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丸藤正道、流血“因縁”村上和成をKO「思いの強さ力に」6月の武藤戦へ

プロレスリング・ノア後楽園大会 村上和成(右)に逆水平チョップを浴びせる丸藤正道(撮影・松熊洋介)

<ノア:後楽園大会>◇3日◇後楽園ホール

ノアを運営するサイバーファイト副社長も務める丸藤正道(41)が、2日連続の無観客試合の最後を、自らの勝利で締めた。

「俺たちには画面の前のみんなの声も気持ちもしっかり届いています」とカメラ越しに思いを伝えた。さらに「スタッフ、関係者のみなさん、俺たちにプロレスをさせてくれてありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

望月と組み、杉浦、村上組と対戦した試合では、序盤から劣勢の展開が続いた。コーナーに追い詰められて、2人に踏み付けられ、村上には強烈な頭突きを何度も食らった。村上とは07年6月に流血戦を繰り広げて敗れていたことを覚えていた。「プロレス人生の中で一番の流血をさせられた相手。忘れてはいない。こうやってリングに上がるとあの時のことを思い出す」と振り返った。その後、杉浦との誤爆によって村上が流血。丸藤は、前後の強烈な蹴りで村上をふらつかせ、最後は両耳をつかんでからの新型虎王・零でKOし、リングに沈めた。

4月29日名古屋大会でGHCヘビー級王者の武藤に挑戦表明。6月6日(さいたまスーパーアリーナ)の対戦が決まり「こんなところで負けていてはいけない」と、熱い気持ちをリングで表現した。同じM's allianceの同門対決となるが「俺はこのリングを守り続けてきた。それだけは絶対に負けない」とプライドをのぞかせた。

武藤との大一番はサイバーファイトが運営する、DDT、東京女子、ガンバレ☆プロレスの合同開催というビッグイベントの中で行われている。「思いの強さは絶対力になることを胸にたたき込んで武藤敬司の前に立ちます」と意気込んだ。副社長とプロレスラーの役割をしっかり果たした丸藤。「コロナもどうなるか分からないけど、やることをしっかりやって、ファンにプロレスを伝え続ける。必ず恩返しする。これからもプロレスリング・ノア、前を向いて走り続けます」と力強い言葉で締めた。【松熊洋介】

プロレスリング・ノア後楽園大会 バックステージで取材に応じる丸藤正道(左)、望月成晃組(撮影・松熊洋介)

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田中将斗2日連続で若手圧倒「すごいぞと思われるのが目標」4連戦も貪欲

プロレスリング・ノア後楽園大会 稲村愛輝(左)にエルボーを浴びせる田中将斗(撮影・松熊洋介)

<ノア:後楽園大会>◇3日◇後楽園ホール

田中将斗(48)が2日連続で若手を圧倒した。

デビュー3年目、120キロの稲村愛輝(28)とシングルマッチを戦い、13分54秒、スーパフライ2発からの片エビ固めで勝利した。序盤の場外戦や張り手合戦で圧倒した田中は、30キロ差をものともせず、雪崩式ブレーンバスターや、ボディスラムなどを浴びせ、巨体を豪快にリングにたたきつけた。

前日の清宮戦に勝利後、稲村がリングに上がり、田中をにらみ付け、対戦要求。「やってやるよ」と受けて立った。「タイヤばかり持ち上げているだけでは勝てない」と挑発していたが、実際に対戦して「軽々ポンポン投げられたね」と稲村のパワーに苦しんだ。「体を合わせてみて、あれでいいんじゃないかな。まだ3年目。今の時点であれだけ抜きんでたものがあるのは素晴らしい」と評価した。さらに「これからいろんな人間と戦っていくし、そこで課題が生まれたら、練習していけばいい」とデビュー28年目のベテランらしくアドバイスを送った。

ゼロワン所属だが、ただ参戦しているわけではない。「画面で見てくれている人に、田中すごいぞと思われるのが目標。(前日の)清宮戦含め、うまく料理して、形を残していけたら、もっと違ったカードも組まれると思う」と、貪欲な姿勢を見せた。4日は所属のゼロワン札幌大会に出場予定。1日から4連戦となるが「待っているだけじゃないし、これが僕のアピール」。48歳のパワフルおじさんは、リングに上がれば、いつでもどこでも最高のパフォーマンスで応える。【松熊洋介】

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ゼロワン田中将人が清宮海斗に勝利「売り込みに来ている」稲村挑戦も受けた

プロレスリング・ノア後楽園大会 清宮海斗(左)にスライディング弾丸エルボーを浴びせる田中将人(プロレスリング・ノア提供)

<プロレスリング・ノア後楽園大会>◇2日◇後楽園ホール◇無観客

ゼロワン所属の田中将人(48)が存在感を見せた。丸藤、武藤らのM's allianceのメンバーとして参戦している田中は、メインマッチで若手実力者の清宮海斗(24)に、シングル初対決で勝利。「ノアのリングに上がっているからには仲間だけでやっているわけにはいかない。ここで田中将人を売り込みに来ている」と力強く語った。

清宮の腰を徹底的に痛めつけ、エプロンで豪快にラリアットを決めた。中盤にはトップロープから雪崩式ブレーンバスターを決め、流れをつかみ、最後はスライディング弾丸エルボーを前後からさく裂させて3カウントを奪った。「(相手は)何個か前のGHCチャンピオン。機会を与えてもらって感謝している。この勝利が何かにつながると思う」と今後を見据えた。

デビュー28年目。新日本や全日本、NWAなどさまざまな団体のリングに立ち、多くのタイトルを取ってきたプライドがある。「若い人間にスパッと負けたら、これまでのプロレスラーや、今まで巻いてきたベルトにも失礼」と話す。試合後にはデビュー3年目、120キロの稲村からにらみ付けられシングルマッチの挑戦を受けた。タッグマッチで何度か対戦経験のある田中は「僕の若いころより全然すごい。重いタイヤを持ち上げたり、いいものを持っているのは肌で感じている」と実力を認めた上で「1つの武器だけど、パワーだけでは勝てない」とベテランの技術で強さを見せつけるつもりだ。

前日1日にはゼロワン岩手大会に出場、4日には札幌でリングに上がる予定だ。コロナ禍で延期になる興行もある中、全国を駆け巡り、ファンを元気づける。プロレス以外でも「ゼロワンお助け隊」として地域貢献や抗原検査キットの配送などにも精を出す。「28年いろんな団体で結果残してきた。若い選手に負けるわけにはいかない」。まだまだ元気いっぱいの田中は、力強いプロレスをこれからもさまざまリングから全国に届ける。【松熊洋介】

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ノア杉浦貴「今日は休みをもらいました」井上雅央との同級生対決に貫録勝利

プロレスリング・ノア後楽園大会 井上雅央(右)に「お前が走れ」と指示を出す杉浦貴(プロレスリング・ノア提供)

<プロレスリング・ノア後楽園大会>◇2日◇後楽園ホール◇無観客

GHCナショナル王者の杉浦貴(50)が井上雅央(51)との同級生対決に余裕の勝利で貫禄を見せつけた。

無観客で行われた今大会。対戦カードは登場するまで分からないというサプライズ演出の中、第4試合に登場した杉浦。静寂に包まれた会場からは普段はあまり聞きとることのできない、選手同士の会話やぶつかり合う音が響いた。

杉浦は序盤から積極的に仕掛け、場外で逃げ回る井上に詰め寄った。「休んでんじゃねえぞ、早くリングに上がれ!」。井上がようやく戻ると、今度は「お前が走れ」と井上にロープに跳ね返って、中央で待つ杉浦に攻撃してくるように指示。必死の形相で走り回る井上に対し「テンポが悪い、もっと早く!」と何度も走らせた。その後も息が上がり「ちょっと休ませてくれ」という井上の顔を容赦なく踏み付けた。最後は一瞬のスキをついて相手のお株を奪うスクールボーイで丸め込み、3カウントで勝利を収めた。

杉浦は試合後、笑顔で「まあ、会社から今日は休んでくれってことなのかな。名古屋で激しい試合をしたから今日は休みをもらいました」と余裕の表情。久しぶりの無観客となったが、集中していて気付かなかったのか「えっ、今日無観客だったの? あえて入れてないんだ。よかった~。名古屋であれだけ盛り上がって、東京は熱がないなと思っていた。ノア始まった以来の客入りだと…。良かったよ、安心した」とおどけてみせた。

4月29日の大会ではGHCナショナル王者の藤田との壮絶なビンタ合戦を制しベルトを奪取した。激闘から3日後の試合となったが軽快なパフォーマンスと、巧みな“話術”で井上を一蹴。「うっすら汗をかいたのでちょうどいい有酸素運動ができたし、疲労も取れた」と笑みを浮かべた。試合をしながら体力温存という超人ぶりを披露し、さっそうと会場を後にした。【松熊洋介】

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コロナ感染の拳王「俺にはプロレスしかない」5・15ノア後楽園大会で復帰

プロレスリング・ノア後楽園大会 リング上で5月15日の復帰を発表した拳王(プロレスリング・ノア提供)

<プロレスリング・ノア後楽園大会>◇2日◇後楽園ホール◇無観客

新型コロナウイルスに感染し、4月18日大会から欠場していた拳王(36)が、5月15日後楽園大会で復帰することを明かした。

第5試合終了後、スーツ姿でリングに上がった拳王は「医療従事者、保健所の方には感謝しています。ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げた。4月11日に知人6人で会食。そのうち3人の感染が判明した。「自宅だから大丈夫という気の緩みがあった」。39度の熱が続き、1週間ほど入院。現在練習は再開しているが「生活は普通にできているが、肺炎の方がひどくて少し動くと息が上がる。6、7キロ体重が減ったので、体力をしっかり戻して復帰したい」と明かした。

デビュー13年目で初めての欠場。「出るはずだった大会も観戦という本当に苦しかった経験だったし、考えさせられた」と胸の内を明かした。濃厚接触者と認定された同ユニット金剛の征矢、覇王、タダスケも欠場に追い込まれた。「申し訳ない気持ちでいっぱい」。普段から強気な発言で、相手やファンに訴えかけてきた拳王の謝罪。「俺にはプロレスしかない。進化を遂げてこのリングに帰ってきたい。少しの気の緩みで感染することになると、てめぇらクソ野郎どもにも警鐘を鳴らしていきたい」と拳王節で締めた。金剛全員が復帰する15日、1カ月間の悔しさをリングでぶつける。

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武藤敬司勝って認めた「俺が後見人になってやる」マサの名継ぐ北宮の強さ

マサ北宮(左)にシャイニングウィザードを決める武藤敬司(プロレスリング・ノア提供)

<プロレスリング・ノア名古屋大会>◇29日◇名古屋国際会議場

GHCヘビー級王者・武藤敬司(58)がマサ北宮(32)を破り、2度目の防衛に成功した。終盤コーナーで痛めつけられ、劣勢の武藤が突然、レフェリーを踏み台にしてシャイニングウィザードを決めて逆転。その後も前後から3連続でたたみかけて一気に沈めた。

GHCヘビー級挑戦5度目となる北宮の執念に、劣勢が続いた。110キロの体を軽々と持ち上げられ、リングにたたきつけられた。さらに18日の前哨戦でギブアップした時と同じように、監獄固めで何度も追い込まれた。「1回やって免疫はできているので大丈夫」と話していたが、想定以上の強烈な絞め技に、全く動けず、悲鳴を上げるシーンが続いた。頭突きも浴び、万事休すかと思われたが、何とかロープに逃げて切り抜けた。「勝ち負けはホント、ギリギリだった」と胸をなで下ろした。

武藤も尊敬する故・マサ斎藤さんの魂を受け継ぐ北宮との試合。「マサさんが見てくれてるんだろうなと思いながら試合をしていた」と振り返った。北宮に対しては「名前を継承していいのか査定させてもらう」と試合に挑んだが、敗戦寸前まで追い込まれた実力を素直に認めた。「マサ斎藤の名前を受け継いでいいよ。俺が後見人になってやる。本当に強くなった」。それでも米国で一緒に戦うなど、苦楽をともにしてきた斎藤さんの実力にはまだ届いていないといい「マサ(斎藤)さんはもっとデカかったし、重かった。北宮には伸びしろがあるし、もっと精進して名前を汚さないように頑張って欲しい」とエールを送った。

試合後には同じユニット「M's alliance」の丸藤が「戦って欲しい男がいます。僕とタイトルマッチいかがでしょうか」と挑戦表明。武藤は「意表を突かれた」と言いながらも、いつものLOVEポーズを見せ、笑顔で承諾した。決戦は6月6日、さいたまスーパアリーナ。ノアを旗揚げした故・三沢光晴さんのライバルだった武藤が、三沢さんを師と仰ぐ丸藤の挑戦を受けて立つ。

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ノア拳王がコロナ陽性判定、17日に発熱症状 24、29日の2大会は欠場

拳王(2021年2月5日撮影)

プロレスリング・ノアは18日、拳王(36)が新型コロナウイルス陽性判定を受けたことを発表した。

拳王は17日に発熱症状があるため、民間のPCR検査を受け、18日の後楽園大会を欠場していた。18日に医療機関で再検査を行い、20日に判明する結果で陽性が正式に認定される可能性があるという。これにより、拳王は24日(横浜ラジアントホール)と29日(名古屋国際会議場)の2大会を欠場する。

また、拳王と同じユニット・金剛のメンバーである征矢学(36)、覇王(35)、タダスケ(35)も移動や食事で同席する機会が多く、拳王の結果次第で濃厚接触者の可能性があるため、両大会を欠場する。ノア所属の選手では、今年1月に大原はじめが定期PCR検査で陽性判定を受けていた。

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武藤敬司が王者初敗戦、監獄固めに悲鳴…まさかのギブアップ 試合後は無言

プロレスリング・ノア後楽園大会 マサ北宮(左)の監獄固めで悲鳴を上げる武藤敬司(プロレスリング・ノア提供)

<ノア:後楽園大会>◇18日◇東京・後楽園ホール

GHCヘビー級王者の武藤敬司(58)が、2月に王者になって以来、初めて敗れた。

4月29日名古屋大会で防衛戦を戦うマサ北宮(32)との前哨戦で、監獄固めで足をキメられ、まさかのギブアップ。昨年4月のノア参戦後、武藤自身が敗れるのは、今年1月4日に潮崎に3カウントを奪われて以来、2度目の屈辱となった。

2度の北宮の監獄固めに珍しく激しい悲鳴を上げた。完全に膝の上に乗られ、身動きが取れなかった。1度目は丸藤がカットに入り、何とか逃れたが、2度目はなすすべなく、叫ぶことしかできなかった。頭突きをくらい、額から流血。レフェリーが試合を止めた。試合後は悔しそうな表情を見せ、無言で会場を後にした。

先発を買って出るなど、序盤から軽快な動きを見せていたが、北宮の逆襲に屈した。2月12日に初戴冠、3月14日に初防衛戦を行った。普段から「タイトルマッチは年数回でいいと思っているが、ノアが許してくれないんだよ」とぼやくが、約1カ月ぶりの試合で躍動した。串刺しシャイニングウィザード、ドラゴンスクリューなど、技を試しながら、足4の字固めなどで相手を追い込んでいただけに悔しい敗戦となった。

武藤のお株を奪うような得意の足技で、ギブアップさせた北宮は「チャンピオン、膝の調子はどうだ? 何度でもたたきつけてやる」と自信満々。さらにGHCヘビー級5度目の挑戦となる29日の本番に向けて「これまでいろんな悔しい思いをしてきた。テメェとはベルトに対する執念が違うんだよ」と言い放った。

タイトルマッチまで残り10日。武藤は試合直後、痛めた膝を押さえるシーンもあったが、仲間の手を借りず、1人で花道を歩いて帰り、元気な様子を見せた。「せっかくベルトを取ったから、少しは防衛を重ねていきたい」と語る武藤。タイトル獲得から2カ月。まだベルトを手放すわけにはいかない。

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王者藤田和之がエルボー&張り手の殴り合い制す KOされた杉浦は動けず

ノア後楽園大会 ケンドー・カシンと桜庭和志が場外でやり合う(左側)中、リング上でお互いをにらみ付ける藤田和之(右)と杉浦貴(撮影・松熊洋介)

<ノア:後楽園大会>◇18日◇後楽園ホール

GHCナショナル王者の藤田和之(50)が、顔面蹴り3発で杉浦貴(50)をKOした。

4月29日の前哨戦となった今試合。藤田はカシンと組み、杉浦、桜庭組と対戦。投げ技も組むことも1度もなく、エルボー、張り手の殴り合いを制し、杉浦をリングに沈めた。敗れた杉浦は自力で動くことができず、仲間に抱えられて退場。29日の本番に向け、不安を露呈した。

ともに2番手で出場した両者は、先発のカシンと桜庭がやり合っている間も、試合も見ることなく、両コーナーからにらみ合った。2人の試合が場外戦に持ち込まれると、今度はリングに入って再びにらみ合い。その後、お互いに試合権利を得ると、雄たけびを上げながら強烈なエルボー合戦を始め、その激しさに観客も引き込まれていった。最後はうずくまる杉浦の顔面に豪快にサッカーボールキックを3度蹴り込んだ。

普段は同じ杉浦軍として一緒にタッグを組むことが多いが、杉浦が「たとえ仲間であっても強いやつとやりたい」と挑戦を持ち掛け、対戦が実現。藤田は「どんな相手ともやる」と受けて立った。総合格闘家としての経験もあり、さまざまな団体を渡り歩いてきた藤田。杉浦軍のリーダーであろうが、リングに上がれば関係ない。この日は約5分だけだったが、長いときには30分以上も視線をそらさずににらみ付けることもある。試合後は「次は名古屋。以上」と一言でバックステージを去った。男・藤田はリングの上だけで結果を見せる。

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NOSAWA論外が前哨戦を秒殺、初タイトルへ弾み

HAYATAに勝利後、TシャツのNOAHの文字を指さしながら「ベルトを取る」と豪語するNOSAWA論外(撮影・松熊洋介)

<プロレスリング・ノア:横浜大会>◇3日◇横浜ラジアントホール

29日名古屋大会でGHCジュニアタッグ選手権試合に挑むNOSAWA論外(44)が前哨戦でHAYATA(33)をわずか2分39秒で退け、ノアでの初タイトルに弾みを付けた。

勝利後、相手をにらみ付けながらさっそうと会場をあとにしたNOSAWAはTシャツに書かれたNOAHの文字を指さしながら「俺がタイトル取った方が盛り上がるだろう」と豪語した。

気合十分で挑んだシングルマッチ。いきなり相手の足を引っかけて倒すと、得意技の超高校級ラ・マヒストラルを仕掛けた。その後HAYATAの変形ブラディサンデーを切り返すと、急所を蹴り上げ、丸め込んであっさり3カウントを奪った。

直後の試合ではジュニアタッグのパートナーである日高が小川との前哨戦を戦っていたが、ほとんどダメージを負っていないNOSAWAは、バックステージでコメント後、すぐにリング下で偵察。小川の動きを見ながら日高にアドバイスを送った。途中でレフェリーを引きつけ、2人の攻撃をアシスト。日高も小川の左足を攻め続けて応え、優位に試合を進めた。その後HAYATAが乱入し、日高組の反則勝ちに。顔面に蹴りを食らっていたNOSAWAは、ゴングの後、さらにバックステージでもHAYATAを襲撃。「俺の顔に蹴り入れやがって」と怒りをあらわにした。

3月21日後楽園大会で挑戦表明。「人の彼女ってかわいく見えたりする。久しぶりにあのベルトが欲しくなった。俺は人生の中で何回か挑戦して届かなかったんで」。いつもは杉浦軍の裏方的存在でサポートするタイプのNOSAWAが、久しぶりのタイトル挑戦に闘志を燃やした。「歴史に名を残したい」。前哨戦残り3戦。本気モードのNOSAWAが初ベルトに向かって突き進み、29日、主役の座を奪い取る。

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6月サイバーファイトフェス DDTとノアが対抗戦

6月6日のサイバーファイトフェスティバル2021で対抗戦を行う、ノアの稲村愛輝(右)、清宮海斗(同2人目)とDDTの竹下幸之介(同3人目)、上野勇希(撮影・松熊洋介)

プロレスリング・ノアなどの運営会社であるサイバーファイトは24日、6月6日に行われる「サイバーファイトフェスティバル2021」(さいたまスーパーアリーナ)の一部カードを発表した。同大会はサイバーファイトが運営するノア、DDT、東京女子、ガンバレ☆プロレスによる合同興行で、この日はDDTとノアの対抗戦2カードが発表された。

ノアの清宮海斗(24)は稲村愛輝(28)と組み、DDTの竹下幸之介(25)、上野勇希(25)組と対戦する。「しっかりと勝負にこだわって勝つ」と意気込んだ。運営会社が同じでも団体は別。「これをきっかけにファンは交流戦を期待するかもしれないが、自分にとっては通過点。この大会で主役になって自分の居場所を確定させたい」。対抗戦で勝利して、自分たちの地位を確立させるつもりだ。

今月14日の福岡大会でGHCヘビー級王者の武藤に挑戦し、完敗。脳振とうで欠場した21日の後楽園大会では「一からはい上がる」と再起を誓っていた。DDTで実力を付けてきた同年代に勝利し、ノアの強さを見せつける。

DDTの2人も覚悟を持って挑む。ユニバーサル王者の上野は「タイトルマッチもやりたかったが、カードを聞いて、この2人と戦いたいと思った。(DDTは)楽しいだけじゃない。強さもある。それを証明して、舐められないようにする」と闘志を燃やした。竹下も「交流戦ではなく対抗戦。ノアの方が上と思われがちだが、なめんなよ、という気持ち。この試合を見たら分かると思う」。対戦経験もほとんどない4人が、さいたまスーパーアリーナのリングを熱くする。

同大会では、GHCヘビー級選手権(ノア)やKO-D無差別級選手権試合(DDT)、プリンセス・オブ・プリンセス(東京女子)の3大タイトルマッチが行われることが決定している。

藤田和之が初GHCタイトル「頂点には変わらない」

ノア後楽園大会 GHCナショナル王者に輝いた藤田和之(撮影・松熊洋介)

<ノア:後楽園大会>◇21日◇東京・後楽園ホール

GHCナショナル選手権試合は挑戦者の藤田和之(50)が王者・拳王(36)を体固めで破り、初のGHCタイトルに輝いた。

藤田には杉浦軍の、拳王には金剛の選手たちが総勢で見守る中、開始からにらみ合いが続いた。観客の手拍子が続く中、お互いに視線をそらすことなく、相手の目だけを見つめ、7分半。昨年3月には潮崎と30分以上にらみ合ったことからすれば、だいぶ短いが、時間が経つごとに緊張感が増していった。

拳王の仕掛けで始まったが、内容でもパワーでも勝っていた。強烈な右足の蹴りを浴びせる拳王に「もっと来いよ」と挑発。30発以上を受けてもリングに立ち続けた。途中からは張り手で応戦。最後はパワーボムから顔面を蹴り上げ、3カウントを奪った。

もともと多くを語る方ではなく、リングの上で気持ちを表現する。挑戦者に指名された、7日の横浜武道館大会では「そういうことなので」と会場を後にした。今試合後も感想を聞かれた藤田は「あいつ(拳王)は男だよ」と一言。次戦は同門の杉浦の挑戦を受けるが「基本はいつ、何時でもやる」と語った。ノアでの初めてのタイトル。「どんなに高い山でも低い山でも頂点には変わらない」。相手が誰であろうとも、王者のプライドを維持し、真っすぐにただ勝利だけを追い求める。

ノア後楽園大会 GHCナショナル王者に輝いた藤田和之(撮影・松熊洋介)

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ノア新人矢野安崇、勝って両親に勇姿を/プロに聞く

コーナーポストから大原はじめ(手前)にフライングボディアタックを決める矢野安崇(撮影・丹羽敏通)

各界のプロフェッショナルの子ども時代や競技との出会いなどに迫る「プロに聞く」。今回はプロレスリング・ノアの矢野安崇(20)。昨年10月に同団体では18年の岡田欣也(28)以来、2年ぶりの新人としてプロデビューした。小学生からの夢だったプロレスラーを初志貫徹で実現した。家族からの理解やデビューまでの道のり、初勝利への意気込みを聞いた。

   ◇   ◇   ◇

昨年10月、楽しみにしていたプロデビュー戦は、わずか5分で岡田に完敗した。矢野は観客の大きな拍手を受けて入場。166センチ、74キロの小柄な体でフライングボディアタックこそ決めたが、岡田の容赦ないエルボードロップやミドルキックを浴び、リングに沈んだ。「全然まだまだ。コーナーやロープに振ったりとリングをうまく使えていない」と力の差を痛感させられた。ただ、両親からは「本当になると思っていなかった。おめでとう」と喜ばれ、兄は観戦に来てくれた。

プロレスラーになりたいという夢を持ったのは小学生の頃。ゲームや映像を見て興味を抱いた。友だちに動画を見せて技をかけた。小柄ながら体は丈夫で「腕相撲は強い方だった」と振り返る。小6時に両親に打ち明けたが、なかなか理解されなかった。

母からは「すぐに(夢は)変わるだろう」と言われた。夢をかなえるため、兄のダンベルを借りてひそかに特訓を重ねた。中学時代は陸上部に入った。近隣の高校のレスリング部へ参加も並行して考えたが、半信半疑ながら応援してくれた父からは「基礎体力をつけてから」と促され、体作りに集中した。

高校では夢への第1歩としてレスリング部に入部。全国総体出場の実績も残した。大学進学や企業就職の道もあったが、回り道になると判断してやめた。プロテストは卒業前の19年3月。落ちると後がない中、見事一発合格。それでも、家族からは「まだデビューしたわけじゃない」と心からの祝福は得られなかった。

合格後は入門に備え、たくさん食べて練習も積んだ。自信もあった。しかし、入門後は1日2時間の基礎練習にさえ、苦しんだ。「これだけやってもダメなのか」。腹筋、ブリッジ、スクワット…。プロテスト時の倍以上の量に自信は打ち砕かれた。「本当に続くのかな」。新人扱いはされず、味わったことのない筋肉痛でフラフラになりながら道場へ通う毎日。上京して電車の乗り方も分からず、生活習慣の違いにも悩まされた。食事も喉を通らず、80キロだった体重は数カ月で68キロに。ホームシックにもなった。それでも逃げなかった。幼少時からずっと追い求めてきた夢。道場では筋トレ、リングでは先輩との練習で技を盗み、持ち帰って研究した。

入門から1年7カ月後、ようやくプロとしてリングに立った。1年以内でデビューする選手もいるが、ノアの関係者によると「入門後プロデビューできるのは1割未満」という狭き門。矢野は「聞いたときは泣きそうなくらいうれしかった」。家族に夢を打ち明けてから約8年。ようやく理解された瞬間だった。ただ、これまで20試合以上に出場し、シングルは(14日現在)12試合戦って未勝利。さらにコロナ禍もあり、愛媛の両親には勇姿を見せられていない。

矢野 勝利した姿を見せて、中途半端じゃなかったことを伝えたい。自分の人生なので後悔しないように今でも生きている。地元凱旋(がいせん)も楽しみ。

レスラーを目指す子どもたちには「避けたりせず、技を食らっても、最後に勝つのが醍醐味(だいごみ)。自分の体をコントロールすることが大事。くじけることもあると思うけど、最後に笑えたらいい」。プロレスにも、自分の人生にも真っすぐ向き合ってきた20歳のルーキーは「ジュニアの顔になりたい」という次なる夢に向かい、リングに立ち続ける。【松熊洋介】

◆矢野安崇(やの・やすたか) 2000年(平12)8月10日、愛媛県生まれ。中学時代は陸上部、今治工時代はレスリング部に所属し80キロ級で総体出場。19年3月にノアに入門。20年10月28日、岡田戦でプロデビュー。目標とする選手は鈴木鼓太郎。家族は両親と兄2人、姉2人、弟1人。

ドロップキックを浴びせる矢野安崇(撮影・丹羽敏通)

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宮本和志が公開練習 スダリオ剛の印象「涙もろい」

公開練習を行った宮本和志。左はラッキィ池田似の振り付け仮面。右はタッピィ池田((C)RIZIN FF)

RIZIN27大会(21日、愛知・日本ガイシホール)に出場するプロレスラーの宮本和志(42=和志組)が15日、公開練習を行った。

冒頭スクワットを行っていた宮本のもとに突然、ラッキィ池田扮(ふん)するマスクマンが「タッピィ池田です」という女性とともに登場。「振り付け仮面です」と名乗り、突然「プロレス体操で体をほぐしていきましょう」と宮本に促した。突然の出来事に驚いた様子の宮本だったが「プロレスの醍醐味(だいごみ)が詰まっているという、あの伝説の体操ですね」となぜかノリノリ。3人で元気に体操を始めた。その後もスパーリングなどは行わず、振り付け仮面が持ち出したヤカンを回してトレーニングを続け、異例の内容でそのまま終了した。

練習後、取材に応じた宮本は「ワクワクしていて、早く試合が来ないかなという感じ」と6日後に迫った大会を心待ちにした。対戦相手は大相撲元十両のスダリオ剛(23)。「パワーでは誰にも負けない」と力勝負に自信を持つ。ベンチプレスは300キロを上げたこともあるという。「真っ向勝負でいく」と話すものの、相手について聞かれると「涙もろいところがある」と謎の回答。対策については「お楽しみ」と答え、相手に勝っている点は「絶対的に勝っているのは年齢」とはぐらかした。

01年にプロレスデビューした宮本は、新日本、全日本、ノア、ゼロワンなど数々の団体を渡り歩き、米国での修業も経験。「何にでも対応できるのがプロレスラー。やることは変わらない」と自信を見せた。若手時代に指導を受けたケンドー・カシンからは、練習や食事などのアドバイスをもらったという。「(カシンに)たくさん技を食らわされてきた。その数だけ強くなってきたと思う。勝って吉報を届けたい」と明かした。

全日本時代には藤原喜明のもとで練習もした。「先輩方が築き上げてきた礎というのをここでガツンと見せたい」と教わったことを無駄にはしない。「作戦に関しては秘密」と改めて語った宮本。公開練習も含め、謎だらけだが、すべては21日、リングの上で明らかにする。【松熊洋介】

公開練習でヤカンを持ってトレーニングする宮本和志(中央)。左はラッキィ池田似の振り付け仮面。右はタッピィ池田((C)RIZIN FF)

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武藤敬司が初防衛「有酸素プロレスやっちゃったよ」

ノア GREAT VOYAGE 2021 in FUKUOKA 武藤敬司対清宮海斗 初防衛に成功した武藤敬司(撮影・屋方直哉)

<ノア:福岡大会>◇14日◇福岡国際センター

GHCヘビー級王者で58歳の武藤敬司が、清宮海斗(24)の挑戦を退け、初防衛に成功した。

武藤が限界を超えた。若き挑戦者の執拗(しつよう)な絞め技で体力を奪われた。清宮のジャーマンスープレックスホールドでカウント2。花道からダッシュでスピードに乗ったウルトラタイガードロップにも耐えた。激しい攻めをしのぐと、トップロープから雪崩式フランケンシュタイナーで形勢逆転。年齢からは考えられない大技に、会場はどよめいた。さらに、ドラゴンスクリューで弱らせ、シャイニングウィザードから腕ひしぎ逆十字固めで勝負を決めた。王者は清宮のスタイルが昔の米国のプロレスに似ているとし「やっていて楽しかったですよ。でも、(会場が)暑かった。有酸素プロレスやっちゃったよ」と独特の言い回しで、激闘を振り返った。

歩んできたプロレスの道で、歴史を刻んできた。主要団体(ノア、新日本、全日本)の3大メジャータイトルを獲得(史上3人目)。18年3月、変形性ヒザ関節症を発症。人工関節を埋め、第一戦に復帰した。この日は34歳下の挑戦者。武藤の息子と同じ年だ。王者は清宮を“仮想息子”とし「おやじが息子に負けたら威厳がなくなる。意地でも負けられない部分があるんですよ」と執念の勝利だった。

試合後にGHCタッグ選手権者のマサ北宮(32)が挑戦を表明した。防衛を終えたばかりの58歳は「休む暇を与えてもらえない。でも、片っ端から挑戦を受けてやりましょう」と力強く宣言した。【南谷竜則】

ノア GREAT VOYAGE 2021 in FUKUOKA 武藤敬司対清宮海斗 シャイニングウイザードを決める武藤(撮影・屋方直哉)

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小峠篤司が死闘制し新王者「最後は飛んじゃってて」

小峠篤司(2019年1月6日撮影)

<ノア:福岡大会>◇14日◇福岡国際センター

GHCジュニアヘビー級選手権は挑戦者の小峠篤司(35)が、王者・吉岡世起(33)を破り、新チャンピオンに輝いた。

死闘だった。吉岡が右膝を顔面にたたき込めば、小峠もカウンターの強烈なランニングニーで返した。攻守がめまぐるしく入れ替わる中、最後は小峠がキルスイッチでフォールを奪った。新王者は「最後の方はもう(意識が)飛んじゃってて、セコンドからゲキをもらって、(ベルトを)取らせてもらった感じ。ジュニアは実力者ばっかりなので、来るやつを拒まず、お客さんに熱いものを見せていきます」と新たなチャンピオンロードを歩むことを誓った。

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拳王負けて「これで終わりは許さねえぞ!」即再試合

拳王

<ノア:福岡大会>◇14日◇福岡国際センター

GHCナショナル王者の拳王(36)が、次期挑戦者・藤田和之(50)との前哨戦(6人タッグマッチ)で敗れた。

異例の再試合だった。1試合目、両者リングアウト。決着がつかず、拳王がリング上で「おい!最後の前哨戦。これで終わりは許さねえぞ!」と叫び、再度ゴングが鳴らされた。

再試合では拳王がキックで攻めれば、藤田がエルボーで応戦した。最後は拳王が場外でカシンにアクリル板で抑え付けられ、身動きが取れない間に、藤田が覇王にパワーボムで3カウントを奪った。

試合後、報道陣の前に現れた拳王は「なめんじゃねぇぞ」とほえると、藤田が現れ「負けたやつは帰れ!」とここでも乱闘。王者は去り際に「なめんじゃねえぞ!」ともう1度叫び、7度目の防衛戦(21日、後楽園ホール)へ闘志を燃やした。

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ノア拳王V6一夜明け、次期挑戦者に藤田和之を指名

7日の横浜武道館大会でGHCナショナル王座6度目の防衛に成功し、一夜明け会見に出席した拳王(撮影・松熊洋介)

7日に行われたプロレスリング・ノア横浜武道館大会で、6度目の防衛に成功したGHCナショナル王者拳王(36)が8日、都内で一夜明け会見に臨んだ。

2月12日のV5達成以後、挑戦表明を受けたケンドー・カシンから何度も襲撃を受けていたが、試合では無難に退け「クセの強い相手を倒すことができ、またこのベルトの価値を上げることができてうれしく思う」と喜びを語った。

次期挑戦者には「強さの象徴」だという藤田和之(50)を指名。「いい試合、おもしろい試合ではダメ。勝って強さを見せつける」と力強く語った。これまで桜庭、船木ら並み居る強豪を倒してきたが、50代前後の選手が多く「老人ホーム化している」と懸念する。2月15日には58歳武藤が加入。「喜んでいるやつらが多いと思うが、オッサンが入って未来が見えるのか。10年経ったらつぶれてしまうぞ」。プロレスラー=最強を唱え、ノアを業界一の団体にすることを夢見る拳王は「オジサン」レスラーたちを倒し、さらなる高みを目指す。

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武藤敬司「見事にフラれた」共演長瀬智也の勧誘失敗

14日福岡大会でのGHCヘビー級選手権の調印式を行った武藤敬司(左)と挑戦者の清宮海斗(撮影・松熊洋介)

プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者武藤敬司(58)が8日、都内での初防衛戦(14日、福岡国際センター)の調印式に出席した。前日7日横浜武道館大会では、挑戦者の清宮海斗(24)との前哨戦に勝利したが、途中で試したスペースローリングエルボーは不発。「引き出しを開こうと思ったら、さびてて使えなかったので、精神的に落ち込んでいる」と珍しく弱気な一面を見せた。

2月12日の初戴冠後は清宮のことを「安パイ」と呼んでいたが「半年前、1度戦って勝っているが、そんな中で名乗り出てきた。何かプラスアルファがあるから出てきたんだと思う。今の清宮は何でもスポンジのように吸収しているので、ジレンマや怒りを感じている」と警戒した。

数日前には腸炎になり、7日の試合も「本当にしんどかった」と明かしたが「先週で良かった。14日にベストに持っていく」と1週間でしっかり建て直す。

58歳で頂点に立ち、ノアを引っ張る男は、リング外での活動もしっかりこなす。

最近では放送中のTBS系のドラマ「俺の家の話」にも出演。共演したTOKIO長瀬智也の体つきを見て「才能を感じる」と評価し「プロレスやらない?」と誘ったという。

「イベントとかに出てもらおうと思ったけど、見事にフラれた」と残念がったが、行きつけのお店など共通の話題で盛り上がり「楽しい撮影だった」と明かした。

そんな刺激も受けながら、久しぶりの福岡での試合となる。思い出を聞かれた武藤は「天龍さんとIWGP(ヘビー級王座)をかけて戦ったし、猪木さんやホーガンともやって、それなりの作品は残している」と相性のいい地での勝利に意欲をみせた。【松熊洋介】

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ノア武藤敬司が清宮海斗との前哨戦勝利「俺も必死」

清宮(右)にショルダータックルを浴びせる武藤(撮影・中島郁夫)

<ノア:横浜大会>◇7日◇横浜武道館

GHCヘビー級王者の武藤敬司(58)が清宮海斗(24)との前哨戦に勝利した。2月24日に続いて連勝、好調を維持したまま、14日(福岡)の初防衛戦を迎える。

万全ではなかった。数日前に腸炎を患い「5キロほど落とした」状態でも、清宮、稲村にシャイニングウィザード、ドラゴンスクリューなどの得意技が次々と飛び出した。さらに「前哨戦だからやってみた」とスペースローリングエルボーにも挑戦したが、途中で失敗。「頭では分かっていたが、体が動かなかった。今日で良かった。今度はトランポリン置いておいてくれ」と周囲を笑わせた。

「今日は俺も必死だった。体調不良もあった中、あそこまでできる自分をほめてやりたい」と納得の表情。タイトルを取るには「天運を味方に付けないと勝てない」と慎重になっているが、技もトークも好調な58歳に死角はない。

武藤(下)にドロップキックを浴びせる清宮(撮影・中島郁夫)

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