄への降格処分、松ケ根親方については、けん責処分とした。

時津風親方については、8月31日以降、不要不急の外出を禁止していたにもかかわらず、9月4日に宮城県へ旅行し、居酒屋で初対面者を含む関係者と飲食しホテルへ宿泊。翌日にはゴルフコンペに参加。さらに長崎県五島市への帰省を目的に福岡市へ移動し、8日まで同市へ滞在した。

時津風親方は10年から11年にかけて2度の懲戒処分(主任から年寄への降格及び通算8年間の据置)を受けたにもかかわらず、今回の行為に至り、弟子の稽古指導も部屋付き親方に任せるなど「年寄として考えるべき最悪の事態についても、微塵も考えていなかった」と、八角理事長(元横綱北勝海)から委嘱されたコンプライアンス委員会は答申した。

松ケ根親方については「家族との近場への外出なら問題ないなどという身勝手で浅はかな考えの下」(同委員会答申より)9月5日から10日までの6日間に、少なくても4回、不要不急の外出をしたという。「一罰百戒の見地からも、けん責の懲戒処分とすることが相当」(同委員会)と判断された。

松ケ根親方(元玉力道)(2018年2月2日撮影)

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阿炎とキャバクラ同行は極芯道、2場所出場停止処分

極芯道(19年1月13日)

日本相撲協会は6日、東京・両国国技館で理事会を開き、4日までに引退届を提出していた阿炎(26=錣山)について、引退届を未受理とし、出場停止3場所および5カ月50%の報酬減額の懲戒処分を決定し、本人に通知したことを発表した。

   ◇   ◇   ◇

阿炎とキャバクラに出入りしていた幕下力士が極芯道であると発表され、2場所の出場停止となった。3日までに進退伺を提出していたが、過去の処分歴がないことも考慮された。十両経験者の極芯道は右膝の負傷で初場所から休場中。5月に手術を受け、師匠の錦戸親方(元関脇水戸泉)の配慮で幕下でありながら療養のため個室が与えられていたが、夜間に部屋を抜け出して不要不急の外出を繰り返していた。錦戸親方は「けん責」処分に。

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場所前に外出泥酔の田子ノ浦親方に最も軽いけん責

田子ノ浦親方

日本相撲協会は6日、東京・両国国技館で理事会を開き、7月場所中に飲食店で泥酔した様子の写真がネットに拡散された田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)に、最も軽い処分である「けん責」を通知したことを発表した。

不要不急の外出自粛が求められている中での田子ノ浦親方の行動について、コンプライアンス委員会の答申内容では、同親方の外出が場所前の7月17日だったことを発表した。答申には「服薬の影響や疲労から数分間眠ってしまった事実は認められるものの、泥酔して眠り込んでいた事実は認められない」と記述。飲食した場所は同親方の後援者が経営している飲食店で、店内は「ほぼ貸し切り」の状態。従業員もマスクを着用し、同席した知人との間で距離を保ちながら飲食を行っていたため、感染予防に相当の注意を払っていたと判断した。

一方で「しかし、師匠としての立場にありながら、相撲協会の方針に反して不要不急の外出に及んだことを不問に付すことはできず、田子ノ浦に猛省を促す必要があると考え、懲戒処分のけん責が妥当と判断した」とした。

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阿炎の引退届を受理せず…今後迷惑かけたら即引退

阿炎(2020年7月24日撮影)

日本相撲協会は6日、東京・両国国技館で理事会を開き、4日までに引退届を提出していた阿炎(26=錣山)について、引退届を未受理とし、出場停止3場所および5カ月50%の報酬減額の懲戒処分を決定し、本人に通知したことを発表した。

今後、程度を問わず協会に迷惑をかける行為を行った場合には、預かっている引退届を受理することと、またそのことを了承する旨の誓約書を提出すること、住居を錣山部屋に移し、師匠の錣山親方(元関脇寺尾)の監督下に入ることを条件とした。阿炎は当面日常生活に支障のある場合をのぞき、外出禁止とした。

師匠の錣山親方は指導監督に重大な不足があったとして、6カ月20%の報酬減額となった。

阿炎は不要不急の外出自粛が求められている中、7月場所中にキャバクラに出入りしていたことが発覚。師匠の判断で7日目から休場していた。阿炎はさらにコンプライアンス委員会の聴取に対して「場所前と場所中に2回」と報告していたが、実際は場所前から複数回出入りしており、虚偽の報告をしていた。また同席していた幕下以下の力士に、出入りした回数などについて口裏合わせを指示していた。

また、阿炎に同行してキャバクラに出入りした幕下極芯道(錦戸)には出場停止2場所の処分が決定した。極芯道は3日までに協会に進退伺を提出していた。師匠の錦戸親方(元関脇水戸泉)にはけん責の処分が通知された。

◆阿炎の不適切行動と発言 昨年11月に十両若元春の手足をテープで縛った動画を自身のインスタグラムに投稿。“悪ふざけ”動画はSNSで拡散され、ネット上で「暴力を連想させる」など批判を浴びた。協会から口頭で厳重注意を受け、反省文を提出。さらに今年2月の全協会員を対象とした研修会終了後、会場を引き揚げる際に報道陣の取材に対して「爆睡していた」「寝ていたので何も聞いていない」と発言。翌日に師匠と協会を訪れて謝罪し、鏡山コンプライアンス部長から厳重注意を受けた。

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キャバクラ通い阿炎が引退届 6日理事会で処分決定

阿炎(2020年7月24日撮影)

大相撲の幕内力士、阿炎(26=錣山)が日本相撲協会に引退届を提出していたことが4日、分かった。

阿炎は不要不急の外出自粛を求められている中、7月場所中にキャバクラに出入りしていたことが発覚。師匠の錣山親方(元関脇寺尾)の判断で、7日目から休場していた。日本相撲協会は6日の理事会で処分などについて検討するため、阿炎の引退届は現時点で受理されていない。

  ◇  ◇  ◇

阿炎が師匠の錣山親方を通じて、4日までに引退届を提出していた。日本相撲協会は受理していないため、引退が決まったわけではない。6日に理事会が開かれ、処分が決まる見通し。受理されるか否かについても、議論の対象になる可能性がある。

幕内力士として責任を痛感したからこその判断に至ったとみられる。阿炎は7月場所7日目(7月25日)から突然休場した。同日、NHK大相撲中継の解説を務めた師匠の錣山親方が「数人のお客様と会食に行ったため、大事を取り休場することになった」と説明。「自業自得というか、本人がコロナにかかるのは自分の責任。協会員が一丸となり、お客さんを入れて開催するのに最低のこと」と厳しく指摘していた。

その翌日、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は会食場所について「小池都知事が言う夜の店」とし、回数についても「場所前と場所中と2回」と明かした。阿炎とは別の部屋に所属する幕下以下の力士も同席していた。関係者によると、「夜の店」は、キャバクラであることも判明していた。

日本相撲協会は観客を入れて7月場所を開催するにあたり、独自のガイドラインを作成。「基本的に外出自粛とし、不要不急の外出をしない」などルールを定めて、全協会員に周知していた。新型コロナウイルスの感染防止に向け、一丸となっていただけに、芝田山広報部長は「情状酌量の余地もない」と断言するなど、協会内には怒りの声が上がっていた。

阿炎とキャバクラに同行していた幕下以下の力士はすでに協会に進退伺を提出している。協会の力士ら協会員への処分は軽い順にけん責、報酬減額、出場停止、業務停止、降格、引退勧告、解雇の7項目。阿炎は師匠と話し合った末の引退届提出とみられ、処分内容にかかわらず角界を去る可能性が高いという。

◆阿炎政虎(あび・まさとら)本名は堀切洸助。1994年(平6)5月4日、埼玉・越谷市生まれ。小4から3年連続でわんぱく相撲全国大会出場。大相模中3年時に全国中学3位。千葉・流山南高3年時に高校総体16強。卒業後の13年夏場所に錣山部屋から初土俵。15年春場所に新十両、18年初場所で新入幕。19年名古屋場所で新小結に昇進。金星2個、敢闘賞2回。188センチ、150キロ。得意は突き・押し。

◆阿炎の不適切行動と発言 昨年11月に十両若元春の手足をテープで縛った動画を自身のインスタグラムに投稿。“悪ふざけ”動画はSNSで拡散され、ネット上で「暴力を連想させる」など批判を浴びた。協会から口頭で厳重注意を受け、反省文を提出。さらに今年2月の全協会員を対象とした研修会終了後、会場を引き揚げる際に報道陣の取材に対して「爆睡していた」「寝ていたので何も聞いていない」と発言。翌日に師匠と協会を訪れて謝罪し、鏡山コンプライアンス部長から厳重注意を受けた。

◆新型コロナウイルスに対する角界のこれまでの主な動き

▼4月3日 日本相撲協会が臨時理事会を開き、夏場所と名古屋場所の2週間延期を決議。

▼同7日 政府が緊急事態宣言発令。

▼同10日 角界では初となる、三段目力士の勝武士さんの新型コロナウイルス感染が判明。

▼同25日 高田川親方(元関脇安芸乃島)、十両白鷹山ら6人の新型コロナ感染を発表。

▼同30日 高田川親方、白鷹山ら6人の退院を公表。

▼5月4日 政府が緊急事態宣言を延長。夏場所の中止が決定。

▼同13日 勝武士さんが新型コロナ感染による多臓器不全で28歳の若さで死去。

▼同25日 政府が緊急事態宣言を全面解除。

▼7月6日 希望者に行った抗体検査の結果、5人から抗体が見つかったと発表。芝田山広報部長はウイルス陽性者なしの見解。

▼同13日 相撲協会は臨時理事会を開き、7月場所の開催を正式決定。1日あたりの観客数の上限を約2500人に設定。

▼同25日 阿炎が7月場所7日目から突然休場。錣山親方は「数人のお客様と会食に行ったため。大事を取り休場することになった」と説明。

▼同27日 田子ノ浦親方が夜に外出して泥酔し、鏡山危機管理部長から厳重注意を受ける。

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石浦ら暴行問題を猛省「関取らしさを第一にしたい」

千代大龍(右)に突き出しで敗れる石浦(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇初日◇12日◇東京・両国国技館

場所前の稽古中に拳を振り上げるなど暴行問題を起こし、9日に協会から減俸やけん責の処分を受けた前頭石浦と幕下宝香鵬は、ともに黒星スタートとなった。

白鵬の横綱土俵入りでの露払いも辞退した石浦は「やってはいけないことをした。番付や相撲うんぬんではなく、関取らしさを第一にしたい」と猛省。宝香鵬は「(処分を)真摯(しんし)に受け止めて、土俵に上がれることに感謝して相撲を取りたい」と、神妙な面持ちだった。

石浦(左)を突き出しで破る千代大龍(撮影・河田真司)

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暴行騒動の宝香鵬は黒星発進も「感謝して相撲を」

宝香鵬(下)は上手ひねりで希善龍に敗れる(撮影・小沢裕)

<大相撲初場所>◇初日◇12日◇東京・両国国技館

前頭石浦とともに拳を振り上げるなどの暴行問題を起こし、場所前に日本相撲協会からけん責の処分を受けた西幕下16枚目宝香鵬(30=宮城野)は、今場所の1番相撲で黒星を喫した。

東幕下16枚目希善龍(34=木瀬)に上手ひねりで敗れた。取組後は「処分を受けたので真摯(しんし)に受け止めて、土俵に上がれることに感謝して相撲を取りたい」と反省の言葉を述べた。

1カ月20%の報酬減額とけん責の処分を受けた石浦も、初日から出場する。

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八角理事長「次はありえない」宮城野部屋の暴行騒動

臨時理事会から部屋に戻った宮城野親方(左)と石浦(撮影・佐藤礼征)

日本相撲協会は9日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、大相撲初場所(12日初日・両国国技館)に向けた4日の稽古中、ともに拳を振り挙げ暴行騒動を起こした宮城野部屋の西前頭10枚目の石浦(29)と幕下の宝香鵬(30)、及び師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)への処分を決めた。宮城野親方が3カ月の報酬減額20%、石浦が1カ月20%の報酬減額とけん責、宝香鵬をけん責とした。

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重い処分とはならなかった。協会から事実関係の調査と処分意見の答申を委嘱され調査したコンプライアンス委員会が会議を開き処分意見を答申。その後、臨時の理事会で審議し、答申通りの処分が決まった。芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、3人は1人ずつ会議室に呼ばれて処分を言い渡され、八角理事長(元横綱北勝海)から「次はありえないよ」と言われたという。宮城野親方は都内の部屋で取材に応じ「重さは重々承知しています」と反省の表情を浮かべた。

関取による暴力事案は、1場所出場停止が基準となっている。当然暴力は許されざる行為。しかし今回は、稽古中に熱が入るあまり、互いに拳を振り挙げてしまったというもの。両力士にけがはなく、突発的でいじめの要素がないなどと同委員会が判断した。芝田山広報部長は「土俵を割っての暴力は論外。ただ、真剣な熱い稽古をしないと心身の教育にならない。(処分を)厳しくし過ぎて力士を萎縮させてはいけない」と話した。協会は2月に行う研修会で、師匠や力士らに注意、啓発を行うとした。

◆日本相撲協会の暴力禁止に関する処分 暴力禁止規定の第5条に明記。処分は軽い順にけん責(将来を戒める)、報酬減額、出場停止、業務停止(協会事業への従事を停止する)、降格、引退勧告、懲戒解雇の7項目。引退勧告を受けた者がすみやかに引退届を提出しない場合は、懲戒解雇とすることができる。力士の暴力に対する処分基準では、大関以下の関取の場合は1場所出場停止が一応の基準だが、内容、程度、情状などを考慮して適切な処分を行う。横綱の場合は引退勧告以上が基準になる。

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暴行騒動の石浦「自覚が足りなかった」減俸とけん責

臨時理事会から部屋に戻った宮城野親方(左)と石浦(撮影・佐藤礼征)

日本相撲協会は9日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、大相撲初場所(12日初日・両国国技館)に向けた4日の稽古中、ともに拳を振り挙げ暴行騒動を起こした宮城野部屋の西前頭10枚目の石浦(29)と幕下の宝香鵬(30)、及び師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)への処分を決めた。宮城野親方が3カ月の報酬減額20%、石浦が1カ月20%の報酬減額とけん責、宝香鵬をけん責とした。

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減俸とけん責の処分を受けた石浦は反省しきりだった。師匠の宮城野親方、宝香鵬とともに国技館内で行われた理事会に呼ばれた。1時間30分後に、3人そろって東京・墨田区の部屋に戻った。部屋で取材に応じた石浦は「(処分を)真摯(しんし)に受け止める。自覚が足りなかった」と、うつむきがちに話した。7日には、明治神宮奉納土俵入りで同部屋の横綱白鵬の露払いを務める予定だったが辞退していた。

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石浦1カ月の報酬減額とけん責、幕下力士はけん責

20年1月4日、三番稽古で熱が入るあまり突っかける石浦(背中)と幕下力士の仲裁に入る白鵬(左)

日本相撲協会は9日午後、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、大相撲初場所(12日初日・両国国技館)に向けた4日の稽古中、同じ相手と連続して相撲を取る三番稽古で、ともに拳を振り挙げ暴行騒動を起こした、宮城野部屋の幕内力士で西前頭10枚目の石浦(29)と幕下の宝香鵬(30)、及び師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)への処分を決めた。

宮城野親方は3カ月20%の報酬減額、石浦は1カ月20%の報酬減額とけん責の併科、宝香鵬はけん責の、それぞれ処分が下された。3人は理事会に個別に呼ばれ、それぞれ通知された。

同協会はこの案件について、コンプライアンス委員会(青柳隆三委員長=弁護士)に調査と処分意見の答申を委嘱。前日8日までに関係者の事情聴取を終え、この日午前、同所で行われた同委員会で答申をまとめた。これを受けて臨時理事会が開催され、処分が決まった。

同委員会は、2人の行為は稽古の範疇(はんちゅう)を逸脱し暴力禁止規程第4条の「稽古中において、握り拳で殴るなど、審判規則禁じ手反則第1号に掲げる禁じ手を故意に暴力として用いる行為」に該当すると判断した。

一方で<1>だめ押しがきっかけとなった突発的な暴力<2>双方にけがはなかった<3>過去に暴力を振るったことや両者間のトラブルトラブルはなかった<4>暴力の継続性、反復性はなく、いじめや制裁など陰湿な要素はない<5>両名の深い反省の態度、など悪質性は高くない事案、と指摘した。

過去の処分例から、関取の暴力事案は出場停止1場所が基準だが、これらの理由から石浦については、最初に膝蹴りをしたことや幕内力士である点などから併科が妥当、宝香鵬については石浦に応戦した側面からけん責が相当との処分意見を答申した。また宮城野親方については、暴力の場面を見落としたこと、過去に監督責任を問われた処分歴があるにもかかわらず、本件の防止、抑制に適切な対応を怠ったとして報酬減額が相当とした。

今後の対応については、2月に行う「研修ウイーク」で師匠、力士に対し、稽古の範疇(はんちゅう)を逸脱した禁じ手の応酬が2度と起きないよう注意、啓発を行うとしている。またコンプライアンス委員会は、再発防止の観点から宮城野部屋の視察を実施するという。

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貴源治「やめた方がいい」貴ノ富士会見制止も実らず

貴源治

前頭貴源治が、日本相撲協会から自主引退を促されている、双子の兄の十両貴ノ富士(ともに22=千賀ノ浦)の会見を、止めようとしていたことを明かした。この日、両国国技館で行われた佐ノ山親方の襲名披露大相撲に参加。前日27日の貴ノ富士の会見は「見ました」という。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)の反対を押し切ったと明かされていたが、貴源治は「会見を開くと報道で知り『やめた方がいい』と言いました。それから連絡が取れなくなりました」と、さらなる強行だったと明かした。

付け人への2度目の暴力を謝罪、差別的な発言も認めており「兄貴もうすうす戻れないと思っているのでは」と推測した。その上で自身も若い衆への理不尽な言動でけん責処分を受けたことには「申し訳ない気持ち。受け止めて、ゼロというよりマイナスからのスタート」と再出発を誓った。

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貴源治と千賀ノ浦親方処分 新弟子に「理不尽」行動

理事会に招集された貴源治(撮影・中島郁夫)

日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で理事会を開き、東前頭17枚目の貴源治(22=千賀ノ浦)にけん責、千賀ノ浦親方(58=元小結隆三杉)に10月から6カ月間、20%の報酬減額とする懲戒処分を決めた。

相撲協会の発表によると、貴源治は今年5~7月ごろの間、都内の千賀ノ浦部屋や名古屋場所の稽古場などにおいて、同部屋の新弟子4人に、暴力は振るっていないが、暴言や新弟子4人が「理不尽」と考える行動を取っていた。新弟子4人が言いつけられた仕事を忘れたり、あいさつの仕方が悪かったりしたことに対する罰として「腕立て伏せ、罰金、外出禁止のどれかを選べ」などと命じて、腕立て伏せをさせていた。新弟子の誰かが失敗すると連帯責任として、4人全員に腕立て伏せ30回を2セット行うよう命じる行為が、複数回にわたって実行された。

名古屋場所中には、新弟子の1人が言いつけられたことをすぐ忘れるとして、他の力士がいる前で、片腕を頭上に挙げる格好をさせた上で「自分は頭が悪いです」と言うように命じて発言させた。さらに、その様子をスマートフォンで録画する動作もした。これらの行為に対する処分で、コンプライアンス委員会は「貴源治の行為は、失敗した当事者か否かにかかわらず、連帯責任として新弟子4人に腕立て伏せを命じた理不尽なものであり、指導の範囲を逸脱している」「新弟子の1人に『自分は頭が悪いんです』と言わせた行為も悪質である」との見解を示した。ただし、付け人への2度目の暴力で自主引退を促された、双子の兄で西十両5枚目の貴ノ富士とは違い、過去に懲戒、指導歴がなく、おおむね事実関係を認めて現在は反省し、二度とこのような言動を行わない旨誓約しているため、けん責処分にとどまった。

千賀ノ浦親方は、昨年12月に、元前頭貴ノ岩のよる付け人への暴力の際にけん責処分を受けながら、今回の貴ノ富士と貴源治の悪質な言動を止められなかったとして、減俸処分となった。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「重い処分」と話した。

理事会に招集された千賀ノ浦親方(撮影・中島郁夫)

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白鵬、新番付表の令和を指さし「一生忘れない」

「令和元年」と記された番付を持つ白鵬(撮影・林敏行)

横綱白鵬(34=宮城野)は平成最後の日に感傷に浸った。先場所の優勝力士として都内で会見。令和最初の本場所に臨む心境を問われると「そういう時が来たなという感じがした。このごろは番付を持って写真を撮ることはなかったけど、久しぶりに持って令和元年を指さしたのは一生忘れない」としみじみ。さらに平成を振り返り「悔いが残るのは連勝記録が63で止まったこと」と双葉山の歴代最長69連勝超えが迫った10年九州場所2日目で稀勢の里に敗れた一番を思い返した。

15歳で来日してからの日々など、平成での相撲の思い出の全てが駆けめぐったようで「おさえないと」と、涙ぐみそうになる場面も。春場所千秋楽の優勝インタビューでは観客を促して三本締めを行い、けん責処分を受け「またゼロから勉強していきたい。明日から令和。自分も変わらないといけない。新生白鵬を見せられれば」と反省し、心機一転。負傷している右腕も回復傾向といい、出場に意欲を示していた。

白鵬が手にする「令和元年」と記された夏場所の番付(撮影・林敏行)

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白鵬右腕「10が10に戻らない」令和新番付は貴重

会見で笑顔を見せる白鵬(撮影・林敏行)

日本相撲協会は30日、夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、横綱白鵬(34=宮城野)が、都内で会見した。

3月の春場所で歴代最多42度目の優勝を全勝で飾り、今場所は東の正横綱を務める。その春場所では千秋楽の鶴竜との一番で右腕を負傷。筋断裂とあって、前日29日まで行われた春巡業では、1度も相撲を取る稽古は行っておらず「10だったものが、10には戻らないと医師には言われた」と明かした。それでも「明日でも稽古できるよう、足腰はつくってきた」と、出場に意欲を示した。

春場所千秋楽では、表彰式での優勝インタビューで観客を促して三本締めを行い、けん責処分を受けた。この日も「自分でも残念だったし、協会と相撲ファンに迷惑をかけてしまった。またゼロから勉強していきたいと思う。明日から令和。自分も変わらないといけない。新生白鵬というものを見せられればと思っている」と、反省の弁と今後に向けた思いを語った。

会見冒頭には「令和元年」と記された新番付を見ながら「貴重な番付」「一生忘れない」と、しみじみと語った。白鵬は平成最後の場所とともに、令和最初の場所での優勝を、常々目標として掲げていた。「春場所の前は昨年の九州場所で優勝した貴景勝、今年の初場所で優勝した玉鷲の2人を追いかけて稽古することができた。先場所(14勝を挙げて優勝次点)の逸ノ城と合わせて、この3人」と、2場所連続優勝へ注意している力士を挙げた。それでも「じっくりと構えて時を待つ」と、あえて目標として「優勝」の2文字を口にせず、静かに闘志を燃やしていた。

「令和元年」と記された夏場所の番付を見る白鵬(撮影・林敏行)
会見で白鵬(左)、宮城野親方(右)と握手する炎鵬(撮影・林敏行)

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