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ボクシング興行をスポーツ庁視察「厳格に興行運営」

スポーツ庁の担当者が25日、東京・後楽園ホールで開催されたボクシング興行「第599回ダイナミックグローブ」を視察した。

コロナ禍でのボクシング観戦予防対策に関心を示し、同庁の渡辺隆史参事官ら担当者4人が、プロボクシング会場での「声出し」禁止に向けた取り組みをチェック。日本ボクシングコミッション(JBC)によると、同庁からは「リングアナウンサーにより声出し禁止等の注意喚起が頻繁に行われるなど、感染予防に関し、抑止的に厳格に興行運営がなされていることを確認しました」との報告があったという。

JBC安河内剛事務局長は「一定の評価をいただいたことは喜ばしいが、引き続き、興行責任者と協同し、気を緩めず感染拡大予防を徹底していきたい」と話していた。

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プロボクシング3月11日興行、スポーツ庁が視察へ

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会は22日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、陽性者が出た場合への事前準備をよりしっかりするよう確認した。

21日の全日本新人王決勝で2選手が陽性で試合中止となった。1人は遠征となる沖縄のジム所属だったため、隔離場所確保に手間と時間を要した。東日本地区は都内の牧田総合病院で一括してPCR検査となったが、保健所ともより連携を図るようにしていく。

また、3月11日の興行をスポーツ庁が視察することが報告された。JBCが17日に感染防止策や状況の事情聴取を受け、特に声出しなどの状況を注視している。3次補正予算から財政支援の可能性も示唆され、JBCと協会が連携して新たな取り組みを協議していく。

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感染白鵬所属、宮城野部屋力士の初場所出場は不透明

2020年12月18日 合同稽古に参加した白鵬

日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は5日、横綱白鵬(35=宮城野)が新型コロナウイルスに感染したことを受けて、宮城野部屋所属の力士の初場所(10日初日、東京・両国国技館)出場について「(5日に受けるPCR)検査の結果にもよる。検査して誰もがみんな陰性であったなら、専門家の先生の話を聞かないと、自分の方からは難しいとは言えない」と、現状では明言しなかった。

協会によると白鵬は3日に嗅覚以上の症状を訴え、4日にPCR検査を受けて5日朝に陽性と診断された。白鵬以外の宮城野部屋の力士で「症状を訴える者は出ていない」と芝田山広報部長。師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)や所属力士ら部屋関係者のPCR検査の結果は、5日夜に判明する見通しという。

前日4日の段階で同広報部長は、初場所は通常通りの開催を目指しつつ、政府の方針によっては必要に応じて臨時理事会を開き対応を協議すると説明した。この日、菅首相は1都3県を対象とする緊急事態宣言の発令を7日に決定する方針を表明。同広報部長は「今日もまた執行部会議があるので、常にやっていくしかない。文科省、スポーツ庁から何か言ってきているかも分からない。主事がやっているので、それをまた伺ってから」と話すにとどめた。

角界では昨年4月に高田川部屋、同年9月に玉ノ井部屋、同年12月には立浪部屋で集団感染が発生。年明けには荒汐部屋での集団感染が判明している。

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京口は前日まで陰性 万全感染対策実らず苦渋の中止

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチの調印式を行い会見に臨むスーパー王者京口(左)と挑戦者タノンサック(右)(撮影・清水貴仁)

世界戦が新型コロナウイルスの影響で、ドタバタの末に試合前日に中止に追い込まれた。

日本ボクシングコミッション(JBC)は2日、大阪市のインテックス大阪で3日に開催予定だったWBA世界ライトフライ級タイトルマッチを、スーパー王者の王者京口紘人(26=ワタナベ)と、セコンドを務める50代男性の2人に陽性反応が出たため中止を発表。2日午前中に調印式、計量が行われ、挑戦者の同級10位タノンサック・シムシー(20=タイ)とも問題なくクリアした直後の出来事だった。

   ◇   ◇   ◇

この日午前9時半から大阪市内のホテルで調印式と記者会見、その後に計量と、世界戦前恒例のイベントをつつがなく終えた後に不測の事態は発覚した。同日のPCR検査で王者京口、セコンドを務める50代のチーフトレーナーが陽性反応を示した。2人とも無症状。感染経路は調査中で、保健所の指示を待つためホテルで隔離状態。陣営は調印式開始から7時間後の午後4時半に緊急会見。中止の決定となった。

コロナ対策は万全を施してきた。前日1日にも両者に抗原検査を実施し、陰性だったという。それが一転しての陽性反応に中止せざるをえなかった。その結果を伝え聞いた京口は「すみません」と言ったという。

光をともす試合になるはずだった。新型コロナウイルス感染症の影響で興行を中止にするなど、ボクシング界も停止してきた。無観客から徐々に再開され、今回は感染拡大後、国内では初めて外国選手を招いての世界戦。京口は3度目の防衛をかけ、後はリングで戦うだけだった。WBA、IBF世界バンタム級王者井上尚弥が米ラスベガスで鮮烈なKO防衛を飾った直後と、追い風が吹いていた。

調印式後は「日本ボクシング界の明るいニュースになる」と話していた、JBCの安河内剛事務局長も「難しさを実感している」。再開にあたり、感染予防に最善を尽くしてきた。人数制限はあるものの観客も動員予定と、ようやくこぎ着けた世界戦がドタバタの末に中止。スポーツ庁からは、来年に延期された東京オリンピック(五輪)開催への一例となる興行として関心を示されていた。

ワタナベジムの渡辺均会長は「対戦相手に大変、申し訳ない」と陳謝。タノンサックのビザが有効な年内に、試合実現を目指す意向を示した。世界戦以外の前座試合開催も検討されたが結局、すべての試合が中止となった。興行を主催するワタナベジムは「すべての払い戻しに応じる」としたが、かなりの損失を被る。それ以上にボクシングの興行の難しさが露呈された。「苦渋の決断だった」。安河内事務局長の言葉がすべてを表した。【実藤健一】

▽日本プロボクシング協会新田渉世事務局長の話 ボクシング界としては、日本ボクシングコミッションと連携してガイドライン作るなど、感染防止へ最善の努力をしてきた。世界戦が中止とは残念としか言いようがない。全国のジムに感染予防を今1度注意喚起していく。

◆京口紘人(きょうぐち・ひろと)1993年(平5)11月27日、大阪・和泉市生まれ。3歳から空手を始め、12歳からボクシングに転向。中学時代には大阪帝拳ジムで辰吉丈一郎から指導を受けた。大商大卒業後の16年4月にワタナベジムからプロデビュー。17年7月、日本最速となるデビュー1年3カ月でIBF世界ミニマム級王座を獲得。2度防衛後に王座返上。18年12月にWBA世界ライトフライ級スーパー王座を獲得し、2階級制覇を達成した。161センチ。右ボクサーファイター。

【京口の動向】

◆10月19日 東京都内ジムで練習公開。報道陣約40人には検温や消毒を実施。ジム内は換気もされていたが、本人はマスクなし。スパーリングなどを行った。「チャンスがくればKOしたい」と抱負。

◆同26日 日本外国特派員協会に招かれて都内で会見。「東京五輪も無事開催してほしい。いい影響を与えられれば。世界中でビッグファイトができるように、しっかり成功させたい」と誓った。

◆同31日 夜に大阪入り。

◆11月1日 JBC関西事務局(大阪市)で予備検診。挑戦者のタノンサックと初めて対面する。

◆同2日 午前9時30分から大阪市内のホテルで調印式と記者会見。京口は同20分ごろにひな壇に1度姿を見せて、その後に会見に臨む。

会見後、午前10時ごろに計量。新型コロナウイルス感染症予防から報道陣ら関係者と完全隔離で実施。リミットを100グラム下回る48・8キロで一発パスする。

○…王者京口は午前中の会見で、防衛に意欲を示してした。計量はリミット48・9キロを100グラム下回る48・8キロでパスしていた。「完勝するのが1番のテーマ。自分のボクシングをすれば結果はついてくる。それだけに徹底したい」と話していた。前日にWBA、IBF世界バンタム級王者井上が米ラスベガスで鮮やかなKO防衛を飾った。「同級生なんですごい刺激をもらっている。自分も頑張りたい」と話していたが、まさかの事態に巻き込まれた。

○…今回の世界戦はアマチュア側も来年の東京五輪開催の機運醸成になると意識を共有していた。入国制限の中、プロの日本ボクシングコミッション(JBC)とアマの日本ボクシング連盟が動き、スポーツ庁など関係省庁と約1カ月に及ぶ交渉で五輪につながる公益性を訴え、タイ人挑戦者の入国ビザが発給された。日本連盟の仲間達也専務理事は「国内でイベントが開催されることが(ボクシングの)盛り上げにつながる」と語っていた。挑戦者は10月7日の来日後、2週間の隔離生活を送り、両選手のPCR検査も実施。JBCの安河内剛事務局長は「あとは我々が信頼を裏切らないように試合の運営をしていく」と話していたが、その試合を目前に信頼が裏切られる結果になった。

◆海外の世界戦での新型コロナウイルス感染 WBO世界スーパーフェザー級王者ヘリング(米国)は2度延期になった。7月2日に米ラスベガスで、井上尚弥と同じ宿泊施設と試合会場が一体のザ・バブルで無観客試合の予定だった。6月23日に感染して延期となった。7月3日に再検査陰性で14日と再設定も、試合前日の13日に再感染が判明して再延期された。試合は9月5日に開催され、昨年5月に伊藤雅雪(横浜光)から王座奪取のヘリングが8回失格勝ちした。8月1日に米コネティカット州でのWBO世界スーパーバンタム級王座決定戦は、7月29日に同級1位フルトン(米国)が陽性と判明。対戦予定だった同級2位レオ(同)と、前座の予定だった同級6位ウィリアムス(同)の対戦に変更された例もある。

前日計量をクリアしポーズを取るスーパー王者京口(右)と挑戦者タノンサック(撮影・清水貴仁)

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京口「さらに注目」V3戦を国内初ユーチューブ配信

「銀の盾」を掲げるWBA世界ライトフライ級王者京口紘人

プロボクシングのWBA世界ライトフライ級王者京口紘人(26=ワタナベ)が19日、同級10位タノンサック(20=タイ)との3度目の防衛戦(11月3日、インテックス大阪)に向け、都内のジムで練習を公開した。

2回のスパーリングでは鋭いジャブからコンビネーションを的確に上下に打ち分けるなど、好調をアピール。「防御のために足や位置取りを意識してきた。誰が見ても分かるよう、完勝したい」と意気込んだ。

試合は、国内の世界戦では初めて、動画投稿サイトのユーチューブでライブ配信される。5台のカメラ、専用の光回線も用意され、新たなボクシングファン獲得を狙う。京口は、昨年11月に配信を開始し、現在の登録者数は13万人を超える。この日の練習後には、関係者から登録者数10万人超で贈られる「銀の盾」が手渡され、「数字が増えるにつれて期待値も上がる。今回の世界戦でさらに注目されたら」と笑顔を見せた。

新型コロナウイルス感染拡大後、海外から選手を招く国内初の世界戦で、東京五輪・パラリンピック開催への一例となる興行として、スポーツ庁なども関心を示している。約1年ぶりの試合となる王者は「チャンスがくればKOしたい」と力を込めた。【奥山将志】

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JBC コロナ対策ガイドライン違反者に厳罰の方針

新型コロナ流行後、関西で初めて有観客で行われたボクシング興行(2020年8月9日撮影)

日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会は28日に新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、ガイドライン違反者には厳罰を科す方針を打ち出した。公正性や有観客開催への影響もあるため、再犯者にはライセンス資格停止も含めた処分を下す。

これまでにはPCR検査後はホテルへ直行すべきところ、テークアウトのためにレストラン内に並んでいるところを目撃された選手がいた。JBCからは選手とクラブオーナーの会長に対し、厳重注意処分が下されている。

指定外の席や立ち見、選手が試合後に観客らと接触する場面も見られたという。東日本ボクシング協会としても繰り返し違反した協会員に対しては、当事者に事情を聴いた上で処分を協議する。

また、外国人選手の入国をスポーツ庁などと協議しているが、当面は世界戦に限定される方向という。11月3日に大阪で、WBA世界ライトフライ級王者京口(ワタナベ)が再開後初の世界戦で、タノンサック(タイ)とV3戦を予定している。こちらはすでに書類を提出済みでビザ発給待ち。入国は許可される見通しとした。

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オカダ声援自粛もどかしい熱戦約束 新日も有観客

有観客試合を前にファンへメッセージを送るオカダ・カズチカ(撮影・山崎安昭)

コロナ禍の中、プロレス界も前へ進む。新日本プロレスは11日と12日に、約4カ月ぶりに観客を入れた興行を大阪城ホールで行う。

11日メインのニュージャパン杯決勝でオカダ・カズチカ(32)はEVILと戦う。そのオカダは今、何を思うのか。胸の内を聞いた。

   ◇   ◇   ◇

新日本プロレスがプロ野球とJリーグに続き観客を入れた興行を行う。屋内イベントとしては緊急事態宣言解除後、最大規模となる3000人超の動員が見込まれる。プロレスは密集、密閉、密接の「3密」があてはまるスポーツ。各団体が慎重に無観客試合や少人数の興行を行ってきたが、1歩先へと踏み出す。

オカダは「新日本がここまできたということ。少し昔の新日本だったら、野球、サッカーが再開して、落ち着いてきて初めて『これならできるよね』となってからやっていたと思う。ここでパーンとやって、成功すれば、他の業界の方もいろんなことがやりやすくなる。いい例になれば」と責任感を口にした。

通常、大阪城ホール大会では1万人超を集めるが、今回は約3分の1におさえ、観客には大声での応援を自粛するよう求める。コロナ禍前とは違った光景となりそうだが、無観客試合の中で感じていた「さみしさ」から脱する喜びは大きい。「声は出せなくても、皆さんが熱くなる、もどかしくなる試合をしたい」と、11日のメイン、EVILとの決勝戦を見据える。

興行中止、無観客のテレビマッチ実施などの“自粛期間”もプラスにとらえた。SNSなどで積極的に発信。伝統的な技の研究にも時間を割いた。6月から始まったニュージャパン杯ではフィニッシュすべてに変形コブラクラッチを使用し、その成果をみせた。「ここで変わったものを見せなきゃいけないと思った。プロレスでいろんな新しい技が出てくる中で1周して昔の技が新しくなるというか…」。必殺技レインメーカーは「封印です」。温故知新で新境地を見つけた。

11日に勝てば、翌12日メインでIWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王者内藤哲也(38)との1・5東京ドーム大会以来の2冠戦が実現する。「内藤さんは2冠王者になったのに、こういう状況になって“持ってない”。無観客試合の間も目立たなかった。でも、今までどれだけ静かでも、12日に勝った人がすべてを持っていく。主役はやっぱり俺なんです」。ようやく迎えるファンの前で2日続けてリングの中央に君臨するイメージはできている。【高場泉穂】

◆オカダ・カズチカ 1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。中学校卒業後にメキシコにあるプロレスラー養成学校、闘龍門に入門し04年8月に同地でデビュー。07年8月に新日本プロレス入り。12年2月には棚橋を下し、IWGPヘビー級王座初戴冠。同年8月、初出場のG1クライマックスで史上最年少優勝。IWGPヘビー級は第57、59、63、65、69代王者で通算29度の最多防衛記録を持つ。65代王者として12度の防衛も1代では最多。得意技はレインメーカー。191センチ、107キロ。

   ◇   ◇   ◇

新日本はスポーツ庁の指示に基づくガイドラインを作成し、感染予防に努める。来場者には事前に大阪府による「大阪コロナ追跡システム」への登録を要請。分散入場、検温、チケット半券の裏面に連絡先の記入も求める。会場では大きな声を出しての応援や選手への接触を控えてもらうなど観戦マナー順守を求める。座席は前後左右に約1メートルずつ間隔を空け、1時間に4回、会場の換気を行う。

有観客試合を前にオカダ・カズチカが書いたファンへのメッセージ(撮影・山崎安昭)

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原則無観客など ボクシングは再開へ最終案まとめる

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションは18日に新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、7月から再開する興行やジム営業のガイドライン最終案をまとめた。スポーツ庁に確認後、内外へ告知する。今後も状況に応じて改定していく。

原則無観客で、客入りは各自治体の要請に準じる。7月は12日の愛知・刈谷での中日本新人王予選を皮切りに7興行で、19日の沖縄で客入れ第1弾を予定している。

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感染防止へ前日計量後に選手ホテル隔離 ボクシング

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションは11日に新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、前日計量後に選手をホテルなどに隔離すると決めた。

7月から興行再開へのガイドラインを引き続き協議。計量後の移動などでの感染防止のため、試合までは個室ですごし、食事で外出は禁止、面会なども制限する。セコンドや試合役員は今後検討する。

プロ野球などでは選手、関係者のPCR検査が導入されたが、全国で公平な環境が整っていないと、早期導入を目指すにとどまった。試合3週間前と前日計量時の抗体検査義務化は決めている。

スポーツ庁からは専門家のアドバイスを受けるよう指示された。2人が連絡会にも参加しているが、他の競技と違う特異性があり、ハードなコンタクトを意識するよう指導されている。慎重を期してガイドライン策定が遅れていたが、次回までには完成させる。7月は全国で6興行が予定されるが、そのガイドラインに沿って各興行の開催可否を判断する。

世界戦の場合は各団体と擦り合わせていくという。選手の隔離期間延長、関係者も隔離やPCR検査などが条件となる可能性がある。国内では8月21日に東京・後楽園ホールで、WBO世界フライ級3位中谷潤人(M.T)の世界初挑戦が予定されている。

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新日15日から無観客再開7・11から観客入れ興行

新日本プロレス棚橋弘至(2020年4月15日撮影)

新日本プロレスは9日、公式YouTubeチャンネルで会見を開き、大会再開について発表した。

6月15日から無観客試合を配信サービス「新日本ワールド」で配信し、7月11、12日の大阪城ホール大会2連戦から観客を入れた形での興行を再開する。大阪城ホール大会は通常の3分の1の席数で行う予定だ。新日本は新型コロナウイルス感染拡大の影響で2月26日の沖縄大会を最後に53大会を中止。110日ぶりの試合再開となる。

会見では、菅林直樹会長が今後の日程と感染防止への取り組みを説明。5月25日に緊急事態宣言が解除されたことを受けて、スポーツ庁の助言を仰ぎながら大会再開へのガイドラインを作成。全選手、レフェリー、リングアナ、トレーナー抗体検査を実施し、健康状態をチェックできる態勢を整えたとした。

無観客試合は6月15、16、17、22、23、24日、7月1、2、3日の9大会でいずれも午後7時から配信。6月16日からは延期となっていたシングルトーナメント、ニュージャパン杯を開催。7月11日の大阪城ホール大会で決勝を行い、その優勝者が翌12日にIWGPヘビー級、同インターコンチネンタル王者内藤哲也(37)とタイトル戦を行う。また、7月の北海道シリーズは中止となった。

会見に出席した棚橋弘至(43)は「大会中止が発表されるたびにとても悲しく、つらい思いを僕たちもしてきました。再開がもっと後になるんじゃないかなと思っていたので、6月15日にプロレス再開できるということで、本当にうれしく思います。この期間にたまったエネルギーを全部出して、全力で戦っていきます。これからみなさんに楽しんでいただける新日本プロレスの新しい形を作っていきます。みなさん楽しみにしていて下さい」と意気込みを語った。

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ボクシング、7月興行再開へガイドラインなど協議

左から日本プロボクシング協会新田事務局長、日本ボクシングコミッション安河内事務局長、日本協会花形会長、同山下副会長、DANGAN古沢代表(2020年2月26日撮影)

日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッションは5日、オンラインで新型コロナウイルス対策連絡協議会を開催した。

7月から興行再開へのガイドラインなどを協議。各興行に安全担当部署を設置し、専門知識のある主任を置くことを決めた。感染者が出た場合の対応責任者とし、メディカルシートの管理などをしていく。

また、関係者にPCR検査を受検させようという声が多く、まずはスポーツ庁に確認することになった。前日計量後は公共交通機関の利用などを回避するため、ホテルに宿泊させて管理することなどが、今後の協議課題に上がった。

7月の興行は6大会の予定となり、12日の愛知・刈谷市のあいおいホールでの中日本新人王予選6試合が再開第1弾となる。当初は名古屋市内の中日ジムで開催予定だったが、ジムでは感染予防が難しいと判断した。

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プロレスに休業補償を 異例集結で統一組織創設!?

プロレス7団体の選手、関係者(撮影・中島郁夫)

新型コロナウイルス感染拡大の影響で興行を自粛している新日本プロレスなど国内プロレス7団体の選手、関係者が15日、都内で元文部科学相の馳浩衆院議員(58)に要望書を提出した。プロレスは選手間の接触が多く、観客席との距離も近いため、興行再開の見通しが立たない。苦しい自粛期間を耐えるため簡易検査キットの早期普及、選手の休業補償の2点を訴えた。

永田町の衆院議員会館に、スーツのプロレスラーの姿があった。新型コロナウイルス感染拡大の中、密集、密閉、密接の「3密」が当てはまるプロレス興行は、ほとんどが中止や延期。どの団体も興行が収入の大部分を占めるため、長期化すれば団体存続の危機にもつながる。そんな中、新日本プロレス、スターダムの親会社である株式会社ブシロード木谷高明取締役(59)を発起人とし、簡易検査キット早期普及、選手の休業補償について、プロレスラーでもある馳議員に要望書を提出した。

他のスポーツ、エンターテインメント界も止まっている状況。苦しいのはプロレス界だけではないと理解しながら動いたのは、補償という安心を得て長期の自粛後に無事興行を再開するためだ。木谷氏は現在、国内で開発が進む簡易検査キットの普及を求めたことについて「無観客試合をする上でも、選手の安心につながる」と説明。同時に、興行再開時に観客への安全、安心にもつながるとした。

休業補償を求めたのは、プロレスラーの多くが年俸制など団体と特殊な契約を結んでおり、社員でもフリーランスでもないため。国からの補償の対象となるかをスポーツ庁、経済産業省の担当者に確認。前年同月比で収入が半減した個人事業主に最大100万円を給付する「持続化給付金」で補償可能と説明を受けた。他にも団体、選手が利用できる補償があり、馳議員からも「つなぎ役になる」と協力を約束された。

各団体を代表して新日本プロレス棚橋弘至(43)、全日本プロレス諏訪魔(43)、ノア丸藤正道(40)、DDTのHARASHIMA、スターダム岩谷麻優(27)、東京女子坂崎ユカ、ディアナ井上京子(50)が出席。全員が現状を報告した。棚橋は「メジャースポーツのプロ野球、サッカー、大相撲が試合を再開し、プロレスはしんがり、一番最後でもいい。プロレスができるようになる時に、エンタメ、スポーツ業界が復活という形になる」と覚悟を示した。

団体の垣根を越えた異例の集結だが、集まったのは木谷氏が声をかけた一部にすぎない。馳議員は「苦言を呈するようですが…」と木谷氏に統一組織創設を要望。木谷氏も「今後、チャリティーやオールスター戦の実現のためにも、あったほうがいい。音頭をとりますよ」と前向き。苦難の時だからこそ、それを乗り越えるための“プロレス協会”設立が実現するかもしれない。【高場泉穂】

東京女子プロレスの坂崎ユカ

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日本ボクシング連盟「招へい事業」はレベル向上目標

練習を行う中南米のジュニア選手ら

日本ボクシング連盟が25日、都内で会見し、中南米のジュニア選手を招いた「招へい事業」について説明した。

JSC(独立行政法人日本スポーツ振興センター)がスポーツ庁から受託している「戦略的二国間スポーツ国際貢献事業」の一環で、来年の東京オリンピック(五輪)の運営を担うIOC(国際オリンピック委員会)タスクフォースの渡辺守成座長が主導した。

22日に来日し、26日には日本のジュニア選手と親善試合を行う。日本のトップ選手も使用するナショナルトレーニングセンターを使って練習しており、来日した4人の1人で、コスタリカのカルタゴ君(13)は「井上尚弥は知っています。外国に来たのは初めて。試合の準備はしっかりできている。緊張はしていない。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

渡辺座長は「世界中のみんなが裕福なわけではない。いろんなカラーを持っている。裕福だから強い面も弱い面もある。貧しいから、もある。交流することでボクシングのレベルは上がる。僕はファミリーと呼ぶが、国際連盟が父で、その下で裕福な国が兄や姉。技術的な発展途上国が弟、妹。父がすべてを助けることはできない。いろんな国が相互交流することで発展していく」と持論を展開。日本連盟の内田会長は「過去に外国の選手を招くのは初めて。身体能力の高さ、指導面もさまざまな指導ある。日本の選手も外国の選手と話すだけで緊張すると言っており、良い経験になる」と意義を述べた。

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協会は自主引退促すも不服の貴ノ富士は27日会見へ

理事会に招集された貴ノ富士(撮影・中島郁夫)

日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で理事会を開き、西十両5枚目の貴ノ富士(22=千賀ノ浦)に、自主引退を促すことを決議した。事実上の引退勧告となる。貴ノ富士は8月31日に付け人の序二段力士に暴力を振るっただけでなく、5~7月にかけて若い衆に差別的発言を繰り返していたことも明らかになった。決議に同意しなければ、協会コンプライアンス委員会の追加答申を受け、臨時理事会で処分を決定する。貴ノ富士は27日に会見する。

   ◇   ◇   ◇

貴ノ富士への処分は出なかった。コンプライアンス委員会から処分案として引退勧告を答申された理事会は「引退やむなしとの意見でまとまった」。しかし、日本相撲協会が発表した文書によれば「貴ノ富士が22歳と若く、今後の人生が長いことを考慮し、懲戒処分の引退勧告ではなく、貴ノ富士に自主引退を促すことを決議した」。事実上の引退勧告で、同意しない場合は、コンプライアンス委に追加答申を委嘱。引退勧告、懲戒解雇といったより重い処分を科すとみられる。

理事会には貴ノ富士、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)、双子の弟で幕内力士の貴源治が呼ばれた。自主引退を促されると貴ノ富士は「考えます」と答えたという。25日に理人弁護士を通じてスポーツ庁に、24日は相撲協会に書面で寛大な処分などを求めた。現役続行を模索しているとみられる。

相撲協会によると、貴ノ富士は5~7月ごろ、千賀ノ浦部屋の弟弟子4人(序二段3人、序ノ口1人)に差別的な発言などを繰り返した。それぞれ「ニワトリ」「ヒヨコ」「地鶏」とあだ名を付け「おい、ニワトリ」と声をかけた際に「はい」と返事をすると「はいじゃない。コケと言え」と強要。8月31日の稽古総見後、付け人が自分よりも先に風呂に入り「先に風呂に入って『お先ごっつぁんです』もないのか」と右手の拳で額を1回殴打。殴られた付け人は額にこぶができ、数日間痛みが残った。

昨年3月に付け人を殴って1場所出場停止処分を受けた貴ノ富士は同年12月、再び暴力を振るった場合は引退する旨の誓約書を師匠に提出していた。退職金が減額される懲戒処分を科さなかったことについて、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「理事会として1つの温情を出した」と話した。協会は謹慎が継続中と認識する中、貴ノ富士は27日に会見を予定。貴ノ富士の代理人は「到底納得できる処分ではない。法的視点から処分の不当性を訴える」とのコメントを発表した。

理事会に向かうため部屋を出る貴ノ富士(撮影・佐藤礼征)

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協会は貴ノ富士に温情の「勧告相当」自主的引退促す

理事会に招集された貴ノ富士(撮影・中島郁夫)

日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で理事会を開き、付け人の序二段力士に暴力を振るい、秋場所を謹慎休場した西十両5枚目の貴ノ富士(22=千賀ノ浦)への処分を議論した。協会のコンプライアンス委員会は「引退勧告相当」との答申を出したが、協会としての懲戒処分は出さず、自主的な引退を促した。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「まだ(貴ノ富士)が若いので。理事会として1つの温情を出した」と説明した。

自主引退に同意しない場合は、引退勧告処分にも応じない可能性が高いと想定し、どう対処するのが妥当か、あらためてコンプライアンス委員会に追加答申を委嘱し、追加答申を受けて臨時理事会で処分を検討する。

暴力は8月31日に起きたもので、貴ノ富士は、「貴公俊」のしこ名だった昨年3月の春場所中に次いで2度目。すでに貴ノ富士は24日には同協会に寛大な処分を求める要望書を提出。25日には適切な措置を求めてスポーツ庁に上申書を提出している。

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貴ノ富士の上申書 スポーツ庁は静観する立場示す

貴ノ富士

付け人の序二段力士に暴力を振るい、大相撲秋場所を謹慎休場した、西十両5枚目の貴ノ富士(22=千賀ノ浦)が25日、適切な措置を求めてスポーツ庁に上申書を提出した。暴力は8月31日に起きたもので「貴公俊」のしこ名だった、昨年3月の春場所中に次いで2度目。日本相撲協会のコンプライアンス委員会や師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)から引退を勧告されているとし、24日には同協会に寛大な処分を求める要望書を提出していた。処分が決まる26日の理事会を前に慌ただしくなってきた。

貴ノ富士の弁護士から上申書を受け取ったスポーツ庁の担当者は「国がどうこうするものではない」と話し、静観する立場を示した。各スポーツ団体内における決定事項について、同庁が直接的に内容の変更を指示する権限はない。一方で、同庁が6月に策定したスポーツ団体ガバナンス(組織統治)コードでは選手、指導者間などで紛争が起きた場合、競技団体側が処分対象者に対し、スポーツ仲裁機構を利用できる旨を伝えるよう求めている。

貴ノ富士の暴行と謹慎経緯

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序二段「ざあす」で頭に拳骨/貴ノ富士の暴行経緯

貴ノ富士

付け人の序二段力士に暴力を振るい、大相撲秋場所を謹慎休場した、西十両5枚目の貴ノ富士(22=千賀ノ浦)が25日、適切な措置を求めてスポーツ庁に上申書を提出した。

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▽貴ノ富士が協会に行った暴行の経緯説明

(平成31年3月場所から再十両となり、付け人がつくことになった。千賀ノ浦親方から付け人に序二段力士(以下A)を指名されたが、「仕事ができないので、本場所にはつけない」との話があった)

「Aには、普段の身の回りのことをやってもらっていましたが、親方が心配した通り、『○○を掃除しておいて』と言っても、忘れてしまうのか、できないことが多かった」

(3月場所で負け越し、幕下転落。5月場所で幕下優勝したので、再び同じ付け人がついた)

「ひと場所空いて、Aはミスがなくなったが、付け人以外の仕事、例えば、ちゃんこ場での食事の準備や掃除ができていなかった。このような仕事は、若い2人の力士も担当していた。この3人は、他の兄弟子や関取衆に言われても返事が出来なかったので、名古屋へ行く前に『返事もできないのか』と言ったところ、すいませんと3人が謝ったので、『先輩たちはみんなお前らのために注意してくれているのだよ』と話しました」

「彼らは、聞こえていなくても、『はいはい』と返事ばかり言っているので、『言っていることを分かっていて返事をしているのか』と尋ねたら、『すみません、聞こえていませんでした』と言い訳をしたので、『それではだめだ』と言って、指導しました。名古屋場所前の2週間、このような同じことの繰り返しが毎日続きました」

「団体生活の中で、先輩から頼まれたことが終わったらこれをやっておいてと言っても、私の依頼を後回しにしたり忘れたりということが3、4日と続き、私も神経質となり、いらいらするようになりました」

「私は新弟子のころに、注意をされたくないから必死に覚えようと毎日努力していたので、Aはどうしたら気付いてくれるか、なんで覚えてくれないんだろうと思い、親方から指導を任されているのに、なかなかうまくいかないので、神経質になっていたところ、次の日のちゃんこ場で、また同じくやらなければならないことができていなかったりと、同じことの繰り返しで三歩歩いたら他のことを忘れている状況でした」

「(8月31日は)稽古総見が終わり部屋に帰った。その時に大体の人は風呂に入って髷も結い直して帰りを待ってくれていました。皆が『お先にお風呂ごっつぁんでした』と挨拶している中で、序二段力士は『ざあす』としか言いません。前から『若い衆が先に風呂に入ったときは、きちんと挨拶しなさい』と言ってあったにもかかわらずです。風呂場で背中を流してもらいながら、いつになったら挨拶するのかと待っていましたが、風呂をあがっても、とうとう挨拶をしません。そこで『挨拶くらいはちゃんとしなさい』と言って頭を拳骨でこつんとしました。決して拳骨で殴ったわけではありません。そもそも若い衆が風呂に先に入るのは当たり前なので、きちんと挨拶するのが礼儀です。部屋でも皆この礼儀を守っています」

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引退勧告の貴ノ富士「適切措置」スポーツ庁に上申書

貴ノ富士

付け人の序二段力士に暴力を振るい、大相撲秋場所を謹慎休場した、西十両5枚目の貴ノ富士(22=千賀ノ浦)が25日、適切な措置を求めてスポーツ庁に上申書を提出した。暴力は8月31日に起きたもので「貴公俊」のしこ名だった、昨年3月の春場所中に次いで2度目。日本相撲協会のコンプライアンス委員会や師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)から引退を勧告されているとし、24日には同協会に寛大な処分を求める要望書を提出していた。処分が決まる26日の理事会を前に慌ただしくなってきた。

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先代師匠の元貴乃花親方(元横綱)が協会退職を表明してから、この日がちょうど1年だった。今度は当時の弟子の貴ノ富士が、スポーツ庁に上申書を提出する、極めて珍しい行動に出た。上申書によると貴ノ富士は、付け人がしっかりとあいさつできなかったことなどを理由に、頭をげんこつでたたいたという。付け人への暴力は2度目。昨年10月に「暴力決別宣言」を発表して間もない協会からの厳罰は、避けられない情勢だった。処分を決める理事会を翌日に控え、監督官庁ではないが、弁護士を通じてスポーツ庁に訴えた。

上申書には「協会のコンプライアンス委員会及び現師匠の千賀ノ浦親方から、引退を勧告されている」と明記されている。その上で上申書では「適切な措置」を、24日に協会に提出したことが判明した要望書には「寛大な処分」を求めた。貴ノ富士の代理人弁護士は「処分を受けるのは覚悟しているが、少なくとも引退勧告や懲戒解雇は行き過ぎ」と述べた。厳しい処分が出た場合、27日にも弁護士同席で貴ノ富士に会見準備があることも判明した。

一方の協会担当者は、要望書が届いたことは認めたが「処分を決めるのは、あくまでも理事会。現時点で引退勧告していることはない」と、スポーツ庁への上申書の一部内容には否定した。協会の規定では、引退勧告を受け入れなかった場合、懲戒解雇となる。この日、貴ノ富士の行動が判明後に協会を訪れた千賀ノ浦親方は「今日は話せない。また明日」と、訪問理由を含めて何も話さなかった。

26日の理事会では、貴ノ富士が直接、処分を通達される見込みだ。処分を受け入れるか、突き返すか、それとも保留するのか-。処分を通達された場で、即座に回答を求められるかも未定。ただし、ある関係者は「貴ノ富士は(昨年春場所の)最初の暴行の際に『2度と暴力は振るわない』といった文書を一筆交わしている」と明かす。仮に法廷闘争となっても、処分を覆せるかどうかは、不透明な状態と言わざるを得ない。

○…貴ノ富士の弁護士から上申書を受け取ったスポーツ庁の担当者は「国がどうこうするものではない」と話し、静観する立場を示した。各スポーツ団体内における決定事項について、同庁が直接的に内容の変更を指示する権限はない。一方で、同庁が6月に策定したスポーツ団体ガバナンス(組織統治)コードでは選手、指導者間などで紛争が起きた場合、競技団体側が処分対象者に対し、スポーツ仲裁機構を利用できる旨を伝えるよう求めている。

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ボクシング連盟、JSC助成金不正流用か

 16年のリオデジャネイロ・オリンピック(五輪)にボクシング男子ライト級で出場した成松大介(28=自衛隊)に対して日本スポーツ振興センター(JSC)が15年度に交付した助成金240万円が、日本ボクシング連盟の指示で3等分されて別の2選手に80万円ずつ渡されていたことが28日、関係者の話で分かった。ボクシングで同年度に助成対象だったのは成松だけで、不正流用の可能性がある。JSCは今後調査する方針。

 関係者によると、成松は助成金を受けた際に日本連盟の山根明会長から「3人で分けるように」と指示され「おかしいと思ったが断れなかった」と話している。助成金の一部を受け取ったとされる選手の1人も事実を認めているという。同会長は連盟を通じ「一切の取材をお断りしている」とコメントした。

 今年に入って、助成金の目的外使用の指摘が連盟側に寄せられ、複数の連盟幹部が5月30日に成松と面談。幹部らからは「会長の命令っていうと、おかしくなっちゃうから」「あなたが(自分の意思で)分けてやったと言ってくれるとうれしい」などと、会長の指示ではなく、成松が自ら助成金を分配したことにするよう促す発言があった。翌31日には幹部から成松の口座に160万円が振り込まれた。

 関係者らは今回の問題に加え、試合の判定での不当な操作や山根会長から関係者へのパワハラ、不正経理があったとして、日本連盟に対する告発状を28日までに文部科学省やスポーツ庁、日本オリンピック委員会、JSCなどに郵送した。

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中川市長「すっぽんのように」女人禁制に食らいつく

日本相撲協会に要望書を提出後、両国国技館を後にする宝塚市の中川智子市長(2018年4月19日撮影)

 大相撲の土俵における女人禁制問題で、兵庫県宝塚市の中川智子市長(70)が2日、10月にも日本相撲協会を再訪する意思があることを明かした。

 同市長は4月6日の宝塚巡業の際、土俵上でのあいさつを求めて断られたため、同19日に同協会とスポーツ庁を訪問。「セレモニー等においては女性も男性と同じように土俵に上がれるよう、議論をしてほしい」などの要望書を提出。同協会から「外部の意見などを聞いて検討する」などと言質を得た。

 中川市長はこの日、同市内で市民団体主催のシンポジウム「“伝統”と女人禁制 すもうは神事?」に出席。その後、取材に応じ「芝田山親方(元横綱大乃国、現広報部長)には“このまま変わらないならまた来ます”と伝えてあります。この問題にはすっぽんのように食らいつきたい」と話した。

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