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新日本プロレス、2選手のコロナ陽性を発表 軽症も治療に専念

新日本プロレスのエンブレム(2018年3月24日撮影)

新日本プロレスは5日、新型コロナウイルスのPCR検査で参戦中の2選手が陽性判定を受けたと発表した。

福岡大会第2日の4日午前、当該選手2人に発熱などがあったことを受け検査し、濃厚接触者も欠場していた。2選手ともに軽症ではあるものの、保健所、医療機関などの指導のもと、治療に専念する方針。

4日の大会前、菅林直樹会長がリングに立ち、セミファイナルのIWGPジュニアヘビー級王座に出場予定だったエル・デスペラードとYOH、タッグマッチに出場予定のオカダ・カズチカ、SHO、鈴木みのる、金丸義信の6選手が欠場すると発表していた。

新日本プロレスは毎日の検温、血中酸素飽和度の把握、定期的検査に取り組み、シリーズ開幕前にも出場選手、スタッフ全員がPCR検査による事前スクリーニングをクリアしているという。

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王者・SHO&YOH組がリマッチ制し初防衛「1つ自分を超えられた」

新日本プロレス鹿児島大会 IWGPジュニアタッグ選手権で初防衛に成功したSHO(右)、YOH組(新日本プロレス提供)

<新日本:鹿児島大会>◇28日◇西原商会アリーナ

IWGPジュニアタッグ選手権は王者SHO(31)YOH(32)組が、前王者の金丸、デスペラード組に勝利し、初防衛に成功した。

YOHが左膝のケガから復帰し、新王者に輝いた4日両国大会の再戦となった今試合。「厳しい戦いだった」と、序盤は金丸にその膝を痛めつけられて苦しんだ。それでも前哨戦から言い続けてきた「敵に勝つにはまず自分に勝たないと」との思いで、復帰後初めて場外に飛ぶ、トペ・コンヒーロを決め、流れをつかんだ。最後は金丸に2人の連携技である「STRONG X」をさく裂させてリングに沈めた。YOHは「苦しかったし、強かったけど、1つ自分を超えられた」と納得の表情を見せた。

自らの発言が引き金となって生まれた防衛戦だった。両国大会での初タイトル奪取後、デスペラードの持つ「ジュニアヘビー級のベルトに挑戦したい」と表明。デスペラードからは「ジュニアタッグの再戦が条件だ」と持ち掛けられ、実現した。その後の前哨戦では1勝10敗。納得のパフォーマンスには程遠く、デスペラードからは「全く響かない」と罵倒されたこともあった。

復帰後すぐにベルトを手に入れ、初の防衛戦も制した。最高の結果を出し、満を持してデスペラードとのシングルマッチに向かう。決戦は5月4日福岡での「レスリングどんたく2021」。YOHは「防衛して終わりじゃない。博多で大きな祭りがある。そこででっかい風を吹かせたい」と前を向いた。「キャリアをかけた大一番になる」。コロナ禍のため、本家の博多どんたくは中止となったが、ジュニア2冠に輝き、新日本のどんたく祭りを盛り上げる。

新日本プロレス鹿児島大会 金丸義信にSTRONG Xを決めるYOH(上)。左はSHO(新日本プロレス提供)

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10カ月ぶりリングYOHが新王者「今日スタート」

IWGPジュニアタッグ新王者に輝いたROPPONGI 3K。SHO(左)とYOH(撮影・中島郁夫)

<新日本プロレス両国大会>◇4日◇両国国技館◇観衆4484人

左膝前十字靱帯(じんたい)断裂のケガから10カ月ぶりにリングに戻ってきたYOH(32)が、復帰戦でIWGPジュニアタッグ選手権に挑み、新王者に輝いた。パートナーのSHO(31)と組み、金丸、デスペラード組に挑戦。左膝を執拗(しつよう)に攻められ、中盤以降は足を引きずりながらの戦いとなった。それでもこの日を待ち望んでいたSHOが、YOHに何とか3カウントを取らせようと、脇役に回り、必死にアシスト。久しぶりに連携技3Kも決まり、最後はYOHが、この日のために考えた新技のDIRECT DRIVE(ひねりを入れたDDT)でデスペラードを沈めた。

試合後ベルトを受け取ると感極まった。「応援してくれるファンがいたから、このリングに帰って来られた。不安だったけど、リングに上がったら関係なくて楽しかった」と笑顔で振り返った。昨年1月、4度目の王者に輝き、2度の防衛を果たしたものの、自身のケガでベルトを返上。責任を感じた。「悩んだし、悔しかったし、迷ったけど、その分たくさん練習したし、たくさん考えた」。人生初の入院、手術を経験。再起をかけ、夢中でリハビリに取り組んだ。SHOもそれに応えて努力を続け、今年2月にはIWGPジュニアヘビー級に初挑戦するなど成長した姿を見せた。

次のターゲットについてYOHは「今日がゴールじゃなくて再スタート。次に狙うのはIWGPシングルのベルト」とジュニア王者のデスペラードを前に堂々と挑戦状をたたきつけた。SHOも「YOHさんにシングルを取ってもらって、タッグチャンピオンベルトを巻いた同士で戦いたい」と野望を明かした。

ともに12年11月にデビューし、米国、メキシコと海外修業も一緒に行った。「心の底からパートナーがSHOで良かったと思った。感謝の気持ちを忘れず、プロレス頑張っていきます」。久しぶりのリングで、さらに深まった絆を感じたYOHは、次なる目標に進み始めた。【松熊洋介】

デスペラード(中央)と金丸(右)にドロップキックを浴びせるYOH(撮影・中島郁夫)
SHO(左)が怪我から復帰したYOHを迎え復活したROPPONGI 3K(撮影・中島郁夫)

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SHO「YOHさんの分まで戦った」前哨戦に勝利

新日本プロレス後楽園大会 エル・デスペラードをコーナーに追い込み、殴りかかるSHO(左)(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス後楽園大会>◇30日◇後楽園ホール◇観衆345人

4日両国大会でIWGPジュニアタッグ王者、金丸、デスペラード組に挑戦するSHO(31)が最後の前哨戦で勝利し、タイトル奪取に弾みを付けた。

「YOHさんの分まで戦った。いつ帰って来てもいいように待っていた。少し前の俺なら心細かったが、今の俺は前とは違う」。帰ってくるパートナーのために、力強いパフォーマンスで締めた。開始ゴングを待たずにデスペラードに襲いかかりエルボーを連発。金丸には低いタックルでダウンを奪った。終盤はワト、田口の助けも借り、DOUKIに対し、ショックアローで3カウント。お決まりの弓を引くポーズを王者に見せつけた。

21日仙台大会で、タッグパートナーのYOHが登場し、9カ月ぶりに復帰することが決まった。ともにメキシコ、米国を渡り歩いて修業を積み、17年の帰国後すぐに同タイトル初戴冠。昨年1月には4度目の王者に輝き、2度の防衛を果たしたが、YOHが膝のケガで長期離脱。ベルト返上を余儀なくされた悔しさを晴らすべく、復帰戦は4日、いきなりのタイトルマッチとなる。SHOは「1番不安で悔しい思いをしているのはYOHさん。だけどここに心強いパートナーがいるぜ」と力強く語った。

パートナーがいない間には、ジュニアヘビー級のベルトに挑戦。高橋ヒロムに敗れはしたが、35分の激闘に「もっと強くなるしかない」と再起を誓った。「2人できっちり取り返そう」ようやく戻ってきた先輩に成長した姿を見せ、失ったベルトを取り戻す。【松熊洋介】

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飯伏が連敗…2つのベルト最後の日に有終の美飾れず

新日本プロレス後楽園大会 飯伏幸太(右)の髪をつかみ、にらみ付けるウィル・オスプレイ(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス後楽園大会>◇29日◇後楽園ホール◇観衆388人

2つのベルトの最後の日に有終の美を飾ることはできなかった。

IWGP世界ヘビー級初代王者の飯伏幸太(38)が、ウィル・オスプレイとの前哨戦で連敗した。4月4日両国大会で初防衛戦を戦う相手に、この日は力勝負でぶつかった。顔を踏み付けられ、蹴りを浴びせられる屈辱を味わったが、ムーンサルトやエルボーで応戦。それでも最後はコブに押さえられ、オスプレイにストームブレイカーを食らう本間を助けることができなかった。

30日に新設された世界ヘビー級ベルトの贈呈式が行われ、これまでのIWGPヘビー級と同インターコンチネタル(IC)のベルトが返還される。1月4日に2冠王者となってから、肌身離さず持ち続けてきた2本のベルトもこの日が最後だったが、勝利して持ち帰ることはできず。逆にオスプレイには「俺がナンバーワンの座につく。両国で俺が描くプロレス界の未来を見せてやる」と自信を与えてしまった。

自ら宣言し統一したベルトだけに思い入れは強い。1月5日から、ホワイト、SANADA、内藤(ICのみ)、デスペラードと勝利し、ベルトを守った。「2つの歴史を残したまま、統一させたい」。反対する選手もいる中、自分の意志を貫き続け、実現させた。30日はタイトルマッチに向けた最後の前哨戦となる。「新しい新日本プロレスを(作る)。だから絶対に負けられない」。新しいベルトを受け取り、覚悟を持ってリングに上がる。【松熊洋介】

新日本プロレス後楽園大会 ウィル・オスプレイ(中央)の背中に蹴りを入れる飯伏幸太(左)(新日本プロレス提供)

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飯伏幸太が世界ヘビー級初代王者「世界一ベルトに」

飯伏幸太対エル・デスペラード 勝利した飯伏幸太は2本のベルトを掲げて雄たけびを上げる(撮影・浅見桂子)

<新日本プロレス>◇4日◇日本武道館

IWGPヘビー級、同インターコンチネンタル(IC)2冠王者の飯伏幸太(38)が、エル・デスペラードに2度のカミゴェを決めて勝利し、今回から統一となったIWGP世界ヘビー級の新王者に輝いた。1月4日に2冠王者となってから言い続けた統一の願いが、2月28日の内藤戦でのIC防衛後に実現。最初のタイトルマッチでベルトを手にし、新たな歴史を作り始めた。

   ◇   ◇   ◇

最後の2冠戦を制したのは飯伏だった。終始左足を攻められ続けた苦しい戦いに、右膝2発でピリオドを打った。試合後は崩れ落ちたデスペラードとガッチリ握手。「本当に強かった。(試合前に)しょっぱいとか言ってごめんなさい」と相手の力を認めた。リング上で見納めとなる2つのベルトを手にし「これを1つにして世界のベルトにしたい」と高らかに叫んだ。

1月5日の2冠初防衛後に統一を宣言。新日本プロレスに受け入れられず、2度目の防衛戦後に改めて要求。2月末に内藤に勝利し、ようやく実現となった。以前から「歴史を残した上で統一する」と話していたが、否定的な意見もあり、この日はデスペラードへの手拍子の方が多いというまさかの事態。そんな劣勢も王者のプライドではね返し、ベルトを死守した。

87年、アントニオ猪木が初代王者となったヘビー級。11年に創設され、飯伏の尊敬する中邑真輔らが支えてきたIC。実力者たちが巻いてきた2つのベルトに終止符を打った。初の防衛戦は4月4日。この日始まったニュージャパン杯の勝者と戦う。「いつでも誰でもいい。強い相手と戦って世界一のベルトにする」。初代王者となった飯伏は、これから歴史を作り出す。【松熊洋介】

飯伏幸太対エル・デスペラード エル・デスペラード(手前)にカミゴェを見舞って試合を決める飯伏幸太(撮影・浅見桂子)
飯伏幸太対エル・デスペラード エル・デスペラード(手前)にキックを見舞う飯伏(撮影・浅見桂子)

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飯伏の願い叶い新日ベルト「統一」世界ヘビー級王座

飯伏幸太(2021年2月8日撮影)

新日本プロレスは1日、会見を開き、IWGPヘビー級と同インターコンチネンタル(IC)のベルトを統一し、新たに世界ヘビー級王座を新設したことを発表した。

初代王者は現在2つのベルトを保持する飯伏幸太(38)となる。

今年1月に2冠王者となってから言い続けてきた飯伏の願いがついにかなった。「2つとも守りたいから、歴史を残したまま統一したい」。前日2月28日の大阪大会ではこれに反対する内藤の挑戦を退け、ICを死守。この日の統一実現につなげた。

また同大会で初のジュニアヘビー級王者に輝いたエル・デスペラードが、飯伏に挑戦表明をし、4日の旗揚げ記念(後楽園ホール)で飯伏との対戦が決定。現状ではスペシャルシングルマッチとして組まれているが、飯伏は「(ジュニアとヘビー)2つのベルトをかけてタイトルマッチをやりましょう」といきなりの初防衛戦を会社に要求した。

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デスペラードが初戴冠、マスク剥ぎも乗り越えた

IWGPジュニアヘビー級王座ベルトを掲げるエル・デスペラード。両肩には25日に獲得したIWGPジュニアタッグ王座ベルト(新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇28日◇大阪城ホール

第5試合に組まれた3WAY形式によるIWGPジュニアヘビー級王座決定戦は、エル・デスペラードが新王者となった。BUSHI(37)、エル・ファンタズモ(34)と王座を争い、23分12秒、ピンチェ・ロコの2連発でファンタズモをフォール勝ち。5度目のIWGPジュニア王座挑戦で初戴冠となった。

3者による目まぐるしい攻防が展開され、場外戦ではデスペラードがファンタズモのマスク剥ぎに見舞われた。完全にマスクを奪われたが、スペアのマスクを装着しなおすと、リングに戻ってファンタズモに向けてスピアー、馬乗りからのナックルパート連打で怒りを示した。BUSHIのMXを回避してサドンデスで場外排除したファンタズモとの一騎打ちとなったデスペラードは、ピンチェ・ロコ2連発で3カウントを奪った。

IWGPジュニアヘビー級王座は、19日の岩手大会で左大胸筋完全断裂のけがを負い、全治6カ月と診断された高橋ヒロム(31)が25日の後楽園ホール大会で同王座を返上を表明。高橋に王座戦を託されたBUSHI、挑戦者だったファンタズモ、高橋の意向に不満を持ち、割って入ったデスペラードの3WAY形式での王座決定戦が決まっていた。

メインイベント終了後、デスペラードはIWGPヘビー、IWGPインターコンチネンタル両王座を保持する2冠王者飯伏幸太(37)への挑戦を表明。旗揚げ記念日興行となる3月4日、日本武道館大会で挑戦する見通しとなった。

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飯伏カミゴェで防衛「しょっぱかった」デスペ戦へ

カミゴェを内藤(左)に蹴りこむ飯伏(新日本プロレス提供)

<新日本:CASTLE ATTACK>◇28日◇大阪城ホール

メインイベントのIWGPインターコンチネンタル選手権試合は、IWGPヘビー級王座も同時保持する王者飯伏幸太(38)が3度目の防衛に成功した。

挑戦者内藤哲也(38)の意向で、IWGPヘビー級王座は懸けられなかった1・4東京ドーム大会以来となる同カードは、飯伏が27分50秒、カミゴェで3カウントを奪った。

内藤の旋回式DDT、雪崩式エスペランサからのグロリアと大技を浴びながらも耐え抜いた王者はスワンダイブ式ジャーマン、シットダウン式ラストライドで応戦。得意のカミゴェを切り替えされ、バレンティアでマットにたたきつけられた。しかし強烈なラリアットで局面打開し、デスティーノを浴びてもリバース式カミゴェで突き返し、最後はカミゴェの連打で膝を内藤に突き出し、フォール勝ちした。

飯伏は「ボクはいつでも誰でも、どこでも、挑戦を受けると言ってきている。いつでも、絶対に逃げない、負けない、あきらめない。そして必ず、約束は守りますよ。今日はこんなにたくさん集まってくれて本当にありがとうございました」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

試合後にはIWGPジュニア王座、IWGPジュニアタッグ王座を保持するエル・デスペラードがリングに登場。「防衛おめでとうございます、チャンピオン。こんな試合後にリングに入るのは勇気がいりますよ。今日、僕も初めてベルトを取ったのですよ、シングルで。ボクが初めてシングル挑戦したのは、誰か知っているヤツいる? 大阪でIWGPジュニア王者飯伏幸太にこてんぱんにのばされたのは何年前でしょうか? 今日やっと(ジュニアベルトを)取ったんだけど。ここ何年か、旗揚げ記念日はジュニアとヘビーの王者がシングルマッチするじゃないですか。それで、だいぶ時間かかっちゃったけど初戴冠のご祝儀を頂きに参りました。ついでにその2つのベルトが欲しいなあ。だいぶ経ったからあの時の俺じゃねえところをみせてやるかさ」と挑戦表明を受けた。

すると飯伏は「8年前だよ。いつでもいいよっていつも言っている。いつでもどこでも誰とでも、挑戦を受けますよ。久しぶりにシングルできるのは。俺は覚えているよ。しょっぱかったお前を」と王者の風格をみせた。デスペラードから8年前とは違う姿をみせつける姿勢を示されると「それをみせてもらいましょう。あと4日」と3月4日の日本武道館大会を見据えながら、IWGPヘビー、IWGPインターコンチネンタルの両ベルトを掲げた。

IWGPインターコンチネンタル王者飯伏(右)に旋回式DDTを繰り出す内藤(提供:新日本プロレス)
バックステージで立ち上がれないまま悔しそうな表情をうかべた内藤(新日本プロレス提供)
IWGPインターコンチネンタル王座の3度目防衛を成功させ、IWGPヘビー級王座のベルトとともに掲げた王者飯伏(提供:新日本プロレス)
IWGPジュニアヘビー級王座ベルトを掲げるエル・デスペラード。両肩には25日に獲得したIWGPジュニアタッグ王座ベルト(新日本プロレス提供)

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高橋ヒロムが手術決断でベルト返上 三つ巴戦が勃発

試合前、IWGPジュニアヘビー級王者のベルトを新日本プロレス菅林直樹会長(右)に返上する高橋ヒロム(撮影・中島郁夫)

<新日本プロレス後楽園大会>◇25日◇後楽園ホール◇観衆503人

19日の岩手大会で左大胸筋完全断裂のけがを負い、全治6カ月と診断された高橋ヒロム(31)が、IWGPジュニアヘビー級のベルトを返上することを明かした。

高橋は包帯を体に巻いた状態でベルトを肩にかけてリングに登場。「自分の夢はジュニアヘビー級のベルトを巻いたままゴールデンタイムで試合をすること、そして東京ドームのメインでジュニアヘビー級王座選手権をやること」と語り、夢実現のために手術を決断したことを報告した。

高橋は28日に大阪大会で行われる予定だったファンタズモとのタイトルマッチは欠場。「BUSHIさんに代わりに出て欲しい」と同ユニットの仲間に託した。これにはこの日ジュニアタッグ新王者に輝いたデスペラードが反論。高橋が返上したベルトを持ってこさせ「お前らのシングルマッチは認めない。どう考えたって次は俺だ。100万歩譲って3WAYならやってやるよ」と発言。3人でのベルト争いが勃発した。

高橋の提案に割り込んだ形のデスペラードだが、昨年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアでは王者高橋に惜敗し、準優勝。実績を伴っての発言に自信を持つ。「返上して歴史が途切れたのに、ケガしたチャンピオンの推薦でいいのか。能力のある人間が戦って奪い合うからこそのベルトだろう」と会社に提言した。

現時点で唯一タイトルへの挑戦権を持つを持つファンタズモはデスペラードの言葉にうなずき、3WAYを受けて立つ意向を見せた。BUSHIも「3WAYでも俺は別に構わない。2人に借りはあるからな。ヒロムのためにも俺がチャンピオンベルトを巻く」と仲間の分まで背負ってリングに立つ意志を見せた。

高橋の欠場によって勃発した3人のベルト争いはどのような展開になるのか。新日本の決定が待たれる。【松熊洋介】

試合前、IWGPジュニアヘビー級王者のベルトを返上する高橋ヒロム(撮影・中島郁夫)

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金丸&デスペが奪取「疑惑の右足」逆用してリベンジ

エル・ファンタスモ(中央)のまた割きをする金丸(左)とエル・デスペラード(撮影・中島郁夫)

<新日本プロレス後楽園大会>◇25日◇後楽園ホール◇観衆503人

頭脳プレーでベルトを再奪取した。IWGPジュニアタッグ選手権は、前王者で挑戦者の金丸義信(44)、エル・デスペラード組が石森太二(38)、エル・ファンタズモ(34)組を破り、3度目の戴冠を果たした。

当初対戦予定だった高橋、BUSHI組が、高橋の左大胸筋完全断裂のケガにより欠場。23日の後楽園大会で挑戦表明し、対戦が実現、リベンジに成功した。

ファンタズモの疑惑の右足を逆に利用した。終盤、金丸がファンタズモに蹴りを要求。右足を受け止めると、そのまま振り回し、石森の顔面にヒットさせた。KOされた石森にデスペラードがピンチェ・ロコを決め、3カウントで沈めた。金丸は「1発でベルト取り返してやったよ」としてやったりの表情を見せ、デスペラードも「タッグとしての能力は雲泥の差。あるべき場所にベルトが戻ってきた」と話した。

2人は今年1月23日の大田区大会で石森、ファンタズモ組に敗れ、ベルトを失った。それまでの前哨戦でファンタズモの強烈な右足の蹴りを受けていた金丸は「靴に何か入っている」と訴えたが、聞き入れられず。レフェリー2人も負傷退場する大荒れの中、またしても金丸がスーパーキックでKOされた。その後も他選手が次々と食らってもん絶。謎は解明されないままこの日を迎えていた。

背中引っかき攻撃など、卑劣な技で攻撃を仕掛ける相手に苦しみながらも勝利を手にした。金丸は「この戦い方、よく覚えとけよ。これが俺とデスペラードのタッグチームだ」。17年からパートナーを組む2人。ファンタズモの靴の謎は解明されなかったが、華麗なコンビネーションで奪ったベルトに、ようやく納得の表情を見せた。【松熊洋介】

エル・デスペラード(中央)の背中をひっかくエル・ファンタスモ。上は石森(撮影・中島郁夫)
IWGPジュニアタッグ選手権を制した金丸義信(右)・エル・デスペラード組(撮影・中島郁夫)

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ファンタズモ、石森組が“疑惑の靴”で仕留め新王者

タイトル奪取に成功しベルトを手にポーズを決める石森太二(左)とエル・ファンタズモ(撮影・滝沢徹郎)

<新日本:大田区大会>◇23日◇東京・大田区総合体育館

IWGPジュニアタッグ選手権試合は挑戦者のエル・ファンタズモ、石森太二組が、金丸義信、エル・デスペラード組に勝利し、新王者に輝いた。角瓶やベルトで殴り合い、レフェリー2人が負傷退場するなど、大荒れの試合となったが、ファンタズモが“疑惑の靴”で金丸を仕留め、3カウントを奪った。

6日の試合で強烈なスーパーキックを見舞い、金丸を沈めた際に「靴の中に何か入っているだろ」と忠告を受けていた。それでも構わずにデスペラード、DOUKIらに次々とキックを浴びせ続け、納得のいかない金丸らの怒りを買っていた。

ファンタズモは、闘志むき出しで向かってくる2人に対し、爪を立て、背中を引っかき、急所攻撃など反則技を仕掛けながらかわしていった。黄金の右足を出すも、対策を練ってきた相手にうまくかわされ、まさかの海野レフェリーにさく裂。その後、変わって出てきた浅見レフェリーの顔面にもヒットし、2人のレフェリーが犠牲となる異例の展開となった。終盤金丸に押さえ込まれ、靴ひもを解かれかけたが「狙ってくると見越して、いつもよりしっかり結んでいた」と危機を回避した。今度はスーパーキックを顔面にヒット。3度目の正直でようやく3カウントを奪った。

試合後、バックステージで靴を脱ぎ「中にあるのは赤い靴下だけだ」と潔白を主張。石森も「何もなかっただろ。これが結果だ」と念を押した。それでも靴の中は見せておらず、すべての謎は解明されないままだ。レフェリー2人を退場させたファンタズモの右足は、今後もレスラーたちを苦しめ続ける。

タッグマッチで金丸義信(左)を攻める石森太二(撮影・滝沢徹郎)

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金丸、デスペラード組V2「田口はしゃいでるだけ」

ワト(右)にレフリーを投げつけ、防御する金丸(撮影・菅敏)

<新日本:東京ドーム大会>◇5日◇東京ドーム

タッグ選手権は金丸義信(44)、エル・デスペラードの王者組が2度目の防衛に成功した。

昨年9月に苦杯をなめさせられた田口隆祐(41)、マスター・ワト(23)組と対戦。試合開始直後は若いワトが勢いに乗って攻め立て、ベテランの田口が得意の「ケツ殺法」を繰り出し、主導権を握った。攻め立てる対象はデスペラードだったが、要所で邪魔をしたのが“ヒールマスター”金丸だった。

田口とワトがデスペラードに合体技を仕掛けて追い込むが、金丸がカット。それでも田口がスライディングケツで追い込むが、ウイスキーの角瓶を持ち出した金丸に気をとられた隙にデスペラードが顔面パンチを食らわせ、さらにピンチェ・ロコで撃沈させた。

試合後、デスペラードは「何だ、あのくそバカ野郎ども。ふさげやがって。ああ、頭いてー。あー、気持ち悪い」と言いながらインタビュールームへ。「この試合、もう1回ビデオでも何でも見てみろ。印象に残っているのは何だ? 俺たちがずーっといじめてる画と田口がしりではしゃいでるだけだろ」。

金丸は「見ての通り俺らのチーム、確立してるからよぉ。ええ!? どこのチームにも負けねえよ。仮に負けたってよ、痛くもかゆくもねえよ」と自信たっぷりに語り、角瓶を手に「今日もいい酒を飲めるか、おい」と高笑いした。

※挑戦者組

▽ワト「金丸、デスペラード、こんな反則してよお、勝ったと思うなよ! 俺はまだ終わってねえ! 俺の青い炎はまだ消えてねえからな!」

▽セコンドの天山広吉「ワトはこれからの人間やと思ってるし、だから俺はこうして後押ししている。近い将来ね、彼にジュニアをけん引する人間になってもらいたい」

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高橋ヒロム2年ぶりV「何度もくじけそうになった」

エル・デスペラードを破り「BEST OF THE SUPER Jr.27」優勝を決めた高橋ヒロムはトロフィーを高々と掲げる(撮影・垰建太)

<新日本:日本武道館大会>◇11日◇ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア優勝決定戦◇日本武道館

リーグ戦2位の高橋ヒロム(31)が、同1位のエル・デスペラードに勝利し、2年ぶり2度目の優勝を飾った。

何度も名勝負を繰り広げてきたライバル同士の戦いは、途中でまさかの展開となった。高橋からマスクをはがされかけたデスペラードは、自らの手でマスクを脱ぎ取った。正体は高橋のデビュー戦の相手、三上恭佑だった。その後はお互いがヒートアップし、技の応酬となった。30分を超え、TIME BOMBで主導権を握った高橋は、その後TIME BOMB2で終止符を打った。

正体を知った高橋だったが、試合後「あいつはデスペラードだ。それ以外の何者でもない」とリング上で戦った相手をたたえた。さらに「デスペラードが相手でよかった。今の感情は好きに近いぞ。お前とはこれから先も引退するまでやり続ける。またやろうぜ」と思いを伝えた。素顔をさらすことになったデスペラードは「俺の同期最強だろ。でもリング上には高橋ヒロムとエル・デスペラードしかいなかった」とコメントを残した。

10人による、約1カ月に及ぶ戦いを制した。高橋は「長かったし、痛くて辛くて何度もくじけそうになったけど、何よりもプロレスが楽しかった」と正直な気持ちを吐露した。リーグ戦では9試合中6試合でメインを張り、試合前には相手の攻略本を持って登場するなど、会場を盛り上げた。新日本ジュニアを背負っていく立場としてファンを大事にする。「思いっ切りプロレスをして元気を与え、みんなは拍手を送り、俺たちが元気をもらう。そういうつながりが新日本プロレスとしてやってきたことだと思う」。

試合後には「戦いたい相手がいる」と言い、米国で行われている「スーパーJ-CUP」の優勝者を次戦の相手に指名した。「アメリカでもジュニアが頑張っている。単純にどっちが強いのか、やり合おう」と話した。日米の戦いを制し、最強王者を証明する。

高橋ヒロム対エル・デスペラード 高橋ヒロム(上)は「TIME BOMB」をエル・デスペラードに決める(撮影・垰建太)

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高橋ヒロム「俺とお前の歴史を」デスペラードと決勝

新日本福岡大会 11日日本武道館大会で決勝を戦うことが決まった高橋ヒロム(左)とエル・デスペラードはリング上で健闘を誓い合う(新日本プロレス提供)

<新日本:ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27福岡大会>◇6日◇福岡・福岡国際センター

リーグ最終戦が行われ、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアは、2年ぶりの優勝を狙う高橋ヒロム(31)が、マスター・ワト(23)を破り、エル・デスペラードとの決勝(11日、日本武道館)に進んだ。

また、ワールドタッグリーグは、連覇を狙うジュース・ロビンソン、デビッド・フィンレー組と、タンガ・ロア、タマ・トンガ組の対戦となった。

試合前まで勝ち点12で4人が並んでおり、勝利必須だった高橋は序盤から手を抜かなかった。多彩な蹴りで仕掛けるワトをうまくかわし、最後は強烈なラリアット、TIME BOMBで流れをつかみ、TIME BOMB2からのエビ固めで沈めた。

自身の勝利後、後の試合でSHOが敗れ、進出が決まっていた高橋。最終試合で勝利したエル・デスペラードが相手に決まり「出て来いよ」と指名を受け、リングに登場した高橋は「いい顔してんな。世界中に俺とお前の歴史を見せてやろうぜ」と不敵な笑みを見せ、にらみ合った。

リーグ戦では、2戦目となった11月18日の後楽園大会で敗れ、デスペラードから「俺は優勝する。お前はどうする?」と挑発されていた。「こんなに早くお前にリベンジできるなんてうれしいよ」と素直に喜んだ。

現在ベルトを持っていないが、今大会はリーグ戦9試合のうち、6試合でメインを戦った。優勝候補を次々と撃破し、7勝2敗。期待通りの成績を残した。毎試合攻略本を掲げ、メインでの勝利後には必ず、集まったファンにメッセージを届け続けた。11月15日の初戦勝利後には「今のこの状況の中で多くの人が会場に来てくれる。来られない人も何十万人も見てくれていると思うと力がみなぎってくる」と感謝の気持ちを語っていた。11日日本武道館で応援を力に変え、2年ぶりの頂点に立って恩返しをする。

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デスペラードがSHO下し3勝目「お前は弱くない」

新日本新潟大会 勝利後、バックステージで金丸のベルトを一緒に掲げながらインタビューに応じるエル・デスペラード(新日本プロレス提供)

<新日本プロレス:新潟大会>◇25日◇新潟・朱鷺メッセ◇ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア公式戦

IWGPジュニアタッグ王座のエル・デスペラードがSHO(31)に勝利し、3勝目を挙げた。

王者として、SHOの前に立ちはだかった。「正面から来るお前を見たいんだよ。おい、頑張れるのか」と挑発し、痛めている膝を踏み付けた。終始ダメージを与え続け、後半の攻撃に力を出させなかった。終盤、勝利を確信したポーズを取ったSHOの攻撃をかわし、一気にピンチェ・ロコを決めて沈めた。

去ろうとする敗者を呼び止め「お前は弱くない。最後まで攻め続けた。残念ながら俺の方が強かっただけだ」とチャンピオンの余裕を見せた。敗れたSHOは「あなたからいろいろ学ばせてもらっている。その学んだ強さで勝ちたかったけどな。でも楽しかったぜ」と完敗を認めるしかなかった。

「優勝するのは俺だ」。早々と宣言したのは、右膝負傷で欠場となった金丸義信の分まで、という思いがある。登場シーンでは必ず金丸のベルトも一緒に持ってリングに上がる。

「優勝する人間が弱いわけない。ノブさん(金丸)がいなくてもベルトを持って来ている。タッグチャンピオンとしてのプライドは、イコール、プロレスラーとしての俺の享受だぜ」

相棒の魂をしっかりと受け継ぎ、頂点まで突き進む。

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マスター・ワト「ひらめき」大技でデスペラード撃破

新日本群馬大会 ベスト・オブ・ザ・スーパジュニア公式戦でエル・デスペラードに勝利したマスター・ワト(左)。右はセコンドについた天山広吉(新日本プロレス提供)

<新日本:ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア公式戦群馬大会>◇23日◇G・メッセ群馬

シングルマッチで初めてメインを戦ったマスター・ワト(23)がIWGPジュニアタッグ王者のエル・デスペラードを破り、3勝目を挙げた。

見たこともない大技でデスペラードを沈めた。ティヘラから横入り式エビ固め。さらにジャックナイフ式エビ固めの連続技で、3カウントを奪った。「ひらめきです」と冷静だったが、セコンドに付いた師匠の天山も「すごいな。あんな大技持っているならもっと使っていっていいよ」と驚きを隠せなかった。

デスペラードの巧みな“口撃”で挑発に乗りかけた。場外に落とされたワトは「どうした。お父さん(天山)に助けてもらえよ」と言われ、さらに師匠の天山も「お前が相手しているやつらはこんなもんだよ」と侮辱された。試合が進むにつれ、怒りは募ったが、左膝を痛めつけられて防戦一方。暴言を浴びた師匠が見守る前であっさり負けるわけにはいかなかった。

これで3勝1敗。初のメインで劇的な逆転勝ちを収め「スーパージュニア、俺が取ったる」とリング上で優勝宣言した。天山も「これでホッとした。このままグランドマスターになって欲しい」と太鼓判を押した。師匠とがっちり握手を交わしたワトがスーパージュニアの主役に躍り出た。

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田口隆祐「反則だと思って油断した」“半ケツ”敗戦

新日本後楽園大会 試合に敗れ、納得のいかない田口隆祐(右)は海野レフェリーに詰め寄る(新日本プロレス提供)

<新日本:ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27後楽園大会>◇18日◇後楽園ホール

15年連続17回目出場の田口隆祐(41)が“半ケツ”で石森太二(37)に敗れ、1勝1敗となった。

終盤、お互いの丸め込み合戦となったが、最後は石森が田口のタイツをつかみ、押さえ込んだ。半分尻出し状態になった田口は「これは反則だと思って油断した」とぼうぜん。半ケツのまま海野レフェリーにも「(俺の)ケツ出てますよ。反則でしょ」と詰め寄ったが判定は覆らず。最後はレフェリーに尻をアイシングしてもらい、会場を後にした。

その後、インタビュールームで「そっか、出ちゃったからこっちの反則負けか。ちょっとルールを勘違いしてました」と、実際にはエビ固めでの3カウントだが、素直? に負けを認めた。もちろん納得はしていないが「敗因はそれだから。大丈夫」と切り替えた。

序盤からパフォーマンス全開だった。石森がアイドルレスラー時代に歌っていた「キープオンジャーニー」の振り付けを披露するなど、場内の拍手も味方に付けて挑発。途中、場外に逃げようとするところを止められるなど、防戦一方の時間帯もあったが、素早い身のかわしで何とかしのぎ切った。最後は勝利が見えたところで、まさかの逆転負け。連勝スタートとはならなかった。それでも初戦は優勝候補のデスペラードを破るなど、まだまだ元気な最年長は「やればベルトも遠くないはず。プロレスはできた。収穫のある試合で次につながる」と20日の次戦(マスター・ワト戦)に向け前を向いた。

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デスペラードがヒロム破り優勝宣言「間違いなく俺」

新日本後楽園大会 勝利後マイクを持ち、倒れ込む高橋ヒロム(手前)に話しかけるエル・デスペラード(新日本プロレス提供)

<新日本:ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27後楽園大会>◇18日◇後楽園ホール

IWGPジュニアタッグ王者のエル・デスペラードが、18年優勝の高橋ヒロム(31)を破り、1勝1敗とした。

高橋が持ち込んだ自攻略本の「嫌いじゃないけど今は別に嫌いじゃない」という言葉に火が付いたデスペラード。ゴング直後から左膝に狙いを定め、集中的に痛めつけた。序盤は場外戦を繰り広げ、中盤でもことあるごとに足へのダメージを負わせた。高橋は動く右足で応戦するも、最後はレフェリーのいないスキに椅子を持ち出し、容赦なく左膝に向けてたたき落とした。さらにヌメロ・ドスで締め上げ、高橋がギブアップ。納得の戦いに勝利後はリング上で笑顔を振りまいた。

その後マイクを取り、ファンに向かって「優勝するのは間違いなく俺だ」と高らかに宣言。うずくまる高橋には「お前は自分でギブアップって言ったんだ。これでもう少し、俺に興味持ってくれたかな。その足でチャンピオンになれるのか。もう1回やれるなら立てなくしてやるよ」と吐き捨てるように言った。

現在タイトル保持者でない高橋がメインを戦うことにも疑問を抱く。「あいつはチャンピオンじゃない。あいつが光れば光るほど、輝けば輝くほど俺たちの影も強くなる。頑張ってくれよ、ヒロム」と独特の言い回しで言い放った。次戦は20日、初出場の上村と対戦する。「試合が終われば誰がジュニアの顔だったかが分かる」。初戦は田口に不覚を取ったデスペラードだが、徐々にエンジンがかかってきた。

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金丸&デスペラード組IWGPジュニアタッグ初防衛

BUSHI(左)のMXに対し、海野レフェリーを楯にするデスペラード(新日本プロレス提供)

<新日本:後楽園大会>◇1日◇東京・後楽園ホール

IWGPジュニアタッグ選手権は金丸義信(44)、エル・デスペラードの王者組が高橋ヒロム(30)、BUSHI(37)組に勝利し、初防衛に成功した。

4人はゴングが鳴る前にお互いにつかみ合い、戦いがスタート。王者組に連敗中だった高橋、BUSHI組は先制攻撃を仕掛けた。

中盤はリング上で金丸、高橋の1対1が、場外でもデスペラード、BUSHIがやり合うなど、4人とも立ち上がれない状態に。デスペラードが「2、3回負けたと思った瞬間があった」と振り返るほど消耗戦となった。

海野レフェリーも負傷退場し、交代する中、最後はデスペラードがカウンターの急所攻撃からのピンチェ・ロコを決め、激戦に終止符を打った。

初防衛を果たしたが、タイトルを守って終わりではない。デスペラードは「ここから消化試合ではない。スーパーJr.がある。まだ始まったばかりだ」と次なる大会に向け意気込んだ。

息ピッタリで勝利をつかんだ2人は、会見場でも仲の良さを見せた。金丸が「顔見りゃ、何するか分かる」と言うと、デスペラードはマスク姿の自分を指さし「ほとんど分かんないですけどね」と笑みを浮かべた。

いずれは敵として戦う時も来るかもという2人。金丸は「やりたくねぇな」とつぶやきながら会場を後にした。

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