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WBCヘビー級王者フューリーが前王者ワイルダーと3度目対決

WBC世界ヘビー級王者フューリー(左)と前王者ワイルダーの3度目対決決定のビジュアル写真(トップランク社公式SNSより)

ボクシングWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(32=英国)が7月24日(日本時間25日)、米ラスベガスのT-モバイルアリーナで前王者デオンテイ・ワイルダー(35=米国)と3度目対決となる防衛戦に臨むことが13日(同14日)、米プロモート大手トップランク社から発表された。

ワイルダーとは18年12月に引き分け、20年2月に7回TKO勝ちしており、今回が3度目の対戦。15日(同16日)には両者そろっての記者会見が開かれる予定。

同カードは昨年組まれる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響やワイルダーの負傷などで延期されていた。当初、フューリーは3団体(WBAスーパー、WBO、IBF)統一ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(31=英国)との4団体統一戦を計画。8月にサウジアラビアで統一戦開催と一部で報じられたものの、ワイルダーとの再戦契約条項が優先された形となった。

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元世界ヘビー級王者ポベトキンが現役引退 アテネ五輪で金

ボクシング元WBA、WBC暫定世界ヘビー級王者アレクサンデル・ポベトキン(41=ロシア)が現役を引退した。13日にサンクトペテルブルクで記者会見して発表した。「治療が必要なあらゆる種類のケガを抱えていて、自分のキャリアを終える時が来た」と話した。ただし、「自分の欲求といいオファーがあるなら、やらない理由はない」とも話し、復帰に含みを持たせた。

04年アテネ五輪スーパーヘビー級金メダリストで、05年にドイツでプロデビューした。11年にWBA王座決定戦で判定勝ちで王座を獲得し、4度防衛した。昨年にはWBC暫定王座に挑戦し、2度のダウンをはね返して5回TKO勝ち。7年ぶりで王座に返り咲いた。3月の初防衛戦では4回TKO負けし、これがラストファイトとなった。

13年にはV5戦で3団体王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)との統一戦で、4度ダウンして判定負けした。16年にはWBCからドーピング違反で出場停止処分も受けたが17年に処分が解除。18年には3団体王者アンソニー・ジョシュア(英国)に挑んだが、7回TKO負けした。通算36勝(25KO)3敗1分。

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ジョシュアvsフューリー 4団体王座統一戦は8月サウジで開催

ボクシングのヘビー級で、アンソニー・ジョシュアとタイソン・フューリー(ともに英国)の4団体王座統一戦が、8月14日にサウジアラビアで開催されることになった。ロイター通信が13日、ジョシュアのプロモーター、エディー・ハーン氏の話として伝えた。

ジョシュアは世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)、世界ボクシング機構(WBO)で頂点に立ち、フューリーは世界ボクシング評議会(WBC)の王者。今年対戦することで基本合意していた。(共同)

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ヘビー級前統一王者ルイスが再起戦勝利、12キロ減量でポッチャリから変身

<ボクシング:ヘビー級12回戦>◇1日◇米カリフォルニア州カーソン

前ヘビー級3冠統一王者アンディ・ルイス(31=米国)が、1年4カ月ぶりの再起戦に勝利した。3度世界挑戦しているWBA同級8位クリス・アレオーラ(40=米国)と対戦。2回にダウンを喫したものの、その後は試合をコントロールし、3-0の判定勝ちを収めた。採点は118-109が2人、117-110が1人と大差がついた。

冷や汗の再起となった。2回にコーナーへ詰めるも右フックを浴びてひざをついた。3回にも攻め込むとパンチを返された。4回からは距離をとりながらコントロールし、逆にアレオーレがペースダウン。さらに肩も痛めたか手数が減り、中盤以降は終始攻勢。終盤に追い込むも倒しきれなかった。

ルイスは「アレオーラはベテランでパンチも強かった。右はきいた」と認めたが諦めなかった。「さびも感じたが動き続けた。やるべきことをやって、勝利することができた。また階段を上っていく」と控えめに話した。

ルイスは19年6月に代役挑戦者として、WBAスーパー、IBF、WBO世界同級王者アンソニー・ジョシュア(31=英国)を7回TKOで王座を獲得した。ダウン挽回の大番狂わせでメキシコ系初の同級王者に。12月に直接再戦は0-3の判定負けし、王座陥落して以来の試合だった。

この試合から世界4階級制覇王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)と組むエディ・レイノソ・トレーナーについた。前回から約12キロの減量にも成功。ポッチャリ王者からの変身を図ってきた。動きにスピードは戻ってきていたが、ダウンを喫してKOはできず。完全復活とは言えなかったが、奪回へは1歩を踏み出した。

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前3冠統一王者アンディ・ルイスが再起戦へ計量パス、前回から12キロ減量

ボクシング前ヘビー級3冠統一王者アンディ・ルイス(31=米国)が、1年4カ月ぶりで再起戦に臨む。4月30日に米カリフォルニア州カーソンで前日計量に臨み、116・1キロだった。

1日に当地で対戦するWBA同級8位クリス・アレオーラ(40=米国)は、103・7キロ。3度の世界挑戦経験を持つ大ベテランだ。

ルイスは19年6月に代役挑戦者として、WBAスーパー、IBF、WBO世界同級王者アンソニー・ジョシュア(31=英国)に挑み、7回TKOで王座を獲得した。ダウンを奪われながら逆転する番狂わせで、メキシコ系初の同級王者となった。12月に直接再戦となったが、いいところなく0-3の判定負けで陥落した。

再戦ではジョシュアが約5キロ体を絞ってきたのに対し、ルイスは約7キロ増の128・6キロだった。トレーナーの言うことを聞かず、試合後の3カ月はパーティーや祝勝会漬け。練習不足も明らかで太りすぎ、簡単に雪辱を許した。

昨年5月にはトレーナーを替えた。世界4階級制覇王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)のエディ・レイノソ氏。キャンプ前は140キロあったまでと言うが、ハードな練習に臨み、前回よりも約12キロの減量に成功した。アルバレスらの姿を見て、やる気も増したようだ。

当初は昨年11月の予定から、2度の延期を経ての再起戦となる。「新しいアンディを見せる」と変身ぶりをアピールするつもりだ。

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ホワイトが7カ月ぶり王座奪回 連打で4回TKO

ボクシング前WBC世界ヘビー級暫定王者の同級6位ディリアン・ホワイト(32=英国)が、雪辱での王座奪回に成功した。

27日に英国領ジブラルタルで、同級王者アレクサンデル・ポベトキン(41=ロシア)と昨年8月以来の直接再戦。右からの連打でダウンを奪って4回2分39秒TKO勝ち。7カ月ぶりで王座に返り咲いた。

前回は2度ダウンを奪いながら、5回に左アッパー一発で王座を失った。雪辱を期した今回は体を5・8 キロ も絞ってきた。初回から積極的に攻めて、右のクリーンヒットでロープを背負わせて優位に立った。ポペドキンが詰めてくると足も使ってかわし、左リードからの右を打ち込んだ。

4回にワンツーでロープまで吹っ飛ばす。さらにワンツーでよろめかせ、最後は左フックを浴びせてダウンを奪った。ポペドキンは立ち上がったもののレフェリーが試合を止め、同時にコーナーからもタオルが投げ込まれた。

「相手はメダリスト(アテネ五輪金)でタフ。打ち合いは危なかったので避けた」。前回の反省から慎重な試合運びだった。次戦は夏に米国を希望した。

WBC正規王者タイソン・フューリー(32=英国)は、WBAスーパー、IBF、WBOの3冠王者アンソニー・ジョシュア(31=同)と統一戦が発表目前と言われる。マッチルームのエディ・ハーン・プロモーターは、ホワイトを前WBC王者ディオンテイ・ワイルダー(35=米国)と対戦させたい意向を示した。

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山本ライアンジョシュア1年間のライセンス停止処分

日本ボクシングコミッションは21日付で、計量失格した山本ライアンジョシュア(27=ワタナベ)に19日より1年間のライセンス停止処分を下した。

山本は19日の東日本新人王決勝ライト級の前日計量で、300グラム体重超過で計量失格となった。山本浩嗣マネジャーは戒告処分。また、計量失敗の体調不良で23日の試合をキャンセルした大森将平(ウォズ)と大森昌治会長は厳重注意処分とした。

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フューリー「3回以内にKO」ジョシュア戦を心待ち

初防衛に成功したアンソニー・ジョシュア(中央)(AP)

12日(日本時間13日)に英ロンドンで初防衛に成功したボクシング3冠(WBAスーパー、WBO、IBF)統一ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(31=英国)が4団体統一戦を熱望した。

IBF同級1位クブラト・プレフ(39=ブルガリア)を9回2分58秒、KOで撃破したジョシュアから名前を挙げられたWBC同級王者タイソン・フューリー(32=英国)はジョシュア-プレフ戦後、SNSを更新して反応。「ファイトが欲しい。次の試合が欲しい。彼(ジョシュア)を3回以内にKOする。KOするのが待ち切れない」などと投稿した。

またフューリーをプロモートする米プロモート大手トップランク社のボブ・アラムCEOは「1971年のアリ-フレージャー戦以来最大のヘビー級世界戦の舞台が設定されるようだ。フューリーとジョシュアが誰もが認める王座(4団体)を懸けて対決する。我々トップランクは月曜日からこのファイトをまとめるために働きはじめる」とツイッターに投稿した。

プレフ(左)をKOしたアンソニー・ジョシュア(右)(ロイター)

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3冠ヘビー級王者ジョシュア初防衛、4団体統一希望

KO勝ちで初防衛に成功したアンソニー・ジョシュア(AP)

<ボクシング:WBAスーパー、WBO、IBFヘビー級タイトルマッチ12回戦>◇12日(日本時間13日)◇英ロンドン

3冠(WBAスーパー、WBO、IBF)統一ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(31=英国)が初防衛に成功した。挑戦者となるIBF同級1位クブラト・プレフ(39=ブルガリア)を9回2分58秒、KO勝ちを収めた。右ストレートをプレフのあごに打ち込み、キャンバスに沈めた。昨年12月、アンディ・ルイス(米国)にリベンジし、3つのベルトを取り戻して以来のリングで快勝した。

3回には右カウンターでダウンを奪い、9回には至近距離からの右アッパーでダウンを追加。立ち上がった相手に右ストレートでトドメを刺した。新型コロナウイルス感染拡大しながらも、会場に集まった約1000人の観衆に感謝を込めて頭を下げたジョシュアは「自分が対戦したいベルトを持っている人なら誰でもやりたい。それが(WBC同級王者)タイソン。フューリーなら、タイソン・フューリーでいい」と4団体統一戦を希望した。

同じ英国人であるWBC王者との統一戦を期待することは世界的にも大きい。そして、何よりジョシュア本人が熱望している。プロモーターのエディー・ハーン氏は「英ボクシング史の中で最大のファイトになる。ジョシュアは世界で最高のヘビー級。(フューリー戦を)約束します」と応じた。

初防衛に成功したアンソニー・ジョシュア(AP)

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3団体王者ジョシュア、前日計量で挑戦者と一触即発

ボクシングの3団体(WBAスーパー、WBO、IBF)統一ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(31=英国)が試合前日に挑戦者と一触即発ムードとなった。12日(日本時間13日)に英ロンドン・ウェンブリーのSSEアリーナで挑戦者となるIBF同級1位クブラト・プレフ(39=ブルガリア)との初防衛戦を控え、11日(同12日)に同地での前日計量に登場。239・7ポンド(約108・7キロ)でパスした挑戦者を横目に、ジョシュアは240・8ポンド(約109・2キロ)でクリアした。

計量パス後のフェースオフだった。マスク姿の両者がにらみ合うとプレフから挑発的な言葉を浴びたジョシュアは、落ちつくように右肩に手を置いた。しかしののしり合いはヒートアップ。数人の警備員たちが間に入って引き離す事態となった。ジョシュアは「彼はたくさんトラッシュトークしてきた。今まで多くのファイターがののしり、その後に打ちのめされるのを見てきたさ。明日のために今日は打ちのめすことを温存しなくてはならない」と冷静に振り返った。

プロモーターのエディー・ハーン氏は「プレフが『明日、明日』と言い続けたので、ジョシュアは『明日とはどういう意味か』と返した。少し離れるとプレフは『明日、俺はオマエを打ち負かす』と。ジョシュアは『ここに来てそれを言え』と言った。彼らは止まらないと判断した」と警備員たちに間に入ってもらった経緯を明かした。

昨年12月、サウジアラビアで臨んだ最新試合、アンディ・ルイス(米国)とのリベンジ戦よりも3ポンド(約1・3キロ)重くなったジョシュアは「今夜も練習する。良いルーティンを続ける。彼を研究してきたし、戦士だと思う」と自信たっぷり。WBC世界同級王者タイソン・フューリー(32=英国)との4団体統一戦を期待する声が高まる中、約1年ぶりのリングでヘビー級最強をアピールするつもりだ。

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3冠王者ジョシュア、12・12プーレフと初防衛戦

ボクシングWBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(31=英国)の初防衛戦が16日に発表された。12月12日にロンドンで、IBF1位の指名挑戦者クブラト・プーレフ(39=ブルガリア)を迎え撃つ。

6月20日に対戦予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。

ジョシュアは昨年6月にアンディ・ルイス(メキシコ)に7回TKO負けし、まさかの王座陥落となった。12月に直接再戦し、7回TKOでリベンジして以来の試合。

プーレフは14年に3冠王者ウラジミール・クリチコ(カザフスタン)に5回KO負け以来、6年ぶりの世界再挑戦となる。

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ポベトキン、逆転TKOで7年ぶりヘビー級王座奪回

ボクシングのWBC世界ヘビー級9位アレクサンデル・ポベトキン(40=ロシア)が22日、逆転TKOで王者に返り咲いた。

WBC世界同級暫定&ダイヤモンド王座決定戦が22日にロンドン近郊であり、暫定王者ディリアン・ホワイト(32=英国)の初防衛戦で対戦。4回に2度ダウンを喫するも、左アッパー1発で5回30秒TKO勝ち。13年のWBA世界同級王座陥落以来、7年ぶりの王座奪回となった。

ポペドキンはホワイトにジャブでペースをつかまれ、4回には左フックに右ひざをついえて先制のダウンを奪われた。ダメージは少なくプレスをかけて反撃も、終了間際に左アッパーで2度目のダウンを喫した。立ち上がったところでゴング。続く5回開始早々、今度はポベトキンが左アッパーをさく裂させてバッタリあおむけにした。レフェリーは即座に試合を止めた。

ポペドキンは「キャリアで最高のパンチだったと思う。あれで終わるとは思わなかったが」と振り返った。2度ダウンをはねのけての逆転勝利にも「ダウンしたが自信はあった。左右のアッパーは効果があると練習していた」と冷静に話した。

04年アテネ・オリンピック(五輪)で金メダルを獲得し、05年にドイツでプロデビューした。11年にWBA世界同級王座を獲得。13年にはWBA・IBF・WBO世界同級スーパー王者ウラジミール・クリチコ(44=ウクライナ)との統一戦で判定負けして陥落。18年には同世界3団体王者アンソニー・ジョシュア(30=英国)に7回TKO負け。黒星はこの2つだけ。ヘビー級戦線に再び浮上も、次戦は再戦の可能性が高いようだ。

また、女子世界ライト級4団体王座戦は、統一王者ケイティ・テイラー(33=アイルランド)が初防衛した。昨年統一戦となった前WBC同級王者デルフィーヌ・ペルスーン(35=ベルギー)との再戦。2~6ポイント差の3-0で判定勝ちし、16戦全勝(6KO)とした。

この興行は英マッチ・ルーム社エディ・ハーン・プロモーターが、ファイト・キャンプと題したシリーズの最終日としてブレントウッドで開催された。同本社がある約6万平方メートルあるハーン氏の生家の庭園に、リング、スタジオなどが設置された。無観客での開催も、入場前には数十発の花火が打ち上げられるなどの演出でショーアップされた。

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フューリーが王座返り咲き、ワイルダーを7回TKO

ワイルダーに7回TKO勝ちし王座に返り咲いたフューリー(AP)

<プロボクシング:WBC世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦>◇22日◇米ラスベガス

元3団体統一王者タイソン・フューリー(31=英国)が、7回TKOで再戦決着をつけて王座に返り咲いた。

WBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(34=米国)と昨年12月に引き分け以来の再戦。3回に右ストレート、5回も左ボディーでダウンを奪う。相手陣営のタオル投入で7回1分39秒TKO勝ち。15年のWBAスーパー&IBF&WBO王座以来、5年ぶりの王座奪回となった。ワイルダーは44戦目の初黒星で、11度目の防衛に失敗した。

フューリーはストレート並の強い左リードを突き、前に圧力をかけてワイルダーを下がらせた。3回にワンツーで右ストレートを左耳に打ち込み、横倒しにダウンで出血させた。この回はしのぐもワイルダーの足元はおぼつかない。5回にはボディーで2度目のダウン。フューリーは減点されたが6回もロープを背負わせ、7回にコーナーで右を2発見舞うとストップ勝ちとなった。

前回はフューリーが試合をコントロールも、2度ダウンを喫して三者三様の引き分けだった。今回はKOを狙って7・6キロ増の123・8キロで、キャリア2番目の重量だった。持ち味の動きとスタミナが心配されたが、ボディーワークよく動き、左リードで試合を支配した。

5年ぶりにベルトを手にしたフューリー。「神に感謝したい。栄光をつかむことができた。ワイルダーも正々堂々戦い、強い戦士だった」と、普段の挑発ぶりと裏腹に相手もたたえた。「ボクは音楽が好きだ」とインタービュアーからマイクを奪い、あとはリングで熱唱して、観客と最後まで歌いきった。

ワイルダーは完敗だった。必殺の右の一撃を狙うも空を切った。「強い男が勝った。万全の準備をしたつもりだったが、言い訳はしない。セコンドに続けさせてもらえなかったが、言う通りにする。ベストの対決で盛り上がっただろ。もっと強くなって帰ってくる」と復活を期した。

チケットは早々に完売済みで、英国からフューリーを応援にきたファンも多く、会場のMGMグランド・ガーデン・アリーナには1万7000人が詰めかけた。試合前にはレノックス・ルイス、イベンダー・ホリーフィールド、マイク・タイソンの元世界王者3氏がリングに上がった。

フューリーは王冠をかぶった赤いマント姿で、黄金のイスに座ったみこしで入場した。ワイルダーは黒を基調にきらめく仮面とよろい姿で、目の周りを電飾で赤く光らせ、ともにド派手な入場だった。会場はホワイトホープのフューリーに大声援も、ワイルダーにはブーイングが多かった。

主催するトップランク社のボブ・アラム氏は、興行収益が2億ドルに達する見込み、ラスベガスのヘビー級戦で最大になると言われている。米メディアによると、ファイトマネーは両者500万ドルに加え、PPV収益が上乗せされて2800万ドル以上が保証されているという。

今後は3度目の決戦の可能性もありそう。WBAスーパー&IBF&WBOと3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(30=英国)が、勝者と対戦を希望している。

ワイルダー(右)からダウンを奪うフューリー(AP)
ワイルダーとの再戦を制し、王座に返り咲いたフューリー(AP)

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フューリーvsワイルダー計量器はさみののしり合い

WBCヘビー級タイトルマッチの計量でにらみあうワイルダー(左)とフューリー(AP)

ボクシングWBC世界ヘビー級タイトルマッチの前日計量が、21日に米ラスベガス市内で行われた。同級王者デオンテイ・ワイルダー(34=米国)は104・7キロ、元3団体統一王者タイソン・フューリー(31=英国)は123・8キロだった。18年に引き分けとなってからの再戦となる。

11度目の防衛戦となるワイルダーは最重量、フューリーも2番目の重量をマークした。19日の会見では乱闘寸前になったことから、フェースオフは禁止となった。それでも計量器をはさんで、両者はののしり合っていた。

前回はワイルダーが2度のダウンを奪うも引き分けた。11月に7回KOで42勝目を挙げて無敗記録を伸ばしている。「前回は物議を醸したが、決着をつける」と意気込む。

フューリーは9月に2カ所に傷を負いながらも判定勝ち。前回はダウン以外は試合をコントロールして優位とする声が多く「これはやり残した仕事」と今度こそを期す。勝者には3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(30=英国)が対戦を希望している。

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ジョシュアがルイスJr破り王座奪回「3度目を」

王座を奪回したアンソニー・ジョシュア(ロイター)

<プロボクシング:WBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦>◇7日◇サウジアラビア・ディルイーヤ

前WBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(30=英国)が、王座奪回で雪辱を果たした。6月に大逆転負けした同級王者アンディ・ルイスJr.(30=米国)と直接再戦。初回から足を使って距離をとり、右ストレートで確実にポイントを奪った。判定となるも3-0で、2人が118-110、1人が119-109と大差をつけた。

ジョシュアは徹底したアウトボクシングで勝ちにきた。距離をとり、左ジャブを突き、右ストレートを打ち込む。1回には左目尻をカットさせた。4・8キロ減の107・5キロと体を絞ったのも足を使うため。20センチ差というリーチも生かし、ルイスJr.を中に入らせなかった。接近されてパンチをもうらうと、クリンチで封じるシーンも目立ち、終始慎重な戦いだった。

ジョシュアは「ボクに2回勝つのは無理。前回は相手のやりたいようにやられた。打たれないように工夫した」と満面の笑み。砂丘の激突と銘打たれた異例の中立地での再戦。盛り上がりを欠いてブーイングも出たが「すばらしい思い出の記憶になった」と、特設リングに詰めかけた大観衆を見上げた。

前回は3回に左フックでダウンを奪うと畳み掛けて、2度のダウンを奪い返された。ダメージが残り、7回にも2度ダウンし、プロ初黒星で陥落した。その反省から無理をせず、勝ちに執着した。

ポッチャリ王者のルイスJr.は、逆に7・1キロ増の128・6キロで臨んだ。距離が遠く最後まで懐に入れず、スピードあるパンチを打ち込めなかった。「ジョシュアの夜だった。言い訳はしない。追ってもコンビネーションを決められなかった」。メキシコ出身初のヘビー級王者として初防衛を逃すもサバサバしていた。

ジョシュアは「人生はジェットコースター。昇る日もあれば落ちる日もある。3度目をぜひやりたい」と叫んだ。ルイスJr.も「3度目をやれば、ベストが勝つと証明できる」と即答。来年には三度目の正直で決着をつけることになりそうだ。

アンディ・ルイス Jr.(左)を攻めるアンソニー・ジョシュア(ロイター)

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ルイスJr.「楽しみ」3冠統一戦前日計量7キロ増

ボクシングのヘビー級3冠統一戦の前日計量が6日、サウジアラビアのディルイーヤで行われた。WBAスーパー、IBF、WBO王者アンディ・ルイスJr.(30=米国)が7日に、前王者アンソニー・ジョシュア(30=英国)と直接再戦する。ルイスJr.は前回より7・1キロ増の128・6キロ、ジョシュアは4・8キロ減の107・5キロ。体重差は前回の9キロから21キロと大きくなった。

6月はルイスJr.が代役で挑戦も、ダウンをはね返して7回TKO勝ち。五輪金メダリストの無敗王者を倒す大番狂わせを演じた。パワーアップした王者とシェイプアップした前王者の対決は「砂丘の激突」と銘打たれている。

メキシコ出身初のヘビー級王者ルイスJr.は「プレッシャーのすべてはジョシュアにかかっている。私にはない。試合が楽しみ」と自信を見せている。オッズで優位のジョシュアは「12回は戦わない。これに勝ち、もう1度会うことになる」。まずは雪辱して、3度目の対決で決着をつけるつもりだ。

試合の模様は8日午前4時からWOWOWで生中継される。

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ウシク17連勝 ヘビー級転向第1戦でTKO勝ち

勝利に笑顔を見せるウシク(AP)

ボクシング元世界4団体統一クルーザー級王者オレクサンドル・ウシク(32=ウクライナ)が、ヘビー級転向第1戦に7回TKO勝ちした。

12日に米シカゴでチェズ・ウィザースプーン(38=米国)と対戦。左ストレートで試合を優位に進め、相手が7回終了後に棄権し、17連勝(13KO)となった。

ウシクは97・5キロまで増量したが、12キロ重い相手に初回は慎重だった。スピードとテクニックに足を使って、徐々にペースをつかむ。右ジャブから左ストレートを何度も打ち込んだ。4回以降はコーナーに追い込んで連打を見舞って、ダウンは奪えなかったものの快勝した。

当初は元キックボクサーで14戦全勝(13KO)のWBO6位タイロン・スポーン(34=スリナム)と対戦予定だった。違反薬物が検出されたために、急きょウィザースプーンが代役だったが、ベテランは左目の周りを腫らし、ダメージが徐々に蓄積してのギブアップとなった。

ウシクは08年北京五輪は8強も、12年ロンドン五輪でヘビー級金メダルを獲得した。13年にはプロに転向し、16年のWBOを皮切りに、昨年のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)で4団体を統一していた。相手が不在にヘビー級に参戦を表明も、5月に予定していた試合がケガで延びていた。

ヘビー級は実力者がそろい、盛り上がりを見せている。WBC王者デオンタイ・ワイルダー(33=米国)、WBAスーパー、WBO、IBF王者アンディ・ルイス(30=同)に、元王者のアンソニー・ジョシュア(29=英国)とタイソン・フューリー(31=英国)が奪回を狙う。

ウシクはそこへ殴り込みをかける。米国デビュー戦前にWBO1位、WBA2位とランク入り。その実力を示したが、190センチとヘビー級ではそれほど大きくないサウスポー。巨漢ぞろいの新旧王者が並ぶ戦線で2階級制覇なるか。12月7日のルイスとジョシュアの再戦の勝者に対戦する可能性が高い。

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ゴロフキンが村田諒太戦に意欲「非常に興味深い」

村田諒太(2019年8月1日撮影)

5日(日本時間6日)に米ニューヨーク(マディソンスクエアガーデン)でボクシングIBF世界ミドル級王座決定戦に挑む元3団体統一同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)が来年以降、WBA世界同級王者村田諒太(33=帝拳)との対戦に興味を持っていることを明かした。

2日(同3日)、同地で空位となった同王座を争う同級1位セルゲイ・デレビヤンチェンコ(33=ウクライナ)と同席で会見した際、日本で村田と対戦する可能性を問われた。

ゴロフキンは「(村田戦は)非常に興味深いこと。村田は五輪金メダリストで世界王者。私たちのプラットホームとなるDAZNは現在、日本で早いペースで開発が進んでいる。もちろん日本に行きたいと思っている」と前向きな姿勢をみせた。

契約を結んでいる英プロモート大手マッチルームのエディ・ハーン氏がサウジアラビアで3団体統一ヘビー級タイトル戦のアンディ・ルイスJr.(米国)VSアンソニー・ジョシュア(英国)の再戦を組んだことを挙げ「エディが今していることを例としてみてください。すべての条件が満たされれば、日本に行くこともできます」と強調していた。

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ヘビー級3冠王者ルイスとジョシュアの直接再戦決定

ボクシング世界ヘビー級3冠王者アンディ・ルイス(29=米国)と、前王者アンソニー・ジョシュア(29=英国)の直接再戦が決まった。12月7日にサウジアラビアの首都リヤドで開催すると、ジョシュア陣営が9日に発表した。

両者は6月にニューヨークで対戦し、ルイスが先にダウンも4度ダウンを奪い返して7回TKO勝ち。IBF、WBAスーパー、WBO王座を獲得し、メキシコ系初の同級王者となった。ジョシュアは23戦目の初黒星。6階級制覇王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が「ボクシング史上最大の番狂わせ」と驚いた一戦となった。

両者は契約に従って、直接で再戦に臨むことになった。ジョシュアは母国で雪辱を期したが、初戦と同じマディソンスクエアガーデン、メキシコも開催候補地に上がっていた。サウジアラビアの投資グループが1億ドルでオファーし、この試合のために臨時スタジアムが建てられるという。

ルイスは代役挑戦で大金星を挙げ、188センチ、122キロというポッチャリ体形からスピードある動きに驚きは増した。メキシコのオブラドール大統領と対面したり、大好物のチョコレートバー「スニッカーズ」とスポンサー契約したり、豪邸も購入したという。

ルイスはWBC王者デオンタイ・ワイルダー(33=米国)と対戦実現前に、まさかの黒星で王座を陥落した。再戦でリベンジに自信を見せるが負ければ後はない。中立地での「砂丘の激突」と命名された決戦となる。

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金星ルイス3団体統一 メキシコ系初のヘビー級王者

アンソニー・ジョシュアを撃破したアンディ・ルイス(AP)

<ボクシング:IBF、WBAスーパー、WBO世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦>◇1日◇米ニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデン

WBA世界同級5位アンディ・ルイス(29=米国)が下馬評を覆し、23戦無敗の3団体統一ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(29=英国)を撃破した。

3回にダウンを喫した直後に「自分のキャリアで初のダウンだった。3回に私は強くなった。より戦いたくなった」と奮起。すぐに同じ回に連打で2度ダウンを奪い返すと、7回にも2度のダウンを奪取。レフェリーストップによる同回1分27秒、TKO勝利を飾った。

メキシコ系初のヘビー級王者となったルイスは「これは6歳の時から夢見ていたこと。一生懸命に練習したからかなえられた。信じられない。限界なんてない」と達成感いっぱい。試合後の会見にはマディソン・スクエア・ガーデンを本拠地とするNBAニューヨーク・ニックスのユニホームを着用して登場。新たな3団体統一王者となり「オレがメキシコの歴史をつくったぜ」と満面の笑みを浮かべていた。

アンソニー・ジョシュアを撃破したアンディ・ルイス(AP)

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