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史上初6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ現役復帰

ボクシング史上初の6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ(48=米国)が26日、14年ぶりに現役復帰を表明した。

4月のトリラー・ファイトクラブの会見で明かした。7月3日にダラスで、対戦相手にはUFCの選手を予定しているという。

デラホーヤは昨年の元ヘビー級王者マイク・タイソン復帰に触発されて、現役復帰の意向を示していた。トレーニングするシーンをSNSに投稿や、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキンに勝てると豪語して挑発していた。1試合限りではなく、複数の試合を希望しているとも報じられている。

デラホーヤは92年バルセロナ五輪で金メダルを獲得後にプロデビュー。94年に12戦目でWBOスーパーフェザー級を皮切りに、04年にWBOミドル級で史上初の6階級制覇を達成した。08年にマニー・パッキャオに8回TKO負けして引退していた。

トリラーは昨年にタイソンとロイ・ジョーンズのエキシビションを主催した。動画投稿アプリを運営するが、新たなプロモーターとしてファイトクラブを開催している。

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現役最強アルバレス「興奮する試合を」防衛戦に自信

現役最強と評される世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング評議会(WBC)スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)が、27日に米フロリダ州マイアミガーデンズでアブニ・イルディリム(トルコ)との防衛戦に臨む。主催者を通じ「興奮する試合を披露する」と自信に満ちた談話を出した。

アルバレスはかつて、名王者オスカー・デラホーヤ氏が率いるプロモーション会社と契約していた。だが、米メディアによると、新型コロナウイルスの影響もあって満足に試合が組まれなかったとし、昨年11月に決別して話題となった。新たに英興行大手マッチルームと組むと、12月にカラム・スミス(英国)戦で約1年ぶりに復帰し、3-0の判定勝ちを収めた。

強打を効率よく放ち、防御の意識も高い。フロイド・メイウェザー(米国)ら強敵と拳を交えた経験で技術を総合的に磨いた。主要4団体で4階級制覇を果たし、老舗専門誌「ザ・リング」の最強ランキング「パウンド・フォー・パウンド」では2位の井上尚弥(大橋)を抑えて1位に立つ。

既に5月に世界ボクシング機構(WBO)王者ビリージョー・サンダース(英国)との統一戦で合意したと伝えられる。京口紘人(ワタナベ)も契約するマッチルームのエディー・ハーン氏が、アルバレスをプロモートすることに「この上ない栄誉」と喜ぶなど、世界のリングで存在感が高まっている。(共同)

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井岡と田中の世界戦、過去の日本人対決は王者が圧倒

井岡一翔(左)と田中恒成

<プロボクシング:WB0世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇東京・大田区総合体育館

WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(31=Ambition)と日本人2人目の4階級制覇を狙う同級1位田中恒成(25=畑中)の大みそかの大一番のゴングが鳴る。

世界複数階級制覇経験者の日本人の男子対決は初めて。

 ◇   ◇   ◇

◆複数階級制覇 世界最多はオスカー・デラホーヤ(米国)とマニー・パッキャオ(フィリピン)の6階級で、5階級が7人いる。日本のジム所属選手では、4階級の井岡一翔が男子最多、世界で20人目だった。アジアではパッキャオ、5階級のノニト・ドネア(同)、ドニー・ニエテス(同)に続き4人目。ミニマム級からはレオ・ガメス(ベネズエラ)、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、ニエテスに続き4人目。国内で3階級は亀田興毅、ホルヘ・リナレス、八重樫東、長谷川穂積、井上尚弥、田中恒成に井岡で7人いる。2階級制覇はファイティング原田から京口紘人まで17人。女子はアマンダ・セラノ(プエルトリコ)の7階級が最多で、国内は藤岡奈穂子の5階級が最多。

 ◇   ◇   ◇

◆世界戦での日本選手対決 67年のスーパーフェザー級が最初で、王者沼田から小林が12回KOで奪取した。過去45試合ある。統一戦、決定戦の各3試合を除くと王者の30勝9敗。今回と同じ世界王者経験者の対決は過去14試合ある。団体統一戦1試合を除き、暫定王者との統一戦を含めて王者が10勝3敗。いずれも王者が勝率77%となっている。

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ホリフィールド氏らタイソン15年ぶり復帰戦を予想

前日計量で記者の質問に答えるタイソン(USA TODAY=ロイター)

ついにボクシング元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(54)が15年ぶりにリング復帰する。28日(日本時間29日)に米ロサンゼルスのステープルズセンターで、18年以来2年ぶりのリングとなる元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.(51)とエキシビション8回戦で「激突」する。

1回2分、12オンスのグローブ着用で、ヘッドギアなしながらも、レフェリーも入ってWBCによるリモート採点で勝敗が決まる。どちらが勝者となるのか? タイソンとゆかりのある元世界王者らボクシング関係者が各メディアで勝者を予想している。

    ◇   ◇   ◇  

<1>タイソンと2度対戦し勝利したイベンダー・ホリフィールド氏(58)「タイソンがロイをつかまえることができれば、ダメージを与えられるだろう。しかしタイソンがつかまえることができなければ…、それはひどい戦いになる」。予想:条件付きでタイソン勝利

<2>04年にタイソンをKOしたダニー・ウィリアムズ(47)「ロイは深刻なケガをするだろうと思う。ナチュラルなミドル級の肉体とウエートだからな」。予想:タイソン勝利

<3>90年、東京ドームでタイソンを倒し、番狂わせを起こしたジェームズ・ダグラス氏(60)「ロイにはチャンスがあるが、それはわずかなもの。私よりも体格がスリムだからね」。予想:タイソン勝利

<4>6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)らのトレーナー、フレディ・ローチ氏(60)「マイクがロイをKOすると思う。私はマイクにロイの体に残された技術に注意しなければならないと伝えた。それはロイが(98年に)バージル・ヒルをKOするために出したパンチだ」。予想:タイソン勝利

<5>元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏(47)「いつものように、もしジョーンズJr.が何かをやってきたとしても、驚かないだろう」。予想:タイソン勝利

<6>元5階級制覇王者フロイド・メイウェザーの叔父でトレーナーのジェフ・メイウェザー氏(56)「タイソンが力を持っていることは分かっている。途方もないハンドスピードもある。もしお金を賭けるとすれば、タイソンを選ぶ」。予想:タイソン勝利

<7>元WBAスーパー・IBF世界スーパーライト級王者アミール・カーン(33)「マイクとロイが戦う理由がわからないが、彼らは友人なのではないのか。どちらが勝つのかと聞かれれば、私の意見ではロイ・ジョーンズだ」。予想:ジョーンズJr.勝利

<8>タイソンとポッドキャストで対談した経験のある元UFCウエルター級王者タイロン・ウッドリー(38)「マイク・タイソンが誰かに触れれば、彼が何歳であっても相手はダウンすると思う」。予想:タイソン勝利

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王者アルバレス、デラホーヤ氏とプロモート契約解消

ボクシングのWBA世界ミドル級スーパー、WBC世界同級フランチャイズ王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)がプロモート契約を結ぶ元世界6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏(47)との契約解消したと6日、米メディアのTMZスポーツなどが報じた。

デラホーヤ氏率いるゴールデンボーイ・プロモーションとの関係を断ち切り、現在は「フリーエージェント」であると強調。WBA世界ミドル級王者村田諒太(34=帝拳)が対戦を希望するビッグネームだけに動向が注目される。

6日に声明を発表したアルバレスのマネジャーとなるエディ・レイノソ氏は「本日11月6日からアルバレスはフリーエージェントになる。ボクシングのキャリアを続ける準備ができている。多くの責任と規律を持ってジムで一生懸命トレーニングしており、体調を整えている。今年戦う準備ができている。すぐに日付、対戦相手、会場を発表し、成長を続ける。メキシコのボクシングが最高であることを示すために、これまで以上に力強くカムバックする」とコメント。なおゴールデンボーイ・プロモーションからの公式的なコメントはない。

米老舗ボクシング誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強の世界王者)ランキングで1位となるアルバレスは18年10月、映像配信サービスのDAZNと計11試合、3億6500万ドル(約401億5000万円)の契約を結んだものの、3試合分を消化したのみ。今年9月には、DAZNとデラホーヤ氏に対し、契約違反を理由に米ロサンゼルス連邦裁判所に訴訟を起こしていた。米メディアによると、2億8000万ドル(約308億円)の損害賠償額を求めているという。

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フィリピンの英雄パッキャオの左/山中慎介の一撃

マニー・パッキャオ

<ボクシング、忘れられない一撃~5>

一発のパンチですべてが変わるボクシング。選手、関係者が「あの選手の、あの試合の、あの一撃」をセレクトし、語ります。日本歴代2位となる12度の防衛を果たした元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏(37)が選んだ一撃は、「ハットンをKOしたパッキャオの左」です。(取材・構成=奥山将志)

  ◇    ◇    ◇

▼試合VTR 08年12月にオスカー・デラホーヤとのビッグマッチを制したマニー・パッキャオ(フィリピン)が、09年5月2日、米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで、スーパーライト級全勝を誇る強打のリッキー・ハットン(英国)と対戦した。

フライ級からキャリアをスタートさせ、4階級制覇を達成していたパッキャオ。この試合は、スーパーライト級での試合経験などから、パッキャオ不利を予想するも声少なくなかったが、「フィリピンの英雄」はゴング直後にそんな不安をかき消した。スピードと的確なパンチですぐにペースをつかむと、カウンターの右フックでダウンを先取。同回終了間際にも再びダウンを奪うなど、完璧な立ち上がりを見せた。

山中氏が選んだパンチは、2回終了間際。ダメージが隠せない相手と、リング中央で対峙(たいじ)すると、小さなモーションから左ストレートを顔面に打ち込んだ。ハットンはキャンバスに大の字となり、そのままKOで試合を決めた。

  ◇    ◇    ◇

パッキャオは同じサウスポーということもあり、現役時代、参考にしていた選手です。数々の印象的なパンチがありますが、このハットン戦での一撃を選んだのは、「こういう打ち方もできるんだ」という驚きが強かったからです。

パッキャオ=踏み込みという印象を持っている人は多いと思います。僕自身も、パッキャオのように、下半身で生み出したパワーを上半身に伝える踏み込みを意識していました。ただ、同じようなパンチで倒し続けていると、相手も警戒してきますし、当てにくくなるものです。

ハットン戦のパッキャオは、出来がとにかく良かったですし、パンチも合っていた。最後のストレートは、右に小さくフェイントを入れた直後、いつものように大きく踏み込まず、上半身を少し開き、ややフック気味に打っています。

当時の僕はまだ日本王者になる前。テレビを見ていて、相手に研究される立場に立たされたパッキャオの工夫と、引き出しの多さを感じたのを覚えています。

アジアから世界の頂点に駆け上がったパッキャオ。ハットン戦の頃は、すごく勢いもありましたし、パワー、スピードはもちろん、相手に向かっていく勇気もずばぬけていたと思います。踏み込んで打つのは勇気が必要です。技術に加え、メンタルの強さもパッキャオの魅力だと思います。

◆山中慎介(やまなか・しんすけ)1982年(昭57)10月11日、滋賀・湖南市生まれ。南京都高1年でボクシングを始め、3年時の国体で優勝。専大ボクシング部で主将。06年1月プロデビュー。10年6月に日本バンタム級王座、11年11月にWBC世界バンタム級王座を獲得し、12度防衛。18年3月に引退を発表。家族は妻と1男1女。身長171センチの左ボクサーファイター。

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トップランク社が平岡アンディ「先物買い」した理由

米プロモート大手トップランク社と契約を結び、米デビューする平岡アンディ

ボクシングIBF世界スーパーライト級14位平岡アンディ(23=大橋)が、米プロモート大手トップランク社と契約を結んだことが26日、発表された。

   ◇   ◇   ◇

トップランク社が平岡を「先物買い」したのは、米国を中心としたボクシング興行の競争が背景にある。アラムCEO率いるトップランク社は現在、元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏によるゴールデンボーイ・プロモーション、アル・ヘイモン氏が手がけるPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)ら有力ボクサーと契約する他社とライバル関係にある。 それぞれのプロモーション会社がテレビ局、動画配信会社などの契約を結んでおり、多くの興行を開催するには必然的に実力のあるボクサーが必要となっている。また最近ではエディー・ハーン氏が運営する英プロモーションのマッチルームも勢力を拡大しつつあり、世界的な競争にも発展している。平岡の契約は持ち前の潜在能力はもちろん、世界のボクシング界から日本人ボクサーが注目されている証明でもある。

◆平岡(ひらおか)アンディ 1996年(平8)8月8日、横浜市生まれ。元アマボクサーでガーナ人の父ジャスティス氏の勧めで4歳からボクシングを開始。中学から陸上中距離で活躍し、横浜高時代には国体出場の経験もある。高校時代の13年2月に花形ジムからプロデビューし、4回TKO勝ち。14年には東日本ライト級新人王を獲得。15年からは米国で修行した後、17年から大橋ジムに移籍し、同年11月には初代日本ユース・スーパーライト級王者に。身長180センチの左ボクサーファイター。

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V2戦の田中恒成はデラホーヤ級、WBO会長が絶賛

WBO世界フライ級タイトルマッチ調印式 グローブチェックをする王者・田中恒成(右)と畑中清会長(左)(撮影・森本幸一)

世界3階級覇者のWBO世界フライ級王者田中恒成(24=畑中)が23日、同級1位ジョナサン・ゴンサレス(28=プエルトリコ)との2度目の防衛戦(24日、愛知・武田テバオーシャンアリーナ)を前に調印式、前日計量を名古屋市内のCBCホールで行い、両者ともリミットの50・8キロでパスした。

調印式にはWBOのフランシスコ・バルカルセル会長も出席し、田中については、世界6階級覇者オスカー・デラホーヤ、同5階級覇者ホルヘ・アルセ、同4階級覇者ミゲール・コットらの名前を挙げて「ボクサーの質として、彼らと比較できる選手」と絶賛した。

田中は「名前が出た選手はレジェンドばかり。自分はまだまだですが、明日は最高の試合をお見せします」と笑顔で応じた。また今回の試合に向けては「スピードで圧倒して、必ずKO」というコメントを繰り返してきたが、この日は「全力で頑張ります」など比較的控えめだったが「挑戦者が謙虚なので、そうなっただけ。もちろんKOを狙います」とKO宣言で締めた。

一方、ゴンサレスは“スピード対決”と言われることに「スピードが同じなら、あとはインテリジェンス。いかにクレバーな試合ができるか。自分は世界戦は初めてだが、アマチュアなどで経験があり、それができる」と自信を見せた。「田中はすごく戦闘的で、明日はウォリアー(戦士)同士の戦い。新しいチャンピオンが生まれる」と自分の優位をアピールした。

WBO世界フライ級タイトルマッチ調印式 笑顔で質疑応答に応じる王者・田中恒成(撮影・森本幸一)
WBO世界フライ級タイトルマッチ前日計量 計量をクリアしポーズを決める王者・田中恒成(左は挑戦者のジョナサン・ゴンサレス)(撮影・森本幸一)

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元4階級制覇王者が死去 08年ボクシング殿堂入り

パーネル・ウィテカーさん(AP)

プロボクシング元4階級制覇王者パーネル・ウィテカーさん(米国)が14日夜、交通事故で亡くなったことが分かった。米メディアが報じたもので、バージニアビーチの交差点で自動車にはねられ、死亡したという。55歳だった。

ウィテカーさんはアマチュア時代の84年にロサンゼルス五輪で金メダルを獲得。84年にプロデビューし、89年2月にIBF世界ライト級王座を獲得。プロ18戦目で世界王者となった。その後、ライト級でWBA、WBC、IBFの3団体統一王者に就くと、階級を上げてスーパーライト級、ウエルター級、スーパーウエルター級の4階級でも世界王座を獲得していた。

97年には元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ(米国)、99年にはフェリックス・トリニダード(プエルトリコ)とも対戦して敗退。01年4月の再起戦を最後に現役を引退した。また08年には世界ボクシング殿堂の選手部門で殿堂入りしていた。

WBCのマウリシオ・スライマン会長は自らのツイッターで「ウィテカーさんが亡くなったという悲報を受け取りました。過去数十年でもっとも素晴らしいボクサーの1人であり、WBCの素晴らしい友人だった。深く悲しんでいます」とコメントした。

パーネル・ウィテカーさん(AP)(右)

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井上尚弥が世界団体5本ベルト披露「歴史感じる」

自ら5本のベルトをリングロープに掛け、指をさして写真に納まる井上(撮影・河田真司)

ボクシングWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が25日、横浜市内の所属ジムでプロ18戦で獲得した世界主要団体など計5本のベルトをお披露目した。WBA、WBC、IBF、WBOの4団体に加え、1922年創刊で歴史と権威のある米老舗ボクシング誌ザ・リング認定のバンタム級ベルトが先週届き、コンプリートした世界的な全ベルトを並べた。

井上は「自分もこうやってベルトを並べたのは初めて。重圧というか、やってきた歴史を感じました。最初にWBCのタイトルを取ってWBO、WBA、IBFと取りましたが、それぞれ思い出があります。これに満足しないで頑張りたいです」と決意を新たにした。

主要4団体のベルト制覇は過去に36戦目で高山勝成が成し遂げたが、5本のベルトの獲得は日本人初となった。所属ジムの大橋秀行会長は「ベルトをみてやり遂げたなと思う。しかし、またあらためてここからがスタートです」と強調した。

井上は14年4月、当時の日本最速となるプロ6戦目で初世界王座となるWBCライトフライ級ベルトを獲得。8戦目となる同年12月にはWBO世界スーパーフライ級王座を奪取し、2階級を制覇。16戦目の18年5月にWBA世界バンタム級ベルトを奪った。昨年10月から階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)に参戦。今年5月のWBSS準決勝では、ザ・リング認定ベルトも懸けられ、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を2回TKOで下し、一気に全ベルトを手中にしていた。

年内に予定されるWBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)とのWBSS決勝に向け、大橋会長は「日時、会場はまもなく決まると思います。このベルト5本とはまた違ったベルトも狙っていきたい」とサポートを約束していた。

★世界主要ベルト★

◆WBA(世界ボクシング協会)1921年発足。本部はパナマ。52年に日本ボクシングコミッション(JBC)認定。全米ボクシング協会が母体。62年に現名改称。ヒルベルト・メンドーサ会長。

◆WBC(世界ボクシング評議会)1963年発足。本部はメキシコ。70年にJBC認定。加盟国がもっとも多い世界最大王座認定団体として知られる。マウリシオ・スライマン会長。

◆IBF(国際ボクシング連盟)1988年発足。本部は米国。13年にJBC認定。ニュージャージー州に本部がある米唯一の団体。ダリル・ピープルズ会長。

◆WBO(世界ボクシング機構)1988年発足。13年にJBC認定。元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ(米国)が最初に獲得した王座として有名に。フランシスコ・バルカルセル会長。

◆ザ・リング 1922年創刊の米老舗ボクシング誌。創刊から独自に各階級ランキングや王者を選出、認定する。階級を超越したパウンド・フォー・パウンドも決めている。ダグ・フィッシャー編集長。

5本のベルトを披露する井上尚 2019/06/25
質問に笑顔で答える井上(撮影・河田真司)

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井上尚弥が日本人初快挙 世界団体5本ベルト披露

自ら5本のベルトをリングロープに掛け、指をさして写真に納まる井上(撮影・河田真司)

ボクシングWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が25日、横浜市内の所属ジムでプロ18戦で獲得した世界主要団体など計5本のベルトをお披露目した。WBA、WBC、IBF、WBOの4団体に加え、1922年創刊で歴史と権威のある米老舗ボクシング誌ザ・リング認定のバンタム級ベルトが先週届いたこと受け、コンプリートした世界的な全ベルトを並べた。主要4団体のベルト制覇は過去に36戦目で高山勝成が成し遂げたが、5本のベルトの獲得は日本人初となった。

井上は14年4月、当時の日本最速となるプロ6戦目で初世界王座となるWBCライトフライ級ベルトを獲得。8戦目となる同年12月にはWBO世界スーパーフライ級王座を奪取し、2階級を制覇。16戦目の18年5月にWBA世界バンタム級ベルトを奪った。昨年10月から階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)に参戦。今年5月のWBSS準決勝では、ザ・リング認定ベルトも懸けられ、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を2回TKOで下し、一気に全ベルトを手中にしていた。

★世界主要ベルト★

◆WBA(世界ボクシング協会)1921年発足。本部はパナマ。52年に日本ボクシングコミッション(JBC)認定。全米ボクシング協会が母体。62年に現名改称。ヒルベルト・メンドーサ会長。

◆WBC(世界ボクシング評議会)1963年発足。本部はメキシコ。70年にJBC認定。加盟国がもっとも多い世界最大王座認定団体として知られる。マウリシオ・スライマン会長。

◆IBF(国際ボクシング連盟)1988年発足。本部は米国。13年にJBC認定。ニュージャージー州に本部がある米唯一の団体。ダリル・ピープルズ会長。

◆WBO(世界ボクシング機構)1988年発足。13年にJBC認定。元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ(米国)が最初に獲得した王座として有名に。フランシスコ・バルカルセル会長。

◆ザ・リング 1922年創刊の米老舗ボクシング誌。創刊から独自に各階級ランキングや王者を選出、認定する。階級を超越したパウンド・フォー・パウンドも決めている。ダグ・フィッシャー編集長。

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最多は6階級、国内は女子藤岡5階級/複数階級制覇

10回、井岡はパリクテからTKO勝ちで4階級制覇を達成しコーナートップで雄たけびを上げる(撮影・小沢裕)

<プロボクシング:WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦>◇19日◇千葉・幕張メッセ

WBO世界スーパーフライ級2位井岡一翔(30=Reason大貴)が、日本男子初の4階級制覇を達成した。同級1位アストン・パリクテ(28=フィリピン)にレフェリーストップで10回1分46秒TKO勝ち。1度引退から復帰して昨年の4階級初挑戦は失敗も、2年2カ月ぶりの日本で悲願をつかんだ。

◆複数階級制覇 世界最多はオスカー・デラホーヤ(米国)とマニー・パッキャオ(フィリピン)の6階級。日本のジム所属選手では、4階級の井岡一翔が男子最多で世界で20人目。アジアではパッキャオ、5階級のノニト・ドネア(同)、ドニー・ニエテス(同)に続き4人目。ミニマム級からはレオ・ガメス(ベネズエラ)、ニエステに続き3人目。国内で続く3階級は亀田興毅、ホルヘ・リナレス、八重樫東、長谷川穂積、井上尚弥、田中恒成に井岡で過去7人。2階級制覇はファイティング原田から京口紘人まで17人。女子はアマンダ・セラノ(プエルトリコ)の7階級が最多で、国内は藤岡奈穂子の5階級が最多。

4階級制覇を達成し4のポーズをとる井岡(撮影・滝沢徹郎)

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アルバレス計量パス、ジェイコブスと一触即発ムード

フェイスオフ時のアルバレス(左)とジェイコブス(ロイター)

4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスで3団体統一戦を控えるボクシングWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者サウル・アルバレス(28=メキシコ)が前日計量で対戦相手となるIBF同級王者ダニエル・ジェイコブス(32=米国)と一触即発ムードを漂わせた。

3日(日本時間2日)、会場となるT-モバイルアリーナで前日計量に臨み、リミット160ポンド(約72・5キロ)でパスしたジェイコブスを横目にアルバレスは159・5ポンド(約72・3キロ)でクリアした。

計量後、最後に両者が向き合うフェイスオフの場面でトラブルが起こった。身長が高いジェイコブスから額を当てられ、アルバレスも額で押し返して応戦するとお互いが手で押し出す事態に発展。乱闘寸前となり、立会人と両陣営らに羽交い締めで止められた。アルバレスは「彼には恐怖があったのだろう。自分が勝つつもり。KOを狙うだろうけれど、できないだろうね。彼にはその能力がない」とバッサリ。ジェイコブスは「私が世界で最高のミドル級だと思っている」と豪語した。なお試合当日朝にIBFルールで計量が開かれ、制限体重は170ポンド(約77・1キロ)となる。

アルバレスと契約を結ぶゴールデンボーイ・プロモーションCEOの元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏が最初に両者を制し「ジェイコブスが非常に緊張しているように見えた。アルバレスは強く自信を持って戦いたくて出てきました。私にとって既にアルバレスが1-0です。ジェイコブスは最初のラウンドを精神的にも感情的にも失った」と分析していた。

アルバレス(前列左から2番目)とジェイコブス(右)(ロイター)
ダニエル・ジェイコブス(ロイター)

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木村翔が元6階級王者デラホーヤ氏らと式典に参加

後列左端からWBAホセ・メンドサ会長、オスカー・デラホーヤ氏らとセレモニーに出席した木村翔(後列右端)

前WBO世界フライ級王者木村翔(30=青木)が28日、再起戦のために上海入りした。

30日に東洋太平洋シルバー・フライ級王座決定10回戦で、ウィチャー・プライオカ(37=タイ)と対戦。昨年9月のV3失敗から6カ月ぶりに復帰する。

木村はホテルで仮眠をとり、午後にはWBAホセ・メンドサ会長、6階級制覇したオスカー・デラホーヤ氏も出席した日中対抗大会のセレモニーに参加した。29日は前日計量となる。

上海のホテルに到着した木村翔

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王者アルバレス、ゴロフキンとの3度目対決否定せず

フィールディング(左)を攻めるアルバレス(AP)

<プロボクシング:WBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦>◇15日(日本時間16日)◇米ニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)

WBAスーパー、WBC世界ミドル級王者サウル・アルバレス(28=メキシコ)が3階級制覇を成し遂げた。2団体のミドル級王座を保持したまま、1階級上となるWBA世界スーパーミドル級正規王者ロッキー・フィールディング(31=英国)に挑戦し、3回2分38秒、TKO勝利を収めた。

身長で12センチも高い王者に対し、挑戦者のアルバレスは初回、2回と強烈な左ボディーブローでダウンを奪取。3回にはコーナーに追い詰め、右ストレートで王者の左ひざをキャンバスにつかせた。何とか立ち上がったフィールディングには、容赦ない左アッパーからの左ボディーをねじ込んで4度目のダウンを奪い、レフェリーストップ勝ちとなった。

「ボディー狙いが有効なことは分かっていた」と胸を張ったアルバレスは「ボディーにパンチを入れた時には効果的だと感じた」と手応え十分なKO劇だった。今年9月、39戦無敗の2団体統一王者だったゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)を判定で下し、トップスターの地位を確固たるものにした。今回の世界戦を中継した動画配信サービスDAZNとは、11試合で3億6500万ドル(約401億5000万円)という大型契約。しかも初めてボクシングの殿堂となるMSG進出だったこともあり「ここで王座を獲得できて幸せだ。ここで試合する経験はグレートなものだし、誇りに思う」と口にした。

アルバレスと契約する米プロモート大手ゴールデンボーイプロモーションのオスカー・デラホーヤ氏は「ミドル級かスーパーミドル級で、来年5月4日、(米ラスベガス)T-モバイルアリーナで次戦を組んでいる」と明かした。ゴロフキンとの3度目の対決もうわさされ、アルバレスも「もし人々が望むのなら」と否定しなかった。次戦には大きな注目が集まる。

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デラホーヤ氏代表の団体が初の総合格闘技大会を開催

ボクシングのプロモート王手で元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏(45=米国)が代表を務めるゴールデン・ボーイ・プロモーションは24日(日本時間25日)、米イングルウッドのザ・フォーラムで初の総合格闘技大会を7839人を集め開催した。

メインではともにUFC殿堂入りで、元UFCライトヘビー級王者のティト・オーティズ(43)と、チャック・リデル(48)が対戦。オーティズがパンチで倒し、1回4分24秒、KO勝ち。3度目の対決で初めてリデルを破った。両者のファイトマネーはオーティズが20万ドル(約2200万円)、リデルが25万ドル(約2750万円)だった。(デーブ・レイブル通信員)

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UFC殿堂対決はオーティズに軍配 リデルをKO

<総合格闘技:オーティズ-リデル3>◇24日(日本時間25日)◇米カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラム

UFC殿堂入りする元UFCライトヘビー級王者対決は、ティト・オーティズ(43)に軍配が上がった。ボクシングのプロモート大手で元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏(45)が代表を務めるゴールデン・ボーイ・プロモーション主催の初総合格闘技イベントのメインでチャック・リデル(48=すべて米国)と対戦。オーティズがケージ際に追い込むと、豪快に左、右、左、右と殴りつけ、ダウンを奪取。うつぶせになったリデルに拳をふり下ろしたところでレフェリーストップ。1回4分24秒、KO勝利を収めた。

04年のUFC47大会と06年のUFC66大会で2度対戦し、いずれもリデルに敗れていたオーティズにとってはまさに「三度目の正直」。リベンジ成功のファイトとなった。なお勝利ボーナスを除いたファイトマネーはオーティスが20万ドル(約2200万円)、リデルが25万ドル(約2750万円)となっている。

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UFC殿堂対決 オーティズ、リデルとも計量クリア

ボクシングのプロモート大手で元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏(45=米国)が代表を務めるゴールデン・ボーイ・プロモーションは24日(日本時間25日)、米カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで初めて総合格闘技イベントを開催する。メインイベントはティト・オーティズ(43)-チャック・リデル(48=ともに米国)で、UFC殿堂入りする元UFCライトヘビー級王者対決。04年のUFC47大会と06年のUFC66大会で対戦しており、リデルの2勝。今回は3回目の顔合わせとなる。

23日(同24日)には試合会場で前日計量が開かれ、オーティズは204・8ポンド(約92・8キロ)、リデルは203・4ポンド(約92・26キロ)でクリアした。なお勝利ボーナスを除いたファイトマネーはオーティスが20万ドル(約2200万円)、リデルが25万ドル(約2750万円)となっている。

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GBP、UFC殿堂王者対決へ「2人の最後に興奮」

ティト・オーティズ(05年2月5日撮影)

 ボクシング6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏(45=米国)が代表を務めるゴールデン・ボーイ・プロモーション(GBP)は、今年後半の総合格闘技興行で注目カードを組む。

 ティト・オーティズ-チャック・リデルというUFC殿堂入りで元UFCライトヘビー級王者同士の対決で、2日に米メディアが報じた。PPV大会として開催され、日時や会場は後日発表。デラホーヤ氏は「両雄の契約が発表できて光栄だ。総合格闘技で有名な2人の最後の対決に貢献できて興奮している」とコメントした。(デーブ・レイブル通信員)

チャック・リデル

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ゴロフキンがアルバレスと再戦 9・15ラスベガス

 プロボクシングの2団体(WBAスーパー、WBC)統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)が9月15日、米ネバダ州ラスベガスで元2階級制覇王者サウル・アルバレス(27=メキシコ)と再戦することが確実となった。

 13日(日本時間14日)に米メディアが報じたもので、試合会場はT-モバイルアリーナになる見通しだという。ゴロフキンはIBF王座を剥奪されたため、2団体統一戦になる予定。アルバレスをプロモートするゴールデンボーイプロモーションのオスカー・デラホーヤ氏も自らのツイッターで「9月15日、カネロ(アルバレス)-GGG(ゴロフキン)2が決まったことを報告できて幸せ」とつづった。

 当初、昨年9月の対戦で引き分けとなったアルバレスとは5月5日に再戦する予定だったが、アルバレスのドーピング違反のため中止に。同日にはバネス・マルチロシャン(米国)に挑戦者が変更となり、同級王座最多タイとなる20度目の防衛に成功していた。

 4月18日に米ネバダ州のコミッションから6カ月間の資格停止処分を受けているアルバレスは8月中旬には試合可能になる。同級のWBA正規王者には村田諒太(帝拳)がいる。

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