上へ戻る

au版ニッカン★バトル

記事検索

中野たむ組3度目の防衛 2冠王者でなつぽい戦へ

スターダム後楽園大会 アーティスト・オブ・スターダム選手権で3度目の防衛に成功した、左からウナギ・サヤカ、中野たむ、白川未奈(撮影・松熊洋介)

<スターダム後楽園大会>◇26日◇後楽園ホール

アーティスト・オブ・スターダム選手権は王者・中野たむ、白川未奈、ウナギ・サヤカ組が、上谷、渡辺、AZM組を破り、3度目の防衛に成功した。

中野は自分が立ち上げたユニット「COSMIC ANGELS」のリーダーとして、2人の前で3カウントを奪われるわけにはいかなかった。終盤、若い相手の速い連係技に苦しみ、集中攻撃を浴びた。それでも苦労してやっとつかんだ3人のベルトを簡単に渡すわけにはいかなかった。相手の攻撃をかわし、タイガー・スープレックス・ホールドを2度目で成功させ、渡辺をリングに沈めた。中野は「ギリギリのところで防衛できた」と胸をなで下ろした。

4月4日の横浜武道館大会では、なつぽいとワンダー・オブ・スターダム(WOS)の初防衛戦を行う。試合後、リング上に呼び出し「死に物狂いで地獄の底を、はいつくばってやっとやっとつかんだベルト。まだ渡すわけにはいかない」とにらみ付けた。以前は仲の良かった2人。24日の調印式では、なつぽい自ら2人の笑顔の写真を持ち込み、ビリビリに破くなど一触即発。さらに「いつも自己中心的で欲しいものを無理やり手に入れてきた」と挑発された。中野も、かわいさで売っている、なつぽいの振る舞いがずっと気にくわなかった。「いつもいい子ぶっている。どろどろに汚い精神を隠してる」と応戦。対戦が決まってから、両者の激しい口論が続いてきたが、あとはリングの上でぶつかり合い、決着をつけるだけだ。

昨年ユニットを結成し、同12月に岩谷らのSTARSから独立。今年3月3日の日本武道館大会では、メインでジュリアと髪切りマッチに挑み、WOSのベルトを獲得した。ウナギは22選手によるオールスターランブルを制し、白川も同試合で最後まで優勝争いに絡むなど、2人の活躍も目立った。

次の対戦について聞かれた中野は「全ユニットから防衛してみんなが欲しくなるベルトにしたい」と防衛回数を増やし、価値を上げていくつもりだ。昨年12月の初戴冠から白川、ウナギも発言が力強くなってきた。3人だけではあるが、強い絆で結ばれた「COSMIC ANGELS」が、勝利を重ね、最強ユニットを完成させる。

関連するニュースを読む

8年ぶり復活の愛川ゆず季が蹴りで魅了「最高です」

スターダム・オールスター・ランブルでリングインしポーズを決める愛川ゆず季(撮影・滝沢徹郎)

<スターダム:日本武道館大会>◇3日◇東京・日本武道館

8年ぶりに登場したゆずポンこと愛川ゆず季(37)がキレ味鋭いゆずポンキックで、観客を魅了した。

愛川は、22人が順番にリングに上がるオールスター・ランブルで21番目に登場。1日だけのリングだったが、現役時代をほうふつとさせた。ウナギ・サヤカと白川未奈の3人となり、それぞれに強烈な蹴りを披露。その後、白川には、ジャーマンスープレックスホールドを決め、3カウントを奪って退けた。ウナギとエプロンでの一騎打ちには敗れたものの「本当に楽しかった」と笑顔でリングを後にした。「最後は勝てると思ったので悔しかった。ウナギでも食べようかな」と笑いを誘った。

旗揚げした11年からロッシー小川氏(現エグゼクティブアドバイザー)とともにスターダムを支えてきた。「10年前は女子プロは暗い印象しかなくて、目指す目標がなかった。選手はみな必死で、体を削るような試合をやっていた」。13年に引退後、一般男性と結婚し、1児の母となった。昨年12月にリング復帰が決まってからは、最高のパフォーマンスを見せるため、子どもの世話など家族やスタッフに助けてもらいながら、必死にトレーニングを重ねた。「ただの主婦が日本武道館のリングに立てたのは、2年半頑張ったご褒美だと思う。たくさんの協力があってこの日を迎えられて感謝の気持ちでいっぱい」とほほ笑んだ。

この試合では長与千種や井上京子などレジェンドがたくさん登場。リング上でもバックステージでも同窓会のような盛り上がりが見られた。愛川も現役時代の入場曲「爆乳戦隊パイパイレンジャー」に乗って華やかに登場。「子ども生んで母になっても最高です」。久しぶりのリングで、大暴れした愛川は満足の表情で会場を後にした。

スターダム・オールスター・ランブルの入場でカメラに向かいポーズを決める愛川ゆず季(撮影・滝沢徹郎)
スターダム・オールスター・ランブルで入場する愛川ゆず季(撮影・滝沢徹郎)
スターダム・オールスター・ランブルで「ゆずポンキック」を披露する愛川ゆず季(上)(撮影・滝沢徹郎)
スターダム・オールスター・ランブルで長与千種(右)にキックを見舞う愛川ゆず季(撮影・滝沢徹郎)
スターダム・オールスター・ランブルで勝利したウナギ・サヤカ(中央)から労われる愛川ゆず季(右)と白川未奈(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

ウナギ・サヤカ撃沈!岩谷蹴りで顔面アザも再起の涙

岩谷麻優対ウナギ・サヤカ 岩谷麻優(奥)を攻めるウナギ・サヤカ(撮影・丹羽敏通)

<スターダム後楽園大会>◇14日◇後楽園ホール

ウナギ・サヤカがスターダムのアイコンこと岩谷麻優の洗礼を浴びた。

自身のキャリアを積む「ウナギ・カブキ7番勝負」の第3戦で対戦。13分の戦いのうち、攻撃時間はわずかで「全く歯が立たなかった」と完敗だった。顔面を踏まれ、絞め技でフラフラになり、最後はドラゴン・スープレックス・ホールドで3カウント。持ち味を出せずに沈んだ。

余裕の勝利となった岩谷からは「ペースを持っていかれることもなかった。これから頑張って成長してほしい」と励まされた。6日ジュリア、7日AZM戦に続いて3連敗。「越えたい壁はとてつもなく高い。でも高い方が楽しいので、いつか絶対に超えたい」と号泣しながらも前を向いた。

アイドル活動をやめ、2年前にデビューし、昨年11月にスターダムに移籍。同12月にはアーティスト・オブ・スターダム王者に輝いた。成長してきた中での7番勝負でここまで実力を出すことが出来ていない。「ボロボロにやられて、プロレスってすごいなあと改めて感じる。すべて受け止めて吸収したい」。

研究には労力を惜しまない。現在アクション女優として活躍する小玉百夏ら3人でルームシェア。コロナ禍で寂しくなって始めたといい「応援にもよく来てくれる。本当に楽しい」と話す。小玉からはトレーニングや体の動きについてのアドバイスを受けることもあり、プロレスにも取り入れている。「受け身の取り方など勉強になる」と映像もしっかりチェックする。

今年に入ってからシングルマッチが組まれるようになり、林下、飯田らチャンピオンとも対戦したがいずれも敗れ、力の差を見せつけられた。“特別授業”は残り4戦。対戦相手は直前まで知らされない。「私しかできないプロレスを残りの試合で見つけたい」。強烈な蹴りで顔に受けた大きなアザを押さえながら、次戦に向けてトレーニングに励む。【松熊洋介】

岩谷麻優対ウナギ・サヤカ 岩谷麻優(左)にレッグドロップを決めるウナギ・サヤカ(撮影・丹羽敏通)
岩谷麻優対ウナギ・サヤカ 岩谷麻優(左)を攻めるウナギ・サヤカ(撮影・丹羽敏通)
岩谷麻優対ウナギ・サヤカ 岩谷麻優(左)にレッグドロップを決めるウナギ・サヤカ(撮影・丹羽敏通)
岩谷麻優対ウナギ・サヤカ 岩谷麻優を攻めるウナギ・サヤカ(撮影・丹羽敏通)

関連するニュースを読む

「小さな巨人」飯田沙耶がウナギ・サヤカ破り初防衛

防衛に成功しポーズを決める飯田沙耶(撮影・滝沢徹郎)

<スターダム:10周年記念日大会>◇17日◇東京・後楽園ホール

フューチャー・オブ・スターダム選手権は第4代王者・飯田沙耶(23)がウナギ・サヤカを破り、初防衛に成功した。

145センチ、54キロの「小さな巨人」が第1試合から会場を沸かせ、ベルトを守った。鍛え上げられた両腕から繰り出される強烈なエルボーとチョークでウナギを沈めた。連続逆水平で痛めつけ、ゴリラのように両手で胸をたたき、会場を味方に付けた。最後はコーナーに上り、ダイヤモンドカッターからのからだ固めで3カウント。勝利後も力こぶを観客に見せつけ、力強くガッツポーズを見せた。

スターダム加入わずか3カ月のウナギに対し、もともとは関心がなかった。今月3日の新木場大会で挑戦を受けた。同4日にデビュー2周年を迎えたウナギは、本来なら出場権がなかったが、飯田自身が昨年12月の初戴冠時に規定改定を要求。3年未満まで挑戦可能となったため、対戦が実現した。試合前からたびたびSNS等で絡んでくる相手との一戦を制し「ごちゃごちゃ言う前にリングで見せろと思っていたが、ようやくあいつとの根性と覚悟を見せてもらった」と納得の表情を見せた。

自らキャリア3年目に改定したことで、今後対戦する相手も増える可能性がある。「もっと戦いたい相手もいるだろうからどんどん来てほしい」。どんな相手が来ても、誰にも負けない怪力で仕留めるつもりだ。

ウナギ・サヤカ(右)を締める飯田沙耶(撮影・滝沢徹郎)
ウナギ・サヤカ(左)を攻める飯田沙耶(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

ウナギ・サヤカ、飯田沙耶のベルト初防衛戦相手に

試合後、飯田沙耶(右)に対戦を迫るウナギ・サヤカ(撮影・滝沢徹郎)

<スターダム:新木場大会>◇3日◇新木場1stRING

「COSMIC ANGELS」のウナギ・サヤカ、中野たむ組が「STARS」の飯田沙耶、ルアカ組に勝利した。

ウナギがルアカに大ふへん固めで3カウントを奪い、21年初勝利。試合後リング上でマイクを手にし、ベルトを持つ飯田に向かって「あなたの持つフューチャー・オブ・スターダムに挑戦したい」と表明。飯田も「条件満たしているなら初防衛戦、やってやろうじゃねえか」と応じ、17日、後楽園大会での対戦が決まった。

同ユニットで「アーティスト・オブ・スターダム」のベルトを一緒に持つ白川未奈が昨年12月26日、自身の誕生日の試合で鼻を骨折。ともにシングルのベルトを争っていくつもりだったが「早くベルトを取って未奈ちゃんを焦らせたい」。仲間ではあるが、先にベルトを手にし、待っているつもりだ。

ルアカ(奥)に大ふへん固めを極めるウナギ・サヤカ(撮影・滝沢徹郎)
ルアカ(上)に大ふへん固めを極めるウナギ・サヤカ(撮影・滝沢徹郎)
ルアカ(右)の脚を攻めるウナギ・サヤカ(撮影・滝沢徹郎)
飯田沙耶(右)を攻めるウナギ・サヤカ(撮影・滝沢徹郎)
勝ち名乗りを受けるウナギ・サヤカ(左)と中野たむ(撮影・滝沢徹郎)

関連するニュースを読む

「グラドルレスラー白川未奈」新天地で涙の初ベルト

アーティスト・オブ・スターダム選手権新王者となりリング上で感極まる、左から中野たむ、ウナギ・サヤカ、白川未奈組(撮影・小沢裕)

<スターダム:後楽園大会>◇16日◇東京・後楽園ホール

アーティスト・オブ・スターダム選手権試合で白川未奈(32)が、ウナギ・サヤカ、中野たむと組み、鹿島沙希、ビー・プレストリー、刀羅ナツコ組に勝利し、第25代王者に輝いた。

開始5分間は白川1人がやられっぱなしだった。鹿島にチョークで苦しめられ、プレストリーの強烈な蹴りを受けるなど防戦一方。顎が外れるほどのダメージを受けたが「大丈夫。(ベルトのためなら)顎でも何でも差し出します。ブサイクになっても、整形するよりもベルトが欲しい」と力強かった。最後はウナギが鹿島に片エビ固めを決め、勝利すると、新天地での初ベルトに「新しいチャンピオンになりました」と涙を見せた。

白川はグラビアアイドルとして活動する傍ら、18年に30歳でプロレスデビュー。今年10月スターダムに移籍した。慣れない環境に「1からのスタート。求められていることも違ったし、気楽に過ごした日々はなかった」。夢中でトレーニングを重ね、ようやく1つ目のタイトルを手にした。「2カ月ちょっとで取れるとは想像していなかった。これを手放さず、どんどん取っていきたい」と腰に巻いたベルトを見ながら笑みを浮かべた。

最近はプロレスに集中するため、グラビアの仕事をセーブしてきた。女性のファンも増え、プロレスラーとしての立ち位置を考えるようになった。「私が頑張ることで同世代の女性が頑張りたいと思うようになってほしい」。もうすぐ33歳になるが、女性という立場で年齢について聞かれるのも納得がいかないという。「いつまでやるの? とか聞かれる。男子だったら年齢について言われない。結婚とか、子どもとか、自分でタイミングを決めたい。私がスターダムのベルトを巻いたら変わっていくかなと。若い子ではなく、自分が見せていかないといけない」と強い意志を持つ。

レスラーとなって2年たち、知名度も上がった。「余裕ができたので」と来年からはタレント活動も少しずつ増やしていくつもりだ。「女子プロレスを広めていきたい。私ってNGないんですよ(笑い)」。心も体も成長した「グラドルレスラー白川未奈」の21年が楽しみだ。【松熊洋介】

アーティスト・オブ・スターダム選手権新王者となり、リング上で記念撮影に臨む、左からウナギ・サヤカ、中野たむ、白川未奈組(撮影・小沢裕)
白川未奈(左端)、ウナギ・サヤカ(同2人目)が投げた中野たむ(中央)はエプロンから王者組にプランチャを浴びせる(撮影・小沢裕)
刀羅ナツコ(左から2人目)に集中攻撃を浴びせる左から白川未奈、1人おいてウナギ・サヤカ、中野たむ組(撮影・小沢裕)

関連するニュースを読む